JPH0836457A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH0836457A
JPH0836457A JP17052594A JP17052594A JPH0836457A JP H0836457 A JPH0836457 A JP H0836457A JP 17052594 A JP17052594 A JP 17052594A JP 17052594 A JP17052594 A JP 17052594A JP H0836457 A JPH0836457 A JP H0836457A
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pen
coordinate
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magnetizing
coordinate input
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JP17052594A
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Inventor
Yasuaki Imai
康章 今井
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Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁ノイズを発生せず、また外部や自機の内
部回路の電磁ノイズに影響されず、検出精度が高く、低
消費電流で安価な座標入力装置を提供する。 【構成】 座標入力のためのペン1をガイドするための
ペン案内部2をY軸方向に移動可能に支持するガイド板
3と、このガイド板3をX軸方向に移動可能に支持する
支持移動機構4を設け、モータ6、テンショナー7によ
り巻き出し巻き戻し自在に支持された着磁ベルト5をX
座標軸およびY座標軸に平行にプーリー9、10により
支持する。磁気抵抗素子aおよびbを着磁ベルト5のX
座標軸およびY座標軸に平行なそれぞれの部分の近傍に
配置し、着磁ベルト5の移動量を検出する。そして、ペ
ン案内部2の原点位置を設定した後、ペン1の移動の方
向および移動量の差分に基づき、ペン1の座標を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座標入力装置、特に2次
元座標値を検出しコンピュータ等に入力する座標入力装
置に関するものである。
【0002】本発明は、例えばペンコンピュータの入力
装置として使われる座標検出入力装置に関し、特にその
低消費電力化と、放射ノイズの低減、検出精度の向上に
関するものである。
【0003】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやLCD
(液晶表示装置)の低消費電力化や小型薄型化に伴い、
キーボードの無いペン入力コンピュータが登場した。こ
の種の機器は、その使い勝手や携帯性を武器にコンピュ
ータ市場に新しい分野を切り開きつつあり、将来は、手
帳やノートに代わるペーパーレス化時代の道具として期
待されている。
【0004】この種の装置では、ペン入力を検出する装
置を有する。従来より、座標入力技術としては、電磁結
合方式や静電容積方式、抵抗膜方式、超音波方式が知ら
れている。
【0005】図15、図16は、従来例の一例として電
磁結合方式の座標入力装置の構造を示している。図15
は電磁結合方式の座標入力装置を持つペンコンピュータ
の概略構成を示している。
【0006】図15のように、装置は入力/表示部であ
るタブレット/LCD部100と、演算処理/インター
フェイス部であるプリント回路基板部200から構成さ
れる。プリント回路基板部200は、下ケース300に
補強されている。タブレット/LCD部100は、入力
部がLCDの表示面に重ね合わされて構成されているの
で、キーボードの無い携帯性に優れたコンピュータが構
成できる。
【0007】プリント回路基板部200には、ACアダ
プタ400の入力コネクタや電池210、インバータ2
