JPH08326657A - 可変容量圧縮機 - Google Patents
可変容量圧縮機Info
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- JPH08326657A JPH08326657A JP8077144A JP7714496A JPH08326657A JP H08326657 A JPH08326657 A JP H08326657A JP 8077144 A JP8077144 A JP 8077144A JP 7714496 A JP7714496 A JP 7714496A JP H08326657 A JPH08326657 A JP H08326657A
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- swash plate
- spool
- thrust bearing
- pressure
- crank chamber
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Links
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Landscapes
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 斜板の傾動及び回転に伴ってスプールに作用
するスラスト方向の荷重を確実に受け止めることができ
る圧縮機を提供する。 【解決手段】 斜板30に対向してスプール44を移動
可能に配設する。そのスプール44を斜板30の傾動に
連動して、外部冷媒回路37から吸入圧領域38に冷媒
ガスを導入可能な開位置と導入不能な閉位置とに切り換
え移動させる。スプール44と斜板30との間にはスラ
ストベアリング46を介装し、斜板30の傾動及び回転
に伴ってスプール44に作用するスラスト方向の荷重
を、このスラストベアリング46により受け止める。
するスラスト方向の荷重を確実に受け止めることができ
る圧縮機を提供する。 【解決手段】 斜板30に対向してスプール44を移動
可能に配設する。そのスプール44を斜板30の傾動に
連動して、外部冷媒回路37から吸入圧領域38に冷媒
ガスを導入可能な開位置と導入不能な閉位置とに切り換
え移動させる。スプール44と斜板30との間にはスラ
ストベアリング46を介装し、斜板30の傾動及び回転
に伴ってスプール44に作用するスラスト方向の荷重
を、このスラストベアリング46により受け止める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷房負荷等に応
じて容量を変更できるようにした可変容量圧縮機に関す
るものである。
じて容量を変更できるようにした可変容量圧縮機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の可変容量圧縮機としては、例え
ば特開平6−346845号公報に示すような構成のも
のが、従来から提案されている。この従来構成では、ハ
ウジングのシリンダボア内に片頭ピストンが往復動可能
に収容されている。ハウジング内の回転軸には斜板が傾
動可能に支持されている。そして、ピストンを介したク
ランク室内の圧力と吸入圧力との差圧に応じて斜板の傾
角が制御される。また、圧力供給通路を介して吐出圧領
域の圧力がクランク室に供給されるとともに、放圧通路
を介してクランク室内の圧力が吸入圧領域に放出され
て、クランク室内の圧力調節が行われる。
ば特開平6−346845号公報に示すような構成のも
のが、従来から提案されている。この従来構成では、ハ
ウジングのシリンダボア内に片頭ピストンが往復動可能
に収容されている。ハウジング内の回転軸には斜板が傾
動可能に支持されている。そして、ピストンを介したク
ランク室内の圧力と吸入圧力との差圧に応じて斜板の傾
角が制御される。また、圧力供給通路を介して吐出圧領
域の圧力がクランク室に供給されるとともに、放圧通路
を介してクランク室内の圧力が吸入圧領域に放出され
て、クランク室内の圧力調節が行われる。
【0003】さらに、外部冷媒回路から吸入圧領域に冷
媒ガスを導入するための吸入通路にはスプールが開閉可
能に配設され、このスプールが斜板の傾動に連動して、
冷媒ガスを導入可能な開位置と、導入不能な閉位置とに
切り換え移動される。そして、斜板が最小傾角になった
ときには、スプールが冷媒ガスを導入不能な閉位置に切
り換えられ、冷媒ガスが圧力供給通路及び放圧通路を介
して、吐出圧領域、クランク室及び吸入圧領域の間で循
環されて、内部の潤滑が行われるようになっている。
媒ガスを導入するための吸入通路にはスプールが開閉可
能に配設され、このスプールが斜板の傾動に連動して、
冷媒ガスを導入可能な開位置と、導入不能な閉位置とに
切り換え移動される。そして、斜板が最小傾角になった
ときには、スプールが冷媒ガスを導入不能な閉位置に切
り換えられ、冷媒ガスが圧力供給通路及び放圧通路を介
して、吐出圧領域、クランク室及び吸入圧領域の間で循
環されて、内部の潤滑が行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、この従来の圧
縮機においては、スプールと回転軸との間にスラスト方
向及びラジアル方向の両方向の荷重を受承可能なアンギ
ュラベアリングが介装されている。従って、このアンギ
ュラベアリングにより、斜板の傾動及び回転に伴うスラ
スト方向の荷重と、回転軸の回転に伴うラジアル方向の
荷重とが受け止められるようになっている。
縮機においては、スプールと回転軸との間にスラスト方
向及びラジアル方向の両方向の荷重を受承可能なアンギ
ュラベアリングが介装されている。従って、このアンギ
ュラベアリングにより、斜板の傾動及び回転に伴うスラ
スト方向の荷重と、回転軸の回転に伴うラジアル方向の
荷重とが受け止められるようになっている。
【0005】すなわち、1つのベアリングによりスラス
ト方向の荷重とラジアル方向の荷重との両者を受け止め
るようになっているため、アンギュラベアリングとして
大形状のものが必要となり、圧縮機の外形が大型になる
という問題があった。
ト方向の荷重とラジアル方向の荷重との両者を受け止め
るようになっているため、アンギュラベアリングとして
大形状のものが必要となり、圧縮機の外形が大型になる
という問題があった。
【0006】加えて、アンギュラベアリングは、斜板と
スプールとの間に介在されるものであるため、回転軸の
端部から離れた斜板寄りに位置する。一方、回転軸のラ
ジアル方向の荷重の支持は、同軸の端部に近い位置で行
うのが望ましい。従って、従来構成では、回転軸をラジ
アル方向において安定支持するのが難しく、圧縮機運転
時に振動や騒音が生じる原因となった。
スプールとの間に介在されるものであるため、回転軸の
端部から離れた斜板寄りに位置する。一方、回転軸のラ
ジアル方向の荷重の支持は、同軸の端部に近い位置で行
うのが望ましい。従って、従来構成では、回転軸をラジ
アル方向において安定支持するのが難しく、圧縮機運転
時に振動や騒音が生じる原因となった。
【0007】また、従来の圧縮機ではクランク室と吸入
領域との間を流通する冷媒ガスが斜板とスプールとの間
を通るが、その斜板とスプールとの間には隙間がほとん
どないために、冷媒ガスの流通が円滑に行われない。従
って、前記アンギュラベアリングや他のベアリングが潤
滑不良になり、振動や騒音のおそればかりでなく、焼き
付きのおそれすらあった。
領域との間を流通する冷媒ガスが斜板とスプールとの間
を通るが、その斜板とスプールとの間には隙間がほとん
どないために、冷媒ガスの流通が円滑に行われない。従
って、前記アンギュラベアリングや他のベアリングが潤
滑不良になり、振動や騒音のおそればかりでなく、焼き
付きのおそれすらあった。
【0008】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、ベアリングを小形化して圧縮機全体を小
形にすることができるとともに、振動や騒音を抑制で
き、しかも潤滑不良を防止できる可変容量圧縮機を提供
することにある。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、ベアリングを小形化して圧縮機全体を小
形にすることができるとともに、振動や騒音を抑制で
き、しかも潤滑不良を防止できる可変容量圧縮機を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1においては、回転軸上には斜板の傾斜角
