JPH0834698B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH0834698B2
JPH0834698B2 JP61243207A JP24320786A JPH0834698B2 JP H0834698 B2 JPH0834698 B2 JP H0834698B2 JP 61243207 A JP61243207 A JP 61243207A JP 24320786 A JP24320786 A JP 24320786A JP H0834698 B2 JPH0834698 B2 JP H0834698B2
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明 江川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインバータ装置に関し、特に、直流電圧入力
点と負荷の間にMOS(金属酸化物半導体)トランジス
タ、より広くはMIS(金属絶縁物半導体)トランジス
タ、を直列に介在させ、該MOSトランジスタを単一周波
数の信号により駆動することにより直流電圧を該単一周
波数に応じた交流電圧に変換するインバータ装置に関す
る。本発明による装置は、例えばRF(高周波)励起型CO
2(炭酸ガス)レーザ装置の高周波電源として利用され
得る。
〔従来の技術〕
第2図には上述したインバータ装置の従来形の一構成
例が示される。同図においてQ21,Q22,Q23およびQ24はN
チャネル型MOSトランジスタを示し、直流電圧ESの入力
点間に、トランジスタQ21およびQ22が直列接続され、か
つトランジスタQ23およびQ24が直列接続されている。ト
ランジスタQ21およびQ22の接続点とトランジスタQ23お
よびQ24の接続点との間には負荷20が接続される。ま
た、各トランジスタQ21〜Q24のゲート端子にはそれぞれ
単一周波数の駆動信号VGS1,VGS2,VGS3,VGS4が印加さ
れるようになっている。ここで、駆動信号VGS1とVGS4
同一信号であり、VGS2とVGS3も同一信号であり、前者と
後者は互いに逆位相の関係にある。従って、トランジス
タ対Q21およびQ24と、Q22およびQ23は、駆動信号VGS1
周波数に応じて交互にオン・オフ動作を行う。これによ
って、トランジスタQ21およびQ24がオン状態の時は負荷
20にESの電圧が印加され、トランジスタQ22およびQ23が
オン状態の時は負荷20に−ESの負電圧が印加される。
また、第2図において破線表示されるキャパシタ
S1′,CS2′CS3′,CS4′はそれぞれMOSトランジスタQ
21,Q22,Q23,Q24のドレイン・ソース間の出力容量を表わ
す。このような出力容量はMOSトランジスタのドレイン
領域およびソース領域の大きさと不純物濃度、ドレイン
・ソース間の形成位置等により決まるものであり、その
存在は当業者には一般に知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来形のインバータ装置においては、スイッ
チング用MOSトランジスタのドレイン・ソース間に出力
容量(キャパシタ)が存在するために、該キャパシタの
充放電特性に起因してスイッチング動作が速やかに行わ
れないという問題があった。このため、例えばトランジ
スタ(Q21,Q22,Q23,Q24)が(オン、オフ、オフ、オ
ン)の状態から、(オフ、オン、オン、オフ)の状態に
スイッチングする時に、トランジスタQ21およびQ22を通
してキャパシタCS1′の充電電流およびキャパシタ
S2′の放電電流が流れ、同時に、トランジスタQ23お
よびQ24を通して同様に充放電電流が流れるので、該ト
ランジスタQ21〜Q24のそれぞれのオン抵抗とキャパシタ
S1′〜CS4′の値に基づく電力損失が生じるという問
題があった。
また、駆動信号VGS1〜VGS4の周波数が高くなればなる
ほど、キャパシタCS1′〜CS4′のリアクタンスが減小
して電流が流れ易くなるので電力損失が一層増大し、し
かも上述したスイッチング動作のスピード劣下がより顕
著に現われるので、高速化すなわち電源の高周波化が損
なわれるという問題もあった。
本発明は、上述した従来技術における問題点に鑑みな
されたもので、装置内の電力損失を低減させて効率の増
大を図ると共に、電源としての高周波化を可能にするイ
ンバータ装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、直流電圧入力点と負荷の間に直列に
介在され、単一周波数の駆動信号に応答してこの単一周
波数に応じたスイッチング動作を行う少くとも1個のMI
Sトランジスタと、上述の直流電圧入力点に直列に挿入
され、上述の単一周波数においてMISトランジスタの出
力電流を一定にする第1のインダクタンス素子と、上述
の負荷と並列に接続され、この負荷から入力側を見た時
の等価総容量と並列共振する第2のインダクタンス素子
と、を備えてなるインバータ装置が提供される。
〔作用〕
本発明によるインバータ装置においては、負荷から入
力側を見た時の等価総容量(等価キャパシタ)と共振す
る第2のインダクタンス素子が該負荷と並列に接続され
ているので、MISトランジスタのドレイン・ソース間の
出力容量(キャパシタ)を含む装置全体の容量による影
響が第2のインダクタンス素子により相殺される。これ
は、キャパシタが存在しないことと等価である。従っ
て、MISトランジスタのスイッチング時に該キャパシタ
の充放電電流が流れることにより生じる電力損失を皆無
にすることができ、これによってインバータ装置の高効
率化が可能となる。
また、キャパシタによる影響が無いので、従来形にお
いて駆動信号の周波数の増大に伴いMISトランジスタの
スイッチング速度が損なわれるという問題点を解決する
ことができる。これは、周波数の上限に制約を与えない
ことを意味し、言い換えると、本発明装置が電源として
高周波化され得ることを意味するものである。
〔実施例〕
第1図には本発明の一実施例としてのインバータ装置
の回路構成が示される。第1図の例示は、RF励起型CO2
レーザ装置の高周波電源として本装置を組込んだ場合を
示す。
第1図においてRFCは高周波チョークコイルを示し、
