JPH0840039A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents

車両のサスペンション装置

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Publication number
JPH0840039A
JPH0840039A JP19757794A JP19757794A JPH0840039A JP H0840039 A JPH0840039 A JP H0840039A JP 19757794 A JP19757794 A JP 19757794A JP 19757794 A JP19757794 A JP 19757794A JP H0840039 A JPH0840039 A JP H0840039A
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JP
Japan
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stabilizer
vehicle
cushioning member
wheel support
wheel
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Pending
Application number
JP19757794A
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English (en)
Inventor
Isao Toda
功 任田
Tomohiro Hori
智博 堀
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0840039A publication Critical patent/JPH0840039A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/40Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
    • B60G2200/46Indexing codes relating to the wheels in the suspensions camber angle

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】直進走行時と旋回時とで車輪のキャンバを共に
最適設定する。 【構成】ホイ−ルサポ−ト1と緩衝部材4の外筒17と
が、アッパア−ム5によって連結されている。緩衝部材
4は上下方向軸線回りに回動自在とされて、コントロ−
ルリンク24によって、バンプ時に所定方向へ回動され
る。バンプ時における外筒17の所定方向の回動によっ
て、アッパア−ム5が車幅方向外方側へ変位される。左
右のホイ−ルサポ−ト1同士が、直接的にあるいはロア
アーム3等を介して関接的に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輪のキャンバを車両
状態に応じてより最適になるようにした車両のサスペン
ション装置に関するもである。
【0002】
【従来の技術】車輪のホイ−ルアライメントとして、車
輪の上下方向中心面と鉛直線とのなす角度となるキャン
バは、車輪の接地性の点で重要となる。そして、車輪が
バンプしたときは車輪の下端部が上端部に対して相対的
に車幅方向外方側へ変位する下開きの状態となる。した
がって、直進走行時において、左右両輪がバンプしたと
きは、キャンバ変化が小さいこと、つまり上記下開きと
なる度合いが小さいことが接地性の点で好ましいものと
なる。この一方、車体がロールする車両の旋回時は、接
地性の点では、キャンバ変化が大きいこと、つまり上記
下開きの度合いを大きくすることが好ましいものとな
る。
【0003】従来は、キャンバ変化を車両状態に応じて
最適設定する代わりに、ロール抑制のためのスタビライ
ザを設けて、ロール抑制することがおこなわれており、
このロール抑制を電子制御するものも開示されている
