JPH08330644A - 磁気検出素子及び磁気ヘッド - Google Patents

磁気検出素子及び磁気ヘッド

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JPH08330644A
JPH08330644A JP7129888A JP12988895A JPH08330644A JP H08330644 A JPH08330644 A JP H08330644A JP 7129888 A JP7129888 A JP 7129888A JP 12988895 A JP12988895 A JP 12988895A JP H08330644 A JPH08330644 A JP H08330644A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気インピーダンス効果を利用した磁気検出
素子において、安定して高い出力が得られ、製造が容易
で安価に製造できる構成を提供する。 【構成】 非磁性基板10上に、素子本体としての高透
磁率磁性膜12が形成される。磁性膜12は、外部磁界
Hexの検出方向に沿った複数本の直線部分が所定間隔で
平行に並び、順次折り返すように連結され、電気的に直
列接続されたつづら折り状パターンに形成されており、
さらに磁化容易軸方向が磁界検出方向に対し膜面内で垂
直な矢印B方向になるように磁気異方性が付けられてい
る。磁性膜12の両端の端子部12A,12Bから高周
波電流を印加し、外部磁界Hexにより端子部12A,1
2B間に発生するインピーダンスの変化が電気信号に変
換され出力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁界検出を行なう磁気
検出素子、及び磁気記録媒体に記録された磁気記録情報
の再生を行なう磁気ヘッドに関し、特に磁気インピーダ
ンス効果を利用した磁気検出素子および磁気ヘッドに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の磁気センサーは、情報機器や計測
・制御機器等の急速な発展に伴い、多様化してきたが、
今後更に小型高精度化が期待されている。
【0003】磁気ヘッドの分野ではディジタル磁気記録
機器の小型化が進み、例えば、コンピュータの外部記憶
装置のハードディスクやディジタルオーディオのディジ
タルコンパクトカセット(DCC)に於いて、従来の誘
導型の磁気ヘッドではトラック幅及び相対速度の減少に
よるS/Nの低下が生じるため、再生ヘッドにMR素子
(磁気抵抗効果素子)が使われている。しかし、MR素
子は媒体の速度依存性が無く、低速での出力の取り出し
に向いているが、抵抗変化率が数%しかないため、将来
の高密度化の為には更に感度の高い素子の開発が望まれ
ている。
【0004】また、磁気エンコーダー等のセンサーの分
野でも着磁媒体の磁化ピッチの縮小により、外部に漏れ
る磁束が極端に小さくなり、MR素子でも感度不足が問
題となりつつある。
【0005】そこで、最近注目を集めているのが特開平
6−281712号に開示されているアモルファスワイ
ヤーによる磁気インピーダンス効果(以下、MI効果と
略す)を利用した素子である。MI効果とは、磁性体に
MHz帯域の高周波電流を流すと外部磁界により磁性体
のインピーダンスが変化し、それにより磁性体の両端の
電圧の振幅が数ガウスの微小磁界で数十%変化する現象
である。
【0006】MI効果を利用した素子の利点は、磁性体
の長さ方向に励磁しないため反磁界の影響が無く素子の
長さを1mm以下程度に短くでき小型化に適しているこ
と、また、磁束検出の分解能が、MR素子が0.1Oe
の低感度に対して、10-5Oe程度の高感度が得られる
ことである。また、インピーダンス変化量もMR素子が
3%程度に対し、MI効果を利用した素子は数10%オ
ーダーの変化が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記MI効果による素
子の機能はアモルファスワイヤーで見いだされたもので
あり、アモルファスワイヤーは材料として生産性は優れ
ている。しかし、磁気ヘッドの様な微小磁化を扱う場
合、断面が円であることや径が30ミクロン程度にしか
小さくできないため、誘導型磁気ヘッドの磁気ギャップ
に当たる磁気記録媒体接触部で適切な形状が得られず、
要求されるトラック幅が得られず、ギャップ幅に対応す
る厚さも得られない。
