JPH08321748A - 疑似雑音符号発生回路 - Google Patents

疑似雑音符号発生回路

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JPH08321748A
JPH08321748A JP15102795A JP15102795A JPH08321748A JP H08321748 A JPH08321748 A JP H08321748A JP 15102795 A JP15102795 A JP 15102795A JP 15102795 A JP15102795 A JP 15102795A JP H08321748 A JPH08321748 A JP H08321748A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は疑似雑音符号発生回路に関し、動作速
度を下げることができるようにする。 【構成】最長線形符号系列をNチツプ間隔で順次発生す
る系列発生手段(11)と、系列発生手段を形成するレ
ジスタの状態値(S1)を基に、系列発生手段で飛ばさ
れた部分の値をそれぞれベクトル乗算によつて求める第
1から第(N−1)のベクトル乗算手段(12〜14)
とを設け、系列発生手段の出力(PN1)と第1から第
(N−1)のベクトル乗算手段の出力(PN2〜PN
4)とを基に連続した疑似雑音符号を発生するようにし
たことにより、従来に比して動作速度を1/Nに下げる
ことができる。これにより動作電圧を下げて低消費電力
化を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図10) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 (1)概要 (2)第1実施例 (2−1)全体構成(図1及び図2) (2−2)系列発生器の構成(図3) (2−3)制御回路の構成(図4) (2−4)ベクトル乗算遅延回路の構成(図5) (2−5)動作及び効果 (3)第2実施例 (3−1)全体構成(図6及び図7) (3−2)制御回路の構成(図8) (3−3)動作及び効果 (4)他の実施例(図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は疑似雑音符号発生回路に
関し、例えばCDMA(Code Division Multiple Acces
s :符号分割多重)方式のセルラー電話システム(以
下、略してCDMAセルラーと呼ぶ)に用いられるPN
発生回路に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、CDMAセルラーにおいては、ス
ペクトル拡散によつて通信するため、そのスペクトル拡
散に使用するPN符号(Pseudo random Noise sequence
code:疑似雑音符号)を例えば図10に示すようなP
N発生回路を用いて発生するようになされている。但
し、ここでは説明を簡略化するためPN発生回路として
次数が4次のものを示している。このPN発生回路1は
4次(周期が「15」)のM系列符号(Maximum length
linear shift resister sequence code:最長線形符号
系列)を発生するもので、クロツク信号CKが入力され
る毎にM系列符号の1つの値を最終段の遅延型フリツプ
フロツプ(DFF)5から出力するようになされてい
る。因みに、このPN発生回路1は外部から初期化信号
int を入力することにより、各遅延型フリツプフロツ
プ2〜5が初期化され、PN発生回路1全体が初期化さ
れるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでCDMAセル
ラーでは、スペクトル拡散に使用するPN符号の速度
(すなわちチツプレート)が約 9.8〔MHz 〕であるた
め、図10に示したような構成を用いた場合にはPN発
生回路は 9.8〔MHz 〕の速度で動作しなければならな
い。このため端末装置としてはハードウエアの動作速度
を下げることができず、低消費電力化が実現し難い問題
がある。
【0005】通常、ハードウエアの消費電力を低減する
には、高速で動作する部分の回路規模を小さくする方
