JPH08336265A - 扁平モータ及びその製造方法 - Google Patents

扁平モータ及びその製造方法

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JPH08336265A
JPH08336265A JP7138988A JP13898895A JPH08336265A JP H08336265 A JPH08336265 A JP H08336265A JP 7138988 A JP7138988 A JP 7138988A JP 13898895 A JP13898895 A JP 13898895A JP H08336265 A JPH08336265 A JP H08336265A
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JP
Japan
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bearing sleeve
chassis
flat motor
bearing
center hole
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JP7138988A
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English (en)
Inventor
Koichi Oki
孝一 大木
Toshiyuki Kawai
利之 川合
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Nittoh Zohki Co Ltd
Original Assignee
Nittoh Zohki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マウントポイントに対し回転軸を任意の傾きに
設定し、永久磁石を用いて回転軸の傾き精度の非常に良
い扁平モータ及びその製造方法を提供する。 【構成】磁力により回転軸13に、軸受メタル12a,
12b内径と回転軸13外径とのガタ分を吸収する傾き
状態を作り出すようにシャーシ1内の所定位置に永久磁
石19を配置し、シャーシ1のセンター穴1dに対し軸
受スリーブ2を浮かせた状態で、永久磁石19で設定し
た回転軸13の傾きと逆方向に同じ傾き状態に接着剤3
6を使用して位置決めした後に、軸受スリーブ13をレ
ーザ溶接で組付け固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャーシのセンター穴
に軸受スリーブを嵌合すると共に、該軸受スリーブ内に
固定された軸受メタルに回動可能に支持された回転軸に
一体的に固定されたロータを有する扁平モータ及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−ROMやM/O等の回転記
憶装置は、必要とされる記憶容量の大容量化に伴いデー
タの高密度化が要求され、これに伴い回転記憶メディア
用のスピンドルモータに要求されるモータの諸特性、例
えば回転軸の回転精度、振れ精度、傾き(スキュー)精
度等への要求も厳しくなってきている。
【0003】図8は従来の扁平モータを機器に組み付け
た状態の断面図である。図8において、扁平モータ11
は、シャーシ1に軸受スリーブ2を装着しており、軸受
スリーブ2の内部には一対の軸受メタル12が固定され
ており、軸受メタル12で回転軸13が回転可能に支持
されている。また回転軸13にはロータ14が固定さ
れ、ロータ14には多数着磁した円板状マグネット15
を上下に相対向して設けたバックヨーク16が固定され
ている。また両マグネット15の間にはシャーシ1側に
固定されたステータ17が位置しており、ステータ17
には複数の駆動用コイル18が設けられている。
【0004】扁平モータ11の取付け用の基準面1c
は、軸受スリーブ2を設けたシャーシ1の面1aと対向
する開口面1bの外側に水平に突出したシャーシ面であ
り、この基準面1cが例えば、CDプレーヤ等のオーデ
ィオ機器あるいはコンピュータ外部記憶装置等、各種機
器の取付板19に固定されている。また回転軸13の先
端にはターンテーブル20が取り付けられている。
