JPH08324178A - 磁気筆記具及び磁気的表示装置 - Google Patents

磁気筆記具及び磁気的表示装置

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JPH08324178A
JPH08324178A JP7158536A JP15853695A JPH08324178A JP H08324178 A JPH08324178 A JP H08324178A JP 7158536 A JP7158536 A JP 7158536A JP 15853695 A JP15853695 A JP 15853695A JP H08324178 A JPH08324178 A JP H08324178A
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JP7158536A
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Kyosuke Iimura
恭右 飯村
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TOKYO KOSAKUSHO KK
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TOKYO KOSAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細かく、シャープな輪郭を有する点、細か
く、シャープな線をもたらす磁気筆記具及び筆記手段
と、これを用いた磁気的表示装置の提供。 【構成】 光吸収性強磁性粉yと、光反射性非磁性微粉
y’とを懸濁状態に含んでいる油状液体Yを、非磁性基
板10と非磁性表示板20との間に備えて構成された表
示手段Cにおける非磁性表示板20面側に、前記光吸収
性強磁性粉yを吸引する手段として用いる磁気筆記具
A、及び筆記手段A’を、この磁気筆記具A及び筆記手
段A’に備えられる永久磁石30が、その磁極を、筆記
軸50の軸先側、及び該軸先側に対向する側とに位置づ
けるように備え、しかも、この軸先側にある磁極に対向
している側の磁極面30a、及び該磁極面30aに続く
該永久磁石の周側面30cの少なくとも一部とを強磁性
部材31で覆った構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】光反射性非磁性微粉と共に、油状
液体内に懸濁状に含まれている光吸収性強磁性粉を永久
磁石を備えている磁気筆記具などの筆記手段における磁
気作用によって吸引して表示し、且つ、この吸引された
光吸収性強磁性粉を、当該吸引側と反対の側に向けて吸
引することによって前記の表示を磁気的に消去できるよ
うにした表示装置に主として用いられる磁気筆記具、又
は当該表示手段に備えられる磁気的筆記手段であって、
この磁気筆記具又は磁気的筆記手段における軸先の改
良、就中、磁気を効果的に表示の手段として用いられる
光吸収性強磁性粉に対して作用できるようにした磁気筆
記具及び磁気的表示装置の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】光反射性非磁性微粉と、光吸収性強磁性
粉とを油状液体内に懸濁状に備えた液状体を、非磁性基
板と非磁性表示板との間に層状に配した表示手段を用
い、この表示手段における光吸収性強磁性粉を、永久磁
石を備えた筆記手段によって非磁性表示板の側に吸引す
ることで、文字などの模様の描出をなすと共に、この非
磁性表示板の側に描出された文字などの模様を、非磁性
基板の側から消去手段などとしての永久磁石によって吸
引消去するようにした磁気的なディスプレイ装置があっ
た。
【0003】この種の磁気的なディスプレイ装置にあっ
ては、インクなどの描出手段を表示板面に残すことによ
って文字などの描出をなす必要がなく、描出された文字
などの模様類の消去にあたって、逐一、当該文字などの
