JPH08319445A - 生分解性インキ組成物 - Google Patents
生分解性インキ組成物Info
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- JPH08319445A JPH08319445A JP25570995A JP25570995A JPH08319445A JP H08319445 A JPH08319445 A JP H08319445A JP 25570995 A JP25570995 A JP 25570995A JP 25570995 A JP25570995 A JP 25570995A JP H08319445 A JPH08319445 A JP H08319445A
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Abstract
来と同レベルの印刷適正を有する生分解性のインキ組成
物を提供する。 【解決手段】 バインダー樹脂と、そのバインダー樹脂
を溶解することができる溶媒と、着色顔料又は磁性顔料
とからなり、バインダー樹脂としてポリカプロラクト
ン、D−乳酸とL−乳酸との共重合体からなるポリ乳酸
又はポリビニルアルコールを使用する。ポリカプロラク
トン又はポリ乳酸を使用する場合、溶媒としては、トル
エン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムア
ミド、テトラヒドロフラン、メチルイソブチルケトン、
ブチルセロソルブ、ε−カプロラクトン、n−ブチルア
セテート、エチルセロソルブアセテート及びイソホロン
からなる群から選択される少なくとも一つを使用する。
ポリビニルアルコールを使用する場合、溶媒として水を
使用する。
Description
等の種々の基材上に印刷層やコーティング層あるいは磁
性層を形成するためのインキ組成物に関し、より詳しく
は土中もしくは水中等で微生物の代謝によって分解され
る生分解性インキ組成物に関する。
装材料、建材、玩具、教材等をはじめとして様々な分野
において、バーコード、絵柄模様、文字などの可視情報
記録層や、磁気情報記録のための磁性層を、紙やプラス
チックフィルムあるいはシートなどの基材上に、種々の
印刷法や塗工法を利用して形成することが行なわれてい
る。この形成の際には、通常、非生分解性のバインダー
樹脂、着色顔料あるいは磁性顔料及び溶媒からなるイン
キ組成物が使用されている。
工された印刷物や塗工物は、使用後にはゴミとしてその
大半が焼却処分あるいは埋め立て処理されている。特
に、基材としてプラスチックを使用した印刷物等に関し
ては、ほとんど焼却されずに埋め立てられている。これ
は、焼却温度が高温となって焼却炉の耐久性の低下や、
排ガスによる大気汚染の発生などの問題が生ずるからで
ある。
非常に安定であるため、埋め立て処理された場合には土
中で分解することなく半永久的に存在しつづけ、結果的
に生態系のバランスを崩し、環境を破壊するという問題
を有する。
の微生物によって分解される性質を有する生分解性プラ
スチック(特開昭57−150393号公報、特開昭5
9−220192号公報、特開昭63−260912号
公報等)を印刷物の基材として使用し、その基材上に従
来のインキ組成物からなる印刷層あるいはコーティング
層や磁性層を形成することが試みられている。
うな生分解性基材上に従来のインキ組成物により印刷等
を施したものは、土中に埋め立て処理した場合、その基
材は分解されるがインキ組成物で形成された印刷層ある
いは磁性層は生分解されずに土中に半永久的に残存し、
環境に悪影響を与えるという問題を有する。
3号公報、特開昭59−220192号公報、特開昭6
3−260912号公報等に記載されている生分解性プ
ラスチックをインキ組成物のバインダー樹脂として使用
することが考えられる。しかし、これらの生分解性樹脂
は、人体や地球環境上に悪影響を有する塩化メチレンや
パークロルエチレンなどのハロゲン系有機溶媒に対し良
好な溶解性を示すが、グラビア印刷用の一般的な溶剤、
例えばトルエン、メチルエチルケトン等や、スクリーン
印刷用の一般的な溶剤、例えばブチルセルソルブ、ε−
カプロラクトン等の汎用非ハロゲン系有機溶剤に対して
良好な溶解性を示さないという問題がある。このため、
上述の生分解性樹脂と汎用非ハロゲン系有機溶剤とを使
用して従来と同レベルの印刷適性を示すインキ組成物は
