JPH08322173A - モータの回転子 - Google Patents
モータの回転子Info
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- JPH08322173A JPH08322173A JP7126273A JP12627395A JPH08322173A JP H08322173 A JPH08322173 A JP H08322173A JP 7126273 A JP7126273 A JP 7126273A JP 12627395 A JP12627395 A JP 12627395A JP H08322173 A JPH08322173 A JP H08322173A
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- rotor
- permanent magnet
- iron core
- permanent magnets
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 永久磁石を持つ回転子の部品点数の削減と、
組立性を改善すること。 【構成】 中心に出力軸が嵌装される鉄心1と、この鉄
心1の外周面を取り巻くように設けられた周方向に分割
構成された永久磁石2と、この永久磁石2の外周に被着
された金属筒3と、永久磁石2の軸方向の両端面をそれ
ぞれ被覆する状態に装着された二枚の側板4とを備えた
モータの回転子に関し、分割構成された各永久磁石2同
士の間隔を、側板4の少なくとも一方の内側に一体に形
成した放射状に並ぶ突出構造7の嵌め込みにより一定に
保持する。
組立性を改善すること。 【構成】 中心に出力軸が嵌装される鉄心1と、この鉄
心1の外周面を取り巻くように設けられた周方向に分割
構成された永久磁石2と、この永久磁石2の外周に被着
された金属筒3と、永久磁石2の軸方向の両端面をそれ
ぞれ被覆する状態に装着された二枚の側板4とを備えた
モータの回転子に関し、分割構成された各永久磁石2同
士の間隔を、側板4の少なくとも一方の内側に一体に形
成した放射状に並ぶ突出構造7の嵌め込みにより一定に
保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータの回転子、より詳
しくはブラシレスモータ等に使われる永久磁石を備えた
回転子に関するものである。
しくはブラシレスモータ等に使われる永久磁石を備えた
回転子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の従来のモータの回転子は、
中心に出力軸が嵌装される鉄心の外周に周方向に分割構
成された永久磁石を設け、この永久磁石の外周を金属筒
で被覆した基本構成を採っていて、ダイキャスト成形す
るものやしないものがある。前者は、例えば特開昭64
―8850号公報、特開平2―174538号公報、特
開平2―36743号公報にそれぞれ示されているよう
な構成で、永久磁石を鉄心の外周に、永久磁石同士の間
に一定の隙間ができるように接着し、金属筒を嵌めたう
えで、永久磁石同士の隙間にダイガスト金属を充填して
いる。この種の回転子は全体がダイキャスト成形により
一体化しているので構造的安定性が高く、広く普及して
いる。
中心に出力軸が嵌装される鉄心の外周に周方向に分割構
成された永久磁石を設け、この永久磁石の外周を金属筒
で被覆した基本構成を採っていて、ダイキャスト成形す
るものやしないものがある。前者は、例えば特開昭64
―8850号公報、特開平2―174538号公報、特
開平2―36743号公報にそれぞれ示されているよう
な構成で、永久磁石を鉄心の外周に、永久磁石同士の間
に一定の隙間ができるように接着し、金属筒を嵌めたう
えで、永久磁石同士の隙間にダイガスト金属を充填して
いる。この種の回転子は全体がダイキャスト成形により
一体化しているので構造的安定性が高く、広く普及して
いる。
【0003】後者は特開平2―246746号公報や特
開平2―246747号公報に示されているような構成
で、例えば、図8,9に示すように永久磁石101同士
の間に永久磁石101同士の間隔を一定に保持するスペ
ーサ102を介在させて鉄心103の外周に被着させ、
この外周を金属筒104の嵌装により被覆し、金属筒1
04の両端にそれぞれ側板105を固定した構成であ
る。この種の回転子はダイキャスト設備が不要なため製
造コストを低く抑えることができる利点がある。
開平2―246747号公報に示されているような構成
で、例えば、図8,9に示すように永久磁石101同士
の間に永久磁石101同士の間隔を一定に保持するスペ
