JPH08323178A - 流体輸送・攪拌装置 - Google Patents
流体輸送・攪拌装置Info
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- JPH08323178A JPH08323178A JP13130895A JP13130895A JPH08323178A JP H08323178 A JPH08323178 A JP H08323178A JP 13130895 A JP13130895 A JP 13130895A JP 13130895 A JP13130895 A JP 13130895A JP H08323178 A JPH08323178 A JP H08323178A
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Landscapes
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小出力の駆動源で大量の流体をゆっくり輸送
・攪拌することが可能であり、特に固形物混在液体を対
象とした場合にも、固形物に損傷を与える懸念のない流
体輸送・攪拌装置を提供せんとするものである。 【構成】 回転駆動手段(9)と、前記回転駆動手段
(9)の回転中心から外方へ向かって延びた管体であっ
てその外方端に排出口を設け且つこの排出口より回転中
心側に吸入路を設けて構成した遠心力発生部(2)とを
有し、前記遠心力発生部(2)を流体が満たされた槽内
に位置づけてなる流体輸送・攪拌装置。
・攪拌することが可能であり、特に固形物混在液体を対
象とした場合にも、固形物に損傷を与える懸念のない流
体輸送・攪拌装置を提供せんとするものである。 【構成】 回転駆動手段(9)と、前記回転駆動手段
(9)の回転中心から外方へ向かって延びた管体であっ
てその外方端に排出口を設け且つこの排出口より回転中
心側に吸入路を設けて構成した遠心力発生部(2)とを
有し、前記遠心力発生部(2)を流体が満たされた槽内
に位置づけてなる流体輸送・攪拌装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体、気体、固形物混
在液体等の各種流体を小さな駆動力で大量に輸送したり
攪拌できる装置に関し、特に流体中に固形物が含まれる
固形物混在液体の場合には、この固形物に損傷を与える
ことなく輸送・攪拌できる装置に関する。
在液体等の各種流体を小さな駆動力で大量に輸送したり
攪拌できる装置に関し、特に流体中に固形物が含まれる
固形物混在液体の場合には、この固形物に損傷を与える
ことなく輸送・攪拌できる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体を輸送したり攪拌する装置として
は、ポンプや攪拌プロペラが知られている。ポンプはそ
の構造によって、往復ポンプ、回転ポンプ、うず巻きポ
ンプ、プロペラポンプ、空気揚水ポンプ、ジェットポン
プ等がある。
は、ポンプや攪拌プロペラが知られている。ポンプはそ
の構造によって、往復ポンプ、回転ポンプ、うず巻きポ
ンプ、プロペラポンプ、空気揚水ポンプ、ジェットポン
プ等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらポンプは輸送圧
力は大きいものの流体の輸送量を増やすためには駆動源
の大幅なパワーアップが必要となり、小出力の駆動源を
用いて大量の流体をゆっくり輸送する用途には適さな
い。またこれらポンプはその構造が複雑であるうえに、
その多くは流路の途中部に回転翼やギヤ等の複雑な機構
部品が存在するため、流体が固形物混在液体である場合
には、固形物が損傷を受けたり、固形物が機構部品に噛
み込んでポンプ自体が作動しなくなる懸念もある。一
方、攪拌装置としては攪拌プロペラが最も一般的である
が、攪拌プロペラも、液中の固形物に損傷を与える懸念
があることから、固形物混在液体の攪拌には適用しがた
い。プロペラの周囲に固形物の接近を阻むネット等を取
りつける方法も考慮されるが、この方法は攪拌力の低下
を招き好ましくない。
力は大きいものの流体の輸送量を増やすためには駆動源
の大幅なパワーアップが必要となり、小出力の駆動源を
用いて大量の流体をゆっくり輸送する用途には適さな
い。またこれらポンプはその構造が複雑であるうえに、
その多くは流路の途中部に回転翼やギヤ等の複雑な機構
部品が存在するため、流体が固形物混在液体である場合
には、固形物が損傷を受けたり、固形物が機構部品に噛
み込んでポンプ自体が作動しなくなる懸念もある。一
方、攪拌装置としては攪拌プロペラが最も一般的である
