JPH08324980A - 楔形ジャッキ装置 - Google Patents
楔形ジャッキ装置Info
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- JPH08324980A JPH08324980A JP12795195A JP12795195A JPH08324980A JP H08324980 A JPH08324980 A JP H08324980A JP 12795195 A JP12795195 A JP 12795195A JP 12795195 A JP12795195 A JP 12795195A JP H08324980 A JPH08324980 A JP H08324980A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 橋梁等の重量構造物と下部工間に介在する支
承装置の取付、取替作業を行うために構造物を扛上支持
するための楔形ジャッキ装置であって、扛上後に駆動手
段を取り外して他の現場で使用することが可能な楔形ジ
ャッキ装置を提供することを目的とする。 【構成】 下部楔形受圧部材2、楔形駆動部材1及び上
部楔形受圧部材4の各傾斜面を摺動可能に積層するとと
もに、上部楔形受圧部材4の上面に板状沓4を載置し、
下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材の移動を規制する
反力受手段5と、反力受手段に連係させ且つ扛上後は取
り外し可能な油圧式センターホールジャッキからなる駆
動手段6と、扛上した状態を維持するために楔形駆動部
材の移動を規制するストッパー手段7とを備え、μ<t
anα(μは互いに接触した各傾斜面間の静止摩擦係
数、αは傾斜面の傾斜角度)の関係に設定してなる。
承装置の取付、取替作業を行うために構造物を扛上支持
するための楔形ジャッキ装置であって、扛上後に駆動手
段を取り外して他の現場で使用することが可能な楔形ジ
ャッキ装置を提供することを目的とする。 【構成】 下部楔形受圧部材2、楔形駆動部材1及び上
部楔形受圧部材4の各傾斜面を摺動可能に積層するとと
もに、上部楔形受圧部材4の上面に板状沓4を載置し、
下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材の移動を規制する
反力受手段5と、反力受手段に連係させ且つ扛上後は取
り外し可能な油圧式センターホールジャッキからなる駆
動手段6と、扛上した状態を維持するために楔形駆動部
材の移動を規制するストッパー手段7とを備え、μ<t
anα(μは互いに接触した各傾斜面間の静止摩擦係
数、αは傾斜面の傾斜角度)の関係に設定してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば橋梁等の重量構
造物と下部工間に介在する支承装置の取付、取替作業を
行うために構造物を扛上支持する楔形ジャッキ装置に係
わり、更に詳しくは作業現場が複数ある場合に一つの現
場で構造物を扛上した後、その状態を維持するととも
に、駆動手段を取り外して他の現場で使用することが可
能な経済的な楔形ジャッキ装置に関する。
造物と下部工間に介在する支承装置の取付、取替作業を
行うために構造物を扛上支持する楔形ジャッキ装置に係
わり、更に詳しくは作業現場が複数ある場合に一つの現
場で構造物を扛上した後、その状態を維持するととも
に、駆動手段を取り外して他の現場で使用することが可
能な経済的な楔形ジャッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に示す如く、橋梁や高速道路等の
支承装置で支持された橋桁等の重量構造物(以下、構造
物という)Aと、この構造物Aを支持する下部工Bとの
間には、前記構造物Aの死荷重や活荷重等の鉛直荷重を
確実に下部工Bに伝達したり、また、構造物Aの寒暖に
よる伸縮や振動等による水平移動に対して、これら水平
移動長さを見越して水平移動可能にした支承Cが適所に
設置されている。これら既に設置されている支承(以
下、既設支承という)Cは、構造物Aの施工当時から長
年経過しているため前記構造物Aからの荷重や振動等に
よって歪みや曲げ応力による損傷、また、雨水、砂塵等
による腐食等の要因によって劣化してその荷重吸収機能
が低下又は停止している場合が多い。この劣化した既設
支承Cを放置したままであれば、構造物Aに作用する各
荷重を既設支承Cで吸収できないために、構造物A自体
に亀裂、破損等が頻発し、ともすれば構造物Aが壊れて
大惨事となる危険性もあるため、劣化した既設支承Cを
新たなものと交換する必要性が次々と発生している。
支承装置で支持された橋桁等の重量構造物(以下、構造
物という)Aと、この構造物Aを支持する下部工Bとの
間には、前記構造物Aの死荷重や活荷重等の鉛直荷重を
確実に下部工Bに伝達したり、また、構造物Aの寒暖に
よる伸縮や振動等による水平移動に対して、これら水平
移動長さを見越して水平移動可能にした支承Cが適所に
設置されている。これら既に設置されている支承(以
下、既設支承という)Cは、構造物Aの施工当時から長
年経過しているため前記構造物Aからの荷重や振動等に
よって歪みや曲げ応力による損傷、また、雨水、砂塵等
による腐食等の要因によって劣化してその荷重吸収機能
が低下又は停止している場合が多い。この劣化した既設
支承Cを放置したままであれば、構造物Aに作用する各
荷重を既設支承Cで吸収できないために、構造物A自体
に亀裂、破損等が頻発し、ともすれば構造物Aが壊れて
大惨事となる危険性もあるため、劣化した既設支承Cを
新たなものと交換する必要性が次々と発生している。
【0003】従来、これらの既設支承Cの取替方法とし
ては、図13に示す如く既設支承C付近に該既設支承C
の高さと略同じ高さの金属製の板材や鋼製サンドルを積
段して仮受部材Dとし、前記構造物Aを支持しながら持
ち上げること(以下、扛上という)のできる油圧式ジャ
ッキEを支承C付近に設置して、既設支承Cと構造物A
とが略離れる状態までジャッキアップ(数mm〜1c
m)し、そして金属製板材等積段した仮受具Fにて前記
構造物Aを仮受し、その状態で既設支承Cを取り外し、
新たな支承を設置した後、前記油圧式ジャッキEで再び
構造物Aを仮受位置よりも更に一旦ジャッキアップして
前記仮受具Fを除去し、ジャッキダウンすることで支承
Cの取替作業を行っていた。また、上記した支承Cの取
替工法以外にも、支承Cの取付られている諸条件によっ
てブラケット工法や特殊架台工法等の周知方法もあっ
た。
ては、図13に示す如く既設支承C付近に該既設支承C
の高さと略同じ高さの金属製の板材や鋼製サンドルを積
段して仮受部材Dとし、前記構造物Aを支持しながら持
ち上げること(以下、扛上という)のできる油圧式ジャ
ッキEを支承C付近に設置して、既設支承Cと構造物A
とが略離れる状態までジャッキアップ(数mm〜1c
m)し、そして金属製板材等積段した仮受具Fにて前記
構造物Aを仮受し、その状態で既設支承Cを取り外し、
新たな支承を設置した後、前記油圧式ジャッキEで再び
構造物Aを仮受位置よりも更に一旦ジャッキアップして
前記仮受具Fを除去し、ジャッキダウンすることで支承
Cの取替作業を行っていた。また、上記した支承Cの取
替工法以外にも、支承Cの取付られている諸条件によっ
てブラケット工法や特殊架台工法等の周知方法もあっ
た。
【0004】これらの工法は、橋梁等の重量構造物をス
ムーズに扛上できないうえ、扛上するための仮受部材D
等の設置作業が必要となり、工事期間が長期に及ぶこと
で補修コストが高くなるばかりでなく、作業者の負担が
重く且つ危険性を伴い、事故を誘発する原因にもなって
いた。そこで、本発明者は前記構造物Aを安全且つ容易
に扛上するための橋梁等の扛上方法やそれに用いる楔形
ジャッキ装置を先に発明し、特公平4−54002号、
米国特許第4,944,492号として特許されてお
り、また現在実施している。これは、図14(I)〜
(III)に示す如く、既設支承C付近に、押引手段200
に関係づけ、上下面に傾斜面を有する楔形駆動部材20
1を上下2枚の楔形受圧部材202、203間に介装
し、前記楔形駆動部材201を油圧ジャッキ204にて
長さ方向に押し込むことにより、図14(II)の如く該
楔形駆動部材201が下位の楔形受圧部材203の傾斜
面との摺動に伴って上方に移動するとともに、楔形駆動
部材201の傾斜面との摺動に伴って上位の楔形受圧部
材202が上方に移動して構造物Aを扛上する。そし
て、この状態を維持すべく、前記油圧ジャッキ204の
反力受け板205と前記楔形駆動部材201との間の空
間に、油圧ジャッキ204の駆動ロッド206を跨いで
上位より馬蹄型板状のストッパー部材207を前記空間
に相当枚数嵌入し、前記反力受け板205と楔形駆動部
材201との空間を埋めて楔形駆動部材201の移動を
一旦規制し、その間に前記既設支承Cの補修又は取替作
業等を行って図示しない新たな支承を設置し、その作業
終了後、図14(III)の如く前記楔形駆動部材201を
長さ方向に引き抜いて構造物Aを扛下させて補修又は取
替作業等を完了するものであった。尚、この既設支承C
の補修又は取替作業中にも、構造物Aには車両の通行等
によって各種の変動荷重が加わって変位、振動が生じる
が、それらは上位の楔形受圧部材202と構造物Aの下
面との間に介在させたスライド板208及び図示しない
緩衝板で吸収している。この方法並びに装置によって、
従来危険であった或いは不可能であった既設支承Cの補
修又は取替作業を安全且つ短時間で容易に行うことがで
きるようになり、土木、建設関係各方面から賞賛されて
いる。
ムーズに扛上できないうえ、扛上するための仮受部材D
等の設置作業が必要となり、工事期間が長期に及ぶこと
で補修コストが高くなるばかりでなく、作業者の負担が
重く且つ危険性を伴い、事故を誘発する原因にもなって
いた。そこで、本発明者は前記構造物Aを安全且つ容易
に扛上するための橋梁等の扛上方法やそれに用いる楔形
ジャッキ装置を先に発明し、特公平4−54002号、
米国特許第4,944,492号として特許されてお
り、また現在実施している。これは、図14(I)〜
(III)に示す如く、既設支承C付近に、押引手段200
に関係づけ、上下面に傾斜面を有する楔形駆動部材20
1を上下2枚の楔形受圧部材202、203間に介装
し、前記楔形駆動部材201を油圧ジャッキ204にて
長さ方向に押し込むことにより、図14(II)の如く該
楔形駆動部材201が下位の楔形受圧部材203の傾斜
面との摺動に伴って上方に移動するとともに、楔形駆動
部材201の傾斜面との摺動に伴って上位の楔形受圧部
材202が上方に移動して構造物Aを扛上する。そし
て、この状態を維持すべく、前記油圧ジャッキ204の
反力受け板205と前記楔形駆動部材201との間の空
間に、油圧ジャッキ204の駆動ロッド206を跨いで
上位より馬蹄型板状のストッパー部材207を前記空間
に相当枚数嵌入し、前記反力受け板205と楔形駆動部
材201との空間を埋めて楔形駆動部材201の移動を
一旦規制し、その間に前記既設支承Cの補修又は取替作
業等を行って図示しない新たな支承を設置し、その作業
終了後、図14(III)の如く前記楔形駆動部材201を
長さ方向に引き抜いて構造物Aを扛下させて補修又は取
替作業等を完了するものであった。尚、この既設支承C
の補修又は取替作業中にも、構造物Aには車両の通行等
によって各種の変動荷重が加わって変位、振動が生じる
が、それらは上位の楔形受圧部材202と構造物Aの下
面との間に介在させたスライド板208及び図示しない
緩衝板で吸収している。この方法並びに装置によって、
従来危険であった或いは不可能であった既設支承Cの補
修又は取替作業を安全且つ短時間で容易に行うことがで
きるようになり、土木、建設関係各方面から賞賛されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先に発明した扛上方法
並びに装置によって、既設支承の補修や取替作業に対し
て全て解決できたかのように思えた。ところが、上記方
法や装置にあっては橋梁等の構造物を安全且つスムーズ
に扛上できるということで成果をあげているが、従来の
楔形ジャッキ装置は1台につき油圧ジャッキが1セット
組み込まれているため、ストッパー部材を装着した後に
は、もはや不要となる油圧ジャッキを取付けたままにし
なければならなず、極めて不経済である。また、従来の
楔形ジャッキ装置は、前述の構成になっているため、そ
のコストに占める油圧ジャッキの割合が高いのが特徴で
ある。
並びに装置によって、既設支承の補修や取替作業に対し
て全て解決できたかのように思えた。ところが、上記方
法や装置にあっては橋梁等の構造物を安全且つスムーズ
に扛上できるということで成果をあげているが、従来の
楔形ジャッキ装置は1台につき油圧ジャッキが1セット
組み込まれているため、ストッパー部材を装着した後に
は、もはや不要となる油圧ジャッキを取付けたままにし
なければならなず、極めて不経済である。また、従来の
楔形ジャッキ装置は、前述の構成になっているため、そ
のコストに占める油圧ジャッキの割合が高いのが特徴で
ある。
【0006】そこで、本出願人は更に鋭意研究し、構造
物Aを扛上させた後には、もはや不要となる油圧ジャッ
キ等の駆動手段を取り外し、他の作業現場で使用する楔
形ジャッキ装置に組み込んで複数の作業現場で共用すれ
ば、楔形ジャッキ装置のコスト低減化に大きく寄与し、
支承の補修、取替工事費も下げることができる点に着目
して本発明を完成させた。即ち、駆動手段として、取り
外しの容易な油圧式センターホールジャッキを採用する
一方、駆動方向が一方向であるセンターホールジャッキ
の欠点を楔形駆動部材等の傾斜面の傾斜角度を大きくし
て自降式とすることで解消したのである。
物Aを扛上させた後には、もはや不要となる油圧ジャッ
キ等の駆動手段を取り外し、他の作業現場で使用する楔
形ジャッキ装置に組み込んで複数の作業現場で共用すれ
ば、楔形ジャッキ装置のコスト低減化に大きく寄与し、
支承の補修、取替工事費も下げることができる点に着目
