JPH08337802A - 傾斜機能焼結材料の製造方法 - Google Patents

傾斜機能焼結材料の製造方法

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JPH08337802A
JPH08337802A JP7169384A JP16938495A JPH08337802A JP H08337802 A JPH08337802 A JP H08337802A JP 7169384 A JP7169384 A JP 7169384A JP 16938495 A JP16938495 A JP 16938495A JP H08337802 A JPH08337802 A JP H08337802A
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JP
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heat insulating
friction
insulating layer
vibration
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JP7169384A
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Koichi Tanno
浩一 丹野
Masanori Chiba
正紀 千葉
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車両、産業機械等のブレーキパッ
ド(摩擦パッド)、ライニングに使用される摩擦材料に
適用することができ、これらの材料が急激に加熱、冷却
された時にクラックの発生を防止することができる。熱
応力緩和型の傾斜機能材料に関する。 【構成】 2種類以上の材料を積層させ、これに振動を
付加させた後焼結させて得られることを特徴とする傾斜
機能を有する焼結材料、及び、2種類以上の材料を傾斜
的な分布になるように積層させ、これに振動を付加させ
た後焼結させて得られることを特徴とする傾斜機能を有
する焼結材料の製造方法。また、これらの傾斜機能を有
する焼結材料を裏金と摩擦材との間に積層させて得られ
た摩擦パッド

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾斜機能焼結材料に関
し、焼結時ならびに焼結体を加熱冷却した場合にクラッ
クの発生しない、熱応力緩和型の傾斜機能材料に関する
ものである。
【0002】例えば本発明は、車両、産業機械等のブレ
ーキバッド(摩擦パッド)、ライニングに使用される摩
擦材料に適用することができ、これらの材料が急激に加
熱、冷却された時にクラックの発生を防止することがで
きる。
【0003】即ち、本発明はセラミックス―金属のよう
に結合性が悪い又は熱膨張率が大きく異なる、又は密度
が大きく異なる機能性材料について適用されるものであ
り、特に高温加熱、冷却が頻繁に加えられるような材料
を使用する必要がある場合に効果を発揮するものであ
る。
【0004】
【従来の技術】近年、新しい機能材料として傾斜機能材
料が開発されている。これは主としてセラミックスと金
属間の熱膨張差によるクラック発生の防止を考慮したも
のであり、金型内に材料である粉末を1層ずつ積み上げ
て階段上の組成傾斜に充填し焼結するものである。
【0005】本発明はこのようなセラミックス、金属を
中心にした材料を取り扱う分野に関するものであるが、
以下焼結金属を用いた摩擦材料について従来の技術を説
明する。
【0006】従来、例えば高速車両、高重量の車両には
これを減速或いは停止させるためのブレーキ材料として
焼結金属材料が用いられている。これは焼結金属材料が
アスベスト等他の摩擦材よりも耐摩耗性に優れており、
苛酷な使用に耐えることができるためである。
【0007】しかし、焼結金属は熱伝導が大きいという
欠点があり、ブレーキをかけた際に熱が他の機材に伝わ
り損傷を与えたり、ブレーキ液等の液体に伝わりそれら
の温度を高めてベーパーロック現象等を起こすという問
題がある。
【0008】これを防止するために、一般的に断熱層を
設けて制動により発生した熱を遮断する方法が考え出さ
れている。例えば特開昭61―96226では断熱層と
して断熱繊維を含む材料を用いる方法が開示されている
し、特開平3―37431では裏金にセラミックスを溶
射して断熱する方法が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の異種の
材料を結合させる方法においては、熱膨張率等が異なる
材料をそのまま結合させたものであり、熱応力に対して