法、動作電圧を下げる方法、回路の付加容量を低減する
方法等が考えられる。このうち特に効果が大きいのが動
作電圧を下げる方法で、電圧の2乗に比例して消費電力
を低減できる。
【0006】CDMAセルラーのようなスペクトル拡散
通信の場合、情報変調信号にさらに高速のPN符号を掛
け合わせることにより周波数帯域を拡大させる。このた
めPN発生回路の動作速度は非常に高く、スペクトル拡
散通信では他の方式に比較してハードウエアの動作速度
が大きく、動作電圧が下げ難い。このためスペクトル拡
散通信では他の方式に比較して低消費電力化が難しくな
る。
【0007】ところでスペクトル拡散通信の場合でもハ
ードウエアの中で最も大きな動作速度を持つPN発生回
路の動作速度を低く抑えることができれば、動作電圧を
下げて端末装置の消費電力を低減することができると考
えられる。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、動作速度を下げることができる疑似雑音符号発生回
路を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、最長線形符号系列をNチツプ間隔
で順次発生する系列発生手段と、系列発生手段を形成す
るレジスタの状態値を基に、系列発生手段で飛ばされた
部分の値をそれぞれベクトル乗算によつて求める第1か
ら第(N−1)のベクトル乗算手段とを設け、系列発生
手段の出力と第1から第(N−1)のベクトル乗算手段
の出力とを基に連続した疑似雑音符号を発生するように
した。
【0010】
【作用】系列発生手段によつて最長線形符号系列をNチ
ツプ間隔で発生し、飛ばされた(N−1)チツプ分の値
を第1から第(N−1)のベクトル乗算手段によつて求
めるようにしたことにより、従来に比して動作速度を1
/Nに下げることができる。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0012】(1)概要 通常、CDMAセルラーに用いられるPN発生回路は基
本的にM系列符号を発生する系列発生器によつて構成さ
れている。本実施例においては、系列発生器でクロツク
毎にNチツプ毎のM系列符号を出力するようにし、そし
て系列発生器でスキツプされてしまう(N−1)チツプ
分の値を系列発生器のレジスタの状態値からベクトル乗
算を用いて生成するようにする。これにより本実施例に
おいては、PN発生回路の動作速度を1/Nに下げ、回
路の動作電圧を下げて低消費電力化を実現する。
【0013】またCDMAセルラーに用いられるPN符
号は、15次のM系列符号の周期の最後(具体的には
「0」が14回続いた後)に「0」を1つ追加挿入し
て、周期が215になるように調整されている。このため
単純なベクトル乗算ではPN符号の周期の最後の部分を
発生し得ないが、本実施例においては、選択回路、初期
化入力付きの系列発生器及びこれらを制御する制御回路
を追加することにより、簡易な構成で容易にこの部分を
生成するようにする。
【0014】(2)第1実施例 (2−1)全体構成 図1において、10は全体としてCDMAセルラーに用
いられるPN発生回路を示し、従来に比較して1/4の
動作速度でPN符号を発生する。この場合、PN発生回
路10は、CDMAセルラーの仕様に応じて15次のM
系列符号の最後に「0」を1つ追加挿入した周期が215
の系列をPN符号として発生する。
【0015】まず系列発生器11はクロツク信号CKに
基づいて15次のM系列符号を4チツプ間隔で順次発生
するものであり、各レジスタの状態値S1のうち最終段
のレジスタの状態値を第1のPN出力PN1として出力
すると共に、各レジスタの状態値S1をベクトル乗算遅
延回路12〜14及び制御回路15に出力する。因み
に、この系列発生器11は外部からの初期化信号S2又
は制御回路15から出力される系列エンド信号S3によ
つて初期化されるようになされている。
【0016】ベクトル乗算遅延回路12〜14は状態値
S1から得られる状態ベクトルと内部の遅延ベクトル発
生器で発生した遅延ベクトルとを乗算することにより、
系列発生器11で発生した4チツプ間隔のM系列符号の
間にある部分(すなわち飛ばされた部分)を発生するも
のである。このうちベクトル乗算遅延回路12は系列発
