JPH083523A - 気泡含有ホットメルト型粘着剤 - Google Patents
気泡含有ホットメルト型粘着剤Info
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- JPH083523A JPH083523A JP6144564A JP14456494A JPH083523A JP H083523 A JPH083523 A JP H083523A JP 6144564 A JP6144564 A JP 6144564A JP 14456494 A JP14456494 A JP 14456494A JP H083523 A JPH083523 A JP H083523A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 気泡含有ホットメルト型粘着剤であって、平
均粒径が200μm 以下の中空でない塊状の無機充填剤
を粘着剤中に2〜30重量%含む気泡含有ホットメルト
型粘着剤。 【効果】 粘着剤表面の平滑性を保持でき、かつ、粘着
剤中の気泡のつぶれや消失を防止することができるた
め、気泡含有ホットメルト型粘着剤の低温特性、対粗面
接着性及び再剥離性において優れた効果をもたらす。
均粒径が200μm 以下の中空でない塊状の無機充填剤
を粘着剤中に2〜30重量%含む気泡含有ホットメルト
型粘着剤。 【効果】 粘着剤表面の平滑性を保持でき、かつ、粘着
剤中の気泡のつぶれや消失を防止することができるた
め、気泡含有ホットメルト型粘着剤の低温特性、対粗面
接着性及び再剥離性において優れた効果をもたらす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再剥離性、低温特性及
び対粗面接着性において優れた気泡含有ホットメルト型
粘着剤に関する。
び対粗面接着性において優れた気泡含有ホットメルト型
粘着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているホットメルト型
粘着剤の多くは、エラストマーとしてポリスチレン/ポ
リイソプレン系ブロック共重合体、ポリスチレン/ポリ
ブタジエン系ブロック共重合体及びこれらの水素添加物
等のブロック共重合体を使用し、さらに、粘着付与樹
脂、軟化剤、老化防止剤等をブレンドしたものである。
しかしながら、この粘着剤は接着力が強すぎ再剥離性が
ないので、これを用いた粘着テープを剥がした際、被着
体を傷つけたり、テープの切断を起こすという欠点があ
った。また、凝集力が強すぎるため、低温特性や対粗面
接着性が劣る等の問題があった。
粘着剤の多くは、エラストマーとしてポリスチレン/ポ
リイソプレン系ブロック共重合体、ポリスチレン/ポリ
ブタジエン系ブロック共重合体及びこれらの水素添加物
等のブロック共重合体を使用し、さらに、粘着付与樹
脂、軟化剤、老化防止剤等をブレンドしたものである。
しかしながら、この粘着剤は接着力が強すぎ再剥離性が
ないので、これを用いた粘着テープを剥がした際、被着
体を傷つけたり、テープの切断を起こすという欠点があ
った。また、凝集力が強すぎるため、低温特性や対粗面
接着性が劣る等の問題があった。
【0003】一方、ホットメルト型粘着剤あるいは接着
剤に関し、これを発泡化させることにより品質の改善を
行う提案がされている。例えば、特公昭50−1466
8号公報、特開昭58−125776号公報では粘着剤
中に気泡を含有させることにより、対粗面接着性の向上
を目的としている。しかしながら、これらの方法では、
時間の経過とともに気泡が潰れたり、あるいは消失する
という欠点があった。
剤に関し、これを発泡化させることにより品質の改善を
行う提案がされている。例えば、特公昭50−1466
8号公報、特開昭58−125776号公報では粘着剤
中に気泡を含有させることにより、対粗面接着性の向上
を目的としている。しかしながら、これらの方法では、
時間の経過とともに気泡が潰れたり、あるいは消失する
という欠点があった。
【0004】また、粘着剤中の気泡の安定性を向上させ
る目的で、特公昭64−6678号公報では、粘着剤中
の気泡を、気泡形成時の体積よりも少なくとも5%減少
させ非真円状とすることが提案されているが、5%減少
させるための条件設定が困難で再現性に乏しいことや、
粘着剤塗布時の粘着剤中に生ずる剪断応力により気泡が
潰れたり、気泡を均一に分散できない等、実用的でな
い。
る目的で、特公昭64−6678号公報では、粘着剤中
の気泡を、気泡形成時の体積よりも少なくとも5%減少
させ非真円状とすることが提案されているが、5%減少
させるための条件設定が困難で再現性に乏しいことや、
粘着剤塗布時の粘着剤中に生ずる剪断応力により気泡が
