JPH08338679A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH08338679A
JPH08338679A JP14733795A JP14733795A JPH08338679A JP H08338679 A JPH08338679 A JP H08338679A JP 14733795 A JP14733795 A JP 14733795A JP 14733795 A JP14733795 A JP 14733795A JP H08338679 A JPH08338679 A JP H08338679A
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JP
Japan
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dew
humidity sensor
heating means
output
refrigerator
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Application number
JP14733795A
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English (en)
Inventor
Yasuzo Ishine
靖三 石根
Minoru Tenmyo
稔 天明
Hiroko Hongo
裕子 本郷
Atsushi Kusunoki
敦 楠
Kosaku Adachi
幸作 足立
Keimei Asakura
啓明 朝倉
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、結露を早期に精度よく検知し、露
払いないしは防露に要するエネルギ消費を低減すること
を目的とする。 【構成】 冷凍室4に隣接した筐体1の仕切り部分1a
等に配置され結露を検知する湿度センサ6aと、露払い
もしくは防露を行う加温手段と、湿度センサ6aの出力
に基づいて加温手段の入力を制御する制御手段とを有す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫に係り、特にその
露付き防止技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防露対策が施された従来の冷蔵庫として
は、例えば図11及び図12に示すようなものがある。
冷蔵庫は庫内が冷却されるため、特にその扉が当接する
冷蔵庫本体側のガスケット近傍で結露が生じ易い。これ
に対し、この従来例では冷蔵庫本体21側の扉当接面に
冷凍サイクルにおける高圧(高温)側の一部のパイプ2
2を引き回し、冷凍サイクルの稼働時にその扉当接面周
辺を加温して防露を行うようにしている。また、これに
電気ヒータ(図示せず)を併用し、冷凍サイクルの停止
時にはその電気ヒータに通電して扉当接面周辺の温度低
下に対応させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、周囲の環境、
特に温度、湿度についての把握は行われずに常時、高
温、高湿を想定して安全サイドで電気ヒータへの通電制
御等が行われていた。このため、高温、高湿でない場合
は必要以上の電力を消費していた。空調されている近年
の室内では、大半の場合がこのような高温、高湿でない
場合に当たるため、より電力消費の少ない防露、露払い
技術が求められていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、結露感知部の誤動作を防止し、結露を早期に精度よ
く検知して露払いないしは防露に要するエネルギ消費を
低減することのできる冷蔵庫を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、冷凍室に隣接した筐体の仕
切り部分、壁面部又は扉部分に配置され、結露を検知す
る湿度センサと、前記結露の露払いもしくは防露を行う
加温手段と、前記湿度センサの出力に基づいて前記加温
手段の入力を制御する制御手段とを有することを要旨と
する。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記湿度センサの感受部は下方に開
口させてなることを要旨とする。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記湿度センサは、前記露払いの完
