JPH0836146A - 偏光無依存型光アイソレータ - Google Patents

偏光無依存型光アイソレータ

Info

Publication number
JPH0836146A
JPH0836146A JP16917794A JP16917794A JPH0836146A JP H0836146 A JPH0836146 A JP H0836146A JP 16917794 A JP16917794 A JP 16917794A JP 16917794 A JP16917794 A JP 16917794A JP H0836146 A JPH0836146 A JP H0836146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
birefringent crystal
crystal flat
flat plate
polarization
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16917794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3569873B2 (ja
Inventor
Toshiaki Masumoto
敏昭 増本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP16917794A priority Critical patent/JP3569873B2/ja
Publication of JPH0836146A publication Critical patent/JPH0836146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3569873B2 publication Critical patent/JP3569873B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入射光としての互いに直交する2種類の直線
偏光に対して等しい光路長を持つと共に、波長及び温度
の変化に関して広い範囲で高いアイソレーションを保ち
得る偏光無依存型光アイソレータを提供すること。 【構成】 この光アイソレータにおいて、2枚の45度
ファラデー回転子2,5及び4枚の複屈折結晶平板1,
3,4,6は、入射光が全ての偏光方向を有する直線偏
光である場合に光路長が一定となるように一軸方向に列
設されており、各複屈折結晶平板1,3,4,6に関し
て、偏光分離の距離の比がそれぞれ1:21/2 −1:
1:21/2 −1に定められている。この光アイソレータ
では光ファイバ9から出射された入射光が結像レンズ7
を経て各光学素子を通り、結像レンズ8を経て光ファイ
バ10へ結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信機器や光情報処
理装置等に搭載されると共に、光の進行方向を一方向に
特定するための光アイソレータに関し、詳しくは全ての
偏光状態の入射光に対して偏光無依存性を示す偏光無依
存型光アイソレータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信システム等において重要度
を増す傾向にある光ファイバ増幅器では、信号光路にあ
る光回路素子によって生ずる反射光が雑音を誘起するた
め、この雑音を抑制するために偏光無依存型の光アイソ
レータが用いられている。
【0003】従来の偏光無依存型光アイソレータの一例
としては、特開平3−185419号公報に開示された
ものが挙げられる。この光アイソレータは、図4に示さ
れるように、第1の複屈折結晶平板21,第2の複屈折
結晶平板22,45度ファラデー回転子23,第3の複
屈折結晶平板24,及び第4の複屈折結晶平板25をこ
の順で一軸方向に列設して成るものである。
【0004】この光アイソレータにおいて、各複屈折結
晶平板21,22,24,25に入射される入射光は2
つの偏光成分である常光線と異常光線とに分離されて出
射され、一方の光線に対して他方の光線が離れる方向は
偏光分離の方向と呼ばれ、各複屈折結晶平板21,2
2,24,25の出射側における各光線間の距離は偏光
分離の距離と呼ばれる。
【0005】そこで、この光アイソレータにおける偏光
