JPH0838215A - 靴胛被の製造方法および製造装置 - Google Patents
靴胛被の製造方法および製造装置Info
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- JPH0838215A JPH0838215A JP6194689A JP19468994A JPH0838215A JP H0838215 A JPH0838215 A JP H0838215A JP 6194689 A JP6194689 A JP 6194689A JP 19468994 A JP19468994 A JP 19468994A JP H0838215 A JPH0838215 A JP H0838215A
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 つま先部分等の湾曲形状を保形性よくしわが
寄ることなく成形する。 【構成】 胛被10のつま先部分10bとかかと部分1
0cに熱可塑性保形部材12、14を装着する。胛被1
0に中底16を袋縫いした後、加熱した靴型22に吊り
込む。ノズル25から水31を霧状に噴霧して胛被10
のつま先部分にかける。ローラー29でつま先部の側面
を擦ってしわを伸ばす。
寄ることなく成形する。 【構成】 胛被10のつま先部分10bとかかと部分1
0cに熱可塑性保形部材12、14を装着する。胛被1
0に中底16を袋縫いした後、加熱した靴型22に吊り
込む。ノズル25から水31を霧状に噴霧して胛被10
のつま先部分にかける。ローラー29でつま先部の側面
を擦ってしわを伸ばす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、靴胛被の製造方法お
よび製造装置に関し、つま先部分等の湾曲形状を保形性
よく、しかもしわが寄ることなく成形できるようにした
ものである。
よび製造装置に関し、つま先部分等の湾曲形状を保形性
よく、しかもしわが寄ることなく成形できるようにした
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の靴は、平面状の胛被と中底を袋縫
いした胛被体をそのまま靴型に被せて、射出成形などに
より外底を着けて作られていた。このため、完成した靴
はつま先部分やかかと部分が扁平状等に形崩れしやす
く、外観の低下が著しかった。
いした胛被体をそのまま靴型に被せて、射出成形などに
より外底を着けて作られていた。このため、完成した靴
はつま先部分やかかと部分が扁平状等に形崩れしやす
く、外観の低下が著しかった。
【0003】そこで、つま先部分やかかと部分の保形性
を高める方法として、胛被のつま先部分等にシート状等
の熱可塑性樹脂を装着し、加熱された靴型で胛被を加熱
加圧して、熱可塑性樹脂とともに湾曲成形する方法があ
った。
を高める方法として、胛被のつま先部分等にシート状等
の熱可塑性樹脂を装着し、加熱された靴型で胛被を加熱
加圧して、熱可塑性樹脂とともに湾曲成形する方法があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の、熱可塑性
樹脂を保形材として用いて、加熱された靴型で胛被を加
熱加圧して湾曲成形する方法では、湾曲部分のカーブが
きついと、加熱加圧時に湾曲部分にしわが寄ったり、成
形後に平面状に戻ろうとして形崩れすることがあった。
樹脂を保形材として用いて、加熱された靴型で胛被を加
熱加圧して湾曲成形する方法では、湾曲部分のカーブが
きついと、加熱加圧時に湾曲部分にしわが寄ったり、成
形後に平面状に戻ろうとして形崩れすることがあった。
【0005】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、保形性がよく、しかもしわが寄りにくい
靴胛被の製造方法および靴製造装置を提供しようとする
ものである。
点を解決して、保形性がよく、しかもしわが寄りにくい
靴胛被の製造方法および靴製造装置を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の方法は、
湾曲成形する部分に熱可塑性樹脂を配置した皮革製の胛
被と中底とを袋状に縫着して靴型に吊り込み、当該靴型
を加熱状態にして、前記胛被の湾曲成形する部分に外側
から水分を付着させて当該部分を湾曲成形することを特
徴とするものである。
湾曲成形する部分に熱可塑性樹脂を配置した皮革製の胛
被と中底とを袋状に縫着して靴型に吊り込み、当該靴型
