JPH0835531A - ホイールシリンダ - Google Patents
ホイールシリンダInfo
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- JPH0835531A JPH0835531A JP6194915A JP19491594A JPH0835531A JP H0835531 A JPH0835531 A JP H0835531A JP 6194915 A JP6194915 A JP 6194915A JP 19491594 A JP19491594 A JP 19491594A JP H0835531 A JPH0835531 A JP H0835531A
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- dust seal
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- outer peripheral
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピストンの構造を簡単にすることができ,ダ
ストシールの装着を容易にすることができるホイールシ
リンダを提供すること。 【構成】 シリンダボデー3内にピストン4を摺動自在
に装着し,上記シリンダボデー3の開口端部31の内方
に上記ピストン4に向けて形成した嵌合段部30を設
け,上記ピストン4と上記嵌合段部30との間にはリン
グ状のダストシール2を嵌合してなる。上記嵌合段部3
0はピストン4の外周に向けて突出する突出部33を有
する。上記ダストシール2は,その外周側に上記突出部
33に接触しない環状凹部21を有すると共にその両側
には一対の外周接触部201,202を有し,上記ダス
トシール2の内周側には,上記一対の外周接触部20
1,202よりも外方に位置する部分に,一対の内周接
触部203,204を有する。
ストシールの装着を容易にすることができるホイールシ
リンダを提供すること。 【構成】 シリンダボデー3内にピストン4を摺動自在
に装着し,上記シリンダボデー3の開口端部31の内方
に上記ピストン4に向けて形成した嵌合段部30を設
け,上記ピストン4と上記嵌合段部30との間にはリン
グ状のダストシール2を嵌合してなる。上記嵌合段部3
0はピストン4の外周に向けて突出する突出部33を有
する。上記ダストシール2は,その外周側に上記突出部
33に接触しない環状凹部21を有すると共にその両側
には一対の外周接触部201,202を有し,上記ダス
トシール2の内周側には,上記一対の外周接触部20
1,202よりも外方に位置する部分に,一対の内周接
触部203,204を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ブレーキのホイールシ
リンダ,特にそのシール構造に関する。
リンダ,特にそのシール構造に関する。
【0002】
【従来技術】自動車用ブレーキのホイールシリンダ90
は,図7,図8に示すごとく,シリンダボデー8と,そ
の中に摺動可能に装着された2つのピストン7と,ダス
トブーツ9を有する。そして,図7に示すごとく,上記
ホイールシリンダ90は,ドラムブレーキ99に使用す
る場合,左右のピストン7が,それぞれ左右2つのブレ
ーキシュ98を拡張するように設置される。また,上記
ピストン7は,図示しないマスターシリンダから送られ
てくる油圧により作動する。なお,符号96はスプリン
グコイル,97はシールカップである。
は,図7,図8に示すごとく,シリンダボデー8と,そ
の中に摺動可能に装着された2つのピストン7と,ダス
トブーツ9を有する。そして,図7に示すごとく,上記
ホイールシリンダ90は,ドラムブレーキ99に使用す
る場合,左右のピストン7が,それぞれ左右2つのブレ
ーキシュ98を拡張するように設置される。また,上記
ピストン7は,図示しないマスターシリンダから送られ
てくる油圧により作動する。なお,符号96はスプリン
グコイル,97はシールカップである。
【0003】上記ホイールシリンダ90は,自動車のド
ラム内に設置されるため,泥,水,ブレーキシューの磨
耗粉等のダストに汚染されやすい雰囲気にさらされてい
る。特に,シリンダボデー8内にそれらのダストが侵入
した場合には,ピストンのスムーズな動きを妨げる。
ラム内に設置されるため,泥,水,ブレーキシューの磨
耗粉等のダストに汚染されやすい雰囲気にさらされてい
