JPH08326839A - 超電導磁気浮上除振装置 - Google Patents
超電導磁気浮上除振装置Info
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- JPH08326839A JPH08326839A JP13813195A JP13813195A JPH08326839A JP H08326839 A JPH08326839 A JP H08326839A JP 13813195 A JP13813195 A JP 13813195A JP 13813195 A JP13813195 A JP 13813195A JP H08326839 A JPH08326839 A JP H08326839A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 超電導体と磁石による非接触浮上を利用した
除振装置において、様々な被搭載機器に適応できるもの
を低コストで提供する。 【構成】 本発明の除振装置は、超電導体29と磁石2
6のいずれか一方を基台11に配置し、他方を定盤14
に配置して、前記超電導体29と前記磁石26間の磁気
浮上力を利用して前記定盤14を浮上させて支持し、外
部からの振動を非接触浮上で絶縁する除振装置におい
て、除振性能設定手段(12、13、23、35など)
を有することを特徴とする。
除振装置において、様々な被搭載機器に適応できるもの
を低コストで提供する。 【構成】 本発明の除振装置は、超電導体29と磁石2
6のいずれか一方を基台11に配置し、他方を定盤14
に配置して、前記超電導体29と前記磁石26間の磁気
浮上力を利用して前記定盤14を浮上させて支持し、外
部からの振動を非接触浮上で絶縁する除振装置におい
て、除振性能設定手段(12、13、23、35など)
を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導のピンニング効
果による非接触浮上を利用して、外部からの振動を絶縁
する除振装置に関するものである。
果による非接触浮上を利用して、外部からの振動を絶縁
する除振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、除振装置に使われている除振技術
として、フジ・テクノシステム発行「精密防振ハンドブ
ック」第3章第1〜3節に記載されているように、主に
金属ばね、防振ゴム、空気ばねを利用したものがある。
これらの実用化されている除振装置では、除振装置に搭
載される機器ごとに除振したい振動が異なるので、被搭
載機器に応じて除振性能を変化させることができるよう
になっている。例えば、弾性部材からなる袋に空気を密
閉してなる空気ばねにおいては、空気ばね自身の容量と
補助タンクの容量を変化させるなどの手段でばね特性、
すなわち固有振動数を変化させることにより、また空気
ばねと補助タンク間の空気通路の絞り径の大きさを変化
させるなどの手段で減衰特性を変化させることにより、
除振装置の除振性能を調節でき、様々な被搭載機器に適
応している。しかしながら、空気ばねによる除振手段で
は袋を構成する弾性部材を伝達する振動経路が残るため
に、微細振動を完全に除去することは不可能である。近
年、半導体産業における微細加工技術の進展などによ
り、精密機器の振動に対する除振精度の向上が望まれて
おり、非接触タイプの除振装置の必要性が高まってい
る。
として、フジ・テクノシステム発行「精密防振ハンドブ
ック」第3章第1〜3節に記載されているように、主に
金属ばね、防振ゴム、空気ばねを利用したものがある。
これらの実用化されている除振装置では、除振装置に搭
載される機器ごとに除振したい振動が異なるので、被搭
載機器に応じて除振性能を変化させることができるよう
になっている。例えば、弾性部材からなる袋に空気を密
閉してなる空気ばねにおいては、空気ばね自身の容量と
補助タンクの容量を変化させるなどの手段でばね特性、
すなわち固有振動数を変化させることにより、また空気
ばねと補助タンク間の空気通路の絞り径の大きさを変化
させるなどの手段で減衰特性を変化させることにより、
除振装置の除振性能を調節でき、様々な被搭載機器に適
応している。しかしながら、空気ばねによる除振手段で
は袋を構成する弾性部材を伝達する振動経路が残るため
に、微細振動を完全に除去することは不可能である。近
年、半導体産業における微細加工技術の進展などによ
り、精密機器の振動に対する除振精度の向上が望まれて
おり、非接触タイプの除振装置の必要性が高まってい
る。
【0003】最近、非接触タイプの除振装置の一つとし
て、超電導体と磁石による非接触浮上を利用したものが
提案されている。例えば、超電導のマイスナー効果によ
る非接触浮上を利用した除振装置が、特開平1−275
929号公報に開示されている。しかしながら、マイス
ナー効果による浮上力は非常に小さいので実用的でな
く、さらに除振性能を自由に設定できないので、様々な
被搭載機器に適応できない。また、超電導のピンニング
効果による非接触浮上を利用した除振装置で、能動的な
振動抑制機構を組み込み一体化したものが、特開平5−
10388号公報や特開平5−33827号公報に開示
されている。しかしながら、能動的な振動抑制機構は、
除振性能を可変にできるものの、位置変位センサ、変位
抑制電磁石、フィードバック制御用電子回路などの複雑
な構成を必要とし、非常に高価なものになる。これまで
のところ、超電導体と磁石による非接触浮上を利用した
除振装置において、安価で、様々な被搭載機器に適応で
きるものは存在していない。
て、超電導体と磁石による非接触浮上を利用したものが
提案されている。例えば、超電導のマイスナー効果によ
る非接触浮上を利用した除振装置が、特開平1−275
929号公報に開示されている。しかしながら、マイス
ナー効果による浮上力は非常に小さいので実用的でな
く、さらに除振性能を自由に設定できないので、様々な
被搭載機器に適応できない。また、超電導のピンニング
効果による非接触浮上を利用した除振装置で、能動的な
振動抑制機構を組み込み一体化したものが、特開平5−
10388号公報や特開平5−33827号公報に開示
されている。しかしながら、能動的な振動抑制機構は、
除振性能を可変にできるものの、位置変位センサ、変位
抑制電磁石、フィードバック制御用電子回路などの複雑
な構成を必要とし、非常に高価なものになる。これまで
のところ、超電導体と磁石による非接触浮上を利用した
除振装置において、安価で、様々な被搭載機器に適応で
きるものは存在していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、上述のような問題点を解決し、超電導体と磁石によ
る非接触浮上を利用した除振装置において、様々な被搭
載機器に適応できるものを低コストで提供することを目
的とする。
は、上述のような問題点を解決し、超電導体と磁石によ
る非接触浮上を利用した除振装置において、様々な被搭
載機器に適応できるものを低コストで提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の除振装置は、上
述の課題を解決するために、 (1)超電導体と磁石のいずれか一方を基台に配置し、
他方を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁
気浮上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部
からの振動を非接触浮上で絶縁する除振装置において、
除振性能設定手段を有することを特徴とする除振装置で
ある。
述の課題を解決するために、 (1)超電導体と磁石のいずれか一方を基台に配置し、
他方を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁
気浮上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部
からの振動を非接触浮上で絶縁する除振装置において、
除振性能設定手段を有することを特徴とする除振装置で
ある。
【0006】(2)前記除振性能設定手段が、ばね特性
設定手段および/または減衰特性設定手段であることを
特徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
設定手段および/または減衰特性設定手段であることを
特徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
【0007】(3)前記ばね特性設定手段が、前記定盤
と前記基台との相対的位置を設定する初期位置決め機構
であることを特徴とする前記(2)に記載の除振装置で
ある。
と前記基台との相対的位置を設定する初期位置決め機構
であることを特徴とする前記(2)に記載の除振装置で
ある。
【0008】(4)前記ばね特性設定手段が、前記超電
導体あるいは前記磁石の数量を調節する機構であること
を特徴とする前記(2)に記載の除振装置である。
導体あるいは前記磁石の数量を調節する機構であること
を特徴とする前記(2)に記載の除振装置である。
【0009】(5)前記ばね特性設定手段が、前記磁石
の磁力を調節する機構であることを特徴とする前記
(2)に記載の除振装置である。
の磁力を調節する機構であることを特徴とする前記
(2)に記載の除振装置である。
【0010】(6)前記ばね特性設定手段が、前記超電
導体と前記磁石間の磁気浮上力として吸引力を含むもの
であることを特徴とする前記(2)に記載の除振装置で
ある。
導体と前記磁石間の磁気浮上力として吸引力を含むもの
であることを特徴とする前記(2)に記載の除振装置で
ある。
【0011】(7)前記ばね特性設定手段が、前記超電
導体と前記磁石の前記定盤または前記基台に対する取り
付け角度を斜めにした傾斜支持であることを特徴とする
前記(2)に記載の除振装置である。
導体と前記磁石の前記定盤または前記基台に対する取り
付け角度を斜めにした傾斜支持であることを特徴とする
前記(2)に記載の除振装置である。
【0012】(8)前記減衰特性設定手段が、導電性部
材であることを特徴とする前記(2)に記載の除振装置
である。
材であることを特徴とする前記(2)に記載の除振装置
である。
【0013】(9)前記磁石の形状が、非円形状である
ことを特徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
ことを特徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
【0014】(10)前記磁石の前記超電導体に対向す
る面の極性が、N極とS極の両方を有していることを特
徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
る面の極性が、N極とS極の両方を有していることを特
徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
【0015】(11)前記超電導体および/または前記
磁石が、前記定盤および/または前記基台の水平面に配
置しているだけでなく、側面にも配置していることを特
徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
磁石が、前記定盤および/または前記基台の水平面に配
置しているだけでなく、側面にも配置していることを特
徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
【0016】(12)前記定盤と前記基台の非接触浮上
部分が、可撓性を有する膜でシールされていることを特
徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
部分が、可撓性を有する膜でシールされていることを特
徴とする前記(1)に記載の除振装置である。
【0017】なお、本発明は、超電導のピンニング効果
による浮上を利用しているので、超電導体としては、例
えば、特許登録番号01869884に開示されている
QMG材のような、強いピンニング効果を示す超電導体
が望ましい。また、磁石としては、Ne−Fe−B系や
Sm−Co系などの希土類系の永久磁石のような、強い
磁力を有するものが望ましい。
による浮上を利用しているので、超電導体としては、例
えば、特許登録番号01869884に開示されている
QMG材のような、強いピンニング効果を示す超電導体
が望ましい。また、磁石としては、Ne−Fe−B系や
Sm−Co系などの希土類系の永久磁石のような、強い
磁力を有するものが望ましい。
【0018】
【作用】本発明者らは、超電導体と磁石による非接触浮
上を利用した除振装置について精力的な研究を鋭意推進
してきた結果、超電導体と磁石による非接触浮上を除振
装置に利用するという単なる組み合わせでは、実用的な
除振装置は実現できないということを見出だした。なぜ
ならば、非接触浮上においても、浮上体が周囲と独立で
浮上しているのではなく、何らかの原因で生じている浮
上力と重力のバランスで浮上しているので、基準となる
位置が振動すると浮上体も振動し、外部からの振動を完
全に除去することはできないからである。したがって、
非接触浮上タイプの除振装置においても、実用的な除振
装置を提供するためには、様々な被搭載機器に対して適
応できるように除振性能を変化させることができなけれ
ばならない。本発明は、超電導体と磁石による非接触浮
上を利用した除振装置において、除振性能設定手段を有
しているものなので、様々な被搭載機器に対して除振性
能を調節することが可能となる。したがって、様々な被
搭載機器に対して適応できる。しかも、本発明は、能動
的振動抑制機構を用いていないので安価である。
上を利用した除振装置について精力的な研究を鋭意推進
してきた結果、超電導体と磁石による非接触浮上を除振
装置に利用するという単なる組み合わせでは、実用的な
除振装置は実現できないということを見出だした。なぜ
ならば、非接触浮上においても、浮上体が周囲と独立で
浮上しているのではなく、何らかの原因で生じている浮
上力と重力のバランスで浮上しているので、基準となる
位置が振動すると浮上体も振動し、外部からの振動を完
全に除去することはできないからである。したがって、
非接触浮上タイプの除振装置においても、実用的な除振
装置を提供するためには、様々な被搭載機器に対して適
応できるように除振性能を変化させることができなけれ
ばならない。本発明は、超電導体と磁石による非接触浮
上を利用した除振装置において、除振性能設定手段を有
しているものなので、様々な被搭載機器に対して除振性
能を調節することが可能となる。したがって、様々な被
搭載機器に対して適応できる。しかも、本発明は、能動
的振動抑制機構を用いていないので安価である。
【0019】また、本発明は、超電導体と磁石による非
接触浮上を利用した除振装置において、ばね特性設定手
段を有しており、このばね特性設定手段を用いて除振性
能を設定するものである。以下に、ばね特性を変化させ
ることにより、除振性能を調節することが可能であるこ
とを示す。除振装置の除振性能を表す指標に、床面など
の外部の振動がどれだけ除振装置の定盤上に伝わったか
を表す振動伝達率というものがある。振動伝達率Dは、
定盤上の振動の大きさを外部振動の大きさで除したもの
であり、簡単のためダンピングがない場合、すなわち減
衰係数が零の場合を考えると、下記の数式(1)で与え
られる。
接触浮上を利用した除振装置において、ばね特性設定手
段を有しており、このばね特性設定手段を用いて除振性
能を設定するものである。以下に、ばね特性を変化させ
ることにより、除振性能を調節することが可能であるこ
とを示す。除振装置の除振性能を表す指標に、床面など
の外部の振動がどれだけ除振装置の定盤上に伝わったか
を表す振動伝達率というものがある。振動伝達率Dは、
定盤上の振動の大きさを外部振動の大きさで除したもの
であり、簡単のためダンピングがない場合、すなわち減
衰係数が零の場合を考えると、下記の数式(1)で与え
られる。
【0020】
【数1】
【0021】上記数式(1)中、fは除振したい振動
数、fo は除振装置の固有振動数を表す。図1に振動伝
達率と振動数の関係を示す。図1から分かるように、振
動伝達率は除振装置の固有振動数に対応する振動に対し
て共振を起こし、振動を増幅してしまう。すなわち、除
振装置においても固有振動数に対応する振動に対しては
除振効果を示さない。したがって、除振装置を設計する
際には、除振装置に搭載する機器に悪影響を与えると考
えられる振動数と除振装置の固有振動数が一致しないよ
うにしなければならない。除振装置の固有振動数は、除
振機構のばね定数をk、除振機構が支持している質量を
mとすると、下記の数式(2)で与えられる。
数、fo は除振装置の固有振動数を表す。図1に振動伝
達率と振動数の関係を示す。図1から分かるように、振
動伝達率は除振装置の固有振動数に対応する振動に対し
て共振を起こし、振動を増幅してしまう。すなわち、除
振装置においても固有振動数に対応する振動に対しては
除振効果を示さない。したがって、除振装置を設計する
際には、除振装置に搭載する機器に悪影響を与えると考
えられる振動数と除振装置の固有振動数が一致しないよ
うにしなければならない。除振装置の固有振動数は、除
振機構のばね定数をk、除振機構が支持している質量を
mとすると、下記の数式(2)で与えられる。
【0022】
【数2】
【0023】すなわち、除振装置の固有振動数は、ばね
特性と関係付けられる。したがって、超電導体と磁石に
よる非接触浮上を利用した除振装置において、ばね特性
設定手段によりばね特性を変化させることにより、除振
装置の固有振動数を調整することができ、除振性能を設
定することが可能となる。
特性と関係付けられる。したがって、超電導体と磁石に
よる非接触浮上を利用した除振装置において、ばね特性
設定手段によりばね特性を変化させることにより、除振
装置の固有振動数を調整することができ、除振性能を設
定することが可能となる。
【0024】また、本発明は、超電導体と磁石による非
接触浮上を利用した除振装置において、減衰特性設定手
段を有しており、この減衰特性設定手段を用いて除振性
能を設定するものである。以下に、減衰特性を変化させ
ることにより、除振性能を調節することが可能であるこ
とを示す。除振装置を設計する際には、上述したよう
に、除振装置の固有振動数と除振したい振動数をずらす
必要があるが、万が一除振装置の固有振動数に対応する
振動が存在した場合、その影響をできるだけ小さくしな
ければならない。図1における共振点でのピークの値
は、減衰係数によって決定される。すなわち、除振装置
の固有振動数での除振性能は、減衰特性と関係付けられ
る。したがって、超電導体と磁石による非接触浮上を利
用した除振装置において、減衰特性設定手段により減衰
特性を変化させることにより、共振点でのピーク値を調
節することができ、除振性能を設定することが可能とな
る。
接触浮上を利用した除振装置において、減衰特性設定手
段を有しており、この減衰特性設定手段を用いて除振性
能を設定するものである。以下に、減衰特性を変化させ
ることにより、除振性能を調節することが可能であるこ
とを示す。除振装置を設計する際には、上述したよう
に、除振装置の固有振動数と除振したい振動数をずらす
必要があるが、万が一除振装置の固有振動数に対応する
振動が存在した場合、その影響をできるだけ小さくしな
ければならない。図1における共振点でのピークの値
は、減衰係数によって決定される。すなわち、除振装置
の固有振動数での除振性能は、減衰特性と関係付けられ
る。したがって、超電導体と磁石による非接触浮上を利
用した除振装置において、減衰特性設定手段により減衰
特性を変化させることにより、共振点でのピーク値を調
節することができ、除振性能を設定することが可能とな
る。
【0025】さらに、本発明者らは、超電導体と磁石か
らなる非接触浮上に付いて精力的な研究を鋭意推進して
きた結果、超電導のピンニング効果を利用することによ
り、容易にしかも有効にバネ特性を調節できる方法を見
出だした。図2(a)は超電導のマイスナー効果を利用
した浮上についての概念図であり、図2(b)は超電導
のピンニング効果を利用した浮上についての概念図であ
る。超電導のマイスナー効果とは、超電導体を臨界温度
以下に冷却したものを磁石に近づけると超電導体内の磁
界(磁力線)を完全に排除する現象のことである。マイ
スナー効果による浮上では、磁力線を排除する力と浮上
体の重力とのバランスで浮上するために浮上高さが一義
的に決定されてしまうので、除振性能を自由に設定する
のは困難である。一方、超電導のピンニング効果とは、
超電導体を常温状態で磁石に近づけた状態で臨界温度以
下に冷却すると、常温状態の磁界(磁力線)を固定化す
る現象のことである。本発明者らは、ピンニング効果に
よる浮上では、マイスナー効果による浮上とは異なり、
浮上高さなどの浮上特性が一義的には決定されるもので
はなく、したがって、この性質を利用すれば実用的な除
振装置を開発することが可能であることを明らかにし
た。
らなる非接触浮上に付いて精力的な研究を鋭意推進して
きた結果、超電導のピンニング効果を利用することによ
り、容易にしかも有効にバネ特性を調節できる方法を見
出だした。図2(a)は超電導のマイスナー効果を利用
した浮上についての概念図であり、図2(b)は超電導
のピンニング効果を利用した浮上についての概念図であ
る。超電導のマイスナー効果とは、超電導体を臨界温度
以下に冷却したものを磁石に近づけると超電導体内の磁
界(磁力線)を完全に排除する現象のことである。マイ
スナー効果による浮上では、磁力線を排除する力と浮上
体の重力とのバランスで浮上するために浮上高さが一義