ーサ102を介在させて鉄心103の外周に被着させ、
この外周を金属筒104の嵌装により被覆し、金属筒1
04の両端にそれぞれ側板105を固定した構成であ
る。この種の回転子はダイキャスト設備が不要なため製
造コストを低く抑えることができる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回
転子において、ダイキャスト成形するものでは鉄心に永
久磁石を等間隔に接着することがなかなか難しく、ダイ
キャスト時の湯の圧力で永久磁石の位置が変動したりし
て、モータの性能の安定が得難いといった問題点があ
る。また、永久磁石101をスペーサ102を挟んで固
定したものも、スペーサ102が必要で部品点数が多く
なるうえ、組み立てもスペーサ102を一つずつ挟み込
んでいかなければならないので手間がかかり結構コスト
が嵩むといった問題点がある。
転子において、ダイキャスト成形するものでは鉄心に永
久磁石を等間隔に接着することがなかなか難しく、ダイ
キャスト時の湯の圧力で永久磁石の位置が変動したりし
て、モータの性能の安定が得難いといった問題点があ
る。また、永久磁石101をスペーサ102を挟んで固
定したものも、スペーサ102が必要で部品点数が多く
なるうえ、組み立てもスペーサ102を一つずつ挟み込
んでいかなければならないので手間がかかり結構コスト
が嵩むといった問題点がある。
【0005】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたもので、その課題とするところは、永久
磁石を持つ回転子の部品点数の削減と、組立性を改善す
ることであり、ダイキャスト成形における永久磁石の位
置決め精度を向上させ、モータの性能の安定に寄与でき
るモータの回転子を得ることである。
ためになされたもので、その課題とするところは、永久
磁石を持つ回転子の部品点数の削減と、組立性を改善す
ることであり、ダイキャスト成形における永久磁石の位
置決め精度を向上させ、モータの性能の安定に寄与でき
るモータの回転子を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、中心に出力軸が嵌装される鉄心の
外周面を取り巻くように設けられ、周方向に分割構成さ
れた永久磁石の軸方向の両端面をそれぞれ被覆するよう
に、外装される金属筒の両端に装着する二枚の側板の少
なくとも一方の内側に放射状に並ぶ突出構造を一体に形
成し、この側板の突出構造を永久磁石同士の間に嵌め込
み、永久磁石同士の間隔を一定に保持する手段を採用す
る。
に請求項1の発明は、中心に出力軸が嵌装される鉄心の
外周面を取り巻くように設けられ、周方向に分割構成さ
れた永久磁石の軸方向の両端面をそれぞれ被覆するよう
に、外装される金属筒の両端に装着する二枚の側板の少
なくとも一方の内側に放射状に並ぶ突出構造を一体に形
成し、この側板の突出構造を永久磁石同士の間に嵌め込
み、永久磁石同士の間隔を一定に保持する手段を採用す
る。
【0007】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、中心に出力軸が嵌装される鉄心の外周面を取り巻く
ように設けられ、周方向に分割構成された永久磁石の軸
方向の両端面をそれぞれ被覆するように、外装される金
属筒の両端に装着する二枚の側板の内側に放射状に並ぶ
突出構造を切り起こしにより一体に形成し、この各側板
の突出構造を永久磁石同士の間に嵌め込み、永久磁石同
士の間隔を一定に保持し、この突出構造の切り起こしに
よってできる側板の開放部を、各部材を一体化するダイ
キャスト金属に対するダイキャスト時の湯道として構成
する手段を採用する。
は、中心に出力軸が嵌装される鉄心の外周面を取り巻く
ように設けられ、周方向に分割構成された永久磁石の軸
方向の両端面をそれぞれ被覆するように、外装される金
属筒の両端に装着する二枚の側板の内側に放射状に並ぶ
突出構造を切り起こしにより一体に形成し、この各側板
の突出構造を永久磁石同士の間に嵌め込み、永久磁石同
士の間隔を一定に保持し、この突出構造の切り起こしに
よってできる側板の開放部を、各部材を一体化するダイ
キャスト金属に対するダイキャスト時の湯道として構成
する手段を採用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項2にかかる手段における各突出構造を開放部
の中間に位置させ、その突出構造の内方と外方の両方を
共に一連の開放部分として構成する手段を採用する。
は、請求項2にかかる手段における各突出構造を開放部
の中間に位置させ、その突出構造の内方と外方の両方を
