JPH08321140A - 再生信号処理装置およびその位相同期回路 - Google Patents
再生信号処理装置およびその位相同期回路Info
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- JPH08321140A JPH08321140A JP7123383A JP12338395A JPH08321140A JP H08321140 A JPH08321140 A JP H08321140A JP 7123383 A JP7123383 A JP 7123383A JP 12338395 A JP12338395 A JP 12338395A JP H08321140 A JPH08321140 A JP H08321140A
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- Dc Digital Transmission (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】磁気ディスク装置ではスピンドルモータ11で
磁気ディスク媒体12を回転させ、磁気ヘッド13を用
いて磁気ディスク媒体12に記録されたデータを再生す
る。磁気ヘッド13で読み出された信号はヘッドアンプ
14で増幅され、再生信号処理装置10へ入力される。
再生信号処理装置で処理されたデジタルデータはディス
クコントローラへ出力され、ホストコンピュータ等へ出
力される。再生信号処理装置10はAGCアンプ15、
LPF16、等化器17、ADC18、最尤復号器1
9、ディコーダ20、PLL21、位相補正器22、及
び等化誤差検出器23、とで構成される。 【効果】再生信号処理装置において、再生信号の等化誤
差を最小とするサンプリングタイミングを得ることがで
き、高密度記録時のビットエラーレートを改善できるた
め、磁気ディスク装置の大容量化が可能になる。
磁気ディスク媒体12を回転させ、磁気ヘッド13を用
いて磁気ディスク媒体12に記録されたデータを再生す
る。磁気ヘッド13で読み出された信号はヘッドアンプ
14で増幅され、再生信号処理装置10へ入力される。
再生信号処理装置で処理されたデジタルデータはディス
クコントローラへ出力され、ホストコンピュータ等へ出
力される。再生信号処理装置10はAGCアンプ15、
LPF16、等化器17、ADC18、最尤復号器1
9、ディコーダ20、PLL21、位相補正器22、及
び等化誤差検出器23、とで構成される。 【効果】再生信号処理装置において、再生信号の等化誤
差を最小とするサンプリングタイミングを得ることがで
き、高密度記録時のビットエラーレートを改善できるた
め、磁気ディスク装置の大容量化が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ転送装置、もしく
はデータ記憶装置の信号受信装置に用いられ、転送デー
タ、もしくは記憶データの受信のためのタイミングクロ
ックを生成するPLL装置に関する。
はデータ記憶装置の信号受信装置に用いられ、転送デー
タ、もしくは記憶データの受信のためのタイミングクロ
ックを生成するPLL装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図9を用いて従来の磁気ディスク
装置における再生信号処理装置の基本構成について説明
する。この従来の磁気ディスク装置に用いられる再生信
号処理装置の構成は特開平1-143447号公報に記
載されているものと基本的に同等である。
装置における再生信号処理装置の基本構成について説明
する。この従来の磁気ディスク装置に用いられる再生信
号処理装置の構成は特開平1-143447号公報に記
載されているものと基本的に同等である。
【0003】磁気ディスク装置ではスピンドルモータ1
1で磁気ディスク媒体12を回転させ、磁気ヘッド13
を用いて磁気ディスク媒体12に記録されたデータを再
生する。磁気ヘッド13で読み出された信号はヘッドア
ンプ14で増幅され、再生信号処理装置部へ入力され
る。再生信号処理装置部オート ゲーン コントロールア
ンプリファィア(以下、AGCアンプ)15、ローバン
ド パス フィルタ(以下、LPF)16、等化器17、
ADC18、最尤復号器19、ディコーダ20、フェー
ズ ロックド ループ(以下、PLLと略す)21、で構
成される。AGCアンプ15は最尤復号器19へ入力さ
れる再生等化サンプリングデータの振幅が最尤復号器1
9にとって最適な振幅となるようにヘッドアンプ14か
ら出力される再生信号の振幅を調整する。LPF16は
AGCアンプから出力される再生信号の高域雑音を低減
するため、チャネル特性に不必要な高域周波数成分の除
去を行う。等化器17はLPF16から出力される再生
信号がチャネル特性(例えば、パーシャル レスポンス
クラス4等)にマッチするように再生信号の等化処理を
行う。等化器の構成は多数あるが、ここではアナログ信
号をサンプリングしてアナログ電圧のまま波形等化する
アナログ型FIR(トランスバーサル)フィルタを用い
ている。このほかにもADCの後で等化するデジタル型
FIRフィルタや、スイッチドキャパシタフィルタ等を
用いることもある。また、等化器の特性を適応制御し
て、より等化精度を向上させることもある。ADC18
はPLL21から供給されるサンプリングクロック33
を用いて再生等化信号31をサンプリングし、デジタル
データ(再生等化サンプリングデータ32)に変換す
る。この再生等化サンプリングデータ32は高域雑音除
去、及び等化処理を施されているため、基本的に1,
0,-1、の3値で構成されている。しかし、LPF1
6の高域雑音除去能力も完全ではないし、またチャネル
特性に必要な周波数帯の雑音については除去できない。
また、等化器の等化能力も回路上の制限等により完全で
はなく、完全等化は困難である。この理由から、実際に
は再生等化サンプリングデータ32は1,0,-1、の
3値を中心としてばらつき分布を示す。このような中間
値データから最も確からしい1,0,-1、のデータ列
を見つけだし、1,0、のデジタルデータ列を生成する
のが最尤復号器19である。最尤復号器19から出力さ
れるデジタルデータ列は符号化された状態の信号であ
り、このままではホストコンピュータ等で扱うことはで
きない。これは磁気ディスク装置へデータを書き込むと
き、記録密度を向上させるため、また読み出し時の安定
した再生動作を実現するため、に符号化処理を行ってい
るからである。この符号化ルールとして一般に磁気ディ
スク装置では(8,9)グループ コードット リコーディ
ング コード(以下、(8,9)GCRコードと略す)や、
(1,7)ラン レンス リミテッド コード(以下、(1,7)
RLLコードと略す)等が用いられている。よって、再
生時にはこの符号化されたデジタルデータ列を復号する
必要があり、この処理を行うのがデコーダ20である。
そしてデコーダ20で復号されたデータはホストコンピ
ュータ等が認識できるNRZ信号となりディスクコント
ローラへ出力される。PLL21は再生等化サンプリン
