JPH0839778A - 枚葉印刷物ニス光沢機 - Google Patents
枚葉印刷物ニス光沢機Info
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- JPH0839778A JPH0839778A JP17857694A JP17857694A JPH0839778A JP H0839778 A JPH0839778 A JP H0839778A JP 17857694 A JP17857694 A JP 17857694A JP 17857694 A JP17857694 A JP 17857694A JP H0839778 A JPH0839778 A JP H0839778A
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Landscapes
- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速搬送でき、剥離不良のトラブル発生
を防止でき、操業を容易に行うことができ、省エネ
ルギーを達成できる上に、冷却装置を不要にでき、鏡
面の機械的な寿命を長期化でき、設置スペースを節減
できる。 【構成】 外周面111を鏡面に仕上げた光沢ロール1
1と、同光沢ロール11に圧接することにより同光沢ロ
ール11の回転に同期して回転する加圧ロール13と、
上記光沢ロール11を加熱する加熱装置12と、枚葉印
刷物の先端を把持して上記光沢ロール11及び加圧ロー
ル13の回転に同期して枚葉印刷物を搬送する爪機構6
とを具えており、加熱装置12により光沢ロール11を
加熱する一方、爪機構6によりニス塗布後乾燥させた枚
葉印刷物の先端を把持して、光沢ロール11及び加圧ロ
ール13の回転に同期して搬送し、これら光沢ロール1
1及び加圧ロール13の間へ送って、同枚葉印刷物のニ
ス面を、鏡面に仕上げた光沢ロール11の外周面111
により加熱加圧して、光沢を出す。
を防止でき、操業を容易に行うことができ、省エネ
ルギーを達成できる上に、冷却装置を不要にでき、鏡
面の機械的な寿命を長期化でき、設置スペースを節減
できる。 【構成】 外周面111を鏡面に仕上げた光沢ロール1
1と、同光沢ロール11に圧接することにより同光沢ロ
ール11の回転に同期して回転する加圧ロール13と、
上記光沢ロール11を加熱する加熱装置12と、枚葉印
刷物の先端を把持して上記光沢ロール11及び加圧ロー
ル13の回転に同期して枚葉印刷物を搬送する爪機構6
とを具えており、加熱装置12により光沢ロール11を
加熱する一方、爪機構6によりニス塗布後乾燥させた枚
葉印刷物の先端を把持して、光沢ロール11及び加圧ロ
ール13の回転に同期して搬送し、これら光沢ロール1
1及び加圧ロール13の間へ送って、同枚葉印刷物のニ
ス面を、鏡面に仕上げた光沢ロール11の外周面111
により加熱加圧して、光沢を出す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙器等に供する枚葉印
刷物のニス光沢機に関するものである。
刷物のニス光沢機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙器等に供する枚葉印刷物の印刷面にニ
スを塗布、乾燥した後、光沢度を増したり、耐摩性を上
げたりする目的のために、枚葉印刷物のニス塗布面を加
熱した金属鏡面により、加熱加圧加工するが、この加熱
加圧加工をプレス加工という。ニスは、一般にある温度
(ガラス転移温度)以上で軟化する性質(熱可塑性)が
あり、ニスが加熱した金属鏡面によりガラス転移温度以
上に加熱加圧されると、軟化して、金属鏡面に密着し、
金属鏡面がニス側に転写されて、平滑性が増す。但し軟
化したニスは、金属鏡面に糊のように密着して、金属鏡
面から容易に剥離しない。
スを塗布、乾燥した後、光沢度を増したり、耐摩性を上
げたりする目的のために、枚葉印刷物のニス塗布面を加
熱した金属鏡面により、加熱加圧加工するが、この加熱
加圧加工をプレス加工という。ニスは、一般にある温度
(ガラス転移温度)以上で軟化する性質(熱可塑性)が
あり、ニスが加熱した金属鏡面によりガラス転移温度以
上に加熱加圧されると、軟化して、金属鏡面に密着し、
金属鏡面がニス側に転写されて、平滑性が増す。但し軟
化したニスは、金属鏡面に糊のように密着して、金属鏡
面から容易に剥離しない。
【0003】剥離のしやすさを離型性というが、枚葉印
刷物をプレス後、金属鏡面から離すには、ニスをガラス
転移温度以下まで冷却するか、高温でも離型性が得られ
るような成分を混ぜたニスを用いる必要がある。 (1)従来、枚葉印刷機では、印刷及びニス塗工された
枚葉印刷物をプレス加工する場合、エンドレスプレスと
呼ばれる装置が使用されている。このエンドレスプレス
を使用したエンドレスプレス法では、鏡面に仕上げたエ
ンドレスベルトによりニス面を加熱加圧して、平滑度を
出す。そして加熱加圧後に冷却工程があり、冷却部で
は、ニスの温度を下げて、ベルトから枚葉印刷物を剥
す。
刷物をプレス後、金属鏡面から離すには、ニスをガラス
転移温度以下まで冷却するか、高温でも離型性が得られ
るような成分を混ぜたニスを用いる必要がある。 (1)従来、枚葉印刷機では、印刷及びニス塗工された
枚葉印刷物をプレス加工する場合、エンドレスプレスと
呼ばれる装置が使用されている。このエンドレスプレス
を使用したエンドレスプレス法では、鏡面に仕上げたエ
ンドレスベルトによりニス面を加熱加圧して、平滑度を
出す。そして加熱加圧後に冷却工程があり、冷却部で
は、ニスの温度を下げて、ベルトから枚葉印刷物を剥
す。
【0004】このエンドレスプレス(必要ならば特公昭
51−29204号公報を参照されたい)の概要を図2
6により説明すると、エンドレスプレスの主要部は、ヒ
ーターロール711と、エンドレスベルト712と、圧
胴713と、冷却装置714とにより構成されている。
上記ヒーターロール711の内部は、蒸気により加熱さ
れており、ロール表面温度は、120乃至130℃程度
である。また上記エンドレスベルト712の外周面が鏡
面に仕上げられている。そして同エンドレスベルト71
2がヒーターロール711と出側ロール715との間に
懸装されて、図示の方向に連続走行しており、ニス塗布
済みの枚葉印刷物720がヒーターロール711に接触
して加熱され、その後、冷却装置714により冷却され
る。冷却後のベルト温度は、60乃至70℃程度であ
る。
51−29204号公報を参照されたい)の概要を図2
6により説明すると、エンドレスプレスの主要部は、ヒ
ーターロール711と、エンドレスベルト712と、圧
胴713と、冷却装置714とにより構成されている。
上記ヒーターロール711の内部は、蒸気により加熱さ
れており、ロール表面温度は、120乃至130℃程度
である。また上記エンドレスベルト712の外周面が鏡
面に仕上げられている。そして同エンドレスベルト71
2がヒーターロール711と出側ロール715との間に
懸装されて、図示の方向に連続走行しており、ニス塗布
済みの枚葉印刷物720がヒーターロール711に接触
して加熱され、その後、冷却装置714により冷却され
る。冷却後のベルト温度は、60乃至70℃程度であ
る。
【0005】上記圧胴713は、ゴム巻されており、エ
ンドレスベルト712を介してヒーターロール711に
押し付けられている。上記ニス塗布済みの枚葉印刷物7
20は、ニス面723が上面になるように準備されてい
る。図27は、ニス塗布済みの枚葉印刷物720の断面
を示しており、721が紙、722がインキ層、723
がニス面、724がニス層である。
ンドレスベルト712を介してヒーターロール711に
押し付けられている。上記ニス塗布済みの枚葉印刷物7
20は、ニス面723が上面になるように準備されてい
る。図27は、ニス塗布済みの枚葉印刷物720の断面
を示しており、721が紙、722がインキ層、723
がニス面、724がニス層である。
【0006】上記エンドレスプレスの作用は次の通りで
ある。ニス塗布済みの枚葉印刷物720は、コンベア
(図示せず)により1枚ずつヒーターロール711部へ
送り込まれ、エンドレスベルト712と圧胴713とに
より挟圧され、ニス面723がエンドレスベルト712
の鏡面により加熱加圧されて、軟化し、エンドレスベル
ト712の鏡面に密着して、平滑度が増す。
ある。ニス塗布済みの枚葉印刷物720は、コンベア
(図示せず)により1枚ずつヒーターロール711部へ
送り込まれ、エンドレスベルト712と圧胴713とに
より挟圧され、ニス面723がエンドレスベルト712
の鏡面により加熱加圧されて、軟化し、エンドレスベル
ト712の鏡面に密着して、平滑度が増す。
【0007】この状態では、ニス面723が軟化してお
り、エンドレスベルト712の下面に密着して、容易に
剥離しないので、同枚葉印刷物720は、エンドレスベ
ルト712の下面に付着して、下流側に搬送される。エ
ンドレスベルト712は、冷却装置714により水冷さ
れており、上記枚葉印刷物720が出側ロール715に
至る間にエンドレスベルト712により冷却されて、ニ
ス面723が硬化し、出側ロール715に至ると、エン
ドレスベルト712から自然に剥離し、落下して、出側
コンベア716に乗り移る。
り、エンドレスベルト712の下面に密着して、容易に
剥離しないので、同枚葉印刷物720は、エンドレスベ
ルト712の下面に付着して、下流側に搬送される。エ
ンドレスベルト712は、冷却装置714により水冷さ
れており、上記枚葉印刷物720が出側ロール715に
至る間にエンドレスベルト712により冷却されて、ニ
ス面723が硬化し、出側ロール715に至ると、エン
ドレスベルト712から自然に剥離し、落下して、出側
コンベア716に乗り移る。
【0008】前記「自然に剥離し」とは、正確に表現す
れば、枚葉印刷物720は、出側ロー面723とエンド
レスベルト712との間の付着力により出側ロール71
5に沿って曲げられようとするが、その力よりも枚葉印
刷物720自身の剛性の方が強くて、付着力だけでは、
枚葉印刷物720が出側ロール715に沿って曲げきら
れず、その結果、枚葉印刷物720がエンドレスベルト
712から「あたかも自然に離れるように見える」こと
を意味している。
れば、枚葉印刷物720は、出側ロー面723とエンド
レスベルト712との間の付着力により出側ロール71
5に沿って曲げられようとするが、その力よりも枚葉印
刷物720自身の剛性の方が強くて、付着力だけでは、
枚葉印刷物720が出側ロール715に沿って曲げきら
れず、その結果、枚葉印刷物720がエンドレスベルト
712から「あたかも自然に離れるように見える」こと
を意味している。
【0009】従って枚葉印刷物720が出側ロール71
5の所でエンドレスベルト712から離れるか否かは、
枚葉印刷物720とエンドレスベルト712との間の付
着力と、枚葉印刷物720の剛性との大小関係によりで
決まり、枚葉印刷物720の剛性が小さい程、つまり枚
葉印刷物720の厚さが薄い程、剥離しにくい。出側ロ
ール715部で枚葉印刷物720がエンドレスベルト7
12から剥離するのを補助するために、出側ロール71
5部では、ノズル717から枚葉印刷物へエアを吹き付
けている。しかし冷却が不十分だと、枚葉印刷物720
が出側ロール716部に至ってもベルトから剥離せず、
ベルトに付着したままヒーターロール711の方へ戻っ
てしまう。
5の所でエンドレスベルト712から離れるか否かは、
枚葉印刷物720とエンドレスベルト712との間の付
着力と、枚葉印刷物720の剛性との大小関係によりで
決まり、枚葉印刷物720の剛性が小さい程、つまり枚
葉印刷物720の厚さが薄い程、剥離しにくい。出側ロ
ール715部で枚葉印刷物720がエンドレスベルト7
12から剥離するのを補助するために、出側ロール71
5部では、ノズル717から枚葉印刷物へエアを吹き付
けている。しかし冷却が不十分だと、枚葉印刷物720
が出側ロール716部に至ってもベルトから剥離せず、
ベルトに付着したままヒーターロール711の方へ戻っ
てしまう。
【0010】またそれとは逆に、冷却速度がベルト速度
よりも早過ぎると、枚葉印刷物720が出側ロール71
5に達する前に、ニスが硬化してしまい、途中でエンド
レスベルト712から剥離して、下方に落下してしま
う。 (2)輪転印刷機では、印刷され且つニス加工されたウ
エブ状の印刷物をプレス加工している。このウエブプレ
ス加工を連続プレス法といい、この連続プレス法では、
鏡面に仕上げた熱ロールによりニス面を加熱加圧して、
平滑度を出す。この連続プレス法では、加熱加圧工程の
後に冷却工程を置かない。またニスに高温でも離型性を
もつニスを採用している。
よりも早過ぎると、枚葉印刷物720が出側ロール71
5に達する前に、ニスが硬化してしまい、途中でエンド
レスベルト712から剥離して、下方に落下してしま
う。 (2)輪転印刷機では、印刷され且つニス加工されたウ
エブ状の印刷物をプレス加工している。このウエブプレ
ス加工を連続プレス法といい、この連続プレス法では、
鏡面に仕上げた熱ロールによりニス面を加熱加圧して、
平滑度を出す。この連続プレス法では、加熱加圧工程の
後に冷却工程を置かない。またニスに高温でも離型性を
もつニスを採用している。
【0011】この連続プレス(必要ならば特開平2−1
60590号公報を参照されたい)の概要を図28によ
り説明すると、連続プレスの主要部は、熱ロール811
とタッチロール812a、812bとにより構成されて
いる。上記熱ロール811は、内部が蒸気等により加熱
されており、表面がクロムメッキされて、鏡面に仕上げ
られている。また上記タッチロール812a、812b
は、ゴム巻きされており、熱ロール811の方向に加圧
されて、熱ロール811にタッチしている。
60590号公報を参照されたい)の概要を図28によ
り説明すると、連続プレスの主要部は、熱ロール811
とタッチロール812a、812bとにより構成されて
いる。上記熱ロール811は、内部が蒸気等により加熱
されており、表面がクロムメッキされて、鏡面に仕上げ
られている。また上記タッチロール812a、812b
は、ゴム巻きされており、熱ロール811の方向に加圧
されて、熱ロール811にタッチしている。
【0012】ウエブ状印刷物820は、フレキゾあるい
はグラビア印刷機の印刷部で印刷された後、コーティン
グユニットによりニス塗工され、次いでプレス部810
へ送られ、熱ロール811とタッチロール812a、8
12bとにより印刷機と同速でプレスされる。その際、
この印刷物820は、先行するウエブにより引っ張られ
て、熱ロール811から剥がされる。
はグラビア印刷機の印刷部で印刷された後、コーティン
グユニットによりニス塗工され、次いでプレス部810
へ送られ、熱ロール811とタッチロール812a、8
12bとにより印刷機と同速でプレスされる。その際、
この印刷物820は、先行するウエブにより引っ張られ
て、熱ロール811から剥がされる。
【0013】この連続プレスでは、ニス面が加熱加圧さ
れた直後にエンドレスプレスのように冷却せずに熱ロー