分離の距離は、第1の複屈折結晶平板21及び第4の複
屈折結晶平板25に関しては等しく、第2の複屈折結晶
平板22及び第3の複屈折結晶平板24に関しても等し
い。又、第1の複屈折結晶平板21,第2の複屈折結晶
平板22,第3の複屈折結晶平板24,及び第4の複屈
折結晶平板25に関する偏光分離の距離の比は、それぞ
れ1:tan(22.5°):tan(22.5°):
1となっている。
【0006】この光アイソレータでは、第1の複屈折結
晶平板21が図中の矢印で示されるように左側から右側
に向かって進行する入射光に対し、異常光線を垂直上方
へシフトさせ、第2の複屈折結晶平板22が異常光線を
水平に左方向へシフトさせる。又、45度ファラデー回
転子23は偏光面を反時計回りに45度だけ回転させ、
第3の複屈折結晶平板24は異常光線を水平方向から時
計回りに45度だけ回転した方向である右下の方向へシ
フトさせる。更に、第4の複屈折結晶平板25は、異常
光線を水平方向から反時計回りに45度だけ回転した方
向である右上の方向へシフトさせる。
【0007】このような構成の光アイソレータにおい
て、図中の左側から右側へ向かって入射光が入射される
場合、即ち、入射光が順方向に進行する場合の光路を説
明する。ここで、入射光が垂直方向に偏光して入射する
直線偏光であれば、45度ファラデー回転子23によっ
てその偏光方向が垂直方向から反時計回りに45度だけ
回転することになるので、第1の複屈折結晶平板21及
び第3の複屈折結晶平板24では異常光線が通過し、第
2の複屈折結晶平板22及び第4の複屈折結晶平板25
では常光線が通過する。
【0008】一方、入射光が水平方向に偏光して入射す
る直線偏光であれば、45度ファラデー回転子23によ
ってその偏光方向が水平方向から反時計回りに45度だ
け回転することになるので、第1の複屈折結晶平板21
及び第3の複屈折結晶平板24では常光線が通過し、第
2の複屈折結晶平板22及び第4の複屈折結晶平板25
では異常光線が通過する。
【0009】ここで、各複屈折結晶平板21,22,2
4,25における偏光分離の距離は、dを定数とすれば
それぞれ順にd,d・tan(22.5°),d・ta
n(22.5°),dに定められるので、入射光が垂直
方向に偏光した直線偏光であっても、或いは水平方向に
偏光した直線偏光であっても、第4の複屈折結晶平板2
5を出射するときには同一点に到達すると共に、等しい
光路長となる。
【0010】次に、図中の右側から左側へ向かって入射
光が入射される場合、即ち、入射光が逆方向に進行する
場合の光路を説明する。この場合、45度ファラデー回
転子23における非相反性を留意すると、入射光は第2
の複屈折結晶平板22と第1の複屈折結晶平板21とを
通過するときに順方向の光路から離れてしまい、収束し
なくなることが判る。
【0011】このように構成される光アイソレータは、
入射光が順方向である場合に偏光無依存性を持つと共
に、入射光が互いに直交する直線偏光である場合に光路
長が等しくなるという特色を有している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した偏光無依存型
光アイソレータは、入射光としての互いに直交する2種
類の直線偏光に対して等しい光路長を有するので、実際
の製作において偏波の分散を低く抑えることが容易であ
り、実用性が高いものになっている。
【0013】しかしながら、この光アイソレータは45
度ファラデー回転子を1枚だけ使用した構成であるた
め、例えばガドリニウム−ビスマス−鉄−ガーネットの
混合組成による厚膜を45度ファラデー回転子として用
いた場合、その消光比によりアイソレーションが40d
B程度に抑えられてしまう。従って、こうした偏光無依
存型光アイソレータの重要な用途である光ファイバアン
プにおいて要求される基本的性能、即ち、その高い利得
における雑音の発生を抑制するための40dBを超過し
たアイソレーションを確保できないという問題がある。
【0014】これに加え、45度ファラデー回転子の厚
膜はファラデー回転能の波長依存性と温度依存性とに相
関性があり、波長及び温度の変化に関して安定動作領域
が狭いという難点もある。
【0015】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、入射光としての互
