JPH08336329A - 丸鋸チップソー台金の焼入方法及びその装置 - Google Patents
丸鋸チップソー台金の焼入方法及びその装置Info
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- JPH08336329A JPH08336329A JP17012595A JP17012595A JPH08336329A JP H08336329 A JPH08336329 A JP H08336329A JP 17012595 A JP17012595 A JP 17012595A JP 17012595 A JP17012595 A JP 17012595A JP H08336329 A JPH08336329 A JP H08336329A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 焼入コストを低減し得ると共に、均一した焼
入品質が得られる、丸鋸チップソー台金の焼入方法及び
焼入装置を提供する。 【構成】 外周部にチップ取付部を有する台金を基台に
回転可能にセットし、台金の表裏面にローラ電極を当接
させ、その後ローラ電極に高周波電流を通電しつつ、ロ
ーラ電極を回転させることにより台金を回転させ、台金
の所定の円環部分を焼入する。
入品質が得られる、丸鋸チップソー台金の焼入方法及び
焼入装置を提供する。 【構成】 外周部にチップ取付部を有する台金を基台に
回転可能にセットし、台金の表裏面にローラ電極を当接
させ、その後ローラ電極に高周波電流を通電しつつ、ロ
ーラ電極を回転させることにより台金を回転させ、台金
の所定の円環部分を焼入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外周部にチップがロウ
付け固定されて使用される、丸鋸チップソー台金の焼入
方法及びその装置に関する。
付け固定されて使用される、丸鋸チップソー台金の焼入
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、草刈用、木材切断用等に使用され
る丸鋸チップソーとしては、SKS等の材料からなる円
盤状の台金を有し、この台金の外周部に形成されている
段部、凹部等からなるチップ取付部には、超硬合金のチ
ップがロウ付け固定されている。そして、台金は、座屈
現象等を防止するために、一般的に焼入処理が施されて
おり、その装置としては、例えば特公平3ー40085
公報に開示のように、高周波誘導加熱式の焼入装置が知
られている。
る丸鋸チップソーとしては、SKS等の材料からなる円
盤状の台金を有し、この台金の外周部に形成されている
段部、凹部等からなるチップ取付部には、超硬合金のチ
ップがロウ付け固定されている。そして、台金は、座屈
現象等を防止するために、一般的に焼入処理が施されて
おり、その装置としては、例えば特公平3ー40085
公報に開示のように、高周波誘導加熱式の焼入装置が知
られている。
【0003】この焼入装置は、上下動可能な上金型と、
載置台が配置された下金型とを具備し、上下の金型間に
は、高周波変成器に接続された加熱コイルが、移送手段
によって進退可能に配置されている。そして、台金を載
置台にセットした後に、台金の略半分の上下面に加熱コ
イルを位置させ、台金を回転させつつ加熱コイルに高周
波変成器から高周波電流を供給して、台金を所定温度ま
で誘導加熱する。その後、加熱コイルを金型間から退去
させ、上金型を下降させて上下金型で加熱された台金を
加圧してプレス状態とし、この状態で冷却油を供給して
台金を急速冷却させて焼入する。
載置台が配置された下金型とを具備し、上下の金型間に
は、高周波変成器に接続された加熱コイルが、移送手段
によって進退可能に配置されている。そして、台金を載
置台にセットした後に、台金の略半分の上下面に加熱コ
イルを位置させ、台金を回転させつつ加熱コイルに高周
波変成器から高周波電流を供給して、台金を所定温度ま
で誘導加熱する。その後、加熱コイルを金型間から退去
させ、上金型を下降させて上下金型で加熱された台金を
加圧してプレス状態とし、この状態で冷却油を供給して
台金を急速冷却させて焼入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この焼
入装置にあっては、高周波の誘導加熱であるため、焼入
部分が加熱コイルの形状に大きく左右され、焼入部分を
高精度に管理しようとすると、加熱コイルの形状に高い
精度が要求され、加熱コイルのコストがアップする。ま
た、この加熱コイルと台金との位置関係も高精度に管理
しなければならず、焼入作業が面倒になる等、全体とし
て焼入コストが上昇すると共に、均一した焼入品質が得
られ難いという問題があった。
