JPH08321326A - リチウム二次電池 - Google Patents
リチウム二次電池Info
- Publication number
- JPH08321326A JPH08321326A JP7150842A JP15084295A JPH08321326A JP H08321326 A JPH08321326 A JP H08321326A JP 7150842 A JP7150842 A JP 7150842A JP 15084295 A JP15084295 A JP 15084295A JP H08321326 A JPH08321326 A JP H08321326A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- negative electrode
- positive electrode
- lithium secondary
- secondary battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】電池缶の中にフッ化水素が発生する虞れがある
リチウム二次電池において、前記電池缶の中の少なくと
も一つの部材に、NaF、KF、CsF、MgF2 、C
aF2 、SrF2 及びBaF2 よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の金属フッ化物を含有させてある。 【効果】金属フッ化物がフッ化水素と反応して、これ
を、正極材料、負極材料等の電池缶の中の部材と反応し
にくい物質に変えるので、正極材料、負極材料などの劣
化が抑制される。このため、本発明電池は、電池缶の中
の部材にフッ素化合物を含有するものが使用されている
にもかかわらず、優れた充放電サイクル特性を有する。
リチウム二次電池において、前記電池缶の中の少なくと
も一つの部材に、NaF、KF、CsF、MgF2 、C
aF2 、SrF2 及びBaF2 よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の金属フッ化物を含有させてある。 【効果】金属フッ化物がフッ化水素と反応して、これ
を、正極材料、負極材料等の電池缶の中の部材と反応し
にくい物質に変えるので、正極材料、負極材料などの劣
化が抑制される。このため、本発明電池は、電池缶の中
の部材にフッ素化合物を含有するものが使用されている
にもかかわらず、優れた充放電サイクル特性を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リチウム二次電池に係
わり、詳しくは電池缶の中にフッ化水素が発生する虞れ
があるリチウム二次電池の充放電サイクル特性を改善す
ることを目的とした、電池缶の中の部材の改良に関す
る。
わり、詳しくは電池缶の中にフッ化水素が発生する虞れ
があるリチウム二次電池の充放電サイクル特性を改善す
ることを目的とした、電池缶の中の部材の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
リチウム二次電池が、正極材料を適宜選定することによ
り高容量化が可能なことから、注目されており、高容量
化のための正極材料として、種々の金属酸化物が提案さ
れている。例えば、既に実用されているLiCoO2 も
その一つであり、120mAh/g以上の放電容量を有
するLiCoO2 が固相法により容易に得られている。
リチウム二次電池が、正極材料を適宜選定することによ
り高容量化が可能なことから、注目されており、高容量
化のための正極材料として、種々の金属酸化物が提案さ
れている。例えば、既に実用されているLiCoO2 も
その一つであり、120mAh/g以上の放電容量を有
するLiCoO2 が固相法により容易に得られている。
【0003】ところで、リチウム二次電池においては、
一般に、非水電解質の溶質としてLiPF6 (ヘキサフ
ルオロリン酸リチウム)、LiBF4 (テトラフルオロ
ホウ酸リチウム)、LiCF3 SO3 (トリフルオロメ
タンスルホン酸リチウム)などのフッ素化合物が、また
正極及び負極の結着剤としてPVdF(ポリフッ化ビニ
リデン)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)な
どのフッ素化合物が、それぞれ使用されている。
一般に、非水電解質の溶質としてLiPF6 (ヘキサフ
ルオロリン酸リチウム)、LiBF4 (テトラフルオロ
ホウ酸リチウム)、LiCF3 SO3 (トリフルオロメ
タンスルホン酸リチウム)などのフッ素化合物が、また
正極及び負極の結着剤としてPVdF(ポリフッ化ビニ