描出面である表示板面に対して、拭き洗い処理、擦拭処
理などの付着物除去処理を施す必要がなく、単に、非磁
性基板の側に永久磁石を添わせることのみで、表示板面
側に描出されている文字などの模様類の消去をなし得る
特長を有している。
【0004】又、この種の磁気的なディスプレイ装置に
あっては、筆記手段に備えられる永久磁石の吸着力によ
って、表示手段に備えられている光吸収性強磁性粉を、
非磁性表示板面側に吸引することのみによって、目的と
する文字などの模様類を当該非磁性表示板面に描き出す
ことが可能であり、この結果、文字などの模様類の描出
にあたって、当該非磁性表示板面に対して、筆記手段を
押しつけ、又はこすりつける必要がなく、描出操作が、
例えば、幼児童などにあっても筆圧無しに容易になし得
る特長を有している。
【0005】図9及び図10は、かかる磁気的なディス
プレイ装置に用いられる典型的な筆記手段K’を示すも
のであって、筆記軸100の軸先側に永久磁石110
を、取付け具120によって固定するように組付けたも
のである。
【0006】ここで用いられている永久磁石110は、
プラスチックマグネットを典型例とし、その取付け基部
側に、側方に張り出す取付け鍔111を備えていると共
に、これと反対の側を凸球面状の筆記面として構成し、
この凸球面110aと、前記鍔111の備えられている
側の面110bとを夫々磁極面とし、これを、図9に示
すように、凸球面110aが軸先となるように筆記軸1
00に対して、取付け具120によって装着、用いるよ
うにしてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の磁気的なディスプレイ手法にあっては、筆記手段K’
に用いられている永久磁石110が、当該永久磁石11
0のN−S極間に所定磁束密度のもとに通例生ずる磁気
を、そのまま利用する態様に構成してあり、当該永久磁
石110の磁気によって、光吸収性強磁性粉を、非磁性
表示板面側に吸引した場合、比較的大きな点状表示、な
いしは比較的幅広の線状表示となり、細かい線、又は細
かい点などの表示ができず、又、線の周縁、あるいは点
の周縁がクリアーな縁とならず、周縁がぼけた態様の
点、又は線として表示される不都合があった。又、特
に、この種の筆記手段K’にあっては、用いられる永久
磁石110が、通例、射出成形などの手法で成形されて
いることから、製品のバラつき、特に、成形寸法にバラ
つきを生じ易い難を有すると共に、更に、前記凸球面1
10aの側における直径方向の断面寸法が2.5mm×
2.5mm、3mm×3mmと比較的大きくなる不都合
を有していた。
【0008】又、表示手段としての非磁性表示板面に対
して、より強い線、点などを描出する目的のもとに、よ
り吸着力の強い永久磁石を筆記手段に備えさせるように
した場合、前記不都合、即ち、細かい点、細い線などの
微細な描出が更に困難となる不都合を有していた。
【0009】かかる点から、図11及び図12で示され
るように、磁気ディスプレイ手法に用いられる筆記手段
K’に備えられる永久磁石110を、極力小型化し、且
つ、この永久磁石110を、例えば希土類磁石などの磁
気量の多いものを用いて構成することが試みられてい
る。
【0010】この図11及び図12で示される従来の磁
気筆記手段K’としては、当該筆記手段K’における筆
記軸100の軸方向に磁極を備えた永久磁石110と
し、しかも、この永久磁石110を希土類磁石として構
成すると共に、この軸方向に揃えられた当該永久磁石1
10の軸先側にある軸断面を例えば1.2mm×1.2
mmの大きさのものとしたものがあった。
【0011】かかる構成よりなる永久磁石110を、一
方に張出し鍔131を備えた真鍮性の軸先具130にお
ける軸先側に設けた孔132に対して、一方の磁極面1
10aを先端側にして組込み止着すると共に、この永久
磁石110を備えた軸先具130を、取付け具120を
もって筆記軸100の軸先側に取付け用いる構成として
いた。