ル811から剥がされるので、ニスには、高温下での離
型性が要求され、これに適したニスが使用されている。
れた直後にエンドレスプレスのように冷却せずに熱ロー
ル811から剥がされるので、ニスには、高温下での離
型性が要求され、これに適したニスが使用されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記図26、図27に
示すエンドレスプレスには、次の問題があった。 (1)〔エンドレスプレスの処理速度が遅い〕。 前記図26、図27に示すエンドレスプレスの加工速度
は、30〜40m/分である。これを毎時の処理枚数に
換算すると、枚葉印刷物720の大きさにもよるが、2
000枚〜3000枚/時程度であり、エンドレスプレ
スの処理速度は遅い。それに対してエンドレスプレス加
工の前工程の印刷機では、近年高速化が進み、9000
枚/時あるいはそれ以上の速度で印刷とニス塗工が行わ
れており、エンドレスプレスの高速化が強く要求されて
いるが、それが達成されていない。その理由は、次の通
りである。
示すエンドレスプレスには、次の問題があった。 (1)〔エンドレスプレスの処理速度が遅い〕。 前記図26、図27に示すエンドレスプレスの加工速度
は、30〜40m/分である。これを毎時の処理枚数に
換算すると、枚葉印刷物720の大きさにもよるが、2
000枚〜3000枚/時程度であり、エンドレスプレ
スの処理速度は遅い。それに対してエンドレスプレス加
工の前工程の印刷機では、近年高速化が進み、9000
枚/時あるいはそれ以上の速度で印刷とニス塗工が行わ
れており、エンドレスプレスの高速化が強く要求されて
いるが、それが達成されていない。その理由は、次の通
りである。
【0015】エンドレスプレスは、枚葉印刷物720を
積極的に拘束把持する手段を持たず、エンドレスベルト
711に付着させて搬送するという、一見巧妙ではある
が、不安定な搬送法が使われている。ヒーターロール7
11と圧胴713とのニップ部通過後は、エンドレスベ
ルト712の下面に枚葉印刷物720が密着することを
期待しているが、ニスの種類とベルト温度とベルト速度
との関係により、枚葉印刷物720が途中で剥離して、
搬送不能になる恐れがある。
積極的に拘束把持する手段を持たず、エンドレスベルト
711に付着させて搬送するという、一見巧妙ではある
が、不安定な搬送法が使われている。ヒーターロール7
11と圧胴713とのニップ部通過後は、エンドレスベ
ルト712の下面に枚葉印刷物720が密着することを
期待しているが、ニスの種類とベルト温度とベルト速度
との関係により、枚葉印刷物720が途中で剥離して、
搬送不能になる恐れがある。
【0016】また枚葉印刷物720をベルトから強制的
に剥す手段を持たないので、枚葉印刷物720が出側ロ
ール715に至ってもベルトから剥がれず、ベルトに付
着して入り、側のヒーターロール部711まで逆送され
てしまって、大きなトラブルになることもある。このよ
うに枚葉印刷物720の搬送が不安定になるため、ニス
の種類及び枚葉印刷物の剛性が変わる度に、ヒーターロ
ールの温度、ヒーターロール711と圧胴713とのニ
ップ圧、冷却部の水量、エンドレスベルト712の速度
を適切に調整する必要があるが、高速化するほど、この
調整が難しくなり、搬送不良の枚葉印刷物の枚数が急増
して、歩留が低下するし、トラブルが発生した時の復旧
処理に手間を要して、稼働率が低下する。
に剥す手段を持たないので、枚葉印刷物720が出側ロ
ール715に至ってもベルトから剥がれず、ベルトに付
着して入り、側のヒーターロール部711まで逆送され
てしまって、大きなトラブルになることもある。このよ
うに枚葉印刷物720の搬送が不安定になるため、ニス
の種類及び枚葉印刷物の剛性が変わる度に、ヒーターロ
ールの温度、ヒーターロール711と圧胴713とのニ
ップ圧、冷却部の水量、エンドレスベルト712の速度
を適切に調整する必要があるが、高速化するほど、この
調整が難しくなり、搬送不良の枚葉印刷物の枚数が急増
して、歩留が低下するし、トラブルが発生した時の復旧
処理に手間を要して、稼働率が低下する。
【0017】また印刷物を拘束する手段が無いので、入
側のニップ部に印刷物を噛み込むとき及び出側ロール部
で印刷物をベルトから離すときに、枚葉印刷物720の
姿勢、位置等が乱れ易く、後工程での搬送不良、積み上
げ不良、整列不良等のトラブルが発生しやすい。例えば
何らかの原因で、枚葉印刷物に前工程で塗工されている
ニスの盛り量、或いはヒーターロールの温度、或いは冷
却水量等が、幅方向に不均一であった場合、枚葉印刷物
が出側ロール部に至った時のニス面とエンドレスベルト
との間の付着力が幅方向で一様にならず、従って枚葉印
刷物がエンドレスベルトから離れるタイミングが左右で
異なり、出側コンベア716上に斜めになって落ちるこ
とになって、下流側での自動搬送が困難になる。この種
のトラブルは、高速化するほど発生しやすくなる。
側のニップ部に印刷物を噛み込むとき及び出側ロール部
で印刷物をベルトから離すときに、枚葉印刷物720の
姿勢、位置等が乱れ易く、後工程での搬送不良、積み上
げ不良、整列不良等のトラブルが発生しやすい。例えば
何らかの原因で、枚葉印刷物に前工程で塗工されている
ニスの盛り量、或いはヒーターロールの温度、或いは冷
却水量等が、幅方向に不均一であった場合、枚葉印刷物
が出側ロール部に至った時のニス面とエンドレスベルト
との間の付着力が幅方向で一様にならず、従って枚葉印
刷物がエンドレスベルトから離れるタイミングが左右で
異なり、出側コンベア716上に斜めになって落ちるこ
とになって、下流側での自動搬送が困難になる。この種
のトラブルは、高速化するほど発生しやすくなる。
【0018】以上の理由により、エンドレスプレスの処
理速度が遅い。 (2)〔設備費、設置面積、及びランニングコストが増
大する〕 エンドレスプレスは、枚葉印刷物720をエンドレスベ
ルト712から強制的に剥す手段を持たず、枚葉印刷物
を前述のように「自然に剥がす」ために、冷却装置71
4によりエンドレスベルト712を水冷しているが、こ
のエンドレスベルト712の長さを変えずに高速化すれ
ば、冷却不十分になって、枚葉印刷物720が出側ロー
ル715に至ってもエンドレスベルト712から剥離し
ない。この枚葉印刷物720がエンドレスベルト712
から剥離しない点を解消しようとすると、(ア)エンド
レスベルト711の長さを速度に比例して長くするか、
(イ)エンドレスベルト711の冷却部の温度を速度に
反比例して低くする方法を採る必要があるが、(ア)場
合には、機長が長くなり、(ロ)の場合には、大がかり
な冷却装置が必要になるだけでなく、冷却部でベルトを
温度降下させた分だけヒーターロール11に熱を補給し
てやらねばならず、加熱装置も大型化して、その何れの
場合にも、設備費、設置面積、及びランニングコストが
増大する。 (3)〔安定操業ができない上に、維持費が嵩む〕 エンドレスベルト712には、熱応力、圧縮応力、曲げ
応力が繰り返し作用するので、長時間使うと、塑性変形
が進行し、エンドレスベルト712が波打った状態にな
って、使用不能になる。操業度にもよるが、通常、エン
ドレスベルト712の寿命は、2カ月乃至6カ月程度で
ある。高速化すると、繰り返し回数が速度に比例して増
大し、寿命が著しく低下して、安定操業ができない上
に、維持費が嵩む。 (4)〔エンドレスベルト712の取扱が面倒である〕 エンドレスベルト712の全長は約11m、重量は約6
0Kgもある。表面は鏡面に仕上げられている。この長
尺重量物は、鏡面を損傷させないように慎重に取り扱わ
なければならない。ベルトは、機上でエンドレスに接合
するが、熟練者でなければ接合できない。しかもベルト
の交換作業に丸1日を必要として、エンドレスベルト7
12の取扱が面倒である。 (5)〔エンドレスプレスのエネルギー損失が大きい〕 エンドレスベルト712は、冷却部で冷却された後、ヒ
ーターロール711で再び加熱される。冷却後の温度は
約65℃、加熱後の温度は約120℃である。冷却水に
持ち去られる熱量(即ち捨て去る熱量)が大きいだけで
なく、上記温度差=120−65=約55℃分の熱量を
加熱源からエンドレスベルト712へ供給しなければな
らない。蒸気の消費量は300Kg/時程度で、エンド
レスプレスのエネルギー損失が大きい。 (6)〔エンドレスプレスの設置スペースが増大する〕 エンドレスプレスでは、エンドレスベルト712の長さ
が約5mあり、機長が長くなって、エンドレスプレスの
設置スペースが増大する。 (7)〔エンドレスプレスを薄紙には使用できない〕 枚葉印刷物の厚さが薄くて、剛性が低いと、出側ロール
715部で印刷物がベルトから離れないので、エンドレ
スプレスを薄紙には使用できない。
理速度が遅い。 (2)〔設備費、設置面積、及びランニングコストが増
大する〕 エンドレスプレスは、枚葉印刷物720をエンドレスベ
ルト712から強制的に剥す手段を持たず、枚葉印刷物
を前述のように「自然に剥がす」ために、冷却装置71
4によりエンドレスベルト712を水冷しているが、こ
のエンドレスベルト712の長さを変えずに高速化すれ
ば、冷却不十分になって、枚葉印刷物720が出側ロー
ル715に至ってもエンドレスベルト712から剥離し
ない。この枚葉印刷物720がエンドレスベルト712
から剥離しない点を解消しようとすると、(ア)エンド
レスベルト711の長さを速度に比例して長くするか、
(イ)エンドレスベルト711の冷却部の温度を速度に
反比例して低くする方法を採る必要があるが、(ア)場
合には、機長が長くなり、(ロ)の場合には、大がかり
な冷却装置が必要になるだけでなく、冷却部でベルトを
温度降下させた分だけヒーターロール11に熱を補給し
てやらねばならず、加熱装置も大型化して、その何れの
場合にも、設備費、設置面積、及びランニングコストが
増大する。 (3)〔安定操業ができない上に、維持費が嵩む〕 エンドレスベルト712には、熱応力、圧縮応力、曲げ
応力が繰り返し作用するので、長時間使うと、塑性変形
が進行し、エンドレスベルト712が波打った状態にな
って、使用不能になる。操業度にもよるが、通常、エン
ドレスベルト712の寿命は、2カ月乃至6カ月程度で
ある。高速化すると、繰り返し回数が速度に比例して増
大し、寿命が著しく低下して、安定操業ができない上
に、維持費が嵩む。 (4)〔エンドレスベルト712の取扱が面倒である〕 エンドレスベルト712の全長は約11m、重量は約6
0Kgもある。表面は鏡面に仕上げられている。この長
尺重量物は、鏡面を損傷させないように慎重に取り扱わ
なければならない。ベルトは、機上でエンドレスに接合
するが、熟練者でなければ接合できない。しかもベルト
の交換作業に丸1日を必要として、エンドレスベルト7
12の取扱が面倒である。 (5)〔エンドレスプレスのエネルギー損失が大きい〕 エンドレスベルト712は、冷却部で冷却された後、ヒ
ーターロール711で再び加熱される。冷却後の温度は
約65℃、加熱後の温度は約120℃である。冷却水に
持ち去られる熱量(即ち捨て去る熱量)が大きいだけで
なく、上記温度差=120−65=約55℃分の熱量を
加熱源からエンドレスベルト712へ供給しなければな
らない。蒸気の消費量は300Kg/時程度で、エンド
レスプレスのエネルギー損失が大きい。 (6)〔エンドレスプレスの設置スペースが増大する〕 エンドレスプレスでは、エンドレスベルト712の長さ
が約5mあり、機長が長くなって、エンドレスプレスの
設置スペースが増大する。 (7)〔エンドレスプレスを薄紙には使用できない〕 枚葉印刷物の厚さが薄くて、剛性が低いと、出側ロール
715部で印刷物がベルトから離れないので、エンドレ
スプレスを薄紙には使用できない。
【0019】また図28に示す連続プレス法には、次の
問題があった。輪転印刷機では、ウエブが連続してお
り、エンドレスプレスの場合のように枚葉印刷物の搬送
問題も、冷却の問題も、エンドレスベルトの問題もない
が、ウエブ状印刷物専用装置であり、枚葉印刷物を搬送
する手段がないので、枚葉印刷物には適用できないとい
う問題があった。
問題があった。輪転印刷機では、ウエブが連続してお
り、エンドレスプレスの場合のように枚葉印刷物の搬送
問題も、冷却の問題も、エンドレスベルトの問題もない
が、ウエブ状印刷物専用装置であり、枚葉印刷物を搬送
する手段がないので、枚葉印刷物には適用できないとい
う問題があった。
【0020】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、高速搬送でき、剥離
不良のトラブル発生を防止でき、操業を容易に行うこ
とができ、省エネルギーを達成できる上に、冷却装置
を不要にでき、鏡面の機械的な寿命を長期化でき、
設置スペースを節減できる枚葉印刷物ニス光沢機を提供
しようとする点にある。
であり、その目的とする処は、高速搬送でき、剥離
不良のトラブル発生を防止でき、操業を容易に行うこ
とができ、省エネルギーを達成できる上に、冷却装置
を不要にでき、鏡面の機械的な寿命を長期化でき、
設置スペースを節減できる枚葉印刷物ニス光沢機を提供
しようとする点にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、鏡面に仕上げ且つ加熱した金属表面に
より、ニス塗布後乾燥させた枚葉印刷物のニス面を加熱
加圧して光沢を出す枚葉印刷物ニス光沢機において、外
周面111を鏡面に仕上げた光沢ロール11と、同光沢
ロール11に圧接することにより同光沢ロール11の回
転に同期して回転する加圧ロール13と、上記光沢ロー
ル11を加熱する加熱装置12と、枚葉印刷物の先端を
把持して上記光沢ロール11及び加圧ロール13の回転
に同期して枚葉印刷物を搬送する爪機構6とを具えてい
る(請求項1)。
めに、本発明は、鏡面に仕上げ且つ加熱した金属表面に
より、ニス塗布後乾燥させた枚葉印刷物のニス面を加熱
加圧して光沢を出す枚葉印刷物ニス光沢機において、外
周面111を鏡面に仕上げた光沢ロール11と、同光沢
ロール11に圧接することにより同光沢ロール11の回
転に同期して回転する加圧ロール13と、上記光沢ロー
ル11を加熱する加熱装置12と、枚葉印刷物の先端を
把持して上記光沢ロール11及び加圧ロール13の回転
に同期して枚葉印刷物を搬送する爪機構6とを具えてい
る(請求項1)。
【0022】前記請求項1記載の枚葉印刷物ニス光沢機
において、前記光沢ロール11の外周部の一箇所以上に
切欠部115を設けるとともに同各切欠部115に枚葉
印刷物の先端を把持する爪機構116を設け、前記加圧
ロール13の外周部の1箇所以上に上記各切欠部115
に対応して切欠部135を設け、枚葉印刷物を前記光沢
ロール11から同期して受け取る受取装置31を同光沢
ロール11の隣接位置に配設するとともに同受取装置3
1に枚葉印刷物の先端を把持する爪機構316を設けて
もよい(請求項2)。
において、前記光沢ロール11の外周部の一箇所以上に
切欠部115を設けるとともに同各切欠部115に枚葉
印刷物の先端を把持する爪機構116を設け、前記加圧
ロール13の外周部の1箇所以上に上記各切欠部115
に対応して切欠部135を設け、枚葉印刷物を前記光沢
