JPH08320683A - ピアノ用フレームおよびピアノ - Google Patents

ピアノ用フレームおよびピアノ

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JPH08320683A
JPH08320683A JP7124982A JP12498295A JPH08320683A JP H08320683 A JPH08320683 A JP H08320683A JP 7124982 A JP7124982 A JP 7124982A JP 12498295 A JP12498295 A JP 12498295A JP H08320683 A JPH08320683 A JP H08320683A
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JP
Japan
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frame
piano
soundboard
casting
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JP7124982A
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Inventor
Riichi Kitajima
理一 北島
Muneo Ishida
宗雄 石田
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Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳造等により製造された状態のフレームの精
度が低くても、特別な設備を要せずに、そのフレームの
寸法精度を高める処理を行って支柱等の構造材としての
機能を兼ねさせることができるフレームの提供。 【構成】 フレーム4の鋳物本体4aの側面4cに、緩
衝材4bとしての木製板材5を、ネジ4fにて固定す
る。これを鋳物本体4aの四方の周縁部について行う。
次に、従来、組合わせた支柱の四方を削って寸法精度を
出す四方削り用装置と同じ装置により、鋳物本体4aの
四方の周縁部に取り付けられた木製板材5を切削して、
左右の親板、屋根後および底板を正しい位置に配置する
ための表面4dを完成する。したがって、以後のピアノ
の組立は、このフレーム4の周囲の表面4dを基準とし
て行えば、従来、支柱の周囲の面を基準として組み立て
た場合と同一の高精度で、左右の親板、屋根後および底
板等の組立ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピアノ用フレームおよ
びこのフレームを用いたピアノに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ピアノは、図11に示すごとく、
ピアノの支柱202,204,206,208を基礎に
して構成されている。すなわち、まず支柱202,20
4,206,208が組立てられ、その支柱組の四辺を
モルダーで四方削り加工して、精密な基準面とし、支柱
組の前面に打ち廻し210,212が固定され、その打
ち廻し210,212に対しては響板200が固定され
る。更に支柱組の前面には、響板200に重ねてフレー
ム250が固定され、このフレーム250に弦252が
張られる。更に、その支柱組みの左右に親板201が取
り付けられ、この親板201を基準にアクション機構等
の内部構成が取り付けられている。
【0003】上述した支柱、響板、フレームおよびアク
ション機構等、全体としてピアノは複雑な構成をなして
いる。このため材料やその加工およびその組立に多大な
費用や労力を必要とするため、製造コストが非常に高い
ものとなっていた。したがって、楽器として音響上の特
性を低下させることなく、ピアノを簡易な構成として、
コストを低減させることが課題とされていた。
【0004】このような課題は、上述したアップライト
ピアノのみではなく、グランドピアノについても同じで
あった。ここで、例えば、フレームは一般的に鋳物で形
成されて、剛直なものであるため、フレームに支柱の機
能を兼用させることにより、支柱を少なくしたり、全て
の支柱を無くしたりすることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フレームが鋳
物により製造されているため、製造したままでは寸法精
度はそれほど高くない場合があるし、特に鋳物は抜け勾
配などが必要となり、望みの外形に成形できない場合が
ある。このようにフレームが所望の形状に精度高く成形