生器11によつて発生したM系列符号の次のチツプの値
を求め、その求めた値を第2のPN出力PN2として出
力する。またベクトル乗算遅延回路13は系列発生器1
1によつて発生したM系列符号の2つ後のチツプの値を
求め、その求めた値を第3のPN出力PN3として出力
する。
【0017】同様にしてベクトル乗算遅延回路14は系
列発生器11で発生したM系列符号の3つ後のチツプの
値を求めるが、その求めた値は第3のPN出力PN3と
共に選択回路16に出力される。選択回路16は制御回
路15から出力される系列エンド信号S3に基づき、系
列発生器11の周期の最終状態では第3のPN出力PN
3を選択し、それ以外の部分ではベクトル乗算遅延回路
14で求めた値を選択する。そして選択回路16は選択
した値を第4のPN出力PN4として出力する。
【0018】このように最終状態で第3のPN出力PN
3を選択する理由は、発生するPN符号が上述のように
15次のM系列符号の周期の最後に「0」を1つ追加挿
入したものであるため最後の「0」の部分がベクトル乗
算では単純に求められないからである。しかしながら最
後の「0」の部分はその1つ前(すなわち第3のPN出
力PN3)と等しいため、この実施例の場合には、構成
を簡略化するため第3のPN出力PN3を第4のPN出
力PN4として出力している。
【0019】制御回路15は系列発生器11から出力さ
れる状態値S1を監視することにより周期的に変化する
系列発生器11の状態のうち最終状態を検出する。そし
て制御回路15は最終状態を検出した場合、系列エンド
信号S3を選択回路16に出力して最終状態であること
を知らせると共に、系列エンド信号S3を系列発生器1
1に出力して当該系列発生器11を初期化する。この場
合、最終状態で系列発生器11を初期化する理由は、初
期化をしないと系列発生器11の状態が順次ずれて行
き、不都合を生じるからである。
【0020】ここで図2に示すタイミングチヤートを用
いてこのPN発生回路10の動作を説明する。まず図2
(A)、(B)及び(D)に示すように、系列発生器1
1はクロツク信号CKに基づいて4チツプおきにM系列
符号〔M(1)、M(5)、……〕を発生し、第1のP
N出力PN1として出力する。そして図2(B)及び
(C)に示すように、制御回路15によつて最終状態が
検出されると、系列発生器11は初期化されて初期状態
に戻り、再び順にM系列符号〔M(1)、M(5)、…
…〕を発生する。
【0021】これに対してベクトル乗算遅延回路12〜
14は、系列発生器11から出力される状態値S1を基
にしたベクトル乗算により、第1のPN出力PN1に対
してそれぞれ1チツプ、2チツプ、3チツプ遅延した値
を出力する。すなわちベクトル乗算遅延回路12は、図
2(E)に示すように、系列発生器11で発生したM系
列符号の次のチツプの値〔M(2)、M(6)、……〕
を発生し、第2のPN出力PN2として出力する。また
ベクトル乗算遅延回路13は、図2(F)に示すよう
に、系列発生器11で発生したM系列符号の2つ後のチ
ツプの値〔M(3)、M(7)、……〕を発生し、第3
のPN出力PN3として出力する。さらにベクトル乗算
遅延回路14は、図2(G)に示すように、系列発生器
11で発生したM系列符号の3つ後のチツプの値〔M
(4)、M(8)、……〕を発生し、第4のPN出力P
N4として出力する。
【0022】但し、最終状態においては、選択回路16
により、第4のPN出力PN4として第3のPN出力P
N3の値〔M(4N−1)〕が出力されている。これは
上述したように発生するPN符号が15次のM系列符号
の周期の最後に「0」を1つ追加挿入した周期が215
系列であるためその追加部分がベクトル乗算では容易に
求められないためであり、この実施例の場合には、直前
の出力(すなわち第3のPN出力PN3)を第4のPN
符号PN4として出力することにより簡易な構成で実現
している。
【0023】このようにして生成された第1のPN出力
PN1から第4のPN出力PN4を合わせると、連続し
たPN符号が得られる。具体的には、例えばクロツク信
号CKの4倍のクロツク信号で第1のPN出力PN1か
ら第4のPN出力PN4を順に切り換えていけば、連続
したPN符号が得られる。