了時の出力を湿度ゼロとしてゼロ点を更新するように構
成してなることを要旨とする。
【0008】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記制御手段は、前記露払いの完了
時における前記湿度センサの出力が所定値を超えたとき
は適宜の告知を行うように構成してなることを要旨とす
る。
【0009】請求項5記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記制御手段は、前記加温手段の加
温により前記湿度センサの出力の低下が停止した時を露
払い完了直前と判断し、その後、前記加温手段による加
温を一定時間行い、この一定時間の経過時を露払い完了
と判断するように構成してなることを要旨とする。
【0010】請求項6記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記制御手段は、前記湿度センサの
上限出力時間変化率を予め記憶し、当該湿度センサの出
力時間変化率が前記上限出力時間変化率を超えたときを
結露以外の濡れと判断するように構成してなることを要
旨とする。
【0011】請求項7記載の発明は、上記請求項6記載
の冷蔵庫において、前記加温手段を、前記湿度センサを
加温する湿度センサ用加温手段と他の加温手段とで構成
し、前記制御手段は、前記濡れと判断したとき、前記湿
度センサで露払い完了が検知されるまで前記湿度センサ
用加温手段を稼働し、前記他の加温手段は所定時間稼働
させた後を以って前記湿度センサの初期化と判断するよ
うに構成してなることを要旨とする。
【0012】請求項8記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記制御手段は、前記湿度センサの
出力により結露を検知した後の当該出力増加の急激な低
下から露垂れを検知し、この露垂れ検知時から前記加温
手段を稼働させるように構成してなることを要旨とす
る。
【0013】請求項9記載の発明は、冷凍室に隣接した
筐体の仕切り部分を含む扉当接面近傍を低温側、コンプ
レッサを高温側として構成されたサーモサイフォン型の
防露パイプと、前記扉当接面近傍の結露もしくは露垂れ
を検知する湿度センサと、前記コンプレッサ近傍におけ
る前記防露パイプ上に設けられた加熱手段と、前記湿度
センサで結露もしくは露垂れを検知したとき前記加熱手
段を稼働させる制御手段とを有することを要旨とする。
【0014】請求項10記載の発明は、上記請求項9記
載の冷蔵庫において、前記防露パイプにおける前記コン
プレッサ及び前記加熱手段との各熱交換箇所は、前記防
露パイプの最底部よりも高い位置に設定してなることを
要旨とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明において、露付きが生じ易
い冷凍室に隣接した筐体の仕切り部分、壁面部又は扉部
分に湿度センサを配置することにより結露が早期に検知
され、露払いの必要なこの結露検知時に加温手段に入力
を行うことで露払いに要するエネルギ消費を低減するこ
とが可能となる。
【0016】請求項2記載の発明において、湿度センサ
の感受部を下方に開口させることにより、冷蔵庫正面か
らの液体飛散、扉を垂れる液体等がその感受部に入るこ
とがなく結露感知部である湿度センサの感度劣化ないし
は誤動作が防止される。
【0017】請求項3記載の発明において、湿度センサ
は、露払いの完了時の出力を湿度ゼロとしてゼロ点を更
新することで、センサ表面の汚れ等による出力オフセッ
ト分が補償され、結露が精度よく検知される。
【0018】請求項4記載の発明において、制御手段
は、露払い完了時における湿度センサの出力が所定値を
超えたときは適宜の告知を行うことで、ユーザに対し湿
度センサのメンテナンスが促され、ゼロ点オフセットが
限りなく増加することによる誤動作が防止される。
【0019】請求項5記載の発明において、制御手段
は、加温手段の加温により湿度センサの出力の低下が停
止した時を露払い完了直前と判断し、その後、加温手段
による加温を一定時間行い、この一定時間の経過時を露
払い完了と判断することで、露残りが防止されて確実な
露払いを行うことが可能となる。
【0020】請求項6記載の発明において、制御手段
は、湿度センサの上限出力時間変化率を予め記憶し、そ
の湿度センサの出力時間変化率が前記上限出力時間変化
