JPH08320746A - バス駆動回路、レシーバ回路およびバスシステム - Google Patents

バス駆動回路、レシーバ回路およびバスシステム

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JPH08320746A
JPH08320746A JP7125113A JP12511395A JPH08320746A JP H08320746 A JPH08320746 A JP H08320746A JP 7125113 A JP7125113 A JP 7125113A JP 12511395 A JP12511395 A JP 12511395A JP H08320746 A JPH08320746 A JP H08320746A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ線の本数を増やすことなく、消費電力
を削減できるバスシステムを得る。 【構成】 プリチャージ期間に、データ線駆動回路23
p,23nによって充放電することにより、バス1のデ
ータ線30,31の電位をそれぞれ電源電位VDD,接地
電位GNDにする。イコライズ期間に、データ線30,3
1をスイッチ3によって接続することで、データ線3
0,31の電位を電源電位VDDと接地電位GNDの中間の電
位にする。データ転送期間に、データ線駆動回路23
p,23nによってそれぞれ選択的にデータ線30と電
源ラインとを、データ線31と接地ラインとを接続する
ことにより、データ線30,31を伝達する信号を中間
の電位と電源電位VDD,中間の電位と接地電位GNDとの間
で振幅させる。レシーバ回路25は伝達されたその信号
を、電源電位VDDと接地電位GNDとの間で振幅する信号に
変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路を構
成している複数の回路ブロックあるいは素子の情報伝達
を行うためのバスを駆動するためのバス駆動回路、その
バスを伝達する信号を受け取るためのレシーバ回路およ
びそのバス駆動回路とレシーバ回路とを用いるバスシス
テムに関し、特にバスを伝わる信号の論理振幅を小さく
するためにMOSトランジスタを用いて構成されたバス
駆動回路、MOSトランジスタを用いたレシーバ回路お
よびそのバス駆動回路とレシーバ回路とを用いるバスシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路(以下ICとい
う。)の集積度の向上に伴い、一度に処理できるICの
データ量が増加している。IC内部の回路ブロック間の
データの受け渡しを円滑にするため、ICで処理するデ
ータ量が増加するのに対応して、各回路ブロックをつな
いで情報を伝達するためのバスのバス幅(データ線数)
も増加している。
【0003】図16は従来のバスシステムの構成を示す
ブロック図である。図16において、1はn本のデータ
線で構成されたバス、2〜5はIC内に設けられた回路
ブロック、6,7は回路ブロック2の出力に応じてバス
1のデータ線を駆動するためのデータ線駆動回路、8,
9はバス1のデータ線から情報を取り込むためのデータ
バッファ、10,11は回路ブロック4の出力に応じて
バス1のデータ線を駆動するためのデータ線駆動回路で
ある。バス駆動回路は少なくとも一つのデータ線駆動回
路を含んでいる。
【0004】例えば、データ線駆動回路6,7とデータ
線駆動回路10,11とは、その出力線がワイヤドOR
されるため、バス1を駆動しないときには出力がハイイ
ンピーダンス状態となることが必要になる。データ線駆
動回路をハイインピーダンスにするタイミングを調整す
るため、データ線駆動回路6,7は信号E1によって制
御され、データ線駆動回路10,11は信号E2によっ
て制御される。同じ回路ブロックの出力をバスに与える
データ線駆動回路が常に同じ信号によって制御される必
要はなく、例えば、バス駆動回路13のように2つの信
号E3,E4によって制御されていてもよい。また、回
路ブロック5のように、一つの回路ブロックにバス駆動
回路13とレシーバ回路12とを共に備えていてもよ
い。なお、データ線駆動回路を制御するための信号E1
〜E4は、図には示されていない制御回路から与えられ
る。
【0005】一般に、バスの配線長は数mm程度にもな
るため、寄生容量が大きく、その充放電電流は決して小
さくない。近年、バスの消費電流削減に関する研究がさ
かんに発表されるのは、バス幅増加にともなうその充放
電電流の増加が大きな問題となってきたためである。
【0006】バスの消費電流削減に関して提案されたバ
スシステムの構成を図17に示す。図17(a)には2
ビットの情報を伝達するためのバス駆動回路の回路図
を、図17(b)には4ビット以上の情報を伝達するた
めのバス駆動回路の構成を表したブロック図を示す。図
17に示すバスシステムは、例えば、ヒロユキ ヤマウチ、ヒロノリ ア
カマツ、ツトム フシ゛タ、「ア ロー ハ゜ワー コンフ゜リート チャーシ゛-リサイクリンク゛ ハ゛ス
アーキテクチャー フォ ウルトラ-ハイ テ゛ータ レート ULSI」、1994 シンホ゜シ゛ウム
オン VLSI サーキット タ゛イシ゛ェスト オフ゛ テクニカル ヘ゜ーハ゜、第21頁〜
22頁(Hiroyuki Yamauchi,Hironori Akamatsu and Ts
utomu Fujita,"ALow Power Complete Change-Recycling
Bus Architecture for Ultra-High DataRate ULSI's",
1994 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technica
l Papers,pp.21-22)に記載されている。図17におい
て、PM0〜PM4はPMOSトランジスタ、NM0〜NM4はNM
OSトランジスタ、20〜23はデータ線、Cp0,Cp1,
Cn0,Cn1はそれぞれバスを構成しているデータ線20〜
23の寄生容量である。図17に記載されたバスの各デ
ータ線は2種類のデータ線駆動回路のどちらかにより駆
動される。つまり、PチャネルMOSトランジスタによ
り構成されるデータ線駆動回路PDRとNチャネルMOS
トランジスタにより構成されるデータ線駆動回路NDRで
ある。言い換えれば、バス駆動回路は複数組のデータ線
駆動回路PDR,NDRによって構成されていることになる。
バスを通して信号を伝達する際、それぞれのデータ線駆
動回路は、入力および出力に相補信号を用いる。データ
線駆動回路PDRの入力には信号Pin0とその反転信号Pin1
が与えられ、出力には信号Pout0とその反転信号Pout1が
発生する。同じく、データ線駆動回路NDRの入力には信
号Nin0とその反転信号Nin1が与えられ、出力にはNout0
とその反転信号Nout1が発生する。EQPはデータ線駆
動回路PDRのイコライズ信号、EQNはデータ線駆動回
路NDRのイコライズ信号で、両者は互いに相補的であ
る。
【0007】次にこの回路の動作について説明する。説
明を簡単にするため、図17(a)に示した2ビット構
成のバスの場合を以下に述べる。この場合、一つのデー
タ線駆動回路PDRと一つのデータ線駆動回路NDRで一つの
回路ブロックのバス駆動回路が構成される。データ線駆
動回路PDRの端子PHは電源電位VDDに、データ線駆動回
路NDRの端子NLは接地電位GNDに接続される。データ線
駆動回路PDRの端子PLとデータ線駆動回路NDRの端子N
Hはお互いに接続される。
【0008】初期状態において、端子PHは電源電位VD
D、端子NLは接地電位GND、端子PLおよび端子NHは
VDD/2になっているものと仮定する。また、各寄生容
量Cp0,Cp1,Cn0,Cn1の大きさも等しいと仮定する。図
18に図17(a)に示した回路のタイミングチャート
を示す。このデータ線駆動回路PDR,NDRの動作の1サイ
クルは、イコライズ期間Eqとデータ転送期間Evから
構成される。先ず、イコライズ期間Eqではイコライズ
信号EQNがハイレベル、イコライズ信号EQPはロウ
レベルとなり、データ線20,21間のイコライズおよ
びデータ線22,23間のイコライズを行う。つまり、
データ線駆動回路PDRでは、PチャネルMOSトランジ
スタPM4が導通することで、データ線20,21が接続
される。データ線20,21の電位は寄生容量Cp0とCp1
に蓄積された電荷の保存則により次のように決定され
る。寄生容量Cp0とイコライズ前の電荷量Qp0との間
には、Qp0=Cp0・VDDの関係がある。一方、寄生容量
Cp1とイコライズ前の電荷量Qp1との間には、Qp1
=Cp1・VDD/2の関係がある。イコライズ後のデータ線
20,21の電位Vは、V・(Cp0+Cp1)=Qp0+Q
p1で与えられ、つまり電位Vは3・VDD/4である。
データ線駆動回路NDRでは、NチャネルMOSトランジ
スタNM4が導通することで、データ線22,23が接続
される。データ線22,23の電位はVDD/4となる。
このとき、イコライズ用のトランジスタPM4,NM4以外の
トランジスタが導通しないように、信号Pin0,Pin1がと
もにハイレベルになり、信号Nin0,Nin1がともにロウレ
ベルとなる。
【0009】イコライズ期間の次の期間、即ちデータ転
送期間Evにデータ転送を行う。このとき、データ線駆
動回路PDR,NDRの各入力には伝送するデータに応じた電
位が与えられる。例えば、信号Pin0がハイレベル、信号
Pin1がロウレベルであるとする。また、信号Nin0がハイ
レベル、信号Nin1がロウレベルであるとする。この時、
PチャネルMOSトランジスタPM1,PM2およびNチャネ
ルMOSトランジスタNM0,NM3が全て導通するので、デ
ータ線21の寄生容量は充電されて出力信号Pout1はVDD
とほぼ等しくなり、データ線23の寄生容量からは放電
されて出力信号Nout1はGNDとほぼ等しくなる。
【0010】データ線20とデータ線22はそれぞれト
ランジスタPM2,NM0を介して接続される。イコライズ時
点でのデータ線20から出力される信号Pout0が3・VDD
/4、データ線22から出力される信号Nout0がVDD/4
であったことを考えると、互いに接続されたデータ線2
0,22の電位はVDD/2となることがわかる。
【0011】入力信号Pin0がロウレベル、その相補信号
である入力信号Pin1がハイレベルのときには、データ線
20を通して出力される信号Pout0はVDD、データ線21
を通して出力される信号Pout1はVDD/2となる。また、
入力信号Nin0がロウレベル、入力信号Nin1がハイレベル
のときには、データ線22を通して出力される信号Nout
0はGND、データ線23を通して出力される信号Nout1はV
DD/2となる。
【0012】データを受け取るレシーバ側では、この相
補信号の電位差を検出する。このようにデータ転送期間
には、入力信号Pin0,Pin1に応じて一対のデータ線2
0,21に互いに相補的な出力信号Pout0,Pout1が出力
され、入力信号Nin0,Nin1に応じて一対のデータ線2
2,23に互いに相補的な出力信号Nout0,Nout1が出力
される。バス幅が2ビットを越える場合、つまりバスが
2対以上のデータ線を有する場合には、図17(a)に
示したデータ線駆動回路PDR,NDRを直列に積み重ねるこ
とで拡張される。例えば、図17(b)に示すようにく
み重ね、バス幅がnビット(nは偶数)の場合、電源側
からn/2個のデータ線駆動回路PDRを直列に接続し、
そこから接地側に向かいn/2個のデータ線駆動回路ND
Rを直列に接続する。
【0013】このバスシステムの動作を別の視点から見
れば、イコライズ期間に一つのデータ線対を構成するデ
ータ線間で電荷の授受が行われ、データ転送期間に隣接
するデータ線対間で電荷の授受が行われているといえ
る。図17(a)のようにバス幅が2ビットの場合、デ
ータ転送期間に電源電位VDDを供給するための電源ライ
ンからデータ線20の寄生容量Cp0へ電荷が供給され、
次のイコライズ期間では寄生容量Cp0からデータ線21
の寄生容量Cp1へその電荷が転送される。さらに、その
電荷は次のデータ転送期間にデータ線20の寄生容量Cp
0からデータ線22の寄生容量Cn0へ転送され、さらにそ
の電荷は次のイコライズ期間にデータ線22の寄生容量
Cn0からデータ線23の寄生容量Cn1へ転送される。そし
て、その電荷は次のデータ転送期間にデータ線23の寄
生容量Cn1から接地電位GNDを供給するための接地ライン
へ放電される。
【0014】このように、1サイクル中に消費される電
荷は、電源電位VDDを供給するための電源ラインから寄
生容量Cp0に充電される最初の電荷、換言すると寄生容
量Cn1から接地電位GNDを供給するための接地ラインへ放
電される電荷だけである。すなわち、データ線20を通
して出力される出力信号Pout0を3・VDD/4からVDDに
引き上げるための電荷だけであるから、図16に示した
インバータで構成されたデータ線駆動回路に比べて消費
電流の大幅な削減が可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のバス駆動回路は
以上のように構成されているので後述するような問題が
ある。まず第1に、図17に示した従来のバス駆動回路
を用いれようとすれば、出力信号が相補的でなければな
らず、1ビットのデータを伝達するためにデータ線が2
本必要になる。近年バス幅が大幅に増大する傾向にあ
り、バスがIC内に占める面積を無視できなくなってき
ているが、このように1ビット当たりのデータ線の本数
が増加することはバス幅を増大するには非常に不利であ
る。図16に示す従来のバスシステムを用いればそのよ
うな問題は発生しないが、消費電力の削減はできない。
【0016】第2に、図17に示したバス駆動回路を用
いようとすると、データ線の電位を所定の電位にする必
要があるが、そのためのデータ線の初期化に時間がかか
るという問題がある。上述の動作説明で示したように、
