JPH0832002B2 - スロー再生装置 - Google Patents

スロー再生装置

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JPH0832002B2
JPH0832002B2 JP62229211A JP22921187A JPH0832002B2 JP H0832002 B2 JPH0832002 B2 JP H0832002B2 JP 62229211 A JP62229211 A JP 62229211A JP 22921187 A JP22921187 A JP 22921187A JP H0832002 B2 JPH0832002 B2 JP H0832002B2
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tape
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喜久雄 相良
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えばビデオ・テープ・レコーダ(以
下、VTRと称す)における再生画質を改善するために適
用されるもので、回転ドラムに設けられたヘツドを磁気
テープの幅方向に変位可能となして、とくにスロー再生
時におけるヘツド軌跡を記録時の軌跡に忠実にトレース
させるように構成したスロー再生装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 第10図は従来のスロー再生装置における回転ドラムの
縦断面図であり、同図において、(1)は回転軸、
(2)は固定の下ドラム、(3)は回転する上ドラム、
(4)は上記上ドラム(3)に脱着自在にネジ止めされ
たヘツド台、(5)は上記ヘツド台(4)の先端に固着
されたヘツド、(6)は上記下ドラム(2)に対して回
転軸(1)を自由回転自在に支承するベアリング、
(7)は上記上ドラム(3)とともに回転する上トラン
ス、(8)は固定した下トランス、(9)は回転軸
(1)に支持され、上記の上ドラム(3)を担持する台
座、(13)は磁気テープである。
上記各部の構成をより詳細に説明すると、次のとおり
である。
上記ヘツド(5)は上ドラム(3)に対して一定の位
置に固定保持され、その先端が上ドラム(3)の外周よ
り少し突出しているとともに接続部(10)、配線板(1
1)、接続部(12)を経て上トランス(7)に電気的に
接続されている。上ドラム(3)は一定の高速度で回転
させられ、この上ドラム(3)と下ドラム(2)との外
周面に磁気テープ(13)がやや斜めに巻き付けられて所
定の速度で走行する。上記ヘツド(5)は磁気テープ
(13)に接触して磁気的に映像信号や音声信号を記録ま
たは再生する。
上記の上トランス(7)は台座(9)に取り付けられ
て台座(9)とともに回転する。下トランス(8)は微
小な間隔を置いて上トランス(7)に対面し、これによ
り上下トランス(7),(8)は磁気的に結合され信号
を相互に伝達する。下トランス(8)は外部に設けた図
外の制御回路に接続されている。
また、第10図において、(75)は上ドラム(3)に取
付けられた磁石、(18)はこの磁石(75)の磁力線を感
知して上ドラム(3)の回転位置を検知する回転位置検
知器である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
磁気テープ(13)の走行とヘツド(5)の回転により
ヘツド(5)は磁気テープ(13)を斜めに横切る。これ
ら横切り線は第11図に示すように、相互に平行になつて
いる。第11図において、(13a)は磁気テープ(13)の
軌跡、(V1)は磁気テープ(13)の通常の送り速度、
(5A)はヘツド(5)の軌跡、(V0)はヘツド(5)の
回転速度であり、磁気テープ(13)の軌跡(13a)とヘ
ツド(5)の軌跡(5A)とは図示のように交差してい
る。
したがつて、ヘツド(5)により磁気テープ(13)に
画かれる相対的軌跡、つまり上記横切り線は第11図
(a)に示すごとく(A)となり、その間隔(P)がト
ラツクピツチである。ところで、スチル再生の時の送り
速度(V1)は0であり、横切り線(Ao)はヘツド(5)
の軌跡(5A)に一致する。そして、磁気テープ(13)の
送り速度が(V1)から(V1/4)に減少するスロー再生時
の磁気テープ(13)に対するヘツド(5)の相対的軌跡
は第11図(b)に示すように(As)となる。このように
磁気テープ(13)の送り速度が通常の送り速度(V1)に
