JPH08328082A - カメラの高速シャッター駆動装置 - Google Patents

カメラの高速シャッター駆動装置

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JPH08328082A
JPH08328082A JP13064695A JP13064695A JPH08328082A JP H08328082 A JPH08328082 A JP H08328082A JP 13064695 A JP13064695 A JP 13064695A JP 13064695 A JP13064695 A JP 13064695A JP H08328082 A JPH08328082 A JP H08328082A
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JP
Japan
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shutter
actuator
electromagnetic coil
current
speed
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JP13064695A
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English (en)
Inventor
Harumi Ogawa
晴巳 小川
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Nitto Optical Co Ltd
Original Assignee
Nitto Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、シャッター羽根の開閉動作をより
高速に、しかも確実に行わせる信頼性の高いカメラの高
速シャッター駆動装置を提供することを目的とする。 【構成】 コンデンサC3を用いた電力蓄積回路により
ストロボ回路11から供給される電力を電荷として蓄積
し、その蓄積した電荷を、サイリスタSCR等を用いた
高電流印加回路により、高電流パルスとしてソレノイド
SL1に一時印加して、大きな吸引力を発生させてシャ
ッターの高速開動作を行なわせる。そして一定の遅延時
間後、コンデンサC1、抵抗R5、トランジスタQ4、
及びダイオードD1等を用いた保持電流供給回路により
保持電流をソレノイドSL1に供給し、シャッターの開
状態を維持する。その後、電流をソレノイドSL2に供
給して、吸引力を発生させて、シャッターの閉動作を行
なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラの高速シャッ
ター駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シャッターチャージをなくすた
め、いろいろな機構が提案されている。
【0003】例えば、機械的な装置を用いてシャッター
の開閉動作を行わせる機構や、モーターの駆動力を用い
てシャッターの開閉動作を行わせる機構等が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
シャッターの開閉動作のさらなる高速化、及びその信頼
性に対する市場への要請が高まっているにもかかわら
ず、上記従来の機構ではシャッターの開閉動作をさらに
高速に、しかも確実に行わせることができないという問
題点があった。
【0005】この発明は、シャッターの開閉動作をより
高速に、しかも確実に行わせる信頼性の高いカメラの高
速シャッター駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、開動作用電磁コイルを使用
したアクチュエータ(例えば、ソレノイドSL1等によ
り構成されるアクチュエータ)と、ストロボ回路(1
1)から供給される電力を蓄積する電力蓄積手段(例え
ば、コンデンサC3等により構成される電力蓄積回路)
と、該電力蓄積手段に蓄積された電力をパルス的な高電
流に変換して前記開動作用電磁コイルに対し印加させて
前記アクチュエータによりシャッター(例えば、シャッ
ター羽根)を高速で開動作させる高電流印加手段(例え
ば、トランジスタQ5、ダイオードD2、コンデンサC
2、抵抗R9〜R12及びサイリスタSCR等により構
成される高電流印加回路)とを備えた構成とした。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のカ