入装置にあっては、高周波の誘導加熱であるため、焼入
部分が加熱コイルの形状に大きく左右され、焼入部分を
高精度に管理しようとすると、加熱コイルの形状に高い
精度が要求され、加熱コイルのコストがアップする。ま
た、この加熱コイルと台金との位置関係も高精度に管理
しなければならず、焼入作業が面倒になる等、全体とし
て焼入コストが上昇すると共に、均一した焼入品質が得
られ難いという問題があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、焼入コストを低減し得ると共
に、均一した焼入品質が得られる、丸鋸チップソー台金
の焼入方法及びその装置を提供することにある。
たもので、その目的は、焼入コストを低減し得ると共
に、均一した焼入品質が得られる、丸鋸チップソー台金
の焼入方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、請求項1記載の丸鋸チップソー台金の焼入方法は、
外周部にチップ取付部を有する台金を基台に回転可能に
セットし、台金の表裏面にローラ電極を当接させ、その
後ロータ電極に高周波電流を通電しつつ、ローラ電極を
回転させることにより台金を回転させ、台金の所定の円
環部分を焼入することを特徴とする。
く、請求項1記載の丸鋸チップソー台金の焼入方法は、
外周部にチップ取付部を有する台金を基台に回転可能に
セットし、台金の表裏面にローラ電極を当接させ、その
後ロータ電極に高周波電流を通電しつつ、ローラ電極を
回転させることにより台金を回転させ、台金の所定の円
環部分を焼入することを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の丸鋸チップソー台金
の焼入装置は、外周部にチップ取付部を有する台金が回
転可能にセットされる基台と、基台にセットされた台金
の表裏面に当接し得る一対のローラ電極と、ローラ電極
を回転させる電極回転機構と、ローラ電極に高周波電流
を供給する高周波電流供給装置と、を具備することを特
徴とする。
の焼入装置は、外周部にチップ取付部を有する台金が回
転可能にセットされる基台と、基台にセットされた台金
の表裏面に当接し得る一対のローラ電極と、ローラ電極
を回転させる電極回転機構と、ローラ電極に高周波電流
を供給する高周波電流供給装置と、を具備することを特
徴とする。
【0008】また、請求項3記載の焼入装置は、外周部
にチップ取付部を有する台金が回転可能にセットされる
基台と、基台にセットされた台金の表裏面に当接し得る
一対のローラ電極と、ローラ電極を回転させる電極回転
機構と、ローラ電極を台金の直径方向に移動させる電極
移動機構と、ローラ電極に高周波電流を供給する高周波
電流供給装置と、を具備することを特徴とする。
にチップ取付部を有する台金が回転可能にセットされる
基台と、基台にセットされた台金の表裏面に当接し得る
一対のローラ電極と、ローラ電極を回転させる電極回転
機構と、ローラ電極を台金の直径方向に移動させる電極
移動機構と、ローラ電極に高周波電流を供給する高周波
電流供給装置と、を具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】まず、請求項1記載の丸鋸チップソー台金の焼
入方法によれば、基台にセットされた台金は、焼入すべ
き円環部分に対応する表裏面に、一対のローラ電極が当
接され、このローラ電極が回転されつつローラ電極に高
周波電流が供給される。ローラ電極で挟持された状態の
台金は、ローラ電極の回転に追従して回転しつつ高周波
電流によって通電加熱され、ローラ電極が当接する部分
が円環状に焼入される。
入方法によれば、基台にセットされた台金は、焼入すべ
き円環部分に対応する表裏面に、一対のローラ電極が当
接され、このローラ電極が回転されつつローラ電極に高
周波電流が供給される。ローラ電極で挟持された状態の
台金は、ローラ電極の回転に追従して回転しつつ高周波
電流によって通電加熱され、ローラ電極が当接する部分
が円環状に焼入される。
【0010】また、請求項2記載の丸鋸チップソー台金
の焼入装置によれば、基台にセットされた台金は、焼入
すべき円環部分に対応する表裏面に、一対のローラ電極
が当接され、このローラ電極が電極回転機構により回転
されつつ、高周波電流供給装置からローラ電極に高周波
電流が供給される。基台に回転可能に支持された台金
は、ローラ電極の回転に追従して回転しつつ高周波電流
により通電加熱され、ローラ電極が当接した部分が円環
状に焼入される。
の焼入装置によれば、基台にセットされた台金は、焼入
すべき円環部分に対応する表裏面に、一対のローラ電極
が当接され、このローラ電極が電極回転機構により回転
されつつ、高周波電流供給装置からローラ電極に高周波
