JPH08334667A - 2眼式光学系 - Google Patents
2眼式光学系Info
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- JPH08334667A JPH08334667A JP13948895A JP13948895A JPH08334667A JP H08334667 A JPH08334667 A JP H08334667A JP 13948895 A JP13948895 A JP 13948895A JP 13948895 A JP13948895 A JP 13948895A JP H08334667 A JPH08334667 A JP H08334667A
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Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】撮像レンズ及び撮像素子を高コスト化すること
なく、高精細ビデオ画像入力の際に要求される高画質、
広画角、高フォーカス精度及び防振機能を達成する。 【構成】第一光学系Xは反射ミラー1、撮像レンズ3及
び撮像素子5からなり、第二光学系Yは反射ミラー2、
撮像レンズ4及び撮像素子6からなる。これら二つの光
学系の観察対象物側の光軸7,8は水平又は垂直方向に
おいて角度θをなしており、該角度θは次式により与え
られる。 0.2 × tan-1(IH/f)<θ<1.8 × tan-1(IH/f) 上式において、IHは撮像素子の水平方向又は垂直方向の
有効撮像サイズの1/2、f は撮像レンズの焦点距離であ
る。
なく、高精細ビデオ画像入力の際に要求される高画質、
広画角、高フォーカス精度及び防振機能を達成する。 【構成】第一光学系Xは反射ミラー1、撮像レンズ3及
び撮像素子5からなり、第二光学系Yは反射ミラー2、
撮像レンズ4及び撮像素子6からなる。これら二つの光
学系の観察対象物側の光軸7,8は水平又は垂直方向に
おいて角度θをなしており、該角度θは次式により与え
られる。 0.2 × tan-1(IH/f)<θ<1.8 × tan-1(IH/f) 上式において、IHは撮像素子の水平方向又は垂直方向の
有効撮像サイズの1/2、f は撮像レンズの焦点距離であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高精細ビデオカメラ用の
光学系に関する。
光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオカメラ用の光学系では、図
8に示すように、撮像レンズ50と撮像素子51とが光
軸に沿って配置されており、撮像レンズ50を介して形
成された像が撮像素子51において撮像されるように構
成されている。
8に示すように、撮像レンズ50と撮像素子51とが光
軸に沿って配置されており、撮像レンズ50を介して形
成された像が撮像素子51において撮像されるように構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した従来のビ
デオカメラ用光学系は、撮像画素が40万画素レベルの
場合には、効率的な構成であるが、例えば、ハイビジョ
ンのように200万画素レベル又はそれ以上にまで高精
細化しようとすると、次のような問題を生じるものであ
った。
デオカメラ用光学系は、撮像画素が40万画素レベルの
場合には、効率的な構成であるが、例えば、ハイビジョ
ンのように200万画素レベル又はそれ以上にまで高精
細化しようとすると、次のような問題を生じるものであ
った。
【0004】第一に、撮像素子として多画素(例えば、
200万画素)の撮像素子が必要となり、これに伴っ
て、撮像レンズとしても多画素に対応するための高性能
なレンズ系が必要となる。このため、従来の40万画素
レベルのシステムと比較して、コストアップにならざる
を得ない。なぜならば、一般に、撮像素子は、画素ピッ
チを同じにすれば、多画素になればなるほど撮像面のサ
イズが大型化し、作製上の歩留りが低下し、また、画素
ピッチを細かくしようとすると極めて高度な技術が必要
となるからである。また、撮像レンズに関しても、多画
素に対応するためにレンズ構成枚数が増え、光学系全体
が大型化するばかりでなく、偏心公差が厳しくなる。こ
れらは何れもコストアップを伴う。
200万画素)の撮像素子が必要となり、これに伴っ
て、撮像レンズとしても多画素に対応するための高性能
なレンズ系が必要となる。このため、従来の40万画素
レベルのシステムと比較して、コストアップにならざる
を得ない。なぜならば、一般に、撮像素子は、画素ピッ
チを同じにすれば、多画素になればなるほど撮像面のサ
イズが大型化し、作製上の歩留りが低下し、また、画素
ピッチを細かくしようとすると極めて高度な技術が必要
となるからである。また、撮像レンズに関しても、多画
素に対応するためにレンズ構成枚数が増え、光学系全体
が大型化するばかりでなく、偏心公差が厳しくなる。こ
れらは何れもコストアップを伴う。
【0005】第二は画角の問題である。通常、レンズの
イメージサークルは円形であるため、イメージサークル
の有効利用という観点からは、撮像画面は正方形である
ことが好ましい。ところが、ハイビジョンのような水平
画角を広げた横長の画面においては、イメージサークル
内における上下部分の像は撮像に使用しないことになる
ので、光学系としての効率は低下する。さらに、従来の
光学系において広画角化するためには、レンズ系の焦点
距離を短くしなければならないが、従来の光学系ではロ
ーパスフィルター等のためにレンズ系に長いバックフォ
ーカスを必要とするため、広画角化はレンズ系の極端な
大型化につながってしまう。
イメージサークルは円形であるため、イメージサークル
の有効利用という観点からは、撮像画面は正方形である
ことが好ましい。ところが、ハイビジョンのような水平
画角を広げた横長の画面においては、イメージサークル
内における上下部分の像は撮像に使用しないことになる
ので、光学系としての効率は低下する。さらに、従来の
光学系において広画角化するためには、レンズ系の焦点
距離を短くしなければならないが、従来の光学系ではロ
ーパスフィルター等のためにレンズ系に長いバックフォ