いに直交する2種類の直線偏光に対して等しい光路長を
持つと共に、波長及び温度の変化に関して広い範囲で高
いアイソレーションを保ち得る偏光無依存型光アイソレ
ータを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ファラ
デー回転の方向が互いに逆向きである2枚の45度ファ
ラデー回転子と、入射光に対する2つの偏光成分である
異常光線及び常光線に関する偏光分離の距離の比が1:
1/2 −1である2種類の複屈折結晶平板をそれぞれ2
枚ずつ含む合計4枚の複屈折結晶平板とを用いて構成さ
れ、2枚の45度ファラデー回転子及び4枚の複屈折結
晶平板は、入射光が全ての偏光方向を有する直線偏光で
ある場合に光路長が一定となるように一軸方向に列設さ
れて成る偏光無依存型光アイソレータが得られる。
【0017】又、本発明によれば、2枚の45度ファラ
デー回転子及び4枚の複屈折結晶平板は、第1の複屈折
結晶平板,第1の45度ファラデー回転子,第2の複屈
折結晶平板,第3の複屈折結晶平板,第2の45度ファ
ラデー回転子,及び第4の複屈折結晶平板をこの順で一
軸方向に列設して成るもので、第1の複屈折結晶平板,
第2の複屈折結晶平板,第3の複屈折結晶平板,及び第
4の複屈折結晶平板に関する偏光分離の距離の比は、そ
れぞれ1:21/2 −1:1:21/2 −1である偏光無依
存型光アイソレータが得られる。
【0018】更に、本発明によれば、2枚の45度ファ
ラデー回転子及び4枚の複屈折結晶平板は、第1の複屈
折結晶平板,第1の45度ファラデー回転子,第2の複
屈折結晶平板,第3の複屈折結晶平板,第2の45度フ
ァラデー回転子,及び第4の複屈折結晶平板をこの順で
一軸方向に列設して成るもので、第1の複屈折結晶平
板,第2の複屈折結晶平板,第3の複屈折結晶平板,及
び第4の複屈折結晶平板に関する偏光分離の距離の比
は、それぞれ21/2 −1:1:21/2 −1である偏光無
依存型光アイソレータが得られる。
【0019】
【作用】図4に示した従来の偏光無依存型光アイソレー
タにおける各光学素子をそれぞれ2枚重ねた構成とする
と、アイソレーションが50dBを超過し、その波長依
存性と温度依存性とが緩和されるようになる。ところ
が、この構成では2枚の45度ファラデー回転子の他、
8枚の複屈折結晶平板が必要となってコストが問題とな
る。そこで、複屈折結晶平板が入射光に対して相反的に
作用することを考慮すれば、その枚数を減らすことが可
能となる。
【0020】そこで、本発明では2種類の複屈折結晶平
板を2枚の45度ファラデー回転子と組み合わせて偏光
無依存型光アイソレータを構成している。この光アイソ
レータにおいて、2枚の45度ファラデー回転子は互い
に逆向きに45度のファラデー回転を起こし、しかも順
方向及び逆方向の入射光に対して非相反的に作用する。
又、2種類の複屈折結晶平板における異常光線と常光線
とに対する偏光分離の距離の比は1:21/2 −1(=t
an22.5°)に定められると共に、偏光分離の方向
は45度の整数倍になっているため、順方向及び逆方向
の入射光に対して相反的に作用する。
【0021】このように、2枚の45度ファラデー回転
子における非相反的作用と2種類の複屈折結晶平板を2
枚ずつ用いた4枚の複屈折結晶平板における相反的作用
とを組み合わせ、順方向の入射光に対しては偏光に依ら
ず同一点に出射し、且つ光路長が1種類であるように各
光学素子を選択すると共に、逆方向の入射光に対しては
順方向の光路からはずれるように各光学素子を一方向に
列設して偏光無依存型光アイソレータを構成することに
より、順方向の入射光に関しては入射側の光ファイバか
ら出た全ての入射光を出射側の光ファイバに結合させ、
且つ逆方向に進む入射光に関してはその入射側(逆方向
の入射光に関しては出口側となる)に設けられた光ファ
イバへの結合を回避させている。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の偏光無依存型
光アイソレータについて、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0023】図1は、本発明の一実施例に係る偏光無依
存型光アイソレータの基本構成を光学系結合部分を含め
て斜視図により示したものである。この光アイソレータ
は、それぞれルチル単結晶から成る第1の複屈折結晶平