電流が供給される。基台に回転可能に支持された台金
は、ローラ電極の回転に追従して回転しつつ高周波電流
により通電加熱され、ローラ電極が当接した部分が円環
状に焼入される。
【0011】また、請求項3記載の焼入装置は、電極移
動機構により、一対のローラ電極を台金の直径方向に移
動させ、焼入すべき部分の位置を調整する。台金の大き
さに応じて焼入箇所の変更が容易になる。
動機構により、一対のローラ電極を台金の直径方向に移
動させ、焼入すべき部分の位置を調整する。台金の大き
さに応じて焼入箇所の変更が容易になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1〜図3は、本発明に係わる丸鋸チッ
プソー台金の焼入装置を示し、図1がその概略構成図、
図2がその要部の平面図、図3が要部の断面図である。
図1において、焼入装置1は、台金2を支持する基台3
と、一対のローラ電極4、5と、このローラ電極4、5
に高周波電流を供給するトランジスタインバータ6と、
ローラ電極4、5を回転させる電極回転機構7と、ロー
ラ電極4、5を移動させる電極移動機構8と、トランジ
スタインバータ6、電極回転機構7及び電極移動機構8
を制御する制御装置9とを有している。
細に説明する。図1〜図3は、本発明に係わる丸鋸チッ
プソー台金の焼入装置を示し、図1がその概略構成図、
図2がその要部の平面図、図3が要部の断面図である。
図1において、焼入装置1は、台金2を支持する基台3
と、一対のローラ電極4、5と、このローラ電極4、5
に高周波電流を供給するトランジスタインバータ6と、
ローラ電極4、5を回転させる電極回転機構7と、ロー
ラ電極4、5を移動させる電極移動機構8と、トランジ
スタインバータ6、電極回転機構7及び電極移動機構8
を制御する制御装置9とを有している。
【0013】基台2は、基板10上に回転可能に配設さ
れた軸部11と、基板10の外周部に固定された円環状
の支持部12とを有し、支持部12の上面には、図2に
示すように、所定間隔で球体13が複数個配設されてい
る。この基台10の軸部11と支持部12間には、一対
のローラ電極4、5が上下方向に所定の間隔を有して配
設されている。
れた軸部11と、基板10の外周部に固定された円環状
の支持部12とを有し、支持部12の上面には、図2に
示すように、所定間隔で球体13が複数個配設されてい
る。この基台10の軸部11と支持部12間には、一対
のローラ電極4、5が上下方向に所定の間隔を有して配
設されている。
【0014】このローラ電極4、5は、図3に示すよう
に、銅製のローラ本体15、16と、このローラ本体1
5、16の中心軸に固定された、例えば絶縁材からなる
回転軸15a、16aと、ローラ本体15、16の両側
面に当接された銅板17a、17b、18a、18b
と、一方の銅板17a、18aとローラ本体15、16
の側面間に介在された電極板19、20を有している。
そして、このローラ電極4、5は、ローラ本体15、1
6の回転軸15a、16aが回転することによって回転
するが、電極板19、20は回転せず、銅板17a、1
8aとローラ本体15、16の側面間に摺接する状態で
初期設定位置に保持されている。
に、銅製のローラ本体15、16と、このローラ本体1
5、16の中心軸に固定された、例えば絶縁材からなる
回転軸15a、16aと、ローラ本体15、16の両側
面に当接された銅板17a、17b、18a、18b
と、一方の銅板17a、18aとローラ本体15、16
の側面間に介在された電極板19、20を有している。
そして、このローラ電極4、5は、ローラ本体15、1
6の回転軸15a、16aが回転することによって回転
するが、電極板19、20は回転せず、銅板17a、1
8aとローラ本体15、16の側面間に摺接する状態で
初期設定位置に保持されている。
【0015】このローラ電極4、5が連結される電極回
転機構7は、その回転軸21aがローラ本体15、16
の回転軸15a、16aに、カップリング22を介して
連結されたモータ21をそれぞれ有し、このモータ21
の回転により、ローラ本体15、16が図3の矢印イ方
向に回転する。また、ローラ電極4、5を移動させる電
極移動機構8は、モータ21の側壁に連結された一対の
エアシリンダ23、24をそれぞれ有し、一方のエアシ
リンダ23によってモータ21が上下方向に移動され、
他方のエアシリンダ24によってモータ21が台金2の
直径方向、すなわち水平方向に移動させられる。
転機構7は、その回転軸21aがローラ本体15、16
の回転軸15a、16aに、カップリング22を介して
連結されたモータ21をそれぞれ有し、このモータ21
の回転により、ローラ本体15、16が図3の矢印イ方
向に回転する。また、ローラ電極4、5を移動させる電
極移動機構8は、モータ21の側壁に連結された一対の