る。特に,シリンダボデー8内にそれらのダストが侵入
した場合には,ピストンのスムーズな動きを妨げる。
【0004】そこで,上記ホイールシリンダ90には,
シリンダボデー8内へ上記ダストを侵入させないように
ダストブーツ9を装着している。このダストブーツ9
は,シリンダボデー8に嵌合される外径部91と,ピス
トン7に嵌合される内径部92を有すると共に,外径部
91には,リテーナ911が接着されている。
シリンダボデー8内へ上記ダストを侵入させないように
ダストブーツ9を装着している。このダストブーツ9
は,シリンダボデー8に嵌合される外径部91と,ピス
トン7に嵌合される内径部92を有すると共に,外径部
91には,リテーナ911が接着されている。
【0005】即ち,上記シリンダボデー8の外周面に
は,ブーツの外径部91が嵌合される嵌合溝80が設け
られている。また,上記ピストン7の外周面には,ブー
ツ9の内径部92が嵌合される嵌合溝70が設けられて
いる。
は,ブーツの外径部91が嵌合される嵌合溝80が設け
られている。また,上記ピストン7の外周面には,ブー
ツ9の内径部92が嵌合される嵌合溝70が設けられて
いる。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のホ
イールシリンダ90においては,次の問題がある。即
ち,上記シリンダボデー8及びピストン7には,それぞ
れ上記嵌合溝80,及び70を設ける必要があるため,
それぞれに切削加工が必要である。特にピストン7にお
いては,複雑な構造にする必要がある。また,上記ダス
トブーツ9を装着する際には,その密着性を向上させる
ために,上記リテーナ911等を用いて,シリンダボデ
ー8開口端部やピストン7に圧入する必要があり,ダス
トブーツ9の取り付け方法が容易でない。
イールシリンダ90においては,次の問題がある。即
ち,上記シリンダボデー8及びピストン7には,それぞ
れ上記嵌合溝80,及び70を設ける必要があるため,
それぞれに切削加工が必要である。特にピストン7にお
いては,複雑な構造にする必要がある。また,上記ダス
トブーツ9を装着する際には,その密着性を向上させる
ために,上記リテーナ911等を用いて,シリンダボデ
ー8開口端部やピストン7に圧入する必要があり,ダス
トブーツ9の取り付け方法が容易でない。
【0007】本発明は,かかる問題点に鑑みてなされた
もので,ピストンの構造を簡単にすることができ,ダス
トシールの装着を容易することができるホイールシリン
ダを提供しようとするものである。
もので,ピストンの構造を簡単にすることができ,ダス
トシールの装着を容易することができるホイールシリン
ダを提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,シリンダボデー内にピス
トンを摺動自在に装着し,上記シリンダボデーの開口端
部の内方に上記ピストンに向けて形成した嵌合段部を設
け,上記ピストンと上記嵌合段部との間にはリング状の
ダストシールを嵌合してなるホイールシリンダであっ
て,上記嵌合段部はピストンの外周に向けて突出する突
出部を有し,一方上記ダストシールは,その外周側に,
上記嵌合段部の突出部に接触しない環状凹部を有すると
共に該環状凹部の両側には上記嵌合段部に接触する一対
の外周接触部を有し,また上記ダストシールの内周側に
は,上記一対の外周接触部よりも外方に位置する部分
に,上記ピストンの外周と接触する一対の内周接触部を
有することを特徴とするホイールシリンダにある。
トンを摺動自在に装着し,上記シリンダボデーの開口端
部の内方に上記ピストンに向けて形成した嵌合段部を設
け,上記ピストンと上記嵌合段部との間にはリング状の
ダストシールを嵌合してなるホイールシリンダであっ
て,上記嵌合段部はピストンの外周に向けて突出する突
出部を有し,一方上記ダストシールは,その外周側に,
上記嵌合段部の突出部に接触しない環状凹部を有すると
共に該環状凹部の両側には上記嵌合段部に接触する一対
の外周接触部を有し,また上記ダストシールの内周側に
は,上記一対の外周接触部よりも外方に位置する部分
に,上記ピストンの外周と接触する一対の内周接触部を
有することを特徴とするホイールシリンダにある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,上
記嵌合段部に上記突出部を設け,一方上記ダストシール
にはその外周側に上記環状凹部と一対の外周接触部を設