【0008】また、図11に示すように、磁気記録媒体
111の微小な磁化は磁束が還流しやすく、MI効果を
利用した磁気検出素子112は媒体111に対し垂直に
配置されるので、磁気検出素子112の奥に行くに従い
磁束密度が低下する。これにより、素子全体の感度(イ
ンピーダンス変化量)が得られないという問題が生ず
る。素子の長さを短くすれば、素子全体の感度は向上す
るが、インピーダンスそのものの絶対値が小さくなり、
両端電圧またはLC発振回路での出力が低下し、動作も
不安定になってしまう。
【0009】さらに取り扱いの点でもアモルファスワイ
ヤーは、数10ミクロンの径では曲がりやすく位置出し
や端子の取り出しなどの作業が困難であり、素子の製造
が容易でないという問題があった。
【0010】そこで本発明の課題は、MI効果を利用し
た磁気検出素子及び磁気ヘッドにおいて上記のような問
題を解決し、安定して高い出力が得られ、素子本体の取
り扱い上の問題がなくて製造が容易であり、特に磁気ヘ
ッドでは磁気ギャップに相当する磁性体の媒体接触部で
トラック幅を所望に設定できるとともに、ギャップ幅に
対応する厚さも所望に設定できる構成を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、MI効果を利用した磁気検出素子
であって、非磁性基板上に高透磁率磁性膜を形成して構
成され、前記高透磁率磁性膜は、磁界検出方向に沿った
複数本の直線部分が所定間隔で平行に並び、順次折り返
すように連結され、電気的に直列接続されたつづら折り
状パターンに形成され、且つ磁化容易軸方向が磁界検出
方向に対し膜面内で垂直な方向になるように磁気異方性
が付けられており、該高透磁率磁性膜の両端部から高周
波電流を印加し外部磁界により前記両端部間に発生する
インピーダンスの変化を電気信号に変換して出力を得ら
れるようにした構成を採用した。
【0012】また、本発明によれば、MI効果を利用し
た再生用の磁気ヘッドであって、先端面が磁気記録媒体
摺動面として形成された非磁性基板の前記摺動面に対し
略垂直な表面に第1と第2の高透磁率磁性膜を形成して
構成され、第1の高透磁率磁性膜は、前記摺動面から離
間して、前記摺動面に対し垂直な方向に沿った複数本の
直線部分が所定間隔で平行に並び、順次折り返すように
連結され、電気的に直列接続されたつづら折り状パター
ンに形成され、且つ磁化容易軸方向が膜面内で前記摺動
面に略平行な方向になるように磁気異方性が付けられて
おり、第2の高透磁率磁性膜は、前記第1の高透磁率磁
性膜のつづら折り状パターンの前記摺動面側の折り返し
部と絶縁膜を挟んで重なり、前記摺動面まで延びるよう
に形成され、前記第1の高透磁率磁性膜の両端部より高
周波電流を印加し、磁気記録媒体から前記第2の高透磁
率磁性膜を介して前記第1の高透磁率磁性膜に印加され
る磁界により前記第1の高透磁率磁性膜の両端部間に発
生するインピーダンスの変化を電気信号に変換して再生
出力を得られるようにした構成を採用した。
【0013】
【作用】上記本発明の磁気検出素子の構成によれば、素
子本体としての高透磁率磁性膜をつづら折り状パターン
とすることで、MI効果の感度を上げるために素子本体
の磁界検出方向の長さを短くしても、インピーダンスの
絶対値を稼ぐことができ、安定した高い出力が得られ
る。
【0014】また、素子本体は非磁性基板上に成膜され
た高透磁率磁性膜からなるので、アモルファスワイヤー
の様な取り扱い上の問題はない。
【0015】また、上記本発明の磁気ヘッドの構成によ
れば、上記本発明の磁気検出素子と同様の作用により安
定した高い出力が得られる。また、媒体摺動面に露出す
る第2の高透磁率磁性膜の端部の幅と厚さの設定によ
り、トラック幅とギャップ幅に対応する寸法を所望に設
定できる。
【0016】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。なお、各実施例の図において共通ないし対応する部
分には共通の符号を付してある。第2実施例以下で第1
実施例と共通の部分の説明は省略する。
【0017】[第1実施例]図1〜図3は本発明の第1
実施例として、MI効果を利用した磁気検出素子の実施
例を説明するもので、まず図1は素子全体の構造を示し
ている。
【0018】図1において、10は非磁性基板であり、
チタン酸カルシウム(Ti−Ca系セラミック)、酸化
物ガラス、チタニア、アルミナ等で形成される。
【0019】非磁性基板10の上面に、磁気検出素子本
