JPH1038083A - 嵌合部用ブーツ - Google Patents
嵌合部用ブーツInfo
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- JPH1038083A JPH1038083A JP19656396A JP19656396A JPH1038083A JP H1038083 A JPH1038083 A JP H1038083A JP 19656396 A JP19656396 A JP 19656396A JP 19656396 A JP19656396 A JP 19656396A JP H1038083 A JPH1038083 A JP H1038083A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 取付性が良く、しかも、筒部材や軸部材上の
取付部の構造が簡単で、これらの取付部の加工時間の短
縮によって、筒部材や軸部材の製作コストを低減するこ
ともできる嵌合部用ブーツを提供すること。 【解決手段】 ブーツ20の端部27,28には、これ
らの端部が嵌着する取付部24,25の外周面33,3
4を径方向に締め付ける径方向圧着部30,31と、前
記取付部24,25に装備された径方向に沿う当接面3
6,37に吸着する軸方向圧着部42,43とを装備
し、さらに、ブーツ20の端部27,28間の自由長
を、取付部24,25相互の最大離間寸法よりも大きく
設定した構成。
取付部の構造が簡単で、これらの取付部の加工時間の短
縮によって、筒部材や軸部材の製作コストを低減するこ
ともできる嵌合部用ブーツを提供すること。 【解決手段】 ブーツ20の端部27,28には、これ
らの端部が嵌着する取付部24,25の外周面33,3
4を径方向に締め付ける径方向圧着部30,31と、前
記取付部24,25に装備された径方向に沿う当接面3
6,37に吸着する軸方向圧着部42,43とを装備
し、さらに、ブーツ20の端部27,28間の自由長
を、取付部24,25相互の最大離間寸法よりも大きく
設定した構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮可能な筒状に
形成されると共に、一端が筒部材の開口端外周に嵌着さ
れ、さらに、前記筒部材に摺動可能に嵌合すると共に摺
動動作により前記筒部材の開口端からの突出長が変化す
る軸部材の外周に他端が嵌着されて、前記筒部材と軸部
材との間に塵埃等が侵入することを防止する嵌合部用ブ
ーツに関するものである。
形成されると共に、一端が筒部材の開口端外周に嵌着さ
れ、さらに、前記筒部材に摺動可能に嵌合すると共に摺
動動作により前記筒部材の開口端からの突出長が変化す
る軸部材の外周に他端が嵌着されて、前記筒部材と軸部
材との間に塵埃等が侵入することを防止する嵌合部用ブ
ーツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、車両用のディスクブレーキ装置
1の要部断面を示したものである。このディスクブレー
キ装置1は、車輪と一体回転するディスクロータ2を挟
むように配置された一対のブレーキパッド3を、キャリ
パボディ4のシリンダ部に装備されたピストンによる押
圧力で、ディスクロータ2に押し付けて制動力を発生さ
せる。
1の要部断面を示したものである。このディスクブレー
キ装置1は、車輪と一体回転するディスクロータ2を挟
むように配置された一対のブレーキパッド3を、キャリ
パボディ4のシリンダ部に装備されたピストンによる押
圧力で、ディスクロータ2に押し付けて制動力を発生さ
せる。
【0003】前記キャリパボディ4は、スライドピン6
を介してサポート5によってディスクロータ2の軸方向
に摺動可能に支持されている。ブレーキ操作に応じた前
記キャリパボディ4の円滑な摺動を維持するには、前記
サポート5とスライドピン6との間に塵埃や雨滴等が侵
入することを防止することが重要になる。
を介してサポート5によってディスクロータ2の軸方向
に摺動可能に支持されている。ブレーキ操作に応じた前
記キャリパボディ4の円滑な摺動を維持するには、前記
サポート5とスライドピン6との間に塵埃や雨滴等が侵
入することを防止することが重要になる。
【0004】そこで、通常、サポート5とスライドピン
6との間への塵埃や雨滴等の侵入防止策として、図5に
示すように、ブーツ8が装着されている。このブーツ8
は、耐熱性や耐油性に優れた合成ゴム等の弾性材料によ
る成形品である。そして、図6にも示すように、伸縮可