グデータ32を用いて再生信号のサンプリングタイミン
グを与えるサンプリングクロックを生成する。このよう
に再生信号処理装置が動作することにより、磁気ディス
ク装置に書き込まれたデータを読み出し、再生すること
ができる。
1で磁気ディスク媒体12を回転させ、磁気ヘッド13
を用いて磁気ディスク媒体12に記録されたデータを再
生する。磁気ヘッド13で読み出された信号はヘッドア
ンプ14で増幅され、再生信号処理装置部へ入力され
る。再生信号処理装置部オート ゲーン コントロールア
ンプリファィア(以下、AGCアンプ)15、ローバン
ド パス フィルタ(以下、LPF)16、等化器17、
ADC18、最尤復号器19、ディコーダ20、フェー
ズ ロックド ループ(以下、PLLと略す)21、で構
成される。AGCアンプ15は最尤復号器19へ入力さ
れる再生等化サンプリングデータの振幅が最尤復号器1
9にとって最適な振幅となるようにヘッドアンプ14か
ら出力される再生信号の振幅を調整する。LPF16は
AGCアンプから出力される再生信号の高域雑音を低減
するため、チャネル特性に不必要な高域周波数成分の除
去を行う。等化器17はLPF16から出力される再生
信号がチャネル特性(例えば、パーシャル レスポンス
クラス4等)にマッチするように再生信号の等化処理を
行う。等化器の構成は多数あるが、ここではアナログ信
号をサンプリングしてアナログ電圧のまま波形等化する
アナログ型FIR(トランスバーサル)フィルタを用い
ている。このほかにもADCの後で等化するデジタル型
FIRフィルタや、スイッチドキャパシタフィルタ等を
用いることもある。また、等化器の特性を適応制御し
て、より等化精度を向上させることもある。ADC18
はPLL21から供給されるサンプリングクロック33
を用いて再生等化信号31をサンプリングし、デジタル
データ(再生等化サンプリングデータ32)に変換す
る。この再生等化サンプリングデータ32は高域雑音除
去、及び等化処理を施されているため、基本的に1,
0,-1、の3値で構成されている。しかし、LPF1
6の高域雑音除去能力も完全ではないし、またチャネル
特性に必要な周波数帯の雑音については除去できない。
また、等化器の等化能力も回路上の制限等により完全で
はなく、完全等化は困難である。この理由から、実際に
は再生等化サンプリングデータ32は1,0,-1、の
3値を中心としてばらつき分布を示す。このような中間
値データから最も確からしい1,0,-1、のデータ列
を見つけだし、1,0、のデジタルデータ列を生成する
のが最尤復号器19である。最尤復号器19から出力さ
れるデジタルデータ列は符号化された状態の信号であ
り、このままではホストコンピュータ等で扱うことはで
きない。これは磁気ディスク装置へデータを書き込むと
き、記録密度を向上させるため、また読み出し時の安定
した再生動作を実現するため、に符号化処理を行ってい
るからである。この符号化ルールとして一般に磁気ディ
スク装置では(8,9)グループ コードット リコーディ
ング コード(以下、(8,9)GCRコードと略す)や、
(1,7)ラン レンス リミテッド コード(以下、(1,7)
RLLコードと略す)等が用いられている。よって、再
生時にはこの符号化されたデジタルデータ列を復号する
必要があり、この処理を行うのがデコーダ20である。
そしてデコーダ20で復号されたデータはホストコンピ
ュータ等が認識できるNRZ信号となりディスクコント
ローラへ出力される。PLL21は再生等化サンプリン
グデータ32を用いて再生信号のサンプリングタイミン
グを与えるサンプリングクロックを生成する。このよう
に再生信号処理装置が動作することにより、磁気ディス
ク装置に書き込まれたデータを読み出し、再生すること
ができる。
【0004】次に、図10を用いて従来のPLL装置に
ついて説明する。PLL21はフェーズ ディテクタ4
1、ディジタル トウ アナログ コンバータ(以下、D
ACと略す)42、ループ フィルタ43、及びボルテ
ージ コントロールド オッシレータ(以下、VCOと略
す)44、で構成される。フェーズ ディテクタ41
は、VCO44が出力するサンプリングクロック33を
用いてサンプリング、等化、及びデジタル変換された再
生等化サンプリングデータ32を用いて、正常なサンプ
リングタイミングからのタイミングずれ量を位相誤差と
して検出する。DAC42は位相誤差検出信号54をD
AC出力電流55に変換し、ループ フィルタ43へ出
力する。ループ フィルタ43はDAC出力電流55を
積分、平滑化してVCO制御信号56を生成する。VC
O44はVCO制御信号56に従い、その出力信号であ
るサンプリングクロック33の周波数(位相)を制御す
る。今、サンプリングタイミングが本来のタイミングよ
り進んでいたとすると、フェーズ ディテクタ41はそ
の進み量を検出し、位相誤差としてDAC42へ出力す
る。DAC42はその位相誤差に比例した電流を生成
し、ループ フィルタ43から引き出す。ループ フィル
タ43はDAC出力電流を積分し、VCO制御電圧56
を生成するため、VCO制御電圧56は小さくなる。よ
って、VCO44の出力であるサンプリングクロック3
3の周波数は低くなり、サンプリングタイミングは遅れ
る。逆に、サンプリングタイミングが本来のタイミング
より遅れていたとすると、フェーズ ディテクタ41は
その遅れ量を検出し、位相誤差としてDAC42へ出力
する。DAC42はその位相誤差に比例した電流を生成
し、ループ フィルタ43へ流し出す。ループ フィルタ
43はDAC出力電流を積分し、VCO制御電圧56を
生成するため、VCO制御電圧56は高くなる。よっ
て、VCO44の出力であるサンプリングクロック33
の周波数は高くなり、サンプリングタイミングは進む。
このように、負帰還制御を行うことにより、PLLはサ
ンプリングクロックを正常なタイミングに保つことがで
きる。
ついて説明する。PLL21はフェーズ ディテクタ4
1、ディジタル トウ アナログ コンバータ(以下、D
ACと略す)42、ループ フィルタ43、及びボルテ
ージ コントロールド オッシレータ(以下、VCOと略
す)44、で構成される。フェーズ ディテクタ41
は、VCO44が出力するサンプリングクロック33を
用いてサンプリング、等化、及びデジタル変換された再
生等化サンプリングデータ32を用いて、正常なサンプ
リングタイミングからのタイミングずれ量を位相誤差と
して検出する。DAC42は位相誤差検出信号54をD
AC出力電流55に変換し、ループ フィルタ43へ出
力する。ループ フィルタ43はDAC出力電流55を
積分、平滑化してVCO制御信号56を生成する。VC
O44はVCO制御信号56に従い、その出力信号であ
るサンプリングクロック33の周波数(位相)を制御す
る。今、サンプリングタイミングが本来のタイミングよ
り進んでいたとすると、フェーズ ディテクタ41はそ
の進み量を検出し、位相誤差としてDAC42へ出力す
る。DAC42はその位相誤差に比例した電流を生成
し、ループ フィルタ43から引き出す。ループ フィル
タ43はDAC出力電流を積分し、VCO制御電圧56