【0012】しかしながら、かかる筆記手段K’にあっ
ても、表示手段としての非磁性表示板の面に描出される
文字などの模様を構成する点、線類を細かくし、又は細
かくすることが難しく、比較的太目の線、又は大き面の
点として文字などが構成される不都合があった。
【0013】又、かかる筆記手段K’を用いた線、点な
どの描出手法にあっては、描出される点の周縁にボケ部
分を生じ、又、描出される線の側縁に沿ってボケ部分を
生ずるなどの不都合があり、シャープな輪郭を備えた点
あるいは線の描出には難があった。
【0014】本発明は、かかる従来の磁気ディスプレイ
手法、特に、磁気ディスプレイ手段に用いられる磁気的
筆記具及び筆記手段の改良に関するものであり、細か
く、且つシャープな輪郭を有する点、細かく、且つシャ
ープな線を夫々非磁性表示板面にもたらすようにした磁
気的筆記具及び筆記手段を、簡易な構成のものとし、し
かも比較的低廉な製作コストのもとに提供することを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は叙上の目的を達
成すべく、請求項1の発明に係る磁気筆記具Aを、筆記
軸50の先端側に永久磁石30を備えた磁気筆記具Aで
あって、この磁気筆記具Aにおける永久磁石30が、そ
の磁極を、筆記軸50の軸先側、及び該軸先側に対向す
る側とに位置づけるように備えられていると共に、この
軸先側にある磁極に対向している側の磁極面30a、及
び該磁極面30aに続く該永久磁石30の周側面30c
の少なくとも一部とが強磁性部材31で覆われている構
成としてある。
【0016】次いで、請求項2の発明に係る磁気筆記具
Aを、前記請求項1の発明に係る磁気筆記具Aにおい
て、光吸収性強磁性粉yと、光反射性非磁性微粉y’と
を懸濁状態に含んでいる油状液体Yを、非磁性基板10
と非磁性表示板20との間に備えて構成された表示手段
Cにおける非磁性表示板20面側に、前記光吸収性強磁
性粉yを吸引する手段として用いられる構成としてい
る。
【0017】更に、請求項3の発明に係る磁気的表示装
置を、光吸収性強磁性粉yと、光反射性非磁性微粉y’
とが懸濁状態に含まれている油状液体Yを、非磁性基板
10と、非磁性表示板20との間に備えた表示手段C
と、この表示手段Cにおける前記非磁性表示板20面側
に前記光吸収性強磁性粉yを吸引する永久磁石30を備
えた筆記手段A’と、前記表示手段Cにおける前記非磁
性基板10面側に前記光吸収性強磁性粉yを吸引する永
久磁石40を備えた消去手段Bとを有する磁気的表示装
置にあって、この磁気的表示装置に用いられる筆記手段
A’が、この筆記手段A’の先端部に備えられ、且つ、
該筆記手段A’における筆記軸50の軸先側と、これと
対向する側とに磁極を備えた永久磁石30と、前記軸先
側にある磁極に対向している磁極面30a及びこれに続
く該永久磁石30の周側面30cの少なくとも一部とを
覆った強磁性部材31とを備えた構成としてある。
【0018】
【作用】磁気筆記具Aが、筆記軸50の先端側に永久磁
石30を備えた磁気筆記具Aとしてあり、この磁気筆記
具Aにおける永久磁石30が、その磁極を、筆記軸50
の軸先側、及び該軸先側に対向する側とに位置づけるよ
うに備えられていると共に、この軸先側にある磁極に対
向している側の磁極面30a、及び該磁極面30aに続
く該永久磁石30の周側面30cの少なくとも一部とが
強磁性部材31で覆われている構成としてあることか
ら、磁気筆記具Aに備えられる永久磁石30の磁気は、
前記強磁性部材31を磁気路として、この強磁性部材3
1内に効果的に取り入れられることとなり、永久磁石3
0の磁極面30a、30b間にあって、周側面30cの
側方に飛び出す態様に漏れ磁場を構成する磁気を著しく
少なくすることができる。
【0019】更に、磁気筆記具Aが、光吸収性強磁性粉
yと、光反射性非磁性微粉y’とを懸濁状態に含んでい
る油状液体Yを、非磁性基板10と非磁性表示板20と
の間に備えて構成された表示手段Cにおける非磁性表示