は充分に強いとはいえない。例えば高速車両のブレーキ
装置が制動中に水と接触した場合、摩擦層と断熱層の境
界面で亀裂が発生する恐れがある。
【0010】従って、本発明は急激な加熱冷却を受けた
場合においても、異種層の境界面にクラックが発生しな
いような焼結材料を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために成されたもので、(1)2種類以上の材料を
積層させ、これに振動を付加させた後焼結させて得られ
ることを特徴とする傾斜機能を有する焼結材料の製造方
法、(2)2種類以上の材料を傾斜的な分布になるよう
に積層させ、これに振動を付加させた後焼結させて得ら
れることを特徴とする傾斜機能を有する焼結材料の製造
方法、(3)積層材料の一部または全部を造粒或いは複
合化させることにより粒形、形状、密度をコントロール
した積層基材を用いた(1)又は(2)に記載の焼結材
料、(4)金属を含む摩擦材と裏金との間にセラミック
スを含む断熱層を積層させ、これに振動を付加させた後
焼結させて得られることを特徴とする傾斜機能を有する
摩擦パッド、(5)金属を含む摩擦材と裏金との間にセ
ラミックスを含む断熱層を積層させ、さらに摩擦材と断
熱層との間、あるいは裏金と断熱層との間に1種類以上
の材料を傾斜的な分布になるように積層させ、これに振
動を付加させた後焼結させて得られることを特徴とする
傾斜機能を有する摩擦パッド、(6)金属を含む摩擦材
と裏金との間にセラミックスを含む断熱層を積層させ、
さらに摩擦材と断熱層との間、或いは裏金と断熱層との
間に、2種類以上の材料を傾斜的な分布になるように積
層させ振動を付加させた傾斜機能を有する層を積層させ
た後焼結させて得られることを特徴とする傾斜機能を有
する摩擦パッド、(7)積層材料の一部または全部を造
粒或いは複合化させることにより粒径、形状、密度をコ
ントロールした摩擦材、断熱層、傾斜機能層を用いた
(4)又は(5)又は(6)に記載の摩擦パッド、であ
る。
【0012】本発明において、傾斜機能層或いは傾斜機
能を有する層とは、振動を付加したことにより異種材料
層間の境界付近の材料が混在し、明確な境界面がなくな
った層を指し、傾斜機能を有する焼結材料、傾斜機能を
有する摩擦パッドとは、それぞれ傾斜機能を有する層を
持つ焼結材料、傾斜機能を有する層を持つ摩擦パッドを
指す。
【0013】また本発明において、造流とは粉末原料を
均一な形状と大きさの粒状物にする操作を指し、複合化
とは2種類以上の粉末原料を溶融せずに均一に混合させ
る操作を指す。
【0014】本発明の傾斜機能焼結材料は、最も単純な
場合は図1のような工程により製造できる。プロセスA
は請求項1に対応し、プロセスBは請求項2に対応する
ものである。プロセスAはプロセスBに含まれるので以
下プロセスBについて詳細に説明する。
【0015】材料の配合、製造 2種類以上の材料、たとえば、材料aと材料bを製造す
る。材料aと材料bは配合成分が異なっているか、また
は配合成分が同じでも配合比率が異なっている。
【0016】2種類以上の材料とは、セラミックス粉末
と金属粉末を含むものが代表的で、本件に使用できるセ
ラミックスは次のようなものが挙げられる。
【0017】(1)酸化物 SiO2、Al23、Fe2
3、TiO2、CaO、MgO、K2O、Na2O、B2
3、ZrO2、Cr23、ZnO2、ZrO2・SiO2
(ケイ酸ジルコニウム)、Al23・SiO2(ムライ
ト) (2)窒化物 Si34、BN、TiN (3)炭化物 SiC、WC、B4C、TiC (4)ホウ化物(上記と重複)(BN、B4C、B
23
【0018】又、金属としては次のものが挙げられる。 (1)Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Z
n、Mo、Ag、Sn、W、Au、pb (2)(1)の金属を主成分とする合金(ステンレス、
真鍮等)
【0019】また、材料aと材料bを構成する成分はそ
れぞれ造粒あるいは複合化させてその粒径、形状、密度
をコントロールして傾斜機能付与に都合のよいものにす
ることができる。
【0020】これは、本発明の目的が振動付加すること
によって各層の境界付近の粉末を混在させて熱応力の緩
和を図ることにあり、例えば小径粒子を上層側に大径粒
子を下層側に充填しこれに振動を付加すると小径粒子が
大径粒子の間に潜り込む特性(フィルタ効果)を利用し
たものである。
【0021】造粒方法については転動造粒、流動層造
粒、撹拌造粒等の混合造粒、圧縮造粒、押出し造粒、破
解造粒等の強制造粒、溶融造粒等の熱利用造粒が挙げら
れる。
【0022】また複合化方法についてはクリプトロン処
理、ハイブリダイゼーション処理、メカノフュージョン
処理等の方法が挙げられる。
【0023】尚、粒径比或いは密度比があまり大きすぎ
る場合は小径粒子或いは高密度粒子が粗大粒子、低密度
粒子の空隙を速い速度で流下し、反転した2層分離状態
となる。このため適切な選択をすることが必要である。
【0024】階層充填するための材料の製造 2種類以上の材料を傾斜的な分布になるよう積層させる
ため、材料aと材料bを用いて配合比a:bが異なる1
種類または複数種類の材料を製造する。
【0025】しかし、後工程で行なう振動付加の振動
数、振幅により境界付近の粉末がよく混在されるので必
ずしもこの階層充填するための材料は必要としない。
【0026】充填、振動付加 例えば図2に示す通りダイス1の下パンチ2に支えられ
たスペーサー3の上に直接配合比率ごとに階層充填さ
せ、粉体層4をつくり、これに振動を付加する。
【0027】或いは図4に示す通り薄肉セル5に材料を
積層充填させた後スピーカー6で振動付加し、そのセル
をいったんダイスに充填し、その後セルのみ除去する。
図3に円筒セルと配合比ごとの粉末階層充填の模式図を
示す。
【0028】振動付加の条件は材料の種類、量、ダイス
の質量等によって異なるが、おおよそ振動数30〜50
0Hz,振幅0.1〜5μm,振動時間5〜120秒の
範囲である。
【0029】振動付加によって階層界面が不明瞭となる
が、その程度は振動付加の条件によって異なり、その後
の焼結工程に影響を与える。
【0030】焼結 焼結については従来一般に行なわれている方法が使用で
きる。
【0031】又、上記のプロセスを断熱層を含む焼結金
属摩擦パッドへ応用した典型的な製造工程図を図9に示
す。摩擦パッドの基本的な構成は、金属を含む摩擦材、
セラミックスを含む断熱層、裏金であり、断熱層は摩擦
材表面で発生した熱を裏金に伝えにくくする役目を持っ
ている。
【0032】プロセスCは請求項4に対応するもので最
も単純なものである。その工程は金属を含む摩擦材と裏
金との間にセラミックスを含む断熱層を積層させ、これ
に振動を付加させた後、焼結するものである。
【0033】振動付加の目的は、摩擦材と断熱層の境界
付近の材料を混在させて熱応力の緩和を図ることであ
り、材料を造粒或いは複合化することによるフィルター
効果を利用することも可能である。
【0034】また、後述のプロセスD,Eも同様である
が、振動付加の条件はおおよそ振動数30〜500H
z,振幅0.1〜5μm,振動時間5〜120秒の範囲
である。
【0035】プロセスDは請求項5に対応するもので、
プロセスCにおいて摩擦材と断熱層との間、或いは裏金
と断熱層との間に傾斜的な分布になるように1種類また
は複数種類の材料を積層させるものである。
【0036】摩擦材と断熱層との間に積層させる傾斜材
料は、摩擦材に使用される材料と断熱層に使用される材
料の中間的な性質の材料になる。例えば摩擦材がCu
100%,断熱層がZrO2 100%で構成される場
合、傾斜材料層が1層ならばその層はCu 50%,Z
rO2 50%の混合層になり、傾斜材料層が2層なら
ば第1層はCu 67%,ZrO2 33%の混合層、
第2層はCu 33%,ZrO2 67%の混合層にな
ることが理想的である。また裏金と断熱層との間に積層
させる傾斜材料も同様である。
【0037】このように傾斜材料を用いた理由は、境界
付近の材料を混在しやすくさせ傾斜機能層を作りやすく
するためである。
【0038】プロセスEは予め傾斜材料層に振動付加を
与え、その後摩擦材と断熱層の間、或いは裏金と断熱層
の間にこれを積層させ、焼結するものである。
【0039】プロセスD、Eにおいては、傾斜材料は摩
擦材―断熱層間、裏金―断熱層間の両方またはどちらか
片方に使用することができる。
【0040】次にプロセスEを例にして各工程の詳細に
ついて説明する。
【0041】図9において、配合工程における材料の混
合は、ボールミル,Vミキサ,オングミル等を使用し均
一に混合する。
【0042】傾斜機能材の配合、充填は、金属粉末とセ
ラミックス粉末の割合を段階的に変化させた組成の混合
品を積層する。このとき粒径の大きな粉末または密度の
小さな粉末の割合が大きい組成から順に下層から上層へ
と積層する。
【0043】後工程で摩擦材、断熱材、裏金と結合する
際に傾斜機能部を金属の割合が大きい層が摩擦材あるい
は裏金と接するように設置する。
【0044】傾斜機能部に使用するセラミックス粉末
は、酸化物,窒化物あるいはホウ化物の何れを使用して
も良い。その際に、使用する金属粉末は摩擦材母材或い
は裏金に使用している素地金属が好ましい。
【0045】振動付加は振動数30〜500Hz,振幅
0.1〜5.0μm,振動時間5〜120秒(s)の範
囲である。
【0046】次に傾斜機能層のみを第1成型する。成型
条件は0〜4tf/cm2、10〜30s程度でよい。
これは材料の形を整えるための予備成型で行わなくても
よい。
【0047】次いで摩擦材、傾斜機能部、断熱材、傾斜
機能部、裏金の順に積層させた後1―4tf/cm2
10―30sで第二成型を行って、これらを必要に応じ
一体成型してもよい。
【0048】焼結は真空中または不活性ガス中で、 焼結温度 Cu系780―900℃、Fe系1050―
1500℃ 加圧力 0―100kgf/cm2 で行う。時間は1時間程度(30分〜90分程度)であ
る。
【0049】金属プレートとの接合は、焼結時にCuメ
ッキを行ったプレートと拡散接合によるもの、または、
焼結後にリベット止めなどによって行っても良い。
【0050】
【実施例】
【0051】
【実施例1】 ダイスの上層側にジルコニア粉末、下層側にステンレ
ス粉末、その中間に配合比が10%ずつ異なるジルコニ
ア粉末/ステンレス粉末の複合粒子の層を9層充填した
(図2,図3)。各々の粉末材料はメカノフュージョン
処理(複合化)されたものを使用した。
【0052】次に振動試験機にて振動数100Hz,振
幅0.5μm,振動時間60秒の条件で振動を付加し
た。これを粉末の種類の相違による焼結収縮による寸法
変化を避けるためホットプレス焼結した。焼結温度は1
100℃、加圧力10kgf/cm2で1時間行った。
【0053】次に図4に示す高分子製のフィルムで作
成した円筒状セル5にと同様に粉末を充填した。
【0054】これをフルレンジスピーカーで振動数50
Hz,振幅0.5μm,振動時間15秒の条件で加振し
た後、これを図5に示すダイスに装填した。上パンチ7
をセットしてから図6に示すようにそのままダイスを上
下反対にしてセルを抜き取った。これをホットプレスし
て焼結体を作製した。焼結条件はと同じである。
【0055】このようにして配合比の異なる複合粒子を
段階的に層状に充填したものに振動を付加して焼結した
場合に、振動の付加条件によって焼結時あるいはその後
の熱落差試験(一方を冷却、一方を加熱する試験)でセ
ラミックス側を1600℃に加熱しても熱応力によるク
ラックの発生しない良好な焼結体を作製することができ
た。
【0056】焼結体の断面組織をX線走査分析(EPM
A)してみると、振動付加しない場合に各層の境界が明
瞭で段階状であるのに対し、振動付加したものは連続的
な組成勾配に近づいていることがわかった。このことか
ら振動の効果が確かめられた。
【0057】また、ボールミルによる混合のみの粒子混
合よりもメカノフュージョン処理を施した複合粒子を用
いた方が熱応力緩和効果が大きい傾向があることも確か
められた。
【0058】図10(試料A)、図11(試料B)、図
12(試料C)は焼結体の組織を示す写真である。
【0059】試料Aは振動付加をしないもの、試料B、
Cは振動付加をしたもので、さらにCは複合粒子を用い
たものである。試料Aは大きなクラックが生じたが、試
料Bは微小な内部クラックが発生し、試料Cはクラック
の発生は見られなかった。
【0060】
【実施例2】本発明の摩擦パッドへの応用例を以下に述
べる。
【0061】以下の実施例では摩擦材と断熱層間のみに
ついて実施した。
【0062】摩擦パッドは図7に模式的に示すように、
裏金11の上に、摩擦材12が設けられ、その両者の間
に本発明の傾斜機能焼結材料13を断熱層として設け
る。
【0063】ここで使用する摩擦材は、焼結摩擦材料で
一般的なCu系の摩擦材料での例を示す。組成を第1表
に示す。その他第2表に示す組成のものも用いた。
【0064】
【表1】
【0065】ダイスの上層側にCu 30―ZrO2
0の重量比率の混合粉末を配し、その下側にはその配合
比が10%ずつ変化させた混合品をCu 90―ZrO2
10までの7層充填する。組成を第3表(A)に示
す。
【0066】ここで使用した原料は、Cuが中心粒径7
0μm、ZrO2が中心粒径15μmのものを使用し
た。ZrO2の代わりにSiO2を用いたものもテストし
た。SiO2の中心粒径は10μmである。組成を第3
表(B)に示す。
【0067】以下、第2表の組成の摩擦材に第3表のA
またはBの傾斜機能部の材料を組合せて1A〜8Bの実
施例の摩擦パッドを作製した。
【0068】振動発振器により所定条件加振した後成型
する。振動数150Hz、振幅1μm、時間60秒とし
た。その成形体を上下反転し、摩擦材組成の混合品を投
入して成型し一体品とする。その一体成型体を焼結温度
820℃、加圧力10kgf/cm2、1時間の条件に
て、焼結する。
【0069】尚、金属プレートとの一体化は焼結時に成
型体と一体化して拡散接合を行っても、リベットを用い
て機能的に接合を行っても良い。
【0070】このように配合比の異なる混合粉を段階的
