JPH08338774A - 自転車 - Google Patents
自転車Info
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- JPH08338774A JPH08338774A JP7147056A JP14705695A JPH08338774A JP H08338774 A JPH08338774 A JP H08338774A JP 7147056 A JP7147056 A JP 7147056A JP 14705695 A JP14705695 A JP 14705695A JP H08338774 A JPH08338774 A JP H08338774A
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Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自転車の回転軸に加わるトルクを検出し、こ
れに基いてペダル踏力、消費エネルギを測定し、必要に
応じてその結果を表示すること。また、トルク又はペダ
ル踏力が大きくなり又は小さくなったときは自動的にギ
ヤをチェンジすること。 【構成】 磁歪合金からなり外周に左右対称にかつ互い
に反対方向に傾斜して設けたシェブロン状の凹溝7a,
7bにより磁気異方性が付与された回転軸3、及び検出
コイル13a,13bを有し回転軸3の外周に配設され
たコイルユニット11かなるトルク検出器10と、トル
ク検出器10によって検出されたトルクに基いてペダル
の踏力を算出する演算器とを備えた。
れに基いてペダル踏力、消費エネルギを測定し、必要に
応じてその結果を表示すること。また、トルク又はペダ
ル踏力が大きくなり又は小さくなったときは自動的にギ
ヤをチェンジすること。 【構成】 磁歪合金からなり外周に左右対称にかつ互い
に反対方向に傾斜して設けたシェブロン状の凹溝7a,
7bにより磁気異方性が付与された回転軸3、及び検出
コイル13a,13bを有し回転軸3の外周に配設され
たコイルユニット11かなるトルク検出器10と、トル
ク検出器10によって検出されたトルクに基いてペダル
の踏力を算出する演算器とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルク検出器を備えた
自転車に係り、さらに詳しくは、自転車あるいは筋力ト
レーニングや健康のためのエネルギ消費運動を目的とし
た機器など(以下これらを自転車という)のペダルによ
って駆動される回転軸のトルクを検出し、この検出され
たトルク値からペダルに加わる負荷を測定し、この測定
結果に基いて筋力トレーニングや変速ギヤの制御などを
行うことのできるトルク検出器を備えた自転車に関する
ものである。
自転車に係り、さらに詳しくは、自転車あるいは筋力ト
レーニングや健康のためのエネルギ消費運動を目的とし
た機器など(以下これらを自転車という)のペダルによ
って駆動される回転軸のトルクを検出し、この検出され
たトルク値からペダルに加わる負荷を測定し、この測定
結果に基いて筋力トレーニングや変速ギヤの制御などを
行うことのできるトルク検出器を備えた自転車に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の自転車のボトムブラケッ
ト部の概略斜視図である。1はボトムブラケット部で、
円筒状のハウジング2内には、例えば、両端部が断面四
角形に形成され中心部にねじ穴を有する回転軸3が挿通
され、軸受を介して回転自在に支持されており、ハウジ
ング2の両端部は、回転軸3の両端部が突出した状態で
アダプタ12a,12bが螺入され、閉塞されている。
ト部の概略斜視図である。1はボトムブラケット部で、
円筒状のハウジング2内には、例えば、両端部が断面四
角形に形成され中心部にねじ穴を有する回転軸3が挿通
され、軸受を介して回転自在に支持されており、ハウジ
ング2の両端部は、回転軸3の両端部が突出した状態で
アダプタ12a,12bが螺入され、閉塞されている。
【0003】そして、回転軸3の一端には、先端部にペ
ダル32aが回転自在に装着されたクランク31aの基
部に設けた四角形の嵌合穴が嵌合されてねじで固定され
ており、回転軸3の他端には中心部に四角形の穴を有す
るチェーン駆動用のギヤ30が嵌合され、その上にペダ
ル32bを有するクランク31bの基部に設けた嵌合穴
を嵌入し、ねじによりギヤ30とクランク31bが一体
に固定されている。そして、このような自転車に人が乗
車して走行し、あるいは台上に設置して筋力トレーニン
グなどが行われる。
ダル32aが回転自在に装着されたクランク31aの基
部に設けた四角形の嵌合穴が嵌合されてねじで固定され
ており、回転軸3の他端には中心部に四角形の穴を有す
るチェーン駆動用のギヤ30が嵌合され、その上にペダ
ル32bを有するクランク31bの基部に設けた嵌合穴
を嵌入し、ねじによりギヤ30とクランク31bが一体
に固定されている。そして、このような自転車に人が乗
車して走行し、あるいは台上に設置して筋力トレーニン
グなどが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、健康の維持やダ
イエットなどのために自転車の利用がブームとなってい
るが、このような運動にあたっては、自分が消費したエ
ネルギを知ることがきわめて重要である。しかしなが
ら、上記のような自転車においては、従来、ペダルを足
で踏込む力、これにより得られた仕事量、及びこのため
に消費されたエネルギなどを測定する手段がなく、この
ため、筋力トレーニングなどの成果やこれに消費される
エネルギなどを数値的に知ることができなかった。ま
た、自転車には、坂道を登るときなどペダルの踏込みに
大きな力を必要とするときは、ギヤをチェンジするよう
にしたものがあるが、これらの切換えは運転者が感によ
り手動で行わなければならないので、きわめて面倒であ
る。
イエットなどのために自転車の利用がブームとなってい
るが、このような運動にあたっては、自分が消費したエ
ネルギを知ることがきわめて重要である。しかしなが
ら、上記のような自転車においては、従来、ペダルを足
で踏込む力、これにより得られた仕事量、及びこのため
に消費されたエネルギなどを測定する手段がなく、この
ため、筋力トレーニングなどの成果やこれに消費される
エネルギなどを数値的に知ることができなかった。ま
た、自転車には、坂道を登るときなどペダルの踏込みに
大きな力を必要とするときは、ギヤをチェンジするよう
にしたものがあるが、これらの切換えは運転者が感によ
り手動で行わなければならないので、きわめて面倒であ
る。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、ペダルを有するクランクが装着された回
転軸に加わるトルクを検出し、これに基いてペダルを踏
込む力、及びこれによって消費された消費エネルギを検
知し、必要に応じてその結果を表示するようにした自転
車を得ることを目的としたものである。また、ペダル踏
力が大きくなり又は小さくなったときは、自動的にギヤ
をチェンジするようにした自転車を得ることを目的とし
たものである。
されたもので、ペダルを有するクランクが装着された回
転軸に加わるトルクを検出し、これに基いてペダルを踏
込む力、及びこれによって消費された消費エネルギを検
知し、必要に応じてその結果を表示するようにした自転
車を得ることを目的としたものである。また、ペダル踏
力が大きくなり又は小さくなったときは、自動的にギヤ
をチェンジするようにした自転車を得ることを目的とし
たものである。
【0006】
(1)本発明に係る自転車は、磁歪合金からなり外周に
左右対称にかつ互いに反対方向に傾斜して設けたシェブ
ロン状の凹溝により磁気異方性が付与された回転軸、及
び検出コイルを有し回転軸の外周に配設されたコイルユ
ニットからなるトルク検出器と、このトルク検出器によ
って検出されたトルクに基いてペダルの踏力を算出する
演算器とを備えたものである。
左右対称にかつ互いに反対方向に傾斜して設けたシェブ
ロン状の凹溝により磁気異方性が付与された回転軸、及
び検出コイルを有し回転軸の外周に配設されたコイルユ
ニットからなるトルク検出器と、このトルク検出器によ
って検出されたトルクに基いてペダルの踏力を算出する
演算器とを備えたものである。
【0007】(2)また、上記(1)のトルク検出器に
代えて、磁歪合金によりほぼ有底円筒状に形成され、円
筒部に左右対称にかつ互いに反対方向に傾斜して設けた
シェブロン状のスリット又は凹溝により磁気異方性が付
与され、ギヤ又はギヤ保持部材に固定された検出部と、
ほぼ有底円筒状に形成されて内周に検出コイルが設けら
れ、検出部の外周に配設されたコイルユニットとからな
るトルク検出器を備えたものである。
代えて、磁歪合金によりほぼ有底円筒状に形成され、円
筒部に左右対称にかつ互いに反対方向に傾斜して設けた