対して異なる速度で再生される、たとえば静止再生、ス
ロー再生、高速サーチ再生などの場合、ヘツド(5)が
記録軌跡を正確に追跡しないではずれてしまい、そのた
めにヘツド(5)がピツクアツプする信号レベルが低く
なり、鮮明な再生画像や再生音声を得ることが困難で、
ノイズやぶれの発生をまねく。
このような問題を解決するための1つとして、従来、
特公昭58−40874号公報に示されたように、磁気テープ
の送り速度が通常の1/2に減少するスロー再生をノイズ
やぶれの少ない状態でおこなえるようになしたものが提
案されているが、このものは通常のテープ送り速度1/2
に相当するスロー再生時においてのみノイズやぶれの発
生を抑制できるも、それ以下の速度でのスロー再生時で
は上記のような問題を解決することができない。
また、上記した1/2速度以下でのスロー再生時におけ
る問題解決のために、特開昭57−17081号公報で示され
たように、磁気テープを走行駆動するキヤプスタンモー
タを間欠駆動させて1フイールドのあいだにトラツクを
1ピツチ移動させるように構成したものが知られてい
た。
[発明が解決しようとする問題点] 以上のように構成された従来のスロー再生装置におい
ては、1フイールドのあいだにトラツクを1ピツチ移動
させ、その後、停止させるといつた動作をくり返すの
で、キヤプスタンモータの回転むらにより再生信号の垂
直同期信号および水平同期信号の時間軸が変動して画面
に振動を発生する問題があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、通常のテープ送り速度の1/2以下の任意速
度でもテープ走行を安定よくおこなつて画面のぶれやノ
イズの少ない高品位なスロー再生画像を得ることができ
るスロー再生装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] スロー再生装置は、磁気テープ上に記録された映像信
号を再生する一対の回転ヘッド及び上記回転ヘッドを磁
気テープの幅方向に変位し得るようにされた駆動部を有
する回転ドラムと、上記磁気テープを走行駆動するキャ
プスタンモータと、上記キヤプスタンモータの回転数に
比例したパルス列を出力する回転パルス発生器と、ヘッ
ド切換信号に応動して時間に対応した電圧信号を発生す
ると共に、磁気テープに記録されている位相信号によっ
て上記電圧信号を取り出すようにされ、上記ヘッド切換
信号と上記位相信号との位相差に対応した電圧を出力す
る位相比較回路と、上記パルス列のパルスエッジに同期
して所定のパルスエッジから所定時間は上記キャプスタ
ンモータに電圧を印加せず、上記所定時間後、次のパル
スエッジに至るまでは、上記位相比較回路の出力を上記
キャプスタンモータに印加する制御回路とを備え、上記
キャプスタンモータを間欠駆動するようにしたことを特
徴とする。
[作用] この発明によれば、上記駆動部に外部から制御電流を
供給することによりコイルと共動してヘツドを磁気的に
テープの幅方向に変位移動させ、これにより再生時にお
けるヘツド軌跡を記録軌跡に一致させることができる。
また、キヤプスタンモータを、このキヤプスタンモー
タの回転数に同期して一定時間無駆動となるパルス列で
駆動することにより低速回転をも安定よく制御すること
ができ、さらにヘツド切換え信号の分周信号とテープ上
に記録されている位相信号との位相制御をおこなうこと
により一層安定のよいスロー再生をおこなうことができ
る。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例によるスロー再生装置の
構成要素である回転ドラムの主要部を示す縦断面図、第
2図はその平面図、第3図は主要部をさらに詳細に示す
縦断面図、第4図は第3図の底面図であり、これらの各
図において、(1)〜(3)、(5)〜(13)は第10図
で示す従来の装置と同一の構成であるため、同一の符号
を付してある。
第1図、第2図において、(4a)はヘツド(5)を担
持してヘツド(5)をテープの幅方向に変位させる駆動
部、(14)は上記駆動部(4a)に制御電流を供給するた
めの非回転接触子、(15)は上記接触子(14)と摺動接
触するように台座(9)の一部に設けられた回転電極、
(16)は電極(15)から配線板(11)を経由して駆動部
(4a)に電気接続する接続部である。
第3図、第4図で示す主要部において、(41)は先端
にヘツド(5)を取り付けた非磁性体の板バネ、(42)
は板バネ(41)に取り付けられた円筒形コイル、(43)
は円筒形コイル(42)を上下に移動させるために磁気的
