JPH08330647A - Mim型非線形素子の製造方法およびmim型非線形素子を用いた液晶表示装置 - Google Patents

Mim型非線形素子の製造方法およびmim型非線形素子を用いた液晶表示装置

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JPH08330647A
JPH08330647A JP7916896A JP7916896A JPH08330647A JP H08330647 A JPH08330647 A JP H08330647A JP 7916896 A JP7916896 A JP 7916896A JP 7916896 A JP7916896 A JP 7916896A JP H08330647 A JPH08330647 A JP H08330647A
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▲琢▼巳 関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MIM型非線形素子の非線形特性を向上させる
ことができるMIM型非線形素子の製造方法を提供す
る。 【解決手段】透明基板12上にTa電極層16を形成
し、次に、Ta電極層16の陽極酸化を行ってTa2O
5陽極酸化膜18を形成する。次に、Ta電極層16お
よびTa2O5陽極酸化膜18が形成された透明基板1
2の熱処理を熱処理炉200を用いて行う。N2ガス雰
囲気中、450℃で2時間熱処理を行い、その後、45
0℃において、酸素ガスと窒素ガスとの混合雰囲気に切
り換えて250℃以下まで降温し、その後熱処理炉から
大気中に取り出す。次に、Ta2O5陽極酸化膜18上
にCr電極層20を形成してMIM型非線形素子50を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MIM(Meta
l−Insulator−Metal)型非線形素子の
製造方法およびMIM型非線形素子を用いた液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アクティブマトリクス方式の液
晶表示装置においては、画素領域毎にスイッチング素子
を設けてマトリクスアレイを形成した一方側の基板とカ
ラーフィルタを形成した他方側の基板との間に液晶を充
填しておき、各画素領域毎に液晶の配向状態を制御し
て、所定の情報を表示している。ここで、スイッチング
素子として、TFT(Thin Film Transistor)などの3
端子素子またはMIM型非線形素子などの2端子素子を
用いるが、液晶表示装置に対する画面の大型化、低コス
ト化などの要求に対応するには、MIM型非線形素子を
用いた方が有利である。また、MIM型非線形素子を用
いた場合には、マトリクスアレイを形成した一方側の基
板に走査線を設け、他方側の基板にデータ線を設けるこ
とができるので、走査線とデータ線とのクロスオーバー
短絡が発生しないというメリットもある。
【0003】このようなMIM型非線形素子を用いたア
クティブマトリクス方式の液晶表示装置100は、図7
に示すように、走査線駆動回路72に接続された複数本
の走査線74とデータ駆動回路76に接続された複数本
のデータ線78とにより構成されるマトリクスの各要素
に画素領域80がそれぞれ設けられている。各画素領域
80には、一端がデータ線78に接続されたMIM型非
線形素子50と、MIM型非線形素子50と走査線74
との間に接続された液晶表示要素60と、がそれぞれ設
けられている。走査線74に印加された信号とデータ線
78に印加された信号との差電圧に基づいて、液晶表示
要素60をオン状態またはオフ状態に切り換えて表示動
作を制御している。
【0004】図8はこのようなMIM型非線形素子を用
いたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置100の
断面図であり、電極基板10と電極基板30との間に液
晶層40が挟持されている。電極基板10は、透明基板
12と、透明基板12上に設けられたMIM型非線形素
子50と、MIM型非線形素子50に接続された画素電
極22と、を備えている。MIM型非線形素子50は、
透明基板12上に形成されたTa電極層16と、Ta電
極層16上に設けられたTa2O5膜18と、Ta2O
5膜18上に設けられたCr電極層20とから構成され
ている。Ta2O5膜はTa電極層16の表面に膜厚が
均一でピンホールがない状態で形成されるように、Ta
電極層16を陽極酸化することによって形成されている
(特開平5−297389号および特開平5−3132
07号参照)。
【0005】このような構造のMIM型非線形素子50
は、従来、次のようにして製造されていた。図1に示す
ように、透明基板12上にタンタル膜をスパッタリング
により堆積させ、その後熱酸化することによって約10
00Åの酸化タンタル膜14を形成する。次に、スパッ
タリングによりタンタル膜を約3000Å堆積させ、そ
の後パターニングしてTa電極層16を形成する。次に
Ta電極層16の陽極酸化を行ってTa2O5陽極酸化
膜18を形成する。その後、クロム膜を1500Åスパ
ッタリングにより堆積させ、パターニングしてCr電極
層20を形成することによりMIM型非線形素子50を
形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなMIM型非
線形素子の非線形特性を向上させるために、IEEE Trans
Electron Devices, Vol.ED28, pp.736-739, June 1981
において、MIM型非線形素子を構成するTa電極層1
6に窒素をドープするなどの手段が紹介されている。し
かし、この技術では、タンタルスパッタ時に高度な技術
が必要であり、再現性良くMIM型非線形素子の製造を
行うのは困難であった。
【0007】MIM型非線形素子の非線形特性を向上さ
せるために、タンタル薄膜を陽極酸化した後、窒素雰囲
気中400〜600℃で熱処理することが特開昭63−
50081号に提案されている。しかしながら、単にタ
ンタル薄膜を陽極酸化した後に窒素雰囲気中400〜6
00℃で熱処理するだけでは、良好な画質を得るために
充分な非線形特性を得ることは困難であり、非線形特性
をさらに向上させることが望まれていた。また、熱処理
後の基板冷却を大気中に開放して行った場合、空気の流
れや湿度等の大気の雰囲気によって特性が変動する、つ
まり熱処理バッチ間での特性のばらつきがあった。さら
に、特性の面内ばらつきも顕著であった。
【0008】従って、本発明の目的は、MIM型非線形
素子の非線形特性を向上させ、さらに特性のバッチ間ば
らつきおよび面内ばらつきを抑制することができるMI
M型非線形素子の製造方法および非線形特性が向上した
MIM型非線形素子を用いた液晶表示装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明のMIM型非線形素子の製造方法は、基板
上に第1の導電層を形成する工程と、前記第1の導電層
上に酸化膜を形成する工程と、少なくともその終期段階
において、前記第1の導電層および前記酸化膜が形成さ
れた前記基板を、酸素ガスを含むガス雰囲気中にて処理
を行う熱アニール工程と、その後、前記酸化膜上に第2
の導電層を形成する工程と、を有することを特徴とす
る。
【0010】このようにしたため、MIM型非線形素子
の非線形特性を向上させることができ、オフ時の電流も
減少させることができる。その結果、このMIM型非線
形素子を液晶表示装置のスイッチング素子として使用す