シェブロン状のスリット又は凹溝により磁気異方性が付
与され、ギヤ又はギヤ保持部材に固定された検出部と、
ほぼ有底円筒状に形成されて内周に検出コイルが設けら
れ、検出部の外周に配設されたコイルユニットとからな
るトルク検出器を備えたものである。
【0008】(3)上記(1)又は(2)の自転車にお
いて、トルク検出器の回転軸又は検出部を、Fe−Al
系合金、Fe−Ni系合金又はSNCM系浸炭鋼で構成
した。
いて、トルク検出器の回転軸又は検出部を、Fe−Al
系合金、Fe−Ni系合金又はSNCM系浸炭鋼で構成
した。
【0009】(4)上記(1)又は(2)の演算器によ
り、トルク検出器によって検出されたトルクに基いて、
ペダル踏力又は消費エネルギを算出するようにしたもの
である。
り、トルク検出器によって検出されたトルクに基いて、
ペダル踏力又は消費エネルギを算出するようにしたもの
である。
【0010】(5)上記(1)又は(2)の演算器と併
せ又は演算器に代えて、トルク検出によって検出された
トルク又はペダル踏力に基いて、複数のギヤを自動的に
切換えるギヤ切換手段を備えたものである。
せ又は演算器に代えて、トルク検出によって検出された
トルク又はペダル踏力に基いて、複数のギヤを自動的に
切換えるギヤ切換手段を備えたものである。
【0011】(6)上記(1),(2),(4)又は
(5)のトルク、ペダル踏力、消費エネルギなどを表示
する表示器を設けたものである。
(5)のトルク、ペダル踏力、消費エネルギなどを表示
する表示器を設けたものである。
【0012】
【作用】本発明の作用を上記番号にしたがって順を追っ
て説明する。 (1)トルク検出器は、回転軸にトルクが加えられると
ねじり応力が発生し、磁気異方性が付与された領域の透
磁率が変化する。この透磁率の変化に対応して検出コイ
ルの自己インダクタンスが変化するので、この変化を測
定することにより回転軸に加えられたトルクを検出する
ことができる。請求項1の発明において、ギヤ側のペダ
ルを踏込んだときは、回転軸にねじり応力が発生しない
ためトルクは検出されない。一方、ギヤの反対側のペダ
ルを踏込むと回転軸にねじり応力が発生し、トルクが検
出される。したがって請求項1の発明においては、ギヤ
が1回転する間にギヤの反対側のペダルを踏込んだとき
に限りトルクが検出される。
て説明する。 (1)トルク検出器は、回転軸にトルクが加えられると
ねじり応力が発生し、磁気異方性が付与された領域の透
磁率が変化する。この透磁率の変化に対応して検出コイ
ルの自己インダクタンスが変化するので、この変化を測
定することにより回転軸に加えられたトルクを検出する
ことができる。請求項1の発明において、ギヤ側のペダ
ルを踏込んだときは、回転軸にねじり応力が発生しない
ためトルクは検出されない。一方、ギヤの反対側のペダ
ルを踏込むと回転軸にねじり応力が発生し、トルクが検
出される。したがって請求項1の発明においては、ギヤ
が1回転する間にギヤの反対側のペダルを踏込んだとき
に限りトルクが検出される。
【0013】ここでのトルクとは、ペダルを踏込むこと
により発生するねじり応力によるトルクのことである。
ギヤ側のトルクを踏込んだときでも、ギヤの反対側のペ
ダルに加わる足の自重により回転軸にねじり応力が発生
し、トルクが検出される。しかし、このトルクは、前述
のギヤの反対側のペダルを踏込んだときに検出されるト
ルクが正値を示すのに対して負の値を示すので、このト
ルクについては無視している。
により発生するねじり応力によるトルクのことである。
ギヤ側のトルクを踏込んだときでも、ギヤの反対側のペ
ダルに加わる足の自重により回転軸にねじり応力が発生
し、トルクが検出される。しかし、このトルクは、前述
のギヤの反対側のペダルを踏込んだときに検出されるト
ルクが正値を示すのに対して負の値を示すので、このト
ルクについては無視している。
【0014】ペダル踏力Fは、F=Trq/R(但し、T
rqはトルク、Rはクランク長さ)により得られるので、
演算器により算出することによりペダル踏力を求めるこ
とができる。ただし、前述のように、ギヤが1回転する
間にギヤと反対側のペダルを踏込んだときのみトルクが
検出されるので、得られたペダル踏力を2倍すれば、ギ
ヤが1回転する間の見掛け上のペダル踏力を求めること
ができる。
rqはトルク、Rはクランク長さ)により得られるので、
演算器により算出することによりペダル踏力を求めるこ
とができる。ただし、前述のように、ギヤが1回転する
間にギヤと反対側のペダルを踏込んだときのみトルクが
検出されるので、得られたペダル踏力を2倍すれば、ギ
ヤが1回転する間の見掛け上のペダル踏力を求めること
ができる。
【0015】(2)請求項2の発明においては、ギヤ側
のペダル及びギヤと反対側のペダルの何れを踏込んでも
検出部にねじり応力が発生し、トルクを検出することが
できるので、前記請求項1の発明と同様に演算器で演算
することによりギヤが1回転する間のペダル踏力を求め
ることができる。
のペダル及びギヤと反対側のペダルの何れを踏込んでも
検出部にねじり応力が発生し、トルクを検出することが
できるので、前記請求項1の発明と同様に演算器で演算
することによりギヤが1回転する間のペダル踏力を求め
ることができる。
【0016】(3)上記(1)又は(2)の回転軸又は
検出部を、Fe−Al系合金、Fe−Ni系合金又はS
NCM系浸炭鋼で構成したので、回転軸又は検出部に直
接スリット又は凹溝を設けることができる。このため、
高精度のトルク検出器を多量生産することができる。
検出部を、Fe−Al系合金、Fe−Ni系合金又はS
NCM系浸炭鋼で構成したので、回転軸又は検出部に直
接スリット又は凹溝を設けることができる。このため、
高精度のトルク検出器を多量生産することができる。
【0017】(4)上記(1)の発明において、トルク
検出器により検出されたトルクに基いて、演算器により
下式によって消費エネルギdE を求める。 dE =1/(4.18×103 )×Trq×2π/TK ×dt 但し、TK はdt 時間ごとに計測された周期なお、上記
(2)の発明においては、 dE =1/(4.18×103 )×Trq×π/TK ×dt となる。
検出器により検出されたトルクに基いて、演算器により
下式によって消費エネルギdE を求める。 dE =1/(4.18×103 )×Trq×2π/TK ×dt 但し、TK はdt 時間ごとに計測された周期なお、上記
(2)の発明においては、 dE =1/(4.18×103 )×Trq×π/TK ×dt となる。
【0018】(5)例えば、坂道を登る場合は、ペダル
踏力が大きくなり、したがってトルクが増大するが、検
出されたトルク又はペダル踏力があらかじめ定めた値を
超えると、大ギヤに自動的に切換えられる。また、ペダ
ル踏力があらかじめ定めた値以下になると、小ギヤに自
動的に切換えられる。
踏力が大きくなり、したがってトルクが増大するが、検
出されたトルク又はペダル踏力があらかじめ定めた値を
超えると、大ギヤに自動的に切換えられる。また、ペダ
ル踏力があらかじめ定めた値以下になると、小ギヤに自
動的に切換えられる。
【0019】(6)自転車の作動中に、回転軸又は検出
器に加えられるトルク、ペダルに加えられる踏力、これ
によって消費された消費エネルギなどの数値やグラフが
表示器に表示され、目視することができる。また、必要
に応じてこれを記録することができる。
器に加えられるトルク、ペダルに加えられる踏力、これ
によって消費された消費エネルギなどの数値やグラフが
表示器に表示され、目視することができる。また、必要
に応じてこれを記録することができる。
【0020】
【実施例】 実施例1.図1は本発明の第1の実施例の要部をなす自
転車のトルク検出部の縦断面図である。図において、1
はボトムブラケット部で、2は中空ハウジングである。
3はハウジング2内に挿入され、球軸受8a,8bを介
して回転自在に支持された回転軸である。この回転軸3
は、例えば、Fe−Al系合金、Fe−Ni系合金ある
いはSNCM系浸炭鋼の如き磁性材料からなり、両端部
には断面四角形状のクランクの嵌合部4a,4bが設け
られ、端面中心部にはねじ穴5a,5bが設けられてい
る。6a,6bは嵌合部4a,4bの内側(中央部側)
の外周に設けられた球軸受8a,8bの受座である。
転車のトルク検出部の縦断面図である。図において、1
はボトムブラケット部で、2は中空ハウジングである。
3はハウジング2内に挿入され、球軸受8a,8bを介
して回転自在に支持された回転軸である。この回転軸3
は、例えば、Fe−Al系合金、Fe−Ni系合金ある
いはSNCM系浸炭鋼の如き磁性材料からなり、両端部
には断面四角形状のクランクの嵌合部4a,4bが設け
られ、端面中心部にはねじ穴5a,5bが設けられてい
る。6a,6bは嵌合部4a,4bの内側(中央部側)
の外周に設けられた球軸受8a,8bの受座である。
【0021】7a,7bは受座6a,6bの間に、左右