リデン)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)な
どのフッ素化合物が、それぞれ使用されている。
【0004】しかしながら、これらのフッ素化合物を使
用すると、これらが電池缶の中に存在する微量の水など
と反応してフッ化水素(HF)が発生し、発生したフッ
化水素が正極材料や負極材料などと反応してこれらを劣
化させる。このため、非水電解質の溶質や正極又は負極
の結着剤などにフッ素化合物を使用したリチウム二次電
池には、充放電サイクル特性が良くないという問題があ
る。この問題は、液体電解質を使用したリチウム二次電
池に限った問題ではなく、固体電解質又はゲル状電解質
を使用したリチウム二次電池にも共通する問題である。
用すると、これらが電池缶の中に存在する微量の水など
と反応してフッ化水素(HF)が発生し、発生したフッ
化水素が正極材料や負極材料などと反応してこれらを劣
化させる。このため、非水電解質の溶質や正極又は負極
の結着剤などにフッ素化合物を使用したリチウム二次電
池には、充放電サイクル特性が良くないという問題があ
る。この問題は、液体電解質を使用したリチウム二次電
池に限った問題ではなく、固体電解質又はゲル状電解質
を使用したリチウム二次電池にも共通する問題である。
【0005】本発明は、正極、負極、非水電解質などの
電池缶の中の少なくとも一つの部材にフッ素化合物を含
有するものを使用したため、電池缶の中にフッ化水素が
発生する虞れがあるリチウム二次電池が抱える上述の問
題を解決するべくなされたものであって、その目的とす
るところは、電池缶の中の部材にフッ素化合物を含有す
るものが使用されているにもかかわらず、優れた充放電
サイクル特性を有するリチウム二次電池を提供するにあ
る。
電池缶の中の少なくとも一つの部材にフッ素化合物を含
有するものを使用したため、電池缶の中にフッ化水素が
発生する虞れがあるリチウム二次電池が抱える上述の問
題を解決するべくなされたものであって、その目的とす
るところは、電池缶の中の部材にフッ素化合物を含有す
るものが使用されているにもかかわらず、優れた充放電
サイクル特性を有するリチウム二次電池を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るリチウム二次電池(本発明電池)は、電
池缶の中にフッ化水素が発生する虞れがあるリチウム二
次電池において、前記電池缶の中の少なくとも一つの部
材に、NaF、KF、CsF、MgF2 、CaF2 、S
rF2 及びBaF2 よりなる群から選ばれた少なくとも
1種の金属フッ化物を含有させたものである。電池缶内
にフッ化水素が発生する虞れがあるリチウム二次電池と
しては、正極、負極及び非水電解質の少なくとも一つに
フッ素化合物を含有する部材を使用したものが例示され
る。
の本発明に係るリチウム二次電池(本発明電池)は、電
池缶の中にフッ化水素が発生する虞れがあるリチウム二
次電池において、前記電池缶の中の少なくとも一つの部
材に、NaF、KF、CsF、MgF2 、CaF2 、S
rF2 及びBaF2 よりなる群から選ばれた少なくとも
1種の金属フッ化物を含有させたものである。電池缶内
にフッ化水素が発生する虞れがあるリチウム二次電池と
しては、正極、負極及び非水電解質の少なくとも一つに
フッ素化合物を含有する部材を使用したものが例示され
る。
【0007】正極又は負極がフッ素化合物を含有する場
合としては、正極又は負極の結着剤としてPVdF又は
PTFEが使用されている場合が例示される。また、非
水電解質がフッ素化合物を含有する場合としては、非水
電解質の溶質としてLiPF6 、LiBF4 、LiCF
3 SO3 、LiN(CF3 SO2 )2 又はLiAsF6
が使用されている場合が例示される。
合としては、正極又は負極の結着剤としてPVdF又は
PTFEが使用されている場合が例示される。また、非
水電解質がフッ素化合物を含有する場合としては、非水
電解質の溶質としてLiPF6 、LiBF4 、LiCF
3 SO3 、LiN(CF3 SO2 )2 又はLiAsF6
が使用されている場合が例示される。
【0008】本発明電池の正極材料、負極材料及び非水
電解質の溶媒としては、リチウム二次電池用として従来
提案されている種々のものを使用することができる。
電解質の溶媒としては、リチウム二次電池用として従来
提案されている種々のものを使用することができる。
【0009】正極材料の具体例としては、TiS2 、M
oS2 、NbSe3 等の金属カルコゲン化物;Cr2 O
5 、V2 O5 等の金属酸化物;及びLix MOz (Mは
Co、Ni、V、Fe及びMnより選ばれた少なくとも
一種の遷移元素、0<x≦1.3、1.8≦z≦2.
