JPH0834889A - 樹脂組成物および多層構造体 - Google Patents
樹脂組成物および多層構造体Info
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- JPH0834889A JPH0834889A JP11999895A JP11999895A JPH0834889A JP H0834889 A JPH0834889 A JP H0834889A JP 11999895 A JP11999895 A JP 11999895A JP 11999895 A JP11999895 A JP 11999895A JP H0834889 A JPH0834889 A JP H0834889A
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Abstract
(a)、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン
酸共重合体(b)および前記(a)、(b)以外の熱可
塑性樹脂(c)をそれぞれ特定の重量比で配合した樹脂
組成物、および前記樹脂組成物層を有する多層構造体。 【効果】 本発明の樹脂組成物を用いた構造体、とくに
多層構造体は、EVOH(a)を単独で用いた場合に比
べ、耐衝撃性が優れており、さらにガソリンなどの燃料
に対するバリアー性も遜色がない。したがって、機械的
強度、とくに耐衝撃性が要求され、さらにバリアー性が
要求される自動車の燃料タンク、燃料パイプ等に極めて
有用である。
Description
止性能(バリア性)及び耐衝撃性に優れた樹脂組成物お
よび多層構造体に関し、とくに含酸素系有機化合物と炭
化水素との混合物、例えばメタノール含有ガソリンに対
するバリアー性に優れた燃料容器または燃料パイプに好
適な樹脂組成物および多層構造体に関する。
により変質しやすい化学薬品等を収容するため、様々な
熱可塑性積層体から成る合成樹脂多層容器や、バリア性
の成分を含有した単層容器等が知られている。そして、
また一方では、近年、例えば、自動車等車両の燃料タン
クなどのように、その軽量化および成形加工の容易化を
計るべくプラスチック製のものが提案され実用化されつ
つある。プラスチック製燃料タンクは、ポリエチレン製
単層型が普及しているが、比較的高い透過性を有する欠
点がある。これに対し、従来より、ポリエチレン製タン
クにスルホン処理や、フロン処理によりバリアー性を向
上させる方法や、ポリエチレンにバリアー性を有する物
質を混入させる方法、また、一方では、多層構造体に
し、バリアー層にナイロンを用い、その両側に接着材層
を介して高密度ポリエチレン層を設けた3種5層構造が
提案されている。
の成分を含有した単層容器の場合、必要とする薬品に対
するバリア性が不足していたり、積層体とした場合に
は、容器全体の耐衝撃性が不足すると言う欠点を有して
いる。また、一方では、近年の環境汚染に対する規制強
化の中で、大気汚染防止およびガソリンの消費節約の観
点から、オクタン価改良のために米国中心に使用されて
いるメタノール、MTBE(メチルターシャルブチルエ
ーテル)等をブレンドしたガソリン(以下ガスホールと
略記する)やガソリンタンクの使用時に、タンク全体か
らのガソリン透過量が増大すると言う欠点を有してお
り、これらの欠点の改良が望まれている。これを改良す
る手段として、上記ポリエチレンとナイロンとの積層体
では、ガスホールに対するバリアー性に問題がある。ま
た、ポリエチレンにナイロンを混合して同時に溶融押し
出し、ポリエチレン層中にナイロンを不連続の薄層状に
分散する方法では、ガスホールに対するバリアー性が不
足し、ポリエチレン単層にスルホン処理や、フッ素処理
する方法では、ガスホールに対するバリアー性の不足
や、ガソリン中の水分により透過性が増大する問題があ
る。さらには、ポリエチレンとエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体(以下EVOHと略記する)の多層タンク
やパイプ等の場合には、ガソリン、ガスホールに対する
バリアー性には優れるものの、形状や構成によっては、
耐衝撃性が不足している。
低下させること無く、耐衝撃性を向上させ、特に燃料容
器または燃料パイプに関しては、ガソリンのみならず、
ガスホールに対しても充分な透過防止性能と、さらに
は、耐衝撃性を付与することにある。
ビニルアルコール共重合体(a)、エチレン−アクリル
酸エステル−無水マレイン酸共重合体および前記
(a)、(b)以外の熱可塑性樹脂(c)からなり、各
成分の重量比が下記(I)および(II)を満足する樹脂