初期状態でデータ線駆動回路PDRの端子PHの電位をVD
D、データ線駆動回路NDRの端子NLの電位をGND、端子
PLおよび端子NLの電位をVDD/2にしないと、バス
駆動回路PDR,NDRに所望の動作を行わせることができな
い。電源投入時にはすべてのデータ線の電位が不定であ
るため、データ線の電位を所望の値にするためにイコラ
イズとダミーデータの転送をかなりの回数繰り返す必要
がある。
【0017】第3の問題は、バス駆動回路の動作スピー
ドに関する問題である。図17に示したバス駆動回路を
用いるには、データ転送期間に電荷を隣接するデータ線
対間で転送する際に、直列接続された2個のMOSトラ
ンジスタを通過する必要がある。また、ビット数増加に
対応してデータ線駆動回路を直列に積み上げていくと、
積み上げられた多くのバス駆動回路の中には電源から遠
く離れるものがでてくる。MOSトランジスタの基板バ
イアス効果のため、電源から遠くに位置するデータ線駆
動回路PDRほど駆動力が低下し、接地電位から遠くに位
置するデータ線駆動回路NDRほど駆動力が低下する。こ
れらのことから、データ線の電位が確定するまでの時間
が長くなり、ひいてはバスシステムの動作速度を遅くし
て対応しなければならなくなる。
【0018】また、第3の問題に関係して、レシーバ回
路の動作スピードに関する第4の問題も派生する。デー
タ線対を構成する2本のデータ線間の電位差は、バス幅
をnとするとVDD/nとなるため、バス幅の増加に伴
い、より小さな電位差を検知できる高性能のレシーバ回
路が要求される。一般に、電位差が小さくなるに従っ
て、それを検知する時間は飛躍的に大きくなる。また、
電位差が小さくなることによって、データ線に乗る微小
ノイズの影響も無視できなくなるため、実用上、適用で
きるビット幅は自ずと制限される。
【0019】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、論理振幅が電源電圧VDDと
接地電圧GND間で振幅するバス駆動回路に比べて消費電
流を削減し、図17に示したバス駆動回路に比べて面
積、スピード、構成素子数の点で優位となるバス駆動回
路およびそのバス駆動回路と対にして用いるレシーバ回
路並びにそれらで構成されるバスシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るバス駆
動回路は、集積回路内に形成され、プリチャージ期間、
イコライズ期間及びデータ転送期間を順に経てデータ線
毎にそれぞれ異なる情報を伝達するバスを駆動するバス
駆動回路であって、前記集積回路内に形成され、前記バ
スに含まれて所定の容量を持つ第1及び第2のデータ線
間に接続され、前記イコライズ期間にその期間を示すイ
コライズ信号に応じて前記第1及び第2のデータ線を接
続するための第1のスイッチ手段と、前記集積回路内に
形成され、前記第1のデータ線に接続された第1の端
子、及び第1の電源に接続された第2の端子を有し、前
記プリチャージ期間に該第1の端子と該第2の端子との
間を接続する第2のスイッチ手段と、前記集積回路内に
形成され、前記第2のデータ線に接続された第1の端
子、及び第2の電源に接続された第2の端子を有し、前
記プリチャージ期間に該第1の端子と該第2の端子との
間を接続する第3のスイッチ手段と、前記集積回路内に
形成され、前記第1のデータ線に接続された第1の端
子、第1の電源に接続された第2の端子、及び前記第1
のデータ線で伝達する情報を示す第1の入力信号を受け
取る制御端子を有し、前記データ転送期間に該制御端子
で受け取る前記第1の入力信号に基づいて該第1の端子
と該第2の端子との間の接続を選択的に行う第4のスイ
ッチ手段、または、前記集積回路内に形成され、前記第
2のデータ線に接続された第1の端子、第2の電源に接
続された第2の端子、及び前記第2のデータ線で伝達す
る情報を示す第2の入力信号を受け取る制御端子を有
し、前記データ転送期間に該制御端子で受け取る前記第
2の入力信号に基づいて、該第1の端子と該第2の端子
との間の接続を選択的に行う第5のスイッチ手段のうち
の少なくとも一方とを備えて構成される。
【0021】第2の発明に係るバス駆動回路は、集積回
路内に形成され、プリチャージ期間、イコライズ期間及
びデータ転送期間を順に経てデータ線毎にそれぞれ異な
る情報を伝達するバスを駆動するバス駆動回路であっ
て、前記集積回路内に形成され、前記バスに含まれて所
定の容量を持つ第1及び第2のデータ線間に接続され、
前記イコライズ期間に、その期間を示すイコライズ信号
に応じて前記第1及び第2のデータ線を接続するための
第1のスイッチ手段と、前記集積回路内に形成され、前
記第1のデータ線に接続された第1の端子、第1の電源
に接続された第2の端子、及び前記第1のデータ線で伝
達する情報を示す第1の入力信号を受け取る制御端子を
有し、前記プリチャージ期間に該第1の端子と該第2の
端子との間を接続し、前記データ転送期間に該制御端子
で受け取る前記第1の入力信号に基づいて該第1の端子
と該第2の端子との間の接続を選択的に行う第2のスイ
ッチ手段と、前記集積回路内に形成され、前記第2のデ
ータ線に接続された第1の端子、第2の電源に接続され
た第2の端子、及び前記第2のデータ線で伝達する情報
を示す第2の入力信号を受け取る制御端子を有し、前記
プリチャージ期間に該第1の端子と該第2の端子との間
を接続し、前記データ転送期間に該制御端子で受け取る
前記第2の入力信号に基づいて、該第1の端子と該第2
の端子との間の接続を選択的に行う第3のスイッチ手段
とを備えて構成される。
【0022】第3の発明に係るバス駆動回路は、第2の
発明のバス駆動回路において、前記第2のスイッチ手段
は、前記第1のデータ線に接続された第1の電流電極、
前記第1の電源に接続された第2の電流電極、及び前記
第1の入力信号を受け取る制御電極を有する第1導電型
の第1のMOSトランジスタを備え、前記第3のスイッ
チ手段は、前記第2のデータ線に接続された第1の電流
電極、前記第2の電源に接続された第2の電流電極、及
び前記第2の入力信号を受け取る制御電極を有する第2
導電型の第2のMOSトランジスタを備えて構成され
る。
【0023】第4の発明に係るバス駆動回路は、第2の
発明のバス駆動回路において、前記第2のスイッチ手段
は、前記第1のデータ線に接続された第1の電流電極、
前記第1の電源に接続された第2の電流電極、及び制御
電極を有する第1導電型の第1のMOSトランジスタ
と、前記プリチャージ期間を示すプリチャージ信号、前
記イコライズ信号及び第1の入力信号を入力し、前記プ
リチャージ期間には、前記第1のMOSトランジスタを
導通状態とする信号を、前記イコライズ期間には前記第
1のMOSトランジスタを非導通状態とする信号を、前
記データ転送期間には前記第1の入力信号を前記第1の
MOSトランジスタの前記制御電極に対して出力する第
1の変換回路とを備え、前記第3のスイッチ手段は、前
記第2のデータ線に接続された第1の電流電極、前記第
2の電源に接続された第2の電流電極、及び制御電極を
有する第2導電型の第2のMOSトランジスタと、前記
プリチャージ信号、前記イコライズ信号及び第2の入力
信号を入力し、前記プリチャージ期間には、前記第2の
MOSトランジスタを導通状態とする信号を、前記イコ
ライズ期間には前記第2のMOSトランジスタを非導通
状態とする信号を、前記データ転送期間には前記第2の
入力信号を前記第2のMOSトランジスタの前記制御電
極に対して出力する第2の変換回路とを備えて構成され
る。
【0024】第5の発明に係るレシーバ回路は、第1の
電源の出力電位及び該第1の電源の出力電位と第2の電
源の出力電位の中間の電位の間で振幅する信号を伝送す
るデータ線に接続され、該データ線から情報を受け取る
レシーバ回路であって、前記データ線に接続された制御
電極、第1の電源に接続された第1の電流電極、及び第
2の電流電極を有する第1導電型の第1のMOSトラン
ジスタと、前記第1のMOSトランジスタの前記第2の
電流電極に接続された第1の電流電極、プリチャージ期
間を示すプリチャージ信号を受ける制御電極、及び所定
の容量を有する信号線に接続された第2の電流電極を有
する第1導電型の第2のMOSトランジスタと、第2の
電源に接続された第1の電流電極、前記信号線に接続さ
れた第2の電流電極、及び前記プリチャージ信号を受け
る制御電極を有する第2導電型の第3のMOSトランジ
スタとを備え、プリチャージ期間に前記第2のMOSト
ランジスタが非導通になると共に前記第3のMOSトラ
ンジスタが導通状態となり、データ線から信号を受け取
るときには前記第2のMOSトランジスタが導通状態と
なると共に前記第3のMOSトランジスタが非導通状態
となることを特徴とする。
【0025】第6の発明に係るレシーバ回路は、第4の
発明のレシーバ回路において、前記信号線に接続された
一方端、及び他方端を有し、前記プリチャージ期間に非
導通状態となり、前記データ線を通して伝送された信号
に応じた出力が前記信号線に出力されている期間のうち
の少なくとも一部の期間で導通状態となるトランスファ
ゲートと、前記トランスファゲートの前記他方端に接続
された入力端子、及び出力端子とを有し、2つの安定な
状態を持ち、該入力端子に与えられるデータによって2
つの安定な状態のうちの一方の状態を取るとともにその
状態に応じた信号を該出力端子から出力するデータ保持
手段とをさらに備えて構成される。
【0026】第7の発明に係るバスシステムは、集積回
路内に設けられ、第1の容量を有する第1のデータ線及
び第2の容量を有する第2のデータ線を含む複数のデー
タ線を有し、前記第1のデータ線を第1の電源に接続す
るとともに前記第2のデータ線を第2の電源に接続する
プリチャージ期間、複数の前記データ線を前記第1及び
第2の電源と接続しないようにするとともに前記第1の
データ線と前記第2のデータ線とを互いに接続するイコ
ライズ期間、及び前記各データ線にそれぞれ異なる情報
を伝達するデータ転送期間を順に経ることによって複数
の回路ブロック間で情報転送を行うためのバスと、前記
集積回路内に形成され、前記第1及び第2のデータ線間
に接続され、前記イコライズ期間にその期間を示すイコ
ライズ信号に応じて前記第1及び第2のデータ線を接続
するための第1のスイッチ手段、前記集積回路内に形成
され、前記第1のデータ線に接続された第1の端子、第
1の電源に接続された第2の端子、及び前記第1のデー
タ線で伝達する情報を示す第1の入力信号を受け取る制
御端子を有し、前記プリチャージ期間に該第1の端子と
該第2の端子との間を接続する第2のスイッチ手段、前
記集積回路内に形成され、前記第2のデータ線に接続さ
れた第1の端子、第2の電源に接続された第2の端子を
有し、前記プリチャージ期間に該第1の端子と該第2の
端子との間を接続する第3のスイッチ手段、並びに前記
集積回路内に形成され、前記第1のデータ線に接続され
た第1の端子、第1の電源に接続された第2の端子を有
し、前記データ転送期間に該制御端子で受け取る前記第
1の入力信号に基づいて該第1の端子と該第2の端子と
の間の接続を選択的に行う第4のスイッチ手段、また
は、前記集積回路内に形成され、前記第2のデータ線に
接続された第1の端子、第2の電源に接続された第2の
端子、及び前記第2のデータ線で伝達する情報を示す第
2の入力信号を受け取る制御端子を有し、前記データ転
送期間に該制御端子で受け取る前記第2の入力信号に基
づいて、該第1の端子と該第2の端子との間の接続を選
択的に行う第5のスイッチ手段のうちの少なくとも一方
を有するバス駆動回路と、前記集積回路内に設けられ、
前記第1または第2のデータ線のうちの少なくとも一方
に接続され、前記第1または第2のデータ線を通して伝
達された信号に応じて前記第1の電源が出力する電位と
前記第2の電源が出力する電位との間で振幅する信号を
出力するレシーバ回路と、前記集積回路内に設けられ、
少なくとも前記バス駆動回路と前記レシーバ回路とに接
続され、前記データ転送期間を指示するデータ転送信号
を少なくとも出力する制御回路とを備えて構成される。
【0027】第8の発明に係るバスシステムは、集積回
路内に設けられ、第1の容量を有する第1のデータ線及
び第2の容量を有する第2のデータ線を含む複数のデー
タ線を有し、前記第1のデータ線を第1の電源に接続す
るとともに前記第2のデータ線を第2の電源に接続する
プリチャージ期間、複数の前記データ線を前記第1及び
第2の電源と接続しないようにするとともに前記第1の
データ線と前記第2のデータ線とを互いに接続するイコ
ライズ期間、及び前記各データ線にそれぞれ異なる情報
を伝達するデータ転送期間を順に経ることによって複数
の回路ブロック間で情報転送を行うためのバスと、前記
集積回路内に形成され、前記第1及び第2のデータ線間
に接続され、前記イコライズ期間にその期間を示すイコ
ライズ信号に応じて前記第1及び第2のデータ線を接続
するための第1のスイッチ手段、前記集積回路内に形成
され、前記第1のデータ線に接続された第1の端子、第
1の電源に接続された第2の端子、及び前記第1のデー
タ線で伝達する情報を示す第1の入力信号を受け取る制
御端子を有し、前記プリチャージ期間に該第1の端子と
該第2の端子との間を接続し、前記データ転送期間に該
制御端子で受け取る前記第1の入力信号に基づいて該第
1の端子と該第2の端子との間の接続を選択的に行う第
2のスイッチ手段、並びに前記集積回路内に形成され、
前記第2のデータ線に接続された第1の端子、第2の電
源に接続された第2の端子、及び前記第2のデータ線で
伝達する情報を示す第2の入力信号を受け取る制御端子
を有し、前記プリチャージ期間に該第1の端子と該第2
の端子との間を接続し、前記データ転送期間に該制御端
子で受け取る前記第2の入力信号に基づいて、該第1の
端子と該第2の端子との間の接続を選択的に行う第3の
スイッチ手段を有するバス駆動回路と、前記集積回路内
に設けられ、前記第1または第2のデータ線のうちの少
なくとも一方に接続され、前記第1または第2のデータ
線を通して伝達された信号に応じて前記第1の電源が出