的に決定されてしまうので、除振性能を自由に設定する
のは困難である。一方、超電導のピンニング効果とは、
超電導体を常温状態で磁石に近づけた状態で臨界温度以
下に冷却すると、常温状態の磁界(磁力線)を固定化す
る現象のことである。本発明者らは、ピンニング効果に
よる浮上では、マイスナー効果による浮上とは異なり、
浮上高さなどの浮上特性が一義的には決定されるもので
はなく、したがって、この性質を利用すれば実用的な除
振装置を開発することが可能であることを明らかにし
た。
【0026】本発明者らは、超電導のピンニング効果に
よる磁気浮上力が図3のような特性曲線を有し、この特
性曲線の傾き、すなわち磁気浮上力の微小変位を超電導
体と磁石間距離の微小変位で除したときの値が、超電導
のピンニング効果による浮上のばね特性に対応すること
を見出だした。図3(a)はピンニング効果による磁気
浮上力の反発力を利用して浮上させる場合を示す。この
場合、超電導体を磁石からある程度距離を離した状態
(初期位置)で臨界温度以下に冷却し、その後磁石を超
電導体に近付ける。反発力の特性曲線は図3(a)の右
側のようになり、磁石が超電導体に近付くにつれて磁気
浮上力は急激に大きくなる。図3(a)中、荷重と磁気
浮上力が等しい点で浮上する。一方、図3(b)は、ピ
ンニング効果による磁気浮上力の吸引力を利用して浮上
させる場合を示す。この場合、超電導体を磁石に接触さ
せた状態(初期位置)で、あるいは近付けた状態(初期
位置)で臨界温度以下に冷却し、その後磁石を超電導体
から遠ざける。吸引力の特性曲線は図3(b)の右側の
ようになり、磁石が超電導体から遠ざかるにつれて磁気
浮上力は大きくなり、最大値を取った後減少する。図3
(b)中、荷重と磁気浮上力が等しい点(浮上位置)で
浮上する。以下に、本発明者らが見出だした超電導のピ
ンニング効果を利用した浮上において、ばね特性を容易
にしかも有効に調節できる方法について示す。
よる磁気浮上力が図3のような特性曲線を有し、この特
性曲線の傾き、すなわち磁気浮上力の微小変位を超電導
体と磁石間距離の微小変位で除したときの値が、超電導
のピンニング効果による浮上のばね特性に対応すること
を見出だした。図3(a)はピンニング効果による磁気
浮上力の反発力を利用して浮上させる場合を示す。この
場合、超電導体を磁石からある程度距離を離した状態
(初期位置)で臨界温度以下に冷却し、その後磁石を超
電導体に近付ける。反発力の特性曲線は図3(a)の右
側のようになり、磁石が超電導体に近付くにつれて磁気
浮上力は急激に大きくなる。図3(a)中、荷重と磁気
浮上力が等しい点で浮上する。一方、図3(b)は、ピ
ンニング効果による磁気浮上力の吸引力を利用して浮上
させる場合を示す。この場合、超電導体を磁石に接触さ
せた状態(初期位置)で、あるいは近付けた状態(初期
位置)で臨界温度以下に冷却し、その後磁石を超電導体
から遠ざける。吸引力の特性曲線は図3(b)の右側の
ようになり、磁石が超電導体から遠ざかるにつれて磁気
浮上力は大きくなり、最大値を取った後減少する。図3
(b)中、荷重と磁気浮上力が等しい点(浮上位置)で
浮上する。以下に、本発明者らが見出だした超電導のピ
ンニング効果を利用した浮上において、ばね特性を容易
にしかも有効に調節できる方法について示す。
【0027】(原理1)超電導体を冷却する前の磁石の
相対的位置(初期位置)を変化させる。
相対的位置(初期位置)を変化させる。
【0028】図4は、超電導体を冷却する前の超電導体
と磁石間距離(初期位置)がA、B、Cの異なる3点に
対して、超電導体を臨界温度以下に冷却後、磁石を超電
導体に近付けた時に発生する反発力と、超電導体と磁石
間距離との関係を示したものである。図4では、距離
A、B、Cの順に超電導体と磁石間の距離は小さくな
る。図4中、磁石を横方向にずらして示しているが、こ
れは分かりやすくするためであり、実際はずらす必要は
ない。図4から分かるように、超電導体を冷却するとき
の磁石に対する相対距離により反発力特性は変化する。
その結果、反発力特性曲線と荷重と記した点線が交わる
点での反発力特性曲線の傾きは、距離が大きくなるにつ
れて小さくなる。すなわち、超電導のピンニング効果を
利用した浮上のばね特性が変化する。本発明の初期位置
決め機構は、空気圧、油圧、モータねじなどを利用し
て、超電導体を冷却する前の超電導体と磁石との相対的
位置を変化させるものである。したがって、本発明の初
期位置決め機構により、超電導のピンニング効果を利用
した浮上においては、ばね特性を容易にしかも有効に調
節できる。
と磁石間距離(初期位置)がA、B、Cの異なる3点に
対して、超電導体を臨界温度以下に冷却後、磁石を超電
導体に近付けた時に発生する反発力と、超電導体と磁石
間距離との関係を示したものである。図4では、距離
A、B、Cの順に超電導体と磁石間の距離は小さくな
る。図4中、磁石を横方向にずらして示しているが、こ
れは分かりやすくするためであり、実際はずらす必要は
ない。図4から分かるように、超電導体を冷却するとき
の磁石に対する相対距離により反発力特性は変化する。
その結果、反発力特性曲線と荷重と記した点線が交わる
点での反発力特性曲線の傾きは、距離が大きくなるにつ
れて小さくなる。すなわち、超電導のピンニング効果を
利用した浮上のばね特性が変化する。本発明の初期位置
決め機構は、空気圧、油圧、モータねじなどを利用し
て、超電導体を冷却する前の超電導体と磁石との相対的
位置を変化させるものである。したがって、本発明の初
期位置決め機構により、超電導のピンニング効果を利用
した浮上においては、ばね特性を容易にしかも有効に調
節できる。
【0029】(原理2)超電導体や磁石の数量を変化さ
せる。
せる。
【0030】図5は、浮上に関与している超電導体の数
量を変化させた場合の、磁石を超電導体に近付けた時に
発生する反発力と、超電導体と磁石間距離との関係を示
したものである。図5の下左図が超電導体の数量が1個
の場合を示し、図5の下右図が超電導体の数量が2個の
場合を示す。図5から分かるように、浮上に関与してい
る超電導体の数量により反発力は変化する。すなわち、
超電導のピンニング効果を利用した浮上のばね特性が変
化する。浮上力は超電導体と磁石により発生するので、
超電導体の数量を変化させる代わりに、磁石の数量を変
化させても同様の効果が得られる。本発明の数量調節機
構は、冷却システムを分割する方法や超電導体や磁石を
着脱式にする方法などを利用して、浮上に関与する超電
導体あるいは磁石の数量を変化させるものである。した
がって、本発明の数量調節機構により、超電導のピンニ
ング効果を利用した浮上において、ばね特性を容易にし
かも有効に調節できる。
量を変化させた場合の、磁石を超電導体に近付けた時に
発生する反発力と、超電導体と磁石間距離との関係を示
したものである。図5の下左図が超電導体の数量が1個
の場合を示し、図5の下右図が超電導体の数量が2個の
場合を示す。図5から分かるように、浮上に関与してい
る超電導体の数量により反発力は変化する。すなわち、
超電導のピンニング効果を利用した浮上のばね特性が変
化する。浮上力は超電導体と磁石により発生するので、
超電導体の数量を変化させる代わりに、磁石の数量を変
化させても同様の効果が得られる。本発明の数量調節機
構は、冷却システムを分割する方法や超電導体や磁石を
着脱式にする方法などを利用して、浮上に関与する超電
導体あるいは磁石の数量を変化させるものである。した
がって、本発明の数量調節機構により、超電導のピンニ
ング効果を利用した浮上において、ばね特性を容易にし
かも有効に調節できる。
【0031】(原理3)磁石の磁力を変化させる。
【0032】図6は、磁石として永久磁石と電磁石を組
み合わせて磁力を変化させた場合の、磁石を超電導体に
近付けた時に発生する反発力と、超電導体と磁石間距離
との関係を示したものである。図5から分かるように、
電磁石を併用することにより反発力は変化する。その結
果、反発力特性曲線と荷重と記した点線が交わる点での
反発力特性曲線の傾きは、電磁石で永久磁石の磁場を減
磁させると小さくなる。すなわち、超電導のピンニング
効果を利用した浮上のばね特性が変化する。本発明の磁
力調節機構は、電磁石や永久磁石などを利用して、磁石
の磁力を変化させるものである。したがって、本発明の
磁力調節機構により、超電導のピンニング効果を利用し
た浮上において、ばね特性を容易にしかも有効に調節で
きる。
み合わせて磁力を変化させた場合の、磁石を超電導体に
近付けた時に発生する反発力と、超電導体と磁石間距離
との関係を示したものである。図5から分かるように、
電磁石を併用することにより反発力は変化する。その結
果、反発力特性曲線と荷重と記した点線が交わる点での
反発力特性曲線の傾きは、電磁石で永久磁石の磁場を減
磁させると小さくなる。すなわち、超電導のピンニング
効果を利用した浮上のばね特性が変化する。本発明の磁
力調節機構は、電磁石や永久磁石などを利用して、磁石
の磁力を変化させるものである。したがって、本発明の
磁力調節機構により、超電導のピンニング効果を利用し
た浮上において、ばね特性を容易にしかも有効に調節で
きる。
【0033】上記原理1〜3において、反発力特性曲線
を用いて説明したが、吸引力を利用してもばね特性を容
易にしかも有効に調節できることは言うまでもない。吸
引力を利用した場合には、反発力を利用したものに比べ
て、固有振動数を低下させることができ、高性能な除振
性能を有する除振装置を実現できる。その理由を簡単に
述べる。固有振動数が低いことは、ばね定数が小さいこ
と、すなわち浮上力特性曲線の傾きが小さいことに対応
している。図3(a)の右図中に点線で囲んである領域
において傾きが小さくなっているが、その領域では反発
力の大きさが小さく、実用的に利用するのは困難であ
る。一方、吸引力特性曲線では、図3(b)の右図中に
点線で囲んである、傾きの小さな領域において、吸引力
のある程度の大きさを有し、実用的に利用可能である。
吸引力特性の傾きの小さな領域を利用すれば、固有振動
数の低い、高性能な除振性能を有する除振装置を実現で
きる。
を用いて説明したが、吸引力を利用してもばね特性を容
易にしかも有効に調節できることは言うまでもない。吸
引力を利用した場合には、反発力を利用したものに比べ
て、固有振動数を低下させることができ、高性能な除振
性能を有する除振装置を実現できる。その理由を簡単に
述べる。固有振動数が低いことは、ばね定数が小さいこ
と、すなわち浮上力特性曲線の傾きが小さいことに対応
している。図3(a)の右図中に点線で囲んである領域
において傾きが小さくなっているが、その領域では反発
力の大きさが小さく、実用的に利用するのは困難であ
る。一方、吸引力特性曲線では、図3(b)の右図中に
点線で囲んである、傾きの小さな領域において、吸引力
のある程度の大きさを有し、実用的に利用可能である。
吸引力特性の傾きの小さな領域を利用すれば、固有振動
数の低い、高性能な除振性能を有する除振装置を実現で
きる。
【0034】しかしながら、吸引力だけを利用して除振
装置を作製した場合には、吸引力特性曲線の最大値を越
える荷重が加わった時に、浮上していた定盤が支持を失
い落下する。反発力だけを利用して除振装置を作製した
場合には、超電導体と磁石の距離が近付くほど反発力が
大きくなるので、搭載可能荷重以上の荷重では定盤が基
台に接触するだけであり、被搭載機器に過大な衝撃を加
えることはない。このような定盤の急激落下の危険性を
防止しながら、吸引力を利用した除振装置での高性能な
除振性能を維持するためには、図7に示しているよう
に、超電導体と磁石間の吸引力と反発力を併用すること
が考えられる。吸引力と反発力のハイブリット形の場
合、吸引力特性と反発力特性を定量的に考慮し、図7の
右下図のように、総浮上力が初期位置からのずれに対し
て単調に増加していなければならない。図7の右上図の
ように、総浮上力特性曲線に最大値が存在すると、定盤
の浮上位置が急激に変化するので、被搭載機器に悪影響
を与える可能性がある。吸引力を利用した浮上には、図
3(b)のように超電導体と磁石を水平配置したものだ
けでなく、図8のように側面配置したものも考えられ
る。
装置を作製した場合には、吸引力特性曲線の最大値を越
える荷重が加わった時に、浮上していた定盤が支持を失
い落下する。反発力だけを利用して除振装置を作製した
場合には、超電導体と磁石の距離が近付くほど反発力が
大きくなるので、搭載可能荷重以上の荷重では定盤が基
台に接触するだけであり、被搭載機器に過大な衝撃を加
えることはない。このような定盤の急激落下の危険性を
防止しながら、吸引力を利用した除振装置での高性能な
除振性能を維持するためには、図7に示しているよう
に、超電導体と磁石間の吸引力と反発力を併用すること
が考えられる。吸引力と反発力のハイブリット形の場
合、吸引力特性と反発力特性を定量的に考慮し、図7の
右下図のように、総浮上力が初期位置からのずれに対し
て単調に増加していなければならない。図7の右上図の
ように、総浮上力特性曲線に最大値が存在すると、定盤
の浮上位置が急激に変化するので、被搭載機器に悪影響
を与える可能性がある。吸引力を利用した浮上には、図
3(b)のように超電導体と磁石を水平配置したものだ
けでなく、図8のように側面配置したものも考えられ
る。
【0035】(原理4)斜めにして傾斜支持する。
【0036】図9は、超電導体や磁石の定盤や基台に対
する取り付け角度を変化させたもので、超電導体と磁石
の位置関係を概念的に示したものである。図9の左側が
水平支持を示し、図9の右側が垂直支持あるいは側面支
持を示し、図9の真ん中が斜めにした傾斜支持(以下、
単に斜め支持とも称する)を示している。斜め支持のば
ね特性は、水平支持のばね特性と側面支持のばね特性の
中間的なものが得られる。斜め支持の水平面からの角度
が小さい場合には、水平支持のばね特性に近く、逆に角
度が90度に近い場合には、側面支持のばね特性に近く
なる。したがって、本発明の斜め支持した除振装置にお
いて、斜め支持の角度を変化させることにより、超電導
のピンニング効果を利用した浮上のばね特性を容易にし
かも有効に調節できる。
する取り付け角度を変化させたもので、超電導体と磁石
の位置関係を概念的に示したものである。図9の左側が
水平支持を示し、図9の右側が垂直支持あるいは側面支
持を示し、図9の真ん中が斜めにした傾斜支持(以下、
単に斜め支持とも称する)を示している。斜め支持のば
ね特性は、水平支持のばね特性と側面支持のばね特性の
中間的なものが得られる。斜め支持の水平面からの角度
が小さい場合には、水平支持のばね特性に近く、逆に角
度が90度に近い場合には、側面支持のばね特性に近く
なる。したがって、本発明の斜め支持した除振装置にお
いて、斜め支持の角度を変化させることにより、超電導
のピンニング効果を利用した浮上のばね特性を容易にし
かも有効に調節できる。
【0037】次に、本発明者らが見出だした、超電導体
と磁石による非接触浮上において、減衰特性を容易にし
かも有効に調節できる方法について示す。超電導体と磁
石による浮上においては、磁石同志を組み合わせた浮上
に比べて、ダンピングが大きいことが知られているが、
改善の余地がある。本発明の減衰特性の調整方法は、磁
石により形成される磁場中に導電性部材を配置すること
を特徴とするものである。磁石を定盤に配置した場合、
浮上している定盤が振動した時に磁石により形成される
磁場も変動し、磁場中に配置された導電性部材に渦電流
が発生し、定盤の振動エネルギーを渦電流損失としてエ
ネルギー吸収することによって振動を抑制する。導電性
部材としては、渦電流損失が大きくなるように、銅や銀
などの電気伝導率の大きな材料が望ましい。本発明は超
電導体を利用するものであるので、超電導体を冷却する
時に導電性部材を一緒に冷却することによって、導電性
部材の電気伝導率が大きくなり、減衰特性はさらに向上
する。また導電性部材には、磁石により形成される磁場
への影響を考慮し、非磁性の材料を用いるのが望まし
い。さらに、本発明は除振装置に関するものなので、軸
受装置や搬送装置のような可動部がなく、導電性部材が
回転損失などのような悪影響を与えることがなく、導電
性部材を利用した減衰特性調整機構は超電導を利用した
除振装置に適したものといえる。
と磁石による非接触浮上において、減衰特性を容易にし
かも有効に調節できる方法について示す。超電導体と磁
石による浮上においては、磁石同志を組み合わせた浮上
に比べて、ダンピングが大きいことが知られているが、
改善の余地がある。本発明の減衰特性の調整方法は、磁
石により形成される磁場中に導電性部材を配置すること
を特徴とするものである。磁石を定盤に配置した場合、
浮上している定盤が振動した時に磁石により形成される
磁場も変動し、磁場中に配置された導電性部材に渦電流
が発生し、定盤の振動エネルギーを渦電流損失としてエ
ネルギー吸収することによって振動を抑制する。導電性
部材としては、渦電流損失が大きくなるように、銅や銀
などの電気伝導率の大きな材料が望ましい。本発明は超
電導体を利用するものであるので、超電導体を冷却する
時に導電性部材を一緒に冷却することによって、導電性
部材の電気伝導率が大きくなり、減衰特性はさらに向上
する。また導電性部材には、磁石により形成される磁場
への影響を考慮し、非磁性の材料を用いるのが望まし
い。さらに、本発明は除振装置に関するものなので、軸
受装置や搬送装置のような可動部がなく、導電性部材が
回転損失などのような悪影響を与えることがなく、導電
性部材を利用した減衰特性調整機構は超電導を利用した
除振装置に適したものといえる。
【0038】次に、本発明者らが見出だした、超電導と
磁石による浮上を利用した除振装置において、非接触浮
上している定盤の安定性を向上させる方法を示す。超電
導と磁石による浮上を利用した除振装置においては、定
盤の動きを抑えるような磁場を作るように、個々の磁石
を定盤あるいは基台に配置しなければならない。本発明
は、これを簡単に実現するもので、その第1の方法は、
個々の磁石の形状を非円形状にすることを特徴とするも
のである。磁石の形状を非円形状にすれば、個々の磁石
が作り出す磁場がどの方向に動いても不均一になるの
で、全体の配置を気にすることなく簡単に除振装置に適
した磁石配置が実現できる。第2の方法は、磁石の超電
導体に対向する面のN極とS極の両方を有することを特
徴とするものである。磁石の超電導体に対向する面のN
極とS極の両方を有するようにすれば、磁石が作り出す
磁場の勾配が大きくなり、その結果磁場の不均一度も大
きくなり、全体の配置を気にすることなく簡単に除振装
置に適した磁石配置が実現できる。1つの磁石でN極と
S極の両方を有してもよいし、また1つの磁石は1極着
磁で装置全体としてN極とS極の両方を有していてもよ
い。第3の方法は、定盤の浮上用のために水平面に配置
した超電導体や磁石に加えて、定盤の安定性向上のため
に側面にも超電導体と磁石を配置することを特徴とする
ものである。定盤がどの方向に動いても側面に配置した
超電導体と磁石により復元力が働くので、全体の配置を
気にすることなく簡単に除振装置に適した磁石配置が実
現できる。
磁石による浮上を利用した除振装置において、非接触浮
上している定盤の安定性を向上させる方法を示す。超電
導と磁石による浮上を利用した除振装置においては、定
盤の動きを抑えるような磁場を作るように、個々の磁石
を定盤あるいは基台に配置しなければならない。本発明
は、これを簡単に実現するもので、その第1の方法は、
個々の磁石の形状を非円形状にすることを特徴とするも
のである。磁石の形状を非円形状にすれば、個々の磁石
が作り出す磁場がどの方向に動いても不均一になるの
で、全体の配置を気にすることなく簡単に除振装置に適
した磁石配置が実現できる。第2の方法は、磁石の超電
導体に対向する面のN極とS極の両方を有することを特
徴とするものである。磁石の超電導体に対向する面のN
極とS極の両方を有するようにすれば、磁石が作り出す
磁場の勾配が大きくなり、その結果磁場の不均一度も大
きくなり、全体の配置を気にすることなく簡単に除振装
置に適した磁石配置が実現できる。1つの磁石でN極と
S極の両方を有してもよいし、また1つの磁石は1極着
磁で装置全体としてN極とS極の両方を有していてもよ
い。第3の方法は、定盤の浮上用のために水平面に配置
した超電導体や磁石に加えて、定盤の安定性向上のため
に側面にも超電導体と磁石を配置することを特徴とする
ものである。定盤がどの方向に動いても側面に配置した
超電導体と磁石により復元力が働くので、全体の配置を
気にすることなく簡単に除振装置に適した磁石配置が実
現できる。
【0039】次に、発明者らが見出だした、超電導と磁
石による浮上を利用した除振装置においては、軸受装置
や搬送装置と異なり、浮上体が可動ではないので、定盤
と基台の非接触浮上部分をゴムや樹脂などの可撓性の膜
でシールすることで超電導体や冷却に伴う霜の発生を簡
便に防止することができる。シールで密閉された空間に
は、乾燥した気体を充填すればよい。このシール部分か
ら振動が伝達しないようにするために、ゴムや樹脂など
の可撓性の膜の張力を低く設定して、膜を弛ませておい
た方が望ましい。定盤がシール部分で基台と接触してい
るので、完全な非接触ではなくなるかもしれないが、高
性能な除振性能は維持できる。
石による浮上を利用した除振装置においては、軸受装置
や搬送装置と異なり、浮上体が可動ではないので、定盤
と基台の非接触浮上部分をゴムや樹脂などの可撓性の膜
でシールすることで超電導体や冷却に伴う霜の発生を簡
便に防止することができる。シールで密閉された空間に
は、乾燥した気体を充填すればよい。このシール部分か
ら振動が伝達しないようにするために、ゴムや樹脂など
の可撓性の膜の張力を低く設定して、膜を弛ませておい
た方が望ましい。定盤がシール部分で基台と接触してい
るので、完全な非接触ではなくなるかもしれないが、高