メラの高速シャッター駆動装置において、前記アクチュ
エータが電気供給手段から電気を供給される閉動作用電
磁コイルを備え、前記シャッターの開動作後、前記閉動
作用電磁コイルに前記電気供給手段から電気が供給され
て前記アクチュエータにより、前記シャッターを閉動作
させる構成とした。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載のカ
メラの高速シャッター駆動装置において、前記アクチュ
エータがアイリスモータである構成とした。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載のカ
メラの高速シャッター駆動装置が、前記シャッターの開
動作後に、電気供給手段から電気を供給されて前記シャ
ッターを閉動作させる、閉動作用電磁コイルを使用した
閉動作専用アクチュエータ(例えば、ソレノイドSL2
等により構成されるアクチュエータ)を備えた構成とし
た。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1又は4記
載のカメラの高速シャッター駆動装置において、前記ア
クチュエータが開動作用電磁石である構成とした。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1又は4記
載のカメラの高速シャッター駆動装置において、前記ア
クチュエータが開動作用ソレノイド(SL1)である構
成とした。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項4記載のカ
メラの高速シャッター駆動装置において、閉動作専用ア
クチュエータが閉動作用電磁石である構成とした。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項4記載のカ
メラの高速シャッター駆動装置において、閉動作専用ア
クチュエータが閉動作用ソレノイド(SL2)である構
成とした。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のう
ちのいずれかに記載のカメラの高速シャッター駆動装置
前記高電流印加手段からのパルス的高電流印加の一定の
遅延時間後に、前記アクチュエータが前記シャッターを
開状態に保持するための保持電流を、前記開動作用電磁
コイルに対して供給する保持電流供給手段(例えば、コ
ンデンサC1、抵抗R5,R6、トランジスタQ4、及
びダイオードD1等により構成される保持電流供給回
路)を備えた構成とした。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、電力蓄積手段に
よってストロボ回路から供給される電力を蓄積し、その
蓄積された電力を、高電流印加手段によりパルス的な高
電流に変換して、開動作用電磁コイルに対して印加させ
ると、アクチュエータによりシャッターが高速で開動作
される。
【0016】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のカメラの高速シャッター駆動装置における作用が得
られる他、シャッターの開動作後に、閉動作用電磁コイ
ルに電気供給手段から電気が供給されて、同じアクチュ
エータにより、シャッターが閉動作される。
【0017】請求項3記載の発明によれば、高電流印加
手段により開動作用電磁コイルにパルス的な高電流が印
加されて、アイリスモータにより、シャッターが高速に
開動作されるとともに、そのシャッターの開動作後に、
閉動作用電磁コイルに電気供給手段から電気が供給され
て、同じアイリスモータにより、シャッターが閉動作さ
れる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載のカメラの高速シャッター駆動装置における作用が得
られる他、シャッターの開動作後に、閉動作用電磁コイ
ルに電気供給手段から電気が供給されて閉動作専用アク
チュエータにより、シャッターが閉動作される。
【0019】請求項5記載の発明によれば、請求項1又
は4記載のカメラの高速シャッター装置において、高電
流印加手段により、開動作用電磁コイルにパルス的な高
電流の電気が供給されると、電磁石によりシャッターが
高速で開動作される。
【0020】請求項6記載の発明によれば、請求項1又
は4記載のカメラの高速シャッター装置において、高電
流印加手段により、開動作用電磁コイルにパルス的な高
電流の電気が供給されると、開動作用ソレノイドにより
シャッターが高速で開動作される。
【0021】請求項7記載の発明によれば、請求項4記
載のカメラの高速シャッター装置において、電気供給手
段により、閉動作用電磁コイルに電気が供給されると、
閉動作用電磁石によりシャッターが閉動作される。
【0022】請求項8記載の発明によれば、請求項4記
載のカメラの高速シャッター装置において、電気供給手
段により、閉動作用電磁コイルに電気が供給されると、
閉動作用ソレノイドによりシャッターが閉動作される。
【0023】請求項9記載の発明によれば、請求項1〜
8のうちのいずれかに記載のカメラの高速シャッター駆
動装置において得られる作用の他、高電流印加手段から
パルス的な高電流が開動作用電磁コイルに印加されてシ
ャッターが開かれてから一定の遅延時間後に、保持電流
供給手段により、開動作用電磁コイルに対して保持電流
を供給するので、アクチュエータによって開かれたシャ
ッターの低電力による秒時制御が可能となる。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。
【0025】[第1実施例]先ず、図1の電子回路図に
基づいて説明すると、電源5に対し、カメラ使用時にO
NされるメインスイッチMS、及び図示しないカメラの
レリーズ釦の押し動作の第1段階でONするスイッチS
1を介して、測光回路10が接続されている。
【0026】そして、メインスイッチMSが、カメラ使
用時にONされると、ストロボ回路11がONするよう
になっている。
【0027】また、レリーズ釦の押し動作の第2段階で
ONするスイッチS2を介して測光回路10へ露出時間
のスタート信号入力端子Sに接続されている。
【0028】また、スイッチS2には、トランジスタQ
4、Q5のエミッタが接続されている。
【0029】そして、トランジスタQ4のベースが、並
列に配されたコンデンサC1と抵抗R5を介してスイッ
チS2に接続されるとともに、抵抗R6を介してトラン
ジスタQ3のコレクタに接続されている。一方、トラン
ジスタQ5のベースは、抵抗R9を介してスイッチS2
に接続されるとともに、抵抗R10を介してトランジス
タQ3のコレクタに接続されている。
【0030】トランジスタQ3のエミッタは直接電源5
のマイナス側端子に接続されている。一方、このトラン
ジスタQ3のベースは抵抗R7を介して電源5のマイナ
ス側端子に接続されるとともに、抵抗R8を介して測光
回路10の露出時間のストップ信号出力端子Eに接続さ
れている。
【0031】トランジスタQ5のベースは、抵抗R9を
介してスイッチS2に、また、抵抗R10を介してトラ
ンジスタQ3のコレクタに接続されている。一方、この
トランジスタQ5のコレクタは、ダイオードD2と抵抗
R11を介してサイリスタSCRのゲートに接続されて
いる。
【0032】サイリスタSCRのゲートとカソード間に
は、抵抗R12とコンデンサC2が並列に接続され、サ
イリスタSCRのカソードは、開動作用電磁コイルを備
えた開動作用ソレノイドSL1を介して、電源5のマイ
ナス側端子に接続されている。
【0033】サイリスタSCRのアノードは、抵抗R1
3を介してストロボ回路11に接続されるとともに、並
列に配されたコンデンサC3とネオン管NEを介して電
源のマイナス側端子に接続されている。
【0034】図1の回路はこのように構成されていて、
次のように動作する。この動作説明の際、図1の補助と
して、図3に示す従来公知の測光回路10の回路図を参
照しながら説明する。測光回路10は、図3に例示する
ように、コンパレータCM、光電変換素子CDS、コン
デンサC4、トランジスタQ6,Q7、および抵抗R1
4〜20などから構成され、端子Aが電源5のプラス側
に、端子Bが電源のマイナス側に接続されている。
【0035】図示しないカメラのメインスイッチMSを
ONすることにより、従来公知のストロボ回路11がO
NしてコンデンサC3に昇圧充電を行う。
【0036】このコンデンサC3がストロボの発光可能
電圧(ネオン管NEの点灯電圧で、例えば、260V)
に達すると、表示用ネオン管NEが点灯する。
【0037】カメラのレリーズ釦(図示省略)の押操作
の第1ストロークでスイッチS1がONすると、従来公
知の測光回路(図3)がONするこのスイッチS1のO
Nにより、ストロボ回路11に停止信号Fが入ってコン
デンサC3の充電動作を停止させる。
【0038】また、スイッチS1がONした時点で測光
