JPH08330366A - ワイヤボンディング装置およびその方法 - Google Patents

ワイヤボンディング装置およびその方法

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JPH08330366A
JPH08330366A JP13526895A JP13526895A JPH08330366A JP H08330366 A JPH08330366 A JP H08330366A JP 13526895 A JP13526895 A JP 13526895A JP 13526895 A JP13526895 A JP 13526895A JP H08330366 A JPH08330366 A JP H08330366A
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JP
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load
signal
vibration
bonding
lead frame
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JP13526895A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Nakasu
康文 中須
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波振動の振幅とボンディング荷重とから
決まる接合エネルギーを一定にし、ワイヤの接合が均一
なワイヤボンディング装置およびその方法を提供する。 【構成】 マイクロコンピュータ16の荷重指令信号b
(t)と超音波電源8から振動子2に供給される電流に
基づく振幅信号a(t)を乗算する乗算器17と、この
結果を積分する積分器18と、この積分値Y(t)と設
定基準値αとを比較する比較器19と、この比較結果に
基づき、荷重指令信号b(t)と超音波電源8とを停止
させるマイクロコンピュータ16を備える。 【効果】 半導体チップが接着されているリードフレー
ムの設置状態に拘らず、ワイヤボンディングの接合エネ
ルギーを均一にすることができ、信頼性の高い半導体装
置を製造することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はワイヤボンディング装
置およびその方法に関するもので、とくにワイヤの均一
な接合を得るためのワイヤボンディング装置およびその
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のワイヤボンディング装置の
ブロック図である。図5において、101は超音波ホー
ン(以下USホーンという)、102は振動子、103
はキャピラリ、104は半導体チップ、105はリード
フレーム、106はヒータ、107は架台、108は超
音波電源、109はマイクロコンピュータ、110はワ
イヤ、111はリニアモータ、112は支点、113は
アンプである。
【0003】次に動作について説明する。ワイヤ110
をチップ104にボンディングする場合、マイクロコン
ピュータ109の荷重指令によりアンプ113を介して
リニアモータ111を駆動し、キャピラリ103先端に
所定のボンディング荷重を所定の時間印加する。一方、
マイクロコンピュータ109の超音波発振指令により、
超音波電源108に発振パワーレベルと発振時間を指示
し、超音波電源108からの印加電圧により振動子10
2を振動させる。この振動子102の振動がUSホーン
101を介してキャピラリ103の先端に伝達される。
【0004】キャピラリ103の先端には、リニアモー
タ111によりボンディング荷重が印加されており、こ
の荷重の下で超音波振動が与えられ、予めヒータ106
により加熱されている半導体チップ104にワイヤ11
0がボンディングされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のボンディング装
置は上記の様に構成されているので、リニアモータ11
1により所定のボンディング荷重が印加され、超音波振
動も発振パワーレベルと発振時間とが一定に設定されて
いる。
【0006】一方半導体チップ104が接着されている
リードフレーム105の設置状態は必ずしも一様ではな
い。すなわちリードフレーム105は架台107により
保持されているが、半導体チップ104が載置されてい
る部分はヒータ106により加熱されており、必ず熱変
形が生じている。このため、ワイヤボンディングする半
導体チップ104が載置されている部分の局部的なリー
ドフレーム105の変形は半導体チップ104毎に相異
なる。従って半導体チップ104表面によるキャピラリ
103先端の拘束状態は各半導体チップ104毎に異な
り、たとえキャピラリ103に加えられる押付力が一定
であったとしても、また超音波振動の発振パワーレベル
が一定であったとしてもキャピラリ103の振動振幅は
必ずしも一定にはならない。
【0007】そしてキャピラリ103の振動振幅が変動
した場合、発振時間が一定であるから、振動振幅が大き
くなると印加されるボンディングエネルギーが過大にな
り、また振動振幅が小さくなると、ボンディングエネル
ギーが不足するなど、ワイヤ110の均一な接合状態が
得られないという問題点があった。
【0008】ワイヤボンディングの接合状態を一定にす
るための試みとしては、例えば特開平5−218147
号公報や特開平1−283940号公報にある。しかし
前述した局部的なリードフレームの変形の偏りに基づく
ワイヤボンディングの接合状態のばらつきには必ずしも
十分ではなかった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、超音波振動の振幅とボンディン
グ荷重とから決まる接合エネルギーを一定にすることに
より、ワイヤの均一な接合を得ることができるワイヤボ
ンディング装置およびその方法を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係るワ
イヤボンディング装置は、ワイヤが挿通されるキャピラ
リをその先端に有するとともにこのキャピラリが架台に
保持されたリードフレームに対向するようにして配設さ
れたボンディングヘッドと、このボンディングヘッドに
振動を印加する振動発振手段と、キャピラリを介してリ
ードフレームの所定のリードまたはリードフレームに接
着された半導体チップのボンディングパッドに荷重を印
加する負荷手段と、ボンディングヘッドの振幅に対応す
る値を振幅信号として出力する振幅信号発生手段と、ボ
ンディングヘッドがキャピラリを介してリードまたはボ