率を超えたときは結露以外の水などによる濡れと判断す
ることで、ユーザに対しアラーム等でメンテナンスを促
すことができ、湿度センサの誤動作を防止することが可
能となる。
【0021】請求項7記載の発明において、制御手段
は、上記の濡れと判断したとき、湿度センサで露払い完
了が検知されるまで湿度センサ用加温手段を稼働し、他
の加温手段は所定時間稼働させた後を以って湿度センサ
の初期化と判断することにより、結露以外の濡れによる
異常時において濡れの除去とともに湿度センサの自動復
帰が可能となる。
【0022】請求項8記載の発明において、露垂れが検
知された時から加温手段を稼働させることにより、若干
の結露は許容する省エネ主体の運転モードが実現され
る。
【0023】請求項9記載の発明において、冷凍室に隣
接した筐体の仕切り部分を含む扉当接面近傍を低温側、
コンプレッサを高温側としたサーモサイフォン型の防露
パイプを設け、これにさらに扉当接面近傍の結露もしく
は露垂れを検知する湿度センサを設けるとともにコンプ
レッサ近傍における上記の防露パイプ上には加熱手段を
設け、その湿度センサで結露もしくは露垂れを検知した
とき加熱手段を稼働させることにより、低室温時におい
ても確実に露払いを行うことが可能となる。
【0024】請求項10記載の発明において、上記の防
露パイプにおけるコンプレッサ及び加熱手段との各熱交
換箇所は、防露パイプの最底部よりも高い位置に設定す
ることにより、防露パイプ内の作動流体が効率よく一方
向に循環し、熱搬送効果が向上して確実な露払いが行わ
れる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1ないし図8は、本発明の第1実施例を示す図
である。なお、この第1実施例を、各請求項に対応させ
て実施例1〜8として順に説明する。
【0026】実施例1 図1ないし図3を用いて説明する。図1において、1は
筐体、2は扉であり、筐体1は大きく分けて4室に仕切
られ、上から冷蔵室3(平均温度は約+3℃)、第1冷
凍室4a(同、約−20℃)、第2冷凍室4b(同、約
−20℃)、野菜室5(同、約+5℃)で構成されてい
る。以下、第1冷凍室4aと第2冷凍室4bを含めて冷
凍室4と云う。冷蔵庫は庫内が冷却されるため、特に温
度が低くなる冷凍室4に隣接した筐体1の横仕切り板1
a、壁面又は扉2の部分に結露が生じ易い。本実施例で
は、この結露の生じ易い横仕切り板1aの部分と図2に
示すように扉2の下面部2aに結露感知部となる湿度セ
ンサ6a,6bが設置されている。このように図では湿
度センサ6a,6bは2個設けられているが、その何れ
か一方、又は冷凍室4の引き出し扉の部分に組み込んで
もよい。ただ引き出し扉の部分に組み込んだ場合は本体
側との間に信号授受のためのケーブルが必要となるため
使い勝手が悪くなるおそれがある。また上記と同様の結
露の生じ易い部分に露払いもしくは防露を行うための加
温手段としての防露ヒータ7が設置されている。図で
は、防露ヒータとして扉2の下面部2aにおける湿度セ
ンサ6bの周囲に第1のヒータ7aが配置され、その直
ぐ近傍に第2のヒータ7bが配置されている(図2)。
図3は、防露ヒータ7の制御系を示している。湿度セン
サ6の検知信号が制御手段としての制御部8に入力さ
れ、その検知信号に基づく制御部8からの制御信号によ
りスイッチング素子9がオンし、リレー10が作動して
電源11から防露ヒータ7に所要の電力が入力するよう
になっている。なお図2の第1のヒータ7aと第2のヒ
ータ7bとは、制御部8からの制御信号によりリレー1
0a,10bを介して各別に制御されるようになってい
る。
【0027】次に本実施例の作用を説明する。露付きが
生じ易い冷凍室4に隣接した筐体1の横仕切り板1aの
部分と扉2部分に湿度センサ6a,6bを配置すること
により、結露が早期に検知され、この湿度センサ6a,
6bの出力が一定の値を超えたときに制御部8からの制
御信号により防露ヒータ7に入力を行うことで、早期の
露払いの実行が可能となる。
【0028】上述したように、本実施例によれば冷蔵庫
の露払い要求時のみに露払い動作を行うために不必要な
電力の消費を低減することが可能となる。
【0029】実施例2 図4を用いて説明する。湿度センサ6は、基盤12上に
電極13、吸水ポリマ14及び通気性フィルタ15を順
次積層した積層構造となっており、図2に示したよう
に、感受部である通気性フィルタ15側が下方に開口す
るように冷蔵庫の所要部に取り付けられている。そして