け,その内周部には上記一対の外周接触部よりも外方に
位置する一対の内周接触部を設けたことにある。
記嵌合段部に上記突出部を設け,一方上記ダストシール
にはその外周側に上記環状凹部と一対の外周接触部を設
け,その内周部には上記一対の外周接触部よりも外方に
位置する一対の内周接触部を設けたことにある。
【0010】上記ダストシールの内径は,これを装着す
る上記ピストンの外径より若干小さく,ダストシールの
外径は,上記嵌合段部の内径よりも若干大きい。また,
その材質は,例えば合成ゴム,熱可塑性エラストマー,
天然ゴムなどの弾性体を用いる。また,上記ダストシー
ルは,その両側に環状の凹溝を設けることが好ましい。
これにより,ピストン摺動時の抵抗低減という効果を得
ることができる。
る上記ピストンの外径より若干小さく,ダストシールの
外径は,上記嵌合段部の内径よりも若干大きい。また,
その材質は,例えば合成ゴム,熱可塑性エラストマー,
天然ゴムなどの弾性体を用いる。また,上記ダストシー
ルは,その両側に環状の凹溝を設けることが好ましい。
これにより,ピストン摺動時の抵抗低減という効果を得
ることができる。
【0011】また,上記ピストンは,その先端部に上記
嵌合段部の外径よりも大きな外径を有するフランジ部を
有することが好ましい。これにより,組付時における上
記ピストンからダストシールの脱落防止を図ることがで
きる。
嵌合段部の外径よりも大きな外径を有するフランジ部を
有することが好ましい。これにより,組付時における上
記ピストンからダストシールの脱落防止を図ることがで
きる。
【0012】
【作用および効果】本発明のホイールシリンダにおいて
は,ピストンが静止している場合は,ダストシールにお
ける上記一対の外周接触部と,一対の内周接触部は,そ
れぞれ反対方向に緊迫力が作用している。また,この静
止状態においては,一方の外周接触部と他方の外周接触
部の緊迫力はほぼ同等である。また,一方の内周接触部
と他方の内周接触部の緊迫力もほぼ同等である。
は,ピストンが静止している場合は,ダストシールにお
ける上記一対の外周接触部と,一対の内周接触部は,そ
れぞれ反対方向に緊迫力が作用している。また,この静
止状態においては,一方の外周接触部と他方の外周接触
部の緊迫力はほぼ同等である。また,一方の内周接触部
と他方の内周接触部の緊迫力もほぼ同等である。
【0013】次に,ピストンが縮小方向,即ちシリンダ
側へ移行する場合においては,摺動面における摩擦力の
作用によって,ダストシールがピストンの移行方向と同
じ方向へ移動する力を受ける。このとき,シリンダボデ
ーの上記突出部の作用によって上記緊迫力の分布に変化
が生じる。即ち,ピストンの移行方向側つまり上記突出
部よりもシリンダ内側方向にある一方の外周接触部と一
方の内周接触部との間隔が静止時よりも広くなる。これ
により,それらの位置における緊迫力は,静止時に比べ
小さくなる。
側へ移行する場合においては,摺動面における摩擦力の
作用によって,ダストシールがピストンの移行方向と同
じ方向へ移動する力を受ける。このとき,シリンダボデ
ーの上記突出部の作用によって上記緊迫力の分布に変化
が生じる。即ち,ピストンの移行方向側つまり上記突出
部よりもシリンダ内側方向にある一方の外周接触部と一
方の内周接触部との間隔が静止時よりも広くなる。これ
により,それらの位置における緊迫力は,静止時に比べ
小さくなる。
【0014】また,上記突出部よりも外側にある他方の
外周接触部と他方の内周接触部との間隔は狭くなる。こ
れにより,それらの位置における緊迫力は,静止時に比
べて大きくなる。そのため,ダストシールの外側部の緊
迫力が大きくなる。それ故,ピストン外周面に付着して
いるダストが,シリンダボデー内へ侵入することを防止
するシール力の向上を図ることができる。また,各緊迫
力の総和は,静止時に比べ殆ど増減がないためピストン
の摺動抵抗への影響はない。
外周接触部と他方の内周接触部との間隔は狭くなる。こ
れにより,それらの位置における緊迫力は,静止時に比
べて大きくなる。そのため,ダストシールの外側部の緊
迫力が大きくなる。それ故,ピストン外周面に付着して
いるダストが,シリンダボデー内へ侵入することを防止
するシール力の向上を図ることができる。また,各緊迫
力の総和は,静止時に比べ殆ど増減がないためピストン
の摺動抵抗への影響はない。
【0015】次に,ピストンが伸長方向,即ち外方向へ
移行する場合においても,移行方向を基準にすると,上
記縮小方向移行時と同様の作用がおこる。即ち,上記突
