JPH0835955A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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Publication number
JPH0835955A
JPH0835955A JP17122294A JP17122294A JPH0835955A JP H0835955 A JPH0835955 A JP H0835955A JP 17122294 A JP17122294 A JP 17122294A JP 17122294 A JP17122294 A JP 17122294A JP H0835955 A JPH0835955 A JP H0835955A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
acoustic lens
wave
concave lens
ultrasonic
Prior art date
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Application number
JP17122294A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
弘 山本
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 探傷装置用の超音波探触子に関し、探傷中の
分解能が低下しないようにエコー雑音を抑制しうる形
状、寸法の超音波探触子の提供を目的とする。 【構成】 円筒状音響レンズの寸法を LL≒(MA/X1)・(DL/2)+(Y1−R)−MA 、但しLLは音響レンズ軸長、DLは音響レンズ直径、R
は音響レンズ下端面の凹面レンズ曲率、X1は第1零輻
射角θ0をもつ超音波の凹面レンズ反射点からレンズ中
心軸へ下した垂線の長さ、Y1は凹面レンズ曲率中心と
前記垂線のレンズ中心軸交点との距離、MAは前記θ0
波の凹面レンズ反射点から反射波の軌跡を凹面レンズ側
へ延長した線がレンズ中心軸と交わる点と前記垂線のレ
ンズ中心軸交点との距離、なる式を満足するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、探傷装置のセンサーと
して用いられる超音波探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波探傷装置は、指向性の鋭い超音波
平面波を集中して被検体に放射し、表面及び内部の傷
(不均一な個所、或は異なる媒質との境界)で反射され
る波を受信し、その強度や伝搬時間の測定から被検体に
関する情報を検出する装置であり、近年超音波技術と信
号処理技術の進展によって広く実用化されるようになっ
た。鋼材などの内部の欠陥を観察するための探傷装置に
は、0.4〜10MHzの周波数が用いられる。一方、
半導体のパターン観察などより微細な試料観察を行う超
音波顕微鏡には、0.1〜5GHzの高周波が用いられ
る。
【0003】これら超音波探傷装置は一般に、パルス電
圧送信部と信号受信部及び信号同期部とデータ表示部と
から成る電気系と超音波センサーである探触子を有して
いる。探触子は、パルス電圧を受けて超音波ビームを発
生し、かつ反射波を電気信号に変換する機能を持つ超音
波素子と、超音波ビームを集束し被検体に放射する機能
を持つ音響レンズとから成る。
【0004】図2は、従来の超音波顕微鏡用探触子の主
要部構造を示している。円柱状音響レンズ12の上端面
は、その中心軸(円柱軸)に対して垂直平面から成り、
その上に超音波素子11が密着配置されている。超音波
素子11は、圧電トランスデューサ13とその上部電極
14及び下部電極15が同心円上に配置されている。
上、下部電極14、15にはそれぞれ電気的に独立した
導線が接続されるが、図2では簡単のために省略してい
る。上部電極14は下部電極15より狭く、その直径を
Eとする。超音波の励振及び受信は、上部電極14直
下の圧電トランスデューサ13領域で生ずる。
【0005】音響レンズ12の下端には、テーパ領域1
7と凹面レンズ16が設けられている。テーパ領域17
は音響レンズ内での超音波の多重反射や、被検体表面に
雑音となる余分な超音波の放射を防止する等の作用をす