組成物を提供することによって達成される。 5/95≦[(b)+(c)]/(a)≦50/50・・・(I) 10/90≦(b)/(c)≦90/10 ・・・(II) また上記目的は、(a)と(b)に(c)を配合した樹
脂組成物層を有する多層構造体を提供することによって
達成される。この多層構造体は、バリア性及び耐衝撃性
に優れた性質を示す。なお、ここでバリア性とは、酸素
などのガスバリア性、ガソリンなどの燃料のバリア性、
フロンガス等のバリア性を意味する。
対するバリアー性に優れ、なおかつ耐衝撃性に優れた特
性を付与することができる。これにより、環境問題に適
合するばかりか、実際の使用時における安全性を大きく
高めるものである。
ビニルエステル共重合体鹸化物であり、エチレン含量は
20〜80モル%が好ましく、さらの好適には20〜7
0モル%、最適には20〜65モル%であり、またビニ
ルエステル成分の鹸化度は80%以上が好ましく、さら
に好適には85%以上、最適には90%以上である。エ
チレン含量が20モル%未満では溶融成形性が悪く、バ
リアー性及び熱安定性が悪くなる。ビニルエステルとし
ては酢酸ビニルが代表的なものとしてあげられるが、そ
の他の脂肪酸ビニルエステル(プロピオン酸ビニル、ピ
バリン酸ビニルなど)も使用できる。また、EVOHに
共重合成分としてビニルシラン化合物0.0002〜
0.2モル%を含有する場合は共押し出しする際の基材
樹脂との溶融粘性の整合性が改善され、均質な共押し出
し多層フィルムの製造が可能なだけでなく、EVOH同
士をブレンドに使用する際の分散性が改善され成形性な
どの改善の面で有効である。ここで、ビニルシラン系化
合物としては、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリ(β−メトキシ−
エトキシ)シラン、γ−メタクリルオキシプロピルメト
キシシランが挙げられる。なかでも、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシランが好適に用いられ
る。さらに、本発明の目的が阻害されない範囲で、他の
共単量体[例えば、プロピレン、ブチレン、不飽和カル
ボン酸又はそのエステル{(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸エステルメチル、エチル)など}、ビニ
ルピロリドン(N−ビニルピロリドンなど)]を共重合
することもできる。また、本発明に用いるEVOHの好
適なメルトインデックス(MI)(210℃、2160
g荷重下で測定した値;融点が210℃付近あるいは2
10℃を越えるものは2160g荷重下、融点以上の複
数の温度で測定し、片対数グラフで絶対温度の逆数を横
軸、メルトインデックス(対数)を縦軸としてプロット
し、210℃に外挿した値)は、0.1〜50g/10
分、最適には0.5〜20g/10分である。本発明に
おいてEVOHは、エチレン含有量あるいは/及び鹸化
度の異なる1種あるいはそれ以上のEVOHをブレンド
して用いる事がより好適な場合がある。また、EVOH
の融点は125℃〜220℃、好適には130〜220
℃、最適には135〜220℃であることが望ましい。
なお、ここで融点は、示差熱分析(DSC)法(スキャ
ンニングスピード10℃/分)によって求めることがで
きる。
ステル−無水マレイン酸共重合体(以下E−EA−MA
nと略す)(b)としては、各成分の組成比が特に限定
されるものではないが、エチレン成分10〜97重量
%、アクリル酸エステル成分1〜50重量%、無水マレ
イン酸成分1〜50重量%が好ましい。さらに好適に
は、エチレン成分25〜95重量%、アクリル酸エステ
ル成分2〜45重量%、無水マレイン酸成分1〜30重
量%の範囲から選ばれる。また、メルトインデックス
も、特に限定されるものではないが、0.5〜100g
/10分(210℃、2160g荷重下)が好適であ
る。ここで、アクリル酸エステル成分としては、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル、メタクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸
シクロヘキシルなどがあげられる。
ール共重合体(a)及び、エチレン−アクリル酸エステ
ル−無水マレイン酸共重合体(b)以外の熱可塑性樹脂
(c)としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレ
ン、ポリアミド系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂(ポリ