を生成するため、VCO制御電圧56は小さくなる。よ
って、VCO44の出力であるサンプリングクロック3
3の周波数は低くなり、サンプリングタイミングは遅れ
る。逆に、サンプリングタイミングが本来のタイミング
より遅れていたとすると、フェーズ ディテクタ41は
その遅れ量を検出し、位相誤差としてDAC42へ出力
する。DAC42はその位相誤差に比例した電流を生成
し、ループ フィルタ43へ流し出す。ループ フィルタ
43はDAC出力電流を積分し、VCO制御電圧56を
生成するため、VCO制御電圧56は高くなる。よっ
て、VCO44の出力であるサンプリングクロック33
の周波数は高くなり、サンプリングタイミングは進む。
このように、負帰還制御を行うことにより、PLLはサ
ンプリングクロックを正常なタイミングに保つことがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で述べた
PLL制御方式は、PLLを構成する各ブロックが理想
的な動作をした場合、問題なくサンプリングクロックを
正常なタイミングに保つことができるが、実際の半導体
素子等を用いて構成した場合、サンプリングクロックを
正常なタイミングに保つことができず、定常的な位相誤
差を持って安定してしまうことがしばしば発生する。こ
の問題について図11及び12を用いて、以下、詳細に
述べる。
PLL制御方式は、PLLを構成する各ブロックが理想
的な動作をした場合、問題なくサンプリングクロックを
正常なタイミングに保つことができるが、実際の半導体
素子等を用いて構成した場合、サンプリングクロックを
正常なタイミングに保つことができず、定常的な位相誤
差を持って安定してしまうことがしばしば発生する。こ
の問題について図11及び12を用いて、以下、詳細に
述べる。
【0006】定常位相誤差発生の原因として、フェーズ
ディテクタ41のサンプリングタイミング誤差検出精
度、DAC42の出力オフセット電流、等が挙げられる
が、実際にはデジタル検出を行うフェーズ ディテクタ
41のサンプリングタイミング誤差検出精度よりもアナ
ログ変換を行うDAC42の出力オフセット電流による
影響の方が大きいことが多いため、ここではDAC42
の出力オフセット電流について説明する。図11はDA
C42の入出力特性を示す。横軸はPLL21に入力さ
れる再生等化サンプリングデータ32を用いてフェーズ
ディテクタ41が検出し、DAC42へ出力するサン
プリングタイミング誤差を示し、縦軸はDAC42の出
力電流を示す。理想的な特性は(a)の状態であり、サ
ンプリングタイミング誤差が零の時、出力電流も零にな
る。しかし、素子の絶対値ばらつき、及び相対的ばらつ
き、といった製造ばらつき、温度、電源電圧、等の環境
変動に依存して特性が変動する環境依存変動、また、回
路上の問題として出力抵抗の影響による出力バイアス依
存変動、等の影響により、実際には(b)もしくは
(c)のように特性が変動してしまう。PLLは、実際
にはDACの出力電流が零となるタイミングで安定にな
るため、理想特性の(a)の場合は定常位相誤差零の状
態で同期するが、(b)の場合、定常位相誤差デルタT
だけずれたタイミングで同期する。逆に(c)の場合、
定常位相誤差-デルタTだけずれたタイミングで同期す
る。このように定常位相誤差が存在したときに、再生等
化サンプリングデータがどのようになるかを図12を用
いて説明する。
ディテクタ41のサンプリングタイミング誤差検出精
度、DAC42の出力オフセット電流、等が挙げられる
が、実際にはデジタル検出を行うフェーズ ディテクタ
41のサンプリングタイミング誤差検出精度よりもアナ
ログ変換を行うDAC42の出力オフセット電流による
影響の方が大きいことが多いため、ここではDAC42
の出力オフセット電流について説明する。図11はDA
C42の入出力特性を示す。横軸はPLL21に入力さ
れる再生等化サンプリングデータ32を用いてフェーズ
ディテクタ41が検出し、DAC42へ出力するサン
プリングタイミング誤差を示し、縦軸はDAC42の出
力電流を示す。理想的な特性は(a)の状態であり、サ
ンプリングタイミング誤差が零の時、出力電流も零にな
る。しかし、素子の絶対値ばらつき、及び相対的ばらつ
き、といった製造ばらつき、温度、電源電圧、等の環境
変動に依存して特性が変動する環境依存変動、また、回
路上の問題として出力抵抗の影響による出力バイアス依
存変動、等の影響により、実際には(b)もしくは
(c)のように特性が変動してしまう。PLLは、実際
にはDACの出力電流が零となるタイミングで安定にな
るため、理想特性の(a)の場合は定常位相誤差零の状
態で同期するが、(b)の場合、定常位相誤差デルタT
だけずれたタイミングで同期する。逆に(c)の場合、
定常位相誤差-デルタTだけずれたタイミングで同期す
る。このように定常位相誤差が存在したときに、再生等
化サンプリングデータがどのようになるかを図12を用
いて説明する。
【0007】図12はPLLの定常位相誤差によるサン
プリングタイミング変動を示しており、図11の
(a),(b),(c)、に対応して、それぞれ、
(a)定常位相誤差が無しの場合、(b)定常位相誤差
が正の場合、(c)定常位相誤差が負の場合、となって
いる。まず、(a)の場合、サンプリングクロック33
の定常位相誤差が零であるため、再生等化信号31の
1,0,-1、のタイミングを正確にサンプリングして
おり、再生等化サンプリングデータ32には1,0,-
1、のみしか含まれていない。これに対して、(b)の
場合、定常位相誤差が正の値を取っているため、サンプ
リングクロック33のタイミングが本来のタイミングか
ら進んでおり、再生等化信号31の1,0,-1、のタ
イミングを正確にサンプリングできず、再生等化サンプ
リングデータ32は、1,-1ではなく、0.6,1.3,0.
5、等の中間値を取ってしまう。このため、最尤復号を
用いても、正しいデータ列を判定できなくなる可能性が
高くなり、結果として、磁気ディスク装置のBERを低
下させることになる。同様に(c)の場合も、再生等化
サンプリングデータ32は、1,-1ではなく、0.6,1.
3,0.5、等の中間値を取ってしまい、磁気ディスク装置
のBERを低下させることになる。この結果、磁気ディ
スク装置の記録密度を上げることができず、大容量化を
実現できなくなる。
プリングタイミング変動を示しており、図11の
(a),(b),(c)、に対応して、それぞれ、
(a)定常位相誤差が無しの場合、(b)定常位相誤差
が正の場合、(c)定常位相誤差が負の場合、となって
いる。まず、(a)の場合、サンプリングクロック33
の定常位相誤差が零であるため、再生等化信号31の
1,0,-1、のタイミングを正確にサンプリングして
おり、再生等化サンプリングデータ32には1,0,-
1、のみしか含まれていない。これに対して、(b)の
場合、定常位相誤差が正の値を取っているため、サンプ
リングクロック33のタイミングが本来のタイミングか
ら進んでおり、再生等化信号31の1,0,-1、のタ
イミングを正確にサンプリングできず、再生等化サンプ
リングデータ32は、1,-1ではなく、0.6,1.3,0.