対称にかつ互いに反対方向に傾斜して設けられたシェブ
ロン状の凹溝で、回転軸3にはこれら凹溝7a,7bに
より互いに反対方向の磁気異方性が付与されている。1
1はねじ等12によりハウジング2の内壁に固定された
円筒状のコイルユニットで、ヨーク11aを介して第
1、第2の検出コイル13a,13bが設けられてお
り、これら回転軸3及びコイルユニット11によりトル
ク検出部10を構成する。14a,14bは外周にねじ
を有し、ハウジング2の内周に設けたねじに螺入されて
球軸受8a,8bを保持するアダプタ、14はロックリ
ンクである。なお、実施例では、回転軸3を、重量%で
Alを11.0〜15.0%含み残部が実質的にFeか
らなるFe−Al系合金、重量%でNiを32〜85%
含み残部が実質的にFeからなるFe−Ni系合金及び
SNCM815でそれぞれ製作した。
対称にかつ互いに反対方向に傾斜して設けられたシェブ
ロン状の凹溝で、回転軸3にはこれら凹溝7a,7bに
より互いに反対方向の磁気異方性が付与されている。1
1はねじ等12によりハウジング2の内壁に固定された
円筒状のコイルユニットで、ヨーク11aを介して第
1、第2の検出コイル13a,13bが設けられてお
り、これら回転軸3及びコイルユニット11によりトル
ク検出部10を構成する。14a,14bは外周にねじ
を有し、ハウジング2の内周に設けたねじに螺入されて
球軸受8a,8bを保持するアダプタ、14はロックリ
ンクである。なお、実施例では、回転軸3を、重量%で
Alを11.0〜15.0%含み残部が実質的にFeか
らなるFe−Al系合金、重量%でNiを32〜85%
含み残部が実質的にFeからなるFe−Ni系合金及び
SNCM815でそれぞれ製作した。
【0022】図2は回転軸3にa1 方向、a2 方向のね
じり応力が加わった場合のトルク検出回路の一例を示す
ブロック図である。13a,13bはコイルユニット1
1に設けられた検出コイル、R1 ,R2 は抵抗器で、こ
れらによりブリッジ回路15が形成されている。16は
ブリッジ回路15に発振電圧eV を印加する発振回路で
ある。17はブリッジ回路15の出力交流電圧e1 ,e
2 を検波する同期検波回路、18は検波された両直流電
圧E1 ,E2 を比較してその差電圧ΔEを出力する比較
回路、19は比較回路18の出力電圧ΔEを増幅する増
幅回路で、これらによりトルク検出回路20を構成して
いる。
じり応力が加わった場合のトルク検出回路の一例を示す
ブロック図である。13a,13bはコイルユニット1
1に設けられた検出コイル、R1 ,R2 は抵抗器で、こ
れらによりブリッジ回路15が形成されている。16は
ブリッジ回路15に発振電圧eV を印加する発振回路で
ある。17はブリッジ回路15の出力交流電圧e1 ,e
2 を検波する同期検波回路、18は検波された両直流電
圧E1 ,E2 を比較してその差電圧ΔEを出力する比較
回路、19は比較回路18の出力電圧ΔEを増幅する増
幅回路で、これらによりトルク検出回路20を構成して
いる。
【0023】上記のようなトルク検出回路20におい
て、回転軸3にねじり応力が加わっていない場合は、回
転軸3の凹溝7aと7bの透磁率μ1 ,μ2 は等しく保
たれており、このときの検出コイル13a,13bの自
己インダクタンスL1 ,L2 は、次式で示される。 L1 =4πN1 2 μ1 A [1] L2 =4πN2 2 μ2 A [2] 但し、N1 :検出コイル13aのコイル巻数 N2 :検出コイル13bのコイル巻数 A :コアの形状で決る係数 したがって、N1 =N2 、μ1 =μ2 であれば、
[1],[2]式よりL1 =L2 である。
て、回転軸3にねじり応力が加わっていない場合は、回
転軸3の凹溝7aと7bの透磁率μ1 ,μ2 は等しく保
たれており、このときの検出コイル13a,13bの自
己インダクタンスL1 ,L2 は、次式で示される。 L1 =4πN1 2 μ1 A [1] L2 =4πN2 2 μ2 A [2] 但し、N1 :検出コイル13aのコイル巻数 N2 :検出コイル13bのコイル巻数 A :コアの形状で決る係数 したがって、N1 =N2 、μ1 =μ2 であれば、
[1],[2]式よりL1 =L2 である。
【0024】検出コイル13a,13bは抵抗器R1 ,
R2 とによりブリッジ回路15を形成しており、中点の
電圧e1 ,e2 は下式で表わされる。 e1 =jωL1 /(jωL1 +R1 )・e [3] e2 =jωL2 /(jωL2 +R2 )・e [4] いま、回転軸3にa1 、a2 方向のねじり応力が加わる
と、シェブロン状の凹溝7a,7bのうち、凹溝7aに
は引張応力が加わるためVillari効果により透磁
率μ1 が増大し、凹溝7bには圧縮力が加わるため透磁
率μ2 が減少する。
R2 とによりブリッジ回路15を形成しており、中点の
電圧e1 ,e2 は下式で表わされる。 e1 =jωL1 /(jωL1 +R1 )・e [3] e2 =jωL2 /(jωL2 +R2 )・e [4] いま、回転軸3にa1 、a2 方向のねじり応力が加わる
と、シェブロン状の凹溝7a,7bのうち、凹溝7aに
は引張応力が加わるためVillari効果により透磁
率μ1 が増大し、凹溝7bには圧縮力が加わるため透磁
率μ2 が減少する。
【0025】検出コイル13a,13bの自己インダク
タンスL1 ,L2 は、前述のように L1 =4πN1 2 μ1 A L2 =4πN2 2 μ2 A であり、回転軸3にねじり応力a1 ,a2 が加わるとμ
1 が大、μ2 が小に変化するため、L1 は大、L2 は小
となる。
タンスL1 ,L2 は、前述のように L1 =4πN1 2 μ1 A L2 =4πN2 2 μ2 A であり、回転軸3にねじり応力a1 ,a2 が加わるとμ
1 が大、μ2 が小に変化するため、L1 は大、L2 は小
となる。
【0026】故に、前記[3],[4]式から、ブリッ
ジ回路15の中点の電圧e1 は上昇し、e2 は下降す
る。両電圧e1 ,e2 は同期検波回路17でそれぞれ平
滑化され、その出力直流電圧E1 ,E2 は比較回路18
で比較され、その差の電圧ΔEが出力する。この差の電
圧ΔEは増幅器19で増幅されると共にトルク値に変換
され、出力信号として取出される。この出力信号は、通
常A/D変換器によりディジタル信号に変換され、演算
器であるマイクロプロセッサに加えられて演算され、ト
ルク値や消費エネルギ値として表示される。
ジ回路15の中点の電圧e1 は上昇し、e2 は下降す
る。両電圧e1 ,e2 は同期検波回路17でそれぞれ平
滑化され、その出力直流電圧E1 ,E2 は比較回路18
で比較され、その差の電圧ΔEが出力する。この差の電
圧ΔEは増幅器19で増幅されると共にトルク値に変換
され、出力信号として取出される。この出力信号は、通
常A/D変換器によりディジタル信号に変換され、演算
器であるマイクロプロセッサに加えられて演算され、ト
ルク値や消費エネルギ値として表示される。
【0027】次に、上記のように構成した本発明の組立
順序の一例を説明する。 (1)コイルユニット11が装着されたハウジング2内
に回転軸3を挿通し、受座6a,6bにそれぞれ多数の
球軸受8a,8bを配設し、ハウジング2のねじにアダ
プタ14a,14bを螺入して球軸受8a,8bを所定
の位置に保持し、ロックリンク14をアダプタ14aの
ねじに螺入して固定し、回転軸3を回転自在に保持す
る。
順序の一例を説明する。 (1)コイルユニット11が装着されたハウジング2内
に回転軸3を挿通し、受座6a,6bにそれぞれ多数の
球軸受8a,8bを配設し、ハウジング2のねじにアダ
プタ14a,14bを螺入して球軸受8a,8bを所定
の位置に保持し、ロックリンク14をアダプタ14aの
ねじに螺入して固定し、回転軸3を回転自在に保持す
る。
【0028】(2)次に、図10に示すように、回転軸
3の一方の嵌合部4aにペダル32aを有するクランク
31aの基部を嵌合してねじで固定し、他方の嵌合部4
bにギヤ30及びペダル32bを有するクランク31b
の基部を嵌合してねじで固定する。これにより、ボトム
ブラケット部1の組立が終了する。
3の一方の嵌合部4aにペダル32aを有するクランク
31aの基部を嵌合してねじで固定し、他方の嵌合部4
bにギヤ30及びペダル32bを有するクランク31b
の基部を嵌合してねじで固定する。これにより、ボトム
ブラケット部1の組立が終了する。
【0029】次に、本発明の作用を説明する。なお、ギ
ヤ30にはチェーンCが掛けられているものとする。い
ま、図3に示すようにペダルを踏んでクランク31bを
矢印a方向(自転車の前進方向)に回転させると、その
回転力はクランク31bから回転軸3に伝達される。こ
のとき、他方のクランク31aはペダル32aに掛かる
足の自重により回転軸3にねじり応力が発生し、トルク
が検出される。しかし、このトルクは負の値のため無視
