JPH08334526A - 速度検出装置 - Google Patents

速度検出装置

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JPH08334526A
JPH08334526A JP14342595A JP14342595A JPH08334526A JP H08334526 A JPH08334526 A JP H08334526A JP 14342595 A JP14342595 A JP 14342595A JP 14342595 A JP14342595 A JP 14342595A JP H08334526 A JPH08334526 A JP H08334526A
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンコーダの出力に含まれる位相誤差の影響
を有効に排除し、また、移動方向が途中で反転した場合
の悪影響も除いて、検出対象物の速度が低速から高速の
全範囲にわたって精度良くかつ短時間の内に検出できる
ようにする。 【構成】 速度検出装置1を、パルス出力手段2、位置
検出手段4、方向判別手段6、時間間隔計測手段8、記
憶手段10、および演算手段12で構成する。演算手段
12は、位置検出手段4、方向判別手段6、および時間
間隔計測手段8で得られる今回の情報と、これらの各手
段4,6,8で得られて記憶手段10に格納されている
前回の情報とから、時間間隔T内の検出対象物の移動量
から速度を算出する際に、位置検出手段4によって2相
のパルスの1周期内の位置を個別に検出し、記憶手段1
0に予め格納されている検出対象物の1周期内の位置と
これに対応する補正値との関係から移動量を補正し、そ
の補正された移動量に基づいて位相誤差を排除した速度
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボモータの回転速
度、製造ラインのライン速度などをデジタル的に検出す
る速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、メカトロニクスなどの分野にお
いては、サーボモータなどの検出対象物の速度を正確に
検出して制御を行うことが要求される。
【0003】このため、従来より、ロータリエンコーダ
を回転検出部として検出対象物に取り付け、このロータ
リエンコーダからの出力パルスのパルス数をカウンタで
カウントすることで検出対象物の速度を検出するように
した速度検出装置が提供されている。
【0004】すなわち、この速度検出装置では、図10
に示すように、一定のサンプリング期間T内に到来する
パルス数Nをカウントとし、次式によって速度Vを検出
する。
【0005】 V=p・N/T (a) ただし、pは1パルスあたりの検出対象物の移動量(回転
量)である。
【0006】このような速度検出装置が備えるロータリ
エンコーダの内、特にインクリメンタル型のロータリエ
ンコーダは、小型かつ比較的安価であるために回転検出
部として広く用いられている。
【0007】このインクリメンタル型のロータリエンコ
ーダ(以後、単にエンコーダと称する)は、検出対象物の
正転と逆転とが分かるように、90°位相の異なるA相
とB相の2相のパルスP-A,P-Bが同時に出力されるよ
うになっている。そして、通常、検出対象物の低速域で
の分解能を高めるために、逓倍回路を設けてA相パルス
-AとB相パルスP-Bの立ち上がりおよび立ち下がりの
エッジをそれぞれ微分することで、4逓倍されたパルス
-N(以降、これを単に位置パルスと称する)が得られる
ようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のエンコーダにお
いては、従来、次の2つの問題点がある。
【0009】問題点1 上記のエンコーダにおいて、A相とB相の両パルス
-A,P-Bの位相差が正確に90°(1/4ピッチ)に設
定されておれば、位置パルスP-Nのパルス数Nは検出対
象物の移動量(回転量)に比例する。
【0010】しかし、エンコーダを実装する際には、そ
の位相差を正確に90°に設定するのが困難で、通常、
位相誤差が含まれる。このため、A相パルスP-AとB相
パルスP-Bの位相差は、90°±45°の範囲になって
いる。このような位相誤差を生じる原因には、エンコー
ダ製作時の許容誤差、エンコーダの取り付け精度、エン
コーダからの出力パルスを処理する信号処理回路の誤差
等が挙げられる。
【0011】いま、図11に示すように、A相とB相の
両パルスP-A,P-Bの位相差が正確に90°(1/4ピ
ッチ)に設定されているとした場合、これを4逓倍して
得られる理想の位置パルスP-Nのパルス間隔は、図中の
破線で示すようになり、また、A相とB相の両パルスP
-A,P-Bに位相誤差が生じている場合、これを4逓倍し
て得られる位置パルスP-Nのパルス間隔は、図中の実線