出部よりもシリンダ内側方向に位置する一方の外周接触
部と一方の内周接触部における緊迫力が静止時に比べ大
きくなる。一方,他方の外周接触部と他方の内周接触部
における緊迫力は静止時に比べて小さくなるが,ダスト
の侵入を防止するに充分な緊迫力は保持されている。
移行する場合においても,移行方向を基準にすると,上
記縮小方向移行時と同様の作用がおこる。即ち,上記突
出部よりもシリンダ内側方向に位置する一方の外周接触
部と一方の内周接触部における緊迫力が静止時に比べ大
きくなる。一方,他方の外周接触部と他方の内周接触部
における緊迫力は静止時に比べて小さくなるが,ダスト
の侵入を防止するに充分な緊迫力は保持されている。
【0016】また,このように,ダストシールの内側部
の緊迫力が大きくなることにより,ピストンの伸長方向
の移動によるシリンダボデー内の潤滑油の外部への流出
を防止することができる。また,この場合も,各緊迫力
の総和は,静止時に比べ殆ど増減がないためピストンの
摺動抵抗への影響はない。さらに,ピストンの伸長方向
或いは縮小方向の移行時においても静止時同様,ダスト
シールの内周接触部は外周接触部より外方に位置するた
めピストン移行時の摺動抵抗の低減ができる。
の緊迫力が大きくなることにより,ピストンの伸長方向
の移動によるシリンダボデー内の潤滑油の外部への流出
を防止することができる。また,この場合も,各緊迫力
の総和は,静止時に比べ殆ど増減がないためピストンの
摺動抵抗への影響はない。さらに,ピストンの伸長方向
或いは縮小方向の移行時においても静止時同様,ダスト
シールの内周接触部は外周接触部より外方に位置するた
めピストン移行時の摺動抵抗の低減ができる。
【0017】また,上記ダストシールの嵌合は,上記嵌
合段部とピストンの間隙部との間にダストシールを押入
することで,簡単に行うことができる。また,嵌合され
たダストシールは,上記一対の外周接触部が上記嵌合段
部の突出部を挟むように位置し,それぞれの接触部がピ
ストンの摺動方向において反対方向に圧接している。そ
のため,嵌合されたダストシールは,外れることはな
い。
合段部とピストンの間隙部との間にダストシールを押入
することで,簡単に行うことができる。また,嵌合され
たダストシールは,上記一対の外周接触部が上記嵌合段
部の突出部を挟むように位置し,それぞれの接触部がピ
ストンの摺動方向において反対方向に圧接している。そ
のため,嵌合されたダストシールは,外れることはな
い。
【0018】即ち,従来例のようなリテーナ等の補助部
品を用いなくても,簡単にダストシールの装着を行うこ
とができる。また,このような嵌合手段を用いるので,
ピストンに対して,ダストシール嵌合のための複雑な加
工を行う必要がなく,またピストンの構造も簡単にする
ことができる。
品を用いなくても,簡単にダストシールの装着を行うこ
とができる。また,このような嵌合手段を用いるので,
ピストンに対して,ダストシール嵌合のための複雑な加
工を行う必要がなく,またピストンの構造も簡単にする
ことができる。
【0019】したがって,本発明によれば,ピストンの
構造を簡単にすることができ,ダストシールの装着を容
易することができるホイールシリンダを提供することが
できる。
構造を簡単にすることができ,ダストシールの装着を容
易することができるホイールシリンダを提供することが
できる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例にかかるホイールシリンダに
つき,図1〜図4を用いて説明する。本例のホイールシ
リンダ10は,図1〜図4に示すように,シリンダボデ
ー3内にピストン4を摺動自在に装着し,上記シリンダ
ボデー3の開口端部31の内方に上記ピストン4に向け
て形成した嵌合段部30を設け,上記ピストン4と上記
嵌合段部30との間にはリング状のダストシール2を嵌
合してなる。
つき,図1〜図4を用いて説明する。本例のホイールシ
リンダ10は,図1〜図4に示すように,シリンダボデ
ー3内にピストン4を摺動自在に装着し,上記シリンダ
ボデー3の開口端部31の内方に上記ピストン4に向け
て形成した嵌合段部30を設け,上記ピストン4と上記
嵌合段部30との間にはリング状のダストシール2を嵌
合してなる。
【0021】そして,図2に示すごとく,上記嵌合段部
30はピストン4の外周に向けて突出する突出部33を
有する。一方上記ダストシール2は,その外周側に,上
記嵌合段部30の突出部33に接触しない環状凹部21
を有すると共に,該環状凹部21の両側には上記嵌合段
部30に接触する一対の外周接触部201,202を有
する。また上記ダストシール2の内周側には,上記一対
の外周接触部201,202よりも外方に位置する部分
に,上記ピストン4の外周と接触する一対の内周接触部
203,204を有する。また,上記内周接触部20
3,204の間には環状の内周凹部205を有する。
30はピストン4の外周に向けて突出する突出部33を
有する。一方上記ダストシール2は,その外周側に,上
記嵌合段部30の突出部33に接触しない環状凹部21
を有すると共に,該環状凹部21の両側には上記嵌合段
部30に接触する一対の外周接触部201,202を有
する。また上記ダストシール2の内周側には,上記一対
の外周接触部201,202よりも外方に位置する部分
に,上記ピストン4の外周と接触する一対の内周接触部
203,204を有する。また,上記内周接触部20
3,204の間には環状の内周凹部205を有する。
【0022】上記ダストシール2の内径は,上記ピスト
ン4の外径より若干小さく,ダストシール2の外径は,
上記嵌合段部30の内径よりも若干大きい。また,その
材質は,合成ゴムである。また,上記ダストシール2
は,その両側に環状の凹溝22を設けている。また,上
記ピストン4は,上記嵌合段部30の外径よりも大きな
外径を有するフランジ部40を有する。
ン4の外径より若干小さく,ダストシール2の外径は,
上記嵌合段部30の内径よりも若干大きい。また,その
材質は,合成ゴムである。また,上記ダストシール2
は,その両側に環状の凹溝22を設けている。また,上
記ピストン4は,上記嵌合段部30の外径よりも大きな
外径を有するフランジ部40を有する。
【0023】次に本例における作用効果につき説明す
る。本例のホイールシリンダ10においては,図3に示
すごとく,ピストン4が静止している場合は,ダストシ
ール2における上記一対の外周接触部201,202
と,一対の内周接触部203,204は,それぞれ反対
方向に緊迫力51,52,53,54のが作用してい
る。また,この静止状態においては,一方の外周接触部
201と他方の外周接触部202の緊迫力51,52は
ほぼ同等である。また一方の内周接触部203と他方の
内周接触部204の緊迫力53,54もほぼ同等であ
る。
る。本例のホイールシリンダ10においては,図3に示
すごとく,ピストン4が静止している場合は,ダストシ
ール2における上記一対の外周接触部201,202
と,一対の内周接触部203,204は,それぞれ反対
方向に緊迫力51,52,53,54のが作用してい
る。また,この静止状態においては,一方の外周接触部
201と他方の外周接触部202の緊迫力51,52は
ほぼ同等である。また一方の内周接触部203と他方の
内周接触部204の緊迫力53,54もほぼ同等であ
る。
【0024】次に,ピストン4が縮小方向へ移行する場
合においては,図4に示すごとく,摺動面における摩擦
力の作用によって,ダストシール2がピストン4の移行
方向と同じ方向へ移動する力を受ける。このとき,シリ
ンダボデー3の上記突出部33の作用によって上記緊迫
力51,52,53,54の分布に変化が生じる。
合においては,図4に示すごとく,摺動面における摩擦
力の作用によって,ダストシール2がピストン4の移行
方向と同じ方向へ移動する力を受ける。このとき,シリ
ンダボデー3の上記突出部33の作用によって上記緊迫
力51,52,53,54の分布に変化が生じる。
【0025】即ち,図3と図4とを比較すると分かるよ
うに,ピストン4の移行方向側つまり上記突出部33よ
りも内側にある一方の外周接触部201と一方の内周接
触部203との間隔Lが静止時(図3)よりも広くな
る。また,これにより,それらの位置における緊迫力5
5,57は,静止時の緊迫力51,53に比べ小さくな
り,図4に示すように分布する。
うに,ピストン4の移行方向側つまり上記突出部33よ
りも内側にある一方の外周接触部201と一方の内周接
触部203との間隔Lが静止時(図3)よりも広くな
る。また,これにより,それらの位置における緊迫力5
5,57は,静止時の緊迫力51,53に比べ小さくな
り,図4に示すように分布する。
【0026】また,上記突出部33よりも外側にある他
方の外周接触部202と他方の内周接触部204との間
隔Rは狭くなる。これにより,それらの位置における緊
迫力56,58は,静止時の緊迫力52,54に比べて
大きくなり,図4に示すように分布する。このようにダ