性能な除振性能は維持できる。
【0040】
第1実施例 本実施例は、請求項1〜3、5、8の構成要件を備えて
なる超電導磁気浮上除振装置であって、除振性能設定手
段として1対の超電導体と磁石とを水平配置して利用し
たことを特徴とする実施例である。
なる超電導磁気浮上除振装置であって、除振性能設定手
段として1対の超電導体と磁石とを水平配置して利用し
たことを特徴とする実施例である。
【0041】すなわち、超電導体を基台に配置し、磁石
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力(反発力)を利用して前記定盤を浮上させて支持
し、外部からの振動を非接触浮上で絶縁する除振装置で
あって、除振性能設定手段として、定盤と基台との相対
的位置を設定する初期位置決め機構および磁石の磁力を
調節する機構によるばね特性設定手段と導電性部材によ
る減衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振
装置である。
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力(反発力)を利用して前記定盤を浮上させて支持
し、外部からの振動を非接触浮上で絶縁する除振装置で
あって、除振性能設定手段として、定盤と基台との相対
的位置を設定する初期位置決め機構および磁石の磁力を
調節する機構によるばね特性設定手段と導電性部材によ
る減衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振
装置である。
【0042】以下に図面を用いて、本実施例につきより
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0043】まず、図10は、本実施例の超電導磁気浮
上除振装置の概略構成図である。
上除振装置の概略構成図である。
【0044】図示されているように、この超電導磁気浮
上除振装置は、除振台10、冷媒供給装置50、バルブ
ユニット55、制御部60、入出力装置80から構成さ
れる。
上除振装置は、除振台10、冷媒供給装置50、バルブ
ユニット55、制御部60、入出力装置80から構成さ
れる。
【0045】除振台10は、後述する定盤に載置される
被搭載物を外部の振動から任意の除振性能をもって遮断
するものである。この除振台10の更に詳細な構成は後
述する。
被搭載物を外部の振動から任意の除振性能をもって遮断
するものである。この除振台10の更に詳細な構成は後
述する。
【0046】冷媒供給装置50は、除振台10に備えら
れている超電導体(以降、SCとも称する)冷却部に冷
却用の冷媒を循環供給するものである。この冷媒供給装
置50としては、特別なものを使用する必要はなく、一
般的なものでよい。冷却用の冷媒としては、SCの超電
導臨界温度以下の沸点を有するものであれば特に制限は
ないが、比較的高温で利用できるSCを用いれば液体窒
素(沸点77.35K)などを使用できる。
れている超電導体(以降、SCとも称する)冷却部に冷
却用の冷媒を循環供給するものである。この冷媒供給装
置50としては、特別なものを使用する必要はなく、一
般的なものでよい。冷却用の冷媒としては、SCの超電
導臨界温度以下の沸点を有するものであれば特に制限は
ないが、比較的高温で利用できるSCを用いれば液体窒
素(沸点77.35K)などを使用できる。
【0047】この冷媒供給装置50とSC冷却部との間
の冷媒の流通は、バルブユニット55によって制御され
る。このバルブユニット55は、冷媒の流通を制御する
ための自動制御弁を複数有しているものである。
の冷媒の流通は、バルブユニット55によって制御され
る。このバルブユニット55は、冷媒の流通を制御する
ための自動制御弁を複数有しているものである。
【0048】制御部60は、前述の冷媒供給装置50、
バルブユニット55および除振台10各部の動作を制御
するものである。制御部60の詳細は後述するが、その
内部には、ソレノイドコントローラ、モータコントロー
ラ、演算制御部、バルブコントローラが備えられている
ものである。
バルブユニット55および除振台10各部の動作を制御
するものである。制御部60の詳細は後述するが、その
内部には、ソレノイドコントローラ、モータコントロー
ラ、演算制御部、バルブコントローラが備えられている
ものである。
【0049】入出力装置80は、制御部60との間で情
報の送受信を行なうものであって、除振台10に任意の
除振性能を与えるための制御値の設定や、除振台10の
モニタリングに使用するものである。なお、この入出力
装置80は、被搭載物15の制御用のコンピュータとの
兼用をすることもできるようになっているもので、プリ
ンタ等の出力装置も接続することができるものである。
報の送受信を行なうものであって、除振台10に任意の
除振性能を与えるための制御値の設定や、除振台10の
モニタリングに使用するものである。なお、この入出力
装置80は、被搭載物15の制御用のコンピュータとの
兼用をすることもできるようになっているもので、プリ
ンタ等の出力装置も接続することができるものである。
【0050】前述の除振台10の構成を図10から図1
4に基づいて説明する。
4に基づいて説明する。
【0051】この除振台10の概略の構成は、図10に
示す通りである。すなわち、基台11上には、SC冷却
部12、初期位置設定部13を介して定盤14が設けら
れている。
示す通りである。すなわち、基台11上には、SC冷却
部12、初期位置設定部13を介して定盤14が設けら
れている。
【0052】なお、定盤14の下面側には、定盤14の
浮上力を調整する図示されていない浮上力調整部が設け
られ、定盤14および被搭載物15の浮上力を調整でき
るようになっている。また、基台11と定盤14には、
除振性能を評価するための加速度センサ16が取り付け
てある。この加速度センサは一般的に使用されているも
のであれば、どのようなタイプのものでも使用可能であ
る。
浮上力を調整する図示されていない浮上力調整部が設け
られ、定盤14および被搭載物15の浮上力を調整でき
るようになっている。また、基台11と定盤14には、
除振性能を評価するための加速度センサ16が取り付け
てある。この加速度センサは一般的に使用されているも
のであれば、どのようなタイプのものでも使用可能であ
る。
【0053】この基台11は矩形板であって、除振台1
0の周波数特性に悪影響を与えない程度の剛性を有して
いるものである。一般的なレベリングボルトを脚として
備えれば、基台11、定盤14、被搭載物15の姿勢を
水平にすることができる。
0の周波数特性に悪影響を与えない程度の剛性を有して
いるものである。一般的なレベリングボルトを脚として
備えれば、基台11、定盤14、被搭載物15の姿勢を
水平にすることができる。
【0054】また、定盤14は、図11に示してあるよ
うに、2層のハニカム構造を有している。すなわち、上
面板17と中間板18とが上層のコア材20に接着さ
れ、また中間板18と下面板19とが下層のコア材21
に接着された構造となっている。定盤14の外周部分は
上面板17と下面板19との間に枠材22が取り付けら
れている。なお、上面板17、中間板18、下面板1
9、枠材20のそれぞれは、ガラス繊維強化プラスチッ
クが用いられ、コア材20、21には、ペーパーコアが
用いられている。このような構成とすることによって、
金属製のハニカム定盤と比較して剛性を確保しながら軽
量化を図っている。
うに、2層のハニカム構造を有している。すなわち、上
面板17と中間板18とが上層のコア材20に接着さ
れ、また中間板18と下面板19とが下層のコア材21
に接着された構造となっている。定盤14の外周部分は
上面板17と下面板19との間に枠材22が取り付けら
れている。なお、上面板17、中間板18、下面板1
9、枠材20のそれぞれは、ガラス繊維強化プラスチッ
クが用いられ、コア材20、21には、ペーパーコアが
用いられている。このような構成とすることによって、
金属製のハニカム定盤と比較して剛性を確保しながら軽
量化を図っている。
【0055】定盤14の下面側には浮上力調整部23が
設けられてる。
設けられてる。
【0056】この浮上力調整部23は、コイル24と永
久磁石25とから構成されるソレノイド26と、このソ
レノイド26を絶縁体27を介して定盤14に取り付け
るソレノイドホルダ28とから構成される。このソレノ
イド26は、図示されているようにソレノイドホルダ2
8から下向きに突出して取り付けられている。本実施例
で用いている永久磁石25の形状は図14(b)に示し
たような環状型であり、極数は1極である。また、コイ
ル24は永久磁石の周方向に沿って巻かれているもので
ある。
久磁石25とから構成されるソレノイド26と、このソ
レノイド26を絶縁体27を介して定盤14に取り付け
るソレノイドホルダ28とから構成される。このソレノ
イド26は、図示されているようにソレノイドホルダ2
8から下向きに突出して取り付けられている。本実施例
で用いている永久磁石25の形状は図14(b)に示し
たような環状型であり、極数は1極である。また、コイ
ル24は永久磁石の周方向に沿って巻かれているもので
ある。
【0057】このソレノイド26の真下には、SC冷却
部12が設けられている。すなわち、SC冷却部12は
ソレノイド26と同軸上に位置している。浮上力調整部
23の永久磁石25は、その先端面がSC冷却部12側
に露出されており、直接SC冷却部12に対向するよう
になっている。このソレノイド26とSC冷却部12と
は、定盤14と基台10の4隅にそれぞれ配設されてい
る。なお、定盤14の初期位置を設定する初期位置設定
部13は、基台11の各辺のほぼ中央に配置されてい
る。
部12が設けられている。すなわち、SC冷却部12は
ソレノイド26と同軸上に位置している。浮上力調整部
23の永久磁石25は、その先端面がSC冷却部12側
に露出されており、直接SC冷却部12に対向するよう
になっている。このソレノイド26とSC冷却部12と
は、定盤14と基台10の4隅にそれぞれ配設されてい
る。なお、定盤14の初期位置を設定する初期位置設定
部13は、基台11の各辺のほぼ中央に配置されてい
る。
【0058】このソレノイド26の真下に位置するよう
にSC冷却部12のSC29が設けられている。このS
C29は、改良QMG製法による高温超電導体であっ
て、ソレノイド26との間でピンニング力を発生させる
ものである。なお、このSC29の形状は本実施例では
図14(a)に示したような円板状あるいは円柱状のも
のを用いている。
にSC冷却部12のSC29が設けられている。このS
C29は、改良QMG製法による高温超電導体であっ
て、ソレノイド26との間でピンニング力を発生させる
ものである。なお、このSC29の形状は本実施例では
図14(a)に示したような円板状あるいは円柱状のも
のを用いている。
【0059】SC冷却部12は、図12にも示してある
ように、外ケース31と内ケース32との2重構造とな
っており、外ケース31は基台11にケースホルダ3
1′を利用して取り付けられている。この内ケース32
の内部には、SC29が超電導体ホルダ33を介して収
容されている。外ケース31と内ケース32との間は真
空断熱室34となっていて、内ケース32の外周面と下
面とがこの真空断熱室34の壁面を形成している。外ケ
ース31の上側および内ケース32の上側は、蓋体35
によって閉じられている。この蓋体35の内側には、断
熱部材36が張り付けられており、また、蓋体35は非
磁性材料であり、導電性の高い、たとえば銅などの材料
が用いられている。この蓋体35は渦電流ダンパとして
の機能を有する。なお、外ケース31と内ケース32と
を蓋体36と同様の材料を用いて構成するようにしても
よい。
ように、外ケース31と内ケース32との2重構造とな
っており、外ケース31は基台11にケースホルダ3
1′を利用して取り付けられている。この内ケース32
の内部には、SC29が超電導体ホルダ33を介して収
容されている。外ケース31と内ケース32との間は真
空断熱室34となっていて、内ケース32の外周面と下
面とがこの真空断熱室34の壁面を形成している。外ケ
ース31の上側および内ケース32の上側は、蓋体35
によって閉じられている。この蓋体35の内側には、断
熱部材36が張り付けられており、また、蓋体35は非
磁性材料であり、導電性の高い、たとえば銅などの材料
が用いられている。この蓋体35は渦電流ダンパとして
の機能を有する。なお、外ケース31と内ケース32と
を蓋体36と同様の材料を用いて構成するようにしても
よい。
【0060】SC29を冷却するための冷媒は、SC2
9の周囲を流れるが、この冷媒を取り入れる吸込管37
とこれを排出する排出管38とは外ケース31を貫通し
て真空断熱室34を通過し、内ケース32に至ってい
る。両管37、38の端部は、内ケース32の内部空間
に面して開口しており、両管37、38は、内ケース3
2の内部空間と連通している。このため、冷媒は内ケー
ス32の内部空間に導入されてSC29を冷却すること
になる。
9の周囲を流れるが、この冷媒を取り入れる吸込管37
とこれを排出する排出管38とは外ケース31を貫通し
て真空断熱室34を通過し、内ケース32に至ってい
る。両管37、38の端部は、内ケース32の内部空間
に面して開口しており、両管37、38は、内ケース3
2の内部空間と連通している。このため、冷媒は内ケー
ス32の内部空間に導入されてSC29を冷却すること
になる。
【0061】なお、吸込管37と排出管38とは剛体管
であっても可撓管であってもよく、両管37、38に適
当な可撓性を与えることによって冷媒の流動に起因する
振動や両管37、38を伝って侵入する外来振動の低減
が可能となる。
であっても可撓管であってもよく、両管37、38に適
当な可撓性を与えることによって冷媒の流動に起因する
振動や両管37、38を伝って侵入する外来振動の低減
が可能となる。
【0062】初期位置設定部13は、図13に示されて
いるように、基台11に固定して取り付けた筐体39を
有し、この筐体39には、昇降体40を上下させるステ
ッピングモータ41が取り付けられている。この昇降体
40は、板状に形成され、その上面はほぼ水平に加工さ
れている。このステッピングモータ41の出力軸には、
昇降体40に形成されたボス部のめねじと螺合する昇降
用ネジ42がカップリング43を介して取り付けられ、
ステッピングモータ41の回転にともなって昇降体40
が上下に移動するようになっている。なお、カップリン
グ43は、筐体39に固定された支持ブロックに連結さ
れている。昇降体40には、これを回り止めするための
案内孔44が開口されているが、この案内孔44には、
回り止め部45を構成するピン46がピン用ボス部47
を介して挿入される。この回り止め部45は昇降用ネジ
42に対して偏心配置されている。
いるように、基台11に固定して取り付けた筐体39を
有し、この筐体39には、昇降体40を上下させるステ
ッピングモータ41が取り付けられている。この昇降体
40は、板状に形成され、その上面はほぼ水平に加工さ
れている。このステッピングモータ41の出力軸には、
昇降体40に形成されたボス部のめねじと螺合する昇降
用ネジ42がカップリング43を介して取り付けられ、
ステッピングモータ41の回転にともなって昇降体40
が上下に移動するようになっている。なお、カップリン
グ43は、筐体39に固定された支持ブロックに連結さ
れている。昇降体40には、これを回り止めするための
案内孔44が開口されているが、この案内孔44には、
回り止め部45を構成するピン46がピン用ボス部47
を介して挿入される。この回り止め部45は昇降用ネジ
42に対して偏心配置されている。
【0063】なお、回り止め部45のピン46は前述の
支持用ブロックによって支持され、ピン用ボス部47は
昇降体40に取り付けられている。したがって、ピン4
6は昇降体40の上下にともないピン用ボス部47に沿
って自由に進退が可能である。
支持用ブロックによって支持され、ピン用ボス部47は
昇降体40に取り付けられている。したがって、ピン4
6は昇降体40の上下にともないピン用ボス部47に沿
って自由に進退が可能である。
【0064】初期位置設定部13は、このような構成と
なっているから、図13(b)に示してあるように、ス
テッピングモータ41の駆動にともなって昇降用ネジ4
2が回転し、昇降体40はボス部と一体に上昇する。昇
降体40の上面が定盤14の下面に達すると、昇降体4
0が定盤14を持ち上げることになる。回り止め部45
が昇降用ネジ42に対して偏心配置されていることか
ら、昇降体40の自転は阻止される。
なっているから、図13(b)に示してあるように、ス
テッピングモータ41の駆動にともなって昇降用ネジ4
2が回転し、昇降体40はボス部と一体に上昇する。昇
降体40の上面が定盤14の下面に達すると、昇降体4
0が定盤14を持ち上げることになる。回り止め部45
が昇降用ネジ42に対して偏心配置されていることか
ら、昇降体40の自転は阻止される。
【0065】本実施例にかかる超電導磁気浮上除振装置
の機械的な構成は以上の通りである。
の機械的な構成は以上の通りである。
【0066】つぎに、制御系の構成を説明する。図15
は、図10に示した制御部60の内部構成とこれに接続
される入出力系を示すブロック図である。
は、図10に示した制御部60の内部構成とこれに接続
される入出力系を示すブロック図である。
【0067】図示されているように、制御部60には、
ソレノイド26の動作を制御するソレノイドコントロー
ラ62と、ステッピングモータ41の動作を制御するモ
ータコントローラ64と、バルブユニット55の動作を
制御するバルブコントローラ68とが設けられ、これら
のソレノイドコントローラ62、モータコントローラ6
4、バルブコントローラ68は、演算制御部66の信号
に基づいてそれぞれの出力機器を動作させる。入出力装
置80は、演算制御部66との間で情報の送受信を行な
うものであって、除振台10に任意の除振性能を与える
ための制御値の設定や、除振台10のモニタリングを行
なう。なお、冷媒供給装置50は、演算制御部66から
の指令にもとづいて動作する。
ソレノイド26の動作を制御するソレノイドコントロー
ラ62と、ステッピングモータ41の動作を制御するモ
ータコントローラ64と、バルブユニット55の動作を
制御するバルブコントローラ68とが設けられ、これら
のソレノイドコントローラ62、モータコントローラ6
4、バルブコントローラ68は、演算制御部66の信号
に基づいてそれぞれの出力機器を動作させる。入出力装
置80は、演算制御部66との間で情報の送受信を行な
うものであって、除振台10に任意の除振性能を与える
ための制御値の設定や、除振台10のモニタリングを行
なう。なお、冷媒供給装置50は、演算制御部66から
の指令にもとづいて動作する。
【0068】この制御部60は、図16に示したフロー
チャートに基づいて次のように動作する。
チャートに基づいて次のように動作する。
【0069】まず、定盤14を初期位置に設定する処理
を行なう(S1)。
を行なう(S1)。
【0070】最初は、図13(a)に示すように、定盤
14は、ソレノイド26の永久磁石25がSC冷却部1
2の蓋体35に接触する状態まで下降しているので、入
出力装置80によって永久磁石25と蓋体35とが離隔
されるギャップAを入力する。演算制御部66では、こ
の指定された距離Aだけ永久磁石25と蓋体35とを離
隔するためにステッピングモータ41に与えるパルス数
を演算し、この演算結果をモータコントローラ62に出
力する。モータコントローラ64では、この演算結果に
基づくパルスをステッピングモータ41に出力し、ステ
ッピングモータ41を回転させる。この回転にともなっ
て、図13(b)に示すように定盤14が水平に上昇す
る。この上昇は、永久磁石25と蓋体35とがギャップ
Aだけ離隔されるまで継続される(S1)。
14は、ソレノイド26の永久磁石25がSC冷却部1
2の蓋体35に接触する状態まで下降しているので、入
出力装置80によって永久磁石25と蓋体35とが離隔
されるギャップAを入力する。演算制御部66では、こ
の指定された距離Aだけ永久磁石25と蓋体35とを離
隔するためにステッピングモータ41に与えるパルス数
を演算し、この演算結果をモータコントローラ62に出
力する。モータコントローラ64では、この演算結果に
基づくパルスをステッピングモータ41に出力し、ステ
ッピングモータ41を回転させる。この回転にともなっ
て、図13(b)に示すように定盤14が水平に上昇す
る。この上昇は、永久磁石25と蓋体35とがギャップ
Aだけ離隔されるまで継続される(S1)。
【0071】つぎに、演算制御部66は、バルブコント
ローラ68の動作を制御して、冷媒供給装置50からの
冷媒の供給経路を制御する。つまり、基台11上の4か
所に設けられているSC冷却部12のいずれに冷媒を供
給するのかをバルブユニット55の開閉状態を制御す
る。この冷媒、すなわち液体窒素の供給されたSC冷却
部12では、SC29が極低温まで冷却されることにな
る(S2)。
ローラ68の動作を制御して、冷媒供給装置50からの
冷媒の供給経路を制御する。つまり、基台11上の4か
所に設けられているSC冷却部12のいずれに冷媒を供
給するのかをバルブユニット55の開閉状態を制御す
る。この冷媒、すなわち液体窒素の供給されたSC冷却
部12では、SC29が極低温まで冷却されることにな
る(S2)。
【0072】SC29が十分に冷却された後には、今度
はステッピングモータ41を逆回転させて昇降体40を
下降させ、定盤14を初期位置設定部13から解放す
る。この際には、SC29の冷却によって超電導化にと
もなうピン止め力が発生しており、この力によって定盤
