JPH08338460A - 車両用ディスクブレーキのブレーキパッド - Google Patents

車両用ディスクブレーキのブレーキパッド

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JPH08338460A
JPH08338460A JP14790195A JP14790195A JPH08338460A JP H08338460 A JPH08338460 A JP H08338460A JP 14790195 A JP14790195 A JP 14790195A JP 14790195 A JP14790195 A JP 14790195A JP H08338460 A JPH08338460 A JP H08338460A
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JP
Japan
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friction material
disk rotor
resin mold
high carbon
back plate
Prior art date
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JP14790195A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Yoda
潔 依田
Makoto Aoki
誠 青木
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Astemo Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動作用時の摩擦熱によって摩擦材側面に発
生するクラックの防止加工を工程数を増やすことなく行
う。 【構成】 裏板2に固着されるレジンモールド摩擦材5
のディスクロータ外周側面とディスクロータ回出側面と
に、レジンモールド摩擦材5よりも炭素含有量の多い高
炭素摩擦材6を配置し、両者を加圧熱成形により一体化
して裏板2に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ディスクブレー
キのブレーキパッドに関し、詳しくはブレーキパッドの
摩擦材側面にクラックが発生するのを防止した車両用デ
ィスクブレーキのブレーキパッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、摩擦材をレジンモールドで形成
したブレーキパッドは、フェノール・レジン、各種繊
維、有機剤、金属、研削剤、潤滑剤等の各種原材料を混
合して、全体の成分を均一化し、これを予備成形してブ
レーキパッドの裏板に配置し、加圧熱成形により裏板に
固着している。
【0003】ところで、この種の摩擦材は、制動作用時
に発生する摩擦熱によって温度が上昇するが、この温度
上昇は、摩擦面が一番高く摩擦面から遠ざかるにつれて
下降する。また、摩擦材の側面は、空気に晒されていて
中央部に比べて冷却されやすいから、摩擦面から裏板方
向へ急激に温度が下降し、摩擦面近傍と裏板近傍とでは
摩擦材の熱膨張量に大きな差を生じ、摩擦材側面にクラ
ックを発生させる原因となる。このため、クラックの発
生を防止する技術として、例えば、特開平6−5835
0号公報に開示されたものがある。
【0004】これは、摩擦材の側面をそれよりも熱伝導
性の良好な材料でコーティングし、摩擦材の摩擦面に発
生した熱がコーティング材を媒介として摩擦材の側面に
伝達され易くし、摩擦材の側面の温度差を軽減するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このコーティ
ング加工は、摩擦材形成後に行われるから工程数が増え
るとともに、コーティング材の厚さに限界があるところ
から、クラックの防止に十分対応しきれなかった。
【0006】そこで本発明は、工程数を増やすことなく
クラック防止加工を施した車両用ディスクブレーキのブ
レーキパッドを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、請求項1の発明では、裏板にレジンモ
ールド摩擦材を固着した車両用ディスクブレーキのブレ
ーキパッドにおいて、前記レジンモールド摩擦材の少な
くともディスクロータ外周側面とディスクロータ回出側
面とに、レジンモールド摩擦材よりも炭素含有量の多い
高炭素摩擦材を配置し、該高炭素摩擦材と前記レジンモ
ールド摩擦材とを加圧熱成形により一体化して前記裏板
に固着したことを特徴とし、また、請求項2の発明で
は、前記高炭素摩擦材の炭素分をカーボン繊維としたこ
とを特徴としている。
【0008】
【作 用】上記請求項1の構成によれば、摩擦材の摩擦
面に発生した熱が、高炭素摩擦材の炭素分を媒介として
摩擦材の側面に伝達され易くなり、摩擦面近傍と裏板近
傍との温度差を抑え、クラックの発生を防止する。ま
た、請求項2の構成によれば、カーボン繊維によって高
炭素摩擦材の強度が向上してクラックの発生が防止で
き、さらに、レジンモールド摩擦材と高炭素摩擦材との
結合をより強くする。
【0009】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
て、さらに詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の第1実施例を示すもので、
ブレーキパッド1は、金属製裏板2に、車輪と一体に回
転するディスクロータ3に摺接する摩擦材4を固着して
いる。摩擦材4は、全体の70%の面積を占めるレジン
モールド摩擦材5と、該レジンモールド摩擦材5のディ
スクロータ外周側面とディスクロータ回出側面とに設け
られる高炭素摩擦材6とで構成されている。
【0011】レジンモールド摩擦材5は、アラミドファ
イバー、ロックウール、金属ファイバー、金属粉、セラ
ミックス粉、硫酸バリウム、カーボン繊維等に結合剤と
してフェノール・レジンを混合して形成される。高炭素
摩擦材6は、前記レジンモールド摩擦材5よりも炭素分
としてのカーボン繊維を多く含有している。
【0012】この高炭素摩擦材6とレジンモールド摩擦
材5とは、金型にレジンモールド摩擦材5の原材料を入
れ、さらにレジンモールド摩擦材5のディスクロータ外
周側面とディスクロータ回出側面とに、高炭素摩擦材6
の原材料を入れて予備成形し、両者を加圧熱成形により
一体的に裏板2に固着して摩擦材4を形成するか、また
は、予備成形したレジンモールド摩擦材5のディスクロ
ータ外周側面とディスクロータ回入側面とに、予備成形
した高炭素摩擦材6を配置し、レジンモールド摩擦材5
と高炭素摩擦材6とを加圧熱成形により一体化して裏板
2に固着して摩擦材4を形成する。
【0013】このように構成されたブレーキパッド1
は、本出願人が実施した20〜30秒間隔の制動テスト
において、図2に示されるように、摩擦材4のディスク
ロータ外周側面とディスクロータ回出側面の温度Aが従
来の摩擦材の温度Bよりも低く、制動を繰返してもクラ
ックの発生温度領域まで上昇しない。
【0014】これは、摩擦材4の摩擦面に発生した熱
が、高炭素摩擦材6のカーボン繊維を媒介として摩擦材
4のディスクロータ外周側面とディスクロータ回出側面
に伝達され易くなり、摩擦材4側面の温度上昇を抑える
からである。
【0015】したがって、摩擦材4のディスクロータ外
周側面とディスクロータ回出側面の摩擦面近傍と裏板近
傍との温度差が少なくなり、摩擦材4側面のクラックの
発生を防止することができる。
【0016】また、高炭素摩擦材6は、カーボン繊維に
よって強度が向上してクラックの発生を低減でき、さら
に、一体化される際にカーボン繊維によってレジンモー
ルド摩擦材5との結合をより強くする。
【0017】さらに、レジンモールド摩擦材5のディス
クロータ外周側面とディスクロータ回出側面とに、高炭
素摩擦材6をそれぞれ配置して、両者を加圧熱成形によ
り一体化して裏板2に固着するから、工程数を増やすこ
となく製造でき、しかも、高炭素摩擦材6の厚さを任意
に設定できる。
【0018】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
ブレーキパッド10は、レジンモールド摩擦材11のデ
ィスクロータ外周側面、ディスクロータ回入側面及びデ
ィスクロータ回出側面に、高炭素摩擦材12をそれぞれ
配置し、両者を加圧熱成形により一体化して摩擦材13
を構成して裏板14に固着している。
【0019】この構成により、前記第1実施例の効果に
加えて、ディスクロータの両側に対向配置されるブレー
キパッドの共用化が図れる。
【0020】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
ブレーキパッド20は、レジンモールド摩擦材21のデ
ィスクロータ外周側面、ディスクロータ回入側面、ディ
スクロータ回出側面及びディスクロータ内周側面に、高
炭素摩擦材22をそれぞれ配置し、両者を加圧熱成形に
より一体化して摩擦材23を構成して裏板24に固着し
ている。
【0021】図5は本発明の第4実施例を示すもので、
ブレーキパッド30は、摩擦材31の中央部に、ディス
クロータ32の径方向のスリット33を入れて左側摩擦
材31aと右側摩擦材31bとに分割したもので、両摩
擦材31a,31bのレジンモールド摩擦材34のディ
スクロータ外周側面とディスクロータ回出側面とに高炭
素摩擦材35をそれぞれ配置し、加圧熱成形により一体
化して摩擦材31を構成して裏板36に固着している。
【0022】図6は本発明の第5実施例を示すもので、
ブレーキパッド40は、摩擦材41の中央部に、ディス
クロータ42の径方向のスリット43を入れて左側摩擦
材41aと右側摩擦材41bとに分割したもので、両摩
擦材41a,41bのレジンモールド摩擦材44のディ
スクロータ外周側面、ディスクロータ回入側面、ディス
クロータ回出側面及びディスクロータ内周側面に高炭素
摩擦材45をそれぞれ配置し、加圧熱成形により一体化
して摩擦材41を構成して裏板46に固着している。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用デ
ィスクブレーキのブレーキパッドは、裏板に固着される
レジンモールド摩擦材の少なくともディスクロータ外周
側面とディスクロータ回出側面とに、レジンモールド摩
擦材よりも炭素含有量の多い高炭素摩擦材を配置し、両
者を加圧熱成形により一体化して裏板に固着したので、
摩擦材の摩擦面に発生した熱が、高炭素摩擦材の炭素分
を媒介として摩擦材の側面に伝達され易くなり、摩擦面
近傍と裏板近傍との温度差を少なくして、クラックの発
生を防止することができる。また、工程数を増やすこと
なく製造でき、しかも、高炭素摩擦材の厚さを任意に設
定できる。
【0024】さらに、高炭素摩擦材の炭素分をカーボン
繊維とすることにより、カーボン繊維によって高炭素摩
擦材の強度が向上してクラックの発生が防止でき、さら
に、レジンモールド摩擦材と高炭素摩擦材との結合をよ
り強くする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示すブレーキパッドの
正面図である。
【図2】 本発明のブレーキパッドと従来のブレーキパ
ッドとの制動テストにおける温度上昇を表したグラフ図
である。
【図3】 本発明の第2実施例を示すブレーキパッドの
正面図である。
【図4】 本発明の第3実施例を示すブレーキパッドの
正面図である。
【図5】 本発明の第4実施例を示すブレーキパッドの
正面図である。
【図6】 本発明の第5実施例を示すブレーキパッドの
正面図である。
【符号の説明】
1,10,20,30,40…ブレーキパッド、2,1
4,24,36,46…裏板、3,32,42…ディス
クロータ、4,13,23,31,41…摩擦材、5,
11,21,34,44…レジンモールド摩擦材、6,
12,22,35,45…高炭素摩擦材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏板にレジンモールド摩擦材を固着した
    車両用ディスクブレーキのブレーキパッドにおいて、前
    記レジンモールド摩擦材の少なくともディスクロータ外
    周側面とディスクロータ回出側面とに、レジンモールド
    摩擦材よりも炭素含有量の多い高炭素摩擦材を配置し、
    該高炭素摩擦材と前記レジンモールド摩擦材とを加圧熱
    成形により一体化して前記裏板に固着したことを特徴と
    する車両用ディスクブレーキのブレーキパッド。
  2. 【請求項2】 前記高炭素摩擦材の炭素分をカーボン繊
    維としたことを特徴とする請求項1記載の車両用ディス
    クブレーキのブレーキパッド。
JP14790195A 1995-06-14 1995-06-14 車両用ディスクブレーキのブレーキパッド Pending JPH08338460A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264532A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Advics Co Ltd 車両用ドラムブレーキのブレーキシュー
CN104457471A (zh) * 2014-12-05 2015-03-25 东莞市海旭新材料技术有限公司 一种汽车检具及其制造方法

Cited By (3)

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JP2009264532A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Advics Co Ltd 車両用ドラムブレーキのブレーキシュー
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