潰れたり、気泡を均一に分散できない等、実用的でな
い。
【0005】更に、特開昭63−89582号公報で
は、直径200μ以下の中空のガラス微球体を含有させ
ることにより、粘着剤あるいは接着剤中の気泡の安定性
を向上させる方法が提案されているが、該方法で提案さ
れているガラス微球体は、一般に球径が不均一である。
このため、例えば粘着剤の厚さを100μm に塗布する
場合、平均粒径100μm のガラス微球体を用いると、
平均粒径より大きい粒径の球体は、塗工ヘッド部で目詰
まりをおこし、粘着剤の塗工性を阻害することになり、
粘着剤表面に筋状の粘着剤が塗布されない部分、いわゆ
るゴミ筋が生じたり、あるいは目詰まりをおこさず粘着
剤とともに塗布された場合でも、粘着剤厚さより大きい
粒径の球体は、粘着剤表面から突出し、粘着剤表面の平
滑性が損なわれ粘着特性が劣悪になる。また、この場
合、最大球径が100μm 未満の小さい球径のガラス微
球体を用いればこの問題は解決されるが、気泡の安定性
を向上させる効果が薄れる等の欠点があった。
は、直径200μ以下の中空のガラス微球体を含有させ
ることにより、粘着剤あるいは接着剤中の気泡の安定性
を向上させる方法が提案されているが、該方法で提案さ
れているガラス微球体は、一般に球径が不均一である。
このため、例えば粘着剤の厚さを100μm に塗布する
場合、平均粒径100μm のガラス微球体を用いると、
平均粒径より大きい粒径の球体は、塗工ヘッド部で目詰
まりをおこし、粘着剤の塗工性を阻害することになり、
粘着剤表面に筋状の粘着剤が塗布されない部分、いわゆ
るゴミ筋が生じたり、あるいは目詰まりをおこさず粘着
剤とともに塗布された場合でも、粘着剤厚さより大きい
粒径の球体は、粘着剤表面から突出し、粘着剤表面の平
滑性が損なわれ粘着特性が劣悪になる。また、この場
合、最大球径が100μm 未満の小さい球径のガラス微
球体を用いればこの問題は解決されるが、気泡の安定性
を向上させる効果が薄れる等の欠点があった。
【0006】いずれにしても、粘着剤あるいは接着剤中
に気泡を含有させる場合に、粘着剤あるいは接着剤の特
性の改善と該気泡の経時安定性の向上の両方を再現性良
く達成する方法はないのが現状である。
に気泡を含有させる場合に、粘着剤あるいは接着剤の特
性の改善と該気泡の経時安定性の向上の両方を再現性良
く達成する方法はないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、再剥
離性、低温特性及び対粗面接着性において優れた、気泡
含有ホットメルト型粘着剤を提供することである。な
お、ここで言う再剥離性とは、粘着テープを剥がした
際、被着体を傷つけたり、テープの切断が生じるような
現象がないことを指す。
離性、低温特性及び対粗面接着性において優れた、気泡
含有ホットメルト型粘着剤を提供することである。な
お、ここで言う再剥離性とは、粘着テープを剥がした
際、被着体を傷つけたり、テープの切断が生じるような
現象がないことを指す。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、気泡含有ホッ
トメルト型粘着剤であって、平均粒径が200μm 以下
の中空でない塊状の無機充填剤を粘着剤中に2〜30重
量%含む気泡含有ホットメルト型粘着剤である。
トメルト型粘着剤であって、平均粒径が200μm 以下
の中空でない塊状の無機充填剤を粘着剤中に2〜30重
量%含む気泡含有ホットメルト型粘着剤である。
【0009】本発明において、気泡の安定性を向上させ
る目的で使用される、中空でない塊状の無機充填剤とし
ては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタ
ン、タルク等が挙げられるが、炭酸カルシウムが好まし
い。平均粒径は、その理由を「作用」の項で後述するよ
うに、200μm 以下が好ましい。無機充填剤の添加量
は粘着剤中の2〜30重量%が好ましい。2重量%未満
の場合には粘着剤中の気泡の安定性が劣る。また、30
重量%以上では、粘着剤が硬くなり対粗面への接着性や
低温特性が低下する。
る目的で使用される、中空でない塊状の無機充填剤とし
ては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタ
ン、タルク等が挙げられるが、炭酸カルシウムが好まし
い。平均粒径は、その理由を「作用」の項で後述するよ
うに、200μm 以下が好ましい。無機充填剤の添加量
は粘着剤中の2〜30重量%が好ましい。2重量%未満
の場合には粘着剤中の気泡の安定性が劣る。また、30
重量%以上では、粘着剤が硬くなり対粗面への接着性や
低温特性が低下する。
【0010】本発明において気泡を粘着剤中に含有させ
るために発泡剤が使用される。発泡剤としては一般に加
熱により窒素、二酸化炭素、水蒸気等の分解ガスを生ず
る化学分解型の発泡剤が挙げられ、具体的には大塚化学
(株)の「ユニフォーム」、永和化成(株)の「ビニフ
ォーム」等がある。発泡剤により形成された気泡は、粘
着剤総体積の5〜40vol%が好ましい。40vol%を越え
ると粘着剤の凝集力及び接着力が著しく低下する。ま
た、5vol%以下では気泡含有の効果が乏しいため、対粗
面接着性及び低温特性の悪化を招き、また再剥離性が低
下する。
るために発泡剤が使用される。発泡剤としては一般に加
熱により窒素、二酸化炭素、水蒸気等の分解ガスを生ず
る化学分解型の発泡剤が挙げられ、具体的には大塚化学
(株)の「ユニフォーム」、永和化成(株)の「ビニフ
ォーム」等がある。発泡剤により形成された気泡は、粘
着剤総体積の5〜40vol%が好ましい。40vol%を越え
ると粘着剤の凝集力及び接着力が著しく低下する。ま
た、5vol%以下では気泡含有の効果が乏しいため、対粗
面接着性及び低温特性の悪化を招き、また再剥離性が低
下する。
【0011】本発明において使用されるホットメルト型
粘着剤の組成は、特に制限はないが、一般的には、熱可
塑性ブロック共重合体を主エラストマーにした粘着剤が
使用される。ブロック共重合体は、一般的にはA−B型
又はA−B−A型で表され、Aは芳香族ビニル単量体の
重合体ブロックを、Bは共役ジエン系単量体の重合体ブ
ロックを示す。このようなブロック共重合体の例として
はA−B型としてスチレン−イソプレンブロック共重合
体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、A−B−
A型としてスチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重
合体及びそれらの水素添加物であるスチレン−エチレン
−プロピレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−
エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体等の熱
可塑性エラストマーを挙げることができる。これらのエ
ラストマーに、粘着付与樹脂、軟化剤、老化防止剤、紫
外線吸収剤をブレンドして使用する。粘着付与樹脂とし
ては、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、ロジン系
樹脂、テルペン系樹脂、クマロン・インデン系樹脂等の
公知のものが挙げられる。軟化剤にはナフテン系オイ
ル、芳香族系オイル、パラフィン系オイル等が挙げられ
る。老化防止剤としては、ビスフェノール系、トリアジ
ン系等の酸化防止剤が挙げられる。
粘着剤の組成は、特に制限はないが、一般的には、熱可
塑性ブロック共重合体を主エラストマーにした粘着剤が
使用される。ブロック共重合体は、一般的にはA−B型
又はA−B−A型で表され、Aは芳香族ビニル単量体の
重合体ブロックを、Bは共役ジエン系単量体の重合体ブ
ロックを示す。このようなブロック共重合体の例として
はA−B型としてスチレン−イソプレンブロック共重合
体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、A−B−
A型としてスチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重
合体及びそれらの水素添加物であるスチレン−エチレン
−プロピレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−
エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体等の熱
可塑性エラストマーを挙げることができる。これらのエ
ラストマーに、粘着付与樹脂、軟化剤、老化防止剤、紫
外線吸収剤をブレンドして使用する。粘着付与樹脂とし
ては、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、ロジン系
樹脂、テルペン系樹脂、クマロン・インデン系樹脂等の
公知のものが挙げられる。軟化剤にはナフテン系オイ
ル、芳香族系オイル、パラフィン系オイル等が挙げられ
る。老化防止剤としては、ビスフェノール系、トリアジ
ン系等の酸化防止剤が挙げられる。
【0012】エラストマー成分としてポリエチレン系、
ポリプロピレン系、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の
公知のポリオレフィン系エラストマーを全エラストマー
中の20重量%を越えない範囲で使ってもよい。