水蒸気の分子が通気性フィルタ15を通して吸水ポリマ
14に吸着され、そのときの静電容量の変化が電圧の変
化に変換されて出力され、この出力の変化から相対湿度
の変化を検知するようになっている。
【0030】上述したように、本実施例によれば湿度セ
ンサ6の感受部を下方に開口させたため、冷蔵庫正面か
らの液体飛散、扉2を垂れる液体等がその感受部に入る
ことがなく湿度センサ6の感度劣化ないしは誤動作を防
止することが可能となる。
【0031】実施例3 図5を用いて説明する。冷凍サイクルにおけるコンプレ
ッサの停止時に湿度センサ6の出力が徐々に増加してい
く。出力が所定の閾値を超えた時、制御部8からの制御
信号により防露ヒータ7に電力が与えられて露払いが行
われる。この露払い動作において何等かの原因で湿度セ
ンサ6の表面が汚れた場合、湿度センサ6近傍の湿度が
ゼロになっても、その出力がオフセットとして残留す
る。このとき防露ヒータ7への通電中に一定時間出力変
化の無い状態を検知したときは、湿度ゼロとしてゼロ点
を更新する。これによりセンサ表面の汚れ等による出力
オフセット分が補償されて結露を精度よく検知すること
ができる。
【0032】実施例4 上記と同様に図5を用いて説明する。上記実施例4にお
いて、更新後のゼロ点が一定の出力値Vx を超えたこと
を認識したときはユーザに対しアラームで湿度センサ6
のメンテナンスを促す。これにより湿度センサ6のゼロ
点オフセットが限りなく増加することによる誤動作が防
止される。
【0033】実施例5 図6を用いて説明する。結露が検知されたときの防露ヒ
ータ7の加温により湿度センサ6の出力値の低下がゼロ
(ΔV/Δt=0)を示した時を「露払い完了直前」と
認識する。その後、防露ヒータ7への電力印加を一定時
間Tだけ行いその時間経過時を「露払い完了」と認識す
る。家庭内における冷蔵庫の設置場所の条件次第では、
湿度センサ6の出力値がゼロを示しても露が少量残留す
る箇所が現れる可能性がある。しかし防露ヒータ7への
一定時間Tの通電でこの残留分を確実に取り除くことが
可能となる。一定時間Tは実験等により予め求める。
【0034】実施例6 図7を用いて説明する。同図は、コンプレッサ停止時の
湿度センサ6の出力特性を示している。図中には高温度
時(a)、通常時(b)、低温度時(c)の各出力特性
が示されているが、制御部8はこのうち少なくとも高温
度時(a)の出力時間変化率(ΔV3 /Δt3 )を上限
出力時間変化率として予め記憶している。そして図中に
破線で示すように、湿度センサ6に水がかかった場合な
どにはその出力時間変化率が上限出力時間変化率を大幅
に超える。これを結露以外の水などによる濡れと認識す
る。
【0035】冷蔵庫は、水周りで使用することが多いた
め、湿度センサ6が水などで濡れることが予想される。
本実施例は、これを正しく認識することによりユーザに
対しアラーム等でメンテナンスを促すことができる。ま
た自動復帰機能がある場合はそれの実行時期を知ること
ができる。この結果、湿度センサ6の誤動作を防止する
ことができる。
【0036】実施例7 上記実施例6で制御部8が濡れを検知したときは、まず
湿度センサ6の初期化をするため、湿度センサ用加温手
段としての第1のヒータ7aに湿度センサ6のゼロ点が
認識されるまで、即ち露払い完了が検知されるまで通電
制御を行う。その他の場所にはどれほどの露が付いてい
るのか認識できないため、予め定めた「結露を完全に除
去するのに十分な時間」だけ第2のヒータ7bに通電す
る。これにより結露以外の濡れによる異常時においてそ
の濡れの除去とともに湿度センサ6の自動復帰が可能と
なる。
【0037】実施例8 前記の図7を使用し、高湿度時のセンサ出力特性(a)
を例にとって説明する。湿度センサ6の出力が増加し、
相対湿度が100%を超えると結露が始まる。その後も
水滴付着により湿度センサ6の出力は増加する。そして
露が成長して垂れると、図中dで示すように、出力は急
激に低下する。これを「露垂れ」と認識し、この露垂れ
検知時から防露ヒータ7への通電を行う。これにより露
の微量出現時には防露ヒータ7へ通電せず、露が目立ち
始める「露垂れ」を検知してから通電する運転モードが
実現でき、ユーザの好み次第で一層の節電運転の選択が
可能となる。
【0038】次に、上述の実施例1〜実施例8を通じて
の制御部8による防露ヒータ7の制御作用を図8のフロ
ーチャートを用いて説明する。防露ヒータ7への入力無
しの状態で(ステップ101)、湿度センサ6の出力時