度に連係してその軸線方向に移動可能なスプールを支持
し、そのスプールと斜板との間にはスラストベアリング
を介装した。
めに、請求項1においては、回転軸上には斜板の傾斜角
度に連係してその軸線方向に移動可能なスプールを支持
し、そのスプールと斜板との間にはスラストベアリング
を介装した。
【0010】請求項2においては、請求項1において、
前記スプールとハウジングの一部との間にはスプールを
介して斜板を最大傾角側に付勢する付勢手段を設けた。
請求項3においては、請求項1または2において、圧力
供給通路を介して吐出圧をクランク室に供給するととも
に、放圧通路を介してクランク室の圧力を吸入圧領域に
放出して、クランク室内の圧力調節を行うように構成
し、前記スプールは斜板の傾動に連動して外部冷媒回路
から吸入圧領域に冷媒ガスを導入可能な開位置と導入不
能な閉位置とに切り換え移動される。
前記スプールとハウジングの一部との間にはスプールを
介して斜板を最大傾角側に付勢する付勢手段を設けた。
請求項3においては、請求項1または2において、圧力
供給通路を介して吐出圧をクランク室に供給するととも
に、放圧通路を介してクランク室の圧力を吸入圧領域に
放出して、クランク室内の圧力調節を行うように構成
し、前記スプールは斜板の傾動に連動して外部冷媒回路
から吸入圧領域に冷媒ガスを導入可能な開位置と導入不
能な閉位置とに切り換え移動される。
【0011】請求項4においては、請求項1〜3のいず
れかにおいて、前記斜板にはスラストベアリングに当接
する円形山形状の突起部を設けた。請求項5において
は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記スプールを
回転軸の軸線上に移動可能に配設し、スプールと回転軸
との間にはラジアルベアリングを介装した。
れかにおいて、前記斜板にはスラストベアリングに当接
する円形山形状の突起部を設けた。請求項5において
は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記スプールを
回転軸の軸線上に移動可能に配設し、スプールと回転軸
との間にはラジアルベアリングを介装した。
【0012】請求項6においては、請求項1〜5のいず
れかにおいて、斜板とそれに当接するスラストベアリン
グのレースとの間には、それらを一体回転可能に連係さ
せるための連係手段を設けた。
れかにおいて、斜板とそれに当接するスラストベアリン
グのレースとの間には、それらを一体回転可能に連係さ
せるための連係手段を設けた。
【0013】請求項7においては、請求項6において、
前記連係手段は、斜板およびスラストベアリングのレー
スのいずれか一方に設けた突起部と他方に設けた係合凹
部とよりなる。
前記連係手段は、斜板およびスラストベアリングのレー
スのいずれか一方に設けた突起部と他方に設けた係合凹
部とよりなる。
【0014】請求項8においては、請求項1〜7のいず
れかにおいて、前記スプールとそれに対向するスラスト
ベアリングのレースとの少なくともいずれか一方には、
冷媒の流れを許容する溝を形成した。
れかにおいて、前記スプールとそれに対向するスラスト
ベアリングのレースとの少なくともいずれか一方には、
冷媒の流れを許容する溝を形成した。
【0015】従って、請求項1に記載の可変容量圧縮機
においては、斜板が最大傾角と最小傾角との間で傾動さ
れると、ピストンの往復動ストロークが変化されて、容
量変更が行われる。斜板とスプールとの間にはスラスト
方向の荷重が作用する。このスラスト方向の荷重は、ス
プールと斜板との間に介装されたスラストベアリングに
よって確実に受け止められる。
においては、斜板が最大傾角と最小傾角との間で傾動さ
れると、ピストンの往復動ストロークが変化されて、容
量変更が行われる。斜板とスプールとの間にはスラスト
方向の荷重が作用する。このスラスト方向の荷重は、ス
プールと斜板との間に介装されたスラストベアリングに
よって確実に受け止められる。
【0016】請求項2に記載の可変容量圧縮機において
は、スプールとハウジングの一部との間に設けられた付
勢手段の付勢力により、斜板はスプールを介して最大傾
角側に傾斜するように付勢される。
は、スプールとハウジングの一部との間に設けられた付
勢手段の付勢力により、斜板はスプールを介して最大傾
角側に傾斜するように付勢される。
【0017】請求項3に記載の可変容量圧縮機において
は、スプールが斜板の傾動に連動して、冷媒ガスを導入
可能な開位置と導入不能な閉位置とに切り換え移動され
る。そして、斜板が最小傾角になったときには、スプー
ルが冷媒ガスを導入不能な閉位置に切り換えられ、冷媒
ガスが圧力供給通路及び放圧通路を介して、吐出圧領域
とクランク室と吸入圧領域との間で循環されて、内部の
潤滑が行われる。
は、スプールが斜板の傾動に連動して、冷媒ガスを導入
可能な開位置と導入不能な閉位置とに切り換え移動され
る。そして、斜板が最小傾角になったときには、スプー
ルが冷媒ガスを導入不能な閉位置に切り換えられ、冷媒
ガスが圧力供給通路及び放圧通路を介して、吐出圧領域
とクランク室と吸入圧領域との間で循環されて、内部の
潤滑が行われる。
【0018】請求項4に記載の可変容量圧縮機において
は、斜板が最大傾角と最小傾角との間のいずれの傾角状
態に傾動されたときでも、その傾角の変化に拘らず、斜
板が突起部を介してスラストベアリングのレースに確実
に当接される。
は、斜板が最大傾角と最小傾角との間のいずれの傾角状
態に傾動されたときでも、その傾角の変化に拘らず、斜
板が突起部を介してスラストベアリングのレースに確実
に当接される。
【0019】請求項5に記載の可変容量圧縮機において
は、回転軸の回転に伴うラジアル方向の荷重が、スラス
トベアリングと別に設けられたラジアルベアリングによ
って確実に受け止められる。
は、回転軸の回転に伴うラジアル方向の荷重が、スラス
トベアリングと別に設けられたラジアルベアリングによ
って確実に受け止められる。
【0020】請求項6に記載の可変容量圧縮機において
は、斜板とそれに当接するスラストベアリングのレース
とが、連係手段を介して一体回転される。従って、斜板
とベアリングのレースとが、当接状態で相対回転するこ
とがない。
は、斜板とそれに当接するスラストベアリングのレース
とが、連係手段を介して一体回転される。従って、斜板
とベアリングのレースとが、当接状態で相対回転するこ
とがない。
【0021】請求項7に記載の可変容量圧縮機において
は、連係手段のための専用の構成部品を設ける必要がな
い。請求項8に記載の可変容量圧縮機においては、特に
斜板が最小傾角状態になった場合でも、スプールとスラ
ストベアリングのレースとの間に形成された潤滑溝を通
して、スラストベアリング内に冷媒ガスが十分に流入す
る。
は、連係手段のための専用の構成部品を設ける必要がな
い。請求項8に記載の可変容量圧縮機においては、特に
斜板が最小傾角状態になった場合でも、スプールとスラ
ストベアリングのレースとの間に形成された潤滑溝を通
して、スラストベアリング内に冷媒ガスが十分に流入す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態は、クラ
ッチレスタイプの可変容量圧縮機に具体化したものであ
る。
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態は、クラ
ッチレスタイプの可変容量圧縮機に具体化したものであ
る。
【0023】図1に示すように、シリンダブロック11
の前端面にはフロントハウジング12が接合されるとと
もに、後端面にはリヤハウジング13が弁板14を介し
て接合されている。シリンダブロック11,フロントハ
ウジング12及びリヤハウジング13により、この可変
容量圧縮機のハウジングが構成されている。複数の通し
ボルト15はフロントハウジング12からシリンダブロ
ック11及び弁板14を通してリヤハウジング13に螺
合され、これらの通しボルト15によりフロントハウジ
ング12及びリヤハウジング13がシリンダブロック1
1の両端面に締付固定されている。
の前端面にはフロントハウジング12が接合されるとと
もに、後端面にはリヤハウジング13が弁板14を介し
て接合されている。シリンダブロック11,フロントハ
ウジング12及びリヤハウジング13により、この可変
容量圧縮機のハウジングが構成されている。複数の通し
ボルト15はフロントハウジング12からシリンダブロ
ック11及び弁板14を通してリヤハウジング13に螺
合され、これらの通しボルト15によりフロントハウジ
ング12及びリヤハウジング13がシリンダブロック1