共に一連の開放部分として構成する手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項2にかかる手段における側板をダイキャスト
金属より高い融点の金属板で構成し、金属筒の両端に圧
入により装着する手段を採用する。
は、請求項2にかかる手段における側板をダイキャスト
金属より高い融点の金属板で構成し、金属筒の両端に圧
入により装着する手段を採用する。
【0010】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項2にかかる手段における分割構成の各永久磁
石の周方向端面の少なくとも片方の角部に面取り又は丸
み取りを施す手段を採用する。
は、請求項2にかかる手段における分割構成の各永久磁
石の周方向端面の少なくとも片方の角部に面取り又は丸
み取りを施す手段を採用する。
【0011】
【作用】請求項1にかかる前記手段では、側板に一体に
形成した突出構造を、側板の金属筒の端部への装着とと
もに各永久磁石同士の間に嵌め込むことにより、各永久
磁石は一定の間隔をもって鉄心の外周に位置決めされ
る。
形成した突出構造を、側板の金属筒の端部への装着とと
もに各永久磁石同士の間に嵌め込むことにより、各永久
磁石は一定の間隔をもって鉄心の外周に位置決めされ
る。
【0012】請求項2にかかる前記手段では、各側板に
一体に形成した突出構造を、各側板の金属筒の両端への
装着とともに各永久磁石同士の間に嵌め込むことによ
り、各永久磁石は一定の間隔をもって鉄心の外周に位置
決めされる。そして側板の突出構造の切り起こしによる
開放部を湯道としてダイキャスト成形を行なうと、開放
部が永久磁石同士の間隔部分に位置するため、位置決め
されている永久磁石同士の間にダイキャスト金属が円滑
に充填されることになる。
一体に形成した突出構造を、各側板の金属筒の両端への
装着とともに各永久磁石同士の間に嵌め込むことによ
り、各永久磁石は一定の間隔をもって鉄心の外周に位置
決めされる。そして側板の突出構造の切り起こしによる
開放部を湯道としてダイキャスト成形を行なうと、開放
部が永久磁石同士の間隔部分に位置するため、位置決め
されている永久磁石同士の間にダイキャスト金属が円滑
に充填されることになる。
【0013】請求項3にかかる前記手段では、請求項2
にかかる作用とともに各突出構造が開放部の中間に位置
し、その突出構造の内方と外方の両方が共に一連の開放
部分となっているので、開放部分の中間部に永久磁石同
士の間隔部分が臨むことになる。
にかかる作用とともに各突出構造が開放部の中間に位置
し、その突出構造の内方と外方の両方が共に一連の開放
部分となっているので、開放部分の中間部に永久磁石同
士の間隔部分が臨むことになる。
【0014】請求項4にかかる前記手段では、請求項2
にかかる作用とともに側板を絞り加工により成形するこ
とができ、側板の固定がしっかりする。
にかかる作用とともに側板を絞り加工により成形するこ
とができ、側板の固定がしっかりする。
【0015】請求項5にかかる前記手段では、請求項2
にかかる作用とともに各永久磁石の間隔部へのダイキャ
スト金属の周り込みがより円滑になる。
にかかる作用とともに各永久磁石の間隔部へのダイキャ
スト金属の周り込みがより円滑になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 実施例1.図1は本発明の一実施例としてのモータの回
転子を示す縦断面図であり、図2は同じく側面図であ
る。この回転子は中心に出力軸(図示しない)が嵌装さ
れる円筒状の鉄心1と、この鉄心1の外周面を取り巻く
ように設けられた周方向に分割構成された複数個(図例
では4個)の湾曲形状の永久磁石2と、この永久磁石2
の外周に被着されたステンレス等の非磁性材料よりなる
金属筒3と、永久磁石2の軸方向の両端面をそれぞれ被
覆する状態に装着された二枚の側板4とを備えている。
明する。 実施例1.図1は本発明の一実施例としてのモータの回
転子を示す縦断面図であり、図2は同じく側面図であ
る。この回転子は中心に出力軸(図示しない)が嵌装さ
れる円筒状の鉄心1と、この鉄心1の外周面を取り巻く
ように設けられた周方向に分割構成された複数個(図例
では4個)の湾曲形状の永久磁石2と、この永久磁石2
の外周に被着されたステンレス等の非磁性材料よりなる
金属筒3と、永久磁石2の軸方向の両端面をそれぞれ被
覆する状態に装着された二枚の側板4とを備えている。
【0017】各永久磁石2は同形同大で、図3に示すよ
うにそれぞれその各周方向端面5の外側と内側の各角部
は欠けやすいので面取り又は丸み取り加工6が施され、
鉄心1を取り巻くように鉄心1と金属筒3との間に嵌め
込まれている。永久磁石2同士は一定の間隔をもって固