る。凹面レンズ16(曲率R、口径CL)は、音響レン
ズ12から被検体(図示せず)に放射される超音波を点
状に絞る作用をする。
【0006】さて、導線を介して超音波素子11に外部
回路からパルス電圧を印加すると、圧電トランスデュー
サ13の上部電極14相当領域が超音波を発生し、平面
波(縦波)が音響レンズ12に伝搬する。平面波の指向
性は、波長λが短い程、また電極径DEが大きい程鋭く
なる。この輻射指向性(エネルギーが集中している領
域)を示す指標としてよく用いられるのが、いわゆる第
1零輻射角θ0である。
【0007】図3は、超音波ビーム輻射と第1零輻射角
θ0を説明するための図である。図3(A)で示すよう
に超音波素子で励振された超音波には、音響レンズの表
面を伝搬する表面波、エネルギー的に表面に近い領域に
少量分布する横波、及び音響レンズを伝搬して音響レン
ズから放射される縦波(平面波)がある。DEを比較的
大きく、かつ周波数を高める(波長λを短くする)こと
によって、円柱状音響レンズを凹面レンズ側に伝搬する
超音波の殆どが縦波で占めるようにすることができる。
【0008】図3(B)は、平面波の指向係数DCの輻
射角度θ依存性を示す計算結果である。DCは音響レン
ズ中心軸上の音圧と充分遠方の任意の一点の音圧との比
で、第1種のベッセル関数を利用して
【数1】 と表すことができる。輻射角度が中心軸から次第に大き
く離れるに従ってDCは低下し、y=k(DE/2)si
nθ=3.83の時最初ゼロになる。従って、この時の
輻射角度θを第1零輻射角θ0という。θ0は近似的に、
【数2】 で与えられる。図3(B)に示すように、θ0より大き
な輻射角領域ではDCが0.1を越えることはなく、事
実上平面波の輻射エネルギーが殆どθ0より小さな角度
領域に収れんしていることがわかる。0≦y≦3.83
の領域を主極といい、他のふくらみを副極という。
【0009】図2には、超音波素子11から第1零輻射
角θ0をもって輻射された平面波の凹面レンズ16での
反射波の軌跡も併せて示されている。但し、簡単のため
に片側反射波についてのみ示した。凹面レンズ16で反
射された第1零輻射角平面波は、一旦音響レンズ12の
上端面で反射された後テーパ領域17で再反射され、音
響レンズ12の側面での反射を経て上端面の上部電極1
4直下領域、即ち圧電トランスデューサ13の検知領域
(位置P1)に入射する。この結果、図5で示すよう
に、信号波以外の不必要なエコー雑音(SE)として電
気信号列に割り込むことがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図5に示したようなエ
コー雑音(SE)は、超音波探触子/被検体間距離が一
定の場合(図5の場合)、比較的識別可能であるが、被
検体の探傷の探査にあっては、探触子を被検体に近づけ
ることになるため、信号波と干渉して分解能を劣化させ
るという問題がある。
【0011】図5は、図2の超音波探触子の凹面レンズ
焦点を、被検体表面にあわせて平面波を輻射した時の受
信波電圧(超音波素子で変換後)のパターンを示す図で
ある。前記したように、変換エネルギーの大半は、図2
の第1零輻射角θ0以内の狭い領域に輻射される。主極
の中でもっともエネルギー密度の高い波はθ=0、即ち
円柱状音響レンズの中心軸に沿って輻射される平面波で
ある(ピーク強度はD2 Cの関数)。その送信波パルスを
Tとすると、Tが凹面レンズの中心で反射されて同じ径
路を辿り超音波素子で検出されるのが第1次反射波
1、さらにL1の一部が音響レンズの上端面で反射され
て音響レンズ内へ戻り、再び凹面レンズ端面で反射され
てきた検出波がL2、以下同様にしてL3、L4が現れて
いる。従って、T1とL1、L1とL2、L2とL3、L3
4間はそれぞれ等間隔となる。送信波Tの一部が反射
波L1とならずに凹面レンズから放射され、被検体表面
で一部反射されて戻り、超音波素子で検出された信号波
がfである。図5のSEは、音響レンズ側面からの反射
によるエコー雑音であり、原理的には0<θ≦θ0の波
が全て寄与する。
【0012】本発明の目的は、分解能が低下しないよう
にエコー雑音を抑制しうる超音波探触子を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明においては、下端
面に凹面レンズを形成し、かつ円柱軸に垂直な平面から
