JPH083899A - 色物透明紙 - Google Patents
色物透明紙Info
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- JPH083899A JPH083899A JP13702994A JP13702994A JPH083899A JP H083899 A JPH083899 A JP H083899A JP 13702994 A JP13702994 A JP 13702994A JP 13702994 A JP13702994 A JP 13702994A JP H083899 A JPH083899 A JP H083899A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明紙同士を貼り合わせた色物透明紙を提供
する。 【構成】 セルロース繊維を用いて製造した坪量が10
〜45g/m2で、透明度が65%以上の透明紙2葉の中間
に、染料又は染料と顔料の混合物を含有する電子線照射
により硬化した電子線硬化性樹脂層を設けた色物透明
紙。好ましくは、透明紙の坪量が10〜30g/m2であ
り、該透明紙の透明度が70%以上である。 【効果】 染料或は染料と顔料の混合物を含有した電子
線硬化性樹脂層を透明紙で挟み込んだ構成のため、色合
いが染料或は染料と顔料の混合物を抄き込んだ透明紙に
近い上、接着性が良好である。又、表面が原紙であるた
め、擦れ等により色落ちすることがない。
する。 【構成】 セルロース繊維を用いて製造した坪量が10
〜45g/m2で、透明度が65%以上の透明紙2葉の中間
に、染料又は染料と顔料の混合物を含有する電子線照射
により硬化した電子線硬化性樹脂層を設けた色物透明
紙。好ましくは、透明紙の坪量が10〜30g/m2であ
り、該透明紙の透明度が70%以上である。 【効果】 染料或は染料と顔料の混合物を含有した電子
線硬化性樹脂層を透明紙で挟み込んだ構成のため、色合
いが染料或は染料と顔料の混合物を抄き込んだ透明紙に
近い上、接着性が良好である。又、表面が原紙であるた
め、擦れ等により色落ちすることがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色物透明紙に関するも
のであり、特に透明紙上にカラー塗層を設けたものとは
異なり、風合い、即ち染料又は染料と顔料の混合物を抄
き込んだ透明紙と同様の風合いを持ち、且つ抄造時に染
料或は顔料を含んだ排水を放出することがなく、擦れ等
による色落ちがなく、印刷性に優れた色物透明紙に関す
るものである。
のであり、特に透明紙上にカラー塗層を設けたものとは
異なり、風合い、即ち染料又は染料と顔料の混合物を抄
き込んだ透明紙と同様の風合いを持ち、且つ抄造時に染
料或は顔料を含んだ排水を放出することがなく、擦れ等
による色落ちがなく、印刷性に優れた色物透明紙に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、色物透明紙を製造する手段として
は、以下の2つの方法がとられていた。第1の方法は、
抄造した透明紙に染料又は染料と顔料の混合物を含有し
た塗層を設ける方法である。しかし、この手段では、表
面の最上層に塗層があるため、特別に透明紙を基材とし
て用いる必要がなく、なんら通常のカラー塗工紙と変わ
らないものになってしまう。透明紙の片面のみに塗層を
設ければ、塗層を設けた側の反対側から観察した場合、
本発明の色物透明紙と同様な風合いで観察できるが、片
面に限られているため、その用途は限られたものとなっ
てしまう。
は、以下の2つの方法がとられていた。第1の方法は、
抄造した透明紙に染料又は染料と顔料の混合物を含有し
た塗層を設ける方法である。しかし、この手段では、表
面の最上層に塗層があるため、特別に透明紙を基材とし
て用いる必要がなく、なんら通常のカラー塗工紙と変わ
らないものになってしまう。透明紙の片面のみに塗層を
設ければ、塗層を設けた側の反対側から観察した場合、
本発明の色物透明紙と同様な風合いで観察できるが、片
面に限られているため、その用途は限られたものとなっ
てしまう。
【0003】第2の方法は、透明紙抄造時の原料叩解パ
ルプ中に、染料又は染料と顔料の混合物を添加して、透
明紙を製造する方法である。しかし、ツインワイヤー抄
紙機で抄造した場合はそれほどではないが、他の抄紙機
で抄造した場合、透明紙に表裏差が生じるように色物透
明紙でも表裏での見た目の差が生じてしまう。更に、こ
の方法における最も大きな問題点として、着色原料を使
用するため、その排水に色が付いてしまうことと、続い
て同一抄紙機により他の白い紙を抄造しようとするとか
なり綿密に抄紙機の洗浄を行わなければならないこと
と、完全に染料或は顔料を除去するのが困難なため、他
の製品に染料或は顔料が混入してしまい、不良品を製造
してしまうことである。更に、擦れ等により染料又は染
料と顔料の混合物が落ちてしまい色目が変わったり、水
が付着したときにやはり色落ちが生じ他のものを汚して
しまう。
ルプ中に、染料又は染料と顔料の混合物を添加して、透
明紙を製造する方法である。しかし、ツインワイヤー抄
紙機で抄造した場合はそれほどではないが、他の抄紙機
で抄造した場合、透明紙に表裏差が生じるように色物透
明紙でも表裏での見た目の差が生じてしまう。更に、こ
の方法における最も大きな問題点として、着色原料を使
用するため、その排水に色が付いてしまうことと、続い
て同一抄紙機により他の白い紙を抄造しようとするとか
なり綿密に抄紙機の洗浄を行わなければならないこと
と、完全に染料或は顔料を除去するのが困難なため、他
の製品に染料或は顔料が混入してしまい、不良品を製造
してしまうことである。更に、擦れ等により染料又は染
料と顔料の混合物が落ちてしまい色目が変わったり、水
が付着したときにやはり色落ちが生じ他のものを汚して
しまう。
【0004】一方、本発明と同様の構成で、熱硬化性樹
脂を使用し、染料又は染料と顔料の混合物を熱硬化性樹
脂に含有させた接着層を介して透明紙を貼り合わせる方
法も考えられるが、製造時の乾燥工程で溶媒の揮発のた
め樹脂と透明紙の界面で空間が生じたりブリスターが発
生し、印刷時に紙剥け等の問題が生じる欠点がある。
脂を使用し、染料又は染料と顔料の混合物を熱硬化性樹
脂に含有させた接着層を介して透明紙を貼り合わせる方
法も考えられるが、製造時の乾燥工程で溶媒の揮発のた
め樹脂と透明紙の界面で空間が生じたりブリスターが発
生し、印刷時に紙剥け等の問題が生じる欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明が解決
しようとする課題は、色物透明紙において、染料又は染
料と顔料の混合物を抄き込んだ透明紙と同様の風合いを
持ち、且つ透明紙の接着性の良好な色物透明紙を供給す
ることである。
しようとする課題は、色物透明紙において、染料又は染
料と顔料の混合物を抄き込んだ透明紙と同様の風合いを
持ち、且つ透明紙の接着性の良好な色物透明紙を供給す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上の様
な問題点を解決するため鋭意研究の結果、以下の発明に
至った。
な問題点を解決するため鋭意研究の結果、以下の発明に
至った。
【0007】即ち、セルロース繊維を用いて製造した坪
量10〜45g/m2、且つ透明度65%以上の透明紙2葉
の中間に、染料又は染料と顔料の混合物を含有する電子
線照射により硬化した電子線硬化性樹脂層を設けた色物
透明紙の発明である。
量10〜45g/m2、且つ透明度65%以上の透明紙2葉
の中間に、染料又は染料と顔料の混合物を含有する電子
線照射により硬化した電子線硬化性樹脂層を設けた色物
透明紙の発明である。
【0008】本発明の透明紙は、より好ましくは、坪量
が10〜30g/m2であり、且つ透明度が70%以上であ
り、更に好ましくは、坪量が10〜25g/m2であり、且
つ透明度が75%以上である。
が10〜30g/m2であり、且つ透明度が70%以上であ
り、更に好ましくは、坪量が10〜25g/m2であり、且
つ透明度が75%以上である。
【0009】本発明の透明紙は、トレーシングペーパ
ー、含浸トレーシングペーパー、又は和紙から選ばれる
1種であることが好ましい。
ー、含浸トレーシングペーパー、又は和紙から選ばれる
1種であることが好ましい。
【0010】以下、本発明の色物透明紙について、詳細
に説明する。
に説明する。
【0011】本発明の色物透明紙においては、表面がセ
ルロース繊維を用いた原紙であるため、普通紙と同等な
印刷適性、筆記適性がある。その上、電子線硬化性樹脂
は、無溶媒であるため硬化過程で溶媒が揮発することが
なく、透明紙と電子線硬化性樹脂層との間の接着性が良
好で、印刷等で加熱した場合にブリスターの発生がな
く、電子線硬化性樹脂層と透明紙との接着強度が保たれ
る。そのため、印刷時に接着の弱いところ或はブリスタ
ーの発生部で紙むけが生じ印刷トラブルを起こすことも
ないし、筆記時にペン先等で引っかき破けることもな
い。一方、樹脂層が溶媒型の熱硬化性樹脂の場合、乾燥
工程の溶媒の揮発のため、熱硬化性樹脂と透明紙との間
で空間が生じたり、揮発溶媒が急激に生じるためにその
空間がブリスターとなって透明紙が破けてしまう場合が
ある。
ルロース繊維を用いた原紙であるため、普通紙と同等な
印刷適性、筆記適性がある。その上、電子線硬化性樹脂
は、無溶媒であるため硬化過程で溶媒が揮発することが
なく、透明紙と電子線硬化性樹脂層との間の接着性が良
好で、印刷等で加熱した場合にブリスターの発生がな
く、電子線硬化性樹脂層と透明紙との接着強度が保たれ
る。そのため、印刷時に接着の弱いところ或はブリスタ
ーの発生部で紙むけが生じ印刷トラブルを起こすことも
ないし、筆記時にペン先等で引っかき破けることもな
い。一方、樹脂層が溶媒型の熱硬化性樹脂の場合、乾燥
工程の溶媒の揮発のため、熱硬化性樹脂と透明紙との間
で空間が生じたり、揮発溶媒が急激に生じるためにその
空間がブリスターとなって透明紙が破けてしまう場合が
ある。
【0012】本発明の色物透明紙は、抄紙機ではなく、
塗工機で製造されるため、色のついた排水の流出が抄紙
機によるより圧倒的に少なく、他の製品に及ぼす悪影響
はほとんどない。更に、表面が原紙であるため擦れ等に
より染料又は染料と顔料の混合物が落ちて色目が変わっ
たり、水が付着したときに脱色して他のものを汚すこと
がない。又、用いる2枚の透明紙の坪量を変えることに
より、表側から見た風合いと裏側から見た風合いが異な
った色物透明紙にすることができる。
塗工機で製造されるため、色のついた排水の流出が抄紙
機によるより圧倒的に少なく、他の製品に及ぼす悪影響
はほとんどない。更に、表面が原紙であるため擦れ等に
より染料又は染料と顔料の混合物が落ちて色目が変わっ
たり、水が付着したときに脱色して他のものを汚すこと
がない。又、用いる2枚の透明紙の坪量を変えることに
より、表側から見た風合いと裏側から見た風合いが異な
った色物透明紙にすることができる。
【0013】本発明中で、透明度とは、100−(不透
明度値)で表した。不透明度値とは、JIS P813
8のA法にて測定した不透明度(%)である。
明度値)で表した。不透明度値とは、JIS P813
8のA法にて測定した不透明度(%)である。
【0014】トレーシングペーパー或は含浸トレーシン
グペーパーとは、最新紙加工便覧(テックタイムス編
昭和63年8月20日発行)によると次のように説明さ
れている。『ナチュラルトレペとは、製図における原図
用紙といえばトレース作業とジアゾコピー作業を考慮し
たトレーシングペーパーであった。トレーシングペーパ
ーは透明紙である。なぜ紙は不透明で白いかというと、
一般の上質紙は体積中に50%前後の空気を含んでい
る。微細な空隙の分布とセルロース繊維と空気の屈折率
の違いにより紙は白く見え、不透明になる。トレーシン
グペーパーにはナチュラルトレペと含侵トレペの2種類
のトレーシングペーパーがある。ナチュラルトレペはパ
ルプ繊維を高度に叩解させて15〜25%と空隙が少な
くなる様に抄造した紙である。それに対して含浸トレペ
は一般の上質紙にセルロースと屈折率の同じ透明化樹脂
を含浸させた透明紙である。』、『トレーシングペーパ
ーにおいて事務用には40〜60g/m2の薄物品が使用さ
れ、設計製図、第二原図用には55g/m2以上のものが使
用されている。』。
グペーパーとは、最新紙加工便覧(テックタイムス編
昭和63年8月20日発行)によると次のように説明さ
れている。『ナチュラルトレペとは、製図における原図
用紙といえばトレース作業とジアゾコピー作業を考慮し
たトレーシングペーパーであった。トレーシングペーパ
ーは透明紙である。なぜ紙は不透明で白いかというと、
一般の上質紙は体積中に50%前後の空気を含んでい
る。微細な空隙の分布とセルロース繊維と空気の屈折率
の違いにより紙は白く見え、不透明になる。トレーシン
グペーパーにはナチュラルトレペと含侵トレペの2種類
のトレーシングペーパーがある。ナチュラルトレペはパ
ルプ繊維を高度に叩解させて15〜25%と空隙が少な
くなる様に抄造した紙である。それに対して含浸トレペ
は一般の上質紙にセルロースと屈折率の同じ透明化樹脂
を含浸させた透明紙である。』、『トレーシングペーパ
ーにおいて事務用には40〜60g/m2の薄物品が使用さ
れ、設計製図、第二原図用には55g/m2以上のものが使
用されている。』。
【0015】更に、新版印刷事典(日本印刷学会編 大
蔵省印刷局)の透明紙の項には、『薄くて透明な筆記用
紙の一種。原図を透き写し、バンダイク法・青写真等の
原稿用に用いる。2種類あって、1)は原料を高度の粘
状に叩解し透明になるようにすいたもの、又は薄紙にカ
ナダバルサム・テレビン油・植物油等の混合物を塗って
透明にした加工紙。2)はコウゾ・ミツマタ等を用いて
流しずき法によって抄造した薄葉和紙。図引き用紙とも
いう。』との記載がある。
蔵省印刷局)の透明紙の項には、『薄くて透明な筆記用
紙の一種。原図を透き写し、バンダイク法・青写真等の
原稿用に用いる。2種類あって、1)は原料を高度の粘
状に叩解し透明になるようにすいたもの、又は薄紙にカ
ナダバルサム・テレビン油・植物油等の混合物を塗って
透明にした加工紙。2)はコウゾ・ミツマタ等を用いて
流しずき法によって抄造した薄葉和紙。図引き用紙とも
いう。』との記載がある。
【0016】紙パルプ技術便覧(1982年 紙パルプ
技術協会)によれば、『薄葉の総称で、辞典用紙、ライ
スペーパー、タイプ用紙、印刷用紙等用途により種類多
く、坪量は40g/m2以下で、薄葉和紙は20g/m2以下で
ある。』との記載がある。
技術協会)によれば、『薄葉の総称で、辞典用紙、ライ
スペーパー、タイプ用紙、印刷用紙等用途により種類多
く、坪量は40g/m2以下で、薄葉和紙は20g/m2以下で
ある。』との記載がある。
【0017】以上の記載を踏まえた上で、便宜上本発明
においては、電子線硬化性樹脂層の色を透過する貼合せ
材料として、適当な透明度が65%以上の紙を透明紙と
呼ぶ。中でも、本発明の透明紙は、坪量が10〜45g/
m2であり、且つ透明度が65%以上であることが好まし
く、より好ましくは、坪量が10〜30g/m2であり、且
つ透明度が70%以上、更に好ましくは、坪量が10〜
25g/m2であり、且つ透明度が75%以上である。
においては、電子線硬化性樹脂層の色を透過する貼合せ
材料として、適当な透明度が65%以上の紙を透明紙と
呼ぶ。中でも、本発明の透明紙は、坪量が10〜45g/
m2であり、且つ透明度が65%以上であることが好まし
く、より好ましくは、坪量が10〜30g/m2であり、且
つ透明度が70%以上、更に好ましくは、坪量が10〜
25g/m2であり、且つ透明度が75%以上である。
【0018】本発明の透明紙には、木材パルプ、合成パ
ルプ、填料、サイズ剤、紙力増強剤、染料等、通常抄紙
で用いられる原材料を必要に応じて使用することが可能
である。本発明に用いられる透明紙は、透明度が65%
以上のものであれば、グラシン紙、樹脂含浸紙、タイプ
ライター用紙、コンデンサーペーパー、トレーシングペ
ーパー、含浸トレーシングペーパー、又は和紙等特に制
限するものではないが、中でもトレーシングペーパー、
含浸トレーシングペーパー、又は和紙を好ましく用いる
ことができる。なお、本発明で称するトレーシングペー
パーとは、ナチュラルトレペ、或は天然トレペとも称さ
れる透明紙のことである。
ルプ、填料、サイズ剤、紙力増強剤、染料等、通常抄紙
で用いられる原材料を必要に応じて使用することが可能
である。本発明に用いられる透明紙は、透明度が65%
以上のものであれば、グラシン紙、樹脂含浸紙、タイプ
ライター用紙、コンデンサーペーパー、トレーシングペ
ーパー、含浸トレーシングペーパー、又は和紙等特に制
限するものではないが、中でもトレーシングペーパー、
含浸トレーシングペーパー、又は和紙を好ましく用いる
ことができる。なお、本発明で称するトレーシングペー
パーとは、ナチュラルトレペ、或は天然トレペとも称さ
れる透明紙のことである。
【0019】本発明において、透明紙の坪量が10g/m2
より小さいと貼り合わせ時にしわが入りやすく、電子線
硬化性樹脂と透明紙の接着が十分であっても筆記の際に
破れることがあり好ましくない。一方、坪量が45g/m2
より大きいと貼り合わせ後の厚みが厚くなり紙のしなや
かさがなくなるために好ましくない。
より小さいと貼り合わせ時にしわが入りやすく、電子線
硬化性樹脂と透明紙の接着が十分であっても筆記の際に
破れることがあり好ましくない。一方、坪量が45g/m2
より大きいと貼り合わせ後の厚みが厚くなり紙のしなや
かさがなくなるために好ましくない。
【0020】本発明において、透明紙の透明度が65%
以上のものが電子線硬化性樹脂層の色を活かし、その色
彩効果を出す貼合せ材料として適当であり、透明度が6
5%より低いと電子線硬化性樹脂層の色が表面にでなく
なるため、色彩効果が低くなり不適当である。
以上のものが電子線硬化性樹脂層の色を活かし、その色
彩効果を出す貼合せ材料として適当であり、透明度が6
5%より低いと電子線硬化性樹脂層の色が表面にでなく
なるため、色彩効果が低くなり不適当である。
【0021】本発明における電子線硬化性樹脂層を形成
する電子線硬化性樹脂は、硬化後に三次元網目構造を形
成するものであれば特に制限するものではなく、その硬
化は電子線を照射することで達成される。
する電子線硬化性樹脂は、硬化後に三次元網目構造を形
成するものであれば特に制限するものではなく、その硬
化は電子線を照射することで達成される。
【0022】電子線硬化性樹脂としては、分子末端に又
は分子側鎖にラジカル重合硬化性の官能基を有する不飽
和ポリエステル、変性不飽和ポリエステル、アクリル系
ポリマー及びエチレン不飽和結合を有するポリマー、及
びモノマー等が単体で又は他の溶剤とともに使用でき
る。例えば、ポリエステルポリアクリレート、ポリエス
テルポリメタクリレート、ポリウレタンポリアクリレー
ト、ポリウレタンポリメタクリレート、単官能アクリレ
ート、単官能メタクリレート、ビニルピロリドン、ポリ
アミドポリアクリレート。ポリアミドポリメタクリレー
ト、ポリシロキサンポリアクリレート、或はこれらの樹
脂のオリゴエステル変性物、アルキレンオキシド変性物
等が挙げられる。これらの樹脂は単独で使用しても良い
し、混合して使用しても良い。
は分子側鎖にラジカル重合硬化性の官能基を有する不飽
和ポリエステル、変性不飽和ポリエステル、アクリル系
ポリマー及びエチレン不飽和結合を有するポリマー、及
びモノマー等が単体で又は他の溶剤とともに使用でき
る。例えば、ポリエステルポリアクリレート、ポリエス
テルポリメタクリレート、ポリウレタンポリアクリレー
ト、ポリウレタンポリメタクリレート、単官能アクリレ
ート、単官能メタクリレート、ビニルピロリドン、ポリ
アミドポリアクリレート。ポリアミドポリメタクリレー
ト、ポリシロキサンポリアクリレート、或はこれらの樹
脂のオリゴエステル変性物、アルキレンオキシド変性物
等が挙げられる。これらの樹脂は単独で使用しても良い
し、混合して使用しても良い。
【0023】本発明でいう染料とは、電子線硬化性樹脂
に溶解するものなら特に限定されるものではないが、例
えば、以下のものが挙げられる。
に溶解するものなら特に限定されるものではないが、例
えば、以下のものが挙げられる。
【0024】アゾ化合物(ジチゾン、ホルマザン)、キ
ノン系(ナフトキノン、アントラキノン、アクリドン、
アントアントロン、インダントレン、ピレンジオン、ビ
オラントロン)、キノンイミン(アジン、オキサジン、
チアジン)、インジゴ染料(インジルビン、オキシイン
ジゴ、チオインジゴ)、硫化染料、ジフェニルメタン、
トリフェニルメタン(フルオラン、フルオレセイン、ロ
ーダミン)、フェロセン、フルオレノン、フルギド、ペ
リレン、フェナジン、フェノチアジン、ポリエン(カロ
テン、マレイン酸誘導体、ピロラゾン、スチルベン、ス
チリル)、ポリメチン(シアニン、ピリジニウム、ピリ
リウム、キノリニウム、ローダニン)、キサンテン、ア
リザリン、アクリジン、アクリジノン、カルボスチリ
ル、クマリン、ジフェニルアミン、キナクリドン、キノ
フタロン、フェノキサジン、フタロペリノン、ポルフィ
ン、クロロフィル、フタロシアニン、クラウン化合物、
スクアリリウム、チアフルバレン、チアゾール、ニトロ
染料、ニトロソ染料、発色後のロイコ染料、等。
ノン系(ナフトキノン、アントラキノン、アクリドン、
アントアントロン、インダントレン、ピレンジオン、ビ
オラントロン)、キノンイミン(アジン、オキサジン、
チアジン)、インジゴ染料(インジルビン、オキシイン
ジゴ、チオインジゴ)、硫化染料、ジフェニルメタン、
トリフェニルメタン(フルオラン、フルオレセイン、ロ
ーダミン)、フェロセン、フルオレノン、フルギド、ペ
リレン、フェナジン、フェノチアジン、ポリエン(カロ
テン、マレイン酸誘導体、ピロラゾン、スチルベン、ス
チリル)、ポリメチン(シアニン、ピリジニウム、ピリ
リウム、キノリニウム、ローダニン)、キサンテン、ア
リザリン、アクリジン、アクリジノン、カルボスチリ
ル、クマリン、ジフェニルアミン、キナクリドン、キノ
フタロン、フェノキサジン、フタロペリノン、ポルフィ
ン、クロロフィル、フタロシアニン、クラウン化合物、
スクアリリウム、チアフルバレン、チアゾール、ニトロ
染料、ニトロソ染料、発色後のロイコ染料、等。
【0025】これらは単独で或は2種類以上用いること
ができる。染料の濃度は所望の色合いが出せるものであ
れば、いかなる濃度で用いてもよいが、電子線硬化性樹
脂に対して1〜50重量%であることが望ましい。これ
より濃度が低いと色目が薄くなり重ねる透明紙の白色
性、地合が目立つようになってしまい、これより濃度が
高いと電子線硬化性樹脂の透明紙への接着力が悪くな
り、筆記の際透明紙で紙むけが起こることがある。
ができる。染料の濃度は所望の色合いが出せるものであ
れば、いかなる濃度で用いてもよいが、電子線硬化性樹
脂に対して1〜50重量%であることが望ましい。これ
より濃度が低いと色目が薄くなり重ねる透明紙の白色
性、地合が目立つようになってしまい、これより濃度が
高いと電子線硬化性樹脂の透明紙への接着力が悪くな
り、筆記の際透明紙で紙むけが起こることがある。
【0026】これらの染料を電子線硬化性樹脂に混合す
る方法としては、電子線硬化性樹脂に直接溶解させても
構わない。
る方法としては、電子線硬化性樹脂に直接溶解させても
構わない。
【0027】染料だけでなく、染料と顔料の両方を電子
線硬化性樹脂に混合することもできる。ここでいう顔料
とは、電子線硬化性樹脂に実質的に溶解しないものであ
り、無機顔料、有機顔料のいずれでもよく、例えば、ケ
イソウ土、クレー、焼成クレー、タルク、カオリン、焼
成カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、二酸
化チタン、二酸化チタン被覆雲母、チタンブラック、チ
タニウムイエロー、硫酸バリウム、モリブデンホワイ
ト、亜鉛華、リトポン、硫化亜鉛、石膏、鉛白、群青、
紺青、コバルト青、カーボンブラック、鉄黒、酸化亜
鉛、酸化コバルト、酸化珪素、水酸化アルミニウム、ア
ゾ顔料、フタロシアニン顔料、染色レーキ、澱粉粒、尿