回路10のトランジスタQ6(図3)がONするので、
コンパレータの出力端EからハイHの信号がでる。
【0039】これにより、トランジスタQ3がONす
る。
【0040】また、レリーズ押操作の第2ストロークで
スイッチS2がONとなり、これにより、測光回路10
のトランジスタQ7(図3)がONし、トランジスタQ
6がOFFする。
【0041】トランジスタQ6のOFFによりコンデン
サC4は光電変換素子CDSの被写体輝度に対応した抵
抗値を介して充電されていく。
【0042】一方、スイッチS2のONにより、電源5
からトランジスタQ4,Q5に電気が供給される。
【0043】このスイッチS2のONにより、トランジ
スタQ3が電源5から電気を供給されてONするのでト
ランジスタQ5もONする。
【0044】このトランジスタQ5のONによりサイリ
スタSCRがONし、コンデンサC3に蓄えられた電荷
が開動作用ソレノイドSL1を介して放電する。
【0045】このとき、コンデンサC3は高電圧に充電
されているため、開動作用ソレノイドSL1の開動作用
コイルには20A位の高電流が一瞬流れることになる。
開動作用ソレノイドSL1の吸引力は流れる電流に比例
するため、この高電流により、開動作用ソレノイドSL
1に高吸引力が発生し、開動作用ソレノイドSL1の作
用で開くシャッター羽根(図示省略)は高速度で開状態
となる。
【0046】一方、トランジスタQ4は、エミッタ、ベ
ース間にコンデンサC1が接続されているため、コンデ
ンサC1の電位が例えば0.6V位まで充電される間、
OFFしている。
【0047】従って、トランジスタQ5がONしてか
ら、一定時間経過後にトランジスタQ4がONすること
になる。
【0048】これは、トランジスタQ4のONをトラン
ジスタQ5のONより先行させると、スイッチS2のO
Nと同時にトランジスタQ4経由でソレノイドSLIに
電源5の電圧が加わってしまってサイリスタSCRがト
リガできなくなるので、それを防止するためである。
【0049】即ち、トランジスタQ4のONはサイリス
タSCRがトリガ可能の時間分だけ遅れればよく、この
値は、例えば、ほぼ200μS位あればよい。
【0050】図4に、開動作用ソレノイドSL1の吸引
力の変化を、開動作用ソレノイドSL1の開動作用電磁
コイルに加わる電流の時間的変化との関係で示す。
【0051】開動作用ソレノイドSL1には、前述した
ごとく、パルス的な高電流が加わり大きな吸引力が発生
する(図4)が、時間的には例えば1mS以下のため電
力的にはわずかな量であり、これにより、電力が多く消
費されたり、開動作用ソレノイドSL1が破損したりす
ることはない。
【0052】その後のトランジスタQ4のONにより、
開動作用ソレノイドSL1の開動作用電磁コイルに保持
電流が流れて通常の吸引力が発生し(図4)、その吸引
力によって、シャッター羽根は開状態を保持する。
【0053】図3のコンデンサC4の充電が進みコンパ
レータCMの基準電位Vrefに達するとコンパレータ
CMの出力EはハイHからローLに反転する。
【0054】これにより、トランジスタQ3がOFFす
る。
【0055】このトランジスタQ3のOFFにより、ト
ランジスタQ4,Q5がOFFし、開動作用ソレノイド
SL1に電流が流れなくなって吸引力がなくなり(図
4)、開状態に保持されていたシャッター羽根は図示し
ないばねの力により閉方向に駆動されて閉じる。
【0056】この実施例のカメラの高速シャッター駆動
装置は上記のように構成され、シャッター羽根の開動作
に関しては、コンデンサC3を用いた電力蓄積回路によ
りストロボ回路から供給される電力を蓄積し、サイリス
タSCR等を用いた高電流印加回路により高電流パルス
を開動作用ソレノイドSL1の回動作用電磁コイルに一
時印加し、一定の遅延時間後に、コンデンサC1、抵抗
R5、トランジスタQ4、及びダイオードD1等を用い
た保持電流供給回路により保持電流を開動作用ソレノイ
ドSL1の電磁コイルに供給することで行われる。
【0057】したがって、シャッター羽根の開動作の高
速化を確実に実行することができ、しかも、それによる
電力消費も少ない。また、簡単な回路によりこの高速開
動作が行われているので、高速シャッター駆動装置とし
て製造コストを低減する効果が得られる。
【0058】なお、この実施例では、コンデンサC3で
充電した電圧をサイリスタSCRにより高電圧パルスを
開動作用ソレノイドSL1の電磁コイルに供給すること
で、シャッター羽根を開いているが、もちろんこれに限
るものではなく、開動作用ソレノイドSL1の電磁コイ