できない場合、フレームを支柱兼用とすると次のような
不都合が生じる。
【0006】すなわち、支柱の機能としては、例えば、
親板によるビアノの間口幅を決定して、ピアノ内部のア
クション機構等の配置基準を決定する機能が有る。この
ことから、支柱がもし形状の精度が低くて、取り付けら
れる親板が不正確な間口に固定されると、その親板の間
に精密に配置されることが要求されるアクション機構の
正確な配置が極めて困難となるという問題である。
【0007】このため、現状のごとく、鋳造したままの
フレームでは、親板を取り付けるには余り精度の高くな
い場合あるいは所望の形状では製造できない場合は、そ
の表面を切削して寸法精度を上げたり、金具等の部材を
介して調整しなくてはならない。
【0008】しかし、鋳物のフレームの表面を切削する
のは、材質が硬質でかつ大型なだけに、設備的にも新た
に特別な鋳物切削用の装置が必要となり、製造コスト
上、好ましくない。また、金具を取り付けて寸法を調節
するのも手間がかかり、効率的ではない。
【0009】本発明は、鋳造等により製造された状態の
フレームの精度が低くても、特別な設備を要せず、その
フレームの寸法精度を高める処理を行って支柱の機能を
兼ねさせることができるフレームを提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
周縁部に、木材またはプラスチック材を取り付けて、そ
の木材またはプラスチック材の表面を所望形状に加工
し、ピアノの他の部材を取り付けるための基準面とした
ことを特徴とするピアノ用フレームである。
【0011】請求項2記載の発明は、長方形をなすアッ
プライトピアノ用フレームであって、その左右の2辺
に、木材またはプラスチック材を取り付けて、その左右
の木材またはプラスチック材の外側表面間の幅が所望の
幅となるように、前記各外側表面を平面に切削して、親
板を取り付けるための取付面としたことを特徴とするピ
アノ用フレームである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のピアノ用フレームを用いることにより、支柱を省
略してなるピアノである。
【0013】
【作用及び発明の効果】請求項1のピアノ用フレーム
は、周縁部に、木材またはプラスチック材を取り付け
て、その木材またはプラスチック材の表面を所望形状に
加工し、ピアノの他の部材を取り付けるための基準面と
したことを特徴とする。
【0014】このように、一般的に鋳物からなる硬質の
フレームを切削するのではなく、フレームの周縁部に木
材またはプラスチック材を、例えばネジ止めにて取り付
けて、その表面を加工、例えば切削しているので、特別
な設備でなく、従来の木材やプラスチック材を加工する
設備にて十分に対処することができ、容易にピアノの他
の部材、例えばアップライトピアノの場合は親板等、グ
ランドピアノの場合は、側板や側左右板等を取り付ける
ための基準面を形成することができる。
【0015】尚、周縁部にすべて木材またはプラスチッ
ク材を取り付ける必要はなく、基準面となる部分のみで
も良い。特に、フレームが、長方形をなすアップライト
ピアノ用フレームである場合には、その左右の2辺に、
木材またはプラスチック材を取り付けて、その左右の木
材またはプラスチック材の外側表面間の幅が所望の幅と
なるように、前記各外側表面を平面に切削して、親板を
取り付けるための取付面としても良い。
【0016】したがって、上述のピアノ用フレームを用
いたピアノは、支柱を省略した構成としても良い。ここ
で、支柱を省略した構成とは、支柱を一部省略した場合
も、支柱をすべて省略した場合も含まれる。これらの構
成は、アップライトピアノばかりでなく、グランドピア
ノにも適用できる。
【0017】
【実施例】
[実施例1]図1は、本発明一実施例のアップライトピ
アノ2の縦断面図を表している。鉄あるいはアルミニウ
ム等の合金製の鋳物本体4aとその周縁部に取り付けら
れた木製の緩衝材4bからなるフレーム4は、その左右
で緩衝材4bに親板6が接着されている。また鋳物本体
4aの上部の背面側にはピン板8が固定され、チューニ
ングピン10を緩めないように保持している。また、フ
レーム4の上部には、緩衝材4bに屋根後11が接着さ
れている。
【0018】フレーム4の下部には底板12が緩衝材4
bに接着されている。更に、フレーム4の下部の左右に
は、アーム14が後方に突出して設けられており、アー
ム14の先端下部にはキャスター16が設けられてい
る。したがって前方の左右の妻土台18の先端下部に設
けられたキャスター20と共に、ピアノ2を人力によっ
ても適宜移動可能としている。