1の両端面に締付固定されている。
【0024】回転軸16は前記シリンダブロック11及
びフロントハウジング12の中央に、一対のラジアルベ
アリング17,18を介して回転可能に支持され、その
前端外周とフロントハウジング12との間にはリップシ
ール19が介装されている。プーリ20はフロントハウ
ジング12より突出した回転軸16の前端部に取り付け
られ、ベルト21を介して図示しない車両エンジン等の
駆動源に電磁クラッチを介することなく直接連結されて
いる。アンギュラベアリング22はプーリ20とフロン
トハウジング12との間に介装され、このベアリング2
2によって、プーリ20に作用するスラスト方向及びラ
ジアル方向の荷重が受け止められる。
びフロントハウジング12の中央に、一対のラジアルベ
アリング17,18を介して回転可能に支持され、その
前端外周とフロントハウジング12との間にはリップシ
ール19が介装されている。プーリ20はフロントハウ
ジング12より突出した回転軸16の前端部に取り付け
られ、ベルト21を介して図示しない車両エンジン等の
駆動源に電磁クラッチを介することなく直接連結されて
いる。アンギュラベアリング22はプーリ20とフロン
トハウジング12との間に介装され、このベアリング2
2によって、プーリ20に作用するスラスト方向及びラ
ジアル方向の荷重が受け止められる。
【0025】複数のシリンダボア23は前記回転軸16
の軸線と平行に延びるように、シリンダブロック11の
両端部間に所定の等間隔おきで貫通形成され、それらの
内部には片頭型のピストン24が往復動可能に嵌挿支持
されている。
の軸線と平行に延びるように、シリンダブロック11の
両端部間に所定の等間隔おきで貫通形成され、それらの
内部には片頭型のピストン24が往復動可能に嵌挿支持
されている。
【0026】クランク室25はシリンダブロック11の
前面側において、フロントハウジング12の内部に区画
形成されている。回転支持体26はクランク室25内に
おいて回転軸16に一体回転可能に止着され、スラスト
ベアリング27を介してフロントハウジング12の内面
に支持されている。支持アーム28は回転支持体26の
一部からシリンダブロック11側に向かって突設され、
その先端には回転軸16の軸線と交差する方向に延びる
一対のガイド孔29が形成されている。
前面側において、フロントハウジング12の内部に区画
形成されている。回転支持体26はクランク室25内に
おいて回転軸16に一体回転可能に止着され、スラスト
ベアリング27を介してフロントハウジング12の内面
に支持されている。支持アーム28は回転支持体26の
一部からシリンダブロック11側に向かって突設され、
その先端には回転軸16の軸線と交差する方向に延びる
一対のガイド孔29が形成されている。
【0027】ほぼ円板状の斜板30は前記回転軸16に
傾動可能に嵌挿され、その前面の一部には先端に球状部
を有する一対の連結体31が突設されている。そして、
この連結体31が支持アーム28のガイド孔29に回動
及び摺動自在に係入することによって、斜板30が回転
支持体26に対して傾角の変更可能に回転支持体26に
ヒンジ連結されている。
傾動可能に嵌挿され、その前面の一部には先端に球状部
を有する一対の連結体31が突設されている。そして、
この連結体31が支持アーム28のガイド孔29に回動
及び摺動自在に係入することによって、斜板30が回転
支持体26に対して傾角の変更可能に回転支持体26に
ヒンジ連結されている。
【0028】摺動面32は斜板30の外周部の両側面に
形成され、この摺動面32が一対の半球状のシュー33
を介して各ピストン24の基端部に連結されている。そ
して、回転軸16が回転されたとき、回転支持体26及
び連結体31等を介して斜板30が回転される。このと
き、斜板30の傾斜角度に応じたストロークで各ピスト
ン24がシリンダボア23内において往復動される。
形成され、この摺動面32が一対の半球状のシュー33
を介して各ピストン24の基端部に連結されている。そ
して、回転軸16が回転されたとき、回転支持体26及
び連結体31等を介して斜板30が回転される。このと
き、斜板30の傾斜角度に応じたストロークで各ピスト
ン24がシリンダボア23内において往復動される。
【0029】収容室34は前記回転軸16と同一軸線上
に位置するように、シリンダブロック11の中心に貫通
形成されている。吸入通路35は回転軸16と同一軸線
上に延びるように、リヤハウジング13及び弁板14の
中心に形成され、その内端は収容室34に連通されると
ともに、外端には吸入マフラ36を介して外部冷媒回路
37が接続されている。吸入圧領域を構成する吸入室3
8はリヤハウジング13内の中央部に環状に区画形成さ
れ、弁板14上の連通口39を介して収容室34に連通
されている。吐出圧領域を構成する吐出室40はリヤハ
ウジング13内の外周部に環状に区画形成され、シリン
ダブロック11の外周の吐出マフラ41を介して外部冷
媒回路37に接続されている。
に位置するように、シリンダブロック11の中心に貫通
形成されている。吸入通路35は回転軸16と同一軸線
上に延びるように、リヤハウジング13及び弁板14の
中心に形成され、その内端は収容室34に連通されると
ともに、外端には吸入マフラ36を介して外部冷媒回路
37が接続されている。吸入圧領域を構成する吸入室3
8はリヤハウジング13内の中央部に環状に区画形成さ
れ、弁板14上の連通口39を介して収容室34に連通
されている。吐出圧領域を構成する吐出室40はリヤハ
ウジング13内の外周部に環状に区画形成され、シリン
ダブロック11の外周の吐出マフラ41を介して外部冷
媒回路37に接続されている。
【0030】吸入弁機構42は前記弁板14に配設さ
れ、ピストン24がシリンダボア23内で往復動される
とき、この吸入弁機構42によって吸入室38から各シ
リンダボア23の圧縮室内に冷媒ガスが吸入される。吐
出弁機構43は弁板14に形成され、ピストン24がシ
リンダボア23内で往復動されるとき、この吐出弁機構
43によって各シリンダボア23の圧縮室内で圧縮され
た冷媒ガスが吐出室40に吐出される。
れ、ピストン24がシリンダボア23内で往復動される
とき、この吸入弁機構42によって吸入室38から各シ
リンダボア23の圧縮室内に冷媒ガスが吸入される。吐
出弁機構43は弁板14に形成され、ピストン24がシ
リンダボア23内で往復動されるとき、この吐出弁機構
43によって各シリンダボア23の圧縮室内で圧縮され
た冷媒ガスが吐出室40に吐出される。
【0031】スプール44は前記回転軸16と同一軸線
上に位置するように、シリンダブロック11の収容室3
4内に摺動可能に収容されている。付勢手段としてのコ
イルバネ45はスプール44と収容室34の後端縁との
間に介装され、このコイルバネ45によりスプール44
が斜板30側に向かって付勢されている。そして、この
スプール44内には前述した後方のラジアルベアリング
18が嵌着されて、このラジアルベアリング18中に回
転軸16の後端が摺動可能に嵌挿支持されている。これ
により、回転軸16の回転に伴って作用するラジアル方
向の荷重が、このラジアルベアリング18により受け止
められる。
上に位置するように、シリンダブロック11の収容室3
4内に摺動可能に収容されている。付勢手段としてのコ
イルバネ45はスプール44と収容室34の後端縁との
間に介装され、このコイルバネ45によりスプール44
が斜板30側に向かって付勢されている。そして、この
スプール44内には前述した後方のラジアルベアリング
18が嵌着されて、このラジアルベアリング18中に回
転軸16の後端が摺動可能に嵌挿支持されている。これ
により、回転軸16の回転に伴って作用するラジアル方
向の荷重が、このラジアルベアリング18により受け止
められる。
【0032】図1〜図3に示すように、スラストベアリ
ング46は前記スプール44と斜板30との間におい
て、回転軸16に嵌挿されている。一対の突起部47は
スラストベアリング46の前側レース46aに当接する
ように、斜板30の後面に形成され、頂部を円弧状にし
た山形になっている。一対の係合凹部48は前記スラス
トベアリング46の前側レース46aに形成され、この
係合凹部48には斜板30上の突起部47が係合されて
いる。そして、斜板30の傾動及び回転に伴ってスプー
ル44に作用するスラスト方向の荷重が、このスラスト
ベアリング46によって受け止められるようになってい
る。また、この実施形態においては、突起部47と係合
凹部48との係合構造により連係手段が構成され、斜板
30が回転軸16により回転されるとき、スラストベア