ロール11から同期して受け取る受取装置31を同光沢
ロール11の隣接位置に配設するとともに同受取装置3
1に枚葉印刷物の先端を把持する爪機構316を設けて
もよい(請求項2)。
【0023】前記請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機
において、前記加熱装置12を前記光沢ロール11の外
周部に沿い配置して同光沢ロール11の外周面111を
直接加熱する誘導加熱装置121により構成してもよい
(請求項3)。前記2記載の枚葉印刷物ニス光沢機にお
いて、前記光沢ロール11の外周面111に1枚以上の
金属鏡面板112を交換可能に巻き付けてもよい(請求
項4) 前記請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機において、前
記加熱装置12を前記光沢ロール11の外周部に沿い配
置して同光沢ロール11の金属鏡面板112を直接加熱
する誘導加熱装置121により構成してもよい(請求項
5) 前記た請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機において、
前記光沢ロール11と同光沢ロール11の金属鏡面板1
12との間に非電導体層191を設けてもよい(請求項
6)。
において、前記加熱装置12を前記光沢ロール11の外
周部に沿い配置して同光沢ロール11の外周面111を
直接加熱する誘導加熱装置121により構成してもよい
(請求項3)。前記2記載の枚葉印刷物ニス光沢機にお
いて、前記光沢ロール11の外周面111に1枚以上の
金属鏡面板112を交換可能に巻き付けてもよい(請求
項4) 前記請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機において、前
記加熱装置12を前記光沢ロール11の外周部に沿い配
置して同光沢ロール11の金属鏡面板112を直接加熱
する誘導加熱装置121により構成してもよい(請求項
5) 前記た請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機において、
前記光沢ロール11と同光沢ロール11の金属鏡面板1
12との間に非電導体層191を設けてもよい(請求項
6)。
【0024】前記請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機
において、前記光沢ロール11の内部に同光沢ロール1
1を内部から冷却する冷却装置17を設けてもよい(請
求項7)。前記請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機に
おいて、前記光沢ロール11と同光沢ロール11の金属
鏡面板112との間に熱伝導可能な非電導層192を設
けてもよい(請求項8)。
において、前記光沢ロール11の内部に同光沢ロール1
1を内部から冷却する冷却装置17を設けてもよい(請
求項7)。前記請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機に
おいて、前記光沢ロール11と同光沢ロール11の金属
鏡面板112との間に熱伝導可能な非電導層192を設
けてもよい(請求項8)。
【0025】前記請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機
において、前記光沢ロール11の金属鏡面板112を枚
葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長い長さと枚葉印刷
物の幅よりも少し広い幅と0.2mm〜0.6mmの範
囲の厚さとを有する板状体に形成してもよい(請求項
9)。前記請求項1記載の枚葉印刷物ニス光沢機におい
て、前記光沢ロール11の外周部の一箇所以上に切欠部
115を設け、前記加圧ロール13の外周部の1箇所以
上に上記各切欠部115に対応して切欠部135を設け
るとともに同切欠部135に枚葉印刷物の先端を把持す
る爪機構136を設け、枚葉印刷物を前記光沢ロール1
1から同期して受け取る受取装置31を同光沢ロール1
1の隣接位置に配設するとともに同受取装置31に枚葉
印刷物の先端を把持する爪機構316を設けてもよい
(請求項10)。
において、前記光沢ロール11の金属鏡面板112を枚
葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長い長さと枚葉印刷
物の幅よりも少し広い幅と0.2mm〜0.6mmの範
囲の厚さとを有する板状体に形成してもよい(請求項
9)。前記請求項1記載の枚葉印刷物ニス光沢機におい
て、前記光沢ロール11の外周部の一箇所以上に切欠部
115を設け、前記加圧ロール13の外周部の1箇所以
上に上記各切欠部115に対応して切欠部135を設け
るとともに同切欠部135に枚葉印刷物の先端を把持す
る爪機構136を設け、枚葉印刷物を前記光沢ロール1
1から同期して受け取る受取装置31を同光沢ロール1
1の隣接位置に配設するとともに同受取装置31に枚葉
印刷物の先端を把持する爪機構316を設けてもよい
(請求項10)。
【0026】前記請求項10記載の枚葉印刷物ニス光沢
機において、前記光沢ロール11の外周面111に1枚
以上の金属鏡面板112を交換可能に巻き付けてもよい
(請求項13)。前記請求項10記載の枚葉印刷物ニス
光沢機において、前記加熱装置12を前記光沢ロール1
1の外周部に沿い配置して同光沢ロール11の金属鏡面
板112を直接加熱する誘導加熱装置121により構成
してもよい(請求項14)。
機において、前記光沢ロール11の外周面111に1枚
以上の金属鏡面板112を交換可能に巻き付けてもよい
(請求項13)。前記請求項10記載の枚葉印刷物ニス
光沢機において、前記加熱装置12を前記光沢ロール1
1の外周部に沿い配置して同光沢ロール11の金属鏡面
板112を直接加熱する誘導加熱装置121により構成
してもよい(請求項14)。
【0027】前記10記載の枚葉印刷物ニス光沢機にお
いて、前記加熱装置12を前記光沢ロール11の外周部
に沿い配置して同光沢ロール11の外周面111を直接
加熱する誘導加熱装置121により構成してもよい(請
求項15)。前記請求項10記載の枚葉印刷物におい
て、前記光沢ロール11と同光沢ロール11の金属鏡面
板112との間に非電導体層191を設けてもよい(請
求項16)。
いて、前記加熱装置12を前記光沢ロール11の外周部
に沿い配置して同光沢ロール11の外周面111を直接
加熱する誘導加熱装置121により構成してもよい(請
求項15)。前記請求項10記載の枚葉印刷物におい
て、前記光沢ロール11と同光沢ロール11の金属鏡面
板112との間に非電導体層191を設けてもよい(請
求項16)。
【0028】前記請求項10記載の枚葉印刷物ニス光沢
機において、前記光沢ロール11の金属鏡面板112を
枚葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長い長さと枚葉印
刷物の幅よりも少し広い幅と0.2mm〜0.6mmの
範囲の厚さとを有する板状体に形成してもよい(請求項
17)。
機において、前記光沢ロール11の金属鏡面板112を
枚葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長い長さと枚葉印
刷物の幅よりも少し広い幅と0.2mm〜0.6mmの
範囲の厚さとを有する板状体に形成してもよい(請求項
17)。
【0029】
【作用】本発明の枚葉印刷物ニス光沢機は前記のように
外周面111を鏡面に仕上げた光沢ロール11と、同光
沢ロール11に圧接することにより同光沢ロール11の
回転に同期して回転する加圧ロール13と、上記光沢ロ
ール11を加熱する加熱装置12と、枚葉印刷物の先端
を把持して上記光沢ロール11及び加圧ロール13の回
転に同期して枚葉印刷物を搬送する爪機構6とを具えて
おり、加熱装置12により光沢ロール11を加熱する一
方、爪機構6によりニス塗布後乾燥させた枚葉印刷物の
先端を把持して、光沢ロール11及び加圧ロール13の
回転に同期して搬送し、これら光沢ロール11及び加圧
ロール13の間へ送って、同枚葉印刷物のニス面を、鏡
面に仕上げた光沢ロール11の外周面111により加熱
加圧して、光沢を出す。
外周面111を鏡面に仕上げた光沢ロール11と、同光
沢ロール11に圧接することにより同光沢ロール11の
回転に同期して回転する加圧ロール13と、上記光沢ロ
ール11を加熱する加熱装置12と、枚葉印刷物の先端
を把持して上記光沢ロール11及び加圧ロール13の回
転に同期して枚葉印刷物を搬送する爪機構6とを具えて
おり、加熱装置12により光沢ロール11を加熱する一
方、爪機構6によりニス塗布後乾燥させた枚葉印刷物の
先端を把持して、光沢ロール11及び加圧ロール13の
回転に同期して搬送し、これら光沢ロール11及び加圧
ロール13の間へ送って、同枚葉印刷物のニス面を、鏡
面に仕上げた光沢ロール11の外周面111により加熱
加圧して、光沢を出す。
【0030】
【実施例】次に本発明の枚葉印刷物ニス光沢機を各実施
例により説明する。本発明の枚葉印刷物ニス光沢機は、
鏡面に仕上げ且つ加熱した金属表面により、ニス塗布後
乾燥させた枚葉印刷物のニス面を加熱加圧して光沢を出
す枚葉印刷物ニス光沢機において、外周面111を鏡面
に仕上げた光沢ロール11と、同光沢ロール11に圧接
することにより同光沢ロール11の回転に同期して回転
する加圧ロール13と、上記光沢ロール11を加熱する
加熱装置12と、枚葉印刷物の先端を把持して上記光沢
ロール11及び加圧ロール13の回転に同期して枚葉印
刷物を搬送する爪機構6とを具えている(請求項1参
照)。
例により説明する。本発明の枚葉印刷物ニス光沢機は、
鏡面に仕上げ且つ加熱した金属表面により、ニス塗布後
乾燥させた枚葉印刷物のニス面を加熱加圧して光沢を出
す枚葉印刷物ニス光沢機において、外周面111を鏡面
に仕上げた光沢ロール11と、同光沢ロール11に圧接
することにより同光沢ロール11の回転に同期して回転
する加圧ロール13と、上記光沢ロール11を加熱する
加熱装置12と、枚葉印刷物の先端を把持して上記光沢
ロール11及び加圧ロール13の回転に同期して枚葉印
刷物を搬送する爪機構6とを具えている(請求項1参
照)。
【0031】(第1実施例)図1〜図7は、この枚葉印
刷物ニス光沢機を具体的に示している(請求項2参
照)。図1の21が入側搬送装置で、同入側搬送装置2
1は、入側受け渡し部aで光沢ロール11に接触するよ
うに配置されている。
刷物ニス光沢機を具体的に示している(請求項2参
照)。図1の21が入側搬送装置で、同入側搬送装置2
1は、入側受け渡し部aで光沢ロール11に接触するよ
うに配置されている。
【0032】13が加圧ロールで、同加圧ロール13
は、加圧装置(図示せず)により光沢ロール11にニッ
プ部Nを介して圧接している。31が支点Bを中心に回
転する受取装置で、同受取装置31は、出側受け渡し部
bで光沢ロール11に接触するように配置されている。
11が光沢ロールで、同光沢ロール11の外周面111
が鏡面に仕上げられている。そして同光沢ロール11の
外周部の1箇所以上には、切欠部115が設けられてい
る。図1では切欠部115が2箇所に設けられている
が、2箇所に限るものではない。同光沢ロール11の直
径は、切欠部115から切欠部115までの外周長が枚
葉印刷物の長さよりも少し長くなるように決められてい
る。上記各切欠部115には、爪機構116が組み込ま
れている。
は、加圧装置(図示せず)により光沢ロール11にニッ
プ部Nを介して圧接している。31が支点Bを中心に回
転する受取装置で、同受取装置31は、出側受け渡し部
bで光沢ロール11に接触するように配置されている。
11が光沢ロールで、同光沢ロール11の外周面111
が鏡面に仕上げられている。そして同光沢ロール11の
外周部の1箇所以上には、切欠部115が設けられてい
る。図1では切欠部115が2箇所に設けられている
が、2箇所に限るものではない。同光沢ロール11の直
径は、切欠部115から切欠部115までの外周長が枚
葉印刷物の長さよりも少し長くなるように決められてい
る。上記各切欠部115には、爪機構116が組み込ま
れている。
【0033】12が光沢ロール11を加熱する加熱装置
で、同加熱装置12の内部12aには、加熱装置が設け
られている。図2(a)(b)は、同加熱装置の例であ
る。図2(a)は、電気ヒータの例を示しており、12
3が電気ヒータ、124が給電装置である。図2(b)
は、蒸気ヒータの例を示しており、125が蒸気管、1
26が回転継手である。何れの場合にも、光沢ローラ1
1が内部からの伝導熱により加熱される。
で、同加熱装置12の内部12aには、加熱装置が設け
られている。図2(a)(b)は、同加熱装置の例であ
る。図2(a)は、電気ヒータの例を示しており、12
3が電気ヒータ、124が給電装置である。図2(b)
は、蒸気ヒータの例を示しており、125が蒸気管、1
26が回転継手である。何れの場合にも、光沢ローラ1
1が内部からの伝導熱により加熱される。
【0034】図3は、加熱装置を光沢ロール11の外側
に設けた例である。12bが外部加熱装置で、同外部加
熱装置12bには、熱源や電磁波を応用したヒータ等が
用いられる。この場合には、光沢ローラ11の外周面1
11が外部から直接的に加熱される。図4(a)(b)
は、光沢ロール11の爪機構116の詳細を示してい
る。この爪機構116は、複数の爪1161と、爪軸1
162と、軸受1163と、ばね装置1164と、カム
フォロア1165とにより構成されており、カム116
6が本体フレーム10に取り付けられている。
に設けた例である。12bが外部加熱装置で、同外部加
熱装置12bには、熱源や電磁波を応用したヒータ等が
用いられる。この場合には、光沢ローラ11の外周面1
11が外部から直接的に加熱される。図4(a)(b)
は、光沢ロール11の爪機構116の詳細を示してい
る。この爪機構116は、複数の爪1161と、爪軸1
162と、軸受1163と、ばね装置1164と、カム
フォロア1165とにより構成されており、カム116
6が本体フレーム10に取り付けられている。
【0035】この爪機構116では、爪1161が爪軸
1162により軸支されている。またばね装置1164
により、爪1161の把持部1161aが光沢ロール1
1の切欠部端に組み込まれた爪座1168に対して押し
つけられる方向に力を受けているが、光沢ロール11が
回転して、カムフォロア1165がカム1166により
蹴られると、爪軸1162が回転して、爪1161が開
く。
1162により軸支されている。またばね装置1164
により、爪1161の把持部1161aが光沢ロール1
1の切欠部端に組み込まれた爪座1168に対して押し
つけられる方向に力を受けているが、光沢ロール11が
回転して、カムフォロア1165がカム1166により
蹴られると、爪軸1162が回転して、爪1161が開
く。
【0036】カム1166の形状は、光沢ロール11が
回転して、切欠部115が入側受け渡し部aの直前にき