5、等の中間値を取ってしまう。このため、最尤復号を
用いても、正しいデータ列を判定できなくなる可能性が
高くなり、結果として、磁気ディスク装置のBERを低
下させることになる。同様に(c)の場合も、再生等化
サンプリングデータ32は、1,-1ではなく、0.6,1.
3,0.5、等の中間値を取ってしまい、磁気ディスク装置
のBERを低下させることになる。この結果、磁気ディ
スク装置の記録密度を上げることができず、大容量化を
実現できなくなる。
【0008】一方、実際に磁気ディスク媒体から読み出
した波形が、磁気ヘッド、及び信号処理回路の特性の影
響により非線形特性を持っていた場合(例えば、一つの
再生信号ピークに対して、その左右の波形が対称になっ
ていない、いわゆる左右非対称波形)は、PLLがサン
プリングクロックのタイミングを定常位相誤差零に制御
するよりも、あえて、ある定常位相誤差を付けるように
制御した方が波形等化がより正しくできることがある。
結果として、磁気ディスク装置のビット エラー レート
(読み出し時のデータ読み出しエラー発生確率、以下、
BERと略す)を向上させることができ、より高密度記
録が可能になる。
した波形が、磁気ヘッド、及び信号処理回路の特性の影
響により非線形特性を持っていた場合(例えば、一つの
再生信号ピークに対して、その左右の波形が対称になっ
ていない、いわゆる左右非対称波形)は、PLLがサン
プリングクロックのタイミングを定常位相誤差零に制御
するよりも、あえて、ある定常位相誤差を付けるように
制御した方が波形等化がより正しくできることがある。
結果として、磁気ディスク装置のビット エラー レート
(読み出し時のデータ読み出しエラー発生確率、以下、
BERと略す)を向上させることができ、より高密度記
録が可能になる。
【0009】本発明の目的は、DAC等の回路起因によ
るBER劣化、再生波形の非対称性によるBER劣化、
等を改善し、より高密度記録を可能にし、結果として、
磁気ディスク装置の大容量化を実現することにある。
るBER劣化、再生波形の非対称性によるBER劣化、
等を改善し、より高密度記録を可能にし、結果として、
磁気ディスク装置の大容量化を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】データの受信再生を行う
ための再生信号処理装置であって、前記再生信号処理装
置は、前記再生信号処理装置に入力される再生信号の振
幅を信号処理に適した信号振幅に調整するAGCアンプ
と、チャネル特性に不必要な前記再生信号の高域雑音を
除去するLPFと、前記再生信号をチャネル特性に合わ
せた信号に等化する等化器と、前記等化器で等化された
再生等化信号を再生等化デジタルデータに変換するAD
Cと、前記再生等化デジタルデータから最も確からしい
データ列を生成する最尤復号器と、ホストコンピュータ
等が認識できるようにNRZ信号に復号するデコーダ
と、前記等化器、前記ADC、前記最尤復号器、及び前
記デコーダ、のタイミングクロック(サンプリングクロ
ック)を生成するPLLとに、前記PLLの定常位相誤
差を調整し、前記タイミングクロックの位相を補正する
位相補正器と、前記ADCの出力信号である前記再生等
化デジタルデータの等化誤差を検出する等化誤差検出器
とを追加して構成され、前記位相補正器、及び等化誤差
検出器をマイクロプロセッサで制御し、等化誤差が最小
となるように、もしくはBERが最小となるようにサン
プリングクロックの位相補正制御を行う。
ための再生信号処理装置であって、前記再生信号処理装
置は、前記再生信号処理装置に入力される再生信号の振
幅を信号処理に適した信号振幅に調整するAGCアンプ
と、チャネル特性に不必要な前記再生信号の高域雑音を
除去するLPFと、前記再生信号をチャネル特性に合わ
せた信号に等化する等化器と、前記等化器で等化された
再生等化信号を再生等化デジタルデータに変換するAD
Cと、前記再生等化デジタルデータから最も確からしい
データ列を生成する最尤復号器と、ホストコンピュータ
等が認識できるようにNRZ信号に復号するデコーダ
と、前記等化器、前記ADC、前記最尤復号器、及び前
記デコーダ、のタイミングクロック(サンプリングクロ
ック)を生成するPLLとに、前記PLLの定常位相誤
差を調整し、前記タイミングクロックの位相を補正する
位相補正器と、前記ADCの出力信号である前記再生等
化デジタルデータの等化誤差を検出する等化誤差検出器
とを追加して構成され、前記位相補正器、及び等化誤差
検出器をマイクロプロセッサで制御し、等化誤差が最小
となるように、もしくはBERが最小となるようにサン
プリングクロックの位相補正制御を行う。
【0011】
【作用】位相補正器はPLLに作用して、PLLが生成
するサンプリングクロックの位相を調整することによ
り、再生等化信号のサンプリングタイミングを補正す
る。等化誤差検出器はADCが出力する再生等化デジタ
ルデータの等化誤差量を検出する。マイクロプロセッサ
はテスト段階、もしくはテストモードで、位相補正器の
位相補正量を変化させ、それぞれの位相補正量に対して
等化誤差がどのように変化するかモニタし、等化誤差量
が最小になる位相補正量を見つける。そして、通常の再
生モード時にはテストモードで検出した最適位相補正量
を位相補正器にセットする。
するサンプリングクロックの位相を調整することによ
り、再生等化信号のサンプリングタイミングを補正す
る。等化誤差検出器はADCが出力する再生等化デジタ
ルデータの等化誤差量を検出する。マイクロプロセッサ
はテスト段階、もしくはテストモードで、位相補正器の
位相補正量を変化させ、それぞれの位相補正量に対して
等化誤差がどのように変化するかモニタし、等化誤差量
が最小になる位相補正量を見つける。そして、通常の再
生モード時にはテストモードで検出した最適位相補正量
を位相補正器にセットする。
【0012】
【実施例】本発明による再生信号処理装置の一実施例を
図1に示す。磁気ディスク装置ではスピンドルモータ1
1で磁気ディスク媒体12を回転させ、磁気ヘッド13
を用いて磁気ディスク媒体12に記録されたデータを再
生する。磁気ヘッド13で読み出された信号はヘッドア
ンプ14で増幅され、再生信号処理装置10へ入力され
る。再生信号処理装置で処理されたデジタルデータはデ
ィスクコントローラへ出力され、ホストコンピュータ等
へ出力される。
図1に示す。磁気ディスク装置ではスピンドルモータ1
1で磁気ディスク媒体12を回転させ、磁気ヘッド13
を用いて磁気ディスク媒体12に記録されたデータを再
生する。磁気ヘッド13で読み出された信号はヘッドア
ンプ14で増幅され、再生信号処理装置10へ入力され
る。再生信号処理装置で処理されたデジタルデータはデ
ィスクコントローラへ出力され、ホストコンピュータ等
へ出力される。
【0013】再生信号処理装置10はAGCアンプ1
5、LPF16、等化器17、ADC18、最尤復号器
19、ディコーダ20、PLL21、位相補正器22、
及び等化誤差検出器23、とで構成される。AGCアン
プ15はADC18から出力される再生等化サンプリン
グデータ32の振幅が、最尤復号器19に入力するため