(特開昭63−28709号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロール
抑制制御によってキャンバ制御をおこなうのは、ロール
時に適したキャンバを得ることはできても、直進走行時
における最適なキャンバを得ることは難しいものとな
る。また、ロール制御を電子制御するのは、かなり高価
なものとなってしまう。
【0005】したがって、本発明の目的は、機械的な構
成によって、直進走行時と旋回時との両方について、最
適なキャンバが得られるようにした車両のサスペンショ
ン装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあっては、次のような構成としてある。す
なわち、車幅方向外端部がホイ−ルサポ−トに連結され
るサスペンションアームとしてロアアームとアッパア−
ムとを備え、該ホイ−ルサポ−トの上下動を抑制する緩
衝部材の上端部が車体に取付けられた車両のサスペンシ
ョン装置において、前記アッパア−ムの車幅方向内端部
が前記緩衝部材に連結されて、前記ホイ−ルサポ−トの
バンプにより生じる該緩衝部材の機械的変位によって該
アッパア−ムが車幅方向外方側へ変位されるように設定
され、左右のホイ−ルサポ−ト同士を直接的にまたは間
接的に連結してロ−ルを抑制するためのスタビライザが
設けられている、ような構成としてある。上記構成を前
提とした本発明の好ましい態様は、特許請求の範囲にお
ける請求項2以下に記載のとおりである。
【0007】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明によれば、
直進走行時において、左右両輪がバンプしたときは、ス
タビライザは作用せずに、車輪のバンプに応じてアッパ
ア−ムが車幅方向外方側へ十分変位されて、車輪が下開
きとなる度合いが抑制され、接地性を十分確保する上で
好ましいものとなる。また、旋回時には、車体のロール
に応じてスタビライザがロールを抑制するように作用す
るが、このような作用はアッパア−ムの車幅方向外方側
への変位を抑制する作用となり、したがって、ロールが
生じる旋回時には車輪が下開きとなる度合いを強めて、
旋回時においても接地性を十分高めることができる。勿
論、サスペンションの機械的な構成によって上記効果を
得ることができるので、電子制御によって行う場合に比
して安価に実施化し得るものとなる。なお、リバウンド
時においては、キャンバがバンプ時とは逆の関係となっ
て、このときも接地性が向上される。
【0008】請求項2あるいは請求項3に記載したよう
な構成とすることにより、バンプ時においてアッパア−
ムを車幅方向外方側へ変位させるために必要な緩衝部材
の挙動を得るための具体的な構成が提供される。特に、
請求項3に記載したような構成とすることにより、特別
な部材を別途用いることなく、バンプ時において緩衝部
材が通常生じる姿勢変更を利用して、バンプ時において
アッパア−ムを車幅方向外方側へ変位させることができ
る。
【0009】請求項4に記載したような構成とすること
により、スタビライザの効率変更によって、バンプ量が
大きいときのアンダステアリング傾向を強めて、車両の
安定性向上の上で好ましいものとなる。特に、1ボック
スカ−やワゴンタイプ(バンタイプ)の車両において、
積載荷重の変化がおおきくて、積載時にバンプ量が大き
くなると共に車体重心が高くなるような車両において
は、アンダステアリング傾向を強めて車両安定性向上の
上で極めて好ましいものとなる。また、請求項5に記載
したような構成とすることにより、サスペンション装置
が後輪用の場合において、請求項4に対応した効果を得
ることができる。
【0010】請求項6に記載したような構成とすること
により、スタビライザの効率変更手段の具体的な構成を
提供することができる。また、請求項7に記載したよう
な構成とすることにより、スタビライザの効率変更手段
のより具体的な構成を提供することができると共に、効
率変更手段の構成も簡単なものとすることができる。
【0011】請求項8に記載したような構成とすること
により、スタビライザを、緩衝部材周囲に形成される空
間を利用して配置して、余裕空間の効率的な利用を図る
ことができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明するが、説明の都合上、先ず、スタビライザ部分
を除いたサスペンションの基本的構成部分について複数
の例を説明し、その後スタビライザとの関連について説
明する。
【0013】サスペンションの基本的構成1(図1〜図
4)
【0014】図1ないし図3において、サスペンション
装置は、車輪Hを回転自在に支持するホイ−ルサポ−ト
1と、このホイ−ルサポ−ト1の下端部を支持する前後
一対のロアア−ム2,3と、上記ホイ−ルサポ−ト1の
上下動を抑制するショックアブソ−バからなる緩衝部材
4と、ホイ−ルサポ−ト1の上端部を支持するアッパア
−ム5とを有している。
【0015】上記ホイ−ルサポ−ト1は、アクスルシャ
フト(車軸)の捜通孔6が形成されたボス部7と、この
ボス部7の下辺部に設けられた前後延長部8と、ボス部
7の上端部に設けられた上方延長部9と、ボス部7の下
端部7から車体の内方側に伸びる内方延長部10とを有
し、上記捜通孔6に図外のアクスルシャフトが回動自在
に支持されるように構成されている。
【0016】また、上記ロアア−ム2,3は、その外側
端部がボ−ルジョイント11,12を介して上記ホイ−
ルサポ−ト1の前後延長部8にそれぞれ枢着されるとと
もに、内側端部がボ−ルジョイント13,14を介して
クロスメンバ等からなる車体側部材に枢着されることに
より支持されている。そして前方側のロアア−ム2は、
トレ−リングリンク15を介して車体側部材に連結され
ている。
【0017】上記緩衝部材4は、その下端部がボ−ルジ
ョイント16を介してホイ−ルサポ−ト1の内方延長部
10に枢着された外筒(シリンダ)17と、この外筒1
7によってスライド自在に支持されたピストンロッド1
8とを有している。そしてピストンロッド18の上端部
が回動継手を含むマウント部材19を介して車体側部材
に支持されることにより、緩衝部材4の上端部が車体の
内方側に傾斜した状態で、その軸心からなる上下軸回り
に回動自在に支持されるようになっている。また、上記
緩衝部材4の上部外周には、コイルスプリング20がピ
ストンロッド18を囲繞するように設置されている。
【0018】また、上記緩衝部材4の外筒17には、そ
の前面にアッパア−ム5の内側端部がボ−ルブッシュ2
1を介して枢着されている。このアッパア−ム5は、そ
の外側端部がボ−ルブッシュ22を介してホイ−ルサポ
−ト1の上方延長部9に枢着されることにより、ホイ−
ルサポ−ト1の上端部を支持するように構成されてい
る。また、上記アッパア−ム5は、I形ア−ムからな
り、その中間部が連結ロッド23を介してトレ−リング
リンク15に連結され、その前後方向の変位が規制され
るようになっている。
【0019】また、上記緩衝部材4は、その外筒17の
後面にコントロ−ルリンク24が連結されている。この
コントロ−ルリンク24は、外端部がボ−ルブッシュ2
5を介して緩衝部材4の外筒17の後面に枢着されると
ともに、内端部がボ−ルブッシュ26を介して車体側部
材に枢着されることにより、後述するように車輪Hのパ
ンプ時に上記外筒17の揺動方向を規制するように構成
されている。
【0020】このように内端部が車体側部材に枢着され
たコントロ−ルリンク24の外側端部を緩衝部材4の外
筒17の後面に枢着することにより、この緩衝部材4に
対する上記コントロ−ルリンク24の枢着点を平面視に
おいて緩衝部材4の軸心の前方側にオフセットさせたた
め、車輪Hのパンプ時に上記外筒17が上昇すると、上
記コントロ−ルリンク24の枢着点となるボ−ルブッシ
ュ25が、図2の実線で示す位置から仮想線で示すよう
に、車体の内方側に引っ張られつつ上昇する。この結
果、図3に示すように、緩衝部材4の外筒17がピスト
ンロッド18の軸心回りに反時計方向に回転することに
なる。
【0021】そして、上記ホイ−ルサポ−ト1の上部を
支持するアッパア−ム5の内側端部が上記緩衝部材4の
外筒17の前面に枢着され、この外筒17に対するアッ
パア−ム5の枢着点が、上記コントロ−ルリンク24の
枢着点と前後方向の逆向きにオフセットしているため、
上記外筒17の回転に伴い、上記アッパア−ム5の枢着
点となるボ−ルブッシュ21が、図3の実線で示す状態