エチレンテレフタレート等)、ポリカ−ボネート系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂
等があげられるが、ポリオレフィンが特に好適である。
これらの(c)成分を添加することにより、コストダウ
ン、耐ストレスクラック性、接着性、耐衝撃性等必要に
応じて改良する事も可能である。また、これら(c)成
分をエチレン−ビニルアルコール共重合体(a)と均一
に混合することは、相溶性が良くないため通常困難を伴
い、優れた成形体を得ることはむずかしいが、本発明で
は(c)成分を配合しても、耐衝撃性の優れた、しかも
バリアー性の優れた成形体を得ることができる。このこ
とは後述する実施例からも明らかである。
オレフィン系樹脂としては、主として高密度もしくは低
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1な
ど、およびエチレン、プロピレン、ブテン−1、ヘキセ
ン−1、などから選ばれたα−オレフィン同士の共重合
体であるが、これらα−オレフィンとの共重合成分とし
て、ジオレフィン、N−ビニルカルバゾール、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、スチレン、アクリロ
ニトリル、ビニルエーテル、などのビニル化合物、マレ
イン酸、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、フ
マル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸、そのエス
テルおよびその酸無水物あるいはこれらにヒドロキシル
基またはエポキシ基を付加したものなどがあげられ、例
えばグラフト可能なモノマーとポリオレフィンとの共重
合体や、α−オレフィン/α,β−不飽和カルボン酸共
重合体とイオン性金属化合物との反応物であるアイオノ
マー樹脂などのα−オレフィンが50重量%以上の共重
合体などがあげられる。これらのポリオレフィン系樹脂
はそれぞれ単独で用いることもできるし、また2種以上
を混合して用いることもできる。これらのポリオレフィ
ンのうち、高密度ポリエチレン、とくにメルトインデッ
クス(210℃、2160g荷重下)が0.005〜1
g/10分、好適には、0.01〜0.5g/10分の
高密度ポリエチレンが耐衝撃性を付与することができる
ので好適である。ここで高密度ポリエチレンとは、たと
えば、チグラー触媒を用い、高圧または中圧法により得
られるもので、密度0.941〜0.965g/c
m3、好適には、0.945〜0.96g/cm3を示す
ものである。
アミド系樹脂としては、アミド結合を有する重合体であ
って、例えば、ポリカプロアミド(ナイロン−6)、ポ
リウンデカンアミド(ナイロン−11)、ポリラウリル
ラクタム(ナイロン−12)、ポリヘキサメチレンアジ
パミド(ナイロン−6,6)、ポリヘキサメチレンセバ
カミド(ナイロン−6,12)の如き単独重合体、カプ
ロラクタム/ラウリルラクタム共重合体(ナイロン−6
/12)、カプロラクタム/アミノウンデカン酸共重合
体(ナイロン−6/11)、カプロラクタム/ω−アミ
ノノナン酸共重合体(ナイロン−6/9)、カプロラク
タム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合
体(ナイロン−6/6,6)、カプロラクタム/ヘキサ
メチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジ
アンモニウムセバケート共重合体(ナイロン−6/6,
6/6,12)の如き共重合体などがあげられる。これ
らのポリアミド系樹脂は、それぞれ単独で用いることも
できるし、2種以上を混合して用いることもできる。
脂、例えば、ポリオレフィン系樹脂とポリアミド系樹
脂、具体的にはナイロン−6と低密度ポリエチレン等
を、目的に応じて、2種以上混合して用いることもでき
る。
効果を増進させるためにハイドロタルサイト系化合物、
ヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系熱安定
剤、高級脂肪族カルボン酸の金属塩(たとえば、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等)の一
種または二種以上を樹脂組成物に対し0.01〜1重量
%添加することは好適である。またリチウムイオン、ナ
トリウムイオン、カリウムイオンなどのアルカリ金属イ
オンをEVOH(a)に対し5〜5000ppm、好適
には10〜500ppm、含有させることも本発明の効
