JPH08326068A - エアバッグを用いた中空深礎基礎の工法 - Google Patents
エアバッグを用いた中空深礎基礎の工法Info
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Abstract
ための中空部を設けた中空深礎基礎を建設することによ
り、掘削土の運搬、処理コストを低下させることを目的
とする。 【構成】 上記工法は、掘削された穴にコンクリ−トを
打ち込んで深礎基礎を建設する途中工程で、その穴の所
定の位置にエアバッグを挿入し、そのエアバッグの内圧
が所定値に達するまでエアを供給した状態で、前記穴の
内周面と前記エアバッグの外周面との間の空間にコンク
リ−トを流し込んで硬化させたあと、前記エアバッグの
エアを抜いて内圧を低下させることにより同エアバッグ
を前記コンクリ−トから離間させ、同エアバッグを引き
上げることによって中空部を形成したうえ、その中空部
に前記穴の掘削土を詰めたあと、所定の形状に深礎基礎
を形成するエアバッグを用いた中空深礎基礎の工法であ
る。
Description
梁等を支える深礎基礎の工法に係り、詳しくは深礎基礎
を建設するときに出た掘削土を中空部に詰めることがで
きる中空深礎基礎の工法に関する。
の深礎基礎は一般に山岳地の斜面に建設されることが多
い。図12は、従来の深礎基礎51の外観図であり、こ
の従来の深礎基礎51は、中空部の無い充実型に建設さ
れている。その深礎基礎51を建設するため穴が掘削さ
れ、多量の掘削土が出る。その掘削土は、以前、建設場
所の斜面で処理されることが多かったが、出水等により
掘削土が流れ落ちて周囲の自然環境を破壊する恐れがあ
るため、現在では掘削土を自然環境破壊の心配の無い平
地等まで運搬して処理している。
建設するための穴を掘削した掘削土は、山岳地から自然
環境破壊の心配の無い平地等まで運搬して処理しなけれ
ばならないため、運搬と処理コストが嵩むうえ、最近は
残土捨て場を確保することが困難になっている。そこで
本発明では、深礎基礎建設時に出た掘削土を詰めるため
の中空部を有する中空深礎基礎を建設することにより、
掘削土処理コストを大幅に下げるとともに、中空深礎基
礎建設のためのコンクリ−ト量を少なくして総合的な建
設コストを低下させるエアバッグを用いた中空深礎基礎
の工法を提供することを解決すべき課題とするものであ
る。
決するための工法は、掘削された穴にコンクリ−トを打
ち込んで深礎基礎を建設する工程で、その穴の所定の位
置に1個のエアバッグを挿入し、そのエアバッグの内圧
が所定値に達するまでエアを供給した状態で、前記穴の
内周面と前記エアバッグの外周面との間の空間にコンク
リ−トを流し込んで硬化させたあと、前記エアバッグの
エアを抜いて内圧を低下させることにより同エアバッグ
を前記コンクリ−トから離間させ、同エアバッグを穴か
ら引き上げることによって中空部を形成したうえ、その
中空部に前記穴を掘削したときの掘削土を詰めたあと、
所定の形状に深礎基礎を形成することである。
クリ−トを打ち込んで深礎基礎を建設する工程で、複数
のエアバッグを所定の形状に位置決めしたエアバッグ配
置部材を、その穴の所定の位置に挿入したあと、それぞ
れのエアバッグの内圧が所定値に達するまでエアを供給
した状態で、前記エアバッグ配置部材の外周面と前記穴
の内周面との間の空間にコンクリ−トを流し込んで硬化
させたあと、前記エアバッグのエアを抜いて前記エアバ
ッグ配置部材の外周面をコンクリ−トから離間させ、そ
のエアバッグ配置部材を引き上げることによって中空部
を形成したうえ、その中空部に前記穴を掘削したときの
掘削土を詰めたあと、所定の形状に深礎基礎を形成する
ことである。
により形成された中空部に、穴を掘削したときの掘削土
を詰めることにより掘削土処理が容易になり、且つ、中
空部にはコンクリ−トの打ち込みが不要であるため、従
来の充実型の深礎基礎に比較してコンクリ−トの使用量
が少なくなる。
説明する。図1は、送電鉄塔、あるいは橋梁等を支える
中空深礎基礎1の断面図である。図1に示すように、中
空深礎基礎1には中空部2が形成されており、中空深礎
基礎1の建設に際して、予め穴を掘削したときの掘削土
Sを中空部2に詰めることができるようになっている。
以下、この中空深礎基礎1を建設する工法について図2
〜図9を参照しながら説明する。
位置に建設するため、図2に示すように予め掘られた円
筒形の穴Hの内周面に沿って所要の配筋Rを施工したあ
と、後述する円筒状のエアバッグ7を用いた内型枠8
(図4、図5等を参照)の下部を位置決めするための鋼
製型枠3を穴Hの底部に近い位置に取り付け、更に、そ
の内型枠8の中間部分を支持するための内型枠支持リン
グ4A,5Aを配筋Rに取り付ける。
部に、下部ベ−スコンクリ−ト6を打ち込んで固める。
尚、この下部ベ−スコンクリ−ト6は、エアバッグ7を
用いた内型枠8の外周面と穴Hの内周面との間にコンク
リ−ト12を流し込むとき(図5参照)、そのコンクリ
−ト12が内型枠8の底部に回り込んで同内型枠8に浮
力を与え、浮きることを防止するためのものである。
ッグ7を用いた内型枠8を穴Hの開口部から、図示して
いない昇降装置に接続されたロ−プRPを介して下ろ
し、内型枠8の下部が鋼製型枠3により位置決めされる
ように内型枠8を穴Hに垂直に挿入する。尚、エアバッ
グ7の外周面を保護するために合成ゴムあるいはビニ−
ル製のシ−ト9を用いるが、このシ−ト9を用いずにエ
アバッグ7のみを使用することも可能である。勿論、上
記シ−ト9を使用した場合には、エアバッグ7の外周面
に直接、コンクリ−トが接触することが少ないため、エ
アバッグ7が保護され寿命が延びる。
エアバッグ7の内圧が所定値になるように、図示してい
ないコンプレッサからエアホ−ス10とエアバルブ11
とを介してエアバッグ7にエアを供給する。
面と穴Hの内周面との間にコンクリ−ト12を流し込
み、固まらせる。そして、コンクリ−ト12が固まった
あと、エアバッグ7の空気を抜き、エアバッグ7とシ−
ト9を穴Hから取り出す。この状態で、穴Hの下半分に
コンクリ−ト12により囲まれた中空部が形成される。
おいて、内型枠8の中間部分を支持する内型枠支持リン
グ4B,5Bを配筋Rに取り付けたあと、エアバッグ7
とシ−ト9を穴Hの上半分に挿入する。そしてエアバッ
グ7の内圧が所定値になるように、図示していないコン
プレッサからエアホ−ス10とエアバルブ11とを介し
てエアバッグ7にエアを供給する。
おいて、内型枠8の外周面と穴Hの内周面との間にコン
クリ−ト13を流し込んで固まらせる。そして、コンク
リ−ト13が固まったあと、エアバッグ7の空気を抜
き、エアバッグ7とシ−ト9を穴Hから取り出す。この
状態で、穴Hに中空部2を有する中空深礎基礎1の地中
部分1Bが形成されるため、図9に示すように、中空部
2に穴Hを掘削したときの掘削土Sを詰めたあと、捨て
コンクリ−ト14を打ち込む。
を中空深礎基礎1の中空部2に埋め戻すことができるた
め、従来のように掘削土を遠くの処理場まで運ぶ必要が
なくなり、残土の処理コストを大幅に引き下げることが
できる。
中空深礎基礎1の地中部分を図9に示すように施工した
あと、捨てコンクリ−ト14の上に、図1に示すような
地上部分1Aをコンクリ−トで形成することにより、中
空深礎基礎1の全体が完成される。
礎基礎の工法について、その要部を説明する。この実施
例では、図10に示すように、複数個のエアバッグ21
を、合成ゴム製のシ−ト22の内径面に沿って円形状に
配列した内型枠23が用いられる。図10は、複数個の
エアバッグ21を、合成ゴム製のシ−ト22の内径面に
沿って円形状に配列した内型枠23を前述の穴Hに挿入
し、それぞれのエアバッグ21の内圧を所定値まで加圧
した状態で、内型枠23の外周面と穴Hの内周面との間
にコンクリ−ト24を打ち込んだことを示す平面図であ
り、図11は図10の縦断面図である。尚、図10、図
11は、前述の1個のエアバッグ7を用いた内型枠8に
よる中空部2形成工程を示した図5の状態に相当する。
は、下部が前記実施例と同様の鋼製型枠3に位置決めさ
れており、複数個のエアバッグ21が合成ゴム製のシ−
ト22に沿って円形状に配列されるとともに、中心部に
は発泡スチロ−ルEPSが詰められている。この発泡ス
チロ−ルEPSは、エアバッグ21それぞれにエアを供
給して所定の内圧にした状態で、コンクリ−ト24が打
ち込まれても内型枠23が変形しないように詰め込まれ
ている。尚、この発泡スチロ−ルEPSは、複数本の連
結ロッド25により連結された上部連結板26と下部連
結板27との押さえ力により一定の形状が確保されてい
る。
にコンクリ−ト24を打ち込むときに、このコンクリ−
ト24がエアバッグ21それぞれの間の隙間に浸入しな
いように、エアバッグ21それぞれの間の隙間に内側当
て材28が嵌め込まれ、エアバッグ21それぞれとシ−
ト22の内周面との間の隙間に外側当て材29が嵌め込
まれている。また、内型枠支持リング30A,30Bが
予め配筋Rに取り付けられることは、前記実施例と同様
である。
れ、硬化したあと、エアバッグ21のエアを抜き、内圧
を下げることにより、内型枠23を穴Hから引き上げる
ことによって穴Hの下半分に中空部2が形成される。そ
して前記実施例と同様に穴Hの上半分においても中空部
2を形成することにより、所定形状の中空部2が形成さ
れるため、穴Hを掘削したときの掘削土を中空深礎基礎
1の中空部2に埋め戻すことができる。以上説明した工
法により、穴H内での作業量が極めて少なくなるため、
作業者の入り難い比較的直径の小さな深礎基礎でも建設
が可能になり、且つ作業者の負担が少なくなる。
た穴にコンクリ−トを打ち込んで深礎基礎を建設する工
程で、その穴の所定の位置に1個又は複数個のエアバッ
グを用いた内型枠を挿入し、そのエアバッグの内圧が所
定値に達するまでエアを供給した状態で、前記穴の内周
面と前記内型枠の外周面との間の空間にコンクリ−トを
流し込んで硬化させたあと、前記エアバッグのエアを抜
いて内圧を低下させることにより内型枠を前記コンクリ
−トから離間させ、同内型枠を穴から引き上げることに
よって中空部を形成したうえ、その中空部に穴を掘削し
たときの掘削土を詰めることができるため、掘削土処理
コストを大幅に下げることができるとともに、この深礎
基礎建設のためのコンクリ−ト量が少なくなり、総合的
な建設コストを低下させることができるという効果があ
る。
建設工程の状態を示した平面図である。
建設工程の状態を示した断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 掘削された穴にコンクリ−トを打ち込ん
で深礎基礎を建設する工程で、その穴の所定の位置に1
個のエアバッグを挿入し、そのエアバッグの内圧が所定
値に達するまでエアを供給した状態で、前記穴の内周面
と前記エアバッグの外周面との間の空間にコンクリ−ト
を流し込んで硬化させたあと、前記エアバッグのエアを
抜いて内圧を低下させることにより同エアバッグを前記
コンクリ−トから離間させ、同エアバッグを引き上げる
ことによって中空部を形成したうえ、その中空部に前記
穴を掘削したときの掘削土を詰めたあと、所定の形状に
深礎基礎を形成することを特徴とするエアバッグを用い
た中空深礎基礎の工法。 - 【請求項2】 掘削された穴にコンクリ−トを打ち込ん
で深礎基礎を建設する工程で、複数のエアバッグを所定
の形状に位置決めしたエアバッグ配置部材を、その穴の
所定の位置に挿入したあと、それぞれのエアバッグの内
圧が所定値に達するまでエアを供給した状態で、前記エ
アバッグ配置部材の外周面と前記穴の内周面との間の空
間にコンクリ−トを流し込んで硬化させたあと、前記エ
アバッグのエアを抜いて前記エアバッグ配置部材の外周
面をコンクリ−トから離間させ、そのエアバッグ配置部
材を引き上げることによって中空部を形成したうえ、そ
の中空部に前記穴を掘削したときの掘削土を詰めたあ
と、所定の形状に深礎基礎を形成することを特徴とする
エアバッグを用いた中空深礎基礎の工法。 - 【請求項3】 エアバッグ又はエアバッグ配置部材を穴
に挿入する前に、その穴の底部にコンクリ−トを流し込
み、更にエアバッグ又はエアバッグ配置部材を位置決め
する位置決め部材をその底部コンクリ−ト面に設置する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアバッ
クを用いた中空深礎基礎の工法。
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|---|---|---|---|
| JP13393995A JP3696294B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | エアバッグを用いた中空深礎基礎の工法 |
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH08326068A true JPH08326068A (ja) | 1996-12-10 |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010203126A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 鉄塔基礎の構築方法 |
| CN109457738A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-03-12 | 宁波大学 | 一种充气柱隔离桩结构及其施工方法 |
| CN114737595A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-07-12 | 中广核新能源六安有限公司 | 冻土区太阳能光伏支架基础及施工方法 |
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-
1995
- 1995-05-31 JP JP13393995A patent/JP3696294B2/ja not_active Expired - Fee Related
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