力する電位と前記第2の電源が出力する電位との間で振
幅する信号を出力するレシーバ回路と、前記集積回路内
に設けられ、少なくとも前記バス駆動回路と前記レシー
バ回路とに接続され、前記データ転送期間を指示するデ
ータ転送信号を少なくとも出力する制御回路とを備えて
構成される。
【0028】第9の発明に係るバスシステムは、第7ま
たは第8の発明のバスシステムにおいて、前記レシーバ
回路は、前記第1または第2のデータ線に接続された制
御電極、前記第1または第2の電源に接続された第1の
電流電極、及び第2の電流電極を有する第1導電型の第
1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジ
スタの前記第2の電流電極に接続された第1の電流電
極、前記データ転送信号を受ける制御電極、及び所定の
容量を有する信号線に接続された第2の電流電極を有す
る第1導電型の第2のMOSトランジスタと、前記第1
または第2の電源のうち前記第1のMOSトランジスタ
の前記第1の電流電極が接続されていない方の電源に接
続された第1の電流電極、前記信号線に接続された第2
の電流電極、及び前記データ転送信号を受ける制御電極
を有する第2導電型の第3のMOSトランジスタとを備
え、データ転送期間以外の期間に前記第2のMOSトラ
ンジスタが非導通になると共に前記第3のMOSトラン
ジスタが導通状態となり、データ線から信号を受け取る
前記データ転送期間には前記第2のMOSトランジスタ
が導通状態となると共に前記第3のMOSトランジスタ
が非導通状態となることを特徴とする。
【0029】第10の発明に係るバスシステムは、第7
または第8の発明のバスシステムにおいて、前記レシー
バ回路は、前記第1または第2のデータ線に接続された
制御電極、前記第1または第2の電源に接続された第1
の電流電極、及び第2の電流電極を有する第1導電型の
第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトラン
ジスタの前記第2の電流電極に接続された第1の電流電
極、前記データ転送信号を受ける制御電極、及び所定の
容量を有する信号線に接続された第2の電流電極を有す
る第1導電型の第2のMOSトランジスタと、前記第1
または第2の電源のうち前記第1のMOSトランジスタ
の前記第1の電流電極が接続されていない方の電源に接
続された第1の電流電極、前記信号線に接続された第2
の電流電極、及び前記データ転送信号を受ける制御電極
を有する第2導電型の第3のMOSトランジスタとを備
え、データ転送期間以外の期間に前記第2のMOSトラ
ンジスタが非導通になると共に前記第3のMOSトラン
ジスタが導通状態となり、データ線から信号を受け取る
前記データ転送期間には前記第2のMOSトランジスタ
が導通状態となると共に前記第3のMOSトランジスタ
が非導通状態となることを特徴とする。
【0030】第11の発明に係るバスシステムは、第7
または第8の発明のバスシステムにおいて、前記制御回
路は、第1のクロック及び該第1のクロックと同じ周波
数を有し位相が4分の1周期ずれている第2のクロック
から、前記第1のクロックの4分の1周期のプリチャー
ジ期間を示すプリチャージ信号、前記第1のクロックの
4分の1周期のイコライズ期間を示すイコライズ信号及
び前記第1のクロックの2分の1周期のデータ転送期間
を示す前記データ転送信号を生成することを特徴とす
る。
【0031】
【作用】第1の発明における第2及び第3のスイッチ手
段は、プリチャージ期間に、それぞれ第1のデータ線と
第2のデータ線とを第1の電源の出力電位と第2の電源
の出力電位に充放電する。次に、第1のスイッチ手段
は、それぞれ充放電された第1及び第2のデータ線を互
いに接続することによって、第1及び第2のデータ線の
電位を共に第1の電源の出力電位と第2の電源の出力電
位との間にある中間の電位にする。データ転送期間に
は、第4のスイッチ手段が第1の入力信号に基づいて選
択的に第1のデータ線と第1の電源とを接続する。第1
のデータ線と第1の電源が接続されたときには第1のデ
ータ線は第1の電源の出力電位を伝達し、接続されなか
ったときには中間の電位を伝達する。また、データ転送
期間には、第5のスイッチ手段が第2の入力信号に基づ
いて選択的に第2のデータ線と第2の電源とを接続す
る。第2のデータ線と第2の電源が接続されたときには
第2のデータ線は第2の電源の出力電位を伝達し、接続
されなかったときには中間の電位を伝達する。
【0032】このように、第1のデータ線を伝達する信
号の論理振幅を第1の電源の出力電位と中間の電位とに
狭めることができ、第2のデータ線を伝達する信号の論
理振幅を第2の電源の出力電位と中間の電位と差にまで
狭めることができる。
【0033】第2の発明における第2及び第3のスイッ
チ手段は、プリチャージ期間に、それぞれ第1のデータ
線と第2のデータ線とを第1の電源の出力電位と第2の
電源の出力電位に充放電する。次に、第1のスイッチ手
段は、それぞれ充放電された第1及び第2のデータ線を
互いに接続することによって、第1及び第2のデータ線
の電位を共に第1の電源の出力電位と第2の電源の出力
電位との間にある中間の電位にする。データ転送期間に
は、第2のスイッチ手段が第1の入力信号に基づいて選
択的に第1のデータ線と第1の電源とを接続する。第1
のデータ線と第1の電源が接続されたときには第1のデ
ータ線は第1の電源の出力電位を伝達し、接続されなか
ったときには中間の電位を伝達する。また、データ転送
期間には、第3のスイッチ手段が第2の入力信号に基づ
いて選択的に第2のデータ線と第2の電源とを接続す
る。第2のデータ線と第2の電源が接続されたときには
第2のデータ線は第2の電源の出力電位を伝達し、接続
されなかったときには中間の電位を伝達する。
【0034】このように、第1のデータ線を伝達する信
号の論理振幅を第1の電源の出力電位と中間の電位とに
狭めることができ、第2のデータ線を伝達する信号の論
理振幅を第2の電源の出力電位と中間の電位と差にまで
狭めることができる。
【0035】第3の発明における第2のスイッチ手段と
第3のスイッチ手段は、それぞれ第1のMOSトランジ
スタと第2のMOSトランジスタとによって、プリチャ
ージ期間に第1のデータ線と第1の電源とを接続し、デ
ータ転送期間に制御電極で受け取る第1の入力信号に基
づいて選択的に第1のデータ線と第1の電源との接続を
行える。第2及び第3のスイッチ手段をそれぞれ一つの
MOSトランジスタで構成することで、第2及び第3の
スイッチ手段の構成を簡素化できる。
【0036】第4の発明における第1の変換回路は、プ
リチャージ信号、イコライズ信号及び第1の入力信号に
よって、第2のスイッチ手段の動作をプリチャージ期間
とイコライズ期間とデータ転送期間を経てデータを転送
するバスに対応するように制御することができる。その
ため、第1の入力信号がプリチャージ期間、イコライズ
期間及びデータ転送期間の各段階に対応するようなフォ
ーマットを持つ必要が無く、第1の入力信号は転送する
情報のみを有する信号であればよく、従って第1の入力
信号を出力する回路の構成を簡素化できる。同様に、第
2の変換回路は、プリチャージ信号、イコライズ信号及
び第2の入力信号によって、第3のスイッチ手段の動作
をプリチャージ期間とイコライズ期間とデータ転送期間
を経てデータを転送するバスに対応するように制御する
ことができる。そのため、第2の入力信号がプリチャー
ジ期間、イコライズ期間及びデータ転送期間の各段階に
対応するようなフォーマットを持つ必要が無く、第2の
入力信号は転送する情報のみを有する信号であればよ
く、従って第2の入力信号を出力する回路の構成を簡素
化できる。
【0037】第5の発明における第3のMOSトランジ
スタは、プリチャージ期間に、信号線と第2の電源とを
接続して、信号線を第2の電源の出力電位に充電する。
一方、プリチャージ期間に、第2のMOSトランジスタ
は、第1のMOSトランジスタと信号線とを接続しない
ことによって、信号線が第1の電源に接続されるのを防
止する。
【0038】次に、データ線から信号を受け取るときに
は、第3のMOSトランジスタが信号線と第2の電源と
を接続しないことによって、信号線の電位が変化できる
状態にする。そして、データ線から信号を受け取るとき
には、第2のMOSトランジスタによって信号線と接続
されている第1のMOSトランジスタが、その制御電極
で受ける信号に応じて、信号線の電位を、第2の電源の
出力電位のままにするか、第1の電源の出力電位にする
かを決定する。そのため、データ線を伝送される信号が
第1の電源の出力電位と中間の電位との間の論理振幅を
有する場合でも、レシーバ回路は、第1の電源の出力電
位と第2の電源の出力電位との論理振幅を有する信号を
出力することができる。そして、プリチャージされた信
号線を第1のMOSトランジスタで駆動するため、その
動作は高速である。
【0039】第6の発明におけるデータ保持手段は、ト
ランスファゲートによって、データ線を伝送している信
号に応じた出力が信号線に出力されている期間のみ、信
号線を通して出力されるデータを保持することができ、
プリチャージ期間にもデータ線を伝送してきた信号を保
持することがで信号処理が容易な出力を提供する。
【0040】第7の発明におけるバスの第1のデータ線
と第2のデータ線とは、プリチャージ期間に、バス駆動
回路の第2及び第3のスイッチ手段によって、それぞれ
第1の電源の出力電位と第2の電源の出力電位にそれぞ
れ充放電される。次に、バスの充放電された第1及び第
2のデータ線の電位は、バス駆動回路の第1のスイッチ
手段によって、互いに接続されることで、第1の電源の
出力電位と第2の電源の出力電位との間にある中間の電
位になる。データ転送期間には、バス駆動回路が、第4
及び第5のスイッチ手段によって、回路ブロックの出力
に基づいて選択的に第1または第2のデータ線と第1ま
たは第2の電源とを接続する。第1または第2のデータ
線と第1または第2の電源が接続されたときには第1ま
たは第2のデータ線は第1または第2の電源の出力電位
を伝達し、接続されなかったときには中間の電位を伝達
する。
【0041】このように、第1及び第2のデータ線を伝
達する信号の論理振幅を第1及び第2の電源の出力電位
と中間の電位との差にまで狭めることができる。そし
て、レシーバ回路は、第1または第2のデータ線を伝達
してくるこれらの信号の論理振幅を、第1の電源の出力
電位と第2の電源の出力電位との間で振幅する信号に変
換して出力する。制御回路は、少なくともデータ転送信
号を出力することによって、これらバス駆動回路とレシ
ーバ回路とが、データ転送期間にのみデータの受け渡し
の動作をするように制御する。
【0042】第8の発明におけるバスの第1のデータ線
と第2のデータ線とは、プリチャージ期間に、バス駆動
回路の第2及び第3のスイッチ手段によって、それぞれ
第1の電源の出力電位と第2の電源の出力電位にそれぞ
れ充放電される。次に、バスの充放電された第1及び第
2のデータ線の電位は、バス駆動回路の第1のスイッチ
手段によって、互いに接続されることで、第1の電源の
出力電位と第2の電源の出力電位との間にある中間の電
位になる。データ転送期間には、バス駆動回路が、第2
及び第3のスイッチ手段によって、回路ブロックの出力
に基づいて選択的に第1または第2のデータ線と第1ま
たは第2の電源とを接続する。第1または第2のデータ
線と第1または第2の電源が接続されたときには第1ま
たは第2のデータ線は第1または第2の電源の出力電位
を伝達し、接続されなかったときには中間の電位を伝達
する。
【0043】このように、第1及び第2のデータ線を伝
達する信号の論理振幅を第1及び第2の電源の出力電位
と中間の電位との差にまで狭めることができる。そし
て、レシーバ回路は、第1または第2のデータ線を伝達
してくるこれらの信号の論理振幅を、第1の電源の出力
電位と第2の電源の出力電位との間で振幅する信号に変
換して出力する。制御回路は、少なくともデータ転送信
号を出力することによって、これらバス駆動回路とレシ
ーバ回路とが、データ転送期間にのみデータの受け渡し
の動作をするように制御する。
【0044】第9の発明における第3のMOSトランジ
スタは、データ転送期間以外の期間に、信号線と第1の
MOSトランジスタの第1の電流電極が接続されていな
い方の電源とを接続して、信号線をその電源の出力電位
に充電する。一方、データ転送期間以外の期間に、第2
のMOSトランジスタは、第1のMOSトランジスタと
信号線とを接続しないことによって、信号線が第1の電
源に接続されるのを防止する。
【0045】次に、データ線から信号を受け取るときに
は、第3のMOSトランジスタが信号線と第1のMOS
トランジスタの第1の電流電極に接続されていない方の
電源とを接続しないことによって、信号線の電位が変化
できる状態にする。そして、データ転送期間にデータ線
から信号を受け取るときには、第2のMOSトランジス
タによって信号線と接続されている第1のMOSトラン
ジスタが、その制御電極で受ける信号に応じて、信号線
の電位を、充電または放電されたままにするか、第1の
MOSトランジスタの第1の電流電極に接続されている
電源の出力電位にするかを決定する。そのため、データ
線を伝送される信号が第1または第2の電源の出力電位
と中間の電位との間で振幅する場合でも、レシーバ回路
は、第1の電源の出力電位と第2の電源の出力電位との
間で振幅する信号を出力することができる。そして、プ
リチャージされた信号線を第1のMOSトランジスタで
駆動するため、その動作は高速である。
【0046】第10の発明における制御回路は、例え
ば、第1のクロックによって、データ転送を行うか否か
を決定し、データ転送を行わない期間に第2のクロック
によって、プリチャージ期間とイコライズ期間とを決定
することで、簡単に、第1のクロックの4分の1周期の
プリチャージ期間と第1のクロックの4分の1周期のイ
コライズ期間に、データ転送期間を第1のクロックの2
分の1とでき、プリチャージ期間やイコライズ期間に比