14が非接触で保持されるようになる(S3)。
はステッピングモータ41を逆回転させて昇降体40を
下降させ、定盤14を初期位置設定部13から解放す
る。この際には、SC29の冷却によって超電導化にと
もなうピン止め力が発生しており、この力によって定盤
14が非接触で保持されるようになる(S3)。
【0073】つぎに、基台側と定盤側に設けられている
加速度センサ16A、16Bからの出力に基づいて除振
性能を評価し、除振性能が被搭載物15や利用者の要求
を満たしていれば設定を終了する。一方、除振性能がこ
れらの要求を満たしていなければ、演算制御部66はソ
レノイドコントローラ62を作動させてソレノイド26
のコイル24に通電して磁力を調整する。つまり、定盤
14の浮上力を調整して、浮上位置が実験的に求められ
ている低バネ定数領域内に移るように前述のギャップA
の位置を調整する。この調整は要求される除振性能が得
られるまで行なわれる(S4〜S7)。
加速度センサ16A、16Bからの出力に基づいて除振
性能を評価し、除振性能が被搭載物15や利用者の要求
を満たしていれば設定を終了する。一方、除振性能がこ
れらの要求を満たしていなければ、演算制御部66はソ
レノイドコントローラ62を作動させてソレノイド26
のコイル24に通電して磁力を調整する。つまり、定盤
14の浮上力を調整して、浮上位置が実験的に求められ
ている低バネ定数領域内に移るように前述のギャップA
の位置を調整する。この調整は要求される除振性能が得
られるまで行なわれる(S4〜S7)。
【0074】以上の処理が終了すれば、定盤14上の被
搭載物15の使用が可能となる。
搭載物15の使用が可能となる。
【0075】本実施例による除振性能設定手段を用いる
超電導磁気浮上除振装置では、従来のピンニング力を用
いる超電導磁気浮上除振装置に比して、以下の優れた効
果を奏する。
超電導磁気浮上除振装置では、従来のピンニング力を用
いる超電導磁気浮上除振装置に比して、以下の優れた効
果を奏する。
【0076】(1)浮上力の調整を行うので、除振台の
ばね特性を被搭載機器の使用に必要な特性に応じて変更
できる。同形状・寸法および同じ特性のSCを利用でき
る。この結果、SCの量産が可能となり、様々な被搭載
物への適用が可能な超電導磁気浮上除振台を低コストで
提供できる。
ばね特性を被搭載機器の使用に必要な特性に応じて変更
できる。同形状・寸法および同じ特性のSCを利用でき
る。この結果、SCの量産が可能となり、様々な被搭載
物への適用が可能な超電導磁気浮上除振台を低コストで
提供できる。
【0077】(2)モータを用いた初期位置設定部を備
えているので、初期位置設定を容易にかつ正確に行え
る。つまり、初期位置設定を手動で行う場合には、永久
磁石とSCの位置ずれが起きやすい。冷却時の位置ずれ
が過度に大きいと、4か所のピン止め力がアンバランス
になる。この結果、ピン止め効果を有効に利用できなく
なる。そして、被搭載物の柔軟な支持ができなくなり、
除振性能が低下するとした問題を解決できる。
えているので、初期位置設定を容易にかつ正確に行え
る。つまり、初期位置設定を手動で行う場合には、永久
磁石とSCの位置ずれが起きやすい。冷却時の位置ずれ
が過度に大きいと、4か所のピン止め力がアンバランス
になる。この結果、ピン止め効果を有効に利用できなく
なる。そして、被搭載物の柔軟な支持ができなくなり、
除振性能が低下するとした問題を解決できる。
【0078】(3)初期位置決め部に回り止め部が備え
られているので、初期位置決め時に昇降体の回転ずれを
防止できる。そして、定盤の横ずれを阻止でき、永久磁
石とSCの位置合わせを正確に行える。
られているので、初期位置決め時に昇降体の回転ずれを
防止できる。そして、定盤の横ずれを阻止でき、永久磁
石とSCの位置合わせを正確に行える。
【0079】(4)初期の除振性能の設定が正確にでき
るので、後の浮上力調整も正確に行える。この結果、よ
り正確な除振性能の設定が可能になり、適用できる被搭
載物の範囲が拡がる。
るので、後の浮上力調整も正確に行える。この結果、よ
り正確な除振性能の設定が可能になり、適用できる被搭
載物の範囲が拡がる。
【0080】(5)永久磁石を露出させているので、永
久磁石とSCとの間に障害物がない。そのため、永久磁
石とSCとの間のギャップをより小さく設定でき、ギャ
ップの設定可能範囲が大きくなる。永久磁石の磁力とS
Cのピン止め力とのみを利用して定盤を非接触支持する
場合でも、ある程度の浮上力の設定が可能である。
久磁石とSCとの間に障害物がない。そのため、永久磁
石とSCとの間のギャップをより小さく設定でき、ギャ
ップの設定可能範囲が大きくなる。永久磁石の磁力とS
Cのピン止め力とのみを利用して定盤を非接触支持する
場合でも、ある程度の浮上力の設定が可能である。
【0081】(6)板状の導電性の部材(蓋体)を渦電
流ダンパとして利用しているので、板厚(ないしは使用
枚数)の変更等によって減衰特性を設定できる。この結
果、SCを変更することなく除振性能を調整でき、様々
な被搭載物への適用が可能な超電導磁気浮上除振台を低
コストで提供できる。
流ダンパとして利用しているので、板厚(ないしは使用
枚数)の変更等によって減衰特性を設定できる。この結
果、SCを変更することなく除振性能を調整でき、様々
な被搭載物への適用が可能な超電導磁気浮上除振台を低
コストで提供できる。
【0082】(7)SC冷却部の蓋体をダンパとして兼
用しているので、永久磁石とSCとの間に介在する部材
を最小限に抑制できる。このため永久磁石とSCとの間
のギャップをより小さく設定できる。
用しているので、永久磁石とSCとの間に介在する部材
を最小限に抑制できる。このため永久磁石とSCとの間
のギャップをより小さく設定できる。
【0083】(8)SCが個々に密封されているので、
SCの保護が可能である。そして、SCの特性の変化を
防止できる。
SCの保護が可能である。そして、SCの特性の変化を
防止できる。
【0084】(9)樹脂ハニカム構造の定盤を備えてい
るので、定盤の軽量化が可能である。永久磁石とSCと
によって支持可能な被搭載機器の重量が大きくなり、適
用できる被搭載物の範囲が拡がる。
るので、定盤の軽量化が可能である。永久磁石とSCと
によって支持可能な被搭載機器の重量が大きくなり、適
用できる被搭載物の範囲が拡がる。
【0085】第1実施例の変形例 本変形例は、それぞれ請求項4、9、10の構成要件を
利用するものであって、ばね特性設定手段として磁
石、特に永久磁石(あるいは超電導体)の数量を調節す
る機構を用いて、磁石、特に永久磁石の形状として非
円形状のものを用いて、磁石、特に永久磁石の超電導
体に対向する面の極性が、N極とS極の両方を有しても
のを用いて、それぞれ第1実施例の除振装置を構成する
ことの変形例である。
利用するものであって、ばね特性設定手段として磁
石、特に永久磁石(あるいは超電導体)の数量を調節す
る機構を用いて、磁石、特に永久磁石の形状として非
円形状のものを用いて、磁石、特に永久磁石の超電導
体に対向する面の極性が、N極とS極の両方を有しても
のを用いて、それぞれ第1実施例の除振装置を構成する
ことの変形例である。
【0086】以下に、図面を用いてそれぞれの変形の態
様を説明する。
様を説明する。
【0087】まず、(1)永久磁石の形状として非円形
状のものを用いた例としては、例えば、図17(a)に
示すように、極数は1極であるが、形状を矩形板型とし
た永久磁石を用いたものが挙げられる。
状のものを用いた例としては、例えば、図17(a)に
示すように、極数は1極であるが、形状を矩形板型とし
た永久磁石を用いたものが挙げられる。
【0088】次に、(2)永久磁石の超電導体に対向す
る面の極性が、N極とS極の両方を有したものを用いた
例としては、例えば、図17(b)に示すように、形状
は環状の一体型であるが、極数を4極とした永久磁石を
用いたものが挙げられる。
る面の極性が、N極とS極の両方を有したものを用いた
例としては、例えば、図17(b)に示すように、形状
は環状の一体型であるが、極数を4極とした永久磁石を
用いたものが挙げられる。
【0089】また、(3)永久磁石の数量を調節する機
構を用いた例としては、例えば、図17(c)に示すよ
うに、矩形型のホルダ25′に極数が1極で、形状が矩
形板型とした小型の永久磁石25を縦、横それぞれ3列
(計9個)に等間隔で同極(N極またはS極)となるよ
うに配置したものが挙げられる。
構を用いた例としては、例えば、図17(c)に示すよ
うに、矩形型のホルダ25′に極数が1極で、形状が矩
形板型とした小型の永久磁石25を縦、横それぞれ3列
(計9個)に等間隔で同極(N極またはS極)となるよ
うに配置したものが挙げられる。
【0090】さらに、上記(1)〜(3)の変形の態様
を組み合わせることも可能であり、こうした例として、
図17(d)に示すように、矩形型のホルダ25′に極
数が1極で、形状が矩形板型とした小型の永久磁石25
を縦、横それぞれ3列(計9個)に等間隔とし、さらに
隣あう永久磁石25が互いに異極(N極とS極)となる
ようにN極5個とS極4個とを配置したものが挙げられ
る。
を組み合わせることも可能であり、こうした例として、
図17(d)に示すように、矩形型のホルダ25′に極
数が1極で、形状が矩形板型とした小型の永久磁石25
を縦、横それぞれ3列(計9個)に等間隔とし、さらに
隣あう永久磁石25が互いに異極(N極とS極)となる
ようにN極5個とS極4個とを配置したものが挙げられ
る。
【0091】本変形例による各種の除振性能設定手段を
用いる超電導磁気浮上除振装置では、上述の第1実施例
の効果に加え、さらにいずれの場合も、SCと永久磁石
との位置安定性が向上し、鉛直軸周りの回転を防止でき
るものであり、これにより、より安定した磁気浮上を実
現できるものである。
用いる超電導磁気浮上除振装置では、上述の第1実施例
の効果に加え、さらにいずれの場合も、SCと永久磁石
との位置安定性が向上し、鉛直軸周りの回転を防止でき
るものであり、これにより、より安定した磁気浮上を実
現できるものである。
【0092】第2実施例 本実施例では、第1実施例に新たに請求項7の構成要件
を設けてなる超電導磁気浮上除振装置であり、除振性能
設定手段として、第1実施例の水平配置に代えて、1対
の超電導体と磁石とを傾斜配置して利用したことを特徴
とする実施例である。
を設けてなる超電導磁気浮上除振装置であり、除振性能
設定手段として、第1実施例の水平配置に代えて、1対
の超電導体と磁石とを傾斜配置して利用したことを特徴
とする実施例である。
【0093】すなわち、超電導体を基台に配置し、磁石
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力(反発力)を利用して前記定盤を浮上させて支持
し、外部からの振動を非接触浮上で絶縁する除振装置で
あって、除振性能設定手段として、定盤と基台との相対
的位置を設定する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節
する機構および超電導体の基台に対する取り付け角度お
よび磁石の定盤に対する取り付け角度をそれぞれ斜めに
した傾斜支持とするばね特性設定手段と導電性部材によ
る減衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振
装置である。
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力(反発力)を利用して前記定盤を浮上させて支持
し、外部からの振動を非接触浮上で絶縁する除振装置で
あって、除振性能設定手段として、定盤と基台との相対
的位置を設定する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節
する機構および超電導体の基台に対する取り付け角度お
よび磁石の定盤に対する取り付け角度をそれぞれ斜めに
した傾斜支持とするばね特性設定手段と導電性部材によ
る減衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振
装置である。
【0094】以下に図面を用いて本実施例の特徴とする
除振台10内部の超電導体と磁石との傾斜配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
除振台10内部の超電導体と磁石との傾斜配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
【0095】本実施例の除振台10では、磁石の磁力を
調節する機構、および超電導体の基台に対する取り付け
角度と磁石の定盤に対する取り付け角度とをそれぞれ水
平面からずらし斜めにして傾斜配置したことを特徴とす
るものであって、図18に示すとおり、SC冷却部12
のSC29と定盤14の浮上力を調整する浮上力調整部
23のソレノイド26とが斜めに支持されているもので
ある。以下に、本特徴部分につき図面により説明する。
調節する機構、および超電導体の基台に対する取り付け
角度と磁石の定盤に対する取り付け角度とをそれぞれ水
平面からずらし斜めにして傾斜配置したことを特徴とす
るものであって、図18に示すとおり、SC冷却部12
のSC29と定盤14の浮上力を調整する浮上力調整部
23のソレノイド26とが斜めに支持されているもので
ある。以下に、本特徴部分につき図面により説明する。
【0096】まず、定盤14側に設けられるソレノイド
26の傾斜配置では、定盤14の下面側に設けられてい
る浮上力調整部23のソレノイドホルダ28を円柱体の
軸に対して傾斜した切断面(傾斜面)を有する切頭円柱
体とし、ソレノイド26は、絶縁体27を介して、この
ソレノイドホルダ28の当該傾斜面にその一部を保持す
るように嵌め込む恰好で斜め下向きに突出して取り付け
られている。これによりソレノイド26は、定盤14に
対する取り付け角度が水平面からずれて適当な傾斜角を
持って斜めに配置されることになる。
26の傾斜配置では、定盤14の下面側に設けられてい
る浮上力調整部23のソレノイドホルダ28を円柱体の
軸に対して傾斜した切断面(傾斜面)を有する切頭円柱
体とし、ソレノイド26は、絶縁体27を介して、この
ソレノイドホルダ28の当該傾斜面にその一部を保持す
るように嵌め込む恰好で斜め下向きに突出して取り付け
られている。これによりソレノイド26は、定盤14に
対する取り付け角度が水平面からずれて適当な傾斜角を
持って斜めに配置されることになる。
【0097】次に、基台11側に設けられるSC29の
傾斜配置では、円柱体の軸に対して傾斜した切断面(傾
斜面)を有する切頭円柱体のSC冷却部12を浮上力調
整部23の下方に、ソレノイド26とSC29とが略同
軸上(定盤14のソレノイド26の永久磁石25とSC
冷却部12の蓋体35とが接触する状態まで下降した状
態で同軸上)に位置するように設けるものである。すな
わち、SC冷却部12側では、内ケース32の内部のS
C29が上方のソレノイド26と略同軸上に位置するよ
うに、超電導体ホルダ33上に設けらた角度設定台座4
8を利用して斜め上向きに配置される。
傾斜配置では、円柱体の軸に対して傾斜した切断面(傾
斜面)を有する切頭円柱体のSC冷却部12を浮上力調
整部23の下方に、ソレノイド26とSC29とが略同
軸上(定盤14のソレノイド26の永久磁石25とSC
冷却部12の蓋体35とが接触する状態まで下降した状
態で同軸上)に位置するように設けるものである。すな
わち、SC冷却部12側では、内ケース32の内部のS
C29が上方のソレノイド26と略同軸上に位置するよ
うに、超電導体ホルダ33上に設けらた角度設定台座4
8を利用して斜め上向きに配置される。
【0098】また、傾斜配置されるSC冷却部12(お
よび浮上力調節部23、図示せず)は、基台11(およ
び定盤14)の4隅にそれぞれその傾斜面が図19に示
すようにいずれも基台11の中央(中心)部に向くよう
に配設されている。
よび浮上力調節部23、図示せず)は、基台11(およ
び定盤14)の4隅にそれぞれその傾斜面が図19に示
すようにいずれも基台11の中央(中心)部に向くよう
に配設されている。
【0099】本実施例の特徴である除振台10の内部の
超電導体と磁石との傾斜配置の機械的な構成は以上の通
りであり、制御系の構成は、第1実施例で説明したと同
様である。
超電導体と磁石との傾斜配置の機械的な構成は以上の通
りであり、制御系の構成は、第1実施例で説明したと同
様である。
【0100】本実施例による除振装置では、先述の第1
実施例の除振装置と同様の優れた効果に加えて、超電導
体と磁石とを傾斜配置することにより、磁束の向きを傾
斜させることができ、ばね特性および減衰特性(SC冷
却部12の導電性の蓋体もSC29の傾斜に応じて必然
的に傾斜しているため)の変更が可能となる。
実施例の除振装置と同様の優れた効果に加えて、超電導
体と磁石とを傾斜配置することにより、磁束の向きを傾
斜させることができ、ばね特性および減衰特性(SC冷
却部12の導電性の蓋体もSC29の傾斜に応じて必然
的に傾斜しているため)の変更が可能となる。
【0101】第2実施例の変形例 本変形例は、第2実施例の超電導磁気浮上除振装置にお
いて、図19に示すところの4組みの傾斜配置されたS
C冷却部(および浮上力調節部)の各傾斜面の向きを変
えて傾斜配置したことを特徴とする実施例である。
いて、図19に示すところの4組みの傾斜配置されたS
C冷却部(および浮上力調節部)の各傾斜面の向きを変
えて傾斜配置したことを特徴とする実施例である。
【0102】以下に図面を用いて、その変形の態様を説
明する。
明する。
【0103】すなわち、各傾斜面の向きを変えて傾斜配
置する例としては、例えば、図20に示すように、基台
11の4隅のSC冷却部12(および浮上力調節部2
3、図示せず)の傾斜面を、それぞれ対角のSC冷却部
12(および浮上力調節部23)と互いに向き合わせる
ように配設(ある1つのSC冷却部12の傾斜面に対し
左側に位置するSC冷却部12の傾斜面を左回りに90
°ずらして配設)したものを挙げることができる。
置する例としては、例えば、図20に示すように、基台
11の4隅のSC冷却部12(および浮上力調節部2
3、図示せず)の傾斜面を、それぞれ対角のSC冷却部
12(および浮上力調節部23)と互いに向き合わせる
ように配設(ある1つのSC冷却部12の傾斜面に対し
左側に位置するSC冷却部12の傾斜面を左回りに90
°ずらして配設)したものを挙げることができる。
【0104】本変形例による除振装置では、第2実施例
の除振装置における効果に加えて、定盤14の過度の位
置ずれを阻止することができるものである。
の除振装置における効果に加えて、定盤14の過度の位
置ずれを阻止することができるものである。
【0105】第3実施例 本実施例では、新たに請求項6の構成要件を設けてなる
超電導磁気浮上除振装置であり、除振性能設定手段とし
て、1対の超電導体と磁石とを第1実施例の水平配置と
上下逆向きに配置して、積極的に吸引力を利用したこと
を特徴とする実施例である。
超電導磁気浮上除振装置であり、除振性能設定手段とし
て、1対の超電導体と磁石とを第1実施例の水平配置と
上下逆向きに配置して、積極的に吸引力を利用したこと
を特徴とする実施例である。
【0106】すなわち、超電導体を基台に配置し、磁石
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節する機構およ
び超電導体と磁石間の磁気浮上力として吸引力を利用す
ることによるばね特性設定手段と導電性部材による減衰
特性設定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振装置で
ある。
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節する機構およ
び超電導体と磁石間の磁気浮上力として吸引力を利用す
ることによるばね特性設定手段と導電性部材による減衰
特性設定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振装置で
ある。
【0107】以下に図面を用いて本実施例の特徴とする
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
【0108】本実施例の除振台10では、超電導体と磁
石間の磁気浮上力として吸引力を利用すべく超電導体と
磁石とを水平配置したことを特徴とするものであって、
図21に示すとおり、定盤14側の浮上力を調整する浮
上力調整部23のソレノイド26と基台11側のSC冷
却部12のSC29との水平配置が第1実施例とは上下
逆向きに取り付けられていることを特徴とするものであ
る。以下に、この特徴部分につき図面により説明する。
石間の磁気浮上力として吸引力を利用すべく超電導体と
磁石とを水平配置したことを特徴とするものであって、
図21に示すとおり、定盤14側の浮上力を調整する浮
上力調整部23のソレノイド26と基台11側のSC冷
却部12のSC29との水平配置が第1実施例とは上下
逆向きに取り付けられていることを特徴とするものであ
る。以下に、この特徴部分につき図面により説明する。
【0109】まず、図21に示すように、定盤14側の
浮上力調整部23の取り付け位置としては、定盤14の
下面の4隅に、下方に延びる支柱71があり、それぞれ
の支柱71の下端部に浮上力調整部23を支持するため
のフランジ72が定盤14の内側に向くように取り付け
られている。すなわち、第1実施例のように直接定盤1
4の下面でなく、より下方のフランジ72に取付けられ
た浮上力調整部23のソレノイド26は、第1実施例と
上下逆にフランジ72にその一部が保持される恰好で上
向きに突出して取り付けられている(なお、コイル24