【0019】フレーム4の背面側には、図2のフレーム
4の背面図および図6の部分拡大図に示すごとく、フレ
ーム4の鋳物本体4aの周縁部またはその近傍に響板2
2を固定して支持するための響板支持固定部24が設け
られている。響板支持固定部24の表面は、図6に示す
ごとく、周縁から中心に向かって、フレーム4の正面側
に傾く、取付面としてのテーパー面24aを形成して
る。また、そのテーパー面24aには図示しないが、ネ
ジ止めのための螺合孔が適宜の間隔で設けられている。
【0020】この響板支持固定部24にて、響板22が
ネジ26にて固定され、響板22全体が支持されてい
る。鋳物本体4aの正面側の周縁部にはチューニングピ
ン10と、このチューニングピン10に対向してヒッチ
ピン28が設けられている。チューニングピン10とヒ
ッチピン28との間には、弦30が張られている。また
響板22の正面側にはネジ止めにて駒32が固定され、
弦30の振動を響板22に伝達している。
【0021】このように、響板22は、完全にフレーム
4の鋳物本体4aに固定され支持されているので、従来
のように支柱と打ち廻しとにより支える必要がない。ま
た、鋳物本体4aは金属の鋳物であり、響板22に対し
てはそのムクリ(クラウンともいう。すなわち一方向へ
の盛り上がり)の状態を好適に維持して、強固に支持す
る程度のテーパー面24aを形成することができるが、
周縁部の側面4cについては、特に製造時の抜き勾配の
ため、そのままでは、左右の親板6、屋根後11および
底板12をネジで取り付けたり、接着したりすることは
できない。
【0022】このため、図2におけるA−A断面図であ
る図4(a)に示すごとく、緩衝材4bを設けて、抜け
勾配θを相殺させている。また、緩衝材4bの表面4d
は、左右の親板6、屋根後11および底板12を正しい
位置に配置するため、精密に形成されている。すなわ
ち、精度の高い平面でかつ、左右・上下の表面4dの平
行性、左右の幅D1および上下の高さD2が所定の値に
高精度に形成されている。
【0023】この緩衝材4bの表面4dの形成は、次の
ようにして行われる。すなわち、図4(b)に示すごと
く、鋳物本体4aの側面4cに螺入孔4eを形成し、緩
衝材4bとしての木製板材5にもネジ貫通孔5a,5b
を形成して、ネジ4fをネジ貫通孔5a,5b側から鋳
物本体4aの螺入孔4eへ螺入させて木製板材5を固定
する。これを鋳物本体4aの四方の周縁部について行
う。次に、従来の組合わせた支柱の四方を削って寸法精
度を出すための四方削り用装置と同じ装置を用いて、鋳
物本体4aの四方の周縁部に取り付けられた木製板材5
を切削して、図4(a)に示す、左右の親板6、屋根後
11および底板12を正しい位置に配置するための表面
4dを完成する。
【0024】したがって、以後のピアノ2の組立は、こ
のフレーム4の周囲の表面4dを基準として行えば、従
来、支柱の周囲の面を基準として組み立てた場合と同一
の高精度で、左右の親板6、屋根後11および底板12
等の組立が、支柱無しででき、これに伴い、内部のアク
ション機構等の配置も正確に決定される。
【0025】尚、ピアノ2の他の構成については、従来
のピアノと基本的に同じなので説明は省略する。また、
本実施例のピアノ2は、上述のごとく、左右の親板6、
屋根後11および底板12がフレーム4の緩衝材4bに
取り付けられ、更に響板22が直接、フレーム4の鋳物
本体4aにネジで取り付けられているので、支柱および
打ち廻しが不要となり、材料、加工、組立に要するコス
トを低減することができる。特に、打ち廻しは、NCに
て精密に形成する必要があることと、打ち廻しを支柱に
取付ける際にも精密に取付けなくてはならず、非常な熟
練を要し、コストダウンの障害となっていた。
【0026】したがって、フレーム4の形状を従来と異
なるものとしても、大きなコストアップ要因とはなら
ず、木製の支柱および特に硬度の高い木製の打ち廻しと
の2種の部品と、その加工および組立工程とを省略でき
ることのコストダウンは、それを補って余りあるもので
ある。
【0027】また、音響的には響板22が剛直なフレー
ム4にて、響板22のムクリを考慮したテーパー面24
aを有する響板支持固定部24にて固定され支持されて
いるので、この一体物の音響的インピーダンスが大き
く、逆に音響的特性は向上する。
【0028】次に、図1に示したピアノ2の構成の内、
フレーム4と響板22との一体物の製造方法について説
明する。まず、図2の背面図に示すごとく、周縁部また
はその近傍に響板22を固定して支持するための響板支
持固定部24を有する鋳物本体4aを、比較的精度の高
い鋳造が可能なVプロセスによる鋳物として、一体成形
する。