板20面側に、前記光吸収性強磁性粉yを吸引する手段
として用いるようにしたことによって、この非磁性表示
板20面側に対して、光吸収性強磁性粉yを、比較的細
かくシャープな線状、又は、比較的小さくシャープな点
状に吸引することができる。
【0020】更に又、表示手段Cに備えられている光吸
収性強磁性粉yを非磁性表示板20面側に吸引する筆記
手段A’が、この筆記手段A’の端部に備えられ、且
つ、該筆記手段A’における筆記軸50の軸方向に磁極
を備えるように設けた永久磁石30を、この永久磁石3
0における軸先と反対の側にある磁極面30aと、この
磁極面30aに続く該永久磁石30の周側面30cの少
なくとも一部とを、強磁性部材31で覆った構成とする
ことによって、この筆記手段A’を構成する永久磁石3
0の磁気を、この永久磁石30の磁極面30aと、これ
に続く当該永久磁石30の周側面30cの少なくとも一
部を覆っている強磁性部材31に集束し、磁極面30a
から、磁極面30bに案内することによって、周側面3
0cから側方に飛び出すように生ずる磁力線を効果的に
減少させることができる。
【0021】又、磁気筆記具A、筆記手段A’を構成し
ている永久磁石30の磁気は、当該永久磁石30の磁極
面30aに備えられている強磁性部材31によって集束
されると共に、当該永久磁石30の周側面30cに沿っ
て備えられている強磁性部材31に案内され、この強磁
性部材31における磁極面30bの側にあって、磁束密
度の高い描出タッチ部分を構成している。
【0022】更に磁気筆記具A及び、筆記手段A’は、
その軸先側にある永久磁石30の磁極面30bを除いた
外面部分を、強磁性部材31によって覆うことによっ
て、この永久磁石30に備えられている磁気を、この永
久磁石30の周側面30cを覆っている強磁性部材31
における軸先側端31aに効果的に集束することが可能
であり、この軸先側端31aを表示手段Cの非磁性表示
板20の面に接することで、シャープな輪郭を備えた
点、線などの描き出しをなすことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る典型的な磁気筆記具の各
実施例について詳細に説明する。図1〜図3は第1実施
例に係る磁気筆記具A及び筆記手段A’を示すものであ
り、図1では、当該磁気筆記具A及び筆記手段A’の要
部を拡大した断面として、図2は、当該磁気筆記具A、
及び筆記手段A’の軸先に備えられる磁気筆記手段の要
部々品を、図3は、この磁気筆記具A及び筆記手段A’
を斜視の状態として示している。図4〜図6は第2実施
例に係る磁気筆記具A及び筆記手段A’を示すものであ
り、図4では当該磁気筆記具A及び筆記手段A’の要部
を拡大した断面として、図5は、当該磁気筆記具A及び
筆記手段A’の軸先に備えられる磁気筆記手段の要部々
品を、図6を、この磁気筆記具A及び筆記手段A’を斜
視の状態として示している。
【0024】ここにおいて、構成される磁気筆記具A
は、筆記軸50の先端側に永久磁石30を備えた磁気筆
記具Aとしてあり、しかも、この筆記具Aにおける永久
磁石30が、その磁極を、筆記軸50の軸先側、及び該
軸先側に対向する側とに位置づけるように備えられてい
ると共に、この軸先側にある磁極に対向している側の磁
極面30a、及び該磁極面30aに続く該永久磁石30
の周側面30cの少なくとも一部とが強磁性部材31で
覆われている構成としてある。
【0025】更に、ここにおいて構成される磁気筆記具
Aは、前記の磁気筆記具Aを、光吸収性強磁性粉yと、
光反射性非磁性微粉y’とを懸濁状態に含んでいる油状
液体Yを、非磁性基板10と非磁性表示板20との間に
備えて構成された表示手段Cにおける非磁性表示板20
面側に、前記光吸収性強磁性粉yを吸引する手段として
用いられる構成としている。
【0026】更に又、ここにおいて構成される磁気的表
示装置を、光吸収性強磁性粉yと、光反射性非磁性微粉
y’とが懸濁状態に含まれている油状液体Yを、非磁性
基板10と、非磁性表示板20との間に備えた表示手段