未だ得られていないというのが現状である。
ようとするものであり、即ち、ハロゲン系有機溶剤を使
用することなく、従来と同レベルの印刷適正を有する生
分解性のインキ組成物を提供することを課題とする。
脂のポリカプロラクトン及びD−乳酸とL−乳酸とを共
重合させて得られるポリ乳酸の双方が、それぞれ特定の
汎用非ハロゲン系有機溶媒に良好に溶解するので油性の
生分解性インキ組成物のバインダー樹脂として適してい
ること、また水に良好に溶解するポリビニルアルコール
が水性の生分解性インキ組成物のバインダー樹脂として
適していることを見出し、本発明を完成するに至った。
バインダー樹脂を溶解することができる溶媒と、着色顔
料又は磁性顔料とからなり、バインダー樹脂が、式
(1)の生分解性のポリカプロラクトン、
乳酸との共重合体からなる式(2)の生分解性のポリ乳
酸、
キシル基で置換されてもよい炭素数1〜50のアルキル
基である。)又は生分解性のポリビニルアルコールを含
有することを特徴とする生分解性インキ組成物を提供す
る。
は、バインダー樹脂として式(1)のポリカプロラクト
ン、式(2)のポリ乳酸又はポリビニルアルコールを使
用する。これらの樹脂は、いずれも土壌中あるいは活性
汚泥中で黴、細菌、酵母等の微生物の作用によって、よ
り低分子量のオリゴマーやモノマー、あるいはさらに低
分子の物質にまで分解される性質を有する。従って、バ
インダー樹脂としてこれらの樹脂を使用するインキ組成
物から形成された印刷層あるいは塗工層は生分解性とな
る。また、これらの生分解性樹脂の他にバインダー樹脂
として塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などの他の樹脂
を併用した場合でも、印刷層あるいは塗工層はこれらの
生分解性樹脂部分で生分解を受けるために、全体として
形状が保持できなくなり、微小片に崩壊する。
(1)のポリカプロラクトン又は式(2)のポリ乳酸は
特定の汎用非ハロゲン系溶媒に良好に溶解する。また、
ポリビニルアルコールは水に良好に溶解する。従って、
これらの生分解性樹脂を使用すれば、人体や地球環境に
悪影響を与えるハロゲン系溶剤を使用することなく、汎
用非ハロゲン系溶媒あるいは水を使用して生分解性イン
キ組成物を調製することができる。
合、優れた可撓性を有するので、磁性層の形成時にカー
ルの発生を防止するためにインキ組成物に従来より添加
されていたウレタンエラストマーを省略することができ
る。
その分子量が小さすぎると成膜性が低下し、大きすぎる
と溶剤への溶解性が低下するので、好ましくは10,0
00〜100,000、より好ましくは40,000〜
70,000のものを使用する。従って、重合度を示す
nは、好ましくは分子量が10,000〜100,00
0となる数である。
ー樹脂中の配合割合は、少な過ぎるとそれから形成され
る印刷層や磁気記録層の生分解速度が低くなりすぎるの
で、好ましくは20重量%以上、より好ましくは35重
量%以上とする。なお、バインダー樹脂をポリカプロラ
クトン100%から構成してもよいが、生分解性インキ
組成物の印刷適性や塗工性、得られる磁気記録層の機械
的性質等を考慮することによりバインダー中における上
限の配合割合は適宜決定される。
乳酸とL−乳酸との共重合体を使用する。このように共
重合させたポリ乳酸は結晶性が小さくなり、汎用非ハロ
ゲン系有機溶媒に対する溶解性が向上する。ここで、式
(2)のポリ乳酸中におけるD−乳酸ユニットとL−乳
酸ユニットとの重量比は、好ましくは2:8〜8:2と
する。また、式(2)のポリ乳酸としては、その分子量
が小さ過ぎると成膜性が低下し、大きすぎると溶剤への
溶解性が低下するので、好ましくは10,000〜15
0,000、より好ましくは80,000〜120,0
00のものを使用する。重合度を示すmは、小さ過ぎる
とインキ組成物の成膜性や得られる膜の膜強度が不十分
となるので10以上であることが好ましい。より好まし
くは分子量が80,000〜120,000となる数で
ある。また、1位がカルボキシル基で置換されてもよい
炭素数1〜50のアルキル基であるXの具体例として
は、1−カルボキシルメチル、1−カルボキシルエチル
等を挙げることができる。
配合割合は、少な過ぎるとそれから形成される印刷層や
磁気記録層の生分解速度が低くなりすぎるので、好まし
くは20重量%以上、より好ましくは35重量%以上と