が、攪拌プロペラも、液中の固形物に損傷を与える懸念
があることから、固形物混在液体の攪拌には適用しがた
い。プロペラの周囲に固形物の接近を阻むネット等を取
りつける方法も考慮されるが、この方法は攪拌力の低下
を招き好ましくない。
【0004】本発明はかかる現況に鑑みてなされたもの
であり、小出力の駆動源で大量の流体をゆっくり輸送・
攪拌することが可能であり、特に固形物混在液体を対象
とした場合にも、固形物に損傷を与える懸念のない流体
輸送・攪拌装置を提供せんとするものである。
であり、小出力の駆動源で大量の流体をゆっくり輸送・
攪拌することが可能であり、特に固形物混在液体を対象
とした場合にも、固形物に損傷を与える懸念のない流体
輸送・攪拌装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は次の構成を有する。即ち、回転駆動手段と、前記回
転駆動手段の回転中心から外方へ向かって延びた管体で
あってその外方端に排出口を設け且つこの排出口より回
転中心側に吸入路を設けて構成した遠心力発生部とを有
し、前記遠心力発生部を流体が満たされた槽内に位置づ
けたことを特徴としている。
明は次の構成を有する。即ち、回転駆動手段と、前記回
転駆動手段の回転中心から外方へ向かって延びた管体で
あってその外方端に排出口を設け且つこの排出口より回
転中心側に吸入路を設けて構成した遠心力発生部とを有
し、前記遠心力発生部を流体が満たされた槽内に位置づ
けたことを特徴としている。
【0006】流体の輸送・攪拌は少なくとも遠心力発生
部が存在すれば可能となるが、より現実的な装置として
は請求項2記載のように流体を遠心力発生部の吸入路に
まで案内する流体案内管をその管軸を回転駆動手段の回
転軸に一致させて遠心力発生部に連設することが好まし
い。
部が存在すれば可能となるが、より現実的な装置として
は請求項2記載のように流体を遠心力発生部の吸入路に
まで案内する流体案内管をその管軸を回転駆動手段の回
転軸に一致させて遠心力発生部に連設することが好まし
い。
【0007】遠心力発生部を構成する管体と流体案内管
とは請求項3記載のように単一の管体から構成して両方
を一体的に回転させる場合と、請求項4記載のように遠
心力発生部を構成する管体を流体案内管に回転自在に連
結し、遠心力発生部のみを回転させる場合とがある。
とは請求項3記載のように単一の管体から構成して両方
を一体的に回転させる場合と、請求項4記載のように遠
心力発生部を構成する管体を流体案内管に回転自在に連
結し、遠心力発生部のみを回転させる場合とがある。
【0008】また遠心力発生部の回転動作に伴う流体抵
抗の軽減をはかるために、請求項5記載のように、遠心
力発生部の最大回転半径に一致した半径を有しその周壁
に遠心力発生部に設けた排出口に連通する開口を設けた
中空円筒ケースを遠心力発生部に外装することも好まし
い。
抗の軽減をはかるために、請求項5記載のように、遠心
力発生部の最大回転半径に一致した半径を有しその周壁
に遠心力発生部に設けた排出口に連通する開口を設けた
中空円筒ケースを遠心力発生部に外装することも好まし
い。
【0009】
【作用】このような流体輸送・攪拌装置は、遠心力発生
部が回転することによって管内の流体に遠心力が作用
し、この結果、遠心力発生部に設けた排出口から流体が
排出され、他方、流体が排出されるのに対応して吸入路
を通じて流体が吸入される。流体の排出は排出口が回転
軸周りに回転しながら行われるから、流体の輸送と同時
に攪拌も行われることになる。遠心力発生部内に形成さ
れた流路には機構部は全く存在しないかあるいは存在し
ても回転力伝達用の軸杆のみであるから、大量の流体を
輸送することができる。そして固形物混在液体を対象と
した場合にも液中の固形物を破壊するおそれはない。遠
心力発生部の回転速度は比較的緩やかで且つその形状も
プロペラのような鋭利な部分が存在しないため遠心力発
生部の周囲に浮遊する固形物に対しても損傷を与えるこ
ともない。そして遠心力発生部の回転に要する駆動力は
小さなもので充分であるから回転駆動手段の小型化もは
かれる。
部が回転することによって管内の流体に遠心力が作用
し、この結果、遠心力発生部に設けた排出口から流体が
排出され、他方、流体が排出されるのに対応して吸入路
を通じて流体が吸入される。流体の排出は排出口が回転
軸周りに回転しながら行われるから、流体の輸送と同時
に攪拌も行われることになる。遠心力発生部内に形成さ
れた流路には機構部は全く存在しないかあるいは存在し
ても回転力伝達用の軸杆のみであるから、大量の流体を
輸送することができる。そして固形物混在液体を対象と
した場合にも液中の固形物を破壊するおそれはない。遠
