JPH0833185B2 - 断熱管構造 - Google Patents

断熱管構造

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JPH0833185B2
JPH0833185B2 JP2299102A JP29910290A JPH0833185B2 JP H0833185 B2 JPH0833185 B2 JP H0833185B2 JP 2299102 A JP2299102 A JP 2299102A JP 29910290 A JP29910290 A JP 29910290A JP H0833185 B2 JPH0833185 B2 JP H0833185B2
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insulation
heat
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は一般に断熱管或は断熱導管に関し、詳しくは
熱循環に基く断熱性の劣化を回避する新規な断熱管構造
に関する。
〔従来技術の説明〕
流動床ボイラに於ては、粒状物質(固形物)を収集し
それを炉の燃焼ゾーンに戻す必要がある。第1図に示さ
れるように、導管10は固形物を搬送するために使用さ
れ、代表的には多重層耐熱複合材14によって内側が裏当
てされたスチールシェル12から成り立っている。断熱複
合材14は代表的には、スチールシェル12の内径(ID)或
は内面18における絶縁耐熱層16と、この絶縁耐熱層16を
覆い、導管10の内径部22によって画定される通路21を形
成する“耐侵蝕性”の稠密耐熱層20とから成り立つ。高
温の粒状物質は内径部22と接触する状態で導管10内部を
搬送される。耐熱複合材14は一般に、スチールシェル12
の内面18に溶接されたアンカー24によって支持され、別
個のアンカー24を各絶縁耐熱層16及び稠密耐熱層20に取
付け得る。
通常運転に於て、高温の固形物質は導管10を貫いて搬
送される。固形物質の温度は約815℃から982℃(1500゜
Fから188゜F)の範囲であるが、もっと低い温度として
も良い。温度平衡状態に於て、耐熱層の内径部22は導管
10を貫いて搬送される高温の粒状物質と同一温度にあ
り、一方スチールシェル12の外径26は代表的には約73.9
℃から107.2℃(165゜Fから225゜F)である。
本発明の絶縁耐熱層16及び稠密耐熱層20は被供給物、
用途及び方法によって幅広く変化する。しかしながら、
こうした構成には以下のような共通の特性がある。
1).絶縁耐熱層16は代表的にはスチールシェル12の内
面18に注型或は吹付される。しかしながら、絶縁要求程
度が高くなるほど絶縁耐熱層16の強度は低下する。
2).“耐侵蝕性”の稠密耐熱層20もまた代表的に注型
或は吹付される。この稠密耐熱層20は絶縁耐熱層16より
も重量が非常に重く、強度が一段と高い。
こうした構造に於ては、内側の耐熱層が損傷した場
合、過熱されることによって、(1)絶縁耐熱層16及び
稠密稠密耐熱層20が損傷し、また(2)スチールシェル
12が損傷を受けることである。始動中、導管10の温度は
周囲温度から運転温度に上昇する。導管10は、そこを搬
送される固定物質が熱源となることから、内径部22から
加熱される。加熱されることにより稠密耐熱層20は半径
方向に膨張せしめられる。絶縁耐熱層16及びスチールシ
ェル12の加熱速度は稠密耐熱層20の加熱速度よりも遅い
ことから、稠密耐熱層20は絶縁耐熱層16を圧迫し、絶縁
耐熱層16の破壊強度を越える応力を生じせしめる。更に
は、こうした熱負荷がスチールシェル12に伝達されてス
チールの降伏強度を越え得る高いフープ応力を引き起こ
す。プロセスの連続的な加熱及び冷却サイクルが継続さ
れると絶縁耐熱層16は破壊され、スチールシェル12は過
熱され、恐らくは歪曲化する。
スチールシェル12は一般に垂直方向に配向される。稠
密耐熱層20を重力に抗して垂直方向に支持するための手