する。なお、バインダー樹脂をポリ乳酸100%から構
成してもよいが、生分解性インキ組成物の印刷適性や塗
工性、得られる磁気記録層の機械的性質等を考慮するこ
とによりバインダー中における上限の配合割合は適宜決
定される。
ンダー樹脂として使用した場合、更に、従来よりインキ
組成物において用いられているような樹脂をバインダー
樹脂として使用することができ、例えば、ニトロセルロ
ース、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル
樹脂などから選択される少なくとも一つのポリマーを含
有させることができる。
トン又は式(2)のポリ乳酸に適した溶剤として、トル
エン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムア
ミド、テトラヒドロフラン、メチルイソブチルケトン、
ブチルセロソルブ、ε−カプロラクトン、n−ブチルア
セテート、エチルセロソルブアセテート及びイソホロン
からなる群から選択される少なくとも一つを使用する。
これらの溶剤は、生分解性樹脂の種類や分子量、利用す
る印刷方法あるいはその印刷条件などに応じて、一種の
みで又は二種以上を混合して使用することができる。例
えば、グラビア印刷の場合にはトルエン、キシレン、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ジオ
キサン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロ
フラン、メチルイソブチルケトンなどを使用することが
好ましい。また、スクリーン印刷の場合にはグラビア印
刷の場合に比べ沸点の高いブチルセロソルブ、ε−カプ
ロラクトン、n−ブチルアセテート、エチルセロソルブ
アセテート、イソホロンなどを使用することが好まし
い。なお、いずれの場合も必要に応じて水を併用しても
よい。
ールとしては、その分子量が小さすぎると成膜性が低下
し、大きすぎると溶剤への溶解性が低下するので、好ま
しくは20,000〜90,000、より好ましくは5
0,000〜70,000のものを使用する。
ダー樹脂中の配合割合は、少な過ぎるとそれから形成さ
れる印刷層や磁気記録層の生分解速度が低くなりすぎる
ので、好ましくは20%以上、より好ましくは35%以
上とする。なお、バインダー樹脂をポリビニルアルコー
ル100%から構成してもよいが、通常は、生分解性イ
ンキ組成物の印刷適性や塗工性、得られる磁気記録層の
機械的性質等を考慮することによりバインダー中におけ
る上限の配合割合は適宜決定される。
して使用した場合、更に、ポリビニルアルコールに相溶
性の良好な樹脂、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体樹脂等をバインダー樹脂として使用することができ
る。
に適した溶剤として、水を使用するが、水に混和するメ
タノール、エタノールなどの低級アルコール等を併用し
てもよい。
は、従来のインキ組成物において用いられているものを
適宜選択して使用することができる。例えば、カーミン
6B、レッド2B、モノアゾエロー、ジスアゾエロー、
ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、クロモフタロ
エロー、クロモフタルレッド等のアゾ顔料、銅フタロシ
アニンブルー、銅フタロシアニングリーン、ジオキサジ
ンバイオレット、イソインドリノンエローベリレン、ペ
リノン、フラバントロン、チオインジゴ等の多環式顔料
等を使用することができる。また、無機顔料としては、
酸化チタン、べんがら、沈降性硫酸バリウム、沈降性炭
酸カルシウム、含水珪酸塩、無水珪酸塩、アルミニウム
粉、カーボンブラック、パール顔料等を使用することが
できる。
る磁性顔料としても、従来のインキ組成物において用い
られているものを適宜選択して使用することができる。
具体的には、いわゆるハード磁性材、例えば磁性酸化
鉄、コバルト被着磁性酸化鉄、バリウムフェライト等の
高保磁力材等、鉄、ニッケル、クロム等の強磁性金属、
いわゆるソフト磁性材、例えばパーマロイ、センダスト
等の強磁性合金等の粉末を使用することができる。な
お、磁性顔料に必要な保磁力、平均粒子径、軸比(長短
/単軸)、比表面積は必要に応じて適宜決定することが
できる。
に応じて顔料の分散性を向上させるために、分散剤とし