能な筒状に形成されると共に、一端がサポート5の開口
端外周に嵌着され、さらに、サポート5の開口端からの
突出したスライドピン6の外周に他端が嵌着されてい
る。
6との間への塵埃や雨滴等の侵入防止策として、図5に
示すように、ブーツ8が装着されている。このブーツ8
は、耐熱性や耐油性に優れた合成ゴム等の弾性材料によ
る成形品である。そして、図6にも示すように、伸縮可
能な筒状に形成されると共に、一端がサポート5の開口
端外周に嵌着され、さらに、サポート5の開口端からの
突出したスライドピン6の外周に他端が嵌着されてい
る。
【0005】さらに詳述すると、前述のブーツ8の場
合、両端部は、内径側に、横断面形状が矩形の凸部9,
10を全周に渡って形成した構造をなしている。そし
て、サポート5及びスライドピン6の外周部の対応位置
には、前記凸部9,10が緊密に密着嵌合する係止溝1
2,13が周設されている。
合、両端部は、内径側に、横断面形状が矩形の凸部9,
10を全周に渡って形成した構造をなしている。そし
て、サポート5及びスライドピン6の外周部の対応位置
には、前記凸部9,10が緊密に密着嵌合する係止溝1
2,13が周設されている。
【0006】従って、ブーツ8は、まず、両端部の凸部
9,10を、ぞれぞれが嵌着するサポート5およびスラ
イドピン6の外径よりも大きな径に弾性変形させた状態
で、対応するサポート5およびスライドピン6の外周に
嵌合させ、次いで、これらのサポート5およびスライド
ピン6の外周上を滑らせて対応する係止溝12,13に
各凸部9,10を係合させた状態とすることで、各端部
がそれぞれサポート5及びスライドピン6の外周部に固
定された状態になる。
9,10を、ぞれぞれが嵌着するサポート5およびスラ
イドピン6の外径よりも大きな径に弾性変形させた状態
で、対応するサポート5およびスライドピン6の外周に
嵌合させ、次いで、これらのサポート5およびスライド
ピン6の外周上を滑らせて対応する係止溝12,13に
各凸部9,10を係合させた状態とすることで、各端部
がそれぞれサポート5及びスライドピン6の外周部に固
定された状態になる。
【0007】なお、径の大きなサポート5側には、図6
に示すように、必要に応じて、凸部9の上に締め付けリ
ング15を装着して、固定強度の向上が計られる。
に示すように、必要に応じて、凸部9の上に締め付けリ
ング15を装着して、固定強度の向上が計られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したブ
ーツ8の場合は、端部をサポート5及びスライドピン6
の係止溝12,13に係合させるためには、各凸部9,
10を各係止溝12,13の手前の段差L1,L2分だけ
無理に拡径して行なわなければならず、そのために取付
作業に手間がかかるという問題があった。
ーツ8の場合は、端部をサポート5及びスライドピン6
の係止溝12,13に係合させるためには、各凸部9,
10を各係止溝12,13の手前の段差L1,L2分だけ
無理に拡径して行なわなければならず、そのために取付
作業に手間がかかるという問題があった。
【0009】さらに、前述したブーツ8の凸部9,10
を係合する係止溝12,13は、図7に示すように、切
削工具を矢印(イ)に示すY軸方向と、矢印(ロ)に示
すX軸方向の双方に送り操作しないと形成することがで
きず、そのために、加工時間が長大化して、コストアッ
プを招くという問題もあった。
を係合する係止溝12,13は、図7に示すように、切
削工具を矢印(イ)に示すY軸方向と、矢印(ロ)に示
すX軸方向の双方に送り操作しないと形成することがで
きず、そのために、加工時間が長大化して、コストアッ
プを招くという問題もあった。
【0010】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、ブーツの端部を筒部材や軸部材の外周に
嵌着させる場合に、ブーツ端部の輪の拡径等の手間がほ
とんど無用で、容易に取付を行なうことができ、しか
も、ブーツの端部を固定するために筒部材や軸部材の外
周に用意する取付部の構造が簡単で、該取付部の加工時
間の短縮によって、前記筒部材や軸部材の製作コストを
低減することのできる嵌合部用ブーツを提供することで
ある。
ることにあり、ブーツの端部を筒部材や軸部材の外周に
嵌着させる場合に、ブーツ端部の輪の拡径等の手間がほ
とんど無用で、容易に取付を行なうことができ、しか
も、ブーツの端部を固定するために筒部材や軸部材の外
周に用意する取付部の構造が簡単で、該取付部の加工時