リング46の前側レース46aが斜板30と相対回転さ
れることなく、常に斜板30と一体回転されるようにな
っている。
ング46は前記スプール44と斜板30との間におい
て、回転軸16に嵌挿されている。一対の突起部47は
スラストベアリング46の前側レース46aに当接する
ように、斜板30の後面に形成され、頂部を円弧状にし
た山形になっている。一対の係合凹部48は前記スラス
トベアリング46の前側レース46aに形成され、この
係合凹部48には斜板30上の突起部47が係合されて
いる。そして、斜板30の傾動及び回転に伴ってスプー
ル44に作用するスラスト方向の荷重が、このスラスト
ベアリング46によって受け止められるようになってい
る。また、この実施形態においては、突起部47と係合
凹部48との係合構造により連係手段が構成され、斜板
30が回転軸16により回転されるとき、スラストベア
リング46の前側レース46aが斜板30と相対回転さ
れることなく、常に斜板30と一体回転されるようにな
っている。
【0033】絞り開閉部49は前記吸入通路35と対応
するように、スプール44の後端面に突出形成され、そ
の外表面がほぼ球面状になっている。そして、図6に示
すように、斜板30が最小傾角状態に傾動されたときに
は、スプール44がバネ45の付勢力に抗して後方の閉
位置に移動され、絞り開閉部49が吸入通路35の後端
内周縁に進入係合する。それにより、外部冷媒回路37
から吸入室38内への冷媒ガスの導入が停止される。な
お、この斜板30の最小傾角は0度よりも僅かに大きく
なるように設定されるとともに、その最小傾角はスプー
ル44が閉位置に配置されることによって規制される。
するように、スプール44の後端面に突出形成され、そ
の外表面がほぼ球面状になっている。そして、図6に示
すように、斜板30が最小傾角状態に傾動されたときに
は、スプール44がバネ45の付勢力に抗して後方の閉
位置に移動され、絞り開閉部49が吸入通路35の後端
内周縁に進入係合する。それにより、外部冷媒回路37
から吸入室38内への冷媒ガスの導入が停止される。な
お、この斜板30の最小傾角は0度よりも僅かに大きく
なるように設定されるとともに、その最小傾角はスプー
ル44が閉位置に配置されることによって規制される。
【0034】また、図1に示すように、斜板30が最大
傾角状態に傾動されたときには、スプール44がバネ4
5の付勢力により前方の開位置に移動されて、絞り開閉
部49が吸入通路35から退出する。それにより、外部
冷媒回路37から吸入通路35を介して吸入室38内に
冷媒ガスが導入され、斜板30の回転に伴って最大吐出
容量の圧縮運転が行われる。なお、この斜板30の最大
傾斜角度は、斜板30の前面に形成された規制突部50
と回転支持体26との当接によって規制される。
傾角状態に傾動されたときには、スプール44がバネ4
5の付勢力により前方の開位置に移動されて、絞り開閉
部49が吸入通路35から退出する。それにより、外部
冷媒回路37から吸入通路35を介して吸入室38内に
冷媒ガスが導入され、斜板30の回転に伴って最大吐出
容量の圧縮運転が行われる。なお、この斜板30の最大
傾斜角度は、斜板30の前面に形成された規制突部50
と回転支持体26との当接によって規制される。
【0035】さらに、前記斜板30の傾動に連動してス
プール44が閉位置と開位置とに切換移動される際に
は、ほぼ球面状に形成された絞り開閉部49が吸入通路
35の後端内部に対して徐々に進入または退出する。こ
のため、吸入通路35が瞬時に開閉されることはなく、
吐出容量の急激な増減により、圧縮機の負荷トルクが短
時間で大きく変動するおそれを防止することができる。
プール44が閉位置と開位置とに切換移動される際に
は、ほぼ球面状に形成された絞り開閉部49が吸入通路
35の後端内部に対して徐々に進入または退出する。こ
のため、吸入通路35が瞬時に開閉されることはなく、
吐出容量の急激な増減により、圧縮機の負荷トルクが短
時間で大きく変動するおそれを防止することができる。
【0036】図1に示すように、放圧通路51は前記回
転軸16の中心に形成され、その前端が通孔52を介し
てクランク室25に開口されるとともに、後端がスプー
ル44の内部に開口されている。放圧孔53はスプール
44の後端外周に形成され、この放圧孔53を介してス
プール44の内部が収容室34内に連通されている。そ
して、クランク室25の圧力が、これらの通孔52、放
圧通路51、スプール44の内部、放圧孔53、収容室
34及び連通孔39を介して、吸入室38内に導出され
るようになっている。
転軸16の中心に形成され、その前端が通孔52を介し
てクランク室25に開口されるとともに、後端がスプー
ル44の内部に開口されている。放圧孔53はスプール
44の後端外周に形成され、この放圧孔53を介してス
プール44の内部が収容室34内に連通されている。そ
して、クランク室25の圧力が、これらの通孔52、放
圧通路51、スプール44の内部、放圧孔53、収容室
34及び連通孔39を介して、吸入室38内に導出され
るようになっている。
【0037】圧力供給通路54は前記リヤハウジング1
3、弁板14及びシリンダブロック11に連続して形成
され、この圧力供給通路54を介して吐出室40がクラ
ンク室25に接続されている。電磁開閉弁55は圧力供
給通路54の途中に位置するようにリヤハウジング13
に装着され、ソレノイド56の励磁または消磁に伴って
閉鎖または開放される。そして、ソレノイド56の消磁
により電磁開閉弁55が開放されたときには、吐出室4
0の圧力が圧力供給通路54を介して、クランク室25
内へ供給されて、クランク室25内の圧力調節が行われ
るようになっている。
3、弁板14及びシリンダブロック11に連続して形成
され、この圧力供給通路54を介して吐出室40がクラ
ンク室25に接続されている。電磁開閉弁55は圧力供
給通路54の途中に位置するようにリヤハウジング13
に装着され、ソレノイド56の励磁または消磁に伴って
閉鎖または開放される。そして、ソレノイド56の消磁
により電磁開閉弁55が開放されたときには、吐出室4
0の圧力が圧力供給通路54を介して、クランク室25
内へ供給されて、クランク室25内の圧力調節が行われ
るようになっている。
【0038】前記外部冷媒回路37は凝縮器57、膨脹
弁58及び蒸発器59を有している。温度センサ60は
蒸発器59の近傍に配置され、蒸発器59の温度を検出
してその検出信号を制御コンピュータ61に出力する。
また、この制御コンピュータ61には空調装置の作動ス
イッチ62及びエンジンの回転数を検出する回転数検出
器63が接続されている。
弁58及び蒸発器59を有している。温度センサ60は
蒸発器59の近傍に配置され、蒸発器59の温度を検出
してその検出信号を制御コンピュータ61に出力する。
また、この制御コンピュータ61には空調装置の作動ス
イッチ62及びエンジンの回転数を検出する回転数検出
器63が接続されている。
【0039】そして、前記制御コンピュータ61は、作
動スイッチ62のオン状態において、温度センサ60か
らの検出温度が設定温度以下になったとき、ソレノイド
56に消磁指令信号を出力して、電磁開閉弁55を開放
させる。なお、この設定温度は、蒸発器59が温度低下
に伴ってフロストを発生し始める温度と一致するように
なっている。また、制御コンピュータ61は、作動スイ
ッチ62のオン状態において、回転検出器63から設定
値以上の回転数の上昇を検出したとき、ソレノイド56
に消磁指令信号を出力して、電磁開閉弁55を開放させ
る。さらに、制御コンピュータ61は、作動スイッチ6
2からオフ信号を入力したときに、ソレノイド56に消
磁指令信号を出力して、電磁開閉弁55を開放させる。
動スイッチ62のオン状態において、温度センサ60か
らの検出温度が設定温度以下になったとき、ソレノイド
56に消磁指令信号を出力して、電磁開閉弁55を開放
させる。なお、この設定温度は、蒸発器59が温度低下
に伴ってフロストを発生し始める温度と一致するように
なっている。また、制御コンピュータ61は、作動スイ
ッチ62のオン状態において、回転検出器63から設定
値以上の回転数の上昇を検出したとき、ソレノイド56
に消磁指令信号を出力して、電磁開閉弁55を開放させ
る。さらに、制御コンピュータ61は、作動スイッチ6
2からオフ信号を入力したときに、ソレノイド56に消
磁指令信号を出力して、電磁開閉弁55を開放させる。
【0040】図1、図4及び図5に示すように、一対の
潤滑溝64は前記スラストベアリング46の後側レース
46bに対応して、スプール44の前端開口縁に形成さ
れている。そして、図6に示すように、斜板30が最小
傾角状態になってスプール44が収容室34内に没入し
た場合でも、クランク室25内の冷媒ガスが、この潤滑
溝64からスラストベアリング46及び後方のラジアル
ベアリング18内を通って、スプール44内へ十分に流
入し、それらのベアリング46,18の潤滑が行われる
ようになっている。
潤滑溝64は前記スラストベアリング46の後側レース
46bに対応して、スプール44の前端開口縁に形成さ
れている。そして、図6に示すように、斜板30が最小
傾角状態になってスプール44が収容室34内に没入し
た場合でも、クランク室25内の冷媒ガスが、この潤滑
溝64からスラストベアリング46及び後方のラジアル
ベアリング18内を通って、スプール44内へ十分に流
入し、それらのベアリング46,18の潤滑が行われる
ようになっている。
【0041】次に、前記のように構成された可変容量圧
縮機について動作を説明する。さて、図1に示す状態で
は、スイッチ62がオン操作されると、ソレノイド56
の励磁により電磁開閉弁55が閉鎖されて、圧力供給通
路54が閉じられている。このため、吐出室40内の高
圧冷媒ガスが圧力供給通路54を介してクランク室25
内に供給されず、クランク室25の冷媒ガスのみが、放
圧通路51及び放圧孔53を介して吸入室38内に流入
する。従って、クランク室25内の圧力が吸入室38内
の低圧力、すなわち吸入圧力に近付いていき、吸入圧力
とクランク室圧力との差が小さくなる。このため、斜板
30が最大傾角側に移動される。そして、このとき、冷
房負荷に応じて、吸入圧力が変動し、この変動に基づい
てクランク室25内の圧力と、吸入圧力との差が変化す
る。従って、冷房負荷に応じて、斜板30の傾斜角度が
変化し、ピストン24の往復動ストロークが調節され
る。このため、圧縮機の吐出容量が調節される。
縮機について動作を説明する。さて、図1に示す状態で
は、スイッチ62がオン操作されると、ソレノイド56
の励磁により電磁開閉弁55が閉鎖されて、圧力供給通
路54が閉じられている。このため、吐出室40内の高
圧冷媒ガスが圧力供給通路54を介してクランク室25
内に供給されず、クランク室25の冷媒ガスのみが、放
圧通路51及び放圧孔53を介して吸入室38内に流入
する。従って、クランク室25内の圧力が吸入室38内
の低圧力、すなわち吸入圧力に近付いていき、吸入圧力
とクランク室圧力との差が小さくなる。このため、斜板
30が最大傾角側に移動される。そして、このとき、冷
房負荷に応じて、吸入圧力が変動し、この変動に基づい
てクランク室25内の圧力と、吸入圧力との差が変化す
る。従って、冷房負荷に応じて、斜板30の傾斜角度が
変化し、ピストン24の往復動ストロークが調節され
る。このため、圧縮機の吐出容量が調節される。
【0042】そして、圧縮機の大容量運転により、冷房
負荷が小さくなって、蒸発器59における温度が次第に
低下し,蒸発器59の温度がフロストを発生し始める設
定温度以下になると、温度センサ60からの検出信号に
基づいて、制御コンピュータ61からソレノイド56に
消磁指令信号が出力され、電磁開閉弁55が開放され
る。また、冷房動作を停止するために、前記スイッチ6
2がオフ操作されると、前記と同様に制御コンピュータ
61からソレノイド56に消磁指令信号が出力され、電
磁開閉弁55が開放される。
負荷が小さくなって、蒸発器59における温度が次第に
低下し,蒸発器59の温度がフロストを発生し始める設
定温度以下になると、温度センサ60からの検出信号に
基づいて、制御コンピュータ61からソレノイド56に
消磁指令信号が出力され、電磁開閉弁55が開放され
る。また、冷房動作を停止するために、前記スイッチ6
2がオフ操作されると、前記と同様に制御コンピュータ
61からソレノイド56に消磁指令信号が出力され、電
磁開閉弁55が開放される。
【0043】この電磁開閉弁55の開放により、圧力供
給通路54が開放されて、吐出室40内の高圧冷媒ガス
が圧力供給通路54を介してクランク室25内に供給さ
れ、クランク室25内の圧力が高くなって、吸入圧力と
クランク室圧力との差が大きくなり、斜板30が最大傾
角状態から最小傾角状態へ迅速に移行される。従って、
圧縮機の容量が小さくなる。
給通路54が開放されて、吐出室40内の高圧冷媒ガス
が圧力供給通路54を介してクランク室25内に供給さ
れ、クランク室25内の圧力が高くなって、吸入圧力と
クランク室圧力との差が大きくなり、斜板30が最大傾
角状態から最小傾角状態へ迅速に移行される。従って、
圧縮機の容量が小さくなる。
【0044】このように斜板30の傾角が減少される
と、その傾動に伴いスラストベアリング46を介してス
プール44に後方への移動力が付与される。これによ
り、スプール44がバネ45の付勢力に抗して、前方の
開位置から後方の閉位置に向かって移動される。そし
て、図6に示すように、斜板30が最小傾角状態になる
と、スプール44が後方の閉位置に配置されて、絞り開
閉部49が吸入通路35の後端縁に進入係合する。これ
により、吸入通路35が閉じられて、外部冷媒回路37
から吸入室38内への冷媒ガスの導入が阻止される。
と、その傾動に伴いスラストベアリング46を介してス
プール44に後方への移動力が付与される。これによ
り、スプール44がバネ45の付勢力に抗して、前方の
開位置から後方の閉位置に向かって移動される。そし
て、図6に示すように、斜板30が最小傾角状態になる
と、スプール44が後方の閉位置に配置されて、絞り開
閉部49が吸入通路35の後端縁に進入係合する。これ
により、吸入通路35が閉じられて、外部冷媒回路37
から吸入室38内への冷媒ガスの導入が阻止される。
【0045】この斜板30の最小傾角は0度よりも僅か
に大きくなるように設定されているため、斜板30の最
小傾角状態においても、シリンダボア23の圧縮室から
吐出室40内に、圧縮冷媒ガスが吐出され続けて、最小
吐出容量の圧縮運転が行われる。そして、この吐出室4
0内に吐出された冷媒ガスは、圧力供給通路54を通っ
てクランク室25内に流入するとともに、クランク室2
5内から放圧通路51及び放圧孔53を介して吸入室3
8内に流入して、再びシリンダボア23の圧縮室内に吸
入される。すなわち、斜板30の最小傾角状態では、冷
媒ガスが圧縮機の内部において、シリンダボア23、吐
出室40、クランク室25及び吸入室38の間で循環さ
れ、その冷媒ガスとともに流動する潤滑油によって圧縮
機内部の潤滑が行われる。
に大きくなるように設定されているため、斜板30の最
小傾角状態においても、シリンダボア23の圧縮室から
吐出室40内に、圧縮冷媒ガスが吐出され続けて、最小
吐出容量の圧縮運転が行われる。そして、この吐出室4
0内に吐出された冷媒ガスは、圧力供給通路54を通っ
てクランク室25内に流入するとともに、クランク室2
5内から放圧通路51及び放圧孔53を介して吸入室3
8内に流入して、再びシリンダボア23の圧縮室内に吸
入される。すなわち、斜板30の最小傾角状態では、冷
媒ガスが圧縮機の内部において、シリンダボア23、吐
出室40、クランク室25及び吸入室38の間で循環さ
れ、その冷媒ガスとともに流動する潤滑油によって圧縮
機内部の潤滑が行われる。
【0046】一方、実施形態のように、圧縮機が電磁ク
ラッチを介することなくエンジンに直結されるように構
成した場合には、冷房が不要な場合でも圧縮機が回転さ
れる。このとき、実施形態においては、冷房負荷あるい
はスイッチ操作により圧縮機が最小容量で運転されて、
圧縮機内部を小量の冷媒ガスが循環するのみである。こ
のため、エンジンに余分な負荷がかかることがほとんど
ないばかりでなく、循環冷媒ガス中の潤滑油により、各
ベアリング27,46が効果的に潤滑され、騒音や振動
が発生したり、焼き付きが生じたりすることはない。
ラッチを介することなくエンジンに直結されるように構
成した場合には、冷房が不要な場合でも圧縮機が回転さ
れる。このとき、実施形態においては、冷房負荷あるい
はスイッチ操作により圧縮機が最小容量で運転されて、
圧縮機内部を小量の冷媒ガスが循環するのみである。こ
のため、エンジンに余分な負荷がかかることがほとんど
ないばかりでなく、循環冷媒ガス中の潤滑油により、各
ベアリング27,46が効果的に潤滑され、騒音や振動
が発生したり、焼き付きが生じたりすることはない。
【0047】さらに、図6に示す斜板30の最小傾角状
態で運転が行われて、前記スイッチのオン状態で冷房負
荷が増大すると、蒸発器59における温度が次第に上昇
する。そして、蒸発器59の温度が設定温度を越える
と、温度センサ60からの検出信号に基づいて、制御コ
ンピュータ61からソレノイド56に励磁指令信号が出
力され、電磁開閉弁55が閉鎖される。これにより、吐
出室40内の高圧冷媒ガスが圧力供給通路54を介して
クランク室25内に供給されなくなり、クランク室25
の圧力のみが放圧通路51及び放圧孔53を介して吸入
室38内に放出される。従って、クランク室25内の圧
力が次第に減少され、斜板30が最小傾角状態から最大
傾角側に移行される。
態で運転が行われて、前記スイッチのオン状態で冷房負
荷が増大すると、蒸発器59における温度が次第に上昇
する。そして、蒸発器59の温度が設定温度を越える
と、温度センサ60からの検出信号に基づいて、制御コ
ンピュータ61からソレノイド56に励磁指令信号が出
力され、電磁開閉弁55が閉鎖される。これにより、吐
出室40内の高圧冷媒ガスが圧力供給通路54を介して
クランク室25内に供給されなくなり、クランク室25
の圧力のみが放圧通路51及び放圧孔53を介して吸入
室38内に放出される。従って、クランク室25内の圧
力が次第に減少され、斜板30が最小傾角状態から最大
傾角側に移行される。
【0048】このように斜板30の傾角が増大される
と、その傾動に従ってスプール44がバネ45の付勢力
により、後方の閉位置から前方の開位置に向かって移動
される。そして、図1に示すように、斜板30が最大傾
角状態になると、スプール44が前方の開位置に配置さ
れて、絞り開閉部49が吸入通路35から退出する。こ
れにより、吸入通路35が開かれて、外部冷媒回路37
から吸入室38内への冷媒ガスの導入が再開され、前述
したように、容量可変をともないながら圧縮機の圧縮運
転が行われる。
と、その傾動に従ってスプール44がバネ45の付勢力
により、後方の閉位置から前方の開位置に向かって移動
される。そして、図1に示すように、斜板30が最大傾
角状態になると、スプール44が前方の開位置に配置さ
れて、絞り開閉部49が吸入通路35から退出する。こ
れにより、吸入通路35が開かれて、外部冷媒回路37
から吸入室38内への冷媒ガスの導入が再開され、前述
したように、容量可変をともないながら圧縮機の圧縮運
転が行われる。
【0049】以上のように、この実施形態の圧縮機にお
いては、斜板30が最大傾角と最小傾角との間で傾動さ
れると、スプール44が斜板30の傾動に連動して、冷
媒ガスを導入可能な開位置と導入不能な閉位置とに切り
換え移動される。そして、斜板30が最小傾角になった
ときには、スプール44が外部冷媒回路37からの冷媒
ガスを導入不能な閉位置に切り換えられ、冷媒ガスが圧
力供給通路54及び放圧通路51を介して、圧縮機の内
部で循環されて潤滑が行われる。
いては、斜板30が最大傾角と最小傾角との間で傾動さ
れると、スプール44が斜板30の傾動に連動して、冷
媒ガスを導入可能な開位置と導入不能な閉位置とに切り
換え移動される。そして、斜板30が最小傾角になった
ときには、スプール44が外部冷媒回路37からの冷媒
ガスを導入不能な閉位置に切り換えられ、冷媒ガスが圧
力供給通路54及び放圧通路51を介して、圧縮機の内
部で循環されて潤滑が行われる。
【0050】このように、斜板30が最大傾角と最小傾
角との間で傾動されるとき、及び斜板30が回転軸16
によって回転されるときには、スプール44に対してス
ラスト方向の荷重が作用する。ところが、このスラスト
方向の荷重は、スプール44と斜板30との間に介装さ
れたスラストベアリング46によって確実に受け止めら
れる。また、ラジアル方向の荷重はラジアルベアリング
17,18によって受け止められる。従って、このベア
リング46にスラスト方向及びラジアル方向への両荷重
を受け止める耐久性を持たせる必要がなく、ベアリング
の使用寿命を延ばすことができる。また、ベアリング4
6の径方向の寸法を短縮することができて、圧縮機の外
形を小型にすることができる。ちなみに、図面に示すよ
うに、ラジアルベアリング17,18は径方向寸法が小
さいために、圧縮機の大形化には関与しない。
角との間で傾動されるとき、及び斜板30が回転軸16
によって回転されるときには、スプール44に対してス
ラスト方向の荷重が作用する。ところが、このスラスト
方向の荷重は、スプール44と斜板30との間に介装さ
れたスラストベアリング46によって確実に受け止めら
れる。また、ラジアル方向の荷重はラジアルベアリング
17,18によって受け止められる。従って、このベア
リング46にスラスト方向及びラジアル方向への両荷重
を受け止める耐久性を持たせる必要がなく、ベアリング
の使用寿命を延ばすことができる。また、ベアリング4
6の径方向の寸法を短縮することができて、圧縮機の外
形を小型にすることができる。ちなみに、図面に示すよ
うに、ラジアルベアリング17,18は径方向寸法が小
さいために、圧縮機の大形化には関与しない。
【0051】しかも、このように、斜板30とスプール
44との間のスラスト荷重をスラストベアリング46に
より受承するようになっているため、実施形態のように
スラストベアリング46よりも回転軸16の後端側にラ
ジアルベアリング18を配置することができる。従っ
て、ラジアルベアリング18による回転軸16の支持を
同軸16の両端寄りで行うことができ、その回転軸16
の安定回転に寄与できる。このため、圧縮機運転時にお
ける振動や騒音を抑制できる。
44との間のスラスト荷重をスラストベアリング46に
より受承するようになっているため、実施形態のように
スラストベアリング46よりも回転軸16の後端側にラ
ジアルベアリング18を配置することができる。従っ
て、ラジアルベアリング18による回転軸16の支持を
同軸16の両端寄りで行うことができ、その回転軸16
の安定回転に寄与できる。このため、圧縮機運転時にお
ける振動や騒音を抑制できる。
【0052】さらに、この実施形態の圧縮機において
は、斜板30の後面に一対の突起部47が突設され、そ
れらの頂部が円弧状に形成されている。このため、斜板
30が最大傾角と最小傾角との間のいずれの傾角状態に
傾動されたときでも、その傾角の変化に拘らず、斜板3
0が両突起部47を介してスラストベアリング46の前
側レース46aに確実に当接されている。従って、この
斜板30の傾動に連動しスラストベアリング46を介し
て、スプール44を開位置と閉位置とに正確に切り換え
ることができる。
は、斜板30の後面に一対の突起部47が突設され、そ
れらの頂部が円弧状に形成されている。このため、斜板
30が最大傾角と最小傾角との間のいずれの傾角状態に
傾動されたときでも、その傾角の変化に拘らず、斜板3
0が両突起部47を介してスラストベアリング46の前
側レース46aに確実に当接されている。従って、この
斜板30の傾動に連動しスラストベアリング46を介し
て、スプール44を開位置と閉位置とに正確に切り換え
ることができる。
【0053】しかも、各突起部47の頂部が円弧状にな
っているため、斜板30の傾角が変化したとき、スラス
トベアリング46の前側レース46aに対する突起部4
7の当接位置が支障なく滑らかに変移される。従って、
スプール44の開位置と閉位置とへの切り換え移動を円
滑に行うことができる。
っているため、斜板30の傾角が変化したとき、スラス
トベアリング46の前側レース46aに対する突起部4
7の当接位置が支障なく滑らかに変移される。従って、
スプール44の開位置と閉位置とへの切り換え移動を円
滑に行うことができる。
【0054】さらに、この実施形態の圧縮機において
は、斜板30に形成された一対の突起部47と、スラス
トベアリング46の前側レース46aに形成された一対
の係合凹部48との係合により、斜板30と前側レース
46aとが一体回転可能に連係されている。従って、斜
板30が回転軸16によって回転されるとき、その斜板
30と前側レース46aとが当接状態で相対回転される
ことはなく、それらが相対回転により摩耗するおそれを
防止することができる。
は、斜板30に形成された一対の突起部47と、スラス
トベアリング46の前側レース46aに形成された一対
の係合凹部48との係合により、斜板30と前側レース
46aとが一体回転可能に連係されている。従って、斜
板30が回転軸16によって回転されるとき、その斜板
30と前側レース46aとが当接状態で相対回転される
ことはなく、それらが相対回転により摩耗するおそれを
防止することができる。
【0055】しかも、この実施形態の圧縮機において
は、スラストベアリング46の後側レース46bに対応
して、スプール44の前端開口縁に一対の潤滑溝64が
形成されている。このため、図6に示す斜板30の最小
傾角状態において、冷媒ガスの内部循環流量が少ない場
合でも、クランク室25内の冷媒ガスが、この潤滑溝6
4からスラストベアリング46及び後方のラジアルベア
リング18内を通って、スプール44内へ十分に流入す
る。
は、スラストベアリング46の後側レース46bに対応
して、スプール44の前端開口縁に一対の潤滑溝64が
形成されている。このため、図6に示す斜板30の最小
傾角状態において、冷媒ガスの内部循環流量が少ない場
合でも、クランク室25内の冷媒ガスが、この潤滑溝6
4からスラストベアリング46及び後方のラジアルベア
リング18内を通って、スプール44内へ十分に流入す
る。
【0056】すなわち、斜板30の最小傾角状態におい
ては、クランク室25内の冷媒ガスが、通孔52、放圧
通路51、スプール44の内部、放圧孔53、収容室3
4及び連通孔39を介して、吸入室38内に流入する。
このため、回転軸16の前端側に配設された前方のラジ
アルベアリング17には、冷媒ガスに含まれる潤滑油が
有効に供給されて効果的に潤滑される。これに対して、
回転軸16の後端側にはスラストベアリング46及び後
方のラジアルベアリング18が近接して配置されている
ため、通常では冷媒ガスがこれらのベアリング46,1
8内を通ってスプール44内へ流入するのは困難であ
る。
ては、クランク室25内の冷媒ガスが、通孔52、放圧
通路51、スプール44の内部、放圧孔53、収容室3
4及び連通孔39を介して、吸入室38内に流入する。
このため、回転軸16の前端側に配設された前方のラジ
アルベアリング17には、冷媒ガスに含まれる潤滑油が
有効に供給されて効果的に潤滑される。これに対して、
回転軸16の後端側にはスラストベアリング46及び後
方のラジアルベアリング18が近接して配置されている
ため、通常では冷媒ガスがこれらのベアリング46,1
8内を通ってスプール44内へ流入するのは困難であ
る。
【0057】ところが、この実施形態においては、前記
のようにスプール44に潤滑溝64が形成されているた
め、クランク室25内の冷媒ガスが、この潤滑溝64を
通ってスプール44内へ支障なく流入する。従って、そ
の冷媒ガスに含まれる潤滑油が、スラストベアリング4
6及び後方のラジアルベアリング18内に有効に供給さ
れて、それらのベアリング46,18が潤滑不良に陥る
おそれを防止することができる。
のようにスプール44に潤滑溝64が形成されているた
め、クランク室25内の冷媒ガスが、この潤滑溝64を
通ってスプール44内へ支障なく流入する。従って、そ
の冷媒ガスに含まれる潤滑油が、スラストベアリング4
6及び後方のラジアルベアリング18内に有効に供給さ
れて、それらのベアリング46,18が潤滑不良に陥る
おそれを防止することができる。
【0058】なお、この発明は、次のように形態を変更
して具体化することも可能である。 (a)連係手段として、図7,図8に示すように、スラ
ストベアリング46の前側レース46aに一対の係合突
起66を折り曲げ形成し、斜板30には係合突起66に
係合可能な一対の係合孔65を形成すること。 (b)前記実施形態の構成に加え、連係手段として、図
7,図8とは逆に、斜板30に係合突起を、スラストベ
アリング46の前側レース46aに係合孔を形成するこ
と。 (c)連係手段として、斜板30とスラストベアリング
46の前側レース46aとの間にそれらとは別体の連結
具を設けること。 (d)潤滑溝64をスプール44の前端開口縁に対応し
て、スラストベアリング46の後側レース46bに形成
すること。 (e)実施形態における前側レース46aの係合凹部4
8を省略し、斜板30の突起部47を前側レース46a
に当接させること。 (f)付勢手段として、円筒状のコイルバネ45に代
え、円錐状のコイルバネ等を用いること。
して具体化することも可能である。 (a)連係手段として、図7,図8に示すように、スラ
ストベアリング46の前側レース46aに一対の係合突
起66を折り曲げ形成し、斜板30には係合突起66に
係合可能な一対の係合孔65を形成すること。 (b)前記実施形態の構成に加え、連係手段として、図
7,図8とは逆に、斜板30に係合突起を、スラストベ
アリング46の前側レース46aに係合孔を形成するこ
と。 (c)連係手段として、斜板30とスラストベアリング
46の前側レース46aとの間にそれらとは別体の連結
具を設けること。 (d)潤滑溝64をスプール44の前端開口縁に対応し
て、スラストベアリング46の後側レース46bに形成
すること。 (e)実施形態における前側レース46aの係合凹部4
8を省略し、斜板30の突起部47を前側レース46a
に当接させること。 (f)付勢手段として、円筒状のコイルバネ45に代
え、円錐状のコイルバネ等を用いること。
【0059】また、前記実施形態より把握される技術的
思想について、以下に記載する。 (1)斜板に設けたスラストベアリングに当接する頂部
を円弧状にした山形の突起部を連係手段に兼用した請求
項5に記載の可変容量圧縮機。このように構成すれば、
連係手段のための専用の構成部品を設ける必要がない。 (2)付勢手段はコイルバネである請求項1に記載の可
変容量圧縮機。この構成によれば、スプールを常に斜板
側に所定の付勢力で付勢することができる。
思想について、以下に記載する。 (1)斜板に設けたスラストベアリングに当接する頂部
を円弧状にした山形の突起部を連係手段に兼用した請求
項5に記載の可変容量圧縮機。このように構成すれば、
連係手段のための専用の構成部品を設ける必要がない。 (2)付勢手段はコイルバネである請求項1に記載の可
変容量圧縮機。この構成によれば、スプールを常に斜板
側に所定の付勢力で付勢することができる。
【0060】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、斜板の傾動及び回転に伴ってスプールに作
用するスラスト方向の荷重をスラストベアリングにより
確実に受け止めることができて、ベアリングの使用寿命
を延ばすことができる。また、ベアリングの径方向の寸
法を短縮することができて、圧縮機の外形を小型にする
ことができる。
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、斜板の傾動及び回転に伴ってスプールに作
用するスラスト方向の荷重をスラストベアリングにより
確実に受け止めることができて、ベアリングの使用寿命
を延ばすことができる。また、ベアリングの径方向の寸
法を短縮することができて、圧縮機の外形を小型にする
ことができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、斜板の傾
角が増大されると、その傾動に従って付勢手段の付勢力
によりスプールが斜板の最大傾角側に付勢され、容量可
変をともないながら圧縮機の圧縮運転を行うことができ
る。
角が増大されると、その傾動に従って付勢手段の付勢力
によりスプールが斜板の最大傾角側に付勢され、容量可
変をともないながら圧縮機の圧縮運転を行うことができ
る。
【0062】請求項3に記載の発明によれば、冷房負荷
あるいはスイッチ操作により圧縮機が最小容量で運転さ
れて、圧縮機内部を小量の冷媒ガスが循環する。このた
め、エンジンに余分な負荷がかかることがほとんどない
ばかりでなく、循環冷媒ガス中の潤滑油により、各ベア
リングが効果的に潤滑される。しかも、そのための構成
はスプールを設けただけであるから簡単である。従っ
て、圧縮機を電磁クラッチを介することなくエンジンに
直結した場合において特に有効である。
あるいはスイッチ操作により圧縮機が最小容量で運転さ
れて、圧縮機内部を小量の冷媒ガスが循環する。このた
め、エンジンに余分な負荷がかかることがほとんどない
ばかりでなく、循環冷媒ガス中の潤滑油により、各ベア
リングが効果的に潤滑される。しかも、そのための構成
はスプールを設けただけであるから簡単である。従っ
て、圧縮機を電磁クラッチを介することなくエンジンに
直結した場合において特に有効である。
【0063】請求項4に記載の発明によれば、斜板をそ
の傾角の変化に拘らず、突起部を介してスラストベアリ
ングのレースに確実に当接させることができ、斜板の傾
動に連動してスプールを開位置と閉位置とに正確に切り
換えることができる。
の傾角の変化に拘らず、突起部を介してスラストベアリ
ングのレースに確実に当接させることができ、斜板の傾
動に連動してスプールを開位置と閉位置とに正確に切り
換えることができる。
【0064】請求項5に記載の発明によれば、スラスト
ベアリングのレースに対する突起部の当接位置を、斜板
の傾動に応じて支障なく滑らかに変化させることができ