てレシチン、高級脂肪酸、リン酸エステル、スルホン酸
エステル、高級アルコール、その他界面活性剤等を適宜
添加することができる。また、所望の印刷特性を実現す
るために、粘度調整剤を添加することができる。更に、
シリコーンオイル、二硫化モリブデン等の潤滑剤、カー
ボンブラック、グラファイト等の帯電防止剤等を添加す
ることができる。
は、必要に応じて硬化剤(架橋剤)を配合することがで
きる。これにより、形成される印刷層の物性や化学的特
性の向上を図ることができる。このような硬化剤として
は、バインダーを構成する樹脂の種類に応じて適宜選択
することができ、例えばイソシアネート系架橋剤を好ま
しく使用することができる。
り製造することができる。例えば、着色顔料もしくは磁
性顔料、バインダー樹脂及び溶剤、更に他の成分とを、
ボールミル法、ロッドミル法、サンドミル法、バイブレ
ーションミル法、ペイントシェーカー法等の適当な分散
方法により均一に分散させることにより製造することが
できる。
インキ組成物と同様に使用することができる。例えば、
グラビア印刷法、スクリーン印刷法等の一般的な印刷法
や、ワイヤーバーコーティング法、ドクターブレード法
などの一般的なコーティング方法等により被印刷物もし
くは被塗工物の表面に印刷又は塗工することが推奨され
る。
る。
投入し、ガラスビーズとともにペイントシェーカーによ
り2時間混合分散した。この分散物にイソシアネート系
硬化剤(コロネートHV,日本ポリウレタン工業社製)
2重量部を添加し十分に撹拌することにより4色の生分
解性インキ組成物を得た。
用してスクリーン印刷法により、188μm厚のポリエ
チレンテレフタレート(PET)シート上に網点からな
るカラー画像を印刷し、70℃で1時間乾燥することに
より画像を定着させた。
抜き、そのカードのカラー画像の生分解性を土中埋設法
により評価した。即ち、そのカードを埼玉県北葛飾郡杉
戸町の土中に深さ10cmで埋設したところ、埋設から
6か月経過後にはカラー画像は断続的に分解し、その形
状が保持しにくい状態となった。更に、埋設から12か
月経過後にはカラー画像は完全に分解して原形を全くと
どめていない状態となった。
投入し、ガラスビーズとともにペイントシェーカーによ
り2時間混合分散した。この分散物にイソシアネート系
硬化剤(コロネートHV,日本ポリウレタン工業社製)
2重量部を添加し十分に撹拌することにより4色の生分
解性インキ組成物を得た。
用し、実施例1と同様にPETシート上にカラー画像を
形成し、更にそのカラー画像の生分解性を土中埋設法に
より評価した。その結果、実施例1と同様に、埋設から
6か月経過後にはカラー画像は断続的に分解し、その形
状が保持しにくい状態となった。更に、埋設から12か
月経過後にはカラー画像は完全に分解して原形を全くと
どめていない状態となった。
酸第一スズ0.15部のトルエン溶液を、窒素雰囲気化
で200℃に加熱し、約1時間かけて開環重合させた。
得られた樹脂をクロロホルムに溶解し、メタノールに注
いで再沈殿させ、メタノールを蒸発させて白色粉末のポ
リ乳酸を得た。このポリ乳酸の平均分子量約は70,0
00〜80,000であり、分散度は約1.7〜1.8
であった。また、このポリ乳酸中のD体とL体の比率
は、水酸化ナトリウムで加水分解後の施光度計計測結果
によれば約3:5であった。
使用し、表9〜表12の生分解性インキ組成物を調製し
た。
用し、実施例1と同様にPETシート上にカラー画像を
形成し、更にそのカラー画像の生分解性を土中埋設法に
より評価した。その結果、実施例1と同様に、埋設から
6か月経過後にはカラー画像は断続的に分解し、その形
状が保持しにくい状態となった。更に、埋設から12か
月経過後にはカラー画像は完全に分解して原形を全くと
どめていない状態となった。
ビーズとともにペイントシェーカーにより2時間混合分
散した。この分散物にイソシアネート系硬化剤(コロネ
ートEH,日本ポリウレタン工業社製)2重量部を添加
し十分に撹拌することにより生分解性磁性インキ組成物
を得た。
て、厚さ188μmの白色ポリエステルフィルム上にワ
イヤーバーコータにより20μm厚の磁性膜を形成し、
更に磁気配向器により磁性膜を配向させ、磁化容易軸方
向を設けた。
抜き、そのカードの磁性膜の生分解性を実施例1と同様
に土中埋設法により評価した。即ち、そのカードを埼玉
県北葛飾郡杉戸町の土中に深さ10cmで埋設したとこ