【0029】次に、図4にて述べたごとく、緩衝材4b
を鋳物本体4aの側面4cに固定しかつ切削成形して、
フレーム4を完成する。次に、図3の正面図に示すごと
く、フレーム4の鋳物本体4aの上部背面側にピン板8
を固定し、正面側にチューニングピン10およびヒッチ
ピン28を取り付け、チューニングピン10とヒッチピ
ン28との間に、弦30を仮に架け渡しておく。
【0030】次に、図5の背面図に示すごとく、鋳物本
体4aの背面から響板22がネジ26にて響板支持固定
部24に固定される。尚、響板22には、正面側に長短
の2つの駒32がネジ止めされ、背面側に響棒34が複
数本接着されている。このことにより、図6の縦断面構
造に示すフレーム4と響板22との一体物が完成する。
弦30の張力の調整はこの段階でしても良い。
【0031】この後、ピアノ2の他の構成が主にフレー
ム4およびフレーム4に取り付けられた親板6等を基準
として取り付けられて、図1に示すアップライトピアノ
2が完成する。この製造工程において、支柱と打ち廻し
の組立がないので、作業も簡単かつ迅速化され、製造コ
ストが低減する。
【0032】[実施例2]図7に、実施例2を示す。本
実施例は、実施例1とは、フレーム54の構成が異な
る。特に、フレーム54の鋳物本体54aにおける響板
支持固定部74のテーパー面74aが、正面側(張弦
側)を向いている点が、テーパー面24aが背面側(張
弦側とは反対側)を向いている実施例1とは異なる。こ
のテーパー面74aは、フレーム54の中心に向かうほ
ど、正面側に膨らむように傾いている。
【0033】このため、鋳物本体54aに対して、響板
22は、正面側からネジ26にてネジ止めする。また、
このフレーム54と響板22との一体物の製造は、まず
実施例1と同様に木製板材を鋳物本体54aの側面54
cにネジ止めし、四方削りにて表面54dを精密に仕上
げた後、鋳物本体54aの響板支持固定部74に響板2
2をネジ止めし、その後、弦30を張ることになる。
【0034】その後のピアノへの組み立ては、実施例1
と同じである。本実施例の一体物は、実施例1と同様な
効果と共に、特に、弦30による響板22への圧力が、
響板22をテーパー面74aに押し付ける力となり、強
固で安定した耐久性のある構成となる。
【0035】[実施例3]上述した実施例1,2は、ア
ップライトピアノの例であったが、グランドピアノにお
いてもフレームが水平配置となるだけで、同じことであ
り、実施例1,2と同様な効果が得られる。
【0036】グランドピアノのフレーム80を図8に示
す。本フレーム80の鋳物本体80aには、その周縁部
に響板支持固定部82を有し、鋳物本体80aの周縁部
の近傍に左右に架け渡された響板支持固定部84を有す
る。これらの響板支持固定部82,84により、図9に
示すごとく、響板86がその周縁部で、響板86のムク
リに適合させたテーパー面82a,84aにてネジ88
にてネジ止めされて固定され支持されている。この響板
支持固定部82,84のテーパー面82a,84aは、
下方に面し、フレーム80の周縁から中心に向かって、
フレーム80の上方へ傾いている。
【0037】また、鋳物本体80aの周縁部の側面に
は、実施例1と同じく、緩衝材80bが図示しないネジ
にて固定されている。そして緩衝材80bの表面81
a,81b,81c,81d,81eの内、特にピアノ
正面側の緩衝材80bの前面側の表面81a、左側の表
面81bおよび右側の表面81eについては、直線状で
ありグランドピアノの側左右板等の取付の基準となるた
め、従来の木材の加工装置にて、寸法精度や平面性高く
精密に形成されている。勿論、緩衝材80bの曲線部分
の表面81c,81dについても、曲線を切削できる装
置にて、より精密に形成しても良い。
【0038】したがって、以後のグランドピアノの組立
は、このフレーム80の周囲の表面81a,81b,8
1eを基準として行えば、従来、支柱の周囲の面を基準
として組み立てた場合と同一の高精度で、側左右板や側
板等の組立ができ、これら側左右板や側板等を基準とし
て、グランドピアノの他の構成を正確に配置することが
できる。
【0039】また、ピアノ前方の鋳物本体80aにはピ
ン板100およびチューニングピン102が設けられ、
ピアノ後方の鋳物本体80aにはヒッチピン104が設
けられ、チューニングピン102とヒッチピン104と
の間には弦106が張られている。この弦106に接触
して鋳物本体80a側にはカポダストロバー108が設
けられ、響板86側には駒110が設けられている。
【0040】本実施例は、実施例1に対応しており、そ
の製造方法や効果については、グランドピアノ独特の側
板の取付工程の存在あるいはグランドピアノにない親板