【0005】このような扁平モータ11において、駆動
用コイル18に通電すると、マグネット15との相対力
により回転力が発生し、ロータ14が回転軸13と共に
回転する。従来の扁平モータにおける回転軸の傾きに関
しては、軸受スリーブ2とシャーシ1との締結に際し、
両部品の結合部を極力密着させて組み立てることによ
り、寸法精度を保つようにしている。この組み着け方法
は、例えば図9に示すようになる。
【0006】図9(A)はシャーシ1に軸受スリーブ2
をスピンカシメする例を示す。この場合、保持筒3に挿
入保持された軸受スリーブ2に上方からシャーシ1のセ
ンター穴を嵌合した状態で、リベッティングマシンのイ
ンサート(押しピン)4を軸受スリーブ2の上端縁に押
し当て、自転させながら周回させる。すると軸受スリー
ブ2の上端縁は潰れて、シャーシ1にカシメられること
になる。
【0007】図9(B)は接着剤によりシャーシ1と軸
受スリーブ2を締結する例を示す。図9(C)は保持筒
3に軸受スリーブ2を嵌合し、シャーシ1を被せた状態
で、底部周縁を下方に突出させた押圧ロッド5により、
軸受スリーブ2の周囲のシャーシ1の上面を押圧し、シ
ャーシ1と軸受スリーブ2を圧入固定するものである。
【0008】図9(D)は、保持筒3が一方の電極であ
り、軸受スリーブ2のフランジ面とシャーシ1の上面を
介在して他方の電極6が対向しており、両電極間に通電
しその電気抵抗による発熱によりシャーシ1と軸受スリ
ーブ2を溶接するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す従来の扁平モータにあっては、シャーシ1のセンタ
ー穴1dの周囲のシャーシ面1aと、軸受スリーブ2の
フランジ面2aとを互いに接触させる構造となっていた
ため、回転軸13の垂直度は、シャーシ1の基準面1c
に対する軸受スリーブ取付用のシャーシ面1aの平行度
を決める加工精度により、大きく影響を受ける。同時
に、軸受スリーブ2の軸穴中心線に対するフランジ面2
aの垂直度を決める加工精度により、回転軸13の垂直
度は大きく影響を受ける。
【0010】更に、軸受スリーブ1の軸受メタル12の
支持で回転軸13を回転させるため、軸受メタル12と
の間に数ミクロンの隙間を必要とするが、この隙間によ
る回転軸13のガタツキも、その垂直度を損う原因とな
っている。このため従来の扁平モータにあっては、シャ
ーシ1、軸受スリーブ2の加工精度のバラツキ、及び軸
受メタル12との隙間によるガタツキにより、回転軸1
3の垂直方向に対する傾斜角θが大きくなり、例えばC
Dプレーヤ等の扁平モータに要求されるθ=10´(1
/6°)以下という垂直度を出すことが困難であった。
【0011】即ち、現状の加工精度や組立精度では、回
転軸の傾き精度は既に限界に達している。そこで、モー
タを装置に組み込む際には、板厚に応じて層別された複
数種類の薄いスペーサを用意しておき、各々の回転軸1
3の傾きに応じて選択されたスペーサ21をシャーシ1
の基準面1cと取付板19の間のマウントポイント(通
常3箇所)に介在させて垂直度を出しているが、この調
整作業が煩雑で工数がかかるという問題があった。
【0012】また回転軸13の振れ精度を向上させるた
めに、永久磁石を用いて強制的に回転軸のガタ寄せを行
う方法(特開平6−153452号)が提案されてい
る。この場合、軸受スリーブをモータシャーシに対し、
軸受メタル内径と回転軸の外径の嵌合ガタ分だけ傾けて
固定する必要があるが、図9のような従来の固定方法で
は、軸受スリーブをモータシャーシに対し必要とする分
だけ傾けて固定することは困難であった。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、マウントポイントに対し回転軸を任
意の傾きに設定し、永久磁石を用いて回転軸の傾き精度
の非常に良い扁平モータ及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本願の第1発明は、シャーシのセンター穴に軸受ス
リーブを嵌合すると共に、軸受スリーブ内に固定された
軸受メタルに回動可能に支持され回転軸に一体的に固定
されたロータを有する扁平モータに於いて、磁力により
回転軸に、軸受メタル内径と回転軸外径とのガタ分を吸
収する傾き状態を作り出すようにシャーシ内の所定位置