心力発生部の回転速度は比較的緩やかで且つその形状も
プロペラのような鋭利な部分が存在しないため遠心力発
生部の周囲に浮遊する固形物に対しても損傷を与えるこ
ともない。そして遠心力発生部の回転に要する駆動力は
小さなもので充分であるから回転駆動手段の小型化もは
かれる。
【0010】遠心力発生部に流体案内管を連設したとき
には、槽内上層の流体は流体案内管を通じて遠心力発生
部に導入される。流体案内管の管軸は回転駆動手段の回
転軸に一致しているため流体案内管内では遠心力はほと
んど作用せず、流体案内管の回転が遠心力発生部による
流体の排出を阻害することはない。
には、槽内上層の流体は流体案内管を通じて遠心力発生
部に導入される。流体案内管の管軸は回転駆動手段の回
転軸に一致しているため流体案内管内では遠心力はほと
んど作用せず、流体案内管の回転が遠心力発生部による
流体の排出を阻害することはない。
【0011】遠心力発生部を構成する管体と流体案内管
とを単一の管体から構成した場合は、遠心力発生部と流
体案内管とは一体的に回転させる。遠心力発生部を流体
案内管に対して回転自在に連結した場合は、遠心力発生
部のみを回転させる。
とを単一の管体から構成した場合は、遠心力発生部と流
体案内管とは一体的に回転させる。遠心力発生部を流体
案内管に対して回転自在に連結した場合は、遠心力発生
部のみを回転させる。
【0012】遠心力発生部の最大回転半径に一致した半
径を有しその周壁に遠心力発生部を構成する管体の排出
口に連通する開口を設けた中空円筒ケースを、遠心力発
生部に外装して両部材を一体的に回転させるようにした
場合は、中空円筒ケースは回転対称形であるため回転に
伴う流体抵抗はほとんどなく、回転駆動手段の駆動力は
より小さくて済む。
径を有しその周壁に遠心力発生部を構成する管体の排出
口に連通する開口を設けた中空円筒ケースを、遠心力発
生部に外装して両部材を一体的に回転させるようにした
場合は、中空円筒ケースは回転対称形であるため回転に
伴う流体抵抗はほとんどなく、回転駆動手段の駆動力は
より小さくて済む。
【0013】
【実施例】次に本発明の詳細を図示した実施例に基づき
説明する。図1は本発明の一実施例を示す縦断面説明図
であり、図2は図1中のA−A断面図である。本実施例
は回転駆動手段9から回転力の伝達を受けた輸送管1を
液体50が満たされた槽4の内部に位置づけて構成され
る。槽底部には排液管5が接続され、他方、槽4の上方
には給液管6が設けられている。排液管5及び給液管6
の配置位置は他のものであってもよい。輸送管1はラッ
パ状に拡がった流体収集部7、直状の流体案内部3及び
湾曲形状の遠心力発生部2とから構成され、輸送管1の
軸心位置には回転軸となる軸杆8が貫設されている。軸
杆8の下端は湾曲形状の遠心力発生部2の管内壁に固着
され、他方、軸杆8の上端は増減速機構を介して電動モ
ータ等の回転駆動手段9に接続され、回転駆動手段9の
回転力が軸杆8を通じて輸送管1に伝達されるように構
成されている。
説明する。図1は本発明の一実施例を示す縦断面説明図
であり、図2は図1中のA−A断面図である。本実施例
は回転駆動手段9から回転力の伝達を受けた輸送管1を
液体50が満たされた槽4の内部に位置づけて構成され
る。槽底部には排液管5が接続され、他方、槽4の上方
には給液管6が設けられている。排液管5及び給液管6
の配置位置は他のものであってもよい。輸送管1はラッ
パ状に拡がった流体収集部7、直状の流体案内部3及び
湾曲形状の遠心力発生部2とから構成され、輸送管1の
軸心位置には回転軸となる軸杆8が貫設されている。軸
杆8の下端は湾曲形状の遠心力発生部2の管内壁に固着
され、他方、軸杆8の上端は増減速機構を介して電動モ
ータ等の回転駆動手段9に接続され、回転駆動手段9の
回転力が軸杆8を通じて輸送管1に伝達されるように構
成されている。
【0014】本装置の最大の特徴は、遠心力発生部2を
設けたことにある。遠心力発生部2は図3に示す如く回
転駆動手段9の回転中心から外方へ向かって延びた管体
であり、その外方端に排出口10が設けられ、他方、当
該遠心力発生部2の回転中心位置の周囲に吸入路11が
形成されている。吸入路11の形成位置は遠心力発生部
2を回転させたときに、遠心力の作用によって流体が吸
入路11から排出口10に向かって送り出される構造で
あればよく、その意味では吸入路11の形成位置は回転
中心である必要性はない。しかしながら吸入路11の回
転中心からの偏心は、吸入路11と排出口10との離間
距離を縮めて発生する遠心力の大きさを弱める結果をも
たらすから、特別な理由がない限り吸入路11の中心は