ろ、埋設から6か月経過後には磁性膜は断続的に分解
し、その形状が保持しにくい状態となった。更に、埋設
から12か月経過後には磁性膜は完全に分解して原形を
全くとどめていない状態となった。
ビーズとともにペイントシェーカーにより2時間混合分
散した。この分散物にイソシアネート系硬化剤(コロネ
ートEH,日本ポリウレタン工業社製)2重量部を添加
し十分に撹拌することにより生分解性磁性インキ組成物
を得た。
て、実施例4の場合と同様に白色ポリエステルフィルム
上に磁性膜を形成し、更に磁化容易軸方向を設け、その
磁性膜の生分解性を実施例1と同様に評価した。その結
果、実施例4と同様に、埋設から6か月経過後には磁性
膜は断続的に分解し、その形状が保持しにくい状態とな
った。更に、埋設から12か月経過後には磁性膜は完全
に分解して原形を全くとどめていない状態となった。
成の混合物を密閉容器に投入し、ガラスビーズとともに
ペイントシェーカーにより2時間混合分散した。この分
散物にイソシアネート系硬化剤(コロネートEH,日本
ポリウレタン工業社製)2重量部を添加し十分に撹拌す
ることにより生分解性磁性インキ組成物を得た。
て、実施例4の場合と同様に白色ポリエステルフィルム
上に磁性膜を形成し、更に磁化容易軸方向を設け、その
磁性膜の生分解性を実施例1と同様に評価した。その結
果、実施例4と同様に、埋設から6か月経過後には磁性
膜は断続的に分解し、その形状が保持しにくい状態とな
った。更に、埋設から12か月経過後には磁性膜は完全
に分解して原形を全くとどめていない状態となった。
り用いられている塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂と
ポリウレタン樹脂とを併用する表16の配合組成の混合
物を密閉容器に投入し、ガラスビーズとともにペイント
シェーカーにより2時間混合分散した。この分散物にイ
ソシアネート系硬化剤(コロネートEH,日本ポリウレ
タン工業社製)2重量部を添加し十分に撹拌することに
より比較のための非生分解性磁性インキ組成物を得た。
て、実施例4と同様に白色ポリエステルフィルム上に磁
性膜を形成し、その磁性膜の生分解性を土中埋設法によ
り評価した。その結果、実施例4と同様に、埋設から6
か月経過後には磁性膜は断続的に分解し、その形状が保
持しにくい状態となった。更に、埋設から12か月経過
後には磁性膜は完全に分解して原形を全くとどめていな
い状態となった。
組成物から形成されて磁性層の保磁力、飽和磁束密度、
角形比などの磁気特性を振動試料型磁力計で測定したと
ころ表17に示すようにほとんど相違はないことが確認
できた。従って、実施例4〜7のインキ組成物は、従来
例の磁気特性レベルを維持しつつ生分解性を示したこと
がわかった。
散した。この分散物をボールミル中で混合分散しなが
ら、固形分が25%となるように調製されたポリカプロ
ラクトン(TONE767:ユニオンカーバイド社製)
のトルエン溶液80部を5回に分けて添加し、更に6時
間混合分散した。得られた分散物を、フィルター(5μ
mグレード)で濾過することにより均一な分散物を磁性
インキ組成物として得た。
ート硬化剤(コロネートEH、日本ポリウレタン社製)
2部を添加して均一に混合した。得られた混合物を、リ
バースロール法により、約200μm厚の生分解性シー
ト状基材(バイオポールD600、ゼネカ社製)に8μ
m(乾燥厚)となるように塗布し、約3000ガウスの
磁場中で配向させ、その後、乾燥(50℃,3日)させ
て磁気記録層(磁性層)を形成することにより磁気記録
シートを作製した。
電磁変換特性は、実用上問題のないものであった。ま
た、この磁気記録シートに対し、市販のリード/ライタ
ー装置でエンコードしたところ、問題なく記録と読み取
りとができた。
トの生分解性を土中埋設法により評価した。即ち、秋季
の畑土壌中に磁気記録シートを埋設し、定期的にその分
解状態を観察した。その結果、3ケ月後には磁気記録層
は断続的に分解して形状が保持できない状態となり、十
分な生分解性を示した。なお、この時には、基材はまだ
残存していたが12ケ月経過後には、基材も十分に分解
し、その形状が確認できなくなった。
てポリカプロラクトン(TONE767:ユニオンカー
バイド社製)を使用する以外は、実施例7と同様にして
磁性インキ組成物を調製し、更に磁気記録シートを作製
した。
耐熱性、耐候性、耐薬品性、耐屈曲性などの性質の点で