の取付工程が無い以外は実施例1と同様である。 [実施例4]他のグランドピアノのフレーム90を図1
0に示す。本フレーム90は鋳物本体90aとその側面
90cに取り付けられた緩衝材90bとからなり、緩衝
材90bの表面91が高精度に切削成形されている。実
施例3とは、響板支持固定部92,94のテーパー面9
2a,94aが上方に面している点で異なる。
【0041】本実施例は、実施例2に対応しており、そ
の製造方法や効果については、グランドピアノ独特の側
板の取付工程の存在あるいはグランドピアノにない親板
の取付工程が無い以外は実施例2と同様である。 [その他]各実施例において、緩衝材4b,54b,8
0b,90bは木製であったが、プラスチック製でも良
い。また、緩衝材4b,54b,80b,90bは鋳物
本体4a,54a,80a,90aに対して、ネジで固
定されていたが、接着剤で固定しても良く、またネジと
接着剤とで固定しても良い。
【0042】上述した各実施例のピアノは、支柱および
打ち廻しが除かれていたが、これ以外の構成として、響
板はフレームに取り付けることにより打ち廻しは省略す
るが、ピアノの補強のために、支柱を設けてもよい。こ
の場合は、打ち廻しが省略できて、その材料費や加工・
組立工程が省略できるので、音響的特性をほとんど低下
させることなく、どちらかと言うと音響的特性が向上
し、かつ簡素化して、製造コストを低減させることがで
きる。
【0043】また、フレーム4,54,80,90は、
支柱を節約するためのみの構成とすれば、打ち廻しと響
板との組合わせは従来通りでも良い。また、響板はフレ
ームの響板支持固定部にネジ止めされていたが、ネジの
みにて取り付ける以外に、接着剤によって取り付けても
良いし、またネジと接着剤との両方で取り付けても良
い。
【0044】フレームはVプロセス法などの鋳造法によ
り、鋳物として製造したそのままでも、響板支持固定部
のテーパー面等に、響板を取り付けることは可能である
が、これらのテーパー面等について、特に表面の平滑性
や寸法精度を高めるために、切削等の二次加工を実施し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明一実施例のアップライトピアノの要部
縦断面図である。
【図2】 そのフレームの背面図である。
【図3】 フレームの張弦後の正面図である。
【図4】 鋳物本体4aへの緩衝材4bの取付状態を示
す説明図である。
【図5】 フレームと響板との一体物の背面図である。
【図6】 フレームと響板との一体物の部分拡大断面図
である。
【図7】 他の実施例のフレームと響板との一体物の部
分拡大断面図である。
【図8】 本発明一実施例のグランドピアノのフレーム
の平面図である。
【図9】 そのフレームと響板との一体物の部分拡大断
面図である。
【図10】 他の実施例のフレームと響板との一体物の
部分拡大断面図である。
【図11】 従来のアップライトピアノの要部縦断面図
である。
【符号の説明】
2…アップライトピアノ 4,54,80,90…
フレーム 4a,54a,80a,90a…鋳物本体 4b,54b,80b,90b…緩衝材 4c,54c,90c…側面 4d,54d,81a,81b,81c,81d,81
e,91…表面 5…木製板材 5a,5b…ネジ貫通孔 6…
親板 11…屋根後 12…底板 74…響板支持固定部 74a…テーパー面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁部に、木材またはプラスチック材を取
    り付けて、その木材またはプラスチック材の表面を所望
    形状に加工し、ピアノの他の部材を取り付けるための基
    準面としたことを特徴とするピアノ用フレーム。
  2. 【請求項2】長方形をなすアップライトピアノ用フレー
    ムであって、その左右の2辺に、木材またはプラスチッ
    ク材を取り付けて、その左右の木材またはプラスチック
    材の外側表面間の幅が所望の幅となるように、前記各外
    側表面を平面に切削して、親板を取り付けるための取付
    面としたことを特徴とするピアノ用フレーム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のピアノ用フレーム
    を用いることにより、支柱を省略してなるピアノ。
JP7124982A 1995-05-24 1995-05-24 ピアノ用フレームおよびピアノ Pending JPH08320683A (ja)

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