該コイルは回路に流れる電流を一定に維持するためのも
のである。Q1〜Q4はそれぞれNチャネル型MOSトランジ
スタを示し、直流電圧ESの入力点間に高周波チョークコ
イルRFCを介して、トランジスタQ1およびQ2が直列接続
され、かつトランジスタQ3およびQ4が直列接続されてい
る。また、破線表示されるキャパシタCS1,CS2,CS3,C
S4はそれぞれトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4のドレイン・ソ
ース間の出力容量を表わす。10は負荷としてのレーザ管
を示し、該レーザ管は、高周波のインバータ出力電圧V
OUTが印加される1対の電極10a,10bと、放電用の石英管
10cとからなっている。この1対の電極10aおよび10bの
間にはコイルLが接続される。11はインバータ回路とレ
ーザ管を電気的に接続するための同軸ケーブルであり、
中心導体11aおよび外部導体11bを有している。なお、破
線表示されるキャパシタCOはケーブル11の等価容量を表
わす。このケーブルの中心導体11aを介してレーザ管10
の一法の電極10aがトランジスタQ1およびQ2の接続点に
接続され、外部導体11bを介してレーザ管10の他方の電
極10bがトランジスタQ3およびQ4の接続点に接続されて
いる。
MOSトランジスタQ1〜Q4のそれぞれのゲートには、単
一周波数f0の駆動信号VGS1,VGS2,VGS3,VGS4が印加さ
れるようになっている。ここで、駆動信号VGS1とVGS4
同一信号であり、VGS2とVGS3も同一信号であり、前者と
後者は互いに逆位相の関係にある。従って、トランジス
タQ1およびQ4と、Q2およびQ3は、駆動信号の周波数f0
応じて交互にオン・オフ動作を行う。これによって、レ
ーザ管10の電極間には該周波数f0に対応した、振幅ES
高周波電圧が印加される。
レーザ管10と並列に接続されたコイルLは、レーザ管
の両電極端から入力側すなわちインバータ回路側を見た
時の等価総容量(等価キャパシタ)と並列共振する値に
選定されている。すなわち、各素子の値と駆動信号の周
波数f0との間には、 の関係がある。ここで、キャパシタCKは(CS2+CS3)ま
たは(CS1+CS4)で表わされる。前者はトランジスタ
(Q1,Q2,Q3,Q4)が(オン、オフ、オフ、オン)の状態
から(オフ、オン、オン、オフ)の状態にスイッチング
した場合に相当し、後者は各トランジスタがその逆の状
態にスイッチングした場合に相当する。従って、コイル
Lのインダクタンスが固定の値であることを考慮し、各
トランジスタQ1〜Q4の出力容量が(CS2+CS3)=(CS1
+CS4)の関係を満たすように各トランジスタを選定す
る必要がある。
上述したように、コイルLと等価キャパシタ(CO
CK)は並列共振を起こすので、レーザ管の両電極端から
インバータ回路側を見た入力インピーダンスは極めて大
きくなる。すなわち、トランジスタの各出力容量CS1〜C
S4を含む装置全体の容量による影響がコイルLの作用に
より相殺される。従って、トランジスタのスイッチング
時に各出力容量の充放電電流が当該トランジスタ内を流
れることにより生じる電力損失が無くなるので、装置全
体の電力変換効率が増大する。特に、駆動信号の周波数
f0が高くなればなるほど、この効果は顕著に現われる。
なぜならば、コイルLが接続されていない場合には、ト
ランジスタQ1〜Q4の出力容量(キャパシタ)CS1〜CS4
リアクタンスは周波数の増大に伴い減小し、これによっ
て電流が流れ易くなるので電力損失がより一層増大する
からである。
また、各トランジスタのキャパシタCS1〜CS4による影
響が無いので、言い換えると、周波数に依存する素子が
等価的に存在しない状態が実現されているので、各トラ
ンジスタを周波数f0の駆動信号によりスイッチング動作
させる場合に該周波数f0の上限に制約を設ける必要がな
くなる。これによって、第1図装置が電源として高周波
化され得るものとなり、しかも周波数f0の大きさにかか
わらずMOSトランジスタQ1〜Q4のスイッチングを速やか
に行わせることができる。
従って、本実施例で使用したレーザ管10のように印加
電圧周波数の増大に伴い効率が増大するような負荷に対
しては、本実施例のインバータ装置は極めて有利とな
る。
なお、本実施例ではCO2レーザを例によって説明した
が、それに限らず、例えばHe−Ne,CO,エキシマ等の他の
すべてのガスレーザにも適用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、インバータ装置
内の電力損失を低減させて電力変換効率を増大させるこ
とができると共に、電源として高周波化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのインバータ装置を示
す回路構成図、 第2図は従来形の一例としてのインバータ装置を示す回
路構成図、 である。 (符号の説明) 10…負荷(レーザ管)、11…同軸ケーブル、Q1〜Q4…MO
Sトランジスタ、RFC…高周波チョークコイル、L…コイ
ル、CS1〜CS4…出力容量(キャパシタ)、CO…ケーブル
容量、ES…直流電圧、VGS1〜VGS4…駆動信号、VOUT…イ
ンバータ出力電圧。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧入力点と負荷の間に直列に介在さ
    れ、単一周波数の駆動信号に応答して該単一周波数に応
    じたスイッチング動作を行う少くとも1個のMISトラン
    ジスタと、 該直流電圧入力点に直列に挿入され、該単一周波数にお
    いて該MISトランジスタの出力電流を一定にする第1の
    インダクタンス素子と、 該負荷と並列に接続され、該負荷から入力側を見た時の
    等価総容量と並列共振する第2のインダクタンス素子
    と、 を備えてなるインバータ装置。
JP61243207A 1986-10-15 1986-10-15 インバータ装置 Expired - Fee Related JPH0834698B2 (ja)

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