実施例7の磁気記録シートに比べ劣り、カードの適用範
囲が若干狭まる傾向にあるが、静磁気特性及び電磁変換
特性は実用上問題のないものであった。また、この磁気
記録シートに対し、市販のリード/ライター装置でエン
コードしたところ、問題なく記録と読み取りとができ
た。
トの生分解性を実施例7と同様に土中埋設法により評価
したところ、2ケ月後には磁気記録層は断続的に分解し
て形状が保持できない状態となり、十分な生分解性を示
した。なお、この時には、基材はまだ残存していたが1
2ケ月経過後には、基材も十分に分解し、その形状が確
認できなくなった。
ウレタン樹脂(ニッポラン3113、日本ポリウレタン
社製)90部を使用する以外は、実施例7と同様にして
磁性インキ組成物を調製し、更に磁気記録シートを作製
した。この磁気記録シートの静磁気特性及び電磁変換特
性は実用上問題のないものであった。また、この磁気記
録シートに対し、市販のリード/ライター装置でエンコ
ードしたところ、問題なく記録と読み取りとができた。
トの生分解性を実施例7と同様に土中埋設法により評価
したところ、2ケ月後には基材上で磁気記録層がそのま
まの形で残存している状態であった。更に、12ケ月経
過後には基材の形状は保持されていなかったが、磁気記
録層は以前としてそのままの状態で残存しており、その
表面にわずかな黴の繁殖が認められる程度であった。
同等の印刷適正を維持しつつ、ハロゲン系有機溶剤を使
用しない生分解性のインキ組成物を提供することができ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 バインダー樹脂と、そのバインダー樹脂
を溶解することができる溶媒と、着色顔料又は磁性顔料
とからなり、バインダー樹脂が、式(1)の生分解性の
ポリカプロラクトン、 【化1】−(CO(CH2)5O)n− (1) (式中、nは重合度を示す数である。)D−乳酸とL−
乳酸との共重合体からなる式(2)の生分解性のポリ乳
酸、 【化2】X−CO(OCHCH3CO)m−OH (2) (式(2)中、mは重合度を示す数であり、Xは1位が
カルボキシル基で置換されてもよい炭素数1〜50のア
ルキル基である。)又は生分解性のポリビニルアルコー
ルを含有することを特徴とする生分解性インキ組成物。 - 【請求項2】 バインダー樹脂が、式(1)のポリカプ
ロラクトンを少なくとも20重量%、式(2)のポリ乳
酸を少なくとも20重量%又はポリビニルアルコールを
少なくとも20重量%含有する請求項1記載の生分解性
インキ組成物。 - 【請求項3】 式(1)のポリカプロラクトンの分子量
が10,000〜100,000であり、式(2)のポ
リ乳酸の分子量が10,000〜150,000であ
り、ポリビニルアルコールの分子量が20,000〜9
0,000である請求項1又は2記載の生分解性インキ
組成物。 - 【請求項4】 ポリ乳酸が、20〜80重量%のD−乳
酸と20〜80重量%のL乳酸との共重合体である請求
項1〜3のいずれかに記載の分解性インキ組成物。 - 【請求項5】 バインダー樹脂が式(1)のポリカプロ
ラクトン又は式(2)のポリ乳酸を含有する場合に、溶
媒がトルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、ジオキサン、N,N−ジメチル
ホルムアミド、テトラヒドロフラン、メチルイソブチル
ケトン、ブチルセロソルブ、ε−カプロラクトン、n−
ブチルアセテート、エチルセロソルブアセテート及びイ
ソホロンからなる群から選択される少なくとも一つを含
有する請求項1〜4のいずれかに記載の生分解性インキ
組成物。 - 【請求項6】 バインダー樹脂がポリビニルアルコール
を含有する場合に、溶媒が水を含有する請求項1記載の
生分解性インキ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25570995A JP4088980B2 (ja) | 1995-03-23 | 1995-09-06 | 生分解性インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9186995 | 1995-03-23 | ||
| JP7-91869 | 1995-03-23 | ||
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