JPH08335317A - 光情報記録方法及び光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録方法及び光情報記録媒体

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JPH08335317A
JPH08335317A JP7141610A JP14161095A JPH08335317A JP H08335317 A JPH08335317 A JP H08335317A JP 7141610 A JP7141610 A JP 7141610A JP 14161095 A JP14161095 A JP 14161095A JP H08335317 A JPH08335317 A JP H08335317A
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JP
Japan
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information recording
layer
recording medium
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Withdrawn
Application number
JP7141610A
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English (en)
Inventor
Yoshio Suzuki
淑男 鈴木
Keigo Takeguchi
圭吾 竹口
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも基板及びGe、Sb、Te及びS
iの四元素の特定組成を有する記録層からなる相変化型
光情報記録媒体に、記録マークの前端部と後端部の位置
に対応させて、符号化規則により記録情報から変換した
符号列を記録することを特徴とする光情報記録方法及び
その方法により得られた光情報記録媒体。 【発明の効果】 本発明の方法によれば、記録ー線密度
を格段に向上でき、また単一ビームによるオーバーライ
ト特性として実用上十分なジッタ特性を示すピットエッ
ジ記録が可能となり、さらに本発明によって得られた光
情報記録媒体を再生すると、ビットエラーレートが実用
上問題ない程度に低く、特に、画像情報の場合は非常に
良好な画質が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度記録を達成する
新規な光情報記録方法及びそれによって得られた光情報
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、膨大な情報量を記録・再生・消去
する手段として、光情報記録媒体の研究開発が盛んに行
われている。特に、結晶質と非晶質との二状態間で可逆
的に相変化する光学記録層を利用して情報の記録・消去
を行う、いわゆる相変化型光ディスクは、レーザー光の
パワーを変化させるだけで古い情報を消去しながら、同
時に新たな情報を記録する(以下、オーバーライト記録
と称する)ことができるという利点を有していることか
ら、有望視されている。
【0003】例えば、相変化記録材料として、特開昭6
2−53886号公報にGe−Te−Sb合金が、また
特開昭61−258787号公報ではGe−Te−Sb
−M(Mは、Al、Si、Ti、V、Cr、Mn、F
e、Co、Ni、Cu、Zn、Y、Zr、Nb、Mo、
Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、In、Sn、La、C
e、Pr、Nd、Sm、Gd、Tb、Dy、Hf、T
a、W、Au、Tl、Pd、Biから選ばれる金属)が
開示されている。
【0004】一方、デジタル情報の記録方法としては、
符号化規則により記録情報から変換した符号列を、記録
マークの長さを一定とし該記録マークの中心に該符号列
の1を対応させて記録する方法(以下、ピットポジショ
ン記録方法と称する)と、記録マークの長さを可変と
し、該記録マークの前端部及び後端部の位置に該符号列
の1を対応させて記録する方法(以下、ピットエッジ記
録方法と称する)とが提案されている。一つの記録マー
クに対応させられる情報量がピットポジション記録方法
よりもピットエッジ記録方法の方が多いことから、原理
的に、情報の記録密度としてはピットポジション記録方