成る上端面を有する円柱状音響レンズと、前記上端面上
に密着形成された下部電極、圧電トランスデューサ、及
び上部電極を含んで成る超音波素子と、を備えた超音波
探触子において、前記圧電トランスデューサから励振さ
れる平面波(縦波)のエネルギーが集中している領域
(輻射指向性)を示す指標である、いわゆる第1零輻射
角θ0をもって輻射された超音波のうち、前記凹面レン
ズで反射された成分が、前記円柱状音響レンズ内で前記
上端面の縁端部に到達するように、前記円柱状音響レン
ズの寸法がLL≒(MA/X1)・(DL/2)+(Y1
R)−MA、但しここにLLは円柱状音響レンズ軸度、
Lは円柱状音響レンズ直径、Rは凹面レンズ曲率、X1
は前記第1零輻射角超音波の凹面レンズでの反射点から
円柱状音響レンズ中心軸へ下した垂線の長さ、Y1は凹
面レンズの曲率中心と前記垂線の円柱状音響レンズ中心
軸交点との距離、MAは前記第1零輻射角超音波の凹面
レンズでの反射点から反射波の軌跡を凹面レンズ側へ延
長した線が円柱状音響レンズ中心軸と交わる点と前記垂
線の円柱状音響レンズ中心軸交点との距離、なる式を満
足するように構成することを特徴とする超音波探触子を
開示する。
【0014】
【作用】上記式を満足するように円柱状音響レンズの形
状、寸法を定めると、第1零輻射角θ0波は勿論、θ0
比較的小さいのでθ0近傍の角度θ(θ≠0、θS)をも
って輻射された平面波の凹面レンズにおける第1次反射
波は、大略円柱状音響レンズの上端面縁端部に達する。
そして、この狭い領域で相互干渉してエネルギーを失
い、側面反射波となってエコー雑音成分に寄与する第1
次反射波は著しく減衰する。
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例に基づき、より詳しく述
べる。図1は、実施例による超音波探触子の形状を示す
断面図である。また図6は図1の超音波探触子の凹面レ
ンズ付近拡大図である。図において1は超音波素子、2
は石英、サファイアなどで構成される円柱状の音響レン
ズ、3はZnO、チタン酸鉛などで構成される薄板状の
圧電トランスデューサ、4及び5はそれぞれCrやAu
などの金属薄膜で構成される上部及び下部電極、6は曲
率R、口径CLを有する凹面レンズ、7はテーパ領域で
ある。超音波素子1は圧電トランスデューサ3と電極
4、5とより成る。また、DLは音響レンズ2の直径、
Lは音響レンズ2の軸長、DEは上部電極直径、θ0
第1零輻射角、θIは第1零輻射角波の凹面レンズ6へ
の入射、反射角度、θは第1零輻射角波の凹面レンズ反
射点の法線とレンズ中心軸とのなす角度である。θI
θ0+θの関係がある。
【0016】図1、図6の第1零輻射角波の反射波径路
に幾何光学を適用すると、次の関係が得られる。
【数3】 すなわち、
【数4】 これより、
【数5】 但しここにX1は第1零輻射角超音波の凹面レンズでの
反射点Pから音響レンズ中心軸へ下した垂線の長さ、Y
1は凹面レンズの曲率中心Nと前記垂線の音響レンズ中
心軸交点Qとの距離、MAは第1零輻射角超音波の凹面
レンズでの反射点Pから反射波Rcの軌跡と凹面レンズ
側へ延長した線が音響レンズ中心軸と交わる点Mと前記
垂線の音響レンズ中心軸交点Qとの距離である。尚、図
6からわかるように、音響レンズ2の軸長端部Q0と点
Qとは完全に一致しない故に、(数5)はあくまで近似
値である。しかし、点QとQ0との距離は、軸長LLにと
って無視できる程のものである。つまり、図1に示した
本発明の超音波探触子形状は、(数5)を満足するよう
に音響レンズの寸法や凹面レンズ曲率を設計したもので
ある。
【0017】この実施例によれば、第1零軸幅射角波
は、P点から音響レンズ2の端面の縁端部Eへと反射す
る。この縁端部Eにて、P点からの反射波を散乱させ
て、強度を低下させる。従来例の図2では円柱側面から
反射して圧電トランスデューサへと入射してノイズとな
っていたが、図1の実施例ではこれがなくなった。
【0018】図5で示した側面反射波によるエコー雑音
SEのうち分解能を低下させる成分は、第1零輻射角θ
0で出射した平面波だけではない。しかしθ0が比較的小
さければ、(数5)を大略満足するように探触子寸法を
定めることによって、エコー雑音SEとなる凹面レンズ
の第1次反射波は、大部分が狭い音響レンズ上端面縁端