間の短縮によって、前記筒部材や軸部材の製作コストを
低減することのできる嵌合部用ブーツを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る嵌合部用ブーツの構成は、伸縮可能な筒
状に形成されると共に、一端が筒部材の開口端外周に嵌
着され、さらに、前記筒部材に摺動可能に嵌合すると共
に摺動動作により前記筒部材の開口端からの突出長が変
化する軸部材の外周に他端が嵌着されて、前記筒部材と
軸部材との間に塵埃等が侵入することを防止する嵌合部
用ブーツであって、前記筒部材及び軸部材の少なくとも
一方の取付部に嵌着させる嵌合部用ブーツの端部には、
取付部外周面を径方向に締め付ける径方向圧着部と、前
記取付部に装備された径方向に沿う当接面に当接するこ
とで該当接面との間に密閉室を画成してさらに前記当接
面に押圧したときに前記密閉室の容積の低減により前記
当接面にたいして吸着力を発生する軸方向圧着部とを装
備し、且つ、嵌合部用ブーツの端部間の自由長は、これ
らの嵌合部用ブーツの端部が嵌着される筒部材および軸
部材上の取付部相互の最大離間寸法よりも大きく設定
し、ブーツの端部間を軸方向に圧縮したときの弾性復元
力が前記軸方向圧着部を取付部の当接面に押圧する力と
して作用するように、圧縮した状態でブーツの両端部を
筒部材および軸部材上の取付部に嵌着させることを特徴
とするものである。
の本発明に係る嵌合部用ブーツの構成は、伸縮可能な筒
状に形成されると共に、一端が筒部材の開口端外周に嵌
着され、さらに、前記筒部材に摺動可能に嵌合すると共
に摺動動作により前記筒部材の開口端からの突出長が変
化する軸部材の外周に他端が嵌着されて、前記筒部材と
軸部材との間に塵埃等が侵入することを防止する嵌合部
用ブーツであって、前記筒部材及び軸部材の少なくとも
一方の取付部に嵌着させる嵌合部用ブーツの端部には、
取付部外周面を径方向に締め付ける径方向圧着部と、前
記取付部に装備された径方向に沿う当接面に当接するこ
とで該当接面との間に密閉室を画成してさらに前記当接
面に押圧したときに前記密閉室の容積の低減により前記
当接面にたいして吸着力を発生する軸方向圧着部とを装
備し、且つ、嵌合部用ブーツの端部間の自由長は、これ
らの嵌合部用ブーツの端部が嵌着される筒部材および軸
部材上の取付部相互の最大離間寸法よりも大きく設定
し、ブーツの端部間を軸方向に圧縮したときの弾性復元
力が前記軸方向圧着部を取付部の当接面に押圧する力と
して作用するように、圧縮した状態でブーツの両端部を
筒部材および軸部材上の取付部に嵌着させることを特徴
とするものである。
【0012】そして、以上の構成の嵌合部用ブーツで
は、筒部材及び軸部材の少なくとも一方の取付部に嵌合
させたブーツの端部は、径方向圧着部が取付部の外周面
に密着すること、および、軸方向圧着部が取付部の当接
面に密着することによって、取付部に2重にシール構造
を形成し、ブーツ端部と取付部との間のシール性能を向
上させる。
は、筒部材及び軸部材の少なくとも一方の取付部に嵌合
させたブーツの端部は、径方向圧着部が取付部の外周面
に密着すること、および、軸方向圧着部が取付部の当接
面に密着することによって、取付部に2重にシール構造
を形成し、ブーツ端部と取付部との間のシール性能を向
上させる。
【0013】また、ブーツ端部に装備された軸方向圧着
部は、筒部材や軸部材の取付部の当接面に吸着して、ブ
ーツ端部の軸方向への移動を規制する固定手段として機
能する。従って、筒部材及び軸部材の少なくとも一方の
取付部は、前記径方向圧着部が外嵌する円筒部の奥に前
記当接面が立ち上がった単純な段差構造とすることがで
きる。
部は、筒部材や軸部材の取付部の当接面に吸着して、ブ
ーツ端部の軸方向への移動を規制する固定手段として機
能する。従って、筒部材及び軸部材の少なくとも一方の
取付部は、前記径方向圧着部が外嵌する円筒部の奥に前
記当接面が立ち上がった単純な段差構造とすることがで
きる。
【0014】そして、取付部を単純な段差構造とするこ
とができるため、ブーツの端部を筒部材や軸部材の取付
部に嵌着させる場合に、従来の溝壁を乗り越えさせるた
めの拡径が不要になる。
とができるため、ブーツの端部を筒部材や軸部材の取付
部に嵌着させる場合に、従来の溝壁を乗り越えさせるた
めの拡径が不要になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図示実施形態により、本発
明を説明する。図1及び図2は本発明に係る嵌合部用ブ
ーツの第1実施形態を示したもので、図1は第1実施形
態の嵌合部用ブーツ(以下、単に、ブーツと呼ぶ場合が
ある)20の縦断面図の一部、図2は前記ブーツ20の
伸長時を示す縦断面図の一部である。
明を説明する。図1及び図2は本発明に係る嵌合部用ブ
ーツの第1実施形態を示したもので、図1は第1実施形
態の嵌合部用ブーツ(以下、単に、ブーツと呼ぶ場合が
ある)20の縦断面図の一部、図2は前記ブーツ20の
伸長時を示す縦断面図の一部である。
【0016】この第1実施形態のブーツ20は、両端が
それぞれ、ピンスライド型ディスクブレーキ装置におい
て、キャリパボディ4に固定されたスライドピン21
と、サポート22とに嵌着され、これらのスライドピン
21とサポート22との間への塵埃や雨滴等の侵入を防
止するものである。なお、図1では、スライドピン21
の中心線23から上半分の範囲を示している。
それぞれ、ピンスライド型ディスクブレーキ装置におい
て、キャリパボディ4に固定されたスライドピン21
と、サポート22とに嵌着され、これらのスライドピン
21とサポート22との間への塵埃や雨滴等の侵入を防
止するものである。なお、図1では、スライドピン21
の中心線23から上半分の範囲を示している。
【0017】ブーツ20は、耐熱性や耐油性に優れた合
成ゴム等の弾性材料によって伸縮可能な蛇腹管状に形成
されると共に、一端がサポート22の開口端外周に嵌着
され、さらに、前記サポート22に摺動可能に嵌合する
と共に摺動動作により前記サポート22の開口端からの
突出長が変化するスライドピン21の外周に他端が嵌着
されている。
成ゴム等の弾性材料によって伸縮可能な蛇腹管状に形成
されると共に、一端がサポート22の開口端外周に嵌着
され、さらに、前記サポート22に摺動可能に嵌合する
と共に摺動動作により前記サポート22の開口端からの
突出長が変化するスライドピン21の外周に他端が嵌着
されている。
【0018】そして、前記サポート22上またはスライ
ドピン21上の取付部24,25に嵌着させる嵌合部用
ブーツ20の各端部27,28には、径方向圧着部3
0,31と、軸方向圧着部42,43とが装備されてい
る。
ドピン21上の取付部24,25に嵌着させる嵌合部用
ブーツ20の各端部27,28には、径方向圧着部3
0,31と、軸方向圧着部42,43とが装備されてい
る。
【0019】ここに、径方向圧着部30,31は、内径
側の全周に渡って突出形成された環状部で、取付部2
4,25の外周面33,34を径方向に締め付ける。ま
た、軸方向圧着部42,43は、前記取付部24,25
に装備された径方向に沿う当接面36,37に当接する
ことで、これらの当接面36,37との間に密閉室3
9,40を画成し、さらに前記当接面36,37に押圧
されると前記密閉室39,40の容積の低減により前記
当接面36,37にたいして吸着力を発生する弾性突片
である。軸方向圧着部42,43も、環状に全周形成さ
れている。
側の全周に渡って突出形成された環状部で、取付部2
4,25の外周面33,34を径方向に締め付ける。ま
た、軸方向圧着部42,43は、前記取付部24,25
に装備された径方向に沿う当接面36,37に当接する
ことで、これらの当接面36,37との間に密閉室3
9,40を画成し、さらに前記当接面36,37に押圧
されると前記密閉室39,40の容積の低減により前記
当接面36,37にたいして吸着力を発生する弾性突片
である。軸方向圧着部42,43も、環状に全周形成さ
れている。
【0020】図2は、ブレーキパッドが限界まで摩耗
し、スライドピン21が最大限に突出した状態(即ち、
サポート22およびスライドピン21上の取付部24,
25相互の離間寸法が最大になった状態)を示してい
る。また、図2において、2点鎖線で示したブーツ20
は、自由長の状態を示している。即ち、ブーツ20の端
部27,28間の自由長は、サポート22およびスライ
ドピン21上の取付部24,25相互の最大離間寸法よ
りも、適当量Lだけ大きく設定してある。そして、ブー
ツ20の各端部27,28間を軸方向に圧縮したときの
弾性復元力が前記軸方向圧着部42,43を取付部2
4,25の当接面36,37に押圧する力として作用す
るように、圧縮した状態でブーツの両端部27,28を
サポート22およびスライドピン21上の取付部24,
25に嵌着させている。
し、スライドピン21が最大限に突出した状態(即ち、
サポート22およびスライドピン21上の取付部24,
25相互の離間寸法が最大になった状態)を示してい
る。また、図2において、2点鎖線で示したブーツ20