への通電による定盤14上の被搭載物15への障害が少
ないと考えられる場合には、絶縁体27は特に必要な
い)。
浮上力調整部23の取り付け位置としては、定盤14の
下面の4隅に、下方に延びる支柱71があり、それぞれ
の支柱71の下端部に浮上力調整部23を支持するため
のフランジ72が定盤14の内側に向くように取り付け
られている。すなわち、第1実施例のように直接定盤1
4の下面でなく、より下方のフランジ72に取付けられ
た浮上力調整部23のソレノイド26は、第1実施例と
上下逆にフランジ72にその一部が保持される恰好で上
向きに突出して取り付けられている(なお、コイル24
への通電による定盤14上の被搭載物15への障害が少
ないと考えられる場合には、絶縁体27は特に必要な
い)。
【0110】他方、基台11側のSC冷却部12の取り
付け位置としては、定盤14側のソレノイド26の真上
にSC冷却部12が位置するように基台11上の中央部
に設置された台座73上部にある支持体74に第1実施
例とは反対に下向きにケースホルダ31′を利用して取
り付けられている。すなわち、SC冷却部12はソレノ
イド26の同軸下方に位置し、浮上力調整部23の永久
磁石25は、その先端面が上方のSC冷却部12側に露
出されており、直接SC冷却部12に対向している。こ
れによって、第1実施例とは上下逆にソレノイド26の
真上にSC29が位置するように設置されることとな
る。なお、支柱71およびフランジ72としては、定盤
14の荷重を支持し得るだけの強度を有する部材であれ
ばよく、鋼や強化プラスチック(FRP)などの一般的
な材料を使い、振動特性を考慮して形状、寸法などを決
定することが好ましい。また、台座73および支持体7
4についても、支持安定性を考慮して、材料、形状、寸
法などを決定することが好ましい。
付け位置としては、定盤14側のソレノイド26の真上
にSC冷却部12が位置するように基台11上の中央部
に設置された台座73上部にある支持体74に第1実施
例とは反対に下向きにケースホルダ31′を利用して取
り付けられている。すなわち、SC冷却部12はソレノ
イド26の同軸下方に位置し、浮上力調整部23の永久
磁石25は、その先端面が上方のSC冷却部12側に露
出されており、直接SC冷却部12に対向している。こ
れによって、第1実施例とは上下逆にソレノイド26の
真上にSC29が位置するように設置されることとな
る。なお、支柱71およびフランジ72としては、定盤
14の荷重を支持し得るだけの強度を有する部材であれ
ばよく、鋼や強化プラスチック(FRP)などの一般的
な材料を使い、振動特性を考慮して形状、寸法などを決
定することが好ましい。また、台座73および支持体7
4についても、支持安定性を考慮して、材料、形状、寸
法などを決定することが好ましい。
【0111】また、定盤14の初期位置を設定する初期
位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中央であっ
て、昇降体40がフランジ72下面に当接する位置に配
置されている。これにより、初期位置設定部13では、
図22に示してあるように、昇降体40の上昇により、
その上面が定盤14の支柱71に設けられているフラン
ジ72の下面に達し、昇降体40がフランジ72を介し
て、これと一体になっている定盤14側全体を持ち上げ
ることになる。
位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中央であっ
て、昇降体40がフランジ72下面に当接する位置に配
置されている。これにより、初期位置設定部13では、
図22に示してあるように、昇降体40の上昇により、
その上面が定盤14の支柱71に設けられているフラン
ジ72の下面に達し、昇降体40がフランジ72を介し
て、これと一体になっている定盤14側全体を持ち上げ
ることになる。
【0112】本実施例の特徴である除振台10の内部の
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
【0113】次に、制御系の構成は、第1実施例で説明
したと同様である。
したと同様である。
【0114】ただ、定盤14を初期位置に設定する処理
を行なうS1の動作において、最初、定盤14は、永久
磁石25がSC冷却部12の下面の蓋体35に接触する
状態まで上昇させる。すなわち、入出力装置80によっ
て永久磁石25と蓋体35とが略接触する距離A(一定
の固有値、図示せず)を入力するが、この入力に基づく
S1の処理動作で、図22に示すように定盤14側全体
が水平に上昇する。この上昇は、浮上力調整部23の永
久磁石25がSC冷却部12の蓋体35と当接する距離
Aとなるまで継続される。
を行なうS1の動作において、最初、定盤14は、永久
磁石25がSC冷却部12の下面の蓋体35に接触する
状態まで上昇させる。すなわち、入出力装置80によっ
て永久磁石25と蓋体35とが略接触する距離A(一定
の固有値、図示せず)を入力するが、この入力に基づく
S1の処理動作で、図22に示すように定盤14側全体
が水平に上昇する。この上昇は、浮上力調整部23の永
久磁石25がSC冷却部12の蓋体35と当接する距離
Aとなるまで継続される。
【0115】さらに、S2の処理動作に続き、S3の処
理動作において、SC29が十分に冷却された後に定盤
14側を初期位置設定部13から解放するが、この際に
は、SC29の冷却によって超電導化にともなうピン止
め効果により、第1実施例と反対に吸引力が発生るの
で、ソレノイド26がSC冷却部12からある程度離れ
た位置で定盤14側が非接触で保持されるようになり、
これにより、図21に示すように、定盤14側が非接触
浮上する。その後S4〜S7の処理動作を行い、除振性
能を評価し、除振性能が被搭載物15や利用者の要求を
満たすべく、定盤14の浮上力(吸引力)を調整して、
浮上位置が実験的に求められている低バネ定数領域内に
なるように定盤14の位置を調整し、要求される除振性
能が得られた時点で終了する。以上の処理の終了後に被
搭載物15を使用できる。
理動作において、SC29が十分に冷却された後に定盤
14側を初期位置設定部13から解放するが、この際に
は、SC29の冷却によって超電導化にともなうピン止
め効果により、第1実施例と反対に吸引力が発生るの
で、ソレノイド26がSC冷却部12からある程度離れ
た位置で定盤14側が非接触で保持されるようになり、
これにより、図21に示すように、定盤14側が非接触
浮上する。その後S4〜S7の処理動作を行い、除振性
能を評価し、除振性能が被搭載物15や利用者の要求を
満たすべく、定盤14の浮上力(吸引力)を調整して、
浮上位置が実験的に求められている低バネ定数領域内に
なるように定盤14の位置を調整し、要求される除振性
能が得られた時点で終了する。以上の処理の終了後に被
搭載物15を使用できる。
【0116】第4実施例 本実施例でも、請求項6の構成要件を設けてなる超電導
磁気浮上除振装置であり、除振性能設定手段として、1
つの超電導体とこの超電導体の上下両側に磁石とを配置
し、第1実施例の水平配置およびこれと上下逆向きの第
3実施例の水平配置との双方を実現させて、反発力と吸
引力の併用を行ったことを特徴とする実施例である。
磁気浮上除振装置であり、除振性能設定手段として、1
つの超電導体とこの超電導体の上下両側に磁石とを配置
し、第1実施例の水平配置およびこれと上下逆向きの第
3実施例の水平配置との双方を実現させて、反発力と吸
引力の併用を行ったことを特徴とする実施例である。
【0117】すなわち、1つの超電導体を基台に配置
し、2つの磁石を定盤に配置して、前記超電導体と前記
両方の磁石間の磁気浮上力(反発力と吸引力)を利用し
て前記定盤を浮上させて支持し、外部からの振動を非接
触浮上で絶縁する除振装置であって、除振性能設定手段
として、定盤と基台との相対的位置を設定する初期位置
決め機構、磁石の磁力を調節する機構および超電導体と
磁石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用
することによるばね特性設定手段と導電性部材による減
衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振装置
である。
し、2つの磁石を定盤に配置して、前記超電導体と前記
両方の磁石間の磁気浮上力(反発力と吸引力)を利用し
て前記定盤を浮上させて支持し、外部からの振動を非接
触浮上で絶縁する除振装置であって、除振性能設定手段
として、定盤と基台との相対的位置を設定する初期位置
決め機構、磁石の磁力を調節する機構および超電導体と
磁石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用
することによるばね特性設定手段と導電性部材による減
衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振装置
である。
【0118】以下に図面を用いて本実施例の特徴とする
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
【0119】本実施例の除振台10では、超電導体と磁
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく1つの超電導体とその上下に2つの磁石を同軸上に
水平配置したことを特徴とするものであって、図23に
示すとおり、基台11側のSC冷却部12のSC29の
真上および真下(同軸上)に定盤14側の浮上力調整部
23のソレノイド26をそれぞれ第1実施例および上下
逆の第3実施例での水平配置となるように取り付けるこ
とを特徴とするものである。以下に、この特徴部分につ
き図面により説明する。
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく1つの超電導体とその上下に2つの磁石を同軸上に
水平配置したことを特徴とするものであって、図23に
示すとおり、基台11側のSC冷却部12のSC29の
真上および真下(同軸上)に定盤14側の浮上力調整部
23のソレノイド26をそれぞれ第1実施例および上下
逆の第3実施例での水平配置となるように取り付けるこ
とを特徴とするものである。以下に、この特徴部分につ
き図面により説明する。
【0120】図23に示すように、まず、定盤14側に
第1浮上力調整部23aおよび第2浮上力調整部23b
が同軸上に設けられている。
第1浮上力調整部23aおよび第2浮上力調整部23b
が同軸上に設けられている。
【0121】これら浮上力調整部23の取り付け位置と
しては、第1浮上力調整部23a側が、第1実施例と同
様に定盤14の下面にその一部が保持されるように直接
取り付けられ、ソレノイド26aは、定盤14下面から
下向きに突出している。さらに、第2浮上力調整部23
b側が、第3実施例で説明したと同様に定盤14の下面
の4隅に下向きに取り付けてある支柱71の下端部に設
けてあるフランジ72に上向きに取り付けられ、ソレノ
イド26bは、フランジ72から上向きに突出してい
る。
しては、第1浮上力調整部23a側が、第1実施例と同
様に定盤14の下面にその一部が保持されるように直接
取り付けられ、ソレノイド26aは、定盤14下面から
下向きに突出している。さらに、第2浮上力調整部23
b側が、第3実施例で説明したと同様に定盤14の下面
の4隅に下向きに取り付けてある支柱71の下端部に設
けてあるフランジ72に上向きに取り付けられ、ソレノ
イド26bは、フランジ72から上向きに突出してい
る。
【0122】他方、基台11側のSC冷却部12の取り
付け位置としては、第1ソレノイド26aの真下であっ
て、かつ第2ソレノイド26bの真上となる位置に、S
C冷却部12が基台11上の中央部に設置された台座7
3上部の支持体74にケースホルダ31′を利用して設
けられている。すなわち、SC冷却部12と第1ソレノ
イド26aおよび第2ソレノイド26bは、いずれも同
軸上に位置する関係にある。上下両方の浮上力調整部2
3a、23bの永久磁石25a、25bは共に、その先
端面がこれらの間に位置するSC冷却部12側に露出さ
れており、これにより直接SC冷却部12に対向するよ
うになっている。これによりソレノイド26aの真上で
かつソレノイド26bの真下に位置するようにSC29
が設けられることになる。なお、SC冷却部12の内ケ
ースの内部に収納されているSC29は、その側面外周
部を超電導体ホルダ33により固定され、内ケースの外
周面のみが真空断熱室34の壁面を形成し、内、外ケー
スの上下両側が蓋体35a、35bによって閉じられて
いる。
付け位置としては、第1ソレノイド26aの真下であっ
て、かつ第2ソレノイド26bの真上となる位置に、S
C冷却部12が基台11上の中央部に設置された台座7
3上部の支持体74にケースホルダ31′を利用して設
けられている。すなわち、SC冷却部12と第1ソレノ
イド26aおよび第2ソレノイド26bは、いずれも同
軸上に位置する関係にある。上下両方の浮上力調整部2
3a、23bの永久磁石25a、25bは共に、その先
端面がこれらの間に位置するSC冷却部12側に露出さ
れており、これにより直接SC冷却部12に対向するよ
うになっている。これによりソレノイド26aの真上で
かつソレノイド26bの真下に位置するようにSC29
が設けられることになる。なお、SC冷却部12の内ケ
ースの内部に収納されているSC29は、その側面外周
部を超電導体ホルダ33により固定され、内ケースの外
周面のみが真空断熱室34の壁面を形成し、内、外ケー
スの上下両側が蓋体35a、35bによって閉じられて
いる。
【0123】また、定盤14の初期位置を設定する初期
位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中央であっ
て、昇降体40がフランジ72下面に当接する位置に配
置されている。これにより、初期位置設定部13では昇
降体40の上昇により、その上面が定盤14の支柱71
に設けられているフランジ72の下面に達し、昇降体4
0がフランジ72を介して、これと一体になっている定
盤14側全体を持ち上げることになる(第3実施例と同
様)。
位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中央であっ
て、昇降体40がフランジ72下面に当接する位置に配
置されている。これにより、初期位置設定部13では昇
降体40の上昇により、その上面が定盤14の支柱71
に設けられているフランジ72の下面に達し、昇降体4
0がフランジ72を介して、これと一体になっている定
盤14側全体を持ち上げることになる(第3実施例と同
様)。
【0124】本実施例の特徴である除振台10の内部の
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
【0125】次に、制御系の構成は、第1実施例で説明
したと同様である。
したと同様である。
【0126】ただ、制御部の内部構成とこれに接続され
る入出力系に関し、制御部60に設けられたソレノイド
コントローラ62は、演算制御部66の信号に基づいて
ソレノイド26a、26bの両方の動作を制御する。
る入出力系に関し、制御部60に設けられたソレノイド
コントローラ62は、演算制御部66の信号に基づいて
ソレノイド26a、26bの両方の動作を制御する。
【0127】制御系は、図16に示したフローチャート
に基づいて第1実施例で説明したと同様に動作する。す
なわち、定盤14を初期位置に設定する処理を行なうS
1の動作においては、本発明の作用で説明したように吸
引力と反発力のハイブリット形の場合、吸引力特性と反
発力特性を定量的に考慮し、第1実施例による反発力を
基準に制御するか、第3実施例による吸引力を基準に制
御するかを、図7の右下図のように、総浮上力が初期位
置からのずれに対して単調に増加しなければならないこ
ととする原理に基づいて決定する。
に基づいて第1実施例で説明したと同様に動作する。す
なわち、定盤14を初期位置に設定する処理を行なうS
1の動作においては、本発明の作用で説明したように吸
引力と反発力のハイブリット形の場合、吸引力特性と反
発力特性を定量的に考慮し、第1実施例による反発力を
基準に制御するか、第3実施例による吸引力を基準に制
御するかを、図7の右下図のように、総浮上力が初期位
置からのずれに対して単調に増加しなければならないこ
ととする原理に基づいて決定する。
【0128】すなわち、第1実施例による反発力を基準
に制御する場合には、S1の動作は、第1実施例で説明
したと同様に入出力装置80によって図23に示すよう
に永久磁石25aと上部蓋体35aとが離隔されるギャ
ップAを入力することになる。他方、第3実施例による
吸引力を基準に制御する場合には、S1の動作は、第3
実施例で説明したと同様に入出力装置80によって永久
磁石25bと下面蓋体35bとが略接触する距離(一定
の固有値)を入力することになる。
に制御する場合には、S1の動作は、第1実施例で説明
したと同様に入出力装置80によって図23に示すよう
に永久磁石25aと上部蓋体35aとが離隔されるギャ
ップAを入力することになる。他方、第3実施例による
吸引力を基準に制御する場合には、S1の動作は、第3
実施例で説明したと同様に入出力装置80によって永久
磁石25bと下面蓋体35bとが略接触する距離(一定
の固有値)を入力することになる。
【0129】なお、S2〜S7の動作は、第1実施例ま
たは第3実施例と同様であるが、SC29が十分に冷却
された後に昇降体40を下降させて定盤14側全体を初
期位置設定部13から解放することで、ピン止め効果に
よりSC29とソレノイド26aの間では吸引力が、ま
たSC29とソレノイド26bの間では反発力がそれぞ
れ発生しており、双方の力によって定盤14が非接触で
保持されることとなる。
たは第3実施例と同様であるが、SC29が十分に冷却
された後に昇降体40を下降させて定盤14側全体を初
期位置設定部13から解放することで、ピン止め効果に
よりSC29とソレノイド26aの間では吸引力が、ま
たSC29とソレノイド26bの間では反発力がそれぞ
れ発生しており、双方の力によって定盤14が非接触で
保持されることとなる。
【0130】本実施例による除振装置では、先述の第1
実施例および第3実施例の除振装置と同様の優れた効果
に加えて、総浮上力は、第1実施例や第3実施例の浮上
力よりも大きくなるので、搭載可能な重量が大きくで
き、適用可能な被搭載物の範囲も拡がる。
実施例および第3実施例の除振装置と同様の優れた効果
に加えて、総浮上力は、第1実施例や第3実施例の浮上
力よりも大きくなるので、搭載可能な重量が大きくで
き、適用可能な被搭載物の範囲も拡がる。
【0131】第5実施例 本実施例も、第4実施例と同様に除振性能設定手段によ
り反発力と吸引力とを併用することを特徴とする実施態
様の他の装置構成を有する例である。本実施例が第4実
施例と違う点は、初期位置決め機構の取付位置および磁
気浮上力を発現させるための超電導体と磁石の取付構造
部分である。
り反発力と吸引力とを併用することを特徴とする実施態
様の他の装置構成を有する例である。本実施例が第4実
施例と違う点は、初期位置決め機構の取付位置および磁
気浮上力を発現させるための超電導体と磁石の取付構造
部分である。
【0132】すなわち、1つの超電導体を基台に配置
し、2つの磁石を定盤に配置して、前記超電導体と前記
両方の磁石間の磁気浮上力を利用して前記定盤を浮上さ
せて支持し、外部からの振動を非接触浮上で絶縁する除
振装置であって、除振性能設定手段として、初期位置決
め機構、磁石の磁力調節機構および超電導体と磁石間の
磁気浮上力(反発力と吸引力)によるばね特性設定手段
と導電性部材による減衰特性設定手段とを有してなる超
電導磁気浮上除振装置であることに変りない。
し、2つの磁石を定盤に配置して、前記超電導体と前記
両方の磁石間の磁気浮上力を利用して前記定盤を浮上さ
せて支持し、外部からの振動を非接触浮上で絶縁する除
振装置であって、除振性能設定手段として、初期位置決
め機構、磁石の磁力調節機構および超電導体と磁石間の
磁気浮上力(反発力と吸引力)によるばね特性設定手段
と導電性部材による減衰特性設定手段とを有してなる超
電導磁気浮上除振装置であることに変りない。
【0133】以下に図面を用いて本実施例の特徴とする
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
【0134】本実施例の除振台10でも、超電導体と磁
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく1つの超電導体とその上下に2つの磁石を同軸上に
水平配置したことを特徴し、図24に示すとおり、基台
11側のSC冷却部12のSC29の真上および真下
(同軸上)に定盤14側の浮上力調整部23のソレノイ
ド26をそれぞれ第1実施例および上下逆向きの第3実
施例での水平配置となるように取り付けるものである。
本実施例が先述の第4実施例と違う点は、定盤の支柱の
取付位置、基台側の台座の設置位置、および初期位置設
定部の固定位置が異なる点にある。以下に、この特徴部
分につき図面により説明する。
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく1つの超電導体とその上下に2つの磁石を同軸上に
水平配置したことを特徴し、図24に示すとおり、基台
11側のSC冷却部12のSC29の真上および真下
(同軸上)に定盤14側の浮上力調整部23のソレノイ
ド26をそれぞれ第1実施例および上下逆向きの第3実
施例での水平配置となるように取り付けるものである。
本実施例が先述の第4実施例と違う点は、定盤の支柱の
取付位置、基台側の台座の設置位置、および初期位置設
定部の固定位置が異なる点にある。以下に、この特徴部
分につき図面により説明する。
【0135】図24に示すように、まず、定盤14側に
第1浮上力調整部23aおよび第2浮上力調整部23b
が同軸上に設けられている。
第1浮上力調整部23aおよび第2浮上力調整部23b
が同軸上に設けられている。
【0136】これら浮上力調整部23の取付位置として
は、第1浮上力調整部23a側は、第4実施例と同様に
定盤14の下面にその一部が保持されるように直接取り
付けられ、ソレノイド26aは、定盤14下面から下向
きに突出しているが、一方の第2浮上力調整部23b側
は、定盤14の下面中央部から下向きに延びる支柱71
の下端部に定盤14の4隅の方向に延びるフランジ(支
持体)72に対してソレノイド26bがフランジ72の
上面に嵌め込まれ保持される恰好で上向きに突出して取
り付けられている。
は、第1浮上力調整部23a側は、第4実施例と同様に
定盤14の下面にその一部が保持されるように直接取り
付けられ、ソレノイド26aは、定盤14下面から下向
きに突出しているが、一方の第2浮上力調整部23b側
は、定盤14の下面中央部から下向きに延びる支柱71
の下端部に定盤14の4隅の方向に延びるフランジ(支
持体)72に対してソレノイド26bがフランジ72の
上面に嵌め込まれ保持される恰好で上向きに突出して取
り付けられている。
【0137】他方、基台11側のSC冷却部12の取付
位置としては、第1ソレノイド26aの真下でかつ第2
ソレノイド26bの真上にSC冷却部12が基台11の
各辺のほぼ中央に設置された台座73上部から基台11
の内側に延びる支持体74にケースホルダ31′を利用
して取り付けられている。すなわち、SC冷却部12と
第1ソレノイド26aおよび第2ソレノイド26bは、
いずれも同軸上に位置する関係にある。上下両方の浮上
力調整部23a、23bの永久磁石25a、25bは共
に、その先端面がこれらの間に位置するSC冷却部12
側に露出されており、これにより直接SC冷却部12に
対向するようになっている(第4実施例と同様)。これ
によりソレノイド26aの真上でかつソレノイド26b
の真下に位置するようにSC29が設けられることにな
る。なお、SC冷却部12の内ケースの内部に収納され
ているSC29は、その側面外周部を超電導体ホルダ3
3により固定され、内ケース32の外周面のみがこの真
空断熱室34の壁面を形成し、内外ケースの上下両側が
蓋体35a、35bによって閉じられている。
位置としては、第1ソレノイド26aの真下でかつ第2
ソレノイド26bの真上にSC冷却部12が基台11の
各辺のほぼ中央に設置された台座73上部から基台11
の内側に延びる支持体74にケースホルダ31′を利用
して取り付けられている。すなわち、SC冷却部12と
第1ソレノイド26aおよび第2ソレノイド26bは、
いずれも同軸上に位置する関係にある。上下両方の浮上
力調整部23a、23bの永久磁石25a、25bは共
に、その先端面がこれらの間に位置するSC冷却部12
側に露出されており、これにより直接SC冷却部12に
対向するようになっている(第4実施例と同様)。これ
によりソレノイド26aの真上でかつソレノイド26b
の真下に位置するようにSC29が設けられることにな
る。なお、SC冷却部12の内ケースの内部に収納され
ているSC29は、その側面外周部を超電導体ホルダ3
3により固定され、内ケース32の外周面のみがこの真
空断熱室34の壁面を形成し、内外ケースの上下両側が
蓋体35a、35bによって閉じられている。
【0138】また、定盤14の初期位置を設定する初期
位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中央に設置さ
れた台座73の上面にその一部が保持される恰好で取り
付けられている。これにより、実施例1で説明したと同
様に昇降体40が直接定盤14下面に当接する位置に配
置されることになる。またこれにより、初期位置設定部
13では昇降体40の上昇により、その上面が定盤14
下面に達し、定盤14側全体を持ち上げることになる
(第4実施例と同様)。
位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中央に設置さ
れた台座73の上面にその一部が保持される恰好で取り
付けられている。これにより、実施例1で説明したと同
様に昇降体40が直接定盤14下面に当接する位置に配
置されることになる。またこれにより、初期位置設定部
13では昇降体40の上昇により、その上面が定盤14
下面に達し、定盤14側全体を持ち上げることになる
(第4実施例と同様)。
【0139】本実施例の特徴である除振台10の内部の
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
【0140】次に、制御系の構成は、先述の第4実施例
で説明したと同様である。なお、この場合にも定盤14
を初期位置に設定する処理を行なうS1の動作において
は、本発明の作用で説明したように吸引力と反発力のハ
イブリット形の場合、吸引力特性と反発力特性を定量的
に考慮し、第1実施例による反発力を基準に制御する
か、第3実施例による吸引力を基準に制御するかを、図
7の右下図のように、総浮上力が初期位置からのずれに
対して単調に増加しなければならないこととする原理に
基づいて決定することとなる。
で説明したと同様である。なお、この場合にも定盤14
を初期位置に設定する処理を行なうS1の動作において
は、本発明の作用で説明したように吸引力と反発力のハ
イブリット形の場合、吸引力特性と反発力特性を定量的
に考慮し、第1実施例による反発力を基準に制御する
か、第3実施例による吸引力を基準に制御するかを、図
7の右下図のように、総浮上力が初期位置からのずれに
対して単調に増加しなければならないこととする原理に
基づいて決定することとなる。
【0141】したがって、本実施例による除振装置でも
第4実施例と同様に、先述の第1実施例および第3実施
例の除振装置と同様の優れた効果に加えて、総浮上力
は、第1実施例や第3実施例の浮上力よりも大きくなる
ので、搭載可能な重量が大きくでき、適用可能な被搭載
物の範囲が拡がる。
第4実施例と同様に、先述の第1実施例および第3実施
例の除振装置と同様の優れた効果に加えて、総浮上力
は、第1実施例や第3実施例の浮上力よりも大きくなる
ので、搭載可能な重量が大きくでき、適用可能な被搭載
物の範囲が拡がる。
【0142】第6実施例 本実施例では、除振性能設定手段により反発力と吸引力
とを併用することを特徴とする実施態様の他の装置構成
を有する例として、超電導体と磁石とを第1実施例およ
び第3実施例の水平配置となるように、これら双方を水
平に上下2段に(同軸上に)配置し、反発力と吸引力の
併用を利用したことを特徴とする実施例である。なお、
本実施例が第1実施例〜第5実施例と違う点は、超電導
体を定盤に配置し、磁石を基台に配置して、前記超電導
体と前記磁石間の磁気浮上力を発現させる点にある。
とを併用することを特徴とする実施態様の他の装置構成
を有する例として、超電導体と磁石とを第1実施例およ
び第3実施例の水平配置となるように、これら双方を水
平に上下2段に(同軸上に)配置し、反発力と吸引力の
併用を利用したことを特徴とする実施例である。なお、
本実施例が第1実施例〜第5実施例と違う点は、超電導
体を定盤に配置し、磁石を基台に配置して、前記超電導
体と前記磁石間の磁気浮上力を発現させる点にある。
【0143】すなわち、超電導体を定盤に配置し、磁石
を基台に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節する機構およ
び超電導体と磁石間の磁気浮上力として反発力と吸引力
の双方を利用することによるばね特性設定手段と導電性
部材による減衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気
浮上除振装置である。
を基台に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節する機構およ
び超電導体と磁石間の磁気浮上力として反発力と吸引力
の双方を利用することによるばね特性設定手段と導電性
部材による減衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気
浮上除振装置である。
【0144】以下に図面を用いて本実施例の特徴とする
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
【0145】本実施例の除振台10では、超電導体と磁
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく超電導体と磁石を同軸上に水平に2組み配置したこ
とを特徴とするものであって、図25に示すとおり、基
台11側の浮上力調整部23のソレノイド26と定盤1
4側のSC冷却部12のSC29をそれぞれ2組み用い
て第1実施例および第3実施例の超電導体と磁石を上下
同軸方向で水平に配置して取り付けることを特徴とする
ものである。以下に、この特徴部分につき図面により説
明する。
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく超電導体と磁石を同軸上に水平に2組み配置したこ
とを特徴とするものであって、図25に示すとおり、基
台11側の浮上力調整部23のソレノイド26と定盤1
4側のSC冷却部12のSC29をそれぞれ2組み用い
て第1実施例および第3実施例の超電導体と磁石を上下
同軸方向で水平に配置して取り付けることを特徴とする
ものである。以下に、この特徴部分につき図面により説
明する。
【0146】まず、定盤14側には、第1SC冷却部1
2aおよび第2SC冷却部12bが設けられている。よ
り詳しくは、第1SC冷却部12aが定盤14下面に直
接その一部が定盤14により保持される恰好でケースホ
ルダ31′を利用して下向きに取り付けられ、大部分が
突出している。第2SC冷却部12bは、定盤14の下
面の4隅の下向きに延びる支柱71の下端部に定盤14
の内側に向いて延びるように取り付けられたフランジ7
2上面にその一部がフランジ72により保持される恰好
でケースホルダ31′を利用して上向きに第1SC冷却
部12aと同軸上に位置するように取り付けられ、大部
分が突出している。
2aおよび第2SC冷却部12bが設けられている。よ
り詳しくは、第1SC冷却部12aが定盤14下面に直
接その一部が定盤14により保持される恰好でケースホ
ルダ31′を利用して下向きに取り付けられ、大部分が
突出している。第2SC冷却部12bは、定盤14の下
面の4隅の下向きに延びる支柱71の下端部に定盤14
の内側に向いて延びるように取り付けられたフランジ7
2上面にその一部がフランジ72により保持される恰好
でケースホルダ31′を利用して上向きに第1SC冷却
部12aと同軸上に位置するように取り付けられ、大部
分が突出している。
【0147】他方、基台11側には、第1浮上力調整部
23aおよび第2浮上力調整部23bが設けられてい
る。より詳しくは、第1SC冷却部12aのSC29a
の真下に、SC29aとの間でピンニング力を発生させ
る第1ソレノイド26aが基台11の中央部に設置され
た台座73上部にある支持体74上面側に上向きに該S
C冷却部12aと同軸上に位置するように突出して取り
付けられている。同様に第2SC冷却部12bのSC2
9bの真上に、第2ソレノイド26bが前記支持体74
下面側に下向きに第2SC冷却部12bと同軸上に位置
するように突出して取り付けられている。すなわちSC
冷却部12a、12b、ソレノイド26aおよび26b
はいずれも同軸上に位置する関係にある。そして永久磁
石25a、25bは、その先端面がそれぞれSC冷却部
12a、12b側に露出されており、直接SC冷却部1
2a、12bに対向するようになっている。上下同軸方
向の配置された2組みの浮上力調整部とSC冷却部と
は、定盤14と基台11の4隅にそれぞれ配設されてい
る。なお、第1浮上力調整部23aおよび第2浮上力調
整部23bは、相互に影響しないように支持体74(電
磁シールド材)でシールドされており、接触するもので
ない。また、SC冷却部12の吸込管37と排出管38
とは定盤14の昇降に応じて上下動するため可撓管を用
いる必要があるが、これにより両管37、38に適当な
可撓性を与えることができ冷媒の流動に起因する振動や
両管37、38を伝って侵入する外来振動の低減が可能
となる。
23aおよび第2浮上力調整部23bが設けられてい
る。より詳しくは、第1SC冷却部12aのSC29a
の真下に、SC29aとの間でピンニング力を発生させ
る第1ソレノイド26aが基台11の中央部に設置され
た台座73上部にある支持体74上面側に上向きに該S
C冷却部12aと同軸上に位置するように突出して取り
付けられている。同様に第2SC冷却部12bのSC2
9bの真上に、第2ソレノイド26bが前記支持体74
下面側に下向きに第2SC冷却部12bと同軸上に位置
するように突出して取り付けられている。すなわちSC
冷却部12a、12b、ソレノイド26aおよび26b
はいずれも同軸上に位置する関係にある。そして永久磁
石25a、25bは、その先端面がそれぞれSC冷却部
12a、12b側に露出されており、直接SC冷却部1
2a、12bに対向するようになっている。上下同軸方
向の配置された2組みの浮上力調整部とSC冷却部と
は、定盤14と基台11の4隅にそれぞれ配設されてい
る。なお、第1浮上力調整部23aおよび第2浮上力調
整部23bは、相互に影響しないように支持体74(電
磁シールド材)でシールドされており、接触するもので
ない。また、SC冷却部12の吸込管37と排出管38
とは定盤14の昇降に応じて上下動するため可撓管を用
いる必要があるが、これにより両管37、38に適当な
可撓性を与えることができ冷媒の流動に起因する振動や
両管37、38を伝って侵入する外来振動の低減が可能
となる。
【0148】なお、定盤14の初期位置を設定する初期
位置設定部13は、第1実施例と同様に基台11の各辺
のほぼ中央に配置されているが、昇降体40の上面は、
第3実施例ないし第4実施例と同様に、昇降体40の上
昇によりフランジ72の下面に達し、定盤14側全体を
持ち上げることになる。
位置設定部13は、第1実施例と同様に基台11の各辺
のほぼ中央に配置されているが、昇降体40の上面は、
第3実施例ないし第4実施例と同様に、昇降体40の上
昇によりフランジ72の下面に達し、定盤14側全体を
持ち上げることになる。
【0149】本実施例の特徴である除振台10の内部の
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
【0150】次に、制御系の構成は、先述の第4実施例
で説明したと同様である。なお、この場合にも定盤14
を初期位置に設定する処理を行なうS1の動作において
は、本発明の作用で説明したように吸引力と反発力のハ
イブリット形の場合、吸引力特性と反発力特性を定量的
に考慮し、第1実施例による反発力を基準に制御する
か、第3実施例による吸引力を基準に制御するかを、図
7の右下図のように、総浮上力が初期位置からのずれに
対して単調に増加しなければならないこととする原理に
基づいて決定することとなる。
で説明したと同様である。なお、この場合にも定盤14
を初期位置に設定する処理を行なうS1の動作において
は、本発明の作用で説明したように吸引力と反発力のハ
イブリット形の場合、吸引力特性と反発力特性を定量的
に考慮し、第1実施例による反発力を基準に制御する
か、第3実施例による吸引力を基準に制御するかを、図
7の右下図のように、総浮上力が初期位置からのずれに
対して単調に増加しなければならないこととする原理に
基づいて決定することとなる。
【0151】したがって、本実施例による除振装置でも
第4実施例と同様に、先述の第1実施例および第3実施
例の除振装置と同様の優れた効果に加えて、総浮上力
は、第1実施例や第3実施例の浮上力よりも大きくなる
ので、搭載可能な重量が大きくでき、適用可能な被搭載
物の範囲が拡がる。
第4実施例と同様に、先述の第1実施例および第3実施
例の除振装置と同様の優れた効果に加えて、総浮上力
は、第1実施例や第3実施例の浮上力よりも大きくなる
ので、搭載可能な重量が大きくでき、適用可能な被搭載
物の範囲が拡がる。
【0152】第7実施例 本実施例は、除振性能設定手段により反発力と吸引力と
を併用することを特徴とする実施態様の他の装置構成を
有する例として、超電導体と磁石とを第1実施例および
第3実施例の水平配置となるように、これら双方を水平
に上下2段に(同軸上に)配置し、反発力と吸引力の併
用を利用したことを特徴とする実施例である。なお、本
実施例が第1実施例〜第5実施例と違う点は、超電導体
を定盤に配置し、磁石を基台に配置して、前記超電導体
と前記磁石間の磁気浮上力を発現させる点にある。さら
に第6実施例と違う点は、第3実施例が第4実施例と違
う点と同様の関係にあり、初期位置決め機構の取付位置
および磁気浮上力を発現させるための超電導体と磁石の
取付構造部分である。
を併用することを特徴とする実施態様の他の装置構成を
有する例として、超電導体と磁石とを第1実施例および
第3実施例の水平配置となるように、これら双方を水平
に上下2段に(同軸上に)配置し、反発力と吸引力の併
用を利用したことを特徴とする実施例である。なお、本
実施例が第1実施例〜第5実施例と違う点は、超電導体
を定盤に配置し、磁石を基台に配置して、前記超電導体
と前記磁石間の磁気浮上力を発現させる点にある。さら
に第6実施例と違う点は、第3実施例が第4実施例と違
う点と同様の関係にあり、初期位置決め機構の取付位置
および磁気浮上力を発現させるための超電導体と磁石の
取付構造部分である。
【0153】すなわち、超電導体を定盤に配置し、磁石
を基台に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節する機構およ
び超電導体と磁石間の磁気浮上力として反発力と吸引力
の双方を利用することによるばね特性設定手段と導電性
部材による減衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気
浮上除振装置である。この点で第6実施例とは変りな
い。
を基台に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節する機構およ
び超電導体と磁石間の磁気浮上力として反発力と吸引力
の双方を利用することによるばね特性設定手段と導電性
部材による減衰特性設定手段とを有してなる超電導磁気
浮上除振装置である。この点で第6実施例とは変りな
い。
【0154】以下に図面を用いて本実施例の特徴とする
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
除振台10内部の超電導体と磁石との水平配置構成につ
き、より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装
置の他の構成要件については、第1実施例と同様であ
る。したがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構
成部材には、本実施例を説明する図面に表されていない
構成部材においても、第1実施例と同様の(図面の)符
号を付して説明を行うものである。
【0155】本実施例の除振台10では、超電導体と磁
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく超電導体と磁石を同軸上に水平に2組み配置したこ
とを特徴とするものであって、図26に示すとおり、基
台11側の浮上力調整部23のソレノイド26と定盤1
4側のSC冷却部12のSC29をそれぞれ2組み用い
て第1実施例および第3実施例の超電導体と磁石を上下
同軸方向で水平に配置して取り付けることを特徴とする
ものである。なお本実施例が先述の第6実施例と違う点
は、第3実施例が第4実施例と違う点と同様であり、定
盤の支柱の取付位置、基台側の台座の設置位置、および
初期位置設定部の固定位置が異なる点にある。以下に、
この特徴部分につき図面により説明する。
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく超電導体と磁石を同軸上に水平に2組み配置したこ
とを特徴とするものであって、図26に示すとおり、基
台11側の浮上力調整部23のソレノイド26と定盤1
4側のSC冷却部12のSC29をそれぞれ2組み用い
て第1実施例および第3実施例の超電導体と磁石を上下
同軸方向で水平に配置して取り付けることを特徴とする
ものである。なお本実施例が先述の第6実施例と違う点
は、第3実施例が第4実施例と違う点と同様であり、定
盤の支柱の取付位置、基台側の台座の設置位置、および
初期位置設定部の固定位置が異なる点にある。以下に、
この特徴部分につき図面により説明する。
【0156】図26に示すように、まず、定盤14側に
第1SC冷却部12aおよび第2SC冷却部12bが同
軸上に設けられている。
第1SC冷却部12aおよび第2SC冷却部12bが同
軸上に設けられている。
【0157】これらSC冷却部12の取付位置として
は、第1SC冷却部12a側は、第6実施例と同様に定
盤14下面に直接その一部が定盤14により保持される
恰好でケースホルダ31′を利用して下向きに取り付け
られ、大部分が突出しているが、一方の第2SC冷却部
12b側は、定盤14の下面中央部から下向きに延びる
支柱71の下端部に定盤14の4隅の方向に延びるよう
に取り付けられたフランジ(支持体)72により保持さ
れる恰好でケースホルダ31′を利用して上向きに第1