に最も適した振幅となるようにヘッドアンプ14から入
力される再生信号の信号振幅を調整する。LPF16は
AGCアンプ15で振幅調整された再生信号のうち、チ
ャネル特性に不必要な高域周波数成分を除去し、再生信
号の高域雑音成分を低減する。等化器17は再生信号が
チャネル特性に合った再生信号となるように信号周波数
成分を加工し、波形等化を行う。再生信号は等化器17
で等化され、再生等化信号としてADC18へ入力され
る。ADC18は、PLL21で生成するサンプリング
クロック33を用いて再生等化信号31のサンプリング
を行い、再生等化サンプリングデータ32を生成する。
再生等化サンプリングデータ32は最尤復号器19で最
も確からしい(1,0)のデータ列に修正され、ディコ
ーダ20へ出力される。再生データは書き込み時に符号
化されているため、ディコーダ20で復号処理され、デ
ィスクコントローラへ転送される。一方、PLL21は
再生等化サンプリングデータ32からサンプリングタイ
ミングを検出して正常なサンプリングタイミングが得ら
れるようにサンプリングクロック33の位相を調整す
る。位相補正器22はマイクロプロセッサからの制御信
号に従い、位相補正信号34を生成し、PLL21へ入
力し、サンプリングクロック33の位相を補正する。等
化誤差検出器23はマイクロプロセッサの指示に従い、
再生等化サンプリングデータ32の等化誤差(期待値か
らのずれ量)を検出し、マイクロプロセッサ入出力バス
35を介してマイクロプロセッサへ出力する。マイクロ
プロセッサはマイクロプロセッサ入出力バス35を介し
て、位相補正器の位相補正量制御、等化誤差検出器の等
化誤差検出指令、及び等化誤差検出結果の収集を行う。
5、LPF16、等化器17、ADC18、最尤復号器
19、ディコーダ20、PLL21、位相補正器22、
及び等化誤差検出器23、とで構成される。AGCアン
プ15はADC18から出力される再生等化サンプリン
グデータ32の振幅が、最尤復号器19に入力するため
に最も適した振幅となるようにヘッドアンプ14から入
力される再生信号の信号振幅を調整する。LPF16は
AGCアンプ15で振幅調整された再生信号のうち、チ
ャネル特性に不必要な高域周波数成分を除去し、再生信
号の高域雑音成分を低減する。等化器17は再生信号が
チャネル特性に合った再生信号となるように信号周波数
成分を加工し、波形等化を行う。再生信号は等化器17
で等化され、再生等化信号としてADC18へ入力され
る。ADC18は、PLL21で生成するサンプリング
クロック33を用いて再生等化信号31のサンプリング
を行い、再生等化サンプリングデータ32を生成する。
再生等化サンプリングデータ32は最尤復号器19で最
も確からしい(1,0)のデータ列に修正され、ディコ
ーダ20へ出力される。再生データは書き込み時に符号
化されているため、ディコーダ20で復号処理され、デ
ィスクコントローラへ転送される。一方、PLL21は
再生等化サンプリングデータ32からサンプリングタイ
ミングを検出して正常なサンプリングタイミングが得ら
れるようにサンプリングクロック33の位相を調整す
る。位相補正器22はマイクロプロセッサからの制御信
号に従い、位相補正信号34を生成し、PLL21へ入
力し、サンプリングクロック33の位相を補正する。等
化誤差検出器23はマイクロプロセッサの指示に従い、
再生等化サンプリングデータ32の等化誤差(期待値か
らのずれ量)を検出し、マイクロプロセッサ入出力バス
35を介してマイクロプロセッサへ出力する。マイクロ
プロセッサはマイクロプロセッサ入出力バス35を介し
て、位相補正器の位相補正量制御、等化誤差検出器の等
化誤差検出指令、及び等化誤差検出結果の収集を行う。
【0014】次に、PLL21、位相補正器22、等化
誤差検出器23、の一実施例について説明する。PLL
21はフェーズ ディテクタ41、DAC42、ループ
フィルタ43、及びVCO44、とで構成される。PL
Lの基本動作は既に従来技術の中で述べているのでここ
では省略する。位相補正器22はDAC45で構成さ
れ、マイクロプロセッサの制御信号35に従ってその出
力電流を変化させ、位相補正信号34としてPLL21
へ入力する。等化誤差検出器23は期待値生成46、加
算器47、計算処理48、及びシーケンサ49で構成さ
れる。期待値生成46は再生等化サンプリングデータ3
2から期待値(1,0,-1)を生成する。例えば、再生
等化サンプリングデータ32が-0.5から+0.5までの範囲
の値であれば期待値0を、+0.5より大きい値であれば期
待値1を、逆に-0.5より小さい値であれば期待値-1を
生成する。次に、加算器47は再生等化サンプリングデ
ータ32から期待値生成46の出力である期待値51を
引いて、等化誤差52を生成する。計算処理48は各サ
ンプリングごとに得られる等化誤差を集計して、実効
値,平均値等に加工し、マイクロプロセッサへ出力す
る。シーケンサ49はマイクロプロセッサからの制御信
号に従って、計算処理48の等化誤差の集計タイミング
等を制御する。
誤差検出器23、の一実施例について説明する。PLL
21はフェーズ ディテクタ41、DAC42、ループ
フィルタ43、及びVCO44、とで構成される。PL
Lの基本動作は既に従来技術の中で述べているのでここ
では省略する。位相補正器22はDAC45で構成さ
れ、マイクロプロセッサの制御信号35に従ってその出
力電流を変化させ、位相補正信号34としてPLL21
へ入力する。等化誤差検出器23は期待値生成46、加
算器47、計算処理48、及びシーケンサ49で構成さ
れる。期待値生成46は再生等化サンプリングデータ3
2から期待値(1,0,-1)を生成する。例えば、再生
等化サンプリングデータ32が-0.5から+0.5までの範囲
の値であれば期待値0を、+0.5より大きい値であれば期
待値1を、逆に-0.5より小さい値であれば期待値-1を
生成する。次に、加算器47は再生等化サンプリングデ
ータ32から期待値生成46の出力である期待値51を
引いて、等化誤差52を生成する。計算処理48は各サ
ンプリングごとに得られる等化誤差を集計して、実効
値,平均値等に加工し、マイクロプロセッサへ出力す
る。シーケンサ49はマイクロプロセッサからの制御信
号に従って、計算処理48の等化誤差の集計タイミング
等を制御する。
【0015】さらに、図3を用いて、位相補正器22の
PLLへの作用について説明する。図3はループ フィ
ルタ43及び位相補正器22の作用について示したもの
である。ループ フィルタ43は容量素子C1,C2、抵抗
素子R1で構成され、DAC42の出力電流55を積分、
平滑化する。DAC42の出力が電流であるため、ここ
では位相補正器22も同様なDAC構成とし、電流出力
が可能にしている。そしてこの位相補正器22の出力で
ある位相補正信号34をDAC42の出力信号に接続す
る。こうすることによって、DAC42とDAC45の
出力電流は加算され、ループ フィルタ43で積分,平
滑される。このとき、DAC42とDAC45の動作基
準電流に相関関係を持たせてもよいし、完全に独立させ