する。
ヤ30にはチェーンCが掛けられているものとする。い
ま、図3に示すようにペダルを踏んでクランク31bを
矢印a方向(自転車の前進方向)に回転させると、その
回転力はクランク31bから回転軸3に伝達される。こ
のとき、他方のクランク31aはペダル32aに掛かる
足の自重により回転軸3にねじり応力が発生し、トルク
が検出される。しかし、このトルクは負の値のため無視
する。
【0030】次に、他方のクランク31aを矢印a方向
に回転させると、クランク31bはフリー状態にある
が、回転軸3に結合されたギヤ30にはチェーンCが掛
けられていて矢印b方向の張力が加えられているため、
回転軸3には図2に示す矢印a1 方向のねじり応力が発
生する。これにより、回転軸3に設けた凹溝7a,7b
のうち、凹溝7a側には引張り応力が、また、凹溝7b
側には圧縮応力が加わるため、これに対応して回転軸3
の透磁率が変化する。
に回転させると、クランク31bはフリー状態にある
が、回転軸3に結合されたギヤ30にはチェーンCが掛
けられていて矢印b方向の張力が加えられているため、
回転軸3には図2に示す矢印a1 方向のねじり応力が発
生する。これにより、回転軸3に設けた凹溝7a,7b
のうち、凹溝7a側には引張り応力が、また、凹溝7b
側には圧縮応力が加わるため、これに対応して回転軸3
の透磁率が変化する。
【0031】回転軸3の透磁率の変化に伴って前述のよ
うに第1、第2の検出コイル13a,13bの自己イン
ダクタンスが変化し、ブリッジ回路15にはインピーダ
ンスの変化、したがって、回転軸3に加えられたトルク
の大きさに対応した不平衡電圧e1 ,e2 が出力する。
この出力電圧e1 ,e2 は図2で説明したプロセスによ
り処理され、出力する。この出力電圧は、回転軸3に加
えられたトルクに対応した値である。このように、本実
施例においては、ギヤ30が1回転する間、すなわち、
ギヤ30の反対側のペダル32aを踏込む間に回転軸3
に加えられたトルクが検出される。
うに第1、第2の検出コイル13a,13bの自己イン
ダクタンスが変化し、ブリッジ回路15にはインピーダ
ンスの変化、したがって、回転軸3に加えられたトルク
の大きさに対応した不平衡電圧e1 ,e2 が出力する。
この出力電圧e1 ,e2 は図2で説明したプロセスによ
り処理され、出力する。この出力電圧は、回転軸3に加
えられたトルクに対応した値である。このように、本実
施例においては、ギヤ30が1回転する間、すなわち、
ギヤ30の反対側のペダル32aを踏込む間に回転軸3
に加えられたトルクが検出される。
【0032】なお、本実施例において、ギヤ30の反対
側のペダル32aを踏んだときに発生したトルク値を電
気的手段によって記憶又は保持しておき、ギヤ30側の
ペダルを32bを踏んだときに、上記のトルク値をペダ
ル32bの見掛け上のトルク値として再現させるように
してもよい。
側のペダル32aを踏んだときに発生したトルク値を電
気的手段によって記憶又は保持しておき、ギヤ30側の
ペダルを32bを踏んだときに、上記のトルク値をペダ
ル32bの見掛け上のトルク値として再現させるように
してもよい。
【0033】ところで、上記のようにして検出されたト
ルクから、ペダル32a,32bを足で踏込む力(以下
ペダル踏力という)、これによって得られた仕事量、及
びこのために消費した消費エネルギを求めることができ
る。いま、検出された回転軸3のトルクをTrq、ペダル
踏力をF、回転軸3の中心からクランク31a,31b
のペダルの軸の中心迄の長さ(以下クランク長さとい
う)をRとすると、これらの間には、次の関係がある。 Trq=F×R [5] したがって、トルクを検出することにより、次式により
ペダル踏力Fを求めることができる。 F=Trq/R [6]
ルクから、ペダル32a,32bを足で踏込む力(以下
ペダル踏力という)、これによって得られた仕事量、及
びこのために消費した消費エネルギを求めることができ
る。いま、検出された回転軸3のトルクをTrq、ペダル
踏力をF、回転軸3の中心からクランク31a,31b
のペダルの軸の中心迄の長さ(以下クランク長さとい
う)をRとすると、これらの間には、次の関係がある。 Trq=F×R [5] したがって、トルクを検出することにより、次式により
ペダル踏力Fを求めることができる。 F=Trq/R [6]
【0034】また、ペダル32a,32bを踏込むこと
によってなされる仕事量dWは、ペダル32a,32b
に加えられる力(すなわちペダル踏力F)と、ペダル3
2a,32bの移動距離(以下ペダル移動距離という)
ds との積、dW=F×dsによって求められる。自転
車のペダル32a,32bをクランク31a,31bの
回転軸3の中心に対してdθラジアン回転させたときの
ペダル移動距離ds は、ds =R×dθにより求められ
るので、ペダル32a,32bをθラジアン回転させた
ときの仕事量Wは、
によってなされる仕事量dWは、ペダル32a,32b
に加えられる力(すなわちペダル踏力F)と、ペダル3
2a,32bの移動距離(以下ペダル移動距離という)
ds との積、dW=F×dsによって求められる。自転
車のペダル32a,32bをクランク31a,31bの
回転軸3の中心に対してdθラジアン回転させたときの
ペダル移動距離ds は、ds =R×dθにより求められ
るので、ペダル32a,32bをθラジアン回転させた
ときの仕事量Wは、
【0035】
【数1】 となる。
【0036】仕事量の単位はジュール(J)であり、こ
れを栄養学的熱量Eに換算すると、1カロリは4.18
×103 (J)なので、
れを栄養学的熱量Eに換算すると、1カロリは4.18
×103 (J)なので、
【0037】
【数2】 となる。
【0038】一方、ギヤ30を1回転する間にペダル踏
力Fは、右足で最も強く踏込んだときと、左足で最も強
く踏込んだときの2回最高値に達するが、前述のように
ギヤ30側のペダル32bを踏込んだとき(右足)はト
ルクが検出されず、ペダル32aを踏込んだときに限り
トルクが検出されるので、トルクが検出される周期をT
とすれば、ペダルの回転角速度は2π/Tラジアンとな
る。したがって、dt時間のペダルの回転角dθは、2
π/T×dt となる。
力Fは、右足で最も強く踏込んだときと、左足で最も強
く踏込んだときの2回最高値に達するが、前述のように
ギヤ30側のペダル32bを踏込んだとき(右足)はト
ルクが検出されず、ペダル32aを踏込んだときに限り
トルクが検出されるので、トルクが検出される周期をT
とすれば、ペダルの回転角速度は2π/Tラジアンとな
る。したがって、dt時間のペダルの回転角dθは、2
π/T×dt となる。
【0039】トルク検出をdt 時間ごとに行うときに、
この間の消費エネルギdE は、計測された周期TK と、
トルク検出により求めたペダル踏力FK とにより、
[8]式から dE =1/(4.18×103 )×Trq×2π/TK ×dt [9] となる。したがって、ペダルをθラジアン回転させたと
きの消費エネルギEは、トルク検出を行うごとに上記演
算を行い、この間に消費されたエネルギを算出して累積
エネルギ値に加算することにより求めることができる。
この間の消費エネルギdE は、計測された周期TK と、
トルク検出により求めたペダル踏力FK とにより、
[8]式から dE =1/(4.18×103 )×Trq×2π/TK ×dt [9] となる。したがって、ペダルをθラジアン回転させたと
きの消費エネルギEは、トルク検出を行うごとに上記演
算を行い、この間に消費されたエネルギを算出して累積
エネルギ値に加算することにより求めることができる。
【0040】図4は上述のペダル踏力、仕事量及び消費
エネルギを求めるためのブロック図である。図におい
て、CPU21にはトルク検出回路20で検出された回
転軸3のトルクに対応したアナログ信号が、A/D変換
回路24でディジタル信号に変換されて加えられる。ま
た、ROM22には検出されたトルクに基いて、ペダル
踏力、仕事量及び消費エネルギを演算するプログラムが
格納されており、RAM23には演算時に使用される作
業領域が確保されている。そして、ROM22及びRA
M23とCPU21との間には、信号が授受される。な
お、これらCPU21、ROM22、RAM23及びA
/D変換回路24により演算器25が構成される。
エネルギを求めるためのブロック図である。図におい
て、CPU21にはトルク検出回路20で検出された回
転軸3のトルクに対応したアナログ信号が、A/D変換
回路24でディジタル信号に変換されて加えられる。ま
た、ROM22には検出されたトルクに基いて、ペダル
踏力、仕事量及び消費エネルギを演算するプログラムが
格納されており、RAM23には演算時に使用される作
業領域が確保されている。そして、ROM22及びRA
M23とCPU21との間には、信号が授受される。な
お、これらCPU21、ROM22、RAM23及びA