【0024】(2−2)系列発生器の構成 この項では上述した系列発生器11の構成について図3
を用いて説明する。但し、ここでは説明を簡略化するた
め系列発生器11では4次のM系列符号を発生するもの
とする。図3に示すように、次数が4次の場合には、系
列発生器11はレジスタである4つの遅延型フリツプフ
ロツプ(DFF)17〜20と、4つの排他的論理和ゲ
ート(いわゆるエクスクルーシブオアゲート)21〜2
4によつて構成されており、最終段の遅延型フリツプフ
ロツプ20の状態値が第1のPN出力PN1として出力
され、各遅延型フリツプフロツプ17〜20の状態値が
状態値S1としてベクトル乗算遅延回路12〜14及び
制御回路15に出力される。
【0025】この場合、各遅延型フリツプフロツプ17
〜20が次にどう変化するかは、入力段に設けられた排
他的論理和ゲート21〜24の入力側にどの遅延型フリ
ツプフロツプ(17〜20)の出力を接続するかによつ
て決定される。この図3においては、系列発生器11は
4チツプ毎の値を生成するように構成されているが、間
隔を4チツプから例えば8チツプに変更する場合には排
他的論理和ゲート21〜24の入力側に接続する遅延型
フリツプフロツプ(17〜20)の出力を変更するよう
にすれば良い。
【0026】因みに、この系列発生器11では、クロツ
ク信号CKはそれぞれ遅延型フリツプフロツプ17〜2
0に直接入力されており、遅延型フリツプフロツプ17
〜20はそれぞれこのクロツク信号CKに基づいて動作
する。またこの系列発生器11では、初期化信号S2及
び系列エンド信号S3はそれぞれ論理和ゲート(いわゆ
るオアゲート)25を介して遅延型フリツプフロツプ1
7〜20に入力されており、遅延型フリツプフロツプ1
7〜20は初期化信号S2又は系列エンド信号S3のう
ちどちらか一方が入力された場合にそれぞれ初期化さ
れ、系列発生器11全体が初期化される。
【0027】(2−3)制御回路の構成 この項では上述した制御回路15について図4を用いて
説明する。この図4に示すように、制御回路15は比較
器26によつて構成されており、この比較器26に上述
した系列発生器11の各レジスタの状態値S1が入力さ
れている。また比較器26には系列発生器11の各レジ
スタの最終状態値S4が比較用固定値として入力されて
いる。
【0028】比較器26は入力された状態値S1が最終
状態値S4に一致するか否かを調べることにより系列発
生器11の最終状態を検出する。そして比較器26は状
態値S1と最終状態値S4が一致したことによつて系列
発生器11の最終状態を検出すると、系列エンド信号S
3を出力する。この系列エンド信号S3は上述したよう
に第4のPN出力PN4の帳尻合わせのために選択回路
16に出力されると共に、系列発生器11を初期化する
ために当該系列発生器11に出力される。
【0029】(2−4)ベクトル乗算遅延回路の構成 この項では上述したベクトル乗算遅延回路12〜14に
ついて図5を用いて説明する。但し、ベクトル乗算遅延
回路12〜14は構成が同じであるため、ここではベク
トル乗算遅延回路12についてのみ説明する。またここ
では系列発生器11が4次の場合(図3参照)に対応し
たベクトル乗算遅延回路12を説明する。
【0030】この図5に示すように、ベクトル乗算遅延
回路12は遅延ベクトル発生器27、論理積ゲート(い
わゆるアンドゲート)28〜31及び排他的論理和ゲー
ト32によつて構成されている。遅延ベクトル発生器2
7は系列発生器11が発生する4チツプ間隔のM系列符
号の間にある部分をベクトル乗算によつて求める際に使
用する遅延ベクトルを発生するものであり、発生した遅
延ベクトルS5の各要素をそれぞれ1つずつ論理積ゲー
ト28〜31に出力する。またこの論理積ゲート28〜
31には、系列発生器11から出力される状態値S1の
各要素がベクトルとしてそれぞれ1つずつ入力されてい
る。
【0031】論理積ゲート28〜31はそれぞれ入力さ
れた遅延ベクトルS5の各要素と状態値S1の各要素と
の論理積を求め、その求めた論理積をそれぞれ排他的論
理和ゲート32に出力する。かくして排他的論理和ゲー
ト32によつて各論理積ゲート28〜31から出力され
る論理積の排他的論理和を求めることにより、当該排他
的論理和ゲート32から、系列発生器11で発生したM
