JPH0982029A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPH0982029A
JPH0982029A JP23279095A JP23279095A JPH0982029A JP H0982029 A JPH0982029 A JP H0982029A JP 23279095 A JP23279095 A JP 23279095A JP 23279095 A JP23279095 A JP 23279095A JP H0982029 A JPH0982029 A JP H0982029A
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signal
amplitude
output
error
gain amplifier
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JP23279095A
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Ryutaro Hotta
龍太郎 堀田
Shoichi Miyazawa
章一 宮沢
Tsuguyoshi Hirooka
嗣喜 広岡
Takashi Nara
孝 奈良
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】等化再生信号の等化誤差量もしくはBERを最
小とする再生装置を提供できる。 【構成】可変利得増幅器は入力信号を増幅し、フィルタ
は増幅信号を所定の透過特性で出力する。等化器は、フ
ィルタ出力信号を所定特性で等化出力し、変換器は、等
化信号をアナログ・デジタル変換する。また、最尤復号
器は、変換器の出力信号から、最も確からしい信号列を
生成出力し、デコーダは、前記信号列のデコードを行
う。さらに、利得増幅器制御回路は、可変利得増幅器の
制御信号を生成する。等化誤差検出手段は、等化再生信
号の等化誤差量を検出し、振幅補正手段は、等化再生信
号の振幅を補正するため、可変利得増幅器制御回路に信
号を与える。制御回路は、等化誤差量を最小にするよう
に振幅補正手段に指示信号を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、与えられた信号を増幅
制御して等化し、さらに最尤復号してデコードする信号
処理装置において、等化誤差量やビット読み出し誤り率
を調整可能な装置に係り、特に、振幅補正器を備え、デ
ィスク装置に適用して好適な信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図12を参照して、従来の磁気デ
ィスク装置における再生信号処理装置の基本構成につい
て説明する。
【0003】この図に示した、磁気ディスク装置に用い
られる、従来の再生信号処理装置の構成は、特開平1-
143447号公報に記載されているものと、基本的に
同じである。
【0004】磁気ディスク装置は、スピンドルモータ1
1で磁気ディスク媒体12を回転させ、磁気ヘッド13
を使用して、磁気ディスク媒体12に記録されたデータ
を再生するように動作する。
【0005】まず、磁気ヘッド13で読み出された信号
は、ヘッドアンプ14で増幅され、再生信号処理装置へ
入力される。
【0006】再生信号処理装置は、「Variable Gain Am
plifier(可変利得増幅器)」(以下、「VGA」と略
す)15と、「Low Band Pass Filter(ローバンドパス
フィルタ)」(以下、「LPF」と略す)16と、所定
の等化特性を有する等化器17と、「Analog to Digita
l Convertor(アナログデジタル変換器)」(以下、
「ADC」と略す)18と、最尤推定を行なう最尤復号
器19と、ディスクコントローラに送るようにデータの
デコードを行なうデコーダ20と、クロックの供給機能
を有する「Phase Locked Loop(フェーズロックドルー
プ)」(以下、PLLと略す)21と、VGA制御24
とを有して構成される。
【0007】VGA制御24は、VGA制御が、いわゆ
るアナログ制御ループで動作する場合には、LPF16
の出力であるLPF出力再生信号37と予めVGA制御
24にセットされた設定振幅との振幅比較を行い、LP
F出力再生信号37が、VGA制御24にセットされた
設定振幅と等しくなるように、VGA15の利得を制御
するVGA制御電圧56を生成する機能を有する。
【0008】この結果、ヘッドアンプ14から出力され
る再生信号36は、LPF出力再生信号37の振幅が、
VGA制御24に予めセットされた設定振幅と等しくな
るように、VGA15で振幅制御される。また、VGA
制御が、いわゆるデジタル制御ループで動作する場合に
は、最尤復号器19へ入力される再生等化サンプリング
データ32の振幅と、最尤復号器19が推定する最適な
振幅との振幅比較を行い、再生等化サンプリングデータ
32の振幅が、最尤復号器19が推定する最適な振幅と
等しくなるように、VGA15の利得を制御するVGA
制御電圧56を生成する。
【0009】この結果、ヘッドアンプ14から出力され
る再生信号36は、再生等化サンプリングデータ32の
振幅が、最尤復号器19が推定する最適な振幅と等しく
なるように、VGA15で制御される。LPF16は、
VGA15から出力される再生信号の高域雑音を低減す
るため、チャネル特性に不必要な高域周波数成分の除去
を行い、LPF出力再生信号37を出力する。
【0010】等化器17は、LPF16から出力される
再生信号がチャネル特性(例えば、「Partial Response
class 4(パーシャルレスポンスクラス4)」、以下
「PR4」と略す、等)に整合するように、再生信号の
等化処理を行う。等化器の構成は、多数提案されている
が、ここでは、アナログ信号をサンプリングして、アナ
ログ電圧のまま波形等化処理を行う「アナログ型Finite
Impulse Response」の(以下、「FIR」と略す)フ
ィルタを採用する。このタイプのフィルタは、一般に、
「トランスバーサルフィルタ」とも呼ばれる。
【0011】この他に、デジタル型FIRフィルタや、
スイッチドキャパシタフィルタ等を用いることもある。
【0012】また、等化器の特性(タップ係数等であ
る)を適応制御することによって、より等化精度を向上
させることも提案されている。ADC18は、PLL2
1から供給されるサンプリングクロック33を用いて、
等化再生信号31をサンプリングし、デジタルデータ
(等化再生サンプリングデータ32)に変換する。この
等化再生サンプリングデータ32は、高域雑音除去、等
化処理が施されているため、基本的に「1、0、-1」
の3値のデータとなる。
【0013】しかし、LPF16の高域雑音除去能力
は、完全なものではなく、また、チャネル特性に必要な
周波数帯の雑音を除去することはできない。また、等化
器17の等化能力も、回路規模上の制限等により完全な
構成を実現できず、完全等化、即ち、完璧に所望の等化
特性となるよう信号の等化を行なうことは困難である。
【0014】以上述べた理由から、実際には、等化再生
サンプリングデータ32は「1、0、-1」の3値を中
心として、その分布は、ばらつきを示す。このような、
ばらつきをもつデータから、最も確からしい「1、0、
-1」のデータ列を見つけ出し、「1、0」のデジタル
信号列を生成するのが最尤復号器19である。最尤復号
器19から出力されるデジタル信号列は、符号化された
状態の信号であり、このままではホストコンピュータ等
で扱うことはできない。
【0015】これは磁気ディスク媒体にデータを書き込
む際、記録密度の向上を図るため、また、読み出し時の
安定した再生信号処理動作を実現するために、符号化処
理を行っているからである。この符号化処理のルールと
して、一般に、磁気ディスク装置では「(8,9)Group c
oded recording Code」(以下、「(8,9)GCRコー
ド」と略す)や、「(1,7)Run Length Limited Code」
(以下、「(1,7)RLLコード」と略す)等が採用され
ている。
【0016】よって、再生時には、この符号化処理され
たデジタルデータ列を復号する必要があり、この処理を
行うのが、デコーダ20である。そして、デコーダ20
によって復号されたデータは、ホストコンピュータ等が
認識できる「NRZ信号」となり、ディスクコントロー
ラを介してホストコンピュータ等に出力される。PLL