間変化率が上限出力時間変化率より大きいか否かを判断
する(ステップ102)。大きいときは結露以外の水な
どによる濡れと認識し(ステップ103)、防露ヒータ
7への入力は無しのままでユーザに対しアラーム等で湿
度センサ6のメンテナンスを促す(ステップ104,1
05)。出力時間変化率が上限出力時間変化率より小さ
いときは湿度センサ6の出力から結露(又は濡れ)が生
じたか否かを判断する(ステップ106)。結露(又は
濡れ)が生じたと認識されたときは、防露ヒータ7への
入力を行い(ステップ107)、湿度センサ6の出力の
低下がゼロになったか否かを判断する(ステップ10
8)。出力の低下がゼロを示したときは露払い完了直前
と判断し(ステップ109)、防露ヒータ7への電力印
加をさらに一定時間Tだけ継続する(ステップ11
0)。この電力印加を一定時間Tだけ継続した後の湿度
センサ6の出力値が規定値Vx を超えているか否かを判
断する(ステップ111)。超えているときは防露ヒー
タ7への入力をオフしユーザに対してアラームで湿度セ
ンサ6のメンテナンスを促す(ステップ112,11
3)。規定値Vx を超えていないときは、そのときの出
力値を湿度ゼロとしてゼロ点を更新する(ステップ11
4)。そして露払い完了と判断する(ステップ11
5)。なお上述の防露ヒータ7の制御は、冷凍サイクル
の制御とは独立して行われる。
【0039】図9、図10には、本発明の第2実施例を
示す。なお、この第2実施例を、前記と同様に、各請求
項に対応させて実施例9、実施例10として順に説明す
る。
【0040】実施例9 図9、図10を用いて説明する。本実施例はコンプレッ
サの熱を利用したサーモサイフォン式の防露機能が用い
られている。即ち、図9に示すように、冷凍室に隣接し
た筐体の仕切り部分を含む扉当接面近傍を低温側、コン
プレッサ16を高温側として構成されたサーモサイフォ
ン型の防露パイプ17が設けられ、その防露パイプ17
上のコンプレッサ16近傍位置には加熱手段としてのヒ
ータ18が設けられている。また第1実施例と同様の湿
度センサ及びヒータ18の稼働を制御する制御部も設け
られている。高室温時(約20℃以上)と低室温時(約
20℃以下)における本実施例の動作を図10の
(a),(b)を用いて説明する。高室温時(同図
(a))はコンプレッサ16の表面温度が高く、コンプ
レッサ16の停止時においてもその余熱でサーモサイフ
ォンである防露パイプ17が十分加熱されて動作し、ヒ
ータ18への入力無しで終始防露機能が保持される。低
室温時(同図(b))はコンプレッサ16の表面温度が
低くなり防露パイプ17中の作動流体が十分に循環しな
い。このため図中のdの区間で露付きが発生し易い。し
たがってこの場合は湿度センサで結露あるいは露垂れが
検知された時(図ではdの始点から)ヒータ18への入
力を行うことにより防露機能を生じさせる。
【0041】実施例10 図9を用いて説明する。防露パイプ17におけるコンプ
レッサ16との熱交換箇所及びヒータ18との熱交換箇
所は、防露パイプ17の最底部17aよりも高い位置に
設定する。これにより防露パイプ17内の作動流体が効
率よく一方向に循環し、熱搬送効果が向上して確実な防
露機能が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、冷凍室に隣接した筐体の仕切り部分、壁面
部又は扉部分に配置され、結露を検知する湿度センサ
と、前記結露の露払いもしくは防露を行う加温手段と、
前記湿度センサの出力に基づいて前記加温手段の入力を
制御する制御手段とを具備させたため、結露が早期に検
知され、露払いの必要なこの結露検知時に加温手段に入
力を行うことで露払いに要するエネルギ消費を低減する
ことができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、前記湿度セ
ンサの感受部は下方に開口させたため、冷蔵庫正面から
の液体飛散、扉を垂れる液体等がその感受部に入ること
がなく結露感知部である湿度センサの感度劣化ないしは
誤動作を防止することができて結露を早期に精度よく検
知することができる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、前記湿度セ
ンサは、前記露払いの完了時の出力を湿度ゼロとしてゼ
ロ点を更新するように構成したため、センサ表面の汚れ
等による出力オフセット分が補償されて結露を精度よく