回転中心と一致させることが好ましいことはいうまでも
ない。本発明においては、このような遠心力発生部2が
流体中に位置づけられていることが重要なのであって、
流体案内部3や流体収集部7は設けない場合もある。
設けたことにある。遠心力発生部2は図3に示す如く回
転駆動手段9の回転中心から外方へ向かって延びた管体
であり、その外方端に排出口10が設けられ、他方、当
該遠心力発生部2の回転中心位置の周囲に吸入路11が
形成されている。吸入路11の形成位置は遠心力発生部
2を回転させたときに、遠心力の作用によって流体が吸
入路11から排出口10に向かって送り出される構造で
あればよく、その意味では吸入路11の形成位置は回転
中心である必要性はない。しかしながら吸入路11の回
転中心からの偏心は、吸入路11と排出口10との離間
距離を縮めて発生する遠心力の大きさを弱める結果をも
たらすから、特別な理由がない限り吸入路11の中心は
回転中心と一致させることが好ましいことはいうまでも
ない。本発明においては、このような遠心力発生部2が
流体中に位置づけられていることが重要なのであって、
流体案内部3や流体収集部7は設けない場合もある。
【0015】このような流体輸送・攪拌装置は、遠心力
発生部2を軸杆8を中心にして回転させると、遠心力発
生部2内の流体に遠心力が発生し、遠心力発生部2内の
流体が排出口10を通って管外へ送り出され、他方、吸
入路11から新たな流体が流入する。排出口10は図5
に示すように360°回転するから、排出口10からの
流体の送出は、流体の輸送効果と同時に槽内流体の攪拌
効果も発揮する。したがって本装置は、流体の輸送する
用途に用いることもできるし、また流体を攪拌する目的
で用いることもできる。また輸送と攪拌の両方を行う目
的で用いることもできる。
発生部2を軸杆8を中心にして回転させると、遠心力発
生部2内の流体に遠心力が発生し、遠心力発生部2内の
流体が排出口10を通って管外へ送り出され、他方、吸
入路11から新たな流体が流入する。排出口10は図5
に示すように360°回転するから、排出口10からの
流体の送出は、流体の輸送効果と同時に槽内流体の攪拌
効果も発揮する。したがって本装置は、流体の輸送する
用途に用いることもできるし、また流体を攪拌する目的
で用いることもできる。また輸送と攪拌の両方を行う目
的で用いることもできる。
【0016】流体は輸送管1内を通過して排出口10か
ら管外に送出されるが、管内には軸杆8が存在するのみ
でその通過断面積は大きいから大量の流体を輸送・攪拌
することができる。しかも回転駆動手段9には輸送管1
を回転させる駆動力が要求されるだけであるから回転駆
動手段9も小出力のもので充分間に合い、消費電力も少
ない。また構造も単純であるから故障が少なく製造コス
トも安価である。
ら管外に送出されるが、管内には軸杆8が存在するのみ
でその通過断面積は大きいから大量の流体を輸送・攪拌
することができる。しかも回転駆動手段9には輸送管1
を回転させる駆動力が要求されるだけであるから回転駆
動手段9も小出力のもので充分間に合い、消費電力も少
ない。また構造も単純であるから故障が少なく製造コス
トも安価である。
【0017】本発明装置が対象とする流体は、液体、気
体、あるいは小さな固形物を多数混在させた固形物混在
液体等である。特に固形物混在液体を対象とした場合、
上記効果に加えて固形物への損傷回避効果が加わる。図
4は、槽内に固形物混在液体51を満たした場合を示し
ている。このような例に該当するものとしては、バイオ
リアクターが挙げられる。バイオリアクターでは微生物
を担持させた微生物固定化用担体(以下、単に担体と称
す)を被処理液と一緒に反応槽内に収容し、この反応槽
内で担体が浮遊状態となっている被処理液を攪拌流動さ
せることにより、担体と被処理液との接触頻度を増し、
これによって生分解作用の促進と槽内被処理液の均質化
をはかる必要がある。図4の構成をバイオリアクターに
適用した場合、固形物混在液体51としては被処理液5
1aにセルロース等の担体51bを浮遊させたものが対
象となる。このような固形物混在液体51では、担体5
1bを傷つけることなく槽内全体に循環させることが重
要であるが、本装置は固形物混在液体51の通過路とな
る輸送管1の内部には、軸杆8が存在するのみで、従来
ポンプのように回転翼やギヤ等の複雑な機構部品は存在
しないため、担体51bが傷つけられることはない。
体、あるいは小さな固形物を多数混在させた固形物混在
液体等である。特に固形物混在液体を対象とした場合、
上記効果に加えて固形物への損傷回避効果が加わる。図
4は、槽内に固形物混在液体51を満たした場合を示し
ている。このような例に該当するものとしては、バイオ