系列符号よりも1チツプ分遅延した値(すなわち第2の
PN出力PN2)が出力されることになる。
【0032】因みに、系列発生器11が4次の場合に
は、図3に示したように、状態値S1の要素数としては
4つになり、これに対応して遅延ベクトル発生器27で
発生する遅延ベクトルS5の要素数も4つになる。従つ
て、系列発生器11がn次の場合には、状態値S1及び
遅延ベクトルS5の要素数はnとなる。また遅延ベクト
ル発生器27によつて発生する遅延ベクトルS5は遅延
量に応じて異なるものである。すなわちベクトル乗算遅
延回路12〜14は基本的な構成は同じであるが、遅延
量が異なるためこの遅延ベクトルS5の値が異なること
になる。
【0033】(2−5)動作及び効果 以上の構成において、この実施例のPN発生回路10で
は、まず系列発生器11によつて4チツプ間隔でM系列
符号を発生する。系列発生器11で飛ばされてしまつた
3チツプ分の値は、ベクトル乗算遅延回路12〜14に
おいて系列発生器11の状態値S1を基にしたベクトル
乗算によつて順次生成する。そしてPN発生回路10で
は、このようにして生成された第1のPN出力PN1か
ら第4のPN出力PN4を合わせることにより、1つの
連続したPN符号を得ている。これによりPN発生回路
10では、動作速度を従来に比して1/4にすることが
でき、回路の動作電圧を下げて低消費電力化を実現する
ことができる。
【0034】またPN符号としてM系列符号の周期の最
後に「0」を1つ追加挿入した系列を発生する場合、ベ
クトル乗算では周期の最後の部分を単純に求めることが
できないが、この実施例のPN発生回路10では、最後
の部分がその1つ前と同じであることを利用し、最後の
部分においては第4のPN出力PN4として第3のPN
出力PN3を出力するようにしている。このようにする
ことにより、ベクトル乗算では単純に求めることができ
ない周期の最後の部分も簡易な構成で容易に求めること
ができる。
【0035】以上の構成によれば、系列発生器11で4
チツプ間隔でM系列符号を発生し、当該系列発生器11
で飛ばした部分をベクトル乗算遅延回路12〜14によ
つてベクトル乗算で求めるようにしたことにより、従来
に比してPN発生回路10の動作速度を1/4に下げる
ことができ、かくして回路の動作電圧を下げて全体とし
て低消費電力化を実現することができる。
【0036】(3)第2実施例 (3−1)全体構成 図1との対応部分に同一符号を付して示す図6におい
て、40は全体として第2実施例によるPN発生回路を
示し、従来に比較して1/4の動作速度でPN符号を発
生する。
【0037】この実施例の場合も、系列発生器11はク
ロツク信号CKに基づいて15次のM系列符号を4チツ
プ間隔で順次発生するものであり、各レジスタの状態値
S1のうち最終段のレジスタの状態値を第1のPN出力
PN1として出力すると共に、各レジスタの状態値S1
をベクトル乗算遅延回路12〜14に出力する。ベクト
ル乗算遅延回路12〜14は状態値S1から得られる状
態ベクトルと内部の遅延ベクトル発生器で発生した遅延
ベクトルとを乗算することにより、系列発生器11で飛
ばされた部分を生成する。すなわちベクトル乗算遅延回
路12は系列発生器11で発生したM系列符号の次のチ
ツプの値を求めて第2のPN出力PN2として出力し、
ベクトル乗算遅延回路13は2つ後のチツプの値を求め
て第3のPN出力PN3として出力し、ベクトル乗算遅
延回路14は3つ後のチツプの値を求めて第4のPN出
力PN4として出力する。
【0038】但し、この実施例の場合も、系列発生器1
1の最終状態では、選択回路16によつて第3のPN出
力PN3を第4のPN出力PN4として出力する。これ
は上述の第1実施例でも述べたように、発生するPN符
号がM系列符号の周期の最後に「0」を1つ追加挿入し
たものであるため、その部分がベクトル乗算では単純に
求められないためである。
【0039】ここで第1実施例の場合、制御回路15は
系列発生器11から出力される状態値S1を監視するこ
とにより周期的に変化する系列発生器11の最終状態を
検出し、そして最終状態を検出した場合、系列エンド信
号S3を選択回路16に出力して最終状態であることを
知らせると共に、系列エンド信号S3を系列発生器11