検知することができる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、前記制御手
段は、前記露払いの完了時における前記湿度センサの出
力が所定値を超えたときは適宜の告知を行うように構成
したため、ユーザに対し湿度センサのメンテナンスを促
して、ゼロ点オフセットが限りなく増加することによる
誤動作を防止することができる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、前記制御手
段は、前記加温手段の加温により前記湿度センサの出力
の低下が停止した時を露払い完了直前と判断し、その
後、前記加温手段による加温を一定時間行い、この一定
時間の経過時を露払い完了と判断するように構成したた
め、露残りが防止されて確実な露払いを行うことができ
る。
【0047】請求項6記載の発明によれば、前記制御手
段は、前記湿度センサの上限出力時間変化率を予め記憶
し、当該湿度センサの出力時間変化率が前記上限出力時
間変化率を超えたときを結露以外の濡れと判断するよう
に構成したため、ユーザに対しアラーム等でメンテナン
スを促すことにより、湿度センサの誤動作を防止するこ
とができる。
【0048】請求項7記載の発明によれば、前記加温手
段を、前記湿度センサを加温する湿度センサ用加温手段
と他の加温手段とで構成し、前記制御手段は、前記濡れ
と判断したとき、前記湿度センサで露払い完了が検知さ
れるまで前記湿度センサ用加温手段を稼働し、前記他の
加温手段は所定時間稼働させた後を以って前記湿度セン
サの初期化と判断するように構成したため、結露以外の
濡れによる異常時において濡れの除去とともに湿度セン
サを自動復帰させることができる。
【0049】請求項8記載の発明によれば、前記制御手
段は、前記湿度センサの出力により結露を検知した後の
当該出力増加の急激な低下から露垂れを検知し、この露
垂れ検知時から前記加温手段を稼働させるように構成し
たため、若干の初期の結露は許容する省エネルギ主体の
運転モードを実現することができる。
【0050】請求項9記載の発明によれば、冷凍室に隣
接した筐体の仕切り部分を含む扉当接面近傍を低温側、
コンプレッサを高温側として構成されたサーモサイフォ
ン型の防露パイプと、前記扉当接面近傍の結露もしくは
露垂れを検知する湿度センサと、前記コンプレッサ近傍
における前記防露パイプ上に設けられた加熱手段と、前
記湿度センサで結露もしくは露垂れを検知したとき前記
加熱手段を稼働させる制御手段とを具備させたため、防
露機能部としてサーモサイフォン型の防露パイプを設け
た場合において、低室温時においても確実に露払いを行
うことができる。
【0051】請求項10記載の発明によれば、前記防露
パイプにおける前記コンプレッサ及び前記加熱手段との
各熱交換箇所は、前記防露パイプの最底部よりも高い位
置に設定したため、防露パイプ内の作動流体が効率よく
一方向に循環して熱搬送効果が向上し、確実な露払いを
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷蔵庫の第1実施例において扉を
開いた状態を示す正面図である。
【図2】上記第1実施例において湿度センサ及び加温手
段の設置例を示す図である。
【図3】上記第1実施例において加温手段の制御系を示
す図である。
【図4】上記第1実施例における湿度センサの分解斜視
図である。
【図5】上記第1実施例において湿度センサのゼロ点更
新を説明するためのセンサ出力特性を示す図である。
【図6】上記第1実施例において露払い完了を説明する
ためのセンサ出力特性を示す図である。
【図7】上記第1実施例において濡れ検知等を説明する
ためのセンサ出力特性を示す図である。
【図8】上記第1実施例において湿度センサの制御作用
を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例におけるサーモサイフォン
型の防露パイプ構造を示す図である。
【図10】上記第2実施例の作用を説明するための図で
ある。
【図11】従来の冷蔵庫における防露構造を示す図であ
る。
【図12】上記従来例における冷凍サイクルを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 筐体 1a 横仕切り板 2 扉 4 冷凍室 6,6a,6b 湿度センサ 7,7a,7b 防露ヒータ(加温手段) 8 制御部(制御手段) 16 コンプレッサ 17 防露パイプ 17a 防露パイプの最底部 18 ヒータ(加熱手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本郷 裕子 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 楠 敦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 足立 幸作 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 朝倉 啓明 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍室に隣接した筐体の仕切り部分、壁
    面部又は扉部分に配置され、結露を検知する湿度センサ
    と、前記結露の露払いもしくは防露を行う加温手段と、
    前記湿度センサの出力に基づいて前記加温手段の入力を
    制御する制御手段とを有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記湿度センサの感受部は下方に開口さ
    せてなることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記湿度センサは、前記露払いの完了時
    の出力を湿度ゼロとしてゼロ点を更新するように構成し
    てなることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記露払いの完了時に
    おける前記湿度センサの出力が所定値を超えたときは適
    宜の告知を行うように構成してなることを特徴とする請
    求項1記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記加温手段の加温に
    より前記湿度センサの出力の低下が停止した時を露払い
    完了直前と判断し、その後、前記加温手段による加温を
    一定時間行い、この一定時間の経過時を露払い完了と判
    断するように構成してなることを特徴とする請求項1記
    載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記湿度センサの上限
    出力時間変化率を予め記憶し、当該湿度センサの出力時
    間変化率が前記上限出力時間変化率を超えたときを結露
    以外の濡れと判断するように構成してなることを特徴と
    する請求項1記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記加温手段を、前記湿度センサを加温
    する湿度センサ用加温手段と他の加温手段とで構成し、
    前記制御手段は、前記濡れと判断したとき、前記湿度セ
    ンサで露払い完了が検知されるまで前記湿度センサ用加
    温手段を稼働し、前記他の加温手段は所定時間稼働させ
    た後を以って前記湿度センサの初期化と判断するように
    構成してなることを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記湿度センサの出力
    により結露を検知した後の当該出力増加の急激な低下か
    ら露垂れを検知し、この露垂れ検知時から前記加温手段
    を稼働させるように構成してなることを特徴とする請求
    項1記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 冷凍室に隣接した筐体の仕切り部分を含
    む扉当接面近傍を低温側、コンプレッサを高温側として
    構成されたサーモサイフォン型の防露パイプと、前記扉
    当接面近傍の結露もしくは露垂れを検知する湿度センサ
    と、前記コンプレッサ近傍における前記防露パイプ上に
    設けられた加熱手段と、前記湿度センサで結露もしくは
    露垂れを検知したとき前記加熱手段を稼働させる制御手
    段とを有することを特徴とする冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 前記防露パイプにおける前記コンプレ
    ッサ及び前記加熱手段との各熱交換箇所は、前記防露パ
    イプの最底部よりも高い位置に設定してなることを特徴
    とする請求項9記載の冷蔵庫。
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