ストシール2の外側部の緊迫力が大きくなることによ
り,ピストン4の外周面に付着しているダスト400が
シリンダボデー3内へ侵入することを防止するシール力
の向上を図ることができる。また,緊迫力55〜58の
総和は,静止時の緊迫力51〜54(図3)に比べ殆ど
増減がないためピストン4の摺動抵抗への影響はない。
方の外周接触部202と他方の内周接触部204との間
隔Rは狭くなる。これにより,それらの位置における緊
迫力56,58は,静止時の緊迫力52,54に比べて
大きくなり,図4に示すように分布する。このようにダ
ストシール2の外側部の緊迫力が大きくなることによ
り,ピストン4の外周面に付着しているダスト400が
シリンダボデー3内へ侵入することを防止するシール力
の向上を図ることができる。また,緊迫力55〜58の
総和は,静止時の緊迫力51〜54(図3)に比べ殆ど
増減がないためピストン4の摺動抵抗への影響はない。
【0027】次に,ピストン4が伸長方向へ移行する場
合においても,移行方向を基準にすると,上記縮小方向
移行時と同様の作用がおこる。即ち,上記突出部33よ
りもシリンダ内側方向に位置する一方の外周接触部20
1と一方の内周接触部203における緊迫力が静止時に
比べ大きくなる。一方,他方の外周接触部202と他方
の内周接触部204における緊迫力は静止時に比べて小
さくなるが,ダストの侵入を防止するに充分な緊迫力は
保持されている。
合においても,移行方向を基準にすると,上記縮小方向
移行時と同様の作用がおこる。即ち,上記突出部33よ
りもシリンダ内側方向に位置する一方の外周接触部20
1と一方の内周接触部203における緊迫力が静止時に
比べ大きくなる。一方,他方の外周接触部202と他方
の内周接触部204における緊迫力は静止時に比べて小
さくなるが,ダストの侵入を防止するに充分な緊迫力は
保持されている。
【0028】また,このように,ダストシール2の内側
部の緊迫力が大きくなることにより,ピストン4の伸長
方向の移動によるシリンダボデー3内の潤滑油の外部へ
の流出を防止することができる。また,この場合も,各
緊迫力の総和は,静止時に比べ殆ど増減がないためピス
トン4の摺動抵抗への影響はない。さらに,ピストン4
の伸長方向或いは縮小方向の移行時においても静止時同
様,ダストシール2の内周接触部203,204は外周
接触部201,202より外方に位置するためピストン
4移行時の摺動抵抗の低減ができる。
部の緊迫力が大きくなることにより,ピストン4の伸長
方向の移動によるシリンダボデー3内の潤滑油の外部へ
の流出を防止することができる。また,この場合も,各
緊迫力の総和は,静止時に比べ殆ど増減がないためピス
トン4の摺動抵抗への影響はない。さらに,ピストン4
の伸長方向或いは縮小方向の移行時においても静止時同
様,ダストシール2の内周接触部203,204は外周
接触部201,202より外方に位置するためピストン
4移行時の摺動抵抗の低減ができる。
【0029】また,上記ピストン4は,嵌合段部30の
外径よりも大きい径のフランジ部40を有するため,組
付時における上記ピストン4からのダストシール2の脱
落防止を図ることができる。
外径よりも大きい径のフランジ部40を有するため,組
付時における上記ピストン4からのダストシール2の脱
落防止を図ることができる。
【0030】また,上記ダストシール2の嵌合は,上記
嵌合段部30とピストン4の間隙部との間にダストシー
ル2を押入することで,簡単に行うことができる。ま
た,嵌合されたダストシール2は,上記一対の外周接触
部201,202が上記嵌合段部30の突出部33を挟
むように位置し,それぞれの接触部201,202がピ
ストン4の摺動方向において反対方向に圧接している。
そのため,嵌合されたダストシール2は,外れることは
ない。
嵌合段部30とピストン4の間隙部との間にダストシー
ル2を押入することで,簡単に行うことができる。ま
た,嵌合されたダストシール2は,上記一対の外周接触
部201,202が上記嵌合段部30の突出部33を挟
むように位置し,それぞれの接触部201,202がピ
ストン4の摺動方向において反対方向に圧接している。
そのため,嵌合されたダストシール2は,外れることは
ない。
【0031】即ち,従来例のようなリテーナ等の補助部
品を用いなくても,簡単にダストシール2の密着性の確
保ができる。また,このような嵌合手段を用いるので,
ピストン4に対して,ダストシール2嵌合のための複雑