21は、等化再生サンプリングデータ32を用いて、再
生信号のサンプリングタイミングを与えるサンプリング
クロック33を生成する機能を有する。
【0017】以上、述べたように、再生信号処理装置が
動作することにより、磁気ディスク媒体に書き込まれた
データを読み出し、再生することができる。
【0018】次に、図13を参照して、従来のVGA、
VGA制御装置、および、その動作タイミングについて
説明する。図13(a)は、従来のVGA、VGA制御
装置の構成図であり、図13(b)は、従来のVGA、
VGA制御装置の動作タイミングの説明図である。
【0019】まず、図13(a)を参照して、従来のV
GA、VGA制御装置の構成について説明する。VGA
制御24は、アナログ振幅誤差検出器81と、チャージ
ポンプ82と、デジタル振幅誤差検出器41と、「Digi
tal to Analog Convertor(デジタル ツー アナログ
コンバータ)」(以下、「DAC」と略す)42と、
ループフィルタ43とを、有して構成される。
【0020】VGA15が、アナログ制御ループで制御
される場合は、アナログ振幅誤差検出器81、チャージ
ポンプ82、および、ループフィルタ43を含むループ
が働く。具体的には、アナログ振幅誤差検出器81は、
LPF16の出力であるLPF出力再生信号37の振幅
と、VGA制御24に予めセットされた設定振幅との振
幅比較を行い、両者の振幅誤差を検出し、さらに、チャ
ージポンプ82は、アナログ振幅誤差検出器81が検出
した前記振幅誤差に対応するアナログ振幅誤差検出信号
57を、チャージポンプ出力電流55に変換し、ループ
フィルタ43へ出力する。このとき、アナログ制御ルー
プが働いているため、デジタル振幅誤差検出器41とD
AC42は、動作しない。
【0021】逆に、VGA15が、デジタル制御ループ
で制御される場合は、デジタル振幅誤差検出器41、D
AC42、および、ループフィルタ43を含むループが
働く。具体的には、デジタル振幅誤差検出器41は、最
尤復号器19へ入力される等化再生サンプリングデータ
32の振幅と、最尤復号器19が推定する最適な振幅と
の振幅比較を行い、両者の振幅誤差を検出し、さらに、
DAC42は、デジタル振幅誤差検出器41で検出され
た、前記振幅誤差に対応するデジタル振幅誤差検出信号
54を、チャージポンプ出力電流55に変換し、ループ
フィルタ43へ出力する。このとき、デジタル制御ルー
プが働いているため、アナログ振幅誤差検出器81とチ
ャージポンプ82は動作しない。
【0022】ループフィルタ43は、チャージポンプ出
力電流55を積分し、VGA制御電圧56を生成する。
VGA15は、VGA制御電圧56に従い、VGA15
へ入力される再生信号36の振幅増幅を行う。ここで、
VGA15がアナログ制御ループで動作していた場合、
LPF16の出力であるLPF出力再生信号37の振幅
が、VGA制御24に予めセットされた設定振幅より大
きかったとすると、アナログ振幅誤差検出器81は、そ
の誤差量を検出し、その正の検出誤差量をチャージポン
プ82へ出力する。
【0023】チャージポンプ82は、アナログ振幅誤差
検出器81から出力されるアナログ振幅誤差検出信号5
7の振幅誤差量に比例した電流を生成し、ループフィル
タ43から対応する電流量を引き出す。
【0024】ループフィルタ43は、チャージポンプ出
力電流55を積分し、VGA制御電圧56を生成するた
め、VGA制御電圧56は小さくなり、VGA15の利
得も小さくなって、等化再生サンプリングデータ32の
振幅は小さくなる。逆に、LPF16の出力であるLP
F出力再生信号37の振幅が、VGA制御24に予めセ
ットされた設定振幅より、小さかったとすると、アナロ
グ振幅誤差検出器81はその誤差量を検出し、その負の
検出誤差量をチャージポンプ82へ出力する。
【0025】チャージポンプ82は、アナログ振幅誤差
検出器81から出力されるアナログ振幅誤差検出信号5
7の振幅誤差量に比例した電流を生成し、ループフィル
タ43へ流す。ループフィルタ43は、チャージポンプ
出力電流55を積分し、VGA制御電圧56を生成する
ため、VGA制御電圧56は大きくなり、VGA15の
利得も大きくなって、等化再生サンプリングデータ32
の振幅は、大きくなる。
【0026】一方、VGA15が、デジタル制御ループ
で動作していた場合、最尤復号器19へ入力される等化
再生サンプリングデータ32の振幅が、最尤復号器19
が推定する最適な振幅より大きかったとすると、デジタ
ル振幅誤差検出器41は、等化再生サンプリングデータ
32の振幅値から、最尤復号器19が推定する最適な振
幅値を引いた正の振幅誤差量を検出し、DAC42へ出
力する。DAC42は、デジタル振幅誤差検出器41か
ら出力されるデジタル振幅誤差検出信号54の振幅誤差
量に比例した電流を生成し、ループフィルタ43から引
き出す。
【0027】ループフィルタ43は、チャージポンプ出
力電流55を積分し、VGA制御電圧56を生成するた
め、VGA制御電圧56は小さくなり、VGA15の利
得も小さくなって、等化再生サンプリングデータ32の
振幅は、小さくなる。逆に、最尤復号器19へ入力され
る等化再生サンプリングデータ32の振幅が、最尤復号
器19が推定する最適な振幅より小さかったとすると、
デジタル振幅誤差検出器41は、等化再生サンプリング
データ32の振幅値から、最尤復号器19が推定する最
適な振幅値を引いた負の振幅誤差量を検出し、DAC4
2へ出力する。
【0028】DAC42はデジタル振幅誤差検出器41
から出力されるデジタル振幅誤差検出信号54の振幅誤
差量に比例した電流を生成し、ループフィルタ43へ流
し出す。ループフィルタ43は、チャージポンプ出力電
流55を積分して、VGA制御電圧56を生成するた
め、VGA制御電圧56は大きくなり、VGA15の利
得も大きくなって、等化再生サンプリングデータ32の
振幅は、大きくなる。
【0029】このように、VGA制御24とVGA15
とで構成されるVGA制御ループが、LPF出力再生信
号37、および、等化再生サンプリングデータ32の振
幅値に対して、負帰還制御ループとして機能することに
より、VGA15がアナログ制御ループで動作していた
場合、LPF出力再生信号37の振幅を、VGA制御2
4に予めセットされた設定振幅値に、また、VGA15
がデジタル制御ループで動作していた場合、等化再生サ
ンプリングデータ32の振幅値を、最尤復号器19が推
定する最適な振幅値に、夫々、一致させることができ
る。
【0030】次に、図13(b)を参照して、アナログ
制御ループとデジタル制御ループとの切り替えタイミン
グについて説明する。ここで、「トラック」は、磁気デ
ィスク媒体上でのユーザデータを格納している領域であ
る。ユーザデータ領域の先頭には、再生信号処理装置が
データ再生のために必要な、振幅および位相同期を行う
「シンク(sync)フィールド」が存在する。
【0031】さらに、「シンク(sync)フィールド」の前
には、セクタ情報を格納した「IDフィールド」、また
は、別セクタとの境界として機能する「ギャップ(ga
p)」が存在する。まず、ディスクコントローラは、シン
クフィールドでリードゲート(Read Gate)信号をアサー
トする。VGA制御は、リードゲートがアサートされ、
PLL21が位相同期を完了し、正しいサンプリングタ
イミングで、等化再生信号31がサンプリングされ、正
常な等化再生サンプリングデータ32が得られるまで、
アナログ制御ループを使用して動作し、それ以降、デジ
タル制御ループへと、制御ループが切り替わる。
【0032】そして、アナログ制御ループ用に、VGA
制御24に予めセットする設定振幅値を、等化再生サン
プリングデータ32の振幅値が最尤復号器19の推定す
る最適な振幅値と一致するように調整しておけば、アナ
ログ制御ループの動作中に、等化再生サンプリングデー
タ32の振幅を、最尤復号器19が推定する最適な振幅
値に、一致させることができる。
【0033】そのため、再生信号への位相同期完了後
に、デジタル制御ループへと制御ループが切り替わった
とき、既に等化再生サンプリングデータ32の振幅値
が、最尤復号器19が推定する最適な振幅値と一致して
いることになる。よって、デジタル制御ループ動作時の
等化再生サンプリングデータの、いわゆる振幅引き込み
時間が短縮できる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来の技術で述
べたVGA制御方式は、VGAループを構成する各ブロ
ックが、理想的な動作をした場合、問題なく等化再生サ