てもよい。
PLLへの作用について説明する。図3はループ フィ
ルタ43及び位相補正器22の作用について示したもの
である。ループ フィルタ43は容量素子C1,C2、抵抗
素子R1で構成され、DAC42の出力電流55を積分、
平滑化する。DAC42の出力が電流であるため、ここ
では位相補正器22も同様なDAC構成とし、電流出力
が可能にしている。そしてこの位相補正器22の出力で
ある位相補正信号34をDAC42の出力信号に接続す
る。こうすることによって、DAC42とDAC45の
出力電流は加算され、ループ フィルタ43で積分,平
滑される。このとき、DAC42とDAC45の動作基
準電流に相関関係を持たせてもよいし、完全に独立させ
てもよい。
【0016】図4はループ フィルタ43を差動構成に
し、差動電圧でVCOを制御する場合の実施例である。
この実施例でも図3と同様に、DAC42の出力信号に
位相補正器22の位相補正信号34を接続する。ここで
DAC45も差動出力となっており、位相補正信号34
の一方の出力端子から補正電流を流し出す場合は、もう
一方の出力端子は同じ値の補正電流を引き出す動作をす
る。同様に、位相補正信号34の一方の出力端子から補
正電流を引き出す場合は、もう一方の出力端子は同じ値
の補正電流を流し出す動作をする。
し、差動電圧でVCOを制御する場合の実施例である。
この実施例でも図3と同様に、DAC42の出力信号に
位相補正器22の位相補正信号34を接続する。ここで
DAC45も差動出力となっており、位相補正信号34
の一方の出力端子から補正電流を流し出す場合は、もう
一方の出力端子は同じ値の補正電流を引き出す動作をす
る。同様に、位相補正信号34の一方の出力端子から補
正電流を引き出す場合は、もう一方の出力端子は同じ値
の補正電流を流し出す動作をする。
【0017】次に、図5を用いて等化誤差検出器23の
構成要素である計算処理48の実施例について説明す
る。(1)は等化誤差の実効値を算出する場合である。
計算処理48は演算処理部61と計算処理結果格納レジ
スタ64で構成される。演算処理部61はシーケンサ4
9から入力される計算処理制御信号53によって、演算
を行う期間(タイミング)を与えられる。そして各サン
プリングタイミングごとに入力される等化誤差52を用
いて、与えられた期間中、自乗和平均を計算する。その
結果は計算処理結果格納レジスタ64に格納され、その
後、マイクロプロセッサへ転送される。(2)は等化誤
差の平均値を算出する場合である。計算処理48は演算
処理部61と計算処理結果格納レジスタ64で構成され
る。演算処理部61はシーケンサ49から入力される計
算処理制御信号53によって、演算を行う期間(タイミ
ング)を与えられる。そして各サンプリングタイミング
ごとに入力される等化誤差52を用いて、与えられた期
間中、平均値を計算する。その結果は計算処理結果格納
レジスタ64に格納され、その後、マイクロプロセッサ
へ転送される。
構成要素である計算処理48の実施例について説明す
る。(1)は等化誤差の実効値を算出する場合である。
計算処理48は演算処理部61と計算処理結果格納レジ
スタ64で構成される。演算処理部61はシーケンサ4
9から入力される計算処理制御信号53によって、演算
を行う期間(タイミング)を与えられる。そして各サン
プリングタイミングごとに入力される等化誤差52を用
いて、与えられた期間中、自乗和平均を計算する。その
結果は計算処理結果格納レジスタ64に格納され、その
後、マイクロプロセッサへ転送される。(2)は等化誤
差の平均値を算出する場合である。計算処理48は演算
処理部61と計算処理結果格納レジスタ64で構成され
る。演算処理部61はシーケンサ49から入力される計
算処理制御信号53によって、演算を行う期間(タイミ
ング)を与えられる。そして各サンプリングタイミング
ごとに入力される等化誤差52を用いて、与えられた期
間中、平均値を計算する。その結果は計算処理結果格納
レジスタ64に格納され、その後、マイクロプロセッサ
へ転送される。
【0018】図6は計算処理ブロックの別の実施例につ
いて示したものである。計算処理48は演算処理部61
と計算処理結果格納レジスタ64で構成され、更に、演
算処理部61は絶対値大小判定62とカウンタ63で構
成される。演算処理部61はシーケンサ49から入力さ
れる計算処理制御信号53によって、演算を行う期間
(タイミング)を与えられる。そして各サンプリングタ
イミングごとに入力される等化誤差52を用いて、与え
られた期間中、マイクロプロセッサによってセットされ
た許容等化誤差VEとの絶対値大小比較を行う。そし
て、等化誤差の絶対値が許容等化誤差VEより大きかっ
た場合、カウンタイネーブル信号71を出力し、カウン
タの値を+1する。その結果は計算処理結果格納レジス
タ64に格納され、その後、マイクロプロセッサへ転送
される。
いて示したものである。計算処理48は演算処理部61
と計算処理結果格納レジスタ64で構成され、更に、演
算処理部61は絶対値大小判定62とカウンタ63で構
成される。演算処理部61はシーケンサ49から入力さ
れる計算処理制御信号53によって、演算を行う期間
(タイミング)を与えられる。そして各サンプリングタ
イミングごとに入力される等化誤差52を用いて、与え
られた期間中、マイクロプロセッサによってセットされ
た許容等化誤差VEとの絶対値大小比較を行う。そし
て、等化誤差の絶対値が許容等化誤差VEより大きかっ
た場合、カウンタイネーブル信号71を出力し、カウン
タの値を+1する。その結果は計算処理結果格納レジス
タ64に格納され、その後、マイクロプロセッサへ転送
される。
【0019】次に図7を用いて位相補正動作のタイミン
グについて説明する。この位相補正動作は、ドライブ組
立時のドライブ調整段階、もしくはドライブ完成後の電
源立ち上げ時、または電源投入後でマイクロプロセッサ
がテストを行うことを判断した場合、等に行われる。ま
ず、マイクロプロセッサが位相補正器22に位相補正量
をマイクロプロセッサ入出力バス35を介して設定す
る。位相補正器22はこの制御信号により一定のバイア
ス電流をPLL21のループ フィルタ43へ出力す
る。次に、マイクロプロセッサがテスト用にリードゲー
トを上げることをディスクコントローラに指令する。こ
のテスト用のリードゲートにより、磁気ディスク装置か
らデータが読み出される。通常のデータ再生時と同様
に、再生信号の信号処理が行われるが、位相補正信号3
4として出力されるバイアス電流により、VCO44の
出力するサンプリングクロック33の位相はその分だけ
シフトしている。この状態でシーケンサ49から計算処
理制御信号53が一定期間出力され、計算処理48が等
化誤差の演算処理を行い、その結果を計算処理結果格納
レジスタ64に格納する。計算処理制御信号53がネゲ
ートされるとマイクロプロセッサが計算処理結果格納レ
ジスタ64に格納されている演算処理結果を読み出す。
これである位相補正量を設定した場合の等化誤差が得ら
れる。この一連の動作を位相補正量を切り替えながら繰
り返すことにより、位相補正量と等化誤差の相関関係が