ポリプロピレン系、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の
公知のポリオレフィン系エラストマーを全エラストマー
中の20重量%を越えない範囲で使ってもよい。
【0013】
【作用】本願発明の中空でない塊状の無機充填剤を使用
すれば、該無機充填剤の粒径が不均一であり粘着剤厚さ
より大きい粒径の塊が混入していても、粘着剤塗布時の
剪断力により、粘着剤の塗布厚さを越えない範囲で充填
剤粒塊は破壊し、粘着剤表面上に突出しない。しかしな
がら、該無機充填剤の粒径が、粘着剤厚さに比べはるか
に大きくなると、粘着剤塗布時の剪断力によっても、該
無機充填剤は完全には破壊されにくくなり、その結果、
粘着剤表面に充填剤粒子が突出することになる。また一
般には、粘着テープの粘着剤の厚さは、200μm をこ
えることは殆どない。従って、本願発明に用いる無機充
填剤の平均粒径は、200μm 以下が好ましい。
すれば、該無機充填剤の粒径が不均一であり粘着剤厚さ
より大きい粒径の塊が混入していても、粘着剤塗布時の
剪断力により、粘着剤の塗布厚さを越えない範囲で充填
剤粒塊は破壊し、粘着剤表面上に突出しない。しかしな
がら、該無機充填剤の粒径が、粘着剤厚さに比べはるか
に大きくなると、粘着剤塗布時の剪断力によっても、該
無機充填剤は完全には破壊されにくくなり、その結果、
粘着剤表面に充填剤粒子が突出することになる。また一
般には、粘着テープの粘着剤の厚さは、200μm をこ
えることは殆どない。従って、本願発明に用いる無機充
填剤の平均粒径は、200μm 以下が好ましい。
【0014】また、時間の経過とともに気泡が消失する
メカニズムは、気泡が粘着剤中で移動し、合体すること
により肥大化し、粘着剤外に飛散することによるもので
あるが、充填剤を含有させることにより気泡の粘着剤中
の移動が抑制され、気泡は安定化する。なお、特開昭6
3−89582号公報に示される、中空のガラス微球体
を用いた場合、粘着剤塗布時の粘着剤内部の剪断力によ
り、該微球体は破壊し、薄い鱗片状となるため、気泡の
安定性は、本願発明の充填剤に比べ劣る。
メカニズムは、気泡が粘着剤中で移動し、合体すること
により肥大化し、粘着剤外に飛散することによるもので
あるが、充填剤を含有させることにより気泡の粘着剤中
の移動が抑制され、気泡は安定化する。なお、特開昭6
3−89582号公報に示される、中空のガラス微球体
を用いた場合、粘着剤塗布時の粘着剤内部の剪断力によ
り、該微球体は破壊し、薄い鱗片状となるため、気泡の
安定性は、本願発明の充填剤に比べ劣る。
【0015】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明が実施例によって何ら制限されるもので
はない。
するが、本発明が実施例によって何ら制限されるもので
はない。
【0016】実施例1 下記組成によるベース粘着剤を195℃で溶融撹拌して
調製した。 ベース粘着剤組成 (A)スチレン−イソプレン系ブロック共重合体*1) 100重量部 (B)脂肪族系石油樹脂*2) 70重量部 (C)クマロン・インデン樹脂*3) 35重量部 (D)ナフテン系オイル*4) 50重量部 (E)ビスフェノール系老化防止剤 1重量部 *1):カリフレックスTR1107〔シェル化学(株)製〕 *2):クイントンD100〔日本ゼオン(株)製〕 *3):エスクロンG90〔新日鉄化学(株)製〕 *4):シェルフレックス371N〔シェル化学(株)製〕
調製した。 ベース粘着剤組成 (A)スチレン−イソプレン系ブロック共重合体*1) 100重量部 (B)脂肪族系石油樹脂*2) 70重量部 (C)クマロン・インデン樹脂*3) 35重量部 (D)ナフテン系オイル*4) 50重量部 (E)ビスフェノール系老化防止剤 1重量部 *1):カリフレックスTR1107〔シェル化学(株)製〕 *2):クイントンD100〔日本ゼオン(株)製〕 *3):エスクロンG90〔新日鉄化学(株)製〕 *4):シェルフレックス371N〔シェル化学(株)製〕
【0017】このベース粘着剤溶融物に、中空でない無
機充填剤として、平均粒径50μmの炭酸カルシウム
〔商品名;寒水#100、日東粉化工業(株)〕を粘着
剤100重量部に対して15重量部(13.0重量
%)、及び熱分解型発泡剤としてユニフォームAZ−L
〔大塚化学(株)製)〕を粘着剤100重量部に対して
0.5重量部添加して撹拌溶融して気泡含有ホットメル
ト型粘着剤組成物を調製した。上記に従って得られた気
泡含有ホットメルト型粘着剤を、ホットプレート上で、
厚さ38μm のポリエステルフィルム上に、粘着剤厚さ
が55μm となるように溶融塗布した。
機充填剤として、平均粒径50μmの炭酸カルシウム
〔商品名;寒水#100、日東粉化工業(株)〕を粘着
剤100重量部に対して15重量部(13.0重量
%)、及び熱分解型発泡剤としてユニフォームAZ−L
〔大塚化学(株)製)〕を粘着剤100重量部に対して
0.5重量部添加して撹拌溶融して気泡含有ホットメル
ト型粘着剤組成物を調製した。上記に従って得られた気
泡含有ホットメルト型粘着剤を、ホットプレート上で、
厚さ38μm のポリエステルフィルム上に、粘着剤厚さ
が55μm となるように溶融塗布した。
【0018】実施例2 実施例1で用いたベース粘着剤溶融物に、中空でない無
機充填剤として平均粒径65μm の炭酸カルシウム〔商
品名;寒水#70、日東粉化工業(株)〕を、粘着剤1
00重量部に対し15重量部(13.0重量%)と、実
施例1で用いた分解型発泡剤を粘着剤100重量部に対
して0.5重量部添加し、195℃で溶融撹拌して気泡
含有ホットメルト型粘着剤組成物を調製した。上記に従
って得られた気泡含有ホットメルト型粘着剤を、ホット
プレート上で、厚さ38μm のポリエステルフィルム上
に、粘着剤厚さが70μm となるように溶融塗布した。
機充填剤として平均粒径65μm の炭酸カルシウム〔商
品名;寒水#70、日東粉化工業(株)〕を、粘着剤1
00重量部に対し15重量部(13.0重量%)と、実
施例1で用いた分解型発泡剤を粘着剤100重量部に対
して0.5重量部添加し、195℃で溶融撹拌して気泡
含有ホットメルト型粘着剤組成物を調製した。上記に従
って得られた気泡含有ホットメルト型粘着剤を、ホット
プレート上で、厚さ38μm のポリエステルフィルム上
に、粘着剤厚さが70μm となるように溶融塗布した。
【0019】比較例1 実施例1において用いた無機充填剤の代わりに、平均粒
径49μm の無機中空粒子〔商品名;マイクロセルズS
L−75、小野田セメント(株)製〕を用いた他は、実
施例1と同様の操作を行った。
径49μm の無機中空粒子〔商品名;マイクロセルズS
L−75、小野田セメント(株)製〕を用いた他は、実
施例1と同様の操作を行った。
【0020】比較例2 実施例2において用いた無機充填剤の代わりに、平均粒
径65μm の無機中空粒子〔商品名;フィライト200
/7、日本フィライト(株)製〕を用いた他は、実施例
2と同様の操作を行った。
径65μm の無機中空粒子〔商品名;フィライト200
/7、日本フィライト(株)製〕を用いた他は、実施例
2と同様の操作を行った。
【0021】比較例3 実施例1において、無機充填剤、発泡剤を使用せず、そ
の他は実施例1と同様の操作を行った。
の他は実施例1と同様の操作を行った。
【0022】実施例1、2及び比較例1〜3において得
られた粘着テープの、常態未経時及び40℃×1カ月経
時後の粘着剤厚さを試験した。また、粘着力、再剥離
性、低温特性、対粗面接着性を下記試験法により試験し
た。
られた粘着テープの、常態未経時及び40℃×1カ月経
時後の粘着剤厚さを試験した。また、粘着力、再剥離
性、低温特性、対粗面接着性を下記試験法により試験し
た。
【0023】粘着力 JIS Z0237に従い、23℃雰囲気下でステンレ
スパネルに25mm幅の粘着テープを貼付し、2kgのゴム
ロールで300mm/分の速度で一往復圧着し、20分放
置後の剥離角度180度、剥離速度300mm/分の剥離
力を測定した。
スパネルに25mm幅の粘着テープを貼付し、2kgのゴム
ロールで300mm/分の速度で一往復圧着し、20分放
置後の剥離角度180度、剥離速度300mm/分の剥離
力を測定した。
【0024】再剥離性 23℃雰囲気下で粘着テープを化粧合板に貼付し、5kg
ロールで300mm/分の速度で二往復圧着し、直ちに1
80度の剥離角度で急速に剥離し、化粧合板の塗装面の
剥がれ状態を観察した。塗装の剥がれの無いものが再剥
離性を有する。
ロールで300mm/分の速度で二往復圧着し、直ちに1
80度の剥離角度で急速に剥離し、化粧合板の塗装面の
剥がれ状態を観察した。塗装の剥がれの無いものが再剥
離性を有する。
【0025】低温特性(ボールタック値、対ダンボール
接着性) 低温特性の指標として、5℃でのボールタック値及び対
ダンボール接着性を下記試験法により試験した。
接着性) 低温特性の指標として、5℃でのボールタック値及び対
ダンボール接着性を下記試験法により試験した。
【0026】ボールタック値 J.DOW法に従い、5℃雰囲気下において傾斜角度3
0度のステンレス板上に、長さ10cmの粘着テープを粘
着剤面を上にして貼付し、粘着テープの上端から10cm
の位置から、直径3/32〜1インチの30種類の鋼球
を初速0で転がし、粘着テープ上で停止する最大の鋼球
の番号をボールタック値とした。なおボールタック値が