体として、つづら折り状パターンの高透磁率磁性膜(以
下、磁性膜と略す)12がFe−Co−B系アモルファ
ス、Fe−C系、Fe−N系の微結晶膜等の磁性膜とし
て真空成膜技術により形成されている。磁性膜12の厚
さは薄すぎるとMI効果が低下し、また厚すぎるとイン
ピーダンスが低下するため1μm〜20μmの間で設定
するのがよい。
【0020】磁性膜12のつづら折り状パターンは、図
2に示すように、検出対象の外部磁界Hexが印加される
方向である磁界検出方向に沿った複数本の所定長の直線
部分が所定間隔で平行に並び、順次折り返すように隣り
合う直線部分の端部が折り返し部12C,12Dとして
垂直に屈曲して連結され、全体として電気的に直列接続
されたパターンとなっている。そのパターンの両端には
長方形の端子部12A,12Bが形成されている。
【0021】また磁性膜12は、磁化容易軸方向が外部
磁界Hexの印加される磁界検出方向に対し膜面内で垂直
な方向である図1中の矢印B方向になるように、成膜後
の磁場中冷却等により磁気異方性をつけておく。
【0022】このような構成で、外部磁界Hexの検出時
には、磁性膜12に対し両端の端子部12A,12Bか
ら高周波電流を印加する。外部磁界Hexの強さに応じて
端子部12A,12B間のインピーダンスが変化し、こ
の変化を電気信号に変換して出力が得られるようになっ
ている。
【0023】ここで磁性膜12のつづら折り状のパター
ンでは、図1のA−A’線に沿う断面である図3に示す
とおり、隣り合うパターン直線部121,122,12
3に流れる電流は図の矢印の通り交互に逆方向となり、
パターン直線部のそれぞれの周囲に発生する磁界は符号
13A〜13Cで示す様になる。この磁界は磁性膜12
内に還流磁束を形成し、素子のインダクタンスを形成す
る。パターン直線部の間隔Dmを狭くしても磁界13A
〜13C間の干渉等の悪影響はほとんど無く、所定のイ
ンダクタンスを得るためにパターン直線部の幅Wp、厚
さtmとともに自由に選択できる。
【0024】つづら折り状パターンにより断面積が小さ
くなることで単位体積あたりのインダクタンスが増加す
ることと、つづら折りによる総延長を稼ぐ効果より、素
子本体の全体としての磁界検出方向の長さが短くても大
きなインダクタンスを稼ぐことが可能となり、インピー
ダンスの絶対値を稼ぐことが可能となる。また、素子本
体の磁界検出方向の長さをほとんどMR素子並に短くで
き、微小磁化に対し優れたMI効果を発揮できる。
【0025】次に以上のような本実施例の磁気検出素子
を試作し、特性を試験した結果を述べる。磁性膜12は
Fe−Ta−C系磁性膜とし、つづら折りの回数7回、
パターン直線部の幅10μm、厚さ5μm、パターン直
線部の間隔10μm、直線部の長さ0.2mmとして形
成した。インピーダンスの測定は、磁性膜12の両端よ
り100MHzの高周波電流を流し、両端電圧の変化を
調べた。外部磁界はヘルムホルツコイルで印加し、±2
5Oeの範囲で変化させた。
【0026】結果は、まず100MHzのインダクタン
スLが58nHあり、その時のQ値は5.5であった。
これに対し従来の径30μmのFe−Co−Bアモルフ
ァスワイヤーの場合は1mmの長さでL45nH、Q
5.8であり、本実施例の素子では長さが0.2mmと
短いながら、L,Q共に高い数値が得られた。インピー
ダンスの変化量も本実施例の素子は外部磁界Hex=8O
eで62%の変化を示し、良好な変化を示した。
【0027】このようにして本実施例の磁気検出素子で
は安定して高い出力が得られる。また、素子本体は磁性
膜であるので、アモルファスワイヤーの場合のような取
り扱い上の問題がなく、素子の製造が容易となり、1個
のブロックから1度に多数個の素子を得る多数個取りも
可能であり、安価に製造できる。
【0028】[第2実施例]次に図4は第2実施例の磁
気検出素子の構造を示している。本実施例では、第1実
施例と同様に非磁性基板10上につづら折り状パターン
の磁性膜12を形成した上に、その端子部に12A,1
2Bと折り返し部12C,12D上にCu,Au膜等の
導電膜18A〜18Dを形成している。
【0029】このような構造によれば、導電膜18A〜
18Dによって端子部12A,12Bと折り返し部12
C,12Dの磁気インピーダンス効果を消し、外部磁界
Hexが印加される磁界検出方向に沿ったパターン直線部
のみの磁界検出機能を使用し、磁界検出方向の磁気イン
ピーダンス効果を忠実に引き出し、検出感度を上げるこ
とができる。
【0030】[第3実施例]次に図5は第3実施例の磁
気検出素子の構造を示している。本実施例では、第1実
施例と同様に非磁性基板10上につづら折り状パターン
の磁性膜12を形成した上に、つづら折り状パターンの
隙間のそれぞれに直線状の高透磁率磁性膜20を形成し
ている。
【0031】このような構造によれば、外部磁界Hexの
印加方向の素子本体全体の磁気抵抗を下げ、外部磁界H
exの検出感度を上げることができる。なお、本実施例の
つづら折り状パターンの隙間に直線状の磁性膜20を配
する構造を第2実施例の構造に適用してもよい。
【0032】[第4実施例]次に、第4実施例として、
第1実施例の構成を変更して再生用の磁気ヘッドとした
実施例を図6〜図10により説明する。
【0033】図6,図7に示す磁気ヘッドの構成におい
て、非磁性基板10の先端面10Aは、不図示の磁気記
録媒体が矢印で示す図中上方向に摺動する媒体摺動面と
して形成される。その基板10の媒体摺動面10Aに垂
直な表面において前述のつづら折り状パターンの磁性膜
12が第1の高透磁率磁性膜として媒体摺動面10Aか
ら離間して形成されている。磁性膜12のつづら折り状
パターンの向きは、所定間隔で複数本平行に並ぶパター
ン直線部が媒体摺動面10Aに対し垂直になる向きにさ
れている。また、磁性膜12は、磁化容易軸方向が図6
中矢印Bで示すように膜面内で媒体摺動面10Aに平行
になるように磁気異方性が付けられている。
【0034】一方、磁性膜12のつづら折り状パターン
の媒体摺動面10A側の折り返し部12Cの下に、Si
2,Cr23等の酸化物の絶縁膜14を挟んで第2の
高透磁率磁性膜16が重なるように形成されており、磁
性膜12に対し磁気的に接続され、電気的には絶縁膜1
4により絶縁されている。そして磁性膜16は折り返し
部12Cの下から媒体摺動面10Aの縁まで延び、先端
が媒体摺動面10Aに露出するように形成されており、
この先端に対し不図示の磁気記録媒体がその膜面に垂直
な図中上方向に摺動する。
【0035】磁性膜16は、磁気記録媒体の記録磁化の
磁界を磁性膜12へ導くためのものである。磁性膜16
としては、センダスト,パーマロイ,アモルファス,F
e−N系またはFe−C系の微結晶膜等が採用される。
媒体摺動面10Aに露出する磁性膜16の先端部の厚さ
は誘導型磁気ヘッドの磁気ギャップのギャップ幅に相当
する。また、磁性膜16の先端部の幅Wtはトラック幅
となるが、第1の磁性膜12と重なる接続部の幅Wmよ
り絞り込まれている。
【0036】また、図7の断面図に示す第1と第2の磁
性膜12,16の重なる接続部の幅Wgは、接続部のギ
ャップの磁気抵抗増加と第1の磁性膜12の折り返し部
12Cで不要なインピーダンスが生じないように決定さ
れ、0〜100μmの範囲で選択する。
【0037】なお、図6,図7では磁性膜16が磁性膜
12の折り返し部12Cの下に重なっているが、上に重
なるようにしても機能としては何ら問題は無い。
【0038】また、磁性膜12,16間の絶縁膜14の
厚さは、下限は絶縁効果の得られる0.05μmとし、
磁性膜12,16の接続部の磁気抵抗が大きくならない
1μmの厚さを上限として選択するのが好ましい。
【0039】このような構成のもとに、再生時には、不
図示の磁気記録媒体が媒体摺動面10Aに対し摺動する
とともに、第1の磁性膜12に対し両端の端子部12
A,12Bから高周波電流が印加される。そして磁気記
録媒体の記録磁化の磁界が第2の磁性膜16を介して第
1の磁性膜12に印加され、その磁界により磁性膜12
の端子部12A,12B間のインピーダンスが変化し、
この変化を電気信号に変換して再生出力が得られるよう
になっている。
【0040】そして第1実施例と同様の作用により本実
施例の磁気ヘッドは高感度かつインピーダンスを稼ぐこ
とができ、安定した高い再生出力が得られる。また、同
様に製造が容易であり、多数個取りも可能である。
【0041】なお、媒体摺動面10Aに露出する第2の
磁性膜16は絶縁膜14により第1の磁性膜12と絶縁
されているので、第1の磁性膜12に印加される高周波
電流が第2の磁性膜16を介して媒体側に流出する心配
は無い。
【0042】また、本実施例の磁気ヘッドでは、媒体摺
動面10Aに露出する磁性膜16の先端の幅Wtの設定
によりトラック幅を所望に設定できる。また、誘導型磁
気ヘッドのギャップ幅に対応する磁性膜16の媒体摺動
面10Aに露出する先端部の厚さも所望に設定できる。