な加工を行う必要がなく,またピストン4の構造も簡単
にすることができる。
品を用いなくても,簡単にダストシール2の密着性の確
保ができる。また,このような嵌合手段を用いるので,
ピストン4に対して,ダストシール2嵌合のための複雑
な加工を行う必要がなく,またピストン4の構造も簡単
にすることができる。
【0032】したがって,本例によれば,ピストン4の
構造を簡単にすることができ,ダストシール2の装着を
容易することができるホイールシリンダ10を提供する
ことができる。
構造を簡単にすることができ,ダストシール2の装着を
容易することができるホイールシリンダ10を提供する
ことができる。
【0033】比較例 本発明に対する比較例を図5,図6を用いて説明する。
本比較例におけるホイールシリンダ800は,図5に示
すごとく,シリンダボデー83の開口端部831に設け
た平段部830に,リテーナ85に接着されたダストシ
ール82を圧入嵌合したものである。
本比較例におけるホイールシリンダ800は,図5に示
すごとく,シリンダボデー83の開口端部831に設け
た平段部830に,リテーナ85に接着されたダストシ
ール82を圧入嵌合したものである。
【0034】また,上記平段部830の内面側は,突出
部を有さず平坦である。また,上記ダストシール82
は,その内径部に環状凹部820を有し,その両側にピ
ストン84に接触する内周接触部821,822を有す
る。その他は,実施例と同様である。
部を有さず平坦である。また,上記ダストシール82
は,その内径部に環状凹部820を有し,その両側にピ
ストン84に接触する内周接触部821,822を有す
る。その他は,実施例と同様である。
【0035】本比較例においては,上記ダストシール8
2を嵌合するに当たって,ダストシール82に接着され
ているリテーナ85が不可欠であり,ダストシールの装
着容易性を損ない,部品点数も増加する。また,ピスト
ン84の静止状態においては,図6に示すごとく,内周
接触部821,822の緊迫力851,852は,その
接触領域Sにおいて図示方向下方へ作用している。また
外周接触部823の緊迫力850は,上記接触領域Sに
おいて最も強く,両側の接触領域Sの間の領域Cにおい
て弱い分布となり図示方向上方へ作用している。
2を嵌合するに当たって,ダストシール82に接着され
ているリテーナ85が不可欠であり,ダストシールの装
着容易性を損ない,部品点数も増加する。また,ピスト
ン84の静止状態においては,図6に示すごとく,内周
接触部821,822の緊迫力851,852は,その
接触領域Sにおいて図示方向下方へ作用している。また
外周接触部823の緊迫力850は,上記接触領域Sに
おいて最も強く,両側の接触領域Sの間の領域Cにおい
て弱い分布となり図示方向上方へ作用している。
【0036】即ち,緊迫力は図示上下方向において上記
接触領域Sに集中している。そのため,この緊迫力の分
布は,ピストン84の縮小,伸長方向の移行時には上記
接触領域Sの内側,外側の一方に極端に集中して,ピス
トン84の摺動抵抗が,実施例に比べて大きくなる。
接触領域Sに集中している。そのため,この緊迫力の分
布は,ピストン84の縮小,伸長方向の移行時には上記
接触領域Sの内側,外側の一方に極端に集中して,ピス
トン84の摺動抵抗が,実施例に比べて大きくなる。
【0037】したがって,本比較例においては,実施例
において得られるダストシールの装着容易性を損なうだ
けでなく,余分な部品を必要とし,また,ピストンの摺
動抵抗の増加を招く。
において得られるダストシールの装着容易性を損なうだ
けでなく,余分な部品を必要とし,また,ピストンの摺
動抵抗の増加を招く。
【図1】実施例にかかるホイールシリンダの断面図。
【図2】実施例にかかるホイールシリンダにおける,ダ
ストシール部の断面図。
ストシール部の断面図。
【図3】実施例にかかるホイールシリンダにける,ピス
トン静止時の緊迫力分布説明図。
トン静止時の緊迫力分布説明図。
【図4】実施例にかかるホイールシリンダにける,ピス
トン移行時の緊迫力分布説明図。
トン移行時の緊迫力分布説明図。
【図5】比較例にかかるホイールシリンダにおけるダス
トシール部の断面図。
トシール部の断面図。
【図6】比較例におけるホイールシリンダにおける,ピ
ストン静止時の緊迫力分布説明図。
ストン静止時の緊迫力分布説明図。
【図7】従来例にかかるホイールシリンダの,ドラムブ
レーキへの取り付け説明図。
レーキへの取り付け説明図。
【図8】従来例にかかるホイールシリンダにおける,ダ