2)等のリチウム−遷移金属複合酸化物を挙げることが
できる。
oS2 、NbSe3 等の金属カルコゲン化物;Cr2 O
5 、V2 O5 等の金属酸化物;及びLix MOz (Mは
Co、Ni、V、Fe及びMnより選ばれた少なくとも
一種の遷移元素、0<x≦1.3、1.8≦z≦2.
2)等のリチウム−遷移金属複合酸化物を挙げることが
できる。
【0010】負極材料の具体例としては、リチウム合金
(リチウム−アルミニウム合金、リチウム−鉛合金、リ
チウム−錫合金など)、炭素材料(黒鉛、コークス、有
機物焼成体など)、正極に対して卑な電位を示す金属酸
化物(Fe2 O3 など)及び金属硫化物(FeSなど)
等のリチウムイオンを電気化学的に吸蔵及び放出するこ
とが可能な物質及び金属リチウムを挙げることができ
る。
(リチウム−アルミニウム合金、リチウム−鉛合金、リ
チウム−錫合金など)、炭素材料(黒鉛、コークス、有
機物焼成体など)、正極に対して卑な電位を示す金属酸
化物(Fe2 O3 など)及び金属硫化物(FeSなど)
等のリチウムイオンを電気化学的に吸蔵及び放出するこ
とが可能な物質及び金属リチウムを挙げることができ
る。
【0011】非水電解質の溶媒の具体例としては、エチ
レンカーボネート、ビニレンカーボネート、プロピレン
カーボネート等の高誘電率溶媒、これらの高誘電率溶媒
とジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、1,
2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、エ
トキシメトキシエタン等の低沸点溶媒との混合溶媒を挙
げることができる。なお、非水電解質として、液体電解
質の他、固体電解質又はゲル状電解質(擬似固体電解
質)を使用することもできる。
レンカーボネート、ビニレンカーボネート、プロピレン
カーボネート等の高誘電率溶媒、これらの高誘電率溶媒
とジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、1,
2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、エ
トキシメトキシエタン等の低沸点溶媒との混合溶媒を挙
げることができる。なお、非水電解質として、液体電解
質の他、固体電解質又はゲル状電解質(擬似固体電解
質)を使用することもできる。
【0012】正極、負極、非水電解質又はセパレータな
どに含有させる好適な金属フッ化物の量は、電池缶の中
に発生するフッ化水素の量及び使用する金属フッ化物の
フッ化水素に対する反応性などによって変わるので一概
には言えないが、正極又は負極のいずれか一方に含有さ
せる場合は、一般的に各電極の金属フッ化物含有量を正
極合剤又は負極合剤100重量部に対して0.1〜20
重量部の範囲内とすることが好ましい。
どに含有させる好適な金属フッ化物の量は、電池缶の中
に発生するフッ化水素の量及び使用する金属フッ化物の
フッ化水素に対する反応性などによって変わるので一概
には言えないが、正極又は負極のいずれか一方に含有さ
せる場合は、一般的に各電極の金属フッ化物含有量を正
極合剤又は負極合剤100重量部に対して0.1〜20
重量部の範囲内とすることが好ましい。
【0013】
【作用】電池缶の中の部材に含まれているフッ素化合物
と、電池缶の中に存在する微量の水分等が反応して発生
したフッ化水素は、正極、負極、非水電解質、セパレー
タなどの電池缶の中の部材に含有させた金属フッ化物と
反応して、正極材料、負極材料などの電池缶の中の部材
と反応しにくい物質に変わる。このため、それらの部材
の劣化が抑制されて、充放電サイクル特性が向上する。
と、電池缶の中に存在する微量の水分等が反応して発生
したフッ化水素は、正極、負極、非水電解質、セパレー
タなどの電池缶の中の部材に含有させた金属フッ化物と
反応して、正極材料、負極材料などの電池缶の中の部材
と反応しにくい物質に変わる。このため、それらの部材
の劣化が抑制されて、充放電サイクル特性が向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変
更して実施することが可能なものである。
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変
更して実施することが可能なものである。
【0015】〔リチウム二次電池の作製〕正極、負極又
は非水電解質がNaF、KF、CsF、MgF2 、Ca
F2 、SrF2 又はBaF2 を含有する扁平型のリチウ
ム二次電池(本発明電池A1〜A25)及び正極、負極
及び非水電解質が上記の添加剤を含有しない扁平型のリ
チウム二次電池(比較電池B1〜B6)を作製した。電
池寸法は、いずれも直径24.0mm、厚さ3.0mm
である。セパレータとしては、ポリプロピレン製の微多
孔膜を使用した。
は非水電解質がNaF、KF、CsF、MgF2 、Ca
F2 、SrF2 又はBaF2 を含有する扁平型のリチウ
ム二次電池(本発明電池A1〜A25)及び正極、負極
及び非水電解質が上記の添加剤を含有しない扁平型のリ
チウム二次電池(比較電池B1〜B6)を作製した。電
池寸法は、いずれも直径24.0mm、厚さ3.0mm
である。セパレータとしては、ポリプロピレン製の微多
孔膜を使用した。
【0016】正極は、正極材料と、導電剤としてのアセ
チレンブラックと、結着剤としてのPVdFとを、重量
比90:5:5で混練して正極合剤を調製し、この正極
合剤を成形圧2トン/cm2 で直径20mmの円盤状に
加圧成形し、150°Cで2時間熱処理して、作製し
た。金属フッ化物を含有する正極は、上記正極合剤に金
属フッ化物を添加混合して作製した。なお、MnO
2 は、375°Cで熱処理したものを使用した。
チレンブラックと、結着剤としてのPVdFとを、重量
比90:5:5で混練して正極合剤を調製し、この正極
合剤を成形圧2トン/cm2 で直径20mmの円盤状に
加圧成形し、150°Cで2時間熱処理して、作製し
た。金属フッ化物を含有する正極は、上記正極合剤に金
属フッ化物を添加混合して作製した。なお、MnO
2 は、375°Cで熱処理したものを使用した。
【0017】金属リチウムを負極材料とする負極は、リ
チウム圧延板を直径20mmの円盤状に打ち抜いて作製
した。Fe2 O3 又はFeSを負極材料とする負極は、
負極材料と、導電剤としてのアセチレンブラックと、結
着剤としてのPVdFとを、重量比90:5:5で混練
して負極合剤を調製し、この負極合剤を成形圧2トン/
cm2 で直径20mmの円盤状に加圧成形し、150°
Cで2時間熱処理して、作製した。黒鉛を負極材料とす
る負極は、上記負極合剤として、黒鉛と、PVdFと
を、重量比85:15で混練して得たものを使用した。
金属フッ化物を含有する負極は、上記負極合剤に金属フ
ッ化物を添加混合して作製した。
チウム圧延板を直径20mmの円盤状に打ち抜いて作製
した。Fe2 O3 又はFeSを負極材料とする負極は、
負極材料と、導電剤としてのアセチレンブラックと、結
着剤としてのPVdFとを、重量比90:5:5で混練
して負極合剤を調製し、この負極合剤を成形圧2トン/
cm2 で直径20mmの円盤状に加圧成形し、150°
Cで2時間熱処理して、作製した。黒鉛を負極材料とす
る負極は、上記負極合剤として、黒鉛と、PVdFと
を、重量比85:15で混練して得たものを使用した。
金属フッ化物を含有する負極は、上記負極合剤に金属フ
ッ化物を添加混合して作製した。
【0018】非水電解質(液体電解質)は、プロピレン
カーボネートと1,2−ジメトキシエタンとの体積比
1:1の混合溶媒に、LiBF4 を1M(モル/リット
ル)の割合で溶かして作製した。NaFを含有する非水
電解質は、非水電解質100重量部に対してNaF10
重量部を添加混合して作製した。
カーボネートと1,2−ジメトキシエタンとの体積比
1:1の混合溶媒に、LiBF4 を1M(モル/リット
ル)の割合で溶かして作製した。NaFを含有する非水
電解質は、非水電解質100重量部に対してNaF10
重量部を添加混合して作製した。
【0019】表1に、各電池に使用した正極材料、負極
材料、金属フッ化物の種類、添加先及び添加量を示す。
非水電解質に金属フッ化物を添加した場合の添加量は、
非水電解質100重量部に対する重量部で示してある。
また、正極合剤又は負極合剤に金属フッ化物を添加した
場合の添加量は、正極合剤又は負極合剤100重量部に
対する重量部で示してある。
材料、金属フッ化物の種類、添加先及び添加量を示す。
非水電解質に金属フッ化物を添加した場合の添加量は、
非水電解質100重量部に対する重量部で示してある。
また、正極合剤又は負極合剤に金属フッ化物を添加した
場合の添加量は、正極合剤又は負極合剤100重量部に
対する重量部で示してある。
【0020】
【表1】
【0021】〔充放電サイクル試験〕本発明電池A1〜
A25及び比較電池B1〜B6について充放電サイクル
試験を行い、1サイクル目の放電容量に対する100サ
イクル目の放電容量の比率(%)を求めて、各電池の充
放電サイクル特性の良否を調べた。但し、本発明電池A
1、A14〜A25、B1、B3〜B6については、1
mAで4.3Vまで充電した後、3mAで電池電圧が
2.0Vに低下するまで放電する工程を1サイクルとす
る充放電サイクル試験を行い、また、本発明電池A2〜
A13及び比較電池B2については、1mAで3.5V
まで充電した後、3mAで電池電圧が2.5Vに低下す
るまで放電する工程を1サイクルとする充放電サイクル
試験を行った。結果を先の表1に示す。
A25及び比較電池B1〜B6について充放電サイクル
試験を行い、1サイクル目の放電容量に対する100サ
イクル目の放電容量の比率(%)を求めて、各電池の充
放電サイクル特性の良否を調べた。但し、本発明電池A
1、A14〜A25、B1、B3〜B6については、1
mAで4.3Vまで充電した後、3mAで電池電圧が
2.0Vに低下するまで放電する工程を1サイクルとす
る充放電サイクル試験を行い、また、本発明電池A2〜
A13及び比較電池B2については、1mAで3.5V
まで充電した後、3mAで電池電圧が2.5Vに低下す
るまで放電する工程を1サイクルとする充放電サイクル
試験を行った。結果を先の表1に示す。
【0022】表1に示すように、正極、負極又は非水電
解質が特定の金属フッ化物を含有する本発明電池A1〜
A25は、これらの金属フッ化物を含有しない比較電池
B1〜B6に比べて、1サイクル目の放電容量に対する
100サイクル目の放電容量の比率(%)が大きい。こ
の結果から、結着剤や非水電解質の溶質にPVdF、P
TFE等のフッ素化合物を使用しても、正極、負極及び
非水電解質の少なくとも一つに特定の金属フッ化物を含
有させるようにすれば、充放電サイクル特性に優れたリ
チウム二次電池が得られることが分かる。また、表1よ
り、正極又は負極の一方に金属フッ化物を含有させる場
合は、正極合剤又は負極合剤100重量部に対して金属