ーカスを必要とするため、広画角化はレンズ系の極端な
大型化につながってしまう。
【0006】第三はフォーカス精度の問題である。高精
細になればなるほど、高いフォーカス精度が要求される
が、通常よく用いられる撮像素子からの像信号のコント
ラストに従ってオートフォーカスを行う方法では、フォ
ーカスに用いる視差信号の基線長がレンズの明るさに応
じて決まってしまうため、従来以上にフォーカス精度を
向上させることは技術的に難しい。
細になればなるほど、高いフォーカス精度が要求される
が、通常よく用いられる撮像素子からの像信号のコント
ラストに従ってオートフォーカスを行う方法では、フォ
ーカスに用いる視差信号の基線長がレンズの明るさに応
じて決まってしまうため、従来以上にフォーカス精度を
向上させることは技術的に難しい。
【0007】第四は防振すなわちブレの補正の問題であ
る。良質な画像を得るためには、防振すなわちブレの補
正を行うことが必要である。ブレの補正の方法として
は、特開昭50−112054号公報に示されるような
プリズムの頂角を変化させる方法や、特開昭62−47
012号公報に示されるようなレンズの一部を光軸に垂
直方向に振る方法などがある。しかしながら、これらの
方法は何れも駆動部材が大きくなるため、構造的に大き
な駆動機構が必要になるという問題点を有している。ま
た、駆動機構が大きくなることに伴い、光学系全体の重
量も増加せざるを得ない。
る。良質な画像を得るためには、防振すなわちブレの補
正を行うことが必要である。ブレの補正の方法として
は、特開昭50−112054号公報に示されるような
プリズムの頂角を変化させる方法や、特開昭62−47
012号公報に示されるようなレンズの一部を光軸に垂
直方向に振る方法などがある。しかしながら、これらの
方法は何れも駆動部材が大きくなるため、構造的に大き
な駆動機構が必要になるという問題点を有している。ま
た、駆動機構が大きくなることに伴い、光学系全体の重
量も増加せざるを得ない。
【0008】本発明は、以上のような従来の高精細ビデ
オカメラ用光学系における問題点に鑑みてなされたもの
であり、撮像レンズ及び撮像素子を高コスト化すること
なく、高精細ビデオ画像入力の際に要求される高画質、
広画角、高フォーカス精度及び防振機能を備えた2眼式
光学系を提供することを目的とする。
オカメラ用光学系における問題点に鑑みてなされたもの
であり、撮像レンズ及び撮像素子を高コスト化すること
なく、高精細ビデオ画像入力の際に要求される高画質、
広画角、高フォーカス精度及び防振機能を備えた2眼式
光学系を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る2眼式光学系は、少なくとも一つの反
射ミラー、撮像レンズ及び撮像素子を備える第一の光学
系と、少なくとも一つの反射ミラー、撮像レンズ及び撮
像素子を備える第二の光学系とからなり、これら二つの
光学系の観察対象物側の光軸は水平方向又は垂直方向に
おいて角度θをなしており、該角度θは式(1)により
与えられることを特徴とする。 0.2 × tan-1(IH/f)<θ<1.8 × tan-1(IH/f) (1) 上式において、IHは前記撮像素子の水平又は垂直方向の
有効撮像サイズの1/2、f は前記撮像レンズの焦点距離
である。
め、本発明に係る2眼式光学系は、少なくとも一つの反
射ミラー、撮像レンズ及び撮像素子を備える第一の光学
系と、少なくとも一つの反射ミラー、撮像レンズ及び撮
像素子を備える第二の光学系とからなり、これら二つの
光学系の観察対象物側の光軸は水平方向又は垂直方向に
おいて角度θをなしており、該角度θは式(1)により
与えられることを特徴とする。 0.2 × tan-1(IH/f)<θ<1.8 × tan-1(IH/f) (1) 上式において、IHは前記撮像素子の水平又は垂直方向の
有効撮像サイズの1/2、f は前記撮像レンズの焦点距離
である。
【0010】本発明の好ましい実施態様においては、前
記二つの撮像素子から得られる視差信号はフォーカスに
用いられる。本発明の好ましい実施態様においては、前
記反射ミラーを駆動することにより防振が行われる。
記二つの撮像素子から得られる視差信号はフォーカスに
用いられる。本発明の好ましい実施態様においては、前
記反射ミラーを駆動することにより防振が行われる。
【0011】
【作用】上述したように、従来のように一つの光学系だ
けで高精細化を達成しようとすると、撮像レンズ及び撮
像素子に対する負担が大きくなる。このため、本発明に
おいては、二つの撮像光学系を設け、これら二つの光学
系が共働して高精細化を達成するようにしている。例え
ば、二つの光学系で撮像素子を各々40万画素とし、レ
ンズ系も各々40万画素に対応するレベルのものにした
場合、二つの撮像素子からの像を電気的に合成すると、
80万画素に近いレベルの画質を得ることができる。あ
るいは、撮像素子を各々100万画素とし、レンズ系も
各々100万画素に対応するレベルのものにした場合、
二つの撮像素子からの像を電気的に合成すると、200
万画素に近いレベルの画質を得ることができる。このよ
うに、本発明により、撮像レンズ及び撮像素子を高コス
ト化することなく、高精細化を達成することができる。
けで高精細化を達成しようとすると、撮像レンズ及び撮
像素子に対する負担が大きくなる。このため、本発明に
おいては、二つの撮像光学系を設け、これら二つの光学
系が共働して高精細化を達成するようにしている。例え
ば、二つの光学系で撮像素子を各々40万画素とし、レ
ンズ系も各々40万画素に対応するレベルのものにした
場合、二つの撮像素子からの像を電気的に合成すると、
80万画素に近いレベルの画質を得ることができる。あ
るいは、撮像素子を各々100万画素とし、レンズ系も
各々100万画素に対応するレベルのものにした場合、
二つの撮像素子からの像を電気的に合成すると、200
万画素に近いレベルの画質を得ることができる。このよ
うに、本発明により、撮像レンズ及び撮像素子を高コス
ト化することなく、高精細化を達成することができる。
【0012】本発明に係る2眼式光学系の一構成例を図
1に示す。図1は本構成例に係る2眼式光学系を上方か
ら見たときの配置を示す平面図である。この2眼式光学
系は第一光学系Xと第二光学系Yとからなり、第一光学