ると、コントラストが高く、良好な画質の液晶表示装置
が提供される。また、このようにして形成されたMIM
型非線形素子の電流値はその後の熱履歴に対しても変化
し難く、また液晶表示装置を駆動するための駆動電圧を
印加し続けても、電流値の変化が小さく、信頼性の高い
MIM型非線形素子が得られる。
【0011】(2)本発明のMIM型非線形素子の製造
方法は、基板上に第1の導電層を形成する工程と、前記
第1の導電層上に酸化膜を形成する工程と、前記第1の
導電層および前記酸化膜が形成された前記基板を所定の
第1の温度で熱処理を行う工程と、その後、前記基板を
前記第1の温度から所定の第2の温度まで降温する工程
と、その後、前記基板を酸素ガスを含むガス雰囲気中で
前記第2の温度から所定の第3の温度まで降温する工程
と、その後、前記酸化膜上に第2の導電層を形成する工
程と、を有することを特徴とする。
【0012】このようにしたため、 MIM型非線形素
子の非線形特性を向上させることができ、オフ時の電流
も減少させることができる。その結果、このMIM型非
線形素子を液晶表示装置のスイッチング素子として使用
すると、コントラストが高く、良好な画質の液晶表示装
置が提供される。また、このようにして形成されたMI
M型非線形素子の電流値はその後の熱履歴に対しても変
化し難く、また液晶表示装置を駆動するための駆動電圧
を印加し続けても、電流値の変化が小さく、信頼性の高
いMIM型非線形素子が得られる。
【0013】(3)不活性ガスは、窒素ガスであること
を特徴とする。
【0014】窒素ガスを用いることによって、不活性ガ
ス中の熱処理によって非線形特性を改善できる。
【0015】(4)酸素ガスを含むガスは、好ましくは
酸素ガスと窒素ガスとの混合ガスであることを特徴とす
る。
【0016】酸素ガスを含むガス雰囲気中において降温
することによって、非線形特性をさらに改善できるとと
もに、オフ時の電流を著しく小さくすることができる。
【0017】(5)酸素ガスと窒素ガスとの流量比は、
1:20〜20:1の範囲内であることを特徴とする。
【0018】流量比は1:20〜20:1の範囲内であ
れば酸素ガスと窒素ガスの流量比を変化させても、MI
M型非線形素子の特性を殆ど変化させることはない。酸
素ガスと窒素ガスの流量比は、より好ましくは1:15
〜15:1の範囲内であり、さらに好ましくは1:10
〜10:1の範囲内である。
【0019】(6)酸化膜は、第1の導電層の陽極酸化
膜であることを特徴とする。
【0020】(7)第1の導電層は、Taからなってい
ることを特徴とする。
【0021】(8)この場合、上記酸素ガスを含むガス
雰囲気は水蒸気を含んでいることを特徴とする。
【0022】本発明の製造方法は、第1の導電層上に陽
極酸化膜を形成した場合に適用すると特に効果が大き
く、とりわけ、第1の導電層がTaからなっている場合
に適用すると大きい効果が得られる。この場合、上記酸
素ガスを含むガス雰囲気は水蒸気を含むことによって効
果が得られる。
【0023】(9)第1の導電層は、また、Taを主成
分としその中にW、ReおよびMoからなる群より選ば
れた少なくとも1以上の元素を添加したものからなるこ
とを特徴とする。
【0024】(10)この場合、上記酸素ガスは乾燥酸
素ガスであることを特徴とする。
【0025】第1の導電層が、 Taを主成分としその
中にW、ReおよびMoからなる群より選ばれた少なく
とも1以上の元素を添加したものからなっている場合に
適用しても大きい効果が得られる。この場合にも、好ま
しくは第1の導電層上の酸化膜は第1の導電層を陽極酸
化して形成される。さらに、前記酸素ガスを乾燥酸素ガ
スとすることによって大きい効果が得られる。
【0026】(11)第2の導電層は、好ましくはC
r、Ti、Alまたはインジウム・錫・酸化物(IT
O)からなることを特徴とする。
【0027】(12)第2の導電層は、より好ましくは
Crからなっている。
【0028】第2の導電層にCrを用いることによっ
て、より大きい効果が得られる。また、ITOを用いる
と、第2の導電層と画素電極を同一材料で形成すること
ができるので、工程を簡略化することができる。
【0029】(13)第1の温度から第3の温度までの
平均温度勾配は、0.1〜60℃/minであることを
特徴とする。
【0030】第1の温度から第3の温度までの平均温度
勾配を、0.1〜60℃/minとすることによって、
降温時の温度制御が容易となり、熱処理バッチ間での素
子特性のばらつきが小さいMIM型非線形素子を容易に
製造することができる。なお、降温時において制御性を
より高めるためには、降温速度を0.5〜40℃/mi
nとすることがより好ましく、さらに好ましくは0.5
〜10℃/minとするのがよい。 (14)基板がガラス基板であり、第1の温度が220
〜600℃であることを特徴とする。
【0031】基板がガラス基板である場合には、第1の
温度は好ましくは220〜600℃である。熱処理の温
度によってMIM型非線形素子の素子特性が変化する
が、ガラスの耐熱性等を考慮すれば、第1の温度は22
0〜600℃の温度範囲内であることが好ましく、より
好ましくは250〜500℃、さらに好ましくは270
〜450℃の範囲内であるのがよい。熱処理時間が素子
特性に与える影響は熱処理温度よりも小さいが、工程の
スループット等を考慮すれば、熱処理時間は好ましくは
30分〜3時間、さらに好ましくは30分〜2時間であ
る。
【0032】(15)第2の温度は、220〜600℃
であることを特徴とする。
【0033】第2の温度を220〜600℃の温度範囲
とすることによって、MIM型非線形素子の非線形特性
を大きく向上させることができ、なおかつ素子形成後の
熱処理に対して安定なMIM型非線形素子を製造するこ
とができ、かつ素子特性を容易に制御できる。この温度
範囲は、より好ましくは220〜500℃、さらに好ま
しくは220〜450℃の範囲内であるのがよい。
【0034】(16)また、第2の温度は第1の温度と
同じであってもよい。この場合には不活性ガス雰囲気中
において第1の温度で熱処理を行い、その後、降温が始
まった時点で不活性ガス雰囲気を酸素ガスを含む雰囲気
に切り換えることになる。
【0035】(17)第3の温度は、250℃以下であ
ることを特徴とする。
【0036】第3の温度を250℃以下とすることによ
って、特性の面内および基板間ばらつきを小さくするこ
とができる。
【0037】(18)第1の温度での熱処理と、前記第
1の温度から第2の温度までの降温と、前記第2の温度
から前記第3の温度までの降温とを同一の熱処理装置内
で連続して行うことを特徴とする。
【0038】このようにしたため、基板冷却状況の制御
性が格段に向上し、MIM型非線形素子の素子特性の基
板内、基板間、さらに熱処理バッチ間でのばらつきを抑
制することができる。
【0039】この場合に、第1の温度から第3の温度ま
での平均温度勾配を0.1〜60℃/minとすれば制
御性が著しく向上する。
【0040】(19)第1の導電層および酸化膜が形成
された基板を酸素ガスを含むガス雰囲気中で第2の温度
から250℃以下まで降温し、前記基板を熱処理装置外
に取り出すことを特徴とする。
【0041】このようにしたため、MIM型非線形素子
の素子特性の基板内および基板間のばらつきを抑制する
ことができる。
【0042】(20)この温度は、より好ましくは22
0℃以下である。
【0043】(21)さらに好ましくは200℃以下で
ある。
【0044】これによって、ばらつきに対して、より大
きな効果を得ることができる。
【0045】(22)基板を熱処理装置外に取り出す温
度と、第3の温度は同一であることを特徴とする。これ
によって、熱処理工程のスループットを向上させること