法よりもピットエッジ記録方法の方が高くなる。
【0005】上記ピットエッジ記録方法が用いられてい
る光情報記録媒体としては、既に、コンパクトディスク
(以下、CDと称す)と呼ばれる読み出し専用の媒体が
実用化されている。また、特開平4−226390号公
報にフタロシアニン色素を用いた追記型光記録媒体が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、相変化
型光ディスクについては、前記の特開昭62−5388
6号及び、特開昭61−258787号の他に、特開平
4−69282号等が知られているが、これらの公報の
中には、ピットエッジ記録についての記載、示唆は全く
ない。
【0007】なお、特開平4−69282号には、Ge
−Sb−Te−Siからなる記録膜の高速消去特性に関
する技術開示があるものの、ピットエッジ記録について
の言及は全くない。当時、該高速消去特性とピットエッ
ジ記録媒体におけるオーバーライトジッタ特性とは相関
が見られない(第6回相変化記録研究会シンポジウム’
94、64−69頁参照)、即ち、ディスクを高回転で
回転させた時に低回転時と同じ高消去率が得られる高速
消去特性を有する記録媒体であっても、ピットエッジ記
録方法におけるオーバーライトジッタは増大してしまう
ので、このような材料を用いてピットエッジ記録方法を
行うという考えはなかったと考える。
【0008】このようなことから、従来、実用に供しう
るピットエッジ記録可能な相変化型光ディスクについて
は知見がなかった。従って、当業界において、相変化型
光ディスクを用いたピットエッジ記録についての有効な
技術が切望されていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らはピ
ットエッジ記録媒体に関して鋭意研究を重ねた結果、記
録層材料として特定の組成のGe−Te−Sb−Si材
料を用いることにより、予想外にオーバーライトジッタ
が低減できることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0010】即ち、本発明は、少なくとも基板及び記録
層からなり、該記録層が少なくともゲルマニウム(G
e)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)及びシリコ
ン(Si)の四元素から構成され、かつ前記四元素の組
成が下記一般式(1)で表される相変化型光情報記録媒
体に、記録マークの前端部と後端部の位置に対応させ
て、符号化規則により記録情報から変換した符号列を記
録することを特徴とする光情報記録方法を提供する。
【0011】 (Ge1-KSiKXTeYSbZ ・・・・(1) ただし X+Y+Z=1 0.1≦X≦0.5 0.4≦Y≦0.6 0.05≦Z≦0.4 0.05≦K≦0.5 ここでX、Y、Z、Kはそれぞれ原子数比を表す。
【0012】また、上記で特定された相変化型光情報記
録媒体に、記録マークの前端部と後端部の位置に対応さ
せて、符号化規則により記録情報から変換した符号列が
記録されていることを特徴とする光情報記録媒体を提供
する。また、本発明によれば、上記の記録情報がデジタ
ル化した動画もしくは静止画を含む情報であることを特
徴とする光情報記録媒体も提供する。
【0013】本発明で用いられる光情報記録媒体の記録
層は、少なくともGe、Te、Sb、及びSiの四元素
から構成され、かつ前記四元素の組成関係が下記一般式
(1)で表される。 (Ge1-KSiKXTeYSbZ ・・・・(1) ここでX、Y、Z、Kはそれぞれ原子数比を表し、次の
(2)式を満たす。
【0014】 X+Y+Z=1 ・・・・・・・・・・(2) 上記(1)式の内、Xが0.1未満の場合、低パワーの
光照射によっても、光学特性の変化が生じてしまい、再
生光によるデータ安定性、また高温環境下でのデータ安
定性が低下する。またXが0.5を越えると、記録する
為に高レーザーパワーが必要となり、実用的な半導体レ
ーザーを用いた記録が困難になる。従ってXの範囲とし
ては、0.1以上0.5以下が好ましく、さらに好まし
くは0.1以上0.4以下である。
【0015】一方、上記(1)式の内、Yが0.4未満
の場合、アモルファス状態から結晶状態へ転移する時の
結晶化温度が高くなり、結晶化に要する時間が長くなる
ことから好ましくない。またYが0.6を越えると、記
録層内において組成偏析が起こり良好な初期特性を得ら
れなくなる。従ってYの範囲としては、0.4以上0.
