JPH0840831A - 乳化化粧料 - Google Patents
乳化化粧料Info
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- JPH0840831A JPH0840831A JP18316594A JP18316594A JPH0840831A JP H0840831 A JPH0840831 A JP H0840831A JP 18316594 A JP18316594 A JP 18316594A JP 18316594 A JP18316594 A JP 18316594A JP H0840831 A JPH0840831 A JP H0840831A
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Abstract
いくすみ抑制効果があり、さっぱり感に優れ、べたつき
の無い乳化化粧料を提供すること。 【構成】 本発明の乳化化粧料は、下記(A)及び
(B)成分を含有するものである。 (A)低沸点炭化水素及び低沸点シリコーン油からなる
群から選ばれた1種又は2種以上の揮発性油剤 (B)微粒子酸化チタン含有の板状二酸化ケイ素粉体
Description
使用感が良好で、塗布後時間が経過してもべたつかず、
密着性が長時間持続され、塗布直後の色変化及び時間が
経過した後に起こるくすみを防止し化粧塗布直後の仕上
がりの色を長時間維持する効果を有する乳化化粧料に関
する。更に詳しくは、低沸点炭化水素又は低沸点シリコ
ーン油の1種又は2種以上の揮発性油剤と微粒子酸化チ
タン含有の板状ケイ素粉体とを配合することにより、塗
布直後の色変化及びくすみ防止効果を高め、化粧料塗布
直後の仕上がりの色を長時間維持する効果を有しなおか
つ塗布時のさっぱり感・肌への密着性が良好で、塗布後
時間がたってもべたつきのない乳化化粧料に関する。
乳化化粧料では、不揮発性の炭化水素類、油脂類、高級
アルコール、高級脂肪酸、エステル類等の不揮発性の油
剤からなる油相と水相とを界面活性剤を用いて乳化した
乳化物が化粧料に応用されている。一般に、乳化化粧料
は、塗布時に乳化化粧料中の水の蒸発により清涼感が付
与されてさっぱりとした使用感を与えたり、残留する油
剤により肌を保護するとともにしっとりとした使用感を
与えたりすることから、とても優れた化粧品の形態の一
つであると言われている。
や毛髪等に塗布した際に毛髪上に残留するため、べたつ
きが気になったり、いつまでもヌルヌルとした嫌な感触
が残ったりするという欠点を有していた。そこで、近年
では、乳化化粧料中に低沸点炭化水素又は低沸点シリコ
ーン油等の揮発性油剤を油相の一部として用いることに
より、油剤の残留による好ましくない感触を低減させた
乳化化粧料が提案されている。低沸点炭化水素又は低沸
点シリコーン油等の揮発性油剤を含有した油中水型エマ
ルジョンとして、例えば、特開昭61−263631号
公報等が知られている。しかし、メークアップ化粧料等
として、これらの低沸点炭化水素又は低沸点シリコーン
油等の揮発性油剤を含有した乳化化粧料に着色剤として
粉体を配合した場合、塗布後揮発性油剤が蒸発すること
により、肌や毛髪上に残留する粉体と油剤との比率が変
化し粉体の割合が多くなっていくこととなる。そのた
め、塗布直後では使用感及び仕上がり感がともに良好な
ものであっても、塗布後(比較的)短時間の間に粉体が
油剤に濡れている状態から乾いた状態に変化していき、
粉体の表面での光の散乱が増加して仕上がりの色が白っ
ぽくなってしまう。更に、時間が経過して皮脂が分泌さ
れると、今度は粉体が皮脂により濡れていき、粉体の表
面での光の散乱が減少するので仕上がりの色が暗くな
り、くすみと呼ばれる好ましくない現象が発生してくる
といった欠点を有していた。
を防止する目的で、濡れたり乾いたりした時の粉体自身
の色変化の少ない粉体として、板状の窒化ホウ素や合成
マイカを添加することが知られている(特開昭61−1
00508号公報、特開昭63−185810号公
報)。しかしながら、これらの粉体を乳化化粧料に用い
ても、完全に色変化が発生しないというものではなく、
また、同時に配合される他の着色剤の色変化を防止する
ことはできないために、くすまない乳化化粧料としては
満足のいくものではなかった。
ケイ素粉体としては、特開平1−143821号公報や
特開平6−116119号公報で紫外線防止効果の面か
ら化粧品への配合が提案されているが、いずれも粉体固
形化粧料に関するものであり、水の蒸発による清涼感が
付与されないためさっぱりとした使用感に欠けるもので