に永久磁石を配置し、シャーシのセンター穴に対し軸受
スリーブを浮かせた状態で、永久磁石で設定した回転軸
の傾きと逆方向に同じ傾き状態に位置決めした後に、軸
受スリーブを組付け固定する構造を備えたことを特徴と
する。
【0015】また本発明の扁平モータは、シャーシのセ
ンター穴に配置した軸受スリーブを、間にリング部材を
介してレーザ溶接により固定したことを特徴とする。本
願第2発明は、第1発明の扁平モータの製造方法を提供
する。この製造方法は、基準面プレートと、基準面プレ
ートに垂直に設けられ外径が回転軸と同径の基準ピンと
を備えた組立治具を用意し、基準ピンに軸受スリーブを
嵌合すると共に、軸受スリーブが遊嵌されるようなセン
ター穴を有するシャーシの基準面を基準面プレートに当
接して位置決めし、さらに基準ピンにその軸方向の異な
る2個所で軸受スリーブの内面が当接するように軸受ス
リーブを傾ける第1の工程と、軸受スリーブのフランジ
面と、フランジ面と対向するシャーシの面の隙間に接着
剤を充填して硬化させ、仮固定する第2の工程と、軸受
スリーブとシャーシとをレーザ溶接により本固定する第
3の工程と、を有することを特徴とする。
【0016】また本願の第3発明は、回転軸の垂直度の
要求が比較的緩い扁平モータを対象とするもので、シャ
ーシのセンター穴に軸受スリーブを嵌合すると共に、軸
受スリーブ内に固定された軸受メタルに回動可能に支持
され回転軸に一体的に固定されたロータを有する扁平モ
ータに於いて、シャーシのセンター穴に対し、軸受スリ
ーブを浮かせた状態で位置決めした後に、組付け固定し
たことを特徴とする扁平モータを提供する。
【0017】更に本願の第4発明は、第3発明の扁平モ
ータの製造方法を提供するもので、基準面プレートと、
基準面プレートに垂直に設けられ外径が軸受メタルの内
径と同径の基準ピンとを備えた組立治具を用意し、基準
ピンに軸受スリーブを嵌合すると共に、軸受スリーブが
遊嵌されるようなセンター穴を有するシャーシの基準面
を基準面プレートに当接して位置決めする第1の工程
と、軸受スリーブとシャーシ間に接着剤を充填して硬化
させ、仮固定する第2の工程と、軸受スリーブとシャー
シとをレーザ溶接により本固定する第3の工程と、を有
することを特徴とする。
【0018】この第4発明は、その第2工程から、第1
発明の第1工程における基準ピンにその軸方向の異なる
2個所で軸受スリーブの内面が当接するように軸受スリ
ーブを傾ける点を除いたものである。
【0019】
【作用】このような本願第1発明の扁平モータにおいて
は、回転軸の振れを永久磁石で傾けて除去すると同時
に、この振れの除去に伴なう回転軸の傾きをシャーシの
センター穴に対する軸受けスリーブの逆の傾きを持って
浮かせた状態での位置決め後の組付け固定で吸収し、回
転軸の傾き精度の非常に良い扁平モータが実現される。
【0020】また第1発明の扁平モータのシャーシのセ
ンター穴に対する軸受スリーブを傾けて組付け固定する
構造を実現する第2発明の扁平モータの製造方法にあっ
ては、まずシャーシの基準面が当接、位置決めされる基
準面プレートに対して垂直に設けられた基準ピンに軸受
スリーブを嵌合し、基準ピンの軸方向2個所が軸受メタ
ルと当接するように、軸受スリーブを傾かせた状態で、
シャーシと軸受スリーブを固定する。
【0021】このため基準ピンと同径の回転軸を軸受ス
リーブに嵌合したモータ組立状態において、回転軸は基
準ピンと同様、2箇所で軸受スリーブの軸受メタルと当
接し、軸受メタルとの隙間による回転軸の振れを無くす
ことができる。また、シャーシのセンター穴に対する軸
受スリーブの組付けは、接触構造によらず、両者は隙間
を明けて遊嵌した仮固定状態で垂直度を出した後に本固
定されるため、両者の加工精度のバラツキによる寸法誤
差の影響を受けることなく、回転軸の垂直度を正確に出
すことができる。
【0022】更に本願の第3,4発明は、第1発明のよ
うに永久磁石を用いて回転軸のガタ寄せを行う必要のな
い回転軸の垂直度の要求が比較的緩い扁平モータ及びそ
の製造方法を提供するものであるが、この場合にも、シ
ャーシのセンター穴に対する軸受スリーブの組付けは、
接触構造によらず、両者は隙間を明けて遊嵌した仮固定
状態で垂直度を出した後に本固定するため、両者の加工
精度のバラツキによる寸法誤差の影響を受けることな
く、回転軸の垂直度を正確に出すことができる。
【0023】
【実施例】図1は本願第1発明に係る第1実施例の扁平
モータの断面図である。図1に示す扁平モータ11にお
いて、軸受スリーブ2の内部軸方向には一対の軸受メタ
ル12a,12bが固定されており、この軸受メタル1
2a,12bに回転軸13が回転可能に支持されてい
る。
【0024】また回転軸13にはロータ14が固定さ
れ、ロータ14には多数着磁した円板状マグネット15
を上下に相対向して設けたバックヨーク16が固定され
ている。また両マグネット15の間にはシャーシ1側に
固定されたステータ17が位置しており、ステータ17
には複数の駆動用コイル18が設けられている。扁平モ
ータ11の基準面1cは、軸受スリーブ2のフランジ面
と当接するシャーシ1の面1aと対向する開口面1bの
外側に水平に突出したシャーシ面である。また回転軸1
3の先端にはターンテーブル20が取り付けられてい
る。
【0025】このような扁平モータ11において、駆動
用コイル18に通電すると、マグネット15との相対力
により回転力が発生し、ロータ14が回転軸13と共に
回転する。シャーシ1内の所定位置、例えば軸受スリー
ブ2の取付側の内面には、永久磁石19が配置される。
永久磁石19は、ロータ14に設けた円板状バックヨー
ク16との間に吸着力Fを生じ、軸受スリーブ12の軸
受メタル12a,12bに嵌め入れた回転軸13を、相
対的に傾けている。この回転軸13の永久磁石19によ
る傾きは、軸受メタル12a,12bの内径と回転軸1
3の外径との寸法差で決まるガタ分を吸収するもので、
軸受スリーブ2内の軸受メタル12a,12bと2個所
P,Qで接触している。
【0026】更に、軸受スリーブ2は、永久磁石19に
よる回転軸13の傾きと逆方向に同じ傾きをもつよう
に、シャーシ1のセンター穴1dに浮いた状態で組付け
られ、この浮き状態の位置決め後の仮固定は接着剤36
で行われ、最終的にはレーザ溶接で組付け固定されてい
る。このようなシャーシ1のセンター穴1dに対し軸受
スリーブ2を傾けて組付け固定したことで、永久磁石1
9によるガタ寄せのための回転軸13の傾きが吸収さ
れ、その結果、回転軸13は、シャーシ1の基準面1c
に対し垂直に位置することになる。
【0027】このような構造により、回転軸13と軸受
メタル12の内周面との間のクリアランスに基づく回転
軸13の振れを抑え、同時に回転軸13の高い傾き精度
を得ることができる。次に、図1の軸受スリーブ2を傾
けた状態で組付け固定するためのシャーシ1と軸受スリ
ーブ2の組立方法について説明する。
【0028】図2は本願第2発明の扁平モータ製造方法
に係るシャーシ1と軸受スリーブ2の組み付け方法の説
明図である。まず組立治具の構成を説明する。図2にお
いて、治具ベース31の中央の突出部31aには、外径
が回転軸13の寸法公差中央値に加工された基準ピン3
2が圧入固定されている。また治具ベース31に対して
は、基準面プレート34が基準ピン32に対して垂直に
なるように調整配置される。
【0029】基準面プレート34は、シャーシガイドピ
ン33を2本圧入固定しており、治具ベース31の基準
ピン32に対し垂直になるように調整された後、治具ベ
ース31に固定されている。押し爪35は、基準ピン3
2の左右に一対段違いに配置され、治具の外側より開閉
動作可能な機構になっている。次に、シャーシ1と軸受
スリーブ2の組み付け方法について説明する。図2にお
いて、まず押し爪35を左右に開き、基準ピン32に軸
受スリーブ2内に固定された軸受メタル12a,12b
を挿入する。次に、押し爪35を閉じ、軸受スリーブ2
を傾ける。これによって基準ピン32に対し、軸受メタ
ル12aが右下部の一点Pで当接し、また軸受メタル1
2bは左上部の一点Qで当接する。
【0030】次に、この状態でシャーシ1を2本のシャ
ーシガイドピン33によりシャーシ1をガイドしつつ、
シャーシ1の基準面1cを基準面プレート34に位置決
め固定する。ここで、シャーシ1のセンター穴1dの周
囲と軸受スリーブ2のフランジ部との間に約0.1mm
の隙間が生じるように設定してある。また、センター穴
1dは軸受スリーブ2より径を大きくしてあり、軸受ス
リーブ2が傾いた状態でも、軸受スリーブ2をセンター
穴1dに入れることができ、センター穴1dの周囲のシ
ャーシ面と軸受スリーブ2のフランジ面の加工精度(面
精度)のバラツキを吸収することができる。
【0031】次に、シャーシ1のセンター穴1dの周囲
と軸受スリーブ2のフランジ部との隙間に接着剤36を
充填して硬化させることで仮固定する。最後に、レーザ
溶接にてシャーシ1と軸受スリーブ2を固定する。図3
はレーザ溶接の第1実施例を示す説明図である。図3
(A)に示すように、シャーシ1のセンター穴1dの周
縁部の複数個所をレーザ光出射ユニット41からのレー
ザ光42で照射し、その部分に溶接点43を形成され
る。例えば図3(B)に示すように、等間隔で3個所の
溶接点43が形成される。
【0032】図4はレーザ溶接の第2実施例を示す説明
図である。図4(A)に示すように、まずセンター穴1
dの周囲にリング44を乗せ、リング44と軸受スリー
ブ2をレーザ光42によりレーザ溶接し、次いでリング
44とシャーシ1をレーザ溶接する。溶接箇所は、例え
ば図4(B)に示すように、シャーシ1とリング44に
等間隔で3個所の溶接点43が形成され、また軸受スリ
ーブ2とリング44の間にも等間隔で3個所の溶接点4
3が形成される。
【0033】このようにリング44を設けた場合は、図
2に示す仮固定用の接着剤36をレーザ光42から保護
することができる。また、リング44を介してシャーシ
1とと軸受スリーブ2を溶接することにより、溶接後の
熱収縮力は、軸受スリーブ2をシャーシ1の外側へ引き
出す力となり、軸受スリーブ2がスペーサとしての機能
を持つ接着剤36をシャーシ1に押付ける力となり、回
転軸13の垂直度が安定する。
【0034】図5は本願第1発明に係る第2実施例の扁
平モータを示した断面図である。図5に示す第2実施例
の扁平モータ11は、図1に示す第1の実施例と異な
り、その基準面1cを、フランジ対向面1aが内側に形
成されたシャーシ1の板の外側面としている。構造的に
は、図1に示す扁平モータ11と同じであり、シャーシ
1内に配置した永久磁石19によって軸受スリーブ2を
傾けて、その中に軸支される回転軸13を軸受メタル1
2a,12bの2点P,Qで当接する。尚、軸受スリー
ブ2の下端にはスラスト軸受21がカシメ固定され、回
転軸13を抜け止めしている。
【0035】回転軸13にはロータ14が固定されてお
り、ロータ14には一対のマグネット15を対向保持す
るバックヨーク16が固定されており、マグネット15
間に挟持されるようにして、駆動用コイル18を備えた
ステータ17が配置されている。また回転軸13の先端
には外部装置としてのターンテーブル20が取り付けら
れている。
【0036】図6は図5の扁平モータの製造方法の説明
図である。図6に示す第2実施例の扁平モータの組立治
具は、図2の第1実施例の扁平モータの組立治具と同様
に、基準ピン32を固定した治具ベース31と、シャー
シガイドピン33を有する基準面プレート34を使用す
る。相違点は、図1、図2の第1の実施例とは逆に、基
準面1cが軸受スリーブ2を組付けるシャーシ1の外表
面となっている。このため、図2の場合とは逆向きにシ
ャーシ1を基準面プレート34に位置決めしなければな
らず、図2に示す押し爪35を設けることができない。
【0037】そこで、押し爪35の代わりに、軸受スリ
ーブ2にスムーズに挿入できるように寸法設定した穴5
1aとアーム51bをもつを持つ軸受スリーブ傾け用重
り51を用意し、穴51aを軸受スリーブ2に嵌合す
る。重り51は一方に延びたアーム51bの重みによる
モーメントを軸受スリーブ2に加えて傾かせることがで
きる。
【0038】その後は、シャーシ1のセンター穴1dの
周囲と軸受スリーブ2のフランジ面との隙間に接着剤3
6を充填して硬化させることで仮固定し、その後スラス
ト軸受3を軸受スリーブ2の端部を塞ぐように固定し、
最後に、図3,4のように、レーザ溶接にてシャーシ1
と軸受スリーブ2を固定する。図7は本願第4発明に係
る本願第3発明の扁平モータの製造方法の説明図であ
り、第3発明の扁平モータは、回転軸の垂直度の要求が
比較的緩い磁気テーププレーヤ等の機器に使用されるも
のを対象とし、具体的には図1及び図5の扁平モータに
設けている永久磁石19を除いたモータ構造である。即
ち、回転軸の垂直度の要求が比較的緩いことから、永久
磁石によるガタ寄せの構造はもっていない。
【0039】図7の本願第4発明に係る本願第3発明の
扁平モータの製造方法にあっては、図2,図6の組立治
具と同様に、基準ピン32を固定した治具ベース31
と、シャーシガイドピン33を有する基準面プレート3
4を使用するが、押し爪や重りにより軸受スリーブ2の
傾けた状態、即ち永久磁石によるガタ寄せ状態での組付
けは行わない。即ち、治具ベース31の基準ピン32
に、軸受スリーブ2の軸受メタル12a,12bを嵌め
入れ、シャーシ1を基準プレート34のシャーシガイド
ピン33に入れて、センター穴1dを軸受スリーブ2に
嵌め入れる。このとき、シャーシ1のセンター穴1dの
周囲と軸受スリーブ2のフランジ部との間に約0.1m
m程度の隙間があり、両者の加工精度による寸法誤差を
吸収できる。
【0040】ここで軸受スリーブ2は傾けずに基準ピン
32に嵌合しており、このため基準ピン32の外径は、
軸受メタル12a,12bの内径寸法公差最少の値に設
定している。その後は、シャーシ1のセンター穴1dの
周囲と軸受スリーブ2のフランジ面との隙間に接着剤3
6を充填して硬化させることで仮固定し、最後に、図
3,4のように、レーザ溶接にてシャーシ1と軸受スリ
ーブ2を固定する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本願の第1,2発明
によれば、回転軸の振れを永久磁石で傾けて除去すると
同時に、この振れの除去に伴なう回転軸の傾きをシャー
シのセンター穴に対する軸受けスリーブの逆の傾きを持
って浮かせた状態での位置決め後の組付け固定で吸収す
ることで、回転軸の傾き精度の非常に良い扁平モータが
得られる。
【0042】また本願の第3,4発明によれば、回転軸
の垂直度の要求が比較的緩い扁平モータの場合にも、シ
ャーシのセンター穴に対する軸受スリーブの組付けは、
接触構造によらず、両者を浮かせて位置決めした後に本
固定することで、両者の加工精度のバラツキによる寸法
誤差を吸収して回転軸の垂直度を正確に出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明に係る扁平モータの第1実施例を
示した断面図
【図2】図1の扁平モータの製造する本願第2発明の製
造方法の説明図
【図3】図1の扁平モータの製造する本願第2発明の製
造方法におけるレーザ溶接の第1実施例を示した説明図
【図4】図1の扁平モータの製造する本願第2発明の製
造方法におけるレーザ溶接の第2実施例を示した説明図
【図5】本願第1発明に係る扁平モータの第2の実施例
を示した断面図
【図6】図5の扁平モータの製造する本願第2発明の製
造方法を示した説明図
【図7】本願第3発明の扁平モータを製造する本願第4
発明の製造方法を示した説明図
【図8】従来の扁平モータを示した断面図
【図9】従来の扁平モータにおけるシャーシと軸受スリ
ーブの固定方法を示した断面図
【符号の説明】
1:シャーシ 1c:基準面 1d:センター穴 2:軸受スリーブ 11:扁平モータ 12a,12b:軸受メタル 13:回転軸 19:永久磁石 31:治具ベース 32:基準ピン 33:シャーシガイドピン 34:基準面プレート 35:押し爪 41:レーザ光射出ユニット 42:レーザ光 43:溶接点 44:リング 51:軸受スリーブ傾け用重り 51a:穴 51b:アーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシのセンター穴に軸受スリーブを嵌
    合すると共に、該軸受スリーブ内に固定された軸受メタ
    ルに回動可能に支持され回転軸に一体的に固定されたロ
    ータを有する扁平モータに於いて、 磁力により前記回転軸に、前記軸受メタル内径と前記回
    転軸外径とのガタ分を吸収する傾き状態を作り出すよう
    に前記シャーシ内の所定位置に永久磁石を配置し、 前記シャーシのセンター穴に対し前記軸受スリーブを浮
    かせた状態で、前記永久磁石で設定した回転軸の傾きと
    逆方向に同じ傾き状態に位置決めした後に、前記軸受ス
    リーブを組付け固定する構造を備えたことを特徴とする
    扁平モータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の扁平モータに於いて、前記
    シャーシのセンター穴の配置した軸受スリーブを、間に