ンディングパッドを押圧する荷重に対応する荷重信号を
出力する荷重信号発生手段と、この荷重信号発生手段に
より出力された荷重信号と振幅信号発生手段により出力
された振幅信号とから所定のエネルギー量を演算し、演
算されたエネルギー量に基づき負荷手段もしくは振動発
振手段のいずれか一方またはこれらの両方を停止する停
止信号を発信するデータ処理手段と、を備えたものであ
る。
【0011】この第2の発明に係るワイヤボンディング
装置は、ワイヤが挿通されるキャピラリをその先端に有
するとともにこのキャピラリが架台に保持されたリード
フレームに対向するようにして配設されたボンディング
ヘッドと、振動発振信号に対応してボンディングヘッド
に振動を印加する振動発振手段と、荷重指令信号の指示
値に対応する荷重信号に基づいてキャピラリを介してリ
ードフレームの所定のリードまたはリードフレームに接
着された半導体チップのボンディングパッドに荷重を印
加する負荷手段と、ボンディングヘッドの振幅に対応し
て振幅信号を出力する振幅信号発生手段と、外部信号に
基づき振動発振信号および荷重指令信号を発信し、この
荷重指令信号の指示値に対応する荷重信号と振幅信号と
から所定のエネルギー量を演算し、演算されたエネルギ
ー量に基づいて負荷手段もしくは振動発振手段のいずれ
か一方またはこれらの両方を停止させるデータ処理手段
と、を備えたものである。
【0012】この第3の発明に係るワイヤボンディング
装置は、ワイヤが挿通されるキャピラリをその先端に有
するとともにこのキャピラリが架台に保持されたリード
フレームに対向するようにして配設されたボンディング
ヘッドと、振動発振信号に対応してボンディングヘッド
に振動を印加する振動発振手段と、荷重指令信号の指示
値に対応してキャピラリを介してリードフレームの所定
のリードまたはリードフレームに接着された半導体チッ
プのボンディングパッドに荷重を印加する負荷手段と、
ボンディングヘッドの振幅に対応して振幅信号を出力す
る振幅信号発生手段と、キャピラリを介して印加された
荷重を検出して荷重信号を出力する荷重信号発生手段
と、外部信号により振動発振信号および荷重指令信号を
発信し、荷重信号と振幅信号とから所定のエネルギー量
を演算し、演算されたエネルギー量に基づき負荷手段も
しくは振動発振手段のいずれか一方またはこれらの両方
を停止させるデータ処理手段と、を備えたものである。
【0013】この第4の発明に係るワイヤボンディング
装置は、第1の発明乃至第3の発明のいずれか一つの発
明に係るワイヤボンディング装置おいて、データ処理手
段は、所定のエネルギー量として荷重信号と振幅信号と
を乗算しこの乗算値を積分するとともにこの積分結果と
予め与えられた基準値とを比較し、予め与えられた判断
基準に従って判断し、負荷手段によるリードフレームへ
の荷重の印加もしくは振動発振手段によるリードフレー
ムへの振動の印加のいずれか一方またはこれらの両方の
停止指令を発信するようにしたものである。
【0014】この第5の発明に係るワイヤボンディング
装置は、ワイヤが挿通されるキャピラリをその先端に有
するとともにこのキャピラリが架台に保持されたリード
フレームに対向するようにして配設されたボンディング
ヘッドと、超音波発振指令に基づきボンディングヘッド
に振動を印加する超音波電源と、荷重指令信号の指示値
に基づき、キャピラリを介してリードフレームの所定の
リードまたはリードフレームに接着された半導体チップ
のボンディングパッドに荷重を印加するリニアモータ
と、超音波電源からボンディングヘッドに印加される電
流を検出しこの電流値に対応する信号を出力する電流検
出装置と、この電流検出装置からの出力信号に基づく信
号のピーク値を繋ぐピークホールド回路を介して入力さ
れる入力信号と荷重指令信号の指示値に基づく荷重信号
とを乗算する乗算器、この乗算器からの出力を積分する
積分器、およびこの積分器の出力と予め記憶されていた
設定基準値とを比較し積分器の出力と設定基準値とが所
定の関係になった場合に比較完了信号を発信する比較器
を有し、比較完了信号に基づき超音波発振指令もしくは
荷重指令信号のいずれか一方またはこれらの両方の停止
指令を出すとともに外部信号に基づいて超音波発振指令
と荷重指令信号とを発信するデータ処理装置と、を備え
たものである
【0015】この第6の発明に係るワイヤボンディング
装置は、ワイヤが挿通されるキャピラリをその先端に有
するとともにこのキャピラリが架台に保持されたリード
フレームに対向するようにして配設されたボンディング
ヘッドと、超音波発振指令に基づきボンディングヘッド
に振動を印加する超音波電源と、荷重指令信号の指示値
に基づき、キャピラリを介してリードフレームの所定の
リードまたはリードフレームに接着された半導体チップ
のボンディングパッドに荷重を印加するリニアモータ
と、超音波電源からボンディングヘッドに印加される電
流を検出しこの電流値に対応する信号を出力する電流検
出装置と、キャピラリを介してリードフレームの所定の
リードまたはリードフレームに接着された半導体チップ
のボンディングパッドに印加された荷重を検出し、荷重
信号を出力する荷重検出装置と、この荷重検出装置から
の荷重信号と電流検出装置からの出力信号に基づく信号
のピーク値を繋ぐピークホールド回路を介して入力され
る入力信号とを乗算する乗算器、この乗算器からの出力
を積分する積分器、およびこの積分器の出力と予め記憶
されていた設定基準値とを比較し積分器の出力と設定基
準値とが所定の関係になった場合に比較完了信号を発信
する比較器を有し、比較完了信号に基づき超音波発振指
令もしくは荷重指令信号のいずれか一方またはこれらの
両方の停止指令を出すとともに外部信号に基づいて超音
波発振指令と荷重指令信号とを発信するデータ処理装置
と、を備えたものである。
【0016】この第7の発明に係るワイヤボンディング
方法は、架台に保持されたリードフレームの所定のリー
ドまたはリードフレームに接着された半導体チップのボ
ンディングパッドに、ボンディングヘッドの先端に配設
されるとともにワイヤが挿通されたキャピラリを介して
荷重を印加する工程と、荷重を印加するキャピラリにボ
ンディングヘッドを介して振動を印加する工程と、ボン
ディングパッドを押圧する荷重に対応する荷重信号とキ
ャピラリの振動振幅に対応する振幅信号とから演算され
る所定のエネルギー量に基づき、負荷手段もしくは振動
発振手段のいずれか一方またはこれらの両方を停止する
工程と、を備えたものである。
【0017】この第8の発明に係るワイヤボンディング
方法は、第7の発明に係るワイヤボンディング方法にお
いて、ボンディングパッドを押圧する荷重に対応する荷
重信号とキャピラリの振動振幅に対応する振幅信号とか
ら演算される所定のエネルギー量に基づき、負荷手段も
しくは振動発振手段のいずれか一方またはこれらの両方
を停止する工程に換えて、ボンディングパッドを押圧す
る荷重に対応する荷重信号とキャピラリの振動振幅に対
応する振幅信号とを乗算し、この乗算値を積分するとと
もにこの積分結果と所定の基準値とを比較し、予め与え
られていた所定の判断基準に従って、リードフレームへ
の荷重の印加もしくはリードフレームへの振動の印加の
いずれか一方またはこれらの両方の停止指令を発信する
工程を備えたものである。
【0018】この第9の発明に係るワイヤボンディング
方法は、ボンディングヘッド先端のキャピラリを介して
リードフレームの所定のリードまたはリードフレームに
接着された半導体チップのボンディングパッドに、外部
信号に基づく荷重指令信号の指示値に対応して荷重を印
加する工程と、外部信号に基づく振動発振信号に対応し
てボンディングヘッドに所定の振動を印加する工程と、
ボンディングヘッドの振動振幅に対応する値を検出し振
幅信号として出力する工程と、荷重指令信号の指示値に
対応する荷重信号と振幅信号に基づいて所定のエネルギ
ー量を演算し、演算されたエネルギー量に基づき負荷手
段もしくは振動発振手段のいずれか一方またはこれらの
両方を停止させる工程と、を備えたものである。
【0019】この第10の発明に係るワイヤボンディン
グ方法は、ボンディングヘッド先端のキャピラリを介し
てリードフレームの所定のリードもしくはリードフレー
ムに接着された半導体チップのボンディングパッドに、
外部信号に基づく荷重指令信号の指示値に対応する荷重
を印加する工程と、外部信号に基づく振動発振信号に対
応してボンディングヘッドに所定の振動を印加する工程
と、ボンディングヘッドの振動振幅に対応する値を検出
し振幅信号を出力する工程と、ボンディングヘッドの荷
重に対応する値を検出し荷重信号を出力する工程と、荷
重信号と振幅信号に基づいて所定のエネルギー量を演算
し、演算されたエネルギー量に基づき負荷手段もしくは
振動発振手段のいずれか一方またはこれらの両方を停止
させる工程と、を備えたものである。
【0020】この第11の発明に係るワイヤボンディン
グ方法は、第9の発明または第10の発明のいずれか一
つに係るワイヤボンディング方法において、荷重信号と
振幅信号に基づいて所定のエネルギー量を演算し、この
演算されたエネルギー量に基づき負荷手段もしくは振動
発振手段のいずれか一方またはこれらの両方を停止させ
る工程を、荷重信号と振幅信号とを乗算し、この乗算値
を積分するとともにこの積分結果と所定の基準値とを比
較し、予め与えられていた所定の判断基準に従って、リ
ードフレームへの荷重の印加もしくはボンディングヘッ
ドへの振動の印加のいずれか一方またはこれらの両方の
停止指令を発信する工程としたものである。
【0021】
【作用】第1の発明のように構成されたワイヤボンディ
ング装置は、荷重信号発生手段により出力された荷重信
号と振幅信号発生手段により出力された振幅信号とから
演算される所定のエネルギー量に基づき、負荷手段もし
くは振動発振手段のいずれか一方またはこれらの両方を
停止する停止信号を発信するデータ処理手段と、を備え
ているので、半導体チップが接着されているリードフレ
ームの設置状態に拘らず、接合エネルギーを均一にする
ことができる。
【0022】第2の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、外部信号に基づき荷重指令信号を発信
し、この荷重指令信号の指示値に対応する荷重信号と振
幅信号とから所定のエネルギー量を演算するデータ処理
手段とを備えているので、荷重計測手段なしで所定のエ
ネルギー量を演算することができる。
【0023】第3の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、キャピラリを介して印加された荷重を
検出して荷重信号を出力する荷重信号発生手段を有し、
この荷重信号発生手段から出力される荷重信号と振幅信
号とから所定のエネルギー量を演算するデータ処理手段
とを備えているので、実際のボンディング荷重により近
い荷重信号を使用して接合エネルギー量を演算すること
ができる。
【0024】第4の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、データ処理手段が、所定のエネルギー
量として荷重信号と振幅信号とを乗算しこの乗算値を積
分するとともにこの積分結果と予め与えられた基準値と
を比較し、予め与えられた判断基準に従って判断するの
で、適切なエネルギー指標で接合エネルギーを均一化
し、必要十分な接合エネルギーを付加することができ
る。
【0025】第5の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、電流検出装置からピークホールド回路
を介して入力される振動振幅とデータ処理装置の荷重指
令信号の指示値に基づく荷重信号とを使用し、乗算器、
積分器、および積分結果と予め記憶されていた設定基準
値とを比較する比較器により接合エネルギーの計算及び
比較判定を行なうので、システムの構成が簡単で、処理
速度が速くなる。
【0026】第6の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、電流検出装置からピークホールド回路
を介して入力される振動振幅と荷重検出装置からの荷重
信号を使用し、乗算器、積分器、および積分結果と予め
記憶されていた設定基準値とを比較する比較器により接
合エネルギーの計算及び比較判定を行なうので、実際の
接合エネルギーを指標としたシステムの構成が可能とな
り、処理速度が速くなる。
【0027】第7の発明のように構成されたワイヤボン
ディング方法は、ボンディングパッドを押圧する荷重に
対応する荷重信号とキャピラリの振動振幅に対応する振
幅信号とから演算される所定のエネルギー量に基づき、
負荷手段もしくは振動発振手段のいずれか一方またはこ
れらの両方を停止する工程とを備えているので、半導体
チップが接着されているリードフレームの設置状態に拘
らず、接合エネルギーを均一にすることができる。
【0028】第8の発明のように構成されたワイヤボン
ディング方法は、荷重信号と振幅信号とを乗算し、この
乗算値を積分し、この積分結果と所定の基準値とを比較
判断し、荷重の印加と振動の印加のいずれか一方または
両方の停止指令を発信するので、接合エネルギーとして
の適切で簡単な指標に基づき、接合エネルギーを均一に
し、必要十分な接合エネルギーを付加することができ
る。
【0029】第9の発明のように構成されたワイヤボン
ディング方法は、外部信号に基づく荷重指令信号の指示
値に対応する荷重信号と振動振幅に対応して検出された
振幅信号とに基づいて所定のエネルギー量を演算し、こ
のエネルギー量に基づき荷重の印加と振動の印加のいず
れか一方または両方の停止指令を発信するので、簡便な
方法で接合エネルギーを均一にすることができる。
【0030】第10の発明のように構成されたワイヤボ
ンディング方法は、ボンディングヘッドの荷重に対応し
て検出された荷重信号と振動振幅に対応して検出された
振幅信号とに基づいて所定のエネルギー量を演算し、こ
のエネルギー量に基づき荷重の印加と振動の印加のいず
れか一方または両方の停止指令を発信するので、実際の
荷重状態に即した接合エネルギーの評価方法で接合エネ
ルギーを均一にすることができる。
【0031】第11の発明のように構成されたワイヤボ
ンディング方法は、荷重信号と振動振幅とを乗算し、こ
の乗算値を積分するとともにこの積分結果と所定の基準
値とを比較し、予め与えられていた所定の判断基準に従
って、リードフレームへの荷重の印加もしくはボンディ
ングヘッドへの振動の印加のいずれか一方またはこれら
の両方の停止指令を発信するので、適切なエネルギー指
標で接合エネルギーを均一化し、必要十分な接合エネル
ギーを付加することができる。
【0032】
【実施例】
実施例1 図1はこの発明の一実施例であるワイヤボンディング装
置のブロック図である。図1において、1はUSホー
ン、2は振動子であって、圧電素子で構成されている。
3はキャピラリで、USホーン1、振動子2およびキャ
ピラリ3でボンディングヘッド30が構成される。
【0033】4は半導体チップ、5はリードフレーム、
6はヒータ、7は架台、8は振動発振手段としての超音
波電源、9はマイクロコンピュータ、10はワイヤ、1
1は負荷手段としてのリニアモータ、12は支点、13
はアンプ、14は振幅信号発生手段としての電流セン
サ、15は電流センサアンプ、16はピークホールド回
路、17は乗算器、18は積分器、19は比較器、20
はメモリで、マイクロコンピュータ9、ピークホールド
回路16、乗算器17、積分器18、比較器19および
メモリ20でデータ処理手段が構成されている。21は
接続部材、22は揺動台である。
【0034】支点12に支持されたUSホーンの先端に
はワイヤ10が挿通されたキャピラリ3が固着されてい
る。支点12を介してUSホーン1の後端には、USホ
ーン1に超音波振動(以下USと省略する。)を印加す
る振動子2が固着されている。 また支点12を介して
USホーン1の後端側に、このUSホーン1の後端に取
り付けられUSホーン1と一体的に動作する接続部材2
1と揺動台22との間にリニアモータ11が設けられて
いる。
【0035】この揺動台22には支点12の軸を支持す
る軸受が一体的に設けられており、この揺動台22は、
支点12の軸で支えられたボンディングヘッド30及び
接続部材21に配置されたリニアモータ11とともに一
体的に揺動運動ができ、この揺動運動によりキャピラリ
3を半導体チップ4の方向に下降させることができる。
従ってリニアモータ11は負荷をかけるために使用され
るものである。
【0036】ボンディングヘッド30のキャピラリ3先
端は架台7に対向して配置され、この架台7上にヒータ
6が設けられ、このヒータ6上に半導体チップ4が接着
されたリードフレーム5が載置されている。ボンディン
グヘッド30の振動子2と超音波電源8とは電流センサ
14を介して接続され、振動子2の駆動電力がこの超音
波電源8から供給される。超音波電源8にはマイクロコ
ンピュータ9からの振動発振信号としての超音波発振指
令、また停止信号が送られ、超音波電源8のオン/オフ
を行なうとともに、発信パワーレベルを設定する。超音
波電源8がオンされると、振動子2が超音波振動し、こ
の振動がUSホーン1で増幅されて、キャピラリ3先端
を振動させる。
【0037】さらに、マイクロコンピュータ9からアン
プ13に荷重指令信号b(t)が送られ、この荷重指令
信号b(t)に基づきアンプ13を介してリニアモータ
11がオン/オフされ、オン時に駆動電力が供給され
る。この荷重指令信号b(t)は、図1に示されるよう
にステップ信号である。このステップのレベルが駆動電
力の大きさに対応し、ボンディングヘッド30から印加
される荷重の大きさに対応している。
【0038】この荷重指令信号b(t)により、リニア
モータ11がオンすると支点12回りにボンディングヘ
ッド30が回動し、キャピラリ3が半導体チップ4を押
し付ける方向に負荷される。この実施例では、マイクロ
コンピュータ9からのこの荷重指令信号b(t)は分岐
し、荷重信号として乗算器17にも送られる。従って、
データ処理手段を構成するマイクロコンピュータ9は荷
重信号発生手段を兼ねていることになる。
【0039】一方、超音波電源8から振動子2への入力
電流は電流センサ14で検出され、入力電流に対応した
電流センサ14の出力は、電流センサアンプ15で増幅
され振幅検出信号i(t)としてピークホールド回路1
6に送られ、ピークホールド回路16により振幅検出信
号i(t)の正のピーク値を繋いだ振幅信号a(t)に
変換され、この振幅信号a(t)が乗算器17に送られ
る。乗算器17では、荷重信号としての荷重指令信号b
(t)と振幅信号a(t)とが乗算され、X(t)に変
換される。
【0040】積分器18では、乗算器17から送られて
きたX(t)を時間積分し、Y(t)に変換する。積分
器18で積分された結果の出力Y(t)は比較器19に
逐次送られる。この比較器19は、予めメモリ20に記
憶されていた設定基準値αが設定されており、この設定
基準値αと積分値Y(t)とを比較し、積分値Y(t)
が設定基準値αを越えると、比較器19からマイクロコ
ンピュータ9に比較完了信号が送られ、この比較完了信
号を受けて、マイクロコンピュータ9が超音波電源8へ
の停止信号およびアンプ13への荷重指令信号b(t)
をオフし、リニアモータ11を停止させる。
【0041】次に動作について説明する。図2はこの実
施例の動作を示すフロー図である。半導体チップ4が接
着されているリードフレーム5が、架台7上に位置決め
され、ワイヤボンディングしようとする半導体チップ4
が架台7上のヒータ6上に載置され、ヒータ6により加
熱される。次いでキャピラリ3先端にワイヤボールが形
成されたキャピラリ3が揺動台22の揺動により下降
し、キャピラリ3の先端が半導体チップ4に接触する
と、その接触を変位センサ(変位センサは図示せず)で
検出し、変位センサから下面検出信号が、マイクロコン
ピュータ9に送られる。
【0042】この下面検出信号を受けて、時刻taにマ
イクロコンピュータ9から荷重指令信号b(t)がアン
プ13に発信され、アンプ13を介してリニアモータ1
1に駆動電力が供給されてリニアモータ11が起動し、
図1においては支点12回りにボンディングヘッド30
が反時計回りに回動され、キャピラリ3の先端に形成さ
れたワイヤボールを介して、半導体チップ4のボンディ
ングパッドに押し付け力が負荷される。
【0043】時刻taのΔt後のtbにマイクロコンピュ
ータ9から超音波電源8に超音波発振指令が出され、所
定の発振パワーを指示するとともに超音波電源8をオン
し、振動子2に発振パワーを供給する。この振動子2の
超音波振動がUSホーン1で増幅され、キャピラリ3先
端はボンディングパッドに押し付けられた状態で、ボン
ディングパッド面に平行方向に超音波振動する。
【0044】振動子2は圧電素子で構成されており、超
音波電源8から電圧一定で、一定の駆動電力が印加され
ている。このためにUSホーン1先端が何らかの状況に
より機械的に拘束されると、圧電素子の電気抵抗が増加
し、超音波電源8から振動子2に流れる電流の振幅が減
少する。つまり、USホーン1先端の振動振幅と振動子
2に流れる電流の振幅とが対応することになる。
【0045】従ってUSホーン1先端に取り付けられた
キャピラリ3先端の振動振幅と振動子2に流れる電流の
振幅とが対応し、キャピラリ3先端の振動振幅と超音波
電源8から振動子2に供給される電流とが比例するの
で、この電流値が電流センサ14により振幅検出信号i
(t)として検出され、電流センサアンプ15で増幅し
た振幅検出信号i(t)が、ピークホールド回路16に
よって変換され振幅信号a(t)として乗算器17に入
力される。
【0046】振幅検出信号i(t)はt=tbにおいて
i(tb)=0の初期値を有する関数である。従ってa
(t)もt=tbにおいてa(tb)=0の初期値を有す
る関数となる。一方、マイクロコンピュータ9からアン
プ13に送られた荷重指令信号b(t)は分岐され、荷
重信号として乗算器17に入力される。乗算器17に入
力された振幅信号a(t)と荷重信号としての荷重指令
信号b(t)とは乗算され、乗算値X(t)に変換され
る。X(t)は超音波振動の振幅に対応する振幅信号a
(t)とキャピラリ3がワイヤボールを介して半導体チ
ップ4に印加する力に対応する荷重指令信号b(t)と
の積になり単位時間当たりのエネルギーの次元に対応す
る値である。
【0047】この乗算値X(t)は積分器18に送ら
れ、時間積分されY(t)に変換される。このY(t)
はt=tbにおいてY(tb)=0の初期値を有しt=t
bから時刻tまでワイヤボールに印加されたエネルギー
量に対応し、ワイヤボンディングの際の接合エネルギー
に対応する指標となる。この積分値Y(t)は比較器1
9に送られる。比較器19には予め所定の接合エネルギ
ーに相当する設定基準値αがマイクロコンピュータ9に
よりメモリ20に記憶されており、この設定基準値αが
比較器19に設定され、この設定基準値αと積分値Y
(t)とが比較器19で逐次比較される。
【0048】この設定基準値αを積分値Y(t)が越え
たときに、比較器19からマイクロコンピュータ9に比
較完了信号が送られ、この比較完了信号を受けて、マイ
クロコンピュータ9が超音波電源8への停止信号を送る
とともにアンプ13への荷重指令信号b(t)をオフ
し、リニアモータを停止させる。すなわち、超音波振動
の振幅とキャピラリ3がワイヤボールを介して半導体チ
ップ4に印加する力とにより、ワイヤボールに所定の接
合エネルギーが付与されたことになり、均一なエネルギ
ー量でワイヤボールがボンディングパッドに接着され
て、接合が完了したことになる。
【0049】この場合、キャピラリ3先端がリードフレ
ーム5の局部的な熱変形により拘束された状態になる
と、キャピラリ3先端の振動振幅が減少し、これがUS
ホーン1の先端での振動振幅を小さくすることになる。
このため超音波電源8から供給されている電流の振幅が
低下し、電流センサ14により検出された振幅検出信号
i(t)の振幅が小さくなる。これに対応して振幅信号
a(t)の値が低下し、振幅信号a(t)と荷重信号と
しての荷重指令信号b(t)とが乗算された乗算値X
(t)が小さくなる。
【0050】この実施例では接合エネルギーを均一にす
るためにX(t)の時間積分値Y(t)を評価の指標と
してしているので、キャピラリ3先端の振動振幅が減少
したとしても、Y(t)が設定基準値αを越えるまでの
時間が長くなり、キャピラリ3先端に与えられる振動の
継続時間が長くなり、ワイヤボールに付与される接合エ
ネルギーが一定に保たれる。この場合と逆にキャピラリ
3先端の振動振幅が増加した場合も同様の過程を経て、
この場合は振動の継続時間が短くなり、ワイヤボールに
付与される接合エネルギーが一定に保たれる。
【0051】すなわち、リードフレーム5の局部的な熱
変形があったとしても、ワイヤボンディングにおける接
合エネルギーを均一にすることができる。このためにこ
の実施例によれば、ワイヤボンディングの接合力が均一
に揃うことになり、信頼性の高い半導体装置を歩留り高
く得ることができる。
【0052】また、ワイヤボールを介して半導体チップ
4に印加する力に対応する量として、マイクロコンピュ
ータ9の荷重指令信号を用いてエネルギー演算を行なっ
ているので、特別な荷重計測装置を用いないでも所定の
エネルギー量を演算することができるから、装置の構成
が簡単になり、安価で高性能な装置を提供できる。
【0053】また、ピークホールド回路16、乗算器1
7、積分器18及び比較器19を別構成として備えてい
るので、処理速度の速く、生産効率の高い装置構成にす
ることができる。さらに、X(t)は単位時間当たりの
エネルギーの次元に対応する値で、このX(t)を時間
積分したY(t)を指標としているので、適切なエネル
ギー指標となるY(t)でワイヤボンディングの接合エ
ネルギーを均一化できるとともに、必要十分な接合エネ
ルギーを付加することができる。このため、特にチップ
構造の弱いデバイスに対しても歩留り良く、ワイヤボン
ディングを行なうことができる。
【0054】上記の説明では、比較完了信号に基づきマ
イクロコンピュータ9が超音波電源8への停止信号およ
びアンプ13への荷重指令信号b(t)をオフし、リニ
アモータを停止させるようにしたが、装置の構成によっ
てはいずれか一方のみを停止する構成としてもよい。図
3はこの発明の変形例を示す部分構成図である。図3に
おいて、23は変位センサである。電流センサ14及び
電流センサアンプ15を除いた他の構成は図1と同様で
ある。
【0055】ワイヤボンディングを行なうキャピラリ3
はUSホーン1の先端に固着されている。USホーン1
はその先端に向けて断面直径が減少して行く形状をして
いるため、USホーン1先端にキャピラリ3を固着した
ときの振動系は複雑になり、USホーン1先端の振動振
幅とキャピラリ3先端の振動振幅とが比例しない場合も
生ずることがある。このような場合には、電流センサ1
4で検出された出力をもってキャピラリ3の振動振幅と
し難い場合の発生する。そこでこの変位センサ23を使
用し、直接キャピラリ3の先端の変位をこの変位センサ
23により検出し、振幅検出信号i(t)とすることに
より、より実際に近いキャピラリ3の先端の振動振幅を
使用して乗算値X(t)を求めることができる。このよ
うにすると各ボンディングポイントにおいて、より実際
に近い接合エネルギーを指標として超音波電源8および
リニアモータを停止することができるから、各ボンディ
ングポイントの局部変形に対応して、接合エネルギーを
より実際的に均一化でき、信頼性の高い半導体装置を歩
留り高く製造することが出来る。
【0056】図4はこの発明の他の変形例を示す部分構
成図である。図4において、24は荷重信号発生手段と
しての荷重計測装置、25は歪みゲージ、26はアンプ
である。歪みゲージ25とアンプ26を使用した計測系
は荷重信号発生手段であり、ワイヤボールを介して半導
体チップ4に印加する力に対応して発生するUSホーン
1の歪みを計測して半導体チップ4に加わる負荷力を求
めるものである。
【0057】図4では荷重計測装置24、歪みゲージ2
5とアンプ26とを使用した計測系の両方が記載されて
いるが、どちらか一方でもよい。この構成では、マイク
ロコンピュータ9からの荷重指令信号を荷重信号とする
図1における構成に換えて、荷重計測装置24から、ま
たは歪みゲージ25からの荷重信号が乗算器17に入力
され、X(t)が計算される。この変形例においては、
実際の負荷力に対応する荷重信号を用いて、単位時間当
たりのエネルギー量が計算されるので、より実際に近い
接合エネルギーの指標が求められ、各ボンディングポイ
ントの局部変形に対応して、接合エネルギーをより実際
的に均一化でき、信頼性の高い半導体装置を歩留り高く
製造することが出来る。
【0058】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので以下に示すような効果がある。第1の発明の
ように構成されたワイヤボンディング装置は、荷重信号
発生手段により出力された荷重信号と振幅信号発生手段
により出力された振幅信号とから演算される所定のエネ
ルギー量に基づき、負荷手段もしくは振動発振手段のい
ずれか一方またはこれらの両方を停止する停止信号を発
信するデータ処理手段と、を備えているので、半導体チ
ップが接着されているリードフレームの設置状態に拘ら
ず、接合エネルギーを均一にすることができ、信頼性の
高い半導体装置を製造することが出来る。
【0059】第2の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、外部信号に基づき荷重指令信号を発信
し、この荷重指令信号の指示値に対応する荷重信号と振
幅信号とから所定のエネルギー量を演算するデータ処理
手段とを備えているので、荷重計測手段なしで所定のエ
ネルギー量を演算することができ、装置の構成を簡単に
することができ、安価で高性能な装置を提供できる。
【0060】第3の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、キャピラリを介して印加された荷重を
検出して荷重信号を出力する荷重信号発生手段を有し、
この荷重信号発生手段から出力される荷重信号と振幅信
号とから所定のエネルギー量を演算するデータ処理手段
とを備えているので、実際のボンディング荷重により近
い荷重信号を使用して接合エネルギー量を演算すること
ができ、信頼性の高い半導体装置を歩留り高く製造する
ことが出来る。
【0061】第4の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、データ処理手段が、所定のエネルギー
量として荷重信号と振幅信号とを乗算し、この乗算値を
積分するとともにこの積分結果と予め与えられた基準値
とを比較し、予め与えられた判断基準に従って判断する
ので、適切なエネルギー指標で接合エネルギーを均一化
できかつ必要十分な接合エネルギーを付加することがで
きるから、チップ構造の弱いデバイスに対しても歩留り
良く、ワイヤボンディングを行なうことができる。
【0062】第5の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、電流検出装置からピークホールド回路
を介して入力される振動振幅とデータ処理装置の荷重指
令信号の指示値に基づく荷重信号とを使用し、乗算器、
積分器、および積分結果と予め記憶されていた設定基準
値とを比較する比較器により接合エネルギーの計算及び
比較判定を行なうので、システムの構成が簡単で、処理
速度の速く、安価で生産効率の高い装置となる。
【0063】第6の発明のように構成されたワイヤボン
ディング装置は、電流検出装置からピークホールド回路
を介して入力される振動振幅と荷重検出装置からの荷重
信号を使用し、乗算器、積分器、および積分結果と予め
記憶されていた設定基準値とを比較する比較器により接
合エネルギーの計算及び比較判定を行なうので、実際の
接合エネルギーを指標としたシステムの構成が可能とな
り、処理速度が速く、歩留りが良く生産効率の高い装置
となる。
【0064】第7の発明のように構成されたワイヤボン
ディング方法は、ボンディングパッドを押圧する荷重に
対応する荷重信号とキャピラリの振動振幅に対応する振
幅信号とから演算される所定のエネルギー量に基づき、
負荷手段もしくは振動発振手段のいずれか一方またはこ
れらの両方を停止する工程とを備えているので、半導体
チップが接着されているリードフレームの設置状態に拘
らず、接合エネルギーを均一にすることができ、信頼性
の高い半導体装置を得ることが出来る。
【0065】第8の発明のように構成されたワイヤボン
ディング方法は、荷重信号と振幅信号とを乗算し、この
乗算値を積分し、この積分結果と所定の基準値とを比較
判断し、荷重の印加と振動の印加のいずれか一方または
両方の停止指令を発信するので、接合エネルギーとして
の適切で簡単な指標に基づき、接合エネルギーを均一に
かつ必要十分な接合エネルギーを付加することができ、
信頼性が高く、チップ構造の弱いデバイスに対しても歩
留りを高めることができる。
【0066】第9の発明のように構成されたワイヤボン
ディング方法は、外部信号に基づく荷重指令信号の指示
値に対応する荷重信号と振動振幅に対応して検出された
振幅信号とに基づいて所定のエネルギー量を演算し、こ
のエネルギー量に基づき荷重の印加と振動の印加のいず
れか一方または両方の停止指令を発信するので、簡便な
方法で接合エネルギーを均一にすることができ、信頼性
の高い半導体装置を安価に製造できる。
【0067】第10の発明のように構成されたワイヤボ
ンディング方法は、ボンディングヘッドの荷重に対応し
て検出された荷重信号と振動振幅に対応して検出された
振幅信号とに基づいて所定のエネルギー量を演算し、こ
のエネルギー量に基づき荷重の印加と振動の印加のいず
れか一方または両方の停止指令を発信するので、実際の
荷重状態に即した接合エネルギーの評価方法で接合エネ
ルギーを均一にし、信頼性の高い半導体装置を歩留り良
く製造できる。
【0068】第11の発明のように構成されたワイヤボ
ンディング方法は、荷重信号と振動振幅とを乗算し、こ
の乗算値を積分するとともにこの積分結果と所定の基準
値とを比較し、予め与えられていた所定の判断基準に従
って、リードフレームへの荷重の印加もしくはボンディ
ングヘッドへの振動の印加のいずれか一方またはこれら
の両方の停止指令を発信するので、適切なエネルギー指
標で接合エネルギーを均一化し、必要十分な接合エネル
ギーを付加することができ、信頼性が高く、チップ構造
の弱いデバイスに対しても歩留りを高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例であるワイヤボンディン
グ装置のブロック図である。
【図2】 この発明の一実施例であるワイヤボンディン
グ装置の動作を示すフロー図である。
【図3】 この発明の変形例を示す部分構成図である。
【図4】 この発明の他の変形例を示す部分構成図であ
る。
【図5】 従来のワイヤボンディング装置のブロック図
である。
【符号の説明】
30 ボンディングヘッド、 8 超音波電源、
14 電流センサ、9 マイクロコンピュータ、 1
6 ピークホールド回路、 17 乗算器、 18
積分器、 19 比較器、 20 メモリ、
23 変位センサ、 24 荷重計測装置、 25
歪みゲージ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤが挿通されるキャピラリをその先
    端に有するとともにこのキャピラリが架台に保持された
    リードフレームに対向するようにして配設されたボンデ
    ィングヘッドと、 このボンディングヘッドに振動を印加する振動発振手段
    と、 上記キャピラリを介してリードフレームの所定のリード
    または前記リードフレームに接着された半導体チップの
    ボンディングパッドに荷重を印加する負荷手段と、 上記ボンディングヘッドの振幅に対応する値を振幅信号
    として出力する振幅信号発生手段と、 上記ボンディングヘッドが上記キャピラリを介して上記
    リードまたはボンディングパッドを押圧する荷重に対応
    する荷重信号を出力する荷重信号発生手段と、 この荷重信号発生手段により出力された荷重信号と上記
    振幅信号発生手段により出力された振幅信号とから所定
    のエネルギー量を演算し、演算された前記エネルギー量
    に基づき上記負荷手段もしくは振動発振手段のいずれか
    一方またはこれらの両方を停止する停止信号を発信する
    データ処理手段と、を備えたワイヤボンディング装置。
  2. 【請求項2】 ワイヤが挿通されるキャピラリをその先
    端に有するとともにこのキャピラリが架台に保持された
    リードフレームに対向するようにして配設されたボンデ
    ィングヘッドと、 振動発振信号に対応して上記ボンディングヘッドに振動
    を印加する振動発振手段と、 荷重指令信号の指示値に対応する荷重信号に基づいて上
    記キャピラリを介してリードフレームの所定のリードま
    たは前記リードフレームに接着された半導体チップのボ
    ンディングパッドに荷重を印加する負荷手段と、 上記ボンディングヘッドの振幅に対応して振幅信号を出
    力する振幅信号発生手段と、 外部信号に基づき上記振動発振信号および上記荷重指令
    信号を発信し、この荷重指令信号の指示値に対応する荷
    重信号と上記振幅信号とから所定のエネルギー量を演算
    し、演算された前記エネルギー量に基づいて上記負荷手
    段もしくは振動発振手段のいずれか一方またはこれらの
    両方を停止させるデータ処理手段と、を備えたワイヤボ
    ンディング装置。
  3. 【請求項3】 ワイヤが挿通されるキャピラリをその先
    端に有するとともにこのキャピラリが架台に保持された
    リードフレームに対向するようにして配設されたボンデ
    ィングヘッドと、 振動発振信号に対応して上記ボンディングヘッドに振動
    を印加する振動発振手段と、 荷重指令信号の指示値に対応して上記キャピラリを介し
    てリードフレームの所定のリードまたは前記リードフレ
    ームに接着された半導体チップのボンディングパッドに
    荷重を印加する負荷手段と、 上記ボンディングヘッドの振幅に対応して振幅信号を出
    力する振幅信号発生手段と、 上記キャピラリを介して印加された荷重を検出して荷重
    信号を出力する荷重信号発生手段と、 外部信号により上記振動発振信号および上記荷重指令信
    号を発信し、上記荷重信号と上記振幅信号とから所定の
    エネルギー量を演算し、演算された前記エネルギー量に
    基づき上記負荷手段もしくは振動発振手段のいずれか一
    方またはこれらの両方を停止させるデータ処理手段と、
    を備えたワイヤボンディング装置。
  4. 【請求項4】 上記データ処理手段は、所定のエネルギ
    ー量として荷重信号と振幅信号とを乗算しこの乗算値を
    積分するとともにこの積分結果と予め与えられた基準値
    とを比較し、予め与えられた判断基準に従って判断し、
    上記負荷手段によるリードフレームへの荷重の印加もし
    くは振動発振手段によるリードフレームへの振動の印加
    のいずれか一方またはこれらの両方の停止指令を発信す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載のワイヤボンディング装置。
  5. 【請求項5】 ワイヤが挿通されるキャピラリをその先
    端に有するとともにこのキャピラリが架台に保持された
    リードフレームに対向するようにして配設されたボンデ
    ィングヘッドと、 超音波発振指令に基づき上記ボンディングヘッドに振動
    を印加する超音波電源と、 荷重指令信号の指示値に基づき、上記キャピラリを介し
    てリードフレームの所定のリードまたは前記リードフレ
    ームに接着された半導体チップのボンディングパッドに
    荷重を印加するリニアモータと、 上記超音波電源からボンディングヘッドに印加される電
    流を検出しこの電流値に対応する信号を出力する電流検
    出装置と、 この電流検出装置からの出力信号に基づく信号のピーク
    値を繋ぐピークホールド回路を介して入力される入力信
    号と上記荷重指令信号の指示値に基づく荷重信号とを乗
    算する乗算器、この乗算器からの出力を積分する積分
    器、およびこの積分器の出力と予め記憶されていた設定
    基準値とを比較し上記積分器の出力と上記設定基準値と
    が所定の関係になった場合に比較完了信号を発信する比
    較器を有し、上記比較完了信号に基づき上記超音波発振
    指令もしくは荷重指令信号のいずれか一方またはこれら
    の両方の停止指令を出すとともに外部信号に基づいて上
    記超音波発振指令と上記荷重指令信号とを発信するデー
    タ処理装置と、を備えたワイヤボンディング装置。
  6. 【請求項6】 ワイヤが挿通されるキャピラリをその先
    端に有するとともにこのキャピラリが架台に保持された
    リードフレームに対向するようにして配設されたボンデ
    ィングヘッドと、 超音波発振指令に基づき上記ボンディングヘッドに振動
    を印加する超音波電源と、 荷重指令信号の指示値に基づき、上記キャピラリを介し
    てリードフレームの所定のリードまたは前記リードフレ
    ームに接着された半導体チップのボンディングパッドに
    荷重を印加するリニアモータと、 上記超音波電源からボンディングヘッドに印加される電
    流を検出しこの電流値に対応する信号を出力する電流検
    出装置と、 上記キャピラリを介してリードフレームの所定のリード
    または前記リードフレームに接着された半導体チップの
    ボンディングパッドに印加された荷重を検出し、荷重信
    号を出力する荷重検出装置と、 この荷重検出装置からの荷重信号と上記電流検出装置か
    らの出力信号に基づく信号のピーク値を繋ぐピークホー
    ルド回路を介して入力される入力信号とを乗算する乗算
    器、この乗算器からの出力を積分する積分器、およびこ
    の積分器の出力と予め記憶されていた設定基準値とを比
    較し上記積分器の出力と上記設定基準値とが所定の関係
    になった場合に比較完了信号を発信する比較器を有し、
    上記比較完了信号に基づき上記超音波発振指令もしくは
    荷重指令信号のいずれか一方またはこれらの両方の停止
    指令を出すとともに外部信号に基づいて上記超音波発振
    指令と上記荷重指令信号とを発信するデータ処理装置
    と、を備えたワイヤボンディング装置。
  7. 【請求項7】 架台に保持されたリードフレームの所定
    のリードまたは前記リードフレームに接着された半導体
    チップのボンディングパッドに、ボンディングヘッドの
    先端に配設されるとともにワイヤが挿通されたキャピラ
    リを介して荷重を印加する工程と、 荷重を印加するキャピラリにボンディングヘッドを介し
    て振動を印加する工程と、 ボンディングパッドを押圧する荷重に対応する荷重信号
    と上記キャピラリの振動振幅に対応する振幅信号とから
    演算される所定のエネルギー量に基づき、上記負荷手段
    もしくは振動発振手段のいずれか一方またはこれらの両
    方を停止する工程と、を備えたワイヤボンディング方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、ボンディングパッド
    を押圧する荷重に対応する荷重信号と上記キャピラリの
    振動振幅に対応する振幅信号とから演算される所定のエ
    ネルギー量に基づき、上記負荷手段もしくは振動発振手
    段のいずれか一方またはこれらの両方を停止する上記工
    程に換えて、 ボンディングパッドを押圧する荷重に対応する荷重信号
    と上記キャピラリの振動振幅に対応する振幅信号とを乗
    算し、この乗算値を積分するとともにこの積分結果と所
    定の基準値とを比較し、予め与えられていた所定の判断
    基準に従って、リードフレームへの荷重の印加もしくは
    リードフレームへの振動の印加のいずれか一方またはこ
    れらの両方の停止指令を発信する工程を備えたワイヤボ
    ンディング方法。
  9. 【請求項9】 ボンディングヘッド先端のキャピラリを
    介してリードフレームの所定のリードまたは前記リード
    フレームに接着された半導体チップのボンディングパッ
    ドに、外部信号に基づく荷重指令信号の指示値に対応し
    て荷重を印加する工程と、 外部信号に基づく振動発振信号に対応して上記ボンディ
    ングヘッドに所定の振動を印加する工程と、 上記ボンディングヘッドの振動振幅に対応する値を検出
    し振幅信号として出力する工程と、 上記荷重指令信号の指示値に対応する荷重信号と上記振
    幅信号に基づいて所定のエネルギー量を演算し、演算さ
    れた前記エネルギー量に基づき上記負荷手段もしくは振
    動発振手段のいずれか一方またはこれらの両方を停止さ
    せる工程と、を備えたワイヤボンディング方法。
  10. 【請求項10】 ボンディングヘッド先端のキャピラリ
    を介してリードフレームの所定のリードもしくは前記リ
    ードフレームに接着された半導体チップのボンディング
    パッドに、外部信号に基づく荷重指令信号の指示値に対
    応する荷重を印加する工程と、 外部信号に基づく振動発振信号に対応して上記ボンディ
    ングヘッドに所定の振動を印加する工程と、 上記ボンディングヘッドの振動振幅に対応する値を検出
    し振幅信号を出力する工程と、 上記ボンディングヘッドの荷重に対応する値を検出し荷
    重信号を出力する工程と、 上記荷重信号と上記振幅信号に基づいて所定のエネルギ
    ー量を演算し、演算された前記エネルギー量に基づき上
    記負荷手段もしくは振動発振手段のいずれか一方または
    これらの両方を停止させる工程と、を備えたワイヤボン
    ディング方法。
  11. 【請求項11】 荷重信号と振幅信号に基づいて所定の
    エネルギー量を演算し、この演算されたエネルギー量に
    基づき負荷手段もしくは振動発振手段のいずれか一方ま
    たはこれらの両方を停止させる上記工程が、荷重信号と
    振幅信号とを乗算し、この乗算値を積分するとともにこ
    の積分結果と所定の基準値とを比較し、予め与えられて
    いた所定の判断基準に従って、リードフレームへの荷重
    の印加もしくはボンディングヘッドへの振動の印加のい
    ずれか一方またはこれらの両方の停止指令を発信する工
    程であることを特徴とする請求項9または請求項10の
    いずれか1項に記載のワイヤボンディング方法。
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