で示すようになる。
【0012】ここで、位相誤差のない理想の位置パルス
-Nの各間隔に対応する検出対象物の移動量をpとし、
また、位相誤差がある場合の位置パルスP-Nの各間隔に
対応する検出対象物の移動量をp0,p1,p2,p3としたと
き、各移動量p0,p1,p2,p3は、次式の関係になる。
【0013】 p0=p+(δ1−δ0) p1=p+(δ2−δ1) p2=p+(δ3−δ2) p3=p+(δ0−δ3) (b) ここに、δ0,δ1,δ2,δ3は、理想の位置パルス(破
線)からの実際の位置パルス(実線)のずれに対応する検
出対象物の移動量の偏位であり、これらの各偏位δ0
δ3は、位置パルスP-Nの4パルス(A相パルスまたはB
相パルスの1周期に相当)ごとに周期性をもって定ま
る。
【0014】このように、エンコーダに位相誤差が生じ
ている場合において、検出対象物の速度Vを(a)式に基
づいて検出しようとすると、検出対象物の移動量とパル
ス数Nとが比例しないために、検出速度に誤差を生じる
ことになる。
【0015】これを図12に基づいてさらに詳しく説明
する。
【0016】いま、サンプリング期間T中にN個の位置
パルスP-Nの入力があった場合の検出対象物の移動量を
L、各々の位置パルスP-Nの間隔に対応する検出対象物
の移動量をpi,pi+1,…,pi+N-1としたとき、Lは、 L=pi+pi+1+……+pi+N-1 (c) で与えられる。
【0017】ここで、各々の位置パルスP-Nごとに生じ
る偏位δi〜δi+Nは、中間の偏位δi+1〜δi+N-1は相殺
されて、最初と最後の偏位δi,δi+Nの項のみが残る。
したがって、(c)式は、次のようになる。
【0018】 L=p・N+(δi+N−δi) (d) したがって、エンコーダの位相誤差を考慮した場合の検
出対象物の速度Vは、 V=L/T =p・N/T+(δi+N−δi)/T =(p・N/T)・{1+(δi+N−δi)/(p・N)} (e) つまり、エンコーダに位相誤差が生じているときには、
本来、検出対象物の速度Vを(e)式に基づいて算出すべ
きであるのに、従来技術では、(a)式に基づいて速度V
を算出しているから、(δi+N−δi)/(p・N)の誤差を
含むことになる。
【0019】前述のように、各偏位δi〜δi+Nは、位置
パルスP-Nの4パルスごとに周期性をもつから、パルス
数Nが4の倍数である場合には、δi+N=δiとなり、誤
差(δi+N−δi)/(p・N)は零となる(たとえば、(b)式
参照)。
【0020】しかし、パルス数Nが4の倍数以外の場合
には、誤差の発生が避けられない。特に、検出対象物の
速度が低くなってサンプリング期間T内に到来するパル
ス数Nが小さくなると、(e)式の関係からも分かるよう
に誤差の影響が大きくなる。たとえば、N=1の場合に
は、最大±50%の誤差に達する。
【0021】この問題点1に対処するため、特開平2−
201269号公報に開示された従来技術では、パルス
数Nが4の倍数の場合に速度誤差が零になる点に着目
し、4パルスおきにデータをサンプリングして(a)式に
基づいて速度検出を行うようにしている。
【0022】しかしながら、この従来技術では、パルス
数Nが4の倍数以外の場合には検出対象物の速度を検出
することができないので、検出対象物の速度がその途中
で変動した場合でもそれを知ることができない。さら
に、検出対象物の速度が低くなってN≦3となった場合
には、速度を全く検出することができない。
【0023】また、特開平4−69079号公報に開示
された従来技術では、検出対象物の速度の高低、したが
って入力されるパルス数の大小に応じてパルスカウント
法と周期カウント法の2つの方法を切り替えるように
し、特に、パルス数が少ない場合には、補正値を用いて
パルス周期を補正して速度を検出するようにしている。
【0024】しかし、この従来技術のように、入力され
るパルス数の大小に応じてパルスカウント法と周期カウ
ント法とを切り替えてデータ処理を行う場合には、デー
タ処理の回路が2系統必要となり、回路構成が複雑化す
る。しかも、いずれの時点で方法を切り替えるべきかの
基準を設定するのが困難である。
【0025】問題点2 前回と今回の各サンプリング時点で得られたカウンタの
カウント値をそれぞれNi,Nj、サンプリング期間をT
としたとき、サンプリング期間T中に到来するパルス数
Nは、両カウント値Ni,Njの差、すなわち、 N=Nj−Ni により得ることができる。
【0026】しかし、前回のサンプリング時点と今回の
サンプリング時点との間に検出対象物の移動(回転)方向
が反転した場合には、±1パルス分に相当する移動量の
誤差を生じる。
【0027】これを図13に基づいてさらに詳しく説明
する。
【0028】いま、カウンタがリセットされた状態から
検出対象物が正転されて順次位置パルスP-Nが発生され
た場合、カウンタのカウント値は、1→2→3→…と次