果を増進させるのに効果的である。アルカリ金属化合物
としては、一価金属の脂肪族カルボン酸塩、芳香族カル
ボン酸塩、燐酸塩、金属錯体等があげられ、具体的に
は、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、燐酸ナトリウム、
燐酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸
カリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩等があ
げられ、好適には、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、燐
酸ナトリウム、燐酸リチウム、ステアリン酸ナトリウ
ム、ステアリン酸カリウムがあげられる。
添加剤を配合することもできる。このような添加剤の例
としては、酸化防止剤、可塑剤、熱安定剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、滑剤、着色剤、フィラー、あるいは他
の高分子化合物を挙げることができ、これらを本発明の
作用効果が阻害されない範囲でブレンドすることができ
る。添加剤の具体的な例としては次の様なものが挙げら
れる。 酸化防止剤:2,5−ジ−t−ブチルハイドロキシン、
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、4,4′−
チオビス−(6−tert−ブチルフェノール)、2,
2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6−tert−
ブチルフェノール)、オクタデシル−3−(3′,5′
−ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート、4,4′−チオビス−(6−tert
−ブチルフェノール)等。 紫外線吸収剤:エチレン−2−シアノ−3,3′−ジフ
ェニルアクリレート、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−
tert−ブチル−5′−メチルフェニル)5−クロロ
ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オキトシキベン
ゾフェノン等。 可塑剤:フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル
酸ジオクチル、ワックス、流動パラフィン、リン酸エス
テル等。 帯電防止剤:ペンタエリスリットモノステアレート、ソ
ルビタンモノパルミテート、硫酸化ポリオレフィン類、
ポリエチレンオキシド、カーボワックス等。 滑剤:エチレンビスステアロアミド、ブチルステアレー
ト等。 着色剤:カーボンブラック、フタロシアニン、キナクリ
ドン、インドリン、アゾ系顔料、ベンガラ等。 充填剤:グラスファイバー、アスベスト、バラストナイ
ト、ケイ酸カルシウム等。 また、他の多くの高分子化合物も本発明の作用効果が阻
害されない程度にブレンドすることもできる。
(c)の各成分の組成比率は、下記(I)および(II)
を満足することが重要で、好ましくは下記式(I′)お
よび(II′)を満足することである。 5/95≦[(b)+(c)]/(a)≦50/55 ・・・(I) 好ましくは、 10/90≦[(b)+(c)]/(a)≦45/55 ・・・(I′) また、 10/90≦(b)/(c)≦90/10 ・・・(II) 好ましくは、 30/70≦(b)/(c)≦70/30 ・・・(II′)
(b)および(c)よりなる樹脂組成物層を少なくとも
一層含み、これに熱可塑性樹脂層を積層したものであ
る。この場合、スクラップ回収層、接着樹脂層を必要に
応じ設けることができる。本発明の樹脂組成物層を
(B)、熱可塑性樹脂層を(H)、スクラップ回収層
(R)、接着性樹脂層(A)とするとき、次のような層
構成の多層構造体が代表例としてあげられる。
/B/H 4層 H/R/A/B、 H/R/B/H、 H/R/
B/R 5層 H/R/A/B/H、 H/R/A/B/R、
H/R/B/A/H H/A/B/A/H、 H/R/B/R/H 6層 H/R/A/B/A/H、 H/R/A/B/A
/R 7層 H/R/A/B/A/R/H ただし、層構造は、上記に限定されるものではない。
性樹脂としては前記した熱可塑性樹脂(c)が例示さ
れ、また、EVOH(a)も例示される。これらのうち
前記した高密度ポリエチレンが、優れた耐衝撃性を付与
することができるので、好適である。また、接着性樹脂
層(A)に使用される接着性樹脂としては、特に限定さ