は、自由長の状態を示している。即ち、ブーツ20の端
部27,28間の自由長は、サポート22およびスライ
ドピン21上の取付部24,25相互の最大離間寸法よ
りも、適当量Lだけ大きく設定してある。そして、ブー
ツ20の各端部27,28間を軸方向に圧縮したときの
弾性復元力が前記軸方向圧着部42,43を取付部2
4,25の当接面36,37に押圧する力として作用す
るように、圧縮した状態でブーツの両端部27,28を
サポート22およびスライドピン21上の取付部24,
25に嵌着させている。
【0021】以上の第1実施形態のブーツ20では、サ
ポート22やスライドピン21の取付部24,25に嵌
合させたブーツ20の端部27,28は、径方向圧着部
30,31が取付部24,25の外周面33,34に密
着すること、および、軸方向圧着部42,43が取付部
24,25の当接面36,37に密着することによっ
て、取付部24,25に2重にシール構造を形成する。
従って、ブーツ20の各端部27,28と取付部24,
25との間のシール性能が向上し、サポート22とスラ
イドピン21との間への塵埃等の侵入防止を、より高度
に達成することができる。
ポート22やスライドピン21の取付部24,25に嵌
合させたブーツ20の端部27,28は、径方向圧着部
30,31が取付部24,25の外周面33,34に密
着すること、および、軸方向圧着部42,43が取付部
24,25の当接面36,37に密着することによっ
て、取付部24,25に2重にシール構造を形成する。
従って、ブーツ20の各端部27,28と取付部24,
25との間のシール性能が向上し、サポート22とスラ
イドピン21との間への塵埃等の侵入防止を、より高度
に達成することができる。
【0022】また、ブーツ20の端部27,28に装備
された軸方向圧着部42,43は、サポート22やスラ
イドピン21の取付部24,25の当接面36,37に
吸着して、ブーツ20の端部27,28の軸方向への移
動を規制する固定手段として機能する。
された軸方向圧着部42,43は、サポート22やスラ
イドピン21の取付部24,25の当接面36,37に
吸着して、ブーツ20の端部27,28の軸方向への移
動を規制する固定手段として機能する。
【0023】従って、サポート22やスライドピン21
の取付部24,25は、図示のように、前記径方向圧着
部30,31が外嵌する円筒部の奥に前記当接面36,
37が立ち上がった単純な段差構造とすることができ、
溝構造にしなければならなかった従来と比較すると、切
削加工によって取付部24,25を形成する場合に、切
削工具は、例えば図3に矢印(ハ)で示すように、サポ
ート22やスライドピン21の軸線方向にのみ送り操作
すればよく、該取付部24,25の加工時間の短縮によ
って、前記サポート22やスライドピン21の製作コス
トを低減することができる。
の取付部24,25は、図示のように、前記径方向圧着
部30,31が外嵌する円筒部の奥に前記当接面36,
37が立ち上がった単純な段差構造とすることができ、
溝構造にしなければならなかった従来と比較すると、切
削加工によって取付部24,25を形成する場合に、切
削工具は、例えば図3に矢印(ハ)で示すように、サポ
ート22やスライドピン21の軸線方向にのみ送り操作
すればよく、該取付部24,25の加工時間の短縮によ
って、前記サポート22やスライドピン21の製作コス
トを低減することができる。
【0024】また、取付部24,25を単純な段差構造
とすることができるため、ブーツ20の端部27,28
をサポート22やスライドピン21の取付部24,25
に嵌着させる場合に、従来の溝壁を乗り越えさせるため
の拡径が不要になり、結局、ブーツ20の端部27,2
8の輪の拡径等の手間がほとんど無用で、容易に取付を
行なうことができ、取付性が大幅に改善されるという効
果も奏する。
とすることができるため、ブーツ20の端部27,28
をサポート22やスライドピン21の取付部24,25
に嵌着させる場合に、従来の溝壁を乗り越えさせるため
の拡径が不要になり、結局、ブーツ20の端部27,2
8の輪の拡径等の手間がほとんど無用で、容易に取付を
行なうことができ、取付性が大幅に改善されるという効
果も奏する。
【0025】なお、前述の第1実施形態では、軸方向圧
着部42,43は一条の環状に形成し、軸方向圧着部と
径方向圧着部との協働で、各密閉室39,40を画成す
る構成とした。しかし、図4に示す軸方向圧着部42の
ように、軸方向圧着部を二条の環状の弾性突片45から
構成し、軸方向圧着部42単独で密閉室39を画成する