を加熱状態にして、前記胛被の湾曲成形する部分に外側
から水分を付着させて当該部分を湾曲成形することを特
徴とするものである。
【0007】請求項2記載の方法は、前記水分を付着さ
せたた後にまたは付着させながら前記胛被の湾曲成形す
る部分を外側から押圧手段あるいは打撃手段で押しつけ
あるいは押しつけながら擦りあるいは叩くことを特徴と
するものである。
せたた後にまたは付着させながら前記胛被の湾曲成形す
る部分を外側から押圧手段あるいは打撃手段で押しつけ
あるいは押しつけながら擦りあるいは叩くことを特徴と
するものである。
【0008】請求項3記載の装置は、ヒーターを具え、
袋状に縫着した皮革製の胛被と中底が吊り込まれる靴型
と、この靴型の湾曲部分に向けて水または蒸気を吹きつ
けるノズルとを具備してなるものである。
袋状に縫着した皮革製の胛被と中底が吊り込まれる靴型
と、この靴型の湾曲部分に向けて水または蒸気を吹きつ
けるノズルとを具備してなるものである。
【0009】請求項4記載の装置は、前記靴型が、つま
先部分とかかと部分に分割され、これらつま先部分とか
かと部分を互いに接近、離隔する方向に移動可能に構成
されてなり、これらつま先部分とかかと部分が互いに接
近、離隔する方向に駆動する駆動源をさらに具備してな
るものである。
先部分とかかと部分に分割され、これらつま先部分とか
かと部分を互いに接近、離隔する方向に移動可能に構成
されてなり、これらつま先部分とかかと部分が互いに接
近、離隔する方向に駆動する駆動源をさらに具備してな
るものである。
【0010】請求項5記載の装置は、前記胛被の湾曲成
形する部分に押しつけあるいは押しつけながら擦りある
いは叩く押圧手段あるいは打撃手段をさらに具備してな
るものである。
形する部分に押しつけあるいは押しつけながら擦りある
いは叩く押圧手段あるいは打撃手段をさらに具備してな
るものである。
【0011】なお、この発明において、「皮革」とは、
天然皮革のほか、合成皮革(織布ベース)、人工皮革
(不織布ベース)等の擬革材を含むのとする。
天然皮革のほか、合成皮革(織布ベース)、人工皮革
(不織布ベース)等の擬革材を含むのとする。
【0012】
【作用】請求項1記載の方法によれば、胛被と中底とを
袋縫いした後靴型に吊り込んで、靴型で加熱した状態に
して、胛被の湾曲成形する部分に外側から水分(水滴、
蒸気、湯気等)を噴霧、吹きつけ、滴下等の方法によっ
て付着させるので、胛被が水分に触れてふやけて軟化
し、靴型によくなじんで、湾曲部分のカーブがきつくて
も、しわが寄ることなく湾曲形状に成形することができ
る。しかも、胛被が靴型によくなじんだ状態で熱可塑性
樹脂が加熱されて軟化するので、熱可塑性樹脂自体も靴
型によくなじみ、成形後冷えることにより熱可塑性樹脂
が硬化して所望の湾曲状態に保形することができる。ま
た、湾曲成形する前に胛被と中底を袋縫いするので、縫
製がしやすい。
袋縫いした後靴型に吊り込んで、靴型で加熱した状態に
して、胛被の湾曲成形する部分に外側から水分(水滴、
蒸気、湯気等)を噴霧、吹きつけ、滴下等の方法によっ
て付着させるので、胛被が水分に触れてふやけて軟化
し、靴型によくなじんで、湾曲部分のカーブがきつくて
も、しわが寄ることなく湾曲形状に成形することができ
る。しかも、胛被が靴型によくなじんだ状態で熱可塑性
樹脂が加熱されて軟化するので、熱可塑性樹脂自体も靴
型によくなじみ、成形後冷えることにより熱可塑性樹脂
が硬化して所望の湾曲状態に保形することができる。ま
た、湾曲成形する前に胛被と中底を袋縫いするので、縫
製がしやすい。
【0013】請求項2記載の方法によれば、水分を付着
させた後にまたは付着させながら胛被の湾曲成形する部
分を外側から押圧手段あるいは打撃手段で押しつけある
いは押しつけながら擦りあるいは叩くことにより、胛被
および熱可塑性樹脂を靴型にさらによくなじませること
ができ、よりしわがなく保形性のよい胛被を作ることが
できる。
させた後にまたは付着させながら胛被の湾曲成形する部
分を外側から押圧手段あるいは打撃手段で押しつけある
いは押しつけながら擦りあるいは叩くことにより、胛被
および熱可塑性樹脂を靴型にさらによくなじませること
ができ、よりしわがなく保形性のよい胛被を作ることが
できる。
【0014】請求項3記載の装置によれば、袋縫いした
胛被体を靴型に吊り込んで、ノズルから水または蒸気を
胛被に吹きつけるので、胛被が水分に触れてふやけて軟
化し、靴型によくなじんで、湾曲部分のカーブがきつく
ても、しわが寄ることなく湾曲形状に成形することがで
きる。しかも、胛被が靴型によくなじんだ状態で熱可塑
性樹脂が加熱されて軟化するので、熱可塑性樹脂自体も
靴型によくなじみ、成形後冷えることにより熱可塑性樹
脂が硬化して所望の湾曲状態に保形することができる。
胛被体を靴型に吊り込んで、ノズルから水または蒸気を
胛被に吹きつけるので、胛被が水分に触れてふやけて軟
化し、靴型によくなじんで、湾曲部分のカーブがきつく
ても、しわが寄ることなく湾曲形状に成形することがで
きる。しかも、胛被が靴型によくなじんだ状態で熱可塑
性樹脂が加熱されて軟化するので、熱可塑性樹脂自体も
靴型によくなじみ、成形後冷えることにより熱可塑性樹
脂が硬化して所望の湾曲状態に保形することができる。
【0015】請求項4記載の装置によれば、靴型をつま
先部分とかかと部分に分割し、駆動源によって互いに引
き離す方向に駆動することにより、胛被を靴型にさらに
よくなじませることができ、よりしわがなく保形性のよ
い胛被を作りことができる。
先部分とかかと部分に分割し、駆動源によって互いに引
き離す方向に駆動することにより、胛被を靴型にさらに
よくなじませることができ、よりしわがなく保形性のよ
い胛被を作りことができる。
【0016】請求項5記載の装置によれば、ノズルで水
又は蒸気を吹きつけた後にまたは吹きつけながら胛被の
湾曲成形する部分を外側から押圧手段あるいは打撃手段
で押しつけあるいは押しつけながら擦りあるいは叩くこ
とにより、胛被および熱可塑性樹脂を靴型にさらによく
なじませることができ、よりしわがなく保形性のよい胛
被を作ることができる。
又は蒸気を吹きつけた後にまたは吹きつけながら胛被の
湾曲成形する部分を外側から押圧手段あるいは打撃手段
で押しつけあるいは押しつけながら擦りあるいは叩くこ
とにより、胛被および熱可塑性樹脂を靴型にさらによく
なじませることができ、よりしわがなく保形性のよい胛
被を作ることができる。
【0017】
【実施例】この発明の実施例を以下説明する。図1〜4
は、この発明の一実施例の工程(1)〜(9)を示した
ものである。ここでは、つま先部分の成形にこの発明を
適用している。各工程について説明する。
は、この発明の一実施例の工程(1)〜(9)を示した
ものである。ここでは、つま先部分の成形にこの発明を
適用している。各工程について説明する。
【0018】(1) 熱可塑性保形部材装着 中底を装着する前の状態で、皮革製の胛被10の表面の
つま先部分10bとかかと部分10cに、熱可塑性保形
部材12、14(ここでは、補強部材としての機能を併
せ持ったものとして構成している(12:つま先芯、1
4:かかと補強部材)。)を装着する。熱可塑性保形部
材12、14としては、例えば塩化ビニル、EVA、ス
チレン、ウレタン等の熱可塑性樹脂シート、ポリブタジ
エンやスチレンブタジエン共重合体等の熱可塑性ゴムシ
ート、あるいはこれらの樹脂を織布や不織布に含浸させ
たもの等を用いることができる。熱可塑性保形部材1
2、14は、加熱加圧による圧着、接着、縫着等によっ
て胛被10の所定位置に装着される。尚、熱可塑性保形
部材12、14は胛被10の表面に限らず、裏面や中間
層(表胛被と裏胛被の間)に装着することもできる。
つま先部分10bとかかと部分10cに、熱可塑性保形
部材12、14(ここでは、補強部材としての機能を併
せ持ったものとして構成している(12:つま先芯、1
4:かかと補強部材)。)を装着する。熱可塑性保形部
材12、14としては、例えば塩化ビニル、EVA、ス
チレン、ウレタン等の熱可塑性樹脂シート、ポリブタジ
エンやスチレンブタジエン共重合体等の熱可塑性ゴムシ
ート、あるいはこれらの樹脂を織布や不織布に含浸させ
たもの等を用いることができる。熱可塑性保形部材1
2、14は、加熱加圧による圧着、接着、縫着等によっ
て胛被10の所定位置に装着される。尚、熱可塑性保形
部材12、14は胛被10の表面に限らず、裏面や中間
層(表胛被と裏胛被の間)に装着することもできる。
【0019】(2) 中底袋縫い 貼合せ布、合成樹脂レザー、ファイバーボード、不織布
等で構成された中底16を用意し、胛被10と中底16
とを本縫い、かがり縫い、千鳥縫い、オーバーロック縫
い等によって袋縫いして胛被体20を完成する。湾曲成
形する前であるので縫製がしやすい。
等で構成された中底16を用意し、胛被10と中底16
とを本縫い、かがり縫い、千鳥縫い、オーバーロック縫
い等によって袋縫いして胛被体20を完成する。湾曲成
形する前であるので縫製がしやすい。