たときに、爪1161が閉じ始め、同受渡し部aを通過
すると、閉じる。また切欠部115が出側受け渡し部b
を通過中に爪1161が開くようになっている。上記入
側搬送装置21は、支点Aを中心に回転する。入側搬送
装置21にも、光沢ロール11の爪機構と同様の爪機構
216が設けられている。この爪機構216は、爪機構
216が入側受け渡し部aを通過するときに爪が開くよ
うに入側搬送装置用カムにより制御される。
回転して、切欠部115が入側受け渡し部aの直前にき
たときに、爪1161が閉じ始め、同受渡し部aを通過
すると、閉じる。また切欠部115が出側受け渡し部b
を通過中に爪1161が開くようになっている。上記入
側搬送装置21は、支点Aを中心に回転する。入側搬送
装置21にも、光沢ロール11の爪機構と同様の爪機構
216が設けられている。この爪機構216は、爪機構
216が入側受け渡し部aを通過するときに爪が開くよ
うに入側搬送装置用カムにより制御される。
【0037】上記受取装置31にも、光沢ロール11の
爪機構と同様の爪機構316を設けられている。この爪
機構316は、爪機構316が出側受け渡し部bを通過
するときに爪が閉じるように受取装置用カムにより制御
される。上記入側搬送装置21と上記光沢ロール11と
上記加圧ロール13と上記受取装置31とは、主駆動装
置41と歯車装置(図示せず)とを介し共通に駆動さ
れ、同期して回転する。これらの回転方向を矢印により
示している。
爪機構と同様の爪機構316を設けられている。この爪
機構316は、爪機構316が出側受け渡し部bを通過
するときに爪が閉じるように受取装置用カムにより制御
される。上記入側搬送装置21と上記光沢ロール11と
上記加圧ロール13と上記受取装置31とは、主駆動装
置41と歯車装置(図示せず)とを介し共通に駆動さ
れ、同期して回転する。これらの回転方向を矢印により
示している。
【0038】入側搬送装置21の光沢ロール11に対す
る位相は、爪機構116が入側受け渡し部aを通過する
ときに、入側爪機構216が同時にそこを通過するよう
に前記歯車装置等により決められている。入側爪機構2
16の回転半径及び回転速度は、前記各爪機構116及
び216が入側受渡し部aを同時に通過するとき、同速
度で通過するように決められている。また加圧ロール1
3の外径及び速度は、加圧ロール13の周速が光沢ロー
ル11の周速に一致するように決められている。
る位相は、爪機構116が入側受け渡し部aを通過する
ときに、入側爪機構216が同時にそこを通過するよう
に前記歯車装置等により決められている。入側爪機構2
16の回転半径及び回転速度は、前記各爪機構116及
び216が入側受渡し部aを同時に通過するとき、同速
度で通過するように決められている。また加圧ロール1
3の外径及び速度は、加圧ロール13の周速が光沢ロー
ル11の周速に一致するように決められている。
【0039】加圧ロール13の光沢ロール11に対する
位相は、切欠部115がニップ部Nを通過するときに、
加圧ロール13の切欠部135が同時にそこを通過する
ように前記歯車装置等により決められている。受取装置
31の光沢ロール11に対する位相は、爪機構116が
出側受け渡し部bを通過するときに、受取装置31の爪
機構316が同時にそこを通過するように前記歯車装置
等により決められている。
位相は、切欠部115がニップ部Nを通過するときに、
加圧ロール13の切欠部135が同時にそこを通過する
ように前記歯車装置等により決められている。受取装置
31の光沢ロール11に対する位相は、爪機構116が
出側受け渡し部bを通過するときに、受取装置31の爪
機構316が同時にそこを通過するように前記歯車装置
等により決められている。
【0040】爪機構316の回転半径及び回転速度は、
前記各爪機構116及び316が出側受渡し部bを同時
に通過するとき、同速度で通過するように決められてい
る。図5は、光沢ロール11の爪機構の爪1161と入
側搬送装置21の爪機構の爪2161との配置例を示す
説明図である。爪1161と爪2161とは、千鳥状に
配列されており、爪機構116と爪機構216とが同時
に入側受け渡し部aを通過しても相互に干渉することは
ない。受取装置31の爪3161と、光沢ロールの爪1
161との関係も入側と同様に千鳥状に配列されてい
る。
前記各爪機構116及び316が出側受渡し部bを同時
に通過するとき、同速度で通過するように決められてい
る。図5は、光沢ロール11の爪機構の爪1161と入
側搬送装置21の爪機構の爪2161との配置例を示す
説明図である。爪1161と爪2161とは、千鳥状に
配列されており、爪機構116と爪機構216とが同時
に入側受け渡し部aを通過しても相互に干渉することは
ない。受取装置31の爪3161と、光沢ロールの爪1
161との関係も入側と同様に千鳥状に配列されてい
る。
【0041】以上の枚葉印刷物ニス光沢機は、図6に示
すように給紙装置51と排紙装置61との間に設置され
る。この場合、入側搬送装置21は、支点Aを中心に揺
動する。また前記加圧ロール13は、図7に示すように
光沢ロール11の周りに2組設けてもよい。次に前記図
1〜図7に示す枚葉印刷物ニス光沢機の作用を具体的に
説明する。
すように給紙装置51と排紙装置61との間に設置され
る。この場合、入側搬送装置21は、支点Aを中心に揺
動する。また前記加圧ロール13は、図7に示すように
光沢ロール11の周りに2組設けてもよい。次に前記図
1〜図7に示す枚葉印刷物ニス光沢機の作用を具体的に
説明する。
【0042】前工程でニスを塗布後乾燥された枚葉印刷
物は、給紙装置51により1枚ずつ入側搬送装置側へ供
給され、入側搬送装置21の爪機構216が枚葉印刷物
を把持して、入側受け渡し部a迄搬送する。そして入側
搬送装置の爪機構216が入側受け渡し部aを通過する
ときに、爪機構216の爪が開き、しかもこのとき、光
沢ロール11の爪機構116が同受け渡し部aを通過
し、この爪機構116の爪1161が閉じるようにこれ
らの爪機構116と爪機構216が同期的に作動して、
同入側受け渡し部aで枚葉印刷物が入側搬送装置の爪機
構216から光沢ロールの爪機構116に確実に掴み替
えられる。
物は、給紙装置51により1枚ずつ入側搬送装置側へ供
給され、入側搬送装置21の爪機構216が枚葉印刷物
を把持して、入側受け渡し部a迄搬送する。そして入側
搬送装置の爪機構216が入側受け渡し部aを通過する
ときに、爪機構216の爪が開き、しかもこのとき、光
沢ロール11の爪機構116が同受け渡し部aを通過
し、この爪機構116の爪1161が閉じるようにこれ
らの爪機構116と爪機構216が同期的に作動して、
同入側受け渡し部aで枚葉印刷物が入側搬送装置の爪機
構216から光沢ロールの爪機構116に確実に掴み替
えられる。
【0043】光沢ロールの爪機構116により把持され
た枚葉印刷物は、ニップ部Nを通過するとき、加圧ロー
ル13により加圧され、加熱した光沢ロールの外周面1
11に押し付けられて、軟化し、外周面111の鏡面が
ニス面に転写されて、平滑になる。光沢ロール11の爪
機構116がニップ部Nを通過するとき、加圧ロール1
3の切欠部135がニップ部Nにくるように位相が決め
されているので、爪機構116と加圧ロール13とが干
渉することがない。
た枚葉印刷物は、ニップ部Nを通過するとき、加圧ロー
ル13により加圧され、加熱した光沢ロールの外周面1
11に押し付けられて、軟化し、外周面111の鏡面が
ニス面に転写されて、平滑になる。光沢ロール11の爪
機構116がニップ部Nを通過するとき、加圧ロール1
3の切欠部135がニップ部Nにくるように位相が決め
されているので、爪機構116と加圧ロール13とが干
渉することがない。
【0044】ニップ部Nで加熱加圧された枚葉印刷物
は、入側受け渡し部aと同様に出側受け渡し部bで光沢
ロール11の爪機構116から受取装置31の爪機構3
16に確実に掴み替えられる。受取装置31に掴み替え
られた枚葉印刷物は、排紙装置61に至り、順次整然と
積み重ねられてゆく。
は、入側受け渡し部aと同様に出側受け渡し部bで光沢
ロール11の爪機構116から受取装置31の爪機構3
16に確実に掴み替えられる。受取装置31に掴み替え
られた枚葉印刷物は、排紙装置61に至り、順次整然と
積み重ねられてゆく。
【0045】上記図1〜図7に示す枚葉印刷物ニス光沢
機には、次の利点がある。 (a)エンドレスプレスでは、印刷枚葉物がエンドレス
ベルトの途中から脱落するというトラブルが発生してい
た。またエンドレスプレスで高速化すると、枚葉印刷物
の姿勢や間隔が乱れていたが、爪機構により枚葉印刷物
の先端を強制的に受け渡して、把持、搬送するので、こ
れらの問題が生じなくて、高速搬送が可能になる。 (b)エンドレスプレスで高速化すると、剥離不良のト
ラブルが発生していたが、ニス層の温度が高くて、ニス
面が光沢ロール11の外周面111に密着していても、
受取装置31の爪機構316が枚葉印刷物を外周面11
1から強制的に剥ぎ取るので、剥離不良のトラブルが発
生しない。 (c)エンドレスプレスでは、ニス層の温度を支配する
要因の変化がある度に、ニスの種類や盛り量、印刷物の
厚さ、雰囲気温度、冷却装置714の水温、搬送速度と
ヒータロールの温度とニップ圧との関係などを微妙に調
整して、枚葉印刷物が出側ロール715に達したとき
に、枚葉印刷物をエンドレスベルトから自然に剥がれる
ようにしているが、本発明では、受取装置31の爪機構
316により枚葉印刷物を強制的に把持、開放するの
で、微妙な調整が不要になって、操業が容易になり、高
速化も容易になる。 (d)受取装置31の爪機構316により枚葉印刷物を
光沢ロール11から強制的に剥ぎ取るので、エンドレス
プレスの冷却工程が不要になって、加熱装置12の枚葉
印刷物1枚当たりの加熱容量が少なくて済み、省エネル
ギーになるし、冷却装置が不要になる。 (e)エンドレスプレスのエンドレスベルトは、加熱冷
却の熱サイクルと、繰り返し曲げとを受けて、短期間に
歪や変形が生じて、交換が必要になるが、本発明では、
光沢ロール11の温度振幅が小さいし、繰り返し曲げも
作用しないので、鏡面の機械的な寿命が長くなる。 (f)エンドレスベルトが不要になり、機長が短くなっ
て、設置スペースが節減される。 (g)高速化すると、枚葉印刷物と光沢ロール11の加
熱外周面111との接触時間が短くなるので、光沢ロー
ル11から枚葉印刷物1枚当たりに伝達される熱量が少
なくなって、枚葉印刷物の温度上昇がエンドレスプレス
を高速化する場合に比べて少なくなる。従って後工程の
冷却装置の枚葉印刷物1枚当たりの容量も少なくて済
み、この点でもエンドレスプレスに比べて省エネルギー
になる。
機には、次の利点がある。 (a)エンドレスプレスでは、印刷枚葉物がエンドレス
ベルトの途中から脱落するというトラブルが発生してい
た。またエンドレスプレスで高速化すると、枚葉印刷物
の姿勢や間隔が乱れていたが、爪機構により枚葉印刷物
の先端を強制的に受け渡して、把持、搬送するので、こ
れらの問題が生じなくて、高速搬送が可能になる。 (b)エンドレスプレスで高速化すると、剥離不良のト
ラブルが発生していたが、ニス層の温度が高くて、ニス
面が光沢ロール11の外周面111に密着していても、
受取装置31の爪機構316が枚葉印刷物を外周面11
1から強制的に剥ぎ取るので、剥離不良のトラブルが発
生しない。 (c)エンドレスプレスでは、ニス層の温度を支配する
要因の変化がある度に、ニスの種類や盛り量、印刷物の
厚さ、雰囲気温度、冷却装置714の水温、搬送速度と
ヒータロールの温度とニップ圧との関係などを微妙に調
整して、枚葉印刷物が出側ロール715に達したとき
に、枚葉印刷物をエンドレスベルトから自然に剥がれる
ようにしているが、本発明では、受取装置31の爪機構
316により枚葉印刷物を強制的に把持、開放するの
で、微妙な調整が不要になって、操業が容易になり、高
速化も容易になる。 (d)受取装置31の爪機構316により枚葉印刷物を
光沢ロール11から強制的に剥ぎ取るので、エンドレス
プレスの冷却工程が不要になって、加熱装置12の枚葉
印刷物1枚当たりの加熱容量が少なくて済み、省エネル
ギーになるし、冷却装置が不要になる。 (e)エンドレスプレスのエンドレスベルトは、加熱冷
却の熱サイクルと、繰り返し曲げとを受けて、短期間に
歪や変形が生じて、交換が必要になるが、本発明では、
光沢ロール11の温度振幅が小さいし、繰り返し曲げも
作用しないので、鏡面の機械的な寿命が長くなる。 (f)エンドレスベルトが不要になり、機長が短くなっ
て、設置スペースが節減される。 (g)高速化すると、枚葉印刷物と光沢ロール11の加
熱外周面111との接触時間が短くなるので、光沢ロー
ル11から枚葉印刷物1枚当たりに伝達される熱量が少
なくなって、枚葉印刷物の温度上昇がエンドレスプレス
を高速化する場合に比べて少なくなる。従って後工程の
冷却装置の枚葉印刷物1枚当たりの容量も少なくて済
み、この点でもエンドレスプレスに比べて省エネルギー
になる。
【0046】なお前記ニス光沢機は、枚葉印刷物の艶出
しだけに限定されるものではない。例えば文字や絵柄を
印刷しないでニスだけを塗工した枚葉物の艶出しにも適
用できる。また前記ニス光沢機では、高温でも離型性の
良いニスを使用することを前提にしている。図8(a)
(b)は、前記図1〜図7のニス光沢機において、加熱
装置12を光沢ロール11の外周部に沿い配置して同光
沢ロール11の外周面111を直接加熱する誘導加熱装
置121により構成した実施例(請求項3参照)であ
る。
しだけに限定されるものではない。例えば文字や絵柄を
印刷しないでニスだけを塗工した枚葉物の艶出しにも適
用できる。また前記ニス光沢機では、高温でも離型性の
良いニスを使用することを前提にしている。図8(a)
(b)は、前記図1〜図7のニス光沢機において、加熱
装置12を光沢ロール11の外周部に沿い配置して同光
沢ロール11の外周面111を直接加熱する誘導加熱装
置121により構成した実施例(請求項3参照)であ
る。
【0047】この実施例では、光沢ロール11の外周面
111に沿うように成形して樹脂で固めたコイル121
1が光沢ロール11の外周面111から僅かの距離を置
いて配設されている。同コイル1211に交流電流を通
じると、磁束が発生して、この磁束が光沢ロール11を
通るので、フレミングの法則により光沢ロール11内に
電流が誘起されて、この電流により発生するジュール熱
により光沢ロール11が加熱される。
111に沿うように成形して樹脂で固めたコイル121
1が光沢ロール11の外周面111から僅かの距離を置
いて配設されている。同コイル1211に交流電流を通
じると、磁束が発生して、この磁束が光沢ロール11を
通るので、フレミングの法則により光沢ロール11内に
電流が誘起されて、この電流により発生するジュール熱
により光沢ロール11が加熱される。
【0048】上記誘起電流は、光沢ロール11の表層に
集中する性質があるので、鏡面に仕上げた外周面111
を含むロール表層の温度が上昇する。またコイルに通電
する電流の周波数が高い程、誘起電流の光沢ロール11
内への浸透深さが浅くなるので、表層加熱に対して有利
である。コイル1211は、出側受け渡し部bとニップ
部Nとの間に配設される。磁束は、枚葉印刷物を透過す
るので、入り側受け渡し部aとニップ部Nとの間に配設
してもよい。
集中する性質があるので、鏡面に仕上げた外周面111
を含むロール表層の温度が上昇する。またコイルに通電
する電流の周波数が高い程、誘起電流の光沢ロール11
内への浸透深さが浅くなるので、表層加熱に対して有利
である。コイル1211は、出側受け渡し部bとニップ
部Nとの間に配設される。磁束は、枚葉印刷物を透過す
るので、入り側受け渡し部aとニップ部Nとの間に配設
してもよい。
【0049】この誘導加熱装置121の作用は、次の通
りである。コイル1211に通電すると、光沢ロール1
1の表層に誘起電流が流れ、このとき発生するジュール
熱により外周面111を含む光沢ロール11の表層が加
熱される。枚葉印刷物がコイル1211と光沢ロール1
1との間にあっても、磁束は、枚葉印刷物を透過するの
で、加熱の障害にはならない。
りである。コイル1211に通電すると、光沢ロール1
1の表層に誘起電流が流れ、このとき発生するジュール
熱により外周面111を含む光沢ロール11の表層が加
熱される。枚葉印刷物がコイル1211と光沢ロール1
1との間にあっても、磁束は、枚葉印刷物を透過するの
で、加熱の障害にはならない。
【0050】また光沢ロール11の内層部118を断熱
材あるいは熱伝導率の低い材質により構成しておけば、
光沢ロール11の外層部117に発生した熱が僅かしか
ロール内部に伝わらず、殆ど全ての熱が光沢ロール外表
面の昇温に寄与するので、加熱効率がよい。また光沢ロ
ール11の外層部117の厚さを薄く構成すれば、被加
熱部の熱容量が小さくなり、コイル1121に通電すれ
ば、光沢ロール11の外周面111がすぐに昇温して、
加熱の応答性が早い。またコイル1121に通電する電
流を制御することにより、発熱量を変更可能である。
材あるいは熱伝導率の低い材質により構成しておけば、
光沢ロール11の外層部117に発生した熱が僅かしか
ロール内部に伝わらず、殆ど全ての熱が光沢ロール外表
面の昇温に寄与するので、加熱効率がよい。また光沢ロ
ール11の外層部117の厚さを薄く構成すれば、被加
熱部の熱容量が小さくなり、コイル1121に通電すれ
ば、光沢ロール11の外周面111がすぐに昇温して、
加熱の応答性が早い。またコイル1121に通電する電
流を制御することにより、発熱量を変更可能である。
【0051】この誘導加熱装置121には、次の利点が
ある。加熱効率がよい。応答性が早く、また電流の
制御により加熱量を変更可能なので、外周面111の温
度管理が容易になる。応答性が早いので、ウォーミン
グアップの時間が短くて済み、稼働率が向上する。光
沢ロールの内部を蒸気により加熱するとき必要なボイラ
ーが不要になって、メンテナンスに容易になる。
ある。加熱効率がよい。応答性が早く、また電流の
制御により加熱量を変更可能なので、外周面111の温
度管理が容易になる。応答性が早いので、ウォーミン
グアップの時間が短くて済み、稼働率が向上する。光
沢ロールの内部を蒸気により加熱するとき必要なボイラ
ーが不要になって、メンテナンスに容易になる。
【0052】図9(a)(b)は、前記図1〜図7のニ
ス光沢機において、光沢ロール11の外周面111に1
枚以上の金属鏡面板112を交換可能に巻き付けた実施
例(請求項4参照)である。この金属鏡面板112は、
光沢ロール11に巻き付けられて、その両端が光沢ロー
ル11の切欠部115a及び115bに固定されてい
る。
ス光沢機において、光沢ロール11の外周面111に1
枚以上の金属鏡面板112を交換可能に巻き付けた実施
例(請求項4参照)である。この金属鏡面板112は、
光沢ロール11に巻き付けられて、その両端が光沢ロー
ル11の切欠部115a及び115bに固定されてい
る。
【0053】金属鏡面板112は、熱せられて膨張する
ので、熱膨張を吸収可能な固定機構により固定しておく
とよい。即ち、金属鏡面板112の一端が金具1122
により台1125に取り付けられ、台1125と金具1
122との間には、ばね1123が介装されている。金
具1124により台1125を引くと、ばね1123を
介して金属鏡面板112が締め付けられる。
ので、熱膨張を吸収可能な固定機構により固定しておく
とよい。即ち、金属鏡面板112の一端が金具1122
により台1125に取り付けられ、台1125と金具1
122との間には、ばね1123が介装されている。金
具1124により台1125を引くと、ばね1123を
介して金属鏡面板112が締め付けられる。
【0054】金属鏡面板112の取付は、図示の例に限
定されず、要は、簡単且つ確実に取付け可能にすればよ
い。印刷機の版取付機構等の応用も可能である。この金
属鏡面板112の作用は、次の通りである。金属鏡面板
112は、エンドレスプレスのエンドレスベルトの役割
をするニップ部Nにおいて、枚葉印刷物を加熱加圧す
る。この金属鏡面板112は、ばね1123により一定
のテンションを付与されているので、金属鏡面板112
が熱膨張しても、光沢ロール11との間に隙間の発生す
ることがない。金具1122を緩めれば、金属鏡面板1
12は、容易に交換できる。この金属鏡面板112に
は、次の利点がある。金属鏡面板112が短くて、軽
いので、取扱いが容易であり、交換も容易である。エ
ンドレスベルトのような接合が不要であり、熟練者でな
くても、容易に交換可能である。冷却工程が無いの
で、熱サイクルの温度振幅が小さく、また繰り返し曲げ
応力も作用しないので、機械的な寿命が長い。
定されず、要は、簡単且つ確実に取付け可能にすればよ
い。印刷機の版取付機構等の応用も可能である。この金
属鏡面板112の作用は、次の通りである。金属鏡面板
112は、エンドレスプレスのエンドレスベルトの役割
をするニップ部Nにおいて、枚葉印刷物を加熱加圧す
る。この金属鏡面板112は、ばね1123により一定
のテンションを付与されているので、金属鏡面板112
が熱膨張しても、光沢ロール11との間に隙間の発生す
ることがない。金具1122を緩めれば、金属鏡面板1
12は、容易に交換できる。この金属鏡面板112に
は、次の利点がある。金属鏡面板112が短くて、軽
いので、取扱いが容易であり、交換も容易である。エ
ンドレスベルトのような接合が不要であり、熟練者でな
くても、容易に交換可能である。冷却工程が無いの
で、熱サイクルの温度振幅が小さく、また繰り返し曲げ
応力も作用しないので、機械的な寿命が長い。
【0055】図10は、前記図1〜図7のニス光沢機に
おいて、加熱装置12を光沢ロール11の外周部に沿い
配置して同光沢ロール11の金属鏡面板112を直接加
熱する誘導加熱装置121により構成した実施例(請求
項5参照)である。この光沢ロール11には、金属鏡面
板112が巻き付けられ、光沢ロール11の外周面に沿
って誘導加熱装置121が配設されている。
おいて、加熱装置12を光沢ロール11の外周部に沿い
配置して同光沢ロール11の金属鏡面板112を直接加
熱する誘導加熱装置121により構成した実施例(請求
項5参照)である。この光沢ロール11には、金属鏡面
板112が巻き付けられ、光沢ロール11の外周面に沿
って誘導加熱装置121が配設されている。
【0056】この誘導加熱装置121の作用は、次の通
りである。コイル1211に通電すると、金属鏡面板1
12に誘起電流が流れ、このとき発生するジュール熱に
より金属鏡面板112が加熱される。枚葉印刷物がコイ
ル1211と鏡面板112との間にあっても、磁束は、
枚葉印刷物を透過するので、加熱の障害にはならない。
りである。コイル1211に通電すると、金属鏡面板1
12に誘起電流が流れ、このとき発生するジュール熱に
より金属鏡面板112が加熱される。枚葉印刷物がコイ
ル1211と鏡面板112との間にあっても、磁束は、
枚葉印刷物を透過するので、加熱の障害にはならない。
【0057】そして光沢ロール11の本体部119を断
熱材あるいは熱伝導率の低い材質により構成しておけ
ば、金属鏡面板112の内部に発生した熱が僅かしか光
沢ロール11内部に伝わらず、殆ど全ての熱が金属鏡面
板112自身の昇温に寄与するので、加熱効率がよい。
また鏡面板112は、厚さが薄いので、熱容量が小さ
く、コイル1121に通電すると、金属鏡面板112が
すぐに昇温するので、応答性が早い。
熱材あるいは熱伝導率の低い材質により構成しておけ
ば、金属鏡面板112の内部に発生した熱が僅かしか光
沢ロール11内部に伝わらず、殆ど全ての熱が金属鏡面
板112自身の昇温に寄与するので、加熱効率がよい。
また鏡面板112は、厚さが薄いので、熱容量が小さ
く、コイル1121に通電すると、金属鏡面板112が
すぐに昇温するので、応答性が早い。
【0058】上記誘導加熱装置121では、前記第2、
第3実施例の利点が相乗して得られる。図11は、前記
図1〜図7のニス光沢機において、光沢ロール11と同
光沢ロール11の金属鏡面板112との間に非電導体層
191を設けた実施例(請求項6参照)である。
第3実施例の利点が相乗して得られる。図11は、前記
図1〜図7のニス光沢機において、光沢ロール11と同
光沢ロール11の金属鏡面板112との間に非電導体層
191を設けた実施例(請求項6参照)である。
【0059】この実施例では、非電導体層191をセラ
ミックス等の非電導体により形成している。この非電導
体層191の作用効果は、次の通りである。光沢ロール
11の非電導体層191には、ジュール熱が発生せず、
ジュール熱が金属鏡面板112の内部に集中して発生す
るので、金属鏡面板112が効率的に加熱される。
ミックス等の非電導体により形成している。この非電導
体層191の作用効果は、次の通りである。光沢ロール
11の非電導体層191には、ジュール熱が発生せず、
ジュール熱が金属鏡面板112の内部に集中して発生す
るので、金属鏡面板112が効率的に加熱される。
【0060】図12、図13は、前記図1〜図7のニス
光沢機において、光沢ロール11の内部に同光沢ロール
11を内部から冷却する冷却装置17を設けた実施例
(請求項7参照)である。この実施例では、冷却装置1
7により光沢ロール11の外周部が光沢ロール11の内
部から冷却される。図13の171が回転継手で、冷媒
が同回転継手171を経て光沢ロール11の内部へ供給
される。なお冷却装置17の構造はこの実施例に限らな
い。
光沢機において、光沢ロール11の内部に同光沢ロール
11を内部から冷却する冷却装置17を設けた実施例
(請求項7参照)である。この実施例では、冷却装置1
7により光沢ロール11の外周部が光沢ロール11の内
部から冷却される。図13の171が回転継手で、冷媒
が同回転継手171を経て光沢ロール11の内部へ供給
される。なお冷却装置17の構造はこの実施例に限らな
い。
【0061】この冷却装置17の作用は、次の通りであ
る。加熱装置12は、光沢ロール11に巻き付けた金属
鏡面板112がニップ部Nを通過するとき、枚葉印刷物
のプレス加工に適した温度になるようにニップ部Nの上
流側で加熱する。その後、冷却装置17は、光沢ロール
11に巻き付けた金属鏡面板112が出側受け渡し部b
を通過するとき、ニス面が金属鏡面板112から剥離し
やすい温度になるように冷却する。
る。加熱装置12は、光沢ロール11に巻き付けた金属
鏡面板112がニップ部Nを通過するとき、枚葉印刷物
のプレス加工に適した温度になるようにニップ部Nの上
流側で加熱する。その後、冷却装置17は、光沢ロール
11に巻き付けた金属鏡面板112が出側受け渡し部b
を通過するとき、ニス面が金属鏡面板112から剥離し
やすい温度になるように冷却する。
【0062】この冷却装置17には、次の利点がある。
高温における離型性が十分でないニスを使う場合で
も、光沢ロール11は、冷却装置17により内部から冷
却されており、枚葉印刷物は、ニップ部Nを通過後、冷
却されるので、出側受け渡し部bにおいてニス面が光沢
ロール11の外周面111から剥離しやすい。ニス面
が光沢ロール11の外周面111に密着していても、受
取装置31の爪機構316が枚葉印刷物を外周面111
から強制的に剥ぎ取るので、エンドレスプレスを高速化
した場合に問題になっていた剥離不良のトラブルが解消
されて、高速化が可能になる。
高温における離型性が十分でないニスを使う場合で
も、光沢ロール11は、冷却装置17により内部から冷
却されており、枚葉印刷物は、ニップ部Nを通過後、冷
却されるので、出側受け渡し部bにおいてニス面が光沢
ロール11の外周面111から剥離しやすい。ニス面
が光沢ロール11の外周面111に密着していても、受
取装置31の爪機構316が枚葉印刷物を外周面111
から強制的に剥ぎ取るので、エンドレスプレスを高速化
した場合に問題になっていた剥離不良のトラブルが解消
されて、高速化が可能になる。
【0063】図14は、前記図1〜図7のニス光沢機に
おいて、光沢ロール11と同光沢ロール11の金属鏡面
板112との間に熱伝導可能な非電導層192を設けた
実施例(請求項8参照)である。この非電導層192
は、非電導性を有し、熱伝導可能なセラミックス等によ
り構成されている。
おいて、光沢ロール11と同光沢ロール11の金属鏡面
板112との間に熱伝導可能な非電導層192を設けた
実施例(請求項8参照)である。この非電導層192
は、非電導性を有し、熱伝導可能なセラミックス等によ
り構成されている。
【0064】この非電導層192の作用及び効果は、次
の通りである。光沢ロール11の非電導体層192に
は、ジュール熱が発生せず、ジュール熱が金属鏡面板1
12に集中して発生し、しかも非電導体層192が熱伝
導可能なので、金属鏡面板112は内部から冷却可能
で、金属鏡面板112が効率よく加熱冷却される。
の通りである。光沢ロール11の非電導体層192に
は、ジュール熱が発生せず、ジュール熱が金属鏡面板1
12に集中して発生し、しかも非電導体層192が熱伝
導可能なので、金属鏡面板112は内部から冷却可能
で、金属鏡面板112が効率よく加熱冷却される。
【0065】なお光沢ロール11の金属鏡面板112
は、枚葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長い長さと、
枚葉印刷物の幅よりも少し広い幅と、0.2mm〜0.
6mmの範囲の厚さとを有する板状体に形成される。 (第2実施例)図15は、請求項1のニス光沢機におい
て、光沢ロール11の外周部の一箇所以上に切欠部11
5を設け、前記加圧ロール13の外周部の1箇所以上に
上記各切欠部115に対応して切欠部135を設けると
ともに同切欠部135に枚葉印刷物の先端を把持する爪
機構136を設け、枚葉印刷物を前記光沢ロール11か
ら同期して受け取る受取装置31を同光沢ロール11の
隣接位置に配設するとともに同受取装置31に枚葉印刷
物の先端を把持する爪機構316を設けた他の実施例
(請求項10参照)である。
は、枚葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長い長さと、
枚葉印刷物の幅よりも少し広い幅と、0.2mm〜0.
6mmの範囲の厚さとを有する板状体に形成される。 (第2実施例)図15は、請求項1のニス光沢機におい
て、光沢ロール11の外周部の一箇所以上に切欠部11
5を設け、前記加圧ロール13の外周部の1箇所以上に
上記各切欠部115に対応して切欠部135を設けると
ともに同切欠部135に枚葉印刷物の先端を把持する爪
機構136を設け、枚葉印刷物を前記光沢ロール11か
ら同期して受け取る受取装置31を同光沢ロール11の
隣接位置に配設するとともに同受取装置31に枚葉印刷
物の先端を把持する爪機構316を設けた他の実施例
(請求項10参照)である。
【0066】入側搬送装置21は、入側受け渡し部aに
おいて光沢ロール13に接触するように配置されてい
る。加圧ロール13は、加圧装置(図示せず)により光
沢ロール11にニップ部Nの所で圧接する。受取装置3
1は、出側受け渡し部bにおいて加圧ロール13に接触
するように接するように配置されている。
おいて光沢ロール13に接触するように配置されてい
る。加圧ロール13は、加圧装置(図示せず)により光
沢ロール11にニップ部Nの所で圧接する。受取装置3
1は、出側受け渡し部bにおいて加圧ロール13に接触
するように接するように配置されている。
【0067】加圧ロール13の外周部の1箇所以上に
は、切欠部135が設けられ、同各切欠部135には、
爪機構136が組み込まれている。図15では、切欠部
が2箇所に設けられているが、2箇所に限定されない。
加圧ロール13の外周部に設けた切欠部から切欠部まで
の周長が枚葉印刷物の長さよりも少し長くなるように、
加圧ロール13の直径が決められている。そして光沢ロ
ール11の外周面111が鏡面に仕上げられ、同光沢ロ
ール11の外周部のの1箇所以上には、切欠部115が
設けられている。
は、切欠部135が設けられ、同各切欠部135には、
爪機構136が組み込まれている。図15では、切欠部
が2箇所に設けられているが、2箇所に限定されない。
加圧ロール13の外周部に設けた切欠部から切欠部まで
の周長が枚葉印刷物の長さよりも少し長くなるように、
加圧ロール13の直径が決められている。そして光沢ロ
ール11の外周面111が鏡面に仕上げられ、同光沢ロ
ール11の外周部のの1箇所以上には、切欠部115が
設けられている。
【0068】光沢ロール11は加熱装置12により加熱
する。図16は、加熱装置を光沢ロール11の内部に設
けた場合を示している。内部加熱装置12aには、蒸気
ヒータやニクロム線等による電気ヒータ等を用いればよ
い。光沢ローラ11の外周面111は、内部加熱装置1
2aからの内部伝導熱により加熱される。図16(a)
は、電気ヒータの場合を示し、123が電気ヒータ、1
24が給電装置である。図16(b)は、蒸気ヒータの
場合を示し、125が蒸気管、126が回転継手であ
る。
する。図16は、加熱装置を光沢ロール11の内部に設
けた場合を示している。内部加熱装置12aには、蒸気
ヒータやニクロム線等による電気ヒータ等を用いればよ
い。光沢ローラ11の外周面111は、内部加熱装置1
2aからの内部伝導熱により加熱される。図16(a)
は、電気ヒータの場合を示し、123が電気ヒータ、1
24が給電装置である。図16(b)は、蒸気ヒータの
場合を示し、125が蒸気管、126が回転継手であ
る。
【0069】図17は、加熱装置を光沢ロール11の外
側に設けた場合を示している。この外部加熱装置12b
には、熱源や電磁波を応用したヒータ等を用いればよ
く、この場合には、光沢ローラ11の外周面111が外
部から直接加熱される。図18は、加圧ロール13の爪
機構136の詳細を示している。この爪機構136は、
複数の爪1361と爪軸1362と軸受1363とばね
装置1364とカムフォロア1365等とより構成さ
れ、カム1366が本体フレーム10に取り付けられて
いる。
側に設けた場合を示している。この外部加熱装置12b
には、熱源や電磁波を応用したヒータ等を用いればよ
く、この場合には、光沢ローラ11の外周面111が外
部から直接加熱される。図18は、加圧ロール13の爪
機構136の詳細を示している。この爪機構136は、
複数の爪1361と爪軸1362と軸受1363とばね
装置1364とカムフォロア1365等とより構成さ
れ、カム1366が本体フレーム10に取り付けられて
いる。
【0070】上記爪1361が上記爪軸1362により
軸支され、爪1361の把持部1361aがばね装置1
364により、加圧ロール13の切欠部端に組み込まれ
た爪座1368に対して押しつけられる方向に力を受け
ており、加圧ロール13が回転して、カムフォロア13
65がカム1366に蹴られると、爪軸1362が回転
して、爪1361が開く。
軸支され、爪1361の把持部1361aがばね装置1
364により、加圧ロール13の切欠部端に組み込まれ
た爪座1368に対して押しつけられる方向に力を受け
ており、加圧ロール13が回転して、カムフォロア13
65がカム1366に蹴られると、爪軸1362が回転
して、爪1361が開く。
【0071】上記カム1366は、加圧ロール13が回
転して、切欠部135が入側受け渡し部aの直前にきた
ときに、爪1361が閉じ始め、同受け渡し部aを通過
すると、閉じきり、切欠部135が出側受け渡し部bを
通過中に爪1361が開くような形状になっている。上
記入側搬送装置21は、支点Aを中心に回転する。この
入側搬送装置21にも、加圧ロール13の爪機構と同様
の爪機構216が設けられている。この爪機構216
は、爪機構216が入側受け渡し部aを通過するときに
爪が開くように入側搬送装置用カムにより制御される。
転して、切欠部135が入側受け渡し部aの直前にきた
ときに、爪1361が閉じ始め、同受け渡し部aを通過
すると、閉じきり、切欠部135が出側受け渡し部bを
通過中に爪1361が開くような形状になっている。上
記入側搬送装置21は、支点Aを中心に回転する。この
入側搬送装置21にも、加圧ロール13の爪機構と同様
の爪機構216が設けられている。この爪機構216
は、爪機構216が入側受け渡し部aを通過するときに
爪が開くように入側搬送装置用カムにより制御される。
【0072】上記受取装置31は、支点Bを中心に回転
する。この受取装置31にも、加圧ロール13の爪機構
と同様の爪機構316が設けられている。この爪機構3
16は、爪機構316が出側受け渡し部bを通過すると
きに爪が閉じるように受取装置用カムにより制御され
る。上記入側搬送装置21と加圧ロール13と光沢ロー
ル11と受取装置31とは、歯車装置(図示せず)等を
介して主駆動装置41により共通に駆動され、機械的に
同期して作動する。各装置の回転方向は矢印の通りであ
る。
する。この受取装置31にも、加圧ロール13の爪機構
と同様の爪機構316が設けられている。この爪機構3
16は、爪機構316が出側受け渡し部bを通過すると
きに爪が閉じるように受取装置用カムにより制御され
る。上記入側搬送装置21と加圧ロール13と光沢ロー
ル11と受取装置31とは、歯車装置(図示せず)等を
介して主駆動装置41により共通に駆動され、機械的に
同期して作動する。各装置の回転方向は矢印の通りであ
る。
【0073】上記入側搬送装置21の加圧ロール13に
対する位相は、爪機構136が入側受け渡し部aを通過
するときに、入側爪機構216が同時にそこを通過する
ように前記歯車装置等により決められている。上記入側
爪機構216の回転半径及び回転速度は、爪機構136
及び216が入側受け渡し部aを同時に通過するときに
同速度で通過するように決められている。
対する位相は、爪機構136が入側受け渡し部aを通過
するときに、入側爪機構216が同時にそこを通過する
ように前記歯車装置等により決められている。上記入側
爪機構216の回転半径及び回転速度は、爪機構136
及び216が入側受け渡し部aを同時に通過するときに
同速度で通過するように決められている。
【0074】上記光沢ロール11の外径及び速度は、光
沢ロール11の周速が加圧ロール13の周速に一致する
ように決められている。上記光沢ロール11の加圧ロー
ル13に対する位相は、加熱ロール13の切欠部135
がニップ部Nを通過するときに、光沢ロール11の切欠
部115が同時にそこを通過するように前記歯車装置等
により決められている。
沢ロール11の周速が加圧ロール13の周速に一致する
ように決められている。上記光沢ロール11の加圧ロー
ル13に対する位相は、加熱ロール13の切欠部135
がニップ部Nを通過するときに、光沢ロール11の切欠
部115が同時にそこを通過するように前記歯車装置等
により決められている。
【0075】上記受取装置31の加圧ロール13に対す
る位相は、加圧ロール13の爪機構136が出側受け渡
し部bを通過するときに、受取装置31の爪機構316
が同時にそこを通過するように前記歯車装置等により決
められている。上記爪機構316の回転半径及び回転速
度は、爪機構136及び316が出側受渡し部bを同時
に通過するときに、同速度で通過するように決められて
いる。
る位相は、加圧ロール13の爪機構136が出側受け渡
し部bを通過するときに、受取装置31の爪機構316
が同時にそこを通過するように前記歯車装置等により決
められている。上記爪機構316の回転半径及び回転速
度は、爪機構136及び316が出側受渡し部bを同時
に通過するときに、同速度で通過するように決められて
いる。
【0076】図19は、加圧ロールの爪機構の爪136
1と入側搬送装置の爪機構の爪2161との関係を示す
説明図である。爪1361と爪2161は、千鳥状に配
列されており、爪機構136と爪機構216が同時に入
側受け渡し部aを通過しても相互に干渉することはな
い。受取装置31の爪3161と、加圧ロールの爪13
61との関係も入側と同様に千鳥状に配列されている。
1と入側搬送装置の爪機構の爪2161との関係を示す
説明図である。爪1361と爪2161は、千鳥状に配
列されており、爪機構136と爪機構216が同時に入
側受け渡し部aを通過しても相互に干渉することはな
い。受取装置31の爪3161と、加圧ロールの爪13
61との関係も入側と同様に千鳥状に配列されている。
【0077】図20は、このニス光沢機が給紙装置51
と排紙装置61との間に配設された状態を示している。
上記図15〜図20に示すニス光沢機の作用を具体的に
説明する。前工程でニスを塗布後乾燥された枚葉印刷物
は、給紙装置51により1枚ずつ入側搬送装置側に供給
され、入側搬送装置21の爪機構216が枚葉印刷物を
把持して、入側受け渡し部a迄搬送する。
と排紙装置61との間に配設された状態を示している。
上記図15〜図20に示すニス光沢機の作用を具体的に
説明する。前工程でニスを塗布後乾燥された枚葉印刷物
は、給紙装置51により1枚ずつ入側搬送装置側に供給
され、入側搬送装置21の爪機構216が枚葉印刷物を
把持して、入側受け渡し部a迄搬送する。
【0078】入側搬送装置の爪機構216が入側受け渡
し部aを通過するときに爪機構216の爪が開く一方、
加圧ロール13の爪機構136が受け渡し部aを通過す
るときに爪機構136の爪1361が閉じるように、こ
れらの爪機構136と爪機構216が同期して作動する
ので、受け渡し部aにおいて枚葉印刷物が入側搬送装置
の爪機構216から加圧ロールの爪機構136に確実に
掴み替えられる。
し部aを通過するときに爪機構216の爪が開く一方、
加圧ロール13の爪機構136が受け渡し部aを通過す
るときに爪機構136の爪1361が閉じるように、こ
れらの爪機構136と爪機構216が同期して作動する
ので、受け渡し部aにおいて枚葉印刷物が入側搬送装置
の爪機構216から加圧ロールの爪機構136に確実に
掴み替えられる。
【0079】加圧ロールの爪機構136により把持され
た枚葉印刷物は、ニップ部Nを通過するとき、光沢ロー
ル11により挟圧され、加熱した光沢ロール11の外周
面111に押しつけられて、軟化し、外周面111の鏡
面がニス面に転写されて、平滑になる。加圧ロール13
の爪機構136がニップ部Nを通過するとき、光沢ロー
ル11の切欠部115がニップ部Nにくるように位相が
決められているので、爪機構136と光沢ロール11と
が干渉することがない。
た枚葉印刷物は、ニップ部Nを通過するとき、光沢ロー
ル11により挟圧され、加熱した光沢ロール11の外周
面111に押しつけられて、軟化し、外周面111の鏡
面がニス面に転写されて、平滑になる。加圧ロール13
の爪機構136がニップ部Nを通過するとき、光沢ロー
ル11の切欠部115がニップ部Nにくるように位相が
決められているので、爪機構136と光沢ロール11と
が干渉することがない。
【0080】ニップ部Nで加熱加圧された枚葉印刷物
は、入側受け渡し部におけると同様に、出側受け渡し部
bで加圧ロール13の爪機構136から受取装置31の
爪機構316に確実に掴み替えられ、受取装置31に掴
み替えられた枚葉印刷物は排紙装置61に送られて、順
次整然と積み重ねられる。上記図15〜図20に示すニ
ス光沢機には、次の利点がある。 (a)爪機構により枚葉印刷物の先端を強制的に受け渡
し、把持、搬送をするので、エンドレスプレスのエンド
レスベルトの途中から脱落するようなトラブルが無く、
またベルト搬送の場合、高速化すると、問題となる印刷
物の姿勢や間隔の乱れ等もないので、高速搬送が可能に
なる。 (b)枚葉印刷物のニス面が光沢ロール11の外周面1
11に加圧され、外周面111に密着しても、加圧ロー
ル13の爪機構136が枚葉印刷物を光沢ロール11の
外周面111から強制的に剥ぎ取るので、エンドレスプ
レスを高速化すると問題となる剥離不良のトラブルがな
くて、高速化が可能になる。 (c)従来のエンドレスプレスでは、ニス層の温度を支
配する要因の変化がある度に、ニスの種類、盛り量、印
刷物の厚さ、雰囲気温度、冷却装置714の水温、搬送
速度とヒータロールの温度とニップ圧との関係などを微
妙に調整して、枚葉印刷物が丁度、出側ロール715に
至ったとき、エンドレスベルトから自然に離脱するよう
にする必要があったが、本発明では、枚葉印刷物を爪機
構136により強制的に搬送及び剥離するので、微妙な
調整が不要であり、操業が容易になる。 (d)爪機構により枚葉印刷物を光沢ロールから強制的
に剥ぎ取るので、エンドレスプレスにおいて必要として
いた冷却工程が不要になり、加熱装置12の枚葉印刷物
1枚当たりの加熱容量も少なくて済み、省エネルギーに
なるし、冷却装置が不要になる。 (e)エンドレスプレスのエンドレスベルトは、加熱冷
却の熱サイクルと、繰り返し曲げを受け、短期間で歪や
変形が生じて、交換が必要になっていたが、本発明で
は、光沢ロール11の温度振幅が小さいし、繰り返し曲
げも作用しないので、鏡面の機械的な寿命が長い。 (f)エンドレスベルトが不要になり、機長が短くなっ
て、設置スペースが節減される。 (g)高速化すると、枚葉印刷物と光沢ロールの加熱外
周面111との接触時間が短いので、光沢ロール11か
ら枚葉印刷物1枚当たりに伝達される熱量が少なくなっ
て、枚葉印刷物の温度上昇がエンドレスプレスを高速化
する場合に比べて少ない。従って後工程の冷却装置の枚
葉印刷物1枚当たりの容量も少なくて済み、この点でも
エンドレスプレスに比べて省エネルギーになる。
は、入側受け渡し部におけると同様に、出側受け渡し部
bで加圧ロール13の爪機構136から受取装置31の
爪機構316に確実に掴み替えられ、受取装置31に掴
み替えられた枚葉印刷物は排紙装置61に送られて、順
次整然と積み重ねられる。上記図15〜図20に示すニ
ス光沢機には、次の利点がある。 (a)爪機構により枚葉印刷物の先端を強制的に受け渡
し、把持、搬送をするので、エンドレスプレスのエンド
レスベルトの途中から脱落するようなトラブルが無く、
またベルト搬送の場合、高速化すると、問題となる印刷
物の姿勢や間隔の乱れ等もないので、高速搬送が可能に
なる。 (b)枚葉印刷物のニス面が光沢ロール11の外周面1
11に加圧され、外周面111に密着しても、加圧ロー
ル13の爪機構136が枚葉印刷物を光沢ロール11の
外周面111から強制的に剥ぎ取るので、エンドレスプ
レスを高速化すると問題となる剥離不良のトラブルがな
くて、高速化が可能になる。 (c)従来のエンドレスプレスでは、ニス層の温度を支
配する要因の変化がある度に、ニスの種類、盛り量、印
刷物の厚さ、雰囲気温度、冷却装置714の水温、搬送
速度とヒータロールの温度とニップ圧との関係などを微
妙に調整して、枚葉印刷物が丁度、出側ロール715に
至ったとき、エンドレスベルトから自然に離脱するよう
にする必要があったが、本発明では、枚葉印刷物を爪機
構136により強制的に搬送及び剥離するので、微妙な
調整が不要であり、操業が容易になる。 (d)爪機構により枚葉印刷物を光沢ロールから強制的
に剥ぎ取るので、エンドレスプレスにおいて必要として
いた冷却工程が不要になり、加熱装置12の枚葉印刷物
1枚当たりの加熱容量も少なくて済み、省エネルギーに
なるし、冷却装置が不要になる。 (e)エンドレスプレスのエンドレスベルトは、加熱冷
却の熱サイクルと、繰り返し曲げを受け、短期間で歪や
変形が生じて、交換が必要になっていたが、本発明で
は、光沢ロール11の温度振幅が小さいし、繰り返し曲
げも作用しないので、鏡面の機械的な寿命が長い。 (f)エンドレスベルトが不要になり、機長が短くなっ
て、設置スペースが節減される。 (g)高速化すると、枚葉印刷物と光沢ロールの加熱外
周面111との接触時間が短いので、光沢ロール11か
ら枚葉印刷物1枚当たりに伝達される熱量が少なくなっ
て、枚葉印刷物の温度上昇がエンドレスプレスを高速化
する場合に比べて少ない。従って後工程の冷却装置の枚
葉印刷物1枚当たりの容量も少なくて済み、この点でも
エンドレスプレスに比べて省エネルギーになる。
【0081】図21は、図15〜図20のニス光沢機に
おいて、加熱装置12を光沢ロール11の外周部に沿い
配置して同光沢ロール11の外周面を直接加熱する誘導
加熱装置121により構成した他の実施例(請求項12
参照)である。この実施例では、光沢ロール11の外周
面111に沿うように成形して樹脂で固めた誘導加熱装
置121のコイル1211を光沢ロール11の外周面1
11から僅かの距離を置いて配設している。
おいて、加熱装置12を光沢ロール11の外周部に沿い
配置して同光沢ロール11の外周面を直接加熱する誘導
加熱装置121により構成した他の実施例(請求項12
参照)である。この実施例では、光沢ロール11の外周
面111に沿うように成形して樹脂で固めた誘導加熱装
置121のコイル1211を光沢ロール11の外周面1
11から僅かの距離を置いて配設している。
【0082】このコイル1211に交流電流を通じる
と、磁束が発生し、この磁束が光沢ロール11を通るの
で、フレミングの法則により光沢ロール11内に電流が
誘起され、この電流により発生するジュール熱により光
沢ロール11ロールが加熱される。上記誘起電流は、光
沢ロール11の表層に集中する性質があるので、鏡面に
仕上げた光沢ロール11の外周面111を含むロール表
層の温度が上昇する。
と、磁束が発生し、この磁束が光沢ロール11を通るの
で、フレミングの法則により光沢ロール11内に電流が
誘起され、この電流により発生するジュール熱により光
沢ロール11ロールが加熱される。上記誘起電流は、光
沢ロール11の表層に集中する性質があるので、鏡面に
仕上げた光沢ロール11の外周面111を含むロール表
層の温度が上昇する。
【0083】またコイルに通電する電流の周波数が高い
程、誘起電流のロール内への浸透深さが浅くなるので、
表層加熱に対して有利である。この誘導加熱装置121
の作用は、次の通りである。コイル1211に通電する
と、光沢ロール11の表層に誘起電流が流れ、このとき
発生するジュール熱により光沢ロール11の外周面11
1を含むロールの表層が加熱される。
程、誘起電流のロール内への浸透深さが浅くなるので、
表層加熱に対して有利である。この誘導加熱装置121
の作用は、次の通りである。コイル1211に通電する
と、光沢ロール11の表層に誘起電流が流れ、このとき
発生するジュール熱により光沢ロール11の外周面11
1を含むロールの表層が加熱される。
【0084】光沢ロール11の内層部118を断熱材あ
るいは熱伝導率の低い材質で構成しておけば、光沢ロー
ルの外層部117に発生した熱が僅かしかロール内部に
伝わらず、殆ど全て熱が外表面の昇温に寄与するので、
加熱効率がよい。上記光沢ロール11の外層部117の
厚さを薄く構成すれば、被加熱部の熱容量が小さくな
り、コイル1211に通電すれば、光沢ロール11の外
周面111がすぐに昇温して、加熱の応答性が早い。コ
イル1211に通電する電流を制御することにより発熱
量の変更が可能である。
るいは熱伝導率の低い材質で構成しておけば、光沢ロー
ルの外層部117に発生した熱が僅かしかロール内部に
伝わらず、殆ど全て熱が外表面の昇温に寄与するので、
加熱効率がよい。上記光沢ロール11の外層部117の
厚さを薄く構成すれば、被加熱部の熱容量が小さくな
り、コイル1211に通電すれば、光沢ロール11の外
周面111がすぐに昇温して、加熱の応答性が早い。コ
イル1211に通電する電流を制御することにより発熱
量の変更が可能である。
【0085】この誘導加熱装置121には、次の利点が
ある。加熱効率がよい。応答性が早く、また電流の
制御により加熱量が変えられるので、外周面111の温
度管理が容易になる。応答性が早いので、ウォーミン
グアップの時間が短くて済み、稼働率が高まる。光沢
ロール内部を蒸気加熱するときのボイラーが不要にな
り、メンテナンスが容易になる。
ある。加熱効率がよい。応答性が早く、また電流の
制御により加熱量が変えられるので、外周面111の温
度管理が容易になる。応答性が早いので、ウォーミン
グアップの時間が短くて済み、稼働率が高まる。光沢
ロール内部を蒸気加熱するときのボイラーが不要にな
り、メンテナンスが容易になる。
【0086】図22(a)(b)は、図15〜図20の
ニス光沢機において、光沢ロール11の外周面111に
1枚以上の金属鏡面板112を交換可能に巻き付けた他
の実施例(請求項13参照)である。この実施例では、
金属鏡面板112が光沢ロール11に巻き付けられ、そ
の両端部が光沢ロール11の切欠部115a及び115
bに固定されている。
ニス光沢機において、光沢ロール11の外周面111に
1枚以上の金属鏡面板112を交換可能に巻き付けた他
の実施例(請求項13参照)である。この実施例では、
金属鏡面板112が光沢ロール11に巻き付けられ、そ
の両端部が光沢ロール11の切欠部115a及び115
bに固定されている。
【0087】金属鏡面板112は、熱せられて膨張する
ので、熱膨張を吸収できる固定機構により固定しておく
のがよい。鏡面板の一端は金具1122により台112
5に取り付けられる。台1125と金具1122との間
には、ばね1123が介装されており、金具1124に
より台1125を引くと、ばね1123を介して金属鏡
面板112が締め付けられる。
ので、熱膨張を吸収できる固定機構により固定しておく
のがよい。鏡面板の一端は金具1122により台112
5に取り付けられる。台1125と金具1122との間
には、ばね1123が介装されており、金具1124に
より台1125を引くと、ばね1123を介して金属鏡
面板112が締め付けられる。
【0088】金属鏡面板112の取付は図示の例に限定
されない。要は簡単且つ確実に取付けられればよく、印
刷機の版取付機構等が応用可能である。上記金属鏡面板
112の作用は、次の通りである。金属鏡面板112
は、エンドレスプレスのエンドレスベルトの役割をする
ニップ部Nに於いて枚葉印刷物を加熱加圧して、平滑に
する。
されない。要は簡単且つ確実に取付けられればよく、印
刷機の版取付機構等が応用可能である。上記金属鏡面板
112の作用は、次の通りである。金属鏡面板112
は、エンドレスプレスのエンドレスベルトの役割をする
ニップ部Nに於いて枚葉印刷物を加熱加圧して、平滑に
する。
【0089】金属鏡面板112は、ばね1123を介し
て一定のテンションを付与されており、鏡面板112が
熱膨張しても、光沢ロール11との間に隙間が発生する
ことがない。金具1122を緩めれば、金属鏡面板11
2は容易に交換される。この金属鏡面板112には、次
の利点がある。金属鏡面板112が短くて、軽いの
で、取扱いが容易であり、交換も容易である。エンド
レスベルトのような接合が不要であり、熟練者でなくて
も容易に交換可能である。冷却工程が無いので、熱サ
イクルの温度振幅が小さく、また繰り返し曲げ応力も作
用しないので、機械的な寿命が長い。
て一定のテンションを付与されており、鏡面板112が
熱膨張しても、光沢ロール11との間に隙間が発生する
ことがない。金具1122を緩めれば、金属鏡面板11
2は容易に交換される。この金属鏡面板112には、次
の利点がある。金属鏡面板112が短くて、軽いの
で、取扱いが容易であり、交換も容易である。エンド
レスベルトのような接合が不要であり、熟練者でなくて
も容易に交換可能である。冷却工程が無いので、熱サ
イクルの温度振幅が小さく、また繰り返し曲げ応力も作
用しないので、機械的な寿命が長い。
【0090】図23は、図15〜図20のニス光沢機に
おいて、加熱装置12を光沢ロール11の外周部に沿い
配置して同光沢ロール11の外周面111を直接加熱す
る誘導加熱装置121により構成した他の実施例(請求
項14参照)である。この光沢ロール11には、金属鏡
面板112が巻き付けられ、ロールの外周に沿って誘導
加熱装置121が配設されている。
おいて、加熱装置12を光沢ロール11の外周部に沿い
配置して同光沢ロール11の外周面111を直接加熱す
る誘導加熱装置121により構成した他の実施例(請求
項14参照)である。この光沢ロール11には、金属鏡
面板112が巻き付けられ、ロールの外周に沿って誘導
加熱装置121が配設されている。
【0091】この誘導加熱装置121の作用は、次の通
りである。コイル1211に通電すると、金属鏡面板1
12に誘起電流が流れ、このとき発生するジュール熱に
より金属鏡面板112が加熱される。光沢ロール11の
本体部119を断熱材あるいは熱伝導率の低い材質で構
成しておけば、鏡面板112の内部に発生した熱が僅か
しかロール内部に伝わらず、熱の殆ど全てが金属鏡面板
自身の昇温に寄与するので、加熱効率がよい。また金属
鏡面板112は、厚さが薄いので、熱容量が小さく、コ
イル1121に通電すると、金属鏡面板112がすぐに
昇温するので、応答性が早い。
りである。コイル1211に通電すると、金属鏡面板1
12に誘起電流が流れ、このとき発生するジュール熱に
より金属鏡面板112が加熱される。光沢ロール11の
本体部119を断熱材あるいは熱伝導率の低い材質で構
成しておけば、鏡面板112の内部に発生した熱が僅か
しかロール内部に伝わらず、熱の殆ど全てが金属鏡面板
自身の昇温に寄与するので、加熱効率がよい。また金属
鏡面板112は、厚さが薄いので、熱容量が小さく、コ
イル1121に通電すると、金属鏡面板112がすぐに
昇温するので、応答性が早い。
【0092】この誘導加熱装置121では,上記第1
0、第11実施例で得られる効果が相乗して得られる。
図24は、図15〜図20のニス光沢機において、光沢
ロール11と同光沢ロール11の金属鏡面板112との
間に非電導体層191を設けた他の実施例(請求項15
参照)である。
0、第11実施例で得られる効果が相乗して得られる。
図24は、図15〜図20のニス光沢機において、光沢
ロール11と同光沢ロール11の金属鏡面板112との
間に非電導体層191を設けた他の実施例(請求項15
参照)である。
【0093】この実施例では、光沢ロール11の外層部
を非電導体層191にしており、光沢ロール11の非電
導体層191にジュール熱が発生せず、ジュール熱が金
属鏡面板112の内部に集中して発生するので、金属鏡
面板112が効率的にを加熱される。図25は、図15
〜図20のニス光沢機において、光沢ロール11の金属
鏡面板112を枚葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長
い長さと枚葉印刷物の幅よりも少し広い幅と0.2mm
〜0.6mmの範囲の厚さとを有する板状体に形成した
金属鏡面板112の実施例(請求項16参照)である。
を非電導体層191にしており、光沢ロール11の非電
導体層191にジュール熱が発生せず、ジュール熱が金
属鏡面板112の内部に集中して発生するので、金属鏡
面板112が効率的にを加熱される。図25は、図15
〜図20のニス光沢機において、光沢ロール11の金属
鏡面板112を枚葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長
い長さと枚葉印刷物の幅よりも少し広い幅と0.2mm
〜0.6mmの範囲の厚さとを有する板状体に形成した
金属鏡面板112の実施例(請求項16参照)である。
【0094】この実施例では、金属鏡面板112の両端
部に取付部112a、112bを設け、取付部112a
を光沢ロール11の切欠部115aに取り付け、取付部
112bを光沢ロール11の切欠部115bに取り付け
る。金属鏡面板112の取付部は上記例に限定されず、
光沢ロール11への着脱が確実に、容易に行なえるなら
は他の形状、構造に代えても差し支えない。
部に取付部112a、112bを設け、取付部112a
を光沢ロール11の切欠部115aに取り付け、取付部
112bを光沢ロール11の切欠部115bに取り付け
る。金属鏡面板112の取付部は上記例に限定されず、
光沢ロール11への着脱が確実に、容易に行なえるなら
は他の形状、構造に代えても差し支えない。
【0095】
【発明の効果】本発明の枚葉印刷物ニス光沢機は前記の
ように加熱装置12により光沢ロール11を加熱する一
方、爪機構6によりニス塗布後乾燥させた枚葉印刷物の
先端を把持して、光沢ロール11及び加圧ロール13の
回転に同期して搬送し、これら光沢ロール11及び加圧
ロール13の間へ送って、同枚葉印刷物のニス面を、鏡
面に仕上げた光沢ロール11の外周面111により加熱
加圧して、光沢を出すので、次の効果を達成できる。即
ち、 (a)エンドレスプレスでは、印刷枚葉物がエンドレス
ベルトの途中から脱落するというトラブルが発生してい
た。またエンドレスプレスで高速化すると、枚葉印刷物
の姿勢や間隔が乱れていたが、爪機構により枚葉印刷物
の先端を強制的に受け渡して、把持、搬送するので、こ
れらの問題が生じなくて、高速搬送が可能になる。 (b)エンドレスプレスで高速化すると、剥離不良のト
ラブルが発生していたが、ニス層の温度が高くて、ニス
面が光沢ロール11の外周面111に密着していても、
受取装置31の爪機構316が枚葉印刷物を外周面11
1から強制的に剥ぎ取るので、剥離不良のトラブルが発
生しない。 (c)エンドレスプレスでは、ニス層の温度を支配する
要因の変化がある度に、ニスの種類や盛り量、印刷物の
厚さ、雰囲気温度、冷却装置714の水温、搬送速度と
ヒータロールの温度とニップ圧との関係などを微妙に調
整して、枚葉印刷物が出側ロール715に達したとき
に、枚葉印刷物をエンドレスベルトから自然に剥がれる
ようにしているが、本発明では、受取装置31の爪機構
316により枚葉印刷物を強制的に把持、開放するの
で、微妙な調整が不要になって、操業が容易になり、高
速化も容易になる。 (d)受取装置31の爪機構316により枚葉印刷物を
光沢ロール11から強制的に剥ぎ取るので、エンドレス
プレスの冷却工程が不要になって、加熱装置12の枚葉
印刷物1枚当たりの加熱容量が少なくて済み、省エネル
ギーになるし、冷却装置が不要になる。 (e)エンドレスプレスのエンドレスベルトは、加熱冷
却の熱サイクルと、繰り返し曲げとを受けて、短期間に
歪や変形が生じて、交換が必要になるが、本発明では、
光沢ロール11の温度振幅が小さいし、繰り返し曲げも
作用しないので、鏡面の機械的な寿命が長くなる。 (f)エンドレスベルトが不要になり、機長が短くなっ
て、設置スペースが節減される。 (g)高速化すると、枚葉印刷物と光沢ロール11の加
熱外周面111との接触時間が短くなるので、光沢ロー
ル11から枚葉印刷物1枚当たりに伝達される熱量が少
なくなって、枚葉印刷物の温度上昇がエンドレスプレス
を高速化する場合に比べて少なくなる。従って後工程の
冷却装置の枚葉印刷物1枚当たりの容量も少なくて済
み、この点でもエンドレスプレスに比べて省エネルギー
になる。
ように加熱装置12により光沢ロール11を加熱する一
方、爪機構6によりニス塗布後乾燥させた枚葉印刷物の
先端を把持して、光沢ロール11及び加圧ロール13の
回転に同期して搬送し、これら光沢ロール11及び加圧
ロール13の間へ送って、同枚葉印刷物のニス面を、鏡
面に仕上げた光沢ロール11の外周面111により加熱
加圧して、光沢を出すので、次の効果を達成できる。即
ち、 (a)エンドレスプレスでは、印刷枚葉物がエンドレス
ベルトの途中から脱落するというトラブルが発生してい
た。またエンドレスプレスで高速化すると、枚葉印刷物
の姿勢や間隔が乱れていたが、爪機構により枚葉印刷物
の先端を強制的に受け渡して、把持、搬送するので、こ
れらの問題が生じなくて、高速搬送が可能になる。 (b)エンドレスプレスで高速化すると、剥離不良のト
ラブルが発生していたが、ニス層の温度が高くて、ニス
面が光沢ロール11の外周面111に密着していても、
受取装置31の爪機構316が枚葉印刷物を外周面11
1から強制的に剥ぎ取るので、剥離不良のトラブルが発
生しない。 (c)エンドレスプレスでは、ニス層の温度を支配する
要因の変化がある度に、ニスの種類や盛り量、印刷物の
厚さ、雰囲気温度、冷却装置714の水温、搬送速度と
ヒータロールの温度とニップ圧との関係などを微妙に調
整して、枚葉印刷物が出側ロール715に達したとき
に、枚葉印刷物をエンドレスベルトから自然に剥がれる
ようにしているが、本発明では、受取装置31の爪機構
316により枚葉印刷物を強制的に把持、開放するの
で、微妙な調整が不要になって、操業が容易になり、高
速化も容易になる。 (d)受取装置31の爪機構316により枚葉印刷物を
光沢ロール11から強制的に剥ぎ取るので、エンドレス
プレスの冷却工程が不要になって、加熱装置12の枚葉
印刷物1枚当たりの加熱容量が少なくて済み、省エネル
ギーになるし、冷却装置が不要になる。 (e)エンドレスプレスのエンドレスベルトは、加熱冷
却の熱サイクルと、繰り返し曲げとを受けて、短期間に
歪や変形が生じて、交換が必要になるが、本発明では、
光沢ロール11の温度振幅が小さいし、繰り返し曲げも
作用しないので、鏡面の機械的な寿命が長くなる。 (f)エンドレスベルトが不要になり、機長が短くなっ
て、設置スペースが節減される。 (g)高速化すると、枚葉印刷物と光沢ロール11の加
熱外周面111との接触時間が短くなるので、光沢ロー
ル11から枚葉印刷物1枚当たりに伝達される熱量が少
なくなって、枚葉印刷物の温度上昇がエンドレスプレス
を高速化する場合に比べて少なくなる。従って後工程の
冷却装置の枚葉印刷物1枚当たりの容量も少なくて済
み、この点でもエンドレスプレスに比べて省エネルギー
になる。
【0096】因みに(1)従来は枚葉印刷物のプレス加
工が2000乃至3000枚/時であったが、本発明は
9000枚/時になって、枚葉印刷物のプレス加工の高
速化が可能になった。(2)従来は鏡面板(光沢板)が
長さ約11m、重量約60Kgであったが、本発明は長
さ約 1m、重量約 2Kg(1枚当り)になって、鏡
面板(光沢板)の取扱いが容易になった。(3)従来は
枚葉印刷物1枚当りの加熱エネルギーが120−65=
約55℃であったが、本発明は120−100=約20
℃で、枚葉印刷物1枚当りの加熱エネルギーが節減され
た。(4)従来はニス光沢機は機長=約11mであった
が、本発明は機長=約6mになって、ニス光沢機の設置
面積が節減された。
工が2000乃至3000枚/時であったが、本発明は
9000枚/時になって、枚葉印刷物のプレス加工の高
速化が可能になった。(2)従来は鏡面板(光沢板)が
長さ約11m、重量約60Kgであったが、本発明は長
さ約 1m、重量約 2Kg(1枚当り)になって、鏡
面板(光沢板)の取扱いが容易になった。(3)従来は
枚葉印刷物1枚当りの加熱エネルギーが120−65=
約55℃であったが、本発明は120−100=約20
℃で、枚葉印刷物1枚当りの加熱エネルギーが節減され
た。(4)従来はニス光沢機は機長=約11mであった
が、本発明は機長=約6mになって、ニス光沢機の設置
面積が節減された。
【図1】本発明の枚葉印刷物ニス光沢機の第1実施例を
示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
【図2】(a)は同ニス光沢機の光沢ローラの内部加熱
装置の一例を示す縦断側面図、(b)は他の例を示す縦
断側面図である。
装置の一例を示す縦断側面図、(b)は他の例を示す縦
断側面図である。
【図3】同ニス光沢機の光沢ローラの外部加熱装置を示
す縦断側面図である。
す縦断側面図である。
【図4】(a)は同ニス光沢機の光沢ローラの爪機構を
示す正面図、(b)は(a)の矢視X−X線に沿う縦断
側面図である。
示す正面図、(b)は(a)の矢視X−X線に沿う縦断
側面図である。
【図5】同ニス光沢機の光沢ローラの爪機構の配置例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】給紙部、排紙部を含む同ニス光沢機の側面図で
ある。
ある。
【図7】同ニス光沢機に2つの加圧ローラを設けた例を
示す側面図てある。
示す側面図てある。
【図8】(a)は同ニス光沢機の光沢ローラの誘導加熱
装置を示す縦断側面図、(b)は同光沢ローラの内層部
を示す縦断側面図である。
装置を示す縦断側面図、(b)は同光沢ローラの内層部
を示す縦断側面図である。
【図9】(a)は同ニス光沢機の光沢ローラの金属鏡面
板を示す縦断側面図、(b)は同金属鏡面板の斜視図で
ある。
板を示す縦断側面図、(b)は同金属鏡面板の斜視図で
ある。
【図10】同ニス光沢機の光沢ローラの誘導加熱装置を
示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
【図11】同ニス光沢機の光沢ローラの非電導体層を示
す縦断側面図である。
す縦断側面図である。
【図12】同ニス光沢機の光沢ローラの冷却装置を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図13】同ニス光沢機の光沢ローラの冷却装置を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図14】同ニス光沢機の光沢ローラの非電導層を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図15】本発明の枚葉印刷物ニス光沢機の第2実施例
を示す縦断側面図である。
を示す縦断側面図である。
【図16】(a)同ニス光沢機の光沢ローラの内部加熱
装置の一例を示す縦断側面図、(b)は他の例を示す縦
断側面図である。
装置の一例を示す縦断側面図、(b)は他の例を示す縦
断側面図である。
【図17】同ニス光沢機の光沢ローラの外部加熱装置を
示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
【図18】(a)は同ニス光沢機の加圧ローラの爪機構
を示す正面図、(b)は(a)の矢視Y−Y線に沿う縦
断側面図である。
を示す正面図、(b)は(a)の矢視Y−Y線に沿う縦
断側面図である。
【図19】同ニス光沢機の加圧ローラの爪機構の配置例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図20】給紙部、排紙部を含む同ニス光沢機の側面図
である。
である。
【図21】同ニス光沢機の光沢ローラの誘導加熱装置を
示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
【図22】(a)は同ニス光沢機の光沢ローラの金属鏡
面板を示す縦断側面図、(b)は同金属鏡面板の斜視図
である。
面板を示す縦断側面図、(b)は同金属鏡面板の斜視図
である。
【図23】同ニス光沢機の光沢ローラの誘導加熱装置を
示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
【図24】同ニス光沢機の光沢ローラの非電導体層を示
す縦断側面図である。
す縦断側面図である。
【図25】同ニス光沢機の光沢ローラの金属鏡面板を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図26】従来のエンドレスプレスを示す側面図であ
る。
る。
【図27】同エンドレスプレスによるニス塗布済みの枚
葉印刷物の縦断側面図である。
葉印刷物の縦断側面図である。
【図28】従来の連続プレスを示す側面図である。
6 爪機構 11 光沢ロール 12 加熱装置 13 加圧ロール 21 入側搬送装置 31 受取装置 111 光沢ロール11の外周面 115 光沢ロール11の切欠部 116 光沢ロール11の爪機構 216 入側搬送装置21の爪機構 316 受取装置31の爪機構
フロントページの続き (72)発明者 長田 三十郎 広島県三原市寿町一丁目1番地 三原菱重 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 川手 政明 広島県三原市寿町一丁目1番地 三原菱重 エンジニアリング株式会社内
Claims (16)
- 【請求項1】 鏡面に仕上げ且つ加熱した金属表面によ
り、ニス塗布後乾燥させた枚葉印刷物のニス面を加熱加
圧して光沢を出す枚葉印刷物ニス光沢機において、外周
面111を鏡面に仕上げた光沢ロール11と、同光沢ロ
ール11に圧接することにより同光沢ロール11の回転
に同期して回転する加圧ロール13と、上記光沢ロール
11を加熱する加熱装置12と、枚葉印刷物の先端を把
持して上記光沢ロール11及び加圧ロール13の回転に
同期して枚葉印刷物を搬送する爪機構6とを具えている
ことを特徴とした枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項2】 前記光沢ロール11の外周部の一箇所以
上に切欠部115を設けるとともに同各切欠部115に
枚葉印刷物の先端を把持する爪機構116を設け、前記
加圧ロール13の外周部の1箇所以上に上記各切欠部1
15に対応して切欠部135を設け、枚葉印刷物を前記
光沢ロール11から同期して受け取る受取装置31を同
光沢ロール11の隣接位置に配設するとともに同受取装
置31に枚葉印刷物の先端を把持する爪機構316を設
けた請求項1記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項3】 前記加熱装置12を前記光沢ロール11
の外周部に沿い配置して同光沢ロール11の外周面11
1を直接加熱する誘導加熱装置121により構成した請
求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項4】 前記光沢ロール11の外周面111に1
枚以上の金属鏡面板112を交換可能に巻き付けた請求
項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項5】 前記加熱装置12を前記光沢ロール11
の外周部に沿い配置して同光沢ロール11の金属鏡面板
112を直接加熱する誘導加熱装置121により構成し
た請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項6】 前記光沢ロール11と同光沢ロール11
の金属鏡面板112との間に非電導体層191を設けた
請求項1、5記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項7】 前記光沢ロール11の内部に同光沢ロー
ル11を内部から冷却する冷却装置17を設けた請求項
2記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項8】 前記光沢ロール11と同光沢ロール11
の金属鏡面板112との間に熱伝導可能な非電導層19
2を設けた請求項2記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項9】 前記光沢ロール11の金属鏡面板112
を枚葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長い長さと枚葉
印刷物の幅よりも少し広い幅と0.2mm〜0.6mm
の範囲の厚さとを有する板状体に形成した請求項2記載
の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項10】 前記光沢ロール11の外周部の一箇所
以上に切欠部115を設け、前記加圧ロール13の外周
部の1箇所以上に上記各切欠部115に対応して切欠部
135を設けるとともに同切欠部135に枚葉印刷物の
先端を把持する爪機構136を設け、枚葉印刷物を前記
光沢ロール11から同期して受け取る受取装置31を同
光沢ロール11の隣接位置に配設するとともに同受取装
置31に枚葉印刷物の先端を把持する爪機構316を設
けた請求項1記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項11】 前記加熱装置12を前記光沢ロール1
1の外周部に沿い配置して同光沢ロール11の外周面を
直接加熱する誘導加熱装置121により構成した請求項
10記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項12】 前記光沢ロール11の外周面111に
1枚以上の金属鏡面板112を交換可能に巻き付けた請
求項10記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項13】 前記加熱装置12を前記光沢ロール1
1の外周部に沿い配置して同光沢ロール11の金属鏡面
板112を直接加熱する誘導加熱装置121により構成
した請求項10記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項14】 前記加熱装置12を前記光沢ロール1
1の外周部に沿い配置して同光沢ロール11の外周面1
11を直接加熱する誘導加熱装置121により構成した
請求項10記載の枚葉印刷機。 - 【請求項15】 前記光沢ロール11と同光沢ロール1
1の金属鏡面板112との間に非電導体層191を設け
た請求項10記載の枚葉印刷物ニス光沢機。 - 【請求項16】 前記光沢ロール11の金属鏡面板11
2を枚葉印刷物の搬送方向長さよりも少し長い長さと枚
葉印刷物の幅よりも少し広い幅と0.2mm〜0.6m
mの範囲の厚さとを有する板状体に形成した請求項10
記載の枚葉印刷物ニス光沢機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17857694A JPH0839778A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 枚葉印刷物ニス光沢機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17857694A JPH0839778A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 枚葉印刷物ニス光沢機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0839778A true JPH0839778A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16050894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17857694A Pending JPH0839778A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 枚葉印刷物ニス光沢機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0839778A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003533384A (ja) * | 2000-05-17 | 2003-11-11 | エム・アー・エヌ・ローラント・ドルックマシーネン・アクチエンゲゼルシャフト | 基板の表面処理方法、ならびにこの方法を実施するための装置 |
| JP2008264629A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Mihara Ryoju Engineering Co Ltd | 紫外線ミラーコート装置 |
| JP2009274432A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | オフセット印刷機及び方法並びに印刷物 |
| DE102021105926A1 (de) | 2021-03-11 | 2022-09-15 | Koenig & Bauer Ag | Transportzylinder, Trocknungseinheit mit diesem Transportzylinder und Bogendruckmaschine mit dieser Trocknungseinheit |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17857694A patent/JPH0839778A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003533384A (ja) * | 2000-05-17 | 2003-11-11 | エム・アー・エヌ・ローラント・ドルックマシーネン・アクチエンゲゼルシャフト | 基板の表面処理方法、ならびにこの方法を実施するための装置 |
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| JP2009274432A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | オフセット印刷機及び方法並びに印刷物 |
| DE102021105926A1 (de) | 2021-03-11 | 2022-09-15 | Koenig & Bauer Ag | Transportzylinder, Trocknungseinheit mit diesem Transportzylinder und Bogendruckmaschine mit dieser Trocknungseinheit |
| WO2022189048A1 (de) | 2021-03-11 | 2022-09-15 | Koenig & Bauer Ag | Transportzylinder, trocknungseinheit mit diesem transportzylinder und bogendruckmaschine mit dieser trocknungseinheit |
| JP2023526696A (ja) * | 2021-03-11 | 2023-06-22 | ケーニッヒ ウント バウアー アー・ゲー | 搬送シリンダ、このような搬送シリンダを備えた乾燥ユニット、ならびにこのような乾燥ユニットを備えたシート印刷機 |
| US11752757B2 (en) | 2021-03-11 | 2023-09-12 | Koenig & Bauer Ag | Transport cylinder, drying unit comprising this transport cylinder, and sheet-fed printing press comprising this drying unit |
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|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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