して本発明を完成させた。即ち、駆動手段として、取り
外しの容易な油圧式センターホールジャッキを採用する
一方、駆動方向が一方向であるセンターホールジャッキ
の欠点を楔形駆動部材等の傾斜面の傾斜角度を大きくし
て自降式とすることで解消したのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、上面及び下面に傾斜面を形成し、長さ方向
に移動可能な楔形駆動部材と、前記楔形駆動部材の下方
傾斜面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を上面に形成し
た下部楔形受圧部材と、前記楔形駆動部材の上方傾斜面
を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を下面に形成した上部
楔形受圧部材と、前記上部楔形受圧部材の上面に載置す
る板状沓と、前記下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材
の移動を規制する反力受手段と、前記反力受手段に油圧
式センターホールジャッキの本体部を連係させ且つ該本
体部を貫通させた駆動ロッドの先端を前記楔形駆動部材
の薄肉端部に着脱可能に連結するとともに、他端を該ジ
ャッキの駆動部に連係し、扛上後は取り外し可能である
駆動手段と、前記楔形駆動部材を駆動手段にて引っ張っ
て下部楔形受圧部材に対して上部楔形受圧部材を上昇さ
せて、板状沓の上面に載置した橋梁等の重量構造物を扛
上した状態で、楔形駆動部材の移動を規制するストッパ
ー手段とよりなり、μ<tanα(但し、μは互いに接
触した前記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾斜
角度である。)の関係に設定してなる楔形ジャッキ装置
の基本構成に加え、前記下部楔形受圧部材をベース板の
上面に摺動可能に載置し、前記反力受手段として上下受
板と垂直な連結板とからなる側面視コ字形の反力受部材
を用い、上下の受板の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧
部材と下部楔形受圧部材の厚肉端面に当接してなり、ま
た上下の受板間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入
れ可能とし且つ前記連結板の外側面に油圧式センターホ
ールジャッキの本体部を当接した状態で該連結板の中央
部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通し、更に所
定高さ扛上した後に、楔形駆動部材の両側面の長さ方向
に沿って所定間隔毎に形成した螺孔又は孔を利用してボ
ルト又はピンにて取付けた規制板の上下部を、該楔形駆
動部材の横幅よりも広い下部楔形受圧部材及び上部楔形
受圧部材の両側部の同一箇所に形成した切欠部に係合し
てなるストッパー手段を採用した楔形ジャッキ装置を構
成した。
決のために、上面及び下面に傾斜面を形成し、長さ方向
に移動可能な楔形駆動部材と、前記楔形駆動部材の下方
傾斜面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を上面に形成し
た下部楔形受圧部材と、前記楔形駆動部材の上方傾斜面
を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を下面に形成した上部
楔形受圧部材と、前記上部楔形受圧部材の上面に載置す
る板状沓と、前記下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材
の移動を規制する反力受手段と、前記反力受手段に油圧
式センターホールジャッキの本体部を連係させ且つ該本
体部を貫通させた駆動ロッドの先端を前記楔形駆動部材
の薄肉端部に着脱可能に連結するとともに、他端を該ジ
ャッキの駆動部に連係し、扛上後は取り外し可能である
駆動手段と、前記楔形駆動部材を駆動手段にて引っ張っ
て下部楔形受圧部材に対して上部楔形受圧部材を上昇さ
せて、板状沓の上面に載置した橋梁等の重量構造物を扛
上した状態で、楔形駆動部材の移動を規制するストッパ
ー手段とよりなり、μ<tanα(但し、μは互いに接
触した前記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾斜
角度である。)の関係に設定してなる楔形ジャッキ装置
の基本構成に加え、前記下部楔形受圧部材をベース板の
上面に摺動可能に載置し、前記反力受手段として上下受
板と垂直な連結板とからなる側面視コ字形の反力受部材
を用い、上下の受板の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧
部材と下部楔形受圧部材の厚肉端面に当接してなり、ま
た上下の受板間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入
れ可能とし且つ前記連結板の外側面に油圧式センターホ
ールジャッキの本体部を当接した状態で該連結板の中央
部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通し、更に所
定高さ扛上した後に、楔形駆動部材の両側面の長さ方向
に沿って所定間隔毎に形成した螺孔又は孔を利用してボ
ルト又はピンにて取付けた規制板の上下部を、該楔形駆
動部材の横幅よりも広い下部楔形受圧部材及び上部楔形
受圧部材の両側部の同一箇所に形成した切欠部に係合し
てなるストッパー手段を採用した楔形ジャッキ装置を構
成した。
【0008】また、前述の基本構成に加え、前記楔形駆
動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その両端を
連結する両端面板と、底板とで形成した上方開放の箱形
の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形駆動部材及
び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力受手段とし
て一方の端面板の内方に上下に間隔を隔てて突設した一
対の反力受板の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧部材と
下部楔形受圧部材の厚肉端面に当接し且つ上下の反力受
板間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可能とし
てなり、また該反力受板を突設した一方の端面板の外側
面に油圧式センターホールジャッキの本体部を当接した
状態で該端面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロ
ッドを挿通し、更に所定高さ扛上した後に、他方の端面
板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のストッパ
ー板を挿入してなるストッパー手段を採用した楔形ジャ
ッキ装置を構成した。
動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その両端を
連結する両端面板と、底板とで形成した上方開放の箱形
の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形駆動部材及
び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力受手段とし
て一方の端面板の内方に上下に間隔を隔てて突設した一
対の反力受板の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧部材と
下部楔形受圧部材の厚肉端面に当接し且つ上下の反力受
板間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可能とし
てなり、また該反力受板を突設した一方の端面板の外側
面に油圧式センターホールジャッキの本体部を当接した
状態で該端面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロ
ッドを挿通し、更に所定高さ扛上した後に、他方の端面
板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のストッパ
ー板を挿入してなるストッパー手段を採用した楔形ジャ
ッキ装置を構成した。
【0009】更に、前述の基本構成に加え、前記楔形駆
動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その両端を
連結する両端面板と、底板とで形成した上方開放の箱形
の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形駆動部材及
び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力受手段とし
て下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材のそれぞれの厚
肉端面から水平に延設した反力受突部の先端を一方の端
面板の内側面に当接し且つ上下の反力受突部間には前記
楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可能としてなり、また
該反力受突部を当接した一方の端面板の外側面に油圧式
センターホールジャッキの本体部を当接した状態で該端
面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通
し、更に所定高さ扛上した後に、他方の端面板と楔形駆
動部材の厚肉端部間に単又は複数のストッパー板を挿入
してなるストッパー手段を採用した楔形ジャッキ装置を
構成した。
動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その両端を
連結する両端面板と、底板とで形成した上方開放の箱形
の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形駆動部材及
び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力受手段とし
て下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材のそれぞれの厚
肉端面から水平に延設した反力受突部の先端を一方の端
面板の内側面に当接し且つ上下の反力受突部間には前記
楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可能としてなり、また
該反力受突部を当接した一方の端面板の外側面に油圧式
センターホールジャッキの本体部を当接した状態で該端
面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通
し、更に所定高さ扛上した後に、他方の端面板と楔形駆
動部材の厚肉端部間に単又は複数のストッパー板を挿入
してなるストッパー手段を採用した楔形ジャッキ装置を
構成した。
【0010】そして、前述の基本構成に加え、前記楔形
駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その両端
を連結する両端面板とで形成した上下開放の箱形の枠部
材をベース板上に載置し、該枠部材内に前記下部楔形受
圧部材を収容してベース板上に載置するとともに、その
上方に楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層
し、前記反力受手段として下部楔形受圧部材と上部楔形
受圧部材のそれぞれの厚肉端面から水平に延設した反力
受突部の先端を一方の端面板の内側面に当接し且つ上下
の反力受突部間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入
れ可能としてなり、また該反力受突部を当接した一方の
端面板の外側面に油圧式センターホールジャッキの本体
部を当接した状態で該端面板の中央部に開口した縦長孔
に前記駆動ロッドを挿通し、更に所定高さ扛上した後
に、他方の端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は
複数のストッパー板を挿入してなるストッパー手段を採
用した楔形ジャッキ装置を構成した。
駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その両端
を連結する両端面板とで形成した上下開放の箱形の枠部
材をベース板上に載置し、該枠部材内に前記下部楔形受
圧部材を収容してベース板上に載置するとともに、その
上方に楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層
し、前記反力受手段として下部楔形受圧部材と上部楔形
受圧部材のそれぞれの厚肉端面から水平に延設した反力
受突部の先端を一方の端面板の内側面に当接し且つ上下
の反力受突部間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入
れ可能としてなり、また該反力受突部を当接した一方の
端面板の外側面に油圧式センターホールジャッキの本体
部を当接した状態で該端面板の中央部に開口した縦長孔
に前記駆動ロッドを挿通し、更に所定高さ扛上した後
に、他方の端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は
複数のストッパー板を挿入してなるストッパー手段を採
用した楔形ジャッキ装置を構成した。
【0011】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の楔形ジャッキ
装置は、楔形駆動部材の上下面に、下部楔形受圧部材と
上部楔形受圧部材とを互いの傾斜面を接触させて積層す
るとともに、上部楔形受圧部材の上面に板状沓を載置