系Xは反射ミラー1と撮像レンズ3と撮像素子5とから
なり、第二光学系Yは反射ミラー2と撮像レンズ4と撮
像素子6とからなる。第一光学系Xの観察対象物側の光
軸7と第二光学系Yの観察対象物側の光軸8(図1にお
いては、光束と光軸は一致している)は角度θをなして
いる。
1に示す。図1は本構成例に係る2眼式光学系を上方か
ら見たときの配置を示す平面図である。この2眼式光学
系は第一光学系Xと第二光学系Yとからなり、第一光学
系Xは反射ミラー1と撮像レンズ3と撮像素子5とから
なり、第二光学系Yは反射ミラー2と撮像レンズ4と撮
像素子6とからなる。第一光学系Xの観察対象物側の光
軸7と第二光学系Yの観察対象物側の光軸8(図1にお
いては、光束と光軸は一致している)は角度θをなして
いる。
【0013】観察対象物側から入射した左側の光束7は
反射ミラー1で反射された後、撮像レンズ3を介して撮
像素子5上に結像する。観察対象物側から入射した右側
の光束8は反射ミラー2で反射された後、撮像レンズ4
を介して撮像素子6上に結像する。
反射ミラー1で反射された後、撮像レンズ3を介して撮
像素子5上に結像する。観察対象物側から入射した右側
の光束8は反射ミラー2で反射された後、撮像レンズ4
を介して撮像素子6上に結像する。
【0014】以下、二つの光学系の光軸が角度θをなし
ていることによる効果を、水平画角を増やす場合を例に
とって説明する。観察対象物側が十分遠方にある場合、
各光学系の撮像レンズ3,4の焦点距離が何れもfであ
るとすると、撮像レンズ3,4の水平半画角ωH は近似
式(2)により与えられる。 ωH = tan-1 (IHH /f) (2) ここで、IHH は水平方向の最大像高すなわち水平方向の
有効撮像サイズの半分である。
ていることによる効果を、水平画角を増やす場合を例に
とって説明する。観察対象物側が十分遠方にある場合、
各光学系の撮像レンズ3,4の焦点距離が何れもfであ
るとすると、撮像レンズ3,4の水平半画角ωH は近似
式(2)により与えられる。 ωH = tan-1 (IHH /f) (2) ここで、IHH は水平方向の最大像高すなわち水平方向の
有効撮像サイズの半分である。
【0015】二つの光学系の光軸が相互に平行であると
すると、これら二つの光学系で撮像した像は同じものに
なる。すなわち、本構成例では、図2に示すように、第
一光学系Xによって観察対象物9に対して撮像できる範
囲10(実線)は第二光学系Yによる範囲11(破線)
と同じものになる(図2では、わかりやすくするため範
囲10,11を微小距離だけずらしてある)。画像中心
の点Wは光軸に相当しており、これは二つの光学系X,
Yで一致している。
すると、これら二つの光学系で撮像した像は同じものに
なる。すなわち、本構成例では、図2に示すように、第
一光学系Xによって観察対象物9に対して撮像できる範
囲10(実線)は第二光学系Yによる範囲11(破線)
と同じものになる(図2では、わかりやすくするため範
囲10,11を微小距離だけずらしてある)。画像中心
の点Wは光軸に相当しており、これは二つの光学系X,
Yで一致している。
【0016】これに対して、図3は、左右の観察対象物
側の光軸間に水平方向に角度θをつけた場合の画像を示
す。各光学系の光軸間に角度θをつけると、図3に示す
ように、第一光学系Xによって観察対象物12に対して
撮像できる範囲13は第二光学系Yによる範囲14に対
して、角度θに相当する分だけ水平方向にずれたものに
なる。この二つの画像を電気的に合成すれば、全体とし
ては、水平方向の画角が増えた画像を得ることができ
る。図3における二つの光学系X,Yは各々水平画角2
ωH を有しており、二つの光学系X,Yによる画像が角
度θだけずれて重なり合っている。左右のフレーミング
画像の中心点W1,W2 は各々の光学系の光軸に相当して
おり、相互に角度θだけずれている。このように、合成
後の画像の水平画角は(2ωH +θ)となり、一つの光
学系の水平画角2ωH に対して角度θだけ広くすること
ができる。
側の光軸間に水平方向に角度θをつけた場合の画像を示
す。各光学系の光軸間に角度θをつけると、図3に示す
ように、第一光学系Xによって観察対象物12に対して
撮像できる範囲13は第二光学系Yによる範囲14に対
して、角度θに相当する分だけ水平方向にずれたものに
なる。この二つの画像を電気的に合成すれば、全体とし
ては、水平方向の画角が増えた画像を得ることができ
る。図3における二つの光学系X,Yは各々水平画角2
ωH を有しており、二つの光学系X,Yによる画像が角
度θだけずれて重なり合っている。左右のフレーミング
画像の中心点W1,W2 は各々の光学系の光軸に相当して
おり、相互に角度θだけずれている。このように、合成
後の画像の水平画角は(2ωH +θ)となり、一つの光
学系の水平画角2ωH に対して角度θだけ広くすること
ができる。
【0017】合成後の画像は、図3に示すように、3つ
の領域A,B,Cに分けられる。第一光学系Xのみで撮
像した領域がA,第一光学系Xと第二光学系Yの双方で
撮像した領域がB、第二光学系Yのみで撮像した領域が
Cである。例えば、二つの光学系X,Y各々の撮像画素
が40万画素であり、二つの画像の1/4の部分が重な
り合っているとすると、領域A,Cにおいては、40×
(1−1/4)=30万画素の画像が得られる。領域B
においては、二つの光学系X,Yにおける各撮像素子を
上下左右に半ピッチずつずらすように構成しておけば、
全体として20万画素に近い画質を得ることができる。
二つの光学系における各撮像素子を上下左右に半ピッチ
ずつずらして画質を向上させる方法としては、NHK技
研R&DNo.19, p.1-9 (1992年5月発刊)に示
されているものなどがある。また、二つの画像により画
質を向上させるための別の方法としては、テレビジョン
学会技術報告 Vol.15, No. 60, p.29-34(1991年1
0月発刊)などに示される情報統合化の方法がある。
の領域A,B,Cに分けられる。第一光学系Xのみで撮
像した領域がA,第一光学系Xと第二光学系Yの双方で
撮像した領域がB、第二光学系Yのみで撮像した領域が
Cである。例えば、二つの光学系X,Y各々の撮像画素
が40万画素であり、二つの画像の1/4の部分が重な
り合っているとすると、領域A,Cにおいては、40×
(1−1/4)=30万画素の画像が得られる。領域B
においては、二つの光学系X,Yにおける各撮像素子を
上下左右に半ピッチずつずらすように構成しておけば、
全体として20万画素に近い画質を得ることができる。
二つの光学系における各撮像素子を上下左右に半ピッチ
ずつずらして画質を向上させる方法としては、NHK技
研R&DNo.19, p.1-9 (1992年5月発刊)に示
されているものなどがある。また、二つの画像により画
質を向上させるための別の方法としては、テレビジョン
学会技術報告 Vol.15, No. 60, p.29-34(1991年1
0月発刊)などに示される情報統合化の方法がある。
【0018】このように、領域A,B,Cを合成した画
像として、30+20+30=80万画素に近い画質を
得ることができる。さらに、本発明によれば、高精細化
を行うことが最も必要な中心付近の画質を選択的に向上
させることができるため、感覚的に受ける精細度は一層
向上する。二つの光学系X,Yにおける撮像レンズ3,
4の焦点距離fはほぼ等しくしておくことが望ましい。
焦点距離fが異なると、画像の合成が複雑になるからで
ある。
像として、30+20+30=80万画素に近い画質を
得ることができる。さらに、本発明によれば、高精細化
を行うことが最も必要な中心付近の画質を選択的に向上
させることができるため、感覚的に受ける精細度は一層
向上する。二つの光学系X,Yにおける撮像レンズ3,
4の焦点距離fはほぼ等しくしておくことが望ましい。
焦点距離fが異なると、画像の合成が複雑になるからで
ある。
【0019】また、二つの光学系X,Yの光軸7,8が
なす角度θは式(3)を満足することが必要である。 0.2× tan-1 (IHH /f) <θ<1.8 × tan-1 (IHH /f) (3) 上式において、IHH は撮像素子5,6の水平方向の有効
撮像サイズの半分、fは撮像レンズ3,4の焦点距離で
ある。
なす角度θは式(3)を満足することが必要である。 0.2× tan-1 (IHH /f) <θ<1.8 × tan-1 (IHH /f) (3) 上式において、IHH は撮像素子5,6の水平方向の有効
撮像サイズの半分、fは撮像レンズ3,4の焦点距離で
ある。
【0020】式(3)は、二つの画像のオーバーラップ
部分を適度にとるための条件式であり、同式を満足する
ことにより合成後の画像が良好なものとなる。式(3)
において下限を超えると、オーバーラップ部分が少なく
なるか、あるいは、なくなってしまい、左右二つの画像
の合成が困難になる。さらに、後述するフォーカス信号
を得ることができなくなる。また、式(3)において上
限を超えると、左右二つの画像がほぼ同一のものにな
り、画角を広げる効果がなくなる。
部分を適度にとるための条件式であり、同式を満足する
ことにより合成後の画像が良好なものとなる。式(3)
において下限を超えると、オーバーラップ部分が少なく
なるか、あるいは、なくなってしまい、左右二つの画像
の合成が困難になる。さらに、後述するフォーカス信号
を得ることができなくなる。また、式(3)において上
限を超えると、左右二つの画像がほぼ同一のものにな
り、画角を広げる効果がなくなる。
【0021】本構成例においては、一つの光学系の水平
画角は2ωH であるが、合成後の水平画角はその1.1
〜1.9倍になるため、横長の画面に対して効率の良い
光学系となる。また、一つの光学系の画角を極端に広く
とる必要がないため、各レンズ系の焦点距離を極端に短
くする必要がなく、レンズ系をコンパクトに構成するこ
とができる。
画角は2ωH であるが、合成後の水平画角はその1.1
〜1.9倍になるため、横長の画面に対して効率の良い
光学系となる。また、一つの光学系の画角を極端に広く
とる必要がないため、各レンズ系の焦点距離を極端に短
くする必要がなく、レンズ系をコンパクトに構成するこ
とができる。
【0022】以上は水平画角を増やす場合であるが、二
つの光学系の光軸を垂直方向にずらすことによっても、
同様の原理で垂直方向の画角を増やすこともできる。こ
の場合は、式(3)に代わり、式(4)を満たすことが
条件となる。 0.2× tan-1 (IHV /f) <θ<1.8 × tan-1 (IHV /f) (4) 上式において、IHV は撮像素子5,6の垂直方向の有効
撮像サイズの半分である。式(3)と式(4)とを統合
して表したものが前述した条件式(1)である。
つの光学系の光軸を垂直方向にずらすことによっても、
同様の原理で垂直方向の画角を増やすこともできる。こ
の場合は、式(3)に代わり、式(4)を満たすことが
条件となる。 0.2× tan-1 (IHV /f) <θ<1.8 × tan-1 (IHV /f) (4) 上式において、IHV は撮像素子5,6の垂直方向の有効
撮像サイズの半分である。式(3)と式(4)とを統合
して表したものが前述した条件式(1)である。
【0023】さらに、本発明では二つの画像のオーバー
ラップ部分を用いて、フォーカスのための信号を得るこ
とができる。すなわち、二つの撮像レンズの入射瞳位置
が適度に離れていれば、視差信号を得ることができる。
フォーカス精度は二つの撮像レンズの入射瞳の間隔すな
わち基線長さに依存するので、これを大きくとることに
よってフォーカス精度を上げることが可能である。
ラップ部分を用いて、フォーカスのための信号を得るこ
とができる。すなわち、二つの撮像レンズの入射瞳位置
が適度に離れていれば、視差信号を得ることができる。
フォーカス精度は二つの撮像レンズの入射瞳の間隔すな
わち基線長さに依存するので、これを大きくとることに
よってフォーカス精度を上げることが可能である。
【0024】また、本発明では、反射ミラーを駆動する
ことにより、防振を行うことできる。反射ミラーを用い
て防振することにより、従来例における防振部材よりも
駆動する部材が軽くなるため、防振のための機構を簡略
化することができる。反射ミラーは水平方向及び垂直方
向の双方において振ることができるため、水平及び垂直
両方向において防振を行うことができる。
ことにより、防振を行うことできる。反射ミラーを用い
て防振することにより、従来例における防振部材よりも
駆動する部材が軽くなるため、防振のための機構を簡略
化することができる。反射ミラーは水平方向及び垂直方
向の双方において振ることができるため、水平及び垂直
両方向において防振を行うことができる。
【0025】本発明においては、反射光学系として反射
ミラーを用いているが、反射ミラーを用いることによっ
て次のような利点を生じる。二つの光学系X,Yの光軸
間に角度θをつける際に、撮像素子5,6の光軸を平行
に維持したまま、反射ミラー1,2の角度を適度に調節
することのみによって、角度θを任意の角度に設定する
ことが可能になる。従って、二つの撮像素子5,6を相
互に傾斜させる必要がなくなるため、同一基板に撮像素
子を配置することができるなどの機構の簡略化につなが
る。
ミラーを用いているが、反射ミラーを用いることによっ
て次のような利点を生じる。二つの光学系X,Yの光軸
間に角度θをつける際に、撮像素子5,6の光軸を平行
に維持したまま、反射ミラー1,2の角度を適度に調節
することのみによって、角度θを任意の角度に設定する
ことが可能になる。従って、二つの撮像素子5,6を相
互に傾斜させる必要がなくなるため、同一基板に撮像素
子を配置することができるなどの機構の簡略化につなが
る。
【0026】また、反射ミラーの傾斜を変えることによ
り角度θを変化させることができるので、画像のオーバ
ーラップ部分の比率を変化させることも容易に行うこと
ができる。さらに、角度θを一定に維持した状態で反射
ミラーを振ることにより、カメラ本体を固定したまま、
アングルを変えることもできる。
り角度θを変化させることができるので、画像のオーバ
ーラップ部分の比率を変化させることも容易に行うこと
ができる。さらに、角度θを一定に維持した状態で反射
ミラーを振ることにより、カメラ本体を固定したまま、
アングルを変えることもできる。
【0027】なお、図1に示した各光学系X,Yにおい
ては、観察対象物側より順に反射ミラー1,2、撮像レ
ンズ3,4、撮像素子5,6が配置されているが、配置
の順序はこれには限定されない。例えば、観察対象物側
から順に撮像レンズ、反射ミラー、撮像素子を配置して
もよい。反射ミラーも各光学系において一つずつ用いら
れているが、一つの光学系について複数の反射ミラーを
用いることも可能である。
ては、観察対象物側より順に反射ミラー1,2、撮像レ
ンズ3,4、撮像素子5,6が配置されているが、配置
の順序はこれには限定されない。例えば、観察対象物側
から順に撮像レンズ、反射ミラー、撮像素子を配置して
もよい。反射ミラーも各光学系において一つずつ用いら
れているが、一つの光学系について複数の反射ミラーを
用いることも可能である。
【0028】
【実施例】本発明に係る2眼式光学系の第一実施例を図
4に示す。図4は本実施例に係る2眼式光学系を上方か
ら見たときの平面図である。本実施例に係る2眼式光学
系は水平方向の画角を増やすことができる光学系であ
り、第一光学系Xと第二光学系Yとからなる。第一光学
系Xにおいては、第一反射ミラー15,撮像レンズ1
6,第二反射ミラー17及び撮像素子18が観察対象物
側からこの順に配置されてなり、第二光学系Yは第一反
射ミラー19、撮像レンズ20,第二反射ミラー21及
び撮像素子22からなる。第一光学系Xと第二光学系Y
とは左右対称に配置されており、各光学系における反射
ミラー17,21は90°の角度をなすように各々の一
端において一体的に連結されている。各光学系X,Yの
二つの撮像素子18,22は何れも電気基板23上に取
り付けられており、各光学系X,Yの観察対象物側の光
軸24,25は水平方向においてθ=20°の角度をな
している。
4に示す。図4は本実施例に係る2眼式光学系を上方か
ら見たときの平面図である。本実施例に係る2眼式光学
系は水平方向の画角を増やすことができる光学系であ
り、第一光学系Xと第二光学系Yとからなる。第一光学
系Xにおいては、第一反射ミラー15,撮像レンズ1
6,第二反射ミラー17及び撮像素子18が観察対象物
側からこの順に配置されてなり、第二光学系Yは第一反
射ミラー19、撮像レンズ20,第二反射ミラー21及
び撮像素子22からなる。第一光学系Xと第二光学系Y
とは左右対称に配置されており、各光学系における反射
ミラー17,21は90°の角度をなすように各々の一
端において一体的に連結されている。各光学系X,Yの
二つの撮像素子18,22は何れも電気基板23上に取
り付けられており、各光学系X,Yの観察対象物側の光
軸24,25は水平方向においてθ=20°の角度をな
している。
【0029】各撮像レンズ16,20及び各撮像素子1
8,22の仕様は次の通りである。 撮像レンズ16の焦点距離f=10mm(40万画素対応レベル) 撮像レンズ20の焦点距離f=10mm(40万画素対応レベル) 撮像素子18のサイズ:垂直4.8mm×水平6.4mm 画素数:40万画素 撮像素子22のサイズ:垂直4.8mm×水平6.4mm 画素数:40万画素
8,22の仕様は次の通りである。 撮像レンズ16の焦点距離f=10mm(40万画素対応レベル) 撮像レンズ20の焦点距離f=10mm(40万画素対応レベル) 撮像素子18のサイズ:垂直4.8mm×水平6.4mm 画素数:40万画素 撮像素子22のサイズ:垂直4.8mm×水平6.4mm 画素数:40万画素
【0030】本実施例においては、画素数が各光学系当
たり40万画素であるが、全体としては80万画素に近
い画質を得ることができる。このように、本実施例にお
いては、各撮像素子及び各撮像レンズを高コスト化する
ことなく、高精細化された画像を得ることができる。ま
た、各撮像レンズの水平画角は35.5°であるが、全
体としては35.5+20=55.5°の水平画角を得
ることができる。さらに、本実施例では、第一光学系X
及び第二光学系Yの双方において各々二つの反射ミラー
15,17;19,21を配置し、2回反射を行ってい
るため、像が上下左右において反転せず、通常の撮像素
子を用いても像反転の処理が不要になるというメリット
がある。さらに、二つの撮像レンズ16,20の光軸は
一致しており、二つの撮像素子18,22を同一基板2
3上に配置できるため、カメラ全体の構成を簡略化する
こともできる。
たり40万画素であるが、全体としては80万画素に近
い画質を得ることができる。このように、本実施例にお
いては、各撮像素子及び各撮像レンズを高コスト化する
ことなく、高精細化された画像を得ることができる。ま
た、各撮像レンズの水平画角は35.5°であるが、全
体としては35.5+20=55.5°の水平画角を得
ることができる。さらに、本実施例では、第一光学系X
及び第二光学系Yの双方において各々二つの反射ミラー
15,17;19,21を配置し、2回反射を行ってい
るため、像が上下左右において反転せず、通常の撮像素
子を用いても像反転の処理が不要になるというメリット
がある。さらに、二つの撮像レンズ16,20の光軸は
一致しており、二つの撮像素子18,22を同一基板2
3上に配置できるため、カメラ全体の構成を簡略化する
こともできる。
【0031】また、本実施例のようなレイアウトでは、
二つの撮像レンズ16,20の間隔を広く取ることが容
易であるため、フォーカス信号を得る際の基線長を大き
くとることができ、従って、フォーカス精度を容易に高
くすることができる。さらに、各光学系X,Yにおける
反射ミラー17,21は一体になっているため、ブレ補
正信号に従って、反射ミラー17,21を同時に駆動す
ることができる。従って、防振のための駆動部材は一つ
ですむため、防振機構を簡略化することも可能である。
二つの撮像レンズ16,20の間隔を広く取ることが容
易であるため、フォーカス信号を得る際の基線長を大き
くとることができ、従って、フォーカス精度を容易に高
くすることができる。さらに、各光学系X,Yにおける
反射ミラー17,21は一体になっているため、ブレ補
正信号に従って、反射ミラー17,21を同時に駆動す
ることができる。従って、防振のための駆動部材は一つ
ですむため、防振機構を簡略化することも可能である。
【0032】本実施例においては、各光学系における撮
像素子18,22は別々に設けられているが、図5のよ
うに、撮像素子18,22を一体的に構成した撮像素子
26を用いることもできる。二つの撮像素子18,22
を一体化することにより、撮像素子の配置の作業効率ひ
いては本2眼式光学系の組立速度を向上させることがで
きる。
像素子18,22は別々に設けられているが、図5のよ
うに、撮像素子18,22を一体的に構成した撮像素子
26を用いることもできる。二つの撮像素子18,22
を一体化することにより、撮像素子の配置の作業効率ひ
いては本2眼式光学系の組立速度を向上させることがで
きる。
【0033】本発明に係る2眼式光学系の第二実施例を
図6に示す。図6は本実施例に係る2眼式光学系を上方
から見たときの平面図である。本実施例に係る2眼式光
学系は水平方向の画角を増やすことができる光学系であ
り、第一光学系Xと第二光学系Yとからなる。第一光学
系Xにおいては、撮像レンズ27、反射ミラー28及び
撮像素子29が観察対象物側からこの順に配置されてお
り、第二光学系Yにおていは、撮像レンズ30、反射ミ
ラー31及び撮像素子32が観察対象物側からこの順に
配置されている。第一光学系Xと第二光学系Yとは左右
対称に配置されている。各光学系X,Yの二つの撮像素
子29,32は、鉛直方向に配置されている電気基板3
3上に相互に平行になるように取り付けられている。各
光学系X,Yの観察対象物側の光軸34,35は水平方
向においてθ=15°の角度をなしている。また、各光
学系X,Yにおける撮像素子29,32の光軸は一致し
ている。
図6に示す。図6は本実施例に係る2眼式光学系を上方
から見たときの平面図である。本実施例に係る2眼式光
学系は水平方向の画角を増やすことができる光学系であ
り、第一光学系Xと第二光学系Yとからなる。第一光学
系Xにおいては、撮像レンズ27、反射ミラー28及び
撮像素子29が観察対象物側からこの順に配置されてお
り、第二光学系Yにおていは、撮像レンズ30、反射ミ
ラー31及び撮像素子32が観察対象物側からこの順に
配置されている。第一光学系Xと第二光学系Yとは左右
対称に配置されている。各光学系X,Yの二つの撮像素
子29,32は、鉛直方向に配置されている電気基板3
3上に相互に平行になるように取り付けられている。各
光学系X,Yの観察対象物側の光軸34,35は水平方
向においてθ=15°の角度をなしている。また、各光
学系X,Yにおける撮像素子29,32の光軸は一致し
ている。
【0034】各撮像レンズ27,30及び各撮像素子2
9,32の仕様は次の通りである。 撮像レンズ27の焦点距離f=12mm(100万画素対応レベル) 撮像レンズ30の焦点距離f=12mm(100万画素対応レベル) 撮像素子29のサイズ:垂直5.0mm×水平5.0mm 画素数:100万画素 撮像素子32のサイズ:垂直5.0mm×水平5.0mm 画素数:100万画素
9,32の仕様は次の通りである。 撮像レンズ27の焦点距離f=12mm(100万画素対応レベル) 撮像レンズ30の焦点距離f=12mm(100万画素対応レベル) 撮像素子29のサイズ:垂直5.0mm×水平5.0mm 画素数:100万画素 撮像素子32のサイズ:垂直5.0mm×水平5.0mm 画素数:100万画素
【0035】本実施例においては、画素数が各光学系当
たり100万画素であるが、全体としては200万画素
に近い画質を得ることができる。このように、本実施例
においては、各撮像素子及び各撮像レンズを高コスト化
することなく、高精細化された画像を得ることができ
る。また、各撮像レンズの水平画角は23.5°である
が、全体としては23.5+15=38.5°の水平画
角を得ることができる。また、各撮像素子29,32は
正方形の形状をしているため、レンズのイメージサーク
ルの有効利用を図ることができ、レンズ系の構成を一層
簡略化することができる。さらに、ブレ補正信号に従っ
て、反射ミラー28,31を同時に駆動することによ
り、防振を行うことができる。
たり100万画素であるが、全体としては200万画素
に近い画質を得ることができる。このように、本実施例
においては、各撮像素子及び各撮像レンズを高コスト化
することなく、高精細化された画像を得ることができ
る。また、各撮像レンズの水平画角は23.5°である
が、全体としては23.5+15=38.5°の水平画
角を得ることができる。また、各撮像素子29,32は
正方形の形状をしているため、レンズのイメージサーク
ルの有効利用を図ることができ、レンズ系の構成を一層
簡略化することができる。さらに、ブレ補正信号に従っ
て、反射ミラー28,31を同時に駆動することによ
り、防振を行うことができる。
【0036】本発明に係る2眼式光学系の第三実施例を
図7に示す。図7は本実施例に係る2眼式光学系を側方
から見たときの平面図である。本実施例に係る2眼式光
学系は垂直方向の画角を増やすことができる光学系であ
り、第一光学系Xと第二光学系Yとからなる。第一光学
系Xにおいては、反射ミラー36、撮像レンズ37及び
撮像素子38が観察対象物側からこの順に配置されてお
り、第二光学系Yにおいては、反射ミラー39、撮像レ
ンズ40及び撮像素子41が観察対象物側からこの順に
配置されている。第一光学系Xと第二光学系Yとは上下
対称に配置されている。各光学系X,Yにおける反射ミ
ラー36,39は92.5°の角度をなすように各々の
一端において連結されている。各光学系X,Yの観察対
象物側の光軸42,43は垂直方向においてθ=5°の
角度をなしている。また、光軸42,43は各光学系
X,Yよりも観察対象物側に近い点Oにおいて交差して
いる。
図7に示す。図7は本実施例に係る2眼式光学系を側方
から見たときの平面図である。本実施例に係る2眼式光
学系は垂直方向の画角を増やすことができる光学系であ
り、第一光学系Xと第二光学系Yとからなる。第一光学
系Xにおいては、反射ミラー36、撮像レンズ37及び
撮像素子38が観察対象物側からこの順に配置されてお
り、第二光学系Yにおいては、反射ミラー39、撮像レ
ンズ40及び撮像素子41が観察対象物側からこの順に
配置されている。第一光学系Xと第二光学系Yとは上下
対称に配置されている。各光学系X,Yにおける反射ミ
ラー36,39は92.5°の角度をなすように各々の
一端において連結されている。各光学系X,Yの観察対
象物側の光軸42,43は垂直方向においてθ=5°の
角度をなしている。また、光軸42,43は各光学系
X,Yよりも観察対象物側に近い点Oにおいて交差して
いる。
【0037】各撮像レンズ37,40及び各撮像素子3
8,41の仕様は次の通りである。 撮像レンズ37の焦点距離f=7mm(80万画素対応レベル) 撮像レンズ40の焦点距離f=7mm(80万画素対応レベル) 撮像素子38のサイズ:垂直4.0mm×水平4.0mm 画素数:80万画素 撮像素子41のサイズ:垂直4.0mm×水平4.0mm 画素数:80万画素
8,41の仕様は次の通りである。 撮像レンズ37の焦点距離f=7mm(80万画素対応レベル) 撮像レンズ40の焦点距離f=7mm(80万画素対応レベル) 撮像素子38のサイズ:垂直4.0mm×水平4.0mm 画素数:80万画素 撮像素子41のサイズ:垂直4.0mm×水平4.0mm 画素数:80万画素
【0038】本実施例においては、画素数が各光学系当
たり80万画素であるが、全体としては160万画素に
近い画質を得ることができる。このように、本実施例に
おいては、各撮像素子及び各撮像レンズを高コスト化す
ることなく、高精細化された画像を得ることができる。
また、各撮像レンズの垂直画角は31.9°であるが、
全体としては36.9°の垂直画角を得ることができ
る。また、各撮像素子38,41は正方形の形状をして
いるため、レンズのイメージサークルの有効利用を図る
ことができ、レンズ系を一層簡略化することができる。
さらに、本実施例においては、各光軸42,43は光学
系X,Yよりも観察対象物側において交差しているた
め、第一光学系Xの撮像素子38には下側の映像が写
り、第二光学系Yの撮像素子41には上側の映像が写る
ことになる。すなわち、光軸42,43の交点Oが観察
対象物側に位置していても支障はない。
たり80万画素であるが、全体としては160万画素に
近い画質を得ることができる。このように、本実施例に
おいては、各撮像素子及び各撮像レンズを高コスト化す
ることなく、高精細化された画像を得ることができる。
また、各撮像レンズの垂直画角は31.9°であるが、
全体としては36.9°の垂直画角を得ることができ
る。また、各撮像素子38,41は正方形の形状をして
いるため、レンズのイメージサークルの有効利用を図る
ことができ、レンズ系を一層簡略化することができる。
さらに、本実施例においては、各光軸42,43は光学
系X,Yよりも観察対象物側において交差しているた
め、第一光学系Xの撮像素子38には下側の映像が写
り、第二光学系Yの撮像素子41には上側の映像が写る
ことになる。すなわち、光軸42,43の交点Oが観察
対象物側に位置していても支障はない。
【0039】また、本実施例のレイアウトによれば、二
つの光学系X,Yの基線長を短くしやすいため、左右の
視差を少なくすることができ、二つの光学系X,Yにお
ける像を似かよったものにすることができ、二つの画像
の合成が容易になるという利点がある。さらに、反射ミ
ラー36,39は一体化されているので、ブレ補正信号
に従って、二つの反射ミラー36,39を同時に駆動す
ることができる。このため、防振のための駆動部材が一
つですむため、防振機構を簡略化することも可能であ
る。
つの光学系X,Yの基線長を短くしやすいため、左右の
視差を少なくすることができ、二つの光学系X,Yにお
ける像を似かよったものにすることができ、二つの画像
の合成が容易になるという利点がある。さらに、反射ミ
ラー36,39は一体化されているので、ブレ補正信号
に従って、二つの反射ミラー36,39を同時に駆動す
ることができる。このため、防振のための駆動部材が一
つですむため、防振機構を簡略化することも可能であ
る。
【0040】以上の説明から明らかであるように、本発
明に係る2眼式光学系は特許請求の範囲に記載したもの
の他に、以下のようにも構成することが可能である。 (1)前記第一の光学系の反射ミラーと前記第二の光学
系の反射ミラーは一組だけが一体となっているものであ
ることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載
の2眼式光学系。 (2)前記第一の光学系の撮像素子と前記第二の光学系
の撮像素子とが一体的に構成されていることを特徴とす
る請求項1乃至3の何れか一項に記載の2眼式光学系。
明に係る2眼式光学系は特許請求の範囲に記載したもの
の他に、以下のようにも構成することが可能である。 (1)前記第一の光学系の反射ミラーと前記第二の光学
系の反射ミラーは一組だけが一体となっているものであ
ることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載
の2眼式光学系。 (2)前記第一の光学系の撮像素子と前記第二の光学系
の撮像素子とが一体的に構成されていることを特徴とす
る請求項1乃至3の何れか一項に記載の2眼式光学系。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る2眼式光学
系により、撮像レンズ及び撮像素子を高コスト化するこ
となく、高精細ビデオ画像入力の際に要求される広画
角、高フォーカス精度及び防振機能を達成することがで
きる。
系により、撮像レンズ及び撮像素子を高コスト化するこ
となく、高精細ビデオ画像入力の際に要求される広画
角、高フォーカス精度及び防振機能を達成することがで
きる。
【図1】本発明に係る2眼式光学系の基本的な構成を示
す概略的平面図である。
す概略的平面図である。
【図2】二つの光学系による画像の位置関係を示す説明
図である。
図である。
【図3】二つの光学系による画像の位置関係を示す説明
図である。
図である。
【図4】本発明に係る2眼式光学系の第一実施例の構成
を示す概略的平面図である。
を示す概略的平面図である。
【図5】第一実施例の変形例を示す概略的平面図であ
る。
る。
【図6】本発明に係る2眼式光学系の第二実施例の構成
を示す概略的平面図である。
を示す概略的平面図である。
【図7】本発明に係る2眼式光学系の第二実施例の構成
を示す概略的平面図である。
を示す概略的平面図である。
【図8】従来のビデオカメラ用光学系の構成を示す概略
的平面図である。
的平面図である。
1,2,15,17,19、21,28,31,36,
39 反射ミラー 3,4,16,20,27,30,37,40 撮像レ
ンズ 5,6,18,22,26,29,32,38,41
撮像素子 7,8,24,25,34,35,42,43 光軸 50 撮像レンズ 51 撮像素子
39 反射ミラー 3,4,16,20,27,30,37,40 撮像レ
ンズ 5,6,18,22,26,29,32,38,41
撮像素子 7,8,24,25,34,35,42,43 光軸 50 撮像レンズ 51 撮像素子
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも一つの反射ミラー、撮像レン
ズ及び撮像素子を備える第一の光学系と、少なくとも一
つの反射ミラー、撮像レンズ及び撮像素子を備える第二
の光学系とからなり、これら二つの光学系の観察対象物
側の光軸が水平又は垂直方向において角度θをなしてお
り、該角度θは式(1)により与えられるものである2
眼式光学系。 0.2 × tan-1(IH/f)<θ<1.8 × tan-1(IH/f) (1) 上式において、IHは前記撮像素子の水平方向又は垂直方
向の有効撮像サイズの1/2 、f は前記撮像レンズの焦点
距離である。 - 【請求項2】 前記二つの撮像素子から得られる視差信
号をフォーカスに用いることを特徴とする請求項1に記
載の2眼式光学系。 - 【請求項3】 前記反射ミラーを駆動することにより防
振を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の2眼
式光学系。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13948895A JPH08334667A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 2眼式光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13948895A JPH08334667A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 2眼式光学系 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08334667A true JPH08334667A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15246432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13948895A Pending JPH08334667A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 2眼式光学系 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08334667A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009536485A (ja) * | 2006-05-05 | 2009-10-08 | ノキア コーポレイション | 低い高さおよび高解像度を備えた光学画像記録デバイス |
| JP2011199757A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Nikon Corp | 撮像装置 |
| JP2015011049A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-01-19 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 撮像装置、選択方法、および選択プログラム |
| JP2017524977A (ja) * | 2014-06-20 | 2017-08-31 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | 屈折プリズムを使用する屈曲光学アレイ カメラ |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP13948895A patent/JPH08334667A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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