に出力して当該系列発生器11を初期化するようになさ
れていた。
【0040】しかしながらこの実施例の場合には、制御
回路41は系列発生器11に供給されるクロツク信号C
Kをカウントすることにより最終状態を検出し、最終状
態を検出した場合、系列エンド信号S3を選択回路16
に出力して最終状態であることを知らせると共に、系列
エンド信号S3を系列発生器11に出力して当該系列発
生器11を初期化するようになされている。
【0041】すなわち制御回路41は初期化信号S2に
よつて系列発生器11と同時に初期化されるカウンタを
内蔵し、そのカウンタでクロツク信号CKをカウントす
ることにより、最終状態を検出する。そして制御回路4
1は、最終状態を検出すると、系列エンド信号S3を出
力して選択回路16に最終状態であることを知らせると
共に、系列発生器11を初期化する。
【0042】ここで図7に示すタイミングチヤートを用
いてこのPN発生回路40の動作を説明する。まず図7
(A)、(B)及び(E)に示すように、系列発生器1
1はクロツク信号CKに基づいて4チツプおきにM系列
符号〔M(1)、M(5)、……〕を発生し、第1のP
N出力PN1として出力する。そして図7(B)、
(C)及び(D)に示すように、制御回路41のカウン
タによつて最終状態が検出されると、系列発生器11は
初期化されて初期状態に戻り、再び順にM系列符号〔M
(1)、M(5)、……〕を発生する。
【0043】これに対してベクトル乗算遅延回路12〜
14は、系列発生器11から出力される状態値S1を基
にしたベクトル乗算により、第1のPN出力PN1に対
してそれぞれ1チツプ、2チツプ、3チツプ遅延した値
を出力する。すなわちベクトル乗算遅延回路12は、図
7(F)に示すように、系列発生器11で発生したM系
列符号の次のチツプの値〔M(2)、M(6)、……〕
を発生し、第2のPN出力PN2として出力する。また
ベクトル乗算遅延回路13は、図7(G)に示すよう
に、系列発生器11で発生したM系列符号の2つ後のチ
ツプの値〔M(3)、M(7)、……〕を発生し、第3
のPN出力PN3として出力する。さらにベクトル乗算
遅延回路14は、図7(H)に示すように、系列発生器
11で発生したM系列符号の3つ後のチツプの値〔M
(4)、M(8)、……〕を発生し、第4のPN出力P
N4として出力する。
【0044】但し、最終状態においては、選択回路16
により、第4のPN出力PN4として第3のPN出力P
N3の値〔M(4N−1)〕が出力されている。これは
上述したように発生するPN符号が15次のM系列符号
の周期の最後に「0」を1つ追加挿入した周期が215
符号系列であるためその追加部分がベクトル乗算では容
易に求められないためであり、この実施例の場合には、
直前の出力(すなわち第3のPN出力PN3)を第4の
PN符号PN4として出力することにより簡易な構成で
実現している。
【0045】このようにして生成された第1のPN出力
PN1から第4のPN出力PN4を合わせると、連続し
たPN符号が得られる。具体的には、例えばクロツク信
号CKの4倍のクロツクで第1のPN出力PN1から第
4のPN出力PN4を順に切り換えていけば、連続した
PN符号が得られる。
【0046】(3−2)制御回路の構成 この項では上述した制御回路41について図8を用いて
説明する。この図8に示すように、制御回路41はカウ
ンタ42とキヤリ発生器43によつて構成されている。
カウンタ42は初期化信号S2によつて系列発生器11
と同時に初期化され、カウントアツプを開始する。この
場合、カウンタ42の周期は発生するPN符号の周期を
N(この実施例の場合には4チツプ間隔であるためN=
「4」)で除算した値に設定されている。
【0047】カウンタ42の値が最終値(すなわち最大
値)になると、キヤリ発生器43がそれを検出し、系列
エンド信号S3を出力する。この場合、カウンタ42が
最終値になるということは、系列発生器11が最終状態
になつたことを意味している。この系列エンド信号S3
は上述したように第4のPN出力PN4の帳尻合わせの
ために選択回路16に出力されると共に、系列発生器1
1を初期化するために当該系列発生器11に出力され
る。
【0048】因みに、この項では制御回路41について