    リング部材を介してレーザ溶接により固定したことを特
    徴とする扁平モータ。
  3. 【請求項3】シャーシのセンター穴に軸受スリーブを嵌
    合すると共に、該軸受スリーブ内に固定された軸受メタ
    ルに回動可能に支持され回転軸に一体的に固定されたロ
    ータを有する扁平モータの製造方法に於いて、 基準面プレートと、該基準面プレートに垂直に設けら
    れ、外径が前記回転軸と同径の基準ピンとを備えた組立
    治具を用意し、前記基準ピンに前記軸受スリーブを嵌合
    すると共に、前記軸受スリーブが遊嵌される前記センタ
    ー穴を有する前記シャーシの基準面を前記基準面プレー
    トに当接して位置決めし、さらに前記基準ピンに軸方向
    の異なる2個所で前記軸受スリーブ内に固定された軸受
    メタルの内面に当接するように前記軸受スリーブを傾け
    る第1の工程と、 前記軸受スリーブのフランジ面と、該フランジ面と対向
    する前記シャーシの面の隙間に接着剤を充填して硬化さ
    せ、仮固定する第2の工程と、 前記軸受スリーブと前記シャーシとをレーザ溶接により
    本固定する第3の工程と、 を有することを特徴とする扁平モータの製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の扁平モータの製造方法に於
    いて、 前記シャーシの基準面が、前記センター穴が形成された
    面と対向する開口面に水平な面の場合、前記第1の工程
    において、まず前記基準ピンに前記軸受スリーブを嵌合
    し傾けてから、前記シャーシの基準面を前記基準面プレ
    ートに当接、位置決めすると共に、前記センター穴に前
    記軸受スリーブを遊嵌するようにしたことを特徴とする
    扁平モータの製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の扁平モータの製造方法に於
    いて、 前記シャーシの基準面が、前記センター穴が形成された
    シャーシの外側の面である場合、前記第1の工程におい
    て、まず前記シャーシの基準面を前記基準面プレートに
    当接、位置決めしてから、前記基準ピンに嵌合されてい
    る前記軸受スリーブを傾けるようにしたことを特徴とす
    る扁平モータの製造方法。
  6. 【請求項6】シャーシのセンター穴に軸受スリーブを嵌
    合すると共に、該軸受スリーブ内に固定された軸受メタ
    ルに回動可能に支持され回転軸に一体的に固定されたロ
    ータを有する扁平モータに於いて、 前記シャーシのセンター穴に対し、前記軸受スリーブを
    浮かせた状態で位置決めした後に、組付け固定したこと
    を特徴とする扁平モータ。
  7. 【請求項7】シャーシのセンター穴に軸受スリーブを嵌
    合すると共に、該軸受スリーブ内に固定された軸受メタ
    ルに回動可能に支持され回転軸に一体的に固定されたロ
    ータを有する扁平モータの製造方法に於いて、 基準面プレートと、該基準面プレートに垂直に設けら
    れ、外径が前記軸受メタルの内径と同径の基準ピンとを
    備えた組立治具を用意し、 前記基準ピンに前記軸受スリーブを嵌合すると共に、前
    記軸受スリーブが遊嵌されるような前記センター穴を有
    する前記シャーシの基準面を前記基準プレート面に当
    接、位置決めする第1の工程と、 前記軸受スリーブと前記シャーシ間に接着剤を充填して
    硬化させ、仮固定する第2の工程と、 前記軸受スリーブと前記シャーシとをレーザ溶接により
    本固定する第3の工程と、 を有することを特徴とする扁平モータの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100910375B1 (ko) * 2007-08-24 2009-08-04 삼성전기주식회사 모터제조방법
CN101951091A (zh) * 2010-09-09 2011-01-19 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 微型无人飞行器用双转子多磁极电动机

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