JPH0833169A - 懸垂支持物及び該懸垂支持物への架線作業方法 - Google Patents

懸垂支持物及び該懸垂支持物への架線作業方法

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JPH0833169A
JPH0833169A JP18179394A JP18179394A JPH0833169A JP H0833169 A JPH0833169 A JP H0833169A JP 18179394 A JP18179394 A JP 18179394A JP 18179394 A JP18179394 A JP 18179394A JP H0833169 A JPH0833169 A JP H0833169A
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arm
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insulating
tip
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JP18179394A
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Kazuo Yokoyama
一雄 横山
Toshiaki Kumeta
俊昭 久米田
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁アームを備えた懸垂支持物において,架
線作業を行う際に,延線用金車から電線を容易につり上
げて懸垂クランプに収容することができると共に,懸垂
支持物の高さを低くしかつ落雷防止効果を高めること。 【構成】 支持物本体28aに水平に張設された絶縁ア
ーム23の上方に,この絶縁アーム23と平行な架空地
線用アーム30(53)を設ける。そしてこの架空地線
用アーム30(53)の先端を絶縁アーム23(52)
の先端より外側へ突出させ,この先端付近に架空地線3
1(56)を取り付ける。これにより架空地線31(5
6)が絶縁アーム23(52)に懸垂支持された電線6
の真上近辺に位置し,架空地線31(52)の電線6に
対する雷遮蔽角θが0゜付近となり,架空地線用高さh
を低くすることができると共に,落雷防止効果が高ま
る。また架空地線用アーム30(53)の先端付近にト
ビ金車32を設け,このトビ金車32に通したワイヤロ
ープ35の先端に取り付けた電線吊り上げ工具34(4
0)により,電線6の吊上げを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,絶縁アームを備えた
コンパクト送電線用の懸垂支持物及び該懸垂支持物への
架線作業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な架空送電線路における懸
垂鉄塔においては,鉄塔本体の両側に設けられた鉄塔ア
ームの先端付近に懸垂装置を取り付け,この懸垂装置に
電線を架線すると共に,最上段の鉄塔アームに架線され
た一対の電線に対して所定の雷遮蔽角が確保されるよう
な高さの塔頂に1条の架空地線を架線するようにしてい
る。上記従来の鉄塔アームに取り付けられる懸垂装置
は,図6に示すように懸垂鉄塔の鋼製アーム2(図はそ
の一部材を示す)に連結されるヨーク3,所定の電気的
絶縁性能を有する碍子連4,ライン側のヨーク5,電線
6を支持する懸垂クランプ7等を備えており,さらにヨ
ーク3,5にはそれぞれアークホーン8,9およびシー
ルドリング10,11が取り付けられている。
【0003】そして従来の懸垂鉄塔の架線作業方法とし
ては,まず電線6の延線においては,図7に示すように
懸垂装置1と同等の長さの金車コード15により延線用
金車16を鋼製アーム2から吊り下げる。この延線用金
車16の金車溝を電線6が通過して延線が行われる。こ
の場合,延線用金車16は,金車溝が懸垂装置の懸垂ク
ランプ7の電線6の位置と同じ高さ位置となるように配
置される。延線後には,規定弛度となるまで弛度調整を
行う。次いで,金車コード15の近傍に鋼製アーム2か
ら懸垂装置1を吊り下げるとともに,同じく鋼製アーム
2から例えばレバーブロック(チェーンブロックと類似
構造でレバー操作で巻き上げ,巻き下げを行うもの)1
8等を用いて図8(イ),(ロ)に示すような電線吊り