ストブーツ部の断面図。
ストブーツ部の断面図。
【符号の説明】 10...ホイールシリンダ, 2...ダストシール, 21...環状凹部, 201,202...外周接触部, 203,204...内周接触部, 3...シリンダボデー, 30...嵌合段部, 31...開口端部, 33...突出部, 4...ピストン, 40...フランジ部,
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダボデー内にピストンを摺動自在
に装着し,上記シリンダボデーの開口端部の内方に上記
ピストンに向けて形成した嵌合段部を設け,上記ピスト
ンと上記嵌合段部との間にはリング状のダストシールを
嵌合してなるホイールシリンダであって,上記嵌合段部
はピストンの外周に向けて突出する突出部を有し,一方
上記ダストシールは,その外周側に,上記嵌合段部の突
出部に接触しない環状凹部を有すると共に該環状凹部の
両側には上記嵌合段部に接触する一対の外周接触部を有
し,また上記ダストシールの内周側には,上記一対の外
周接触部よりも外方に位置する部分に,上記ピストンの
外周と接触する一対の内周接触部を有することを特徴と
するホイールシリンダ。 - 【請求項2】 請求項1において,上記ダストシール
は,その両側に凹溝を有することを特徴とするホイール
シリンダ。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記ピストン
は,その先端部に上記嵌合段部の外径よりも大きな外径
を有するフランジ部を有することを特徴とするホイール
シリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6194915A JPH0835531A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | ホイールシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6194915A JPH0835531A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | ホイールシリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0835531A true JPH0835531A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16332465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6194915A Pending JPH0835531A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | ホイールシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0835531A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004301160A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Kayaba Ind Co Ltd | ストラット型ショックアブソーバ |
| CN114658774A (zh) * | 2020-12-22 | 2022-06-24 | 株式会社Tbk | 鼓式制动器 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6194915A patent/JPH0835531A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004301160A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Kayaba Ind Co Ltd | ストラット型ショックアブソーバ |
| CN114658774A (zh) * | 2020-12-22 | 2022-06-24 | 株式会社Tbk | 鼓式制动器 |
| JP2022098593A (ja) * | 2020-12-22 | 2022-07-04 | 株式会社Tbk | ドラムブレーキ |
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