JPH08333183A - アルミナ質耐火物の製造方法 - Google Patents
アルミナ質耐火物の製造方法Info
- Publication number
- JPH08333183A JPH08333183A JP15700995A JP15700995A JPH08333183A JP H08333183 A JPH08333183 A JP H08333183A JP 15700995 A JP15700995 A JP 15700995A JP 15700995 A JP15700995 A JP 15700995A JP H08333183 A JPH08333183 A JP H08333183A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- alumina
- preform
- refractory
- aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B38/00—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
- C04B38/02—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by adding chemical blowing agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/0087—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for metallurgical applications
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱間強度が高く、しかも耐スポ−リング性に
優れたアルミナ質耐火物を製造する方法を提供するこ
と。 【構成】 アルミナ系原料を用いて混練・成形した後焼
成し、ガラス含有量が3%以下で、開口気孔のうち気孔
径が70μm以上を15%以上有する母材を作製し、この母
材にアルミニウムを反応浸透させてアルミナ質耐火物を
製造する。
優れたアルミナ質耐火物を製造する方法を提供するこ
と。 【構成】 アルミナ系原料を用いて混練・成形した後焼
成し、ガラス含有量が3%以下で、開口気孔のうち気孔
径が70μm以上を15%以上有する母材を作製し、この母
材にアルミニウムを反応浸透させてアルミナ質耐火物を
製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミナ質耐火物の製
造方法に関し、特に耐火物母材にアルミニウムを反応浸
透させることにより、優れた耐スポ−リング性及び熱間
強度を兼ね備えたアルミナ質耐火物の製造方法に関す
る。
造方法に関し、特に耐火物母材にアルミニウムを反応浸
透させることにより、優れた耐スポ−リング性及び熱間
強度を兼ね備えたアルミナ質耐火物の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱間強度の大きな耐火物を製造する方法
として、耐火物の緻密化や結合強度の向上を意図した方
法が従来より行われている。その具体的な方法として
は、 (1) 超微粉原料を使用したり、高温で液相を生成する物
質を含まない高純度な原料を使用する方法 (2) 成形圧や焼成温度を高くしたり、成形にラバ−プレ
ス(CIP)を用いる方法 (3) HIPを用いて加圧焼成する方法 (4) 焼結促進剤を添加する方法 (5) セラミックスプレフォ−ム又は充填材の気孔に金属
を酸化させながら充填する方法(特公平3-75508号公報、
特開昭63-30376号公報、特開昭63-170256号公報参照) (6) ムライト含有セラミックス中に、アルミニウムを酸
化させながら反応浸透させる方法(特開平6-135766号公
報) が知られている。
として、耐火物の緻密化や結合強度の向上を意図した方
法が従来より行われている。その具体的な方法として
は、 (1) 超微粉原料を使用したり、高温で液相を生成する物
質を含まない高純度な原料を使用する方法 (2) 成形圧や焼成温度を高くしたり、成形にラバ−プレ
ス(CIP)を用いる方法 (3) HIPを用いて加圧焼成する方法 (4) 焼結促進剤を添加する方法 (5) セラミックスプレフォ−ム又は充填材の気孔に金属
を酸化させながら充填する方法(特公平3-75508号公報、
特開昭63-30376号公報、特開昭63-170256号公報参照) (6) ムライト含有セラミックス中に、アルミニウムを酸
化させながら反応浸透させる方法(特開平6-135766号公
報) が知られている。
【0003】上記従来法のうち、(1)〜(4)の方法は、本
発明とは異なる方法であるが、(5),(6)の方法は、本発
明の先行技術に相当する。そこで、この(5),(6)の方法
について更に説明すると、これらの技術は、耐火物母
材、セラミックスプレフォ−ム及び充填材等に金属を反
応浸透させ、高強度化する方法である。
発明とは異なる方法であるが、(5),(6)の方法は、本発
明の先行技術に相当する。そこで、この(5),(6)の方法
について更に説明すると、これらの技術は、耐火物母
材、セラミックスプレフォ−ム及び充填材等に金属を反
応浸透させ、高強度化する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記(5),(6)の方法に
おいて、原料にウィスカ−や繊維を混合して製造した耐
火物母材、セラミックスプレフォ−ム及び充填材等に金
属を反応浸透させると、反応浸透物の耐スポ−リング性
の向上も期待できる。
おいて、原料にウィスカ−や繊維を混合して製造した耐
火物母材、セラミックスプレフォ−ム及び充填材等に金
属を反応浸透させると、反応浸透物の耐スポ−リング性
の向上も期待できる。
【0005】しかしながら、耐スポ−リング性の向上を
意図して、ウィスカ−や繊維を用いた場合、原料が高価
であるばかりでなく、ウィスカ−や繊維の分散が困難で
あるため、不均質なものと成り易い欠点を有している。
意図して、ウィスカ−や繊維を用いた場合、原料が高価
であるばかりでなく、ウィスカ−や繊維の分散が困難で
あるため、不均質なものと成り易い欠点を有している。
【0006】ところで、耐火物母材、セラミックスプレ
フォ−ム及び充填材等の特性は、反応浸透性や反応浸透
物の特性に対して大きな影響を与えるものであるが、過
去の文献において、それらの関係について詳細に説明し
たものは皆無である。そして、従来の技術では、この反
応浸透性や反応浸透物の特性を制御することは非常に困
難であった。
フォ−ム及び充填材等の特性は、反応浸透性や反応浸透
物の特性に対して大きな影響を与えるものであるが、過
去の文献において、それらの関係について詳細に説明し
たものは皆無である。そして、従来の技術では、この反
応浸透性や反応浸透物の特性を制御することは非常に困
難であった。
【0007】そこで、本発明者等は、耐火物母材の特性
とアルミニウムを反応浸透させた反応浸透物の特性との
関係について鋭意研究を重ねた結果、高い熱間強度で、
しかも耐スポ−リング性に優れた耐火物(反応浸透物)を
製造するための反応浸透用母材の特性を解明し、本発明
を完成したものである。
とアルミニウムを反応浸透させた反応浸透物の特性との
関係について鋭意研究を重ねた結果、高い熱間強度で、
しかも耐スポ−リング性に優れた耐火物(反応浸透物)を
製造するための反応浸透用母材の特性を解明し、本発明
を完成したものである。
【0008】即ち、本発明は、前記従来の欠点、問題点
を解消し、そして、高い熱間強度及び優れた耐スポ−リ
ング性を有するアルミナ質耐火物の製造方法を提供する
ことを目的とするものであり、また、特に熱間強度、耐
スポ−リング性、耐摩耗性などが要求される部材等の用
途に好適なアルミナ質耐火物を提供することを目的とす
る。
を解消し、そして、高い熱間強度及び優れた耐スポ−リ
ング性を有するアルミナ質耐火物の製造方法を提供する
ことを目的とするものであり、また、特に熱間強度、耐
スポ−リング性、耐摩耗性などが要求される部材等の用
途に好適なアルミナ質耐火物を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する手段として、特に反応浸透用耐火物母材として ・ガラス含有量が3%以下の母材、 ・開口気孔のうち気孔径が70μm以上を15%以上有する
母材、を用いることを特徴とするものである。
成する手段として、特に反応浸透用耐火物母材として ・ガラス含有量が3%以下の母材、 ・開口気孔のうち気孔径が70μm以上を15%以上有する
母材、を用いることを特徴とするものである。
【0010】即ち、本発明は、「アルミナ系原料を用い
て混練・成形した後焼成し、ガラス含有量が3%以下
で、開口気孔のうち気孔径が70μm以上を15%以上有す
る母材を作製し、該母材にアルミニウムを反応浸透させ
ることを特徴とするアルミナ質耐火物の製造方法。」
(請求項1)、を要旨とする。
て混練・成形した後焼成し、ガラス含有量が3%以下
で、開口気孔のうち気孔径が70μm以上を15%以上有す
る母材を作製し、該母材にアルミニウムを反応浸透させ
ることを特徴とするアルミナ質耐火物の製造方法。」
(請求項1)、を要旨とする。
【0011】以下、本発明について詳細に説明すると、
本発明で用いる原料としては、その種類について特に限
定するものではなく、例えば、ばん土けつ岩,シリマナ
イト,ボ−キサイト,合成ムライト,電融アルミナ,焼
結アルミナ,仮焼アルミナ等の各種のアルミナ系原料を
使用することができる。また、その他気孔形成剤や混合
成分として各種の酸化物,炭化物,窒化物等を使用する
ことができ、これも本発明に包含されるものである。
本発明で用いる原料としては、その種類について特に限
定するものではなく、例えば、ばん土けつ岩,シリマナ
イト,ボ−キサイト,合成ムライト,電融アルミナ,焼
結アルミナ,仮焼アルミナ等の各種のアルミナ系原料を
使用することができる。また、その他気孔形成剤や混合
成分として各種の酸化物,炭化物,窒化物等を使用する
ことができ、これも本発明に包含されるものである。
【0012】本発明は、上記したようなアルミナ系原料
(又は該原料に上記したような混合成分を配合したもの)
を焼成して耐火物母材を作製するが、この母材中のガラ
ス含有量を3%以下にすることを特徴とする。このた
め、本発明で使用する原料(上記混合成分を含む)として
は、シリカ量が5%以下のものを用いるのが好ましい。
(又は該原料に上記したような混合成分を配合したもの)
を焼成して耐火物母材を作製するが、この母材中のガラ
ス含有量を3%以下にすることを特徴とする。このた
め、本発明で使用する原料(上記混合成分を含む)として
は、シリカ量が5%以下のものを用いるのが好ましい。
【0013】本発明では、上記したように、耐火物母材
中のガラス量の割合を3%以下にすることを特徴とする
が、その理由について、図1に基づいて説明する。な
お、図1は、反応浸透物の熱間曲げ強度に及ぼす母材中
のガラス量の影響を示したグラフである。即ち、電融ア
ルミナ原料にカオリンをそれぞれ2%,4%,6%,8%,10%
混合し(この場合の母材中のガラス量は、図1に示すよ
うに、それぞれ0.8%,1.7%,2.6%,3.5%,4.3%とな
る)、後述する実施例1と同様な条件で母材を作製し
た。そして、該母材に実施例1と同条件でアルミニウム
を反応浸透させて製造した反応浸透物の“1400℃,N2雰
囲気における熱間曲げ強度”を測定した。この場合の反
応浸透物の熱間曲げ強度に及ぼす母材中のガラス量の影
響を示したグラフである。
中のガラス量の割合を3%以下にすることを特徴とする
が、その理由について、図1に基づいて説明する。な
お、図1は、反応浸透物の熱間曲げ強度に及ぼす母材中
のガラス量の影響を示したグラフである。即ち、電融ア
ルミナ原料にカオリンをそれぞれ2%,4%,6%,8%,10%
混合し(この場合の母材中のガラス量は、図1に示すよ
うに、それぞれ0.8%,1.7%,2.6%,3.5%,4.3%とな
る)、後述する実施例1と同様な条件で母材を作製し
た。そして、該母材に実施例1と同条件でアルミニウム
を反応浸透させて製造した反応浸透物の“1400℃,N2雰
囲気における熱間曲げ強度”を測定した。この場合の反
応浸透物の熱間曲げ強度に及ぼす母材中のガラス量の影
響を示したグラフである。
【0014】図1から明らかなように、母材中のガラス
量が3%を超えると、反応浸透物の熱間曲げ強度が低下
する。このため、本発明では、母材中のガラス量を3%
以下にする必要がある。母材中のガラス量が増加すると
(特に3%を超えると)、反応浸透物の熱間曲げ強度が低
下する理由は、熱間でガラス相が軟化・溶融し“粒界す
べり効果”が起こり、亀裂や空孔を生成したり進展させ
たりすることによると考えられるが、詳細は明らかでは
ない。
量が3%を超えると、反応浸透物の熱間曲げ強度が低下
する。このため、本発明では、母材中のガラス量を3%
以下にする必要がある。母材中のガラス量が増加すると
(特に3%を超えると)、反応浸透物の熱間曲げ強度が低
下する理由は、熱間でガラス相が軟化・溶融し“粒界す
べり効果”が起こり、亀裂や空孔を生成したり進展させ
たりすることによると考えられるが、詳細は明らかでは
ない。
【0015】本発明において、母材製造のための成形方
法については、特に限定されるものではなく、例えば、
金型プレス成形,ラバ−プレス(等方静水圧プレス),押
出し成形,鋳込み成形,スリップキャスト,射出成形な
どの成形法を任意に用いることができる。母材の焼成条
件については、焼成温度や焼成時間についても特に限定
されるものではないが、本発明では、通常「800〜1800
℃で1時間〜数時間」焼成し、そして、母材中のガラス
量が3%以下で、しかも、後記するように、開口気孔の
うち気孔径が70μm以上を15%以上有したものになるよ
うに調整することが必要である。
法については、特に限定されるものではなく、例えば、
金型プレス成形,ラバ−プレス(等方静水圧プレス),押
出し成形,鋳込み成形,スリップキャスト,射出成形な
どの成形法を任意に用いることができる。母材の焼成条
件については、焼成温度や焼成時間についても特に限定
されるものではないが、本発明では、通常「800〜1800
℃で1時間〜数時間」焼成し、そして、母材中のガラス
量が3%以下で、しかも、後記するように、開口気孔の
うち気孔径が70μm以上を15%以上有したものになるよ
うに調整することが必要である。
【0016】上記したように、本発明では、母材中のガ
ラス量は“原料の面から”及び“焼成条件の面から”の
両面の組合わせにより調製し、3%以下にする必要があ
るが、本発明では、さらに、母材の開口気孔のうち「気
孔径が70μm以上を15%以上有する」ものでなければな
らず、この点も本発明の特徴とするものである。以下、
この点について詳記する。
ラス量は“原料の面から”及び“焼成条件の面から”の
両面の組合わせにより調製し、3%以下にする必要があ
るが、本発明では、さらに、母材の開口気孔のうち「気
孔径が70μm以上を15%以上有する」ものでなければな
らず、この点も本発明の特徴とするものである。以下、
この点について詳記する。
【0017】本発明者等は、「母材の開口気孔の気孔
径」と「該母材にアルミニウムを反応浸透させた反応浸
透物の耐スポ−リング性」との関係について研究を重ね
た結果、反応浸透物の耐スポ−リング性は“気孔径70μ
m以上の含有割合”と最も良く相関関係を示すことを見
い出した。「母材の開口気孔のうち気孔径70μm以上の
割合」と「反応浸透物の耐スポ−リング性」との関係に
ついて、図2に基づいて説明する。
径」と「該母材にアルミニウムを反応浸透させた反応浸
透物の耐スポ−リング性」との関係について研究を重ね
た結果、反応浸透物の耐スポ−リング性は“気孔径70μ
m以上の含有割合”と最も良く相関関係を示すことを見
い出した。「母材の開口気孔のうち気孔径70μm以上の
割合」と「反応浸透物の耐スポ−リング性」との関係に
ついて、図2に基づいて説明する。
【0018】図2は、母材の開口気孔のうち気孔径70μ
m以上の割合と反応浸透物のサイクル数(割れに至るま
での回数であって、これは“耐スポ−リング性の指標”
を表わす)との関係を示す図である。即ち、焼結アルミ
ナ原料にボ−ルクレ−を3%配合し、粒度の異なる6種
類の配合物とし、これらの配合物を60MPaの圧力で幅100
mm、厚み45mm、長さ160mmの形状に成形した後、1760℃
で3時間焼成して母材を得た。該母材に後述する実施例
1と同様な方法でアルミニウムを反応浸透させ、その
後、浸透部分を一辺36mmの立方体形状に加工し、『1000
℃/15分−水冷/3分−空冷/12分』の繰り返しによる
スポ−リング試験を実施し、割れに至るまでの回数(サ
イクル数)を測定した。図2は、この場合の耐スポ−リ
ング性の指標となる「サイクル数」と「母材の開口気孔
のうち気孔径が70μm以上の割合」との関係を示した図
である。
m以上の割合と反応浸透物のサイクル数(割れに至るま
での回数であって、これは“耐スポ−リング性の指標”
を表わす)との関係を示す図である。即ち、焼結アルミ
ナ原料にボ−ルクレ−を3%配合し、粒度の異なる6種
類の配合物とし、これらの配合物を60MPaの圧力で幅100
mm、厚み45mm、長さ160mmの形状に成形した後、1760℃
で3時間焼成して母材を得た。該母材に後述する実施例
1と同様な方法でアルミニウムを反応浸透させ、その
後、浸透部分を一辺36mmの立方体形状に加工し、『1000
℃/15分−水冷/3分−空冷/12分』の繰り返しによる
スポ−リング試験を実施し、割れに至るまでの回数(サ
イクル数)を測定した。図2は、この場合の耐スポ−リ
ング性の指標となる「サイクル数」と「母材の開口気孔
のうち気孔径が70μm以上の割合」との関係を示した図
である。
【0019】図2から明らかなように、母材の開口気孔
のうち気孔径が70μm以上を15%以上含有したものを母
材に用いた反応浸透物は、耐スポ−リング性に優れるこ
とが認められた。なお、本発明において、「母材の開口
気孔のうち気孔径が70μm以上の割合」を“15%以上”
とし、その上限について特に限定するものではないが、
通常“70%以下”が好ましい。その理由は、母材の開口
気孔のうち気孔径が70μm以上の割合を70%以上にする
ことは、容易ではなく、また、効果の向上も格別認めら
れないからである。
のうち気孔径が70μm以上を15%以上含有したものを母
材に用いた反応浸透物は、耐スポ−リング性に優れるこ
とが認められた。なお、本発明において、「母材の開口
気孔のうち気孔径が70μm以上の割合」を“15%以上”
とし、その上限について特に限定するものではないが、
通常“70%以下”が好ましい。その理由は、母材の開口
気孔のうち気孔径が70μm以上の割合を70%以上にする
ことは、容易ではなく、また、効果の向上も格別認めら
れないからである。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、
本発明をより詳細に説明するが、本発明は、以下の実施
例にのみ限定されるものではない。
本発明をより詳細に説明するが、本発明は、以下の実施
例にのみ限定されるものではない。
【0021】ここで、以下の実施例1〜6及び比較例1
〜3で使用した母材製造用配合物の粒度について、まと
めて表1に示す。
〜3で使用した母材製造用配合物の粒度について、まと
めて表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】(実施例1)焼結アルミナにボ−ルクレ−
を1%混合し、上記表1の粒度配合に示す粒度に調製
し、60MPaの圧力で幅85mm,厚み45mm,長さ110mmの形状
に成形し、この成形体を1760℃で3時間焼成して母材と
した。この母材中のガラス量は0.4%であり、開口気孔
のうち気孔径が70μm以上の割合は、22.5%であった。
を1%混合し、上記表1の粒度配合に示す粒度に調製
し、60MPaの圧力で幅85mm,厚み45mm,長さ110mmの形状
に成形し、この成形体を1760℃で3時間焼成して母材と
した。この母材中のガラス量は0.4%であり、開口気孔
のうち気孔径が70μm以上の割合は、22.5%であった。
【0024】この母材上面に100MPaの圧力で幅85mm,厚
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウム成形
体を載せ、酸素雰囲気中、1150℃、3時間保持の条件で
反応浸透させた。冷却後、反応浸透部分を切り出し、窒
素雰囲気中1400℃で熱間曲げ強度を測定した。また、浸
透部分を一辺36mmの立方体形状に加工し、『1000℃/15
分−水冷/3分−空冷/12分』の繰り返しによるスポ−
リング試験を実施した。
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウム成形
体を載せ、酸素雰囲気中、1150℃、3時間保持の条件で
反応浸透させた。冷却後、反応浸透部分を切り出し、窒
素雰囲気中1400℃で熱間曲げ強度を測定した。また、浸
透部分を一辺36mmの立方体形状に加工し、『1000℃/15
分−水冷/3分−空冷/12分』の繰り返しによるスポ−
リング試験を実施した。
【0025】その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は4
5.7MPaであった。なお、この値は、耐火物の中では非常
に大きな値である。一方、耐スポ−リング性の指標とな
るスポ−リングに至るまでのサイクル数は17回であり、
耐スポ−リング性にも優れていることが判明した。
5.7MPaであった。なお、この値は、耐火物の中では非常
に大きな値である。一方、耐スポ−リング性の指標とな
るスポ−リングに至るまでのサイクル数は17回であり、
耐スポ−リング性にも優れていることが判明した。
【0026】(実施例2)焼結アルミナ80%、仮焼アル
ミナ20%を混合し、表1の粒度配合に示す粒度とした
配合物を作製し、100MPaの圧力で幅85mm,厚み45mm,長
さ110mmの形状に成形した後、1650℃で3時間焼成して母
材とした。この母材のガラス量は0.01%と極微量であ
り、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は18.5%
であった。
ミナ20%を混合し、表1の粒度配合に示す粒度とした
配合物を作製し、100MPaの圧力で幅85mm,厚み45mm,長
さ110mmの形状に成形した後、1650℃で3時間焼成して母
材とした。この母材のガラス量は0.01%と極微量であ
り、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は18.5%
であった。
【0027】該母材上面に母材重量に対し0.5%のパイ
レックスガラス粉末を塗布し、さらにその上部に100MPa
の圧力で幅85mm,厚み20mm,長さ110mmの形状に成形し
たアルミニウム成形体を載せ、実施例1と同条件で反応
浸透させた。その後、反応浸透部分について、実施例1
と同様な方法で熱間曲げ強度及び耐スポ−リング性の指
標となるサイクル数を測定した。その結果、反応浸透物
の熱間曲げ強度は46.5MPa、サイクル数は15回であっ
た。
レックスガラス粉末を塗布し、さらにその上部に100MPa
の圧力で幅85mm,厚み20mm,長さ110mmの形状に成形し
たアルミニウム成形体を載せ、実施例1と同条件で反応
浸透させた。その後、反応浸透部分について、実施例1
と同様な方法で熱間曲げ強度及び耐スポ−リング性の指
標となるサイクル数を測定した。その結果、反応浸透物
の熱間曲げ強度は46.5MPa、サイクル数は15回であっ
た。
【0028】(実施例3)電融アルミナ96%、クロミア
3%、カオリン1%を混合し、表1の粒度配合に示す粒
度に調製した。これを100MPaの圧力で幅100mm,厚み45m
m,長さ160mmの形状に成形した後、1760℃で3時間焼成
して耐火物母材とした。この母材のガラス量は0.4%で
あり、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は42.3
%であった。
3%、カオリン1%を混合し、表1の粒度配合に示す粒
度に調製した。これを100MPaの圧力で幅100mm,厚み45m
m,長さ160mmの形状に成形した後、1760℃で3時間焼成
して耐火物母材とした。この母材のガラス量は0.4%で
あり、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は42.3
%であった。
【0029】該母材上面に、100MPaの圧力で幅100mm,
厚み20mm,長さ160mmの形状に成形したアルミニウム成
形体を載せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸
透させ、そして、実施例1と同様な方法で熱間曲げ強度
及び耐スポ−リング性の指標となるサイクル数を測定し
た。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は41.2MPa、
サイクル数は23回であった。
厚み20mm,長さ160mmの形状に成形したアルミニウム成
形体を載せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸
透させ、そして、実施例1と同様な方法で熱間曲げ強度
及び耐スポ−リング性の指標となるサイクル数を測定し
た。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は41.2MPa、
サイクル数は23回であった。
【0030】(実施例4)焼結アルミナ60%、白ボ−キ
サイド36%、ボ−ルクレ−4%を混合し、表1の粒度配
合に示す粒度に調製し、100MPaの圧力で幅85mm、厚み
45mm、長さ110mmの形状に成形した後、1500℃で3時間焼
成して耐火物母材とした。この母材中のガラス量は2.6
%であり、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は
27.2%であった。
サイド36%、ボ−ルクレ−4%を混合し、表1の粒度配
合に示す粒度に調製し、100MPaの圧力で幅85mm、厚み
45mm、長さ110mmの形状に成形した後、1500℃で3時間焼
成して耐火物母材とした。この母材中のガラス量は2.6
%であり、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は
27.2%であった。
【0031】該母材上面に、100MPaの圧力で幅85mm,厚
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウム成形
体を載せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透
させ、そして、実施例1と同様な方法で熱間曲げ強度及
び耐スポ−リング性の指標となるサイクル数を測定し
た。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は40.5MPa、
サイクル数は18回であった。
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウム成形
体を載せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透
させ、そして、実施例1と同様な方法で熱間曲げ強度及
び耐スポ−リング性の指標となるサイクル数を測定し
た。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は40.5MPa、
サイクル数は18回であった。
【0032】(実施例5)電融アルミナ87%、炭化珪素
10%、パイレックス3%を混合し、表1の粒度配合に
示す粒度に調製し、60MPaの圧力で幅85mm,厚み45mm,
長さ110mmの形状に成形した後、1600℃で3時間焼成して
耐火物母材とした。この母材中のガラス量は1.3%であ
り、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は24.4%
であった。
10%、パイレックス3%を混合し、表1の粒度配合に
示す粒度に調製し、60MPaの圧力で幅85mm,厚み45mm,
長さ110mmの形状に成形した後、1600℃で3時間焼成して
耐火物母材とした。この母材中のガラス量は1.3%であ
り、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は24.4%
であった。
【0033】該母材上面に、100MPaの圧力で幅85mm,厚
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウム成形
体を載せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透
させ、そして、実施例1と同様な方法で熱間曲げ強度及
び耐スポ−リング性の指標となるサイクル数を測定し
た。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は42.6MPa、
サイクル数は16回であった。また、反応浸透品の生成相
は、アルミナ,炭化珪素,アルミニウム,シリコンから
成っていた。
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウム成形
体を載せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透
させ、そして、実施例1と同様な方法で熱間曲げ強度及
び耐スポ−リング性の指標となるサイクル数を測定し
た。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は42.6MPa、
サイクル数は16回であった。また、反応浸透品の生成相
は、アルミナ,炭化珪素,アルミニウム,シリコンから
成っていた。
【0034】(実施例6)焼結アルミナ90%、窒化珪素
7%、ボ−ルクレ−1%、気孔形成剤2%を混合し、表1
の粒度配合に示す粒度配合に調製し、60MPaの圧力で
幅85mm,厚み45mm,長さ110mmの形状に成形した後、176
0℃で3時間焼成して耐火物母材とした。この母材中のガ
ラス量は0.5%であり、開口気孔のうち気孔径が70μm
以上の割合は65.4%であった。
7%、ボ−ルクレ−1%、気孔形成剤2%を混合し、表1
の粒度配合に示す粒度配合に調製し、60MPaの圧力で
幅85mm,厚み45mm,長さ110mmの形状に成形した後、176
0℃で3時間焼成して耐火物母材とした。この母材中のガ
ラス量は0.5%であり、開口気孔のうち気孔径が70μm
以上の割合は65.4%であった。
【0035】該母材上面に、100MPaの圧力で幅85mm,厚
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウム成形
体を載せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透
させ、そして、実施例1と同様な方法で熱間曲げ強度及
び耐スポ−リング性の指標となるサイクル数を測定し
た。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は39.2MPa、
サイクル数は22回であった。
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウム成形
体を載せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透
させ、そして、実施例1と同様な方法で熱間曲げ強度及
び耐スポ−リング性の指標となるサイクル数を測定し
た。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は39.2MPa、
サイクル数は22回であった。
【0036】(比較例1)焼結アルミナ92%、カオリン
8%を混合し、表1の粒度配合に示す粒度に調製し、6
0MPaの圧力で幅100mm,厚み45mm,長さ160mmの形状に成
形した後、1500℃で3時間焼成したものを母材とした。
この母材中のガラス量は3.5%であり、開口気孔のうち
気孔径が70μm以上の割合は23.8%であった。
8%を混合し、表1の粒度配合に示す粒度に調製し、6
0MPaの圧力で幅100mm,厚み45mm,長さ160mmの形状に成
形した後、1500℃で3時間焼成したものを母材とした。
この母材中のガラス量は3.5%であり、開口気孔のうち
気孔径が70μm以上の割合は23.8%であった。
【0037】該母材上面に、幅100mm,厚み20mm,長さ1
60mmの形状に成形したアルミニウム成形体を載せ、実施
例1と同条件でアルミニウムを反応浸透させた。その
後、反応浸透部分について、実施例1と同様な方法で熱
間曲げ強度及び耐スポ−リング性の指標となるサイクル
数を測定した。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は
25.3MPa、サイクル数は16回であった。
60mmの形状に成形したアルミニウム成形体を載せ、実施
例1と同条件でアルミニウムを反応浸透させた。その
後、反応浸透部分について、実施例1と同様な方法で熱
間曲げ強度及び耐スポ−リング性の指標となるサイクル
数を測定した。その結果、反応浸透物の熱間曲げ強度は
25.3MPa、サイクル数は16回であった。
【0038】この比較例1では、前記実施例1〜6と比
較して、熱間曲げ強度が小さいものであった。これは、
該比較例1では、本発明で規定する母材中のガラス含有
量の範囲(3%以下)を超えた“3.5%”のものであり、こ
のように母材中のガラス含有量が多いことが原因である
と考えられる。
較して、熱間曲げ強度が小さいものであった。これは、
該比較例1では、本発明で規定する母材中のガラス含有
量の範囲(3%以下)を超えた“3.5%”のものであり、こ
のように母材中のガラス含有量が多いことが原因である
と考えられる。
【0039】(比較例2)焼結アルミナ59%、電融アル
ミナ40%、ボ−ルクレ−1%を混合し、表1の粒度配合
に示す粒度に調製し、60MPaの圧力で幅85mm,厚み45m
m,長さ110mmの形状に成形した後、1760℃で3時間焼成
して耐火物母材とした。該母材中のガラス量は0.4%で
あり、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は12.1
%であった。
ミナ40%、ボ−ルクレ−1%を混合し、表1の粒度配合
に示す粒度に調製し、60MPaの圧力で幅85mm,厚み45m
m,長さ110mmの形状に成形した後、1760℃で3時間焼成
して耐火物母材とした。該母材中のガラス量は0.4%で
あり、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は12.1
%であった。
【0040】該母材上面に、100MPaの圧力で幅85mm,厚
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウムを載
せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透させ
た。その後、反応浸透部分について、実施例1と同様な
方法で熱間曲げ強度及び耐スポ−リング性の指標となる
サイクル数を測定した。その結果、反応浸透物の熱間曲
げ強度は44.6MPa、サイクル数は8回であった。
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウムを載
せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透させ
た。その後、反応浸透部分について、実施例1と同様な
方法で熱間曲げ強度及び耐スポ−リング性の指標となる
サイクル数を測定した。その結果、反応浸透物の熱間曲
げ強度は44.6MPa、サイクル数は8回であった。
【0041】この比較例2では、前記実施例1〜6と比
較してサイクル数が少なく、つまり耐スポ−リング性に
劣る結果となった。これは、該比較例2では、本発明で
規定する母材中の「開口気孔のうち気孔径が70μm以上
の割合=15%以上」の範囲外の“12.1%”であり、この
ように母材の開口気孔のうち70μm以上の割合が少なか
ったことが原因と考えられる。
較してサイクル数が少なく、つまり耐スポ−リング性に
劣る結果となった。これは、該比較例2では、本発明で
規定する母材中の「開口気孔のうち気孔径が70μm以上
の割合=15%以上」の範囲外の“12.1%”であり、この
ように母材の開口気孔のうち70μm以上の割合が少なか
ったことが原因と考えられる。
【0042】(比較例3)焼結アルミナ原料65%、仮焼
アルミナ25%、ボ−ルクレ−10%を混合し、表1の粒度
配合に示す粒度に調製し、60MPaの圧力で幅85mm,厚
み45mm,長さ110mmの形状に成形し、1600℃で3時間焼成
したものを母材とした。該母材のガラス量は3.9%であ
り、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は8.0%
であった。
アルミナ25%、ボ−ルクレ−10%を混合し、表1の粒度
配合に示す粒度に調製し、60MPaの圧力で幅85mm,厚
み45mm,長さ110mmの形状に成形し、1600℃で3時間焼成
したものを母材とした。該母材のガラス量は3.9%であ
り、開口気孔のうち気孔径が70μm以上の割合は8.0%
であった。
【0043】該母材上面に、100MPaの圧力で幅85mm,厚
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウムを載
せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透させ
た。その後、反応浸透部分について、実施例1と同様な
方法で熱間曲げ強度及び耐スポ−リング性の指標となる
サイクル数を測定した。その結果、反応浸透物の熱間曲
げ強度は21.7MPaであり、サイクル数は6回であった。
み20mm,長さ110mmの形状に成形したアルミニウムを載
せ、実施例1と同条件でアルミニウムを反応浸透させ
た。その後、反応浸透部分について、実施例1と同様な
方法で熱間曲げ強度及び耐スポ−リング性の指標となる
サイクル数を測定した。その結果、反応浸透物の熱間曲
げ強度は21.7MPaであり、サイクル数は6回であった。
【0044】この比較例3では、前記実施例1〜6と比
較して、熱間曲げ強度が小さく、しかも耐スポ−リング
性の指標となるサイクル数も少なかった。これは、該比
較例3では、本発明で規定する「母材中のガラス量の範
囲(3%以下)」を超えた“3.9%”で、かつ、本発明で規
定する母材中の「開口気孔のうち気孔径が70μm以上の
割合=15%以上」の範囲外の“8.0%”であり、このよ
うに『母材中のガラス含有量が多かったこと』及び『母
材の開口気孔のうち70μm以上の割合が少なかったこ
と』が原因と考えられる。
較して、熱間曲げ強度が小さく、しかも耐スポ−リング
性の指標となるサイクル数も少なかった。これは、該比
較例3では、本発明で規定する「母材中のガラス量の範
囲(3%以下)」を超えた“3.9%”で、かつ、本発明で規
定する母材中の「開口気孔のうち気孔径が70μm以上の
割合=15%以上」の範囲外の“8.0%”であり、このよ
うに『母材中のガラス含有量が多かったこと』及び『母
材の開口気孔のうち70μm以上の割合が少なかったこ
と』が原因と考えられる。
【0045】ここで、前記実施例1〜6及び比較例1〜
3で使用した母材、反応浸透品の熱間曲げ強度(MPa)、
耐スポ−リング性の指標となるサイクル数(回)をまとめ
て表2、表3に示す。
3で使用した母材、反応浸透品の熱間曲げ強度(MPa)、
耐スポ−リング性の指標となるサイクル数(回)をまとめ
て表2、表3に示す。
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上詳細したとおり、アルミ
ナ系原料を用いて混練・成形した後焼成し、「ガラス含
有量が3%以下」「開口気孔のうち気孔径が70μm以上
を15%以上」有する母材を作製し、該母材にアルミニウ
ムを反応浸透させることを特徴とするものであり、これ
により、熱間強度が大きく、しかも耐スポ−リング性に
優れたアルミナ質耐火物が得られる効果が生じる。
ナ系原料を用いて混練・成形した後焼成し、「ガラス含
有量が3%以下」「開口気孔のうち気孔径が70μm以上
を15%以上」有する母材を作製し、該母材にアルミニウ
ムを反応浸透させることを特徴とするものであり、これ
により、熱間強度が大きく、しかも耐スポ−リング性に
優れたアルミナ質耐火物が得られる効果が生じる。
【0049】そして、本発明の方法により得られたアル
ミナ質耐火物は、優れた組織、強度、耐スポ−リング
性、耐摩耗性等が要求される部位、例えば、スライドプ
レ−ト、出銑口スリ−ブ等に好適な耐火物である。
ミナ質耐火物は、優れた組織、強度、耐スポ−リング
性、耐摩耗性等が要求される部位、例えば、スライドプ
レ−ト、出銑口スリ−ブ等に好適な耐火物である。
【図1】母材中のガラス量と反応浸透物の熱間曲げ強度
(窒素雰囲気で1400℃)との関係を示す図。
(窒素雰囲気で1400℃)との関係を示す図。
【図2】母材の開口気孔のうち気孔径70μm以上の割合
と反応浸透物のサイクル数(割れに至るまでの回数、耐
スポ−リング性の指標)との関係を示す図。
と反応浸透物のサイクル数(割れに至るまでの回数、耐
スポ−リング性の指標)との関係を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミナ系原料を用いて混練・成形した
後焼成し、ガラス含有量が3%以下で、開口気孔のうち
気孔径が70μm以上を15%以上有する母材を作製し、該
母材にアルミニウムを反応浸透させることを特徴とする
アルミナ質耐火物の製造方法。 - 【請求項2】 前記アルミナ系原料が、ばん土けつ岩,
シリマナイト,ボ−キサイト,合成ムライト,電融アル
ミナ,焼結アルミナ,仮焼アルミナ等の各種のアルミナ
系原料、又は、該アルミナ系原料に他の成分(各種の酸
化物,炭化物,窒化物等)及び気孔形成剤を配合したも
のであることを特徴とする請求項1に記載のアルミナ質
耐火物の製造方法。 - 【請求項3】 前記母材中のガラス含有量を3%以下に
する手段として、アルミナ系原料のシリカ量及び焼成条
件の組合わせにより調製することを特徴とする請求項1
に記載のアルミナ質耐火物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15700995A JPH08333183A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | アルミナ質耐火物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15700995A JPH08333183A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | アルミナ質耐火物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08333183A true JPH08333183A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15640191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15700995A Pending JPH08333183A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | アルミナ質耐火物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08333183A (ja) |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP15700995A patent/JPH08333183A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1666433B1 (en) | SiC REFRACTORY COMPRISING SILICON NITRIDE BONDED THERETO | |
| CN101302111A (zh) | 反应性液体陶瓷粘结剂树脂 | |
| US2636828A (en) | Silicon nitride-bonded refractory oxide bodies and method of making | |
| CN100393668C (zh) | 氧化物结合碳化硅质材料 | |
| JPS6050750B2 (ja) | 窒化珪素質複合焼結体 | |
| KR100419778B1 (ko) | 액상 반응소결에 의한 탄화규소-탄화붕소 복합체 제조방법 | |
| JPH06340475A (ja) | 繊維強化セラミックス複合材料およびその製造方法 | |
| JPH08333183A (ja) | アルミナ質耐火物の製造方法 | |
| CN112778006A (zh) | 一种轻质莫来石匣钵及其制备方法和应用 | |
| JPH06157152A (ja) | 繊維強化複合傾斜材料およびその製造方法 | |
| JP2508511B2 (ja) | アルミナ複合体 | |
| JPS63315580A (ja) | 炭化けい素多孔質セラミックス | |
| JP2006334976A (ja) | 超音波を用いた緻密質セラミックスの製造方法 | |
| JPH05262557A (ja) | セラミック焼結体の製造方法 | |
| JPH0337176A (ja) | 反応焼結窒化珪素焼結体及びその製造方法 | |
| JPS6235995B2 (ja) | ||
| JP2817908B2 (ja) | 熱間加工能を持つ酸窒化ケイ素基セラミックスの製造方法 | |
| JPH10158054A (ja) | 緻密な窒化ホウ素含有耐火物及びその製造方法 | |
| JPH0568428B2 (ja) | ||
| JPH08268785A (ja) | 緻密なアルミナ質耐火物の製造方法 | |
| JPH066502B2 (ja) | アルミナ質セラミツク焼結体 | |
| JPH07309665A (ja) | 異粒子添加による高破壊靱性を持った窒化珪素焼結体とその製造方法 | |
| JPH08245284A (ja) | 緻密なアルミナ質耐火物の製造方法 | |
| JPS581073B2 (ja) | チツカケイソシツシヨウケツタイノセイゾウホウホウ | |
| JPH0585506B2 (ja) |