フッ化物を0.1〜20重量部の範囲で含有させること
が好ましいことが分かる。
解質が特定の金属フッ化物を含有する本発明電池A1〜
A25は、これらの金属フッ化物を含有しない比較電池
B1〜B6に比べて、1サイクル目の放電容量に対する
100サイクル目の放電容量の比率(%)が大きい。こ
の結果から、結着剤や非水電解質の溶質にPVdF、P
TFE等のフッ素化合物を使用しても、正極、負極及び
非水電解質の少なくとも一つに特定の金属フッ化物を含
有させるようにすれば、充放電サイクル特性に優れたリ
チウム二次電池が得られることが分かる。また、表1よ
り、正極又は負極の一方に金属フッ化物を含有させる場
合は、正極合剤又は負極合剤100重量部に対して金属
フッ化物を0.1〜20重量部の範囲で含有させること
が好ましいことが分かる。
【0023】上記実施例では、扁平型のリチウム二次電
池を例に挙げて説明したが、本発明は電池形状に特に制
限はない。また、結着剤としてPVdFを、非水電解質
の溶質としてLiBF4 を使用したが、本発明は、電池
缶の中にフッ化水素が発生する虞れがあるリチウム二次
電池に広く適用可能なものである。さらに、金属フッ化
物を正極、負極及び非水電解質の少なくとも一つに含有
させた場合について効果をみたが、セパレータに含有さ
せた場合にも同様の優れた効果が得られる。
池を例に挙げて説明したが、本発明は電池形状に特に制
限はない。また、結着剤としてPVdFを、非水電解質
の溶質としてLiBF4 を使用したが、本発明は、電池
缶の中にフッ化水素が発生する虞れがあるリチウム二次
電池に広く適用可能なものである。さらに、金属フッ化
物を正極、負極及び非水電解質の少なくとも一つに含有
させた場合について効果をみたが、セパレータに含有さ
せた場合にも同様の優れた効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】金属フッ化物がフッ化水素と反応して、
これを、正極材料、負極材料等の電池缶の中の部材と反
応しにくい物質に変えるので、正極材料、負極材料など
の劣化が抑制される。このため、本発明電池は、電池缶
の中の部材にフッ素化合物を含有するものが使用されて
いるにもかかわらず、優れた充放電サイクル特性を有す
る。
これを、正極材料、負極材料等の電池缶の中の部材と反
応しにくい物質に変えるので、正極材料、負極材料など
の劣化が抑制される。このため、本発明電池は、電池缶
の中の部材にフッ素化合物を含有するものが使用されて
いるにもかかわらず、優れた充放電サイクル特性を有す
る。
フロントページの続き (72)発明者 西尾 晃治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 斎藤 俊彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】電池缶の中にフッ化水素が発生する虞れが
あるリチウム二次電池において、前記電池缶の中の少な
くとも一つの部材に、NaF、KF、CsF、Mg
F2 、CaF2 、SrF2 及びBaF2 よりなる群から
選ばれた少なくとも1種の金属フッ化物を含有させてあ
るリチウム二次電池。 - 【請求項2】正極、負極及び非水電解質の少なくとも一
つがフッ素化合物を含有するリチウム二次電池におい
て、前記正極、前記負極、前記非水電解質及びセパレー
タの少なくとも一つに、NaF、KF、CsF、MgF
2 、CaF2 、SrF2 及びBaF2 よりなる群から選
ばれた少なくとも1種の金属フッ化物を含有させてある
リチウム二次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150842A JPH08321326A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | リチウム二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7150842A JPH08321326A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | リチウム二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08321326A true JPH08321326A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15505574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7150842A Pending JPH08321326A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | リチウム二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08321326A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998026469A1 (en) * | 1996-12-09 | 1998-06-18 | Valence Technology, Inc. | Stabilized electrochemical cell |
| WO1999034471A1 (en) * | 1997-12-26 | 1999-07-08 | Tonen Corporation | Electrolyte for lithium cells and method of producing the same |