11、DC−DCコンバータ212等の電源部、さら
に、演算処理する論理回路部220、ICカード230
を装着可能なメモリ部、インターフェイスコネクタ24
0等から構成される。タブレット/LCD部100とプ
リント回路基板部200はインターフェイスケーブル5
00により接続されている。
【0008】図16は、タブレット/LCD部100の
タブレットを電磁結合方式にて構成する場合の検出原理
を説明する。タブレット表面にはループアンテナ群10
1が多数個配置されており、このループアンテナ群10
1はX座標検出用の3個のループコイルX1、X2、X
3、Y座標検出用の3個のループコイルY1、Y2、Y
3とで構成される。
【0009】一方、電子ペンの先端には、送受信コイル
102が埋めこまれており、コイルとコンデンサから成
る共振回路を構成する。電子ペンはこの共振回路を持つ
だけで、電池を内蔵していない。
【0010】このような構成において、電子ペンの送受
信コイル102の共振周波数に合う信号が、高周波の信
号源103、104よりループアンテナ群101に入力
すると、電子ペンの共振周波数に合う電磁波がループア
ンテナから放出される。
【0011】電子ペンの送受信コイル102は共振し電
磁エネルギを蓄積する。次の瞬間にタブレット上のルー
プアンテナ群は受信回路105、106に接続され、受
信状態に切り替わり、送受信コイル102から放出され
る電磁波を検出する。上記の送信および受信時に時分割
でコイルX1〜X3、Y1〜Y3を用い、これら各ルー
プコイルの検出信号の強度分布から、ペン先の位置を求
めることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
電磁結合方式のペン入力タブレットは、多数個のループ
アンテナで構成された無線局である。したがって、外部
に電磁ノイズを輻射する問題を回避するのが困難であ
り、また、図15に破線の矢印で示すように、自身のD
C−DCコンバータ212や論理回路部220から発生
する近傍磁界により検出精度に影響を受ける問題があ
る。さらに、筺体シールドが、ループアンテナ101と
電子ペン内部の送受信コイル102の間で授受される電
磁波を撹乱する問題がある。
【0013】また、上記の電磁結合方式は、高周波回路
を使うため、消費電流も多く、また、制御回路も含める
と、価格も比較的高くなる問題がある。
【0014】その他の座標入力方式としては、抵抗膜方
式や静電容量方式があるが、静電容量方式は、電磁結合
方式同様に高周波回路を使うため、消費電流も多く、コ
スト的な問題がある。
【0015】抵抗膜方式は、消費電流は少なく価格は安
いが、検出精度が電磁結合方式や静電容量方式と比較し
て一桁落ちる問題がある。さらに、静電容量方式と抵抗
膜方式は筆圧の検出ができないという問題がある。
【0016】本発明の課題は、以上の問題を解決し、電
磁ノイズを発生せず、また外部や自機の内部回路の電磁
ノイズに影響されず、検出精度が高く、筆圧の検出が可
能であり、低消費電流で安価に実施できる座標入力装置
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、2次元座標値を検出しコンピ
ュータ等に入力する座標入力装置において、座標を指示
するためのペンと、前記ペンを着脱可能なペン案内部
と、前記ペン案内部をX軸およびY軸方向に移動自在に
支持する支持機構と、前記ペン案内部の移動に応じて、
互いに相対的に移動する着磁部材および磁電変換素子
と、前記磁電変換素子から得られる電気信号に応じて前
記ペンの座標を求める処理回路から成る構成を採用し
た。
【0018】
【作用】以上の構成によれば、ペン案内部の移動に応じ
た着磁部材および磁電変換素子の相対的な移動により、
座標情報を生成することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。本発明の座標入力装置は、磁気抵抗素
子等の磁電変換素子を用いて座標入力を行なう。以下で
は、座標入力装置をペンコンピュータに適用した実施例
を説明する。
【0020】<第1実施例>図1は本発明の座標入力装
置を採用したペンコンピュータの第1の実施例を示して
いる。本実施例では、ペン1のペン先をペン案内部2の
丸穴部に差し込みXY平面内を自在に移動して座標を入
力する。
【0021】ペン案内部2にはペン1の装着を確認する
スイッチと筆圧検出器が設置されている。ペン案内部2
はガイド板3に保持され、X方向に自在に移動可能であ
る。ガイド板3は両端において筐体内の支持移動機構4
と摺動自在に係合しており、X方向に自在に移動可能と
なっている。
【0022】ペン案内部2には、特定のパターンが着磁
された着磁ベルト5の一端が固定され、他端はモータ6
の出力軸に直結されたラッチ機構付きのテンショナー7
に固定されている。着磁ベルト5はテンショナー7によ
り一定の張力がかけられ、基台8に固定されたプーリー
9とガイド板3に固定されたプーリー10により、X軸
およびY軸と平行になるように案内されている。ペン案
内部2は、ペン1を装着した後、ペン1の移動に伴いX
Y平面を移動するが、ペン1を着脱した後も、テンショ
ナー7に設けられたラッチ機構により、一定の張力を保
ったまま、最後に移動した座標に留まるようになってい
る。
【0023】2本の支持移動機構4には原点検出用のス
トッパーAが設置され、ガイド板3のX方向の移動を制
限する。ガイド板3にも原点検出用のストッパーBが設
置され、ペン案内部2のY方向の移動を制限する。
【0024】着磁ベルト5に沿って、図において、X軸
に平行に張られた部分には磁気抵抗素子aが基台8に固
定され、Y軸と平行に張られた部分には磁気抵抗素子b
がガイド板3に固定されている。
【0025】これらの磁気抵抗素子a、bは、夫々、着
磁ベルト5移動時の着磁パターンの変化から着磁ベルト
5の移動距離を測定する。磁気抵抗素子aは、着磁ベル
ト5の全体の繰り出し量、つまりX座標値とY座標値の
和に相当する値を測定し、また、磁気抵抗素子bは、磁
気抵抗素子bからペン案内部2の位置までの繰り出し
量、つまり、Y座標値に相当する値を測定し、これらの
引き算によりX座標値およびY座標値を求めることがで
きる。
【0026】また、図1においてスイッチ11はファン
クションキーであり、線の種類などの入力仕様や原点リ
セット等の特殊操作を行なうためのものである。PCB
12は座標検出入力回路を構成する。
【0027】以上の構成ユニットが基台8の内部に配置
され座標入力装置を構成する。座標入力装置の下部には
コンピュータ13が配置される。
【0028】座標入力装置のペン案内部2の移動可能範
囲は、図示のように開口部Oとなっており、この開口部
Oは、コンピュータ上面の表示部Dに対応した位置およ
び大きさを有している。また、検出されるペン案内部2
の座標系と表示部Dの座標系は、通常、座標検出処理に
おいて1対1に対応づけられる。
【0029】ペン1は本実施例ではなんら回路部材を有
しておらず、単なる座標指示部材であり、先端部がペン
案内部2と係合でき、取り扱いの容易なペン形状に構成
されていればよい。
【0030】このような構成により、ペン入力コンピュ
ータが構成される、表示部Dに表示されたメニューをペ
ン1で操作したり、ペン1から入力された軌跡を表示部
Dに表示したりする、いわゆる手書き入力が可能とな
る。
【0031】図2にガイド板3へのペン案内部材2の保
持方法の一例を示す。ガイド板2には図示するように両
面にVまたはU溝が彫ってあり、案内部2bは、弾性を
持つ緩衝部材2eを介して保持される。図においては鋼
球である軸受部材2fが、前記VまたはU溝と嵌合する
ことにより、溝方向に移動自在に保持される。このよう
な構造により、ペン案内部材2を滑らかに移動させるこ
とができる。
【0032】ペン保持部2aは板バネ2cを介して案内
部2bに保持される。ペンが丸穴2dに装着されるとペ
ン保持部2aは図中矢印方向に回転し、案内部2bに固
定されたスイッチ/筆圧検出器14のプローブ14aを
押すことにより、ペンのペン案内部への装着検出と筆圧
の検出が行われる。
【0033】なお、図1に示す支持移動機構4は略平行
に設置された摺動軸であり、前記摺動軸に嵌合する丸穴
とU溝を持つ含油メタルにより、ガイド板3はX方向に
移動自在に支持される。
【0034】検出器14は、プローブ14aを介してペ
ン1による操作の有無を検出するとともに、およびプロ
ーブ14aの押圧量を筆圧情報として検出するためのも
ので、プローブ14aは付勢手段により初期位置に復帰
するよう構成され、この付勢力および板バネ2cの付勢
力が既知であれば、プローブ14aの押圧量を筆圧量に
変換することができる。
【0035】図3に検出器14の構成例を示す。プロー
ブ14aがペン保持部2aによって押されると、極板1
4eが極板14fと接触するので、これによりペン1の
装着を検出することができる。プローブ14aが更に押
されると、誘電体を含む伸縮部材14bが押され極板1
4fと極板l4gの距離が変化する。パルス回路14c
より電流を電極14fと14e、および誘電体を含む伸
縮部材14bで構成されるコンデンサに供給すると、そ
の容量の変化により伸縮部材14bの厚さの変化が検出
できる。この伸縮部材14bの厚さの変化を筆圧検出信
号として検出することができる。
【0036】次に、座標検出のための磁電変換素子であ
る磁気抵抗素子a、bの特性、および作用につき説明す
る。図4は磁気抵抗素子の磁場の強さの変化に対する電
気抵抗値の依存性を示している。図示のように、磁場が
かかると、N極S極に関係なく電気抵抗値は減少し、外
部磁界のある強さで飽和する。
【0037】つまり、磁気抵抗素子は、磁界のない時が
最も電気抵抗値が高く、磁界の変化に対応する抵抗値変
化の割合は3〜4%程度である。なお磁気抵抗素子材料
としては、代表的なものにパーマロイがある。
【0038】図5に着磁ベルト5の着磁パターンと磁気
抵抗素子の構造を示す(以下では磁気抵抗素子bを例示
する)。
【0039】着磁ベルト5は、図示のようにN極S極交
互に等ピッチで着磁されている。このピッチはたとえ
ば、0.05mm以下に設定することが可能である。磁
気抵抗素子bは、図示のように、硝子基板上に蒸着され
た後、着磁ベルト5のS、N極の周期に合せて樹歯状に
フォトエッチングされたものである。着磁ベルト5の着
磁ピッチ幅を360°とすると、このような構成により
位相が90°ずれたA相およびB相信号を、夫々差動信
号A1、A2、B1、B2として出力することができ
る。
【0040】図6上段に、磁気抵抗素子が図5に示され
た着磁ベルトの着磁パターンを検出したときの、A相B
相の差動信号出力を示す。中段矢印は、着磁ベルトに対
する磁気抵抗素子の移動方向を示しており、移動方向に
よって±90度位相のずれた信号が出力されることがわ
かる。ここでは図の中央部において、ペンの移動方向が
反転されている。
【0041】この移動方向は、図7に示したDラッチ回
路17にA相、およびB相信号を2値化して入力するこ
とにより検出できる。図6下段はこの2値化信号と、図
7に示すDラッチ回路17による移動方向の検出器出力
を示す。
【0042】図8に座標検出回路のブロック図を示す。
磁気抵抗素子a、bから出力された信号は差動増幅器1
5に入力された後、2値化回路16により2値化され
る。磁気抵抗素子a、bからは、90度位相のずれた差
動信号が得られ、Dラッチ回路17(図7のものと同
じ)により、移動方向信号が検出され、夫々、Y座標U
/Dカウンタ18とX座標U/Dカウンタ19のU/D
端子に入力される。一方、A相またはB相信号のいずれ
かは、前記カウンタのクロック端子に入力され、カウン
タ18、19は、磁気抵抗素子出力信号のカウント値
X’、Y’を演算処理回路20に出力する。
【0043】上記構成において、ペン案内部2、つまり
ペン1のXY座標は、演算処理回路20により以下の演
算を行うことにより、求めることができる。
【0044】Y=Y’ X=X’−Y’ この計算は、磁気抵抗素子の取り付けオフセットを無視
しているが、下記の原点検出処理を行なうことにより、
座標検出を正確に較正できる。
【0045】すなわち、演算処理回路20は、モータド
ライバ21を介してモータ6を駆動し、ペンおよびペン
案内部の原点検出を行う。
【0046】座標原点検出指令が図8の演算処理回路2
0に入力されると、演算処理回路20はモータ6を駆動
して着磁ベルト5をテンショナー7に巻き始める。ペン
案内部2はガイド板3に固定されたストッパーBに衝突
し固定される。また、ガイド板支持部4aは摺動軸4b
上に設置されたストッパーAに衝突し固定される。ペン
案内部2とガイド板支持部4aが共に固定されると、モ
ータが駆動されているにもかかわらずX’、Y’のカウ
ントは変化しない。演算処理回路20は、この状態を検
出して、リセット信号を出力し、Y座標U/Dカウンタ
18とX座標U/Dカウンタ19をリセットする。
【0047】原点検出方法は、フォトインタラプタ等を
XY軸上に配置して、その出力信号により判断すること
も可能である。
【0048】座標検出精度は、着磁ベルトが、テンショ
ナー機構により、常に一定の張力を保って張られている
ことから、着磁ピッチのオーダ(50μm程度)まで高
めることができる。
【0049】また、ラッチ機能を持つテンショナーを用
いていることにより、ペン1をペン案内部2から放して
も、ペン案内部2は原点に戻らず、最後に移動した座標
に停止しているため、操作性にも優れており、従来の座
標検出入力装置と比較して、安価で同等の操作性と検出
精度が実現可能である。
【0050】また、磁気抵抗素子に流す電流は1mA以
下で充分であり、低消費電力が実現でき、装置を簡単安
価に構成することができる。さらに、高周波回路も必要
としないため、電磁ノイズを放射せず、また、内部回路
が発生するノイズなどによる影響を受けず、高精度な座
標入力が可能である。
【0051】<第2実施例>図10は、本発明の第2の
実施例として、上記同様、座標入力装置をペンコンピュ
ータに適用した構成を示す。以下では、上記実施例と同
様の部品には同一番号を用い、その詳細な説明は省略す
る。
【0052】図10において、第1の実施例と異なるの
は、XおよびY方向にそれぞれ着磁ベルトを設け、ガイ
ド板3と、ペン案内部2の動きをそれぞれとともに移動
する磁気抵抗素子により検出する点である。
【0053】すなわち、Y座標着磁ベルト22はガイド
板3にその両端を固定され、Y軸と平行に張られ、Y座
標磁気抵抗素子24はペン案内部2に固定され、Y座標
着磁ベルト22の着磁パターンを検出する。
【0054】X座標着磁ベルト23は基台8にその両端
を固定、X軸、即ち支持移動機構4と平行に張られ、X
座標磁気抵抗素子25はガイド板3の一端に固定され、
X座標着磁ベルト23の着磁パターンを検出する。
【0055】第1の実施例である図1の構成図と比較す
ると、着磁ベルト5およびこの着磁ベルト5を巻き出
し、巻き戻し自在に保持するためのテンショナー7、モ
ータ6、プーリー9、10、ストッパーA、Bが廃止さ
れ、機械的な構造はより簡単になる。
【0056】また、本実施例では、可動部が磁気抵抗素
子であり、着磁ベルトと磁気抵抗素子がセットになり一
つの部品として扱えるため、構成が簡単になり組立性が
向上する。
【0057】第1実施例の支持移動機構4は、ガイド板
3両端に平行に設置された摺動軸と、これら摺動軸に嵌
合する丸穴とU溝を持つ含油メタルにより構成されるが
(図2)、本実施例においては、ボールベアリングなど
の軸受部材4cを複数個配置し、さらに弾性緩衝部材
(図示せず)を介して、丸棒状の摺動軸4a,4bを挟
んでいる。ガイド板支持部4dは三角柱状の形状として
ある。
【0058】以上の構成により、含油メタルと摺動軸の
加工精度やクリアランスを管理する必要がなくなり、部
品加工精度が緩和される。
【0059】本実施例では、着磁ベルト22、23が固
定されるために、図11に示すような着磁パターンを使
用することができる。図11は、着磁ベルト22、23
の着磁パターンと磁気抵抗素子24、25のエッチング
パターン例を示している。この構成においては、ペン1
とペン案内部2は、前記実施例のように原点に戻らずと
もその座標を検出できる利点がある。
【0060】図11では、着磁ベルトには以下のような
3つのパターンを着磁しておく。
【0061】1)等ピッチ、例えば0.1mm幅でNS
着磁されたクロック生成パターン26 2)一定間隔、例えば1.0mm間隔で絶対座標情報、
例えば8ビットデータとして、着磁された絶対座標パタ
ーン27 3)前記絶対座標データに対し一定間隔離れた場所に着
磁された同期信号パターン28 図11においては、絶対位置座標と同期パターンはクロ
ック生成パターンの約半分の幅で着磁され、同期パター
ンは絶対位置座標パターンから、2クロックずらしてあ
る。
【0062】一方、磁気抵抗素子は、着磁パターンの位
置に対応して、クロック/移動方向検出素子29、絶対
座標検出素子30、同期パターン検出素子31が、夫々
同一硝子基板の上にエッチングされている。各素子はグ
ラウンドをコモン端子にして、位相が、対応する着磁幅
を360°とすると180°異なる差動出力端子(+、
−)を持ち、検出信号のSN比を向上できるよう配慮さ
れている。また、クロック/移動方向検出素子29は、
90°位相のずれた信号を出力し、これはペン1および
ペン案内部2の移動方向を検出するために利用される。
【0063】図12に、図11磁気抵抗素子から出力さ
れる信号を2値化した信号のタイミングチャートを示
す。クロック32の立上がりエッジをクロックに、図の
右方向に値が増加する時間軸を取ると、最初の2クロッ
クで同期信号34を出力し、次のクロックから8クロッ
ク分の絶対座標データ33が出力される。
【0064】絶対座標データ33がクロック32のP0
の位置に対応し、クロック/移動方向検出素子29が正
方向に移動し、P1クロックを出力すると、その位置
は、絶対座標+(P1−P0)であるから、クロック生
成パターン26の着磁ピッチを0.1mmとすると、P
0の座標データを、 11001000→1100100(2進法)→100
(10進法)→10.0mm と決めれば、P1の位置は、 10.0+0.1×4=10.4mm と求めることができる。
【0065】上記の座標検出方法を実現する回路例を、
図13のブロック図に示す。図においてはY座標の検出
回路のみを示しているが、X座標についても同様の回路
を用いるのはもちろんである。
【0066】図11の磁気抵抗素子から出力した4組の
差動信号は差動増幅器35に入力された後、2値化回路
36により2値化される。その後、図7の場合と同様
に、クロックの位相から移動方向信号が生成され、ま
た、クロック信号32、絶対座標信号33、同期信号3
4が生成される。同期信号34は同期信号検出回路38
に入力され、シフトレジスタ39のリセット/トリガ信
号を生成する。リセット/トリガ信号は移動方向信号が
正方向を示す時のみ生成される。
【0067】移動方向信号は演算処理回路40に入力さ
れ、8ビットシフトレジスタ39から入力される絶対座
標信号にクロック信号をカウントした値を加算するか、
または減算するか判断するために使用される。
【0068】クロック信号32はシフトレジスタ39に
入力しラッチタイミング信号に使用されるとともに、演
算処理回路40に内蔵されるアップダウンカウンタに入
力され計測される。
【0069】この演算処理回路40のアップダウンカウ
ンタはシフトレジスタ39のものと同じリセット/トリ
ガ信号でリセットされる。絶対座標データ33はシフト
レジスタ39のデータ端子に入力され、リセット/トリ
ガ信号から判断される適切なタイミングで、8ビットデ
ータに変換され演算処理回路40に入力される。
【0070】リセット/トリガ信号は、シフトレジスタ
39に入力され、シフトレジスタ39のラッチ/シフト
動作を開始させる。また、演算処理回路40にも入力さ
れており、これに基づき演算処理回路は40がシフトレ
ジスタ39からデータを取り込む適切なタイミングを決
定する。
【0071】演算処理回路40は、本実施例では、入力
した8ビットデータの上位7ビットを0.1mm単位の
座標データとして認識する。また、内蔵されるカウンタ
出力値から定数を加算または減算した値を、即ち、図1
2におけるP1ポイントのP0ポイントからの差を、磁
気抵抗素子の進行方向、即ち、加算減算信号に従い演算
し、Y座標を出力する。即ち、Y=Y’±(内蔵カウン
タの値)とする。
【0072】第2の実施例においては、ペンおよびペン
案内部が一定間隔毎、例えば1.0mm間隔毎に絶対位
置座標を検出し、その間の座標は例えば0.1mm間隔
のクロックをカウントし、移動方向によって絶対位置座
標に加算または減算して、高精度の位置検出を行おうと
するものである。
【0073】絶対位置情報の読み込みは、本発明である
座標検出入力装置の原点検出が必要であるときのみ、例
えば、電源が入ったときやシステムがリセットされたと
き、または、使用者が必要と感じたときのみ行えばよ
い。それ以外は、クロック信号と移動方向信号を用い
て、演算処理回路40に内蔵されたカウンタにより、移
動により生じた差分のみを演算することにより、ペンの
位置を高精度に検出することが可能である。
【0074】図11と図12を見ると、絶対座標パター
ン27と同期パターン28には無着磁部があり、磁気抵
抗素子が無着磁部にある場合には図13の2値化回路出
力は不定になるように思われる。しかし、2値化回路3
6に、図14に示すようなヒステリシス特性を持たせる
ことにより、0または1のどちらかに制定すれば、検出
不能となることがない。
【0075】また、図11〜図13の構成においては、
ペンおよびペン案内部が一方向、例えば正方向に移動し
たときのみ絶対位置座標を検出可能である。しかし、同
期信号パターンを絶対座標データの前後に配置させて、
絶対座標の読み込みを両方向に移動しても可能にするこ
とができ、この場合、図17のような構成を用いること
ができる。
【0076】図17は、着磁ベルト22、磁気抵抗素子
24と、クロック信号32、移動方向信号41、絶対座
標信号33、同期信号34のタイミングチャートを示し
ている。図中矢印は磁気抵抗素子24の移動方向を示
す。
【0077】着磁ベルト22は図11と比較して、同期
パターン42のみ異なっている。すなわち、同期パター
ンは4ビットとし、右から読んだ時と、左から読んだ時
とで非対称なパターン(図においては0010)として
ある。
【0078】そして、移動方向信号41が1即ち正方向
の時はクロックの立ち上がりでラッチするが、0即ち負
方向の場合には立ち下がりでラッチするように制御す
る。また、演算処理装置40は、移動方向が負ならば入
力した8ビットデータの上位ビットを下位ビットと順次
入れ替え、これを座標データとして扱う。
【0079】このような構成により、ペン1(ペン案内
部2)が両方向に移動しても絶対座標の読み込みが行な
える。
【0080】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、ペン案内部の移動に応じた着磁部材および磁電変換
素子の相対的な移動により、座標情報を生成するように
しているので、電磁ノイズを発生せず、また外部や自機
の内部回路の電磁ノイズに影響されず、検出精度が高
く、低消費電流で安価な座標入力装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による座標入力装置の第1の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図2】図1の座標入力装置のペン案内部とガイド板の
保持構造を示した平面図である。
【図3】図2のスイッチ/筆圧検出器の構成および動作
を示した説明図である。
【図4】本発明に用いる磁気抵抗素子の動作原理を説明
するグラフ図である。
【図5】図1の装置の座標検出方法を説明するため着磁
ベルトの着磁パターンおよび磁気抵抗素子の構成を示し
た説明図である。
【図6】図5の座標検出方法を説明するタイミングチャ
ート図である。
【図7】ペンの進行方向を検出する回路のブロック図で
ある。
【図8】図1の装置の座標検出回路のブロック図であ
る。
【図9】図1の装置の原点検出方法を示した説明図であ
る。
【図10】本発明の座標入力装置の第2実施例の構成を
示した斜視図である。
【図11】図10の装置の座標検出方法を説明するため
着磁ベルトの着磁パターンおよび磁気抵抗素子の構成を
示した説明図である。
【図12】図11の座標検出方法を説明するタイミング
チャート図である。
【図13】図10の装置の座標検出回路のブロック図で
ある。
【図14】図13の回路とともに使用される2値化回路
の特性を説明するグラフ図である。
【図15】従来の座標検出入力回路を説明する斜視図で
ある。
【図16】従来の座標検出方法の一つである電磁結合方
式の検出原理を説明する斜視図である。
【図17】図10の装置の座標検出方法を説明するため
着磁ベルトの着磁パターンおよび磁気抵抗素子の変形例
を示した説明図である。
【符号の説明】
1 ペン 2 ペン案内部 3 ガイド板 4 支持移動機構 5 着磁ベルト 6 モータ 7 テンショナー 8 基台 9 プーリー 14a プローブ 17 Dラッチ回路 18 アップダウンカウンタ 19 アップダウンカウンタ 20 演算処理回路 22 Y座標着磁ベルト 23 X座標着磁ベルト 24 磁気抵抗素子 25 磁気抵抗素子 29 クロック/移動方向検出素子 30 絶対座標検出素子 31 同期パターン検出素子 32 クロック信号 33 絶対座標信号 34 同期信号 35 差動増幅器 36 2値化回路 38 同期信号検出回路 39 シフトレジスタ 40 演算処理回路 A ストッパー B ストッパー D 表示部 a 磁気抵抗素子 b 磁気抵抗素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元座標値を検出しコンピュータ等に
    入力する座標入力装置において、 座標を指示するためのペンと、 前記ペンを着脱可能なペン案内部と、 前記ペン案内部をX軸およびY軸方向に移動自在に支持
    する支持機構と、 前記ペン案内部の移動に応じて、互いに相対的に移動す
    る着磁部材および磁電変換素子と、 前記磁電変換素子から得られる電気信号に応じて前記ペ
    ンの座標を求める処理回路から成ることを特徴とする座
    標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記着磁部材は、巻き出し巻き戻し自在
    に支持され、着磁されたワイヤー又はベルトであって、
    その一部が検出すべき座標のX座標軸およびY座標軸に
    平行に支持されることを特徴とする請求項1に記載の座
    標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記支持機構は前記ペン案内部をX軸方
    向に移動可能に支持する第1の支持部および前記ペン案
    内部をY軸方向に移動可能に支持する第2の支持部を有
    し、第1および第2の支持部に沿って前記着磁手段が配
    置され、前記ペン案内部の移動に応じて第1および第2
    の支持部に関連して設けられた磁電変換素子が移動され
    ることを特徴とする請求項1に記載の座標入力装置。
  4. 【請求項4】 ペン案内部へのペン装着を検出するスイ
    ッチ回路と、前記ペンの筆圧を検出する検出回路から成
    る検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記処理装置は、前記ペン案内部の原点
    位置を設定した後、以後ペンの移動の方向および移動量
    の差分を求め、この差分から現在位置を算出することを
    特徴とする請求項1に記載の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記着磁手段の着磁パターンに関して、
    90度位相のずれた2相の差動信号を出力すべく前記磁
    電変換素子を構成し、前記2相の差動信号の位相差を介
    してペンの移動方向を検出することを特徴とする請求項
    5に記載の座標入力装置。
  7. 【請求項7】 前記着磁手段に、検出を行なうべきXY
    座標系における絶対座標値情報を着磁パターンとして設
    けたことを特徴とする請求項3に記載の座標入力装置。
JP17052594A 1994-07-22 1994-07-22 座標入力装置 Pending JPH0836457A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003067124A (ja) * 2001-08-24 2003-03-07 Wacom Co Ltd 位置検出装置
JP2006209366A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Fujitsu Component Ltd 入力装置

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