板1,第1の45度ファラデー回転子2,第2の複屈折
結晶平板3,第3の複屈折結晶平板4,第2の45度フ
ァラデー回転子5,及び第4の複屈折結晶平板6をこの
順で一軸方向に列設して成るもので、第1の光ファイバ
9から出射された入射光が第1の結像レンズ7を経て各
構成部分(6個の光学素子)を通り、第2の結像レンズ
8を経て第2の光ファイバ10へ結合されるようになっ
ている。
【0024】ここで、各複屈折結晶平板1,3,4,6
は、それぞれ光透過面が平行平面に研磨され、C軸(光
学軸)が光透過面の法線方向に対して48°傾いてい
る。又、第1の複屈折結晶平板1及び第3の複屈折結晶
平板4の厚さは1.500mm、第2の複屈折結晶平板
3及び第4の複屈折結晶平板6の厚さは0.621mm
に調整されている。
【0025】この光アイソレータにおいて、各複屈折結
晶平板1,3,4,6に板面に対して入射光が垂直に入
射したとき、入射光に対する2つの偏光成分である異常
光線及び常光線のうちの常光線は直進するが、異常光線
はそれぞれの界面で屈折して出射された後に互いに平行
に進むが、その中心は常光線の中心からは分離されてい
る。このように生じる偏光分離の距離の比は、上記した
ように厚さを定めた結果、各複屈折結晶平板1,3,
4,6に関して、それぞれ1:21/2 −1:1:21/2
−1になっている。
【0026】又、各複屈折結晶平板1,3,4,6にお
ける偏光分離の方向(但し、ここでは常光線に対する異
常光線の分離方向とする)は、図中に太矢印で示すよう
に、第1の複屈折結晶平板1に関しては垂直上方、第2
の複屈折結晶平板3に関しては右斜め下45度、第3の
複屈折結晶平板4に関しては右斜め上45度、第4の複
屈折結晶平板6に関しては水平左向きに設定されてい
る。
【0027】更に、各45度ファラデー回転子2,5に
よる偏光面の回転角度は、第1の45度ファラデー回転
子2では第1の光ファイバ7から第2の光ファイバ10
に向かう軸方向に対して反時計回りに45度であり、第
2の45度ファラデー回転子5では同じ軸方向に対して
それとは逆方向の時計回りに45度となっている。
【0028】即ち、この光アイソレータにおける各45
度ファラデー回転子2,5及び各複屈折結晶平板1,
3,4,6は、入射光が全ての偏光方向を有する直線偏
光である場合に光路長が一定となるように一軸方向に列
設されて構成されている。
【0029】そこで、図2(a)及び(b)を参照し、
この光アイソレータにおいて入射光が進行する場合の光
路を説明する。但し、図2(a)は第1図中の左側から
右側へ向かって入射光が入射される場合の順方向の経路
を示し、図2(b)はこれとは反対方向に入射光が入射
される場合の逆方向の経路を示したものである。尚、図
示のxy平面は各複屈折結晶平板1,3,4,6及び各
ファラデー回転子2,5の光透過面に平行な平面上にお
ける水平方向をx軸,垂直方向をy軸とし、第1の複屈
折結晶平板1への入射点を原点Oとした場合、実際の3
次元光路を簡略化してxy平面への投影図としてその経
路を追跡表示したものである。
【0030】先ず、図2(a)を用いて順方向の入射光
が垂直方向に偏光して入射する直線偏光である場合と水
平方向に偏光して入射する直線偏光である場合とに別け
て経路を説明する。
【0031】ここで、第1の光ファイバ9から出射され
て第1の結像レンズ7で収束される入射光が垂直偏光で
あれば、この垂直偏光は第1の複屈折結晶平板1を異常
光線として通過することで通過点P1 に至るが、この後
に第1の45度ファラデー回転子2により偏光面が反時
計回りに45度だけ回転されるため、第2の複屈折結晶
平板3に対しては異常光線として通過し、その後は通過
点P2 に達する。引き続き、この垂直偏光は第3の複屈
折結晶平板4を常光線として通過した後、第2の45度
ファラデー回転子5により偏光面が時計回りに45度だ
け回転されるため、第4の複屈折結晶平板6に対しては
常光線として通過し、その後は通過点P2 に達する。こ
の結果、入射光が垂直偏光である場合、光路のxy平面
への投影位置は通過点P2 から変化しないことが判る。
【0032】一方、入射光が水平偏光であれば、第1の
複屈折結晶平板1を常光線として通過した後、第1のフ
ァラデー回転子2により偏光面が反時計回りに45度だ
け回転されるが、第2の複屈折結晶平板3を常光線とし