に集中して互いに干渉し打ち消し合うのでエコー雑音S
Eは著しく減衰する。
【0019】(数5)を満足する図1の寸法で音響レン
ズを作成した場合の受信波電圧パターン(凹面レンズ焦
点は被検体表面、即ちz=0)は、図4のようになる。
従来の音響レンズ(図2)を用いた場合の受信波電圧パ
ターンである図5に相当するが、エコー雑音SEは殆ど
検出されていない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、音
響レンズ側面からの反射波によるエコー雑音を著しく抑
制することが可能であり、探傷時に分解能に影響を与え
る因子を抑制することができる。この結果、解像度の高
い探傷測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による超音波探触子形状、寸法と第1零
輻射波の反射波径路を示す図である。
【図2】従来例による超音波探触子形状、寸法と第1零
輻射波の反射波径路を示す図である。
【図3】超音波素子からの超音波輻射ビームの指向性を
説明するための図である。図3(A)は、輻射波の種類
とそのエネルギー分布を、図3(B)は、縦波(平面
波)の指向係数Dcの輻射角度依存性を示す計算図であ
る。
【図4】図1に示した実施例の音響レンズを用いた超音
波探触子の受信波電圧パターンを示す図である。
【図5】図2に示した従来例の音響レンズを用いた超音
波探触子の受信波電圧パターンを示す図である。
【図6】図1の音響レンズの下端面付近の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1、11 超音波素子 2、12 音響レンズ 3、13 圧電トランスデューサ 4、14 上部電極 5、15 下部電極 6、16 凹面レンズ 7、17 テーパ領域 DE 上部電極直径 DL 音響レンズ直径 LL 音響レンズ軸長 R 凹面レンズ曲率 CL 凹面レンズ口径 θ0 第1零輻射角 Rc θ0波の凹面レンズでの反射波 θI θ0波の凹面レンズの入射、反射角度 θ θ0波の凹面レンズ反射点の法線とレンズ中心軸の
なす角度 T 送信波パルス L1〜L4 θ=0波の凹面レンズでの反射波 f θ=0波の被検体表面からの信号波 SE 側面反射波によるエコー雑音

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端面に凹面レンズを形成し、かつ円柱
    軸に垂直な平面から成る上端面を有する円柱状音響レン
    ズと、前記上端面上に密着形成された下部電極、圧電ト
    ランスデューサ、及び上部電極を含んで成る超音波素子
    と、を備えた超音波探触子において、 前記圧電トランスデューサから励振される平面波(縦
    波)のエネルギーが集中している領域(輻射指向性)を
    示す指標である、いわゆる第1零輻射角θ0をもって輻
    射された超音波のうち、前記凹面レンズで反射された成
    分が、前記円柱状音響レンズ内で前記上端面の縁端部に
    到達するように、前記円柱状音響レンズの寸法が LL≒(MA/X1)・(DL/2)+(Y1−R)−MA 、但しここにLLは円柱状音響レンズ軸長、DLは円柱状
    音響レンズ直径、Rは凹面レンズ曲率、X1は前記第1
    零輻射角超音波の凹面レンズでの反射点から円柱状音響
    レンズ中心軸へ下した垂線の長さ、Y1は凹面レンズの
    曲率中心と前記垂線の円柱状音響レンズ中心軸交点との
    距離、MAは前記第1零輻射角超音波の凹面レンズでの
    反射点から反射波の軌跡を凹面レンズ側へ延長した線が
    円柱状音響レンズ中心軸と交わる点と前記垂線の円柱状
    音響レンズ中心軸交点との距離、なる式を満足するよう
    に構成することを特徴とする超音波探触子。
JP17122294A 1994-07-22 1994-07-22 超音波探触子 Pending JPH0835955A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102323338A (zh) * 2011-08-19 2012-01-18 北京航空航天大学 一种基于声发射的紧固件损伤位置的检测方法
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