エアシリンダ23、24をそれぞれ有し、一方のエアシ
リンダ23によってモータ21が上下方向に移動され、
他方のエアシリンダ24によってモータ21が台金2の
直径方向、すなわち水平方向に移動させられる。
【0016】すなわち、エアシリンダ23が作動するこ
とにより、そのシャフト23aに連結されたモータ21
が、図3の矢印ロ方向に上下動して、回転軸21a、カ
ップリング22及び回転軸15a、16aを介して、ロ
ーラ本体15、16が、互いに近接する方向もしくは互
いに離間する方向にそれぞれ上下動する。
とにより、そのシャフト23aに連結されたモータ21
が、図3の矢印ロ方向に上下動して、回転軸21a、カ
ップリング22及び回転軸15a、16aを介して、ロ
ーラ本体15、16が、互いに近接する方向もしくは互
いに離間する方向にそれぞれ上下動する。
【0017】また、エアシリンダ24が作動することに
より、モータ21が図3の矢印ハ方向に移動し、回転軸
21a、カップリング22及び回転軸15a、16aを
介して、ローラ本体15、16が水平方向にそれぞれ移
動する。なお、モータ21を移動させる機構としては、
エアシリンダ23、24に限らず、油圧シリンダ等の他
のシリンダを使用しても良いし、モータとチェーン、ベ
ルト等の組み合わせによる他の移動機構を採用すること
もできる。
より、モータ21が図3の矢印ハ方向に移動し、回転軸
21a、カップリング22及び回転軸15a、16aを
介して、ローラ本体15、16が水平方向にそれぞれ移
動する。なお、モータ21を移動させる機構としては、
エアシリンダ23、24に限らず、油圧シリンダ等の他
のシリンダを使用しても良いし、モータとチェーン、ベ
ルト等の組み合わせによる他の移動機構を採用すること
もできる。
【0018】高周波電流供給装置としてのトランジスタ
インバータ6は、例えばパワーMOSFET、IGB
T、サイリスタ等の図示しない半導体素子を有し、半導
体素子のオン・オフによって、所定周波数の高周波電流
を発生する。このトランジスタインバータ6の出力端子
とローラ電極4、5の電極板19、20とは、例えば水
冷式の接続ケーブル26で接続され、電極板19、20
自体も、必要に応じて冷却パイプ(図示せず)を固定す
ることにより冷却され、その発熱が抑えられる。また、
制御装置9は、図示しないシーケンサー等を有し、トラ
ンジスタインバータ6、ローラ電極回転機構7、ローラ
電極移動機構8等を制御するが、この制御装置9は、ト
ランジスタインバータ6内に一体化して設けることも可
能である。
インバータ6は、例えばパワーMOSFET、IGB
T、サイリスタ等の図示しない半導体素子を有し、半導
体素子のオン・オフによって、所定周波数の高周波電流
を発生する。このトランジスタインバータ6の出力端子
とローラ電極4、5の電極板19、20とは、例えば水
冷式の接続ケーブル26で接続され、電極板19、20
自体も、必要に応じて冷却パイプ(図示せず)を固定す
ることにより冷却され、その発熱が抑えられる。また、
制御装置9は、図示しないシーケンサー等を有し、トラ
ンジスタインバータ6、ローラ電極回転機構7、ローラ
電極移動機構8等を制御するが、この制御装置9は、ト
ランジスタインバータ6内に一体化して設けることも可
能である。
【0019】次に、この焼入装置1による台金2の焼入
方法について説明する。まず、制御装置9の制御信号に
より、電極移動機構8のエアシリンダ23をそれぞれ作
動させて、ローラ電極4、5が互いに離間する方向、す
なわちローラ電極4を上昇させローラ電極5を下降させ
て、ローラ電極4、5間に所定の間隙を設定する。ま
た、台金2の大きさ(外径)に応じて焼入すべき部分を
設定し、この設定部分にローラ電極4、5が位置するよ
うに、電極移動機構8によってローラ電極4、5を移動
させる。
方法について説明する。まず、制御装置9の制御信号に
より、電極移動機構8のエアシリンダ23をそれぞれ作
動させて、ローラ電極4、5が互いに離間する方向、す
なわちローラ電極4を上昇させローラ電極5を下降させ
て、ローラ電極4、5間に所定の間隙を設定する。ま
た、台金2の大きさ(外径)に応じて焼入すべき部分を
設定し、この設定部分にローラ電極4、5が位置するよ
うに、電極移動機構8によってローラ電極4、5を移動
させる。
【0020】この状態で、基台2の軸部11に台金2の
中心部の孔27を嵌入し、台金2のチップ取付部が形成
されている外周部を支持部12上に載置する。この時、
台金2は一対のローラ電極4、5間に位置し、支持部1
2の回転球13に支持された状態で配置されることにな
る。そして、制御装置9の制御信号により、電極移動機
構8のエアシリンダ23をそれぞれ作動させて、ローラ
電極4、5が近接する方向、すなわちローラ電極4を下