リアクターが挙げられる。バイオリアクターでは微生物
を担持させた微生物固定化用担体(以下、単に担体と称
す)を被処理液と一緒に反応槽内に収容し、この反応槽
内で担体が浮遊状態となっている被処理液を攪拌流動さ
せることにより、担体と被処理液との接触頻度を増し、
これによって生分解作用の促進と槽内被処理液の均質化
をはかる必要がある。図4の構成をバイオリアクターに
適用した場合、固形物混在液体51としては被処理液5
1aにセルロース等の担体51bを浮遊させたものが対
象となる。このような固形物混在液体51では、担体5
1bを傷つけることなく槽内全体に循環させることが重
要であるが、本装置は固形物混在液体51の通過路とな
る輸送管1の内部には、軸杆8が存在するのみで、従来
ポンプのように回転翼やギヤ等の複雑な機構部品は存在
しないため、担体51bが傷つけられることはない。
【0018】以下、本発明の変形例について述べる。遠
心力発生部2としては例えば図6(a)に示すように急
角度に屈曲したものや、あるいは図6(b)に示すよう
に傾斜状の直管を用いることもできる。また図7に示す
ように、遠心力発生部を二股状に分岐して二つの排出口
10,10を設けてもよい。尚、図示しないが排出口の
数を更に多くしてもよい。
心力発生部2としては例えば図6(a)に示すように急
角度に屈曲したものや、あるいは図6(b)に示すよう
に傾斜状の直管を用いることもできる。また図7に示す
ように、遠心力発生部を二股状に分岐して二つの排出口
10,10を設けてもよい。尚、図示しないが排出口の
数を更に多くしてもよい。
【0019】遠心力発生部2の回転に際して遠心力発生
部2に作用する流体抵抗の軽減をはかるには図8及び図
9で示す構造が効果的である。これは遠心力発生部2の
最大回転半径に一致した半径を有する中空円筒ケース1
2を遠心力発生部2に外装し、遠心力発生部2の排出口
10をこの中空円筒ケース12の周壁に位置づけたもの
である。中空円筒ケース12は遠心力発生部2と一緒に
回転するが、中空円筒ケース12は回転対称形であるた
め回転に際して大きな流体抵抗は作用しない。したがっ
て回転駆動手段9はより小出力なものが使用できる。
部2に作用する流体抵抗の軽減をはかるには図8及び図
9で示す構造が効果的である。これは遠心力発生部2の
最大回転半径に一致した半径を有する中空円筒ケース1
2を遠心力発生部2に外装し、遠心力発生部2の排出口
10をこの中空円筒ケース12の周壁に位置づけたもの
である。中空円筒ケース12は遠心力発生部2と一緒に
回転するが、中空円筒ケース12は回転対称形であるた
め回転に際して大きな流体抵抗は作用しない。したがっ
て回転駆動手段9はより小出力なものが使用できる。
【0020】図10は回転駆動手段9を遠心力発生部2
の下方に配置した例であり、槽外に設置した回転駆動手
段9の回転駆動力を槽本体4の底壁を貫通する軸杆8a
を介して中空円筒ケース12の底壁に固定した例であ
る。この場合、輸送管1内部に軸杆を貫設する必要がな
くなるので、輸送管1内の流体の流通はより円滑とな
る。特に流体が固形物混在液体である場合においては、
この傾向は一層顕著である。
の下方に配置した例であり、槽外に設置した回転駆動手
段9の回転駆動力を槽本体4の底壁を貫通する軸杆8a
を介して中空円筒ケース12の底壁に固定した例であ
る。この場合、輸送管1内部に軸杆を貫設する必要がな
くなるので、輸送管1内の流体の流通はより円滑とな
る。特に流体が固形物混在液体である場合においては、
この傾向は一層顕著である。
【0021】以上述べた各実施例は流体収集部7、流体
案内部3及び遠心力発生部2の全てを一体的に回転させ
るものであったが、図11は遠心力発生部2dと流体案
内部3aとをベアリング等の軸受13を介して連結し、
遠心力発生部2dのみを回転させるようにした場合であ
る。このような構成とすれば回転駆動手段9はより小出
力なものでも使用できる。
案内部3及び遠心力発生部2の全てを一体的に回転させ
るものであったが、図11は遠心力発生部2dと流体案
内部3aとをベアリング等の軸受13を介して連結し、
遠心力発生部2dのみを回転させるようにした場合であ
る。このような構成とすれば回転駆動手段9はより小出
力なものでも使用できる。
【0022】輸送管1が軸杆8の長手方向に長い場合、
輸送管1の下端において横ブレが発生するおそれがあ
る。図12及び図13は横ブレを防止した実施例であ
る。図12は槽底壁にまで延長した軸杆8の端部を軸受
14を介して槽底壁に回転自在に支持した場合であり、
また図13は中空円筒ケース12を滑り軸受15を介し
て支持筒16によって外装支持した場合である。このよ
うに輸送管1の上部と下部の両方を規制することによ
り、回転時の横ブレを防ぐことができる。
輸送管1の下端において横ブレが発生するおそれがあ
る。図12及び図13は横ブレを防止した実施例であ
る。図12は槽底壁にまで延長した軸杆8の端部を軸受
14を介して槽底壁に回転自在に支持した場合であり、
また図13は中空円筒ケース12を滑り軸受15を介し
て支持筒16によって外装支持した場合である。このよ
うに輸送管1の上部と下部の両方を規制することによ
り、回転時の横ブレを防ぐことができる。
【0023】流体収集部7及び流体案内部3は回転させ
ないから図14に示すように流体案内部3bを屈曲させ
ることが可能であり、例えば槽内に設置される他の装置
類を避けて配管することも可能となる。
ないから図14に示すように流体案内部3bを屈曲させ
ることが可能であり、例えば槽内に設置される他の装置
類を避けて配管することも可能となる。
【0024】以上述べた実施例は、いずれも槽内上部か
ら槽内下部に向かって流体を輸送するものであったが、
本発明は槽内下部から槽内上部に流体を輸送する用途に
も適用できる。例えば図15に示すように遠心力発生部
を輸送管1’の上部に設けることとすれば槽内下部の流
体を槽内上部に吸い上げることが可能となる。このよう
な実施例は、例えばバイオリアクター等において被処理
液よりも高比重の担体を用いる場合に適用できる。
ら槽内下部に向かって流体を輸送するものであったが、
本発明は槽内下部から槽内上部に流体を輸送する用途に
も適用できる。例えば図15に示すように遠心力発生部
を輸送管1’の上部に設けることとすれば槽内下部の流
体を槽内上部に吸い上げることが可能となる。このよう
な実施例は、例えばバイオリアクター等において被処理
液よりも高比重の担体を用いる場合に適用できる。
【0025】上記各実施例は、同一槽内において流体を
高さ方向に輸送案内するものであったが、本発明は異な
る槽相互間における流体の輸送にも応用できる。図16
はこの一例であり、槽4aと槽4bとの間にわたって流
体案内部3cを設け、槽4b内に前記流体案内部3cに
連通する補助案内部3d及び軸受13を介して中空円筒
ケース12を外装した遠心力発生部2dを連設し、遠心
力発生部2d及び中空円筒ケース12を水平配置した回
転軸によって回転させる構成を採用した場合である。
高さ方向に輸送案内するものであったが、本発明は異な
る槽相互間における流体の輸送にも応用できる。図16
はこの一例であり、槽4aと槽4bとの間にわたって流
体案内部3cを設け、槽4b内に前記流体案内部3cに
連通する補助案内部3d及び軸受13を介して中空円筒
ケース12を外装した遠心力発生部2dを連設し、遠心
力発生部2d及び中空円筒ケース12を水平配置した回
転軸によって回転させる構成を採用した場合である。
【0026】
【発明の効果】本発明の流体輸送・攪拌装置は回転駆動
手段の回転中心から外方へ向かって延びた管体を回転さ
せたときに管体内部の流体に作用する遠心力を利用して
流体の輸送と攪拌を行うことにした。したがって構造が
簡単で故障も少ない流体輸送・攪拌装置が提供できる。
また遠心力発生部内に形成された流路には機構部品は全
く存在しないかあるいは存在しても回転力伝達用の軸杆
のみであるから、大量の流体を輸送することができる。
特に固形物混在液体を対象とした場合には固形物を破壊
したりする懸念もない。また遠心力発生部の外側に浮遊
する固形物に対しては、遠心力発生部の回転速度が比較
的緩やかで且つその形状もプロペラのような鋭利な部分
が存在しないため流体中に浮遊する固形物に損傷を与え
ることもない。しかも遠心力発生部を流体槽内で回転さ
せるのに要する駆動力は小さなもので充分であるから回
転駆動手段として小出力のものが使用できる。
手段の回転中心から外方へ向かって延びた管体を回転さ
せたときに管体内部の流体に作用する遠心力を利用して
流体の輸送と攪拌を行うことにした。したがって構造が
簡単で故障も少ない流体輸送・攪拌装置が提供できる。
また遠心力発生部内に形成された流路には機構部品は全
く存在しないかあるいは存在しても回転力伝達用の軸杆
のみであるから、大量の流体を輸送することができる。
特に固形物混在液体を対象とした場合には固形物を破壊
したりする懸念もない。また遠心力発生部の外側に浮遊
する固形物に対しては、遠心力発生部の回転速度が比較
的緩やかで且つその形状もプロペラのような鋭利な部分
が存在しないため流体中に浮遊する固形物に損傷を与え
ることもない。しかも遠心力発生部を流体槽内で回転さ
せるのに要する駆動力は小さなもので充分であるから回
転駆動手段として小出力のものが使用できる。
【0027】流体を遠心力発生部を構成する管体の吸入
路にまで案内する流体案内管を、その管軸を回転駆動手
段の回転軸に一致させて遠心力発生部を構成する管体に
連設したときには、流体案内管内では大きな遠心力は作
用しないため、遠心力発生部による流体の排出を阻害す
ることなく、槽内上層部の流体を遠心力発生部にまで案
内できる。
路にまで案内する流体案内管を、その管軸を回転駆動手
段の回転軸に一致させて遠心力発生部を構成する管体に
連設したときには、流体案内管内では大きな遠心力は作
用しないため、遠心力発生部による流体の排出を阻害す
ることなく、槽内上層部の流体を遠心力発生部にまで案
内できる。
【0028】遠心力発生部を流体案内部に回転自在に連
結し、遠心力発生部のみを回転させた場合は、回転駆動
手段に要求される駆動出力はより小さなもので充分とな
る。
結し、遠心力発生部のみを回転させた場合は、回転駆動
手段に要求される駆動出力はより小さなもので充分とな
る。
【0029】遠心力発生部の最大回転半径に一致した半
径を有しその周壁に遠心力発生部を構成する管体の排出
口に連通する開口を開設した中空円筒ケースを、遠心力
発生部と一体的に回転するように遠心力発生部に外装し
た場合は、回転に伴う流体抵抗が大幅に低下するため、
回転駆動手段の必要駆動力をより小さくできる。
径を有しその周壁に遠心力発生部を構成する管体の排出
口に連通する開口を開設した中空円筒ケースを、遠心力
発生部と一体的に回転するように遠心力発生部に外装し
た場合は、回転に伴う流体抵抗が大幅に低下するため、
回転駆動手段の必要駆動力をより小さくできる。
【図1】 本発明の流体輸送・攪拌装置の全体概要を示
す断面説明図
す断面説明図
【図2】 図1におけるA−A断面図
【図3】 遠心力発生部の構造を示す斜視図
【図4】 流体が固形物混在液体である場合の流体輸送
・攪拌装置の全体概要を示す断面説明図
・攪拌装置の全体概要を示す断面説明図
【図5】 遠心力発生部の回転する様子を示す説明図
【図6】 (a)(b)は遠心力発生部の他の形態を示
す斜視図
す斜視図
【図7】 遠心力発生部の他の形態を示す斜視図
【図8】 遠心力発生部の他の形態を示す斜視図
【図9】 図8で示した遠心力発生部を用いた流体輸送
・攪拌装置の全体概要を示す断面説明図
・攪拌装置の全体概要を示す断面説明図
【図10】 回転駆動手段の取付け態様の変形例を示す
断面説明図
断面説明図
【図11】 遠心力発生部を流体案内部に対して回転可
能にした変形例を示す断面説明図
能にした変形例を示す断面説明図
【図12】 輸送管の上部と下部の両方を規制して横ブ
レを防止した実施例を示す断面説明図
レを防止した実施例を示す断面説明図
【図13】 輸送管の上部と下部の両方を規制して横ブ
レを防止した実施例を示す断面説明図
レを防止した実施例を示す断面説明図
【図14】 流体案内部を屈曲させた変形例を示す断面
説明図
説明図
【図15】 槽内下部から上部へ向かって流体輸送を行
う実施例を示す断面説明図
う実施例を示す断面説明図
【図16】 二槽間で流体の輸送を行う実施例を示す断
面説明図
面説明図
1,1’輸送管 2,2a,2b,
2c 遠心力発生部 3,3a,3b,3c 流体案内部 4,4a,4b 槽 5 排液管 6 給液管 7 流体収集部 8 軸杆 9 回転駆動手段 10 排出口 11 吸入路 12 中空円筒ケース 13 軸受 14 軸受 15 滑り軸受 16 支持筒 50 流体 51 固形物混在液体 50a 被処理液 51b 担体
2c 遠心力発生部 3,3a,3b,3c 流体案内部 4,4a,4b 槽 5 排液管 6 給液管 7 流体収集部 8 軸杆 9 回転駆動手段 10 排出口 11 吸入路 12 中空円筒ケース 13 軸受 14 軸受 15 滑り軸受 16 支持筒 50 流体 51 固形物混在液体 50a 被処理液 51b 担体
Claims (5)
- 【請求項1】 回転駆動手段と、 前記回転駆動手段の回転中心から外方へ向かって延びた
管体であって、その外方端に排出口を設け且つこの排出
口より回転中心側に吸入路を設けて構成した遠心力発生
部と、 を有し、前記遠心力発生部を流体が満たされた槽内に位
置づけてなる流体輸送・攪拌装置。 - 【請求項2】 流体を遠心力発生部の吸入路にまで案内
する流体案内管を、その管軸を回転駆動手段の回転軸に
一致させて遠心力発生部を構成する管体に連設してなる
請求項1記載の流体輸送・攪拌装置。 - 【請求項3】 遠心力発生部を構成する管体と流体案内
管とを単一の管体から構成し、遠心力発生部と流体案内
管とを一体的に回転させてなる請求項2記載の流体輸送
・攪拌装置。 - 【請求項4】 遠心力発生部を構成する管体を流体案内