上げフック17を下ろし,延線用金車16上の電線6を
この電線吊り上げフック17に取り込んだ後,この取り
込んだ電線6を懸垂クランプ7に収容(移し替え)し把
持する。こうして緊線が終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,近年,架空
送電線路全体を極力小さくしたコンパクト送電線路の要
請が高まりつつあり,それを実現するものとして,絶縁
アームを用いた懸垂支持物が検討されている。この絶縁
アームを用いた懸垂支持物の一例は,図9に示すように
支持物本体28aの両側に上下3段に絶縁アーム23が
設けられると共に,所定の架空地線高さ(最上段の絶縁
アーム23の水平材から架空地線29までの高さ)hの
位置に頂部が形成され,この頂部には1条の架空地線2
9が架線されている。これによって絶縁アーム23に架
線された電線6に対して雷遮蔽角θが確保され,電線へ
の落雷が防止される。
【0005】絶縁アーム23は,本発明の一実施例図で
ある図4(a),(b)を参照して説明すると,FRP
等による絶縁材料の軸21a,22aの外周に従来の磁
器碍子と同様な傘形状をなすシリコンゴム等の高分子碍
子21b,22bを設けた部材21,22を用いた構造
であり,アームとしての機能と絶縁支持部材としての機
能(従来の磁器碍子と同じ機能)とを兼ね備えている。
なお,図示の絶縁アーム23は,水平材21と斜め材2
2とを組み合わせた2本組み構造の絶縁アームである。
この場合,絶縁アーム23の先端に連結したヨーク24
に電線6を把持した懸垂クランプ26を直接取り付け
る。また,延線時には延線用金車25もヨーク24に直
接取り付ける。
【0006】上記の絶縁アーム23を持つ懸垂支持物2
8において,緊線時に延線用金車25から懸垂クランプ
26へ電線6の移し替えを行う場合,延線用金車25
は,金車溝が懸垂クランプ26の電線6の位置と同じ高
さ位置となるように配置される。ヨーク24の直下にお
いて電線6を延線用金車25の金車溝から10cm程度
だけ持ち上げる作業が必要であるが,この作業をレバー
ブロック18等を用いる従来方法で行うことは困難であ
る。すなわち,従来の懸垂装置1であれば,鋼製アーム
2から懸垂クランプ7までの高さ距離が十分あり,した
がって鋼製アーム2と延線用金車16との間にも十分な
高さ距離があるので,レバーブロック18等の使用が可
能であり,上述のような電線6の移し替え作業を容易に
行えるが,絶縁アーム23を持つ懸垂支持物28の場合
には,図10に示すように,絶縁アーム23と延線用金
車25間の高さ距離がきわめて短くなるので,レバーブ
ロック等を用いる従来方法を採用することができないと
いう問題点が生じる。また架空地線29は,懸垂支持物
28の両側に設けられた絶縁アーム23の先端側の一対
の電線6に対して,有効な雷遮蔽角θを確保するため
に,架空地線高さhが高くなり,その結果支持物本体2
8aの高さが大となってしまう問題が生じる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で,絶縁アームを備えた懸垂支持物において,架線作業
を行う際に,延線用金車から電線を先端に容易につり上
げて懸垂クランプに収容することができると共に,懸垂
支持物の高さを低くしかつ落雷防止効果を高めることが
できる懸垂支持物及び該懸垂支持物への架線作業方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は,先端に懸垂クランプにより電線が懸垂支
持される絶縁アームを備えた懸垂支持物であって,この
支持物本体の最上段の絶縁アームより上部に,この絶縁
アームと平行に配設されかつ先端側が前記絶縁アームの
先端より外側へ突出する架空地線用アームを設け,この
架空地線用アームの先端付近に架空地線を設けたことを
特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は,前記絶縁アームが
前記支持物本体の両側に設けられ,これら絶縁アームの
先端に各1条の電線が設けられる一方,前記架空地線用
アームの先端に前記各電線に沿って架空地線が各1条設
けられることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は,請求項1記載の懸
垂支持物に電線を架線する架線作業方法であって,前記
架空地線用アームの先端付近に前記電線の真上またはそ
れより外側にトビ金車を取り付け,このトビ金車に通し
たワイヤロープの先端に取り付けた電線吊り上げ工具に
より,電線の吊上げを行うことを特徴としている。
【0011】
【作用】上記の懸垂支持物では,架空地線用アームの先
端が絶縁アームの先端より外側に突出しているため,絶
縁アームの先端に懸垂クランプで懸架された電線の真上
もしくはその近辺に架空地線が位置することとなり,架
空地線の電線に対する雷遮蔽角θがほぼ0゜付近とな
り,架空地線高さhを高くとる必要が無くなり,したが
って懸垂支持物全体の高さも低くなる。
【0012】請求項2では,絶縁アームが支持物本体の
両側に張設される場合には,架空地線用アームも支持物
本体の両側に設けられ,この架空地線用アームの両端付
近に各1条設けられた架空地線が前記絶縁アームの先端
に各1条設けられた電線の上部に位置する。例えば,架
空地線を絶縁アームの先端より外側に位置させれば,2
条の架空地線の内側に電線が位置することとなり,架空
地線用の電線に対する雷遮蔽角が0゜以下となり,落雷
防止効果が著しく高まる。
【0013】請求項3の架線作業方法では,例えば延線
後の緊線作業に適用する場合,架空地線用アームの先端
付近の電線の真上またはそれより外側にトビ金車を取り
付ける。次いで,先端に電線吊り上げ工具を取り付けた
ワイヤロープを前記トビ金車に通し,このワイヤロープ
を操作して電線吊り上げ工具を絶縁アームの先端付近に
位置させ,次いで延線用金車の金車溝に通された電線に
掛けた後,ワイヤロープを引っ張って巻き上げること
で,電線が電線吊り上げ工具により吊り上げられ,延線
用金車から外れる。次いで,延線用金車をヨークから外
し,懸垂クランプに電線を収容・把持した後,懸垂クラ
ンプを絶縁アームの先端に取り付ける。これにより延線
用金車から懸垂クランプへの電線の移し替えが行われ
る。
【0014】
【実施例】以下,本発明の実施例を図1〜図5を参照し
て説明する。図1は本発明の懸垂支持物の一実施例を示
すものであり,この懸垂支持物28は支持物本体(図示
例は鉄塔ではなく鋼管等によるポールである)28aの
アームとして絶縁アーム23を用いたコンパクト送電線
路用の懸垂支持物である。この懸垂支持物28は,支持
物本体28aの両側に水平な絶縁アーム23が上下3段
に設けられている。そして,支持物本体28aの頂部に
は先端側が絶縁アーム23より外側へ突出する架空地線
用アーム30が設けられている。さらに,架空地線用ア
ーム30の両端付近には架空地線31が電線6と平行に
配設されている。
【0015】絶縁アーム23は,図4について前述した
通りFRP等による絶縁材料の軸21a,22aの外周
に従来の磁器碍子と同様な傘形状をなすシリコンゴム等
の高分子碍子21b,22bを設けた部材21,22を
用いた構造であり,アームとしての機能と絶縁支持部材
としての機能(従来の磁器碍子と同じ機能)とを兼ね備
えている。前記水平材21および斜め材22は,それぞ
れ基端側は連結金具21c,22cを介して支持物本体
28aに連結され,先端側は連結金具21d,22dを
介してヨーク24に連結されている。なお,図示の絶縁
アーム23は,水平材21と斜め材22とを組み合わせ
た2本組み構造の絶縁アームである。図4(a)は架空
送電線の架設作業における延線済みの状態を示すもの
で,電線6はヨーク24に取り付けた延線用金車25の
金車溝に通されている。また図4(b)は架線作業が終
了して,懸垂クランプ26が絶縁アーム23先端のヨー
ク24に取り付けられた状態を示している。
【0016】架空地線用アーム30は,支持物本体28
aの頂部に前記絶縁アーム23と平行に配設されたアー
ム本体30aと,このアーム本体30aの先端と支持物
本体28aの頂部付近との間に取り付けられた斜め材3
0bとでトラス構造を構している。そして架空地線用ア
ーム30の両端付近には各1条(合計2条)の架空地線
31が吊持されている。架空地線31は,絶縁アーム2
3の先端に懸垂クランプ26で支持された電線6より上
方に位置すると共にわずかに外側に吊持されている。し
たがって,2条の架空地線31の水平間距離は一対の電
線6の水平間距離より大きくなる。この実施例では,架
空地線31は電線6よりわずかに外側に位置するため,
架空地線31の電線6に対する雷遮蔽角θは0゜以下と
なり,これによって架空地線高さhを小さくすることが
できると共に,電線6への落雷防止効果を著しく向上さ
せることができる。
【0017】そして架空地線用アーム30は,通常,ア
ーム30自身の重量による荷重,架空地線及び当該付属
品の重量による荷重等の垂直荷重と,アーム30に加わ
る風荷重,架空地線及びこの付属品に加わる風荷重,架
空地線の切断により生じるねじり力等により加わる水平
荷重とを考慮した強度を備えている。さらに,本実施例
の架空地線用アーム30は前記の荷重に加えて電線6の
架線作業時に生じる荷重,即ち垂直荷重としての電線6
自身と後述する吊り上げ工具の重量,また水平荷重とし
ての架線作業時に電線6及び吊り上げ工具に加わる風荷
重等を加算した強度を備えている。
【0018】次に,図2,図4を用いて上記実施例の懸
垂支持物28に電線6を架線する際の架線作業方法につ
いて説明する。図2の懸垂支持物28では,両側の絶縁
アーム23のヨーク24に延線用金車25が吊持され,
この延線用金車25の金車溝には延線済みの電線6が通
されている。
【0019】次に,緊線作業を行うが,架空地線用アー
ム30の先端付近の上記延線用金車25に通された電線
6の真上またはそれより外側の位置にトビ金車32を取
り付けると共に,架空地線用アーム30の基端部にもト
ビ金車33を取り付ける。次いで先端に吊り上げフック
34を取り付けたワイヤロープ35を前記トビ金車3
2,33に通し,基端部側は例えば地上まで降ろす。そ
して,電線6は規定弛度となるまで弛度調整を行った
後,延線用金車25上の電線6を懸垂クランプ26に移
し替えるが,この移し替えの際には,ワイヤロープ35
を先端側に送り出して吊り上げフック34を絶縁アーム
23の先端付近まで降ろし,吊り上げフック34を延線
用金車25の金車溝に通された電線6に掛けた後(図4
(a)参照),ワイヤロープ35を巻き上げることで,
電線6を吊り上げフック34により例えば10cm程度
吊り上げて延線用金車25から外す。次いで,延線用金
車25を絶縁アーム23先端のヨーク24から外し,懸
垂クランプ26に電線6を収容・把持した後,図4
(b)に示すようにこの懸垂クランプ26をヨーク24
に取り付ける。これにより延線用金車25から懸垂クラ
ンプ26への電線6の移し替えが行われる。作業後は,
トビ金車32,33は撤去するとよい。上述の緊線作業
は,片側の上中下の各段の絶縁アーム23について,下
段,中段,上段の順に行うのが作業性の点で好ましい。
【0020】ところで,コンパクト送電線路では,垂直
線間距離を可能な限り縮小することが要求されるので,
図3に示すように金具高さ寸法の短い耐振型懸垂クラン
プ(AGSクランプ)46が使用される場合がある。こ
の耐振型懸垂クランプ46は,電線6の外側に巻き付け
たアーマーロッド47の中央部をクランプするが,この
アーマーロッド47の中央部がクロロプレンゴム等のイ
ンサート48を介して電線6を弾性的に把持する構造で
ある。
【0021】懸垂クランプとして前記の耐震型懸垂クラ
ンプ46を使用している場合は,アーマーロッド47の
長さ分を避けてかつ電線6を水平に把持する必要がある
ので,電線吊り上げ工具として単なるフックではなく,
図3に示すように,アーマーロッド47の両側位置にお
いて電線6を保持する2点吊り工具40を用いるとよ
い。図示の2点吊り工具40は,水平材40aの両側に
電線6を保持するための金車40bを取り付けた構造で
あり,水平材40aの両端にワイヤロープ35を連結す
る。
【0022】なお,上記実施例の懸垂支持物28では,
架空地線用アーム30を用いて支持物本体28aに絶縁
アーム23を取り付ける作業を行うこともでき,絶縁ア
ーム23の吊り上げ及び取り付けを容易にかつ安全に行
うことができる。この場合,架空地線用アーム30に
は,支持物本体28aに絶縁アーム23を取り付ける際
に生じる荷重,即ち垂直荷重としての絶縁アーム23自
身と吊り上げ工具の重量,また水平荷重としての取り付
け作業時に絶縁アーム23及び吊り上げ工具に加わる風
荷重等を,上述した架空地線用アームに通常生じる荷重
に加算した強度が備えられている。
【0023】次に,図5を用いて本発明の第2実施例を
説明する。この第2実施例の懸垂支持物50は支持物本
体50aの一側のみに,水平材だけからなる絶縁アーム
52を上下3段に設けた1回線用のものであり,支持物
本体50aの頂部には絶縁アーム52と平行に配置され
ると共に,絶縁アーム52より先端側が外側に突出する
架空地線用アーム53が設けられている。各々の絶縁ア
ーム52の先端にはヨーク54が取り付けられ,このヨ
ーク54には懸垂クランプ55に把持された電線6が吊
持されている。また架空地線用アーム53の先端付近に
は前記電線6の上方に位置しかつ電線6よりわずかに外
側に架空地線56が吊持された構成となっている。な
お,架空地線31,56は電線6より若干内側にあって
も良い。
【0024】
【発明の効果】本発明の懸垂支持物によれば,架空地線
の電線に対する雷遮蔽角θがほぼ0゜近辺となり,架空
地線高さ,即ち絶縁アームの水平材から架空地線までの
高さを低くすることができ,その分懸垂支持物全体の高
さを低く抑えることができる。また,落雷防止効果も高
まる。
【0025】請求項2では,両側の絶縁アームの先端に
各1条懸垂支持される電線の真上叉はその近辺に各1条
の架空地線が位置する。さらに2条の架空地線を2条の
電線の外側に位置させれば,架空地線の電線に対する雷
遮蔽角が0゜以下となり,落雷防止効果を著しく向上さ
せることができる。
【0026】請求項3の架線作業方法では,架空地線ア
ームの先端にトビ金車を配設し,このトビ金車を通した
ワイヤロープに取り付けた電線吊り上げ工具で電線の吊
り上げを行うので,例えば緊線作業における延線用金車
から懸垂クランプへの電線の移し替え作業等を容易かつ
安全に行うことができる。また,支持物本体に取り付け
る絶縁アームの吊り上げ作業も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の懸垂支持物の正面図であ
る。
【図2】図1の懸垂支持物の架線作業のひとつである延
線用金車から懸垂クランプへの電線の移し替え作業を説
明する説明図である。
【図3】図2における電線の移し替え作業時に使用され
る電線吊り上げ工具の例を示す正面図である。
【図4】同図(a)は図1の絶縁アームのヨークに金車
で電線が懸垂支持されている状態の説明図,同図(b)
は同様に懸垂クランプで電線が懸垂支持されている状態
の説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の懸垂支持物の正面図であ
る。
【図6】従来の懸垂装置の正面図である。
【図7】従来方法により緊線時に延線用金車から懸垂ク
ランプへの電線の取り込みを行う要領を説明する説明図
である。
【図8】図7における電線吊り上げフックを示すもの
で,同図(イ)は正面図,同図(ロ)は側面図である。
【図9】従来のコンパクト送電線路における懸垂支持物
の正面図である。
【図10】図9の懸垂支持物における架線作業の一例で
ある延線用金車から懸垂クランプへの電線の移し替え作
業を説明する説明図である。
【符号の説明】
6 電線 23,52 絶縁アーム 26,55 懸垂クランプ 28,50 懸垂支持物 28a,50a 支持物本体 30,53 架空地線アーム 31,56 架空地線 32 トビ金車 34 電線吊り上げフック(電線吊り上げ工具) 35 ワイヤロープ 40 2点吊り工具(電線吊り上げ工具)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に懸垂クランプにより電線が懸垂支
    持される絶縁アームを備えた懸垂支持物であって,この
    支持物本体の最上段の絶縁アームより上部に,この絶縁
    アームと平行に配設されかつ先端側が前記絶縁アームの
    先端より外側へ突出する架空地線用アームを設け,この
    架空地線用アームの先端付近に架空地線を設けたことを
    特徴とする懸垂支持物。
  2. 【請求項2】 前記絶縁アームが前記支持物本体の両側
    に設けられ,これら絶縁アームの先端に各1条の電線が
    設けられる一方,前記架空地線用アームの先端に前記各
    電線に沿って架空地線が各1条設けられることを特徴と
    する懸垂支持物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の懸垂支持物に電線を架線
    する架線作業方法であって,前記架空地線用アームの先
    端付近に前記電線の真上またはそれより外側にトビ金車
    を取り付け,このトビ金車に通したワイヤロープの先端
    に取り付けた電線吊り上げ工具により,電線の吊上げを
    行うことを特徴とする懸垂支持物への架線作業方法。
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