定されている。永久磁石2同士の間隔は、金属筒3の両
端の開口部に蓋状に圧入固定される二枚の側板4に一体
に形成された突出構造7により維持されている。
うにそれぞれその各周方向端面5の外側と内側の各角部
は欠けやすいので面取り又は丸み取り加工6が施され、
鉄心1を取り巻くように鉄心1と金属筒3との間に嵌め
込まれている。永久磁石2同士は一定の間隔をもって固
定されている。永久磁石2同士の間隔は、金属筒3の両
端の開口部に蓋状に圧入固定される二枚の側板4に一体
に形成された突出構造7により維持されている。
【0018】即ち、二枚の側板4は図4,5に拡大して
示すように、板金の絞り加工により円盤状に形成されて
いて、周縁には圧入用の立上り縁部8が形成され、中心
にはバーリング加工が施された軸挿通孔9が形成されて
いる。そして、取付状態で永久磁石2の端面に当る内面
側には四個の突出構造7が等間隔に切り起こし形成され
ている。各突出構造7は側板4の直径線上に厚みが出る
ように放射状に形成されている。
示すように、板金の絞り加工により円盤状に形成されて
いて、周縁には圧入用の立上り縁部8が形成され、中心
にはバーリング加工が施された軸挿通孔9が形成されて
いる。そして、取付状態で永久磁石2の端面に当る内面
側には四個の突出構造7が等間隔に切り起こし形成され
ている。各突出構造7は側板4の直径線上に厚みが出る
ように放射状に形成されている。
【0019】鉄心1と金属筒3との間に鉄心1を取り巻
くように嵌め込まれた各永久磁石2の永久磁石2同士の
間に、両側からそれぞれ各突出構造7が嵌合するように
各側板4を合わせて、それぞれ金属筒3の両端に圧入し
て固着させれば回転子が完成する。これにより、各永久
磁石2は側板4の各突出構造7の厚み分の一定の間隔を
もって保持され、周方向にも半径方向にも拘束される。
なお、側板4に突出構造7を溶接などの方法で固着して
設ける方法を採れば、突出構造7の突出量を大きくする
ことができ、一方の突出構造7だけでも永久磁石2の間
隔を維持できるので片側の側板4のみに突出構造7を設
ければ済む。
くように嵌め込まれた各永久磁石2の永久磁石2同士の
間に、両側からそれぞれ各突出構造7が嵌合するように
各側板4を合わせて、それぞれ金属筒3の両端に圧入し
て固着させれば回転子が完成する。これにより、各永久
磁石2は側板4の各突出構造7の厚み分の一定の間隔を
もって保持され、周方向にも半径方向にも拘束される。
なお、側板4に突出構造7を溶接などの方法で固着して
設ける方法を採れば、突出構造7の突出量を大きくする
ことができ、一方の突出構造7だけでも永久磁石2の間
隔を維持できるので片側の側板4のみに突出構造7を設
ければ済む。
【0020】実施例2.図6は本発明の一実施例として
のモータの回転子を示す縦断面図であり、図7は同じく
側面図である。この回転子は中心に出力軸が嵌装される
円筒状の鉄心1と、この鉄心1の外周面を取り巻くよう
に設けられた周方向に分割構成された複数個(図例では
4個)の湾曲形状の永久磁石2と、この永久磁石2の外
周に被着されたステンレス等の非磁性材料よりなる金属
筒3と、永久磁石2の軸方向の両端面をそれぞれ被覆す
る状態に装着された二枚の側板4とを備え、全体がダイ
キャストにより一体成形されている。
のモータの回転子を示す縦断面図であり、図7は同じく
側面図である。この回転子は中心に出力軸が嵌装される
円筒状の鉄心1と、この鉄心1の外周面を取り巻くよう
に設けられた周方向に分割構成された複数個(図例では
4個)の湾曲形状の永久磁石2と、この永久磁石2の外
周に被着されたステンレス等の非磁性材料よりなる金属
筒3と、永久磁石2の軸方向の両端面をそれぞれ被覆す
る状態に装着された二枚の側板4とを備え、全体がダイ
キャストにより一体成形されている。
【0021】各永久磁石2は実施例1のものと同様に同
形同大で、それぞれその各周方向端面5の外側と内側の
各角部は図3に示すように面取り又は丸み取り加工6が
施され、鉄心1を取り巻くように鉄心1と金属筒3との
間に嵌め込まれている。永久磁石2同士は一定の間隔を
もって固定されている。永久磁石2同士の間隔は、実施
例1と同様に金属筒3の両端の開口部に蓋状に圧入固定
される二枚の側板4に一体に形成された突出構造7によ
り維持されている。
形同大で、それぞれその各周方向端面5の外側と内側の
各角部は図3に示すように面取り又は丸み取り加工6が
施され、鉄心1を取り巻くように鉄心1と金属筒3との
間に嵌め込まれている。永久磁石2同士は一定の間隔を
もって固定されている。永久磁石2同士の間隔は、実施
例1と同様に金属筒3の両端の開口部に蓋状に圧入固定
される二枚の側板4に一体に形成された突出構造7によ