あった。
がりの色の変化が少なく、高いくすみ抑制効果があり、
さっぱり感に優れ、べたつきの無い乳化化粧料を提供す
ることにある。
した結果、(A)特定の揮発性油剤と、(B)微粒子酸
化チタン含有の板状二酸化ケイ素粉体とを含有する乳化
化粧料が、上記目的を達成し得ることを知見した。
で、下記(A)及び(B)成分を含有する乳化化粧料を
提供するものである。 (A)低沸点炭化水素及び低沸点シリコーン油からなる
群から選ばれた1種又は2種以上の揮発性油剤 (B)微粒子酸化チタン含有の板状二酸化ケイ素粉体
述べる。
炭化水素及び低沸点シリコーン油からなる群から選ばれ
た1種又は2種以上の揮発性油剤である。
15、特に8〜15の直鎖、分岐又は環状の炭化水素が
好ましい。上記低沸点炭化水素の中でも、特に炭素数1
0〜13のイソパラフィンが好ましく、該イソパラフィ
ンは他の揮発性油剤に比べて乳化のしやすさ及び乳化後
の安定性等の点で優れている。また、上記低沸点炭化水
素は、大気下での沸点が240℃以下のものが好まし
い。なお、上記低沸点炭化水素として、市販品を用いる
こともでき、具体例としては、アイソバーC(ESS
O)、シェルソル71(Shell)等が挙げられる。
下での沸点が240℃以下の直鎖、分岐又は環状のシリ
コーン油が好ましく、例えば、ジメチルポリシロキサ
ン、環状のシクロジメチルポリシロキサン等が挙げられ
る。また、上記低沸点シリコーン油の粘度は25℃で、
10c.s.未満、特に5c.s.以下が好ましい。なお、上記
低沸点シリコーン油として、市販品を用いることもで
き、具体例としては、SH244、SH245(東レ・
ダウコーニング)、KF96L−2cs、KF96L−
1cs(信越シリコーン)等が挙げられる。
〔(A)成分〕と共に、必要ならば、他の油剤を併用し
てもよい。上記他の油剤としては、通常の乳化化粧料に
使用されるものでよく、例えば、炭化水素類(上記揮発
性油剤〔(A)成分〕以外のもの)、油脂類、ワックス
類、高級アルコール類、高級脂肪酸類、エステル類等種
々のものが挙げられ、用途に応じてこれらの1種又は2
種以上を組み合わせて用いられる。
は、本発明の乳化化粧料全体中、好ましくは0.5〜6
0%(%は重量基準、以下同じ)、より好ましくは1〜
55%、最も好ましくは2〜50%である。上記含有量
が、0.5%未満であると、さっぱりとした使用感及び
べたつきのなさを満足することができなくなり、一方、
60%を超えると、油剤が多くなりすぎ水の蒸発による
清涼感が低下することとなり乳化化粧料としては好まし
くない。また、本発明における揮発性成分〔上記(A)
成分及び上記他の油剤のうち揮発性のもの〕の含有量
は、上記(A)成分と上記他の油剤とを含む油剤全体
中、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上で
ある。
子酸化チタン含有の板状二酸化ケイ素粉体の形態は、微
粒子酸化チタンが板状二酸化ケイ素粉体中に分散した複
合体の形態でも、微粒子酸化チタン及び板状二酸化ケイ
素粉体が均一に混合した多成分系の形態でも良い。上記
微粒子酸化チタンの粒径を制御することで、微粒子酸化
チタン表面での光散乱を利用して、より高いくすみ抑制
効果が得られるので上記の複合体の形態の微粒子酸化チ
タン含有の板状二酸化ケイ素粉体を用いるのが好まし
い。
しくは10〜1000nm、より好ましくは10〜30
0nmである。上記平均粒径が、10nm未満である
と、微粒子酸化チタンの透明性が高くなりすぎ、皮脂に
濡れた時に白色度が増す効果が不十分であり、一方、1
000nmを超えると板状二酸化ケイ素粉体中に均一に
分散した複合体の形態の粉体を得にくくなる傾向にあ
る。
における微粒子酸化チタンの含有量は、好ましくは1〜
60%、より好ましくは5〜50%である。上記含有量
が、1%未満であると、くすみ抑制能力が十分ではな
く、一方、60%を超えると、塗布直後に前記揮発性油
剤が蒸発して粉体がやや乾燥した状態になった時に白色
度が高くなり過ぎ、また、くすみ抑制能力も低下してし
まう。
酸化ケイ素粉体〔(B)成分〕中に、微粒子酸化チタン
及び板状二酸化ケイ素以外の成分を添加して、各種特性
を改善しても良いが、上記微粒子酸化チタン含有の板状
二酸化ケイ素粉体のくすみ抑制能や安定性などの点か
ら、微粒子酸化チタン及び板状二酸化ケイ素の合計量は
80%以上でなければならない。上記微粒子酸化チタン
含有の板状二酸化ケイ素粉体中に添加し得る他の成分
(20%未満)としては、酸化鉄、アルミナ、ジルコニ
ア等が挙げられる。
の平均粒径は、好ましくは1〜100μm、より好まし
くは1〜40μm、最も好ましくは1〜30μmであ
る。上記平均粒径が、1μm未満であると、すべりが悪
くなり肌上での延展性が悪化してしまい本発明の目的と
する乳化化粧料を得ることができず、一方、100μm
を超えると、肌へのザラザラとした違和感を生じ、乳化
化粧料として好ましくない。
の粒子の厚みは、好ましくは0.03〜3μm、より好
ましくは0.05〜2μm、最も好ましくは0.08〜
1μmである。上記粒子の厚みが、0.03μm未満で
あると、微粒子酸化チタンの均一な分散が困難となり、
本発明に係る微粒子酸化チタン含有の板状二酸化ケイ素
粉体を得ることができず、一方、3μmを超えると、板
状という粒子形状に調製することが困難となり、本発明
に係る微粒子酸化チタン含有の板状二酸化ケイ素粉体を
得ることができない。
の含有量は、本発明の乳化化粧料全体中、好ましくは
0.1〜50%、より好ましくは0.3〜40%、最も
好ましくは0.5〜30%である。上記含有量が、0.
1%未満であると、くすみ抑制効果が発揮されず、一
方、50%を超えると、粉体成分が多くなりすぎ化粧塗
布膜が粉っぽくなり乳化化粧料として好ましくない。
(B)成分との含有量の比は、重量比で(A)/(B)
が好ましくは0.01/1〜80/1、より好ましくは
0.05/1〜40/1である。上記含有量の比が、
0.01/1未満であると、微粒子酸化チタン含有の板
状二酸化ケイ素粉体の比率が大きくなりすぎ粉っぽくな
ってしまい、一方、80/1を超えると、微粒子酸化チ
タン含有の板状二酸化ケイ素粉体の比率が少なくなりす
ぎるため、仕上がりの色変化を防止できなくなるので好
ましくない。
有の板状二酸化ケイ素粉体は、配合の対照となる乳化化
粧料の目的に応じて適宜疎水化処理をしても構わない。
イドロジェンポリシロキサン、高粘度シリコーンオイ
ル、シリコーン樹脂等のシリコーン化合物による処理、
アニオン活性剤、カチオン活性剤等の界面活性剤による
処理、ナイロン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチ
レン、テフロン、ポリアミノ酸等の高分子化合物による
処理、パーフロオロ基含有化合物、レシチン、コラーゲ
ン、金属石鹸、親油性ワックス、多価アルコール部分エ
ステル又は完全エステル等による処理等の方法が挙げら
れる。但し、一般に粉末の疎水化処理に適用できる方法
であれば良く、これらの方法に限定されるものではな
い。
〔(A)成分〕及び前記微粒子酸化チタン含有の板状二
酸化ケイ素粉体〔(B)成分〕の他に、通常化粧料に用
いられる他の成分を必要に応じて適宜配合することがで
きる。上記他の成分としては、例えば、タルク、カオリ
ン、セリサイト、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リ
チア雲母、合成フッ素金雲母、バーミキュライト、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、珪ソウ土、ケイ酸マグ
ネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケ
イ酸バリウム、硫酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、
タングステン酸金属塩、シリカ、ヒドロキシアパタイ
ト、ゼオライト、窒化ホウ素、セラミックスパウダー等
の無機粉末、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダ
ー、ポリスチレンパウダー、ベンゾグアナミンパウダ
ー、ポリ四弗化エチレンパウダー、ジスチレンベンゼン
ポリマーパウダー、エポキシパウダー、アクリルパウダ
ー、微結晶性セルロース等の有機粉体、酸化チタン、酸
化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)、チタン
酸鉄等の無機赤色系顔料、γ酸化鉄等の無機褐色系顔
料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カ
ーボンブラック等の無機黒色系顔料、マンゴバイオレッ
ト、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料、酸化ク
ロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系
顔料、群青、紺青等の無機青色系顔料、酸化チタン被覆
雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、オキシ塩化
ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、着色酸化チ
タン被覆雲母等のパール顔料、アルミニウムパウダー、
カッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号、赤
色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220
号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色
203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号
及び青色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104
号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色
401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄
色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青
色1号のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレー
キ等の有機顔料、クロロフィル、β−カロチン等の天然
色素、スクワラン、不揮発性の流動パラフィン、ワセリ
ン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、セ
レシン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
オレイン酸、イソステアリン酸、セチルアルコール、ヘ
キサデシルアルコール、オレイルアルコール、2−エチ
ルヘキサン酸セチル、パルミチン酸−2−エチルヘキシ
ル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、ジ−2−エ
チルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エ
チルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸−2−オクチ
ルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、トリイソステ
アリン酸グリセロール、トリヤシ油脂肪酸グリセロー
ル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイ
ン酸−2−オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、トリイソステアリン酸グリセロール、トリヤシ油脂
肪酸グリセロール、オリーブ油、アボガド油、ミツロ
ウ、ミリスチン酸ミリスチル、ミンク油、ラノリン等の
各種不揮発性の炭化水素、不揮発性のシリコーン油、パ
ーフルオロポリエーテル、高級脂肪酸、油脂類、エステ
ル類、高級アルコール、ロウ類等の油性成分、アルキッ
ド樹脂、尿素樹脂等の樹脂、カンファ、クエン酸トリブ
チル等の可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、
界面活性剤、保湿剤、香料、増粘剤等が挙げられる。
形態で使用され、その形態には特に制限されないが、乳
化型ファンデーション、クリーム状ファンデーション、
乳化型マスカラ、乳化型アイシャドー、クリーム状アイ
シャドー等のメイクアップ化粧料、プレメイクアップ化
粧料、サンスクリーン乳液等として使用される。
化化粧料を更に詳細に説明する。しかしながら、本発明
は、これらの実施例に限定されるものではない。
3)に用いられる微粒子酸化チタン含有の板状二酸化ケ
イ素粉体〔(B)成分〕の製造例(製造例1〜8)を示
すが、上記板状二酸化ケイ素粉体の製造方法は、これら
に限定されるものではない。なお、本発明に係る上記
(B)成分である微粒子酸化チタン含有の板状二酸化ケ
イ素粉体としては、日本板硝子株式会社製のTSGフレ
ーク30〔微粒子酸化チタン(平均粒径44nm)30
%含有の板状二酸化ケイ素粉体、平均厚み=0.5μ
m、平均粒径=10μm〕が市販されており、該市販品
を使用してもよく、また、熱分解法等の常法いずれでも
製造可能で、これにより製造したものを使用してもよ
い。
状二酸化ケイ素粉体〕 テトラブトキシシラン〔(C4 H9 O)4 Si〕510
重量部(以下、「部」と略す)にブタノール1200部
を混合し、これに、更に微粒子酸化チタン(平均粒径3
5nm)を5部混合し、十分に攪拌する。この溶液を、
表面を研磨して平滑にした、厚さ1mmのステンレス板の
上に塗布した後、100℃で1時間乾燥し、更に900
℃で10時間加熱処理して薄膜を得る。この薄膜を常温
まで放冷し、粉砕し、分級して目的の粉体を得た。得ら
れた粉体は、微粒子酸化チタンを5%含有しており、厚
みが0.18μmであり、平均粒径が7.2μmである
板状二酸化ケイ素粉体であった。
板状二酸化ケイ素粉体〕 テトラメトキシシラン〔(CH3 O)4 Si〕228部
にエタノール500部及び0.1規定硝酸220部を混
合し、これに、更に微粒子酸化チタン(平均粒径35n
m)を10部混合し、攪拌しながら40℃で20時間反
応させた。この溶液に、表面を研磨して平滑にした、厚
さ1mmのステンレス板を浸漬し、毎分40cmの一定速度
で引き上げて、製膜した。この製膜を大気中で5分間乾
燥し、更に100℃で2分間乾燥した。この乾燥行程に
より、ステンレス板に塗布された膜は、完全に剥離し、
フレーク状のゲルとなった。このフレーク状ゲルを毎分
100℃の昇温速度で1000℃まで加熱し、更に10
00℃で2時間加熱処理した。処理後、このフレーク状
ゲルを常温まで放冷し、粉砕し、分級して目的の粉体を
得た。得られた粉体は、微粒子酸化チタンを10%含有
しており、厚みが0.6μmであり、平均粒径が4.5
μmである板状二酸化ケイ素粉体であった。
板状二酸化ケイ素粉体〕 テトラメトキシシラン〔(CH3 O)4 Si〕200部
にエタノール400部及び0.1規定硝酸200部を混
合し、これに、更に微粒子酸化チタン(平均粒径35n
m)を20部混合し、攪拌しながら40℃で20時間反
応させた。この溶液に、表面を研磨して平滑にした、厚
さ1mmのステンレス板を浸漬し、毎分40cmの一定速度
で引き上げて、製膜した。この製膜を大気中で5分間乾
燥し、更に100℃で2分間乾燥した。この乾燥行程に
より、ステンレス板に塗布された膜は、完全に剥離し、
フレーク状のゲルとなった。このフレーク状ゲルを毎分
100℃の昇温速度で1000℃まで加熱し、更に10
00℃で2時間加熱処理した。処理後、このフレーク状
ゲルを常温まで放冷し、粉砕し、分級して目的の粉体を
得た。得られた粉体は、微粒子酸化チタンを20%含有
しており、厚みが0.5μmであり、平均粒径が4.7
μmである板状二酸化ケイ素粉体であった。
板状二酸化ケイ素粉体〕 テトラブトキシシラン〔(C4 H9 O)4 Si〕320
部にブタノール700部を混合し、これに、更に微粒子
酸化チタン(平均粒径21nm)を40部混合し、十分
に攪拌する。この溶液を、表面を研磨して平滑にした、
厚さ1mmのステンレス板の上に塗布した後、100℃で
1時間乾燥し、更に900℃で10時間加熱処理して薄
膜を得る。この薄膜を常温まで放冷し、粉砕し、分級し
て目的の粉体を得た。得られた粉体は、微粒子酸化チタ
ンを40%含有しており、厚みが0.15μmであり、
平均粒径が4.7μmである板状二酸化ケイ素粉体であ
った。
板状二酸化ケイ素粉体〕 テトラブトキシシラン〔(C4 H9 O)4 Si〕266
部にブタノール550部を混合し、これに、更に微粒子
酸化チタン(平均粒径35nm)を50部混合し、十分
に攪拌する。この溶液を、表面を研磨して平滑にした、
厚さ1mmのステンレス板の上に塗布した後、100℃で
1時間乾燥し、更に900℃で10時間加熱処理して薄
膜を得る。この薄膜を常温まで放冷し、粉砕し、分級し
て目的の粉体を得た。得られた粉体は、微粒子酸化チタ
ンを50%含有しており、厚みが0.2μmであり、平
均粒径が6.6μmである板状二酸化ケイ素粉体であっ
た。
ンガラ5%含有の板状二酸化ケイ素粉体〕 テトラメトキシシラン〔(CH3 O)4 Si〕165部
にエタノール330部及び0.1規定硝酸160部を混
合し、これに、更に微粒子酸化チタン(平均粒径50n
m)を30部混合し、次いでベンガラ5部を混合し、攪
拌しながら40℃で20時間反応させた。この溶液に、
表面を研磨して平滑にした、厚さ1mmのステンレス板を
浸漬し、毎分20cmの一定速度で引き上げて、製膜し
た。この製膜を大気中で5分間乾燥し、更に100℃で
2分間乾燥した。この乾燥行程により、ステンレス板に
塗布された膜は、完全に剥離し、フレーク状のゲルとな
った。このフレーク状ゲルを毎分100℃の昇温速度で