し、前記下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材の移動を
反力受手段にて規制しながら、該反力受手段に油圧式セ
ンターホールジャッキの本体部を連係させ且つ該本体部
を貫通させた駆動ロッドの先端を前記楔形駆動部材の薄
肉端部に着脱可能に連結するとともに、他端を該ジャッ
キの駆動部に連係した駆動手段にて前記楔形駆動部材を
引っ張って下部楔形受圧部材に対して上部楔形受圧部材
を上昇させて、板状沓の上面に載置した橋梁等の重量構
造物を扛上するものであり、扛上後にはストッパー手段
にて楔形駆動部材の移動を規制してその状態を安定に維
持するのである。また、扛上後にストッパー手段による
移動規制を解除し、駆動手段の引っ張り力を弱め又は除
去すれば、μ<tanα(但し、μは互いに接触した前
記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾斜角度であ
る。)の関係に設定しているので、構造物は自重によっ
て下降する。また、傾斜面の傾斜角度を前述のように設
定したことにより、扛上増幅率は低下するが扛上量が増
加する。また、構造物の扛上後、ストッパー手段にて楔
形駆動部材の移動を規制した後には、前記駆動手段を構
成する油圧式センターホールジャッキを取り外し、他の
楔形ジャッキ装置に転用することが可能となる。
装置は、楔形駆動部材の上下面に、下部楔形受圧部材と
上部楔形受圧部材とを互いの傾斜面を接触させて積層す
るとともに、上部楔形受圧部材の上面に板状沓を載置
し、前記下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材の移動を
反力受手段にて規制しながら、該反力受手段に油圧式セ
ンターホールジャッキの本体部を連係させ且つ該本体部
を貫通させた駆動ロッドの先端を前記楔形駆動部材の薄
肉端部に着脱可能に連結するとともに、他端を該ジャッ
キの駆動部に連係した駆動手段にて前記楔形駆動部材を
引っ張って下部楔形受圧部材に対して上部楔形受圧部材
を上昇させて、板状沓の上面に載置した橋梁等の重量構
造物を扛上するものであり、扛上後にはストッパー手段
にて楔形駆動部材の移動を規制してその状態を安定に維
持するのである。また、扛上後にストッパー手段による
移動規制を解除し、駆動手段の引っ張り力を弱め又は除
去すれば、μ<tanα(但し、μは互いに接触した前
記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾斜角度であ
る。)の関係に設定しているので、構造物は自重によっ
て下降する。また、傾斜面の傾斜角度を前述のように設
定したことにより、扛上増幅率は低下するが扛上量が増
加する。また、構造物の扛上後、ストッパー手段にて楔
形駆動部材の移動を規制した後には、前記駆動手段を構
成する油圧式センターホールジャッキを取り外し、他の
楔形ジャッキ装置に転用することが可能となる。
【0012】そして、請求項1記載の楔形ジャッキ装置
は、下部楔形受圧部材をベース板の上面に摺動可能に載
置するとともに、楔形駆動部材の両側面の長さ方向に沿
って所定間隔毎に形成した螺孔又は孔を利用してボルト
又はピンにて取付けた規制板の上下部を、該楔形駆動部
材の横幅よりも広い下部楔形受圧部材及び上部楔形受圧
部材の両側部の同一箇所に形成した切欠部に係合してな
るストッパー手段を採用したことにより、下部工(橋
脚)と構造物(橋桁)間の作業空間が狭い場合にも側方
から規制板を取付けて楔形駆動部材に対して下部楔形受
圧部材及び上部楔形受圧部材の移動を規制することがで
き、このストッパー手段による移動規制した状態でベー
ス板の上面に沿って下部楔形受圧部材を任意の方向へ摺
動させ、もって構造物をベース板に沿って縦横に移動さ
せることが可能である。また、反力受手段として上下受
板と垂直な連結板とからなる側面視コ字形の反力受部材
を用い、上下の受板の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧
部材と下部楔形受圧部材の厚肉端面に当接してなり、ま
た上下の受板間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入
れ可能とし且つ前記連結板の外側面に油圧式センターホ
ールジャッキの本体部を当接した状態で該連結板の中央
部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通したことに
より、油圧式センターホールジャッキの取り外しが容易
になるとともに、従来のような楔形駆動部材、下部楔形
受圧部材及び上部楔形受圧部材を収容するための枠部材
が不要になって装置自体の軽量化が図れるのである。
は、下部楔形受圧部材をベース板の上面に摺動可能に載
置するとともに、楔形駆動部材の両側面の長さ方向に沿
って所定間隔毎に形成した螺孔又は孔を利用してボルト
又はピンにて取付けた規制板の上下部を、該楔形駆動部
材の横幅よりも広い下部楔形受圧部材及び上部楔形受圧
部材の両側部の同一箇所に形成した切欠部に係合してな
るストッパー手段を採用したことにより、下部工(橋
脚)と構造物(橋桁)間の作業空間が狭い場合にも側方
から規制板を取付けて楔形駆動部材に対して下部楔形受
圧部材及び上部楔形受圧部材の移動を規制することがで
き、このストッパー手段による移動規制した状態でベー
ス板の上面に沿って下部楔形受圧部材を任意の方向へ摺
動させ、もって構造物をベース板に沿って縦横に移動さ
せることが可能である。また、反力受手段として上下受
板と垂直な連結板とからなる側面視コ字形の反力受部材
を用い、上下の受板の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧
部材と下部楔形受圧部材の厚肉端面に当接してなり、ま
た上下の受板間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入
れ可能とし且つ前記連結板の外側面に油圧式センターホ
ールジャッキの本体部を当接した状態で該連結板の中央
部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通したことに
より、油圧式センターホールジャッキの取り外しが容易
になるとともに、従来のような楔形駆動部材、下部楔形
受圧部材及び上部楔形受圧部材を収容するための枠部材
が不要になって装置自体の軽量化が図れるのである。
【0013】請求項2記載の楔形ジャッキ装置は、前記
楔形駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その
両端を連結する両端面板と、底板とで形成した上方開放
の箱形の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形駆動
部材及び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力受手
段として一方の端面板の内方に上下に間隔を隔てて突設
した一対の反力受板の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧
部材と下部楔形受圧部材の厚肉端面に当接し且つ上下の
反力受板間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可
能とした構成であるので、構造的に強固である。また該
反力受板を突設した一方の端面板の外側面に油圧式セン
ターホールジャッキの本体部を当接した状態で該端面板
の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通した
ので、油圧式センターホールジャッキの取り外しが容易
である。更に所定高さ扛上した後に、他方の端面板と楔
形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のストッパー板を
挿入してなるストッパー手段を採用したので、扛上支持
が極めて安定し半永久的である。
楔形駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その
両端を連結する両端面板と、底板とで形成した上方開放
の箱形の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形駆動
部材及び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力受手
段として一方の端面板の内方に上下に間隔を隔てて突設
した一対の反力受板の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧
部材と下部楔形受圧部材の厚肉端面に当接し且つ上下の
反力受板間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可
能とした構成であるので、構造的に強固である。また該
反力受板を突設した一方の端面板の外側面に油圧式セン
ターホールジャッキの本体部を当接した状態で該端面板
の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通した
ので、油圧式センターホールジャッキの取り外しが容易
である。更に所定高さ扛上した後に、他方の端面板と楔
形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のストッパー板を
挿入してなるストッパー手段を採用したので、扛上支持
が極めて安定し半永久的である。
【0014】請求項3記載の楔形ジャッキ装置は、前記
楔形駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その
両端を連結する両端面板と、底板とで形成した上方開放
の箱形の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形駆動
部材及び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力受手
段として下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材のそれぞ
れの厚肉端面から水平に延設した反力受突部の先端を一
方の端面板の内側面に当接し且つ上下の反力受突部間に
は前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可能とした構成
であるので、構造的に強固であり、しかも上下部の楔形
受圧部材に反力受手段としての反力受突部が一体形成さ
れていることによって部品点数が減少するとともに、各
傾斜面間に異物の侵入を防止できる。また該反力受突部
を当接した一方の端面板の外側面に油圧式センターホー
ルジャッキの本体部を当接した状態で該端面板の中央部
に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通したので、油
圧式センターホールジャッキの取り外しが容易である。
更に所定高さ扛上した後に、他方の端面板と楔形駆動部
材の厚肉端部間に単又は複数のストッパー板を挿入して
なるストッパー手段を採用したので、扛上支持が極めて
安定し半永久的である。
楔形駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その
両端を連結する両端面板と、底板とで形成した上方開放
の箱形の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形駆動
部材及び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力受手
段として下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材のそれぞ
れの厚肉端面から水平に延設した反力受突部の先端を一
方の端面板の内側面に当接し且つ上下の反力受突部間に
は前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可能とした構成
であるので、構造的に強固であり、しかも上下部の楔形
受圧部材に反力受手段としての反力受突部が一体形成さ
れていることによって部品点数が減少するとともに、各
傾斜面間に異物の侵入を防止できる。また該反力受突部
を当接した一方の端面板の外側面に油圧式センターホー
ルジャッキの本体部を当接した状態で該端面板の中央部
に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通したので、油
圧式センターホールジャッキの取り外しが容易である。
更に所定高さ扛上した後に、他方の端面板と楔形駆動部
材の厚肉端部間に単又は複数のストッパー板を挿入して
なるストッパー手段を採用したので、扛上支持が極めて
安定し半永久的である。
【0015】請求項4記載の楔形ジャッキ装置は、前記
楔形駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その
両端を連結する両端面板とで形成した上下開放の箱形の
枠部材をベース板上に載置し、該枠部材内に前記下部楔
形受圧部材を収容してベース板上に載置するとともに、
その上方に楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積
層し、前記反力受手段として下部楔形受圧部材と上部楔
形受圧部材のそれぞれの厚肉端面から水平に延設した反
力受突部の先端を一方の端面板の内側面に当接し且つ上
下の反力受突部間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受
入れ可能とした構成であるので、構造的に強固であり、
しかも上下部の楔形受圧部材に反力受手段としての反力
受突部が一体形成されていることによって部品点数が減
少するとともに、各傾斜面間に異物の侵入を防止でき
る。その上、枠部材が上下に開放し、下部楔形受圧部材
が直接ベース板上で摺動可能であるので、ベース板の上