り維持されている。
【0022】即ち、二枚の側板4は実施例1のものと同
様に図4,5に示すように、アルミ等のダイキャスト金
属より高い融点の板金の絞り加工により円盤状に形成さ
れていて、周縁には圧入用の立上り縁部8が形成され、
中心にはバーリング加工が施された軸挿通孔9が形成さ
れている。そして、取付状態で永久磁石2の端面に当る
内面側には四個の突出構造7が等間隔に切り起こし形成
されている。各突出構造7は側板4の直径線上に厚みが
出るように放射状に形成されている。これらの突出構造
7を切り起こした開放部10は、図4に示すようにハー
ト形の湯道として形成されている。即ち、各突出構造7
は湯道である開放部10の中間に位置しており、突出構
造7の内方と外方の両方が開放部分11として入り込ん
でいる。
様に図4,5に示すように、アルミ等のダイキャスト金
属より高い融点の板金の絞り加工により円盤状に形成さ
れていて、周縁には圧入用の立上り縁部8が形成され、
中心にはバーリング加工が施された軸挿通孔9が形成さ
れている。そして、取付状態で永久磁石2の端面に当る
内面側には四個の突出構造7が等間隔に切り起こし形成
されている。各突出構造7は側板4の直径線上に厚みが
出るように放射状に形成されている。これらの突出構造
7を切り起こした開放部10は、図4に示すようにハー
ト形の湯道として形成されている。即ち、各突出構造7
は湯道である開放部10の中間に位置しており、突出構
造7の内方と外方の両方が開放部分11として入り込ん
でいる。
【0023】鉄心1と金属筒3との間に鉄心1を取り巻
くように嵌め込まれた各永久磁石2の永久磁石2同士の
間に、両側からそれぞれ各突出構造7が嵌合するように
各側板4を合わせて、それぞれ金属筒3の両端に圧入し
て固着させ、側板4の湯道からダイキャスト金属12を
充填させればダイキャストの一体成形による回転子が完
成する。これにより、各永久磁石2は側板4の各突出構
造7の厚み分の一定の間隔をもって一体化され、周方向
にも半径方向にも拘束される。
くように嵌め込まれた各永久磁石2の永久磁石2同士の
間に、両側からそれぞれ各突出構造7が嵌合するように
各側板4を合わせて、それぞれ金属筒3の両端に圧入し
て固着させ、側板4の湯道からダイキャスト金属12を
充填させればダイキャストの一体成形による回転子が完
成する。これにより、各永久磁石2は側板4の各突出構
造7の厚み分の一定の間隔をもって一体化され、周方向
にも半径方向にも拘束される。
【0024】ダイキャストに際し、各永久磁石2は側板
4の突出構造7によりバランス良く位置決めされてい
て、湯の圧力で変位したりすることはない。そして各突
出構造7は湯道である開放部10の中間に位置し、その
突出構造7の内方と外方の両方が共に開放部分11とな
っているので、開放部10の中間部に永久磁石2同士の
間隔部分が臨むことになるので、ダイキャスト金属12
の永久磁石2同士の間隔部分への周り込みが円滑でバラ
ンスの良い回転子となる。特に、この実施例2のもので
は、永久磁石2の周方向端面5の角部が面取り又は丸み
取り加工6されているので、ダイキャスト金属12の永
久磁石2同士の間隔部分への周り込みは一層円滑にな
る。板金の絞り加工で得られる側板4は量産が容易でコ
ストがかからないので好都合である。
4の突出構造7によりバランス良く位置決めされてい
て、湯の圧力で変位したりすることはない。そして各突
出構造7は湯道である開放部10の中間に位置し、その
突出構造7の内方と外方の両方が共に開放部分11とな
っているので、開放部10の中間部に永久磁石2同士の
間隔部分が臨むことになるので、ダイキャスト金属12
の永久磁石2同士の間隔部分への周り込みが円滑でバラ
ンスの良い回転子となる。特に、この実施例2のもので
は、永久磁石2の周方向端面5の角部が面取り又は丸み
取り加工6されているので、ダイキャスト金属12の永
久磁石2同士の間隔部分への周り込みは一層円滑にな
る。板金の絞り加工で得られる側板4は量産が容易でコ
ストがかからないので好都合である。
【0025】なお、突出構造7が開放部10の口縁に沿
って構成されていても、湯道として十分機能するが、突
出構造7はやはり湯道の中間に位置させるほうが効果的
である。また、永久磁石2の面取りを周方向端面5の内
周側だけにすると、ダイキャスト時の湯の圧力が永久磁
石2を金属筒3の内面に押さえ付けるように働き、より
バランスの良い回転子が得られ、振動や騒音の少ない性
能の安定したモータが構成できる。
って構成されていても、湯道として十分機能するが、突
出構造7はやはり湯道の中間に位置させるほうが効果的
である。また、永久磁石2の面取りを周方向端面5の内
周側だけにすると、ダイキャスト時の湯の圧力が永久磁