て通過するため、各光学素子を通過した後も光路のxy
平面への投影位置は原点Oに留まったままとなる。とこ
ろが、この水平偏光は第3の複屈折結晶平板4を通過す
るときには異常光線となるので、これにより光路は通過
点P3 へ移動する。この後、第2の45度ファラデー回
転子5により偏光面が時計回りに45度だけ回転され、
偏光分離の方向はx方向へと変化する。引き続き、第4
の複屈折結晶平板6に対しては異常光線として通過し、
その後は通過点P2 に達する。この結果、入射光が水平
偏光であれば、光路のxy平面への投影位置は通過点P
2 から変化しないことが判る。
【0033】即ち、この光アイソレータでは、入射光が
第1の複屈折結晶平板1に入射するときに垂直偏光や水
平偏光であっても同一の通過点P2 に到達してここが出
射点となるので、入射光が全ての偏光方向を有する直線
偏光である場合に光路長が等しく一定となる。従って、
出射点(通過点P2 )に至った出射光を第2の結像レン
ズ8によって第2の光ファイバ10に収束すれば、第1
の光ファイバ9から出射された全ての入射光を第2の光
ファイバ10に結合できることになる。
【0034】次に、図2(b)を用いて逆方向の入射光
が水平方向に偏光して入射する直線偏光である場合と垂
直方向に偏光して入射する直線偏光である場合とに別け
て経路を説明する。
【0035】ここで、第2の光ファイバ10から出射さ
れて第2の結像レンズ8で収束される入射光が水平偏光
であれば、この水平偏光はxy平面への投影位置で通過
点P2 の入射点から第4の複屈折結晶平板6に入射さ
れ、第4の複屈折結晶平板6を異常光線として通過する
が、このときに光路が曲げられてxy平面上では通過点
3 に至る。この後、水平偏光は第2のファラデー回転
子5により偏光面が時計回りに45度だけ回転され、偏
光分離の方向がx軸から−45度の方向に変換された
後、第3の複屈折結晶平板4を常光線として通過するた
め、光路が曲げられない。ところが、この水平偏光は第
2の複屈折結晶平板3を異常光線として通過するときに
光路が曲げられてxy平面上では第1の出射点P4 に至
る。この第1の出射点P4 に至った水平偏光は第1のフ
ァラデー回転子2によって偏光面がx方向に変換される
が、第1の複屈折結晶平板1を常光線として通過するた
め、光路が移動されずにxy平面上では第1の出射点P
4 に留まる。ところで、第1の結像レンズ7は原点Oを
通る出射光を第1の光ファイバ9に収束させるものであ
るため、この水平偏光が第1の光ファイバ9に結合され
ることはない。
【0036】一方、入射光が垂直偏光であれば、第4の
複屈折結晶平板6を常光線として通過するために光路が
曲げられず、第2の45度ファラデー回転子5によって
偏光面が時計回りに45度だけ回転され、偏光分離の方
向がx軸から45度の方向に変換される。この後、第3
の複屈折結晶平板4を異常光線として通過するときに光
路が曲げられてxy平面上では通過点(入射点)P2
ら通過点P5 に至る。この通過点P5 に至った垂直偏光
は第2の複屈折結晶平板3を常光線として通過するとき
に光路が移動されずにxy平面上では通過点P5 に留ま
る。引き続き、第1の45度ファラデー回転子2によっ
て偏光面が反時計回りに45度だけ回転され、偏光分離
の方向がy軸の方向に変換されて第1の複屈折結晶平板
1を異常光線として通過するときに光路がxy平面上で
第2の出射点P6 へ移動する。ところで、ここでの第2
の出射点P6 も第1の結像レンズ7の原点Oとは異なる
ため、この垂直偏光も第1の光ファイバ9には結合され
ない。
【0037】更に、この光アイソレータにおいて逆方向
の入射光が原点Oに到達する場合についても仮定する。
このような入射光があるとすれば、第2の45度ファラ
デー回転子5及び第1の45度ファラデー回転子2の何
れかのファラデー回転角度が45度からずれていたり、
或いは各45度ファラデー回転子2,5を成す結晶の消
光比に欠陥があることに起因すると考察される。こうし
た場合、xy平面上では光路が通過点(入射点)P2
ら通過点P3 を経て原点Oへ移動する場合と、通過点
(入射点)P2 から通過点P1 を経て原点Oへ移動する
場合の2通りの経路だけであることが判る。しかしなが
ら、2枚の45度ファラデー回転子2,5が共通してこ
うした基本性能を有すると共に、このような条件下に設
定される確率は極めて低く、通常は一方が他方の不完全
さを低減するように働くため、この光アイソレータでは
殆どの場合、高い逆方向損失が得られることになる。
【0038】そこで、この実施例の光アイソレータの特
性について、消光比が44dB、ファラデー回転角度が
44.8度、挿入損失が0.08dBである場合に調べ
たところ、順方向損失が0.9dB以下、順方向偏波依
存損失が0.1dB以下、逆方向損失が中心波長±30
nmにおいて50dB以上であって、且つ室温±25°
において50dB以上となり、この結果により逆方向の
特性に関して高い逆方向損失を持つことが判った。
【0039】図3は、本発明の他の実施例に係る偏光無
依存型光アイソレータの基本構成を光学系結合部分を含
めて斜視図により示したものである。
【0040】この光アイソレータの場合も、それぞれル
チル単結晶から成る第1の複屈折結晶平板11,第1の
45度ファラデー回転子12,第2の複屈折結晶平板1
3,第3の複屈折結晶平板14,第2の45度ファラデ
ー回転子15,及び第4の複屈折結晶平板16をこの順
で一軸方向に列設して成るもので、第1の光ファイバ1
9から出射された入射光が第1の結像レンズ17を経て
各構成部分(6個の光学素子)を通り、第2の結像レン
ズ18を経て第2の光ファイバ20へ結合されるように
なっている。
【0041】ここでの各複屈折結晶平板11,13,1
4,16も、それぞれ光透過面が平行平面に研磨され、
C軸(光学軸)が光透過面の法線方向に対して48°傾
いているが、第1の複屈折結晶平板11及び第3の複屈
折結晶平板14の厚さは0.621mm、第2の複屈折
結晶平板13及び第4の複屈折結晶平板16の厚さは
1.500mmに調整されている。このような厚さを定
めているので、各複屈折結晶平板11,13,14,1
6に関する偏光分離の距離の比は、それぞれ21/ 2
1:1:21/2 −1:1になっている。
【0042】又、各複屈折結晶平板11,13,14,
16における偏光分離の方向(ここでも常光線に対する
異常光線の分離方向とする)は、図中に太矢印で示すよ
うに、第1の複屈折結晶平板11に関しては垂直上方、
第2の複屈折結晶平板13に関しては右斜め下45度、
第3の複屈折結晶平板14に関しては左斜め下45度、
第4の複屈折結晶平板16に関しては水平右向きに設定
され、各45度ファラデー回転子12,15による偏光
面の回転角度は、第1の45度ファラデー回転子12で
は第1の光ファイバ19から第2の光ファイバ20に向
かう軸方向に対して反時計回りに45度であり、第2の
45度ファラデー回転子15ではそれとは逆方向の時計
回りに45度となっている。
【0043】即ち、この光アイソレータにおける各45
度ファラデー回転子12,15及び各複屈折結晶平板1
1,13,14,16も、入射光が全ての偏光方向を有
する直線偏光である場合に光路長が一定となるように一
軸方向に列設されて構成されており、この光アイソレー
タは先の実施例のものに比べて第1の複屈折結晶平板1
1及び第3の複屈折結晶平板14と、第2の複屈折結晶
平板13及び第4の複屈折結晶平板16との厚さが入れ
替えられると共に、第3の複屈折結晶平板14及び第4
の複屈折結晶平板16の偏光分離の方向がそれぞれ反対
方向になっている以外は基本的に同様に構成されてい
る。
【0044】そこで、この実施例による光アイソレータ
の特性についても、消光比が44dB、ファラデー回転
角度が44.8度、挿入損失が0.08dBである場合
に調べたところ、先の実施例の光アイソレータの場合と
全く同様に、順方向損失が0.9dB以下、順方向の偏
波依存損失が0.1dB以下、逆方向損失が中心波長±
30nmにおいて50dB以上であって、且つ室温±2
5°において50dB以上となり、逆方向の特性につい
て高い逆方向損失を持つことが判った。
【0045】尚、上述した各実施例の光アイソレータに
おける2枚の45度ファラデー回転子はガドリニウム−
ビスマス−鉄−ガーネットの組成による厚膜以外にテル
ビウム−ビスマス−鉄−ガーネットの組成による厚膜を
用いて構成することも可能であり、この場合にも同等の
効果が得られる。又、各実施例では、各複屈折結晶平板
に関して常光線及び異常光線の偏光分離の距離を定める
ために、光学軸の方位を一定にして各複屈折結晶平板の
厚さを調整するものとしたが、光学軸の方位を調整する