| JPH11204145A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-07-30 | Yuasa Corp | リチウム二次電池 |
| US6183718B1 (en) | 1996-12-09 | 2001-02-06 | Valence Technology, Inc. | Method of making stabilized electrochemical cell active material of lithium manganese oxide |
| US6322744B1 (en) | 1999-02-17 | 2001-11-27 | Valence Technology, Inc. | Lithium manganese oxide-based active material |
| US6468695B1 (en) | 1999-08-18 | 2002-10-22 | Valence Technology Inc. | Active material having extended cycle life |
| JP2002313339A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-25 | Matsushita Battery Industrial Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
| US6489055B1 (en) * | 1999-06-25 | 2002-12-03 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Lithium secondary battery |
| WO2003067688A1 (en) * | 2002-02-04 | 2003-08-14 | Sony Corporation | Nonaqueous electrolyte secondary cell |
| US6869547B2 (en) | 1996-12-09 | 2005-03-22 | Valence Technology, Inc. | Stabilized electrochemical cell active material |
| JP2008078199A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | 蓄電デバイス |
| KR100946006B1 (ko) * | 2001-03-30 | 2010-03-09 | 산요덴키가부시키가이샤 | 비수전해질 이차 전지 및 그의 제조 방법 |
| US8159815B2 (en) | 2006-09-19 | 2012-04-17 | Daihatsu Motor Co., Ltd. | Electrochemical capacitor |
| WO2013146115A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 三洋電機株式会社 | 非水電解液二次電池用正極活物質及び当該正極活物質を用いた非水電解液二次電池 |
| KR101384429B1 (ko) * | 2006-03-20 | 2014-04-10 | 소니 주식회사 | 부극 및 전지 |
| WO2014156024A1 (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-02 | 三洋電機株式会社 | 非水電解質二次電池 |
| US9570751B2 (en) | 2013-02-26 | 2017-02-14 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Binder composition for secondary battery, anode including the binder composition, and lithium battery including the anode |
| US10096830B2 (en) | 2014-12-26 | 2018-10-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Positive electrode active material for nonaqueous electrolyte secondary batteries, and nonaqueous electrolyte secondary battery |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07220758A (ja) * | 1994-02-03 | 1995-08-18 | Japan Storage Battery Co Ltd | リチウム電池 |
| JPH08255610A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-01 | Canon Inc | リチウム二次電池 |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP7150842A patent/JPH08321326A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07220758A (ja) * | 1994-02-03 | 1995-08-18 | Japan Storage Battery Co Ltd | リチウム電池 |
| JPH08255610A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-01 | Canon Inc | リチウム二次電池 |
Cited By (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6869547B2 (en) | 1996-12-09 | 2005-03-22 | Valence Technology, Inc. | Stabilized electrochemical cell active material |
| US5869207A (en) * | 1996-12-09 | 1999-02-09 | Valence Technology, Inc. | Stabilized electrochemical cell |
| US6183718B1 (en) | 1996-12-09 | 2001-02-06 | Valence Technology, Inc. | Method of making stabilized electrochemical cell active material of lithium manganese oxide |
| WO1998026469A1 (en) * | 1996-12-09 | 1998-06-18 | Valence Technology, Inc. | Stabilized electrochemical cell |
| US6555026B1 (en) | 1996-12-09 | 2003-04-29 | Valence Technology, Inc. | Stabilized electrochemical cell active material |
| WO1999034471A1 (en) * | 1997-12-26 | 1999-07-08 | Tonen Corporation | Electrolyte for lithium cells and method of producing the same |
| JP4646399B2 (ja) * | 1997-12-26 | 2011-03-09 | 三和油化工業株式会社 | リチウム電池用電解液及びその製造方法 |
| JPH11204145A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-07-30 | Yuasa Corp | リチウム二次電池 |
| US6322744B1 (en) | 1999-02-17 | 2001-11-27 | Valence Technology, Inc. | Lithium manganese oxide-based active material |
| US6596435B2 (en) | 1999-02-17 | 2003-07-22 | Valence Technology, Inc. | Lithium manganese oxide-based active material |
| US6489055B1 (en) * | 1999-06-25 | 2002-12-03 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Lithium secondary battery |
| US6468695B1 (en) | 1999-08-18 | 2002-10-22 | Valence Technology Inc. | Active material having extended cycle life |
| KR100946006B1 (ko) * | 2001-03-30 | 2010-03-09 | 산요덴키가부시키가이샤 | 비수전해질 이차 전지 및 그의 제조 방법 |
| US7799458B2 (en) | 2001-03-30 | 2010-09-21 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Nonaqueous electrolytic secondary battery and method of manufacturing the same |
| JP2002313339A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-25 | Matsushita Battery Industrial Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
| WO2003067688A1 (en) * | 2002-02-04 | 2003-08-14 | Sony Corporation | Nonaqueous electrolyte secondary cell |
| US7311996B2 (en) | 2002-02-04 | 2007-12-25 | Sony Corporation | Non-aqueous electrolyte secondary battery |
| KR101384429B1 (ko) * | 2006-03-20 | 2014-04-10 | 소니 주식회사 | 부극 및 전지 |
| US8159815B2 (en) | 2006-09-19 | 2012-04-17 | Daihatsu Motor Co., Ltd. | Electrochemical capacitor |
| JP2008078199A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | 蓄電デバイス |
| WO2013146115A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 三洋電機株式会社 | 非水電解液二次電池用正極活物質及び当該正極活物質を用いた非水電解液二次電池 |
| CN104221191A (zh) * | 2012-03-28 | 2014-12-17 | 三洋电机株式会社 | 非水电解液二次电池用正极活性物质和使用该正极活性物质的非水电解液二次电池 |
| JPWO2013146115A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2015-12-10 | 三洋電機株式会社 | 非水電解液二次電池用正極活物質及び当該正極活物質を用いた非水電解液二次電池 |
| US9570751B2 (en) | 2013-02-26 | 2017-02-14 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Binder composition for secondary battery, anode including the binder composition, and lithium battery including the anode |
| WO2014156024A1 (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-02 | 三洋電機株式会社 | 非水電解質二次電池 |
| US10096830B2 (en) | 2014-12-26 | 2018-10-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Positive electrode active material for nonaqueous electrolyte secondary batteries, and nonaqueous electrolyte secondary battery |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3439082B2 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
| JPH08321326A (ja) | リチウム二次電池 | |
| JPH0732017B2 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
| JPH08298134A (ja) | 非水電解液 | |
| JP3258841B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
| JP2008277309A (ja) | リチウム二次電池用正極活物質及びその製造方法 | |
| JPH07240232A (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JPH08115742A (ja) | リチウム二次電池 | |
| JP2005158737A (ja) | リチウム二次電池用正極およびリチウム二次電池 | |
| KR20040025600A (ko) | 음극 재료 및 이를 사용하는 전지 | |
| JP2004342575A (ja) | 二次電池 | |
| JP2002270181A (ja) | 非水電解液電池 | |
| US6403258B1 (en) | Lithium secondary battery comprising tungsten composite oxide | |
| JP3229769B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
| US6383685B1 (en) | Lithium secondary battery | |
| JP3438364B2 (ja) | 非水電解液 | |
| JPH07134986A (ja) | 非水電解質電池 | |
| JP3778794B2 (ja) | 非水電解質二次電池の充放電方法 | |
| JP2001015109A (ja) | リチウム二次電池 | |
| JPH1125973A (ja) | 非水電解質二次電池用負極材料とその負極材料を用いた負極を備えた非水電解質二次電池 | |
| JP4356127B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
| JP3050016B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JP3017847B2 (ja) | 非水溶媒二次電池 | |
| JP2000353523A (ja) | 非水系2次電池用正極活物質、その製造方法及び非水系2次電池 | |
| JP2001126730A (ja) | 非水電解液二次電池、及びその製造方法 |