反作用を発生させる円柱形永久磁石、(44)は円柱形永
久磁石(43)を担持して上ドラム(3)に装着された強
磁性体のヨーク、(45)はヨーク(44)に取り付けられ
て円柱形永久磁石(43)とともに磁気的閉回路を構成す
るための強磁性体板である。この強磁性体板(45)はヘ
ツド(5)から遠ざかる方向に延び、その延長部に取付
部(45a)を形成している。(46)は板バネ(41)を上
記取付部(45a)に取り付けるネジ、(47)はスペー
サ、(48)は座金、(49)はヨーク(44)を上ドラム
(3)に取り付けるネジ、(50)は駆動部(4a)を収容
するために回転上ドラム(3)に形成した凹所である。
上記板バネ(41)の自由端部は上下に可動であり、板
バネ(41)が担持している円筒形コイル(42)は円柱形
永久磁石(43)と強磁性体板(45)との間に形成された
環状ギヤツプに配置されていて上下に変位可能であり、
上記円筒形コイル(42)に制御電流を通すことによりコ
イル(42)に適当な磁束を発生させて永久磁石(43)と
の相互作用によりコイル(42)を上下に変位させる。こ
のコイル(42)の上下変位に伴つて板バネ(41)が変形
し、ヘツド(5)がテープの幅方向に変位可能とされて
いる。
上記板バネ(41)のほぼ中央に心出し用丸孔(52)が
形成され、この丸孔(52)に円筒状の治具(53)を挿入
して円柱形永久磁石(43)に合わせることにより円柱形
永久磁石(43)と強磁性体板(45)との間に形成された
環状ギヤツプに円筒形コイル(42)を心出しして位置決
めさせることができる。この状態でネジ(46)を締め付
けることにより駆動部(4a)がユニツトとして組み立て
られる。
このようにユニツトとして組み立てられた駆動部(4
a)が上ドラム(3)の凹所(50)内にネジ(49)で取
り付けられる。その際、上ドラム(3)の外周面よりヘ
ツド(5)が突出する量および姿勢を正しく調節しなけ
ればならない。そのために、上ドラム(3)に2個のヘ
ツド位置調整用孔(51a),(51b),(51c)を設け
る。これらの3個の孔(51a),(51b),(51c)とヘ
ツド(5)とを含めての4点は十字形配置になつてい
る。この十字形配置の交点から距離(l)だけ半径方向
内方にずれて駆動部取り付け孔(49a)が形成され、こ
の孔(49a)にネジ(49)を通してヨーク(44)を上ド
ラム(3)に所定の状態に取り付ける。その後、ヘツド
位置調整孔(51a)〜(51c)に位置調整用の楔を挿入し
て孔(51a)と(51b)で回転力を発生させて姿勢を調節
し、孔(51c)でヘツド(5)の突出量を調節する。こ
れによつて上ドラム(3)に対する駆動部(4a)の位置
が正確なものとなる。必要ならば、この状態においてネ
ジ(49)をさらに締め付ける。
以上のように、永久磁石(43)、ヨーク(44)、強磁
性体板(45)からなる高磁束の磁気閉回路において、そ
の永久磁石(43)と強磁性体板(45)との間の環状ギヤ
ツプ内に位置する円筒形コイル(42)が、その制御電流
により永久磁石(43)に対して磁気力を作用させて、板
ばね(41)を変位させることができるが、ヘツド(5)
に向う磁束漏れを防ぐために、強磁性体板(45)の延長
部である取付部(45a)をヘツド(5)より遠ざけて配
置している。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
例えば、テープ送り速度(VS)が通常の送り速度(V
1)の1/4になつたスロー再生の場合、磁気ヘツド(5)
を固定位置より第11図(C)の矢印(T)の方向、すな
わちテープの幅方向に変位させてヘツド(5)の軌跡を
(5A)から(5B)に変化させると、テープ(13)とヘツ
ド(5)との相対軌跡が記録時の相対的軌跡(A)と一
致する。上記のテープ送り速度以外の送り速度であつて
も、その速度に対応させてヘツドを1フイールドのあい
だに約P(1−VS/V1)だけ移動させることにより、上
記と同様に相対的軌跡(A)に一致させることができ
る。
第5図は上記構成の回転ドラムにおける制御回路図で
あり、同図においてはヘツドを(5a),(5b)の2系統
に分け、それにともない各部の構成要素全てに(a),
(b)の従属符号を付している。
第5図において、(61a),(61b)は切替信号によつ
て制御される周期信号発生器である。上記切替信号は可
動部(74)に取り付けられた磁石(75)と位置検出ヘツ
ド(76)とにより、可動部(74)の機械的位置を検出
し、それに応じて切替信号発生器(77)により作成され
る。
上記周期信号発生器(61a),(61b)の出力は演算増
幅器(64a),(64b)、差動増幅器(69a),(69b)、
電流制限器(65a),(65b)、抵抗(62a),(63a),
(68a),(70a)、(62b),(63b),(68b),(70
b)、コンデンサ(71a),(71b)で構成される駆動回
路に供給される。この駆動回路の出力、つまり制御電流
は個々の制御側の接触子(14−1),(14−3)、電極
(15−1),(15−3)を介してコイル(42a),(42
b)に供給される。個々のコイル(42a),(42b)の非
制御側端子は共通にされており、一組の共通側の電極
(15−2)と共通側の接触子(14−2)を介して基準電
位に接続されている。制御電流が個々のコイル(42
a),(42b)に供給されることによつて発生する磁界
は、円柱形永久磁石(43)と磁気的反作用を発生し、個
々のヘツド(5a),(5b)に機械的変位を発生させる。
その変位量は再生時のヘツド軌跡が磁気テープ上の記録
軌跡と一致するような変位量に制御される。また、制御
電流はヘツド(5a),(5b)が磁気テープに接触してい
ない時もコイル(42a),(42b)に供給される。個々の
ヘツド(5a),(5b)によつて再生された信号は上トラ
ンス(7a),(7b)、下トランス(8a),(8b)間の電
極変換作用により可動部(74)からヘツドアンプ(72
a),(72b)に供給され、その出力は切替信号によつて
切替られるスイツチ(73)を経て信号処理器(78)を介
して再生信号として出力される。
なお、上記電流制限器(65a),(65b)はそれぞれウ
インドコンパレータ(66a),(66b)、限流手段(67
a),(67b)から構成されている。
また、上記抵抗(63a),(63b)、(70a),(70
b)、コンデンサ(71a),(71b)、コイル(42a),
(42b)は、抵抗(63a),(63b)の抵抗値>抵抗(70
a),(70b)の抵抗値、コンデンサ(71a),(71b)の
インピーダンス>コイル(42a),(42b)の抵抗値とい
つた関係に設定されている。
つぎに、上記回転ドラムの制御回路の動作について説
明する。
上記駆動回路は制御側に挿入された抵抗(68a),(6
8b)の両端の電圧、つまりコイル(42a),(42b)に流
れる電流を差動増幅器(69a),(69b)で検出して電流
帰還動作をおこなうループと、コンデンサ(71a),(7
1b)を介して電圧帰還動作をおこなうループとの2つの
帰還ループを有している。
周波数が高い場合、コンデンサ(71a),(71b)のイ
ンピーダンスは0に近づく。したがつて、電流帰還動作
に対して電圧帰還動作が支配的となり、電圧駆動動作と
なる。一方、周波数が低い場合、コンデンサ(71a),
(71b)のインピーダンスは∞に近づく。したがつて、
電圧帰還動作に対して電流帰還動作が支配的となり、電
流帰還動作となる。ここで、コイル(42a),(42b)と
共動するヘツド(5a),(5b)の駆動基本周波数と可動
部(74)の機械的共振周波数の関係は、駆動基本周波数
<駆動部の機械的共振周波数であり、したがつて、駆動
基本周波数付近では電流駆動をおこない、共振周波数付
近で電圧駆動をおこなうことにより出力インピーダンス
が小さい電圧駆動時のコイル(42a),(42b)の両端に
発生する逆起電力を吸収して短絡制動をおこなう。
なお、電流駆動動作時と電圧駆動動作時とのゲインの
差をなくするために次のような回路定数を選択する。
差動増幅器(69a)のゲイン =コイル(42a)の抵抗値/抵抗(68a) 差動増幅器(69b)のゲイン =コイル(42b)の抵抗値/抵抗(68b) また、ウインドコンパレータ(66a),(66b)、限流
手段(67a),(67b)から構成される電流制限器(65
a),(65b)は制御側に挿入された抵抗(68a),(68
b)の両端の電圧、つまりコイルに流れる電流を検出し
てヘツド(5a),(5b)の変位が |所望速度−1|×トラツクピツチ<ヘツドの変位制限<
ヘツドの構造的変位制限 となるように、制御電流を制限するように構成されてい
る。
第6図はスロー再生装置の概要を示し、同図におい
て、(700)は第5図の制御回路、(800)は第1図で示
した上ドラム(3)と下ドラム(2)とからなる回転ド
ラム、(80)はキヤプスタン、(82)はピンチローラ
で、このキヤプスタン(80)とピンチローラ(82)とに
より磁気テープ(13)を圧接して走行駆動させる。(8
1)はキヤプスタンモータで、後述する駆動用制御回路
が内蔵され、端子(83)に与えられる電圧に比例したト
ルク制御がなされる。(84)は回転パルス発生器で、上
記キヤプスタンモータ(81)に取り付けられて端子(8
5)にパルスを出力する。
第7図は上記キヤプスタンモータ(81)の低速回転の
ための制御回路であつて、これは1/Nの可変速スロー再
生を実現するものであり、上記回転パルス発生器(84)
から出力されるパルスにより駆動波を発生する。
以下、第7図の制御回路の具体的構成をその動作とと
もに説明する。
上記キヤプスタンモータ(81)に連結された回転パル
ス発生器(84)の出力端子から回転パルスを出力する。
回転パルスのパルス数はキヤプスタンモータ(81)の回
転数に比例している。
たとえば、キヤプスタンモータ(81)を毎秒1回転と
し、1回転あたりn個の回転パルスが出力されると、1
秒は60フイールドに相当するため、1フイールド当りn/
60個で第8図(a)で示すような波形の回転パルスが出
力される。
上記端子(85)から出力された回転パルス(a)は次
段のEXCLUSIVEORゲート(104)の1方の入力端子と、抵
抗(105)およびコンデンサ(106)で構成される遅延回
路を経由して上記EXCLUSIVEORゲート(104)の他方の入
力端子とへそれぞれ導出される。上記EXCLUSIVEORゲー
ト(104)の出力端子からは回転パルス(a)の立ち上
がりおよび立下りエツジに同期してパルスが出力され
る。モノマルチバイブレータ(101)は入力信号である
回転パルスの立上がりエツジより第8図(b)で示すよ
うな所定幅のパルスを出力する装置であつて、そのパル
ス(b)の幅は上記モノマルチバイブレータ(101)に
接続されたモノマルチ調整ボリウム(102)とコンデン
サ(103)の時定数で決められる。
ついで、上記モノマルチバイブレータ(101)の出力
パルス(b)が抵抗(108)を経てトランジスタ(110)
のベースに入力される。このとき、上記モノマルチバイ
ブレータ(101)の出力がハイレベルであるとトランジ
スタ(110)はONとなり、端子(83)は接地される。ま
た、上記モノマルチバイブレータ(101)の出力がロー
レベルであるとトランジスタ(110)はOFFである。この
ときの上記端子(83)の電位はトランジスタ(119)、
抵抗(109),(118)により決められる。
一方、端子(91)には第9図(d)て示すような波形
のヘツド切換え信号が入力され、スロー再生のための設
定スピードが1/Nの場合、そのヘツド切換え信号(d)
は分周器(111)によりN分周される。このように分周
された信号、つまり第9図(e)で示すような波形の上
記分周器(111)の出力信号はサンプルホールド回路(1
12)に入力される。ここで、分周された信号(e)がハ
イレベルのとき、トランジスタ(112−1)がONとなつ
て、コンデンサ(112−2)が放電し、また分周された
信号(e)がハイレベルからローレベルに変ると上記ト
ランジスタ(112−1)がOFFとなつて、コンデンサ(11
2−2)が充電を開始する。
また、端子(90)にはテープ上にフレーム毎に記録さ
れている位相信号(g)、たとえばVTRではコントロー
ル信号が入力され、この信号がハイレベルになるとスイ
ツチ(112−3)がONとなり、次段のコンデンサ(112−
4)に電位が導かれる。第9図(g)て示すこの位相信
号(g)と分周された信号(e)の位相差に応じて上記
サンプルホールド回路(112)からの出力電圧が変化す
る。たとえば、1/4スローの場合のサンプルホールド回
路(112)の動作電圧は第9図(h)のようになる。
上記サンプルホールド回路(112)出力信号(h)は
抵抗(113),(114),(115)とバイアス電源(116)
と演算増幅器(117)とから構成される反転増幅器を通
り上記トランジスタ(119)のベースに入力される。そ
して、トランジスタ(110)がOFFのとき、トランジスタ
(119)のベース電位が高いと、上記端子(83)の電位
は低くなり、またトランジスタ(119)のベース電位が
低いと、上記端子(83)の電位が高くなる。つまり、ヘ
ツド切換え信号(d)をN分周した信号(e)と、テー
プ上の位相信号(g)との位相差が小さいときには端子
(83)の電位が低くなり、位相差が大きいときには端子
(83)の電位が高くなる。この端子(83)の電位が高く
なるとキヤプスタンモータ(81)の回転数が高くなり、
また端子(83)の電位が低くなると、キヤプスタンモー
タ(81)の回転数が低くなるので、ヘツド切換え信号
(d)をN分周した信号(e)とテープ上の位相信号
(g)との位相の制御をおこなうことができる。
以上のように、無駆動時間を一定にすることによりキ