素−ホルマリン樹脂、メラミン樹脂等の合成樹脂粒子、
シリコーン粒子等が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。これらの顔料は、単独で染料と併用でき
るし、2種類以上で染料と併用することもできる。染料
と顔料の混合比率は、色むらが生じない限り、いかなる
比率で用いても良い。
線硬化性樹脂に混合することもできる。ここでいう顔料
とは、電子線硬化性樹脂に実質的に溶解しないものであ
り、無機顔料、有機顔料のいずれでもよく、例えば、ケ
イソウ土、クレー、焼成クレー、タルク、カオリン、焼
成カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、二酸
化チタン、二酸化チタン被覆雲母、チタンブラック、チ
タニウムイエロー、硫酸バリウム、モリブデンホワイ
ト、亜鉛華、リトポン、硫化亜鉛、石膏、鉛白、群青、
紺青、コバルト青、カーボンブラック、鉄黒、酸化亜
鉛、酸化コバルト、酸化珪素、水酸化アルミニウム、ア
ゾ顔料、フタロシアニン顔料、染色レーキ、澱粉粒、尿
素−ホルマリン樹脂、メラミン樹脂等の合成樹脂粒子、
シリコーン粒子等が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。これらの顔料は、単独で染料と併用でき
るし、2種類以上で染料と併用することもできる。染料
と顔料の混合比率は、色むらが生じない限り、いかなる
比率で用いても良い。
【0028】染料と顔料を併用した場合の染料と顔料の
合計の濃度は、染料単独で用いた場合と同様の理由で、
電子線硬化性樹脂に対して1〜50重量%であることが
望ましい。
合計の濃度は、染料単独で用いた場合と同様の理由で、
電子線硬化性樹脂に対して1〜50重量%であることが
望ましい。
【0029】染料又は染料と顔料の混合物を含有する電
子線硬化性樹脂の塗布量は限定されるものではないが、
透明紙と紙支持体との接着強度を充分に保つ目的から、
好ましくは、2〜30g/m2の範囲である。染料又は染料
と顔料の混合物を含有する電子線硬化性樹脂の塗布量が
この範囲より小さいと接着性が十分でないし、この範囲
より多くとも接着性の向上に寄与しないばかりか、透明
性が低下してしまう。色物透明紙の色目は塗布量により
調節するのではなく、染料又は染料と顔料の混合物の電
子線硬化性樹脂に混合する割合で調節するべきである。
子線硬化性樹脂の塗布量は限定されるものではないが、
透明紙と紙支持体との接着強度を充分に保つ目的から、
好ましくは、2〜30g/m2の範囲である。染料又は染料
と顔料の混合物を含有する電子線硬化性樹脂の塗布量が
この範囲より小さいと接着性が十分でないし、この範囲
より多くとも接着性の向上に寄与しないばかりか、透明
性が低下してしまう。色物透明紙の色目は塗布量により
調節するのではなく、染料又は染料と顔料の混合物の電
子線硬化性樹脂に混合する割合で調節するべきである。
【0030】本発明の染料又は染料と顔料の混合物を含
有する電子線硬化性樹脂を塗布する方法としては、グラ
ビアコーター、グラビアオフセットコーター、バーコー
ター、ロールコーター、エアナイフコーター、Uコンマ
コーター、AKKUコーター、スムージングコーター、
マイクログラビアコーター、リバースロールコーター、
4本或は5本ロールコーター、ブレードコーター、ディ
ップコーター、落下カーテンコーター、スライドコータ
ー、ダイコーター、スクイズコーター等いかなるコータ
ーを用いてもよい。
有する電子線硬化性樹脂を塗布する方法としては、グラ
ビアコーター、グラビアオフセットコーター、バーコー
ター、ロールコーター、エアナイフコーター、Uコンマ
コーター、AKKUコーター、スムージングコーター、
マイクログラビアコーター、リバースロールコーター、
4本或は5本ロールコーター、ブレードコーター、ディ
ップコーター、落下カーテンコーター、スライドコータ
ー、ダイコーター、スクイズコーター等いかなるコータ
ーを用いてもよい。
【0031】本発明で電子線照射性樹脂を硬化する際に
用いる電子線照射は、透過力、硬化力の面から加速電圧
が100〜1000KVであり、より好ましくは、100
〜300KVの電子線加速器を用い、ワンパスの吸収線量
が0.5〜20Mradになるようにすることが好ましい。
加速電圧、或は電子線照射量がこの範囲より、低いと電
子線の透過力が低すぎて十分な硬化が行なわれず、又、
この範囲より大きすぎると、エネルギー効率が悪化する
ばかりでなく、透明紙、樹脂、添加剤の分解、着色、強
度低下等品質上好ましくない影響が現われる。
用いる電子線照射は、透過力、硬化力の面から加速電圧
が100〜1000KVであり、より好ましくは、100
〜300KVの電子線加速器を用い、ワンパスの吸収線量
が0.5〜20Mradになるようにすることが好ましい。
加速電圧、或は電子線照射量がこの範囲より、低いと電
子線の透過力が低すぎて十分な硬化が行なわれず、又、
この範囲より大きすぎると、エネルギー効率が悪化する
ばかりでなく、透明紙、樹脂、添加剤の分解、着色、強
度低下等品質上好ましくない影響が現われる。
【0032】電子線加速器としては、例えば、エレクト
ロカーテンシステム、スキャンニングタイプ、ダブルス
キャンニングタイプ等の何れでも良い。なお、電子線照
射に際しては、酸素濃度が高いと電子線硬化性樹脂の硬
化が妨げられるため、窒素、ヘリウム、二酸化炭素等の
不活性ガスによる置換を行い、 酸素濃度を600ppm以
下、好ましくは400ppm 以下に抑制した雰囲気中で照
射することが好ましい。
ロカーテンシステム、スキャンニングタイプ、ダブルス
キャンニングタイプ等の何れでも良い。なお、電子線照
射に際しては、酸素濃度が高いと電子線硬化性樹脂の硬
化が妨げられるため、窒素、ヘリウム、二酸化炭素等の
不活性ガスによる置換を行い、 酸素濃度を600ppm以
下、好ましくは400ppm 以下に抑制した雰囲気中で照
射することが好ましい。
【0033】
【作用】本発明の色物透明紙は、染料又は染料と顔料の
混合物を含有した電子線硬化性樹脂層を透明紙で挟み込
んだ構成となっている。その色目の風合いは、透明紙上
にカラー塗層を設けたものとは異なり、原料叩解パルプ
中に染料又は染料と顔料の混合物を調整し抄造した色物
透明紙と同様な風合いを持つ。その上、電子線硬化性樹
脂は無溶媒であるから、溶媒型樹脂のように乾燥工程で
溶媒の揮発がないため、樹脂層と透明紙の間で空間を生
じることもなく、ましてブリスターが発生することがな
いので、印刷時或は筆記時に紙むけが生じるといった問
題が生じることがない。
混合物を含有した電子線硬化性樹脂層を透明紙で挟み込
んだ構成となっている。その色目の風合いは、透明紙上
にカラー塗層を設けたものとは異なり、原料叩解パルプ
中に染料又は染料と顔料の混合物を調整し抄造した色物
透明紙と同様な風合いを持つ。その上、電子線硬化性樹
脂は無溶媒であるから、溶媒型樹脂のように乾燥工程で
溶媒の揮発がないため、樹脂層と透明紙の間で空間を生
じることもなく、ましてブリスターが発生することがな
いので、印刷時或は筆記時に紙むけが生じるといった問
題が生じることがない。
【0034】又、本発明の色物透明紙は、抄紙機により
製造されずに塗工機で製造されるため、色のついた大量
の排水を排出することもなく他の製品へ及ぼす悪影響も
ほとんどない。更に、その表面は原紙であるため、擦れ
等により色が落ちたり、水の付着により色落ちが起こり
他のものを汚すことがない。
製造されずに塗工機で製造されるため、色のついた大量
の排水を排出することもなく他の製品へ及ぼす悪影響も
ほとんどない。更に、その表面は原紙であるため、擦れ
等により色が落ちたり、水の付着により色落ちが起こり
他のものを汚すことがない。
【0035】
【実施例】次に、本発明を実施例により、更に詳細に説
明するが、本発明の内容は、実施例に限られるものでは
ない。以下に示す部及び%のいずれも重量基準である。
又、塗工量を示す値は断わりのない限り乾燥後の塗工量
である。
明するが、本発明の内容は、実施例に限られるものでは
ない。以下に示す部及び%のいずれも重量基準である。
又、塗工量を示す値は断わりのない限り乾燥後の塗工量
である。
【0036】実施例1 電子線硬化性樹脂として電子線重合性樹脂(新中村化学
工業製、A−TMM−3)を用い、重量比において1%
に相当する染料(日本化薬株式会社製、カヤセットブル
ーAD)を混入し、混合した後、透明紙として坪量10
g/m2、透明度84%のトレーシングペーパーにダイレク
トグラビアコーターで乾燥重量が10g/m2となるように
塗布し、透明紙として坪量10g/m2、透明度84%のト
レーシングペーパーを重ね合わせた後、200kvの加
速電圧で、2Mradの吸収線量になるように電子線を
照射して電子線硬化性樹脂を硬化させ、目的とする色物
透明紙を得た。
工業製、A−TMM−3)を用い、重量比において1%
に相当する染料(日本化薬株式会社製、カヤセットブル
ーAD)を混入し、混合した後、透明紙として坪量10
g/m2、透明度84%のトレーシングペーパーにダイレク
トグラビアコーターで乾燥重量が10g/m2となるように
塗布し、透明紙として坪量10g/m2、透明度84%のト
レーシングペーパーを重ね合わせた後、200kvの加
速電圧で、2Mradの吸収線量になるように電子線を
照射して電子線硬化性樹脂を硬化させ、目的とする色物
透明紙を得た。
【0037】実施例2 実施例1において、透明紙を坪量30g/m2、透明度73
%のトレーシングペーパーに変更した以外は実施例1と
同様にして目的とする色物透明紙を得た。
%のトレーシングペーパーに変更した以外は実施例1と
同様にして目的とする色物透明紙を得た。
【0038】実施例3 実施例1において、透明紙を坪量45g/m2、透明度65
%のトレーシングペーパーに変更した以外は実施例1と
同様にして目的とする色物透明紙を得た。
%のトレーシングペーパーに変更した以外は実施例1と
同様にして目的とする色物透明紙を得た。
【0039】実施例4 電子線硬化性樹脂として電子線重合性樹脂(新中村化学
工業性、A−TMM−3)を用い、重量比において2%
に相当するだけ染料(日本化薬株式会社製、カヤセット
ブルーAD)を混入して、透明紙として坪量18g/m2、
透明度79%の含浸トレーシングペーパーにロールコー
ターで塗布重量が20g/m2となるように塗布し、透明紙
として坪量18g/m2、透明度79%の含浸トレーシング
ペーパーと重ね合わせた後、200kvの加速電圧で、
2Mradの吸収線量になるように電子線を照射して電
子線硬化性樹脂を硬化させ、目的とする色物透明紙を得
た。
工業性、A−TMM−3)を用い、重量比において2%
に相当するだけ染料(日本化薬株式会社製、カヤセット
ブルーAD)を混入して、透明紙として坪量18g/m2、
透明度79%の含浸トレーシングペーパーにロールコー
ターで塗布重量が20g/m2となるように塗布し、透明紙
として坪量18g/m2、透明度79%の含浸トレーシング
ペーパーと重ね合わせた後、200kvの加速電圧で、
2Mradの吸収線量になるように電子線を照射して電
子線硬化性樹脂を硬化させ、目的とする色物透明紙を得
た。
【0040】実施例5 実施例1において、染料を染料(日本化薬株式会社製、
カヤセットブルーFR)7部と二酸化チタン(石原産業
株式会社製、タイペークCR−50)3部との混合物に
変更した以外は実施例1と同様にして、目的とする色物
透明紙を得た。
カヤセットブルーFR)7部と二酸化チタン(石原産業
株式会社製、タイペークCR−50)3部との混合物に
変更した以外は実施例1と同様にして、目的とする色物
透明紙を得た。
【0041】実施例6 実施例1において、透明紙を坪量45g/m2、透明度65
%の和紙に変更した以外は実施例1と同様にして、目的
とする色物透明紙を得た。
%の和紙に変更した以外は実施例1と同様にして、目的
とする色物透明紙を得た。
【0042】実施例7 電子線硬化性樹脂として電子線重合性樹脂(新中村化学
工業製、A−TMM−3)を用い、重量比において1%
に相当する染料(日本化薬株式会社製、カヤセットブル
ーAD)を混入し、混合した後、透明紙として坪量10
g/m2、透明度84%のトレーシングペーパーにダイレク
トグラビアコーターで乾燥重量が10g/m2となるように
塗布し、透明紙として坪量30g/m2、透明度73%のト
レーシングペーパーを重ね合わせた後、200kvの加
速電圧で、2Mradの吸収線量になるように電子線を
照射して電子線硬化性樹脂を硬化させ、目的とする色物
透明紙を得た。
工業製、A−TMM−3)を用い、重量比において1%
に相当する染料(日本化薬株式会社製、カヤセットブル
ーAD)を混入し、混合した後、透明紙として坪量10
g/m2、透明度84%のトレーシングペーパーにダイレク
トグラビアコーターで乾燥重量が10g/m2となるように
塗布し、透明紙として坪量30g/m2、透明度73%のト
レーシングペーパーを重ね合わせた後、200kvの加
速電圧で、2Mradの吸収線量になるように電子線を
照射して電子線硬化性樹脂を硬化させ、目的とする色物
透明紙を得た。
【0043】実施例8 実施例1において、染料を電子線硬化性樹脂の重量比に
おいて0.8%に変更した以外は実施例1と同様にし
て、目的とする色物透明紙を得た。
おいて0.8%に変更した以外は実施例1と同様にし
て、目的とする色物透明紙を得た。
【0044】実施例9 実施例1において、染料を電子線硬化性樹脂の重量比に
おいて60%に変更した以外は実施例1と同様にして、
目的とする色物透明紙を得た。
おいて60%に変更した以外は実施例1と同様にして、
目的とする色物透明紙を得た。
【0045】比較例1 一般的なトレーシングペーパー原料に乾燥前重量で2%
に相当するだけ染料(日本化薬株式会社製、Blue
CS Liquid)を混入し、混合した後、長網抄紙
機で坪量40g/m2のトレーシングペーパーを抄き、目的
とする色物透明紙を得た。
に相当するだけ染料(日本化薬株式会社製、Blue
CS Liquid)を混入し、混合した後、長網抄紙
機で坪量40g/m2のトレーシングペーパーを抄き、目的
とする色物透明紙を得た。
【0046】比較例2 坪量40g/m2のトレーシングペーパーに結合剤として変
成アクリル共重合樹脂系のエマルジョン型接着剤(コニ
シ株式会社製、ボンドCE500)に対して乾燥前重量
で2%に相当する染料(日本化薬株式会社製、カヤセッ
トブルーAD)を混入し、混合した後、ダイレクトグラ
ビアコーターで乾燥重量が2g/m2となるように塗布、熱
風乾燥し、目的とする色物透明紙を得た。
成アクリル共重合樹脂系のエマルジョン型接着剤(コニ
シ株式会社製、ボンドCE500)に対して乾燥前重量
で2%に相当する染料(日本化薬株式会社製、カヤセッ
トブルーAD)を混入し、混合した後、ダイレクトグラ
ビアコーターで乾燥重量が2g/m2となるように塗布、熱
風乾燥し、目的とする色物透明紙を得た。
【0047】比較例3 熱硬化性樹脂としてエマルジョン型接着剤(カネボウ・
エヌエスシー株式会社製、レジンVP−57)を用い、
乾燥前重量において1%に相当する染料(日本化薬株式
会社製、Blue CS Liquid)を混入し、混
合した後、透明紙として坪量10g/m2、透明度84%の
トレーシングペーパーにダイレクトグラビアコーターで
乾燥重量が10g/m2となるように塗布、熱風乾燥し、透
明紙として坪量10g/m2、透明度84%のトレーシング
ペーパーを重ね合わせ、2日間養生して目的とする色物
透明紙を得た。
エヌエスシー株式会社製、レジンVP−57)を用い、
乾燥前重量において1%に相当する染料(日本化薬株式
会社製、Blue CS Liquid)を混入し、混
合した後、透明紙として坪量10g/m2、透明度84%の
トレーシングペーパーにダイレクトグラビアコーターで
乾燥重量が10g/m2となるように塗布、熱風乾燥し、透
明紙として坪量10g/m2、透明度84%のトレーシング
ペーパーを重ね合わせ、2日間養生して目的とする色物
透明紙を得た。
【0048】比較例4 実施例1において、透明紙を坪量50g/m2、透明度60
%のトレーシングペーパーに変更した以外は実施例1と
同様にして、目的とする色物透明紙を得た。
%のトレーシングペーパーに変更した以外は実施例1と
同様にして、目的とする色物透明紙を得た。
【0049】比較例5 実施例1において、透明紙を坪量8g/m2、透明度84%
のトレーシングペーパーに変更した以外は実施例1と同
様にして、目的とする色物透明紙を得た。接着性は良好
であったが、透明紙の取扱が困難で、得られた色物透明
紙にシワが入った。
のトレーシングペーパーに変更した以外は実施例1と同
様にして、目的とする色物透明紙を得た。接着性は良好
であったが、透明紙の取扱が困難で、得られた色物透明
紙にシワが入った。
【0050】以上の実施例、比較例により得られた色物
透明紙は、すべて接着不良がなく良好なものであった。
又、以下の試験方法により、評価し、その結果を表1に
示した。
透明紙は、すべて接着不良がなく良好なものであった。
又、以下の試験方法により、評価し、その結果を表1に
示した。
【0051】[試験方法] 1)色落ち 得られた色物透明紙を湿った白いガーゼで強く擦り、ガ
ーゼに色が付着しないものを色落ち優、色が付着するも
のを色落ち劣で判断した。
ーゼに色が付着しないものを色落ち優、色が付着するも
のを色落ち劣で判断した。
【0052】2)接着性 得られた色物透明紙にセロテープを貼り付けた後、ゆっ
くり剥がし、セロテープに透明紙或は塗層が付着してい
ないものを接着性優、透明紙或は塗層が付着しているも
のを接着性劣で判断した。
くり剥がし、セロテープに透明紙或は塗層が付着してい
ないものを接着性優、透明紙或は塗層が付着しているも
のを接着性劣で判断した。
【0053】3)色合い 染料或は染料と顔料の混合物を抄き込んだ色物透明紙
(比較例1)と目視で色合いを比較し、同等の色合いを
持つものを色合い5、色合いの全く異なるものを色合い
1とし、1〜5の5段階で評価した。
(比較例1)と目視で色合いを比較し、同等の色合いを
持つものを色合い5、色合いの全く異なるものを色合い
1とし、1〜5の5段階で評価した。
【0054】
【表1】
【0055】上記表1の結果から明らかなように、本発
明の色物透明紙は、染料或は染料と顔料の混合物を含有
した電子線硬化性樹脂層を透明紙で挟み込んだ構成とな
っているため、比較例2で示した透明紙に塗層を設けた
ものとは明らかに異なり、染料或は染料と顔料の混合物
を抄き込んだ色物透明紙(比較例1)に近い色合いを持
つ。しかし、比較例4のように透明紙の坪量が45g/m2
を超え、透明度が65%より低くなると、その色合いは
透明紙の白さにかなり邪魔されてしまう。又、本発明の
色物透明紙は、その表面が原紙であるため擦れによる色
落ちが全く見られない。
明の色物透明紙は、染料或は染料と顔料の混合物を含有
した電子線硬化性樹脂層を透明紙で挟み込んだ構成とな
っているため、比較例2で示した透明紙に塗層を設けた
ものとは明らかに異なり、染料或は染料と顔料の混合物
を抄き込んだ色物透明紙(比較例1)に近い色合いを持
つ。しかし、比較例4のように透明紙の坪量が45g/m2
を超え、透明度が65%より低くなると、その色合いは
透明紙の白さにかなり邪魔されてしまう。又、本発明の
色物透明紙は、その表面が原紙であるため擦れによる色
落ちが全く見られない。
【0056】しかし、比較例5のように貼り合わせる透
明紙の坪量が10g/m2より少ないと透明紙の強度が不足
するため接着性が弱くなってしまう。又、実施例9のよ
うに含有する染料が50%を越えても接着性は低下して
しまう。一方、比較例3のように熱硬化性樹脂を用いる
と硬化過程での溶媒の揮発により接着性が低下してしま
う。
明紙の坪量が10g/m2より少ないと透明紙の強度が不足
するため接着性が弱くなってしまう。又、実施例9のよ
うに含有する染料が50%を越えても接着性は低下して
しまう。一方、比較例3のように熱硬化性樹脂を用いる
と硬化過程での溶媒の揮発により接着性が低下してしま
う。
【0057】本発明の色物透明紙において、実施例8の
ように染料含有量が1%より低かったりすると、貼り合
わせている透明紙の地合が目立つようになり好ましくな
い。
ように染料含有量が1%より低かったりすると、貼り合
わせている透明紙の地合が目立つようになり好ましくな
い。
【0058】
【発明の効果】本発明の色物透明紙は、染料或は染料と
顔料の混合物を含有した電子線照射により硬化した電子
線硬化性樹脂層を透明紙で挟み込んだ構成となっている
ため、その色合いが染料或は染料と顔料の混合物を抄き
込んだ透明紙に近いものとなる。又、表面が原紙である
ため、擦れ等により色落ちすることがない。又、電子線
硬化性樹脂は無溶媒であるため、溶媒揮発により透明紙
との接着性が低下することがない。
顔料の混合物を含有した電子線照射により硬化した電子
線硬化性樹脂層を透明紙で挟み込んだ構成となっている
ため、その色合いが染料或は染料と顔料の混合物を抄き
込んだ透明紙に近いものとなる。又、表面が原紙である
ため、擦れ等により色落ちすることがない。又、電子線
硬化性樹脂は無溶媒であるため、溶媒揮発により透明紙
との接着性が低下することがない。
Claims (4)
- 【請求項1】 セルロース繊維を用いて製造した坪量1
0〜45g/m2、且つ透明度65%以上の透明紙2葉の中
間に、染料又は染料と顔料の混合物を含有する電子線照
射により硬化した電子線硬化性樹脂層を設けた色物透明
紙。 - 【請求項2】 透明紙の坪量が10〜30g/m2であり、
且つ透明紙の透明度が70%以上である請求項1記載の
色物透明紙。 - 【請求項3】 透明紙の坪量が10〜25g/m2であり、
且つ透明紙の透明度が75%以上である請求項1記載の
色物透明紙。 - 【請求項4】 透明紙が、トレーシングペーパー、含浸
トレーシングペーパー、又は和紙から選ばれる1種であ
る請求項1〜5記載の色物透明紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13702994A JPH083899A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 色物透明紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13702994A JPH083899A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 色物透明紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083899A true JPH083899A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15189188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13702994A Pending JPH083899A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 色物透明紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083899A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002503297A (ja) * | 1997-07-10 | 2002-01-29 | ティビエルジュ エ コマール エス.アー. | 有色トレーシングペーパー |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP13702994A patent/JPH083899A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002503297A (ja) * | 1997-07-10 | 2002-01-29 | ティビエルジュ エ コマール エス.アー. | 有色トレーシングペーパー |
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