ができる。
【0046】(23)熱アニール工程は、終期段階にお
いて、酸素ガスを含むガス雰囲気の熱処理装置内におい
て、250℃以下まで降温して、その後、前記基板を前
記熱処理装置外に取り出すことを特徴とする。
【0047】このようにしたため、MIM型非線形素子
の非線形特性が向上し、かつ素子特性の基板内および基
板間のばらつきを抑制することができる。
【0048】(24)この温度は、より好ましくは22
0℃以下である。
【0049】(25)さらに好ましくは200℃以下で
ある。
【0050】これによって、MIM型非線形素子の素子
特性の非線形特性を損なうことなく、ばらつきに対し
て、より大きな効果を得ることができる。
【0051】(26)本発明によれば、上述のようにし
て製造されたMIM型非線形素子をスイッチング素子と
して使用したことを特徴とする液晶表示装置が提供され
る。
【0052】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を図面を参照
して説明する。
【0053】(実施例1)まず、図2に示すように、無
アルカリガラス製の透明基板12上にタンタル膜をスパ
ッタリングにより堆積させ、その後熱酸化することによ
って約1000Åの酸化タンタル膜14を形成した。こ
の酸化タンタル膜14は無アルカリガラス製の透明基板
12とTa電極層16との密着性を改善するためのもの
である。ここで、酸化タンタル膜14はスパッタリング
により堆積させたものでも同様の効果が得られる。
【0054】次に、スパッタリングによりWを0.7重
量%添加したタンタル膜を約2500Å堆積させ、その
後パターニングしてTa電極層16を形成した。Ta電
極層16の陽極酸化を行って厚さ600ÅのTa2O5
陽極酸化膜18を形成する。陽極酸化用電解液としては
濃度0.01wt%のクエン酸水溶液を用いた。陽極酸
化電圧は30V、電流密度は0.1mA/cm2とし
た。
【0055】次に、Ta電極層16およびTa2O5陽
極酸化膜18が形成された透明基板12の熱処理を行っ
た。
【0056】この熱処理は図3に示す縦形の熱処理炉2
00を用いて行った。図3に示すように、熱処理炉20
0のベルジャ202の内部にボート206が設けられ、
ボート206には複数の透明基板12を搭載する。加熱
はヒータ204により行い、ガスはベルジャ202の上
部より流入させ、ベルジャ202側部下方より流出させ
る。
【0057】本実施例においては、40枚の透明基板1
2をボート206に搭載し、そのボート206をベルジ
ャ202内にベルジャ202の底部より導入した。ベル
ジャ202の上部よりN2ガスを流入させてベルジャ2
02内を窒素雰囲気とした後に熱処理を開始した。熱処
理はボート206を回転させながら行った。 N2ガス
の流量を20l/minとして、ヒータ204により加
熱を開始し透明基板12の温度が450℃となるまで1
0℃/minの速度で昇温した。N2ガスの流量を20
l/minに保ったまま、透明基板12の温度を1時間
450℃に保持した。その後、450℃において、ベル
ジャ202の上部より窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを
流し始めるとともに、降温を開始した。降温速度は2℃
/minとした。窒素ガスと酸素ガスの流量比を9:1
とし、その総流量を20l/minとした。すなわち、
本実施例においては、基板冷却段階に入った段階で雰囲
気を切り換えて、窒素ガスの流量を18l/min、酸
素ガスの流量を2l/minとした。そのまま降温を続
け、透明基板の温度が200℃以下になってから、透明
基板12を搭載しているボート206をベルジャ202
の底部よりベルジャ202外部の大気中に取り出した。
【0058】本実施例において、降温時の透明基板12
の温度を時間に対して測定したところ、最上部の透明基
板12、中央部の透明基板12および最下部の透明基板
12の温度には、図6に示すように殆ど差がなかった。
【0059】その後、図1に示すようにTa2O5陽極
酸化膜18上にCr膜をスパッタリング法により150
0Å堆積し、パターニングしてCr電極層20を形成
し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜18および
Cr電極層20からなるMIM型非線形素子50を形成
した。
【0060】その後、各透明基板12上に形成されたM
IM型非線形素子50の非線形パラメータβおよびオフ
時の電流を測定した。ここで、非線形パラメータβと
は、横軸に印加電圧Vの平方根:√V、縦軸に電流Iと
印加電圧Vの商の対数:log(I/V)をとってプロ
ットしたときの直線の傾きをいう。MIM型非線形素子
に4Vを印加して測定したときの電流値(A)をオフ時
の電流値とした。本実施例においては、40枚の透明基
板12のそれぞれについてβおよびオフ時の電流を測定
し、平均値を求めた。βは3.14であり、オフ時の電
流は7.94×10−12Aであった。また、βおよび
オフ時の電流値の透明基板12の面内ばらつきの平均値
はそれぞれ±1%および±8%であり、透明基板12間
のばらつきはそれぞれ±3%および±10%であり、非
常に小さい値であった。
【0061】その後、さらに各透明基板12を窒素雰囲
気中250℃で2時間熱処理した後、MIM型非線形素
子50に4Vを印加してオフ時の電流値を測定したとこ
ろ、40枚の透明基板12の平均値で7.86×10−
12Aであった。
【0062】(実施例2)実施例1の場合と同じ条件
で、Ta電極層16およびTa2 O5 陽極酸化膜18
が形成された透明基板12を作成し、この透明基板12
の熱処理を行った。本実施例においては、実施例1と同
様にしてN2 ガスを20l/min流して透明基板1
2を450℃で1時間熱処理した後、N2 ガスを20
l/min流したまま基板温度を2℃/minの降温速
度で400℃まで下げ、400℃となった時にベルジャ
202の上部より窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを流し
始めるとともに、同じ降温速度2℃/minで降温を続
けた。窒素ガスと酸素ガスの流量比を9:1とし、その
総流量を20l/minとした。すなわち、本実施例に
おいては、基板冷却段階に入っても400℃になるまで
窒素のみを流し、400℃になった段階で雰囲気を切り
換えて、窒素ガスの流量を18l/min、酸素ガスの
流量を2l/minとした。そのまま降温を続け、透明
基板の温度が200℃以下になってから、透明基板12
を搭載しているボート206をベルジャ202の底部よ
りベルジャ202外部の大気中に取り出した。
【0063】その後、実施例1と同様にしてCr電極層
20を形成し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜
18およびCr電極層20からなるMIM型非線形素子
50を形成した。
【0064】その後、実施例1と同様にして各透明基板
12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パ
ラメータβおよびオフ時の電流を測定し、40枚の透明
基板12の平均値を求めた。βは3.21であり、オフ
時の電流は9.43×10−12 Aであった。また、
βおよびオフ時の電流値の透明基板12の面内ばらつ
き、および透明基板12間のばらつきは実施例1と同様
の非常に小さい値であった。
【0065】その後、さらに各透明基板12を窒素雰囲
気中250℃で2時間熱処理をした後、MIM型非線形
素子50に4Vを印加してオフ時の電流値を測定したと
ころ、40枚の透明基板12の平均値で9.28×10