ヤプスタンモータ(81)の速度制御を安定よくおこな
え、さらにヘツド切換え信号(d)をN分周した信号
(e)とテープ上の位相信号(g)との位相制御をおこ
なうことにより一層安定のよいスロー再生を実現でき
る。
なお、第1図乃至第4図においては説明の簡略化の点
から、上ドラム(3)には1つのヘツド(5)しか図示
しなかつたが、180°の位置に対向してもう1つの磁気
ヘツドが装着されており、これら2つの磁気ヘツド(5
a),(5b)に対する制御回路が第5図に示している。
そして、4本の接触子のうちの各2本がそれぞれの磁気
ヘツドの駆動部の円筒形コイル(42a),(42b)に制御
電流を供給するようになされている。
また、電極(15)は台座(9)と一体となしたものを
図示したが、一体でなくともよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、ヘツドをテープの
幅方向に変化させるように制御することによりヘツドを
任意のテープ送り速度のもとでも常に記録軌跡に沿つて
正確にトレースさせることが可能で、テープ送り速度に
かかわらず所定レベルの再生信号を得ることができる。
しかも、テープの走行駆動を司るキヤプスタンモータ
を、このキヤプスタンモータの回転数に比例したパルス
列のパルスエツジに同期して所定のパルスエッジから一
定時間無駆動とし、また一定時間後、次のパルスエッジ
に至るまでは、ヘツド切換信号とテープに記録されてい
る位相信号との位相差に対応した電圧で駆動するように
したため、上記キヤプスタンモータを低速においてもむ
らなく安定よく回転させることが可能で、再生垂直同期
信号および再生水平同期信号の時間軸変動を極力抑える
ことができる。
以上によつて、テープ送り速度が通常の送り速度の1/
2以下のスローに再生であつてもノイズやぶれがなく、
安定よい高品位な再生を実現できるといつた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるスロー再生装置の構
成要素である回転ドラムの主要部を示す縦断面図、第2
図はその平面図、第3図は主要部をさらに詳細に示す縦
断面図、第4図は第3図の底面図、第5図は回転ドラム
における制御回路図、第6図はスロー再生装置の概要を
示す図、第7図はキヤプスタンモータの制御回路図、第
8図および第9図は各部の波形図、第10図は従来のスロ
ー再生装置における回転ドラムの主要部を示す縦断面
図、第11図はVTRにおけるテープとヘツドとの相対的軌
跡を説明するための図である。 (2),(3)…上下ドラム、(4a)…駆動部、
(5),(5a),(5b)…ヘツド、(7),(8)…上
下トランス、(13)…テープ、(14),(14−1),
(14−2),(14−3)…接触子、(15),(15−
1),(15−2),(15−3)…電極、(41)…板バ
ネ、(42),(42a),(42b)…円筒形コイル、(43)
…円柱形永久磁石、(80)…キヤプスタン、(81)…キ
ヤプスタンモータ、(84)…回転パルス発生器、(90)
…位相信号入力端子、(91)…ヘツド切換え信号入力端
子、(101)…モノマルチバイブレータ、(104)…EXCL
USIVEORゲート、(117)…差動増幅器、(111)…分周
器、(112)…サンプルホールド回路。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ上に記録された映像信号を再生
    する一対の回転ヘッド及び上記回転ヘッドを磁気テープ
    の幅方向に変位し得るようにされた駆動部を有する回転
    ドラムと、上記磁気テープを走行駆動するキャプスタン
    モータと、上記キャプスタンモータの回転数に比例した
    パルス列を出力する回転パルス発生器と、ヘッド切換信
    号に応動して時間に対応した電圧信号を発生すると共
    に、磁気テープに記録されている位相信号によって上記
    電圧信号を取り出すようにされ、上記ヘッド切換信号と
    上記位相信号との位相差に対応した電圧を出力する位相
    比較回路と、上記パルス列のパルスエッジに同期して所
    定のパルスエッジから所定時間は上記キャプスタンモー
    タに電圧を印加せず、上記所定時間後、次のパルスエッ
    ジに至るまでは、上記位相比較回路の出力を上記キャプ
    スタンモータに印加する制御回路とを備え、上記キャプ
    スタンモータを間欠駆動するようにしたことを特徴とす
    るスロー再生装置。
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