得られる。さらにこの相関関係について図8を用いて説
明する。
グについて説明する。この位相補正動作は、ドライブ組
立時のドライブ調整段階、もしくはドライブ完成後の電
源立ち上げ時、または電源投入後でマイクロプロセッサ
がテストを行うことを判断した場合、等に行われる。ま
ず、マイクロプロセッサが位相補正器22に位相補正量
をマイクロプロセッサ入出力バス35を介して設定す
る。位相補正器22はこの制御信号により一定のバイア
ス電流をPLL21のループ フィルタ43へ出力す
る。次に、マイクロプロセッサがテスト用にリードゲー
トを上げることをディスクコントローラに指令する。こ
のテスト用のリードゲートにより、磁気ディスク装置か
らデータが読み出される。通常のデータ再生時と同様
に、再生信号の信号処理が行われるが、位相補正信号3
4として出力されるバイアス電流により、VCO44の
出力するサンプリングクロック33の位相はその分だけ
シフトしている。この状態でシーケンサ49から計算処
理制御信号53が一定期間出力され、計算処理48が等
化誤差の演算処理を行い、その結果を計算処理結果格納
レジスタ64に格納する。計算処理制御信号53がネゲ
ートされるとマイクロプロセッサが計算処理結果格納レ
ジスタ64に格納されている演算処理結果を読み出す。
これである位相補正量を設定した場合の等化誤差が得ら
れる。この一連の動作を位相補正量を切り替えながら繰
り返すことにより、位相補正量と等化誤差の相関関係が
得られる。さらにこの相関関係について図8を用いて説
明する。
【0020】図8は位相補正用DAC入出力特性と、等
化誤差もしくはBERの位相補正用DAC依存性につい
て示したものである。(1)は位相補正用DAC入出力
特性を示しており、横軸はマイクロプロセッサからマイ
クロプロセッサ入出力バス35を介して入力される位相
補正用DAC入力デジタル信号であり、縦軸はDAC4
5の出力である位相補正用DAC出力電流34である。
DAC45の位相補正用DAC出力電流34はマイクロ
プロセッサから入力される位相補正用DAC入力デジタ
ル信号に比例して、電流の流し出し、もしくは引き出し
を行う。よって、PLL21のDAC42の特性が図1
1の(b)の場合には、位相補正用DAC45は+デル
タIの電流を流し出せば、DAC42のオフセット電流
を相殺することができる。同様に、PLL21のDAC
42の特性が図11の(c)の場合には、位相補正用D
AC45は-デルタIの電流を流し出せば、DAC42の
オフセット電流を相殺することができる。(2)はマイ
クロプロセッサがマイクロプロセッサ入出力バス35を
介してDAC45の位相補正電流を切り替えていった場
合の再生等化サンプリングデータの等化誤差を示してい
る。PLL21のDAC42の特性が図11の(b)の
場合には、位相補正用DAC45は+デルタIの電流を流
し出したとき等化誤差が最も小さくなりそれ以外の設定
時には徐々に等化誤差が大きくなる。同様にPLL21
のDAC42の特性が図11の(c)の場合には、位相
補正用DAC45は-デルタIの電流を流し出したとき等
化誤差が最も小さくなりそれ以外の設定時には徐々に等
化誤差が大きくなる。
化誤差もしくはBERの位相補正用DAC依存性につい
て示したものである。(1)は位相補正用DAC入出力
特性を示しており、横軸はマイクロプロセッサからマイ
クロプロセッサ入出力バス35を介して入力される位相
補正用DAC入力デジタル信号であり、縦軸はDAC4
5の出力である位相補正用DAC出力電流34である。
DAC45の位相補正用DAC出力電流34はマイクロ
プロセッサから入力される位相補正用DAC入力デジタ
ル信号に比例して、電流の流し出し、もしくは引き出し
を行う。よって、PLL21のDAC42の特性が図1
1の(b)の場合には、位相補正用DAC45は+デル
タIの電流を流し出せば、DAC42のオフセット電流
を相殺することができる。同様に、PLL21のDAC
42の特性が図11の(c)の場合には、位相補正用D
AC45は-デルタIの電流を流し出せば、DAC42の
オフセット電流を相殺することができる。(2)はマイ
クロプロセッサがマイクロプロセッサ入出力バス35を
介してDAC45の位相補正電流を切り替えていった場
合の再生等化サンプリングデータの等化誤差を示してい
る。PLL21のDAC42の特性が図11の(b)の
場合には、位相補正用DAC45は+デルタIの電流を流
し出したとき等化誤差が最も小さくなりそれ以外の設定
時には徐々に等化誤差が大きくなる。同様にPLL21
のDAC42の特性が図11の(c)の場合には、位相
補正用DAC45は-デルタIの電流を流し出したとき等
化誤差が最も小さくなりそれ以外の設定時には徐々に等
化誤差が大きくなる。
【0021】このように、位相補正器と等化誤差検出器
を備えることにより、再生信号処理装置の信号等化能力
を最大限に引き出すことができる。
を備えることにより、再生信号処理装置の信号等化能力
を最大限に引き出すことができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、再生信号処理装置にお
いて、再生信号の等化誤差を最小とするサンプリングタ
イミングを得ることができ、高密度記録時のビットエラ
ーレートを改善できるため、磁気ディスク装置の大容量
化が可能になる。
いて、再生信号の等化誤差を最小とするサンプリングタ
イミングを得ることができ、高密度記録時のビットエラ
ーレートを改善できるため、磁気ディスク装置の大容量
化が可能になる。
【図1】磁気ディスク装置用再生信号処理装置の一実施
例のブロック図。
例のブロック図。
【図2】PLL,位相補正器,等化誤差検出器の一実施例
のブロック図。
のブロック図。
【図3】ループ フィルタ及び位相補正器の一実施例の
回路図。
回路図。
【図4】ループ フィルタ及び位相補正器の第二の実施
例の回路図。
例の回路図。
【図5】計算処理ブロックの一実施例の説明図。
【図6】計算処理ブロックの第二の実施例の説明図。
【図7】位相補正動作のタイミングチャート。
【図8】位相補正用DAC入出力特性と、等化誤差もしく
はビット エラー レートの位相補正用DAC依存性の説明
図。
はビット エラー レートの位相補正用DAC依存性の説明
図。
【図9】従来の磁気ディスク装置用再生信号処理装置の
ブロック図。
ブロック図。
【図10】従来のPLLの説明図。
【図11】PLLに用いるDACの入出力伝達特性図。
【図12】PLLの定常位相誤差による再生等化サンプリ
ングデータ変動の説明図。
ングデータ変動の説明図。
10…再生信号処理装置、11…スピンドルモータ、1
2…磁気ディスク媒体、13…磁気ヘッド、14…ヘッ
ドアンプ、15…AGCアンプ、16…LPF、17…
等化器、18…ADC、19…最尤復号器、20…ディ
コーダ、21…PLL、22…位相補正器、23…等化
誤差検出器、31…再生等化信号、32…再生等化サン
プリングデータ、33…サンプリングクロック、34…
位相補正信号、35…マイクロプロセッサ入出力バス。
2…磁気ディスク媒体、13…磁気ヘッド、14…ヘッ