−12Aであった。
【0066】(実施例3)実施例1の場合と同じ条件
で、Ta電極層16およびTa2 O5 陽極酸化膜18
が形成された透明基板12を作成し、この透明基板12
の熱処理を行った。本実施例においては、実施例1と同
様にしてN2 ガスを20l/min流して透明基板1
2を450℃で1時間熱処理した後、N2 ガスを20
l/min流したまま基板温度を2℃/minの降温速
度で350℃まで下げ、350℃となった時にベルジャ
202の上部より窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを流し
始めるとともに、同じ降温速度2℃/minで降温を続
けた。窒素ガスと酸素ガスの流量比を9:1とし、その
総流量を20l/minとした。すなわち、本実施例に
おいては、基板冷却段階に入っても350℃になるまで
窒素のみを流し、350℃になった段階で雰囲気を切り
換えて、窒素ガスの流量を18l/min、酸素ガスの
流量を2l/minとした。そのまま降温を続け、透明
基板の温度が200℃以下になってから、透明基板12
を搭載しているボート206をベルジャ202の底部よ
りベルジャ202外部の大気中に取り出した。
【0067】その後、実施例1と同様にしてCr電極層
20を形成し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜
18およびCr電極層20からなるMIM型非線形素子
50を形成した。
【0068】その後、実施例1と同様にして各透明基板
12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パ
ラメータβおよびオフ時の電流を測定し、40枚の透明
基板12の平均値を求めた。βは3.32であり、オフ
時の電流は1.12×10−11 Aであった。また、
βおよびオフ時の電流値の透明基板12の面内ばらつ
き、および透明基板12間のばらつきは実施例1と同様
の非常に小さい値であった。
【0069】その後、さらに各透明基板12を窒素雰囲
気中250℃で2時間熱処理をした後、MIM型非線形
素子50に4Vを印加してオフ時の電流値を測定したと
ころ、40枚の透明基板12の平均値で1.10×10
−11Aであった。
【0070】(実施例4)実施例1の場合と同じ条件
で、Ta電極層16およびTa2 O5 陽極酸化膜18
が形成された透明基板12を作成し、この透明基板12
の熱処理を行った。本実施例においては、実施例1と同
様にしてN2 ガスを20l/min流して透明基板1
2を450℃で1時間熱処理した後、N2 ガスを20
l/min流したまま基板温度を2℃/minの降温速
度で300℃まで下げ、300℃となった時にベルジャ
202の上部より窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを流し
始めるとともに、同じ降温速度2℃/minで降温を続
けた。窒素ガスと酸素ガスの流量比を9:1とし、その
総流量を20l/minとした。すなわち、本実施例に
おいては、基板冷却段階に入っても300℃になるまで
窒素のみを流し、300℃になった段階で雰囲気を切り
換えて、窒素ガスの流量を18l/min、酸素ガスの
流量を2l/minとした。そのまま降温を続け、透明
基板の温度が200℃以下になってから、透明基板12
を搭載しているボート206をベルジャ202の底部よ
りベルジャ202外部の大気中に取り出した。
【0071】その後、実施例1と同様にしてCr電極層
20を形成し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜
18およびCr電極層20からなるMIM型非線形素子
50を形成した。
【0072】その後、実施例1と同様にして各透明基板
12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パ
ラメータβおよびオフ時の電流を測定し、40枚の透明
基板12の平均値を求めた。βは3.37であり、オフ
時の電流は2.52×10−11 Aであった。また、
βおよびオフ時の電流値の透明基板12の面内ばらつ
き、および透明基板12間のばらつきは実施例1と同様
の非常に小さい値であった。
【0073】その後、さらに各透明基板12を窒素雰囲
気中250℃で2時間熱処理をした後、MIM型非線形
素子50に4Vを印加してオフ時の電流値を測定したと
ころ、40枚の透明基板12の平均値で2.00×10
−11Aであった。
【0074】(実施例5)実施例1の場合と同じ条件
で、Ta電極層16およびTa2 O5 陽極酸化膜18
が形成された透明基板12を作成し、この透明基板12
の熱処理を行った。本実施例においては、実施例1と同
様にしてN2 ガスを20l/min流して透明基板1
2を450℃で1時間熱処理した後、N2 ガスを20
l/min流したまま基板温度を2℃/minの降温速
度で250℃まで下げ、250℃となった時にベルジャ
202の上部より窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを流し
始めるとともに、同じ降温速度2℃/minで降温を続
けた。窒素ガスと酸素ガスの流量比を9:1とし、その
総流量を20l/minとした。すなわち、本実施例に
おいては、基板冷却段階に入っても250℃になるまで
窒素のみを流し、250℃になった段階で雰囲気を切り
換えて、窒素ガスの流量を18l/min、酸素ガスの
流量を2l/minとした。そのまま降温を続け、透明
基板の温度が200℃以下になってから、透明基板12
を搭載しているボート206をベルジャ202の底部よ
りベルジャ202外部の大気中に取り出した。
【0075】その後、実施例1と同様にしてCr電極層
20を形成し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜
18およびCr電極層20からなるMIM型非線形素子
50を形成した。
【0076】その後、実施例1と同様にして各透明基板
12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パ
ラメータβおよびオフ時の電流を測定し、40枚の透明
基板12の平均値を求めた。βは3.40であり、オフ
時の電流は1.41×10−10 Aであった。また、
βおよびオフ時の電流値の透明基板12の面内ばらつ
き、および透明基板12間のばらつきは実施例1と同様
の非常に小さい値であった。
【0077】その後、さらに各透明基板12を窒素雰囲
気中250℃で2時間熱処理をした後、MIM型非線形
素子50に4Vを印加してオフ時の電流値を測定したと
ころ、40枚の透明基板12の平均値で9.43×10
−11Aであった。
【0078】(比較例)実施例1の場合と同じ条件で、
Ta電極層16およびTa2 O5 陽極酸化膜18が形
成された透明基板12を作成し、この透明基板12の熱
処理を行った。本比較例においては、まず、実施例1と
同様にしてN2 ガスを20l/min流して透明基板
12を450℃で1時間熱処理した。その後、N2 ガ
スを20l/min 流したまま基板温度を2℃/mi
nの降温速度で200℃以下になるまで下げ、200℃
以下になってから、透明基板12を搭載しているボート
206をベルジャ202の底部よりベルジャ202外部
の大気中に取り出した。
【0079】その後、実施例1と同様にしてCr電極層
20を形成し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜
18およびCr電極層20からなるMIM型非線形素子
50を形成した。その後、実施例1と同様にして各透明
基板12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線
形パラメータβおよびオフ時の電流を測定し、40枚の
透明基板12の平均値を求めた。βは2.99であり、
オフ時の電流は5.96×10−10 Aであった。ま
た、βおよびオフ時の電流値の透明基板12の面内ばら
つきの平均値はぞれぞれ±10%および±18%であ
り、透明基板12間のばらつきはそれぞれ±15%およ
び±21%であった。
【0080】その後、さらに各透明基板12を窒素雰囲
気中250℃で2時間熱処理をした後、MIM型非線形
素子50に4Vを印加してオフ時の電流値を測定したと
ころ、40枚の透明基板12の平均値で2.24×10
−10Aであった。
【0081】図4は、実施例1乃至5および比較例のβ
の値をプロットした図である。同図の横軸の温度は酸素
ガスと窒素ガスの混合ガスを流し始める温度である。同
図を参照すれば、窒素中の熱処理後、実施例1乃至5の
ように酸素ガスと窒素ガスとの混合ガス雰囲気中で降温
すると、窒素ガスのみの雰囲気中で降温した場合と比較
してβ値が向上していることがわかる。
【0082】図5は、実施例1乃至5および比較例のオ
フ時の電流値をプロットした図である。同図の横軸の温
度は酸素ガスと窒素ガスの混合ガスを流し始める温度で
ある。図中AはMIM型非線形素子形成後のオフ時の電
流値であり、図中Bはその後窒素雰囲気中250℃で2
時間熱処理した後のオフ時の電流値である。同図を参照
すれば、窒素中の熱処理後、実施例1乃至5のように酸
素ガスと窒素ガスの混合ガス中雰囲気中で降温すると、
窒素ガスのみの雰囲気中で降温した場合と比較してオフ
時の電流値が減少していることがわかる。また、MIM
型非線形素子を形成後250℃で熱処理してもオフ時の
電流値に与える影響は小さく、信頼性の高いMIM型非
線形素子が得られた。
【0083】また、図4、図5を参照すれば、酸素ガス
と窒素ガスの混合ガスを流し始める温度によって、βお
よびオフ時の電流を制御することが可能となり、その結
果、要求される素子特性を容易に実現することができる
ことがわかる。
【0084】(実施例6)実施例1の場合と同じ条件
で、Ta電極層16およびTa2 O5 陽極酸化膜18
が形成された透明基板12を作成し、この透明基板12
の熱処理を行った。熱処理は実施例1と同じ縦形の熱処
理炉200を用いて行った。
【0085】本実施例においては、40枚の透明基板1
2をボート206に搭載し、そのボート206をベルジ
ャ202内にベルジャ202の底部より導入した。ベル
ジャ202の上部よりN2ガスを流入させてベルジャ2
02内を窒素雰囲気とした後に熱処理を開始した。熱処
理はボート206を回転させながら行った。 N2ガス
の流量を20l/minとして、ヒータ204により加
熱を開始し透明基板12の温度が400℃となるまで1
0℃/minの速度で昇温した。N2ガスの流量を20
l/minに保ったまま、透明基板12の温度を1時間
400℃に保持した。その後、400℃において、ベル
ジャ202の上部より窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを
流し始めるとともに、降温を開始した。降温速度は2℃
/minとした。窒素ガスと酸素ガスの流量比を9:1
とし、その総流量を20l/minとした。すなわち、
本実施例においては、基板冷却段階に入った段階で雰囲
気を切り換えて、窒素ガスの流量を18l/min、酸
素ガスの流量を2l/minとした。そのまま降温を続
け、透明基板の温度が200℃以下になってから、透明
基板12を搭載しているボート206をベルジャ202
の底部よりベルジャ202外部の大気中に取り出した。
【0086】その後、実施例1と同様にしてCr電極層
20を形成し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜
18およびCr電極層20からなるMIM型非線形素子
50を形成した。
【0087】その後、実施例1と同様にして各透明基板
12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パ
ラメータβおよびオフ時の電流を測定したところ、45
0℃、窒素雰囲気中で熱処理した実施例1乃至5の場合
と同様に、これらの特性が向上していることがわかっ
た。
【0088】(実施例7)実施例6の場合と同じ条件
で、Ta電極層16およびTa2 O5 陽極酸化膜18
が形成された透明基板12を作成し、この透明基板12
の熱処理を行った。本実施例においては、実施例6と同
様にしてN2 ガスを20l/min流して透明基板1
2を400℃で1時間熱処理した後、N2 ガスを20
l/min流したまま基板温度を2℃/minの降温速
度で300℃まで下げ、300℃となった時にベルジャ
202の上部より窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを流し
始めるとともに、同じ降温速度2℃/minで降温を続
けた。窒素ガスと酸素ガスの流量比を9:1とし、その
総流量を20l/minとした。すなわち、本実施例に
おいては、基板冷却段階に入っても300℃になるまで
窒素のみを流し、300℃になった段階で雰囲気を切り
換えて、窒素ガスの流量を18l/min、酸素ガスの
流量を2l/minとした。そのまま降温を続け、透明
基板の温度が200℃以下になってから、透明基板12
を搭載しているボート206をベルジャ202の底部よ
りベルジャ202外部の大気中に取り出した。
【0089】その後、実施例1と同様にしてCr電極層
20を形成し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜
18およびCr電極層20からなるMIM型非線形素子
50を形成した。
【0090】その後、実施例1と同様にして各透明基板
12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パ
ラメータβおよびオフ時の電流を測定したところ、45
0℃、窒素雰囲気中で熱処理した実施例1乃至5の場合
と同様に、これらの特性が向上していることがわかっ
た。
【0091】(実施例8)実施例1の場合と同じ条件
で、Ta電極層16およびTa2 O5 陽極酸化膜18
が形成された透明基板12を作成し、この透明基板12
の熱処理を行った。熱処理は実施例1と同じ縦形の熱処
理炉200を用いて行った。
【0092】本実施例においては、40枚の透明基板1
2をボート206に搭載し、そのボート206をベルジ
ャ202内にベルジャ202の底部より導入した。ベル
ジャ202の上部よりN2ガスを流入させてベルジャ2
02内を窒素雰囲気とした後に熱処理を開始した。熱処
理はボート206を回転させながら行った。 N2ガス
の流量を20l/minとして、ヒータ204により加
熱を開始し透明基板12の温度が350℃となるまで1
0℃/minの速度で昇温した。N2ガスの流量を20
l/minに保ったまま、透明基板12の温度を1時間
350℃に保持した。その後、350℃において、ベル
ジャ202の上部より窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを
流し始めるとともに、降温を開始した。降温速度は2℃
/minとした。窒素ガスと酸素ガスの流量比を9:1
とし、その総流量を20l/minとした。すなわち、
本実施例においては、基板冷却段階に入った段階で雰囲
気を切り換えて、窒素ガスの流量を18l/min、酸
素ガスの流量を2l/minとした。そのまま降温を続
け、透明基板の温度が200℃以下になってから、透明
基板12を搭載しているボート206をベルジャ202
の底部よりベルジャ202外部の大気中に取り出した。
【0093】その後、実施例1と同様にしてCr電極層
20を形成し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜
18およびCr電極層20からなるMIM型非線形素子
50を形成した。
【0094】その後、実施例1と同様にして各透明基板
12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パ
ラメータβおよびオフ時の電流を測定したところ、45
0℃、窒素雰囲気中で熱処理した実施例1乃至5の場合
および400℃、窒素雰囲気中で熱処理した実施例6お
よび7の場合と同様に、これらの特性が向上しているこ
とがわかった。
【0095】(実施例9)実施例1と同じ方法で実験を
5バッチ行った。βおよびオフ時の電流値のバッチ間の
ばらつきはそれぞれ±3%および±8%であり、非常に
小さい値であった。
【0096】(実施例10)実施例1の場合と同じ条件
で、Ta電極層16およびTa2O5陽極酸化膜18が
形成された透明基板12を作成し、湖の透明基板12の
熱処理を行った。熱処置は実施例1と同じ縦形の熱処理
炉200を用いて行った。
【0097】本実施例においては、40枚の透明基板1
2をボート206に搭載し、そのボート206をベルジ
ャ202内にベルジャ202の底部より導入した。ベル
ジャ202の上部よりN2ガスを流入させてベルジャ2
02内を窒素雰囲気とした後に熱処理を開始した。熱処
理はボート206を回転させながら行った。 N2ガス
の流量を20l/minとして、ヒータ204により加
熱を開始し透明基板12の温度が450℃となるまで1
0℃/minの速度で昇温した。N2ガスの流量を20
l/minに保ったまま、透明基板12の温度を1時間
450℃に保持した。その後、450℃において、ベル
ジャ202の上部より窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを
流し始めるとともに、降温を開始した。降温速度は2℃
/minとした。窒素ガスと酸素ガスの流量比を9:1
とし、その総流量を20l/minとした。すなわち、
本実施例においては、基板冷却段階に入った段階で雰囲
気を切り換えて、窒素ガスの流量を18l/min、酸
素ガスの流量を2l/minとした。そのまま降温を続
け、透明基板の温度が250℃以下になってから、透明
基板12を搭載しているボート206をベルジャ202
の底部よりベルジャ202外部の大気中に取り出した。
【0098】その後、図1に示すようにTa2O5陽極
酸化膜18上にCr膜をスパッタリング法により150
0Å堆積し、パターニングしてCr電極層20を形成
し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜18および
Cr電極層20からなるMIM型非線形素子50を形成
した。
【0099】その後、実施例1と同様にして各透明基板
12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パ
ラメータβおよびオフ時の電流を測定し、40枚の透明
基板12の平均値を求めた。βは3.24であり、オフ
時の電流は7.52×10−12Aであった。また、β
およびオフ時の電流値の透明基板12の面内ばらつき
は、それぞれ±4%および±11%であり、透明基板1
2間のばらつきは実施例1と同様の非常に小さい値であ
った。
【0100】また、透明基板12の温度が220℃以下
になってから、透明基板12を搭載しているボート20
6をベルジャ202の底部よりベルジャ202外部の大
気中に取り出した場合、各透明基板12上に形成された
MIM型非線形素子50の非線形パラメータβおよびオ
フ時の電流の、40枚の透明基板12の平均値は、βが
3.20であり、オフ時の電流は7.68×10−12
Aであった。また、βおよびオフ時の電流値の透明基板
12の面内ばらつきは、それぞれ±3%および±9%で
あり、透明基板12間のばらつきは実施例1と同様の非
常に小さい値であった。
【0101】実施例1乃至10で述べたように、透明基
板12の温度が250℃以下になってから、ベルジャ2
02より透明基板12を大気中に取り出すことによっ
て、所定の効果、特にMIM型非線形素子50の素子特
性の面内ばらつき、透明基板12間のばらつきおよび熱
処理バッチ間ばらつきに対して、大きな効果を得ること
ができる。
【0102】透明基板12の温度が250℃より高い温
度で大気中に取り出すと、上記ばらつきが比較例と同等
のレベルまで下がる。
【0103】(実施例11)まず、図2に示すように、
無アルカリガラス製の透明基板12上にタンタル膜をス
パッタリングにより堆積させ、その後熱酸化することに
よって約1000Åの酸化タンタル膜14を形成した。
この酸化タンタル膜14は無アルカリガラス製の透明基
板12とTa電極層16との密着性を改善するためのも
のである。ここで、酸化タンタル膜14はスパッタリン
グにより堆積させたものでも同様の効果が得られる。
【0104】次に、スパッタリングによりタンタル膜を
約2500Å堆積させ、その後パターニングしてTa電
極層16を形成した。Ta電極層16の陽極酸化を行っ
て厚さ600ÅのTa2O5陽極酸化膜18を形成す
る。陽極酸化用電解液としては濃度0.01wt%のク
エン酸水溶液を用いた。陽極酸化電圧は30V、電流密
度は0.1mA/cm2とした。
【0105】次に、Ta電極層16およびTa2O5陽
極酸化膜18が形成された透明基板12の熱処理を行っ
た。
【0106】この熱処理は図3に示す縦形の熱処理炉2
00を用いて行った。図3に示すように、熱処理炉20
0のベルジャ202の内部にボート206が設けられ、
ボート206には複数の透明基板12を搭載する。加熱
はヒータ204により行い、ガスはベルジャ202の上
部より流入させ、ベルジャ202側部下方より流出させ
る。
【0107】本実施例においては、40枚の透明基板1
2をボート206に搭載し、そのボート206をベルジ
ャ202内にベルジャ202の底部より導入した。ベル
ジャ202の上部よりN2ガスを流入させてベルジャ2
02内を窒素雰囲気とした後に熱処理を開始した。熱処
理はボート206を回転させながら行った。 N2ガス
の流量を20l/minとして、ヒータ204により加
熱を開始し透明基板12の温度が450℃となるまで1
0℃/minの速度で昇温した。N2ガスの流量を20
l/minに保ったまま、透明基板12の温度を1時間
450℃に保持した。その後、450℃において、ベル
ジャ202の上部より窒素ガスと水蒸気を含む酸素ガス
の混合ガスを流し始めるとともに、降温を開始した。降
温速度は2℃/minとした。窒素ガスと酸素ガスの流
量比を9:1とし、その総流量を20l/minとし
た。すなわち、本実施例においては、基板冷却段階に入
った段階で雰囲気を切り換えて、窒素ガスの流量を18
l/min、水蒸気を含む酸素ガスの流量を2l/mi
nとした。そのまま降温を続け、透明基板の温度が20
0℃以下になってから、透明基板12を搭載しているボ
ート206をベルジャ202の底部よりベルジャ202
外部の大気中に取り出した。
【0108】その後、図1に示すようにTa2O5陽極
酸化膜18上にCr膜をスパッタリング法により150
0Å堆積し、パターニングしてCr電極層20を形成
し、Ta電極層16、Ta2O5陽極酸化膜18および
Cr電極層20からなるMIM型非線形素子50を形成
した。
【0109】その後、実施例1と同様にして各透明基板