ルに高電圧パルスを供給することができる手段であれ
ば、どのような手段を用いても良い。
【0059】また、上記実施例では、シャッター羽根を
開放させるアクチュエータとして、ソレノイドを用いた
例を示したが、電磁石を用いるなど、電磁コイルを備え
たアクチュエータで、パルス的な高電流を受けてシャッ
ター羽根を高速で開動作させうるものであれば、どのよ
うなアクチュエータを用いても良い。
【0060】また、上記シャッターの種類としては、シ
ャッター羽根形式のものに限定しないで、どのような形
式のものを用いても良い。
【0061】[第2実施例]この実施例の回路は、第1
実施例の回路構成に、シャッター羽根の閉動作用ソレノ
イドSL2の駆動回路が追加され、シャッター羽根の閉
動作が、第1実施例におけるばねと閉動作用ソレノイド
SL2との共同作用で行われる構成となっている。その
追加された構成部分が第1実施例と異なるだけなので、
第1実施例と同じ構成部分については図1におけると同
一符号を付して重複説明を避け、異なる構成部分につい
て説明する。
【0062】トランジスタQ1,Q2のエミッタは、ス
イッチS2とメインスイッチMSを介して、電源5のプ
ラス側端子に接続されている。
【0063】トランジスタQ1のコレクタは、閉動作用
電磁コイルを備えた閉動専用ソレノイドSL2を介して
電源5のマイナス側端子に接続されている。
【0064】トランジスタQ1のベースは抵抗R1を介
してトランジスタQ1のエミッタに、また、抵抗R2を
介して電源5のマイナス側端子に接続されている。
【0065】トランジスタQ2のコレクタはトランジス
タQ1のベースに接続されている。
【0066】トランジスタQ2のベースは抵抗R3を介
してトランジスタQ2のエミッタに、また、抵抗R4を
介してトランジスタQ3のコレクタに接続されている。
【0067】上記のように構成された、この実施例の電
子回路の動作のうち、第1実施例と同じ構成部分によっ
て得られる動作の重複説明は省略して、第1実施例と異
なる構成部分によって得られる動作について説明する。
【0068】スイッチS2がONすると、トランジスタ
Q3がONしているので、トランジスタQ2はONする
が、トランジスタQ1はOFFの状態になっている。
【0069】従って、シャッター羽根の閉動作専用ソレ
ノイドSL2はOFF状態になっている。
【0070】シャッター羽根の開動作は第1実施例(図
1)の動作と同様である。
【0071】第1実施例におけると同様に、図3のコン
デンサC4の充電が進んでコンパレータCMの基準電位
Vrefに達するとコンパレータCMの出力EはハイH
からローLに反転する。この反転によって、トランジス
タQ3がOFFすると、トランジスタQ2がOFFとな
る一方、トランジスタQ1がONとなる。
【0072】第1実施例の回路では、図示省略のばね力
のみによりシャッター羽根の閉動作を行っていたのに対
し、この実施例では、トランジスタQ1のONにより閉
動作専用ソレノイドSL2がONするので、閉動作専用
ソレノイドSL2がシャッター羽根を閉動作させる方向
に作用する。つまり、そのソレノイドSL2が、第1実
施例におけるばね力と共同してシャッター羽根に閉動方
向への力を与えるので、シャッター羽根は高速で閉動作
を行う。
【0073】この実施例のカメラの高速シャッター駆動
装置は上記のように、シャッター羽根の開動作に関して
は、コンデンサC3を用いた電力蓄積回路によりストロ
ボ回路から供給される電力を蓄積し、その蓄積された電
力を、サイリスタSCR等を用いた高電流印加回路によ
り、高電流パルスに変換して開動作用ソレノイドSL1
の開動作用電磁コイルに一時印加し、一定の遅延時間後
に、コンデンサC1、抵抗R5、トランジスタQ4、及
びダイオードD1等を用いた保持電流供給回路により保
持電流を開動作用ソレノイドSL1の開動作用電磁コイ
ルに供給することで、開動作用ソレノイドSL1により
高速に行われる。一方、シャッター羽根の閉動作に関し
ては、閉動作専用ソレノイドSL2と第1実施例におけ
るばねとの共同作用で高速に行われる。
【0074】したがって、シャッター羽根の開動作と閉
動作をともに高速に確実に実行することができ、しか
も、それによる消費電力も少ない。また、簡単な回路に
よりこの高速開閉動作が行われているので、高速シャッ
ター駆動装置として製造コストを低減する効果が得られ
る。
【0075】なお、この実施例では、コンデンサC3に
よりストロボ回路から供給される電力を蓄積し、その電
力をサイリスタSCRにより高電圧パルスをソレノイド
SL1に供給することで、シャッター羽根を開いている
が、もちろんこれに限るものではなく、ストロボ回路か
ら供給される電力を蓄積することができる手段と、その
電力により高電流パルスを供給することができるもので
あればどのような手段を用いても良い。
【0076】また、上記実施例では、シャッター羽根を
開閉させる駆動手段として、ソレノイドを用いたが、電
磁石に換えても、同じ効果が得られる。
【0077】また、開動作用ソレノイドと閉動作専用ソ
レノイドの2つのアクチュエータを使わなくても、例え
ば、図5に示すように、相互に所定角度(例えば、90
度)位相をずらせた開動作用電磁コイル21と閉動作用
電磁コイル22を共に備え、内部の回転子23が開動作
用電磁コイル21と閉動作用電磁コイル22のいずれに
電流を供給されるかによって、何れかの方向に所定角度
方向を変えられるようになっているアクチュエータ20
の回転軸23a、例えばアイリスモータの回転軸などに
連動させることによって、一つのアクチュエータでシャ
ッター羽根を開閉動作させることもできる。その場合、
そのアクチュエータの開動作用電磁コイル21にはスト
ロボ回路11からの電力を一旦蓄積してから、パルス的
な高電流を印加させられるようにするとともに、閉動作
用電磁コイル22には電気供給手段(図示は省略する
が、電源5からの電気を供給する手段)から所要時間遅
延させて電気を供給されるようにする。
【0078】また、上記実施例では、シャッター羽根を
閉じるばねを用いたが、シャッター羽根を閉じるソレノ
イド等のアクチュエータにもパルス的な高電流を印加さ
せるようにすれば、ばねは、必ずしも用いなくてシャッ
ター羽根を高速で閉じることができる。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電力蓄積
手段によってストロボ回路から供給される電力を蓄積
し、その蓄積された電力を、高電流印加手段によりパル
ス的な高電流に変換して、開動作用電磁コイルに対して
印加させると、アクチュエータによりシャッターが高速
で開動作され、それによる消費電力も少ない。
【0080】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のカメラの高速シャッター駆動装置における効果が得
られる他、シャッターの開動作後に、閉動作用電磁コイ
ルに電気供給手段から電気が供給されて同じアクチュエ
ータにより、シャッターが閉動作される。
【0081】請求項3記載の発明によれば、高電流印加
手段により開動作用電磁コイルにパルス的な高電流が印
加されて、アイリスモータにより、シャッターが高速に
開動作されるとともに、そのシャッターの開動作後に、
閉動作用電磁コイルに電気供給手段から電気が供給され
て、同じアイリスモータにより、シャッターが閉動作さ
れる。
【0082】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載のカメラの高速シャッター駆動装置における効果が得
られる他、シャッターの開動作後に、閉動作用電磁コイ
ルに電気供給手段から電気が供給されて閉動作専用アク
チュエータにより、シャッターが閉動作される。
【0083】請求項5記載の発明によれば、請求項1又
は4記載のカメラの高速シャッター装置において、高電
流印加手段により、開動作用電磁コイルにパルス的な高
電流の電気が供給されると、電磁石によりシャッターが
高速で開動作される。
【0084】請求項6記載の発明によれば、請求項1又
は4記載のカメラの高速シャッター装置において、高電
流印加手段により、開動作用電磁コイルにパルス的な高
電流の電気が供給されると、開動作用ソレノイドにより
シャッターが高速で開動作される。
【0085】請求項7記載の発明によれば、請求項4記
載のカメラの高速シャッター装置において、電気供給手
段により、閉動作用電磁コイルに電気が供給されると、
閉動作用電磁石によりシャッターが閉動作される。
【0086】請求項8記載の発明によれば、請求項4記
載のカメラの高速シャッター装置において、電気供給手
段により、閉動作用電磁コイルに電気が供給されると、
閉動作用ソレノイドによりシャッターが閉動作される。
【0087】請求項9記載の発明によれば、請求項1〜
8のうちのいずれかに記載のカメラの高速シャッター駆
動装置において得られる効果の他、高電流印加手段から
パルス的な高電流が開動作用電磁コイルに印加されてシ
ャッターが開放されてから一定の遅延時間後に、保持電
流供給手段により、開動作用電磁コイルに対して保持電
流を供給するので、アクチュエータによって開かれたシ
ャッターの低電力による秒時制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの高速シャッター駆動装置の第
1実施例の回路図
【図2】本発明のカメラの高速シャッター駆動装置の第
2実施例の回路図
【図3】図1、及び図2で用いられる測光回路の詳細な
回路図
【図4】図1、及び図2で用いられるシャッター羽根の
開動作用ソレノイドSL1の吸引力の変化を示す時間的
変化図
【図5】開動作用電磁コイルと閉動作用電磁コイルを備
えたアクチュエータの斜視図
【符号の説明】
1 カメラの高速シャッター駆動装置 5 電源 10 測光回路 11 ストロボ回路 20 アクチュエータ 21 開動作用電磁コイル 22 閉動作用電磁コイル MS メインスイッチ S1,S2 スイッチ NE ネオンランプ SL1 開動作用ソレノイド SL2 閉動作専用ソレノイド S 露出時間のスタート信号入力端子 E 露出時間のストップ信号出力端子 F ストロボ回路の電力供給停止信号入力端子 SCR サイリスタ CM コンパレータ CDS 光電変換素子 D1,D2 ダイオード R1〜R20 抵抗 C1〜C4 コンデンサ Q1〜Q7 トランジスタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開動作用電磁コイルを使用したアクチュエ
    ータと、ストロボ回路から供給される電力を蓄積する電
    力蓄積手段と、該電力蓄積手段に蓄積された電力をパル
    ス的な高電流に変換して前記開動作用電磁コイルに印加
    させて前記アクチュエータによりシャッターを高速で開
    動作させる高電流印加手段とを備えたことを特徴とする
    カメラの高速シャッター駆動装置。
  2. 【請求項2】前記アクチュエータが電気供給手段から電
    気を供給される閉動作用電磁コイルを備え、前記シャッ
    ターの開動作後、前記閉動作用電磁コイルに前記電気供
    給手段から電気が供給されて前記アクチュエータによ
    り、前記シャッターを閉動作させることを特徴とする請
    求項1記載のカメラの高速シャッター駆動装置。
  3. 【請求項3】前記アクチュエータはアイリスモータであ
    ることを特徴とする請求項2記載のカメラの高速シャッ
    ター駆動装置。
  4. 【請求項4】前記シャッターの開動作後に、電気供給手
    段から電気を供給されて前記シャッターを閉動作させ
    る、閉動作用電磁コイルを使用した閉動作専用アクチュ
    エータを備えたことを特徴とする請求項1記載のカメラ
    の高速シャッター駆動装置。
  5. 【請求項5】前記アクチュエータは開動作用電磁石であ
    ることを特徴とする請求項1又は4記載のカメラの高速
    シャッター駆動装置。
  6. 【請求項6】前記アクチュエータは開動作用ソレノイド
    であることを特徴とする請求項1又は4記載のカメラの
    高速シャッター駆動装置。
  7. 【請求項7】前記閉動作専用アクチュエータは閉動作用
    電磁石であることを特徴とする請求項4記載のカメラの
    高速シャッター駆動装置。
  8. 【請求項8】前記閉動作専用アクチュエータは閉動作用
    ソレノイドであることを特徴とする請求項4記載のカメ
    ラの高速シャッター駆動装置。
  9. 【請求項9】前記高電流印加手段からのパルス的高電流
    印加の一定の遅延時間後に、前記アクチュエータが前記
    シャッターを開状態に保持するための保持電流を、前記
    開動作用電磁コイルに対して供給する保持電流供給手段
    を備えたことを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれ
    かに記載のカメラの高速シャッター駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8190017B2 (en) 2009-11-25 2012-05-29 Apple Inc. Electro-mechanical shutter control

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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