【0020】(3) 胛被成形用靴型に吊り込み 袋縫いした状態のままでは、袋縫いした部分にしわが入
ったり、つま先部分が扁平状に形崩れして、そのまま外
底を着けて完成すると、非常に外観の悪い靴ができあが
ってしまう。
ったり、つま先部分が扁平状に形崩れして、そのまま外
底を着けて完成すると、非常に外観の悪い靴ができあが
ってしまう。
【0021】そこで、ここでは、袋縫いされた胛被体2
0を胛被成形用靴型22に吊り込む。この靴型22は金
属製で、つま先部分靴型22aとかかと部分22bに分
割構成され、かかと部分靴型22bは、エアーシリンダ
ー23によって上下方向に移動して、つま先部分靴型2
2aに対し接近、離隔可能に配置されている。胛被体2
0を靴型22に吊り込んだ後、エアーシリンダー23を
伸長させて、かかと部分靴型22bを下方に移動させる
ことにより、胛被体20を上下方向に一定の力で引っ張
った状態に保ち、胛被体20を靴型22に密着させた状
態にする。また、つま先部分靴型22aとかかと部分靴
型22bの距離を調節できるので、様々なサイズの靴に
適合させることができる。
0を胛被成形用靴型22に吊り込む。この靴型22は金
属製で、つま先部分靴型22aとかかと部分22bに分
割構成され、かかと部分靴型22bは、エアーシリンダ
ー23によって上下方向に移動して、つま先部分靴型2
2aに対し接近、離隔可能に配置されている。胛被体2
0を靴型22に吊り込んだ後、エアーシリンダー23を
伸長させて、かかと部分靴型22bを下方に移動させる
ことにより、胛被体20を上下方向に一定の力で引っ張
った状態に保ち、胛被体20を靴型22に密着させた状
態にする。また、つま先部分靴型22aとかかと部分靴
型22bの距離を調節できるので、様々なサイズの靴に
適合させることができる。
【0022】つま先部分靴型22aのつま先部分および
かかと部分靴型22bのかかと部分には、ヒーター1
9、21がそれぞれ内蔵されている。胛被成形用靴型2
2の上方には、ノズル25が胛被体20のつま先部分に
向けて配置されている。
かかと部分靴型22bのかかと部分には、ヒーター1
9、21がそれぞれ内蔵されている。胛被成形用靴型2
2の上方には、ノズル25が胛被体20のつま先部分に
向けて配置されている。
【0023】胛被成形用靴型22の両側方(あるいは片
側)には、押圧装置27が靴型22のつま先部分の周囲
を移動可能に配されている。押圧手段27にはローラー
29がその周面を熱可塑性保形部材12に押圧当接させ
て回転自在に配設されている。なお、胛被成型用靴型2
2をロータリーテーブル式にいくつも並べて設置し、連
続して成形を行うこともできる。
側)には、押圧装置27が靴型22のつま先部分の周囲
を移動可能に配されている。押圧手段27にはローラー
29がその周面を熱可塑性保形部材12に押圧当接させ
て回転自在に配設されている。なお、胛被成型用靴型2
2をロータリーテーブル式にいくつも並べて設置し、連
続して成形を行うこともできる。
【0024】(4) 水滴噴霧および加熱 胛被体20の成形を行うときは、予めヒーター19、2
1に通電して、胛被成型用靴型22を所定の成形温度
(例えば80〜120℃。胛被体20の種類により任意
に設定可能である。)に加熱状態にしておき、エアーシ
リンダー23を縮めて、胛被体20を胛被成型用靴型2
2に吊り込む。そして、エアーシリンダー23を伸ばし
て胛被体20を上下方向に引っ張って、胛被成型用靴型
22に密着させる。この状態で、ノズル25から水31
を霧状に噴霧して、胛被体20のつま先部分に吹きつけ
る。これにより、胛被体20のつま先部分は、水分が接
触してふやけて軟化する。また、熱可塑性保形部材1
2、14も加熱されて軟化する。したがって、胛被体2
0は靴型22によくなじんだ状態になる。なお、水を噴
霧するのに代えて、水蒸気(湯気状のものを含む)を吹
きつけてもよい。
1に通電して、胛被成型用靴型22を所定の成形温度
(例えば80〜120℃。胛被体20の種類により任意
に設定可能である。)に加熱状態にしておき、エアーシ
リンダー23を縮めて、胛被体20を胛被成型用靴型2
2に吊り込む。そして、エアーシリンダー23を伸ばし
て胛被体20を上下方向に引っ張って、胛被成型用靴型
22に密着させる。この状態で、ノズル25から水31
を霧状に噴霧して、胛被体20のつま先部分に吹きつけ
る。これにより、胛被体20のつま先部分は、水分が接
触してふやけて軟化する。また、熱可塑性保形部材1
2、14も加熱されて軟化する。したがって、胛被体2
0は靴型22によくなじんだ状態になる。なお、水を噴
霧するのに代えて、水蒸気(湯気状のものを含む)を吹
きつけてもよい。
【0025】(5) ローラーがけ 水31を噴霧後ローラー29を胛被体20のつま先部分
の側面に強く押しつけながら擦る。これで、胛被体20
のつま先部分のしわはさらに伸ばされて平滑な湾曲形状
に成形され、靴型22の形状にさらによくなじむように
なる。なお、ローラー29に代えて、プラスチック製ハ
ンマー等の打撃手段を設けて、自動または手動で胛被体
20のつま先部分の側面を叩いてしわを伸ばすこともで
きる。なお、胛被体20に付着した水分は、ローラーが
けを行っている間に靴型22からの加熱によって蒸発す
る。以上のようにして胛被体20の成形が行われる。
の側面に強く押しつけながら擦る。これで、胛被体20
のつま先部分のしわはさらに伸ばされて平滑な湾曲形状
に成形され、靴型22の形状にさらによくなじむように
なる。なお、ローラー29に代えて、プラスチック製ハ
ンマー等の打撃手段を設けて、自動または手動で胛被体
20のつま先部分の側面を叩いてしわを伸ばすこともで
きる。なお、胛被体20に付着した水分は、ローラーが
けを行っている間に靴型22からの加熱によって蒸発す
る。以上のようにして胛被体20の成形が行われる。
【0026】(6) 外底成形用靴型に吊り込み 胛被体20の成形が終了したら、胛被体20を胛被体成
形用靴型22から脱型して、外底成形用靴型28に吊り
込む。
形用靴型22から脱型して、外底成形用靴型28に吊り
込む。
【0027】(7) 外底成形 外底成形用靴型28を成型機にセットし、セメンティン
グ方式、バルカナイズ方式、インジェクション方式等に
よって外底38を着けて、靴39ができ上がる。
グ方式、バルカナイズ方式、インジェクション方式等に
よって外底38を着けて、靴39ができ上がる。
【0028】(8) 冷却 その後、靴型28を成形機から外して、靴型固定プレー
ト30に乗せて、コンベア32に移し、一定時間冷却ド
ーム40内を通過させる。冷却ドーム40は、コンベア
32上に覆い被さるように設置され、長さは例えば3〜
5mでその内部壁面に冷風管42が設置されて、冷風管
42から靴39および靴型38に向けて冷風が吹き付け
られて、靴30の冷却が行われる。冷却ドーム40内の
温度は、例えば5〜10℃に保たれている。胛被10は
冷却ドーム40内を通過する間(滞溜時間は例えば3〜
5分)冷却されて、熱可塑性保形部材12、14は硬化
し、成形された状態で保形される。強制冷却するので、
自然に冷えるのを待つ場合に比べて待ち時間が短くてす
み、生産性が高くなる。なお、冷却ドーム40内での滞
溜時間は、胛被体の種類に応じて適宜選択できる。ま
た、冷却方法は上記の方法によらず、靴型28内に冷媒
を通して内部から冷却することもできる。
ト30に乗せて、コンベア32に移し、一定時間冷却ド
ーム40内を通過させる。冷却ドーム40は、コンベア
32上に覆い被さるように設置され、長さは例えば3〜
5mでその内部壁面に冷風管42が設置されて、冷風管
42から靴39および靴型38に向けて冷風が吹き付け
られて、靴30の冷却が行われる。冷却ドーム40内の
温度は、例えば5〜10℃に保たれている。胛被10は
冷却ドーム40内を通過する間(滞溜時間は例えば3〜
5分)冷却されて、熱可塑性保形部材12、14は硬化
し、成形された状態で保形される。強制冷却するので、
自然に冷えるのを待つ場合に比べて待ち時間が短くてす
み、生産性が高くなる。なお、冷却ドーム40内での滞
溜時間は、胛被体の種類に応じて適宜選択できる。ま
た、冷却方法は上記の方法によらず、靴型28内に冷媒
を通して内部から冷却することもできる。
【0029】(9) 脱型、完成 冷却工程が終了したら、靴39を靴型28から脱型する
ことにより全行程が終了する。
ことにより全行程が終了する。
【0030】以上のように、胛被10と中底16を袋縫
いにした後、加熱した胛被成形用靴型22に被せて水分
を噴霧し、ローラー29やハンマーで押したり、押しな
がら擦ったり、叩いたりするので、胛被10は靴型22
によくなじみ、しわが寄ったり、つま先部等が歪んだ状
態に吊り込まれるのが防止される。したがって、胛被体
20に対する外底38の装着を正確に行うことができ、
完成した靴を外底成形靴型28から脱型した場合でも、
つま先部分10bやかかと部10c(特に履き口42)
の保形成が良好で、外観的に非常によい靴ができあが
る。
いにした後、加熱した胛被成形用靴型22に被せて水分
を噴霧し、ローラー29やハンマーで押したり、押しな
がら擦ったり、叩いたりするので、胛被10は靴型22
によくなじみ、しわが寄ったり、つま先部等が歪んだ状
態に吊り込まれるのが防止される。したがって、胛被体
20に対する外底38の装着を正確に行うことができ、
完成した靴を外底成形靴型28から脱型した場合でも、
つま先部分10bやかかと部10c(特に履き口42)
の保形成が良好で、外観的に非常によい靴ができあが
る。
【0031】なお、上記実施例では、この発明をつま先
部分を湾曲成形するのに用いたが、かかと部分その他の
湾曲部分の成形にも用いることができる。また熱可塑性
樹脂はシート状に限らない。
部分を湾曲成形するのに用いたが、かかと部分その他の
湾曲部分の成形にも用いることができる。また熱可塑性
樹脂はシート状に限らない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の方
法によれば、胛被と中底とを袋縫いした後靴型に吊り込
んで、靴型で加熱した状態にして、胛被の湾曲成形する
部分に外側から水分を付着させるので、胛被が水分に触
れてふやけて軟化し、靴型によくなじんで、湾曲部分の
カーブがきつくても、しわが寄ることなく湾曲形状に成
形することができる。しかも、胛被が靴型によくなじん
だ状態で熱可塑性樹脂が加熱されて軟化するので、熱可
塑性樹脂自体も靴型によくなじみ、成形後冷えることに
より熱可塑性樹脂が硬化して所望の湾曲状態に保形する
ことができる。また、湾曲成形する前に胛被と中底を袋
縫いするので、縫製がしやすい。
法によれば、胛被と中底とを袋縫いした後靴型に吊り込
んで、靴型で加熱した状態にして、胛被の湾曲成形する
部分に外側から水分を付着させるので、胛被が水分に触
れてふやけて軟化し、靴型によくなじんで、湾曲部分の
カーブがきつくても、しわが寄ることなく湾曲形状に成
形することができる。しかも、胛被が靴型によくなじん
だ状態で熱可塑性樹脂が加熱されて軟化するので、熱可
塑性樹脂自体も靴型によくなじみ、成形後冷えることに
より熱可塑性樹脂が硬化して所望の湾曲状態に保形する
ことができる。また、湾曲成形する前に胛被と中底を袋
縫いするので、縫製がしやすい。
【0033】請求項2記載の方法によれば、水分を付着
させた後にまたは付着させながら胛被の湾曲成形する部
分を外側から押圧手段あるいは打撃手段で押しつけある
いは押しつけながら擦りあるいは叩くことにより、胛被
および熱可塑性樹脂を靴型にさらによくなじませること
ができ、よりしわがなく保形性のよい胛被を作ることが
できる。
させた後にまたは付着させながら胛被の湾曲成形する部
分を外側から押圧手段あるいは打撃手段で押しつけある
いは押しつけながら擦りあるいは叩くことにより、胛被
および熱可塑性樹脂を靴型にさらによくなじませること
ができ、よりしわがなく保形性のよい胛被を作ることが
できる。
【0034】請求項3記載の装置によれば、袋縫いした
胛被体を靴型に吊り込んで、ノズルから水または蒸気を
胛被に吹きつけるので、胛被が水分に触れてふやけて軟
化し、靴型によくなじんで、湾曲部分のカーブがきつく
ても、しわが寄ることなく湾曲形状に成形することがで
きる。しかも、胛被が靴型によくなじんだ状態で熱可塑
性樹脂が加熱されて軟化するので、熱可塑性樹脂自体も
靴型によくなじみ、成形後冷えることにより熱可塑性樹
脂が硬化して所望の湾曲状態に保形することができる。
胛被体を靴型に吊り込んで、ノズルから水または蒸気を
胛被に吹きつけるので、胛被が水分に触れてふやけて軟
化し、靴型によくなじんで、湾曲部分のカーブがきつく
ても、しわが寄ることなく湾曲形状に成形することがで
きる。しかも、胛被が靴型によくなじんだ状態で熱可塑
性樹脂が加熱されて軟化するので、熱可塑性樹脂自体も
靴型によくなじみ、成形後冷えることにより熱可塑性樹
脂が硬化して所望の湾曲状態に保形することができる。
【0035】請求項4記載の装置によれば、靴型をつま
先部分とかかと部分に分割し、駆動源によって互いに引
き離す方向に駆動することにより、胛被を靴型にさらに
よくなじませることができ、よりしわがなく保形性のよ
い胛被を作りことができる。
先部分とかかと部分に分割し、駆動源によって互いに引
き離す方向に駆動することにより、胛被を靴型にさらに
よくなじませることができ、よりしわがなく保形性のよ
い胛被を作りことができる。
【0036】請求項5記載の装置によれば、ノズルで水
又は蒸気を吹きつけた後にまたは吹きつけながら胛被の
湾曲成形する部分を外側から押圧手段あるいは打撃手段
で押しつけあるいは押しつけながら擦りあるいは叩くこ
とにより、胛被および熱可塑性樹脂を靴型にさらによく
なじませることができ、よりしわがなく保形性のよい胛
被を作ることができる。
又は蒸気を吹きつけた後にまたは吹きつけながら胛被の
湾曲成形する部分を外側から押圧手段あるいは打撃手段
で押しつけあるいは押しつけながら擦りあるいは叩くこ
とにより、胛被および熱可塑性樹脂を靴型にさらによく
なじませることができ、よりしわがなく保形性のよい胛
被を作ることができる。
【図1】 この発明の一実施例を示す工程図(途中ま
で)である。
で)である。
【図2】 図1の続きを示す工程図である。
【図3】 図2の続きを示す工程図である。
【図4】 図3の続きを示す工程図である。
10 胛被 12 熱可塑性保形部材(つま先芯、熱可塑性樹脂) 14 熱可塑性保形部材(かかと補強剤、熱可塑性樹
脂) 16 中底 22 胛被成形用靴型(靴型) 22a つま先部分靴型 22b ローラー(押圧手段) 23 エアーシリンダー(駆動源) 29 ローラー(押圧手段) 31 水
脂) 16 中底 22 胛被成形用靴型(靴型) 22a つま先部分靴型 22b ローラー(押圧手段) 23 エアーシリンダー(駆動源) 29 ローラー(押圧手段) 31 水
Claims (5)
- 【請求項1】湾曲成形する部分に熱可塑性樹脂を配置し
た皮革製の胛被と中底とを袋状に縫着して靴型に吊り込
み、当該靴型を加熱状態にして、前記胛被の湾曲成形す
る部分に外側から水分を付着させて当該部分を湾曲成形
することを特徴とする靴胛被の製造方法。 - 【請求項2】前記水分を付着させた後にまたは付着させ
ながら前記胛被の湾曲成形する部分を外側から押圧手段
あるいは打撃手段で押しつけあるいは押しつけながら擦
りあるいは叩くことを特徴とする請求項1記載の靴胛被
の製造方法。 - 【請求項3】ヒーターを具え、袋状に縫着した皮革製の
胛被と中底が吊り込まれる靴型と、この靴型の湾曲部分
に向けて水または蒸気を吹きつけるノズルとを具備して
なる靴胛被の製造装置。 - 【請求項4】前記靴型が、つま先部分とかかと部分に分
割され、これらつま先部分とかかと部分が互いに接近、
離隔する方向に移動可能に構成されてなり、これらつま
先部分とかかと部分を互いに接近、離隔する方向に駆動
する駆動源をさらに具備してなる請求項3記載の靴胛被
の製造装置。 - 【請求項5】前記胛被の湾曲成形する部分に押しつけあ
るいは押しつけながら擦りあるいは叩く押圧手段あるい
は打撃手段をさらに具備してある請求項3又は4記載の
靴胛被の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6194689A JPH0838215A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 靴胛被の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6194689A JPH0838215A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 靴胛被の製造方法および製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0838215A true JPH0838215A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16328650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6194689A Pending JPH0838215A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 靴胛被の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0838215A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1096000A (ja) * | 1996-09-20 | 1998-04-14 | Maron Kk | ソフトで保形性に優れた素材及びその製造方法並びにソフトで保形性に優れた製品 |
| JPH10217360A (ja) * | 1997-02-06 | 1998-08-18 | Achilles Corp | 射出成形靴の製造方法 |
| JP2004082606A (ja) * | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Shoken Ki | 靴の製造方法 |
| JP2004105492A (ja) * | 2002-09-19 | 2004-04-08 | Bonappu:Kk | 靴の製造方法及び靴用型 |
| US7872670B2 (en) | 2002-04-22 | 2011-01-18 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Camera performing photographing in accordance with photographing mode depending on object scene |
| KR20180011190A (ko) * | 2015-06-04 | 2018-01-31 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류 형성 장치 |
| CN108669709A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-10-19 | 衡东县鑫德成鞋业有限公司 | 一种用于鞋后跟成型用热定型装置 |
| KR102058207B1 (ko) * | 2019-09-24 | 2020-01-22 | 최상하 | 갑피평탄화장치 |
| JP2022108583A (ja) * | 2021-01-13 | 2022-07-26 | 株式会社大島商事 | 補正製靴型、補正製靴型の製造方法、靴の製造方法、靴の選択方法、既製靴販売システム、オーダー靴販売システム |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP6194689A patent/JPH0838215A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1096000A (ja) * | 1996-09-20 | 1998-04-14 | Maron Kk | ソフトで保形性に優れた素材及びその製造方法並びにソフトで保形性に優れた製品 |
| JPH10217360A (ja) * | 1997-02-06 | 1998-08-18 | Achilles Corp | 射出成形靴の製造方法 |
| US7872670B2 (en) | 2002-04-22 | 2011-01-18 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Camera performing photographing in accordance with photographing mode depending on object scene |
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| KR20180011190A (ko) * | 2015-06-04 | 2018-01-31 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류 형성 장치 |
| KR20190105673A (ko) * | 2015-06-04 | 2019-09-17 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류 형성 장치 |
| US10646001B2 (en) | 2015-06-04 | 2020-05-12 | Nike, Inc. | Footwear forming device |
| CN108669709A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-10-19 | 衡东县鑫德成鞋业有限公司 | 一种用于鞋后跟成型用热定型装置 |
| KR102058207B1 (ko) * | 2019-09-24 | 2020-01-22 | 최상하 | 갑피평탄화장치 |
| JP2022108583A (ja) * | 2021-01-13 | 2022-07-26 | 株式会社大島商事 | 補正製靴型、補正製靴型の製造方法、靴の製造方法、靴の選択方法、既製靴販売システム、オーダー靴販売システム |
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