/D変換回路24により演算器25が構成される。
【0041】ROM22のプログラムは、例えば、メイ
ンプログラムとタイマ割り込みルーチンとにより構成さ
れている。タイマ割り込みルーチンは、一定時間周期ご
と(例えば、10msecごと、あるいは0.1sec
ごと)に割り込み起動してトルクの検出及び周期測定を
行い、メインプログラムでは、タイマ割り込みルーチン
が動作していないときに、タイマ割り込みルーチンによ
って検出されたトルクと周期とにより、ペダル踏力、仕
事量又は消費エネルギの何れかを演算し、表示装置26
に表示する。なお、消費エネルギの場合は、累積して表
示する。
ンプログラムとタイマ割り込みルーチンとにより構成さ
れている。タイマ割り込みルーチンは、一定時間周期ご
と(例えば、10msecごと、あるいは0.1sec
ごと)に割り込み起動してトルクの検出及び周期測定を
行い、メインプログラムでは、タイマ割り込みルーチン
が動作していないときに、タイマ割り込みルーチンによ
って検出されたトルクと周期とにより、ペダル踏力、仕
事量又は消費エネルギの何れかを演算し、表示装置26
に表示する。なお、消費エネルギの場合は、累積して表
示する。
【0042】実施例2.上述の第1の実施例では、ギヤ
30が1回転する間にギヤ30の反対側のペダル32a
を踏込んだときに発生するトルクを検出し、これに基い
て、ペダル踏力、仕事量及び消費エネルギを検出する場
合を示したが、本実施例は、ギヤ30が1回転する間
に、ギヤ30の反対側のペダル32aと、ギヤ30側の
ペダル32bを踏込むことにより発生するトルクとを検
出するようにしたものである。図5は本発明の第2の実
施例の縦断面図、図6は図5の要部の分解斜視図であ
る。なお、第1の実施例と同じ機能の部分にはこれと同
じ符号を付し、説明を省略する。
30が1回転する間にギヤ30の反対側のペダル32a
を踏込んだときに発生するトルクを検出し、これに基い
て、ペダル踏力、仕事量及び消費エネルギを検出する場
合を示したが、本実施例は、ギヤ30が1回転する間
に、ギヤ30の反対側のペダル32aと、ギヤ30側の
ペダル32bを踏込むことにより発生するトルクとを検
出するようにしたものである。図5は本発明の第2の実
施例の縦断面図、図6は図5の要部の分解斜視図であ
る。なお、第1の実施例と同じ機能の部分にはこれと同
じ符号を付し、説明を省略する。
【0043】35はトルク検出器で、図6、図7に示す
ように、円筒部37とフランジ38からなり、ペダルを
踏むことによりねじり応力が発生する有底円筒状の検出
部36と、内周に検出コイル49a,49bが装着され
た有底円筒状のコイルユニット45とからなっている。
検出部36は、例えば、Fe−Al系合金、Fe−Ni
系合金、SNCM系浸炭鋼等の磁歪特性を有する磁性合
金からなり、底部39の中心部には回転軸3が挿通され
る穴40が設けられており、その周囲には複数のねじ挿
通穴41が設けられている。
ように、円筒部37とフランジ38からなり、ペダルを
踏むことによりねじり応力が発生する有底円筒状の検出
部36と、内周に検出コイル49a,49bが装着され
た有底円筒状のコイルユニット45とからなっている。
検出部36は、例えば、Fe−Al系合金、Fe−Ni
系合金、SNCM系浸炭鋼等の磁歪特性を有する磁性合
金からなり、底部39の中心部には回転軸3が挿通され
る穴40が設けられており、その周囲には複数のねじ挿
通穴41が設けられている。
【0044】また、検出部36の円筒部37には、左右
対称に、かつ互いに反対方向に傾斜したシェブロン状の
多数のスリット42a,42bが設けられており、これ
らスリット42aとスリット42bとによって互いに反
対方向の磁気異方性が付与されている。なお、スリット
42a,42bに代えて、凹溝により磁気異方性を付与
してもよい。43はフランジ38に設けた複数のナット
挿入穴である。実施例では、検出部36を、第1の実施
例の回転軸3と同様に、重量%でAlを11.0〜1
5.0%含み残部が実質的にFeからなるFe−Al系
合金、重量%でNiを32〜85%含み残部が実質的に
FeからなるFe−Ni系合金及びSNCM815でそ
れぞれ製作した。また、検出部36の円筒部37の厚み
を1〜3mmとした。
対称に、かつ互いに反対方向に傾斜したシェブロン状の
多数のスリット42a,42bが設けられており、これ
らスリット42aとスリット42bとによって互いに反
対方向の磁気異方性が付与されている。なお、スリット
42a,42bに代えて、凹溝により磁気異方性を付与
してもよい。43はフランジ38に設けた複数のナット
挿入穴である。実施例では、検出部36を、第1の実施
例の回転軸3と同様に、重量%でAlを11.0〜1
5.0%含み残部が実質的にFeからなるFe−Al系
合金、重量%でNiを32〜85%含み残部が実質的に
FeからなるFe−Ni系合金及びSNCM815でそ
れぞれ製作した。また、検出部36の円筒部37の厚み
を1〜3mmとした。
【0045】コイルユニット45は有底円筒状に形成さ
れており、底部46にはアダプタ14bの外周に設けた
ねじに螺合するねじ穴48が設けられており、検出部3
6に嵌合する円筒部47の内壁には検出部36の透磁率
の変化により自己インダクタンスが変化する第1、第2
の検出コイル49a,49b及びヨーク51が装着され
ている。50は第1、第2の検出コイル49a,49b
の引出し線である。
れており、底部46にはアダプタ14bの外周に設けた
ねじに螺合するねじ穴48が設けられており、検出部3
6に嵌合する円筒部47の内壁には検出部36の透磁率
の変化により自己インダクタンスが変化する第1、第2
の検出コイル49a,49b及びヨーク51が装着され
ている。50は第1、第2の検出コイル49a,49b
の引出し線である。
【0046】55はギヤ保持部材で、図6、図7に示す
ように、円板状のハブ部56と、ハブ部56の外周から
ほぼ等間隔で内側(回転軸3側)に傾斜して突設された
複数の腕部57とからなり、ハブ部56には検出部36
のフランジ38が嵌合される凹部58と、凹部58の中
心部に設けられ、クランク31bの円柱状のボス31が
嵌入される穴59が設けられている。60は穴59の外
周に設けられた複数のねじ挿通穴、61は腕部57の先
端部にはほぼ垂直に立設されたギヤ取付部で、ナット挿
通穴62が設けられている。30はチェーンが掛けられ
るギヤで、中心部にはギヤ保持部材55のハブ部56及
び腕部57が嵌入される穴が設けられている。
ように、円板状のハブ部56と、ハブ部56の外周から
ほぼ等間隔で内側(回転軸3側)に傾斜して突設された
複数の腕部57とからなり、ハブ部56には検出部36
のフランジ38が嵌合される凹部58と、凹部58の中
心部に設けられ、クランク31bの円柱状のボス31が
嵌入される穴59が設けられている。60は穴59の外
周に設けられた複数のねじ挿通穴、61は腕部57の先
端部にはほぼ垂直に立設されたギヤ取付部で、ナット挿
通穴62が設けられている。30はチェーンが掛けられ
るギヤで、中心部にはギヤ保持部材55のハブ部56及
び腕部57が嵌入される穴が設けられている。
【0047】次に、上記のように構成した本発明の組立
順序の一例を説明する。 (1)ハウジング2内に回転軸3を挿通し、球軸受8
a,8bで回転自在に支持させ、ハウジング2の両端開
口部をアダプタ14a,14bで閉塞し、アダプタ14
aはロックリング14でハウジング2に固定される。
順序の一例を説明する。 (1)ハウジング2内に回転軸3を挿通し、球軸受8
a,8bで回転自在に支持させ、ハウジング2の両端開
口部をアダプタ14a,14bで閉塞し、アダプタ14
aはロックリング14でハウジング2に固定される。
【0048】(2)ギヤ保持部材55の穴59にクラン
ク31bの円柱状のボス31を挿入し、ついで、検出部
36を円柱状のボス31に嵌入してねじ挿通穴36に挿
通したねじ65を円柱状のボス31のねじ穴31cに螺
入し、固定する。このとき、ギヤ保持部材55の穴59
と、クランク31bの円柱状のボス31との間には、接
触しない程度のすき間が形成されている。 (3)次に、ギヤ保持部材55の凹部58を検出部36
のフランジ38に嵌合し、フランジ38のナット挿入穴
43にナット66を挿入すると共に、ギヤ保持部材55
のねじ挿入穴60にねじ67を挿入してナット66に螺
入する。これにより、クランク31b、検出部36及び
ギヤ保持部材55は一体に結合される。
ク31bの円柱状のボス31を挿入し、ついで、検出部
36を円柱状のボス31に嵌入してねじ挿通穴36に挿
通したねじ65を円柱状のボス31のねじ穴31cに螺
入し、固定する。このとき、ギヤ保持部材55の穴59
と、クランク31bの円柱状のボス31との間には、接
触しない程度のすき間が形成されている。 (3)次に、ギヤ保持部材55の凹部58を検出部36
のフランジ38に嵌合し、フランジ38のナット挿入穴
43にナット66を挿入すると共に、ギヤ保持部材55
のねじ挿入穴60にねじ67を挿入してナット66に螺
入する。これにより、クランク31b、検出部36及び
ギヤ保持部材55は一体に結合される。
【0049】(4)ハウジング2の他端に螺入されてい
るアダプタ14bのねじに、コイルユニット45のねじ
穴48を螺入し、固定する。 (5)クランク31bに取付けた検出部36をコイルユ
ニット45内に挿入してその穴40に回転軸3が接触し
ない程度の間隙を隔てて挿通すると共に、円柱状ボス3
1に設けた嵌合穴を回転軸3の端部に嵌入し、ボルトを
ねじ穴5bに螺入して固定する。これにより、第1、第
2の検出コイル49a,49bは僅かな間隙を隔てて検
出部36に設けたスリット42a,42bとそれぞれ対
向し、トルク検出器35が形成される。
るアダプタ14bのねじに、コイルユニット45のねじ
穴48を螺入し、固定する。 (5)クランク31bに取付けた検出部36をコイルユ
ニット45内に挿入してその穴40に回転軸3が接触し
ない程度の間隙を隔てて挿通すると共に、円柱状ボス3
1に設けた嵌合穴を回転軸3の端部に嵌入し、ボルトを
ねじ穴5bに螺入して固定する。これにより、第1、第
2の検出コイル49a,49bは僅かな間隙を隔てて検
出部36に設けたスリット42a,42bとそれぞれ対
向し、トルク検出器35が形成される。
【0050】(6)ギヤ30をギヤ保持部材55の取付
部61の一方の面に当接すると共に、取付部61の他方
の面に小ギヤ30aを当接し、小ギヤ30aに設けたナ
ット挿入穴とギヤ取付部61に設けたナット挿入穴62
に挿入したナット66に、ギヤ30のねじ挿入穴に挿入
したねじ67を螺入して固定する。なお、小ギヤ30a
は本発明に必須のものではない。 (7)最後に、クランク31aの嵌合穴を回転軸3の端
部に嵌合し、ボルトで固定すれば組立が完了する。
部61の一方の面に当接すると共に、取付部61の他方
の面に小ギヤ30aを当接し、小ギヤ30aに設けたナ
ット挿入穴とギヤ取付部61に設けたナット挿入穴62
に挿入したナット66に、ギヤ30のねじ挿入穴に挿入
したねじ67を螺入して固定する。なお、小ギヤ30a
は本発明に必須のものではない。 (7)最後に、クランク31aの嵌合穴を回転軸3の端
部に嵌合し、ボルトで固定すれば組立が完了する。
【0051】次に、本発明の作用を説明する。なお、ギ
ヤ30にはチェーンが掛けられているものとする。い
ま、図8に示すように、ペダルを踏んでクランク31b
を矢印a方向(自転車の前進方向)に回転させると、そ
の回転力は、クランク31b、円柱状のボス31、検出
部36、ギヤ保持部材55を経て、ギヤ30に伝達され
る。このとき、クランク31bと一体に結合された検出
部36には、クランク31bによる矢印a方向の回転力
と、チェーンCによる矢印b方向の張力とによりねじ応
力が発生する。
ヤ30にはチェーンが掛けられているものとする。い
ま、図8に示すように、ペダルを踏んでクランク31b
を矢印a方向(自転車の前進方向)に回転させると、そ
の回転力は、クランク31b、円柱状のボス31、検出
部36、ギヤ保持部材55を経て、ギヤ30に伝達され
る。このとき、クランク31bと一体に結合された検出
部36には、クランク31bによる矢印a方向の回転力
と、チェーンCによる矢印b方向の張力とによりねじ応
力が発生する。
【0052】これにより、検出部36に設けた磁気異方
性を付与するスリット42aとスリット42bのうち、
底部39側のスリット42aには引張り応力が、また、
フランジ38側のスリット42bには圧縮応力が加わる
ため、これに対応して検出部36の透磁率が変化する。
性を付与するスリット42aとスリット42bのうち、
底部39側のスリット42aには引張り応力が、また、
フランジ38側のスリット42bには圧縮応力が加わる
ため、これに対応して検出部36の透磁率が変化する。
【0053】検出部36の透磁率の変化に伴って第1、
第2の検出コイル49a,49bの自己インダクタンス
が変化し、ブリッジ回路15にはインピーダンスの変
化、したがって、検出部36に加えられたトルクの大き
さに対応した不平衡電圧e1 ,e2 が出力する。この出
力電圧e1 ,e2 は図2で説明したようにトルク検出回
路20で処理され、出力する。この出力電圧は、回転軸
3に加えられたトルクに対応した値である。
第2の検出コイル49a,49bの自己インダクタンス
が変化し、ブリッジ回路15にはインピーダンスの変
化、したがって、検出部36に加えられたトルクの大き
さに対応した不平衡電圧e1 ,e2 が出力する。この出
力電圧e1 ,e2 は図2で説明したようにトルク検出回
路20で処理され、出力する。この出力電圧は、回転軸
3に加えられたトルクに対応した値である。
【0054】次に、他方のペダルを踏込でクランク31
aを回転すると、その回転力はクランク31a、回転軸
3、クランク31bの円柱状のボス31、検出部36、
ギヤ保持部材55を経てギヤ30に伝えられる。この場
合、クランク31bの円柱状のボス31以降の伝達経路
及び回転方向は、前述のクランク31bの場合と全く同
一であり、しかも、ギヤ30にはチェーンCにより前記
と同方向(矢印b方向)の張力が作用しているため、ク
ランク31bを回転した場合と同様のプロセスで検出部
36の透磁率が変化し、出力端子にはクランク31aに
より回転軸3に加えらたれトルクに対応した電圧が出力
する。
aを回転すると、その回転力はクランク31a、回転軸
3、クランク31bの円柱状のボス31、検出部36、
ギヤ保持部材55を経てギヤ30に伝えられる。この場
合、クランク31bの円柱状のボス31以降の伝達経路
及び回転方向は、前述のクランク31bの場合と全く同
一であり、しかも、ギヤ30にはチェーンCにより前記
と同方向(矢印b方向)の張力が作用しているため、ク
ランク31bを回転した場合と同様のプロセスで検出部
36の透磁率が変化し、出力端子にはクランク31aに
より回転軸3に加えらたれトルクに対応した電圧が出力
する。
【0055】本実施例においても、検出されたトルクか
ら第1の実施例と同様に、ペダル踏力、これによって得
られた仕事量及びこのために消費した消費エネルギを求
めることができる。ただし、本実施例においては、ギヤ
30が1回転する間にペダル32a,32bを踏込むこ
とにより発生する最大トルクを2回検出することができ
るので、ペダルの回転角速度はπ/Tラジアンとなる。
ら第1の実施例と同様に、ペダル踏力、これによって得
られた仕事量及びこのために消費した消費エネルギを求
めることができる。ただし、本実施例においては、ギヤ
30が1回転する間にペダル32a,32bを踏込むこ
とにより発生する最大トルクを2回検出することができ
るので、ペダルの回転角速度はπ/Tラジアンとなる。
【0056】実施例3.自転車には、複数のギヤが設け
られていて、例えば、登り坂などにおいてペダル踏力が
大きくなるとレバーを操作して大ギヤに切換え、平坦地
などでペダル踏力が小さくなると再び小ギヤに切換える
ようにしたものがある。本実施例は、上述の第1〜第2
の実施例において、検出されたトルク(又はペダル踏
力)があらかじめ定めた値を超え、又はあらかじめ定め
た値以下になったときはギヤを自動的に切換えるように
したものである。
られていて、例えば、登り坂などにおいてペダル踏力が
大きくなるとレバーを操作して大ギヤに切換え、平坦地
などでペダル踏力が小さくなると再び小ギヤに切換える
ようにしたものがある。本実施例は、上述の第1〜第2
の実施例において、検出されたトルク(又はペダル踏
力)があらかじめ定めた値を超え、又はあらかじめ定め
た値以下になったときはギヤを自動的に切換えるように
したものである。
【0057】図9は本実施例の構成を示すブロック図で
ある。RAM23にはトルク検出回路20で検出したト
ルク値に対応してギヤを切換える表1に示すようなギヤ
切換情報がテーブル形式によって格納されている。
ある。RAM23にはトルク検出回路20で検出したト
ルク値に対応してギヤを切換える表1に示すようなギヤ
切換情報がテーブル形式によって格納されている。
【0058】
【表1】
【0059】このテーブルの内容は、自転車の運転開始
時に、演算器25に電源が投入されて自動ギヤ切換モー
ドになったとき、ROM22に格納された表1に示す情
報をRAM23にコピーすることにより作成される。な
お、図示してない設定手段により、自転車を使用する者
が設定してもよい(但し、この場合は、RAM23は停
電保持する必要がある)。 また、ギヤ切換装置28は、演算器25からの指令によ
りギヤ30aを切換える(自動ギヤ切換モード)もので
あるが、手動切換手段29により手動でギヤ30aを切
換えることもできる(手動ギヤ切換モード)。
時に、演算器25に電源が投入されて自動ギヤ切換モー
ドになったとき、ROM22に格納された表1に示す情
報をRAM23にコピーすることにより作成される。な
お、図示してない設定手段により、自転車を使用する者
が設定してもよい(但し、この場合は、RAM23は停
電保持する必要がある)。 また、ギヤ切換装置28は、演算器25からの指令によ
りギヤ30aを切換える(自動ギヤ切換モード)もので
あるが、手動切換手段29により手動でギヤ30aを切
換えることもできる(手動ギヤ切換モード)。
【0060】上記のように構成した本実施例において
は、自動ギヤ切換モード中は、ROM22に格納されて
いるプログラムは、トルク検出回路20、A/D変換回
路24を経て入力されるトルク値Trgと、表1のテーブ
ルのトルク値とを常時比較している。
は、自動ギヤ切換モード中は、ROM22に格納されて
いるプログラムは、トルク検出回路20、A/D変換回
路24を経て入力されるトルク値Trgと、表1のテーブ
ルのトルク値とを常時比較している。
【0061】自転車の運転開始時には、ペダル踏力が大
きいため大きなトルクTrgが発生し、表1のテーブルと
の間にTrg>トルク1の関係が成立する。これにより、
演算器25は、テーブルから大ギヤ側への切換信号を取
出し、この切換信号を出力回路27を介してギヤ切換装
置28に出力し、ギヤ切換装置28はこれを受けてギヤ
30aを大ギヤに切換える。大ギヤに切換え後、暫くの
間トルクが減少する。一定時間経過後も依然としてTrg
>トルク1の場合は、さらに上記のプロセスにより大ギ
ヤに切換える。
きいため大きなトルクTrgが発生し、表1のテーブルと
の間にTrg>トルク1の関係が成立する。これにより、
演算器25は、テーブルから大ギヤ側への切換信号を取
出し、この切換信号を出力回路27を介してギヤ切換装
置28に出力し、ギヤ切換装置28はこれを受けてギヤ
30aを大ギヤに切換える。大ギヤに切換え後、暫くの
間トルクが減少する。一定時間経過後も依然としてTrg
>トルク1の場合は、さらに上記のプロセスにより大ギ
ヤに切換える。
【0062】このような切換操作を繰返すと、最終的に
は最も大きいギヤが選択される。この場合は、演算器2
5から大ギヤへの切換信号が出力されてもギヤ切換装置
28は作動せず、最も大きなギヤが選択されたままとな
る。自転車が走行してペダル踏力が小さくなり、トルク
が減少すると、トルク2<Trg<トルク1の関係が成立
する。このときは、演算器25はギヤの切換信号を出力
しない。
は最も大きいギヤが選択される。この場合は、演算器2
5から大ギヤへの切換信号が出力されてもギヤ切換装置
28は作動せず、最も大きなギヤが選択されたままとな
る。自転車が走行してペダル踏力が小さくなり、トルク
が減少すると、トルク2<Trg<トルク1の関係が成立
する。このときは、演算器25はギヤの切換信号を出力
しない。
【0063】次に、自転車がスピードを増してトルクが
減少し、Trg<トルク2の関係が成立すると、演算器2
5はRAM23から小ギヤへの切換信号を取出し、この
切換信号を出力回路27を介してギヤ切換装置28へ出
力する。ギヤ切換装置28はこの信号に基いて、ギヤを
小ギヤに切換える。なお、小ギヤに切換後暫くの間はト
ルクが増加する。さらに、自転車がスピードを増すと、
上記のプロセスが繰返され、最終的には最も小さいギヤ
が選択される。この場合は、ギヤ切換装置28に小ギヤ
の切換信号が出力されてもギヤ切換装置28は作動せ
ず、最も小さいギヤが選択されたままとなる。
減少し、Trg<トルク2の関係が成立すると、演算器2
5はRAM23から小ギヤへの切換信号を取出し、この
切換信号を出力回路27を介してギヤ切換装置28へ出
力する。ギヤ切換装置28はこの信号に基いて、ギヤを
小ギヤに切換える。なお、小ギヤに切換後暫くの間はト
ルクが増加する。さらに、自転車がスピードを増すと、
上記のプロセスが繰返され、最終的には最も小さいギヤ
が選択される。この場合は、ギヤ切換装置28に小ギヤ
の切換信号が出力されてもギヤ切換装置28は作動せ
ず、最も小さいギヤが選択されたままとなる。
【0064】このように、本実施例においては、トルク
の検出回路20で検出されたトルク値に基いて、自動的
にギヤを切換えるようにしたので、きわめて便利な自転
車を実現することができる。
の検出回路20で検出されたトルク値に基いて、自動的
にギヤを切換えるようにしたので、きわめて便利な自転
車を実現することができる。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。なお、以
下の説明では請求項に付した番号と同じ番号を付して各
請求項の効果を記述する。 (1)ペダルが装着された一対のクランク及び両端部に
クランクが取付けられた回転軸を有し、ペダルを踏むこ
とによりチェーンが掛けられたギヤを駆動する自転車に
おいて、磁歪合金からなり外周に左右対称にかつ互いに
反対方向に傾斜して設けたシェブロン状の凹溝により磁
気異方性が付与された回転軸、及び検出コイルを有し回
転軸の外周に配設されたコイルユニットからなるトルク
検出器と、このトルク検出器によって検出されたトルク
に基いてペダルの踏力を算出する演算器とを備えたの
で、自転車で走行しあるいは筋力トレーニングなどを行
う際にペダル踏力を知ることができ、効果的な走行やト
レーニングを行うことができる。
によれば次のような効果を得ることができる。なお、以
下の説明では請求項に付した番号と同じ番号を付して各
請求項の効果を記述する。 (1)ペダルが装着された一対のクランク及び両端部に
クランクが取付けられた回転軸を有し、ペダルを踏むこ
とによりチェーンが掛けられたギヤを駆動する自転車に
おいて、磁歪合金からなり外周に左右対称にかつ互いに
反対方向に傾斜して設けたシェブロン状の凹溝により磁
気異方性が付与された回転軸、及び検出コイルを有し回
転軸の外周に配設されたコイルユニットからなるトルク
検出器と、このトルク検出器によって検出されたトルク
に基いてペダルの踏力を算出する演算器とを備えたの
で、自転車で走行しあるいは筋力トレーニングなどを行
う際にペダル踏力を知ることができ、効果的な走行やト
レーニングを行うことができる。
【0066】(2)上記(1)のトルク検出器を、磁歪
合金によりほぼ有底円筒状に形成され、円筒部に左右対
称にかつ互いに反対方向に傾斜して設けたシェブロン状
のスリット又は凹溝により磁気異方性が付与され、ギヤ
又はギヤ保持部材に固定された検出部と、ほぼ有底円筒
状に形成されて内周に検出コイルが設けられ、検出部の
外周に配設されたコイルユニットとによって構成したの
で、左右何れのペダルを踏んだときでもトルクを検出す
ることができる。このため、より一層正確なペダル踏力
を検出することができ、走行やトレーニングを効果的に
行うことができる。
合金によりほぼ有底円筒状に形成され、円筒部に左右対
称にかつ互いに反対方向に傾斜して設けたシェブロン状
のスリット又は凹溝により磁気異方性が付与され、ギヤ
又はギヤ保持部材に固定された検出部と、ほぼ有底円筒
状に形成されて内周に検出コイルが設けられ、検出部の
外周に配設されたコイルユニットとによって構成したの
で、左右何れのペダルを踏んだときでもトルクを検出す
ることができる。このため、より一層正確なペダル踏力
を検出することができ、走行やトレーニングを効果的に
行うことができる。
【0067】(3)上記(1)又は(2)のトルク検出
器の回転軸又は検出部を、Fe−Al系合金、Fe−N
i系合金又はSNCM系浸炭鋼で構成したので、スリッ
トや凹溝を回転軸又は検出部に直接設けることができ
る。このため、製造が容易で多量生産が可能になり、そ
の上高精度のトルク検出器を得ることができる。
器の回転軸又は検出部を、Fe−Al系合金、Fe−N
i系合金又はSNCM系浸炭鋼で構成したので、スリッ
トや凹溝を回転軸又は検出部に直接設けることができ
る。このため、製造が容易で多量生産が可能になり、そ
の上高精度のトルク検出器を得ることができる。
【0068】(4)上記(1)又は(2)において、演
算器により、トルク検出器によって検出されたトルクに
基いて、ペダルを踏むことによって消費した消費エネル
ギを算出するようにしたので、自転車の走行や健康を目
的としたエネルギ消費運動あるいは筋力トレーニングを
効果的に行うことができる。
算器により、トルク検出器によって検出されたトルクに
基いて、ペダルを踏むことによって消費した消費エネル
ギを算出するようにしたので、自転車の走行や健康を目
的としたエネルギ消費運動あるいは筋力トレーニングを
効果的に行うことができる。
【0069】(5)上記(1)又は(2)において、演
算器と併せ又は演算器に代えて、トルク検出器によって
検出されたトルク又はペダル踏力に基いて、複数のギヤ
を自動的に切換えるギヤ切換手段を備え、例えばペダル
踏力が増大したときは、自動的に大ギヤに切換え、ペダ
ル踏力が小さくなったときは自動的に小ギヤに切換える
ようにしたので、取扱いが容易で使い易い自転車を得る
ことができる。