説明したが、それ以外の部分、例えば系列発生器11や
ベクトル乗算遅延回路12〜14については第1実施例
と同じであるため説明は省略する。
【0049】(3−3)動作及び効果 以上の構成において、この実施例のPN発生回路40で
は、まず系列発生器11によつて4チツプ間隔でM系列
符号を発生する。系列発生器11で飛ばされてしまつた
3チツプ分の値は、ベクトル乗算遅延回路12〜14に
おいて系列発生器11の状態値S1を基にしたベクトル
乗算によつて順次生成する。そしてPN発生回路40で
は、このようにして生成された第1のPN出力PN1か
ら第4のPN出力PN4を合わせることにより、1つの
連続したPN符号を得ている。これによりPN発生回路
40では、動作速度を従来に比して1/4にすることが
でき、回路の動作電圧を下げて低消費電力化を実現する
ことができる。
【0050】またこの実施例のPN発生回路40では、
系列発生器11の動作クロツクとなるクロツク信号CK
をカウントすることにより、系列発生器11の最終状態
を検出している。このようにしても系列発生器11の最
終状態を検出することができ、最終状態での第4のPN
出力PN4の帳尻を合わせることができる。
【0051】以上の構成によれば、系列発生器11で4
チツプ間隔でM系列符号を発生し、当該系列発生器11
で飛ばした部分をベクトル乗算遅延回路12〜14によ
つてベクトル乗算で求めるようにしたことにより、従来
に比してPN発生回路40の動作速度を下げることがで
き、かくして回路の動作電圧を下げて全体として低消費
電力化を実現することができる。
【0052】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、最終状態において第3の
PN出力PN3を第4のPN出力PN4として出力する
ことにより、第4のPN出力PN4の帳尻を合わせた場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、ゲート等
を用いて強制的に「0」を出力することにより第4のP
N出力PN4の帳尻を合わせるようにしても良い。例え
ば第1実施例の場合には、図9に示すように、選択回路
16の代わりに論理積ゲート44を用いることにより、
系列エンド信号S3が入力されたときに強制的に「0」
を第4のPN出力PN4として出力するようにすれば良
い。このようにすれば一段と構成を簡易にすることがで
きる。
【0053】また上述の実施例においては、PN符号と
してM系列符号の周期の最後に「0」を1つ追加挿入し
た系列を発生するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、PN符号として単にM系列符号を
発生するようにしたり、あるいはM系列符号の周期の最
後に「1」を1つ追加挿入した系列を発生するようにし
た場合にも上述の場合と同様に動作速度を下げることが
できる。
【0054】さらに上述の実施例においては、系列発生
器11が4チツプ間隔でM系列符号を発生した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、系列発生器11
がその他の間隔でM系列符号を発生するようにしても良
い。例えば系列発生器11がNチツプ間隔でM系列符号
を発生した場合には、動作速度を1/Nに下げることが
できる。
【0055】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、最長線形
符号系列をNチツプ間隔で順次発生する系列発生手段
と、系列発生手段を形成するレジスタの状態値を基に、
系列発生手段で飛ばされた部分の値をそれぞれベクトル
乗算によつて求める第1から第(N−1)のベクトル乗
算手段とを設け、系列発生手段の出力と第1から第(N
−1)のベクトル乗算手段の出力とを基に連続した疑似
雑音符号を発生するようにしたことにより、従来に比し
て動作速度を1/Nに下げることができる。これにより
動作電圧を下げて低消費電力化を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるPN発生回路の全体構
成を示すブロツク図である。
【図2】そのPN発生回路の動作の説明に供するタイミ
ングチヤートである。
【図3】次数が4次の場合の系列発生器の構成を示すブ
ロツク図である。
【図4】制御回路の構成を示すブロツク図である。
【図5】次数が4次の場合のベクトル乗算遅延回路の構
成を示すブロツク図である。
【図6】第2実施例によるPN発生回路の全体構成を示
すブロツク図である。
【図7】そのPN発生回路の動作の説明に供するタイミ
ングチヤートである。
【図8】第2実施例による制御回路の構成を示すブロツ
ク図である。
【図9】他の実施例によるPN発生回路の構成を示すブ
ロツク図である。
【図10】従来のPN発生回路の構成を示すブロツク図
である。
【符号の説明】
1、10、40……PN発生回路、2〜5、17〜20
……遅延型フリツプフロツプ、6、21〜24、32…
…排他的論理和ゲート、11……系列発生器、12〜1
4……ベクトル乗算遅延回路、15、41……制御回
路、16……選択回路、26……比較器、27……遅延
ベクトル発生器、28〜31、44……論理積ゲート、
42……カウンタ、43……キヤリ発生器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最長線形符号系列をNチツプ間隔で順次発
    生する系列発生手段と、 上記系列発生手段を形成するレジスタの状態値を基に、
    上記系列発生手段で飛ばされた部分の値をそれぞれベク
    トル乗算によつて求める第1から第(N−1)のベクト
    ル乗算手段とを具え、上記系列発生手段の出力と上記第
    1から第(N−1)のベクトル乗算手段の出力とを基に
    連続した疑似雑音符号を発生することを特徴とする疑似
    雑音符号発生回路。
  2. 【請求項2】上記系列発生手段を形成するレジスタの状
    態値を基に、周期的に変化する上記系列発生手段の状態
    のうち最終状態を検出し、該検出結果を出力する制御手
    段と、 上記制御手段の検出結果に応じて、上記第(N−1)の
    ベクトル乗算手段の出力の代わりとして所定符号を出力
    する符号出力手段とを具え、上記制御手段が上記系列発
    生手段の最終状態を検出したとき、上記第(N−1)の
    ベクトル乗算手段の出力の代わりとして所定符号を出力
    することにより、最長線形符号系列の周期の最後に所定
    符号を1つ追加挿入した系列を疑似雑音符号として発生
    することを特徴とする請求項1に記載の疑似雑音符号発
    生回路。
  3. 【請求項3】上記系列発生手段は、外部からの初期化信
    号又は上記制御手段から出力される検出結果に応じて初
    期化されることを特徴とする請求項2に記載の疑似雑音
    符号発生回路。
  4. 【請求項4】上記制御手段は比較器でなり、上記系列発
    生手段のレジスタの状態値が最終状態値に一致するか否
    かを調べることにより、上記系列発生手段の最終状態を
    検出することを特徴とする請求項2に記載の疑似雑音符
    号発生回路。
  5. 【請求項5】上記制御手段はカウンタでなり、外部から
    の初期化信号によつて上記系列発生手段と同時に初期化
    され、上記系列発生手段の動作クロツクをカウントする
    ことにより、上記系列発生手段の最終状態を検出するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の疑似雑音符号発生回
    路。
  6. 【請求項6】上記符号出力手段は選択回路でなり、上記
    制御手段が上記系列発生手段の最終状態を検出したと
    き、上記第(N−1)のベクトル乗算手段の出力の代わ
    りとして上記第(N−2)のベクトル乗算手段の出力を
    選択し、所定符号を出力することを特徴とする請求項2
    に記載の疑似雑音符号発生回路。
  7. 【請求項7】上記符号出力手段はゲート回路でなり、上
    記制御手段が上記系列発生手段の最終状態を検出したと
    き、当該制御手段から出力される検出結果に応じて上記
    第(N−1)のベクトル乗算手段の出力の代わりとして
    所定符号を出力することを特徴とする請求項2に記載の
    疑似雑音符号発生回路。
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