面に沿って下部楔形受圧部材を任意の方向へ摺動させ、
もって下部工(橋脚)に対して構造物(橋桁)をベース
板に沿って縦横に移動させることが可能であるととも
に、楔形ジャッキ装置自体のメンテナンスが容易にな
る。また該反力受突部を当接した一方の端面板の外側面
に油圧式センターホールジャッキの本体部を当接した状
態で該端面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロッ
ドを挿通したので、油圧式センターホールジャッキの取
り外しが容易である。更に所定高さ扛上した後に、他方
の端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のス
トッパー板を挿入してなるストッパー手段を採用したの
で、扛上支持が極めて安定し半永久的である。
楔形駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、その
両端を連結する両端面板とで形成した上下開放の箱形の
枠部材をベース板上に載置し、該枠部材内に前記下部楔
形受圧部材を収容してベース板上に載置するとともに、
その上方に楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積
層し、前記反力受手段として下部楔形受圧部材と上部楔
形受圧部材のそれぞれの厚肉端面から水平に延設した反
力受突部の先端を一方の端面板の内側面に当接し且つ上
下の反力受突部間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受
入れ可能とした構成であるので、構造的に強固であり、
しかも上下部の楔形受圧部材に反力受手段としての反力
受突部が一体形成されていることによって部品点数が減
少するとともに、各傾斜面間に異物の侵入を防止でき
る。その上、枠部材が上下に開放し、下部楔形受圧部材
が直接ベース板上で摺動可能であるので、ベース板の上
面に沿って下部楔形受圧部材を任意の方向へ摺動させ、
もって下部工(橋脚)に対して構造物(橋桁)をベース
板に沿って縦横に移動させることが可能であるととも
に、楔形ジャッキ装置自体のメンテナンスが容易にな
る。また該反力受突部を当接した一方の端面板の外側面
に油圧式センターホールジャッキの本体部を当接した状
態で該端面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロッ
ドを挿通したので、油圧式センターホールジャッキの取
り外しが容易である。更に所定高さ扛上した後に、他方
の端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のス
トッパー板を挿入してなるストッパー手段を採用したの
で、扛上支持が極めて安定し半永久的である。
【0016】
【実施例】次に本発明の詳細を添付した図面に基づき説
明する。図1〜図4は第1発明を示し、図5〜図7は第
2発明を示し、図8及び図9は第3発明を示し、図10
及び図11は第4発明を示している。
明する。図1〜図4は第1発明を示し、図5〜図7は第
2発明を示し、図8及び図9は第3発明を示し、図10
及び図11は第4発明を示している。
【0017】先ず、本発明の楔形ジャッキ装置に共通す
る基本構造を図1〜図4に基づき説明する。図中1は楔
形駆動部材、2は下部楔形受圧部材、3は上部楔形受圧
部材、4は板状沓、5は反力受手段、6は駆動手段、7
はストッパー手段をそれぞれ示している。
る基本構造を図1〜図4に基づき説明する。図中1は楔
形駆動部材、2は下部楔形受圧部材、3は上部楔形受圧
部材、4は板状沓、5は反力受手段、6は駆動手段、7
はストッパー手段をそれぞれ示している。
【0018】本発明の楔形ジャッキ装置の基本構造は、
上面及び下面に傾斜面11,12を形成し、長さ方向に
移動可能な楔形駆動部材1と、前記楔形駆動部材1の下
方傾斜面12を摺動する同一傾斜角度の傾斜面21を上
面に形成した下部楔形受圧部材2と、前記楔形駆動部材
1の上方傾斜面11を摺動する同一傾斜角度の傾斜面3
1を下面に形成した上部楔形受圧部材3と、前記上部楔
形受圧部材3の上面に載置する板状沓4と、前記下部楔
形受圧部材2と上部楔形受圧部材3の移動を規制する反
力受手段5と、前記反力受手段5に油圧式センターホー
ルジャッキ61の本体部62を連係させ且つ該本体部6
2を貫通させた駆動ロッド63の先端を前記楔形駆動部
材1の薄肉端部13に着脱可能に連結するとともに、他
端を該ジャッキ61の駆動部64に連係し、扛上後は取
り外し可能である駆動手段6と、前記楔形駆動部材1を
駆動手段6にて引っ張って下部楔形受圧部材2に対して
上部楔形受圧部材3を上昇させて、板状沓4の上面に載
置した橋梁等の重量構造物Aを扛上した状態で、楔形駆
動部材1の移動を規制するストッパー手段7とよりな
り、μ<tanα(但し、μは互いに接触した前記傾斜
面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾斜角度である。)
の関係に設定したものである。
上面及び下面に傾斜面11,12を形成し、長さ方向に
移動可能な楔形駆動部材1と、前記楔形駆動部材1の下
方傾斜面12を摺動する同一傾斜角度の傾斜面21を上
面に形成した下部楔形受圧部材2と、前記楔形駆動部材
1の上方傾斜面11を摺動する同一傾斜角度の傾斜面3
1を下面に形成した上部楔形受圧部材3と、前記上部楔
形受圧部材3の上面に載置する板状沓4と、前記下部楔
形受圧部材2と上部楔形受圧部材3の移動を規制する反
力受手段5と、前記反力受手段5に油圧式センターホー
ルジャッキ61の本体部62を連係させ且つ該本体部6
2を貫通させた駆動ロッド63の先端を前記楔形駆動部
材1の薄肉端部13に着脱可能に連結するとともに、他
端を該ジャッキ61の駆動部64に連係し、扛上後は取
り外し可能である駆動手段6と、前記楔形駆動部材1を
駆動手段6にて引っ張って下部楔形受圧部材2に対して
上部楔形受圧部材3を上昇させて、板状沓4の上面に載
置した橋梁等の重量構造物Aを扛上した状態で、楔形駆
動部材1の移動を規制するストッパー手段7とよりな
り、μ<tanα(但し、μは互いに接触した前記傾斜
面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾斜角度である。)
の関係に設定したものである。
【0019】そして、前記楔形駆動部材1の上下面に、
下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材3とを互いの傾
斜面12,21及び傾斜面11,31を接触させて積層
するとともに、上部楔形受圧部材3の上面に板状沓4を
載置して、構造物Aと下部工Bとの間にセットする。そ
れから、前記下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材3
の移動を反力受手段5にて規制しながら、該反力受手段
5に油圧式センターホールジャッキ61の本体部62を
連係させ且つ該本体部62を貫通させた駆動ロッド63
の先端を前記楔形駆動部材1の薄肉端部13に着脱可能
に連結するとともに、他端を該ジャッキ61の駆動部6
4に連係させて駆動手段6を組み付ける。そして、前記
駆動手段6にて楔形駆動部材1を引っ張って下部楔形受
圧部材2に対して上部楔形受圧部材3を上昇させて、板
状沓4の上面に載置した橋梁等の重量構造物Aを扛上す
るのである。扛上後には、ストッパー手段7にて楔形駆
動部材1の移動を規制してその状態を安定に維持するの
である。また、扛上後に前記ストッパー手段7による移
動規制を解除し、駆動手段6の引っ張り力を弱め又は除
去すれば、μ<tanα(但し、μは互いに接触した前
記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾斜角度であ
る。)の関係に設定しているので、構造物Aは自重によ
って下降する。ここで、前記各傾斜面の傾斜角度αは、
該傾斜面の静止摩擦係数によって変わるが、通常は勾配
比率として10〜12%(tanα=0.10〜0.1
2)に設定する。また、構造物Aの扛上後、ストッパー
手段7にて楔形駆動部材1の移動を規制した後には、前
記駆動手段6を構成する油圧式センターホールジャッキ
61を取り外し、他の楔形ジャッキ装置に転用すること
が可能となる。
下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材3とを互いの傾
斜面12,21及び傾斜面11,31を接触させて積層
するとともに、上部楔形受圧部材3の上面に板状沓4を
載置して、構造物Aと下部工Bとの間にセットする。そ
れから、前記下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材3
の移動を反力受手段5にて規制しながら、該反力受手段
5に油圧式センターホールジャッキ61の本体部62を
連係させ且つ該本体部62を貫通させた駆動ロッド63
の先端を前記楔形駆動部材1の薄肉端部13に着脱可能
に連結するとともに、他端を該ジャッキ61の駆動部6
4に連係させて駆動手段6を組み付ける。そして、前記
駆動手段6にて楔形駆動部材1を引っ張って下部楔形受
圧部材2に対して上部楔形受圧部材3を上昇させて、板
状沓4の上面に載置した橋梁等の重量構造物Aを扛上す
るのである。扛上後には、ストッパー手段7にて楔形駆
動部材1の移動を規制してその状態を安定に維持するの
である。また、扛上後に前記ストッパー手段7による移
動規制を解除し、駆動手段6の引っ張り力を弱め又は除
去すれば、μ<tanα(但し、μは互いに接触した前
記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾斜角度であ
る。)の関係に設定しているので、構造物Aは自重によ
って下降する。ここで、前記各傾斜面の傾斜角度αは、
該傾斜面の静止摩擦係数によって変わるが、通常は勾配
比率として10〜12%(tanα=0.10〜0.1
2)に設定する。また、構造物Aの扛上後、ストッパー
手段7にて楔形駆動部材1の移動を規制した後には、前
記駆動手段6を構成する油圧式センターホールジャッキ
61を取り外し、他の楔形ジャッキ装置に転用すること
が可能となる。
【0020】また、前記下部楔形受圧部材2及び上部楔
形受圧部材3に対する楔形駆動部材1の摺動が容易にな
るように、互いに接触した各傾斜面12,21及び傾斜
面11,31の何れか一方の面、本実施例では傾斜面2
1と傾斜面31に周囲を除く中央部分にステンレス製又
は四フッ化エチレン樹脂製の滑動板22,32をそれぞ
れ埋設している。また、上部楔形受圧部材3の水平な上
面には前記板状沓4を摺動可能に載置するために、同様
に滑動板33を埋設している。しかし、各傾斜面間及び
部材間の摺動が容易であれば、滑動板は不要である。
形受圧部材3に対する楔形駆動部材1の摺動が容易にな
るように、互いに接触した各傾斜面12,21及び傾斜
面11,31の何れか一方の面、本実施例では傾斜面2
1と傾斜面31に周囲を除く中央部分にステンレス製又
は四フッ化エチレン樹脂製の滑動板22,32をそれぞ
れ埋設している。また、上部楔形受圧部材3の水平な上
面には前記板状沓4を摺動可能に載置するために、同様
に滑動板33を埋設している。しかし、各傾斜面間及び
部材間の摺動が容易であれば、滑動板は不要である。
【0021】前記楔形駆動部材1、下部楔形受圧部材2
及び上部楔形受圧部材3の素材は、原理的にはスチール
製でも可能であるが、運搬性、作業性を考慮すれば、よ
り軽量な素材を用いることが好ましく、軽量素材として
は合成樹脂複合材又はチタン等が挙げられる。この合成
樹脂複合材としては、フェノール樹脂を含浸した特殊繊
維の積層体を用いることが、強度及び硬度が高いので好
ましい。この積層体は、特殊繊維の織布からなる基材
を、フェノールとホルムアルデヒド及び特殊添加剤を反
応釜内で攪拌、反応させた樹脂液に含浸させ、乾燥した
後、所定の寸法に裁断し、それを積層して成形プレスに
て加圧処理して製造したブロック体である。そして、こ
のブロック体を所定形状に機械加工した後、滑動面をパ
ラフィン処理して前記各部材を作製している。ここで、
前記素材の物性は、比重が1.39、硬度が98HRM
である。また素材の機械的性質は、圧縮強さが積層方向
(以下、垂直方向という)で25.3kgf/mm2 と
織布に沿った方向(以下、水平方向という)で14.9
kgf/mm2 、曲げ強さが垂直方向で13.0kgf
/mm2 と水平方向で14.3kgf/mm2 、衝撃値
が垂直方向で45.2kgf・cm/cm2 と水平方向
で24.9kgf・cm/cm2 であり、摩耗量が0.
02mm/hr(但し、圧力P=60kg/cm2 、摺
動速度V=1m/sの試験条件の場合)である。尚、こ
れらの特性値は、温度が20℃の場合である。
及び上部楔形受圧部材3の素材は、原理的にはスチール
製でも可能であるが、運搬性、作業性を考慮すれば、よ
り軽量な素材を用いることが好ましく、軽量素材として
は合成樹脂複合材又はチタン等が挙げられる。この合成
樹脂複合材としては、フェノール樹脂を含浸した特殊繊
維の積層体を用いることが、強度及び硬度が高いので好
ましい。この積層体は、特殊繊維の織布からなる基材
を、フェノールとホルムアルデヒド及び特殊添加剤を反
応釜内で攪拌、反応させた樹脂液に含浸させ、乾燥した
後、所定の寸法に裁断し、それを積層して成形プレスに
て加圧処理して製造したブロック体である。そして、こ
のブロック体を所定形状に機械加工した後、滑動面をパ
ラフィン処理して前記各部材を作製している。ここで、
前記素材の物性は、比重が1.39、硬度が98HRM
である。また素材の機械的性質は、圧縮強さが積層方向
(以下、垂直方向という)で25.3kgf/mm2 と
織布に沿った方向(以下、水平方向という)で14.9
kgf/mm2 、曲げ強さが垂直方向で13.0kgf
/mm2 と水平方向で14.3kgf/mm2 、衝撃値
が垂直方向で45.2kgf・cm/cm2 と水平方向
で24.9kgf・cm/cm2 であり、摩耗量が0.