SC冷却部12aと同軸上に位置するように取り付けら
れ、大部分が突出している 他方、基台11側に第1浮上力調整部23aおよび第2
浮上力調整部23bが設けられている。
は、第1SC冷却部12a側は、第6実施例と同様に定
盤14下面に直接その一部が定盤14により保持される
恰好でケースホルダ31′を利用して下向きに取り付け
られ、大部分が突出しているが、一方の第2SC冷却部
12b側は、定盤14の下面中央部から下向きに延びる
支柱71の下端部に定盤14の4隅の方向に延びるよう
に取り付けられたフランジ(支持体)72により保持さ
れる恰好でケースホルダ31′を利用して上向きに第1
SC冷却部12aと同軸上に位置するように取り付けら
れ、大部分が突出している 他方、基台11側に第1浮上力調整部23aおよび第2
浮上力調整部23bが設けられている。
【0158】これらの取付位置としては、第1SC冷却
部12aのSC29aの真下に、SC29aとの間でピ
ンニング力を発生させる第1ソレノイド26aが基台1
1の各辺のほぼ中央に配置されている台座73上部から
基台11の内側に延びる支持体74上面側に上向きに該
SC冷却部12aと同軸上に位置するように突出して取
り付けられている。同様に第2SC冷却部12bのSC
29bの真上に、第2ソレノイド26bが前記支持体7
4下面側に下向きに第2SC冷却部12bと同軸上に位
置するように突出して取り付けられている。すなわち、
SC冷却部12a、12b、ソレノイド26aおよび2
6bはいずれも同軸上に位置する関係にある。そして永
久磁石25a、25bは、その先端面がそれぞれSC冷
却部12a、12b側に露出されており、直接SC冷却
部12a、12bにそれぞれ対向するようになってい
る。上下同軸方向の配置された2組みの浮上力調整部と
SC冷却部とは、定盤14と基台11の4隅にそれぞれ
配設されている(第6実施例と同様)。
部12aのSC29aの真下に、SC29aとの間でピ
ンニング力を発生させる第1ソレノイド26aが基台1
1の各辺のほぼ中央に配置されている台座73上部から
基台11の内側に延びる支持体74上面側に上向きに該
SC冷却部12aと同軸上に位置するように突出して取
り付けられている。同様に第2SC冷却部12bのSC
29bの真上に、第2ソレノイド26bが前記支持体7
4下面側に下向きに第2SC冷却部12bと同軸上に位
置するように突出して取り付けられている。すなわち、
SC冷却部12a、12b、ソレノイド26aおよび2
6bはいずれも同軸上に位置する関係にある。そして永
久磁石25a、25bは、その先端面がそれぞれSC冷
却部12a、12b側に露出されており、直接SC冷却
部12a、12bにそれぞれ対向するようになってい
る。上下同軸方向の配置された2組みの浮上力調整部と
SC冷却部とは、定盤14と基台11の4隅にそれぞれ
配設されている(第6実施例と同様)。
【0159】また、定盤14の初期位置を設定する初期
位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中央に設置さ
れた台座73の上面にその一部が保持される恰好で取り
付けられている。これにより、実施例5で説明したと同
様に昇降体40が直接定盤14下面に当接する位置に配
置されることになる。これにより、初期位置設定部13
では昇降体40の上昇により、その上面が定盤14下面
に達し、定盤14側全体を持ち上げることになる(第6
実施例と同様)。
位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中央に設置さ
れた台座73の上面にその一部が保持される恰好で取り
付けられている。これにより、実施例5で説明したと同
様に昇降体40が直接定盤14下面に当接する位置に配
置されることになる。これにより、初期位置設定部13
では昇降体40の上昇により、その上面が定盤14下面
に達し、定盤14側全体を持ち上げることになる(第6
実施例と同様)。
【0160】本実施例の特徴である除振台10の内部の
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
【0161】次に、制御系の構成は、第6実施例で説明
したと同様である。なお、この場合にも定盤14を初期
位置に設定する処理を行なうS1の動作においては、本
発明の作用で説明したように吸引力と反発力のハイブリ
ット形の場合、吸引力特性と反発力特性を定量的に考慮
し、第1実施例による反発力を基準に制御するか、第3
実施例による吸引力を基準に制御するかを、図7の右下
図のように、総浮上力が初期位置からのずれに対して単
調に増加しなければならないこととする原理に基づいて
決定することとなる。
したと同様である。なお、この場合にも定盤14を初期
位置に設定する処理を行なうS1の動作においては、本
発明の作用で説明したように吸引力と反発力のハイブリ
ット形の場合、吸引力特性と反発力特性を定量的に考慮
し、第1実施例による反発力を基準に制御するか、第3
実施例による吸引力を基準に制御するかを、図7の右下
図のように、総浮上力が初期位置からのずれに対して単
調に増加しなければならないこととする原理に基づいて
決定することとなる。
【0162】本実施例による除振装置でも第4実施例と
同様に、先述の第1実施例および第3実施例の除振装置
と同様の優れた効果に加えて、総浮上力は、第1実施例
や第3実施例の浮上力よりも大きくなるので、搭載可能
な重量が大きくでき、適用可能な被搭載物の範囲が拡が
る。
同様に、先述の第1実施例および第3実施例の除振装置
と同様の優れた効果に加えて、総浮上力は、第1実施例
や第3実施例の浮上力よりも大きくなるので、搭載可能
な重量が大きくでき、適用可能な被搭載物の範囲が拡が
る。
【0163】第8実施例 本実施例では、第1実施例に新たに請求項11の構成要
件を設けてなる超電導磁気浮上除振装置であり、除振性
能設定手段として、第1実施例の水平配置に加えて、超
電導体と磁石とを側面にも配置して反発力と吸引力を利
用したことを特徴とする実施例である。
件を設けてなる超電導磁気浮上除振装置であり、除振性
能設定手段として、第1実施例の水平配置に加えて、超
電導体と磁石とを側面にも配置して反発力と吸引力を利
用したことを特徴とする実施例である。
【0164】すなわち、超電導体を基台の水平面に配置
しているだけでなく、側面にも配置し、磁石を定盤に配
置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮上力を利用
して前記定盤を浮上させて支持し、外部からの振動を非
接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振性能設定手
段として、定盤と基台との相対的位置を設定する初期位
置決め機構および磁石の磁力を調節する機構によるばね
特性設定手段と導電性部材による減衰特性設定手段とを
有してなる超電導磁気浮上除振装置である。
しているだけでなく、側面にも配置し、磁石を定盤に配
置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮上力を利用
して前記定盤を浮上させて支持し、外部からの振動を非
接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振性能設定手
段として、定盤と基台との相対的位置を設定する初期位
置決め機構および磁石の磁力を調節する機構によるばね
特性設定手段と導電性部材による減衰特性設定手段とを
有してなる超電導磁気浮上除振装置である。
【0165】以下に図面を用いて本実施例の特徴とする
除振台10内部の超電導体と磁石との配置構成につき、
より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装置の
他の構成要件については、第1実施例と同様である。し
たがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構成部材
には、本実施例を説明する図面に表されていない構成部
材においても、第1実施例と同様の(図面の)符号を付
して説明を行うものである。
除振台10内部の超電導体と磁石との配置構成につき、
より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装置の
他の構成要件については、第1実施例と同様である。し
たがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構成部材
には、本実施例を説明する図面に表されていない構成部
材においても、第1実施例と同様の(図面の)符号を付
して説明を行うものである。
【0166】本実施例の除振台10では、超電導体と磁
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく第1実施例の水平配置に加えて、超電導体と磁石と
を側面にも配置したことを特徴とするものであって、図
27に示すとおり、SC冷却部12のSC29と定盤1
4の浮上力を調整する浮上力調整部23のソレノイド2
6とが水平に対向すると共に、垂直(側面)にも対向す
るように、SC29の形状が断面凹形のものを配置して
いるものである。以下に、本特徴部分につき図面により
説明する。
石間の磁気浮上力として反発力と吸引力の双方を利用す
べく第1実施例の水平配置に加えて、超電導体と磁石と
を側面にも配置したことを特徴とするものであって、図
27に示すとおり、SC冷却部12のSC29と定盤1
4の浮上力を調整する浮上力調整部23のソレノイド2
6とが水平に対向すると共に、垂直(側面)にも対向す
るように、SC29の形状が断面凹形のものを配置して
いるものである。以下に、本特徴部分につき図面により
説明する。
【0167】図27に示すように、定盤14側に設けら
れる浮上力調整部23は、実施例1と同様であるが、基
台11側に設けられるSC冷却部12は、浮上力調整部
23のソレノイド26の下方および側方に位置するよう
な断面凹形を有している。すなわち、SC冷却部12は
ソレノイド26と水平および垂直に対向する関係を有す
るように設けられている。浮上力調整部23の永久磁石
25は、その先端面がSC冷却部12側に露出されてお
り、直接SC冷却部12に対向するようになっている。
このソレノイド26とSC冷却部12とは、定盤14と
基台11の4隅にそれぞれ配設されている。なお、定盤
14の初期位置を設定する初期位置設定部13は、基台
11の各辺のほぼ中央に配置されている。
れる浮上力調整部23は、実施例1と同様であるが、基
台11側に設けられるSC冷却部12は、浮上力調整部
23のソレノイド26の下方および側方に位置するよう
な断面凹形を有している。すなわち、SC冷却部12は
ソレノイド26と水平および垂直に対向する関係を有す
るように設けられている。浮上力調整部23の永久磁石
25は、その先端面がSC冷却部12側に露出されてお
り、直接SC冷却部12に対向するようになっている。
このソレノイド26とSC冷却部12とは、定盤14と
基台11の4隅にそれぞれ配設されている。なお、定盤
14の初期位置を設定する初期位置設定部13は、基台
11の各辺のほぼ中央に配置されている。
【0168】なお、このSC29の形状は本実施例では
図27に示したような断面凹形のものを用いている。そ
のため、外ケース31の上側および内ケース32の上側
は、図示するようにSC29の形状に合わせた形状の蓋
体35によって閉じられている。
図27に示したような断面凹形のものを用いている。そ
のため、外ケース31の上側および内ケース32の上側
は、図示するようにSC29の形状に合わせた形状の蓋
体35によって閉じられている。
【0169】本実施例の特徴である除振台10の内部の
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りである。
【0170】次に、制御系の構成は、第1実施例で説明
したと同様である。
したと同様である。
【0171】ただ、定盤14を初期位置に設定する処理
を行なう(S1)に際し、最初、定盤14は、ソレノイ
ド26の永久磁石25がSC冷却部12の蓋体35の凹
形状の窪んでいる側の部分の表面に接触する状態まで下
降しているので、入出力装置80によって図27に示す
ように永久磁石25と蓋体35とが離隔されるギャップ
A(図示せず)を入力することになる。
を行なう(S1)に際し、最初、定盤14は、ソレノイ
ド26の永久磁石25がSC冷却部12の蓋体35の凹
形状の窪んでいる側の部分の表面に接触する状態まで下
降しているので、入出力装置80によって図27に示す
ように永久磁石25と蓋体35とが離隔されるギャップ
A(図示せず)を入力することになる。
【0172】上述した本実施例による除振装置では、先
述の第1実施例と同様の優れた効果に加えて、ソレノイ
ドの側面にもSCが対向しているので、横方向の拘束力
を高めることができる。
述の第1実施例と同様の優れた効果に加えて、ソレノイ
ドの側面にもSCが対向しているので、横方向の拘束力
を高めることができる。
【0173】第9実施例 本実施例では、第1実施例〜第8実施例の構成要件の定
盤を面的に支持することを特徴とする超電導磁気浮上除
振装置の実施態様を示す実施例である。
盤を面的に支持することを特徴とする超電導磁気浮上除
振装置の実施態様を示す実施例である。
【0174】すなわち、超電導体を基台に配置し、磁石
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構および磁石の磁力を調節する機構
によるばね特性設定手段と導電性部材による減衰特性設
定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振装置である。
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構および磁石の磁力を調節する機構
によるばね特性設定手段と導電性部材による減衰特性設
定手段とを有してなる超電導磁気浮上除振装置である。
【0175】以下に図面を用いて本実施例の特徴とする
除振台10内部の超電導体と磁石との配置構成につき、
より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装置の
他の構成要件については、第1実施例と同様である。し
たがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構成部材
には、本実施例を説明する図面に表されていない構成部
材においても、第1実施例と同様の(図面の)符号を付
して説明を行うものである。
除振台10内部の超電導体と磁石との配置構成につき、
より詳細に説明する。なお、超電導磁気浮上除振装置の
他の構成要件については、第1実施例と同様である。し
たがって、説明の便宜上、第1実施例と同様の構成部材
には、本実施例を説明する図面に表されていない構成部
材においても、第1実施例と同様の(図面の)符号を付
して説明を行うものである。
【0176】図28(a)、(b)に示すとおり、本実
施例の除振台10では、超電導体と磁石間の磁気浮上力
を利用するに際し、超電導体と磁石とを多数配置し、定
盤14を面的に支持することを特徴とするものであっ
て、本実施例では、SC冷却部12と浮上力調整部23
とは実施例1と同様に1対1で水平対向しており、この
浮上力調整部23とSC冷却部12とは、それぞれ定盤
14および基台11上に縦横各3列ずつ合計9組みが等
間隔にそれぞれ配設され、定盤14を面的に支持するも
のである(なお、図面への表現の関係上9個としたが、
これに制限されない)。なお、定盤14の初期位置を設
定する初期位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中
央に配置されている。
施例の除振台10では、超電導体と磁石間の磁気浮上力
を利用するに際し、超電導体と磁石とを多数配置し、定
盤14を面的に支持することを特徴とするものであっ
て、本実施例では、SC冷却部12と浮上力調整部23
とは実施例1と同様に1対1で水平対向しており、この
浮上力調整部23とSC冷却部12とは、それぞれ定盤
14および基台11上に縦横各3列ずつ合計9組みが等
間隔にそれぞれ配設され、定盤14を面的に支持するも
のである(なお、図面への表現の関係上9個としたが、
これに制限されない)。なお、定盤14の初期位置を設
定する初期位置設定部13は、基台11の各辺のほぼ中
央に配置されている。
【0177】本実施例の特徴である除振台10の内部の
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りであるが、さらに図29に示すように、冷媒供給装置
50よりの冷媒の供給を各SC冷却部12に個別に行い
得るように冷媒供給装置50とSC冷却部12との間の
冷媒の流通は、バルブユニット55によって制御する
が、このバルブユニット55は、冷媒の流通を各SC冷
却部12ごとに制御するための自動制御弁を複数有して
いるものである。
超電導体と磁石との水平配置の機械的な構成は以上の通
りであるが、さらに図29に示すように、冷媒供給装置
50よりの冷媒の供給を各SC冷却部12に個別に行い
得るように冷媒供給装置50とSC冷却部12との間の
冷媒の流通は、バルブユニット55によって制御する
が、このバルブユニット55は、冷媒の流通を各SC冷
却部12ごとに制御するための自動制御弁を複数有して
いるものである。
【0178】次に、制御系の構成は、第1実施例で説明
したと同様である。
したと同様である。
【0179】ただ、SCの冷却を行うS2の動作におい
ては、被搭載物の重量などを考慮して、演算制御部66
は、バルブコントローラ68の動作を制御して、冷媒供
給装置50からの冷媒の供給経路を制御する。つまり、
図29(a)ないし(b)に示すように、基台11上の
9か所に設けられているSC冷却部12のいずれに冷媒
を供給するのかをバルブユニット55の自動制御弁の開
閉状態を制御する。すなわち図29(a)では、すべて
のSC冷却部に冷媒を供給し、より面的に定盤を支持す
るように制御する場合であり、図29(b)では、実線
で示す配線(吸込管37および排出管38)にのみ冷媒
を供給し、点線で示す配線(吸込管37および排出管3
8)の冷媒通路は止められており、冷媒は供給しないよ
うに制御されている状態を示す。
ては、被搭載物の重量などを考慮して、演算制御部66
は、バルブコントローラ68の動作を制御して、冷媒供
給装置50からの冷媒の供給経路を制御する。つまり、
図29(a)ないし(b)に示すように、基台11上の
9か所に設けられているSC冷却部12のいずれに冷媒
を供給するのかをバルブユニット55の自動制御弁の開
閉状態を制御する。すなわち図29(a)では、すべて
のSC冷却部に冷媒を供給し、より面的に定盤を支持す
るように制御する場合であり、図29(b)では、実線
で示す配線(吸込管37および排出管38)にのみ冷媒
を供給し、点線で示す配線(吸込管37および排出管3
8)の冷媒通路は止められており、冷媒は供給しないよ
うに制御されている状態を示す。
【0180】本実施例による除振装置は、第1実施例の
ように点的に支持した場合に比して支持安定性が増す。
また使用するSCを小型化できるので、大型化が困難な
SCにおいて製造の容易な小型SCの利用が可能とな
る。
ように点的に支持した場合に比して支持安定性が増す。
また使用するSCを小型化できるので、大型化が困難な
SCにおいて製造の容易な小型SCの利用が可能とな
る。
【0181】また、多数のSC冷却部に選択的に冷媒供
給を行うことによって(図29(a)および(b))、
使用するSCの個数を変更することができ、これにより
除振性能を調節することもできる。
給を行うことによって(図29(a)および(b))、
使用するSCの個数を変更することができ、これにより
除振性能を調節することもできる。
【0182】第10実施例 本実施例では、第1実施例に新たに請求項12の構成要
件を設けてなる超電導磁気浮上除振装置であり、定盤と
基台の非接触浮上部分が、可撓性のあるシール体でシー
ルされていることを特徴とする実施例である。
件を設けてなる超電導磁気浮上除振装置であり、定盤と
基台の非接触浮上部分が、可撓性のあるシール体でシー
ルされていることを特徴とする実施例である。
【0183】すなわち、超電導体を基台に配置し、磁石
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節する機構およ
び超電導体と磁石間の磁気浮上力として反発力を利用す
ることによるばね特性設定手段と導電性部材による減衰
特性設定手段とを有し、さらに定盤と基台の非接触浮上
部分が、可撓性のある弾性を有する膜でシールされてな
る超電導磁気浮上除振装置である。
を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁石間の磁気浮
上力を利用して前記定盤を浮上させて支持し、外部から
の振動を非接触浮上で絶縁する除振装置であって、除振
性能設定手段として、定盤と基台との相対的位置を設定
する初期位置決め機構、磁石の磁力を調節する機構およ
び超電導体と磁石間の磁気浮上力として反発力を利用す
ることによるばね特性設定手段と導電性部材による減衰
特性設定手段とを有し、さらに定盤と基台の非接触浮上
部分が、可撓性のある弾性を有する膜でシールされてな
る超電導磁気浮上除振装置である。
【0184】以下に図面を用いて本実施例の特徴とする
定盤と基台の非接触浮上部分の構成につき、より詳細に
説明する。なお、超電導磁気浮上除振装置の他の構成要
件については、第1実施例と同様である。したがって、
説明の便宜上、第1実施例と同様の構成部材には、本実