ンプリングデータ32の振幅値を、最尤復号器19が推
定する最適な振幅値に保つことができるが、実際の半導
体素子等を用いて回路構成を行なった場合、等化再生サ
ンプリングデータ32の振幅値を、最尤復号器19が推
定する最適な振幅値に保つことができず、期待値からの
所定量のずれを有して、いわば定常的な振幅誤差を持っ
て、制御系が安定してしまうことがしばしば発生する。
この問題について、図14、15を参照して説明する。
【0035】定常的な振幅誤差発生の原因として、デジ
タル振幅誤差検出器41の振幅誤差検出精度、DAC4
2の出力オフセット電流等が挙げられるが、実際には、
デジタル検出を行うデジタル振幅誤差検出器41の振幅
誤差検出精度よりも、デジタル/アナログ変換を行うD
AC42の出力オフセット電流による影響の方が大きい
ことが多いため、ここではDAC42の出力オフセット
電流が存在する場合について説明する。
【0036】図14は、DAC42の入出力特性を示す
説明図である。横軸は、VGA制御24に入力される等
化再生サンプリングデータ32を用いて、デジタル振幅
誤差検出器41が振幅誤差を検出し、DAC42へ出力
する振幅誤差量を示し、縦軸は、DAC42の出力電流
を示す。理想的な特性は、(a)の状態であり、振幅誤
差量が「0」の時、出力電流も「0」になる。
【0037】しかしながら、電子素子の特性の絶対ばら
つきや相対的ばらつきといった、製造ばらつき、温度、
電源電圧等の環境変動に依存して、素子特性が変動する
環境依存変動、さらには、回路上の問題として、出力抵
抗の影響による出力バイアス依存変動等の影響により、
実際には、(b)または(c)に示すように、DACの
入出力特性が変動し、理想のものからずれてしまう。
【0038】VGA制御ループは、実際には、DACの
出力電流が0」となる振幅誤差量で安定になるため、理
想特性を示す(a)の場合には、定常振幅誤差量が
「0」の状態で同期するが、(b)に示す場合、定常振
幅誤差「ΔV」だけずれたタイミングで同期する。逆
に、(c)に示す場合、定常位相誤差「-ΔV」だけずれ
たタイミングで同期する。このように、定常振幅誤差が
存在したときに、等化再生サンプリングデータが、どの
ようになるかを、図15を参照して説明する。
【0039】図15は、PLLの定常振幅誤差による振
幅変動を示しており、図14の(a)、(b)、(c)
に対応して、夫々、図15(a)は、定常振幅誤差が無
しの場合、図15(b)は、定常振幅誤差が正の場合、
図15(c)は、定常振幅誤差が負の場合となってい
る。
【0040】なお、黒線はアナログ信号データを示し、
白丸は、サンプリング点を示す。
【0041】まず、図15(a)の場合、振幅誤差が
「0」であるため、サンプリングクロック33に同期し
てサンプリングされた、等化再生サンプリングデータ3
2は、期待値「1、-1」に対して、正確に「1、-1」
をとることができる。
【0042】これに対して、図15(b)の場合、定常
振幅誤差が正の値となっているため、サンプリングクロ
ック33に同期してサンプリングされた、等化再生サン
プリングデータ32は、期待値「1、-1」に対して、
「1.3、-1.3」と大きな値をとってしまう。このため、
最尤復号器19を使用しても、最尤復号器19が推定す
る振幅値からずれた値が入力されるため、正しいデータ
列を判定できなくなる可能性が高くなり、結果として、
磁気ディスク装置の「Bit Error Rate」(読み出し時の
データ読み出しエラー発生率、以下、「BER」と略
す)を低下させることになる。
【0043】同様に、図15(c)に示す場合も、等化
再生サンプリングデータ32は、「1、-1」ではな
く、「0.7、-0.7」と小さな値をとってしまい、磁気デ
ィスク装置のBERを低下させることになる。
【0044】この結果、磁気ディスク装置の記録密度を
上げることができず、記憶装置の大容量化を実現できな
くなる。
【0045】一方、実際に、磁気ディスク媒体から読み
出した波形が、磁気ヘッド、データ書き込み回路、およ
び、信号処理回路等の特性の影響により、非線形特性を
有していた場合(例えば、1つの再生信号ピークに対し
て、その左右の波形が対称になっていない、いわゆる左
右非対称波形)、等化器17の特性、VGA制御および
PLL制御方式、再生信号のインタリーブ処理等の条件
によっては、VGA制御ループが、定常振幅誤差を
「0」に制御するよりも、あえて、ある定常振幅誤差を
発生させるように制御する方が、信号処理装置全体とし
ては、波形等化がより正確に行なえる場合がある。この
場合、結果として、磁気ディスク装置のBERを向上さ
せることができ、一層の、高密度記録、大容量化が可能
になる。
【0046】また、別の問題として、上記従来技術で述
べたVGA制御方式は、アナログ制御ループとデジタル
制御ループとが、ともに理想的に動作した場合、デジタ
ル制御ループに切り替わった時点で、既に等化再生サン
プリングデータ32の振幅は、最尤復号器19が推定す
る最適な振幅値と一致しているため、デジタル制御ルー
プでの振幅引き込み時間は、必要ない。
【0047】しかしながら、実際には、アナログ制御ル
ープで使用する、振幅設定値が温度、電源、製造ばらつ
き等の影響により変動し、また、アナログ振幅誤差検出
器の検出精度が、温度、電源、製造ばらつき等の影響に
よる変動するため、アナログ制御ループで制御している
状態での、等化再生サンプリングデータ32の振幅は、
最尤復号器19が推定する最適な振幅値とは、必ずしも
一致しない。
【0048】このため、デジタル制御ループへと、制御
ループを切り替えた後、再度、等化再生サンプリングデ
ータ32の振幅引き込みを行い、最尤復号器19が推定
する最適な振幅値と一致させなければならない。よっ
て、振幅引き込みを行う時間だけ、シンクフィールドを
増大させなければならず、磁気ディスク装置のデータ記
憶容量を減少させてしまう。
【0049】この問題について、図16、17を参照し
て、以下、説明する。図16は、アナログおよびデジタ
ル制御ループの動作説明図であり、図16(a)は、理
想状態でのアナログ制御ループ動作であり、図16
(b)は、実際のアナログ制御ループ動作の説明図であ
る。
【0050】シンクフィールドは、一般に、単一周期で
データ列が書かれており、さらに、大容量化のために、
可能な限りの高周波数でデータ列が書かれているため、
再生波形は、ほぼ正弦波と見なすことができ、ここで
は、再生信号を正弦波で表示している。「Va」は、理想
アナログ再生信号振幅、「Va1」は、実際のアナログ再
生信号振幅、「Vd」は、理想アナログ再生信号振幅をサ
ンプリングクロック33でサンプリングした、理想デジ
タル再生信号振幅、「Vd1」は、実際のアナログ再生信
号振幅をサンプリングクロック33でサンプリングし
た、実際のデジタル再生信号振幅、である。
【0051】理想状態を示す図16(a)に示すよう
に、サンプリングタイミングで「Vd」の振幅が得られる
ようなアナログピーク振幅を、正確にアナログ制御ルー
プで設定、制御できるため、LPF出力再生信号37の
振幅は「Va」となり、アナログ制御ループでVGA15
を制御している状態で、既にデジタルサンプリングされ
た等化再生サンプリングデータ32は、振幅「Vd」にな
っている。
【0052】しかしながら、実際には、図16(b)に
示すように、アナログ制御ループで動作しているとき、
回路損失等により、LPF出力再生信号37は、電圧
「Va」ではなく「Va1」になってしまう。この状態で
は、サンプリングされた等化再生サンプリングデータ3
2の振幅は、「Vd」ではなく「Vd」となってしまう。こ
のような状態では、アナログ制御ループから、デジタル
制御ループへ、制御ループを切り替えた時、再度、デジ
タル制御ループで、振幅補正を行なうことが必要にな
る。
【0053】この制御ループ切り替えの過渡応答につい
て、図17を参照して説明する。図17は、VGA制御
ループ切り替え時の過渡応答の説明図であり、アナログ
制御ループ動作状態では、LPF出力再生信号37の振
幅は「Va1」に、サンプリングクロック33でサンプリ
ングされた等化再生サンプリングデータ32の振幅は
「Vd1」となっている。この状態が、アナログ制御ルー
プの定常状態である。
【0054】次に、VGA15の制御が、デジタル制御
ループに切り替わると、等化再生サンプリングデータ3
2の振幅が「Vd」となるように、デジタル制御ループが
動作し、いわゆる振幅引き込みを開始する。この状態
が、デジタルVGA制御ループ過渡状態であり、この状
態をとる期間が、デジタルVGA引き込み時間である。
【0055】その後、等化再生サンプリングデータ32
の振幅が「Vd」になると、デジタル制御ループは、安定
する。この状態が、デジタル制御ループ定常状態であ
る。ここで、正確なデータ再生が可能になるのは、デジ
タル制御ループが定常状態になった後であるため、デジ
タルVGA引き込み時間中は、ユーザデータ領域を使用
できない。このため、磁気ディスク装置の容量が減少
し、大容量化の妨げとなったいた。
【0056】以上述べてきた問題点を解決するため、本
発明の目的は、AGCの同期状態での定常振幅誤差を任
意に制御することにより、DAC等の回路系に起因する
BER劣化、再生波形の非対称性によるBER劣化等を
改善し、より、高密度記録を可能にすることにある。
【0057】また、他の目的は、アナログ制御ループ動
作状態での振幅補正を行い、デジタル制御ループでの引
き込み時間を短縮化することにより、シンクフィールド
を短縮し、ユーザデータ領域を増大させ、磁気ディスク
装置の大容量化を実現することにある。
【0058】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するため、以下の手段がある。
【0059】即ち、データ再生を行なう信号処理装置で
あって、入力される信号の増幅を行う可変利得増幅器
と、該可変利得増幅器の出力信号を、所定の透過特性で
フィルタリングして出力するフィルタと、該フィルタの
出力信号を所定の特性に等化して出力する等化器と、該
等化器の出力信号をアナログ・デジタル変換する変換器
と、該変換器の出力信号から、最も確からしい信号列を
生成、出力する最尤復号器と、該最尤復号器から出力さ
れる信号列のデコードを行うデコーダと、前記変換器の
出力信号を用いて、信号処理のための同期クロックを生
成する同期回路と、与えられた信号にしたがって、前記
可変利得増幅器の制御信号を生成する可変利得増幅器制
御回路と、前記最尤復号器に入力される信号である等化
再生信号の等化誤差量を検出する等化誤差検出手段と、
前記等化再生信号の振幅を補正するため、与えられた指
示信号にしたがって、前記可変利得増幅器制御回路に信
号を与える振幅補正手段と、を有する信号処理装置であ
る。
【0060】また、さらに、等価誤差量を調整するため
の制御回路を備え、該制御回路は、前記等化誤差検出手
段が検出する等化誤差量を最小にするように、前記振幅
補正手段に与える指示信号を生成する処理を行なう信号
処理装置も考えられる。
【0061】さらに、以下に示すような態様もある。
【0062】即ち、データ再生を行なう信号処理装置で
あって、入力される信号の増幅を行う可変利得増幅器
と、該可変利得増幅器の出力信号を、所定の透過特性で
フィルタリングして出力するフィルタと、該フィルタの
出力信号を所定の特性に等化して出力する等化器と、該
等化器の出力信号をアナログ/デジタル変換する変換器
と、該変換器の出力信号から、最も確からしい信号列を
生成、出力する最尤復号器と、該最尤復号器から出力さ
れる信号列のデコードを行うデコーダと、前記変換器の
出力信号を用いて、信号処理のための同期クロックを生
成する同期回路と、与えられた信号にしたがって、前記
可変利得増幅器の制御信号を生成する可変利得増幅器制
御回路と、ビット読み出し誤り率を検出するビット読み
出し誤り率検出手段と、前記等化再生信号の振幅を補正
するため、与えられた指示信号にしたがって、前記可変
利得増幅器制御回路に信号を与える振幅補正手段と、を
有する信号処理装置である。
【0063】なお、この装置構成においても、さらに、
ビット読み出し誤り率を調整するための制御回路を備
え、該制御回路は、前記ビット読み出し誤り率検出手段
が検出するビット読み出し誤り率を最小にするように、
前記振幅補正手段に与える指示信号を生成する処理を行
なう信号処理装置も考えられる。
【0064】
【作用】可変利得増幅器は、入力される信号を増幅し、
フィルタは、該増幅信号を所定の透過特性でフィルタリ
ングして出力する。
【0065】次に、等化器は、フィルタの出力信号を所
定の特性に等化して出力し、変換器は、等化器の出力信
号をアナログ・デジタル変換する。
【0066】さらに、最尤復号器は、変換器の出力信号
から、最も確からしい信号列を生成、出力し、デコーダ
は、該最尤復号器から出力される信号列のデコードを行
う。
【0067】なお、同期回路は、前記変換器の出力信号
を用いて、信号処理のための同期クロックを生成し、所
定の部分に供給している。
【0068】また、利得増幅器制御回路は、与えられた
信号にしたがって、前記可変利得増幅器の制御信号を生
成する。
【0069】このような動作を行なうとともに、等化誤
差検出手段は、前記最尤復号器に入力される信号である
等化再生信号の等化誤差量を検出する。さらに、振幅補
正手段は、前記等化再生信号の振幅を補正するため、与
えられた指示信号にしたがって、前記可変利得増幅器制
御回路に信号を与える動作を行なう。
【0070】また、等価誤差量を調整するための制御回
路を備えた装置においては、以下のように動作する。
【0071】即ち、制御回路は、前記等化誤差検出手段
が検出する等化誤差量を最小にするように、前記振幅補
正手段に与える指示信号を生成する処理を行なう。
【0072】なお、ビット読み出し誤り率を調整するた
めの制御回路を備えた構成においては、該制御回路が、
前記ビット読み出し誤り率検出手段が検出するビット読
み出し誤り率を最小にするように、前記振幅補正手段に
与える指示信号を生成する処理を行なう。
【0073】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0074】図1に、本発明による再生信号処理装置の
一実施例の構成図を示す。
【0075】磁気ディスク装置は、スピンドルモータ1
1で磁気ディスク媒体12を回転させ、磁気ヘッド13
を使用して、磁気ディスク媒体12に記録されたデータ
を再生する。
【0076】まず、磁気ヘッド13で読み出された信号
は、ヘッドアンプ14で増幅され、再生信号処理装置1
0へ入力される。再生信号処理装置10で処理された再
生信号データは、ディスクコントローラへ出力され、図
示しないホストコンピュータ等へ出力される。
【0077】再生信号処理装置10は、可変利得機能を
有するVGA15と、高周波成分をカットするLPF1
6と、所定の等化特性で入力信号を等化する等化器17
と、アナログ・デジタル変換を行なうADC18と、最
尤推定を行なう最尤復号器19と、与えられたデータを
デコードして、図示しないディスクコントローラを介し
て、ホストコンピュータ等が受信可能なデータを通信す
る機能を有するデコーダ20と、所定周期のクロックを
供給するPLL21と、与えられた指令にしたがって、
等化再生信号の振幅を補正する振幅補正器22と、等化
再生信号32の誤差を検出する等化誤差検出器23と、
前記VGA15の制御信号を生成する機能を少なくとも
有するVGA制御24とを、有して構成される。
【0078】なお、図示しないマイクロコンピュータ
は、前記等化誤差検出器23が検出する誤差が最小とな
るように、前記振幅補正器22に指令を与える。
【0079】VGA制御24は、ADC18から出力さ
れる等化再生サンプリングデータ32の振幅と、最尤復
号器19に入力するために最も適した振幅とを比較し、
等化再生サンプリングデータ32の振幅が、最尤復号器
19に入力するために最も適した振幅と一致するよう
に、VGA制御電圧56を調整し、VGA15の利得を
制御する。
【0080】VGA15は、VGA制御24から出力さ
れるVGA制御電圧56に従い、ヘッドアンプ14から
出力される再生信号36の振幅の増幅(振幅調整)を行
う。
【0081】LPF16は、VGA15で増幅された再
生信号のうち、チャネル特性に不要な高域周波数成分を
除去し、再生信号の高域雑音成分を低減する処理を行な
う。
【0082】等化器17は、再生信号がチャネル特性に
合った再生信号となるように、信号周波数成分を加工
し、波形の等化を行う。再生信号は、等化器17で等化
され、等化再生信号31として、ADC18へ入力され
る。
【0083】ADC18は、PLL21が生成するサン
プリングクロック33を用いて、等化再生信号31のサ
ンプリングを行い、等化再生サンプリングデータ32を
生成する。等化再生サンプリングデータ32は、最尤復
号器19で、最も確からしい(1、0)のデータ列に修
正され、デコーダ20へ出力される。再生データは、磁
気ディスク媒体への書き込み時に符号化されているた
め、デコーダ20で復号処理が行なわれ、復号処理され
たデータは、ディスクコントローラへ転送される。
【0084】一方、PLL21は、等化再生サンプリン
グデータ32から、サンプリングタイミングを検出し
て、正常なサンプリングタイミングが得られるように、
サンプリングクロック33の周波数、位相を調整する機
能を有する。
【0085】振幅補正器22は、図示しないマイクロプ
ロセッサからの制御信号(入出力バス35上の信号)に
従い、振幅補正信号34を生成し、VGA制御24へ出
力し、等化再生サンプリングデータ32の振幅を補正す
る処理を行なう。
【0086】等化誤差検出器23は、マイクロプロセッ
サの指示に従い、等化再生サンプリングデータ32の等
化誤差量(期待値からのずれ量)を検出し、マイクロプ
ロセッサの入出力バス35を介して、マイクロプロセッ
サへ出力する。
【0087】マイクロプロセッサは、マイクロプロセッ
サ入出力バス35を介して、振幅補正器22の振幅補正
量の制御、等化誤差検出器23の等化誤差検出動作の指
示、および、等化誤差検出結果の収集を行う。
【0088】次に、図2を参照して、VGA、VGA制
御、振幅補正器、等化誤差検出器の構成例について説明
する。
【0089】VGA制御24は、アナログ振幅誤差検出
器81と、チャージポンプ82と、デジタル振幅誤差検
出器41と、DAC42と、ループフィルタ43とを、
有して構成される。なお、VGA制御の基本動作につい
ては、既に従来技術で述べているので、ここでは動作説
明を省略する。
【0090】振幅補正器22は、振幅補正用のDAC4
5で構成され、マイクロプロセッサの制御信号35に応
じて、その出力電流を変化して振幅補正信号34とし
て、VGA制御24へ入力する。等化誤差検出器23
は、期待値生成46と、加算器47と、計算処理48
と、シーケンサ49とを、有して構成される。
【0091】期待値生成46は、等化再生サンプリング
データ32から期待値(1、0、-1)を生成する。こ
こで、「1、0、-1」とは、論理レベルでの値であ
り、実際に信号処理装置が扱う値とは必ずしも一致しな
い。換言すれば、信号処理装置が実際に扱う値を正規化
して表現した値とも言える。期待値生成46は、例え
ば、等化再生サンプリングデータ32が、「-0.5」から
「+0.5」までの範囲の値であれば、期待値「0」を、ま
た、「+0.5」より大きい値であれば、期待値「1」を、
逆に、「-0.5」より小さい値であれば、期待値「-1」
を生成する。この期待値生成のルールは、一例である。
【0092】次に、加算器47は、等化再生サンプリン
グデータ32と、期待値生成46出力である期待値51
との差分を取り、等化誤差量52を生成する機能を有す
る。計算処理48は、各サンプリングタイミング毎に得
られる等化誤差量を集計して、実効値、平均値等に加工
し、マイクロプロセッサへ出力する処理を行なう。
【0093】シーケンサ49は、マイクロプロセッサか
らの制御信号に従って、計算処理48の制御、例えば、
等化誤差量の集計タイミング等の制御を行なう。
【0094】さらに、図3を参照し、振幅補正器22の
VGA制御24への作用について説明する。
【0095】図3は、ループフィルタ43および振幅補
正器22の動作について示したものである。
【0096】ループフィルタ43は、容量素子C1で構成
され、DAC42のDAC/チャージポンプ出力電流5
5を積分して、VGA制御電圧56を生成し、VGA1
5を制御する。
【0097】DAC42の出力が電流であるため、ここ
では、振幅補正器22も同様に、DAC45を用いた構
成とし、マイクロコンピュータから与えられた指示値に
対応する電流の出力を可能にしている。そして、振幅補
正器22の出力である振幅補正信号34が、DAC42
の出力信号に加わるように、構成されている。
【0098】このような構成にすることによって、DA
C42と振幅補正用DAC45の出力電流は、ループフ
ィルタ43で加算、積分されて、VGA制御電圧56を
生成するため、振幅補正器22により、VGA15の利
得を補正することができる。
【0099】つまり、VGAループは、DAC42と振
幅補正用DAC45の出力電流の加算値が「0」となる
状態で安定になるため、振幅補正用DAC45の出力電
流が「0」でないときは、その分だけ、DAC42の出
力電流が出力された状態で、即ち、等化再生サンプリン
グデータ32の振幅値が、最尤復号器19が推定する最
適振幅値に対して、振幅誤差を持った状態で、安定にな
る。
【0100】この機能により、振幅補正器22を使用し
て、定常振幅誤差の補正ができる。このとき、DAC4
2と振幅補正用DAC45の動作基準電流に相関関係を
持たせてもよいし、完全に独立させた構成にしても良
い。なお、相関関係を持たせるとは、例えば、1ビット
分の信号に対応する出力電流値を同一の値にしておくこ
と等を意味する。
【0101】次に、図4に、ループフィルタおよび振幅
補正器の他の構成を示す。
【0102】ループフィルタ43を差動構成にし、差動
電圧で、VGA15を制御する場合の構成を示す。
【0103】この構成でも、図3と同様に、DAC42
の出力信号が、振幅補正器22の振幅補正信号34に加
わるように、構成される。ここで、振幅補正用DAC4
5も、差動出力する構成となっており、振幅補正信号3
4の一方の出力端子から補正電流を流し出す場合には、
他方の出力端子は、同じ値の補正電流を引き込む動作を
する。同様に、振幅補正信号34の一方の出力端子から
補正電流を引き出す場合は、他方の出力端子は、同じ値
の補正電流を流し出すように動作する。このような構成
により、補正電流の変化量が大きくなる。
【0104】次に、図5を参照して、等化誤差検出器2
3の構成要素である計算処理48の構成例について説明
する。図5(a)は、等化誤差の実効値を算出する場合
の構成例である。
【0105】計算処理48は、演算処理部61と、演算
結果を格納する計算処理結果格納レジスタ64とを有し
て構成される。
【0106】演算処理部61は、シーケンサ49から入
力される計算処理制御信号53によって、演算を行うタ
イミングが与えられる。そして、各サンプリングタイミ
ングごとに入力される等化誤差量52を用いて、与えら
れた期間中、自乗和の平方根の平均値(実効値)を計算
する。この演算結果は、計算処理結果格納レジスタ64
に格納され、その後、マイクロプロセッサへ転送され
る。
【0107】図5(b)は、等化誤差量の平均値を算出
する場合の構成例である。計算処理48は、演算処理部
61と、演算結果を格納する計算処理結果格納レジスタ
64とを有して構成される。演算処理部61は、シーケ
ンサ49から入力される計算処理制御信号53によっ
て、演算を行うタイミングが与えられる。そして、各サ
ンプリングタイミングごとに入力される等化誤差52を
用いて、与えられた期間中、平均値を計算する。この演
算結果は、計算処理結果格納レジスタ64に格納され、
その後、マイクロプロセッサへ転送される。
【0108】マイクロプロセッサは、例えば、実効値や
平均値が所定値以上であるとき、振幅補正器22に指示
を与えて、等化再生信号の振幅調整を行なうように動作
する。そして、再度、実効値や平均値を計算させ、実効
値や平均値が所定値以下になるまで、振幅補正器22に
指示を与えて、等化再生信号の振幅調整を行なう。
【0109】図6は、計算処理ブロックの他の構成例の
説明図である。
【0110】計算処理48は、演算処理部61と、計算
処理結果格納レジスタ64とを有して構成され、さら
に、演算処理部61は、絶対値大小判定62とカウンタ
63とを備える。
【0111】演算処理部61は、シーケンサ49から入
力される計算処理制御信号53によって、演算を行うタ
イミングが与えられる。
【0112】そして、各サンプリングタイミングごとに
入力される等化誤差量52を用いて、与えられた期間
中、マイクロプロセッサによってセットされた許容等化
誤差Veとの絶対値の大小比較を行う。
【0113】そして、等化誤差量の絶対値が、許容等化
誤差Veより大きい場合、カウンタイネーブル信号71
を出力し、カウンタ63の値を「+1」、即ち、インク
リメントする。その結果は、計算処理結果格納レジスタ
64に格納され、その後、マイクロプロセッサへ転送さ
れる。
【0114】マイクロプロセッサは、例えば、カウンタ
値が所定値以上であるとき、振幅補正器22に指示を与
えて、等化再生信号の振幅調整を行なうように動作す
る。そして、再度、カウンタを起動させて、カウンタ値
が所定値以下になるまで、振幅補正器22に指示を与え
て、等化再生信号の振幅調整を行なう。
【0115】以上説明してきた実施例は、等化誤差検出
器23を使用した構成であるが、ここで、等化誤差検出
器23の替わりに、いわゆるビット誤り率を検出する
「BitError Rate(ビットエラーレート)検出器」(以
下、「BER検出器」と記す)91を用いた、磁気ディス
ク装置用再生信号処理装置の他の実施例について、図1
8を参照して説明する。
【0116】なお、BER検出器91以外の構成要素は、
図1に示す構成要素と同一であるため、ここでは、それ
らの動作説明を省略して、BER検出器91のみについて
説明する。BER検出器91は、デコーダ20から出力さ
れるNRZ再生信号92と、BER検出器91に予め格納され
ているNRZ再生信号期待値データ列とのデータの比較を
順次行っていき、磁気ディスク媒体12に記憶されてい
るデータの読み出し時の、データ読み出しエラー発生
率、または、エラー発生回数を検出する。そして、検出
された、データ読み出し時のデータ読み出しエラー発生
率、または、エラー発生回数は、マイクロプロセッサ側
へ転送される。
【0117】ここで、BER検出器91へ与える信号は、
デコーダ20から出力されるNRZ再生信号92とした
が、デコーダ20がデコード(復号)する前の信号、即
ち、最尤復号器19からデコーダ20へ出力される信号
を用いてもよい。この場合、BER検出器91が行なうデ
ータ比較に用いる期待値は、NRZ再生信号期待値データ
列の替わりに、デコード前の符号化等化再生信号期待値
データ列とすればよい。
【0118】次に、図19に、BER検出器91の構成例
およびその動作説明を行なうための説明図を示す。
【0119】BER検出器91は、NRZ再生信号期待値デー
タ列格納部93と、データ比較部94と、データ比較結
果格納部95とを有して構成される。データ比較部94
は、NRZ再生信号期待値データ列格納部93に格納され
ている、NRZ再生信号の期待値のデータ列であるNRZ再生
信号期待値データ列と、デコーダ20から出力されるNR
Z再生信号92とのデータの比較処理を行い、その一
致、不一致を検出する。そして、検出結果から、データ
読み出しエラー発生率であれば、データ比較回数に対す
る不一致の発生割合を、また、データ読み出しエラー発
生回数であれば、データ比較回数に対する、不一致の発
生回数を、データ比較結果格納部95に格納し、その
後、エラー発生率、または、エラー発生回数をマイクロ
プロセッサ側に転送する。
【0120】図19(b)に、NRZ再生信号とNRZ再生信
号期待値データ列を対象とした、比較動作の様子を示
す。両信号列において、一致しないビット、即ち、一方
が「0」で他方が「1」のビットが存在する場合、デー
タ比較結果が不一致になる。
【0121】なお、BER検出器91は、再生信号処理装
置内に備えても、再生信号処理装置外であって磁気ディ
スク装置内に備えても良く、さらには、磁気ディスク装
置外に備えても良い。
【0122】マイクロプロセッサは、例えば、エラー発
生率(エラー発生回数での同様である)が所定値以上で
あるとき、振幅補正器22に指示を与えて、等化再生信
号の振幅調整を行なうように動作する。そして、再度、
BER検出器91を起動させて、エラー発生率が所定値以
下になるまで、振幅補正器22に指示を与えて、等化再
生信号の振幅調整を行なう。
【0123】次に、図7を参照して、振幅補正動作のタ
イミングチャートについて説明する。この振幅補正動作
は、ドライブ組立時のドライブ調整段階やドライブ完成
後の電源立ち上げ時、さらには、電源投入後でマイクロ
プロセッサがテストを行うことを判断した場合等に行わ
れるようにするのが好ましい。
【0124】まず、マイクロプロセッサが、マイクロプ
ロセッサの入出力バス(振幅補正器制御信号)35を介
して、振幅補正器22に振幅補正量を設定する。振幅補
正器22は、この振幅補正器制御信号35により、一定
のバイアス電流をVGA制御24のループフィルタ43
へ出力する。
【0125】次に、マイクロプロセッサが、テスト用に
リードゲートをアサートすることを、ディスクコントロ
ーラに指示する。このテスト用のリードゲートアサート
により、磁気ディスク装置からデータが読み出される。
【0126】通常のデータ再生時と同様に再生信号の信
号処理が行われるが、振幅補正信号34として出力され
るバイアス電流により、等化再生サンプリングデータ3
2の振幅は、最尤復号器19が推定する最適振幅に対し
て、振幅誤差を有している。
【0127】この状態で、シーケンサ49から計算処理
制御信号53が所定期間出力され、計算処理48が、等
化誤差量の演算処理を行い、その演算結果を計算処理結
果格納レジスタ64に格納する。
【0128】計算処理制御信号53がネゲートされる
と、マイクロプロセッサが、計算処理結果格納レジスタ
64に格納されている演算処理結果を読み出す。これに
より、ある振幅補正量を設定した場合の等化誤差量が得
られる。この一連の動作を、振幅補正量を切り替えなが
ら繰り返すことにより、振幅補正量と等化誤差と関係が
得られる。さらに、この関係について、図8を参照して
説明する。
【0129】図8は、振幅補正用DAC、即ち、振幅補
正器に使用するDACの入出力特性と、等化誤差または
BERの振幅補正用DACの入力に対する依存性につい
ての説明図である。
【0130】図8(a)は、振幅補正用DAC(振幅補
正器に使用するDAC)の入出力特性を示しており、横
軸は、マイクロプロセッサからマイクロプロセッサ入出
力バス35を介して入力される振幅補正器制御信号であ
り、縦軸は、振幅補正用DAC45の出力である振幅補
正信号(振幅補正用DAC出力電流)34である。すな
わち、横軸に示す振幅補正器制御信号を与えれば、縦軸
に示す電流が振幅補正信号として定まる。なお、振幅補
正器制御信号は、nビット(例えばnは「8」)の信号
であり、最小単位は「1ビット」の信号である。
【0131】振幅補正用DAC45の振幅補正信号(振
幅補正用DAC出力電流)34は、マイクロプロセッサ
から入力される振幅補正器制御信号に比例して、電流の
流し出し、または、電流の引き出し動作を行う。
【0132】よって、VGA制御24のDAC42の入
出力特性が図14の(b)に示すような特性である場合
には、振幅補正用DAC45は、「+ΔI」の電流を流し
出すようにすれば、DAC42のオフセット電流を相殺
することができる。同様に、VGA制御24のDAC4
2の入出力特性が図14の(c)に示すような特性であ
る場合には、振幅補正用DAC45は、「-ΔI」の電流
を流し出せば、DAC42のオフセット電流を相殺する
ことができる。
【0133】図8(b)は、マイクロプロセッサがマイ
クロプロセッサ入出力バス35を介して、振幅補正用D
AC45の振幅補正信号(振幅補正用DAC出力電流)
34を変更していった場合の、等化誤差量およびBER
の変化の状態を示している。
【0134】VGA制御24のDAC42の入出力特性
が図14の(b)に示すような特性である場合には、振
幅補正用DAC45は「+ΔI」の電流を流し出した時、
等化誤差(またはBER)が最小になる(図8(b)の
B参照)。
【0135】同様に、VGA制御24のDAC42の特
性が図14の(c)に示すような特性である場合には、
振幅補正用DAC45は、「-ΔI」の電流を流し出した
時、等化誤差(またはBER)が最小になる(図8
(b)のC参照)。
【0136】このように、振幅補正器と等化誤差検出器
を備え、マイクロコンピュータが制御動作を行なうこと
により、等化誤差(またはBER)を最小にすることが
でき、再生信号処理装置の信号等化能力を最大限に引き
出すことができる。また、先に述べた非対称信号の再生
動作時等において、あえて振幅誤差を与えた方が、信号
処理装置全体として等化誤差(またはBER)が小さく
できる場合であっても、本発明によれば、等化誤差(ま
たはBER)が最小になるな波形等化処理を行うことが
できる。
【0137】次に、図9、10、および、11を参照し
て、アナログVGA制御ループ動作時の、振幅補正機能
を有する磁気ディスク用再生信号処理装置について説明
する。
【0138】図9は、アナログVGA制御による振幅補
正機能を有する磁気ディスク装置用再生信号処理装置の
構成図である。磁気ディスク装置は、スピンドルモータ
11で磁気ディスク媒体12を回転させ、磁気ヘッド1
3を使用して、磁気ディスク媒体12に記録されたデー
タを再生する。
【0139】まず、磁気ヘッド13で読み出された信号
は、ヘッドアンプ14で増幅され、再生信号処理装置1