管に対して回転自在に連結し、固定設置した流体案内管
に対して遠心力発生部を回転させてなる請求項2記載の
流体輸送・攪拌装置。 - 【請求項5】 遠心力発生部の最大回転半径に一致した
半径を有しその周壁に遠心力発生部の排出口に連通する
開口を設けた中空円筒ケースを、遠心力発生部に外装し
てなる請求項1〜4のいずれか1項記載の流体輸送・攪
拌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13130895A JPH08323178A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 流体輸送・攪拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13130895A JPH08323178A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 流体輸送・攪拌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08323178A true JPH08323178A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15054929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13130895A Pending JPH08323178A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 流体輸送・攪拌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08323178A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7591709B2 (en) * | 2006-09-14 | 2009-09-22 | Hitachi Plant Technologies, Ltd. | Blasting device |
| WO2023132302A1 (ja) * | 2022-01-05 | 2023-07-13 | 関西化学機械製作株式会社 | 散液デバイスならびにそれを用いた散液装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52108370A (en) * | 1976-03-10 | 1977-09-10 | Tatsuya Arai | Apparatus of gassliquid contact reaction without gas compresser |
| JPH06262051A (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-20 | Yuuro Tec:Kk | 混合装置 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP13130895A patent/JPH08323178A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52108370A (en) * | 1976-03-10 | 1977-09-10 | Tatsuya Arai | Apparatus of gassliquid contact reaction without gas compresser |
| JPH06262051A (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-20 | Yuuro Tec:Kk | 混合装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7591709B2 (en) * | 2006-09-14 | 2009-09-22 | Hitachi Plant Technologies, Ltd. | Blasting device |
| WO2023132302A1 (ja) * | 2022-01-05 | 2023-07-13 | 関西化学機械製作株式会社 | 散液デバイスならびにそれを用いた散液装置 |
| JP2023100272A (ja) * | 2022-01-05 | 2023-07-18 | 関西化学機械製作株式会社 | 散液デバイスならびにそれを用いた散液装置 |
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