石2を金属筒3の内面に押さえ付けるように働き、より
バランスの良い回転子が得られ、振動や騒音の少ない性
能の安定したモータが構成できる。
【0026】
【発明の効果】以上、実施例による説明からも明らかな
ように、請求項1の発明によれば永久磁石の位置決め
が、スペーサなしに実施でき、部品点数の削減と組立性
が改善できコストが低減する。
ように、請求項1の発明によれば永久磁石の位置決め
が、スペーサなしに実施でき、部品点数の削減と組立性
が改善できコストが低減する。
【0027】請求項2の発明によれば、永久磁石の位置
決め精度が向上し、側板の突出構造の切り起こしによる
開放部分が永久磁石同士の間隔部分に位置するため、位
置決めされている永久磁石同士の間にダイキャスト金属
を円滑に充填させることができ、モータの性能が安定す
る。
決め精度が向上し、側板の突出構造の切り起こしによる
開放部分が永久磁石同士の間隔部分に位置するため、位
置決めされている永久磁石同士の間にダイキャスト金属
を円滑に充填させることができ、モータの性能が安定す
る。
【0028】請求項3の発明によれば、請求項2にかか
る効果とともに各突出構造が開放部の中間に位置し、開
放部の中間部に永久磁石同士の間隔部分が臨むことにな
るので、永久磁石同士の間にダイキャスト金属をより一
層円滑に充填させることができる。
る効果とともに各突出構造が開放部の中間に位置し、開
放部の中間部に永久磁石同士の間隔部分が臨むことにな
るので、永久磁石同士の間にダイキャスト金属をより一
層円滑に充填させることができる。
【0029】請求項4の発明によれば、請求項2にかか
る効果とともに側板の量産が容易であり、その固定もし
っかりしたものとなる。
る効果とともに側板の量産が容易であり、その固定もし
っかりしたものとなる。
【0030】請求項5の発明によれば、請求項2にかか
る効果とともに各永久磁石の間隔部へのダイキャスト金
属の周り込みがより一層円滑になる。
る効果とともに各永久磁石の間隔部へのダイキャスト金
属の周り込みがより一層円滑になる。
【図1】この発明の一実施例としての回転子の構成を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】同じく実施例の回転子の側面図である。
【図3】実施例の回転子の永久磁石の構造を示す斜視図
である。
である。
【図4】実施例の回転子の側板を拡大して示す側板の正
面図である。
面図である。
【図5】図3におけるA―A線の断面図である。
【図6】この発明の実施例2の回転子の構成を示す縦断
面図である。
面図である。
【図7】同じく実施例2の回転子の側面図である。
【図8】従来の回転子の構成を示す断面図である。
【図9】従来の回転子を側板を外して示す側面図であ
る。
る。
1 鉄心 2 永久磁石 3 金属筒 4 側板 6 面取り又は丸み取り加工 7 突出構造 10 開放部 11 開放部分 12 ダイキャスト金属
Claims (5)
- 【請求項1】 中心に出力軸が嵌装される鉄心と、この
鉄心の外周面を取り巻くように設けられた周方向に分割
構成された永久磁石と、この永久磁石の外周に被着され
た金属筒と、上記永久磁石の軸方向の両端面をそれぞれ
被覆する状態に装着された二枚の側板とを備えたモータ
の回転子であって、上記分割構成された各永久磁石同士
の間隔を、上記側板の少なくとも一方の内側に一体に形
成した放射状に並ぶ突出構造の嵌め込みにより一定に保
持したことを特徴とするモータの回転子。 - 【請求項2】 中心に出力軸が嵌装される鉄心と、この
鉄心の外周面を取り巻くように設けられた周方向に分割
構成された永久磁石と、この永久磁石の外周に被着され
た金属筒と、上記永久磁石の軸方向の両端面をそれぞれ
被覆する状態に装着された二枚の側板とを備えたモータ
の回転子であって、上記分割構成された各永久磁石同士
の間隔を、上記各側板の内側に一体に切り起こしにより
形成した放射状に並ぶ突出構造の嵌め込みにより一定に
保持するとともに、この突出構造の切り起こしによって
できる開放部を、上記各部材を一体化するダイキャスト
金属に対するダイキャスト時の湯道として構成したこと
を特徴とするモータの回転子。 - 【請求項3】 請求項2に記載のモータの回転子であっ
て、各突出構造を開放部の中間に位置させ、その突出構
造の内方と外方の両方を共に一連の開放部分として構成
したことを特徴とするモータの回転子。 - 【請求項4】 請求項2に記載のモータの回転子であっ
て、側板をダイキャスト金属より高い融点の金属板で構
成し、金属筒の両端に圧入により装着したことを特徴と
するモータの回転子。 - 【請求項5】 請求項2に記載のモータの回転子であっ
て、分割構成の各永久磁石の周方向端面の少なくとも片
方の角部に面取り又は丸み取りを施したことを特徴とす
るモータの回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7126273A JPH08322173A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | モータの回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7126273A JPH08322173A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | モータの回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08322173A true JPH08322173A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14931125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7126273A Pending JPH08322173A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | モータの回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08322173A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001522215A (ja) * | 1997-10-24 | 2001-11-13 | エンプレサ・ブラジレイラ・デイ・コンプレソレス・エシ・ア−エンブラク | 永久磁石を有する電動機ロータ |
| JP2002084690A (ja) * | 2000-02-09 | 2002-03-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 電動機 |
| JP2004129369A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の回転子及びその製造方法 |
| JP2015226467A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム | 永久磁石モータ |
| CN109120082A (zh) * | 2018-09-19 | 2019-01-01 | 珠海格力电器股份有限公司 | 表贴式永磁转子结构和永磁电机 |
| KR20190039636A (ko) * | 2017-10-05 | 2019-04-15 | 도요타 지도샤(주) | 회전 전기를 위한 로터 및 그 제조 방법 |
| DE102013001049B4 (de) | 2012-01-23 | 2024-12-19 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Bürstenloser Motor |
| CN120582373A (zh) * | 2025-08-05 | 2025-09-02 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种转子及电机 |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP7126273A patent/JPH08322173A/ja active Pending
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| US10879778B2 (en) | 2017-10-05 | 2020-12-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Rotor of rotating electric machine and manufacturing method of the same |
| CN109120082A (zh) * | 2018-09-19 | 2019-01-01 | 珠海格力电器股份有限公司 | 表贴式永磁转子结构和永磁电机 |
| CN120582373A (zh) * | 2025-08-05 | 2025-09-02 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种转子及电机 |
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