12上に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パ
ラメータβおよびオフ時の電流を測定したところ、実施
例1乃至8の場合と同様に、これらの特性が向上してい
ることがわかった。
【0110】(実施例12)実施例2乃至8のように、
実施例11における熱処理温度、基板冷却に入った段階
で雰囲気を切り換える温度を変えてMIM型非線形素子
50を製造し、実施例1と同様にして各透明基板12上
に形成されたMIM型非線形素子50の非線形パラメー
タβおよびオフ時の電流を測定したところ、実施例11
の場合と同様に、これらの特性が向上していることがわ
かった。
【0111】(実施例13)実施例10のように、実施
例11における透明基板12を大気中に取り出す温度を
変えてMIM型非線形素子50を製造し、実施例1と同
様にして各透明基板12上に形成されたMIM型非線形
素子50の非線形パラメータβおよびオフ時の電流を測
定したところ、実施例11の場合と同様に、これらの特
性が向上していることがわかった。また、MIM型非線
形素子50の素子特性の面内ばらつきおよび透明基板1
2間のばらつきも良好なレベルであった。
【0112】(実施例14)実施例1と同じ方法でMI
M型非線形素子50を製造した後、図1に示すようにI
TO(Indium-Tin-Oxide)膜をスパッタリングにより1
000Å堆積させ、その後パターニングして画素電極2
2を形成して、透明基板12と透明基板12上に設けら
れたMIM型非線形素子50と、MIM型非線形素子5
0に接続された画素電極22とを備えた電極基板10を
形成した。一方、無アルカリガラス製の透明基板32上
にITO膜をスパッタリングにより堆積させ、その後パ
ターニングして対向信号電極34を形成することによっ
て電極基板30を作成した。電極基板10と電極基板3
0とによって液晶層40を挟持した。
【0113】次に、図7に示すようにTa電極層16か
らなるデータ線78をデータ線駆動回路に接続詞、対向
信号電極34からなる走査線74を走査線駆動回路72
に接続して液晶表示装置100を作成した。この液晶表
示装置100の表示特性を調べたところ、コントラスト
が高く、画質が良好であった。
【0114】実施例2乃至8および実施例10乃至13
と同じ方法で作成したMIM型非線形素子50を使用し
て本実施例と同様に液晶表示装置100を作成したとこ
ろ、同様にコントラストが高く、優れた画質が得られ
た。
【0115】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、実施
例1乃至9において、Ta電極層16をTaを主成分と
しその中にReまたはMoを添加したものを用いること
もできる。また、上記実施例のように、Wを添加したタ
ンタル膜を用いた場合でも、濃度は0.7重量%に限ら
れるものではない。
【0116】さらに、Cr電極層20に代えてTiまた
はAlからなる電極層を使用することもできる。さら
に、また、Cr電極層20を省略し、画素電極22によ
ってこのCr電極層20を兼ねることもできる。
【0117】また、本実施例においては、熱処理装置と
して縦形炉を用いているが、同等の仕様を有する横形炉
を用いて本実施例のような熱処理を行っても、同様の効
果が得られる。
【0118】液晶表示装置を駆動するために素子に駆動
電圧を印加し続けると、初期特性に対して同じ電圧を印
加しても、電流がシフトするという現象が起こる。液晶
表示装置の焼き付きを目立たなくするためには、このM
IM素子の電流シフトを2%以内に抑える必要がある。
また、液晶を駆動するためには、用いる液晶の閾値電圧
によっても異なるが、一般に4V印加時の電流値を1×
10−10A以下にする必要がある。さらに、80℃の
環境でも十分に動作するためには、それを1×10−1
1A以下にする必要がある。従って、図9の91に示す
ように、従来の技術を用いて酸化膜形成後の熱処理を行
った場合には、動作マージンを確保すると電流シフトが
大きくなり、液晶表示装置の焼き付きが目立つようにな
る。比較例のようにMIM型非線形素子を作成した場合
も同様である。
【0119】本実施例を用いてMIM型非線形素子を作
成した場合は、図9の92に示すように、動作マージン
を確保し、かつシフトを2%以内に抑えることができる
ので、優れた画質を持つ液晶表示装置100を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および従来のMIM型非線形素
子の製造方法を説明するための断面図である。
【図2】本発明の実施例および従来のMIM型非線形素
子の製造方法を説明するための断面図である。
【図3】本発明の実施例で使用する熱処理炉を説明する
ための断面図である。
【図4】本発明の第1乃至第5の実施例および比較例の
MIM型非線形素子のβ値を示す図である。
【図5】本発明の第1乃至第5の実施例および比較例の
MIM型非線形素子のオフ時の電流値を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例における基板温度と時間
との関係を示す図である。
【図7】本発明および従来のMIM型非線形素子が使用
される液晶表示装置を説明するための図である。
【図8】本発明および従来のMIM型非線形素子が使用
される液晶表示装置を説明するための断面図である。
【図9】本発明および従来のMIM型非線形素子の電流
シフトと、MIM型非線形素子に4Vの電圧を印加した
ときに流れる電流の関係を示す図である。
【符号の説明】
10、30・・・電極基板 12、32・・・透明基板 14・・・Ta2O5層 16・・・Ta電極層 18・・・ Ta2O5陽極酸化膜 20・・・Cr電極層 22・・・画素電極 34・・・対向信号電極 40・・・液晶層 50・・・MIM型非線形素子 60・・・液晶表示要素 72・・・走査線駆動回路 74・・・走査線 76・・・データ線駆動回路 78・・・データ線 80・・・画素領域 100・・・液晶表示装置 200・・・熱処理炉 202・・・ベルジャ 204・・・ヒータ 206・・・ボート

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に第1の導電層を形成する工程と、 前記第1の導電層上に酸化膜を形成する工程と、 少なくともその終期段階において、前記第1の導電層お
    よび前記酸化膜が形成された前記基板を、酸素ガスを含
    むガス雰囲気中にて処理を行う熱アニール工程と、 その後、前記酸化膜上に第2の導電層を形成する工程
    と、 を有することを特徴とするMIM型非線形素子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のMIM型非線形素子の製
    造方法において、 前記熱アニール工程は、 前記第1の導電層および前記酸化膜が形成された前記基
    板を所定の第1の温度で熱処理を行う工程と、 その後、前記基板を前記第1の温度から所定の第2の温
    度まで降温する工程と、 その後、前記基板を酸素ガスを含むガス雰囲気中で前記
    第2の温度から所定の第3の温度まで降温する工程と、
    を有することを特徴とするMIM型非線形素子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のMIM型非線形素子の製
    造方法において、 窒素ガス雰囲気中において、第1の温度で熱処理を行な
    う工程及び第1の温度から第2の温度まで降温する工程
    を行なうことを特徴とするMIM型非線形素子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のMIM
    型非線形素子の製造方法において、 前記酸素ガスを含むガスが酸素ガスと窒素ガスとの混合
    ガスであることを特徴とするMIM型非線形素子の製造
    方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のMIM型非線形素子の製
    造方法において、 前記酸素ガスと窒素ガスの流量比が1:20〜20:1
    であることを特徴とするMIM型非線形素子の製造方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載のMIM
    型非線形素子の製造方法において、 前記酸化膜が第1の導電層の陽極酸化膜であることを特
    徴とするMIM型非線形素子の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載のMIM
    型非線形素子の製造方法において、 前記第1の導電層がTaからなることを特徴とするMI
    M型非線形素子の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のMIM型非線形素子の製
    造方法において、 前記酸素ガスを含むガス雰囲気が水蒸気を含むことを特
    徴とするMIM型非線形素子の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1乃至6のいずれかに記載のMIM
    型非線形素子の製造方法において、 前記第1の導電層がTaを主成分とし、その中にW、R
    eおよびMoからなる群より選ばれた少なくとも1以上
    の元素を添加したものからなることを特徴とするMIM
    型非線形素子の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のMIM型非線形素子の
    製造方法において、 前記酸素ガスが乾燥酸素ガスであることを特徴とするM
    IM型非線形素子の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記第2の導電層がCr、Ti、Alまたはインジウム
    ・錫・酸化物(ITO)からなることを特徴とするMI
    M型非線形素子の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項11に記載のMIM型非線形素子
    の製造方法において、 前記第2の導電層がCrであることを特徴とするMIM
    型非線形素子の製造方法。
  13. 【請求項13】請求項2乃至12のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記第1の温度から第3の温度までの平均温度勾配が
    0.1〜60℃/minであることを特徴とするMIM
    型非線形素子の製造方法。
  14. 【請求項14】請求項2乃至13のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記基板がガラス基板であり前記第1の温度が220℃
    〜600℃であることを特徴とするMIM型非線形素子
    の製造方法。
  15. 【請求項15】請求項2乃至14のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記第2の温度が220℃〜600℃であることを特徴
    とするMIM型非線形素子の製造方法。
  16. 【請求項16】請求項2乃至15のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記第3の温度が250℃以下であることを特徴とする
    MIM型非線形素子の製造方法。
  17. 【請求項17】請求項2乃至16のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記第2の温度が前記第1の温度と同じ温度であること
    を特徴とするMIM型非線形素子の製造方法。
  18. 【請求項18】請求項2乃至17のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記第1の温度での熱処理工程と、前記第1の温度から
    前記第2の温度までの降温工程と、前記第2の温度から
    前記第3の温度までの降温工程と、を同一の熱処理装置
    内で連続して行うことを特徴とするMIM型非線形素子
    の製造方法。
  19. 【請求項19】請求項2乃至18のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記第1の導電層および前記酸化膜が形成された前記基
    板を前記酸素ガスを含むガス雰囲気中で前記第2の温度
    から250℃以下まで降温し、その後前記基板を熱処理
    装置外に取り出すことを特徴とするMIM型非線形素子
    の製造方法。
  20. 【請求項20】請求項2乃至18のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記第1の導電層および前記酸化膜が形成された前記基
    板を前記酸素ガスを含むガス雰囲気中で前記第2の温度
    から220℃以下まで降温し、その後前記基板を熱処理
    装置外に取り出すことを特徴とするMIM型非線形素子
    の製造方法。
  21. 【請求項21】請求項2乃至18のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記第1の導電層および前記酸化膜が形成された前記基
    板を前記酸素ガスを含むガス雰囲気中で前記第2の温度
    から200℃以下まで降温し、その後前記基板を熱処理
    装置外に取り出すことを特徴とするMIM型非線形素子
    の製造方法。
  22. 【請求項22】請求項2乃至21のいずれかに記載のM
    IM型非線形素子の製造方法において、 前記基板を熱処理装置外に取り出す温度と、前記第3の
    温度は同一であることを特徴とするMIM型非線形素子
    の製造方法。
  23. 【請求項23】請求項1に記載のMIM型非線形素子の
    製造方法において、 前記熱アニール工程は、前記終期段階において、前記酸
    素ガスを含むガス雰囲気の熱処理装置内において、25
    0℃以下まで降温して、その後、前記基板を前記熱処理
    装置外に取り出すことを特徴とするMIM型非線形素子
    の製造方法。
  24. 【請求項24】請求項1に記載のMIM型非線形素子の
    製造方法において、 前記熱アニール工程は、前記終期段階において、前記酸
    素ガスを含むガス雰囲気の熱処理装置内において、22
    0℃以下まで降温して、その後、前記基板を前記熱処理
    装置外に取り出すことを特徴とするMIM型非線形素子
    の製造方法。
  25. 【請求項25】請求項1に記載のMIM型非線形素子の
    製造方法において、 前記熱アニール工程は、前記終期段階において、前記酸
    素ガスを含むガス雰囲気の熱処理装置内において、20
    0℃以下まで降温して、その後、前記基板を前記熱処理
    装置外に取り出すことを特徴とするMIM型非線形素子
    の製造方法。
  26. 【請求項26】請求項1記載の方法により製造されたM
    IM型非線形素子を画素のスイッチング素子として使用
    したことを特徴とする液晶表示装置。
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