JPH08322967A - ゴルフボールの表示部形成方法 - Google Patents

ゴルフボールの表示部形成方法

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JPH08322967A
JPH08322967A JP7161466A JP16146695A JPH08322967A JP H08322967 A JPH08322967 A JP H08322967A JP 7161466 A JP7161466 A JP 7161466A JP 16146695 A JP16146695 A JP 16146695A JP H08322967 A JPH08322967 A JP H08322967A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェットプリンタによってゴルフボー
ルに表示部をきれいに形成する。 【構成】 ゴルフボール又はその構成部分の表示部形成
箇所に、プラズマ処理、コロナ放電処理、紫外線照射処
理、塩素処理、プライマー塗布処理、シランカップリン
グ剤塗布処理及びホーニング処理から選ばれる少なくと
も1種の前処理を施す。これにより、表示部形成箇所に
対するインクジェット用インクの付着性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タを用いたゴルフボールの表示部の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
ボールの表面には、商標などのマークや番号等を表示し
た表示部が形成されている。この表示部は、従来、転写
印刷法によって作成されている。転写印刷法は、転写紙
上に印刷した転写箔を加熱加圧によって表示部形成箇所
に転写する方法である。
【0003】転写印刷法による表示部の形成では、通
常、ディンプル形成後に転写箔をカバーに転写してい
る。したがって、表示部形成時にカバーが加熱加圧され
るため、ディンプルがダメージを受けて変形し、ゴルフ
ボールの飛び性能に影響を与えることがある。
【0004】また、転写印刷法による表示部の形成で
は、転写紙に同一のマークや番号を多数印刷し、このマ
ークや番号を連続的にゴルフボールに転写している。し
たがって、この方法は、多数のゴルフボールに同一の表
示部を効率的に印刷する方法としては優れているが、少
数単位のボール毎に異なる表示部、例えばオウンネーム
を印刷する方法としては適していない。
【0005】これに対し、ディンプルを加熱加圧するこ
となくゴルフボールに表示部を形成することができ、し
かも少数単位のボール毎に異なる表示部を形成すること
が容易な方法として、インクジェットプリンタを用いた
ゴルフボールへの印字方法が提案されている(特開平2
−128774号)。該公報記載の方法は、インクジェ
ットプリンタにより製品ゴルフボールの表面に油性イン
ク又は水性インクで印字した後、印字の上に水性クリア
塗料又は油性クリア塗料の保護塗膜を形成するものであ
る。
【0006】しかし、特開平2−128774号に記載
されたゴルフボールへの印字方法は、主に製品ゴルフボ
ールにオウンネームを印字することを目的としており、
アイオノマー樹脂やバラタからなる平滑な表面にインク
ジェットプリンタを用いて印字するものであるため、こ
の方法で印字を行おうとしても、実際にはインクが製品
ゴルフボールの表面にうまく付着しないことが多く、表
示部をきれいに形成することが困難であった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、インクジェットプリンタによってゴルフボールに表
示部をきれいに形成することが可能なゴルフボールの表
示部形成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
前記目的を達成するために、インクジェットプリンタで
ゴルフボールに表示部を形成する際に適した表示部形成
箇所の前処理方法についての検討を行った。その結果、
プラズマ処理、コロナ放電処理、紫外線照射処理、塩素
処理、プライマー塗布処理、シランカップリング剤塗布
処理及びホーニング処理から選ばれる少なくとも1種の
前処理を施した場合、表示部形成箇所に対するインクジ
ェット用インクの付着性が向上し、インクジェットプリ
ンタによって表示部をきれいに形成できることを知見
し、本発明をなすに至った。
【0009】したがって、本発明は、ゴルフボール又は
その構成部分の表示部形成箇所に、プラズマ処理、コロ
ナ放電処理、紫外線照射処理、塩素処理、プライマー塗
布処理、シランカップリング剤塗布処理及びホーニング
処理から選ばれる少なくとも1種の前処理を施し、次い
でインクジェットプリンタにより前記表示部形成箇所に
表示部を形成することを特徴とするゴルフボールの表示
部形成方法を提供する。
【0010】以下、本発明につきさらに詳しく説明す
る。まず、前処理を施す面(被処理面)について説明す
る。被処理面 被処理面は、ゴルフボール又はその構成部分の表面であ
って、表示部形成箇所を有する面である。具体的には、
ツーピースボールの場合には、芯球の表面、カバーの表
面、外層の保護塗膜の表面であり、糸巻きボールの場合
には、カバーの表面、外層の保護塗膜の表面であり、ワ
ンピースボールの場合には、芯球の表面、外層の保護塗
膜の表面である。また、カバーや保護塗膜が多層構造で
ある場合、最外層より内側のカバー層や保護塗膜層の表
面が被処理面となることもある。
【0011】前記芯球としては、例えば、ポリブタジエ
ンゴム等の基材ゴムを有機過酸化物及び共架橋剤を用い
て加硫、成形したものなどが挙げられる。カバーとして
は、例えば、アイオノマー樹脂、バラタ、ポリウレタ
ン、ポリエステル等からなるものが挙げられる。外層の
保護塗膜としては、例えば、ポリウレタン塗膜等が挙げ
られる。
【0012】前処理は、被処理面全体に施してもよく、
表示部形成箇所のみに施してもよい。なお、圧縮成形に
よって芯球にカバーを被覆する場合、成形前のカバーの
表面に予め前処理を施しておいてもよい。
【0013】次に、各前処理の内容について説明する。プラズマ処理 本発明において、プラズマ処理とは、被処理面をプラズ
マに接触させて被処理面を改質し、表示部形成箇所に対
するインクジェット用インクの付着性を高めることをい
う。被処理面を接触させるプラズマの種類に特に限定は
ないが、好適には下記、に示すものが挙げられる。
【0014】非プラズマ重合性ガスの低温プラズマ このプラズマは、低温、低圧のもとで、非プラズマ重合
性ガスに電界を印加することによって発生させることが
できる。非プラズマ重合性ガスとは、プラズマ発生状態
下で高分子量の重合膜を形成しない無機又は有機性ガス
であり、例えば、アルゴン、ヘリウム、ネオン等の不活
性ガス、塩素、塩化水素、臭素、シアン化臭素、臭化ス
ズ等のハロゲン又はハロゲン化合物のガス、硫黄、二酸
化硫黄、硫化水素等の硫黄又は硫黄化合物のガス、酸
素、窒素、アンモニア、一酸化炭素、二酸化炭素、水
素、あるいはこれらの混合ガスなどを挙げることができ
る。
【0015】これらの中で特に好ましいのは、酸素ガ
ス、酸素ガスと他の非プラズマ重合性との混合ガス、ア
ルゴンガス、アルゴンガスと他の非プラズマ重合性との
混合ガスであり、これらのガスの低温プラズマを用いる
ことにより、表示部形成箇所に対するインクジェット用
インクの付着性を大きく向上させることができる。
【0016】大気圧プラズマ このプラズマは、大気圧近傍において、大気圧近傍で放
電し得るガスに電界を印加することによって発生させる
ことができる。使用し得るガスとしては、大気圧で放電
しやすいガス、具体的には、アルゴン、ヘリウム、ネオ
ン等の不活性ガス、窒素、酸素等の非重合性ガス、有機
物のガスなどの1種又は2種以上の混合ガスを用いるこ
とができるが、特にヘリウム、ネオンが好ましい。この
場合、インク付着性を向上させるために有効なガス、例
えば酸素、窒素、アンモニア、一酸化炭素、二酸化炭
素、水素や、CF4、塩素、塩化水素、臭素、臭化水
素、シアン化臭素、臭化スズ等のハロゲン又はハロゲン
化合物のガス、硫黄、二酸化硫黄、硫化水素等の硫黄又
は硫黄化合物のガスなどを用いることができるが、大気
圧プラズマを安定的に得るためには、これらのガスを前
記不活性ガス等の大気圧で放電しやすいガスで希釈する
ことが好ましい。
【0017】プラズマ処理に用いる装置としては、任意
の構成のものを用いることができ、例えば、容器内にプ
ラズマを発生させ、この容器内で被処理面をプラズマに
接触させるよう構成したものなどを用いることができ
る。
【0018】プラズマ処理が特に有効な被処理面として
は、ポリブタジエンゴムを主成分とする芯球表面、アイ
オノマー樹脂、バラタ、ポリウレタン又はポリエステル
からなるカバー表面、ポリウレタンからなる保護塗膜表
面が挙げられ、これらの被処理面にプラズマ処理を行う
ことにより、表示部形成箇所に対するインクジェット用
インクの付着性を大きく高めることができる。
【0019】コロナ放電処理 コロナ放電は、気体中の放電の一形式である。すなわ
ち、電極に高電圧を与えると、火花放電が起こる前に電
極の先端で弱く発光する放電が起こる。これがコロナ放
電である。本発明において、コロナ放電処理とは、被処
理面をかかるコロナ放電に接触させて被処理面を改質
し、表示部形成箇所に対するインクジェット用インクの
付着性を高めることをいう。
【0020】コロナ放電処理に用いる装置としては、任
意の構成のものを用いることができ、例えば、一対の電
極間でコロナ放電を発生させ、このコロナ放電に被処理
面を接触させるようにしたものなどを用いることができ
る。
【0021】コロナ放電処理が特に有効な被処理面とし
ては、ポリブタジエンゴムを主成分とする芯球表面、ア
イオノマー樹脂、バラタ、ポリウレタン又はポリエステ
ルからなるカバー表面、ポリウレタンからなる保護塗膜
表面が挙げられ、これらの被処理面にコロナ放電処理を
行うことにより、表示部形成箇所に対するインクジェッ
ト用インクの付着性を大きく高めることができる。
【0022】紫外線照射処理 本発明において、紫外線照射処理とは、被処理面に紫外
線を照射して被処理面を改質し、表示部形成箇所に対す
るインクジェット用インクの付着性を高めることをい
う。この場合、紫外線としては、波長範囲が1〜400
nm、特に200〜400nmのものを好適に使用する
ことができる。また、紫外線の照射条件、例えば照射時
間、照射量等は、被処理面の種類、インクの種類等に応
じて適宜決定することができる。
【0023】紫外線照射処理に用いる装置としては、任
意の構成のものを用いることができ、例えば、低圧水銀
ランプを光源として被処理面に紫外線を照射する構成の
ものなどを用いることができる。
【0024】紫外線照射処理が特に有効な被処理面とし
ては、ポリブタジエンゴムを主成分とする芯球表面、ア
イオノマー樹脂、バラタ、ポリウレタン又はポリエステ
ルからなるカバー表面、ポリウレタンからなる保護塗膜
表面が挙げられ、これらの被処理面に紫外線照射処理を
行うことにより、表示部形成箇所に対するインクジェッ
ト用インクの付着性を大きく高めることができる。
【0025】塩素処理 本発明において、塩素処理とは、被処理面に塩素又は塩
素化合物を作用させて被処理面を改質し、表示部形成箇
所に対するインクジェット用インクの付着性を高めるこ
とをいう。具体的には、塩素又は塩素化合物を含む水溶
液を被処理面に接触させる方法、塩素又は塩素化合物の
ガスを被処理面に接触させる方法等によって塩素処理を
行うことができる。
【0026】特に好ましいのは、遊離塩素を含む水溶
液、例えば塩素水、次亜塩素酸塩含有水に被処理面を浸
漬する方法である。この場合の処理条件、例えば水溶液
中の遊離塩素濃度、浸漬時間、処理温度等は、被処理面
の種類、インクの種類等に応じて適宜決定することがで
きる。
【0027】塩素処理が特に有効な被処理面としては、
ポリブタジエンゴムを主成分とする芯球表面、アイオノ
マー樹脂、バラタ、ポリウレタン又はポリエステルから
なるカバー表面、ポリウレタンからなる保護塗膜表面が
挙げられ、これらの被処理面に塩素処理を行うことによ
り、表示部形成箇所に対するインクジェット用インクの
付着性を大きく高めることができる。
【0028】プライマー塗布処理 本発明において、プライマー塗布処理とは、被処理面に
プライマーを塗布し、表示部形成箇所に対するインクジ
ェット用インクの付着性を高めることをいう。プライマ
ーの種類は、被処理面やインクの種類に応じて選択され
るものであり、例えば、エッチングプライマー、ジンク
クロメートプライマー、鉛丹プライマー、ジンクダスト
プライマー、アルミニウムプライマー、オイルプライマ
ー、ラッカープライマー、合成樹脂プライマー、水溶性
プライマー等から選択することができる。ここで、合成
樹脂プライマーとしては、例えば、フタル酸プライマ
ー、アミノアルキドプライマー、ビニルプライマー、フ
ェノールプライマー、エポキシプライマー、塩化ゴムプ
ライマー、ウレタンプライマー、アクリルプライマー等
が挙げられる。プライマーとして特に好ましいのは、エ
ポキシプライマー、ウレタンプライマー、アクリルプラ
イマーである。
【0029】プライマー塗布処理が特に有効な被処理面
としては、ポリブタジエンゴムを主成分とする芯球表
面、アイオノマー樹脂、バラタ、ポリウレタン又はポリ
エステルからなるカバー表面、ポリウレタンからなる保
護塗膜表面が挙げられ、これらの被処理面にプライマー
塗布処理を行うことにより、表示部形成箇所に対するイ
ンクジェット用インクの付着性を大きく高めることがで
きる。
【0030】シランカップリング剤塗布処理 本発明において、シランカップリング剤塗布処理とは、
被処理面にシランカップリング剤を塗布し、表示部形成
箇所に対するインクジェット用インクの付着性を高める
ことをいう。
【0031】シランカップリング剤の種類は、被処理面
及びインクの種類に応じて選択されるものであり、例え
ば、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、トリス−(2−メトキ
シエトキシ)ビニルシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−(メタクリロキシプロピル)
トリメトキシシラン、γ−(2−アミノメチル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等から
選択することができる。
【0032】シランカップリング剤塗布処理が特に有効
な被処理面としては、ポリブタジエンゴムを主成分とす
る芯球表面、アイオノマー樹脂、バラタ、ポリウレタン
又はポリエステルからなるカバー表面、ポリウレタンか
らなる保護塗膜表面が挙げられ、これらの被処理面にシ
ランカップリング剤塗布処理を行うことにより、表示部
形成箇所に対するインクジェット用インクの付着性を大
きく高めることができる。
【0033】ホーニング処理 本発明において、ホーニング処理とは、研磨材によって
被処理面を研磨して改質し、表示部形成箇所に対するイ
ンクジェット用インクの付着性を高めることをいう。ホ
ーニング処理に用いる研磨材としては、固体状のもので
もよく、粒体状のものでもよく、例えば、アルミナ、酸
化ケイ素、Fe23等から選択することができる。
【0034】ホーニング処理が特に有効な被処理面とし
ては、ポリブタジエンゴムを主成分とする芯球表面、ア
イオノマー樹脂、バラタ、ポリウレタン又はポリエステ
ルからなるカバー表面、ポリウレタンからなる保護塗膜
表面が挙げられ、これらの被処理面にホーニング処理を
行うことにより、表示部形成箇所に対するインクジェッ
ト用インクの付着性を大きく高めることができる。
【0035】最後に、インクジェットプリンタ、インク
ジェット用インク、表示部について説明する。インクジェットプリンタ インクジェットプリンタとしては、コンティニュアス型
(荷電制御方式、連続噴射型)、オンデマンド型(圧力
パルス方式)、Intermittent型(電界制御方式、間欠噴
射型)、Ink Mist型のいずれの型のものでも使用するこ
とができる。この場合、コンティニュアス型ではSweet
方式、Hert方式、オンデマンド型ではパルスジェット方
式(Silonics方式、Gould方式、Stemme方式)、ドライ
ジェット方式(スパークジェット方式)、バブルジェッ
ト方式、ホットメルト方式、、Intermittent型ではWins
ton方式(オンオフ制御方式、電界吸引方式)、Ink Mis
t型ではミスト方式、スプレージェット方式といったい
ずれの方式のものでも用いることができる。これらの中
では、メンテナンス性、カラー印刷の良好性の点でオン
デマンド型が好ましい。オンデマンド型では、インクの
制約の少ない点ではパルスジェット方式が望ましく、イ
ンクの隠蔽力や色のにじみが少ない点ではホットメルト
方式が望ましい。
【0036】インクジェット用インク インクとしては、水性インク、油性インク、固形のホッ
トメルトタイプのいずれでも使用することができるが、
隠蔽力、耐久性、塗着性の点では油性インクが好まし
く、色にじみや隠蔽力の点ではホットメルトタイプのも
のが好ましい。
【0037】表示部 表示部の内容は任意に選択することができる。すなわ
ち、本発明方法によれば、商標等のマーク、数字、オウ
ンネーム、模様等の任意の内容の表示部を形成すること
ができる。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に示す
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0039】実施例1 ツーピースボールのカバーとして使用されるアイオノマ
ー樹脂のシートに前処理としてそれぞれプラズマ処理、
紫外線照射処理、エポキシプライマーによるプライマー
塗布処理を行った後、該シートの表面にオンデマンド型
のインクジェットプリンタを用いて水性インクにより印
字を行った。また、比較のため、同じシートに前処理を
施すことなく同様に印字を行った。さらに、同じシート
にクリア塗装を施し、このクリア塗装の表面に前処理を
施すことなく同様に印字を行った。
【0040】その結果、前処理としてプラズマ処理、紫
外線照射処理又はプライマー塗布処理を施したシートの
表面には、インクが良好に付着し、きれいに印字され
た。これに対し、シート表面及びクリア塗装表面に前処
理を施すことなく印字を行った場合は、インクがはじか
れ、きれいに印字されなかった。
【0041】実施例2 ツーピースボール用のカバーとして使用されるアイオノ
マー樹脂のシートに前処理としてプライマー塗布処理を
行った後、該シートの表面にコンティニュアス型のイン
クジェットプリンタを用いて油性インクにより印字を行
った。また、比較のため、同じシートに前処理を施すこ
となく同様に印字を行った。さらに、同じシートにクリ
ア塗装を施し、このクリア塗装の表面に前処理を施すこ
となく同様に印字を行った。
【0042】その結果、前処理としてプライマー塗布処
理を施したシートの表面には、インクが良好に付着し、
きれいに印字された。これに対し、シート表面及びクリ
ア塗装表面に前処理を施すことなく印字を行った場合
は、インクが十分には付着せず、印字のきれいさが劣っ
ていた。
【0043】
【発明の効果】本発明のゴルフボールの表示部形成方法
によれば、ゴルフボール又はその構成部分の表示部形成
箇所に特定の前処理を施すことにより、表示部形成箇所
に対するインクジェット用インクの付着性が向上し、そ
のためインクジェットプリンタによってゴルフボールに
表示部をきれいに形成することができる。
【0044】この場合、インクジェットプリンタによれ
ば、非接触かつ常温で表示部を形成できるため、ディン
プルを変形させてゴルフボールの飛び性能に影響を与え
ることがない。また、インクジェットプリンタによれ
ば、コンピュータによって表示部の内容の作成、変更を
簡単に行うことができるため、少数単位のボール毎に異
なる表示部を形成することが容易である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフボール又はその構成部分の表示部
    形成箇所に、プラズマ処理、コロナ放電処理、紫外線照
    射処理、塩素処理、プライマー塗布処理、シランカップ
    リング剤塗布処理及びホーニング処理から選ばれる少な
    くとも1種の前処理を施し、次いでインクジェットプリ
    ンタにより前記表示部形成箇所に表示部を形成すること
    を特徴とするゴルフボールの表示部形成方法。
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