施例を説明する図面に表されていない構成部材において
も、第1実施例と同様の(図面の)符号を付して説明を
行うものである。
定盤と基台の非接触浮上部分の構成につき、より詳細に
説明する。なお、超電導磁気浮上除振装置の他の構成要
件については、第1実施例と同様である。したがって、
説明の便宜上、第1実施例と同様の構成部材には、本実
施例を説明する図面に表されていない構成部材において
も、第1実施例と同様の(図面の)符号を付して説明を
行うものである。
【0185】本実施例の定盤と基台の非接触浮上部分
は、第1実施例では、特に構成部材を設けていないのに
対し、可撓性のある弾性を有する膜を用いてかかる浮上
部分を外部雰囲気からシールしたことを特徴とするもの
であって、図30に示すとおり、非接触浮上部分をシー
ルするため定盤14側から基台11側の間にシール体9
0を設けていることを特徴とするものである。以下に、
この特徴部分につき図面により説明する。
は、第1実施例では、特に構成部材を設けていないのに
対し、可撓性のある弾性を有する膜を用いてかかる浮上
部分を外部雰囲気からシールしたことを特徴とするもの
であって、図30に示すとおり、非接触浮上部分をシー
ルするため定盤14側から基台11側の間にシール体9
0を設けていることを特徴とするものである。以下に、
この特徴部分につき図面により説明する。
【0186】すなわち、図30に示す通り、第1実施例
と同様の構成を有する除振台10において、定盤と基台
の非接触浮上部分を可撓性のある弾性を有する膜とした
シール体90でシールすべく、シール体90の形状は筒
体とし、シール体90の端部は、定盤14側の浮上力調
整部23のコイル24のさらに外周部に設けた環状のシ
ール体90を固定するための支持材の周囲と基台側のS
C冷却部12の外ケース31の周囲に外部雰囲気に対し
密に接続されている。なおシール体90内部は、密閉空
間で、乾燥空気が充填されている。また、シール体90
は、適度に弛ませている。さらに、シール体90の材質
は、ゴムや樹脂等の弾性体であって、可撓性を有するも
のであればよいが、なかでも薄く剛性の低いものが好ま
しい。また、シール体90内部の非接触浮上部分は、蒸
気が適度に減少するように、弛みを維持できる程度に内
部を真空引きしてもよい。
と同様の構成を有する除振台10において、定盤と基台
の非接触浮上部分を可撓性のある弾性を有する膜とした
シール体90でシールすべく、シール体90の形状は筒
体とし、シール体90の端部は、定盤14側の浮上力調
整部23のコイル24のさらに外周部に設けた環状のシ
ール体90を固定するための支持材の周囲と基台側のS
C冷却部12の外ケース31の周囲に外部雰囲気に対し
密に接続されている。なおシール体90内部は、密閉空
間で、乾燥空気が充填されている。また、シール体90
は、適度に弛ませている。さらに、シール体90の材質
は、ゴムや樹脂等の弾性体であって、可撓性を有するも
のであればよいが、なかでも薄く剛性の低いものが好ま
しい。また、シール体90内部の非接触浮上部分は、蒸
気が適度に減少するように、弛みを維持できる程度に内
部を真空引きしてもよい。
【0187】本実施例による除振装置は、第1実施例の
効果に加えて、SC冷却部への着霜を防ぐことができ
る。着霜を防ぐことにより、SCと磁石との霜を介した
接触を防ぐことができる。なお外ケースが液体窒素程度
の温度にあり外気に晒されているとすると、外ケースに
付着した霜の厚さは10〜20mm程度になることがあ
る。
効果に加えて、SC冷却部への着霜を防ぐことができ
る。着霜を防ぐことにより、SCと磁石との霜を介した
接触を防ぐことができる。なお外ケースが液体窒素程度
の温度にあり外気に晒されているとすると、外ケースに
付着した霜の厚さは10〜20mm程度になることがあ
る。
【0188】
【発明の効果】本発明による超電導磁気浮上除振装置
は、超電導体と磁石による非接触浮上の際の振動を除振
性能設定手段を利用することで極めて効果的に排除でき
るため、様々な被搭載機器に適応できる。また除振性能
設定手段を低コストで実現できるため、除振装置全体を
も低コストとすることができる。
は、超電導体と磁石による非接触浮上の際の振動を除振
性能設定手段を利用することで極めて効果的に排除でき
るため、様々な被搭載機器に適応できる。また除振性能
設定手段を低コストで実現できるため、除振装置全体を
も低コストとすることができる。
【図1】 振動伝達率と振動数の関係を示すグラフであ
る。
る。
【図2】 図2(a)は超電導のマイスナー効果を利用
した浮上についての概念図であり、図2(b)は超電導
のピンニング効果を利用した浮上についての概念図であ
る。
した浮上についての概念図であり、図2(b)は超電導
のピンニング効果を利用した浮上についての概念図であ
る。
【図3】 図3(a)はピンニング効果による磁気浮上
力の反発力を利用して浮上させる場合を示す。図3
(b)は、ピンニング効果による磁気浮上力の吸引力を
利用して浮上させる場合を示す。
力の反発力を利用して浮上させる場合を示す。図3
(b)は、ピンニング効果による磁気浮上力の吸引力を
利用して浮上させる場合を示す。
【図4】 超電導体を冷却する前の超電導体と磁石間距
離(初期位置)がA、B、Cの異なる3点に対して、超
電導体を臨界温度以下に冷却後、磁石を超電導体に近付
けた時に発生する反発力と、超電導体と磁石間距離との
関係を示したものである。
離(初期位置)がA、B、Cの異なる3点に対して、超
電導体を臨界温度以下に冷却後、磁石を超電導体に近付
けた時に発生する反発力と、超電導体と磁石間距離との
関係を示したものである。
【図5】 浮上に関与している超電導体の数量を変化さ
せた場合の、磁石を超電導体に近付けた時に発生する反
発力と、超電導体と磁石間距離との関係を示したもので
ある。
せた場合の、磁石を超電導体に近付けた時に発生する反
発力と、超電導体と磁石間距離との関係を示したもので
ある。
【図6】 磁石として永久磁石と電磁石を組み合わせて
磁力を変化させた場合の、磁石を超電導体に近付けた時
に発生する反発力と、超電導体と磁石間距離との関係を
示したものである。
磁力を変化させた場合の、磁石を超電導体に近付けた時
に発生する反発力と、超電導体と磁石間距離との関係を
示したものである。
【図7】 超電導体と磁石間の吸引力と反発力を併用し
て磁力を変化させた場合の、磁石を超電導体に近付けた
時に発生する吸引力および反発力と、超電導体と磁石間
距離との関係を示したものである。
て磁力を変化させた場合の、磁石を超電導体に近付けた
時に発生する吸引力および反発力と、超電導体と磁石間
距離との関係を示したものである。
【図8】 超電導体と磁石を側面配置して磁力を変化さ
せた場合の、磁石を超電導体に近付けた時に発生する吸
引力と、超電導体と磁石間距離との関係を示したもので
ある。
せた場合の、磁石を超電導体に近付けた時に発生する吸
引力と、超電導体と磁石間距離との関係を示したもので
ある。
【図9】 超電導体および磁石の定盤および基台に対す
る取り付け角度を変化させたもので、超電導体と磁石の
位置関係を概念的に示したものである。
る取り付け角度を変化させたもので、超電導体と磁石の
位置関係を概念的に示したものである。
【図10】 第1実施例で用いた超電導磁気浮上除振装
置の構成を示す概略図である。
置の構成を示す概略図である。
【図11】 図10に示す第1実施例の超電導磁気浮上
除振装置において、超電導体と磁石間の磁気浮上力を利
用して定盤を浮上させて支持した状態での除振台の構成
を示す側断面概略図である。
除振装置において、超電導体と磁石間の磁気浮上力を利
用して定盤を浮上させて支持した状態での除振台の構成
を示す側断面概略図である。
【図12】 図11に示す除振台の超電導体冷却部の構
成の一部を示す側断面概略図である。
成の一部を示す側断面概略図である。
【図13】 図13(a)は、図11に示す磁気浮上す
る前の除振台の構成を示す側断面概略図である。図13
(b)は、図11に示す磁気浮上した状態での除振台の
構成の示す側断面概略図である。
る前の除振台の構成を示す側断面概略図である。図13
(b)は、図11に示す磁気浮上した状態での除振台の
構成の示す側断面概略図である。
【図14】 図14(a)は、図11に示す除振台の超
電導体冷却部の超電導体の形状を示す側断面概略図であ
る。図14(b)は、図11に示す除振台の浮上力調整
部の永久磁石の形状を示す側断面概略図である。
電導体冷却部の超電導体の形状を示す側断面概略図であ
る。図14(b)は、図11に示す除振台の浮上力調整
部の永久磁石の形状を示す側断面概略図である。
【図15】 図10に示した制御部の内部構成とこれに
接続される入出力系を示すブロック図である。
接続される入出力系を示すブロック図である。
【図16】 図10に示した制御部の動作を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図17】 第1実施例の変形例に用いた除振台の浮上
力調整部の永久磁石の形状を示す概略構成図である
力調整部の永久磁石の形状を示す概略構成図である
【図18】 第2実施例の超電導磁気浮上除振装置の除
振台を示す概略構成図である。
振台を示す概略構成図である。
【図19】 第2実施例の超電導磁気浮上除振装置の除
振台の基台側の構成を示す概略構成図である。
振台の基台側の構成を示す概略構成図である。
【図20】 第2実施例の変形例として用いた超電導磁
気浮上除振装置の除振台の基台側の構成を示す概略構成
図である。
気浮上除振装置の除振台の基台側の構成を示す概略構成
図である。
【図21】 第3実施例の超電導磁気浮上除振装置の磁
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
【図22】 第3実施例の超電導磁気浮上除振装置の磁
気浮上する前の除振台を示す概略構成図である。
気浮上する前の除振台を示す概略構成図である。
【図23】 第4実施例の超電導磁気浮上除振装置の磁
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
【図24】 第5実施例の超電導磁気浮上除振装置の磁
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
【図25】 第6実施例の超電導磁気浮上除振装置の磁
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
【図26】 第7実施例の超電導磁気浮上除振装置の磁
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
【図27】 第8実施例の超電導磁気浮上除振装置の磁
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
【図28】 図28(a)は、第9実施例の超電導磁気
浮上除振装置の磁気浮上した状態での除振台の定盤を示
す概略平面図である。図28(b)は、第9実施例の超
電導磁気浮上除振装置の磁気浮上した状態での除振台を
示す概略側面図である。
浮上除振装置の磁気浮上した状態での除振台の定盤を示
す概略平面図である。図28(b)は、第9実施例の超
電導磁気浮上除振装置の磁気浮上した状態での除振台を
示す概略側面図である。
【図29】 第9実施例の超電導磁気浮上除振装置の磁
気浮上した状態での除振台上の超電導体冷却部とその配
管周辺を示す概略配管構成図である。
気浮上した状態での除振台上の超電導体冷却部とその配
管周辺を示す概略配管構成図である。
【図30】 第10実施例の超電導磁気浮上除振装置の
磁気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
磁気浮上した状態での除振台を示す概略構成図である。
1…超電導体、 2…磁石、3…磁力
線、 4…ピンニング点、10…除
振台、 11…基台、12…SC冷却
部、 13…初期位置設定部、14…定
盤、 15…被搭載物、16…加速
度センサ、 17…上面板、18…中間板、
19…下面板、20、21…コア
材、 22…枠材、23…浮上力調整部、
24…コイル、25…永久磁石、
25′…ホルダ、26…ソレノイド、
27…絶縁体、28…ソレノイドホルダ、
29…SC、31…外ケース、 31′
…ケースホルダ、32…内ケース、 3
3…超電導体ホルダ、34…真空断熱室、
35…蓋体、36…断熱部材、 37
…吸込管、38…排出管、 39…筐
体、40…昇降体、 41…ステッピ
ングモータ、42…昇降用ネジ、 43…
カップリング、44…案内孔、 45
…回り止め部、46…ピン、 47
…ピン用ボス部、48…角度設定台座、 5
0…冷媒供給装置、55…バルブユニット、
60…制御部、62…ソレノイドコントローラ、 64
…モータコントローラ、66…演算制御部、
68…バルブコントローラ、71…支柱、
72…フランジ、73…台座、
74…支持体、80…入力装置、
90…シール体。
線、 4…ピンニング点、10…除
振台、 11…基台、12…SC冷却
部、 13…初期位置設定部、14…定
盤、 15…被搭載物、16…加速
度センサ、 17…上面板、18…中間板、
19…下面板、20、21…コア
材、 22…枠材、23…浮上力調整部、
24…コイル、25…永久磁石、
25′…ホルダ、26…ソレノイド、
27…絶縁体、28…ソレノイドホルダ、
29…SC、31…外ケース、 31′
…ケースホルダ、32…内ケース、 3
3…超電導体ホルダ、34…真空断熱室、
35…蓋体、36…断熱部材、 37
…吸込管、38…排出管、 39…筐
体、40…昇降体、 41…ステッピ
ングモータ、42…昇降用ネジ、 43…
カップリング、44…案内孔、 45
…回り止め部、46…ピン、 47
…ピン用ボス部、48…角度設定台座、 5
0…冷媒供給装置、55…バルブユニット、
60…制御部、62…ソレノイドコントローラ、 64
…モータコントローラ、66…演算制御部、
68…バルブコントローラ、71…支柱、
72…フランジ、73…台座、
74…支持体、80…入力装置、
90…シール体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 将元 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 宮本 勝良 神奈川県川崎市中原区井田1618番地 新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内 (72)発明者 納口 慶太 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1−1− 25 明立精機株式会社技術部内 (72)発明者 日向 勝美 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1−1− 25 明立精機株式会社技術部内 (72)発明者 戸原 勉 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1−1− 25 明立精機株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 超電導体と磁石のいずれか一方を基台に
配置し、他方を定盤に配置して、前記超電導体と前記磁
石間の磁気浮上力を利用して前記定盤を浮上させて支持
し、外部からの振動を非接触浮上で絶縁する除振装置に
おいて、除振性能設定手段を有することを特徴とする除
振装置。 - 【請求項2】 前記除振性能設定手段が、ばね特性設定
手段および/または減衰特性設定手段であることを特徴
とする請求項1に記載の除振装置。 - 【請求項3】 前記ばね特性設定手段が、前記定盤と前
記基台との相対的位置を設定する初期位置決め機構であ
ることを特徴とする請求項2に記載の除振装置。 - 【請求項4】 前記ばね特性設定手段が、前記超電導体
あるいは前記磁石の数量を調節する機構であることを特
徴とする請求項2に記載の除振装置。 - 【請求項5】 前記ばね特性設定手段が、前記磁石の磁
力を調節する機構であることを特徴とする請求項2に記
載の除振装置。 - 【請求項6】 前記ばね特性設定手段が、前記超電導体
と前記磁石間の磁気浮上力として吸引力を含むものであ
ることを特徴とする請求項2に記載の除振装置。 - 【請求項7】 前記ばね特性設定手段が、前記超電導体
と前記磁石の前記定盤または前記基台に対する取り付け
角度を斜めにした傾斜支持であることを特徴とする請求
項2に記載の除振装置。 - 【請求項8】 前記減衰特性設定手段が、導電性部材で
あることを特徴とする請求項2に記載の除振装置。 - 【請求項9】 前記磁石の形状が、非円形状であること
を特徴とする請求項1に記載の除振装置。 - 【請求項10】 前記磁石の前記超電導体に対向する面
の極性が、N極とS極の両方を有していることを特徴と
する請求項1に記載の除振装置。 - 【請求項11】 前記超電導体および/または前記磁石
が、前記定盤および/または前記基台の水平面に配置し
ているだけでなく、側面にも配置していることを特徴と
する請求項1に記載の除振装置。 - 【請求項12】 前記定盤と前記基台の非接触浮上部分
が、可撓性を有する膜でシールされていることを特徴と
する請求項1に記載の除振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13813195A JPH08326839A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 超電導磁気浮上除振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13813195A JPH08326839A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 超電導磁気浮上除振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08326839A true JPH08326839A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15214716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13813195A Pending JPH08326839A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 超電導磁気浮上除振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08326839A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0836034A3 (en) * | 1996-10-04 | 2000-11-22 | University of Houston | Vibration-free levitated platform |
| JP2008038972A (ja) * | 2006-08-03 | 2008-02-21 | Tohoku Univ | 免振装置 |
| JP2010223284A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Tohoku Univ | 免震・除振装置 |
| JP2011127764A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Itt Manufacturing Enterprises Inc | 極低温冷却を利用する改良された減衰装置 |
| KR20150095493A (ko) * | 2014-02-13 | 2015-08-21 | 부산대학교 산학협력단 | 능동형 와전류 댐퍼 및 제어 방법, 및 이를 포함하는 로드셀 모듈 및 중량 선별기 |
| CN107336636A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-11-10 | 西南交通大学 | 高温超导磁悬浮系统 |
-
1995
- 1995-06-05 JP JP13813195A patent/JPH08326839A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP0836034A3 (en) * | 1996-10-04 | 2000-11-22 | University of Houston | Vibration-free levitated platform |
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| KR20150095493A (ko) * | 2014-02-13 | 2015-08-21 | 부산대학교 산학협력단 | 능동형 와전류 댐퍼 및 제어 방법, 및 이를 포함하는 로드셀 모듈 및 중량 선별기 |
| CN107336636A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-11-10 | 西南交通大学 | 高温超导磁悬浮系统 |
| CN107336636B (zh) * | 2017-06-30 | 2023-06-09 | 西南交通大学 | 高温超导磁悬浮系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040312 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040316 |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |