JPH0840386A - 船外機の冷却構造 - Google Patents

船外機の冷却構造

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JPH0840386A
JPH0840386A JP6194578A JP19457894A JPH0840386A JP H0840386 A JPH0840386 A JP H0840386A JP 6194578 A JP6194578 A JP 6194578A JP 19457894 A JP19457894 A JP 19457894A JP H0840386 A JPH0840386 A JP H0840386A
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exhaust
outboard motor
cooling water
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Takehisa Suzuki
雄久 鈴木
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Sanshin Kogyo KK
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    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/20Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船外機の冷却構造において、オーバーフロー
パイプをアッパーケースとは別体に形成して、アッパー
ケース内の部材間にコンパクトに配置することにより、
アッパーケース自体の製造を容易なものとし、船外機全
体が大型化することを防ぐ。 【構成】 アッパーケース7内に、袋状に形成された膨
張室20と、膨張室の外側に配置されて膨張室20と連
通するリターンパイプ19が収納され、アッパーケース
7内から冷却水を排出するためのオーバーフローパイプ
34が設けられている船外機1において、オーバーフロ
ーパイプ34を、アッパーケース7とは別部材として形
成し、膨張室20とリターンパイプ19の合わせ部の凹
部に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型船舶に搭載される
船外機の冷却構造に関し、特に、アッパーケース内から
冷却水を排出するためのオーバーフローパイプの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】小型船舶に搭載される船外機では、通
常、トップカウルとアッパーケースとロアーケースによ
り船外機全体のハウジングが形成され、トップカウルと
アッパーケースの間にエキゾーストガイドが配設されて
いて、クランク軸が縦方向となるように配置されたエン
ジンがエキゾーストガイドの上面でトップカウル内に搭
載され、該エンジンにより駆動軸,シフト変換ギアおよ
び推進軸を介して回転駆動される推進機(スクリュー)
がロアーケースに軸支されている。
【0003】このような船外機におけるエンジンからの
排気通路については、排気ガスがアッパーケース内を通
って水面下のロアーケースから機外に排出されるよう
に、エンジンから下方に延びてその末端がロアーケース
内に開口されているが、排気騒音を効果的に低減した
り、排気ガスを浄化する触媒の設置スペースを確保した
りするためには、排気通路をできるだけ長くとることが
必要となってくる。
【0004】ところが、従来の船外機では、排気通路は
単にエンジンから上下方向に延びる構造であることか
ら、船外機自体を大型化することなく排気通路をそのま
ま延長するには限界があり、また、排気通路内に触媒を
設置した場合、船体の姿勢によっては排気通路の下方か
ら侵入した水が触媒に接触することとなって、特に海水
の場合にはそれにより触媒の浄化性能が著しく劣化する
という問題を生じる。
【0005】そこで、船外機自体を大型化することなく
コンパクトなものとした上で上記のような問題を解決す
べく、船外機の排気通路を、エンジン下方のエキゾース
トガイド下面に触媒を収納した袋状の膨張室を形成し、
膨張室から一旦上方に延びた後下方に屈曲して延びる折
返し部をハイライザーとリターンパイプにより形成する
と共に、該折返し部を船体幅方向に配置するというもの
が本出願人により提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な船外機では、エンジンおよび排気通路の冷却のために
外部の水(海水等)を冷却水として使用しており、船外
機の駆動軸に連動して駆動されるポンプにより連続的に
冷却水を汲み上げて船外機上部のエンジンに供給し、エ
ンジンを冷却した後アッパーケース内に落下させて膨張
室やリターンパイプ等の排気通路を冷却してから、アッ
パーケース内に溜まった冷却水をアッパーケース側壁に
一体的に形成されたオーバーフローパイプからロアーケ
ースを経て機外に排出している。
【0007】ところが、上記のような冷却構造において
は、通常、アッパーケース側壁にオーバーフローパイプ
を一体的に形成していることから、アッパーケース自体
の製造が面倒なものとなり、また、アッパーケースの側
壁自体が厚くなって船外機が大型化するという問題があ
る。
【0008】本発明は、上記のような船外機の冷却構造
の持つ不都合を解消することを目的としており、より具
体的には、オーバーフローパイプをアッパーケースとは
別体に形成して、アッパーケース内の部材間にコンパク
トに配置することにより、アッパーケース自体の製造を
容易なものとし、船外機全体が大型化することを防ぐこ
とができる船外機の冷却構造を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決しかつ目的を達成するために、アッパーケース内
に、袋状に形成された膨張室と、膨張室の外側に配置さ
れて膨張室と連通するリターンパイプが収納され、アッ
パーケース内から冷却水を排出するためのオーバーフロ
ーパイプが設けられている船外機において、オーバーフ
ローパイプを、アッパーケースとは別部材として形成
し、膨張室とリターンパイプの合わせ部の凹部に配置す
ることを特徴とするものである。
【0010】
【作 用】上記のような構成によれば、アッパーケース
の構造が単純化されてその製造が容易になると共に、別
部材として形成されたオーバーフローパイプがアッパー
ケース内で部品間の隙間にスペースの無駄なく配置され
るため、アッパーケース自体が大型化することなく船外
機が全体としてコンパクトなものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の船外機の冷却構造の実施例に
ついて図面に基づいて説明する。
【0012】船外機1は、図1に示すように、船体の後
尾板2に固定されたクランプブラケット3に上下方向に
揺動自在に枢着されているスイベルアーム4に対して、
上下2つのダンパー部材5a,5bを介して弾性支持さ
れているもので、トップカウル6とアッパーケース7と
ロアーケース8によりそのハウジングが形成されてい
て、トップカウル6内にはエンジン9が収納され、ロア
ーケース8にはエンジン9によって回転駆動される推進
機(スクリュー)10が軸支されている。
【0013】エンジン9を収納するトップカウル6は、
アッパーカウル6aとボトムカウル6bからなり、ボト
ムカウル6bとアッパーケース7の間には、トップカウ
ル6内とアッパーケース7内を仕切るようにエキゾース
トガイド11が配設されており、エンジン9はエキゾー
ストガイド11の上面に搭載されていて、エキゾースト
ガイド11の上面周縁部にはボトムカウル6bが、下面
周縁部にはアッパーケース7がそれぞれボルト締めによ
り固着されている。
【0014】トップカウル6内に搭載されているエンジ
ン9は、各気筒に共通するクランク軸12を縦置きに配
置したもので、3対の気筒9aが、図4に示すように、
それぞれVバンクをなすように配置されており、縦方向
に重なった3つの気筒の各排気ポートはそれぞれ合流し
た後、エンジン下面に形成された一対の排気口9bに導
出されている。
【0015】垂直方向に置かれたクランク軸12の下端
の出力部12aにはアッパーケース7内を垂直方向に縦
断する駆動軸15の上端が結合されており、駆動軸15
の下端には、ロアーケース8に軸支されてその後端に推
進機10がスプライン結合されている推進軸16のシフ
ト変換ギア部16aに噛合するかさ歯車15aが結合さ
れていて、駆動軸15の途中には、図2に示すように、
駆動軸15に連動して作動する冷却水ポンプ17が配設
されている。
【0016】トップカウル6のボトムカウル6bとアッ
パーケース7の間に配設されているエキゾーストガイド
11は、アルミ合金を材料として金型鋳造により製造さ
れるもので、図5に示すように、その上面には上部側の
ダンパー部材5aを取付けるための取付座11aが形成
され、取付座11aの後方にはエンジン9の一対の排気
口9bに連通する一対の排気孔11bが形成され、排気
孔11bの後方には、その一側に膨張室連通孔11c
が、他側にリターンパイプ連通孔11dがそれぞれエキ
ゾーストガイド11を上下に貫通して形成されている。
【0017】また、エキゾーストガイド11には、膨張
室連通孔11cとリターンパイプ連通孔11dの周囲を
囲むように冷却水ジャケット11eが、また、取付座1
1aの下方で排気孔11bの片側に沿うように冷却水ジ
ャケット11mが、それぞれエキゾーストガイド11内
に形成された閉空間として設けられ、冷却水ジャケット
11eと冷却水ジャケット11mとは仕切壁によって仕
切られている。
【0018】エキゾーストガイド11の下面には、一対
の排気孔11bと膨張室連通孔11cを覆うように袋状
のカバー体18が配設され、カバー体18の外部側方に
リターンパイプ19が配設されていて、カバー体18と
リターンパイプ19は、図7に示すように、それぞれの
側壁の対向する部分が共通の境界壁となるように、アル
ミ合金により金型鋳造で一体的に形成されている。
【0019】カバー体18とリターンパイプ19の上端
周縁には、両方に連続して周縁フランジ部18aが形成
されており、周縁フランジ部18aがエキゾーストガイ
ド11の下面にボルト締めされることによって、カバー
体18およびリターンパイプ19はエキゾーストガイド
11の下面に取付けられている。
【0020】なお、本実施例では、図7に示すように、
カバー体18とリターンパイプ19が一体的に形成され
ているが、このような構成に限らず、図8に示すよう
に、カバー体18とリターンパイプ19を別体的に形成
することも可能である。
【0021】何れにしても、袋状のカバー体18がエキ
ゾーストガイド11の下面に取付けられることによって
その内方に閉空間をなす膨張室20が形成されると共
に、エキゾーストガイド11の一対の排気孔11bには
排気熱により溶損しないような耐熱ステンレス鋼からな
る排気管21がそれぞれ接続されていて、各排気管21
は何れも膨張室20内に突出開口されている。
【0022】膨張室20内には、更に排気管21の後方
に位置して、円筒状の触媒22が、前後方向および幅方
向において下方にいくほど船外機の縦方向の中心線に近
づくように、エキゾーストガイド11に対して傾斜した
状態で、その上部が膨張室連通孔11c内に嵌入されて
いて、溶接等により触媒22の上部外周に斜めに固着さ
れたリング状のフランジ23を介して、エキゾーストガ
イド11下面の膨張室連通孔11c周縁部にボルト締め
により固着されている。
【0023】また、触媒22のエキゾーストガイド11
に対する傾斜状態に対応して、図1に示すように、カバ
ー体18の後側壁には段部18bが形成されていて、触
媒22がカバー体18に接触することがないように、カ
バー体18と触媒22の間に断熱空間部が形成されてい
る。
【0024】カバー体18の外部側方に位置するリター
ンパイプ19は、下方に延びてアッパーケース7下端に
達し、その下端開口部19aがロアーケース8内に開口
して、ロアーケース8を介して推進機10の後端から外
部に連通しており、また、リターンパイプ19の下端
は、図7に示すように、シール部材37を介してアッパ
ーケース7の下端に支持されていて、これによりアッパ
ーケース7の下端は閉じられている。
【0025】リターンパイプ19の上部には、図2およ
び図6に示すように、その前方に前部膨張室25が形成
され、前部膨張室25とリターンパイプ19内を連通す
るようにアイドル排気口24が開口されていて、これに
対応して、エキゾーストガイド11の後端部には、後部
膨張室27とこれに連通するアイドルホール28が形成
されている。
【0026】リターンパイプ19上部の前部膨張室25
とエキゾーストガイド11後端部の後部膨張室27と
は、カバー体18とリターンパイプ19の間にエキゾー
ストガイド11の下面を天壁として形成されたアイドル
通路26により連通されていて、これにより、リターン
パイプ19は、アイドル排気口24,前部膨張室25,
アイドル通路26,後部膨張室27およびアイドルホー
ル28によっても外部に連通している。
【0027】エキゾーストガイド11の上面には、排気
通路の折返し部を形成するために、上流側開口部30a
と上方屈曲部30bと下流側開口部30cにより略逆U
字状に形成されたハイライザー30が、図3に示すよう
に、船体の幅方向に向いて屈曲するように配設されてお
り、ハイライザーの上方屈曲部30bの底面30dはエ
ンジンの最下部の気筒よりも上方に位置していて、上流
側開口部30aは膨張室連通孔11cを介して膨張室2
0に、下流側開口部30cはリターンパイプ連通孔11
dを介してリターンパイプ19にそれぞれ連通してい
る。
【0028】エンジン9の後側下部の外側に位置してエ
キゾーストガイド11の上面に配設されているハイライ
ザー30の上方には、エンジン9のVバンク上部にCD
Iユニット41が配設され、CDIユニット41の上方
でエアー取入口43の近傍にはレギュレーター42が配
設されている。
【0029】ハイライザー30はエンジン出力への影響
ができるだけ小さくなるようにその径および曲げRが設
定されており、図示していないが、上流側開口部30a
と上方屈曲部30bと下流側開口部30cにより囲まれ
る部分によって、エンジン9と反対側に開放された凹陥
部が形成されていて、凹陥部の底壁をエキゾーストガイ
ド11の上面に固定するためにボルトが配置されてい
る。
【0030】このように、凹陥部がエンジン9と反対側
に形成され、この凹陥部にハイライザー30の中心部を
固定するためのボルトが配置されているため、エンジン
9が邪魔になることなく当該ボルトの着脱を容易に行う
ことができる。
【0031】ハイライザー30には、その排気通路30
a,30b,30cの外面を包むように、すなわち、図
7に示されている排気通路30a,30b,30cに囲
まれた内周側の冷却水ジャケット30e部分と排気通路
30a,30b,30cを囲む外周側の冷却水ジャケッ
ト30e部分とが全て互いに連通しているように、袋状
の冷却水ジャケット30eが形成されている。
【0032】ハイライザーの冷却水ジャケット30e
は、その底部に開口された流入孔30hによってエキゾ
ーストガイドの冷却水ジャケット11eと連通している
と共に、その頂部の流出孔に接続された供給ホース33
によって、エンジン9のエキゾーストマニホールドのア
ウターカバーに形成された冷却水ジャケット9cと連通
している。
【0033】ハイライザー30により膨張室20とリタ
ーンパイプ19が接続されることによって、エンジン9
排気口9bから排出された排気ガスは、排気管21を通
って膨張室20で膨張した後、触媒22により浄化され
てから、ハイライザー30を通ってリターンパイプ19
に流れ、通常の走行時にはリターンパイプの下端19a
からロアーケース8内に排出されて推進機10内を通り
水中に排出されるが、アイドル運転時には、アイドル排
気口24から前部膨張室25,アイドル通路26,後部
膨張室27を通ってアイドルホール28から大気中に排
出されることとなる。
【0034】上記のような船外機において、エンジンと
排気通路を冷却するための冷却水通路としては、図2に
示すように、冷却水ポンプ17に接続された供給管31
が、カバー体18やリターンパイプ19の外方でアッパ
ーケース7内を上方に延びて、冷却水ポンプ17によっ
て汲み上げられた冷却水は、流入孔11fからエキゾー
ストガイド11内に送給される。
【0035】冷却水ポンプ17からの供給管31が接続
される流入孔11fは、エキゾーストガイド11の前後
方向中央付近の下面に開口されていて、エキゾーストガ
イド下方のカバー部材18やリターンパイプ19によっ
て覆われる部分から外れた箇所に位置している。
【0036】エキゾーストガイド11の流入孔11fに
送給された冷却水は、エキゾーストガイド11内で、エ
ンジン9側へ直接冷却水を供給する第1通路11wと、
エキゾーストガイドの冷却水ジャケット11eに冷却水
を供給する第2通路11vによって分岐され、第1通路
11w側に流れる冷却水は、エキゾーストガイド11内
の水路を通って直接エンジン9の冷却水ジャケット9c
に供給され、第2通路11v側に流れる冷却水は、冷却
水ジャケット11eを経由してハイライザー30に供給
される。
【0037】エキゾーストガイド11内に形成されてい
る冷却水ジャケット11eは、膨張室20の上方を覆
い、膨張室連通孔11cとリターンパイプ連通孔11d
の周囲を囲んで、一つの連通した中空の閉鎖空間として
形成されているもので、流入孔11fと流出孔11gに
よってのみ外部に連通していて、エキゾーストガイド1
1上面に開口された各流出孔11gは、ハイライザー3
0側に対向して形成された流入孔30hと接続されるよ
うに配置されている。
【0038】第2通路11vから冷却水ジャケット11
eに送給された冷却水は、排気孔11b,膨張室連通孔
11c,リターンパイプ連通孔11dおよび膨張室20
の上方を冷却してから、エキゾーストガイド11上面の
各流出孔11gを通ってハイライザー30に供給され
る。
【0039】エキゾーストガイドの冷却水ジャケット1
1eからハイライザー30に送給された冷却水は、冷却
水ジャケット30eによってハイライザー30を冷却し
た後、冷却水ジャケット30eの頂部から供給ホース3
3を介してエンジン9の冷却水ジャケット9cに供給さ
れ、第1通路11wを経由してエンジン9の冷却水ジャ
ケット9cに直接供給された冷却水と共にエンジン9を
冷却してから、エキゾーストガイド11上面の流入孔1
1kからエキゾーストガイドの冷却水ジャケット11m
内に流下する。
【0040】エキゾーストガイド11内に形成されてい
る冷却水ジャケット11mは、膨張室20の上方を覆
い、取付座11aの下方で排気孔11bの片側に沿っ
て、一つの中空の閉鎖空間として形成されているもの
で、図10に示すように、流入孔11kと流出孔11n
によってのみ外部に連通していて、冷却水ジャケット1
1eとは仕切壁によって仕切られている。
【0041】エキゾーストガイドの冷却水ジャケット1
1mに流入した冷却水は、冷却水ジャケット11m内で
取付座11a,排気孔11bおよび膨張室20の上方を
冷却してから、エキゾーストガイド11の下面の側方に
開口された流出孔11nからカバー体18のフランジ部
18a周縁に開口された落下孔18dを通ってアッパー
ケース7内に落下し、アッパーケース7内に溜まって膨
張室20やリターンパイプ19を冷却してからオーバー
フローパイプ34を通ってロアーケース8から外部に排
出される。
【0042】このアッパーケース7内に溜まった冷却水
をロアーケース8側に排出するためのオーバーフローパ
イプ34は、図9に示すように、アッパーケース7とは
別部材として形成され、その上端は、取付部材35を介
して、ボルト36でアッパーケース7の上部に固定され
ている。
【0043】また、オーバーフローパイプ34の下端
は、アッパーケース7の下端と同一面とされていて、ロ
アーケース8内に開口されており、アッパーケース底壁
の嵌合孔7aに嵌合されることによって固定されてい
て、オーバーフローパイプ34の下端位置を低くしてア
ッパーケース底壁の位置を下げることにより、アッパー
ケース7内に溜まる水の量を多くすることができる。
【0044】なお、オーバーフローパイプ34の下端を
アッパーケース7の下端と同一面にしているため、オー
バーフローパイプ34の下端がアッパーケース7の下端
面から下方に突出することはなく、オーバーフローパイ
プ34を組付けた状態のアッパーケース7を台上に置い
たような場合にもオーバーフローパイプ34の下端が損
傷するようなことはない。
【0045】上記のようにアッパーケース7の上部と下
端に固定されて、アッパーケース7の側壁に沿うように
上下方向に延びるオーバーフローパイプ34は、図11
に示すように、膨張室20を形成するカバー体18とリ
ターンパイプ19の合わせ部に形成される凹部38内に
位置するように配置されている。
【0046】以上に説明したような船外機による本実施
例では、エンジン9の運転により駆動軸15および推進
軸16を介して推進機10が回転駆動されて船が走行し
ているときに、エンジンから排気ガスは、排気管21か
ら膨張室20内に導入され、ここで膨張した後に触媒2
2で浄化されてハイライザー30,リターンパイプ19
を通り、ロアーケース8の内部を通って推進機10の後
端から水中に排出される。
【0047】その際、エキゾーストガイド11の上方で
船体の幅方向に屈曲したハイライザー30が設けられて
いるため、排気通路の上下方向の寸法を変えることなく
コンパクトに排気通路全体が長く形成されることとなっ
て、排気騒音は効果的に低減される。
【0048】また、船体の走行姿勢により船外機に対す
る水位が変化しても、エキゾーストガイド11より上方
のハイライザー30がリターンパイプ19と膨張室18
の間で大きく上方に突出するように存在するため、この
部分が障壁となってリターンパイプ19内に侵入した水
がカバー体18の膨張室20内にまで侵入することはな
く、膨張室20内に侵入した海水の接触による触媒22
の浄化性能の劣化が防止される。
【0049】さらに、アッパーケース7の側壁にオーバ
ーフローパイプ部分を一体的に形成する必要がないた
め、アッパーケース7自体の構造を単純化できてその製
造が容易なものとなり、また、別部材として形成された
オーバーフローパイプ34がカバー体18とリターンパ
イプ19の合わせ部の凹部38内に配置されていて、ア
ッパーケース7内で各部品がスペースの無駄なく配置さ
れることとなるため、船外機のアッパーケース部分が大
型化することなくコンパクトなものとなる。
【発明の効果】以上説明したような本発明の船外機の冷
却構造によれば、オーバーフローパイプをアッパーケー
スとは別部材に形成して、アッパーケース内にコンパク
トに配置することにより、アッパーケースの製造が容易
なものとなり、また、船外機のアッパーケース部分を大
型化することなくコンパクトに形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却構造の一実施例が適用されている
船外機の概略を示す一部断面左側面図。
【図2】図1に示された船外機の右側面からの一部断面
説明図。
【図3】図1に示された船外機の背面からの一部断面説
明図。
【図4】図1に示された船外機のエンジン部分の上面
図。
【図5】図1に示された船外機のエキゾーストガイド部
分の上面図。
【図6】図1に示された船外機のエキゾーストガイドよ
り下方部分の上面図。
【図7】図1に示された船外機の排気通路とアッパーケ
ース部分を示す断面背面図。
【図8】図7に示された部分の他の例を示す断面背面
図。
【図9】図1に示された船外機におけるオーバーフロー
パイプの配置状態を示す縦断面説明図。
【図10】図5のA−A線に沿ったエキゾーストガイド
とアッパーケースの断面図。
【図11】図1に示された船外機におけるオーバーフロ
ーパイプの配置状態を示す図7のB−B線に沿った横断
面図。
【符号の説明】
1 船外機 7 アッパーケース 19 リターンパイプ 20 膨張室 34 オーバーフローパイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパーケース内に、袋状に形成された
    膨張室と、膨張室の外側に配置されて膨張室と連通する
    リターンパイプが収納され、アッパーケース内から冷却
    水を排出するためのオーバーフローパイプが設けられて
    いる船外機において、オーバーフローパイプが、アッパ
    ーケースとは別部材として形成され、膨張室とリターン
    パイプの合わせ部の凹部に配置されていることを特徴と
    する船外機の冷却構造。
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