構成としてもよい。
着部42,43は一条の環状に形成し、軸方向圧着部と
径方向圧着部との協働で、各密閉室39,40を画成す
る構成とした。しかし、図4に示す軸方向圧着部42の
ように、軸方向圧着部を二条の環状の弾性突片45から
構成し、軸方向圧着部42単独で密閉室39を画成する
構成としてもよい。
【0026】また、前述の第1実施形態では、嵌合部用
ブーツの両端に径方向圧着部42、43と軸方向圧着部
30、31とをそれぞれ設ける構成としたが、嵌合部用
ブーツの一端側に周知の構造を採用し、他端側のみに径
方向圧着部及び軸方向圧着部を設ける構造に変更可能で
あることはいうまでもない。
ブーツの両端に径方向圧着部42、43と軸方向圧着部
30、31とをそれぞれ設ける構成としたが、嵌合部用
ブーツの一端側に周知の構造を採用し、他端側のみに径
方向圧着部及び軸方向圧着部を設ける構造に変更可能で
あることはいうまでもない。
【0027】さらに、本発明の嵌合部用ブーツが利用さ
れる環境は、前述の実施形態で示したディスクブレーキ
装置のサポート22とスライドピン21との間に限ら
ず、シリンダとピストンとの間に利用することや、ドラ
ムブレーキ装置における同様の機構部にも利用すること
ができる。
れる環境は、前述の実施形態で示したディスクブレーキ
装置のサポート22とスライドピン21との間に限ら
ず、シリンダとピストンとの間に利用することや、ドラ
ムブレーキ装置における同様の機構部にも利用すること
ができる。
【0028】また、前記サポート22は一端が開口した
筒部材に、そしてスライドピン21は前記筒部材に摺動
可能に嵌合すると共に摺動動作により前記筒部材の開口
端からの突出長が変化する軸部材に置き換えることがで
き、本発明の嵌合部用ブーツは、筒部材とそれに嵌合し
た軸部材との間に塵埃等の侵入防止が必要となる種々の
機構に、応用することができる。
筒部材に、そしてスライドピン21は前記筒部材に摺動
可能に嵌合すると共に摺動動作により前記筒部材の開口
端からの突出長が変化する軸部材に置き換えることがで
き、本発明の嵌合部用ブーツは、筒部材とそれに嵌合し
た軸部材との間に塵埃等の侵入防止が必要となる種々の
機構に、応用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の嵌合部用ブーツによれば、筒部
材や軸部材の取付部に嵌合させたブーツの端部は、径方
向圧着部が取付部の外周面に密着すること、および、軸
方向圧着部が取付部の当接面に密着することによって、
取付部に2重にシール構造を形成する。従って、ブーツ
端部と取付部との間のシール性能が向上し、筒部材と軸
部材との間への塵埃等の侵入防止を、より高度に達成す
ることができる。また、ブーツ端部に装備された軸方向
圧着部は、筒部材や軸部材の取付部の当接面に吸着し
て、ブーツ端部の軸方向への移動を規制する固定手段と
して機能する。従って、筒部材や軸部材の取付部は、前
記径方向圧着部が外嵌する円筒部の奥に前記当接面が立
ち上がった単純な段差構造とすることができ、溝構造に
しなければならなかった従来と比較すると、切削加工に
よって取付部を形成する場合に、切削工具は例えば筒部
材や軸部材の軸線方向にのみ送り操作すればよく、該取
付部の加工時間の短縮によって、前記筒部材や軸部材の
製作コストを低減することができる。また、取付部を単
純な段差構造とすることができるため、ブーツの端部を
筒部材や軸部材の取付部に嵌着させる場合に、従来の溝
壁を乗り越えさせるための拡径が不要になり、結局、ブ
ーツ端部の輪の拡径等の手間がほとんど無用で、容易に
取付を行なうことができ、取付性が大幅に改善されると
いう効果も奏する。
材や軸部材の取付部に嵌合させたブーツの端部は、径方
向圧着部が取付部の外周面に密着すること、および、軸
方向圧着部が取付部の当接面に密着することによって、
取付部に2重にシール構造を形成する。従って、ブーツ
端部と取付部との間のシール性能が向上し、筒部材と軸
部材との間への塵埃等の侵入防止を、より高度に達成す
ることができる。また、ブーツ端部に装備された軸方向
圧着部は、筒部材や軸部材の取付部の当接面に吸着し
て、ブーツ端部の軸方向への移動を規制する固定手段と
して機能する。従って、筒部材や軸部材の取付部は、前
記径方向圧着部が外嵌する円筒部の奥に前記当接面が立
ち上がった単純な段差構造とすることができ、溝構造に
しなければならなかった従来と比較すると、切削加工に
よって取付部を形成する場合に、切削工具は例えば筒部
材や軸部材の軸線方向にのみ送り操作すればよく、該取
付部の加工時間の短縮によって、前記筒部材や軸部材の
製作コストを低減することができる。また、取付部を単
純な段差構造とすることができるため、ブーツの端部を
筒部材や軸部材の取付部に嵌着させる場合に、従来の溝
壁を乗り越えさせるための拡径が不要になり、結局、ブ
ーツ端部の輪の拡径等の手間がほとんど無用で、容易に
取付を行なうことができ、取付性が大幅に改善されると
いう効果も奏する。
【図1】本発明に係る嵌合部用ブーツの第1実施形態の
縦断面図の一部である。
縦断面図の一部である。
【図2】本発明の第1実施形態の嵌合部用ブーツの伸長
時を示す縦断面図の一部である。
時を示す縦断面図の一部である。
【図3】本発明の第1実施形態の嵌合部用ブーツを使用
した場合の作用効果の説明図である。
した場合の作用効果の説明図である。
【図4】本発明に係る嵌合部用ブーツの第2実施形態の
要部の縦断面図である。
要部の縦断面図である。
【図5】従来のブーツを使用した車両用のディスクブレ
ーキ装置の要部断面図である。
ーキ装置の要部断面図である。
【図6】図5の要部の拡大図である。
【図7】従来のブーツを使用した場合の問題点の説明図
である。
である。
20 嵌合部用ブーツ 21 スライドピン(軸部材) 22 サポート(筒部材) 24,25 取付部 27,28 端部 30,31 径方向圧着部 33,34 外周面 36,37 当接面 39,40 密閉室 42,43 軸方向圧着部 45 弾性突片(軸方向圧着部)
Claims (1)
- 【請求項1】 伸縮可能な筒状に形成されると共に、一
端が筒部材の開口端外周に嵌着され、さらに、前記筒部
材に摺動可能に嵌合すると共に摺動動作により前記筒部
材の開口端からの突出長が変化する軸部材の外周に他端
が嵌着されて、前記筒部材と軸部材との間に塵埃等が侵
入することを防止する嵌合部用ブーツであって、 前記筒部材及び軸部材の少なくとも一方の取付部に嵌着
させる嵌合部用ブーツの端部には、取付部外周面を径方
向に締め付ける径方向圧着部と、前記取付部に装備され
た径方向に沿う当接面に当接することで該当接面との間
に密閉室を画成してさらに前記当接面に押圧したときに
前記密閉室の容積の低減により前記当接面にたいして吸
着力を発生する軸方向圧着部とを装備し、且つ、 嵌合部用ブーツの端部間の自由長は、これらの嵌合部用
ブーツの端部が嵌着される筒部材および軸部材上の取付
部相互の最大離間寸法よりも大きく設定し、 ブーツの端部間を軸方向に圧縮したときの弾性復元力が
前記軸方向圧着部を取付部の当接面に押圧する力として
作用するように、圧縮した状態でブーツの両端部を筒部
材および軸部材上の取付部に嵌着させることを特徴とし
た嵌合部用ブーツ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19656396A JPH1038083A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 嵌合部用ブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19656396A JPH1038083A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 嵌合部用ブーツ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1038083A true JPH1038083A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16359822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19656396A Pending JPH1038083A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 嵌合部用ブーツ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1038083A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006012479A1 (en) * | 2004-07-22 | 2006-02-02 | Zf Friedrichshafen Ag | Sealing bellows with lubricant reservoir at axial end and assembly/installation method |
| JP2009036332A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Nissin Kogyo Co Ltd | ディスクブレーキ装置 |
| JP2013083265A (ja) * | 2006-04-18 | 2013-05-09 | Pinnacle Engines Inc | 内燃機関 |
| US9175609B2 (en) | 2010-10-08 | 2015-11-03 | Pinnacle Engines, Inc. | Control of combustion mixtures and variability thereof with engine load |
| US9206749B2 (en) | 2009-06-04 | 2015-12-08 | Pinnacle Engines, Inc. | Variable compression ratio systems for opposed-piston and other internal combustion engines, and related methods of manufacture and use |
| US9316150B2 (en) | 2012-07-02 | 2016-04-19 | Pinnacle Engines, Inc. | Variable compression ratio diesel engine |
| US9650951B2 (en) | 2010-10-08 | 2017-05-16 | Pinnacle Engines, Inc. | Single piston sleeve valve with optional variable compression ratio capability |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP19656396A patent/JPH1038083A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006012479A1 (en) * | 2004-07-22 | 2006-02-02 | Zf Friedrichshafen Ag | Sealing bellows with lubricant reservoir at axial end and assembly/installation method |
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| US8651086B2 (en) | 2006-04-18 | 2014-02-18 | Pinnacle Engines, Inc. | Internal combustion engine |
| US9745915B2 (en) | 2006-04-18 | 2017-08-29 | Pinnacle Engines, Inc | Internal combustion engine |
| JP2009036332A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Nissin Kogyo Co Ltd | ディスクブレーキ装置 |
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| US9175609B2 (en) | 2010-10-08 | 2015-11-03 | Pinnacle Engines, Inc. | Control of combustion mixtures and variability thereof with engine load |
| US9650951B2 (en) | 2010-10-08 | 2017-05-16 | Pinnacle Engines, Inc. | Single piston sleeve valve with optional variable compression ratio capability |
| US9316150B2 (en) | 2012-07-02 | 2016-04-19 | Pinnacle Engines, Inc. | Variable compression ratio diesel engine |
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