JPH0832891B2 - 廃油の硫黄分除去方法 - Google Patents

廃油の硫黄分除去方法

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JPH0832891B2
JPH0832891B2 JP13190088A JP13190088A JPH0832891B2 JP H0832891 B2 JPH0832891 B2 JP H0832891B2 JP 13190088 A JP13190088 A JP 13190088A JP 13190088 A JP13190088 A JP 13190088A JP H0832891 B2 JPH0832891 B2 JP H0832891B2
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は廃油の硫黄分除去方法、更に詳しくは廃油中
に含まれる活性硫黄分及び不活性硫黄分をアルコールを
含浸させた活性白土処理により除去する方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
廃油を再使用するための再生法、及び廃油を燃料とし
て使用するための処理法として、各種の方法が提案され
ている。
例えば特公昭51−44122号公報には、潤滑油廃油をア
ルカリで洗浄し、次にポリグリコールエーテルで処理
し、次に周期表第6族クロム族及び第8族鉄族の金属、
これらの金属の酸化物並びに硫化物からなる群のうちの
一種又は一種以上を含む触媒の存在のもとに水素化処理
を行ない、次に濃硫酸で洗浄し、次に白土で処理するこ
とを特徴とする、潤滑油廃油の再生法が開示されてい
る。
又、特公昭52−43205号公報には、自動車廃油を加
熱、静置した後、減圧下に蒸留を行ない潤滑油留分を
得、次いで該留分をエタノールアミン類による抽出と吸
着剤による吸着を行なうことによりなる自動車廃油の再
生法において、該エタノールアミン類は、抽出後の該留
分の水洗液と合併静置して、抽出された油分を分離し、
一方生成した溶剤水溶液から溶剤及び洗浄用水を回収し
てこれらを循環使用することを特徴とする前記自動車廃
油の再生法が開示されている。
更に本出願人は特開昭59−115796号公報において、第
3図に示すように廃油から固形分と水分とを除去して得
られる油を、次いで活性白土と混合し撹拌した後過す
る廃油の再生方法を提案した。第3図について簡単に説
明する。貯蔵タンク1に溜めた廃油10をポンプ11で加熱
タンク2に送り、蒸気12で加熱した後固液型遠心分離機
3でスラッジ4と分離液5とに分ける。次いで分離液5
を加熱タンク2′に送って加熱した後、液々型遠心分離
機6でスラッジ4と水分13とを除去する。次いで得られ
る油を加熱タンク2″で加熱した後、撹拌機7を備えた
混合タンク8中で活性白土14と混合し、撹拌した後フイ
ルタープレス9で過して再生油15を得る。再生油15は
重油程度の燃料として使用することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来技術において、特公昭51−44122号公報及び
特公昭52−43205号公報記載の方法は自動車の廃潤滑油
から再生潤滑油を得るための方法であり、それ故工程も
複雑であって、各種の処理を必要とする。然して、再生
油を他の目的例えば燃料又は補助燃料として使用する場
合には必ずしも前記二つの公報記載の処理工程を必要と
せず、それ故これらの方法が最適ではない。本出願人が
提案した特開昭59−115796号公報記載の方法は再生油を
燃料として使用するために適した方法であるが、原料で
ある廃油中に硫黄分が多いと活性白土と混合し撹拌した
後フイルタープレスで過するのみでは廃油中の硫黄分
が充分除去できないという問題が生ずる。
一般に廃油中には極圧添加剤の活性硫黄と有機性の不
活性硫黄とが混在しており、従来法においては活性白土
の添加率を増加させても、第2図に示す様に硫黄分の除
去率は大きくならない。
従って、廃油を再生処理したものを例えば重油の代り
に燃料として使用する場合、硫黄分が多いと大気汚染防
止法で定めるところの硫黄酸化物排気量規制のためその
使用が制限され、燃料として充分に有効利用することが
できなかった。
本発明は上記従来技術における問題点を解決するため
のものであり、その目的とするところは廃油中に硫黄分
が多い場合でも硫黄分を容易に充分に除去することがで
きる廃油の硫黄分除去方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本発明の廃油の硫黄分除去方法は、廃油から
固形分と水分とを除去し、次いで得られた油をアルコー
ルを含浸させた活性白土と混合し撹拌した後それから活
性白土を除去することを特徴とする。
廃油は多量の固形分を含み、組成は油分、水分の他に
金属酸化物、炭素等の固形分が残分として相当量を占め
るが、前記三者が強固な懸濁状態を呈している。従っ
て、適する方法によりまず廃油から固形分と水分とを除
去する。次いで得られた油から硫黄分を除去するために
アルコールを含浸させた活性白土で処理する。
アルコールとしては例えばイソプロピルアルコール等