べてデータ転送期間を比較的長くとれるためデータ転送
が容易になる。
【0047】第11の発明における制御回路は、例え
ば、第1のクロックによって、データ転送を行うか否か
を決定し、データ転送をしない期間でかつ第1のクロッ
クと第2のクロックが同じ時にプリチャージを行い、デ
ータ転送をしない期間でかつょた1のクロックと第2の
クロックとが異なる時にイコライズを行うことで、簡単
に、第1のクロックの4分の1周期のプリチャージ期間
と第1のクロックの4分の1周期のイコライズ期間、デ
ータ転送期間を第1のクロックの2分の1とでき、プリ
チャージ期間やイコライズ期間に比べてデータ転送期間
を比較的長くとれるためデータ転送が容易になる。
【0048】
【実施例】まず、この発明の第1ないし第4実施例が適
用されるバスシステムの概要について図1を用いて説明
する。図1は、この発明のバスシステムの概要を説明す
るためのブロック図である。図1において、1はそれぞ
れ寄生容量1cを有するn本のデータ線でnビットの情
報を伝達するバス、21,22はロジック回路またはメ
モリ回路等の回路ブロック、23は回路ブロック21の
出力に応じてバス1を駆動するためのバス駆動回路、2
4はバス駆動回路23と回路ブロック21とを接続する
ための内部信号線、25はバス1から回路ブロック22
へ情報を取り込むためのレシーバ回路、26はレシーバ
回路25と回路ブロック22とを接続するための内部信
号線、27は回路ブロック21,22とバス駆動回路2
3とレシーバ回路25とを制御するための制御回路であ
る。
【0049】バス駆動回路23は、バス1の奇数番目の
データ線に接続された少なくとも一つのデータ線駆動回
路23pと偶数番目のデータ線に接続された少なくとも
一つのデータ線駆動回路23nとで構成される。データ
線駆動回路23pは、電源電位VDDを供給するための電
源ラインに接続された第1の端子と奇数番目のデータ線
30等に接続された第2の端子と内部信号線24に接続
された制御端子とを有しており、制御端子の電位に応じ
て第1の端子と第2の端子との間の導通/非導通を制御
する。データ線駆動回路23nは、接地電位GNDを供給
するための接地ラインに接続された第1の端子と偶数番
目のデータ線31等に接続された第2の端子と内部信号
線24に接続された制御端子とを有しており、制御端子
の電位に応じて第1の端子と第2の端子との間の導通/
非導通を制御する。なお、データ線駆動回路23p,2
3nの制御端子と第1及び第2の端子との間は絶縁され
ているか、またはそれらの間にはデータ線の電位低下を
起こさない程度に十分大きな抵抗値を有するものとす
る。また、回路ブロック21,22は、集積回路の構成
要素であってもよい。
【0050】レシーバ回路25は、バス1の奇数番目の
データ線30等に接続された少なくとも一つのデータレ
シーバ25pと偶数番目のデータ線31等に接続された
少なくとも一つのデータレシーバ25nとで構成され
る。データレシーバ25pは、電源電位VDDを供給する
ための電源ラインに接続された第1の端子と内部信号線
26に接続された第2の端子とバス1の奇数番目のデー
タ線に接続された制御端子とを有しており、制御端子の
電位に応じて第1の端子と第2の端子との間の導通/非
導通を制御する。データレシーバ25nは、接地電位GN
Dを供給するための接地ラインに接続された第1の端子
と内部信号線26に接続された第2の端子とバス1の偶
数番目のデータ線に接続された制御端子とを有してお
り、制御端子の電位に応じて第1の端子と第2の端子と
の間の導通/非導通を制御する。なお、データレシーバ
25p,25nの制御端子と第1及び第2の端子との間
は絶縁されているか、またはそれらの間にはデータ線の
電位低下をによる誤動作が起きない程度に十分大きな抵
抗値を有するものとする。
【0051】バス1の各データ線には寄生容量1cがあ
り、この寄生容量1cを介して接地ラインに接続されて
おり、バス駆動回路23によって電源ラインあるいは接
地ラインに接続されなければ各データ線はフローティン
グの状態である。そして、所定の期間内にバス駆動回路
内のデータ線駆動回路23p,23nが第1の端子と第
2の端子との間を導通したか否かによって、回路ブロッ
ク21からの情報がバス1に接続されているレシーバ回
路に伝わる。
【0052】また、バス1の1番目と2番目のデータ
線、3番面と4番目のデータ線、…、n−1番目とn番
目のデータ線の間には、制御回路27からの制御信号に
よってオンオフが制御されるスイッチS1が設けられて
いる。スイッチS1は、回路ブロック22の情報がバス
1に出力される前に、バス1の各データ線を接地電位GN
Dと電源電位VDDの間の所定の電位にするためのものであ
る。
【0053】図2は図1に示したバスシステムの動作の
概要を示すタイミングチャートである。時刻t1におい
てバス1のデータ線を充放電するための命令を伝える制
御信号Spcが制御回路27から出力されると、奇数番
目のデータ線がバス駆動回路23のデータ線駆動回路2
3pで充電されて電源電位VDDになるとともに、偶数番
目のデータ線がバス駆動回路23のデータ線駆動回路2
3nで放電されて接地電位GNDになる。その後、時刻t
3においてバス1のデータ線の電位を均等にするための
信号Seqが制御回路27から出力されると、バス1の
各データ線をフローティングにしてからスイッチS1が
閉じられ、バス1のデータ線が全て所定の電位になる。
時刻t4において、制御回路27から制御信号Sevが
出力されると、回路ブロック21からの出力信号によっ
て、データ線駆動回路23p及びデータ線駆動回路23
nの導通/非導通が決定し、導通するか非導通かによっ
てバス1のデータ線の中の奇数番目のものは所定の電位
か電源電位VDD、偶数番目のものは接地電位GNDか所定の
電位になる。
【0054】そして、レシーバ回路25の側では、時刻
t2において制御回路27から制御信号Srpcが出力
されると、内部信号線26の中のデータ線のうちバス1
の奇数番目のデータ線に接続されたものは、スイッチS
2を閉じることによってその寄生容量から接地電位GND
に放電される。また、内部信号線26の中のデータ線の
うちバス1の偶数番目のデータ線に接続されたものは、
スイッチS3を閉じることによってその寄生容量が電源
電位VDDに充電される。
【0055】その後、制御回路27から制御信号Srv
が出力されると、レシーバ回路25はスイッチS2を開
いた状態にし、バス1の奇数番目のデータ線が所定の電
位であれば、バス1の奇数番目のデータ線と接続されて
いるデータレシーバ25pは、第1の端子と第2の端子
との間を導通させ、データレシーバ25pの第2の端子
に接続されている内部信号線26を電源電位VDDに充電
する。この時、レシーバ回路25はスイッチS2を開い
た状態にし、バス1の奇数番目のデータ線が電源電位VD
Dであれば、データレシーバ25pの第1の端子と第2
の端子間を導通させず、内部信号線26に接地電位GND
を保持させる。
【0056】またこの時、バス1の偶数番目のデータ線
が所定の電位であれば、スイッチS3を開いた状態で、
バス1の偶数番目のデータ線に接続されているデータレ
シーバ25nは第1の端子と第2の端子との間を導通さ
せ、データレシーバ25nは第2の端子に接続されてい
る内部信号線26を接地電位GNDに放電する。バス1の
偶数番目のデータ線が接地電位GNDであれば、データレ
シーバ25pは第1の端子と第2の端子との間を導通さ
せず、データレシーバ25nは内部信号線26に電源電
位VDDを保持させる。
【0057】従って、バス1の奇数番目のデータ線を伝
わる信号は、所定の電位と電源電位VDDとの間で振幅す
る。また、バス1の偶数番目のデータ線を伝わる信号
は、所定の電位と接地電位GNDの間で振幅する。バス1
を伝わる信号の論理振幅が抑えられるため、消費電力が
低く抑えられる。また、初期化する必要がなく、スタン
バイ時間を非常に短くできる。また、1ビットの情報を
伝達するために必要とするバス1のデータ線は1本であ
るから、バス1のデータ線の数は増加しない。
【0058】なお、図1には情報を送信する回路ブロッ
ク21と情報を受け取る回路ブロック22とからなる一
組の送信部と受信部しか記載されていないが、一つのバ
スに接続された送信部が複数組あり、受信部が複数組み
あってもよい。また、一つの回路ブロックに、バス駆動
回路とレシーバ回路とを備えてもよい。また、一つの回
路ブロックが複数のバス駆動回路を備えていてもよい。
また、回路ブロックの一つのバス駆動回路がバスの全て
のデータ線を駆動する必要はなく、必要なもののみ駆動
する構成であってもよい。また、回路ブロックの一つの
レシーバ回路がバスの全てのデータ線から情報を受け取
らなくてもよく、バス1の中の必要なデータ線から情報
を受け取るように、必要なデータ線のみに接続されてい
てもよい。また、データ線駆動回路23p,23nが駆
動するデータ線は奇数番目、偶数番目に限らない。
【0059】実施例1.この発明の第1実施例によるバ
スシステムについて、図3ないし図6を用いて説明す
る。図3はこの発明の第1実施例によるバス駆動回路の
構成を示す回路図である。図3において、30,31は
バスのデータ線、PM5は内部信号線24に接続され入力
信号Pinを受けるゲートと電源電位VDDを供給するための
電源ラインに接続されたソースとバスのデータ線30に
接続されたドレインとを有するPチャネルMOSトラン
ジスタ、NM5は内部信号線24に接続され入力信号Ninを
受けるゲートと接地電位GNDを供給するための電源ライ
ンに接続されたソースとバスのデータ線31に接続され
たドレインとを有するNチャネルMOSトランジスタ、
PM6はイコライズ信号EQPを受けるゲートとバスのデータ
線30に接続された一方電極とバスのデータ線31に接
続された他方電極とを有するPチャネルMOSトランジ
スタ、NM6はイコライズ信号EQNを受けるゲートとバスの
データ線30に接続された一方電極とバスのデータ線3
1に接続された他方電極とを有するNチャネルMOSト
ランジスタ、Cp、Cnは各データ線30,31の寄生
容量である。PチャネルMOSトランジスタPM6とNチ
ャネルMOSトランジスタNM6に与えられるイコライズ
信号EQP,EQNは互いに相補的な関係にあり、2つのトラ
ンジスタは同じ動作を行う。
【0060】図4を用いて図3に示したバス駆動回路の
動作説明を行う。図4はバス駆動回路の動作を示すタイ
ミングチャートであり、タイミングチャートの縦軸は電
位、横軸は時間を表す。また、バス駆動回路の動作説明
において、入力およびイコライズ信号のハイレベルは電
源電位VDDに、ロウレベルは接地電位GNDに相当する。バ
ス駆動回路動作の1サイクルは、プリチャージ期間P
c、イコライズ期間Eq、データ転送期間Evの3つの
期間よりなる。
【0061】プリチャージ期間Pcでは、入力信号Pin
がロウレベルに、入力信号Ninがハイレベルになる。こ
の時、PチャネルMOSトランジスタPM5及びNチャネ
ルMOSトランジスタNM5が導通する。そのため、バス
のデータ線30は充電されて出力信号Poutはハイレベル
になり、データ線31は放電されて出力信号Noutはロウ
レベルになる。この期間では、イコライズ用のトランジ
スタPM6およびNM6が導通しないように、イコライズ信号
EQPがハイレベルに、イコライズ信号EQNがロウレベルに
されている。
【0062】次のイコライズ期間Eqでは、イコライズ
信号EQPがロウレベル、イコライズ信号EQNがハイレベル
となり、トランジスタPM6およびNM6が導通する。また、
入力信号Pinがハイレベルに、入力信号Ninがロウレベル
にされ、トランジスタPM5,NM5は共に非導通となる。こ
の時、電源からデータ線30,31への電荷供給がな
く、また接地への電荷流出がないことから、データ線の
電位Voutは、寄生容量Cp,Cnにより数1で表せる。
【0063】
【数1】
【0064】寄生容量の値が等しいとき、数1からデー
タ線30,31の電位はVDD/2となることがわかる。
データ線30,31の寄生容量Cp,Cnはデータ線3
0,31の配線容量とデータ線30,31につながるM
OSトランジスタの容量の和である。バスのデータ線接
続されるMOSトランジスタには少なくともバス駆動回
路側のトランジスタとレシーバ回路側のトランジスタと
がある。配線長を等しくすることとデータ線につながる
トランジスタサイズを調整することで隣接するデータ線
30,31の寄生容量Cp,Cnの値を互いにほぼ等し
くすることが可能である。
【0065】最後のデータ転送期間Evでは、入力信号
Pin,Ninにそれぞれ転送したいデータが与えられる。入
力信号Pinがハイレベルのとき、トランジスタPM5が非導
通状態を維持してデータ線30の寄生容量Cpがイコラ
イズ期間Eqの時の電荷を保持するため、出力信号Pout
はVDD/2になる。入力信号Pinがロウレベルのときは、
トランジスタPM5が導通してデータ線30の寄生容量C
pへ電源ラインから電源電位VDDが供給されるためデー
タ線30の電位が上昇し、出力信号PoutはVDDとなる。
【0066】同様に、入力信号Ninがロウレベルのとき
は、トランジスタNM5が非導通状態を維持してデータ線
31の寄生容量Cnがイコライズ期間Eqの電荷を保持
するため、出力信号Noutの電位はVDD/2となる。入力
信号Ninがハイレベルのときは、トランジスタNM5が導通
してデータ線31の寄生容量Cnから接地ラインへ放電
されるため、出力信号PoutはGNDとなる。データを受け
取るレシーバ回路側ではこの期間にデータ線30,31
の電位を検知することで、データ転送が可能となる。
【0067】このように、出力信号Poutに関してロウ側
の論理レベルはVDD/2、ハイ側はVDDとなり、出力信号
Noutに関してはロウ側の論理レベルはGND、ハイレベル
はVDD/2となる。従って、バスの各データ線の論理振
幅はVDD/2となり、電源電位VDDと接地電位GNDとの間
で振幅する場合に比べて半分となり、消費電流も約半減
できる。各データ線は相補信号にする必要がないため、
図17に示した方式による場合のようにデータ線の本数
を2倍に増加する必要はない。また、各データ線はプリ
チャージ期間PcにVDDもしくはGNDレベルに電位が固定
されるので、図17に示した従来のバスシステムのよう
に電位不定の期間がなく、初期化のための余分な時間が
不要である。さらに、バス幅の増加に対して駆動回路を
直列に積み上げる構成を取らないのでバックゲート効果
の影響もなく、出力線は高速に駆動される。さらに、図
17に示した従来のバス駆動回路では一つのバス駆動回
路あたり5個のトランジスタが必要であるが、図3に示
したバス駆動回路は4個のトランジスタで構成できるた
め、素子数も削減できる。以上のように、第1実施例に
よるバス駆動回路は、図16に示したような(VDD−GN
D)の論理振幅を有するバス駆動回路に比べて消費電流
の点で優位であり、図17に示したようなバス駆動回路
に比べて面積、スピード、構成素子数の点で優位であ
る。
【0068】次に、第1実施例によるバスシステムのレ
シーバ回路について説明する。図5は第1実施例による
レシーバ回路の構成を示す回路図である。図5におい
て、RVPは、PチャネルMOSトランジスタにより駆動
されるデータ線30から情報を受け取るためのデータレ
シーバであり、RVNは同じくNチャネルMOSトランジ
スタにより駆動されるデータ線31から情報を受け取る
ためのデータレシーバである。Pbus,Nbusはデータ線3
0、31から与えられる信号、つまりデータレシーバRV
P,RVNの入力信号である。信号Pbusは、図1のデータ線
駆動回路23pの出力信号Poutに対応し、信号Nbusは同
じくデータ線駆動回路23nの出力信号Noutに対応す
る。データレシーバRVPは、電源ラインと接地ラインと
の間に接続されたPチャネルMOSトランジスタPM7,P
M8とNチャネルMOSトランジスタNM7を直列接続する
ことにより構成される。PチャネルMOSトランジスタ
PM7のゲートはデータ線30に接続され、そのソースは
電源ラインに接続されている。PチャネルMOSトラン
ジスタPM8のソースはPチャネルMOSトランジスタPM7
のドレインに接続され、そのドレインは内部信号線26
に接続され、そのゲートはプリチャージ信号PPRを受け
る。NチャネルMOSトランジスタNM7のソースは接地
ラインに接続され、そのドレインは内部信号線26に接
続され、そのゲートはプリチャージ信号PPRを受ける。
データレシーバRVNは、電源ラインと接地ラインとの間
に直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタPM9
とNチャネルMOSトランジスタNM8,NM9により構成さ
れる。PチャネルMOSトランジスタPM9のソースは、
電源ラインに接続され、そのドレインは内部信号線26
に接続され、そのゲートはプリチャージ信号NPRを受け
る。NチャネルMOSトランジスタNM8のドレインは内
部信号線26に接続され、そのゲートはプリチャージ信
号NPRを受ける。NチャネルMOSトランジスタNM9のソ
ースは接地ラインに接続され、そのドレインはNチャネ
ルMOSトランジスタNM8のソースに接続され、そのゲ
ートは入力信号Nbusを受ける。データレシーバRVPは内
部信号線26に出力信号Proを出力し、データレシーバR
VNは内部信号線26に出力信号Nroを出力する。
【0069】次に、図5に示したレシーバ回路の動作に
ついて図6に示すタイミングチャートを用いて説明す
る。バス駆動回路の動作との相関を明確にするため、図
6には、駆動回路のプリチャージ期間Pc、イコライズ
期間Eq及びデータ転送期間Evを示している。
【0070】バス駆動回路のプリチャージ期間Pcおよ
びイコライズ期間Eq中に、レシーバ回路はプリチャー
ジを行う。この期間中に、プリチャージ信号PPRはハイ
レベルに、またプリチャージ信号NPRはロウレベルとな
る。この時、トランジスタPM8が非導通状態になり、ト
ランジスタNM7が導通するため、内部信号線26の寄生
容量から電荷が放電され、出力信号Proはロウレベルに
なる。またこの時、トランジスタPM9が導通し、トラン
ジスタNM8は非導通状態となるため、内部信号線26の
寄生容量に電荷が蓄積され、出力信号Nroがハイレベル
になる。
【0071】次のデータ転送期間Evでは、バス駆動回
路からデータ線に転送すべきデータが出力される。この
とき、プリチャージ信号PPRはロウレベルになってお
り、プリチャージ信号NPRはハイレベルになっている。
既に説明したように、信号Pbusは、ハイレベルとしての
VDD、ロウレベルとしてのVDD/2の2つの論理レベルを
有している。また、信号Nbusの場合には、ハイレベルは
VDD/2、ロウレベルはGNDである。
【0072】信号PbusがVDDであれば、PチャネルMO
SトランジスタPM7は導通しないため、出力信号ProはGN
Dのままである。逆に出力信号PbusがVDD/2のときに
は、トランジスタPM7が導通するため、出力信号Proはハ
イレベルになる。
【0073】信号NbusがGNDであれば、NチャネルMO
SトランジスタNM9は導通しないため、出力信号NroはVD
Dのままである。信号NbusがVDD/2のときには、Nチャ
ネルMOSトランジスタNM9が導通するため、出力信号N
roはロウレベルになる。データレシーバの入力信号Pbu
s,NbusがVDD/2のとき、トランジスタPM7およびNM9が
導通するためには、これらのトランジスタのしきい値電
圧Vthの絶対値が次の条件を満たす必要がある。
【0074】
【数2】
【0075】ゲート長が0.5μmの場合、一般に|V
th|は0.8V以下であり、VDDが1.6Vより大き
ければ正常に動作する。なお、バス駆動回路のイコライ
ズ期間中には、データレシーバへの入力信号Pbusおよび
NbusはVDD/2となるため、入力トランジスタPM7および
NM9は導通している。しかし、同時にこの期間はレシー
バ回路のプリチャージ期間中でもあり、プリチャージ用
のトランジスタNM7およびPM9も導通している。Pチャネ
ルMOSトランジスタPM8およびNチャネルMOSトラ
ンジスタNM8は、この期間にデータレシーバRVP,RVNのト
ランジスタPM7とトランジスタNM7、トランジスタPM9と
トランジスタNM9が接続しないよう設けたものである。
プリチャージ期間中は、トランジスタPM8およびNM8は非
導通状態であり、トランジスタPM8,NM8はトランジスタP
M7,NM9と内部信号線26とを分離する。
【0076】このレシーバ回路は相補信号を必要としな
いので構成素子が少なくてすむ。また、データ転送期間
中は、レシーバ回路の出力端(内部信号線26)が高イ
ンピーダンスになるので、トランジスタPM7,NM9が少し
でも導通すればその電位が速やかに変化するため、高速
動作が可能である。
【0077】実施例2.次にこの発明の第2実施例によ
るバスシステムについて図7ないし図10を用いて説明
する。第1実施例のバスシステムにおいては、内部信号
線24にデータ線駆動回路を直接接続し、回路ブロック
からバス駆動回路へ与えられる信号Pin,Ninにプリチャ
ージ期間Pc、イコライズ期間Eq及びデータ転送期間
Evに分けてそれぞれ所定の信号を出力するように制限
を設けているが、第2実施例によるバス駆動回路では、
回路ブロックからの出力には制限を設けずに、バス駆動
回路への入力信号をバスの伝送の各段階に合わせて変更
する変換回路をバス駆動回路の前段に設けることによっ
て回路ブロックの出力とバスを伝送する信号との整合を
取っている。
【0078】図7に示した制御回路はバス駆動回路の制
御のために2種類のクロック信号CLKSとCLKFを用いる。
CLKFの周波数はCLKSの2倍に設定する。また、これらク
ロックの立ち上がりが何れかで一致しているものとす
る。図8に各制御信号のタイミングチャートを示す。図
7において、35は2種類のクロックCLKS,CLKFに基づ
いてバス駆動回路を制御するための制御信号を発生する
制御回路、45は制御回路35の制御信号と回路ブロッ
クからバス駆動回路へ入力される入力信号Pin,Ninとを
受けてバスの伝送方式に合わせて信号変換する変換回路
であり、その他図3と同一符号のものは図3の同一符号
部分に相当する部分である。制御回路35は、クロック
CLKSを反転するインバータ36と、クロックCLKFを反転
するインバータ37と、インバータ36,37の出力の
否定論理積を出力するNANDゲート38と、クロック
CLKSとクロックCLKFの否定論理積を出力するNANDゲ
ート39と、NANDゲート38,39の出力の否定論
理積を出力するNANDゲート40と、NANDゲート
40の出力を反転するインバータ41と、NANDゲー
ト39の出力を反転するインバータ42と、インバータ
42の出力を反転するインバータ43とを備えて構成さ
れている。NANDゲート38の出力がプリチャージ信
号PRC、インバータ41の出力がイネーブル信号BEN、イ
ンバータ42の出力がイコライズ信号EQN、インバータ
43の出力がイコライズ信号EQPである。
【0079】変換回路45は、入力信号Pinとイネーブ
ル信号BENとの否定論理積を出力するNANDゲート4
6と、NANDゲート46の出力とプリチャージ信号PR
Cとの否定論理積を出力するNANDゲート47と、N
ANDゲート47の出力を反転するインバータ48と、
入力信号Ninとイネーブル信号BENとの否定論理積を出力
するNANDゲート49と、NANDゲート49の出力
とプリチャージ信号PRCとの否定論理積を出力するNA
NDゲート50とで構成されている。
【0080】図8を用いて図7に示した回路の動作につ
いて説明する。クロックCLKS,CLKFがともにロウレベル
のときがプリチャージ期間Pcである。この時、プリチ
ャージ信号PRCがロウレベルになり、変換回路45は、
入力信号Pin,Ninに関係なくPM5およびNM5を導通させ
る。従って、出力信号Poutは電源電位VDDになり、出力
信号Noutは接地電位GNDになる。
【0081】クロックCLKS,CLKFがともにハイレベルの
ときは、イコライズ期間となる。イコライズ信号EQNが
ハイレベル、イコライズ信号EQPがロウレベルになり、
変換回路45は、PチャネルMOSトランジスタPM6お
よびNチャネルMOSトランジスタNM6を導通させる。
トランジスタPM6,NM6が導通することで、データ線3
0,31の寄生容量CpとCnの値が等しいとすれば、
既に説明したように、両データ線30,31の電位は等
しくなり、出力信号Pout,NoutはともにVDD/2とな
る。
【0082】次に、クロックCLKSがハイレベルで、かつ
クロックCLKFがロウレベル、もしくはクロックCLKSがロ
ウレベルで、かつクロックCLKFがハイレベルのときに
は、イネーブル信号BENがハイレベルとなり、データ転
送期間Evとなる。この時、変換回路45は入力信号Pi
n,Ninを有効にする。ただし、イネーブル信号BENがハ
イレベルになる前に、入力信号Pin,Ninとして有効なデ
ータが設定されるものとする。出力信号Poutは、入力信
号Pinに従ってハイレベル(VDD)もしくはロウレベル
(VDD/2)に変化する。同様に、出力信号Noutも入力
信号Ninに従ってハイレベル(VDD/2)もしくはロウレ
ベル(GND)に変化する。
【0083】入力信号Pin,Ninに関わらず制御信号PCR,B
EN,EQN,EQPによってデータ線駆動回路がプリチャージ期
間Pc及びイコライズ期間Eqに適した動作を行うた
め、回路ブロックは入力信号Pin,Ninをプリチャージ期
間、イコライズ期間及びデータ転送期間に応じたフォー
マットを有する必要が無く、回路ブロックの規制が緩和
され対称が広がるため、バスシステムの汎用性が増す。
【0084】次に、第2実施例のバスシステムにおける
レシーバ回路及びその制御回路について図9及び図10
を用いて説明する。バス駆動回路と同様に、レシーバ回
路を制御するための制御信号の発生には2種類のクロッ
クCLKS,CLKFを用いる。クロックCLKFの周波数は、クロ
ックCLKSの2倍に設定する。図10に各制御信号のタイ
ミングチャートを示す。図10には、駆動回路の動作と
の相関を明確にするため、バス駆動回路のプリチャージ
期間Pc、イコライズ期間Eq、データ転送期間Evを
示している。
【0085】図9において、51はレシーバ回路を制御
するためにプリチャージ信号PPR,NPRを発生する制御回
路であり、その他図5と同一符号のものは図5の同一符
号部分に相当する部分である。制御回路51は、クロッ
クCLKSを反転するインバータ52と、クロックCLKFを反
転するインバータ53と、インバータ52,53の否定
論理積を出力するNANDゲート54と、クロックCLK
S,CLKFの否定論理積を出力するNANDゲート55
と、NANDゲート54,55の出力の否定論理積を出
力するNANDゲート56と、NANDゲート56の出
力を反転するインバータ57と、インバータ57の出力
を反転するインバータ58とを備えて構成されている。
インバータ57の出力がプリチャージ信号NPR、インバ
ータ58の出力がプリチャージ信号PPRである。
【0086】制御回路51は、クロックCLKS,CLKFが同
じになるとき、プリチャージ信号PPRをハイレベルに、
プリチャージ信号NPRをロウレベルにする。制御回路5
1からこのプリチャージ信号PPR,NPRを受けて、データ
レシーバRVP,RVNはプリチャージを行う。一方、クロッ
クCLKS,CLKFの電位レベルが互いに異なるときには、制
御回路51は、プリチャージ信号PPRをロウレベルに、
プリチャージ信号NPRをハイレベルになる。この期間は
バス駆動回路がデータを出力するデータ転送期間Evで
あり、レシーバ回路は入力信号PbusおよびNbusに応じて
出力信号ProおよびNroを生成する。
【0087】以上のようにクロックCLKSとその2倍
の周波数を有するクロックCLKFとでバス駆動回路及
びレシーバ回路の制御信号を生成するため、容易に、プ
リチャージ期間をクロックCLKSの1/4周期、イコ
ライズ信号をその1/4周期、そしてデータ転送期間を
その1/2周期にすることができ、データ転送期間を比
較的長くすることによりその信号を受ける回路ブロック
側のタイミングに余裕ができ回路ブロックを設計しやす
くなる。
【0088】なお、図1に示した制御回路27は、制御
回路35及び制御回路51を含んでいる。
【0089】実施例3.第1実施例及び第2実施例のバ
スシステムに用いられたレシーバ回路においては、直接
内部信号線26と接続されているため、内部信号線26
から信号を受け取る回路ブロックは、データ転送期間E
v以外ではバスからのデータを取り込むことができなか
った。例えば、第1及び第2実施例のレシーバ回路で
は、その出力は1サイクルの半分の時間しか利用できな
い。第3実施例によるバスシステムでは、レシーバ回路
の出力にラッチをつけて構成されているので、レシーバ
回路が各サイクルの全期間に渡ってその出力を保持する
ことができ、回路ブロックは各サイクルのいずれのタイ
ミングにおいてもデータを取り込むことができる。
【0090】第3実施例によるレシーバ回路及びその制
御回路の構成を図11に示す。図11において、TG
1,TG2はデータレシーバRVP,RVNの出力の伝達を制
御するためのトランスファゲート、60はレシーバ回路
を制御するためにプリチャージ信号PPR,NPRを発生する
とともにトランスファゲートTG1,TG2を制御する
ための信号を出力する制御回路、66はデータレシーバ
RVPとトランスファゲートTG1とをまたはデータレシ
ーバRVNとトランスファゲートTG2とを接続する信号
線、LAT1は内部信号線26とトランスファゲートTG1
との間に設けられデータレシーバRVPの出力を保持する
ためのラッチ回路、LAT2は内部信号線26とトランスフ
ァゲートTG2との間に設けられデータレシーバRVNの
出力を保持するためのラッチ回路であり、その他図5と
同一符号の部分は図5の同一符号部分に相当する部分で
ある。
【0091】制御回路60は、クロックCLKSを反転する
インバータ61と、クロックCLKFとインバータ61の出
力との否定論理積を出力するNANDゲート62と、N
ANDゲート62の出力を反転するインバータ63と、
NANDゲート62の出力を反転するインバータ64と
を備えて構成される。NANDゲート62の出力がプリ
チャージ信号NPR、インバータ63の出力がプリチャー
ジ信号PPR、NANDゲート62の出力がトランスファ
ゲートの制御信号NTG、インバータ64の出力がトラン
スファゲートの制御信号PTGである。
【0092】図12に制御回路から出力される制御信号
のタイミングチャートを示す。図12には、駆動回路の
動作との相関を明確にするため、駆動回路のプリチャー
ジ期間Pc、イコライズ期間Eq、データ転送期間Ev
を示している。制御信号の発生には2種類のクロックCL
KS,CLKFを用いる。クロックCLKFの周波数はクロックCL
KSの2倍に設定する。
【0093】クロックCLKSがロウレベルで、かつクロッ
クCLKFがハイレベル以外のとき、制御回路60は、プリ
チャージ信号PPRをハイレベル、プリチャージ信号NPRを
ロウレベルにする。この時、レシーバ回路はプリチャー
ジを行う。クロックCLKSがロウレベルで、かつクロック
CLKFがハイレベルのとき、制御回路60はプリチャージ
信号PPRをロウレベルに、プリチャージ信号NPRをハイレ
ベルにする。この時、レシーバ回路は、入力信号Pbus,
Nbusを取り込む。
【0094】同時に、トランスミッションゲートTG1
及びTG2の制御信号PTGがロウレベル、NTGがハ
イレベルになり、レシーバ回路の出力をラッチ回路LAT1
及びLAT2に送る。
【0095】さらに、次にクロックCLKSがロウレベルで
かつクロックCLKFがロウレベルになったとき、トランス
ミッションゲートTG1及びTG2が非導通になるた
め、ラッチ回路LAT1及びLAT2のデータが保持される。す
なわち、バス駆動回路のデータ転送期間Evの後半でデ
ータの取り込み及びラッチを行う。そのため、データ転
送を行った次のサイクルの先頭からそのデータを用いる
ことが可能となる。この実施例では、レシーバ回路のデ
ータ取り込み期間をクロックCLKSがロウレベルかつクロ
ックCLKFがハイレベルの期間になるよう設定している
が、他の実施例と同様の制御回路を用いて、バス駆動回
路のデータ転送期間Ev全体に渡ってレシーバのデータ
取り込み期間を設定してもかまわない。
【0096】実施例4.次に、この発明の第4実施例に
よるバスシステムについて図13及び図14を用いて説
明する。図13はバス駆動回路とその制御回路の構成を
示す回路図である。図13において、70は1/4周期
ずれた2つのクロックCLKA,CLKBを用いて制御信号を発
生する制御回路であり、その他図7と同一符号の部分は
図7の同一符号部分に相当する部分である。制御回路7
0は、クロックCLKAを反転するインバータ71と、クロ
ックCLKBを反転するインバータ72と、インバータ7
1,72の出力の否定論理積を出力するNANDゲート
73と、インバータ72の出力を反転するインバータ7
4と、クロックCLKAとインバータ72の出力との否定論
理積を出力するNANDゲート75と、NANDゲート
75の出力を反転するインバータ76と、インバータ7
6の出力を反転するインバータ77とを備えて構成され
ている。NANDゲート73の出力が、プリチャージ信
号PRCであり、インバータ74の出力が、イネーブル信
号BENであり、インバータ76の出力がイコライズ信号E
QNであり、インバータ77の出力がイコライズ信号EQP
である。
【0097】次に、図13に示した制御回路の動作を図
14のタイミングチャートに示す。変換回路45及びト
ランジスタPM5,PM6,NM5,NM6の動作については第2実施
例に示したとおりである。また、制御回路35と制御回
路70とは回路の構成及び同期するクロックは異なる
が、制御回路70が、プリチャージ期間Pc、イコライ
ズ期間Eq及びデータ転送期間Evに出力する制御信号
については、第2実施例で説明した制御回路35と同様
である。
【0098】なお、図1に示したバスシステムで用いら
れるプリチャージ期間Pc、イコライズ期間Eq及びデ
ータ転送期間Evを設定するための制御信号及びその制
御回路に制御されるバス駆動回路の構成は上記実施例に
限られるものではなく、他の回路構成であってもよく、
上記実施例と同様の効果を奏する。
【0099】また、図1に示したバスシステムで用いら
れるレシーバ回路及びその制御回路も上記実施例のもの
に限られるものではない。
【0100】実施例5.上記実施例ではプリチャージと
イコライズとをバス駆動回路で行っているが、図15に
示すように、バス1のプリチャージとイコライズとを行
うためのプリチャージ・イコライズ専用回路80を設け
てもよい。図15において、80は図には示されていな
い制御回路からの制御信号PRC等により制御されて接続
されているバス1のプリチャージ及びイコライズを行う
ためのプリチャージ・イコライズ専用回路、81,85
は回路ブロック、82は回路ブロック81の出力をバス
1で伝達するためのバス駆動回路、86は回路ブロック
85の出力をバス1で伝達するためのバス駆動回路であ
る。
【0101】バス駆動回路82はデータ線駆動回路82
a,82b等を備えている。データ線駆動回路82a
は、接地ラインに接続されたソースとバス1のデータ線
30に接続されたドレインとゲートとを有するNチャネ
ルMOSトランジスタNM12及び回路ブロックの出力と制
御回路から与えられるイネーブル信号BENとバス駆動回
路82の動作を許可不許可を制御するイネーブル信号EE
N1の否定論理積を出力するNANDゲート83aと、N
ANDゲート83aの出力を反転してNチャネルMOS
トランジスタNM12のゲートに伝達するインバータ84と
を備えている。また、データ線駆動回路82bは、接地
ラインに接続されたソースとバス1のデータ線31に接
続されたドレインとゲートとを有するPチャネルMOS
トランジスタPM12及び回路ブロックの出力と制御回路か
ら与えられるイネーブル信号BENとイネーブル信号EEN1
の否定論理積をPチャネルMOSトランジスタPM12のゲ
ートに出力するNANDゲート83bとを備えている。
なお、バス駆動回路86は他のイネーブル信号EEN2とイ
ネーブル信号BENで制御される。
【0102】プリチャージ・イコライズ専用回路80
は、電源ラインに接続されたソース、プリチャージ信号
PRCを受けるゲート、及び2番目のデータ線31に接続
されたドレインとを有するPチャネルMOSトランジス
タPM10と、接地ラインに接続されたソース、プリチャー
ジ信号NRCを受けるゲート、及び1番目のデータ線30に
接続されたドレインとを有するNチャネルMOSトラン
ジスタNM10と、1番目と2番目のデータ線30,31間
に接続されゲートにイコライズ信号EQPが与えられるP
チャネルMOSトランジスタPM11と、1番目と2番目の
データ線30,31間に接続されゲートにイコライズ信
号EQNが与えられるNチャネルMOSトランジスタNM11
等を備えて構成されている。なお、データ線が2n本の
場合には、図に示したような回路をn個準備する。ま
た、データ線が奇数の場合には、例えば、ダミーデータ
線を用意しても良い。図15に示したバス駆動回路82
とプリチャージ・イコライズ専用回路80とが合わさっ
て、図1に示したバス駆動回路23と同じ働きをする。
つまり、図3に示されたトランジスタPM5は、図15に
示されたトランジスタPM10,PM12の働きを兼ね、図3に
示されたトランジスタNM5は、図15に示されたトラン
ジスタNM10,NM12の働きを兼ねている。
【0103】イネーブル信号BEN及びEEN1がハイレベル
の時、回路ブロック81の出力に応じて、トランジスタ
PM12,NM12等が選択的に導通する。イネーブル信号BEN
は、プリチャージ期間及びイコライズ期間が終了した
後、次のプリチャージ期間までの間ハイレベルになる。
イネーブル信号EEN2はイネーブル信号EEN1がハイレベル
の時にはロウレベルになっている。イネーブル信号EEN
1,EEN2等は、一度のデータ転送期間に複数のバス駆動回
路のうちの一つだけを能動状態にする。なお、Pチャネ
ルMOSトランジスタで駆動するデータ線の情報を受け
取るのは、例えば図5に示したデータレシーバRVPであ
り、NチャネルMOSトランジスタで駆動するデータ線
から情報を受け取るのは、例えば図5に示したデータレ
シーバRVNである。また、バス1が長い場合には、プリ
チャージおよびイコライズの時間を短縮するため、プレ
チャージ・イコライズ専用回路80を複数設けても良
い。
【0104】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明のバス
駆動回路によれば、イコライズ期間にその期間を示すイ
コライズ信号に応じて第1及び第2のデータ線を接続す
るための第1のスイッチ手段と、プリチャージ期間に第
1のデータ線に接続された第1の端子と第1の電源に接
続された第2の端子との間を接続する第2のスイッチ手
段と、プリチャージ期間に第2のデータ線に接続された
第1の端子と第2の電源に接続された第2の端子との間
を接続する第3のスイッチ手段と、データ転送期間に該
制御端子で受け取る第1の入力信号に基づいて該第1の
端子と該第2の端子との間の接続を選択的に行う第4の
スイッチ手段と、データ転送期間に該制御端子で受け取
る第2の入力信号に基づいて、該第1の端子と該第2の
端子との間の接続を選択的に行う第3のスイッチ手段と
を同一集積回路内に備えて構成されているので、プリチ
ャージされた第1のデータ線と第2のデータ線とをイコ
ライズ期間に接続することによって得られる中間電位と
第1の電源の出力電位、または中間電位と第2の電源の
出力電位の間で振幅する信号でデータ転送を行うことが
でき、データ線の本数を増やすことなく消費電力を削減
できるという効果がある。
【0105】請求項2記載の発明のバス駆動回路によれ
ば、イコライズ期間にその期間を示すイコライズ信号に
応じて第1及び第2のデータ線を接続するための第1の
スイッチ手段と、プリチャージ期間に第1のデータ線に
接続された第1の端子と第1の電源に接続された第2の
端子との間を接続し、データ転送期間に制御端子で受け
取る第1の入力信号に基づいて該第1の端子と該第2の
端子との間の接続を選択的に行う第2のスイッチ手段
と、プリチャージ期間に第2のデータ線に接続された第
1の端子と第2の電源に接続された第2の端子との間を
接続し、データ転送期間に該制御端子で受け取る第2の
入力信号に基づいて、該第1の端子と該第2の端子との
間の接続を選択的に行う第3のスイッチ手段とを同一集
積回路内に備えて構成されているので、プリチャージさ
れた第1のデータ線と第2のデータ線とをイコライズ期
間に接続することによって得られる中間電位と第1の電
源の出力電位、または中間電位と第2の電源の出力電位
の間で振幅する信号でデータ転送を行うことができ、デ
ータ線の本数を増やすことなく消費電力を削減できると
いう効果がある。
【0106】請求項3記載の発明のバス駆動回路によれ
ば、第2のスイッチ手段は、第1のデータ線に接続され
た第1の電流電極、第1の電源に接続された第2の電流
電極、及び第1の入力信号を受け取る制御電極を有する
第1導電型の第1のMOSトランジスタを備え、第3の
スイッチ手段は、第2のデータ線に接続された第1の電
流電極、第2の電源に接続された第2の電流電極、及び
第2の入力信号を受け取る制御電極を有する第2導電型
の第2のMOSトランジスタを備えて構成されているの
で、第2及び第3のスイッチ手段の構成を簡素化でき、
集積度を向上することができるという効果がある。
【0107】請求項4記載の発明のバス駆動回路によれ
ば、プリチャージ期間を示すプリチャージ信号、イコラ
イズ信号及び第1の入力信号を入力し、プリチャージ期
間には、第1のデータ線に接続された第1の電流電極及
び第1の電源に接続された第2の電流電極を有する第1
のMOSトランジスタを導通状態とする信号を、イコラ
イズ期間には第1のMOSトランジスタを非導通状態と
する信号を、データ転送期間には第1の入力信号を第1
のMOSトランジスタの制御電極に対して出力する第1
の変換回路と、プリチャージ信号、イコライズ信号及び
第2の入力信号を入力し、プリチャージ期間には、第2
のデータ線に接続された第1の電流電極及び第2の電源
に接続された第2の電流電極を有する第2のMOSトラ
ンジスタを導通状態とする信号を、イコライズ期間には
第2のMOSトランジスタを非導通状態とする信号を、
データ転送期間には第2の入力信号を第2のMOSトラ
ンジスタの制御電極に対して出力する第2の変換回路と
を備えて構成されているので、第1及び第2の入力信号
が、プリチャージ期間、イコライズ期間及びデータ転送
期間の各段階に対応したフォーマットに従う必要は無
く、第1及び第2の入力信号を出力する回路を簡素化で
き、集積度を向上することができるという効果がある。
【0108】請求項5記載の発明のレシーバ回路によれ
ば、プリチャージ期間に第1のMOSトランジスタの第
2の電流電極に接続された第1の電流電極及び信号線に
接続された第2の電流電極を有する第2のMOSトラン
ジスタが非導通になると共に第2の電源に接続された第
1の電流電極及び信号線に接続された第2の電流電極を
有する第3のMOSトランジスタが導通状態となるよう
に、また、データ線から信号を受け取るときには第2の
MOSトランジスタが導通状態となると共に第3のMO
Sトランジスタが非導通状態となることでデータ線に接
続された制御電極、第1の電源に接続された第1の電流
電極、及び第2の電流電極を有する第1のMOSトラン
ジスタがデータ線の電位に応じて導通が非導通かを選択
するように構成されているので、3つのトランジスタと
いう簡単な構成で中間の電位と第1の電源の出力電位、
または中間の電位と第2の電源の出力電位との間で振幅
する信号を、第1の電源と第2の電源の出力電位の間で
振幅する信号に速やかに変換して出力することができ、
集積度を向上すると共に処理速度を向上することができ
るという効果がある。
【0109】請求項6記載の発明のレシーバ回路によれ
ば、入力端子に与えられるデータによって2つの安定な
状態のうちの一方の状態を取るデータ保持手段のその入
力端子が接続しているトランスファゲートが、プリチャ
ージ期間に非導通状態となり、データ線を伝送している
信号に応じた出力が信号線に出力されている期間のうち
の少なくとも一部の期間で導通状態となるように構成さ
れているので、レシーバ回路は信号をデータ転送期間よ
り長い間出力でき、レシーバ回路の汎用性が増すという
効果がある。
【0110】請求項7記載の発明のバスシステムによれ
ば、イコライズ期間にその期間を示すイコライズ信号に
応じて第1及び第2のデータ線を接続するための第1の
スイッチ手段、プリチャージ期間に該第1の端子と該第
2の端子との間を接続する第2のスイッチ手段、プリチ
ャージ期間に該第1の端子と該第2の端子との間を接続
する第3のスイッチ手段、並びにデータ転送期間に該制
御端子で受け取る第1の入力信号に基づいて該第1の端
子と該第2の端子との間の接続を選択的に行う第4のス
イッチ手段、または、データ転送期間に該制御端子で受
け取る前記第2の入力信号に基づいて、該第1の端子と
該第2の端子との間の接続を選択的に行う第5のスイッ
チ手段のうちの少なくとも一方を有するバス駆動回路
と、第1または第2のデータ線を通して伝達された信号
に応じて第1の電源が出力する電位と第2の電源が出力
する電位との間で振幅する信号を出力するレシーバ回路
と、データ転送期間を指示するデータ転送信号を少なく
とも出力する制御回路とを備え、バスにおいて、第1の
データ線を第1の電源に接続するとともに第2のデータ
線を第2の電源に接続するプリチャージ期間、複数のデ
ータ線を第1及び第2の電源と接続しないようにすると
ともに第1のデータ線と第2のデータ線とを互いに接続
するイコライズ期間、及び各データ線にそれぞれ異なる
情報を伝達するデータ転送期間を順に経ることによって
複数の回路ブロック間で情報転送を行うように構成され
ているので、第1及び第2の電源の出力電位の間で振幅
する信号を処理している回路ブロック間の情報の伝達
を、第1及び第2の電源の出力電位間の中間の電位と第
1または第2の電源の出力電位との間で振幅する信号で
転送することによって行うことができ、バスのデータ線
を増やすことなく消費電力を削減することができるとい
う効果がある。
【0111】請求項8記載の発明のバスシステムは、イ
コライズ期間にその期間を示すイコライズ信号に応じて
第1及び第2のデータ線を接続するための第1のスイッ
チ手段、プリチャージ期間に該第1の端子と該第2の端
子との間を接続し、データ転送期間に該制御端子で受け
取る前記第1の入力信号に基づいて該第1の端子と該第
2の端子との間の接続を選択的に行う第2のスイッチ手
段、並びにプリチャージ期間に該第1の端子と該第2の
端子との間を接続し、データ転送期間に該制御端子で受
け取る第2の入力信号に基づいて、該第1の端子と該第
2の端子との間の接続を選択的に行う第3のスイッチ手
段を有するバス駆動回路と、第1または第2のデータ線
を通して伝達された信号に応じて第1の電源が出力する
電位と第2の電源が出力する電位との間で振幅する信号
を出力するレシーバ回路と、データ転送期間を指示する
データ転送信号を少なくとも出力する制御回路とを備
え、バスにおいて、第1のデータ線を第1の電源に接続
するとともに第2のデータ線を第2の電源に接続するプ
リチャージ期間、複数のデータ線を第1及び第2の電源
と接続しないようにするとともに第1のデータ線と第2
のデータ線とを互いに接続するイコライズ期間、及び各
データ線にそれぞれ異なる情報を伝達するデータ転送期
間を順に経ることによって複数の回路ブロック間で情報
転送を行うように構成されているので、第1及び第2の
電源の出力電位の間で振幅する信号を処理している回路
ブロック間の情報の伝達を、第1及び第2の電源の出力
電位間の中間の電位と第1または第2の電源の出力電位
との間で振幅する信号で転送することによって行うこと
ができ、バスのデータ線を増やすことなく消費電力を削
減することができるという効果がある。
【0112】請求項9記載の発明のバスシステムによれ
ば、データ転送期間以外の期間に、第1のMOSトラン
ジスタの第2の電流電極に接続された第1の電流電極、
及びデータ転送信号を受ける制御電極を有する第2のM
OSトランジスタが非導通になると共に、第1または第
2の電源のうち第1のMOSトランジスタの第1の電流
電極が接続されていない方の電源に接続された第1の電
流電極、及び信号線に接続された第2の電流電極を有す
る第3のMOSトランジスタが導通状態となるように、
データ線から信号を受け取るデータ転送期間には、第2
のMOSトランジスタが導通状態となると共に第3のM
OSトランジスタが非導通状態となることで第1または
第2のデータ線に接続された制御電極、第1または第2
の電源に接続された第1の電流電極、及び第2の電流電
極を有する第1のMOSトランジスタが第1または第2
のデータ線の電位に応じて導通が非導通かを選択するよ
うに構成されているので、3つのトランジスタという簡
単な構成で中間の電位と第1の電源の出力電位、または
中間の電位と第2の電源の出力電位との間で振幅する信
号を、第1の電源と第2の電源の出力電位の間で振幅す
る信号に速やかに変換して出力することができ、集積度
を向上すると共に処理速度を向上することができるとい
う効果がある。
【0113】請求項10記載の発明のバスシステムによ
れば、制御回路は、第1のクロック、及び該第1のクロ
ックの2倍の周波数を有し、第1のクロックの立ち上が
りのタイミングが一致する場合がある第2のクロックか
ら、第1のクロックの4分の1周期のプリチャージ期間
を示すプリチャージ信号、第1のクロックの4分の1周
期のイコライズ期間を示すイコライズ信号及び第1のク
ロックの2分の1周期のデータ転送期間を示すデータ転
送信号を生成するように構成されているので、データ転
送期間を比較的長くとれてデータ転送が容易になるた
め、バスシステムの設計が容易になるという効果があ
る。
【0114】請求項11記載の発明のバスシステムによ
れば、制御回路は、第1のクロック及び該第1のクロッ
クと同じ周波数を有し位相が4分の1周期ずれている第
2のクロックから、第1のクロックの4分の1周期のプ
リチャージ期間を示すプリチャージ信号、第1のクロッ
クの4分の1周期のイコライズ期間を示すイコライズ信
号及び第1のクロックの2分の1周期のデータ転送期間
を示すデータ転送信号を生成するように構成されている
ので、データ転送期間を比較的長くとれてデータ転送が
容易になるため、バスシステムの設計が容易になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のバスシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 図1に示したバスシステムの動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図3】 この発明の第1実施例によるバスシステムの
バス駆動回路の構成を示す回路図である。
【図4】 図3に示したバス駆動回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】 この発明の第1実施例によるバスシステムの
レシーバ回路の構成を示す回路図である。
【図6】 図5に示したレシーバ回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図7】 この発明の第2実施例によるバスシステムの
バス駆動回路及びその制御回路の構成を示す回路図であ
る。
【図8】 図7に示したバス駆動回路及びその制御回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】 この発明の第2実施例によるバスシステムの
レシーバ回路の構成を示す回路図である。
【図10】 図9に示したバス駆動回路及びその制御回
路の動作を示すタイミングチャートである。
【図11】 この発明の第3実施例によるバスシステム
のレシーバ回路及びその制御回路を示す回路図である。
【図12】 図11に示したレシーバ回路及びその制御
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図13】 この発明の第4実施例によるバスシステム
のバス駆動回路及びその制御回路の構成を示す回路図で
ある。
【図14】 図13に示したバス駆動回路及び制御回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図15】 この発明のバスシステムの他の構成を示す
ブロック図である。
【図16】 従来のバスシステムの構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図17】 従来のバス駆動回路の構成の一例を示す回
路図である。
【図18】 図17に示したバス駆動回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 バス、1c 寄生容量、21,22,81,85
回路ブロック、23,82,86 バス駆動回路、2
4,26 内部信号線、25 レシーバ回路、27 制
御回路、30,31 データ線、45 変換回路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路内に形成され、プリチャージ期
    間、イコライズ期間及びデータ転送期間を順に経てデー
    タ線毎にそれぞれ異なる情報を伝達するバスを駆動する
    バス駆動回路であって、 前記集積回路内に形成され、前記バスに含まれて所定の
    容量を持つ第1及び第2のデータ線間に接続され、前記
    イコライズ期間にその期間を示すイコライズ信号に応じ
    て前記第1及び第2のデータ線を接続するための第1の
    スイッチ手段と、 前記集積回路内に形成され、前記第1のデータ線に接続
    された第1の端子、及び第1の電源に接続された第2の
    端子を有し、前記プリチャージ期間に該第1の端子と該
    第2の端子との間を接続する第2のスイッチ手段と、 前記集積回路内に形成され、前記第2のデータ線に接続
    された第1の端子、及び第2の電源に接続された第2の
    端子を有し、前記プリチャージ期間に該第1の端子と該
    第2の端子との間を接続する第3のスイッチ手段と、 前記集積回路内に形成され、前記第1のデータ線に接続
    された第1の端子、第1の電源に接続された第2の端
    子、及び前記第1のデータ線で伝達する情報を示す第1
    の入力信号を受け取る制御端子を有し、前記データ転送
    期間に該制御端子で受け取る前記第1の入力信号に基づ
    いて該第1の端子と該第2の端子との間の接続を選択的
    に行う第4のスイッチ手段、または、前記集積回路内に
    形成され、前記第2のデータ線に接続された第1の端
    子、第2の電源に接続された第2の端子、及び前記第2
    のデータ線で伝達する情報を示す第2の入力信号を受け
    取る制御端子を有し、前記データ転送期間に該制御端子
    で受け取る前記第2の入力信号に基づいて、該第1の端
    子と該第2の端子との間の接続を選択的に行う第5のス
    イッチ手段のうちの少なくとも一方とを備える、バス駆
    動回路。
  2. 【請求項2】 集積回路内に形成され、プリチャージ期
    間、イコライズ期間及びデータ転送期間を順に経てデー
    タ線毎にそれぞれ異なる情報を伝達するバスを駆動する
    バス駆動回路であって、 前記集積回路内に形成され、前記バスに含まれて所定の
    容量を持つ第1及び第2のデータ線間に接続され、前記
    イコライズ期間に、その期間を示すイコライズ信号に応