Cと、この表示手段Cにおける前記非磁性表示板20面
側に前記光吸収性強磁性粉yを吸引する永久磁石30を
備えた筆記手段A’と、前記表示手段Cにおける前記非
磁性基板10面側に前記光吸収性強磁性粉yを吸引する
永久磁石40を備えた消去手段Bとを有する磁気的表示
装置にあって、この磁気的表示装置に用いられる筆記手
段A’が、この筆記手段A’の先端部に備えられ、且
つ、該筆記手段A’における筆記軸50の軸先側と、こ
れと対向する側とに磁極を備えた永久磁石30と、前記
軸先側にある磁極に対向している磁極面30a及びこれ
に続く該永久磁石30の周側面30cの少なくとも一部
とを覆った強磁性部材31とを備えた構成としてある。
【0027】先ず、図1〜図3に示す第1実施例に係る
磁気筆記具A、及び追って説明する表示手段C、消去手
段Bなどと共に磁気的表示装置に用いられる筆記手段
A’とについて説明する。
【0028】ここで構成される磁気筆記具A及び筆記手
段A’は、一般的な筆記具と同様に握り易い形状の筆記
軸50と、この筆記軸50の先端に備えられる永久磁石
30を備えた強磁性部材31と、この強磁性部材31を
前記筆記軸50に取付ける取付け具60とによって構成
してある。
【0029】前記の強磁性部材31は、永久磁石30の
磁気を取り込むに適した形状に構成した透磁率の高い部
材、所謂、永久磁石に吸着される特性を備えた部材から
なり、例えば、軟鉄などの軟磁性材料などが典型的素材
として用いられる。
【0030】かかる強磁性部材31は、先端側に盲穴状
の凹部31bを備えた角柱状の構成としてあると共に、
これに対向した側に突き出し台部31dを設けてあり、
前記凹部31b内に永久磁石30を組み入れた構成とし
てある。尚、この永久磁石30の強磁性部材31に対す
る取付けは、この永久磁石30が、前記凹部31bから
抜け出さない状態に組付けられていれば良く、凹部31
bに対して緊密に嵌合されていても良く、又、該凹部3
1b内において接着されていても良い。又、凹部31b
内に永久磁石30を収め入れた状態で、強磁性部材31
の該凹部31bの周側に相当する軸先側端31aを該凹
部31bの中心方向に変形カシメづけるようにしてあっ
ても良い。更に、凹部31b内に、単に永久磁石30を
収め入れて、この永久磁石30を該凹部31b内におい
て吸着状態で維持させるようにしてあっても良い。
【0031】ここで、強磁性部材31における凹部31
b内に収め入れられる永久磁石30は、一方の磁極面3
0aが該凹部31bの底面に接し、且つ、他方の磁極面
30bが軸先側に面するように前記凹部31b内に組入
れられ、磁極面30aと、周側面30cとが、該強磁性
部材31によって覆われた構成としてある。
【0032】かかる組付け構成に伴って、永久磁石30
の磁極面30aに生ずる磁気の磁場が、強磁性部材31
における凹部31bの底部側に生ずると共に、この凹部
31bの底部側に生じた磁場の磁気が、該凹部31bの
周側部分を磁気路として、該凹部31bの開口縁、即
ち、該強磁性部材31における軸先側端31aに案内さ
れることとなる。
【0033】ここで構成される磁気筆記具A、及び筆記
手段A’にあっては、永久磁石30の磁極面30bと、
凹部31bの開口縁としての軸先側端31aとが面一の
状態、又は、磁極面30bを該軸先側端31aより稍々
内方に位置づけた状態、又は、磁極面30bを凹部31
bの開口縁としての軸先側端31aから稍々突き出した
状態とする。又は、ここで構成される磁気筆記具A及び
筆記手段A’にあって、永久磁石30の磁極面30b
が、前記凹部31bの内奥側に位置づけられるように構
成してあっても良い。更に又、ここで構成される磁気筆
記具Aおよび筆記手段A’にあって、永久磁石30の磁
極面30bが、前記凹部31bから前方に向けて突き出
すように位置付けられて構成されていても良い。
【0034】次いで、前記強磁性部材31を筆記軸50
に取付ける取付け具60は、キャップ形状をなしている
と共に、その先端側に、前記強磁性部材31の軸部31
cの突き出す孔60aを、違径孔状態に、即ち、筆記軸
50の螺着される雌ネジ孔部60bよりも小径に設けて
あり、雌ネジ孔部60bに対して、前記強磁性部材31
における突き出し台部31dを収め入れ、しかも、該強
磁性部材31における軸部31cを、前記孔60aから
外方に突き出すようにして強磁性部材31を取付け具6
0に装着すると共に、この取付け具60を筆記軸50に
止着する。
【0035】ここで磁気筆記具A及び筆記手段A’を構
成する筆記軸50は、その軸先側に、前記取付け具60
に螺着される雄ネジ桿部50aを備えた構成としてあ
る。この雄ネジ桿部50a上に前記強磁性部材31にお
ける突き出し台部31dを載置し、且つ、この状態にお
いて前記取付け具60を被嵌状に前記雄ネジ桿部50a
に螺着した際に、この強磁性部材31における突き出し
台部31dが、取付け具60の違径孔としての雌ネジ孔
60bと孔60aとの間の段差面で、前記雄ネジ桿部5
0aの頂端面に圧接される構成としてある。
【0036】次いで、図4〜図6に示す第2実施例に係
る磁気筆記具A、及び筆記手段A’について説明する。
この第2実施例に係る磁気筆記具A、及び筆記手段A’
は、用いている永久磁石30を円柱状とし、且つ、強磁
性部材31と雄ネジ桿部50aとの間にゴムあるいはゴ
ム状弾性材などの緩衝材61を介在させて該強磁性部材
31を筆記軸50に取付けた以外の構成を、前記第1実
施例に係る磁気筆記具A、及び筆記手段A’と同一、又
は実質的に同一の構成としている。従って、前記第1実
施例に係る磁気筆記具A、及び筆記手段A’と同一、又
は実質的に同一の構成部分については、同一の番号を付
して説明を省略する。
【0037】かくして構成される磁気筆記具A、及び筆
記手段A’は、図7及び図8で示される表示手段Cに対
して、消去手段Bと共に用いられる。
【0038】こゝで構成される表示手段Cとしては、光
吸収性強磁性粉yと、光反射性非磁性微粉y’とを油状
液体Y中に懸濁状態で封入した多数のマイクロカプセル
70を、非磁性基板10の面に塗布し、且つ、この塗布
されたマイクロカプセル70の塗布面上から、透明ない
しは半透明の素材などのように外部に対して、光吸収性
強磁性粉yを視認可能とされる非磁性表示板20を重ね
合せ、このマイクロカプセル70を前記各板間に封入状
態にして構成している。ここで、非磁性基板10、非磁
性表示板20としては、例えば、プラスチック板、プラ
スチックシ−トなどを用いることができる。
【0039】かかる表示手段Cに変えて、例えば、非磁
性基板10と、非磁性表示板20との間に、光吸収性強
磁性粉y及び光反射性非磁性微粉y’を懸濁状態に有す
る油状液体Yを直接封入することによって、該表示手段
Cを構成するようにしてあっても良い。
【0040】尚、ここで用いられる非磁性表示板20
は、この非磁性表示板20の上面から、前記の磁気筆記
具A、及び筆記手段A’を近づけた際に、前記光吸収性
強磁性粉yを該非磁性表示板20面側に吸引可能であ
り、且つ、この非磁性表示板20面側に吸引された光吸
収性強磁性粉yによって、この非磁性表示板20の表面
側に文字などの描き出しが可能な、例えば透明、あるい
は半透明な素材で構成され、且つ前記条件を満たす板厚
のものとして用意される。又、ここで用いられる非磁性
基板10は、前記光吸収性強磁性粉yを、消去手段Bの
永久磁石40によって、この非磁性基板10の側に吸引
可能な素材、及び板厚のものとして用意される。
【0041】かかる表示手段Cにあって、当該表示手段
Cに表示されている文字、模様などを消去し、あるいは
前記磁気筆記具A、及び筆記手段A’による書き込みに
先立って、当該表示手段Cの面を書き込みに都合の良い
面に整える手段などとして用いられる消去手段Bは、典
型的には、板状磁石、あるいは棒状磁石などを用いるよ
うにしている。
【0042】ここで用いられる消去手段Bとしての永久
磁石40は、例えば、図示例におけるように片面着磁の
永久磁石40であっても良く、又、両面着磁の磁石であ
っても良く、前記表示手段Cにおける非磁性基板10を
介して、油状液体Y中に含まれている光吸収性強磁性粉
yを当該非磁性基板10の側に吸引可能な磁気を備えて
いるものであれば、いかなる構成のものであっても良
く、又、いかなる形状のものであっても用いることがで
きる。
【0043】叙上構成よりなる磁気筆記具A、及び磁気
的表示装置にあっては、表示手段Cにおける非磁性表示
板20の面側から磁気筆記具A、又は筆記手段A’を近
づけることで、この非磁性表示板20の面に、この磁気
筆記具A、又は前記筆記手段A’によって吸引された光
吸収性強磁性粉yによって透かし状に文字、模様などが
表示されることとなる。又、この表示手段Cにおける非
磁性基板10の面側に消去手段Bとしての永久磁石40
を近づけることによって、この非磁性表示板20の面側
にある光吸収性強磁性粉yをも含めて、当該光吸収性強
磁性粉yが、この非磁性基板10の面側に吸引、移行さ
れて、表示手段Cの非磁性表示板20の面側が、前記磁
気筆記具A、及び筆記手段A’の書き込み可能な面に整
えられる。
【0044】
【発明の効果】本発明は叙上における特長ある構成、就
中、磁気筆記具Aが、筆記軸50の先端側に永久磁石3
0を備えた磁気筆記具Aとしてあり、しかも、この筆記
具Aにおける永久磁石30が、その磁極を、筆記軸50
の軸先側、及び該軸先側に対向する側とに位置づけるよ
うに備えられていると共に、この軸先側にある磁極に対
向している側の磁極面30a、及び該磁極面30aに続
く該永久磁石30の周側面30cの少なくとも一部とが
強磁性部材31で覆われている構成としてあることか
ら、磁気筆記具Aに備えられる永久磁石30の磁気は、
前記強磁性部材31を磁気路として、この強磁性部材3
1内に効果的に取り入れられることとなり、永久磁石3
0の磁極面30a、30b間にあって、周側面30cの
側方に飛び出すように漏れ磁場を構成する磁気を著しく
少なくすることができ、従って、この磁気筆記具Aを、
光吸収性強磁性粉yと、光反射性非磁性微粉y’とを懸
濁状態に含んでいる油状液体Yを、非磁性基板10と非
磁性表示板20との間に備えて構成された表示手段Cに
おける非磁性表示板20面側に、前記光吸収性強磁性粉
yを吸引する手段として用いた場合にあって、この非磁
性表示板20の面側に対して、光吸収性強磁性粉yを、
比較的細かくシャープな線状、又は、比較的小さくシャ
ープな点状に吸引することができる特長を有している。
【0045】更に又、表示手段Cに備えられている光吸
収性強磁性粉yを非磁性表示板20面側に吸引する筆記
手段A’が、この筆記手段A’の端部に備えられ、且
つ、該筆記手段A’における筆記軸50の軸方向に磁極
を備えるように設けた永久磁石30を、この永久磁石3
0における軸先と反対の側にある磁極面30aと、この
磁極面30aに続く該永久磁石30の周側面30cの少
なくとも一部とを、強磁性部材31で覆った構成とする
ことによって、この筆記手段A’を構成する永久磁石3
0の磁気を、この永久磁石30の磁極面30aと、これ
に続く当該永久磁石30の周側面30cの少なくとも一
部を覆っている強磁性部材31に集束し、磁極面30a
から、磁極面30bに案内することによって、周側面3
0cから側方に飛び出すように生ずる磁力線を効果的に
減少させることができる特長を有している。
【0046】又、磁気筆記具A、筆記手段A’を構成し
ている永久磁石30の磁気は、当該永久磁石30の磁極
面30aに備えられている強磁性部材31によって集束
されると共に、当該永久磁石30の周側面30cに沿っ
て備えられている強磁性部材31に案内され、この強磁
性部材31における磁極面30bの側にあって、磁束密
度の高い描出タッチ部分を構成できる特長を有してい
る。
【0047】更に磁気筆記具A及び、筆記手段A’は、
その軸先側にある永久磁石30の磁極面30bを除いた
外面部分を、強磁性部材31によって覆うことによっ
て、この永久磁石30に備えられている磁気を、この永
久磁石30の周側面30cを覆っている強磁性部材31
における軸先側端31aに効果的に集束することが可能
であり、この軸先側端31aを表示手段Cの非磁性表示
板20の面に接することで、シャープな輪郭を備えた
点、線などの描き出しをなすことができる特長を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る磁気筆記具A、筆記手段A’
の要部の拡大断面図
【図2】同要部々品の構成図
【図3】同磁気筆記具A、筆記手段A’の斜視図
【図4】第2実施例に係る磁気筆記具A、筆記手段A’
の要部の拡大断面図
【図5】同要部々品の構成図
【図6】同磁気筆記具A、筆記手段A’の斜視図
【図7】磁気的表示装置の使用状態を示す要部の断面図
【図8】表示手段Cの要部の拡大断面図
【図9】従来の磁気筆記具Kの要部の拡大断面図
【図10】同要部々品の構成図
【図11】更に他の従来の磁気筆記具Kの要部の拡大断
面図
【図12】同要部々品の構成図
【符号の説明】
A 磁気筆記具 A’ 筆記手段 B 消去手段 C 表示手段 Y 油状液体 y 光吸収性強磁性粉 y 光反射性非磁性微粉 10 非磁性基板 20 非磁性表示板 30 永久磁石 31 強磁性部材 40 永久磁石 50 筆記軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記軸の先端側に永久磁石を備えた磁気
    筆記具であって、 この磁気筆記具における永久磁石が、その磁極を、筆記
    軸の軸先側、及び該軸先側に対向する側とに位置づける
    ように備えられていると共に、この軸先側にある磁極に
    対向している側の磁極面、及び該磁極面に続く該永久磁
    石の周側面の少なくとも一部とが強磁性部材で覆われて
    いることを特徴とする磁気筆記具。
  2. 【請求項2】 磁気筆記具が、 光吸収性強磁性粉と、光反射性非磁性微粉とを懸濁状態
    に含んでいる油状液体を、非磁性基板と非磁性表示板と
    の間に備えて構成された表示手段における非磁性表示板
    面側に、前記光吸収性強磁性粉を吸引する手段として用
    いられることを特徴とする請求項1記載に係る磁気筆記
    具。
  3. 【請求項3】 光吸収性強磁性粉と、光反射性非磁性微
    粉とが懸濁状態に含まれている油状液体を、非磁性基板
    と非磁性表示板との間に備えて構成された表示手段と、 この表示手段における前記非磁性表示板面側に前記光吸
    収性強磁性粉を吸引する永久磁石を備えた筆記手段と、 前記表示手段における前記非磁性基板面側に前記光吸収
    性強磁性粉を吸引する永久磁石を備えた消去手段とを有
    する磁気的表示装置にあって、 この磁気的表示装置に用いられる筆記手段が、この筆記
    手段の先端部に備えられ、且つ、該筆記手段における筆
    記軸の軸先側と、これと対向する側とに磁極を備えた永
    久磁石と、前記軸先側にある磁極に対向している磁極面
    及びこれに続く該永久磁石の周側面の少なくとも一部と
    を覆った強磁性部材とを備えていることを特徴とする磁
    気的表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019014208A (ja) * 2017-07-11 2019-01-31 Zero Lab株式会社 磁気ペン
JP2020044743A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 プラス株式会社 磁性ペン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019014208A (ja) * 2017-07-11 2019-01-31 Zero Lab株式会社 磁気ペン
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