を使用することができる。前記アルコールは一種でもよ
いし、又は二種以上を組合せて使用してもよい。活性白
土に含浸させるためには常温で液体のものが都合がよ
い。活性白土に対するアルコールの含浸率は、アルコー
ルの種類によっても異なるが約5〜10wt%である。
活性白土処理の温度は約100〜110℃が適している。処
理時間は約10〜30分である。又、油に対するアルコール
を含浸させた活性白土の添加率は約4〜10wt%が実用上
都合がよい。
活性白土は例えば市販品をそのまま使用してもよい。
又、廃油から固形分と水分を除去する方法及び活性白土
と油との混合物から活性白土を除去する方法は遠心分離
法や過法等の方法であってよい。
〔作用〕
活性白土の主成分はシリカ、アルミナであり、大きな
比表面積(例えば200m2/g)と大きな吸着能を有する多
孔質構造(細孔径30〜500Å)を有する化合物であり、
粒径は30〜80μ程度である。
従って、アルコールを含浸させた活性白土を使用して
廃油の処理を行う場合、前記活性白土と油とを混合して
所定温度(例えば100℃)まで加熱すると、活性白土中
のアルコールと油との置換が行われ、硫黄分を含んだ夾
雑物が活性白土の細孔に吸着されて油中から除去され
る。
〔実施例〕
以下の実施例及び比較例において本発明を更に詳細に
説明する。なお、本発明は下記実施例に限定されるもの
ではない。
切削油と防錆油との混合廃油に対して本発明の方法を
適用した。第1図は本発明の方法の工程図である。以
下、第1図に基づいて説明する。廃油性状を第1表に示
す。
貯蔵タンク1に溜めた廃油10をポンプ11で加熱タンク
2に送り、蒸気12で約80℃まで加熱した後固液型遠心分
離機3でスラッジ4と分離液5とに分ける。次いで分離
液5を加熱タンク2′に送って約80℃まで加熱した後、
液々型遠心分離機6でスラッジ4と水分13とを除去す
る。次いで得られる油を加熱タンク2″で110±5℃に
加熱して油中の水分を蒸発させる。次いでこの油を撹拌
機7を備えた混合タンク8中でイソプロピルアルコール
を含浸させた活性白土16(イソプロピルアルコール含浸
率5wt%,油に対する添加率5wt%)と混合し、約100℃
で約10分間撹拌した後フイルタープレス9で過して再
生油15を得る。再生油性状を第2表に示す。
又、前記活性白土(ガレオンアースNSR:水澤化学製)
の性状を第3表に示す。
(比較例) イソプロピルアルコールを含浸させない活性白土を使
用すること以外は実施例と同様にして廃油から再生油を
得る。
本発明の方法及び従来の方法において活性白土添加率
を種々に変えた場合の、活性白土添加率と廃油の硫黄分
除去率との関係を第2図に示す。第2図より、本発明法
が従来法に比べて硫黄除去率が遥かに優れているのが判
る。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明の廃油の硫黄分除去方法は廃油か
ら固形分と水分とを除去し、次いで得られた油とアルコ
ールを含浸させた活性白土とを混合し撹拌した後それか
ら活性白土を除去するため、従来法と比べて硫黄分除去
率が10倍近くに向上する。又、従来と同一又はそれより
大きな硫黄分除去率を得るための活性白土添加量が従来
の1/5以下と少なくてよく、再生処理が容易で且つ再生
コストも低下する。又、再生処理後の油はB重油程度の
燃料油として使用できるので資源の再利用が計れる。更
に、アルコールを含浸させた活性白土の添加量を変える
ことによって得られる再生油中の硫黄分を制御できるの
で、焼却炉用、ボイラー用等の用途の異なる各種燃料と
して使用できる再生油を容易に得ることができる。この
ため、前記用途の新油購入量を少なくすることができ、
原価低減効果がある。又、従来は再利用できず焼却処理
していた廃油も再生可能となったので、廃油焼却量が減
り、廃棄物処理費用が低減する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の廃油の硫黄分除去方法の工程図、 第2図は本発明法及び従来法における活性白土添加率と
硫黄分除去率との関係を表わす図、 第3図は従来の廃油の再生方法の工程図である。 図中、 1……貯蔵タンク、2′,2′,2″……加熱タンク、3…
…固液型遠心分離機、4……スラッジ、5……分離液、
6……液々型遠心分離機、7……撹拌機、8……混合タ
ンク、9……フイルタープレス、10……廃油、11……ポ
ンプ、12……蒸気、13……水分、14,16……活性白土、1
5……廃油

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃油から固形分と水分とを除去し、次いで
    得られた油をアルコールを含浸させた活性白土と混合し
    撹拌した後それから活性白土を除去することを特徴とす
    る廃油の硫黄分除去方法。
JP13190088A 1988-05-30 1988-05-30 廃油の硫黄分除去方法 Expired - Lifetime JPH0832891B2 (ja)

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