降させローラ電極5を上昇させて、両ローラ電極4、5
の外周面を台金2の表面及び裏面にそれぞれ当接させ
る。
中心部の孔27を嵌入し、台金2のチップ取付部が形成
されている外周部を支持部12上に載置する。この時、
台金2は一対のローラ電極4、5間に位置し、支持部1
2の回転球13に支持された状態で配置されることにな
る。そして、制御装置9の制御信号により、電極移動機
構8のエアシリンダ23をそれぞれ作動させて、ローラ
電極4、5が近接する方向、すなわちローラ電極4を下
降させローラ電極5を上昇させて、両ローラ電極4、5
の外周面を台金2の表面及び裏面にそれぞれ当接させ
る。
【0021】一対のローラ電極4、5が台金2に当接す
ると、制御装置9の制御信号により、電極回転機構7の
モータ21がそれぞれ回転し、回転軸21a、カップリ
ング22及び回転軸15a、16aを介してローラ本体
15、16が、すなわちローラ電極4、5がそれぞれ回
転する。このローラ電極4、5の回転により、ローラ電
極4、5で挟持された状態の台金2が、その回転に追従
して回転する。また、ローラ電極4、5の回転と略同時
に、制御装置9の制御信号により、トランジスタインバ
ータ6が作動して、その出力端子から高周波電流が出力
される。
ると、制御装置9の制御信号により、電極回転機構7の
モータ21がそれぞれ回転し、回転軸21a、カップリ
ング22及び回転軸15a、16aを介してローラ本体
15、16が、すなわちローラ電極4、5がそれぞれ回
転する。このローラ電極4、5の回転により、ローラ電
極4、5で挟持された状態の台金2が、その回転に追従
して回転する。また、ローラ電極4、5の回転と略同時
に、制御装置9の制御信号により、トランジスタインバ
ータ6が作動して、その出力端子から高周波電流が出力
される。
【0022】この高周波電流は、一方のローラ電極4の
電極板19からローラ本体15、台金2、他方のローラ
本体16、電極板20を介して流れ、台金2が通電加熱
される。この台金2の回転しながらの通電加熱により、
台金2の半径方向の所定位置が円環状に加熱される。こ
の加熱部分の幅は、ローラ電極4、5の幅及び通電され
る高周波電流の電流値によって制御される。
電極板19からローラ本体15、台金2、他方のローラ
本体16、電極板20を介して流れ、台金2が通電加熱
される。この台金2の回転しながらの通電加熱により、
台金2の半径方向の所定位置が円環状に加熱される。こ
の加熱部分の幅は、ローラ電極4、5の幅及び通電され
る高周波電流の電流値によって制御される。
【0023】そして、加熱された台金2は、図示しない
冷却装置から、冷却媒体(冷却水、油、冷却ガス等)が
噴射されて急速冷却されることにより、焼入される。そ
の後、制御装置9の制御信号により、ローラ電極移動機
構8をそれぞれ作動させてローラ電極4、5を離間さ
せ、台金2を基台3上から取り除くことにより、焼入作
業が終了する。
冷却装置から、冷却媒体(冷却水、油、冷却ガス等)が
噴射されて急速冷却されることにより、焼入される。そ
の後、制御装置9の制御信号により、ローラ電極移動機
構8をそれぞれ作動させてローラ電極4、5を離間さ
せ、台金2を基台3上から取り除くことにより、焼入作
業が終了する。
【0024】このように、上記の焼入方法にあっては、
台金2を基台3上にセットし、その表裏面にローラ電極
4、5を当接させると共に、このローラ電極4、5を回
転させつつ高周波電流を供給して焼入するため、形状に
高精度が要求される加熱コイルが不要になり、これに伴
い加熱コイルと台金2の位置関係等を管理する必要がな
くなると共に、焼入範囲もローラ電極4、5の幅によっ
て容易に設定することが可能になる。その結果、焼入作
業を容易かつ簡単に行うことができ、焼入コストを低減
させることができると共に、均一した焼入品質を得るこ
とができる。
台金2を基台3上にセットし、その表裏面にローラ電極
4、5を当接させると共に、このローラ電極4、5を回
転させつつ高周波電流を供給して焼入するため、形状に
高精度が要求される加熱コイルが不要になり、これに伴
い加熱コイルと台金2の位置関係等を管理する必要がな
くなると共に、焼入範囲もローラ電極4、5の幅によっ
て容易に設定することが可能になる。その結果、焼入作
業を容易かつ簡単に行うことができ、焼入コストを低減
させることができると共に、均一した焼入品質を得るこ
とができる。
【0025】特に、ローラ電極4、5の回転に追従して
台金2が回転するため、円環状の焼入を一層容易に行う
ことができると共に、ローラ電極4、5が台金2の直径
方向に移動可能に配設されているため、焼入部分を自由
に設定することができ、あらゆる大きさの台金2や、種
々の材質の台金2の焼入にも容易に対応することができ