大きいほど初期接着性は高い。
0度のステンレス板上に、長さ10cmの粘着テープを粘
着剤面を上にして貼付し、粘着テープの上端から10cm
の位置から、直径3/32〜1インチの30種類の鋼球
を初速0で転がし、粘着テープ上で停止する最大の鋼球
の番号をボールタック値とした。なおボールタック値が
大きいほど初期接着性は高い。
【0027】対ダンボール接着性 Kライナーダンボール及び粘着テープを5℃雰囲気下に
1時間以上放置後、ダンボールに粘着テープを貼付し、
850gの荷重で一往復圧着し、直ちに180度の剥離
角度で急速に剥離し、ダンボール紙面の紙むしり度合い
を粘着テープの貼付面積に対する割合(%)で示した。
なおダンボール紙むしり率は、大きいほど特性は良好で
ある。
1時間以上放置後、ダンボールに粘着テープを貼付し、
850gの荷重で一往復圧着し、直ちに180度の剥離
角度で急速に剥離し、ダンボール紙面の紙むしり度合い
を粘着テープの貼付面積に対する割合(%)で示した。
なおダンボール紙むしり率は、大きいほど特性は良好で
ある。
【0028】対粗面接着性 23℃雰囲気下で25mm幅の粘着テープをコンクリート
ブロックに貼付し、2kgのゴムロールで300mm/分の
速度で一往復圧着し、20分放置後、剥離角度180
度、剥離速度300mm/分の剥離力を測定した。
ブロックに貼付し、2kgのゴムロールで300mm/分の
速度で一往復圧着し、20分放置後、剥離角度180
度、剥離速度300mm/分の剥離力を測定した。
【0029】試験結果 上記試験により得られた結果を第1表に示す。
【0030】
【表1】
【0031】第1表から明らかなように、実施例1及び
2においては、再剥離性、低温特性及び対粗面接着性に
おいて優れ、粘着剤厚さの変化も少なく、気泡の安定性
も良好である。これに対して比較例1及び2において
は、厚さの変化は比較的少なく気泡の安定性は良いもの
の、粘着剤表面には中空粒子が突出したり、平均粒径よ
り大きい粒径の中空粒子が、塗布装置の先端部で目詰ま
りをおこし、粘着剤が塗布されない筋状のゴミ筋が生
じ、粘着特性が劣る。また、充填剤及び気泡を含まない
ベース粘着剤のみからなる比較例3では、再剥離性がな
く、低温特性や対粗面接着性も悪い。
2においては、再剥離性、低温特性及び対粗面接着性に
おいて優れ、粘着剤厚さの変化も少なく、気泡の安定性
も良好である。これに対して比較例1及び2において
は、厚さの変化は比較的少なく気泡の安定性は良いもの
の、粘着剤表面には中空粒子が突出したり、平均粒径よ
り大きい粒径の中空粒子が、塗布装置の先端部で目詰ま
りをおこし、粘着剤が塗布されない筋状のゴミ筋が生
じ、粘着特性が劣る。また、充填剤及び気泡を含まない
ベース粘着剤のみからなる比較例3では、再剥離性がな
く、低温特性や対粗面接着性も悪い。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、該無機充填剤の粒径が
不均一で、たとえ粘着剤厚さより大きい粒径の充填剤が
混入していても、粘着剤表面の平滑性を保持でき、か
つ、粘着剤中の気泡のつぶれや消失を防止することがで
きる。これら平滑性保持及び気泡消滅防止は、気泡含有
ホットメルト型粘着剤の低温特性、対粗面接着性及び再
剥離性において優れた効果をもたらす。本発明に従った
気泡含有ホットメルト型粘着剤をフィルム、クラフト
紙、布基材等に塗布することにより、梱包用途や建材等
の仮止め等の用途において優れた特性を有する粘着テー
プとなる。
不均一で、たとえ粘着剤厚さより大きい粒径の充填剤が
混入していても、粘着剤表面の平滑性を保持でき、か
つ、粘着剤中の気泡のつぶれや消失を防止することがで
きる。これら平滑性保持及び気泡消滅防止は、気泡含有
ホットメルト型粘着剤の低温特性、対粗面接着性及び再
剥離性において優れた効果をもたらす。本発明に従った
気泡含有ホットメルト型粘着剤をフィルム、クラフト
紙、布基材等に塗布することにより、梱包用途や建材等
の仮止め等の用途において優れた特性を有する粘着テー
プとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 比野 欣之輔 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニ チバン株式会社内 (72)発明者 高橋 健征 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニ チバン株式会社内 (72)発明者 中島 秀幸 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニ チバン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 気泡含有ホットメルト型粘着剤であっ
て、平均粒径が200μm 以下の中空でない塊状の無機
充填剤を粘着剤中に2〜30重量%含む気泡含有ホット
メルト型粘着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14456494A JP3476248B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 気泡含有ホットメルト型粘着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14456494A JP3476248B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 気泡含有ホットメルト型粘着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083523A true JPH083523A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3476248B2 JP3476248B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=15365178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14456494A Expired - Lifetime JP3476248B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 気泡含有ホットメルト型粘着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3476248B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001098427A1 (de) * | 2000-06-23 | 2001-12-27 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Uv-beständiger schmelzhaftklebstoff, verfahren zu dessen herstellung sowie daraus hergestellte, haftklebrige gegenstände |
| JP2022509154A (ja) * | 2018-11-23 | 2022-01-20 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 共押出ゴム系多層接着剤アセンブリ |
| WO2024161866A1 (ja) * | 2023-02-02 | 2024-08-08 | 日東電工株式会社 | 粘着剤組成物および粘着シート |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5014668B2 (ja) | 2006-04-28 | 2012-08-29 | オリンパス株式会社 | 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14456494A patent/JP3476248B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001098427A1 (de) * | 2000-06-23 | 2001-12-27 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Uv-beständiger schmelzhaftklebstoff, verfahren zu dessen herstellung sowie daraus hergestellte, haftklebrige gegenstände |
| JP2022509154A (ja) * | 2018-11-23 | 2022-01-20 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 共押出ゴム系多層接着剤アセンブリ |
| WO2024161866A1 (ja) * | 2023-02-02 | 2024-08-08 | 日東電工株式会社 | 粘着剤組成物および粘着シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3476248B2 (ja) | 2003-12-10 |
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