    じて前記第1及び第2のデータ線を接続するための第1
    のスイッチ手段と、 前記集積回路内に形成され、前記第1のデータ線に接続
    された第1の端子、第1の電源に接続された第2の端
    子、及び前記第1のデータ線で伝達する情報を示す第1
    の入力信号を受け取る制御端子を有し、前記プリチャー
    ジ期間に該第1の端子と該第2の端子との間を接続し、
    前記データ転送期間に該制御端子で受け取る前記第1の
    入力信号に基づいて該第1の端子と該第2の端子との間
    の接続を選択的に行う第2のスイッチ手段と、 前記集積回路内に形成され、前記第2のデータ線に接続
    された第1の端子、第2の電源に接続された第2の端
    子、及び前記第2のデータ線で伝達する情報を示す第2
    の入力信号を受け取る制御端子を有し、前記プリチャー
    ジ期間に該第1の端子と該第2の端子との間を接続し、
    前記データ転送期間に該制御端子で受け取る前記第2の
    入力信号に基づいて、該第1の端子と該第2の端子との
    間の接続を選択的に行う第3のスイッチ手段とを備え
    る、バス駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記第2のスイッチ手段は、前記第1の
    データ線に接続された第1の電流電極、前記第1の電源
    に接続された第2の電流電極、及び前記第1の入力信号
    を受け取る制御電極を有する第1導電型の第1のMOS
    トランジスタを備え、 前記第3のスイッチ手段は、前記第2のデータ線に接続
    された第1の電流電極、前記第2の電源に接続された第
    2の電流電極、及び前記第2の入力信号を受け取る制御
    電極を有する第2導電型の第2のMOSトランジスタを
    備える、請求項2記載のバス駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記第2のスイッチ手段は、 前記第1のデータ線に接続された第1の電流電極、前記
    第1の電源に接続された第2の電流電極、及び制御電極
    を有する第1導電型の第1のMOSトランジスタと、 前記プリチャージ期間を示すプリチャージ信号、前記イ
    コライズ信号及び第1の入力信号を入力し、前記プリチ
    ャージ期間には、前記第1のMOSトランジスタを導通
    状態とする信号を、前記イコライズ期間には前記第1の
    MOSトランジスタを非導通状態とする信号を、前記デ
    ータ転送期間には前記第1の入力信号を前記第1のMO
    Sトランジスタの前記制御電極に対して出力する第1の
    変換回路とを備え、 前記第3のスイッチ手段は、 前記第2のデータ線に接続された第1の電流電極、前記
    第2の電源に接続された第2の電流電極、及び制御電極
    を有する第2導電型の第2のMOSトランジスタと、 前記プリチャージ信号、前記イコライズ信号及び第2の
    入力信号を入力し、前記プリチャージ期間には、前記第
    2のMOSトランジスタを導通状態とする信号を、前記
    イコライズ期間には前記第2のMOSトランジスタを非
    導通状態とする信号を、前記データ転送期間には前記第
    2の入力信号を前記第2のMOSトランジスタの前記制
    御電極に対して出力する第2の変換回路とを備える、請
    求項2記載のバス駆動回路。
  5. 【請求項5】 第1の電源の出力電位及び該第1の電源
    の出力電位と第2の電源の出力電位の中間の電位の間で
    振幅する信号を伝送するデータ線に接続され、該データ
    線から情報を受け取るレシーバ回路であって、 前記データ線に接続された制御電極、第1の電源に接続
    された第1の電流電極、及び第2の電流電極を有する第
    1導電型の第1のMOSトランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタの前記第2の電流電極に
    接続された第1の電流電極、プリチャージ期間を示すプ
    リチャージ信号を受ける制御電極、及び所定の容量を有
    する信号線に接続された第2の電流電極を有する第1導
    電型の第2のMOSトランジスタと、 第2の電源に接続された第1の電流電極、前記信号線に
    接続された第2の電流電極、及び前記プリチャージ信号
    を受ける制御電極を有する第2導電型の第3のMOSト
    ランジスタとを備え、 プリチャージ期間に前記第2のMOSトランジスタが非
    導通になると共に前記第3のMOSトランジスタが導通
    状態となり、データ線から信号を受け取るときには前記
    第2のMOSトランジスタが導通状態となると共に前記
    第3のMOSトランジスタが非導通状態となることを特
    徴とする、レシーバ回路。
  6. 【請求項6】 前記信号線に接続された一方端、及び他
    方端を有し、前記プリチャージ期間に非導通状態とな
    り、前記データ線を通して伝送された信号に応じた出力
    が前記信号線に出力されている期間のうちの少なくとも
    一部の期間で導通状態となるトランスファゲートと、 前記トランスファゲートの前記他方端に接続された入力
    端子、及び出力端子とを有し、2つの安定な状態を持
    ち、該入力端子に与えられるデータによって2つの安定
    な状態のうちの一方の状態を取るとともにその状態に応
    じた信号を該出力端子から出力するデータ保持手段とを
    さらに備える、請求項5記載のレシーバ回路。
  7. 【請求項7】 集積回路内に設けられ、第1の容量を有
    する第1のデータ線及び第2の容量を有する第2のデー
    タ線を含む複数のデータ線を有し、前記第1のデータ線
    を第1の電源に接続するとともに前記第2のデータ線を
    第2の電源に接続するプリチャージ期間、複数の前記デ
    ータ線を前記第1及び第2の電源と接続しないようにす
    るとともに前記第1のデータ線と前記第2のデータ線と
    を互いに接続するイコライズ期間、及び前記各データ線
    にそれぞれ異なる情報を伝達するデータ転送期間を順に
    経ることによって複数の回路ブロック間で情報転送を行
    うためのバスと、 前記集積回路内に形成され、前記第1及び第2のデータ
    線間に接続され、前記イコライズ期間にその期間を示す
    イコライズ信号に応じて前記第1及び第2のデータ線を
    接続するための第1のスイッチ手段、前記集積回路内に
    形成され、前記第1のデータ線に接続された第1の端
    子、第1の電源に接続された第2の端子、及び前記第1
    のデータ線で伝達する情報を示す第1の入力信号を受け
    取る制御端子を有し、前記プリチャージ期間に該第1の
    端子と該第2の端子との間を接続する第2のスイッチ手
    段、前記集積回路内に形成され、前記第2のデータ線に
    接続された第1の端子、第2の電源に接続された第2の
    端子を有し、前記プリチャージ期間に該第1の端子と該
    第2の端子との間を接続する第3のスイッチ手段、並び
    に前記集積回路内に形成され、前記第1のデータ線に接
    続された第1の端子、第1の電源に接続された第2の端
    子を有し、前記データ転送期間に該制御端子で受け取る
    前記第1の入力信号に基づいて該第1の端子と該第2の
    端子との間の接続を選択的に行う第4のスイッチ手段、
    または、前記集積回路内に形成され、前記第2のデータ
    線に接続された第1の端子、第2の電源に接続された第
    2の端子、及び前記第2のデータ線で伝達する情報を示
    す第2の入力信号を受け取る制御端子を有し、前記デー
    タ転送期間に該制御端子で受け取る前記第2の入力信号
    に基づいて、該第1の端子と該第2の端子との間の接続
    を選択的に行う第5のスイッチ手段のうちの少なくとも
    一方を有するバス駆動回路と、 前記集積回路内に設けられ、前記第1または第2のデー
    タ線のうちの少なくとも一方に接続され、前記第1また
    は第2のデータ線を通して伝達された信号に応じて前記
    第1の電源が出力する電位と前記第2の電源が出力する
    電位との間で振幅する信号を出力するレシーバ回路と、 前記集積回路内に設けられ、少なくとも前記バス駆動回
    路と前記レシーバ回路とに接続され、前記データ転送期
    間を指示するデータ転送信号を少なくとも出力する制御
    回路とを備える、バスシステム。
  8. 【請求項8】 集積回路内に設けられ、第1の容量を有
    する第1のデータ線及び第2の容量を有する第2のデー
    タ線を含む複数のデータ線を有し、前記第1のデータ線
    を第1の電源に接続するとともに前記第2のデータ線を
    第2の電源に接続するプリチャージ期間、複数の前記デ
    ータ線を前記第1及び第2の電源と接続しないようにす
    るとともに前記第1のデータ線と前記第2のデータ線と
    を互いに接続するイコライズ期間、及び前記各データ線
    にそれぞれ異なる情報を伝達するデータ転送期間を順に
    経ることによって複数の回路ブロック間で情報転送を行
    うためのバスと、 前記集積回路内に形成され、前記第1及び第2のデータ
    線間に接続され、前記イコライズ期間にその期間を示す
    イコライズ信号に応じて前記第1及び第2のデータ線を
    接続するための第1のスイッチ手段、前記集積回路内に
    形成され、前記第1のデータ線に接続された第1の端
    子、第1の電源に接続された第2の端子、及び前記第1
    のデータ線で伝達する情報を示す第1の入力信号を受け
    取る制御端子を有し、前記プリチャージ期間に該第1の
    端子と該第2の端子との間を接続し、前記データ転送期
    間に該制御端子で受け取る前記第1の入力信号に基づい
    て該第1の端子と該第2の端子との間の接続を選択的に
    行う第2のスイッチ手段、並びに前記集積回路内に形成
    され、前記第2のデータ線に接続された第1の端子、第
    2の電源に接続された第2の端子、及び前記第2のデー
    タ線で伝達する情報を示す第2の入力信号を受け取る制
    御端子を有し、前記プリチャージ期間に該第1の端子と
    該第2の端子との間を接続し、前記データ転送期間に該
    制御端子で受け取る前記第2の入力信号に基づいて、該
    第1の端子と該第2の端子との間の接続を選択的に行う
    第3のスイッチ手段を有するバス駆動回路と、 前記集積回路内に設けられ、前記第1または第2のデー
    タ線のうちの少なくとも一方に接続され、前記第1また
    は第2のデータ線を通して伝達された信号に応じて前記
    第1の電源が出力する電位と前記第2の電源が出力する
    電位との間で振幅する信号を出力するレシーバ回路と、 前記集積回路内に設けられ、少なくとも前記バス駆動回
    路と前記レシーバ回路とに接続され、前記データ転送期
    間を指示するデータ転送信号を少なくとも出力する制御
    回路とを備える、バスシステム。
  9. 【請求項9】 前記レシーバ回路は、 前記第1または第2のデータ線に接続された制御電極、
    前記第1または第2の電源に接続された第1の電流電
    極、及び第2の電流電極を有する第1導電型の第1のM
    OSトランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタの前記第2の電流電極に
    接続された第1の電流電極、前記データ転送信号を受け
    る制御電極、及び所定の容量を有する信号線に接続され
    た第2の電流電極を有する第1導電型の第2のMOSト
    ランジスタと、 前記第1または第2の電源のうち前記第1のMOSトラ
    ンジスタの前記第1の電流電極が接続されていない方の
    電源に接続された第1の電流電極、前記信号線に接続さ
    れた第2の電流電極、及び前記データ転送信号を受ける
    制御電極を有する第2導電型の第3のMOSトランジス
    タとを備え、 データ転送期間以外の期間に前記第2のMOSトランジ
    スタが非導通になると共に前記第3のMOSトランジス
    タが導通状態となり、データ線から信号を受け取る前記
    データ転送期間には前記第2のMOSトランジスタが導
    通状態となると共に前記第3のMOSトランジスタが非
    導通状態となることを特徴とする、請求項7または請求
    項8記載のバスシステム。
  10. 【請求項10】 前記制御回路は、第1のクロック、及
    び該第1のクロックの2倍の周波数を有し、前記第1の
    クロックの立ち上がりのタイミングが一致する場合があ
    る第2のクロックから、第1のクロックの4分の1周期
    のプリチャージ期間を示すプリチャージ信号、前記第1
    のクロックの4分の1周期のイコライズ期間を示すイコ
    ライズ信号及び前記第1のクロックの2分の1周期のデ
    ータ転送期間を示す前記データ転送信号を生成すること
    を特徴とする、請求項7または請求項8記載のバスシス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記制御回路は、第1のクロック及び
    該第1のクロックと同じ周波数を有し位相が4分の1周
    期ずれている第2のクロックから、前記第1のクロック
    の4分の1周期のプリチャージ期間を示すプリチャージ
    信号、前記第1のクロックの4分の1周期のイコライズ
    期間を示すイコライズ信号及び前記第1のクロックの2
    分の1周期のデータ転送期間を示す前記データ転送信号
    を生成することを特徴とする、請求項7または請求項8
    記載のバスシステム。
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