ことによって偏光分離の距離を定めるようにすることも
可能である。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、入射光としての互いに直交する2種類の直線偏光に
対して等しい光路長を持つことで偏波分散が抑制されて
全ての偏光状態の入射光に対して偏光無依存性を示し、
しかも波長及び温度の変化に関して広い範囲で50dB
以上の高いアイソレーションを保ち得る高性能な偏光無
依存型光アイソレータが得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る偏光無依存型光アイソ
レータの基本構成を光学系結合部分を含めて示した斜視
図である。
【図2】図1に示す光アイソレータにおける光路を説明
するために示したもので、(a)は入射光が順方向に進
む場合の経路を示し、(b)は入射光が逆方向に進む場
合の経路を示したものである。
【図3】本発明の他の実施例に係る偏光無依存型光アイ
ソレータの基本構成を光学系結合部分を含めて示した斜
視図である。
【図4】従来の偏光無依存型光アイソレータの基本構成
を示した斜視図である。
【符号の説明】
1,11,21 第1の複屈折結晶平板 2,12 第1の45度ファラデー回転子 3,13,22 第2の複屈折結晶平板 4,14,24 第3の複屈折結晶平板 5,15 第2の45度ファラデー回転子 6,16,25 第4の複屈折結晶平板 7,17 第1の結像レンズ 8,18 第2の結像レンズ 9,19 第1の光ファイバ 10,20 第2の光ファイバ 23 45度ファラデー回転子 O 順方向の入射点 P1 ,P3 ,P5 通過点 P2 通過点(順方向の出射点,逆方向の入射点) P4 逆方向の第1の出射点 P6 逆方向の第2の出射点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファラデー回転の方向が互いに逆向きで
    ある2枚の45度ファラデー回転子と、入射光に対する
    2つの偏光成分である異常光線及び常光線に関する偏光
    分離の距離の比が1:21/2 −1である2種類の複屈折
    結晶平板をそれぞれ2枚ずつ含む合計4枚の複屈折結晶
    平板とを用いて構成され、前記2枚の45度ファラデー
    回転子及び前記4枚の複屈折結晶平板は、前記入射光が
    全ての偏光方向を有する直線偏光である場合に光路長が
    一定となるように一軸方向に列設されて成ることを特徴
    とする偏光無依存型光アイソレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の偏光無依存型光アイソレ
    ータにおいて、前記2枚の45度ファラデー回転子及び
    前記4枚の複屈折結晶平板は、第1の複屈折結晶平板,
    第1の45度ファラデー回転子,第2の複屈折結晶平
    板,第3の複屈折結晶平板,第2の45度ファラデー回
    転子,及び第4の複屈折結晶平板をこの順で一軸方向に
    列設して成るもので、前記第1の複屈折結晶平板,前記
    第2の複屈折結晶平板,前記第3の複屈折結晶平板,及
    び前記第4の複屈折結晶平板に関する偏光分離の距離の
    比は、それぞれ1:21/2 −1:1:21/2 −1である
    ことを特徴とする偏光無依存型光アイソレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の偏光無依存型光アイソレ
    ータにおいて、前記2枚の45度ファラデー回転子及び
    前記4枚の複屈折結晶平板は、第1の複屈折結晶平板,
    第1の45度ファラデー回転子,第2の複屈折結晶平
    板,第3の複屈折結晶平板,第2の45度ファラデー回
    転子,及び第4の複屈折結晶平板をこの順で一軸方向に
    列設して成るもので、前記第1の複屈折結晶平板,前記
    第2の複屈折結晶平板,前記第3の複屈折結晶平板,及
    び前記第4の複屈折結晶平板に関する偏光分離の距離の
    比は、それぞれ21/2 −1:1:21/2 −1であること
    を特徴とする偏光無依存型光アイソレータ。
JP16917794A 1994-07-21 1994-07-21 偏光無依存型光アイソレータ Expired - Fee Related JP3569873B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16917794A JP3569873B2 (ja) 1994-07-21 1994-07-21 偏光無依存型光アイソレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16917794A JP3569873B2 (ja) 1994-07-21 1994-07-21 偏光無依存型光アイソレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0836146A true JPH0836146A (ja) 1996-02-06
JP3569873B2 JP3569873B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=15881678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16917794A Expired - Fee Related JP3569873B2 (ja) 1994-07-21 1994-07-21 偏光無依存型光アイソレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3569873B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112363332A (zh) * 2020-11-26 2021-02-12 深圳市福瑞贝斯光电科技有限公司 一种光隔离器芯及光隔离器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112363332A (zh) * 2020-11-26 2021-02-12 深圳市福瑞贝斯光电科技有限公司 一种光隔离器芯及光隔离器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3569873B2 (ja) 2004-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5267078A (en) Optical isolator
JP3718152B2 (ja) 可変光アッテネータ
JP3569873B2 (ja) 偏光無依存型光アイソレータ
JP3161885B2 (ja) 光アイソレーター
JP2930431B2 (ja) 偏光無依存型光アイソレータ
JP2905847B2 (ja) 光アイソレータ装置
JPH06324289A (ja) 偏光ビームスプリッタとこれを用いた光サーキュレータ及び光スイッチ
EP0492437B1 (en) Polarization independent optical isolator
JPH0820623B2 (ja) 光アイソレータ
JP3388377B2 (ja) 偏光無依存型光サーキュレータ
JP2989983B2 (ja) 光アイソレータ
JPH04102821A (ja) 偏光無依存型光アイソレータ
JP2003057597A (ja) 偏波合成光アイソレータ
JP3265487B2 (ja) 偏光無依存型光アイソレータ
JPH0720407A (ja) 光アイソレータ
WO2003079109A1 (fr) Commutateur optique a reflexion
JPH0634916A (ja) 光アイソレータ
JPH0454929B2 (ja)
JPH04191815A (ja) 光アイソレータ
JPH0532826Y2 (ja)
JP2967257B2 (ja) 光アイソレータ
JPH05157993A (ja) 偏光無依存型光アイソレータ
JPH09258135A (ja) 光サーキュレータ
JP2003107407A (ja) 偏光分離合成装置
JPH04140709A (ja) 光アイソレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040611

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070702

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees