JPH083824A - 紡機における停止方法及び停止制御装置 - Google Patents
紡機における停止方法及び停止制御装置Info
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- JPH083824A JPH083824A JP13222894A JP13222894A JPH083824A JP H083824 A JPH083824 A JP H083824A JP 13222894 A JP13222894 A JP 13222894A JP 13222894 A JP13222894 A JP 13222894A JP H083824 A JPH083824 A JP H083824A
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】玉揚げのための機台停止時において、所定範囲
の長さの傾斜巻を形成するためのリングレールの降下時
における糸切れ発生を減少させる。 【構成】フロントローラ1及びスピンドル4は主モータ
Mによりドライビングシャフト3等を介して回転駆動さ
れる。ラインシャフト7は機台の長手方向に沿って配設
され、サーボモータ12により正逆回転駆動される。リン
グレール8はスクリュー部10aがナット体11に螺合して
いるポーカピラー10に支持され、ラインシャフト7の正
逆回転に伴ってねじ歯車9及びナット体11を介してポー
カピラー10とともに昇降動される。スネルワイヤ15の下
方には張力センサS2が配設されている。制御装置13は
張力センサS2の信号に基づいて、糸Yの巻取り張力変
動量が所定の値以下となるようにリングレール8の降下
速度が変化するようにサーボモータ12を駆動制御する。
の長さの傾斜巻を形成するためのリングレールの降下時
における糸切れ発生を減少させる。 【構成】フロントローラ1及びスピンドル4は主モータ
Mによりドライビングシャフト3等を介して回転駆動さ
れる。ラインシャフト7は機台の長手方向に沿って配設
され、サーボモータ12により正逆回転駆動される。リン
グレール8はスクリュー部10aがナット体11に螺合して
いるポーカピラー10に支持され、ラインシャフト7の正
逆回転に伴ってねじ歯車9及びナット体11を介してポー
カピラー10とともに昇降動される。スネルワイヤ15の下
方には張力センサS2が配設されている。制御装置13は
張力センサS2の信号に基づいて、糸Yの巻取り張力変
動量が所定の値以下となるようにリングレール8の降下
速度が変化するようにサーボモータ12を駆動制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリング精紡機、リング撚
糸機等の紡機の停止方法及び停止制御装置に係り、詳し
くはリフティング駆動系がローラパート及びスピンドル
駆動系と別のモータで駆動される紡機の玉揚げのための
停止方法及び停止制御装置に関するものである。
糸機等の紡機の停止方法及び停止制御装置に係り、詳し
くはリフティング駆動系がローラパート及びスピンドル
駆動系と別のモータで駆動される紡機の玉揚げのための
停止方法及び停止制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リング精紡機は糸むら及び糸切れを防止
するために、ドラフト装置からの糸の送り出し量すなわ
ちフロントローラの回転速度と、スピンドルの回転速度
とが一定の関係を保持した状態で駆動される。又、管替
え後の再起動時における糸の空ボビンへの自動巻付けを
確実に行う目的で、玉揚げのための停止時にはリングレ
ールがボトムバンチ巻位置まで降下されてスピンドル基
部あるいはボビン下部にボトムバンチ巻が形成される。
するために、ドラフト装置からの糸の送り出し量すなわ
ちフロントローラの回転速度と、スピンドルの回転速度
とが一定の関係を保持した状態で駆動される。又、管替
え後の再起動時における糸の空ボビンへの自動巻付けを
確実に行う目的で、玉揚げのための停止時にはリングレ
ールがボトムバンチ巻位置まで降下されてスピンドル基
部あるいはボビン下部にボトムバンチ巻が形成される。
【0003】又、次工程でのワインダにおける口出しを
容易にするため、ボトムバンチ巻に加えてトップバンチ
巻を形成する場合がある。トップバンチ巻を形成する場
合は、機台停止時に先ずリングレールを上昇させてボビ
ンの最上部にトップバンチ巻を形成した後、ボトムバン
チ巻を形成する。いずれの場合も、リングレールが最上
昇位置からボトムバンチ巻位置まで速い速度で下降さ
れ、管糸の外周に傾斜巻が形成される。
容易にするため、ボトムバンチ巻に加えてトップバンチ
巻を形成する場合がある。トップバンチ巻を形成する場
合は、機台停止時に先ずリングレールを上昇させてボビ
ンの最上部にトップバンチ巻を形成した後、ボトムバン
チ巻を形成する。いずれの場合も、リングレールが最上
昇位置からボトムバンチ巻位置まで速い速度で下降さ
れ、管糸の外周に傾斜巻が形成される。
【0004】管替作業やワインダでの糸の口出し作業が
円滑に行われるためには、傾斜巻を形成する際その巻数
は1〜3巻が好ましい。一般にスピンドル及びドラフト
パートを駆動する主モータには定速度電動機が使用さ
れ、傾斜巻の形成は通常巻取運転状態から主モータへの
通電が停止された惰性回転中におけるリングレールの自
重による降下(自動降下)により行われる。リングレー
ルは主モータが惰性回転となると同時に降下が開始され
るため、紡出条件によっては傾斜巻の長さを所望の長さ
に調整するのが難しいという問題がある。特に、近年精
紡機の高速化により惰性回転となった直後のスピンドル
の回転速度が速いため、この問題がより顕著となる。
円滑に行われるためには、傾斜巻を形成する際その巻数
は1〜3巻が好ましい。一般にスピンドル及びドラフト
パートを駆動する主モータには定速度電動機が使用さ
れ、傾斜巻の形成は通常巻取運転状態から主モータへの
通電が停止された惰性回転中におけるリングレールの自
重による降下(自動降下)により行われる。リングレー
ルは主モータが惰性回転となると同時に降下が開始され
るため、紡出条件によっては傾斜巻の長さを所望の長さ
に調整するのが難しいという問題がある。特に、近年精
紡機の高速化により惰性回転となった直後のスピンドル
の回転速度が速いため、この問題がより顕著となる。
【0005】この問題点を解消するため、特開昭63−
145430号公報には、玉揚げのための停止時に主モ
ータの回転速度を通常の紡出速度より低い一定速度に保
持した後、リングレールを一定速度でボトムバンチ巻位
置まで降下させる傾斜巻形成方法が開示されている。こ
の公報にはリングレールを自動降下ではなく主モータと
別のモータにより駆動する構成も開示されている。
145430号公報には、玉揚げのための停止時に主モ
ータの回転速度を通常の紡出速度より低い一定速度に保
持した後、リングレールを一定速度でボトムバンチ巻位
置まで降下させる傾斜巻形成方法が開示されている。こ
の公報にはリングレールを自動降下ではなく主モータと
別のモータにより駆動する構成も開示されている。
【0006】一方、紡績工場においては多数設置された
精紡機の玉揚げを自動機で行う場合、自動機の稼働効率
を高めるため、一台の自動機が複数の精紡機を受持つと
ともに各精紡機の玉揚げを所定時間毎に行うようになっ
ている。そのため、巻取り運転の途中でトラベラ交換、
機台故障などにより機台の途中停止があると、所定の玉
揚げ時期に管糸が小玉の状態で玉揚げが行われる。管糸
が小玉の状態でリングレールが満管時と同様な玉揚げ停
止動作を行うと、糸切れが多発するという問題がある。
この糸切れ多発を防止するため、特開昭63−2567
23号公報にはリングレールをボトムバンチ巻位置まで
降下させる際、スピンドルの回転速度とトラベラの走行
速度との相対速度差が小さくなるようにリングレールを
降下させる方法が開示されている。
精紡機の玉揚げを自動機で行う場合、自動機の稼働効率
を高めるため、一台の自動機が複数の精紡機を受持つと
ともに各精紡機の玉揚げを所定時間毎に行うようになっ
ている。そのため、巻取り運転の途中でトラベラ交換、
機台故障などにより機台の途中停止があると、所定の玉
揚げ時期に管糸が小玉の状態で玉揚げが行われる。管糸
が小玉の状態でリングレールが満管時と同様な玉揚げ停
止動作を行うと、糸切れが多発するという問題がある。
この糸切れ多発を防止するため、特開昭63−2567
23号公報にはリングレールをボトムバンチ巻位置まで
降下させる際、スピンドルの回転速度とトラベラの走行
速度との相対速度差が小さくなるようにリングレールを
降下させる方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭63
−145430号公報に開示された方法では、紡出条件
によっては糸切れが発生する場合がある。この原因を調
べたところ、リングレールの降下時におけるバルーニン
グの変動等による糸張力の変動が大き過ぎるときに糸切
れが発生すると推定された。すなわち、傾斜巻を形成す
るときはリングレールが最上昇位置からボトムバンチ巻
位置まで短時間で降下するため、トラベラとスネルワイ
ヤとの距離が急激に変化してバルーニングの変動が大き
くなる。そして、その際の張力の急激な変化により糸切
れが発生し易くなると考えられる。又、特開昭63−2
56723号公報に開示された方法は、所謂途中玉揚げ
の際の糸切れ多発を解消するものであって、満管時の玉
揚げに際しては適用できない。
−145430号公報に開示された方法では、紡出条件
によっては糸切れが発生する場合がある。この原因を調
べたところ、リングレールの降下時におけるバルーニン
グの変動等による糸張力の変動が大き過ぎるときに糸切
れが発生すると推定された。すなわち、傾斜巻を形成す
るときはリングレールが最上昇位置からボトムバンチ巻
位置まで短時間で降下するため、トラベラとスネルワイ
ヤとの距離が急激に変化してバルーニングの変動が大き
くなる。そして、その際の張力の急激な変化により糸切
れが発生し易くなると考えられる。又、特開昭63−2
56723号公報に開示された方法は、所謂途中玉揚げ
の際の糸切れ多発を解消するものであって、満管時の玉
揚げに際しては適用できない。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は玉揚げのための機台停止時にお
いて、所定範囲の長さの傾斜巻を形成するためのリング
レールの降下時における糸切れ発生を減少させることが
できる紡機における停止方法及び停止制御装置を提供す
ることにある。
のであって、その目的は玉揚げのための機台停止時にお
いて、所定範囲の長さの傾斜巻を形成するためのリング
レールの降下時における糸切れ発生を減少させることが
できる紡機における停止方法及び停止制御装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、リフティング駆動系がス
ピンドル駆動系と別のモータで駆動される紡機の玉揚げ
のための機台停止に際して、傾斜巻を形成するためにリ
ングレールを最上昇位置からボトムバンチ巻位置へ降下
させるときに、糸の巻取り張力の変動を小さくするよう
にリフティング駆動系のモータを駆動制御してリングレ
ールの降下速度を変化させるようにした。
め請求項1に記載の発明では、リフティング駆動系がス
ピンドル駆動系と別のモータで駆動される紡機の玉揚げ
のための機台停止に際して、傾斜巻を形成するためにリ
ングレールを最上昇位置からボトムバンチ巻位置へ降下
させるときに、糸の巻取り張力の変動を小さくするよう
にリフティング駆動系のモータを駆動制御してリングレ
ールの降下速度を変化させるようにした。
【0010】又、請求項2に記載の発明では、リフティ
ング駆動系がスピンドル駆動系と別のモータで駆動され
る紡機において、リフティング駆動系を駆動する可変速
モータと、糸の巻取り張力の変動を検出する張力変動検
出手段と、前記張力変動検出手段の検出信号に基づいて
糸の巻取り張力変動量が所定の値以下となるようにリン
グレールの降下速度を変化させるように前記可変速モー
タを駆動制御する制御手段とを設けた。
ング駆動系がスピンドル駆動系と別のモータで駆動され
る紡機において、リフティング駆動系を駆動する可変速
モータと、糸の巻取り張力の変動を検出する張力変動検
出手段と、前記張力変動検出手段の検出信号に基づいて
糸の巻取り張力変動量が所定の値以下となるようにリン
グレールの降下速度を変化させるように前記可変速モー
タを駆動制御する制御手段とを設けた。
【0011】又、請求項3に記載の発明では、リフティ
ング駆動系がスピンドル駆動系と別のモータで駆動され
る紡機において、リフティング駆動系を駆動する可変速
モータと、スピンドルの回転速度を検出する検出手段
と、リングレールの位置を検出する位置検出手段と、ス
ピンドルの回転速度及びリングレールの位置とリングレ
ールの適正降下速度との関係を紡出条件に対応して示す
関係式又はデータベースを記憶した記憶手段と、前記検
出手段及び位置検出手段の検出信号と、記憶手段に記憶
された関係式又はデータベースとに基づいて前記可変速
モータを駆動制御する制御手段とを設けた。
ング駆動系がスピンドル駆動系と別のモータで駆動され
る紡機において、リフティング駆動系を駆動する可変速
モータと、スピンドルの回転速度を検出する検出手段
と、リングレールの位置を検出する位置検出手段と、ス
ピンドルの回転速度及びリングレールの位置とリングレ
ールの適正降下速度との関係を紡出条件に対応して示す
関係式又はデータベースを記憶した記憶手段と、前記検
出手段及び位置検出手段の検出信号と、記憶手段に記憶
された関係式又はデータベースとに基づいて前記可変速
モータを駆動制御する制御手段とを設けた。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明では、リフティング駆動
系がスピンドル駆動系と別のモータで駆動される。玉揚
げのための機台停止の際に、傾斜巻を形成するためにリ
ングレールが最上昇位置からボトムバンチ巻位置へ降下
される。このとき、糸の巻取り張力の変動を小さくする
ようにリフティング駆動系のモータが駆動制御され、リ
ングレールの降下速度が変化する。その結果、過大な張
力変動に起因する糸切れの発生が抑制される。
系がスピンドル駆動系と別のモータで駆動される。玉揚
げのための機台停止の際に、傾斜巻を形成するためにリ
ングレールが最上昇位置からボトムバンチ巻位置へ降下
される。このとき、糸の巻取り張力の変動を小さくする
ようにリフティング駆動系のモータが駆動制御され、リ
ングレールの降下速度が変化する。その結果、過大な張
力変動に起因する糸切れの発生が抑制される。
【0013】請求項2に記載の発明では、リフティング
駆動系がスピンドル駆動系と別のモータで駆動される。
玉揚げのための機台停止の際に、傾斜巻を形成するため
にリングレールが最上昇位置からボトムバンチ巻位置へ
降下される。このとき張力変動検出手段により糸の巻取
り張力の変動が検出される。そして、制御手段は張力変
動検出手段の検出信号に基づいて糸の張力変動量が所定
の値以下となるように可変速モータを駆動制御して、リ
ングレールの降下速度を変化させる。
駆動系がスピンドル駆動系と別のモータで駆動される。
玉揚げのための機台停止の際に、傾斜巻を形成するため
にリングレールが最上昇位置からボトムバンチ巻位置へ
降下される。このとき張力変動検出手段により糸の巻取
り張力の変動が検出される。そして、制御手段は張力変
動検出手段の検出信号に基づいて糸の張力変動量が所定
の値以下となるように可変速モータを駆動制御して、リ
ングレールの降下速度を変化させる。
【0014】請求項3に記載の発明では、検出手段によ
りスピンドルの回転速度が検出され、位置検出手段によ
りリングレールの位置が検出される。玉揚げのための機
台停止の際に、リングレールが最上昇位置からボトムバ
ンチ巻位置へ降下されて傾斜巻が形成される。このとき
制御手段は前記検出手段及び位置検出手段の検出信号
と、記憶手段に記憶された関係式又はデータベースとに
基づいて、リングレールが紡出条件に対応した適正速度
で降下するように可変速モータを駆動制御する。
りスピンドルの回転速度が検出され、位置検出手段によ
りリングレールの位置が検出される。玉揚げのための機
台停止の際に、リングレールが最上昇位置からボトムバ
ンチ巻位置へ降下されて傾斜巻が形成される。このとき
制御手段は前記検出手段及び位置検出手段の検出信号
と、記憶手段に記憶された関係式又はデータベースとに
基づいて、リングレールが紡出条件に対応した適正速度
で降下するように可変速モータを駆動制御する。
【0015】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した一実施例を図
1〜図3に従って説明する。
1〜図3に従って説明する。
【0016】図1に示すように、ドラフト装置を構成す
るフロントローラ1の回転軸1aの端部に歯車2が嵌着
されている。回転軸1aは歯車2と、スピンドル駆動用
モータとしての主モータMにより回転駆動されるドライ
ビングシャフト3との間に配設された歯車列(図示せ
ず)を介して回転駆動されるようになっている。スピン
ドル4はドライビングシャフト3に固定されたチンプー
リ5との間に巻き掛けられたスピンドルテープ(図示せ
ず)を介して回転駆動されるようになっている。フロン
トローラ1及びスピンドル4は、フロントローラ1から
のフリースの送り出し量(紡出量)と、スピンドル4の
糸巻取り量とが常に同量となるように回転される。両者
の回転数比は紡出条件(撚数)に対応して設定されてい
る。主モータMにはインバータ6を介して駆動される可
変速モータが使用され、主モータMは電磁ブレーキMB
を備えている。歯車2の近傍にはフロントローラ1の回
転に対応してパルス信号を出力するセンサS1が配設さ
れている。
るフロントローラ1の回転軸1aの端部に歯車2が嵌着
されている。回転軸1aは歯車2と、スピンドル駆動用
モータとしての主モータMにより回転駆動されるドライ
ビングシャフト3との間に配設された歯車列(図示せ
ず)を介して回転駆動されるようになっている。スピン
ドル4はドライビングシャフト3に固定されたチンプー
リ5との間に巻き掛けられたスピンドルテープ(図示せ
ず)を介して回転駆動されるようになっている。フロン
トローラ1及びスピンドル4は、フロントローラ1から
のフリースの送り出し量(紡出量)と、スピンドル4の
糸巻取り量とが常に同量となるように回転される。両者
の回転数比は紡出条件(撚数)に対応して設定されてい
る。主モータMにはインバータ6を介して駆動される可
変速モータが使用され、主モータMは電磁ブレーキMB
を備えている。歯車2の近傍にはフロントローラ1の回
転に対応してパルス信号を出力するセンサS1が配設さ
れている。
【0017】リフティング駆動系はラインシャフト7を
介してリングレール8や図示しないラペットアングルを
昇降動させるようになっている。ラインシャフト7は精
紡機機台の長手方向に沿って配設され、所定間隔でねじ
歯車9(図1では1個のみ図示)が一体回転可能に嵌着
されている。リングレール8は複数のポーカピラー10
(図1では1本のみ図示)により支持されている。ポー
カピラー10は上下方向に移動可能に機台フレーム(図
示せず)に支承されるとともに、その下部にスクリュー
部10aが形成されている。スクリュー部10aは機台
フレームの所定高さ位置に回転可能に支持されたナット
体11に螺合している。ナット体11の外周にはねじ歯
車9と噛合するねじ歯車(図示せず)が一体に形成され
ている。
介してリングレール8や図示しないラペットアングルを
昇降動させるようになっている。ラインシャフト7は精
紡機機台の長手方向に沿って配設され、所定間隔でねじ
歯車9(図1では1個のみ図示)が一体回転可能に嵌着
されている。リングレール8は複数のポーカピラー10
(図1では1本のみ図示)により支持されている。ポー
カピラー10は上下方向に移動可能に機台フレーム(図
示せず)に支承されるとともに、その下部にスクリュー
部10aが形成されている。スクリュー部10aは機台
フレームの所定高さ位置に回転可能に支持されたナット
体11に螺合している。ナット体11の外周にはねじ歯
車9と噛合するねじ歯車(図示せず)が一体に形成され
ている。
【0018】ラインシャフト7はサーボモータ12の駆
動軸に歯車列(図示せず)を介して連結されている。サ
ーボモータ12は制御手段としての制御装置13により
サーボドライバ14を介して駆動制御される。サーボモ
ータ12にはロータリエンコーダ12aが内蔵されてい
る。ロータリエンコーダ12aはリングレール8の位置
検出手段を構成する。ラインシャフト7はサーボモータ
12により駆動され、回転速度及び回転方向が自由に変
更可能となっている。ラインシャフト7、ポーカピラー
10、ナット体11、サーボモータ12及び制御装置1
3によりリフティング駆動系が構成されている。
動軸に歯車列(図示せず)を介して連結されている。サ
ーボモータ12は制御手段としての制御装置13により
サーボドライバ14を介して駆動制御される。サーボモ
ータ12にはロータリエンコーダ12aが内蔵されてい
る。ロータリエンコーダ12aはリングレール8の位置
検出手段を構成する。ラインシャフト7はサーボモータ
12により駆動され、回転速度及び回転方向が自由に変
更可能となっている。ラインシャフト7、ポーカピラー
10、ナット体11、サーボモータ12及び制御装置1
3によりリフティング駆動系が構成されている。
【0019】ラペットアングルに支持されたスネルワイ
ヤ15の下方には、リング8a上を摺動するトラベラ1
6を経てスネルワイヤ15に至る糸Yの巻取り張力の変
動を検出する張力変動検出手段としての張力センサS2
が配設されている。張力センサS2は全錘に設けられる
のではなく特定の錘にのみ設けられ、張力センサS2が
設けられる錘は1錘だけでもよい。
ヤ15の下方には、リング8a上を摺動するトラベラ1
6を経てスネルワイヤ15に至る糸Yの巻取り張力の変
動を検出する張力変動検出手段としての張力センサS2
が配設されている。張力センサS2は全錘に設けられる
のではなく特定の錘にのみ設けられ、張力センサS2が
設けられる錘は1錘だけでもよい。
【0020】図2に示すように、制御装置13は、演算
手段及び制御手段としての中央処理装置(以下、CPU
という)17を備えている。制御装置13は記憶手段と
してのプログラムメモリ18、作業用メモリ19、入力
装置20、入出力インタフェース21、主モータ駆動回
路22、サーボモータ駆動回路23及び電磁ブレーキ励
消磁回路24を備えている。CPU17はプログラムメ
モリ18に記憶された所定のプログラムデータに基づい
て動作する。プログラムメモリ18は読出し専用メモリ
(ROM)よりなり、前記プログラムデータと、その実
行に必要な各種データとが記憶されている。作業用メモ
リ19は読出し及び書替え可能なメモリ(RAM)より
なり、入力装置20により入力されたデータやCPU1
7における演算処理結果等を一時記憶する。紡出条件デ
ータ、停止動作条件データ及び傾斜巻形成時における巻
取り張力の変動量の上限値等のデータが入力装置20に
より入力される。
手段及び制御手段としての中央処理装置(以下、CPU
という)17を備えている。制御装置13は記憶手段と
してのプログラムメモリ18、作業用メモリ19、入力
装置20、入出力インタフェース21、主モータ駆動回
路22、サーボモータ駆動回路23及び電磁ブレーキ励
消磁回路24を備えている。CPU17はプログラムメ
モリ18に記憶された所定のプログラムデータに基づい
て動作する。プログラムメモリ18は読出し専用メモリ
(ROM)よりなり、前記プログラムデータと、その実
行に必要な各種データとが記憶されている。作業用メモ
リ19は読出し及び書替え可能なメモリ(RAM)より
なり、入力装置20により入力されたデータやCPU1
7における演算処理結果等を一時記憶する。紡出条件デ
ータ、停止動作条件データ及び傾斜巻形成時における巻
取り張力の変動量の上限値等のデータが入力装置20に
より入力される。
【0021】CPU17は入出力インタフェース21を
介してセンサS1及び張力センサS2に接続されてい
る。CPU17はセンサS1からの出力信号に基づいて
紡出量を積算する。CPU17は入出力インタフェース
21を介してロータリエンコーダ12aと接続され、ロ
ータリエンコーダ12aからの出力信号に基づいてリン
グレール8の移動量及び位置を演算する。CPU17は
電磁ブレーキ励消磁回路24を介して電磁ブレーキMB
を励消磁制御する。
介してセンサS1及び張力センサS2に接続されてい
る。CPU17はセンサS1からの出力信号に基づいて
紡出量を積算する。CPU17は入出力インタフェース
21を介してロータリエンコーダ12aと接続され、ロ
ータリエンコーダ12aからの出力信号に基づいてリン
グレール8の移動量及び位置を演算する。CPU17は
電磁ブレーキ励消磁回路24を介して電磁ブレーキMB
を励消磁制御する。
【0022】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台の運転に先立ってまず繊維種、紡出糸番
手、撚数、通常紡出運転時のスピンドル回転数、紡出
長、リフト長、チェイス長等の紡出条件と、停止動作条
件と、傾斜巻形成時における巻取り張力の変動量の上限
値等のデータが入力装置20により入力される。前記上
限値は予め試験的に求められ、その値を若干超えても糸
切れが発生しない値に設定されている。又、上限値は主
として繊維種及び紡出糸番手の違いにより変化する。繊
維種は綿、化繊、混紡の違いの他、同じ綿であってもカ
ード処理綿、コーマ処理綿等の違いも意味する。
説明する。機台の運転に先立ってまず繊維種、紡出糸番
手、撚数、通常紡出運転時のスピンドル回転数、紡出
長、リフト長、チェイス長等の紡出条件と、停止動作条
件と、傾斜巻形成時における巻取り張力の変動量の上限
値等のデータが入力装置20により入力される。前記上
限値は予め試験的に求められ、その値を若干超えても糸
切れが発生しない値に設定されている。又、上限値は主
として繊維種及び紡出糸番手の違いにより変化する。繊
維種は綿、化繊、混紡の違いの他、同じ綿であってもカ
ード処理綿、コーマ処理綿等の違いも意味する。
【0023】通常運転時、制御装置13は入力装置20
により入力されて作業用メモリ19に記憶された紡出条
件に従って、サーボモータ12を主モータMと同期して
駆動制御する。サーボモータ12が駆動されると歯車列
を介してラインシャフト7が回転され、ねじ歯車9を介
してナット体11が回転される。そして、ナット体11
に螺合されたポーカピラー10が上昇あるいは下降移動
され、リングレール8等が昇降動される。サーボモータ
12の正転時にリングレール8等が上昇移動され、逆転
時に下降移動される。又、フロントローラ1から送出さ
れた糸Yはスネルワイヤ15、張力センサS2及びトラ
ベラ16を経てボビンBに巻き取られる。
により入力されて作業用メモリ19に記憶された紡出条
件に従って、サーボモータ12を主モータMと同期して
駆動制御する。サーボモータ12が駆動されると歯車列
を介してラインシャフト7が回転され、ねじ歯車9を介
してナット体11が回転される。そして、ナット体11
に螺合されたポーカピラー10が上昇あるいは下降移動
され、リングレール8等が昇降動される。サーボモータ
12の正転時にリングレール8等が上昇移動され、逆転
時に下降移動される。又、フロントローラ1から送出さ
れた糸Yはスネルワイヤ15、張力センサS2及びトラ
ベラ16を経てボビンBに巻き取られる。
【0024】紡出、巻取り運転が継続されて積算紡出量
が所定値に達すると、CPU17は図3のフローチャー
トに従って玉揚げ停止動作を実行する。CPU17は先
ずステップS11でインバータ6を介して主モータMを
所定の低速度まで減速させる。次にCPU17はステッ
プS12でリングレールをトップバンチ巻位置まで急上
昇させるようにサーボモータ12を正転駆動させた後、
所定時間サーボモータ12の駆動を停止する。この結
果、トップバンチ巻が形成される。
が所定値に達すると、CPU17は図3のフローチャー
トに従って玉揚げ停止動作を実行する。CPU17は先
ずステップS11でインバータ6を介して主モータMを
所定の低速度まで減速させる。次にCPU17はステッ
プS12でリングレールをトップバンチ巻位置まで急上
昇させるようにサーボモータ12を正転駆動させた後、
所定時間サーボモータ12の駆動を停止する。この結
果、トップバンチ巻が形成される。
【0025】次にCPU17はステップS13で通常運
転時のリングレール8の昇降速度より速い速度でトップ
バンチ巻位置からリングレール8の降下を開始させる。
すなわちサーボモータ12を逆転駆動させる。このとき
降下速度はリングレール8がボトムバンチ巻位置に到達
する間にボビンBに巻き取られる傾斜巻の数が2となる
ように調整される。なお、リングレール8の降下が開始
される前に主モータMは所定の低速回転となっている。
傾斜巻数はリングレール8がトップバンチ巻位置からボ
トムバンチ巻位置まで降下する間におけるスピンドル回
転速度、フロントローラ1からのフリースの送り出し量
(紡出量)及びリングレール8の降下速度により決ま
る。CPU17はセンサS1の出力信号からスピンドル
4の回転速度を演算し、リングレール8の降下速度が所
定の傾斜巻数を達成する範囲となるようにサーボモータ
12を駆動制御する。
転時のリングレール8の昇降速度より速い速度でトップ
バンチ巻位置からリングレール8の降下を開始させる。
すなわちサーボモータ12を逆転駆動させる。このとき
降下速度はリングレール8がボトムバンチ巻位置に到達
する間にボビンBに巻き取られる傾斜巻の数が2となる
ように調整される。なお、リングレール8の降下が開始
される前に主モータMは所定の低速回転となっている。
傾斜巻数はリングレール8がトップバンチ巻位置からボ
トムバンチ巻位置まで降下する間におけるスピンドル回
転速度、フロントローラ1からのフリースの送り出し量
(紡出量)及びリングレール8の降下速度により決ま
る。CPU17はセンサS1の出力信号からスピンドル
4の回転速度を演算し、リングレール8の降下速度が所
定の傾斜巻数を達成する範囲となるようにサーボモータ
12を駆動制御する。
【0026】CPU17はステップS14で張力センサ
S2の出力信号から巻取り張力の変動量を演算するとと
もに(張力変動量演算工程)、その値と予め設定された
上限値とを比較する(ステップS15)。そして、変動
量が上限値を超える場合は、ステップS16でリングレ
ール8の降下速度を所定の割合だけ遅くするようにサー
ボモータ12を駆動制御する(降下速度調整工程)。次
にステップS17でリングレール8がボトムバンチ巻位
置に達したか否かを判断し、達していればサーボモータ
12の駆動を停止する。達していなければステップS1
4に戻る。この結果、リングレール8がトップバンチ巻
位置からボトムバンチ巻位置まで降下する間に、玉揚げ
及びワインダでの巻き返しに支障を生じない所定範囲の
長さの傾斜巻が形成される。そして、糸Yの巻取り張力
変動量が糸切れ発生を招かない範囲に調整され、傾斜巻
形成時における糸切れが回避される。
S2の出力信号から巻取り張力の変動量を演算するとと
もに(張力変動量演算工程)、その値と予め設定された
上限値とを比較する(ステップS15)。そして、変動
量が上限値を超える場合は、ステップS16でリングレ
ール8の降下速度を所定の割合だけ遅くするようにサー
ボモータ12を駆動制御する(降下速度調整工程)。次
にステップS17でリングレール8がボトムバンチ巻位
置に達したか否かを判断し、達していればサーボモータ
12の駆動を停止する。達していなければステップS1
4に戻る。この結果、リングレール8がトップバンチ巻
位置からボトムバンチ巻位置まで降下する間に、玉揚げ
及びワインダでの巻き返しに支障を生じない所定範囲の
長さの傾斜巻が形成される。そして、糸Yの巻取り張力
変動量が糸切れ発生を招かない範囲に調整され、傾斜巻
形成時における糸切れが回避される。
【0027】CPU17はリングレール8がボトムバン
チ巻位置に達した後、サーボモータ12及び主モータM
への通電を停止させるとともに、所定時間後に電磁ブレ
ーキMBを励磁させる(ステップS18)。その結果、
ボトムバンチ巻位置にボトムバンチ巻が所定数形成され
るとともに、主モータMが完全に停止されて停止動作が
完了する。なお、自動管替機に緊嵌合解除装置が装備さ
れている場合は、ボトムバンチ巻が形成された後、緊嵌
合解除装置がボビン下端とスピンドル4との間に進入す
るのに支障とならない位置(一次上昇位置)までリング
レール8が上昇された後、主モータMが完全に停止され
る。
チ巻位置に達した後、サーボモータ12及び主モータM
への通電を停止させるとともに、所定時間後に電磁ブレ
ーキMBを励磁させる(ステップS18)。その結果、
ボトムバンチ巻位置にボトムバンチ巻が所定数形成され
るとともに、主モータMが完全に停止されて停止動作が
完了する。なお、自動管替機に緊嵌合解除装置が装備さ
れている場合は、ボトムバンチ巻が形成された後、緊嵌
合解除装置がボビン下端とスピンドル4との間に進入す
るのに支障とならない位置(一次上昇位置)までリング
レール8が上昇された後、主モータMが完全に停止され
る。
【0028】複数台の精紡機の玉揚げを1台の玉揚機
(管替機)で行う場合、予め設定された玉揚げ時間にな
ると、管糸が満管となる前に玉揚げを行う場合がある。
その場合は、CPU17は所定の玉揚げ時間になると、
前記満管停止時とほぼ同様にサーボモータ12及び主モ
ータMを駆動制御して停止動作を行う。
(管替機)で行う場合、予め設定された玉揚げ時間にな
ると、管糸が満管となる前に玉揚げを行う場合がある。
その場合は、CPU17は所定の玉揚げ時間になると、
前記満管停止時とほぼ同様にサーボモータ12及び主モ
ータMを駆動制御して停止動作を行う。
【0029】又、この実施例では、リングレールが最上
昇位置からボトムバンチ巻位置へ降下される際、スピン
ドルの回転速度が通常運転時の回転速度より低速の所定
速度に保持される。従って、巻取り張力の変動量の調整
がリングレール8の降下速度の変更だけで行われ、制御
が簡単となる。
昇位置からボトムバンチ巻位置へ降下される際、スピン
ドルの回転速度が通常運転時の回転速度より低速の所定
速度に保持される。従って、巻取り張力の変動量の調整
がリングレール8の降下速度の変更だけで行われ、制御
が簡単となる。
【0030】(実施例2)次に第2実施例を説明する。
この実施例では張力センサS2が設けられていない点
と、停止動作を行う際の制御プログラムが前記実施例と
異なっており、その他の構成は基本的に同じである。セ
ンサS1はスピンドル4の回転速度を検出する検出手段
としての役割をも果たし、CPU17はセンサS1の出
力信号に基づいてスピンドル4の回転速度を演算する。
プログラムメモリ18には傾斜巻形成時におけるスピン
ドル回転速度及びリングレールの位置と、リングレール
の適正降下速度との関係を示す関係式又はデータベース
が記憶されている。データベースの作成は繊維種及び紡
出番手等の紡出条件を種々変更して、スピンドル4の回
転速度及びリングレール8の降下速度を変えて、糸切れ
の発生状況を調べることにより、実験的に求められる。
この実施例では張力センサS2が設けられていない点
と、停止動作を行う際の制御プログラムが前記実施例と
異なっており、その他の構成は基本的に同じである。セ
ンサS1はスピンドル4の回転速度を検出する検出手段
としての役割をも果たし、CPU17はセンサS1の出
力信号に基づいてスピンドル4の回転速度を演算する。
プログラムメモリ18には傾斜巻形成時におけるスピン
ドル回転速度及びリングレールの位置と、リングレール
の適正降下速度との関係を示す関係式又はデータベース
が記憶されている。データベースの作成は繊維種及び紡
出番手等の紡出条件を種々変更して、スピンドル4の回
転速度及びリングレール8の降下速度を変えて、糸切れ
の発生状況を調べることにより、実験的に求められる。
【0031】そして、CPU17は停止動作を行う際、
センサS1及びロータリエンコーダ12aの検出信号
と、プログラムメモリ18に記憶された関係式又はデー
タベースとに基づいてサーボモータ12を駆動制御す
る。すなわち、CPU17は関係式又はデータベースか
ら、紡出条件に対応して、リングレール8の各位置にお
ける適正なスピンドル回転速度及びリングレール降下速
度を求める。そして、CPU17はロータリエンコーダ
12aの出力信号からリングレール8の位置を演算し、
その位置に対応する適正なスピンドル回転速度となるよ
うに主モータMを駆動制御し、適正な降下速度となるよ
うにサーボモータ12を駆動制御する。従って、この実
施例においても大きな張力変動なしに、所定範囲の長さ
の傾斜巻が形成される。
センサS1及びロータリエンコーダ12aの検出信号
と、プログラムメモリ18に記憶された関係式又はデー
タベースとに基づいてサーボモータ12を駆動制御す
る。すなわち、CPU17は関係式又はデータベースか
ら、紡出条件に対応して、リングレール8の各位置にお
ける適正なスピンドル回転速度及びリングレール降下速
度を求める。そして、CPU17はロータリエンコーダ
12aの出力信号からリングレール8の位置を演算し、
その位置に対応する適正なスピンドル回転速度となるよ
うに主モータMを駆動制御し、適正な降下速度となるよ
うにサーボモータ12を駆動制御する。従って、この実
施例においても大きな張力変動なしに、所定範囲の長さ
の傾斜巻が形成される。
【0032】傾斜巻を形成する際、リングレール8の降
下を開始する前に、スピンドル4の回転速度を通常運転
時より低速の一定速度に減速し、その状態でリングレー
ル8の降下を行うと、主モータM及びサーボモータ12
の駆動制御が容易となる。しかし、主モータMを減速し
ながらリングレール8を降下させてもよい。
下を開始する前に、スピンドル4の回転速度を通常運転
時より低速の一定速度に減速し、その状態でリングレー
ル8の降下を行うと、主モータM及びサーボモータ12
の駆動制御が容易となる。しかし、主モータMを減速し
ながらリングレール8を降下させてもよい。
【0033】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)第1実施例において、リングレール8のトップバ
ンチ巻位置からの降下時に、主モータMを所定の減速勾
配で減速するように駆動制御してもよい。又、主モータ
Mとして定速度電動機を使用し、停止動作時にリングレ
ール8をトップバンチ巻位置から降下させる際、主モー
タMへの通電を停止して主モータMの惰性回転中にリン
グレール8の降下を行ってもよい。
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)第1実施例において、リングレール8のトップバ
ンチ巻位置からの降下時に、主モータMを所定の減速勾
配で減速するように駆動制御してもよい。又、主モータ
Mとして定速度電動機を使用し、停止動作時にリングレ
ール8をトップバンチ巻位置から降下させる際、主モー
タMへの通電を停止して主モータMの惰性回転中にリン
グレール8の降下を行ってもよい。
【0034】(2)リフティング駆動系のモータとし
て、サーボモータ12に代えてインバータを介して変速
制御される可変速モータを使用するとともに、その出力
軸とラインシャフト7との間に一対の電磁クラッチの励
消磁によりラインシャフト7の回転方向を変更する機構
を設けてもよい。
て、サーボモータ12に代えてインバータを介して変速
制御される可変速モータを使用するとともに、その出力
軸とラインシャフト7との間に一対の電磁クラッチの励
消磁によりラインシャフト7の回転方向を変更する機構
を設けてもよい。
【0035】(3)第1実施例において、巻取り張力変
動量の上限値のデータを求める場合、各繊維種及び紡出
糸番手毎に実際に機台の運転を行う代わりに、紡出糸に
張力をかけて糸切れの発生する張力変動量を求め、その
値に基づいて上限値を設定してもよい。この場合、異な
る紡出条件毎に実際に機台の運転を行ってデータベース
を作成する方法に比較して、データベースの作成が容易
となる。
動量の上限値のデータを求める場合、各繊維種及び紡出
糸番手毎に実際に機台の運転を行う代わりに、紡出糸に
張力をかけて糸切れの発生する張力変動量を求め、その
値に基づいて上限値を設定してもよい。この場合、異な
る紡出条件毎に実際に機台の運転を行ってデータベース
を作成する方法に比較して、データベースの作成が容易
となる。
【0036】(4)第2実施例のようにプログラムメモ
リ18に記憶されたデータベースに基づいて、停止動作
時におけるリングレール8の降下速度を制御する構成の
装置において、紡出条件として繊維種、紡出番手の他に
撚数、管糸径を加えてデータベースを作成してもよい。
この場合、撚数及び管糸径も考慮された適正なリングレ
ール8の降下速度が設定されているため、紡出条件に対
応してより適切な速度でリングレール8が下降され、所
望の長さの傾斜巻が形成される。
リ18に記憶されたデータベースに基づいて、停止動作
時におけるリングレール8の降下速度を制御する構成の
装置において、紡出条件として繊維種、紡出番手の他に
撚数、管糸径を加えてデータベースを作成してもよい。
この場合、撚数及び管糸径も考慮された適正なリングレ
ール8の降下速度が設定されているため、紡出条件に対
応してより適切な速度でリングレール8が下降され、所
望の長さの傾斜巻が形成される。
【0037】(5)データベース又は関係式を記憶させ
る記憶手段として、プログラムメモリ18に代えてバッ
クアップ用の電源を備えた不揮発性のRAMを使用して
もよい。この場合は、データベースの修正や追加が容易
となる。
る記憶手段として、プログラムメモリ18に代えてバッ
クアップ用の電源を備えた不揮発性のRAMを使用して
もよい。この場合は、データベースの修正や追加が容易
となる。
【0038】(6)リングレール8を昇降する駆動手段
として、実公平3−29334号公報に開示された装置
のように、リングレール8を支持するポーカピラー10
の下部にラックを形成し、ラインシャフト7にねじ歯車
9に代えてピニオンを取付けてもよい。
として、実公平3−29334号公報に開示された装置
のように、リングレール8を支持するポーカピラー10
の下部にラックを形成し、ラインシャフト7にねじ歯車
9に代えてピニオンを取付けてもよい。
【0039】(7)ハートカムによる揺動を基礎として
リングレール等の昇降運動を行うリフティング装置を備
えた紡機に具体化してもよい。この場合、実公平6−4
62号公報に開示された装置のように、満管停止時にリ
ングレールは揺動モータによりドラフト駆動系側と独立
して昇降動される。従って、この構成の場合はハートカ
ムを利用してリングレール等を昇降運動させる既設の紡
機機台にも適用できる。
リングレール等の昇降運動を行うリフティング装置を備
えた紡機に具体化してもよい。この場合、実公平6−4
62号公報に開示された装置のように、満管停止時にリ
ングレールは揺動モータによりドラフト駆動系側と独立
して昇降動される。従って、この構成の場合はハートカ
ムを利用してリングレール等を昇降運動させる既設の紡
機機台にも適用できる。
【0040】(8)リングレール8の位置検出手段とし
てロータリエンコーダ以外のものを使用してもよい。例
えば、リングレールの昇降範囲の近傍に多数の永久磁石
がそのN極とS極とが交互に配列されたいわゆるマグネ
ットスケールを配設するとともに、その検出部をリング
レールに一体移動可能に固定した構成の装置を採用して
もよい。又、リニアポテンショメータを移動量検出手段
として使用してもよい。又、ロータリエンコーダの取付
け位置は、ラインシャフトの回転と同期して回転される
部品であれば、適宜の位置に取付けてよい。
てロータリエンコーダ以外のものを使用してもよい。例
えば、リングレールの昇降範囲の近傍に多数の永久磁石
がそのN極とS極とが交互に配列されたいわゆるマグネ
ットスケールを配設するとともに、その検出部をリング
レールに一体移動可能に固定した構成の装置を採用して
もよい。又、リニアポテンショメータを移動量検出手段
として使用してもよい。又、ロータリエンコーダの取付
け位置は、ラインシャフトの回転と同期して回転される
部品であれば、適宜の位置に取付けてよい。
【0041】(9)満管に伴う停止時及び途中玉揚げ停
止時にトップバンチを形成せずに、ボトムバンチのみを
形成する停止方法に適用してもよい。 (10)スピンドル4をチンプーリ5に巻き掛けられる
スピンドルテープで駆動する構成に代えて、タンゼンシ
ャルベルトにより駆動する構成としてもよい。又、リン
グ撚糸機に適用してもよい。
止時にトップバンチを形成せずに、ボトムバンチのみを
形成する停止方法に適用してもよい。 (10)スピンドル4をチンプーリ5に巻き掛けられる
スピンドルテープで駆動する構成に代えて、タンゼンシ
ャルベルトにより駆動する構成としてもよい。又、リン
グ撚糸機に適用してもよい。
【0042】前記実施例及び変更例から把握できる請求
項記載以外の発明について、以下にその効果とともに記
載する。 (1)請求項1に記載の停止方法において、リングレー
ルを最上昇位置からボトムバンチ巻位置へ降下させる
際、スピンドルの回転速度を通常運転時の回転速度より
低速の所定速度に保持する。この場合、リングレールの
降下速度の変更だけで糸の巻取り張力の変動量の調整を
行うことができ、制御が簡単となる。
項記載以外の発明について、以下にその効果とともに記
載する。 (1)請求項1に記載の停止方法において、リングレー
ルを最上昇位置からボトムバンチ巻位置へ降下させる
際、スピンドルの回転速度を通常運転時の回転速度より
低速の所定速度に保持する。この場合、リングレールの
降下速度の変更だけで糸の巻取り張力の変動量の調整を
行うことができ、制御が簡単となる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、リフティング駆動系がスピンド
ル駆動系と別のモータで駆動される紡機において、玉揚
げのための機台停止時に、所定範囲の長さの傾斜巻を形
成するためのリングレールの降下時に糸切れ発生を減少
させることができる。
に記載の発明によれば、リフティング駆動系がスピンド
ル駆動系と別のモータで駆動される紡機において、玉揚
げのための機台停止時に、所定範囲の長さの傾斜巻を形
成するためのリングレールの降下時に糸切れ発生を減少
させることができる。
【0044】又、請求項2に記載の発明では、巻き取り
張力の変動量を検出してそれに対応してリングレールの
降下速度を調整するため、途中玉揚げや管糸径を変更す
る場合でも、簡単に対応できる。
張力の変動量を検出してそれに対応してリングレールの
降下速度を調整するため、途中玉揚げや管糸径を変更す
る場合でも、簡単に対応できる。
【図1】本発明を具体化した第1実施例の駆動系の概略
構成図である。
構成図である。
【図2】制御装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】作用を説明するフローチャートである。
4…スピンドル、7…リフティング駆動系を構成するラ
インシャフト、8…リングレール、12…リフティング
駆動系を構成する可変速モータとしてのサーボモータ、
12a…位置検出手段としてのロータリエンコーダ、1
3…制御手段としての制御装置、17…演算手段及び制
御手段としてのCPU、18…記憶手段としてのプログ
ラムメモリ、S1…検出手段としてのセンサ、S2…張
力変動検出手段としての張力センサ。
インシャフト、8…リングレール、12…リフティング
駆動系を構成する可変速モータとしてのサーボモータ、
12a…位置検出手段としてのロータリエンコーダ、1
3…制御手段としての制御装置、17…演算手段及び制
御手段としてのCPU、18…記憶手段としてのプログ
ラムメモリ、S1…検出手段としてのセンサ、S2…張
力変動検出手段としての張力センサ。
Claims (3)
- 【請求項1】 リフティング駆動系がスピンドル駆動系
と別のモータで駆動される紡機の玉揚げのための機台停
止に際して、傾斜巻を形成するためにリングレールを最
上昇位置からボトムバンチ巻位置へ降下させるときに、
糸の巻取り張力の変動を小さくするようにリフティング
駆動系のモータを駆動制御してリングレールの降下速度
を変化させる紡機における停止方法。 - 【請求項2】 リフティング駆動系がスピンドル駆動系
と別のモータで駆動される紡機において、 リフティング駆動系を駆動する可変速モータと、 糸の巻取り張力の変動を検出する張力変動検出手段と、 前記張力変動検出手段の検出信号に基づいて糸の巻取り
張力変動量が所定の値以下となるようにリングレールの
降下速度を変化させるように前記可変速モータを駆動制
御する制御手段とを設けた紡機における停止制御装置。 - 【請求項3】 リフティング駆動系がスピンドル駆動系
と別のモータで駆動される紡機において、 リフティング駆動系を駆動する可変速モータと、 スピンドルの回転速度を検出する検出手段と、 リングレールの位置を検出する位置検出手段と、 スピンドルの回転速度及びリングレールの位置とリング
レールの適正降下速度との関係を紡出条件に対応して示
す関係式又はデータベースを記憶した記憶手段と、 前記検出手段及び位置検出手段の検出信号と、記憶手段
に記憶された関係式又はデータベースとに基づいて前記
可変速モータを駆動制御する制御手段とを設けた紡機に
おける停止制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13222894A JPH083824A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 紡機における停止方法及び停止制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13222894A JPH083824A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 紡機における停止方法及び停止制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083824A true JPH083824A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15076381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13222894A Pending JPH083824A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 紡機における停止方法及び停止制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083824A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19930219B4 (de) * | 1998-07-01 | 2007-03-22 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki, Kariya | System zum Steuern und Absenken einer Ringbank in einer Spinnmaschine |
| JP2019214476A (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲーSaurer Spinning Solutions GmbH & Co. KG | リング紡績コップの巻成状態に影響を及ぼすための方法もしくは装置 |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP13222894A patent/JPH083824A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19930219B4 (de) * | 1998-07-01 | 2007-03-22 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki, Kariya | System zum Steuern und Absenken einer Ringbank in einer Spinnmaschine |
| JP2019214476A (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲーSaurer Spinning Solutions GmbH & Co. KG | リング紡績コップの巻成状態に影響を及ぼすための方法もしくは装置 |
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