算器と併せ又は演算器に代えて、トルク検出器によって
検出されたトルク又はペダル踏力に基いて、複数のギヤ
を自動的に切換えるギヤ切換手段を備え、例えばペダル
踏力が増大したときは、自動的に大ギヤに切換え、ペダ
ル踏力が小さくなったときは自動的に小ギヤに切換える
ようにしたので、取扱いが容易で使い易い自転車を得る
ことができる。
【0070】また、本発明に係る自転車においては、大
きなトルクが発生すると大ギヤ側へ切換えてトルクを減
少させ、また、トルクが小さいときは小ギヤ側へ切換え
てトルクを増加させるようにしたので、表1に示すトル
ク1とトルク2との間にトルクが納まるように作用す
る。したがって、表1のトルク1とトルク2とを自分の
体力に応じた値に設定することにより、体力に合った運
動を行うことができる。
きなトルクが発生すると大ギヤ側へ切換えてトルクを減
少させ、また、トルクが小さいときは小ギヤ側へ切換え
てトルクを増加させるようにしたので、表1に示すトル
ク1とトルク2との間にトルクが納まるように作用す
る。したがって、表1のトルク1とトルク2とを自分の
体力に応じた値に設定することにより、体力に合った運
動を行うことができる。
【0071】(6)上記(1),(2),(4)又は
(5)において、トルク、ペダル踏力、消費エネルギな
どの数値等を表示する表示器を設け、この数値を見なが
ら走行や筋力トレーニングを行えるようにしたので、こ
れらを効果的に行うことができる。また、この数値等を
記録しておけば、後日のトレーニング等の参考に資する
ことができる。
(5)において、トルク、ペダル踏力、消費エネルギな
どの数値等を表示する表示器を設け、この数値を見なが
ら走行や筋力トレーニングを行えるようにしたので、こ
れらを効果的に行うことができる。また、この数値等を
記録しておけば、後日のトレーニング等の参考に資する
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施例の要部を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図2】第1の実施例のトルク検出回路の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】第1の実施例の作用説明図である。
【図4】ペダル踏力などの測定の一例を示すブロック図
である。
である。
【図5】本発明の第2の実施例の要部を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図6】図5の分解斜視図である。
【図7】図5の要部の分解断面図である。
【図8】第2の実施例の作用説明図である。
【図9】本発明の第3の実施例のブロック図である。
【図10】従来の自転車のボトムブラケット部の斜視図
である。
である。
1 ボトムブラケット部 2 ハウジング 3,3a 回転軸 7a,7b 凹溝 8a,8b 球軸受 10 トルク検出部 13a,13b 検出コイル 15 ブリッジ回路 20 トルク検出回路 25 演算器 31 円柱状のボス 31a,31b クランク 32a,32b ペダル 35 トルク検出部 36,36a 検出部 37 円筒部 42a,42b スリット又は凹溝 45 コイルユニット 49a,49b 検出コイル 55 ギヤ保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 41/20 H01L 41/20
Claims (6)
- 【請求項1】 ペダルが装着された一対のクランク及び
両端部に前記クランクが取付けられた回転軸を有し、前
記ペダルを踏むことによりチェーンが掛けられたギヤを
駆動する自転車において、 磁歪合金からなり外周に左右対称にかつ互いに反対方向
に傾斜して設けたシェブロン状の凹溝により磁気異方性
が付与された回転軸、及び検出コイルを有し前記回転軸
の外周に配設されたコイルユニットからなるトルク検出
器と、 該トルク検出器によって検出されたトルクに基いて前記
ペダルの踏力を算出する演算器とを備えたことを特徴と
する自転車。 - 【請求項2】 トルク検出器に代えて、磁歪合金により
ほぼ有底円筒状に形成され、円筒部に左右対称にかつ互
いに反対方向に傾斜して設けたシェブロン状のスリット
又は凹溝により磁気異方性が付与され、ギヤ又はギヤ保
持部材に固定された検出部と、ほぼ有底円筒状に形成さ
れて内周に検出コイルが設けられ、前記検出部の外周に
配設されたコイルユニットからなるトルク検出器を備え
たことを特徴とする請求項1記載の自転車。 - 【請求項3】 トルク検出器の回転軸又は検出部を、F
e−Al系合金、Fe−Ni系合金又はSNCM系浸炭
鋼で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の自
転車。 - 【請求項4】 演算器により、トルク検出器によって検
出されたトルクに基いて、ペダル踏力又は消費エネルギ
を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の自転
車。 - 【請求項5】 演算器と併せ又は演算器に代えて、トル
ク検出器によって検出されたトルク又はペダル踏力に基
いて、複数のギヤを自動的に切換えるギヤ切換手段を備
えたことを特徴とする請求項1又は2記載の自転車。 - 【請求項6】 トルク、ペダル踏力、消費エネルギなど
を表示する表示器を設けたことを特徴とする請求項1,
2,4又は5記載の自転車。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7147056A JPH08338774A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 自転車 |
| US08/697,607 US5816599A (en) | 1995-06-14 | 1996-08-27 | Bicycle torque detection apparatus and bicycle including the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7147056A JPH08338774A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 自転車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338774A true JPH08338774A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15421506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7147056A Pending JPH08338774A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 自転車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338774A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002331983A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-19 | Yamaha Motor Co Ltd | 電動補助自転車 |
| CN108839751A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-11-20 | 东莞市京橙电机科技有限公司 | 同轴中置驱动电机系统及助力车 |
-
1995
- 1995-06-14 JP JP7147056A patent/JPH08338774A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002331983A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-19 | Yamaha Motor Co Ltd | 電動補助自転車 |
| CN108839751A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-11-20 | 东莞市京橙电机科技有限公司 | 同轴中置驱动电机系统及助力车 |
| CN108839751B (zh) * | 2018-05-23 | 2024-03-22 | 铂金橙智能科技(太仓)有限公司 | 同轴中置驱动电机系统及助力车 |
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| A02 | Decision of refusal |
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