第に増大する。そして、カウント値がN+2に達した直
後に検出対象物の回転方向が反転したとする。このと
き、エンコーダにおいては、カウント値N+2を発生さ
せたのと同じスリットによってカウンタが1つカウント
ダウンされるためにカウント値はN+1となり、引き続
いて、反転が継続すると、カウント値は、N→N−1と
変化する。そして、N−1の時点でサンプリング期間が
経過して計測が終了したとすれば、検出対象物の移動量
(回転量)は本来p・Nであるのに、カウンタのカウント
値はN−1となっているから、このカウント値N−1に
基づいて算出される移動量Lは、p・(N−1)となる。
つまり、検出対象物の回転がサンプリングの途中で反転
することでp×1パルス分の移動量の誤差が生じる。
【0029】この現象は、A相パルスP-AとB相パルス
-Bに位相誤差が生じている場合だけでなく、両パルス
-A,P-Bの位相差が正確に90°に設定されていて位
相誤差のない場合においても起こり得る問題である。
【0030】本発明は、上記の問題点1,2を解決する
ためになされたもので、エンコーダの出力に位相誤差が
含まれていたとしても、この位相誤差の影響を有効に排
除し、また、移動方向が途中で反転した場合の悪影響も
除いて、検出対象物の速度が低速から高速の全範囲にわ
たって精度良くかつ短時間の内に検出できるようにする
ことを課題とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の原理について説明する。
【0032】図1において、いま、位相誤差がある場合
に得られる位置パルスP-N(図中、実線で示す)に対し
て、i,i+1,…,j,j+1というように順次符号を付
し、また、位相誤差のない理想的な位置パルスP-N(図
中、破線で示す)に対して、i0,i0+1,…,j0,j0
1というように順次符号を付すものとする。
【0033】このとき、検出対象物が正方向に移動(正
転)する場合には、位置パルスP-Nが番号でi→i+1→
…→j→j+1というように順次入力されるのに伴ってカ
ウンタのカウント値は、Ni→Ni+1→…→Nj→Nj+1
いうように次第に増加する。また、検出対象物が負方法
に移動(逆転)する場合には、位置パルスP-Nが番号でj
+1→j→…→i+1→iというように順次入力されるの
に伴ってカウンタのカウント値は、Nj+1→Nj→…→N
i+1→Niというように、次第に減少する。
【0034】ここで、カウンタのカウント値がたとえば
iを継続して示すのは、位置パルスP-Nの番号iからi
+1までの区間である。そして、検出対象物が正方向に
移動(正転)している場合に、カウント値がNi-1からNi
に変化するのは、番号iに対応する位置パルスP-Nの入
力時点である。一方、検出対象物が負方向に移動(逆転)
している場合に、カウント値がNi+1からNiに変化する
のは、番号i+1に対応する位置パルスP-Nの入力時点
である。つまり、カウント値が同じNiを示しても、そ
の変化時点は検出対象物の移動方向の正負によって異な
るタイミングとなる。
【0035】したがって、番号i0,i0+1,…,j0,j0
+1で示す理想的な位置パルスの各1ピッチあたりの検
出対象物の移動量をp、番号i,i+1,…,j,j+1で
示す位相誤差のある場合の位置パルスP-Nとの各偏位を
それぞれδi,δi+1,…,δj,δj+1としたとき、番号
i0の位置パルスP-Nの入力時点を基準として、この時点
からカウント値がNiになった時点までの偏位Δiは、次
式で与えられる。
【0036】 検出対象物が正方向に移動するとき: Δi=δi 検出対象物が負方向に移動するとき: Δi=p+δi+1 (1) 同様に、j0の位置パルスの入力時点を基準として、この
時点からカウント値がNjになった時点までの偏位Δ
jは、次式で与えられる。
【0037】 検出対象物が正方向に移動するとき: Δj=δj 検出対象物が負方向に移動するとき: Δj=p+δj+1 (2) 上記の各偏位δi,δi+1,…δj,δj+1は、従来技術に
おいて説明したように、位置パルスP-Nの4パルスごと
に周期性をもって定まるものである。したがって、図1
において、今回のサンプリング時点で得られたカウンタ
のカウント値をNj、前回のサンプリング時点で得られ
たカウント値をNiとすれば、検出対象物の移動量L
は、前述の(d)式を求めたのと同様にして、次式で与え
られる。
【0038】 L=p・(Nj−Ni)+(Δj−Δi) (3) (3)式において、右辺の第1項p・(Nj−Ni)は位相誤
差がない場合の検出対象物の移動量であり、第2項(Δj
−Δi)は検出対象物の移動方向を考慮した位相誤差の補
正量に相当する。そして、この補正量(Δj−Δi)は、
(1),(2)式の関係からも分かるように、検出対象物の
移動方向(回転方向)によって異なる値をとる。
【0039】たとえば、図2に示すように、前回と今回
のサンプリング時点でいずれも検出対象物が正方向に移
動しておれば、Δj−Δi=δj−δiとなる。また、前回
のサンプリング時点で正方向、今回のサンプリング時点
で逆方向に移動しておれば、Δj−Δi=(p+δj+1)−δ
iとなる。
【0040】ここで、ある一つの関数αを、次式のよう
に定義する。
【0041】 α(N,UD)=Δ/p (4) ただし、NとΔは、あるサンプリング時点で決まるカウ
ント値および偏差、UDは、そのサンプリング時点で得
られる検出対象物の移動方向(正負)の情報である。
【0042】この(4)式で与えられる関数αを用いる
と、(3)式を次のように表現することができる。
【0043】 L=p・[(Nj−Ni)+{α(Nj,UDj)−α(Ni,UDi)}] (5) (5)式の右辺第2項の{}内のα(Nj,UDj)とα(Ni
UDi)とは、共に移動方向を考慮した位相誤差の補正値
であり、これらの補正値α(Nj,UDj),α(Ni,UD
i)を具体的に求めることができれば、エンコーダに位相
誤差が生じているときでも、検出対象物の移動方向を考
慮した速度Vを精度良く求めることができる。
【0044】すなわち、両カウント値Ni,Njが得られ
る時間間隔をTとすれば、検出対象物の速度Vは、 V=L/T =(p/T)・[(Nj−Ni)+{α(Nj,UDj)−α(Ni,UDi)}] (6) となる。
【0045】そこで、次に、上記の補正値α(Nj,U
j),α(Ni,UDi)の決定の仕方について説明する。
なお、以降、表記を簡略化する上で、α(Nj,UDj)は
αj、α(Ni,UDi)はαiというように記載する。
【0046】図11に示したように、いま、位置パルス
-Nの4パルス分(A相パルスまたはB相パルスの1周
期分)に着目すると、理想的な位置パルスP-Nとの偏位
δ0〜δ3はA相パルスとB相パルスの各変化点x0〜x3
とに決まる固有の値をとり、かつ、4パルスごとに周期
性をもって定まる。
【0047】そこで、図3に示すように、A相パルスと
B相パルスの各変化点x0〜x3に挟まれた各々の区間x0
x1,x1〜x2,x2〜x3,x3〜x0について、それぞれ“0”
〜“3”までの番号を付け、また、 α0=δ0/p,α1=δ1/p、α2=δ2/p,α3=δ3/p (7) とすれば、各変化点x0〜x3ごとに必要な補正値は、
(1),(2)式および(4)式の関係からも分かるように、
図4に示す対応関係となる。
【0048】たとえば、区間が“0”のときで、検出対
象物が正方向に移動するときには補正値としてα0を、
負方向に移動するときには補正値としてα1+1を用い
ればよいことが分かる。
【0049】このように、図4の関係を用いれば、必要
な補正値を決定することができるが、そのためには、検
出対象物の移動方向と、区間“0”〜”3”とを共に特
定する必要がある。つまり、検出対象物の移動方向、お
よび今回と前回の各サンプリング時刻で得られる各カウ
ント値Nj,Niがいずれの区間“0〜3”で得られたも
のであるかを特定することができれば、図4の関係から
必要な補正値が決まるので、速度Vを求めることができ
る。
【0050】次に、検出対象物の移動方向と、各区間
“0”〜“3”を特定するための手法について説明す
る。
【0051】検出対象物が正方向(正転)と負方向(逆転)
のいずれに移動しているかを知るには、エンコーダから
出力されるA相パルスP-Aに対するB相パルスP-Bの位
相が進んでいるか、あるいは遅れているかを論理演算を
用いて調べることで判別することができる。
【0052】また、区間“0”〜“3”を特定するため
には、たとえば、図4に示すように、カウンタのカウン
ト値の下位2ビットの値n1,n0に着目したとき、“n1
n0”が区間“0”の箇所では“0,0”、区間“1”の
箇所では“0,1”、区間“2”の箇所では“1,
0”、区間“3”の箇所では“1,1”となるような手
段を設ければ、各区間“0”〜“3”を容易に特定する
ことができる。
【0053】次に、図4に示した補正値α0〜α3の具体
的な数値の決定の仕方について説明する。
【0054】図5に示すように、A相パルスP-Aまたは
B相パルスP-Bの1周期分に相当する数の位置パルスP
-Nが得られるように、検出対象物を一定の低速でかつ一
方向(ここでは正方向とする)に移動させる。その場合、
位置パルスP-Nのパルス間隔は、検出対象物の移動量に
比例したものとなる。また、補正値α0〜α3は、(7)式
からも分かるように、位相誤差のない理想的な位置パル
スP-Nに基づく検出対象物の移動量pを基準として決ま
るものである。さらに、各変化点x0〜x3は、検出対象物
の絶対的な位置を示すものではなく、相対的な位置を示
すものである。したがって、最初の変化点x0に対応する
補正値α0を基準点とみなせば、α0=0と考えてよい。
【0055】よって、α1,α2,α3の各補正値は、 α1=δ1/p={T01−(T00/4)×1}/(T00/4) =T01×(4/T00)−1 α2=δ2/p={T02−(T00/4)×2}/(T00/4) =T02×(4/T00)−2 α3=δ3/p={T03−(T00/4)×3}/(T00/4) =T03×(4/T00)−3 となる。
【0056】つまり、一般式として、αi(i=0〜3)
は、次式で与えられる。
【0057】 αi=0 (i=0) αi=T0i・(4/T00)−i (i=1,2,3) (8) そして、この(8)式に基づいて補正値α0〜α3の具体的
な数値を決定してから、図4に示すテーブルを作成し
て、これを初期データとして予めメモリ等に登録してお
けば、これらのデータを速度を演算する上での補正デー
タとして利用することができる。
【0058】本発明は、上述の原理に基づいてなされた
もので、次の構成を採用した。
【0059】すなわち、本発明の速度検出装置は、検出
対象物の移動量と移動方向に応じた個数と位相とを有す
る2相のパルスを出力するパルス出力手段と、前記2相
のパルスを入力して検出対象物の位置を検出する位置検
出手段と、前記2相のパルスを入力して検出対象物の移
動方向を判別する方向判別手段と、今回サンプリングし
た検出対象物の位置の変化が発生した時刻と前回サンプ
リングした検出対象物の位置の変化が発生した時刻とか
ら両時刻の時間間隔を計測する時間間隔計測手段と、前
回のサンプリング時点において前記方向判別手段と位置
検出手段でそれぞれ検出された移動方向と位置の両情
報、および位置の情報を補正するための位置補正値をそ
れぞれ記憶する記憶手段と、今回のサンプリング時点に
おいて前記方向判別手段と位置検出手段でそれぞれ検出
された移動方向と位置の両情報、および時間間隔計測手
段で計測された時間間隔の情報、ならびに前記記憶手段
に記憶されている前回のサンプリング時点において得ら
れた移動方向と位置の両情報、および位置補正値の情報
に基づいて検出対象物に関する速度を演算する演算手段
とを備える。
【0060】
【作用】上記構成において、演算手段は、時間間隔内の
検出対象物の移動量に基づいて速度を算出するときに、
検出対象物の移動量を補正値で補正し、補正された移動
量に基づいて2相パルスの位相誤差を排除した速度を検
出する。
【0061】このため、エンコーダの出力に位相誤差が
含まれていたとしても、この位相誤差の影響を有効に排
除することができる。しかも、移動方向が途中で反転し
た場合の悪影響も除くことができるので、検出対象物の
速度が低速から高速の全範囲にわたって精度良くかつ短
時間の内に検出できるようになる。
【0062】
【実施例】図6は、本発明の実施例に係る速度検出装置
の構成を示すブロック図、図7は同装置の動作説明に供
するタイミングチャートである。
【0063】図6において、符号1は速度検出装置の全
体を示し、2はパルス出力手段、4は位置検出手段、6
は方向判別手段、8は時間間隔計測手段、10は記憶手
段、12は演算手段である。
【0064】パルス出力手段2は、図示しないサーボモ
ータなどの検出対象物に取り付けられて、検出対象物の
移動量と移動方向に応じた個数と位相とを有する2相の
パルスを出力するものであり、本例では、互いに90°
の位相差を有するA相とB相の両パルスP-A,P-Bを出
力するエンコーダで構成される。
【0065】位置検出手段4は、エンコーダ2からのA
相,B相の両パルスP-A,P-Bを入力して検出対象物の
位置を検出するものであって、本例では、逓倍回路4a
とカウンタ4bとからなる。
【0066】上記の逓倍回路4aは、A相,B相の両パ
ルスP-A,P-Bを微分して4逓倍された位置パルス
-N、および、A相,B相の両パルスP-A,P-Bの1周
期内の原点位置(本例では区間0の開始点)を示す原点パ
ルスP-Zを、次の論理演算式に基づいて作成して出力す
る。
【0067】 P-N=P-A↑+P-A↓+P-B↑+P-B↓ P-Z=(P-A)・P-B↓+P-A↓・(P-B) (9) ここに、符号↑はパルスの立ち上がり、↓はパルスの下
がりエッジの各タイミングを、また、括弧()はローレベ
ルを意味する。
【0068】また、カウンタ4bは、本例では、2進の
アップ/ダウンカウンタで構成され、逓倍回路4aで得
られる位置パルスP-Nをクロックとして入力し、方向判
別手段6からの方向判別結果に基づいてアップカウント
あるいはダウンカウントするとともに、逓倍回路4aか
らの原点パルスP-Zを下位2ビットn0,n1のみの出力デ
ータをリセットするパルスとして入力するようになって
いる。
【0069】すなわち、原点パルスP-Zが入力されるた
びに、カウンタ4bのカウント値の下位2ビットn0,n1
は必ずリセットされるため、原点パルスP-Zの入力時点
と区間0の開始点の位置とが常に同期し、したがって、
図4に示すように、カウンタ4bの下位2ビットn0,n1
の内容によって、各区間0〜3を特定できることにな
る。つまり、カウンタ4bは、位置の情報をもつことに
なる。
【0070】方向判別手段6は、A相,B相の各パルス
-A,P-Bを入力して検出対象物の移動方向を判別する
ものであって、論理回路6aとRSフリップフロップ6b
とからなる。
【0071】論理回路6aは、A相パルスP-Aに対する
B相パルスP-Bの位相が進んでいるか、あるいは遅れて
いるかを判別し、B相パルスP-Bの位相が遅れていると
きにはアップパルスP-UPを、また、これとは逆のとき
にはダウンパルスP-DOWNをそれぞれ出力するものであ
る。すなわち、各パルスP-UP,P-DOWNは、次の論理演
算式に基づいて発生される。
【0072】 P-UP=P-A↑・(P-B)+P-A・P-B↑+P-A↓・P-B+(P-A)・P-B↓ P-DOWN=P-A↓・(P-B)+P-A・P-B↓+P-A↑・P-B+(P-A)・P-B↑ (10) RSフリップフロップ6bは、論理回路6aからのアップ
パルスP-UPをセットパルスとして、ダウンパルスP
-DOWNをリセットパルスとしてそれぞれ入力し、アップ
パルスP-UPが入力されるときには検出対象物が正方向
に移動(正転)していると判断してハイレベル、ダウンパ
ルスP-DOWNが入力されるときには負方向に移動(逆転)
していると判断してローレベルの判別信号をそれぞれ出
力する。
【0073】時間間隔計測手段8は、今回サンプリング
した検出対象物の位置の変化が発生した時刻と、前回サ
ンプリングした検出対象物の位置の変化が発生した時刻
とから両時刻の時間間隔Tを計測するものであり、本例
では、発振器8a、時刻カウンタ8b、時刻レジスタ8
c、および後述のCPU12で構成される。
【0074】発振器8aは、計時用の一定の基準パルス
を発生するものである。また、時刻カウンタ8bは、発
振器8aからの基準パルスを順次カウントするもので、
そのカウント値は時刻情報をもつことになる。
【0075】時刻レジスタ8cは、逓倍回路4aからの位
置パルスP-Nが入力されるたびに、時刻カウンタ8bか
らのカウント値をラッチするものであり、したがって、
各々の位置パルスが入力された時点の各時刻の情報を発
生する。
【0076】したがって、CPU12においては、前回
のサンプリング時点で得られた時刻レジスタ8bの値
と、今回のサンプリング時点で得られた時刻レジスタ8
bの値との差から時間間隔Tを求める。
【0077】記憶手段10は、位置検出手段4と方向判
別手段6とでそれぞれ検出される位置と移動方向の各情
報、ならびにサンプリング時刻における時刻レジスタ8
cの内容をそれぞれ記憶するとともに、位置の情報を補
正するための各位置補正値(図4に示したテーブル)を記
憶するものであって、本例ではICメモリで構成され
る。なお、図4に示したテーブルは、前述のように、予
め(8)式に基づいて補正値α0〜α3の具体的な数値を決
定することにより作成される。
【0078】演算手段12は、今回のサンプリング時点
において位置検出手段、方向判別手段、時間間隔検出手
段でそれぞれ検出された検出対象物の移動方向、位置、
および時刻の各情報、ならびにICメモリ10に格納さ
れている前回のサンプリング時点の時刻、その時刻にお
ける検出対象物の移動方向、位置の各情報、ならびに位
置補正値の情報に基づいて検出対象物に関する速度を前
述の(6)式に基づいて演算するもので、本例ではマイク
ロコンピュータで構成される。なお、マイクロコンピュ
ータは、上記の各手段4〜10の構成の全部または一部
を含んだものであてもよい。
【0079】次に、上記構成の速度検出装置により検出
対象物の速度を検出する場合の動作について、図7に示
すタイミングチャートを参照して説明する。
【0080】エンコーダ2からは、検出対象物の移動量
と移動方向に応じてA相パルスP-AとB相パルスP-B
出力される。この場合、両パルスP-A,P-Bには位相誤
差が含まれているものとする。
【0081】方向判別手段6は、A相,B相の各パルス
-A,P-Bを入力して検出対象物の移動方向を判別す
る。
【0082】すなわち、論理回路6aは、A相パルスP
-Aに対して、B相パルスP-Bの位相が遅れているときに
はアップパルスP-UPを、また、これとは逆のときには
ダウンパルスP-DOWNをそれぞれ(10)に基づいて発生
して出力するRSフリップフロップ6bは、論理回路6a
からのアップパルスP-UPが入力されるときには検出対
象物が正方向に移動(正転)していると判断してハイレベ
ルの判別信号を、ダウンパルスP-DOWNが入力されると
きには負方向に移動(逆転)していると判断してローレベ
ルの判別信号をそれぞれ出力する。そして、この判別信
号が位置検出手段4のカウンタ4bに与えられるととも
に、演算手段12に取り込まれる。
【0083】位置検出手段4は、エンコーダ2からのA
相,B相の両パルスP-A,P-Bを入力して検出対象物の
位置の情報を出力する。
【0084】すなわち、逓倍回路4aは、A相,B相の
両パルスP-A,P-Bを微分して4逓倍された位置パルス
-N、および、A相,B相の両パルスP-A,P-Bの1周
期内の原点位置(区間0の開始点)を示す原点パルスP-Z
を(9)式に基づいて作成して出力する。
【0085】カウンタ4bは、逓倍回路4aで得られる位
置パルスP-Nをクロックとして入力し、方向判別手段6
からの方向判別結果に基づいてアップカウントあるいは
ダウンカウントするとともに、逓倍回路4aからの原点
パルスP-Zを下位2ビットn0,n1のみの出力データをリ
セットするパルスとして入力する。これにより、原点パ
ルスP-Zの入力時点と区間0の開始点の位置とが常に一
致するため、カウンタ4bのカウント値が位置の情報と
して演算手段12に取り込まれる。
【0086】一方、発振器8aから発生される計時用の
基準パルスは、時刻カウンタ8bによって順次カウント
され、そのカウント値が時刻情報として時刻レジスタ8
cに出力される。時刻レジスタ8cは、逓倍回路4aから
の位置パルスP-Nが入力されるたびに、時刻カウンタ8
bからのカウント値をラッチする。したがって、時刻レ
ジスタ8cからは、各々の位置パルスが入力された時点
の各時刻の情報が発生される。
【0087】演算手段12は、所定のサンプリング時刻
が到来するたびに、位置検出手段4、方向判別手段6お
よび時刻レジスタ8cからの各情報を取り込んで、これ
らの情報をICメモリ10に格納する。
【0088】さらに、演算手段12は、今回のサンプリ
ング時刻が到来したときに位置検出手段4、方向判別手
段6および時刻レジスタ8cから取り込んだ各情報と、
ICメモリ10に既に格納されている前回のサンプリン
グ時刻により得られた位置、方向、時刻の各情報、なら
びに図4のテーブルとから、(6)式に基づいて検出対象
物の速度を算出し、その算出結果を出力する。
【0089】このように、この実施例の速度検出装置
は、エンコーダ2に含まれる位相誤差と検出対象物の移
動方向の反転を考慮して、速度Vを求めるので、エンコ
ーダ2の位相誤差や反転の影響を有効に排除することが
でき、低速から高速の全範囲にわたって精度良くかつ短
時間の内に速度を検出することができる。
【0090】
【変形例】位置検出手段の変形例 図6に示した位置検出手段4に代えて、図8に示す構成
の位置検出手段4'を設けることもできる。
【0091】すなわち、この位置検出手段4'は、逓倍
回路4a'、カウンタ4b'、および組合回路4c'からな
る。
【0092】逓倍回路4a'は、A相,B相の両パルスP
-A,P-Bを微分して4逓倍された位置パルスP-Nを前記
(9)式に基づいて出力するとともに、A相パルスP-A
たはB相パルスP-Bの1周期(本例では区間3→0また
は区間0→3の変化時点)を示す周期パルスP-N'を、次
の論理演算式に基づいて作成して出力する。
【0093】 P-N'=(P-A)・P-B↓+(P-A)・P-B↑ (11) ここに、符号↑はパルスの立ち上がり、↓はパルスの下
がりエッジの各タイミングを、また、括弧()はローレベ
ルを意味する。
【0094】また、カウンタ4b'は、2進のアップ/ダ
ウンカウンタで構成され、逓倍回路4a'で得られる周期
パルスP-N'をクロックとして入力し、方向判別手段6
からの方向判別結果に基づいてアップカウントあるいは
ダウンカウントするものであって、上記の実施例のカウ
ンタ4bの下位2ビットn0,n1を除いた上位ビットn2
の出力が得られるようになっている。
【0095】また、組合回路4c'は、A相とB相の両パ
ルスP-A,P-Bを入力し、これらのパルスP-A,P-B
基づいて2ビットからなる1周期内の位置の情報n0,n1
を、図9に示す条件に基づいて作成して出力する。
【0096】この変形例の場合にも、位置検出手段4'
の出力をマイクロコンピュータ12に取り込んだ後、そ
の下位2ビットn0,n1の値によって区間0〜3を特定で
きるから、方向判別手段6からの方向の情報と併せれ
ば、図4のテーブルの各補正値を利用することが可能と
なる。
【0097】その他の変形例 本発明は、A相パルスP-AとB相パルスのP-Bの1周期
内での位相誤差を補正するだけでなく、エンコーダにお
ける1回転を周期とした位相誤差に対しても有効であ
る。
【0098】すなわち、エンコーダの場合、1回転内の
位置の情報は、1回転ごとに1回発生する。エンコーダ
の回転軸の機械的な原点位置を表すために発生されるZ
相パルスによって、その時のカウンタ4a,4a'の値を
基準に現在の位置を知ることができる。したがって、1
回転内の変化点の補正値αi(iはエンコーダのZ相パル
スからのパルス数)を、(8)式の関係を求めたのと同様
の手法によって予め算出しておき、(6)式に基づいて速
度Vを得ることも可能である。
【0099】さらに、本発明は、1相のエンコーダやア
ブソリュート型のロータリエンコーダに対しても有効で
ある。すなわち、1相のエンコーダの場合は、方向判別
はできないので、方向反転に起因した誤差は除けないも
のの、この場合でも正方向の回転のみが生じるものとみ
なして(1),(2)式を適用し、(4)式の関数を定めれば
よい。
【0100】アブソリュート型のロータリエンコーダの
場合は、出力データから一意的に現在の位置を知ること
ができる。また、出力データとしてはグレイコードが使
用されることが多いが、この場合は、最下位ビットの変
化を時間間隔計測手段8のタイミング信号とし、方向お
よび位置の変化量はグレイコードをストレートコードに
変換した後の差分をとることにより求めればよい。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0102】(1) エンコーダの出力に位相誤差が含ま
れていたとしても、この位相誤差の影響を有効に排除す
ることができる。しかも、移動方向が途中で反転した場
合の悪影響も除くことができる。
【0103】このため、検出対象物の速度が低速から高
速の全範囲にわたって精度良くかつ短時間の内に検出で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するために供する図であ
る。
【図2】検出対象物の移動方向によって位相誤差の偏差
を補正するための適正な補正値を選択する場合の説明図
である。
【図3】位置パルスの各変化点x0〜x3と、それらの各変
化点x0〜x3ごとに必要な補正値との関係を示す説明図で
ある。
【図4】エンコーダに位相誤差がある場合に、速度を演
算する上で利用する補正値のデータテーブルである。
【図5】図4の補正値を具体的に決定する場合の説明図
である。
【図6】本発明の実施例に係る速度検出装置の全体構成
を示すブロック図である。
【図7】同装置の動作説明に供するタイミングチャート
である。
【図8】本発明の速度検出装置において、位置検出手段
の変形例を示すブロック図である。
【図9】図8の位置検出手段による位置検出情報の説明
図である。
【図10】パルスカウント法によって速度を求める場合
の説明図である。
【図11】エンコーダの出力に位相誤差が含まれている
場合の各パルス間隔および偏差の関係を示すタイミング
チャートである。
【図12】エンコーダの出力に位相誤差が含まれている
場合に、検出される速度に誤差を生じることを説明する
ための図である。
【図13】検出対象物の移動方向が途中で逆転する場合
に、検出される速度に誤差を生じることを説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…速度検出装置、2…パルス発生手段(エンコーダ)、
4…位置検出手段、4a…逓倍回路、4b…カウンタ、6
…方向判別手段、6a…論理回路、6b…RSフリップフ
ロップ、8…時間間隔計測手段、8a…発振器、8b…時
刻カウンタ、8c…時刻レジスタ、10…記憶手段(IC
メモリ)、12…演算手段(マイクロコンピュータ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出対象物の移動量と移動方向に応じた
    個数と位相とを有する2相のパルスを出力するパルス出
    力手段と、 前記2相のパルスを入力して検出対象物の位置を検出す
    る位置検出手段と、 前記2相のパルスを入力して検出対象物の移動方向を判
    別する方向判別手段と、 今回サンプリングした検出対象物の位置の変化が発生し
    た時刻と前回サンプリングした検出対象物の位置の変化
    が発生した時刻とから両時刻の時間間隔を計測する時間
    間隔計測手段と、 前回のサンプリング時点において前記方向判別手段と位
    置検出手段でそれぞれ検出された移動方向と位置の両情
    報、および位置の情報を補正するための位置補正値をそ
    れぞれ記憶する記憶手段と、 今回のサンプリング時点において前記方向判別手段と位
    置検出手段でそれぞれ検出された移動方向と位置の両情
    報、および時間間隔計測手段で計測された時間間隔の情
    報、ならびに前記記憶手段に記憶されている前回のサン
    プリング時点において得られた移動方向と位置の両情
    報、および位置補正値の情報に基づいて検出対象物に関
    する速度を演算する演算手段と、 を備え、前記時間間隔内の検出対象物の位置の変化であ
    る移動量に基づいて速度を算出するときに、検出対象物
    の移動量を移動量補正値で補正し、補正された移動量に
    基づいて2相のパルスの位相誤差を排除し、かつ、移動
    方向が途中で反転した場合でも正確な速度を検出するこ
    とを特徴とする速度検出装置。
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