段がアンカー24のみである場合、アンカー24には、絶縁
耐熱層16、稠密耐熱層20の片持ち負荷による応力が生じ
る。アンカー24のこうした片持ち負荷は、絶縁耐熱層16
の劣化が進行するに従い増大する。アンカー24が曲がる
と、稠密耐熱層20における応力が各アンカー24の位置及
びアンカー24に沿って集中する。稠密耐熱層20でのそう
した点状/線状に集中した応力負荷が稠密耐熱層20の割
れを引き起こし、最終的には、この割れが稠密耐熱層20
を通して拡大し、稠密耐熱層20の破片が落下する。これ
は絶縁導管10の不良として定義される。
斯くして、稠密耐熱層の熱循環による劣化を回避した
改良断熱管構造の開発が所望されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
シェルの内面に加わる圧力負荷が無視し得る程に減少
され或は全く排除されシェルにおける過剰なフープ応力
の発生が回避され、また温度周期中における稠密耐熱材
の拘束のない膨張及び収縮可能ならしめそれにより、稠
密耐熱材の不良発生の原因となる応力負荷が回避され
た、稠密耐熱層の熱循環による劣化を回避した改良断熱
管構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、耐熱材の熱膨張に基くフープ応力を
最少化或は排除すると共に、アンカーによって引き起こ
される耐熱材での点状/線状の応力負荷を排除する新規
な断熱管構造が提供される。
本発明の1様相に従えば、 内面を具備するシェルと、 シェル内に位置付けられた断熱材の層にして、高温物
質をそこを通して搬送するための内側通路を形成してな
る断熱材の層と、 断熱材の層及びシェルの内面間に位置付けられてな
る、断熱材の熱膨張によるシェルの過剰のフープ応力を
防止するための手段と、 シェルの内面と係合し且つシェルの内面に付設した剪
断ラグによって支持され、膨張ギャップによって相互に
分離された別個の複数のセグメントを有してなる棚部分
にして、断熱材の層を、その熱膨張に基づく運動を拘束
することなく重力に抗してシェル内部で支持するための
棚部分と、 複数のセグメントの、剪断ラグを中心としての回転を
防止するための手段とを含んでなる導管が提供され、 他の様相に従えば、 第1のシェルと第2のシェルとを含み、 第1のシェルが第2のシェルに積み重ねられそれによ
り第1のシェル及び第2のシェル間を貫く連続した内側
通路を形成し、 第1のシェル及び第2のシェルの各々が、 内面と、 第1のシェル及び第2のシェルの内部に位置付けられ
た断熱材の層にして、高温物質を搬送するための内側通
路をそこを貫いて形成してなる断熱材の層と、 断熱材の層とシェルの内面との間に位置付けられ、断
熱材の熱膨張によるシェルの過剰のフープ応力を防止す
るための手段と、 シェルの内面と係合し且つシェルの内面に付設した剪
断ラグによって支持され、膨張ギャップによって相互に
分離された複数の別個のセグメントを有してなる棚部分
にして、断熱材の層を、その熱膨張に基づく運動を拘束
することなく重力に抗して各々のシェル内部で支持する
ための棚部分と、 複数のセグメントの、剪断ラグを中心としての回転を
防止するための手段と、 第1のシェルを第2のシェルに対し固着するための手
段とを含んでなる導管が提供され、 また他の様相に従えば、 内面を具備する筒状のシェルと、 筒状のシェルの内部に位置付けられ、高温物質をそこ
を通して搬送するための内側通路を形成してなる耐熱材
の層と、 耐熱材の層及び内面間に位置付けられた絶縁用の繊維
ボードの層にして、耐熱材の層が熱膨張した場合に潰
れ、シェルにおける過剰のフープ応力を防止するための
絶縁用の繊維ボードの層と、 膨張ギャップにより相互に分離されてなる複数の別個
の環状棚部分にして、筒状のシェルの内面に付設した剪
断ラグにより支持され、筒状のシェル内部で耐熱材の層
をその熱膨張に基づく半径方向の運動を拘束することな
く重力に抗して支持するための環状棚部分と、 剪断ラグを中心としての環状セグメントの回転を防止
するための手段を含んでいる導管が提供され、 また他の様相に従えば、 内面を有するシェルと、 シェル内部に位置付けられ、高温物質をそこを通して
搬送するための内側通路を形成してなる耐熱材の層と、 シェルの内面と係合し且つシェルの内面に付設した剪
断ラグによって支持され、膨張ギャップによって相互に
分離された別個の複数のセグメントを有してなる棚部分
にして、断熱材の層を、その熱膨張に基づく運動を拘束
することなく重力に抗して各シェルの内部で支持するた
めの棚部分と、 耐熱材の層及び内面間に位置付けられた絶縁用の繊維
ボードの層にして、耐熱材の層が熱膨張した場合に潰
れ、シェルにおける過剰のフープ応力を防止するための
絶縁用の繊維ボードの層と、 シェルの内面に付設された、棚部分を支持するための
手段と、 各セグメントの外側周囲に付設されその断面がL字型
をなす複数のプレートと、プレート1枚につき1つがプ
レートと係合するためにシェルの内面に付設されてなる
複数の直角クリップとを含む、棚部分を支持するための
手段を中心としてのセグメントの回転を防止するための
手段とにより構成されてなる導管が提供され、 また他の様相に従えば、 内面を有するシェルと、 シェル内に位置付けられた断熱材の層にして、高温物
質をそこを通して搬送するための内側通路を形成してな
る断熱材の層と、 シェルの内面と係合し且つシェルの内面に付設した剪
断ラグによって支持され、膨張ギャップによって相互に
分離された別個の複数のセグメントを有してなる棚部分
にして、断熱材の層を、その熱膨張に基づく運動を拘束
するこなく重力に抗してシェル内部で支持するための棚
部分と を包含してなる導管が提供される。
〔実施例の説明〕
特に図2及び図3を参照するに、同じ要素が同じ参照
番号で表され、高温の粒状物質をそこを通して搬送する
ための導管30が示されている。導管30は代表的には断面
が筒状であり、以下の説明にはそれを表す用語が使用さ
れるが、そうした用語は例示上使用されるだけのもので
あり、ここで説明される好ましい具体例に限定するもの
ではないことを理解されたい。本発明の精神及び範囲内
であれば、その他の幾何学的断面を使用し得る。
導管30は内径部(ID)或いは内面34を具備する管或い
はシェルから成り立つ。シェル32は一般に炭素鋼から製
造される。しかしながら、従来技術における絶縁耐熱層
16の層に代えて、シェル32の内面34には繊維ボード36か
らなる絶縁層が配置される。この繊維ボード36は、その
表面に負荷が加えられた場合に容易に変形するよう、AS
TM C612クラス5HTブロックに従う材料から製造される。
そうした材料はUS Gypsum社からK−FAC19の名称で供給
される。内径部40を提供するための耐侵蝕性の稠密耐熱
材38からなる内層が繊維ボード36の層の上部及び内側に
付設される。内径部40は、高温の物質がそこを通して搬
送される通路41を画定する。
稠密耐熱材38の層は有益には溶成シリカ製品である。
そうした材料は、ノースアメリカンリフラクトリー社か
らHPV−SXの名称で供給される。稠密耐熱材38は加熱さ
れると膨張し、稠密耐熱材38とシェル32の内面34との間
の繊維ボード36に負荷をかけこれを圧迫する。しかしな
がら、こうして熱的に誘起され加えられた負荷は繊維ボ
ード36の層が変形することにより、繊維ボード36を単に
潰すのみで吸収されてしまう。その結果、シェル32の内
面34に実際に加わる圧力負荷は無視し得る程に減少され
或は全く排除されるのでシェル32における過剰なフープ
応力の発生が回避される。
しかしながら、アンカー42の折れによって引き起こさ
れる稠密耐熱材38での点状/線状の応力負荷を排除する
ために、稠密耐熱材38を重力対抗させるための支持体は
やはり設ける必要性があり、これを達成するために、環
状棚部分44が設けられる。アンカー42は、導管30を製造
するために、また稠密耐熱材38が熱循環に基くひび割れ
を生じた場合に稠密耐熱材38の層を互いに“キー止め”
するために尚、使用される。環状棚部分44が、稠密耐熱
材38をして、温度周期中における拘束のない膨張及び収
縮可能ならしめそれにより、稠密耐熱材38の不良発生の
原因となる応力負荷が回避される。
環状棚部分44は、肉厚t及び幅wを有し且つ膨張ギャ
ップ48によって互いに分離された別個の複数の環状セグ
メント46から成り立っている。環状セグメント46は一般
にステンレス鋼から作成される。膨張ギャップ48は環状
棚部分44の周囲に沿って比較的等間隔で隔置される。環
状セグメント46によって画定される内径50は、高温の物
質がそこを通して搬送され通路41を画定する内径部40よ
りも若干大きく選定される。こうした構成上、環状セグ
メント46の先端部47は通路41を通して搬送される高温の
物質に対して露呈されず、先端部47は稠密耐熱材38の層
により覆われる。熱伝達の点から見て環状セグメント46
は、その各先端部47が導管30の通路41に接近するほど全
体設計温度が上昇する延長表面フィンのように作動す
る。環状セグメント46の先端部47を稠密耐熱材38で覆う
ことにより、環状セグメント46に対する熱伝達が低減す
るので環状セグメント46の設計温度は低くなる。
通常運転中、環状棚部分44の内径50の温度は約538℃
(1000゜F)近くにも達し得る一方、外形部52の温度は
約177℃(約350゜F)に過ぎない。こうた厳しい温度差
が、棚部分44を複数の環状セグメント46に分割する膨張
ギャップ48が設けられない場合に棚部分44をして円錐形
状に、ほとんどBELLEVILLEワッシャのように曲折せしめ
る。こうした折れによって稠密耐熱材38の層が移動し、
アンカー42に負荷を加え、アンカー42は稠密耐熱材38の
層にクラックを引き起こす。しかしながら、膨張ギャッ
プ48が、環状棚部分44の先に述べた円錐形状への折れを
防止する。
シェル32の内面34に溶接され、そうでない場合には固
着された剪断ラグ54が、稠密耐熱材38の層の重量及び繊
維ボード36の層の重量に基き、環状棚部分44における負
荷をシェル32に伝達する。剪断ラグ54の数は支持される
べき負荷によって決定される。剪断ラグはまた、一般に
炭素鋼から作成される。各環状セグメント46が内側方向
に回転しないよう、各環状セグメント46の外形部42位置
での外側周囲に沿って湾曲プレート56が溶接され或はそ
うでない場合には固着される。これにより、湾曲プレー
ト56及び各環状セグメント46によって“L字形”断面が
創成される。別様には、環状セグメント46及び湾曲プレ
ート56は単一の、ワンピース部材として作成し得る。直
角クリップ58がシェル32の内面34の湾曲プレート56上方
に溶接されるが、これら直角クリップは湾曲プレート56
には溶接或は固着されない。直角クリップ58は湾曲プレ
ート56と係合しそれによって、各環状セグメント46の回
転負荷をシェル32に伝達する。直角クリップ58もまた一
般に、炭素鋼から作成される。
環状セグメント46は、拘束されない状態に於て剪断ラ
グ54上に載置され、各環状セグメント46に対してただ1
つの直角クリップ58でもってシェル32に“結着”され
る。ただ1つの直角クリップ58を各環状セグメント46に
対して使用することより、熱膨張が生じた場合の各環状
セグメント46の緊縛が防止される。各環状セグメント46
に2つ以上の直角クリップを配置すると、環状セグメン
ト46が加熱された際にこの環状セグメントを緊縛させそ
こに歪みを生じさせる傾向がある。本構成は、熱膨張に
基づいての、拘束されない態様での環状セグメント46の
水平方向/半径方向の運動を可能とし、斯くして環状セ
グメント46の歪み或は所望されざる運動を殆ど排除す
る。その結果、稠密耐熱材38の層の運動が防止され、ま
た先に言及した如き、通常は稠密耐熱材38の層にクラッ
クを生じさせるアンカー42による点状/線状での負荷発
生が防止される。更には、環状セグメント46及びシェル
32、直角クリップ58或は剪断ラグ54間への異類金属溶接
の必要性がない。結局、熱周期によって稠密耐熱材38の
層はクラックを生じ得るが、稠密耐熱材38の層が環状棚
部分44で支持されるので、アンカー42がそれら部片を長
期間保持する。
先に示したように、環状棚部分44は複数の環状セグメ
ント46に分割され、膨張ギャップ48により互いに離間さ
れる。正確な数の環状セグメント46の選択は幾つかの因
子の関数である。図2及び図3には8つの環状セグメン
トが示されるが、もっと少ない環状セグメント46を使用
して良く、そうした設計形状では各環状セグメント46は
稠密耐熱材38の層のもっと大きな相当部分を担持する。
各環状セグメント46の肉厚tは湾曲プレート56と各環状
セグメント46との交点での曲げ応力を算出することによ
って設定される。各環状セグメント46の幅wは、各環状
セグメント46の支持する稠密耐熱材38の層の肉厚の約3/
4とするのが一般に好ましい。各環状セグメント46につ
きただ1つの直角クリップ58が好ましいことから、もっ
と少ないがしかしもっと大型の環状セグメント46を設け
るためには、各環状セグメント46が回転しないようにす
るための一段と大型の、しかも強力なクリップ58が必要
である。これには、回転負荷が結局はシェル32の、直角
クリップ58のその内面34の固定位置での壁面に伝達され
ることから限界がある。もし各環状セグメント46の負荷
が過大となるとシェル32に伝達される負荷によりシェル
32の壁が極部的に縮み或いは変形する。更には、環状セ
グメント46が少いとそれが熱的加熱サイクルを受けた場
合に円錐形状に変形する恐れが大きくなる。これは、そ
れにより稠密耐熱材38の層が移動し、先に言及したアン
カー42の点状/線状の、稠密耐熱材38の層上への破壊的
な負荷を引き起こす傾向があることから受け入れがたい
ものである。
本発明の技術を取り入れて作成したセクションで試験
が実施された。各々が内径約76.2cm(30in)の内側通路
を具備し、外径が約127cm(50in)の、絶縁された高さ
約10cm(4ft)の炭素鋼製の2つのセクショが試験スタ
ンドに於て垂直方向に積み重ねられた。燃焼速度を制御
するために熱電対をその出口に位置付けた状態で底部に
バーナーを装着し各セクショを燃焼した。一連の24回の
試験が実施され、耐熱材38の層の内径部40が大気温度か
ら約871℃(1600゜F)に加熱された。多くのサイクル
がボイラでの5年から10年の実際のサイクルがシュミレ
ートされ、温度増大の速度は実際のボイラ指導状況がほ
ぼシュミレートされた。
稠密耐熱材38の層の内径部40は、各温度サイクルの後
に目視検査され、一連の試験の後、作成されたセクショ
ンの1つが破壊検査された。その結果、環状棚部分44の
膨張による或いは稠密耐熱材38の層へのアンカー42の点
状/線状負荷による稠密耐熱材38の層のクラックの発生
はなかったことが示された。環状棚部分44の環状セグメ
ント46には、この環状セグメント46の幅wを横断する約
177℃から約538℃(350゜Fから1000゜F)の温度差と
共に、耐熱材の質量による重力負荷が加えられたにもか
かわらず、折れ或いは偏倚の兆候は示されなかった。環
状セグメント46は湾曲プレート56に対して直交状態に維
持され、稠密耐熱材38の層に剪断力を誘起することなく
自由膨張し、アンカー42には曲げ力は加えられなかっ
た。この結果、ほとんどクラックのない稠密耐熱材38の
層が保たれた。
商業的には、こうした断熱管構造の長所は維持コスト
を減少させる。これまでの断熱管構造の、耐熱複合材14
の全交換予定時以前の代表的な予測寿命は僅か1、2年
であった。試験データに基づく本発明の計画予測寿命は
5乃至10年である。本発明の断熱管構造は、その各々が
隣り合うセクションに積み重ねられる好都合な長さのセ
クションに容易に改変可能である。好ましくはKAOWOOL
その他類似材料から作成したガスケットを使用する膨張
ジョイント60を各セクション及びガース溶接部62間に配
置しそれらを互いに固定する。これらセクションを呼び
径状付形することにより、ボイラの休止時間は最小限化
され、損失製造コストは大幅に減少する。
本発明の原理の適用を例示するために特定具体例が示
され且つ詳細に説明されたが、先の説明から、当業者に
於てはある種の改変及び改良をなし得るものである。例
えば、本発明は垂直方向導管に対して特に好適であるも
のとして説明されたが、本発明の利益は、ここに収納し
た絶縁材の層の支持を本発明の支持手段によってなし得
る任意の導管に於てもまた実現可能である。同様に“稠
密な”とは、耐熱材は高温物質をそこを通して搬送する
材料を説明するために使用されたが、“絶縁”耐熱材
は、軽量であること、低密度であることそして低強度で
あることによって特徴付けられるものではあるが、“稠
密な”耐熱材の対侵蝕性が重要でない場合にも使用され
得ることを理解されたい。かくして、本発明に従う断熱
管構造の特定の用途は、流動床ボイラに於て遭遇するよ
うな高温物質の搬送であるが、本発明を、高温ガス或い
は流体媒体のみ或いはこれに高温の粒状物を組み合わせ
たものを絶縁導管を介して搬送する任意用途において使
用可能である。
以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発明の
内で多くの変更を成し得ることを理解されたい。
〔発明の効果〕
シェルの内面に加わる圧力負荷が無視し得る程に減少
され或は全く排除されシェルにおける過剰なフープ応力
の発生が回避され、また温度周期中における稠密耐熱材
の拘束のない膨張及び収縮可能ならしめそれにより、稠
密耐熱材の不良発生の原因となる応力負荷が回避され
た、稠密耐熱層の熱循環による劣化を回避した改良断熱
管構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
図1は従来技術における代表的な絶縁導管の側面断面図
である。 図2は本発明に従う絶縁導管の、その1つを他の1つに
重ねた状態で示す2セクションを例示する側面断面図で
ある。 図3は図2を線3−3で切断し、明瞭化のために絶縁材
を省略した断面図である。 尚、図中主な部分の名称は以下の通りである。 30……導管 32……シェル 34……内面 36……繊維ボード 38……耐熱材 42……アンカー 44……環状棚部分 46……環状セグメント 47……先端部 48……膨張ギャップ 50……内径部 54……剪断ラグ 56……湾曲プレート 58……直角クリップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面を具備するシェルと、 シェル内に位置付けられた断熱材の層にして、高温物質
    をそこを通して搬送するための内側通路を形成してなる
    断熱材の層と、 断熱材の層及びシェルの内面間に位置付けられてなる、
    断熱材の熱膨張によるシェルの過剰のフープ応力を防止
    するための手段と、 シェルの内面と係合し且つシェルの内面に付設した剪断
    ラグによって支持され、膨張ギャップによって相互に分
    離された別個の複数のセグメントを有してなる棚部分に
    して、断熱材の層を、その熱膨張に基づく運動を拘束す
    ることなく重力に抗してシェル内部で支持するための棚
    部分と、 複数のセグメントの、剪断ラグを中心としての回転を防
    止するための手段とを含んでなる導管。
  2. 【請求項2】複数のセグメントの、剪断ラグを中心とし
    ての回転を防止するための手段が各セグメントの外側周
    囲に付設され、その断面がL字型をなす複数のプレート
    と、プレート1枚につき1つがプレートと係合するため
    にシェルの内面に付設されてなる複数の直角クリップと
    を含んでなる請求の範囲第1項記載の導管。
  3. 【請求項3】断熱材の熱膨張に基く過剰のフープ応力を
    防止するための手段が、断熱材が熱膨張を受けた際に潰
    れる絶縁用の繊維ボードを含んでいる請求の範囲第1項
    記載の導管。
  4. 【請求項4】第1のシェルと第2のシェルとを含み、 第1のシェルが第2のシェルに積み重ねられそれにより
    第1のシェル及び第2のシェル間を貫く連続した内側通
    路を形成し、 第1のシェル及び第2のシェルの各々が、 内面と、 第1のシェル及び第2のシェルの内部に位置付けられた
    断熱材の層にして、高温物質を搬送するための内側通路
    をそこを貫いて形成してなる断熱材の層と、 断熱材の層とシェルの内面との間に位置付けられ、断熱
    材の熱膨張によるシェルの過剰のフープ応力を防止する
    ための手段と、 シェルの内面と係合し且つシェルの内面に付設した剪断
    ラグによって支持され、膨張ギャップによって相互に分
    離された複数の別個のセグメントを有してなる棚部分に
    して、断熱材の層を、その熱膨張に基づく運動を拘束す
    ることなく重力に抗して各々のシェル内部で支持するた
    めの棚部分と、 複数のセグメントの、剪断ラグを中心としての回転を防
    止するための手段と、 第1のシェルを第2のシェルに対し固着するための手段
    とを含んでなる導管。
  5. 【請求項5】内面を具備する筒状のシェルと、 筒状のシェルの内部に位置付けられ、高温物質をそこを
    通して搬送するための内側通路を形成してなる耐熱材の
    層と、 耐熱材の層及び内面間に位置付けられた絶縁用の繊維ボ
    ードの層にして、耐熱材の層が熱膨張した場合に潰れ、
    シェルにおける過剰のフープ応力を防止するための絶縁
    用の繊維ボードの層と、 膨張ギャップにより相互に分離されてなる複数の別個の
    環状棚部分にして、筒状のシェルの内面に付設した剪断
    ラグにより支持され、筒状のシェル内部で耐熱材の層を
    その熱膨張に基づく半径方向の運動を拘束することなく
    重力に抗して支持するための環状棚部分と、 剪断ラグを中心としての環状セグメントの回転を防止す
    るための手段を含んでいる導管。
  6. 【請求項6】内面を有するシェルと、 シェル内部に位置付けられ、高温物質をそこを通して搬
    送するための内側通路を形成してなる耐熱材の層と、 シェルの内面と係合し且つシェルの内面に付設した剪断
    ラグによって支持され、膨張ギャップによって相互に分
    離された別個の複数のセグメントを有してなる棚部分に
    して、断熱材の層を、その熱膨張に基づく運動を拘束す
    ることなく重力に抗して各シェルの内部で支持するため
    の棚部分と、 耐熱材の層及び内面間に位置付けられた絶縁用の繊維ボ
    ードの層にして、耐熱材の層が熱膨張した場合に潰れ、
    シェルにおける過剰のフープ応力を防止するための絶縁
    用の繊維ボードの層と、 シェルの内面に付設された、棚部分を支持するための手
    段と、 各セグメントの外側周囲に付設されその断面がL字型を
    なす複数のプレートと、プレート1枚につき1つがプレ
    ートと係合するためにシェルの内面に付設されてなる複
    数の直角クリップとを含む、棚部分を支持するための手
    段を中心としてのセグメントの回転を防止するための手
    段とにより構成されてなる導管。
  7. 【請求項7】内面を有するシェルと、 シェル内に位置付けられた断熱材の層にして、高温物質
    をそこを通して搬送するための内側通路を形成してなる
    断熱材の層と、 シェルの内面と係合し且つシェルの内面に付設した剪断
    ラグによって支持され、膨張ギャップによって相互に分
    離された別個の複数のセグメントを有してなる棚部分に
    して、断熱材の層を、その熱膨張に基づく運動を拘束す
    ることなく重力に抗してシェル内部で支持するための棚
    部分と を包含してなる導管。
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