れるものではないが、ポリウレタン系、ポリエステル系
一液型あるいは二液型硬化性接着剤、不飽和カルボン酸
またはその無水物(無水マレイン酸など)をオレフィン
系重合体または共重合体[ポリエチレン{低密度ポリエ
チレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LL
DPE)、超低密度ポリエチレン(SLDPE)}、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル(メチルエステル、またはエチルエステ
ル)共重合体]にグラフトしたものが、好適に用いられ
る。
しては、本発明の多層容器を用いて、中空容器、管状容
器、および管状体をさらに加工しての包装容器などの成
形品の形にする場合の成形ロス部分や、一般消費者に使
用された後のスクラップ回収品の粉砕物等がある。本発
明の多層構造体を得る方法としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、一般のポリエレフィンの分野に
おいて実施されている成形方法、例えば、Tダイ成形、
インフレーション成形、吹き込み成形、スタンピング成
形、ブロー成形、延伸ブロー成形、軸延ブロー成形、射
出成形等があげられ、特に、共押出成形、共射出成形が
好適であるが、押出コーチング成形、ドライラミネート
成形も採用できる。このうち、共押出シート成形法、共
押出パイプ成形法、共押出成形法、共押出ブロー成形法
などが好適であり、特に共押出ブロー成形法が好適であ
る。
に限定されるものではないが、成形性およびコスト等を
考慮した場合、全体厚みに対する本発明による樹脂組成
物からなる層の厚み比率(全体の層厚みに対する)は、
1〜30%程度が好適である。本発明の樹脂組成物層を
有する構造体、特に前記した多層構造体は、耐衝撃性が
優れ、さらに各種燃料のバリアー性、ガスバリアー性が
優れているため、特に各種燃料容器、燃料パイプとして
有効である。このことは、後述する実施例からも明らか
である。
イ、船舶、航空機、発電機及び工業用、農業用機器に搭
載された燃料容器、もしくは、これら燃料容器に燃料を
補給するための携帯用容器、さらには、これら稼動のた
めに用いる燃料を保管のための容器を意味する。また燃
料パイプとは、上記に搭載された燃料容器、もしくは、
これら燃料容器に燃料を補給するための携帯用容器、さ
らには、これら稼動のために用いる燃料を保管のための
容器等に付随したパイプ、もしくは、それ自体独立した
パイプを意味する。また燃料としてガソリン、メタノー
ルおよび/またはMTBE等をブレンドしたガソリンが
代表例としてあげられるが、その他の重油、石油、など
も例示される。本発明の樹脂組成物を用いた構造体、と
くに多層構造体は、他の用途、たとえば、各種食品用、
化粧品用、医薬品、医療品用の包装容器としても使用可
能である。
て約98ppm)含有するEVOH{エチレン量27モ
ル%、けん化度99.6%、メルトインデックス2.0
g/10分(210℃、2160g荷重)、融点190
℃)}(a)70重量%と、エチレン(60重量%)−
アクリル酸エチル(36重量%)−無水マレイン酸(4
重量%)三元共重合体{MI=6.1g/10分(21
0℃、2160g荷重)}(b)15重量%と、高密度
ポリエチレン{密度0.96g/cm3、MI=0.2
0g/10分(210℃、2160g荷重下)(c)1
5重量%とをドライブレンドした後、30mmφの2軸
押出機を用いて溶融混練しペレット化を行った。ここで
得られたペレットをバリアー層とし、高密度ポリエチレ
ン(HDPE){MI=0.17g/10分(210
℃、2160g荷重、密度0.96g/cm3)、三井
石油化学製「HZ8200B」}を外層にし、さらに、
接着層(AD)に変性ポリエチレン{MI=1.0g/
10分(210℃、2160g荷重)、三井石油化学製
「アドマーGT4」}を用い、共押出ブロー成形にて3
種5層(HDPE/AD/バリアー層/AD/HDPE
=1169μ/50μ/60μ/50μ/1169μ)
の500cc多層容器を得た。また、前記と同一の素材
を使用し、T型ダイを備えた共押出機を用いて、3種5
層(HDPE/AD/バリアー層/AD/HDPE=1
00μ/1μ/25μ/10μ/100μ)の多層シー
トを得た。
(b)の配合比を表1に示す比率に変え、さらに、表1
に示した成分(c)及び配合比にて添加し、溶融混練以
外は、実施例1と同様の条件で多層容器およびシートを
得た。
成分の配合比を表2に示す比率に変えた以外は、実施例
1と同様の条件で多層容器およびシートを得た。
MI=0.20g/10分(210℃、2160g荷
重)、三井石油化学製「HZ5100B」}、PP:ポ
リプロピレン{MI=5g/10分(210℃、216
0g荷重)、宇部興産製「J109G」}、PA:6−
ナイロン{MI=1g/10分(210℃、2160g
荷重)、東レ製「CM1046−X04」}、IO:ア
イオノマー{MI=9.9g/10分(210℃、21
60g荷重)、三井デュポン製「ハイミラン165
2」}、PET:ポリエステルエラストマー{MI=1
5g/10分(210℃、2160g荷重)、東洋紡製
「P40H」}
μ)/AD(10μ)/バリアー層(25μ)/AD
(10μ)/HDPE(100μ)}の多層シートを用
いて作成したパウチ(形状12×20cm)にモデルガ
ソリン{トルエン(42.5重量%):イソオクタン
(42.5重量%):メタノール(15重量%)にて混
合、容量110ml}を入れて、20℃−65%RHの
雰囲気下に放置して、2週間後のパウチ重量減少量を求
めた。(n=5)
9μ)/AD(50μ)/バリアー層(60μ)/AD
(50μ)/HDPE(1169μ)}の500cc多
層容器に、水を充填しコンクリート上に落下させ、ボト
ルの破壊する落下高さを求めた。(n=20)
くに多層構造体は、EVOH(a)を単独で用いた場合
に比べ、耐衝撃性が優れており、さらにガソリンなどの
燃料に対するバリアー性も遜色がない。したがって、機
械的強度、とくに耐衝撃性が要求され、さらにバリアー
性が要求される自動車の燃料タンク、燃料パイプ等に極
めて有効である。
Claims (2)
- 【請求項1】 エチレン−ビニルアルコール共重合体
(a)、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン
酸三元共重合体(b)、および前記(a)、(b)以外
の熱可塑性樹脂(c)からなり、各成分の重量比が下記
(I)および(II)を満足する樹脂組成物。 5/95≦[(b)+(c)]/(a)≦50/50 ・・・(I) 10/90≦(b)/(c)≦90/10 ・・・(II) とする樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の樹脂組成物層を有する多
層構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11999895A JP3529893B2 (ja) | 1994-05-18 | 1995-05-18 | 樹脂組成物および多層構造体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12955494 | 1994-05-18 | ||
| JP6-129554 | 1994-05-18 | ||
| JP11999895A JP3529893B2 (ja) | 1994-05-18 | 1995-05-18 | 樹脂組成物および多層構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0834889A true JPH0834889A (ja) | 1996-02-06 |
| JP3529893B2 JP3529893B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=26457646
Family Applications (1)
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| JP (1) | JP3529893B2 (ja) |
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| JP2009535452A (ja) * | 2006-04-28 | 2009-10-01 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | エチレンコポリマー相溶化剤を使用してポリオレフィンブレンド組成物をリサイクルする方法 |
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1995
- 1995-05-18 JP JP11999895A patent/JP3529893B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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| JP3529893B2 (ja) | 2004-05-24 |
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