に層状に充填したものに振動を付加して焼結した場合に
は、焼結時あるいは亀裂試験(バーナ加熱試験)で熱応
力によるクラックの発生しない良好な焼結体を作成する
ことができた。
【0071】また実施例1Aと1Bで振動を付加しない
比較例9A、9B及び第3表の傾斜機能部の材料を用い
ず振動を付加しない比較例10を同様に作製した。
【0072】この際、振動を付加せずに作成したもの
は、バーナ加熱試験を実施した際に組成不連続面で亀裂
が発生した。
【0073】亀裂試験(バーナ加熱試験)は、金属プレ
ート側を氷を使用して冷却しながら、摩擦材表面をバー
ナーにて加熱。摩擦材表面は、650℃まで上昇させ
た。
【0074】また、断熱効果については400℃に加熱
した熱板上に摩擦材料面を下にして2分間放置した後の
金属プレート面温度を図8に示す。
【0075】傾斜機能なしのもの(10)で325℃ま
で上昇した。それに対して、傾斜機能を採用したものは
230℃、加振したものは225℃となり断熱効果も認
められた。
【0076】
【表2】
【0077】
【表3】
【0078】
【発明の効果】本発明により、焼結時ならびに焼結体を
加熱冷却した場合に、クラックの発生しない、傾斜機能
材料が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】傾斜機能焼結材料の製造工程を示す説明図。
【図2】ダイスと粉末充填を示す説明図。
【図3】円筒セルと配合比ごとの粉末階層充填を示す説
明図。
【図4】スピーカを用いた振動付加を示す説明図。
【図5】粉末充填セル装填の状態を示す説明図。
【図6】ダイスを上下反転させセルを除去する状態を示
す説明図。
【図7】摩擦パッドを示す説明図。
【図8】焼結体の断面組織をX線走査分析(EPMA)
した結果を示す説明図。
【図9】傾斜機能焼結材料の典型的な製造工程を示す説
明図。
【図10】実施例1の金属焼結体(試料A)の組織を示
す写真。
【図11】実施例1の金属焼結体(試料B)の組織を示
す写真。
【図12】実施例1の金属焼結体(試料C)の組織を示
す写真。
【符号の説明】
1 ダイス 2 下パンチ 3 スペーサ 4 配合比ごとに階層充填した粉体層 5 粉体充填セル 6 スピーカ 7 上パンチ 10 摩擦パッド 11 裏金 12 摩擦材 13 傾斜機能部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種類以上の材料を積層させ、これに振
    動を付加させた後焼結させて得られることを特徴とする
    傾斜機能を有する焼結材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 2種類以上の材料を傾斜的な分布になる
    ように積層させ、これに振動を付加させた後焼結させて
    得られることを特徴とする傾斜機能を有する焼結材料の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 積層材料の一部または全部を造粒或いは
    複合化させることにより粒形、形状、密度をコントロー
    ルした積層基材を用いた請求項1又は2に記載の焼結材
    料。
  4. 【請求項4】 金属を含む摩擦材と裏金との間にセラミ
    ックスを含む断熱層を積層させ、これに振動を付加させ
    た後焼結させて得られることを特徴とする傾斜機能を有
    する摩擦パッド。
  5. 【請求項5】 金属を含む摩擦材と裏金との間にセラミ
    ックスを含む断熱層を積層させ、さらに摩擦材と断熱層
    との間、あるいは裏金と断熱層との間に1種類以上の材
    料を傾斜的な分布になるように積層させ、これに振動を
    付加させた後焼結させて得られることを特徴とする傾斜
    機能を有する摩擦パッド。
  6. 【請求項6】 金属を含む摩擦材と裏金との間にセラミ
    ックスを含む断熱層を積層させ、さらに摩擦材と断熱層
    との間、或いは裏金と断熱層との間に、2種類以上の材
    料を傾斜的な分布になるように積層させ振動を付加させ
    た傾斜機能を有する層を、積層させた後焼結させて得ら
    れることを特徴とする傾斜機能を有する摩擦パッド。
  7. 【請求項7】 積層材料の一部または全部を造粒或いは
    複合化させることにより粒径、形状、密度をコントロー
    ルした摩擦材、断熱層、傾斜機能層を用いた請求項4又
    は5又は6に記載の摩擦パッド。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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