る。さらに、ラジアルベアリングをスラストベアリング
よりも回転軸の端部側に配置して、その回転軸を安定支
持でき、振動や騒音を低減できる。
ベアリングのレースに対する突起部の当接位置を、斜板
の傾動に応じて支障なく滑らかに変化させることができ
る。さらに、ラジアルベアリングをスラストベアリング
よりも回転軸の端部側に配置して、その回転軸を安定支
持でき、振動や騒音を低減できる。
【0065】請求項6に記載の発明によれば、回転軸の
回転に伴うラジアル方向の荷重を、スラストベアリング
と別に設けられたラジアルベアリングにより確実に受け
止めることができて、圧縮機の振動及び騒音を低減する
ことができる。
回転に伴うラジアル方向の荷重を、スラストベアリング
と別に設けられたラジアルベアリングにより確実に受け
止めることができて、圧縮機の振動及び騒音を低減する
ことができる。
【0066】請求項7に記載の発明によれば、斜板とそ
れに当接するスラストベアリングのレースとを一体回転
させることができ、それらが相対回転に伴って摩耗する
おそれを防止することができる。
れに当接するスラストベアリングのレースとを一体回転
させることができ、それらが相対回転に伴って摩耗する
おそれを防止することができる。
【0067】請求項8に記載の発明によれば、特に斜板
の最小傾角状態において、スラストベアリングを介して
吸入圧領域に流れる冷媒ガスの流量を増加することがで
きて、スラストベアリングが潤滑不良に陥るおそれを防
止することができる。
の最小傾角状態において、スラストベアリングを介して
吸入圧領域に流れる冷媒ガスの流量を増加することがで
きて、スラストベアリングが潤滑不良に陥るおそれを防
止することができる。
【図1】 この発明の圧縮機の一実施形態を示す側断面
図。
図。
【図2】 その圧縮機における斜板の正面図。
【図3】 図2の3−3線における断面図。
【図4】 図1の圧縮機におけるスプールの斜視図。
【図5】 図1の一部を拡大して示す部分断面図。
【図6】 斜板の傾角が最小になった状態を示す圧縮機
の側断面図。
の側断面図。
【図7】 この発明の別の実施形態を示す断面図。
【図8】 図7の8−8線における断面図。
11…圧縮機全体のハウジングを構成するシリンダブロ
ック、16…回転軸、18…後方のラジアルベアリン
グ、23…シリンダボア、24…ピストン、25…クラ
ンク室、26…回転支持体、30…斜板、34…収容
室、35…吸入通路、38…吸入圧領域を構成する吸入
室、40…吐出圧領域を構成する吐出室、44…スプー
ル、45…付勢手段としてのコイルバネ、46…スラス
トベアリング、46a…前側レース、46b…後側レー
ス、47…連係手段を構成する突起部、48…連係手段
を構成する係合凹部、51…放圧通路、54…圧力供給
通路、55…電磁開閉弁、64…潤滑溝。
ック、16…回転軸、18…後方のラジアルベアリン
グ、23…シリンダボア、24…ピストン、25…クラ
ンク室、26…回転支持体、30…斜板、34…収容
室、35…吸入通路、38…吸入圧領域を構成する吸入
室、40…吐出圧領域を構成する吐出室、44…スプー
ル、45…付勢手段としてのコイルバネ、46…スラス
トベアリング、46a…前側レース、46b…後側レー
ス、47…連係手段を構成する突起部、48…連係手段
を構成する係合凹部、51…放圧通路、54…圧力供給
通路、55…電磁開閉弁、64…潤滑溝。
フロントページの続き (72)発明者 奥野 卓也 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 水藤 健 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (8)
- 【請求項1】 ハウジングのシリンダボア内にピストン
を往復動可能に収容するとともに、ハウジング内の回転
軸にピストンを往復動させるための斜板を傾動可能に支
持し、吸入圧力とクランク室内の圧力との差に応じて斜
板の傾斜角度を変更し、その傾斜角度に応じて容量を変
更できるように構成した可変容量圧縮機において、 前記回転軸上には斜板の傾斜角度に連係してその軸線方
向に移動可能なスプールを支持し、そのスプールと斜板
との間にはスラストベアリングを介装した可変容量圧縮
機。 - 【請求項2】 前記スプールとハウジングの一部との間
にはスプールを介して斜板を最大傾角側に付勢する付勢
手段を設けた請求項1に記載の可変容量圧縮機。 - 【請求項3】 圧力供給通路を介して吐出圧をクランク
室に供給するとともに、放圧通路を介してクランク室内
の圧力を吸入圧領域に放出して、クランク室内の圧力調
節を行うように構成し、前記スプールは斜板の傾動に連
動して外部冷媒回路から吸入圧領域に冷媒ガスを導入可
能な開位置と導入不能な閉位置とに切り換え移動される
請求項1または2に記載の可変容量圧縮機。 - 【請求項4】 前記斜板にはスラストベアリングに当接
する頂部を円弧状にした山形の突起部を設けた請求項1
〜3のいずれか1項に記載の可変容量圧縮機。 - 【請求項5】 前記スプールを回転軸の軸線上に移動可
能に配設し、スプールと回転軸との間にはラジアルベア
リングを介装した請求項1〜4のいずれか1項に記載の
可変容量圧縮機。 - 【請求項6】 斜板とそれに当接するスラストベアリン
グのレースとの間には、それらを一体回転可能に連係さ
せるための連係手段を設けた請求項1〜5のいずれか1
項に記載の可変容量圧縮機。 - 【請求項7】 前記連係手段は、斜板およびスラストベ
アリングのレースのいずれか一方に設けた突起部と他方
に設けた係合凹部とよりなる請求項6に記載の可変容量
圧縮機。 - 【請求項8】 前記スプールとそれに対向するスラスト
ベアリングのレースとの少なくともいずれか一方には、
冷媒の流れを許容する溝を形成した請求項1〜7のいず
れか1項に記載の可変容量圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8077144A JPH08326657A (ja) | 1995-03-30 | 1996-03-29 | 可変容量圧縮機 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7366795 | 1995-03-30 | ||
| JP7-73667 | 1995-03-30 | ||
| JP8077144A JPH08326657A (ja) | 1995-03-30 | 1996-03-29 | 可変容量圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08326657A true JPH08326657A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=26414809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8077144A Pending JPH08326657A (ja) | 1995-03-30 | 1996-03-29 | 可変容量圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08326657A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009007994A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Calsonic Kansei Corp | 圧縮機 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8077144A patent/JPH08326657A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009007994A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Calsonic Kansei Corp | 圧縮機 |
| EP2009284A3 (en) * | 2007-06-27 | 2011-10-05 | Calsonic Kansei Corporation | Compressor |
| US8147214B2 (en) | 2007-06-27 | 2012-04-03 | Calsonic Kansei Corporation | Compressor |
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