6以下が好ましい。さらに0.4以上0.55以下とす
ることにより優れた繰り返し耐久性を付与することがで
きる。
【0016】また、上記(1)式の内、Zが0.05未
満の場合、光照射による光学特性変化が小さく十分な光
学的なコントラストがとれず従ってC/N比も低く、ま
たZが0.4を越えると、結晶状態として単相が得られ
ず記録消去の繰り返しにより特性が変化するため好まし
くない。従ってZの範囲としては、0.05以上0.4
以下が好ましい。
【0017】さらに、上記(1)式の内、Kが0.05
未満の場合、オーバーライトジッターの低減に対する効
果が低くなる。また、Kが0.5を越えると、アモルフ
ァス状態から結晶状態へ転移する時の結晶化温度が高く
なり、結晶化に要する時間が長くなることから好ましく
ない。従って、Kの範囲としては、0.05以上0.5
以下が好ましい。
【0018】本発明に用いる記録層は少なくともGe、
Sb、Te、Siから構成され、優れた光学特性を有す
るとともに、ピットエッジ記録の際のオーバーライトジ
ッタの低減に優れた効果を発現する。また、本発明にお
いて特定された記録層は、350nmから700nmの
波長域において優れた光学特性を示す。さらに本発明に
用いる記録層には、例えばBi、Al、Sn、Seから
選ばれる元素を添加することが可能で、特にBiを添加
した場合高速結晶化に優れる材料を得ることができ、ま
たAlを添加した場合、繰り返し耐久性に優れる記録層
を得ることができる。
【0019】記録層の作製方法としては、蒸着法やスパ
ッタ法やイオンプレーティング法を用いる事が可能であ
るが、組成を制御しやすいことからスパッタ法を用いる
事が好ましい。またこの際、種々の成分のターゲットを
用いた共スパッタ法により記録層を作製することも可能
である。本発明における光情報記録媒体は、記録層、誘
電体、反射層を透明基板上に順次形成することができ、
好ましくは記録層と基板との間に誘電体が形成された四
層構造とすることができる。
【0020】さらに詳しく述べると、透明基板上に、前
述の蒸着法やスパッタ法やイオンプレーティング法によ
って第一の保護層、光学的記録層、第二の保護層、反射
層を順次積層する。第一、二の誘電体層には耐熱性が高
く融点が1000℃以上の材料、例えば、ZnS−Si
2 混合物、SiO2 、Al2 3 、AlN、Si3
4 等を用いることができる。反射層としては、例えば、
Al、Au、Ni、Cr、W、Mo、Ti、V、Nb、
Si、Ge等、またそれらからなる合金を用いることが
できる。
【0021】記録層の膜厚としては、5nm以下では十
分な記録感度を得ることができず、100nm以上は光
学的コントラストおよび分解能の点で問題が生じ好まし
くない。従って記録層の膜厚としては5nmから100
nmの範囲が望ましい。第一の保護層の膜厚については
特に規定はないが、第二の保護層の膜厚については5n
mから50nmの範囲が望ましい。第二の保護層の膜厚
が、5nm以下では記録感度が低下し50nm以上では
繰り返し特性が低下する。さらに反射層の膜厚について
は、30nm以上が好ましい。
【0022】また、上記第二の誘電体は使用するレーザ
ーの波長に対して完全に透明である必要はなく、複素屈
折率n’=n+ki(nは屈折率、kは消衰係数、iは
虚数単位)で表されるkが1以下の材料であれば使用で
きる。さらに、その様な層を記録層と第二の誘電体層と
の間に挿入させた五層構造とすることも可能である。ま
た前記四層構造における反射層の上部に熱的な物性を調
整するための第五の層を形成することも可能で、この場
合第五の層としてAu、Alまたはそれらを含む合金な
ど高反射性の材料を用いることが好ましい。
【0023】本発明に用いる光情報記録媒体は、優れた
ピットエッジ記録特性を示す。この媒体を用いた記録方
法としては、符号化規則により記録情報を符号列に変換
し、該符号の1に対応して記録レーザーパワーをオン
し、次の符号1に対応してオフすることにより記録レー
ザーパルスを作製し、そのパルスを媒体に照射し記録マ
ークを作製する。従って記録マークの前端部と後端部の
位置に情報が記録されることになる。さらにピットエッ
ジ記録によると、符号1と次の符号1との間にある符号
0の個数の違いにより記録マークの長さが異なることに
なる。この際、長いマークを記録する場合、該マークの
後方部にいくに従って、前方部からの熱流入により温度
上昇が大きくなり、その結果、記録マークは所定の長さ
より長くなりやすい。逆に短いマークを記録する場合
は、予熱不足により該記録マークは所定の長さより短く
なりやすい。従って、双方の記録マークの両端の相対位
置が、記録すべき位置から相対的にずれる場合が起こり
得る。このような場合には、前記にて作製したレーザー
パルスを、複数に分割しオンオフを繰り返して照射(以
下、マルチパルスと記す)することにより、記録マーク
の大きさ・形状をより正確に制御でき得ることから、こ
の方式を用いることが望ましい。
【0024】また該記録マークの長さは、用いる符号化
規則により異なるが、本発明はこれにより限定されるも
のではない。
【0025】
【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明の実施の態様はこれにより限定されるもので
はない。 (特性評価条件) ピットエッジ記録条件 ディスク状の光情報記録媒体を3600rpmで回転さ
せ半径32mmの位置において特性評価を行なった。光
学系としてはレーザー波長680nmを用いた。符号化
規則については、1−7RLL変調方式を用いた。記録
方法としては図2に示す様に、符号”1”でレーザーパ
ワーを13mW(記録パワー)にし、次に符号が”1”
になった時レーザーパワーを5mW(消去パワー)に変
化させ、これをオーバーライト記録時のレーザーパルス
照射条件として用いた。初期特性評価としては、2Tw
信号〔記録周波数:f1(MHz)〕を用いて記録を行
なった時のC/N値と、さらに7Tw信号〔記録周波
数:f2(MHz)〕でオーバーライトした時の2Tw
信号のオーバーライト消去率(ΔC)、さらにこの時の
7Tw信号のオーバーライトジッタ値の測定を行なっ
た。この際のジッタ値の測定には、ジッタアナライザー
を用い、σ/Tw値(σ:標準偏差値、Tw:ウインド
ウ幅)により評価した。 ピットポジション記録条件 上記と同じ回転数、半径位置及び光学系を用い、符号
化規則としては2−7RLL変調方式を用いた。記録方
法としては図3に示す様に、符号”1”でレーザーパワ
ーを13mW(記録パワー)にし、符号”0”でレーザ
ーパワーを5mW(消去パワー)に変化させ、これをオ
ーバーライト記録時のレーザーパルス照射条件として用
いた。初期特性評価としては、3Tw信号〔記録周波
数:f1(MHz)〕を用い記録を行なった時のC/N
値と、さらに8Tw信号〔記録周波数:f2(MH
z)〕でオーバーライトした時の3Tw信号のオーバー
ライト消去率(ΔC)、さらにこの時の8Tw信号のオ
ーバーライトジッタ値の測定を行なった。なお、この際
のジッタ値の測定は、前述の場合と同じである。 安定性評価方法 前記の条件により一回オーバーライト記録を行なっ
た後、特性評価を行ない、さらに該光情報記録媒体につ
いて90℃、相対湿度80%の条件で300時間の環境
試験を行なった。その後ピットエッジ記録媒体の場合は
7Tw信号のジッタ値を、ピットポジション記録媒体の
場合は8Tw信号のジッタ値を測定し、安定性評価とし
た。 繰り返し耐久性の評価方法 前記の記録条件で一万回繰り返しオーバーライト記
録を行い、その後ピットエッジ記録媒体の場合は7Tw
信号のジッタ値を、ピットポジション記録媒体の場合は
8Tw信号のジッタ値を測定し、繰り返し耐久性の評価
を行なった。 オーバーライトジッタ値(σ/Tw)とビットエラー
レート(BER)の関係について。
【0026】再生信号におけるジッタ値の分布を正規分
布であると仮定して計算した、ビットエラーレートとオ
ーバーライトジッタ値との関係を図1に示す。このビッ
トエラーレートが5×10-4を越えるとエラー訂正が不
可能になり、データの正しい再生ができなくなる。従っ
て実用的にデータを正確に再生する為には、オーバーラ
イトジッタ値として14.3%以下が必要であることが
わかる。
【0027】
【実施例1】スライドガラス上に、ZnS−SiO
2 (SiO2 :20mol%)からなるターゲットを用
いRFスパッタ法により膜厚35nmの第一の保護層を
形成した。次にGeTeSbSi合金からなるターゲッ
トを用いDCスパッタ法により膜厚20nmの記録層を
形成した。この時の記録層組成は、下記(1)式におい
て、X=0.25、Y=0.53、Z=0.22、K=
0.40であった。
【0028】 (Ge1-KSiKXTeYSbZ ・・・・(1) さらにZnS−SiO2 (SiO2 :20mol%)か
らなる膜厚90nmの第二の保護層を、そしてAlCr
からなる150nmの反射層を順次スパッタ法により形
成した。本サンプルの波長500nmにおける光反射率
を分光光度計を用い測定した。さらに本サンプルを電気
炉により加熱処理を行った後、前記と同様に光反射率を
測定した。結果を表1に示す。尚、記録層のみ成膜した
サンプルをX線回折法により測定した結果、加熱処理前
はアモルファス状態であることと、更に加熱処理により
結晶状態が得られることを確認した。
【0029】表1から、本発明の記録材料はアモルファ
ス状態から結晶状態への反射率変化が20%以上であ
り、かつ光学的コントラストとなる下記(2)式で表さ
れる変調度が0.673と大きくとれ、優れた光学特性
を示すことからこの波長域を使用することによる高密度
記録消去及び再生が可能であることがわかる。 (Rc−Ra)/(Rc+Ra)・・・・(2) Rc :結晶状態の反射率 Ra :アモルファス状態の反射率
【0030】
【比較例1】実施例1記載の(1)式において、X=
0.25、Y=0.53、Z=0.22からなる記録層
を用いた以外は実施例1と同じ方法でかつ同じ膜厚構造
でサンプルを作製した。本サンプルを分光光度計を用い
て測定した500nmにおける光反射率を表1に示す。
さらに本サンプルを電気炉を用いた加熱処理により結晶
化を行った後の光反射率に示す。尚、記録層のみ成膜し
たサンプルをX線回折法により測定した結果、加熱処理
前はアモルファス状態であることと、更に加熱処理によ
り結晶状態が得られることを確認した。
【0031】表1から、比較例1の記録材料はアモルフ
ァス状態から結晶状態への反射率変化が18.5%、ま
た前記(2)式で表される変調度についても0.5とと
もに実施例1に比べ劣ることがわかる。
【0032】
【実施例2】レーザー光案内溝を設けた直径3.5イン
チ、厚さ0.6mmのポリカーボネート基板上に、Zn
S−SiO2 (SiO2 :20mol%)からなるター
ゲットからRFスパッタ法により膜厚70nmの第一の
保護層を形成した。次にGeTeSbSi合金からなる
ターゲットからDCスパッタ法により膜厚20nmの記
録層を形成した。この時の記録層組成は、実施例1にお
ける(1)式において、X=0.25、Y=0.47、
Z=0.28、K=0.30であった。さらにZnS−
SiO2 (SiO2 :20mol%)からなる膜厚15
nmの第二の保護層を、さらにAlCrからなる反射層
を150nm順次スパッタ法により形成した。その後反
射層の上にUV硬化樹脂層をスピンコート法により形成
し光情報記録媒体(表2においてサンプルAと記す)を
作製した。
【0033】また記録層にそれぞれ表2記載の組成を用
いた以外はサンプルAと同じ方法で、かつ同じ膜厚構造
で光情報記録媒体(サンプルB〜H)を作製した。本記
録媒体に前記ピットエッジ記録条件に記載の方法を用
い、2Tw信号としてf1=11.3MHz、7Tw信
号としてf2=3.23MHzを用いたオーバーライト
記録を行なった。なお、ウインドウ幅Tw=22.1n
sであり、この最大記録周波数における記録密度は0.
4μm/bitである。2Tw信号のC/N値、2Tw
信号のオーバーライト消去率ΔC、7Tw信号のオーバ
ーライトジッタ値、安定性試験後のジッタ値、さらに1
万回繰り返し後の7Tw信号のオーバーライトジッタ値
を表2に示す。
【0034】表2からサンプルA〜Hについては、ピッ
トエッジ記録を行なった際、オーバーライトジッタ値に
関して良好な初期特性、安定性ならびに繰り返し耐久性
を有することがわかる。例えばサンプルAについては、
安定性試験後のジッタ値が11.8%と初期特性から若
干増加しているが、図1からビットエラーレートとして
は3×10-5以下と計算され、実用上問題のないレベル
である。さらに他のサンプル(B〜H))についてもビ
ットエラーレートとしては、10-4未満と計算され、実
用上問題の無い範囲であることがわかる。
【0035】
【比較例2】記録層にそれぞれ表3記載の組成を用いた
以外は、実施例2と同じ方法でかつ同じ膜厚構造で光情
報記録媒体(サンプルa〜h)を作製し、さらに実施例
2と同じ特性評価を行った。結果を表3に示す。表3か
らサンプルa〜hについては、ピットエッジ記録を行な
った際、オーバーライトジッタ値に関して初期特性、安
定性ならびに繰り返し耐久性のすべてを満足する特性が
得られないことがわかる。例えばサンプルaについて
は、繰り返し耐久性試験後のジッタ値は14.4%に増
加し、図1から計算されるビットエラーレートとしては
5×10-4を越えることになり、データを正しく再生す
ることが困難になる。さらに他のサンプル(b〜h)に
ついても安定性試験後もしくは繰り返し耐久性試験後の
ビットエラーレートが、5×10-4を越え、データの正
確な再生ができなくなる。
【0036】
【比較例3】実施例2記載のサンプルA及び比較例2記
載のサンプルaを用いて、前記ピットポジション記録
条件に記載の方法を用い、3Tw信号としてf1=2
0.1MHz、8Tw信号としてf2=7.53MHz
を用いたオーバーライト記録を行なった。なお、ウイン
ドウ幅Tw=16.6nsであり、この最大記録周波数
における記録密度は実施例2と同じ0.4μm/bit
である。3Tw信号のC/N値、3Tw信号のオーバー
ライト消去率ΔC、8Tw信号のオーバーライトジッタ
値を表4に示す。
【0037】表4から、0.4μm/bitの高密度記
録を行った場合、ピットポジション記録方法を用いた従
来技術ではオーバーライト記録後のデータ再生ができな
くなる。従って表2、3の結果と合わせると、本発明に
おける記録層を用いることにより、優れたピットエッジ
記録特性が得られ、0.4μm/bitの高密度記録が
実施できた。
【0038】
【実施例3】実施例2記載のサンプルAを用い、以下に
示す方法により動画像のピットエッジ記録を行なった。
まず動画像情報をデジタル化し、MPEG2規格による
ビットレート圧縮を行なった。その後誤り訂正符号を付
加し、1−7RLL変調方式により変換した符号列を、
ピットエッジ記録方法で記録を行なった。その再生信号
を復号化し誤り訂正を行い、さらにビットレート伸長を
行い、アナログ変換を行った。この様にして得られた画
像は、非常に良好な画質であった。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明において特定され
た記録層は、350nmから700nmの波長域におい
て優れた光学特性を示す。また本発明の方法によれば、
従来の記録方法に比べ、記録線密度を格段に向上でき、
さらに単一ビームによるオーバーライト特性として実用
上十分なジッタ特性を示すピットエッジ記録が可能とな
る。さらに、本発明の方法によって得られた光情報記録
媒体を再生すると、ビットエラーレートが実用上問題な
い程度に低く、特に、画像情報の場合は非常に良好な画
質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるオーバーライトジッタ値(σ/
Tw)とビットエラーレート(BER)の関係を示す図
である。
【図2】ピットエッジ記録条件における符号列とパルス
条件と記録マークの関係を示す図である。
【図3】ピットポジション記録条件における符号列とパ
ルス条件と記録マークの関係を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも基板及び記録層からなり、該
    記録層が少なくともGe、Sb、Te及びSiの四元素
    から構成され、かつ前記四元素の組成が下記一般式
    (1)で表される相変化型光情報記録媒体に、記録マー
    クの前端部と後端部の位置に対応させて、符号化規則に
    より記録情報から変換した符号列を記録することを特徴
    とする光情報記録方法。 (Ge1-KSiKXTeYSbZ ・・・・(1) ただし X+Y+Z=1 0.1≦X≦0.5 0.4≦Y≦0.6 0.05≦Z≦0.4 0.05≦K≦0.5 ここでX、Y、Z、Kはそれぞれ原子数比を表す。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の相変化型光情報記録媒体
    に、記録マークの前端部と後端部の位置に対応させて、
    符号化規則により記録情報から変換した符号列が記録さ
    れていることを特徴とする光情報記録媒体。
JP7141610A 1995-06-08 1995-06-08 光情報記録方法及び光情報記録媒体 Withdrawn JPH08335317A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1494230A3 (en) * 2003-07-03 2009-07-15 Mitsubishi Materials Corporation Phase change recording film having high electrical resistance and sputtering target for forming phase change recording film
CN102610745A (zh) * 2011-01-19 2012-07-25 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 用于相变存储器的Si-Sb-Te基硫族化合物相变材料

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