02mm/hr(但し、圧力P=60kg/cm2 、摺
動速度V=1m/sの試験条件の場合)である。尚、こ
れらの特性値は、温度が20℃の場合である。
【0022】前記板状沓4は、本実施例では上部楔形受
圧部材3の上面に直接載置する金属製のトッププレート
41と、その上面に積層するネオプレンゴム製等のゴム
パッド42から構成されている。このゴムパッド42の
上面には、構造物Aが載置され、扛上後には該構造物A
の振動や水平回転を吸収する作用がある。
圧部材3の上面に直接載置する金属製のトッププレート
41と、その上面に積層するネオプレンゴム製等のゴム
パッド42から構成されている。このゴムパッド42の
上面には、構造物Aが載置され、扛上後には該構造物A
の振動や水平回転を吸収する作用がある。
【0023】前記センターホールジャッキ61は、本体
部62の中央に貫通孔を有する駆動部64を有し、該駆
動部64は油圧によって本体部62の一方へ摺動突出
し、この駆動部64に駆動ロッド63を貫通させてその
基端に戻り止めナット65を螺着すると、駆動部64の
摺動突出に伴って駆動ロッド63が軸方向に移動して引
っ張り駆動力を発生する構造のものである。そこで、本
体部62を反力受手段5に連係させ、駆動ロッド63の
先端を楔形駆動部材1の薄肉端部13に連結することに
よって、前記反力受手段5にて下部楔形受圧部材2と上
部楔形受圧部材3の移動を規制した状態で前記楔形駆動
部材1を引っ張り駆動するのである。尚、前記本体部6
2と反力受手段5との間には、前記駆動ロッド63が貫
通するスペーサ66を適宜介在させることも可能であ
る。
部62の中央に貫通孔を有する駆動部64を有し、該駆
動部64は油圧によって本体部62の一方へ摺動突出
し、この駆動部64に駆動ロッド63を貫通させてその
基端に戻り止めナット65を螺着すると、駆動部64の
摺動突出に伴って駆動ロッド63が軸方向に移動して引
っ張り駆動力を発生する構造のものである。そこで、本
体部62を反力受手段5に連係させ、駆動ロッド63の
先端を楔形駆動部材1の薄肉端部13に連結することに
よって、前記反力受手段5にて下部楔形受圧部材2と上
部楔形受圧部材3の移動を規制した状態で前記楔形駆動
部材1を引っ張り駆動するのである。尚、前記本体部6
2と反力受手段5との間には、前記駆動ロッド63が貫
通するスペーサ66を適宜介在させることも可能であ
る。
【0024】前記楔形駆動部材1の薄肉端部13にセン
ターホールジャッキ61の駆動ロッド63の先端を着脱
自在に連結するには、図4に示すように、楔形駆動部材
1の中心部に薄肉端部13から厚肉端部14にかけて貫
通孔15を形成し、該貫通孔15にテンションバー16
を挿通し、該テンションバー16の両端に形成した雄ネ
ジ部16a,16bの一方を、厚肉端部14に形成した
座ぐり孔14a内に位置させたナット16cに螺合する
とともに、他方を薄肉端部13内に埋設した連結パイプ
17の内面に形成した雌ネジ部17aの略半分に螺合
し、薄肉端部13に開口した雌ネジ部17aの残余の部
分に、前記駆動ロッド63の先端の雄ネジ部63aを螺
合するのである。また、連結パイプ17を埋設した薄肉
端部13の部分は、強度を高めるために連結パイプ17
に沿って厚肉部18を形成している。従って、この厚肉
部18では前記傾斜面11,12は不連続となり、この
厚肉部18に対応する前記下部楔形受圧部材2の傾斜面
21には切欠部23を、前記上部楔形受圧部材3の傾斜
面31には切欠部34を形成している。しかし、この連
結構造は、前述の実施例に限定されるものではなく、楔
形駆動部材1が十分に大きな引っ張り耐力を有する場合
には、薄肉端部13に形成した螺孔に直接駆動ロッド6
3の雄ネジ部63aを螺合しても良いのである。
ターホールジャッキ61の駆動ロッド63の先端を着脱
自在に連結するには、図4に示すように、楔形駆動部材
1の中心部に薄肉端部13から厚肉端部14にかけて貫
通孔15を形成し、該貫通孔15にテンションバー16
を挿通し、該テンションバー16の両端に形成した雄ネ
ジ部16a,16bの一方を、厚肉端部14に形成した
座ぐり孔14a内に位置させたナット16cに螺合する
とともに、他方を薄肉端部13内に埋設した連結パイプ
17の内面に形成した雌ネジ部17aの略半分に螺合
し、薄肉端部13に開口した雌ネジ部17aの残余の部
分に、前記駆動ロッド63の先端の雄ネジ部63aを螺
合するのである。また、連結パイプ17を埋設した薄肉
端部13の部分は、強度を高めるために連結パイプ17
に沿って厚肉部18を形成している。従って、この厚肉
部18では前記傾斜面11,12は不連続となり、この
厚肉部18に対応する前記下部楔形受圧部材2の傾斜面
21には切欠部23を、前記上部楔形受圧部材3の傾斜
面31には切欠部34を形成している。しかし、この連
結構造は、前述の実施例に限定されるものではなく、楔
形駆動部材1が十分に大きな引っ張り耐力を有する場合
には、薄肉端部13に形成した螺孔に直接駆動ロッド6
3の雄ネジ部63aを螺合しても良いのである。
【0025】次に、各発明を図面に基づいて詳細に説明
する。先ず、第1発明を図1〜図4に基づいて説明す
る。前記下部楔形受圧部材2は、下部工Bに水平に載置
したステンレス製のベース板8の上面に摺動可能に載置
する。この場合、ベース板8を水平に設定するために、
該ベース板8の四隅に上下方向に貫通させて螺合した調
節ボルト81,…を利用している。また、前記反力受手
段5は、上下受板51,52と垂直な連結板53とから
なる側面視コ字形の反力受部材54を用い、上下の受板
51,52の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧部材3と
下部楔形受圧部材2の厚肉端面35,24に当接し、ま
た上下の受板51,52間には前記楔形駆動部材1の薄
肉部分を受入れ可能とし且つ前記連結板53の外側面に
油圧式センターホールジャッキ61の本体部62を当接
した状態で該連結板53の中央部に開口した縦長孔55
に前記駆動ロッド63を挿通する構造のものである。更
に、ストッパー手段7は、所定高さ扛上した後に、楔形
駆動部材1の両側面の長さ方向に沿って所定間隔毎に形
成した螺孔又は孔71,…を利用して該楔形駆動部材1
の両側面にボルト又はピン72にて取付けた規制板73
の上下部を、該楔形駆動部材1の横幅よりも広い下部楔
形受圧部材2及1上部楔形受圧部材3の両側部の同一箇
所に形成した切欠部74,75に係合した構造のもので
ある。
する。先ず、第1発明を図1〜図4に基づいて説明す
る。前記下部楔形受圧部材2は、下部工Bに水平に載置
したステンレス製のベース板8の上面に摺動可能に載置
する。この場合、ベース板8を水平に設定するために、
該ベース板8の四隅に上下方向に貫通させて螺合した調
節ボルト81,…を利用している。また、前記反力受手
段5は、上下受板51,52と垂直な連結板53とから
なる側面視コ字形の反力受部材54を用い、上下の受板
51,52の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧部材3と
下部楔形受圧部材2の厚肉端面35,24に当接し、ま
た上下の受板51,52間には前記楔形駆動部材1の薄
肉部分を受入れ可能とし且つ前記連結板53の外側面に
油圧式センターホールジャッキ61の本体部62を当接
した状態で該連結板53の中央部に開口した縦長孔55
に前記駆動ロッド63を挿通する構造のものである。更
に、ストッパー手段7は、所定高さ扛上した後に、楔形
駆動部材1の両側面の長さ方向に沿って所定間隔毎に形
成した螺孔又は孔71,…を利用して該楔形駆動部材1
の両側面にボルト又はピン72にて取付けた規制板73
の上下部を、該楔形駆動部材1の横幅よりも広い下部楔
形受圧部材2及1上部楔形受圧部材3の両側部の同一箇
所に形成した切欠部74,75に係合した構造のもので
ある。
【0026】第1発明では、枠部材が存在しないことか
ら、軽量であるとともに、構造物Aと下部工Bの間への
組み付けが容易である。また、ストッパー手段7は、規
制板73を楔形駆動部材1の両側面に側方から取付ける
構造であるので、構造物Aと下部工Bの間の隙間が狭い
場合にも簡単に取付けることが可能である。更に、ベー
ス板8に下部楔形受圧部材2を摺動可能に載置した構造
であるので、扛上後、ストッパー手段7によって楔形駆
動部材1に対する下部楔形受圧部材2及び上部楔形受圧
部材3の移動を規制した状態で、構造物Aに水平力を与
えれば該構造物Aを縦横に移動させることも可能であ
り、特に地震によって橋桁が所定位置から大きく変位し
た場合に、元の位置まで移動させて戻す作業に適してい
る。
ら、軽量であるとともに、構造物Aと下部工Bの間への
組み付けが容易である。また、ストッパー手段7は、規
制板73を楔形駆動部材1の両側面に側方から取付ける
構造であるので、構造物Aと下部工Bの間の隙間が狭い
場合にも簡単に取付けることが可能である。更に、ベー
ス板8に下部楔形受圧部材2を摺動可能に載置した構造
であるので、扛上後、ストッパー手段7によって楔形駆
動部材1に対する下部楔形受圧部材2及び上部楔形受圧
部材3の移動を規制した状態で、構造物Aに水平力を与
えれば該構造物Aを縦横に移動させることも可能であ
り、特に地震によって橋桁が所定位置から大きく変位し
た場合に、元の位置まで移動させて戻す作業に適してい
る。
【0027】次に、第2発明を図5〜図7に基づいて説
明する。本発明は、上方開放の箱形の枠部材9内に、前
記下部楔形受圧部材2、楔形駆動部材1及び上部楔形受
圧部材3を順次積層する構造である。該枠部材9は、前
記楔形駆動部材1の移動方向に沿って延びた両側板9
1,91と、その両端を連結する両端面板92,93
と、底板94とで形成した上方開放の箱形である。ま
た、前記反力受手段5は、一方の端面板92の内方に上
下に間隔を隔てて突設した一対の反力受板56,57の
先端をそれぞれ前記上部楔形受圧部材3と下部楔形受圧
部材2の厚肉端面35,24に当接し且つ上下の反力受
板56,57間には前記楔形駆動部材1の薄肉部分を受
入れ可能とし、また該反力受板56,57を突設した一
方の端面板92の外側面に油圧式センターホールジャッ
キ61の本体部62を当接した状態で該端面板92の中
央部に開口した縦長孔95に前記駆動ロッド63を挿通
する構造のものである。尚、楔形駆動部材1を駆動手段
6にて引っ張り、該楔形駆動部材1が上昇するにつれ
て、駆動ロッド63も上昇し、端面板92とセンターホ
ールジャッキ61の本体部62との接触位置が変化する
ので、その摺動を容易にするため端面板94の外側面に
四フッ化エンチレン樹脂製の滑動板96を固着してい
る。更に、ストッパー手段7は、更に所定高さ扛上した
後に、他方の端面板93と楔形駆動部材1の厚肉端部1
4間に単又は複数のストッパー板76,…を挿入する構
造である。
明する。本発明は、上方開放の箱形の枠部材9内に、前
記下部楔形受圧部材2、楔形駆動部材1及び上部楔形受
圧部材3を順次積層する構造である。該枠部材9は、前
記楔形駆動部材1の移動方向に沿って延びた両側板9
1,91と、その両端を連結する両端面板92,93
と、底板94とで形成した上方開放の箱形である。ま
た、前記反力受手段5は、一方の端面板92の内方に上
下に間隔を隔てて突設した一対の反力受板56,57の
先端をそれぞれ前記上部楔形受圧部材3と下部楔形受圧
部材2の厚肉端面35,24に当接し且つ上下の反力受
板56,57間には前記楔形駆動部材1の薄肉部分を受
入れ可能とし、また該反力受板56,57を突設した一
方の端面板92の外側面に油圧式センターホールジャッ
キ61の本体部62を当接した状態で該端面板92の中
央部に開口した縦長孔95に前記駆動ロッド63を挿通
する構造のものである。尚、楔形駆動部材1を駆動手段
6にて引っ張り、該楔形駆動部材1が上昇するにつれ
て、駆動ロッド63も上昇し、端面板92とセンターホ
ールジャッキ61の本体部62との接触位置が変化する
ので、その摺動を容易にするため端面板94の外側面に
四フッ化エンチレン樹脂製の滑動板96を固着してい
る。更に、ストッパー手段7は、更に所定高さ扛上した
後に、他方の端面板93と楔形駆動部材1の厚肉端部1
4間に単又は複数のストッパー板76,…を挿入する構
造である。
【0028】次に、第3発明を図8及び図9に基づいて
説明する。本発明は、第2発明と同様に、上方開放の箱
形の枠部材9内に、前記下部楔形受圧部材2、楔形駆動
部材1及び上部楔形受圧部材3を順次積層する構造であ
る。該枠部材9は、前記楔形駆動部材1の移動方向に沿
って延びた両側板91,91と、その両端を連結する両
端面板92,93と、底板94とで形成した上方開放の
箱形である。ここで、前記端面板92は、側面視L字形
の部材の垂直板がそれに対応し、このL字形部材の水平