例えば、図8に示す様に、磁性膜16の媒体摺動面10
Aに露出する先端部の厚さTgを第1の磁性膜12に重
なる残りの部分の厚さTmより薄くすることでギャップ
幅に対応する厚さを薄くし、微小磁化に対する形状ロス
を改善する事も可能である。
【0043】なお、媒体摺動面10Aに対し垂直な方向
の第1の磁性膜12のパターン直線部の長さが短い場合
には、磁性膜12内の反磁界が大きくなり感度の低下が
生ずる場合が考えられる。その場合は、図9に示すとお
り、第3の高透磁率磁性膜22を、磁性膜12の媒体摺
動面と反対側の折り返し部12Dと端子部12A,12
Bの下に不図示の絶縁膜を挟んで重なり、媒体摺動面と
反対側に延びるように形成することで改善できる。
【0044】また、第1の磁性膜12,第2の磁性膜1
6,絶縁膜14からなる素子本体を図10に示すように
非磁性基板10の表面に複数並設することによりマルチ
トラックヘッドも容易に構成できる。この場合、隣り合
う素子本体どうしの対向面積が非常に小さいためクロス
トークを防止することができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気検出素子によれば、非磁性基板上に素子本体とし
て高透磁率磁性膜をつづら折り状パターンに形成するこ
とで、素子本体全体の磁界検出方向の長さを短くしても
インピーダンスの絶対値を確保することができ、微小磁
化に対する素子本体のインピーダンス変化効率も向上さ
せることができ、安定した高い出力が得られる。また、
従来のアモルファスワイヤーが微小磁化に対応できなか
った断面形状、取り扱い上の問題は解消でき、製造が容
易であり、多数個取りも可能で安価に提供できる。また
素子本体の磁界検出方向の長さをほとんどMR素子なみ
に短くできることで、微小磁化に対しても優れたMI効
果を発揮でき、MR素子に代わり新しい用途を拡大でき
る。
【0046】また、本発明の磁気ヘッドによれば、非磁
性基板の磁気記録媒体摺動面に対し略垂直な表面に第1
と第2の高透磁率磁性膜を形成して構成され、第1の高
透磁率磁性膜は媒体摺動面から離間してつづら折り状パ
ターンに形成され、第2の高透磁率磁性膜は第1の高透
磁率磁性膜のつづら折り状パターンの媒体摺動面側の折
り返し部と絶縁膜を挟んで重なり、媒体摺動面まで延び
るように形成された構成により、本発明の磁気検出素子
と同様に安定した高い再生出力が得られ、製造も容易で
多数個取りも可能であり、安価に提供できる。またマル
チヘッド化も容易である。さらに、媒体摺動面に露出す
る第2の高透磁率磁性膜の端部の幅と厚さの設定により
トラック幅とギャップ幅に対応する寸法を所望に設定で
き、応用範囲が広いという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の磁気検出素子の構造を示
す斜視図である。
【図2】同素子の本体の高透磁率磁性膜のつづら折り状
パターンを示す平面図である。
【図3】同素子の駆動時におけるつづら折り状パターン
の直線部における電流と磁界の様子を示す説明図であ
る。
【図4】第2実施例の磁気検出素子の構造を示す平面図
である。
【図5】第3実施例の磁気検出素子の構造を示す平面図
である。
【図6】第4実施例の磁気ヘッドの構造を示す斜視図で
ある。
【図7】同磁気ヘッドの媒体摺動面側の端部の断面図で
ある。
【図8】同磁気ヘッドにおいて媒体摺動面に露出する第
2の高透磁率磁性膜の先端部の厚さを薄くした場合を示
す断面図である。
【図9】同磁気ヘッドの変形例を示す斜視図である。
【図10】同磁気ヘッドをマルチトラック化した場合を
示す斜視図である。
【図11】従来の問題点を説明するもので、磁気検出素
子に対する磁気記録媒体の微小磁化からの磁束の印加の
様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10 非磁性基板 12 高透磁率磁性膜 12A,12B 端子部 12C,12D 折り返し部 121〜123 パターン直線部 14 絶縁膜 16 高透磁率磁性膜 18A〜18D 導電膜 20 高透磁率磁性膜

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気インピーダンス効果を利用した磁気
    検出素子であって、 非磁性基板上に高透磁率磁性膜を形成して構成され、 前記高透磁率磁性膜は、磁界検出方向に沿った複数本の
    直線部分が所定間隔で平行に並び、順次折り返すように
    連結され、電気的に直列接続されたつづら折り状パター
    ンに形成され、且つ磁化容易軸方向が磁界検出方向に対
    し膜面内で垂直な方向になるように磁気異方性が付けら
    れており、 該高透磁率磁性膜の両端部から高周波電流を印加し外部
    磁界により前記両端部間に発生するインピーダンスの変
    化を電気信号に変換して出力を得られるようにしたこと
    を特徴とする磁気検出素子。
  2. 【請求項2】 前記高透磁率磁性膜の厚さが1μm〜2
    0μmであることを特徴とする請求項1に記載の磁気検
    出素子。
  3. 【請求項3】 前記高透磁率磁性膜のつづら折り状パタ
    ーンの折り返し部上に導電膜を設けたことを特徴とする
    請求項1または2に記載の磁気検出素子。
  4. 【請求項4】 前記高透磁率磁性膜のつづら折り状パタ
    ーンの両端部上に導電膜を設けたことを特徴とする請求
    項1から3までのいずれか1項に記載の磁気検出素子。
  5. 【請求項5】 前記高透磁率磁性膜のつづら折り状パタ
    ーンの隙間に略直線状の高透磁率磁性膜を設けたことを
    特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の
    磁気検出素子。
  6. 【請求項6】 磁気インピーダンス効果を利用した再生
    用の磁気ヘッドであって、 先端面が磁気記録媒体摺動面として形成された非磁性基
    板の前記摺動面に対し略垂直な表面に第1と第2の高透
    磁率磁性膜を形成して構成され、 第1の高透磁率磁性膜は、前記摺動面から離間して、前
    記摺動面に対し垂直な方向に沿った複数本の直線部分が
    所定間隔で平行に並び、順次折り返すように連結され、
    電気的に直列接続されたつづら折り状パターンに形成さ
    れ、且つ磁化容易軸方向が膜面内で前記摺動面に略平行
    な方向になるように磁気異方性が付けられており、 第2の高透磁率磁性膜は、前記第1の高透磁率磁性膜の
    つづら折り状パターンの前記摺動面側の折り返し部と絶
    縁膜を挟んで重なり、前記摺動面まで延びるように形成
    され、 前記第1の高透磁率磁性膜の両端部より高周波電流を印
    加し、磁気記録媒体から前記第2の高透磁率磁性膜を介
    して前記第1の高透磁率磁性膜に印加される磁界により
    前記第1の高透磁率磁性膜の両端部間に発生するインピ
    ーダンスの変化を電気信号に変換して再生出力を得られ
    るようにしたことを特徴とする磁気ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記絶縁膜の厚さが0.05μm〜1μ
    mであることを特徴とする請求項6に記載の磁気ヘッ
    ド。
  8. 【請求項8】 前記第1と第2の高透磁率磁性膜の重な
    る部分の幅が、0〜100μmの範囲であることを特徴
    とする請求項6または7に記載の磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記第2の高透磁率磁性膜の前記摺動面
    に露出する端部の幅が前記摺動面に向かって絞り込まれ
    たことを特徴とする請求項6から8までのいずれか1項
    に記載の磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記第2の高透磁率磁性膜の前記摺動
    面に露出する端部の厚さが前記第1の高透磁率磁性膜に
    重なる部分の厚さより薄くされたことを特徴とする請求
    項6から9までのいずれか1項に記載の磁気ヘッド。
  11. 【請求項11】 第3の高透磁率磁性膜が、前記第1の
    高透磁率磁性膜のつづら折り状パターンの前記摺動面と
    反対側の折り返し部と絶縁膜を挟んで重なり、前記摺動
    面と反対側に延びるように形成されたことを特徴とする
    請求項6から10までのいずれか1項に記載の磁気ヘッ
    ド。
  12. 【請求項12】 前記第1と第2の高透磁率磁性膜と絶
    縁膜からなる素子本体が前記非磁性基板の表面に複数並
    設されたことを特徴とする請求項6から11までのいず
    れか1項に記載の磁気ヘッド。
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