から仮想線で示すように車体の外方側に押動され、アッ
パア−ム5の車幅方向の見かけ上の寸法が増大すること
になる。
【0022】したがって、上記アッパア−ム5の車幅方
向の実質上の寸法を小さく設定したにも拘らず、車輪H
のパンプ時に上記図2の仮想線で示すように、アッパア
−ム5の見かけ上の車幅方向の寸法を大きくし、これに
よってキャンバ特性の急激な変化を防止することがで
き、路面に対する車輪Hのキャンバ特性を常に良好状態
に維持することができる。
【0023】しかも、上記アッパア−ム5の外端部をホ
イ−ルサポ−ト1に回転自在に枢着するとともに、内端
部を緩衝部材4の外筒17に回転自在に枢着したため、
緩衝部材に一体的に突説された腕部をホイ−ルサポ−ト
に連結してなる従来装置のように、車輪のバンプ時に緩
衝部材によってホイ−ルサポ−トの上端部が車体内方に
引き込まれることがなく、このホイ−ルサポ−トの上端
部が変位することに起因してキャンバ特性の変化を滑ら
かにできなくなるという事態の発生を防止することがで
きる。
【0024】また、上記のようにアッパア−ム5をI形
ア−ムによって構成するとともに、上記連結ロッド23
を介してトレ−リングリンク15に連結した構成にする
と、一本のアッパア−ム5によってホイ−ルサポ−ト1
の上端部を支持することができる。したがって、従来の
ダブルウイッシュボ−ンタイプのサスペンションに比
べ、ホイ−ルサポ−ト1の上端部の支持構造を簡略化す
ることができる。
【0025】また、車両のピッチング時に、図4に示す
ように側面視において、トレ−リングリンク15の後端
部aおよび速結ロッド23の後端部bがトレ−リングリ
ンク15の前端枢支部を支点にして上下に揺動変位する
とともに、連結ロッド23の後端部bが上記緩衝部材4
の外筒17の回動に起因して後方側に移動しつつ、上昇
することになる。この結果、上記トレ−リングリンク1
5の後端部aが描く揺動軌跡の中心線と、連結ロッド2
3の後端部bが描く揺動軌跡の中心線との交点cからな
るサスペンションの側面における瞬間の揺動中心を、通
常のサスペンション装置に比べて車体の前部上方に位置
させることができる。
【0026】すなわち、上記外筒7の回転に起因する連
結ロッド23の後端部bの後方移動が生じることのない
通常のサスペンション装置では、トレ−リングリンク1
5の前端枢支点dがサスペンションの揺動中心となる。
これに対して上記両中心線の交点cが瞬間の揺動中心と
なる場合には、連結ロッド23の後端部bの後方移動に
応じて上記揺動中心がトレ−リングリンク15の前端枢
支点dよりも車体の前部上方側に移動することになる。
【0027】したがって、低床化を図るためにサスペン
ション装置の車体の下方に位置させてなる車両において
も、上記サスペンションの瞬間の揺動中心を車体の重心
位置に近付けることができる。これによって車両の駆動
時に車体後部を下降させる大きなスクワット力が生じた
り、車両の制動時に車体後部を上昇させる大きなテ−ル
リフト力が生じたりするのを効果的に防止することがで
きる。
【0028】サスペンションの基本的構成の変形例(図
5〜図9) 上記実施例では、車輪Hのバンプ時に緩衝部材4の外筒
17を回転させるコントロ−ルリンク24の内端部を車
体側部材に枢着した例について説明したが、図5に示す
ように、コントロ−ルリンク24の内端部をロアア−ム
2に枢着した構造としてもよい。この構成によると、車
体側部材に対するサスペンション部材の枢着点をさらに
減少させ、サスペンション装置の設置作業を簡略化する
ことができる。
【0029】また、上記実施例では、アッパア−ム5を
I形ア−ムによって構成しているが、図6に示すよう
に、A形ア−ムからなるアッパア−ム27を設けた構造
としてもよい。このアッパア−ム27は、その外端部の
一点がホイ−ルサポ−ト1の上方延長部9に枢着される
とともに、内側端部の二点が緩衝部材4の外筒17に枢
着されている。そして、緩衝部材4の外筒に対するコン
トロ−ルリンク24の枢着点が緩衝部材4の軸心の後方
側にオフセットされている場合には、上記ホイールサポ
−ト1に対するアッパアーム27の枢着点が上記軸心の
前方側にオフセットされた状態で設置されるようになっ
ている。
【0030】上記A形ア−ムからなるアッパア−ム27
を設けた場合には、上記I形ア−ムからなるアッパア−
ム5を設けた場合のようにこれをトレ−リングリンク1
5に連結する連結ロッド23を設置することなく、ホイ
−ルサポ−ト1の上端部を単一のアッパア−ム27によ
って支持することができる。
【0031】また、図7に示すように、車輪Hのバンプ
時に緩衝部材4の外筒17を回転させるコントロ−ルリ
ンク24の内端部を上記外筒17に枢着するとともに、
外端部をトレ−リングリンク15に連結した構造とする
ことができる。この場合には、上記コントロ−ルリンク
24およびアッパア−ム27の両方を車体の前方側にオ
フセットされた状態で設置することにより、車輪Hのバ
ンプ時にアッパア−ム27の車幅方向の設置寸法を増大
させる方向に緩衝部材4の外筒17を回転させることが
できる。
【0032】また、上記緩衝部材4の外筒17の下端部
をホイ−ルサポ−ト1の内方延長部10に枢支するとと
もに、ピストンロッド18の上端部を車体側部材に枢着
してなる上記実施例に代え、図8および図9に示すよう
に、緩衝部材4の外筒17とピストンロッド18との配
置を上下逆転し、ピストンロッド18の下端部をホイ−
ルサポ−ト1の内方延長部10に枢支するとともに、外
筒17の上端部を車体側部材に枢着した構造としてもよ
い。なお、上記ピストンロッド18を囲繞するコイルス
プリングの配設スペ−ス確保が難しい場合は、コイルス
プリングに代えてリ−フスプリング等を設置した構造と
することもできる。
【0033】また、上記図8および図9に示すように構
成した場合には、ホイ−ルサポ−ト1に対する緩衝部材
4の枢着点と、アッパア−ム5,27の枢着点との上下
方向の相対位置が車輪の上下動に応じて変化することに
なり、車輪Hのバンプ時に緩衝部材4の外筒17を回転
させる上記作用が得られなくなる場合がある。このた
め、緩衝部材4の外筒17の下端部をホイ−ルサポ−ト
1の内方延長部10に枢着するとともに、上記外筒17
の周面にアッパア−ム5,27を枢着してなる上記構成
を採用することが望ましい。
【0034】スタビライザとの関連(図1、図10、図
11) 再び図1において、左右のホイ−ルサポ−ト1同士は、
ロアアーム3を介して接的に、ト−ションスプリング式
のスタビライザ31によって連結されている(スタビラ
イザ31を、ホイ−ルサポ−ト1に直接的に連結するこ
ともできる)。このスタビライザ31は、既知のよう
に、車幅方向に長く伸びるばね部32と、該ばね部32
の車幅方向各端部から前後方向に伸びるように折曲され
た左右一対のアーム部33とを有し、各アーム部33が
左右のロアアーム3にボ−ルブッシュ34を介して連結
されている(左右一方の部材33、34は図示されな
い)。
【0035】図10は、直進走行時つまり車体Bがロー
ルしていないときの車輪Hと車体Bと路面Rとの関係状
態を示し、図中実線が上下方向中立位置にある車輪H
を、一点鎖線が上下方向中立位置からバンプしたときの
車輪Hを示す。この図10から明らかなように、バンプ
された車輪Hは、その下端部が上端部に対して相対的に
車幅方向外方側に変位された下開きの状態となるが、こ
の下開きの度合いが大きくなることは、車輪Hの路面R
に対する接地性を十分確保する上で好ましくないものと
なる。この場合、本発明では、車輪Hのバンプに応じて
アッパア−ム5が車幅方向外方側へと変位されるので、
上記下開きの度合いが小さいものに抑制されて、車輪H
の接地性が十分確保される。また、このときはスタビラ
イザ31は作用しないので、バンプし易くつまりアッパ
ア−ム5が車幅方向外方側へ変位され易いものである
(スタビライザ31による車輪Hの下開き度合い抑制阻
害作用なし)。勿論、スタビライザ31のばね力に抗す
ることなしにバンプされるので、乗り心地確保の点でも
好ましいものとなる。
【0036】図11は、車体Bがロールした旋回時の状
態を示す。このとき、車輪Hの路面Rに対する接地性を
十分確保するには、車体Bに対して車輪Hの下開きの度
合いを大きくすることが必要となる。つまり、図10実
線で示す車輪Hと同じような接地性を確保しようとすれ
ば、車体Bのロール角θに応じて、車体Bに対して下開
きの度合いを大きくすることが要求される。このロール
する旋回時においては、スタビライザ31によってロー
ルそのものが抑制され、しかもロール抑制によってアッ
パア−ム5の車幅方向外方側への変位も抑制されること
になり、ロールに応じて、車輪Hの下開きの度合いが十
分大きくされて、ロール時の接地性も十分確保されるこ
とになる。
【0037】車輪Hのリバウンド時においては、上記バ
ンプ時と逆の関係であり、このときも、車輪Hの接地性
は、直進走行時(左右両輪リバウンド時)、およびロー
ル時共に十分確保される。
【0038】スタビライザの変形例(図12〜図14) 図12〜図14は、スタビライザの変形例を示すもので
あり、サスペンションは後輪用とされ、またスタビライ
ザ41としては、車体前後方向に伸びるト−ションスプ
リング式としてある。このスタビライザ41は、それぞ
れ円筒状とされた内スタビライザ42と外スタビライザ
43との内外2重構造として構成され、全体としてサブ
フレ−ムSFに回転自在に保持されている。内外スタビ
ライザ42、43は、その軸方向一端部同士が、ボルト
等の固定具44によって固定されている。そして、内ス
タビライザ42の他端部に第1アーム部45が一体的に
形成され、外スタビライザ43の他端部に第2アーム部
46が一体的に形成されている。各アーム部45、46
は、内外のスタビライザ42、43の軸心と直交されて
いる。
【0039】第1アーム部45の先端部は、第1連結リ
ンク47を介して左側の緩衝部材4における外筒17に
連結され、各連結部にはボ−ルジョイント48、49が
配設されている。第2アーム部46の先端部は、第2連
結リンク50を介して右側の緩衝部材4における外筒1
7に連結され、各連結部にはボ−ルジョイント51、5
2が配設されている。なお、図12中符合53は車体床
面である。
【0040】図12、図14において、車輪Hがバンプ
したときの変位方向を矢印で示してある。左右両輪バン
プ時は、内外のスタビライザ42、43からなるスタビ
ライザ41は単にサブフレ−ムSFに対して回転される
だけで、当該スタビライザ41にねじり力は作用しな
い。車体Bがロールして、左右一方の車輪Hと他方の車
輪Hのバンプ量(リバウンド量)が異なるときにスタビ
ライザ41にねじり力が作用して、スタビライザ41に
よるロール抑制が行われる。
【0041】車輪Hの接地性の点に関しては、図1、図
10、図11で説明したのと同じである。ただし、本実
施例では、スタビライザ41の効率を、バンプ量に応じ
て変更するようにしてある。このスタビライザ41の効
率を変更する効率変更手段を構成するため、第1アーム
部45と第1連結リンク47のなす角度、および第2ア
ーム部46と第2連結リンク50のなす角度はそれぞ
れ、車輪Hが上下方向中立位置にある状態を示す図12
の状態では略90度となるように設定されて、この上下
方向中立位置からバンプあるいはリバウンドされたとき
は、上記角度が小さくなるようにしてある。
【0042】すなわち、左右車輪Hの上下動量の相違が
同じ状態であることを前提とした場合、図12の上下方
向中立位置においては、当該上下方向中立位置からバン
プあるいはリバウンドされたときよりも、スタビライザ
41のねじり量が大きくなる。つまり、効率変更手段
は、バンプ量が大きいときは小さいときに比して、スタ
ビライザ41の効率を低下させるものとなっている。実
施例では、車両が1ボックスカ−やワゴンタイプ等の積
載荷重の変化がおおきくて、積載時には車体重心位置が
かなり高いものとなるような車両とされている。この場
合、積載時には、空車時に比して、スタビライザ41の
効率が低下されるので、つまり後輪側のロール抑制作用
が抑制されるので、アンダステアリング傾向が強められ
て、車体安定性確保の点で好ましいものとなる。
【0043】なお、前輪用サスペンションに適用する場
合は、バンプ量が大きいほどアンダステアリング傾向を
強めるためには、バンプ量が大きいほどスタビライザの
効率が増大するように設定すればよい(例えば、バンプ
量が大きくなるほど、前記アーム部45と連結リンク4
7とのなす角度、アーム部46と連結リンク50とのな
す角度がそれぞれ大きくなるように設定すればよい−車
輪Hが上下方向中立位置にあるときの上記角度を小さく
設定して、バンプ量が大きくなるほど当該角度が大きく
なるようにする)。
【0044】スタビライザの変形例(図15〜図17) 図15〜図17は、スタビライザのさらに別の実施例を
示すものである。本実施例では、図13に示す内外2重
構造のスタビライザ41に相当するスタビライザ61を
設けてあるが、スタビライザ61を左右一方の緩衝部材
4における外筒17外周に配置した点が図13の場合と
異なる。ただし、図13に用いた部材に対応した部材に
は図13に用いた符合と同一の符合を付して、その重複
した説明は省略する。
【0045】スタビライザ61は、外筒17外周に緩く
嵌合されて、その内スタビライザ42の一端部が外筒1
7に固定具65によって固定されている。また、外スタ
ビライザ43から伸びるアーム部46が、車幅方向に長
く伸びる連結リンク62を介して、他方の緩衝部材4に
おける外筒17に連結されており、各連結部に配置した
ボ−ルジョイントが符合63、64で示される。
【0046】車輪Hがバンプしたときの各部材の変位の
方向を、図15、図16において矢印で示してある。本
実施例でも、車輪Hの接地性の点に関しては、図1、図
10、図11で説明したのと同じである。本実施例で
は、スタビライザ61を、外筒17外周に嵌合状態で配
置することにより、当該外筒17周囲の空間を有効に利
用して配置できる。
【0047】スタビライザおよびサスペンションの変形
例(図18) 図18は、スタビライザの変形例を示すと共に、バンプ
時においてアッパア−ム5を車幅方向外方側へ変位させ
るための機構の変形例をも示す。先ず、緩衝部材4は、
その上下方向軸線回りに回動しないように設定され、こ
のためその上端部と下端部との各連結部材16B、19
Bが、ボ−ルブッシュ16、19に代えて用いられてい
るが、この各連結部材16B、19Bはそれぞれ、車体
前後方向軸線回りにのみ回動可能な形式(通常のブッシ
ュ)のものが用いられている。
【0048】また、アッパア−ム5の車幅方向内端部
も、ボ−ルブッシ21に代えて、車体前後方向軸線回り
にのみ回動可能な連結部材21Bによって外筒17に連
結されている。緩衝部材4は、一般に行われているよう
に、上方へ向うにつれて車幅方向内方側へ位置するよう
に傾斜配置されている(図2参照)。これにより、バン
プ時には、図2一点鎖線で示すように、緩衝部材4がそ
の上端回動中心となる連結部材19Bを中心として車幅
方向外方側へ向けて揺動され、これによりアッパア−ム
5が車幅方向外方側へと変位される。
【0049】スタビライザ71は、図12、図13に示
すのと同様に構成されているので、対応する構成要素に
は、図12、図13で用いた符合と同一の符合を用い
て、その重複した説明は省略する。ただし、本実施例で
は、バンプ時おける各部材の変位方向を図18矢印で示
してあり、連結リンク47、50の変位方向は図12の
場合とは逆となる。本実施例では、車輪Hの接地性の点
に関しては、図1、図10、図11で説明したのと同じ
である。また、スタビライザ41の効率変更も、図12
の場合と同じように設定することができる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1を車体前後方向から見たスケルトン図。
【図3】図1を車体上方から見たスケルトン図。
【図4】図1を車体側方から見たスケルトン図。
【図5】図1の変形例を示すスケルトン図。
【図6】図1の変形例を示すスケルトン図。
【図7】図1の変形例を示すスケルトン図。
【図8】図1の変形例を示すスケルトン図。
【図9】図1の変形例を示すスケルトン図。
【図10】車体がロールしていない直進走行時のときの
車輪のキャンバ状態を、車輪が上下方向中立位置にある
ときとバンプしたときとを比較して示す簡略正面図。
【図11】車体がロールしているときの車輪のキャンバ
状態と車体と路面との関係を示す簡略正面図。
【図12】スタビライザ部分の変形例を示すもので、車
体前後方向から見た要部全体正面図。
【図13】スタビライザの詳細を示すもので、図12の
X13−X13線相当断面図。
【図14】図12に示される連結リンクと緩衝部材との
連結部分を示すもので、上方から見たときの要部図。
【図15】スタビライザ部分の変形例を示すもので、図
12に対応した図。
【図16】図15に示されるスタビライザ部分を、車体
上方から見たときの要部図。
【図17】図16のX17−X17線相当断面図。
【図18】スタビライザ部分の変形例を示すもので、図
12に対応した図。
【符合の説明】
H:車輪 SF:サブフレ−ム(車体) 1:ホイ−ルサポ−ト 2、3:ロアアーム 4:緩衝部材 5:アッパア−ム 17:外筒 24:コントロ−ルリンク 31:スタビライザ 41:スタビライザ 47:連結リンク 50:連結リンク 61:スタビライザ 62:連結リンク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車幅方向外端部がホイ−ルサポ−トに連結
    されるサスペンションアームとしてロアアームとアッパ
    ア−ムとを備え、該ホイ−ルサポ−トの上下動を抑制す
    る緩衝部材の上端部が車体に取付けられた車両のサスペ
    ンション装置において、 前記アッパア−ムの車幅方向内端部が前記緩衝部材に連
    結されて、前記ホイ−ルサポ−トのバンプにより生じる
    該緩衝部材の機械的変位によって該アッパア−ムが車幅
    方向外方側へ変位されるように設定され、 左右のホイ−ルサポ−ト同士を直接的または間接的に連
    結してロールを抑制するためのスタビライザが設けられ
    ている、ことを特徴とする車両のサスペンション装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記緩衝部材が、その上下方向軸線回りに回動自在とさ
    れ、 前記緩衝部材と車体とを連結して、前記ホイ−ルサポ−
    トのバンプ時に前記緩衝部材が前記上下方向軸線回りに
    おいて所定方向に回動されるように設定するためのコン
    トロ−ルリンクが設けられ、 前記アッパア−ムが、前記緩衝部材の回転に応じて車幅
    方向に変位されるもの。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記緩衝部材が、前記ホイ−ルサポ−トのバンプ時に、
    外緩衝部材の車体側への連結部分を中心として車幅方向
    外方側へ向けて揺動されるように設定され、 前記アッパア−ムが、前記緩衝部材の車幅方向外方側へ
    の揺動に応じて、車幅方向外方側に変位されるもの。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記ホイ−ルサポ−トのバンプ量が大きいときは小さい
    ときに比して、車両のアンダステアリング傾向を強める
    方向へ前記スタビライザの効率を変更する効率変更手段
    を備えているもの。
  5. 【請求項5】請求項4において、 サスペンション装置が後輪用とされ、 前記ホイ−ルサポ−トのバンプ量が大きいときは小さい
    ときに比して、前記効率変更手段が、前記スタビライザ
    の効率を低下させるように設定されているもの。
  6. 【請求項6】請求項4において、 前記スタビライザが、車体前後方向に伸びるト−ション
    スプリング式とされ、 左右のホイ−ルサポ−トの上下動を前記スタビライザに
    伝達する左右の連結機構を備え、 前記効率変更手段が、前記連結機構中に構成されて、前
    記ホイ−ルサポ−トの上下動量に対する前記スタビライ
    ザのねじり量の変換効率を変更するように設定されてい
    るもの。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記連結機構が、左右の連結リンクを備え、 前記効率変更手段が、前記左右の連結リンクと前記スタ
    ビライザのアーム部とのなす角度設定として構成されて
    いるもの。
  8. 【請求項8】請求項1において、 前記スタビライザが、左右の緩衝部材の一方を取り囲む
    ように配設されて、 前記緩衝部材と他方の緩衝部材とが連結リンクによって
    連結されているもの。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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