板97は底板94に沿って固定されている。また、前記
反力受手段5は、下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部
材3のそれぞれの厚肉端面24,35から水平に延設し
た反力受突部58,59の先端を一方の端面板92の内
側面に当接し且つ上下の反力受突部58,59間には前
記楔形駆動部材1の薄肉部分を受入れ可能とし、また該
反力受突部58,59を当接した一方の端面板92の外
側面に油圧式センターホールジャッキ61の本体部62
を当接した状態で該端面板92の中央部に開口した縦長
孔95に前記駆動ロッド63を挿通した構造のものであ
る。更に、ストッパー手段7は、所定高さ扛上した後
に、他方の端面板93と楔形駆動部材1の厚肉端部14
間に単又は複数のストッパー板76,…を挿入する構造
である。
説明する。本発明は、第2発明と同様に、上方開放の箱
形の枠部材9内に、前記下部楔形受圧部材2、楔形駆動
部材1及び上部楔形受圧部材3を順次積層する構造であ
る。該枠部材9は、前記楔形駆動部材1の移動方向に沿
って延びた両側板91,91と、その両端を連結する両
端面板92,93と、底板94とで形成した上方開放の
箱形である。ここで、前記端面板92は、側面視L字形
の部材の垂直板がそれに対応し、このL字形部材の水平
板97は底板94に沿って固定されている。また、前記
反力受手段5は、下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部
材3のそれぞれの厚肉端面24,35から水平に延設し
た反力受突部58,59の先端を一方の端面板92の内
側面に当接し且つ上下の反力受突部58,59間には前
記楔形駆動部材1の薄肉部分を受入れ可能とし、また該
反力受突部58,59を当接した一方の端面板92の外
側面に油圧式センターホールジャッキ61の本体部62
を当接した状態で該端面板92の中央部に開口した縦長
孔95に前記駆動ロッド63を挿通した構造のものであ
る。更に、ストッパー手段7は、所定高さ扛上した後
に、他方の端面板93と楔形駆動部材1の厚肉端部14
間に単又は複数のストッパー板76,…を挿入する構造
である。
【0029】この第3発明の楔形ジャッキ装置の使用方
法を説明すれば、図9(I)に示すように、枠部材9内
に下部楔形受圧部材2、楔形駆動部材1及び上部楔形受
圧部材3を積層し、前述の如く駆動手段6としてのセン
ターホールジャッキ61を取付け、楔形駆動部材1の厚
肉端部14が最も端面板93に接近した状態にセットす
る。それから、センターホールジャッキ61を駆動させ
て駆動部64を突出させて駆動ロッド63を介して楔形
駆動部材1を下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材3
の間に引き込み、上部楔形受圧部材3を上昇させた後、
枠部材9の端面板93と楔形駆動部材1の厚肉端部14
との間にストッパー手段7としてのストッパー板76,
…を適数枚挿入する(図9(II)の状態)。この状態で
は、ストッパー板76,…によって楔形駆動部材1の戻
り止めがなされ、もはや移動することがないので、図9
(III)に示すようにセンターホールジャッキ61を取り
外すことが可能である。この状態でも安定な扛上の目的
は達成し、取り外したセンターホールジャッキ61は他
の楔形ジャッキ装置の駆動手段6として利用することが
可能である。
法を説明すれば、図9(I)に示すように、枠部材9内
に下部楔形受圧部材2、楔形駆動部材1及び上部楔形受
圧部材3を積層し、前述の如く駆動手段6としてのセン
ターホールジャッキ61を取付け、楔形駆動部材1の厚
肉端部14が最も端面板93に接近した状態にセットす
る。それから、センターホールジャッキ61を駆動させ
て駆動部64を突出させて駆動ロッド63を介して楔形
駆動部材1を下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材3
の間に引き込み、上部楔形受圧部材3を上昇させた後、
枠部材9の端面板93と楔形駆動部材1の厚肉端部14
との間にストッパー手段7としてのストッパー板76,
…を適数枚挿入する(図9(II)の状態)。この状態で
は、ストッパー板76,…によって楔形駆動部材1の戻
り止めがなされ、もはや移動することがないので、図9
(III)に示すようにセンターホールジャッキ61を取り
外すことが可能である。この状態でも安定な扛上の目的
は達成し、取り外したセンターホールジャッキ61は他
の楔形ジャッキ装置の駆動手段6として利用することが
可能である。
【0030】最後に、第4発明を図10及び図11に基
づいて説明する。本発明は、第3発明の枠部材9におけ
る底板94がない以外は基本的には同じ構造のものであ
るが、この底板94を省略したことと、ステンレス製の
ベース板8を用いることによって第3発明とその作用効
果に大きな相違が生じる。即ち、本発明は、上下開放の
箱形の枠部材9内に、前記下部楔形受圧部材2を収容し
てベース板8上に載置するとともに、その上方に楔形駆
動部材1及び上部楔形受圧部材3を順次積層する構造で
ある。この枠部材9は、前記楔形駆動部材1の移動方向
に沿って延びた両側板91,91と、その両端を連結す
る両端面板92,93とで形成した上下開放の箱形であ
る。ここで、前記端面板92は、側面視L字形の部材の
垂直板がそれに対応し、このL字形部材の水平板97は
側板91の下縁に沿って固定され、側板91の下縁と水
平板97の下面は面一に設定されている。また、前記反
力受手段5は、下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材
3のそれぞれの厚肉端面24,35から水平に延設した
反力受突部58,59の先端を一方の端面板92の内側
面に当接し且つ上下の反力受突部58,59間には前記
楔形駆動部材1の薄肉部分を受入れ可能とし、また該反
力受突部58,59を当接した一方の端面板92の外側
面に油圧式センターホールジャッキ61の本体部62を
当接した状態で該端面板92の中央部に開口した縦長孔
95に前記駆動ロッド63を挿通した構造のものであ
る。更に、ストッパー手段7は、所定高さ扛上した後
に、他方の端面板93と楔形駆動部材1の厚肉端部14
間に単又は複数のストッパー板76,…を挿入する構造
である。
づいて説明する。本発明は、第3発明の枠部材9におけ
る底板94がない以外は基本的には同じ構造のものであ
るが、この底板94を省略したことと、ステンレス製の
ベース板8を用いることによって第3発明とその作用効
果に大きな相違が生じる。即ち、本発明は、上下開放の
箱形の枠部材9内に、前記下部楔形受圧部材2を収容し
てベース板8上に載置するとともに、その上方に楔形駆
動部材1及び上部楔形受圧部材3を順次積層する構造で
ある。この枠部材9は、前記楔形駆動部材1の移動方向
に沿って延びた両側板91,91と、その両端を連結す
る両端面板92,93とで形成した上下開放の箱形であ
る。ここで、前記端面板92は、側面視L字形の部材の
垂直板がそれに対応し、このL字形部材の水平板97は
側板91の下縁に沿って固定され、側板91の下縁と水
平板97の下面は面一に設定されている。また、前記反
力受手段5は、下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材
3のそれぞれの厚肉端面24,35から水平に延設した
反力受突部58,59の先端を一方の端面板92の内側
面に当接し且つ上下の反力受突部58,59間には前記
楔形駆動部材1の薄肉部分を受入れ可能とし、また該反
力受突部58,59を当接した一方の端面板92の外側
面に油圧式センターホールジャッキ61の本体部62を
当接した状態で該端面板92の中央部に開口した縦長孔
95に前記駆動ロッド63を挿通した構造のものであ
る。更に、ストッパー手段7は、所定高さ扛上した後
に、他方の端面板93と楔形駆動部材1の厚肉端部14
間に単又は複数のストッパー板76,…を挿入する構造
である。
【0031】この第4発明の楔形ジャッキ装置の使用方
法を説明すれば、図11(I)に示すように、枠部材9
をベース板8に載置した状態で、該枠部材9内に下部楔
形受圧部材2、楔形駆動部材1及び上部楔形受圧部材3
を積層し、前述の如く駆動手段6としてのセンターホー
ルジャッキ61を取付け、楔形駆動部材1の厚肉端部1
4が最も端面板93に接近した状態にセットする。それ
から、センターホールジャッキ61を駆動させて駆動部
64を突出させて駆動ロッド63を介して楔形駆動部材
1を下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材3の間に引
き込み、上部楔形受圧部材3を上昇させると、構造物A
(図示せず)の荷重は下部楔形受圧部材2を介して下部
工B(図示せず)に載置したベース板8に伝達され、構
造物Aの扛上後に枠部材9の端面板93と楔形駆動部材
1の厚肉端部14との間にストッパー手段7としてのス
トッパー板76,…を適数枚挿入する(図11(II)の
状態)。この状態では、ストッパー板76,…によって
楔形駆動部材1の戻り止めがなされ、もはや移動するこ
とがないので、図11(III)に示すようにセンターホー
ルジャッキ61を取り外すことが可能である。この状態
でも安定な扛上の目的は達成し、取り外したセンターホ
ールジャッキ61は他の楔形ジャッキ装置の駆動手段6
として利用することが可能である。また、構造物Aを扛
上し且つストッパー手段7によって楔形駆動部材1の移
動を規制した状態で、構造物Aに水平力を与えれば該構
造物Aを縦横に移動させることも可能であり、特に地震
によって橋桁が所定位置から大きく変位した場合に、元
の位置まで移動させて戻す作業に適している。
法を説明すれば、図11(I)に示すように、枠部材9
をベース板8に載置した状態で、該枠部材9内に下部楔
形受圧部材2、楔形駆動部材1及び上部楔形受圧部材3
を積層し、前述の如く駆動手段6としてのセンターホー
ルジャッキ61を取付け、楔形駆動部材1の厚肉端部1
4が最も端面板93に接近した状態にセットする。それ
から、センターホールジャッキ61を駆動させて駆動部
64を突出させて駆動ロッド63を介して楔形駆動部材
1を下部楔形受圧部材2と上部楔形受圧部材3の間に引
き込み、上部楔形受圧部材3を上昇させると、構造物A
(図示せず)の荷重は下部楔形受圧部材2を介して下部
工B(図示せず)に載置したベース板8に伝達され、構
造物Aの扛上後に枠部材9の端面板93と楔形駆動部材
1の厚肉端部14との間にストッパー手段7としてのス
トッパー板76,…を適数枚挿入する(図11(II)の
状態)。この状態では、ストッパー板76,…によって
楔形駆動部材1の戻り止めがなされ、もはや移動するこ
とがないので、図11(III)に示すようにセンターホー
ルジャッキ61を取り外すことが可能である。この状態
でも安定な扛上の目的は達成し、取り外したセンターホ
ールジャッキ61は他の楔形ジャッキ装置の駆動手段6
として利用することが可能である。また、構造物Aを扛
上し且つストッパー手段7によって楔形駆動部材1の移
動を規制した状態で、構造物Aに水平力を与えれば該構
造物Aを縦横に移動させることも可能であり、特に地震
によって橋桁が所定位置から大きく変位した場合に、元
の位置まで移動させて戻す作業に適している。
【0032】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の楔形ジャッキ装
置によれば、重量構造物を扛上することができるととも
に、扛上後にはストッパー手段にて楔形駆動部材の移動
を規制してその状態を安定に維持することができる。ま
た、扛上後にストッパー手段による移動規制を解除し、
駆動手段の引っ張り力を弱め又は除去すれば、μ<ta
nα(但し、μは互いに接触した前記傾斜面間の静止摩
擦係数、αは傾斜面の傾斜角度である。)の関係に設定
しているので、構造物は自重によって下降させることが
できる。また、傾斜面の傾斜角度を前述のように設定し
たことにより、扛上増幅率は低下するが扛上量が増加す
る。また、構造物の扛上後、ストッパー手段にて楔形駆
動部材の移動を規制した後には、前記駆動手段を構成す
る油圧式センターホールジャッキを取り外し、他の楔形
ジャッキ装置に転用することが可能となるので、大幅な
コスト低減化になる。そして、各発明に特有な効果は以
下に示す通りである。
置によれば、重量構造物を扛上することができるととも
に、扛上後にはストッパー手段にて楔形駆動部材の移動
を規制してその状態を安定に維持することができる。ま
た、扛上後にストッパー手段による移動規制を解除し、
駆動手段の引っ張り力を弱め又は除去すれば、μ<ta
nα(但し、μは互いに接触した前記傾斜面間の静止摩
擦係数、αは傾斜面の傾斜角度である。)の関係に設定
しているので、構造物は自重によって下降させることが
できる。また、傾斜面の傾斜角度を前述のように設定し
たことにより、扛上増幅率は低下するが扛上量が増加す
る。また、構造物の扛上後、ストッパー手段にて楔形駆
動部材の移動を規制した後には、前記駆動手段を構成す
る油圧式センターホールジャッキを取り外し、他の楔形
ジャッキ装置に転用することが可能となるので、大幅な
コスト低減化になる。そして、各発明に特有な効果は以
下に示す通りである。
【0033】請求項1によれば、下部工(橋脚)と構造
物(橋桁)間の作業空間が狭い場合にも側方から規制板
を取付けて楔形駆動部材に対して下部楔形受圧部材及び
上部楔形受圧部材の移動を規制することができ、このス
トッパー手段による移動規制した状態でベース板の上面
に沿って下部楔形受圧部材を任意の方向へ摺動させ、も
って構造物をベース板に沿って縦横に移動させることが
できる。また、反力受手段として分離可能な反力受部材
を用いたことにより、油圧式センターホールジャッキの
取り外しが容易であるとともに、楔形駆動部材、下部楔
形受圧部材及び上部楔形受圧部材を収容するための枠部
材が不要になって装置自体の軽量化が図れるのである。
物(橋桁)間の作業空間が狭い場合にも側方から規制板
を取付けて楔形駆動部材に対して下部楔形受圧部材及び
上部楔形受圧部材の移動を規制することができ、このス
トッパー手段による移動規制した状態でベース板の上面
に沿って下部楔形受圧部材を任意の方向へ摺動させ、も
って構造物をベース板に沿って縦横に移動させることが
できる。また、反力受手段として分離可能な反力受部材
を用いたことにより、油圧式センターホールジャッキの
取り外しが容易であるとともに、楔形駆動部材、下部楔
形受圧部材及び上部楔形受圧部材を収容するための枠部
材が不要になって装置自体の軽量化が図れるのである。
【0034】請求項2によれば、枠部材内に下部楔形受
圧部材、楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層
し、前記反力受手段として一方の端面板の内方に上下に
間隔を隔てて突設した一対の反力受板の先端をそれぞれ
前記上部楔形受圧部材と下部楔形受圧部材の厚肉端面に
当接し且つ上下の反力受板間には前記楔形駆動部材の薄
肉部分を受入れ可能とした構成であるので、構造的に強
固である。また、反力受板を突設した一方の端面板の外
側面に油圧式センターホールジャッキの本体部を当接し
た状態で該端面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動
ロッドを挿通したので、油圧式センターホールジャッキ
の取り外しが容易である。更に、所定高さ扛上した後
に、他方の端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は
複数のストッパー板を挿入してなるストッパー手段を採
用したので、扛上支持が極めて安定し半永久的である。
圧部材、楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層
し、前記反力受手段として一方の端面板の内方に上下に
間隔を隔てて突設した一対の反力受板の先端をそれぞれ
前記上部楔形受圧部材と下部楔形受圧部材の厚肉端面に
当接し且つ上下の反力受板間には前記楔形駆動部材の薄
肉部分を受入れ可能とした構成であるので、構造的に強
固である。また、反力受板を突設した一方の端面板の外
側面に油圧式センターホールジャッキの本体部を当接し
た状態で該端面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動
ロッドを挿通したので、油圧式センターホールジャッキ
の取り外しが容易である。更に、所定高さ扛上した後
に、他方の端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は
複数のストッパー板を挿入してなるストッパー手段を採
用したので、扛上支持が極めて安定し半永久的である。
【0035】請求項3によれば、枠部材内に下部楔形受
圧部材、楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層
し、前記反力受手段として下部楔形受圧部材と上部楔形
受圧部材のそれぞれの厚肉端面から水平に延設した反力
受突部の先端を一方の端面板の内側面に当接し且つ上下
の反力受突部間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入
れ可能とした構成であるので、構造的に強固であり、し
かも上下部の楔形受圧部材に反力受手段としての反力受
突部が一体形成されていることによって部品点数が減少
するとともに、各傾斜面間に異物の侵入を防止できる。
また、反力受突部を当接した一方の端面板の外側面に油
圧式センターホールジャッキの本体部を当接した状態で
該端面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを
挿通したので、油圧式センターホールジャッキの取り外
しが容易である。更に、所定高さ扛上した後に、他方の
端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のスト
ッパー板を挿入してなるストッパー手段を採用したの
で、扛上支持が極めて安定し半永久的である。
圧部材、楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層
し、前記反力受手段として下部楔形受圧部材と上部楔形
受圧部材のそれぞれの厚肉端面から水平に延設した反力
受突部の先端を一方の端面板の内側面に当接し且つ上下
の反力受突部間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入
れ可能とした構成であるので、構造的に強固であり、し
かも上下部の楔形受圧部材に反力受手段としての反力受
突部が一体形成されていることによって部品点数が減少
するとともに、各傾斜面間に異物の侵入を防止できる。
また、反力受突部を当接した一方の端面板の外側面に油
圧式センターホールジャッキの本体部を当接した状態で
該端面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを
挿通したので、油圧式センターホールジャッキの取り外
しが容易である。更に、所定高さ扛上した後に、他方の
端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のスト
ッパー板を挿入してなるストッパー手段を採用したの
で、扛上支持が極めて安定し半永久的である。
【0036】請求項4によれば、上下開放の箱形の枠部
材をベース板上に載置し、該枠部材内に前記下部楔形受
圧部材を収容してベース板上に載置するとともに、その
上方に楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層し
た構造であるので、メンテナンスが容易になる。また、
反力受手段として上下部の楔形受圧部材に反力受突部が
一体形成されていることによって部品点数が減少すると
ともに、各傾斜面間に異物の侵入を防止できる。その
上、枠部材が上下に開放し、下部楔形受圧部材が直接ベ
ース板上で摺動可能であるので、ベース板の上面に沿っ
て下部楔形受圧部材を任意の方向へ摺動させ、もって下
部工(橋脚)に対して構造物(橋桁)をベース板に沿っ
て縦横に移動させることが可能である。また、反力受突
部を当接した一方の端面板の外側面に油圧式センターホ
ールジャッキの本体部を当接した状態で該端面板の中央
部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通したので、
油圧式センターホールジャッキの取り外しが容易であ
る。更に、所定高さ扛上した後に、他方の端面板と楔形
駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のストッパー板を挿
入してなるストッパー手段を採用したので、扛上支持が
極めて安定し半永久的である。
材をベース板上に載置し、該枠部材内に前記下部楔形受
圧部材を収容してベース板上に載置するとともに、その
上方に楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層し
た構造であるので、メンテナンスが容易になる。また、
反力受手段として上下部の楔形受圧部材に反力受突部が
一体形成されていることによって部品点数が減少すると
ともに、各傾斜面間に異物の侵入を防止できる。その
上、枠部材が上下に開放し、下部楔形受圧部材が直接ベ
ース板上で摺動可能であるので、ベース板の上面に沿っ
て下部楔形受圧部材を任意の方向へ摺動させ、もって下
部工(橋脚)に対して構造物(橋桁)をベース板に沿っ
て縦横に移動させることが可能である。また、反力受突
部を当接した一方の端面板の外側面に油圧式センターホ
ールジャッキの本体部を当接した状態で該端面板の中央
部に開口した縦長孔に前記駆動ロッドを挿通したので、
油圧式センターホールジャッキの取り外しが容易であ
る。更に、所定高さ扛上した後に、他方の端面板と楔形
駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のストッパー板を挿
入してなるストッパー手段を採用したので、扛上支持が
極めて安定し半永久的である。
【図1】第1発明の楔形ジャッキ装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図2】同じく組立てた状態を一部破断して示した側面
図である。
図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】楔形駆動部材の内部構造を示す断面図である。
【図5】第2発明の楔形ジャッキ装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図6】同じく組立てた状態を一部断面で示した側面図
である。
である。
【図7】同じく駆動手段側から見た側面図である。
【図8】第3発明の楔形ジャッキ装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図9】同じく組立てた状態で動作を示す断面図であ
り、(I)は組付状態、(II)は扛上支持した状態、
(III)はセンターホールジャッキを取り外した状態をそ
れぞれ示す。
り、(I)は組付状態、(II)は扛上支持した状態、
(III)はセンターホールジャッキを取り外した状態をそ
れぞれ示す。
【図10】第4発明の楔形ジャッキ装置の分解斜視図で
ある。
ある。
【図11】同じく組立てた状態で動作を示す断面図であ
り、(I)は組付状態、(II)は扛上支持した状態、
(III)はセンターホールジャッキを取り外した状態をそ
れぞれ示す。
り、(I)は組付状態、(II)は扛上支持した状態、
(III)はセンターホールジャッキを取り外した状態をそ
れぞれ示す。
【図12】重量構造物(橋桁)が下部工(橋脚)に支承
によって支持されている状態を示す説明図である。
によって支持されている状態を示す説明図である。
【図13】従来工法によって支承を取替える方法及び装
置の一例を示す説明図である。
置の一例を示す説明図である。
【図14】従来の楔形ジャッキ装置を示す断面図であ
り、(I)は組付状態、(II)は扛上した状態、(III)
は扛上支持した状態をそれぞれ示す。
り、(I)は組付状態、(II)は扛上した状態、(III)
は扛上支持した状態をそれぞれ示す。
A 構造物(橋桁) B 下部工(橋脚) 1 楔形駆動部材 2 下部楔形受圧部材 3 上部楔形受圧部材 4 板状沓 5 反力受手段 6 駆動手段 7 ストッパー手段 8 ベース板 9 枠部材 11 上方傾斜面 12 下方傾斜面 13 薄肉端部 14 厚肉端部 15 貫通孔 16 テンションバー 16a,16b 雄ネジ部 16c ナット 17 連結パイプ 17a 雌ネジ部 18 厚肉部 21 傾斜面 22 滑動板 23 切欠部 24 厚肉端面 31 傾斜面 32,33 滑動板 34 切欠部 35 厚肉端面 41 トッププレート 42 ゴムパッド 51 上方受板 52 下方受板 53 連結板 54 反力受部材 55 縦長孔 56 上方反力受板 57 下方反力受板 58 上方反力受突部 59 下方反力受突部 61 センターホールジャッキ 62 本体部 63 駆動ロッド 63a 雄ネジ部 64 駆動部 65 戻り止めナット 66 スペーサ 71 螺孔又は孔 72 ボルト又はピン 73 規制板 74,75 切欠部 76 ストッパー板 81 調節ボルト 91 側板 92,93 端面板 94 底板 95 縦長孔 96 滑動板 97 水平板
Claims (4)
- 【請求項1】 上面及び下面に傾斜面を形成し、長さ方
向に移動可能な楔形駆動部材と、前記楔形駆動部材の下
方傾斜面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を上面に形成
した下部楔形受圧部材と、前記楔形駆動部材の上方傾斜
面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を下面に形成した上
部楔形受圧部材と、前記上部楔形受圧部材の上面に載置
する板状沓と、前記下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部
材の移動を規制する反力受手段と、前記反力受手段に油
圧式センターホールジャッキの本体部を連係させ且つ該
本体部を貫通させた駆動ロッドの先端を前記楔形駆動部
材の薄肉端部に着脱可能に連結するとともに、他端を該
ジャッキの駆動部に連係し、扛上後は取り外し可能であ
る駆動手段と、前記楔形駆動部材を駆動手段にて引っ張
って下部楔形受圧部材に対して上部楔形受圧部材を上昇
させて、板状沓の上面に載置した橋梁等の重量構造物を
扛上した状態で、楔形駆動部材の移動を規制するストッ
パー手段とよりなり、μ<tanα(但し、μは互いに
接触した前記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾
斜角度である。)の関係に設定してなる楔形ジャッキ装
置であって、 前記下部楔形受圧部材をベース板の上面に摺動可能に載
置し、前記反力受手段として上下受板と垂直な連結板と
からなる側面視コ字形の反力受部材を用い、上下の受板
の先端をそれぞれ前記上部楔形受圧部材と下部楔形受圧
部材の厚肉端面に当接してなり、また上下の受板間には
前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可能とし且つ前記
連結板の外側面に油圧式センターホールジャッキの本体
部を当接した状態で該連結板の中央部に開口した縦長孔
に前記駆動ロッドを挿通し、更に所定高さ扛上した後
に、楔形駆動部材の両側面の長さ方向に沿って所定間隔
毎に形成した螺孔又は孔を利用してボルト又はピンにて
取付けた規制板の上下部を、該楔形駆動部材の横幅より
も広い下部楔形受圧部材及び上部楔形受圧部材の両側部
の同一箇所に形成した切欠部に係合してなるストッパー
手段を採用したことを特徴とする楔形ジャッキ装置。 - 【請求項2】 上面及び下面に傾斜面を形成し、長さ方
向に移動可能な楔形駆動部材と、前記楔形駆動部材の下
方傾斜面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を上面に形成
した下部楔形受圧部材と、前記楔形駆動部材の上方傾斜
面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を下面に形成した上
部楔形受圧部材と、前記上部楔形受圧部材の上面に載置
する板状沓と、前記下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部
材の移動を規制する反力受手段と、前記反力受手段に油
圧式センターホールジャッキの本体部を連係させ且つ該
本体部を貫通させた駆動ロッドの先端を前記楔形駆動部
材の薄肉端部に着脱可能に連結するとともに、他端を該
ジャッキの駆動部に連係し、扛上後は取り外し可能であ
る駆動手段と、前記楔形駆動部材を駆動手段にて引っ張
って下部楔形受圧部材に対して上部楔形受圧部材を上昇
させて、板状沓の上面に載置した橋梁等の重量構造物を
扛上した状態で、楔形駆動部材の移動を規制するストッ
パー手段とよりなり、μ<tanα(但し、μは互いに
接触した前記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾
斜角度である。)の関係に設定してなる楔形ジャッキ装
置であって、 前記楔形駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、
その両端を連結する両端面板と、底板とで形成した上方
開放の箱形の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形
駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力
受手段として一方の端面板の内方に上下に間隔を隔てて
突設した一対の反力受板の先端をそれぞれ前記上部楔形
受圧部材と下部楔形受圧部材の厚肉端面に当接し且つ上
下の反力受板間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入
れ可能としてなり、また該反力受板を突設した一方の端
面板の外側面に油圧式センターホールジャッキの本体部
を当接した状態で該端面板の中央部に開口した縦長孔に
前記駆動ロッドを挿通し、更に所定高さ扛上した後に、
他方の端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数
のストッパー板を挿入してなるストッパー手段を採用し
たことを特徴とする楔形ジャッキ装置。 - 【請求項3】 上面及び下面に傾斜面を形成し、長さ方
向に移動可能な楔形駆動部材と、前記楔形駆動部材の下
方傾斜面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を上面に形成
した下部楔形受圧部材と、前記楔形駆動部材の上方傾斜
面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を下面に形成した上
部楔形受圧部材と、前記上部楔形受圧部材の上面に載置
する板状沓と、前記下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部
材の移動を規制する反力受手段と、前記反力受手段に油
圧式センターホールジャッキの本体部を連係させ且つ該
本体部を貫通させた駆動ロッドの先端を前記楔形駆動部
材の薄肉端部に着脱可能に連結するとともに、他端を該
ジャッキの駆動部に連係し、扛上後は取り外し可能であ
る駆動手段と、前記楔形駆動部材を駆動手段にて引っ張
って下部楔形受圧部材に対して上部楔形受圧部材を上昇
させて、板状沓の上面に載置した橋梁等の重量構造物を
扛上した状態で、楔形駆動部材の移動を規制するストッ
パー手段とよりなり、μ<tanα(但し、μは互いに
接触した前記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾
斜角度である。)の関係に設定してなる楔形ジャッキ装
置であって、 前記楔形駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、
その両端を連結する両端面板と、底板とで形成した上方
開放の箱形の枠部材内に、前記下部楔形受圧部材、楔形
駆動部材及び上部楔形受圧部材を順次積層し、前記反力
受手段として下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部材のそ
れぞれの厚肉端面から水平に延設した反力受突部の先端
を一方の端面板の内側面に当接し且つ上下の反力受突部
間には前記楔形駆動部材の薄肉部分を受入れ可能として
なり、また該反力受突部を当接した一方の端面板の外側
面に油圧式センターホールジャッキの本体部を当接した
状態で該端面板の中央部に開口した縦長孔に前記駆動ロ
ッドを挿通し、更に所定高さ扛上した後に、他方の端面
板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単又は複数のストッパ
ー板を挿入してなるストッパー手段を採用したことを特
徴とする楔形ジャッキ装置。 - 【請求項4】 上面及び下面に傾斜面を形成し、長さ方
向に移動可能な楔形駆動部材と、前記楔形駆動部材の下
方傾斜面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を上面に形成
した下部楔形受圧部材と、前記楔形駆動部材の上方傾斜
面を摺動する同一傾斜角度の傾斜面を下面に形成した上
部楔形受圧部材と、前記上部楔形受圧部材の上面に載置
する板状沓と、前記下部楔形受圧部材と上部楔形受圧部
材の移動を規制する反力受手段と、前記反力受手段に油
圧式センターホールジャッキの本体部を連係させ且つ該
本体部を貫通させた駆動ロッドの先端を前記楔形駆動部
材の薄肉端部に着脱可能に連結するとともに、他端を該
ジャッキの駆動部に連係し、扛上後は取り外し可能であ
る駆動手段と、前記楔形駆動部材を駆動手段にて引っ張
って下部楔形受圧部材に対して上部楔形受圧部材を上昇
させて、板状沓の上面に載置した橋梁等の重量構造物を
扛上した状態で、楔形駆動部材の移動を規制するストッ
パー手段とよりなり、μ<tanα(但し、μは互いに
接触した前記傾斜面間の静止摩擦係数、αは傾斜面の傾
斜角度である。)の関係に設定してなる楔形ジャッキ装
置であって、 前記楔形駆動部材の移動方向に沿って延びた両側板と、
その両端を連結する両端面板とで形成した上下開放の箱
形の枠部材をベース板上に載置し、該枠部材内に前記下
部楔形受圧部材を収容してベース板上に載置するととも
に、その上方に楔形駆動部材及び上部楔形受圧部材を順
次積層し、前記反力受手段として下部楔形受圧部材と上
部楔形受圧部材のそれぞれの厚肉端面から水平に延設し
た反力受突部の先端を一方の端面板の内側面に当接し且
つ上下の反力受突部間には前記楔形駆動部材の薄肉部分
を受入れ可能としてあり、また該反力受突部を当接した
一方の端面板の外側面に油圧式センターホールジャッキ
の本体部を当接した状態で該端面板の中央部に開口した
縦長孔に前記駆動ロッドを挿通し、更に所定高さ扛上し
た後に、他方の端面板と楔形駆動部材の厚肉端部間に単
又は複数のストッパー板を挿入してなるストッパー手段
を採用したことを特徴とする楔形ジャッキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12795195A JPH08324980A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 楔形ジャッキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12795195A JPH08324980A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 楔形ジャッキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08324980A true JPH08324980A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=14972680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12795195A Pending JPH08324980A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 楔形ジャッキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08324980A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100984695B1 (ko) * | 2003-04-03 | 2010-10-01 | 꼼빠니 프랑세즈 에펠 꽁스트뤽씨옹 메탈리끄 | 무거운 하중을 움직이기 위한 장치 |
| KR101682628B1 (ko) * | 2016-09-29 | 2016-12-05 | 윤현숙 | 사선 이동 쐐기를 이용한 교량 인상 장치 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP12795195A patent/JPH08324980A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100984695B1 (ko) * | 2003-04-03 | 2010-10-01 | 꼼빠니 프랑세즈 에펠 꽁스트뤽씨옹 메탈리끄 | 무거운 하중을 움직이기 위한 장치 |
| KR101682628B1 (ko) * | 2016-09-29 | 2016-12-05 | 윤현숙 | 사선 이동 쐐기를 이용한 교량 인상 장치 |
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