る。また、プレス機や焼入のための大型電気炉等も必要
がなくなり、焼入装置1を安価に構成し得ると共に、焼
入装置1のメンテナンスも容易になる。
台金2が回転するため、円環状の焼入を一層容易に行う
ことができると共に、ローラ電極4、5が台金2の直径
方向に移動可能に配設されているため、焼入部分を自由
に設定することができ、あらゆる大きさの台金2や、種
々の材質の台金2の焼入にも容易に対応することができ
る。また、プレス機や焼入のための大型電気炉等も必要
がなくなり、焼入装置1を安価に構成し得ると共に、焼
入装置1のメンテナンスも容易になる。
【0026】なお、上記実施例においては、一対のロー
ラ電極4、5をそれぞれ上下方向及び水平方向へ移動可
能に配設したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば図4に示すように、一方のローラ電極5を固
定式にしても良い。すなわち、ローラ電極4には、ロー
ラ本体15の回転軸15aにカップリング22を介して
モータ21を連結すると共に、このモータ21にエアシ
リンダ23を連結して上下方向に移動可能に配設する。
一方、ローラ電極5は、ローラ本体16の回転軸16a
の両端を、基板10上に固定された一対の支持板28の
上部に回転自在に支持し、ローラ電極5の上部外周面を
回転球13の上面と同一に設定する。
ラ電極4、5をそれぞれ上下方向及び水平方向へ移動可
能に配設したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば図4に示すように、一方のローラ電極5を固
定式にしても良い。すなわち、ローラ電極4には、ロー
ラ本体15の回転軸15aにカップリング22を介して
モータ21を連結すると共に、このモータ21にエアシ
リンダ23を連結して上下方向に移動可能に配設する。
一方、ローラ電極5は、ローラ本体16の回転軸16a
の両端を、基板10上に固定された一対の支持板28の
上部に回転自在に支持し、ローラ電極5の上部外周面を
回転球13の上面と同一に設定する。
【0027】このように構成すれば、台金2を回転球1
3及びローラ電極5上に載置してセットし、この台金2
上にローラ電極4を下降させて当接させ、その後ローラ
電極4を回転させることにより、ローラ電極5も回転し
て台金2が回転し、台金2が円環状に焼入される。この
実施例においては、台金2の大きさが特定されている場
合に効果的だが、例えばローラ電極5を手動で水平方向
に移動し得るように構成し、ローラ電極4を図4の二点
鎖線で示すエアシリンダ24で水平方向に移動可能に配
設すれば、上記実施例と同様、焼入位置を適宜に設定す
ることができる。この実施例においては、上記実施例よ
り構成を簡略化することができ、焼入装置の一層のコス
トダウンが図れる。
3及びローラ電極5上に載置してセットし、この台金2
上にローラ電極4を下降させて当接させ、その後ローラ
電極4を回転させることにより、ローラ電極5も回転し
て台金2が回転し、台金2が円環状に焼入される。この
実施例においては、台金2の大きさが特定されている場
合に効果的だが、例えばローラ電極5を手動で水平方向
に移動し得るように構成し、ローラ電極4を図4の二点
鎖線で示すエアシリンダ24で水平方向に移動可能に配
設すれば、上記実施例と同様、焼入位置を適宜に設定す
ることができる。この実施例においては、上記実施例よ
り構成を簡略化することができ、焼入装置の一層のコス
トダウンが図れる。
【0028】また、上記実施例において、台金2を図示
しないケースによって略密閉状態とすると共に、このケ
ース内に不活性ガスを供給して無酸化状態とし、この状
態で台金2を焼入するようにしても良い。このようにす
れば、台金2にスケールが発生するのを防止することが
できる。さらに、上記実施例における、基台の構造、ロ
ーラ電極自体の構造、電極回転機構及び電極移動機構の
構造等は、一例であって、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において、種々変更可能であることは言うまでもな
い。
しないケースによって略密閉状態とすると共に、このケ
ース内に不活性ガスを供給して無酸化状態とし、この状
態で台金2を焼入するようにしても良い。このようにす
れば、台金2にスケールが発生するのを防止することが
できる。さらに、上記実施例における、基台の構造、ロ
ーラ電極自体の構造、電極回転機構及び電極移動機構の
構造等は、一例であって、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において、種々変更可能であることは言うまでもな
い。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の丸鋸チッ
プソー台金の焼入方法及びその装置にあっては、加熱コ
イル等が不要になって、焼入コストを低減し得ると共
に、高周波の通電加熱により、均一した焼入品質が得ら
れる等の効果を奏する。
プソー台金の焼入方法及びその装置にあっては、加熱コ
イル等が不要になって、焼入コストを低減し得ると共
に、高周波の通電加熱により、均一した焼入品質が得ら
れる等の効果を奏する。
【図1】本発明に係わる丸鋸チップソー台金の焼入装置
の概略構成図
の概略構成図
【図2】同その平面図
【図3】同要部の断面図
【図4】本発明に係わる焼入装置の他の実施例を示す要
部の断面図
部の断面図
1 焼入装置 2 台金 3 基台 4、5 ローラ電極 6 トランジスタインバータ 7 ローラ電極回転機構 8 ローラ電極移動機構 9 制御装置 15、16 ローラ本体 19、20 電極板 21 モータ 23、24 エアシリンダ 28 支持板
Claims (3)
- 【請求項1】外周部にチップ取付部を有する台金を基台
に回転可能にセットし、該台金の表裏面にローラ電極を
当接させ、その後ロータ電極に高周波電流を通電しつ
つ、ローラ電極を回転させることにより台金を回転さ
せ、台金の所定の円環部分を焼入することを特徴とする
丸鋸チップソー台金の焼入方法。 - 【請求項2】外周部にチップ取付部を有する台金が回転
可能にセットされる基台と、該基台にセットされた台金
の表裏面に当接し得る一対のローラ電極と、該ローラ電
極を回転させる電極回転機構と、前記ローラ電極に高周
波電流を供給する高周波電流供給装置と、を具備するこ
とを特徴とする丸鋸チップソー台金の焼入装置。 - 【請求項3】外周部にチップ取付部を有する台金が回転
可能にセットされる基台と、該基台にセットされた台金
の表裏面に当接し得る一対のローラ電極と、該ローラ電
極を回転させる電極回転機構と、前記ローラ電極を台金
の直径方向に移動させる電極移動機構と、前記ローラ電
極に高周波電流を供給する高周波電流供給装置と、を具
備することを特徴とする丸鋸チップソー台金の焼入装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17012595A JPH08336329A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 丸鋸チップソー台金の焼入方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17012595A JPH08336329A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 丸鋸チップソー台金の焼入方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08336329A true JPH08336329A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15899115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17012595A Pending JPH08336329A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 丸鋸チップソー台金の焼入方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08336329A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102876877A (zh) * | 2012-09-26 | 2013-01-16 | 山东黑旋风锯业有限公司 | 一种立式步进锯片基体淬火系统 |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP17012595A patent/JPH08336329A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102876877A (zh) * | 2012-09-26 | 2013-01-16 | 山东黑旋风锯业有限公司 | 一种立式步进锯片基体淬火系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051115 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20051222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060622 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |