JPH0835565A - 弁プラグ - Google Patents

弁プラグ

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JPH0835565A
JPH0835565A JP19362794A JP19362794A JPH0835565A JP H0835565 A JPH0835565 A JP H0835565A JP 19362794 A JP19362794 A JP 19362794A JP 19362794 A JP19362794 A JP 19362794A JP H0835565 A JPH0835565 A JP H0835565A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高圧通路と低圧通路との間に形成
された弁材を破壊することなく、高圧通路と低圧通路の
遮断状態を維持することのできる弁プラグを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 本発明の弁プラグは、弁の高圧通路14、1
6と低圧通路17、18との間に弁座60が形成され、
この弁座60に着座して、常時高圧通路14、16と低
圧通路17、18とを遮断する弁プラグにおいて、弁座
60に着座する弁体52と、弁体を摺動自在に嵌合して
弁に螺着される蓋部材51と、弁体52と蓋部材51と
の間に区画された背中圧室Aに配設された弾性体53
と、前記弁体52に前記背圧室Aと前記高圧通路14、
16とを連通する通路56とからなり、前記弾性体53
が、前記弁座60の破壊を防止するとともに、常時、前
記弁体52を着座させる押圧力を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁の高圧通路と低圧通
路とを遮断状態にする弁プラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術のものにおいては、特開平5−
7864号公報に記載される方向切換弁がある。この種
の方向切換弁では、必要に応じてオーバロードリリーフ
弁を本体に取付可能とするため、給排通路と排出通路と
を連通させるポートが形成してある。
【0003】そして、オーバロードリリーフ弁48を必
要をしない場合には、図6に示すように、ポート100
内に螺着して給排通路38の弁座102に着座させた弁
体103と、この弁体103の取付の後にこの弁体10
3の回動を阻止するために、外周に螺着される蓋部材1
04とで構成される弁プラグ105により、給排通路3
8と排出通路37をと遮断して、この給排通路38から
排出通路37側に油圧力が導入されるのを阻止するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の弁プラグにおいては、蓋部材104を弁体103に
螺着して、この弁体103を弁座102に押圧するため
蓋部材を回転していくと、この回転により弁体103を
弁座102から離座させる方向に引っ張る張力が発生す
るため、給出通路38と排出通路37との上記遮断状態
を維持するには、この張力に反する以上の押圧力で弁体
103を弁座102に押しつける必要があり、弁座10
2を破壊するという問題があった。
【0005】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、高圧通路と低圧通路と間に形成された弁座
を破壊することなく、高圧通路と低圧通路の遮断状態を
維持することのできる弁プラグを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の弁プラグは、請求項1においては、弁の高
圧通路と低圧通路との間に弁座が形成され、この弁座に
着座して、常時前記高圧通路と低圧通路とを遮断する弁
プラグにおいて、前記弁座に着座する弁体と、当該弁体
を摺動自在に嵌合して前記弁に螺着される蓋部材と、前
記弁体と前記蓋部材との間に区画された背圧室に配設さ
れた弾性体と、前記弁体に前記背圧室と前記高圧通路と
を連通する通路とからなり、前記弾性体が、前記弁座の
破壊を防止するとともに、常時、前記弁体を着座させる
押圧力を有するようにしたものである。
【0007】請求項2においては、請求項1のものに、
前記弁体および前記背圧室を、前記高圧通路の開口断面
積より大きな断面積としたものである。
【0008】請求項3においては、請求項1のものに、
前記弾性体は、皿ばね、スプリングワッシャもしくはト
ーションバーからなっているものである。
【0009】請求項4においては、弁の高圧通路と低圧
通路との間に弁座が形成され、この弁座に着座して、常
時前記高圧通路と低圧通路とを遮断する弁プラグにおい
て、前記弁座に着座する弁体と、当該弁体を摺動自在に
嵌合して前記弁に螺着される蓋部材とからなるものであ
る。
【0010】
【作用】このような本発明の弁プラグによれば、請求項
1及び請求項4においては、高圧通路と低圧通路とを遮
断状態にするため弁座に押圧される弁体を、蓋部材に摺
動自在に配したので、弁プラグを弁に取付ける際に、弁
体には弾性体を介して蓋部材の螺着による押圧力が伝達
されて弁座に押し当てられることにより、弁座の破損を
防止できる。
【0011】請求項2においては、弁を作動させた際に
は、弁体の通路を介して背圧室に油圧力が導入される
が、弁体及び背圧室路の断面積は、高圧通路の開口断面
積より大きな断面積となっているので、高圧通路側の弁
体の受圧面積と背圧室側の弁体の受圧面積との間に面積
差が発生するため、この面積差により背圧室に導入され
弁体に作用する力と上記弁プラグの取付時の蓋部材の螺
着との合成力が、高圧通路側から弁体に作用する力に打
勝つ結果、弁体が蓋部材側に移動されることがない。
【0012】請求項4においては、弁を作動させた際に
は、高圧通路側の油圧力が、弁体を弁座から離座させる
方向に押圧するように作用するが、蓋部材が弁体に係合
しているので、弁体は移動することなく、これにより、
弁体と弁座の遮断状態を維持することができる。
【0013】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の実施例1である弁プラグを図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本実施例1の弁プラグが適用されて
いる方向切換弁を示す縦断面図、図2(a)は図1にお
ける本実施例1の弁プラグの要部拡大図、図2(b)は
本実施例1における弁プラグの蓋部材の構成を示す平面
図、図2(c)は弁プラグのばね座金の構成を示す側面
図、図3は本実施例1の弁プラグの方向切換弁への取付
手順を示す要部横断面図、図4は本実施例1の弁プラグ
が取付られた方向切換弁を作動させるための構成を示し
た横断面図である。
【0015】図1において、1は方向切換弁であり、図
示しない他の方向切換弁とで連設されて、多連方向切換
弁装置を形成せしめて建設機械の所定位置に配置される
ものである。
【0016】この方向切換弁1は、ブロック状の本体2
にスプール3が設けられており、この本体2には、スプ
ール装入孔4、その装入孔4に設けられた拡大部5〜1
3、拡大部6に続く高圧通路14、拡大部7と11に続
くブリッジ通路15、拡大部12に続く高圧通路16、
拡大部5、13にそれぞれ続く低圧通路17、18を有
している。そして、拡大部5と13とは、タンク通路1
9を通してタンクTから図示しないタンクに接続され
る。
【0017】また、低圧通路17と18は、本体2の側
面2B、2Cにそれぞれ開口して形成されバルブポート
20、21内に連通している。
【0018】このバルブポート20、21内には、通
常、図示しないオーバロードリリーフ弁が必要に応じて
配置されるものであるが、本実施例においては、上記オ
ーバロードリリーフ弁が必要ない場合を示しており、後
に詳細に説明する弁プラグ50が螺合されている。ま
た、このバルブポート20、21内は、通孔22、23
を介して高圧通路14、16に連通可能となっている
が、弁プラグ50の螺合によりこの弁プラグ50で、低
圧通路17と高圧通路14、低圧通路18と高圧通路1
6とをそれぞれ閉鎖されている。
【0019】そして、高圧通路14、16は、本体2の
上面2Aに開口して形成されたシリンダポート24、2
5に連通しており、このシリンダポート24、25に
は、ボルト26、27が螺合されてこのシリンダポート
24、25を閉鎖している。また、ブリッジ通路15に
は逆止弁Gを介して図示しない油圧ポンプに連絡する給
油通路28に連通可能にされている。また、シリンダポ
ート24、25には、通常、図示しないシリンダ等のア
クチュエータの各部屋に配管を通して接続されるもので
ある。
【0020】スプール3は、環状溝30、31、32、
33を有しており、このスプール3が左方向または右方
向に移動したとき、環状溝30は拡大部6を拡大部5ま
たは7に、環状溝33は拡大部12を拡大部13または
11に連通するようになっている。34はスプール3を
中立位置(図1の位置)に保持するばねで、スプール室
35を区画するカバー体36内に張設されており、スプ
ール3はこのばね34に抗して移動せしめられる。
【0021】次に、本実施例1における弁プラグ50の
構造について、図2(a)〜(c)に基づいて詳細に説
明する。
【0022】図2(a)において、弁プラグ50は、蓋
部材51、弁体52及び弾性体となるスプリングワッシ
ャ53とから構成されている。
【0023】蓋部材51は、図2(b)に示すよに六角
形状の頭部材51Aとこの頭部材51Aから延びる軸部
材51Bとからなり、この軸部材51Bにはこの端面に
開口して頭部材51A側に延びる凹所54が形成されて
いる。また、この凹所54は、通孔22の開口面積Aa
(直径d1)より大きな断面積Ab(直径d2)(d1
<d2の関係)を有するように形成されている。この軸
部材51Bの外周面には、ねじ部51bとシールリング
55が嵌合されたシール溝55Aが形成されている。
【0024】弁体52は、軸部52Aとこの軸部52A
から縮径して突出する円錐状の弁体部52Bとが一体形
成されているとともに、軸方向に延びる貫通する連絡通
路56が形成されている。そして、弁体52は、この軸
部52端側から蓋部材51内に摺動自在に嵌合されてお
り、この軸部52A端と凹所54底とに間に背圧室Aを
形成している。57は弁体52の外周面に開口して形成
された溝57A内に、バックアップリング58とともに
嵌合されたシールリングである。また、弁体52の軸部
52Aは、凹所54と略同断面積Abを有している。
【0025】スプリングワッシャ53はその外周に切欠
き53Aが設けられているており、この軸方向の無荷重
においては、図2(c)に示すように、この切欠き53
Aを境えにして両端部53a、53bが軸方向の所定位
置に、互いに相反した状態になって弾性可能(弁体52
の弁体部52Bを後述に説明する弁座60が破壊されな
い押圧力を有する弾性)とされている。そして、スプリ
ングワッシャ53は、弁体52の軸部52A端との間に
環状の板材59を介して背圧室A内に嵌合されている。
【0026】このように本実施例1の弁プラグ50は、
蓋部材51に弁体52及びばね座金53を組込んだもの
であるが、次に、この弁プラグ50をバルブポート20
(方向切換弁1)へ取り付ける手順について、図3
(a)〜(c)に基づいて説明する。
【0027】まず、蓋部材51に弁体52及びスプリン
グワッシャ53が組込まれた弁プラグ50を方向切換弁
1のバルブポート20に取付けるには、図3(a)に示
すように、蓋部材51を図示しない所定の治具で螺着さ
せながら軸部材51Bをバルブポート20内に螺合し
て、更に、蓋部材51を螺着させていくと、この螺着に
よる押圧力がスプリングワッシャ53に伝達されて、ス
プリングワッシャ53に大きな変形を起こすことなく、
弁体52がスリングワッシャ53により押される状態と
なり、蓋部材51とともに通孔22側に移動する。
【0028】そして、ついには、図3(b)に示すよう
に、弁体52の弁体部52Bが通孔22端に形成された
弁座60に当接して、通孔22を介する高圧通路14と
低圧通路17が遮断される。
【0029】次いで、高圧通路14と低圧通路17が遮
断された後、上記遮断状態が解除されない押圧力を弁体
52に与えるために、蓋部材51を、更に螺着させて、
弁体52の弁体部52Bを通孔22の弁座60に押圧す
る。このとき、蓋部材51は、図3(c)に示すよう
に、スプリングワッシャ53を変形させながら弁体52
の軸部52Aの外周を摺動し、通孔22側に移動すると
ともに、スプリングワッシャ53の上記変形により発生
したばね力とともに蓋部材51の螺着による押圧力を弁
体52に与えるととにより、弁体52の弁部材52Bが
所定押圧力で弁座60に押し当てられることになる。そ
して、蓋部材51が本体2に当接係合すると、この蓋部
材51の移動が止められ、スプリングワッシャ53は弁
体52の弁体部52Bを弁座60が破壊しない押圧力
で、常時着座させ、その遮断状態を維持するものであ
る。
【0030】これにより、蓋部材51の螺着により弁体
52に最良な圧力を加えることができ、この結果、弁座
60には、この弁座60を破壊するだけの押圧力が弁体
52から加わえらるこがなく、高圧通路16と低圧通路
18の上記遮断状態が維持される。
【0031】また、図3(a)〜(c)には、方向切換
弁1のバルブポート20に、弁プラグ50を取り付ける
手順を示したが、方向切換弁1のバルブポート21にも
同様な手順で弁プラグ50の取付が行われるものであ
る。
【0032】このようにバルブポート20、21のそれ
ぞれに、弁プラグ50が取付られた方向切換弁1は、使
用時に図4に示すように、シリンダポート24、25の
ボルト26、27を取り外して、シリンダCの各部屋に
配管65、66を介して接続されるている。
【0033】また、本体2のカバー体36の逆側にはス
プール室37を区画するカバー体38が取付られてお
り、カバー体36、38にはスプール室35、37それ
ぞれに開口するパイロットポート39、40が形成され
ている。この各パイロットポート39、40には配管4
1、42を介して油圧パイロットバルブ67に接続され
ている。この油圧パイロットバルブ67はタッチレバー
式の遠隔操作弁として構成され、リモコン用モータMと
タンクTに接続されており、このレバー67Aの操作に
より、リモコン用モータMと配管41、42とを連通し
てパイロットポート39、40に油圧力を供給するとと
も、配管41、42をタンクTに連通してパイロットポ
ート39、40に供給された油圧力をタンクTに戻すも
のである。
【0034】更に、給油通路28には、配管を介して油
圧ポンプPが接続され、配管−給油通路28−逆止弁G
−ブリッジ通路15及び高圧通路14、16を介してシ
リンダCの各部屋に油圧力を供給して、このシリンダC
を作動させる。
【0035】また、必要に応じては、弁プラグ50をバ
ルブポート20、21から取外してオーバロードリリー
フ弁(図示しない)がこのバルブポート20、21に取
付られる。尚、図4において、図1で示したものは、ス
プール3に図示しない操作レバー等を連結してこの操作
レバーを操作することにより、このスプール3を移動さ
せて方向を切り換えるものであるが、同様の符号は、同
一の構成を有するので、その説明は省略する。
【0036】図4において、シリンダCの一の部屋に油
圧力を供給して、このシリンダCを作動させるために
は、油圧パイロットバルブ67のレバー67Aを操作し
て、配管を介してパイロットポート40に油圧力を導入
して、この油圧力により、スプール3がカバー体38側
に移動していき、ついには、高圧通路14とタンク通路
19とが連通するととも、高圧通路16とブリッジ通路
15とが連通する。
【0037】これにより、ブリッジ通路15に導入され
た油圧ポンプPからの油圧力が高圧通路16を通して、
シリンダポート25−配管66を介してシリンダCの一
の部屋内に入りシリンダCが作動するが、このとき、上
記油圧力の一部が高圧通路16に開口する通孔23を介
して弁プラグ50側に流れる。そして、通孔23内に流
れた油圧力は弁体52の連絡通路56を通って、背圧室
A内に導入される。そして、この背圧室A内に導入され
る油圧力により、弁体52と弁座60の上記遮断状体を
維持している。
【0038】すなわち、弁体52の軸部52Aは、通孔
23の直径d1より大きな径d3(d1<d3の関係)
となっているので、弁体52に弁体部52B端の受圧面
積Aaと背圧室Aの軸部52A端の受圧面積Abとの間
に面積差が発生する(Aa<Ab)ため、この面積差に
より背圧室Aに導入され弁体52の軸部52A端に作用
する力と蓋部材51の螺着によるスプリングワッシャ5
3のばね力との合成力が、通孔23から弁体52の弁体
部52B端に作用する力に打勝つ結果、弁体52は高圧
通路16に導入される油圧力により、蓋部材51側に移
動されることがないので、弁体52と弁座60との上記
遮断状態が維持される。
【0039】また、シリンダポート25からシリンダC
の一の部屋に油圧力が導入されると、この他の部屋の油
圧力は配管65−シリンダポート26−高圧通路14及
びタンク通路19を介してタンクTに戻されるが、この
場合においても、高圧通路14から戻される油圧力の一
部が通孔22を通って、バルブポート20の弁プラグに
達するが、上記のバルブポート21側の弁プラグ50と
同様に、この弁体52の移動がなく、高圧通路14と低
圧通路17の遮断状態が維持される。そして、油圧パイ
ロットバルブ67のレバー67Aを上記とは逆方向に作
用させて、パイロットポート39に油圧力を導入して、
スプール3をカバー体36側に移動させ、高圧通路14
とブリッジ通路15、高圧通路16とタンク通路19と
をそれぞれ連通して、油圧ポンプPからシリンダCの他
の部屋に油圧力を導入する場合においても、上記と同様
な作用により、バルブポート20、21のそれぞれに取
付けられた弁プラク50は、高圧通路14と低圧通路1
7、高圧通路16と低圧通路18との上記遮断状態を有
効に維持される。
【0040】このように本実施例1の弁プラグによれ
ば、高圧通路14、16と低圧通路17、18とを遮断
状態にするため弁座60に押圧される弁体52を、蓋部
材51の凹所54内に摺動自在に配したので、弁プラグ
50をバルブポート20、21に取付ける際に、弁体5
2にはスプリングワッシャ53を介して蓋部材51の螺
着による押圧力が伝達されて弁座60に押し当てるよう
にするとともに、蓋部材51自体は弁体52とは独立に
この弁体52の外周面を摺動させることができるので、
この弁体52を蓋部材51の方向に引っ張る張力が加わ
らなくなり、弁体52を上記遮断状態を維持するのに最
良な押圧力で弁座60に押し当てることができるので、
弁座60が破壊されるということがなくなる。
【0041】また、方向切換弁1を作動させた際には、
弁体52の連絡通路56を介して背圧室Aに油圧力が導
入されるが、弁体52の軸部52Aは、通孔23の開口
断面積Aa(直径d1)より大きな断面積Ab(直径d
3)(d1<d3の関係)となっているので、弁体52
に弁体部52B端の受圧面積Aaと背圧室Aの軸部52
A端の受圧面積Abとの間に面積差が発生する(Aa<
Ab)ため、この面積差により背圧室Aに導入され弁体
52の軸部52A端に作用する力と上記弁プラグ50の
取付時の蓋部材51の螺着によるスプリングワッシャ5
3のばね力との合成力が、通孔23から弁体52の弁体
部52B端に作用する力に打勝つ結果、弁体52は高圧
通路16に導入される油圧力により、蓋部材51側に移
動されることがないので、弁体52が弁座60から離座
するとなく上記遮断状態を維持することができるもので
ある。
【0042】尚、本実施例の弁プラグ50において、背
圧室Aに配設されつ弾性体をスプリングワッシャ53と
したものを示したが、これに限定されるものでなく、皿
ばねやトーションバーを用いたものであっても、径より
巾が小さく、バネ定数の大きいものであれば、弁プラグ
の軸方向長さを短くして、所定の遮断状態を維持できる
という本実施例と同様な効果を達成することが可能であ
る。
【0043】実施例2 以下、本発明の実施例2である弁プラグを図面を参照し
て説明する。
【0044】図5は本実施例2の弁プラグが取付られた
方向切換弁を作動させるための構成を示した横断面図で
ある。
【0045】尚、図5において、弁プラグ150は蓋部
材51と、連絡通路56がない弁体52からなり、これ
らは上記実施例1と同一の構成を有している。そして、
弁プラグ150が、をバルブポート20、21内に取り
付け高圧通路14、16と低圧通路17、18とをそれ
ぞれ遮断状態にしている。
【0046】この弁プラグ150は、蓋部材51の凹所
54内に弁体52を、この軸部52A側からシールリン
グ57、バックアップリング58とを介して摺動自在に
嵌合して組込んだ後、この弁体52が組込まれた蓋部材
51を図示しない所定の治具で螺着させながら軸部材5
1Bをバルブポート20(21)内に螺合して、更に、
螺着させていくと、弁体52の軸部52A端に係合し
て、この弁体52が押される状態となり、蓋部材51と
ともに通孔22(23)側に移動する。
【0047】そして、ついには、弁体52の弁体部52
Bが弁座に当接して、通孔22(23)を介する高圧通
路14(16)と低圧通路17(18)とが遮断され
る。
【0048】次いで、高圧通路14(16)と低圧通路
17(18)が遮断された後、上記遮断状態が解除され
ない押圧力を弁体52に与えるために、蓋部材51を、
更に所定量だけ螺着させて、弁体52を弁座60に押圧
する。
【0049】これにより、蓋部材51の螺着により弁体
52に最良な圧力を加えることができ、この結果、弁座
60には、この弁座60を破壊するだけの押圧力が弁体
52に加えられることがなく、高圧通路14(16)と
低圧通路17(18)の上記遮断状態が維持される。
【0050】そして、方向切換弁1の使用する際には、
上記実施例1に示したと同様の手順でシリンダCの一の
部屋と他の部屋に油圧力を供給/排出するこにより、作
動させるものであるので、その詳細な説明は省略して、
弁プラグ150の作用について説明する。
【0051】図5に示すように、シリンダCを作動させ
るべく、油圧ポンプP−給油通路28−逆止弁G−ブリ
ッジ通路15及び高圧通路16を介して、このシリンダ
Cの他の部屋に油圧力が供給されると、この油圧力の一
部が通孔23を通して、弁体52の弁体部52Bを弁座
60から離座させる方向に押圧するが、上記の如く、蓋
部材51が弁体52の軸部52A端に係合しているの
で、弁体52は移動することなく、弁体52と弁座60
の遮断状態が維持される。また、バルブポート20の弁
プラグ150についても、同様である。
【0052】このように本実施例2の弁プラグ150に
よれば、高圧通路14、16と低圧通路17、18とを
遮断状態にするため弁座60に押圧される弁体52を、
蓋部材51の凹所54内に摺動自在に配したので、弁プ
ラグ50をバルブポート20、21に取付ける際に、弁
体52には蓋部材51の螺着による押圧力が伝達されて
弁座60に押し当てるようにするとともに、蓋部材51
自体は弁体52とは独立にこの弁体52の外周面を摺動
させることができるので、この弁体52を蓋部材51の
方向に引っ張る張力が加わらなくなり、弁体52を上記
遮断状態を維持するのに最良な押圧力で弁座60に押し
当てることができるので、弁座60が破壊されるという
ことがなくなる。
【0053】また、方向切換弁1を作動させた際には、
高圧通路14、16側の油圧力が通孔22、23を介し
て高圧通路14、16の油圧力が、弁体52の弁体部5
2Bを弁座60から離座させる方向に押圧するように作
用するが、蓋部材51が弁体52の軸部52A端に係合
しているので、弁体52は移動することなく、これによ
り、弁体52と弁座60の遮断状態を維持することがで
きる。
【0054】
【発明の効果】このように本発明の請求項1又は請求項
4記載の弁プラグによれば、高圧通路と低圧通路とを遮
断状態にするため弁座に押圧される弁体を、蓋部材に摺
動自在に配したので、弁プラグを弁に取付ける際に、こ
の蓋部材自体は弁体とは独立に摺動させることができる
ので、蓋部材を螺着させても、従来技術の如く、弁体を
蓋部材の方向に引っ張る張力が加わらなくなり、弁体を
上記遮断状態を維持するのに最良な押圧力で弁座に押し
当てることができ、弁座が破壊されるということがなく
なる。
【0055】また、請求項1では、蓋部材を弁体との間
に弾性部材を介在させることにより、加工による誤差を
許容できる。
【0056】また、本発明の請求項2記載の弁プラグに
よれば、弁を作動させた際には、弁体の通路を介して背
圧室に油圧力が導入されるが、弁体及び背圧室路の断面
積は、高温通路の開口断面積より大きな断面積となって
いるので、高圧通路側の弁体の受圧面積と背圧室側の弁
体の受圧面積との間に面積差が発生するため、この面積
差により背圧室に導入され弁体に作用する力と上記弁プ
ラグの取付時の蓋部材の回転による弾性体の弾性力との
合成力が、高圧通路側から弁体に作用する力に打勝つ結
果、弁体が蓋部材側に移動されることがなくなるので、
弁体が弁座から離座するとなく、弁の作動時においても
有効に上記遮断状態を維持することができる。
【0057】更に、請求項3では、半径方向により軸方
向の長さが短く、ばね係数の大きい弾性体を用いること
で、上記遮断状態を維持するとともに、弁プラグの軸方
向の長さを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における弁プラグが使用され
た方向切換弁の全体を示す横断面構成図である。
【図2】図1における実施例1の弁プラグの構成を示す
図で、(a)は弁プラグの横断面構成図、(b)は弁プ
ラグの平面構成図、(c)は弁プラグのスプリングワッ
シャの横構成図である。
【図3】図1における実施例1の弁プラグの方向切換弁
への取付手順を示す要部横断面図である。
【図4】図1における実施例1の弁プラグが取付られた
方向切換弁を作動させるための構成を示した横断面図で
ある。
【図5】本発明の実施例2の弁プラグが取付られた方向
切換弁を作動させるための構成を示した横断面図であ
る。
【図6】従来技術の弁プラグを示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 方向切換弁(弁) 14、16 高圧通路 17、18 低圧通路 50 弁プラグ 51 蓋部材 52 弁体 53 スプリングワッシャ 56 連絡通路(通路) A 背圧室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁の高圧通路と低圧通路との間に弁座が
    形成され、この弁座に着座して、常時前記高圧通路と低
    圧通路とを遮断する弁プラグにおいて、 前記弁座に着座する弁体と、当該弁体を摺動自在に嵌合
    して前記弁に螺着される蓋部材と、前記弁体と前記蓋部
    材との間に区画された背圧室に配設された弾性体と、前
    記弁体に前記背圧室と前記高圧通路とを連通する通路と
    からなり、 前記弾性体が、前記弁座の破壊を防止するとともに、常
    時、前記弁体を着座させる押圧力を有することを特徴と
    する弁プラグ。
  2. 【請求項2】 前記弁体および前記背圧室を、前記高圧
    通路の開口断面積より大きな断面積としたことを特徴と
    する請求項1記載の弁プラグ。
  3. 【請求項3】 前記弾性体は、皿ばね、スプリングワッ
    シャもしくはトーションバーからなることを特徴とする
    請求項1記載の弁プラグ。
  4. 【請求項4】 弁の高圧通路と低圧通路との間に弁座が
    形成され、この弁座に着座して、常時前記高圧通路と低
    圧通路とを遮断する弁プラグにおいて、 前記弁座に着座する弁体と、当該弁体を摺動自在に嵌合
    して前記弁に螺着される蓋部材とからなることを特徴と
    する弁プラグ。
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