0に入力される。再生信号処理装置10は、可変利得機
能を有するVGA15と、高周波波成分をカットするL
PF16と、所定の等化特性で入力信号を等化する等化
器17と、アナログ・デジタル変換を行なうADC18
と、最尤推定を行なう最尤復号器19と、与えられたデ
ータをデコードして、図示しないディスクコントローラ
を介して、ホストコンピュータ等が受信可能なデータを
通信する機能を有するデコーダ20と、所定周期のクロ
ックを供給するPLL21と、前記VGA15の制御信
号を生成する機能を少なくとも有するVGA制御24と
を、有して構成される。
【0140】VGA制御24は、アナログVGA制御ル
ープで制御動作を行なう場合には、LPF16の出力で
あるLPF出力再生信号37と、マイクロプロセッサに
よってVGA制御24に予めセットされた設定振幅との
振幅比較を行い、LPF出力再生信号37が、VGA制
御24にセットされた設定振幅と等しくなるように、V
GA15の利得を制御するVGA制御電圧56を生成す
る。
【0141】その結果、ヘッドアンプ14から出力され
る再生信号36は、LPF出力再生信号37の振幅が、
VGA制御24に予めセットされた設定振幅と等しくな
るように、VGA15によって振幅制御が行なわれる。
【0142】また、デジタル制御ループで制御動作を行
なう場合は、最尤復号器19に入力される等化再生サン
プリングデータ32の振幅と最尤復号器19が推定する
最適な振幅との振幅比較を行い、等化再生サンプリング
データ32の振幅が、最尤復号器19が推定する最適な
振幅と等しくなるように、VGA15の利得を制御する
VGA制御電圧56を生成する。
【0143】その結果、ヘッドアンプ14から出力され
る再生信号36は、等化再生サンプリングデータ32の
振幅が、最尤復号器19が推定する最適な振幅と等しく
なるように、VGA15で振幅制御が行なわれる。
【0144】LPF16は、VGA15から出力される
再生信号の高域雑音を低減するため、チャネル特性に不
要な高域周波数成分の除去を行い、LPF出力再生信号
37を生成する。
【0145】等化器17は、LPF16から出力される
再生信号がチャネル特性(例えば、PR4等)に整合す
るように、再生信号の等化処理を行う。
【0146】ADC18は、PLL21から供給される
サンプリングクロック33を用いて、等化再生信号31
をサンプリングし、等化再生サンプリングデータ32に
変換する。最尤復号器19は、等化再生サンプリングデ
ータ32を用いて、最も確からしいデジタル信号列を推
定し、推定したデジタル信号列をデコーダ20へ出力す
る。そして、デコーダ20で復号されたデータは、ホス
トコンピュータ等が認識できるNRZ信号となって、図
示しないディスクコントローラを介して、ホストコンピ
ュータ側へ出力される。PLL21は、等化再生サンプ
リングデータ32を用いて、再生信号のサンプリングタ
イミングを与えるサンプリングクロック33を生成す
る。
【0147】次に、図10を参照して、本実施例のVG
A制御24の構成について説明する。
【0148】VGA制御24は、アナログ振幅誤差検出
器81と、チャージポンプ82と、ループフィルタ43
と、デジタル振幅誤差検出器41と、振幅誤差平均値生
成部83と、スイッチ84と、DAC42とを、有して
構成される。マイクロプロセッサが、アナログVGA制
御による振幅補正動作が必要と判断すると、ディスクコ
ントローラに、テスト用のリードゲートをアサートする
ように指示を送る(信号線は、図示していない)。
【0149】ディスクコントローラは、マイクロプロセ
ッサの指示に従い、テスト用にリードゲートをアサート
する。また、再生信号処理装置10に対してテストモー
ドであることを、マイクロプロセッサ入出力バス35を
介して通知する。このバス信号により、スイッチ84が
開いて、デジタル振幅誤差検出器の出力がDAC42に
入力されないようにする。
【0150】また、常に、アナログVGA制御によって
VGA15を制御させるようにし、同時に、デジタル振
幅誤差検出器41も動作させる。この結果、VGA15
をアナログVGA制御を行なっている状態で、デジタル
振幅誤差検出器41は、サンプリングクロック33によ
ってサンプリングされた等化再生サンプリングデータ3
2の振幅誤差を検出できる。
【0151】この等化再生サンプリングデータ32の振
幅誤差は、振幅誤差平均値生成部83へ入力され、平均
化処理され、マイクロプロセッサへと出力される。マイ
クロプロセッサは、このデジタル振幅誤差の平均値を記
憶する。
【0152】次に、マイクロプロセッサは、アナログV
GA制御用に、アナログ振幅誤差検出器81に予め設定
しておいたアナログVGA制御用振幅設定値を変化さ
せ、前回と同様に、デジタル振幅誤差を検出して記憶す
る。
【0153】マイクロプロセッサは、このようなテスト
ルーチンを行うことにより、デジタル振幅誤差検出器4
1が出力するデジタル振幅誤差が最小となる、アナログ
VGA制御用振幅設定値を見つけることができる。この
動作を、各磁気ディスク面毎、さらには、転送速度、記
録密度等を考慮して区切られたゾーン(領域)毎に行う
ことにより、磁気ディスク装置全体において、アナログ
VGA制御時の等化再生サンプリングデータ32の振幅
誤差を、最小に保つことができる。
【0154】次に、図11を参照して、前記振幅誤差平
均値生成部の構成例について説明する。
【0155】図11は、アナログVGA制御による振幅
補正機能を有する磁気ディスク装置用振幅誤差平均値生
成部の実施例に構成図である。
【0156】振幅誤差平均値生成部83は、振幅誤差平
均値計算部85と、計算処理結果格納レジスタ86と、
シーケンサ87とを、有して構成される。
【0157】まず、マイクロプロセッサの指示によっ
て、再生信号処理装置がテストモードになると、シーケ
ンサ87が起動し、振幅誤差平均値計算部85および計
算処理結果格納レジスタ86の制御動作を開始する。
【0158】起動制御された振幅誤差平均値計算部85
は、デジタル振幅誤差検出器41から出力された等化再
生サンプリングデータ32の振幅誤差の平均値を計算す
る。そして、振幅誤差平均値計算部85は、平均値を計
算処理結果格納レジスタ86へ出力する。
【0159】次に、マイクロプロセッサは、計算処理結
果格納レジスタ86に格納された計算処理結果、即ち、
平均値を読み出して記憶する。そして、アナログVGA
制御動作を行なうようにアナログ振幅誤差検出器81に
設定されている設定振幅値を変化させ、シーケンサ87
に指示し、再度、振幅誤差平均値計算部85を起動させ
て求めた、デジタル振幅誤差の平均値を読み出す。この
動作を繰り返し行うことにより、読み出されたデジタル
振幅誤差平均値が最小となる、アナログVGA制御用振
幅設定値を見つけ出し、見つけ出した値をアナログ振幅
誤差検出器81に設定することができる。
【0160】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、等化再
生信号の等化誤差量もしくはBERを最小とする等化再
生信号の振幅制御を実現することができ、本装置を磁気
ディスク装置等に適用した場合、高密度記録時のBER
を改善できるため、磁気ディスク装置の高密度記録化、
ひいては、大容量化が可能になる。
【0161】また、VGAをアナログVGA制御ループ
で動作させている状態で、等化再生サンプリングデータ
の振幅を、最尤復号器が期待する最適振幅になるように
制御できるため、デジタルVGA制御ループへ、制御ル
ープの切り替え動作を行なったときのデジタルVGA引
き込み時間を短縮でき、ユーザが使用可能なデータ記憶
領域を増大させることができる。
【0162】よって、磁気ディスク装置等の記憶装置の
記憶容量を大幅に増大することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置用の再生信号処理装置の構成
図である。
【図2】VGA、VGA制御、振幅補正器、等化誤差検
出器の構成図である。
【図3】ループフィルタ及び振幅補正器の構成図であ
る。
【図4】ループフィルタ及び振幅補正器の他の構成図で
ある。
【図5】計算処理ブロックの構成図である。
【図6】計算処理ブロックの他の構成図である。
【図7】振幅補正動作を示すタイミングチャートの説明
図である。
【図8】振幅補正用DAC入出力特性、等化誤差もしくはB
ERの振幅補正用DACに対する依存性の説明図である。
【図9】アナログVGA制御による振幅補正機能を有す
る磁気ディスク用再生信号処理装置の構成図である。
【図10】アナログVGA制御による振幅補正機能を有
する磁気ディスク用のVGA、VGA制御の構成図であ
る。
【図11】アナログVGA制御による振幅補正機能を有
する磁気ディスク装置用の振幅誤差平均値生成部の構成
図である。
【図12】従来の磁気ディスク装置用の再生信号処理装
置の構成図である。
【図13】従来のVGA、VGA制御装置の構成、およ
び動作タイミングの説明図である。
【図14】VGA制御に用いるDACの入出力伝達特性の
説明図である。
【図15】VGAの定常振幅誤差による等化再生サンプ
リングデータの変動状態を示す説明図である。
【図16】アナログ及びデジタルVGA制御ループ動作
の説明図である。
【図17】VGA制御ループ切り替え時の過渡応答の説
明図である。
【図18】磁気ディスク装置用の再生信号処理装置の他
の構成例を示す構成図である。
【図19】BER検出器の構成例およびその動作の説明
図である。
【符号の説明】
10…再生信号処理装置、11…スピンドルモータ、1
2…磁気ディスク媒体、13…磁気ヘッド、14…ヘッ
ドアンプ(リードアンプ)、15…VGA(Variable G
ain Amplifier)、16…ローパスフィルター(LP
F)、17…等化器、18…ADC(Analog to Digita
l Convertor)、19…最尤復号器、20…デコーダ、
21…PLL(Phase Locked Loop)、22…振幅補正
器、23…等化誤差検出器、24…VGA制御、31…
再生等化信号、32…等化再生信号、33…サンプリン
グクロック、34…振幅補正信号、35…マイクロプロ
セッサ入出力バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良 孝 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ再生を行なう信号処理装置であっ
    て、 入力される信号の増幅を行う可変利得増幅器と、該可変
    利得増幅器の出力信号を、所定の透過特性でフィルタリ
    ングして出力するフィルタと、 該フィルタの出力信号を所定の特性に等化して出力する
    等化器と、 該等化器の出力信号をアナログ・デジタル変換する変換
    器と、 該変換器の出力信号から、最も確からしい信号列を生
    成、出力する最尤復号器と、 該最尤復号器から出力される信号列のデコードを行うデ
    コーダと、 前記変換器の出力信号を用いて、信号処理のための同期
    クロックを生成する同期回路と、 与えられた信号にしたがって、前記可変利得増幅器の制
    御信号を生成する可変利得増幅器制御回路と、 前記最尤復号器に入力される信号である等化再生信号の
    等化誤差量を検出する等化誤差検出手段と、前記等化再
    生信号の振幅を補正するため、与えられた指示信号にし
    たがって、前記可変利得増幅器制御回路に信号を与える
    振幅補正手段と、を有する信号処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、さらに、等価誤差量を
    調整するための制御回路を備え、 該制御回路は、前記等化誤差検出手段が検出する等化誤
    差量を最小にするように、前記振幅補正手段に与える指
    示信号を生成する処理を行なうことを特徴とする信号処
    理装置。
  3. 【請求項3】データ再生を行なう信号処理装置であっ
    て、 入力される信号の増幅を行う可変利得増幅器と、該可変
    利得増幅器の出力信号を、所定の透過特性でフィルタリ
    ングして出力するフィルタと、 該フィルタの出力信号を所定の特性に等化して出力する
    等化器と、 該等化器の出力信号をアナログ/デジタル変換する変換
    器と、 該変換器の出力信号から、最も確からしい信号列を生
    成、出力する最尤復号器と、 該最尤復号器から出力される信号列のデコードを行うデ
    コーダと、 前記変換器の出力信号を用いて、信号処理のための同期
    クロックを生成する同期回路と、 与えられた信号にしたがって、前記可変利得増幅器の制
    御信号を生成する可変利得増幅器制御回路と、 ビット読み出し誤り率を検出するビット読み出し誤り率
    検出手段と、前記等化再生信号の振幅を補正するため、
    与えられた指示信号にしたがって、前記可変利得増幅器
    制御回路に信号を与える振幅補正手段と、を有する信号
    処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、さらに、ビット読み出
    し誤り率を調整するための制御回路を備え、 該制御回路は、前記ビット読み出し誤り率検出手段が検
    出するビット読み出し誤り率を最小にするように、前記
    振幅補正手段に与える指示信号を生成する処理を行なう
    ことを特徴とする信号処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3および4のいずれかにお
    いて、前記振幅補正手段は、 与えられたデジタル指示信号にしたがって、該指示信号
    をアナログ信号に変換して、前記可変利得増幅器制御回
    路に、該アナログ信号を与える、デジタル・アナログ変
    換器であることを特徴とする信号処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1および2のいずれかにおいて、 前記等化誤差検出手段は、 前記等化再生信号から、前記最尤復号器の入力期待値を
    生成する期待値生成部と、前記等化再生信号の信号値と
    前記期待値生成部で生成した入力期待値の差分値を等化
    誤差量として求める等化誤差検出部とを備えることを特
    徴とする信号処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、さらに、前記等化誤差
    検出部が出力する等化誤差量から、 等化誤差量の、実効値または平均値を算出する計算処理
    部と、前記期待値生成部、前記等化誤差検出部、およ
    び、前記計算処理部の動作制御を行う動作制御部と、を
    備えることを特徴とする信号処理装置。
  8. 【請求項8】データ再生を行なう信号処理装置であっ
    て、 入力される信号の増幅を行う可変利得増幅器と、該可変
    利得増幅器の出力信号を、所定の透過特性でフィルタリ
    ングして出力するフィルタと、 該フィルタの出力信号を所定の特性に等化して出力する
    等化器と、 該等化器の出力信号をアナログ・デジタル変換する変換
    器と、 該変換器の出力信号から、最も確からしい信号列を生
    成、出力する最尤復号器と、 該最尤復号器から出力される信号列のデコードを行うデ
    コーダと、 前記変換器の出力信号を用いて、信号処理のための同期
    クロックを生成する同期回路と、 与えられた信号にしたがって、前記可変利得増幅器の制
    御信号を生成する可変利得増幅器制御回路とを具備し、 前記可変利得増幅器制御回路は、 前記フィルタの出力信号を参照してアナログ信号の誤差
    量を検出するアナログ振幅誤差検出手段と、前記最尤復
    号器に入力される信号である等化再生信号の誤差量を検
    出するデジタル振幅誤差検出手段と、アナログ振幅誤差
    検出手段およびデジタル振幅誤差検出手段の動作を所定
    タイミングで切り換えるスイッチと、アナログ振幅誤差
    検出手段およびデジタル振幅誤差検出手段のいずれかが
    検出した誤差量に対応した制御信号を生成する手段と、
    前記デジタル振幅誤差検出手段が検出した誤差の平均値
    を求める振幅誤差平均値生成部とを備える信号処理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100975005B1 (ko) * 2008-07-28 2010-08-09 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 자동차의 입력 신호 수신 장치
JP2015524157A (ja) * 2012-05-04 2015-08-20 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 駆動回路におけるオフセット補償

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