ドアンプ、15…AGCアンプ、16…LPF、17…
等化器、18…ADC、19…最尤復号器、20…ディ
コーダ、21…PLL、22…位相補正器、23…等化
誤差検出器、31…再生等化信号、32…再生等化サン
プリングデータ、33…サンプリングクロック、34…
位相補正信号、35…マイクロプロセッサ入出力バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 国夫 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 奈良 孝 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株式 会社日立製作所半導体事業部内
Claims (3)
- 【請求項1】データの受信再生のための再生信号処理装
置において、 最尤復号器への入力デジタル信号の振幅が最適な振幅値
となるように磁気ディスク装置から読み出された再生信
号の振幅を調整するオートゲインコントロールアンプ
と、前記オートゲインコントロールアンプの出力信号か
ら高域雑音を除去するローバンドパスフィルタと、前記
ローバンドパスフィルタの出力信号を伝送路特性に合致
した信号に等化する等化器と、前記等化器の出力信号を
前記入力デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変
換器と、前記アナログ/デジタル変換器の出力である前
記入力デジタル信号から最も確からしいデジタルデータ
列を生成する前記最尤復号器と、前記最尤復号器から出
力される前記デジタルデータ列の復号を行う復号器と、
前記入力デジタル信号を用いて、磁気ディスク装置から
読み出された前記再生信号のサンプリングタイミングを
与えるサンプリングクロックを生成する位相同期回路
と、で構成され、前記再生信号処理装置は、前記位相同
期回路の生成する前記サンプリングクロックのタイミン
グ位相を補正する手段と、前記入力デジタル信号の等化
誤差量を検出する手段とを具備し、マイクロプロセッサ
を用いて、前記等化誤差量が最小となる前記サンプリン
グクロックのタイミング位相補正量を検出し、設定する
ことを特徴とする再生信号処理装置。 - 【請求項2】データの受信再生のための再生信号処理装
置において、 前記再生信号処理装置は、最尤復号器への入力デジタル
信号の振幅が最適な振幅値となるように磁気ディスク装
置から読み出された再生信号の振幅を調整するオートゲ
インコントロールアンプと、前記オートゲインコントロ
ールアンプの出力信号から高域雑音を除去するローバン
ドパスフィルタと、前記ローバンドパスフィルタの出力
信号を伝送路特性に合致した信号に等化する等化器と、
前記等化器の出力信号を前記入力デジタル信号に変換す
るアナログ/デジタル変換器と、前記アナログ/デジタ
ル変換器の出力である前記入力デジタル信号から最も確
からしいデジタルデータ列を生成する前記最尤復号器
と、前記最尤復号器から出力される前記デジタルデータ
列の復号を行う復号器と、前記入力デジタル信号を用い
て、磁気ディスク装置から読み出された前記再生信号の
サンプリングタイミングを与えるサンプリングクロック
を生成する位相同期回路と、で構成され、前記再生信号
処理装置は、前記位相同期回路の生成する前記サンプリ
ングクロックのタイミング位相を補正する手段と、前記
復号器から出力される復号データを用いてビットエラー
レートを算出する手段とを具備し、マイクロプロセッサ
を用いて、前記ビットエラーレートが最小となる前記サ
ンプリングクロックのタイミング位相補正量を検出し、
設定することを特徴とする再生信号処理装置。 - 【請求項3】データの受信再生のための再生信号処理装
置に用いる位相同期回路であって、前記位相同期回路
は、その出力である前記サンプリングクロックの周波数
及び位相を入力制御電圧に応じて変化させる電圧制御発
振器と、前記電圧制御発振器の出力である前記サンプリ
ングクロックのタイミング誤差量を検出し、該タイミン
グ誤差量の検出結果をアナログ量に変換し、出力する、
タイミング誤差検出器と、前記タイミング誤差検出器の
出力を積分、平滑し、前記電圧制御発振器の入力制御電
圧を生成するループフィルタと、で構成され、前記位相
補正器の位相補正量をアナログ量に変換し、前記タイミ
ング誤差検出器の出力と加算して、前記ループフィルタ
へ出力することを特徴とする再生信号処理装置用位相同
期回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7123383A JPH08321140A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 再生信号処理装置およびその位相同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7123383A JPH08321140A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 再生信号処理装置およびその位相同期回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08321140A true JPH08321140A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14859228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7123383A Pending JPH08321140A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 再生信号処理装置およびその位相同期回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08321140A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6671244B2 (en) | 1999-12-24 | 2003-12-30 | Nec Corporation | Information detecting circuit including adaptive equalizer and reproducing apparatus |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7123383A patent/JPH08321140A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6671244B2 (en) | 1999-12-24 | 2003-12-30 | Nec Corporation | Information detecting circuit including adaptive equalizer and reproducing apparatus |
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