1000℃まで加熱し、更に1000℃で2時間加熱処
理した。処理後、このフレーク状ゲルを常温まで放冷
し、粉砕し、分級して目的の粉体を得た。得られた粉体
は、微粒子酸化チタンを30%含有しベンガラを5%含
有しており、厚みが0.9μm、平均粒径が10.5μ
mである板状二酸化ケイ素粉体であった。
ルコニア5%含有の板状二酸化ケイ素粉体〕 テトラメトキシシラン〔(CH3 O)4 Si〕165部
にエタノール330部及び0.1規定硝酸160部を混
合し、これに、更に微粒子酸化チタン(平均粒径50n
m)を30部混合し、次いでジルコニア5部を混合し、
攪拌しながら40℃で20時間反応させた。この溶液
に、表面を研磨して平滑にした、厚さ1mmのステンレス
板を浸漬し、毎分30cmの一定速度で引き上げて、製膜
した。この製膜を大気中で5分間乾燥し、更に100℃
で2分間乾燥した。この乾燥行程により、ステンレス板
に塗布された膜は、完全に剥離し、フレーク状のゲルと
なった。このフレーク状ゲルを毎分100℃の昇温速度
で1000℃まで加熱し、更に1000℃で2時間加熱
処理した。処理後、このフレーク状ゲルを常温まで放冷
し、粉砕し、分級して目的の粉体を得た。得られた粉体
は、微粒子酸化チタンを30%含有しジルコニアを5%
含有しており、厚みが0.7μm、平均粒径が11.1
μmである板状二酸化ケイ素粉体であった。
ルミナ5%含有の板状二酸化ケイ素粉体〕 テトラメトキシシラン〔(CH3 O)4 Si〕165部
にエタノール330部及び0.1規定硝酸160部を混
合し、これに、更に微粒子酸化チタン(平均粒径50n
m)を30部混合し、次いでアルミナ5部を混合し、攪
拌しながら40℃で20時間反応させた。この溶液に、
表面を研磨して平滑にした、厚さ1mmのステンレス板を
浸漬し、毎分30cmの一定速度で引き上げて、製膜し
た。この製膜を大気中で5分間乾燥し、更に100℃で
2分間乾燥した。この乾燥行程により、ステンレス板に
塗布された膜は、完全に剥離し、フレーク状のゲルとな
った。このフレーク状ゲルを毎分100℃の昇温速度で
1000℃まで加熱し、更に1000℃で2時間加熱処
理した。処理後、このフレーク状ゲルを常温まで放冷
し、粉砕し、分級して目的の粉体を得た。得られた粉体
は、微粒子酸化チタンを30%含有しアルミナを5%含
有しており、厚みが0.8μm、平均粒径が12.8μ
mである板状二酸化ケイ素粉体であった。
乳化化粧料を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。なお、乳化化粧料の
性能評価は、下記〔表1〕に挙げた項目について、専門
パネル15名による5段階評価(平均値)で行った。ま
た、塗布直後の仕上がりの変化については、塗布15分
後の仕上がりを塗布1分後の仕上がりと比較評価を行
い、くすみ抑制効果については、塗布後6時間経過後に
評価を行った。評価結果は、下記〔表2〕の基準に従っ
て、その記号により示す。
化型ファンデーション〕 下記〔表3〕、〔表4〕及び〔表5〕に示す成分(1) 〜
(10)のうち、各評価サンプルに応じて必要なものを混合
する。これとは別に粉体成分(11)〜(24)のうち同様に必
要なものをヘンシェルミキサーで混合する。予め混合し
ておいた上記成分(1) 〜(10)に、粉体成分(11)〜(24)の
混合物を加え攪拌機で分散混合する。この混合物に、成
分(25)〜(27)の混合物を30分かけてゆっくりと攪拌し
ながら添加し、更に10分間ホモミキサーで攪拌して乳
化する。この乳化物を脱泡してボトルに充填し、二層乳
化型ファンデーションを調製した。得られた二層乳化型
ファンデーションの性能評価をそれぞれ行い、それらの
結果を下記〔表6〕、〔表7〕及び〔表8〕に示す。
果から次のことが明らかである。特定の揮発性油剤及び
微粒子酸化チタン含有板状二酸化ケイ素粉体を含有して
なる本発明の乳化化粧料〔二層乳化型ファンデーショ
ン:実施例1〜19〕は、塗布直後の仕上がりの色の変
化が少なく、高いくすみ抑制効果があり、さっぱり感に
優れ、べたつきの無いものであった。一方、比較例1〜
7は、塗布直後の仕上がりの色の変化が起こり、くすみ
抑制効果が低く、さっぱり感に劣り、べたつきやすいと
いう点で満足のいくものではなかった。
(7) 〜(12)をヘンシェルミキサーで混合し、これを予め
混合しておいた成分(1) 〜(6) の混合物に加え攪拌機で
分散混合する。これに、下記成分(13)〜(16)の混合物を
30分かけてゆっくりと攪拌しながら添加し、更に10
分間ホモミキサーで攪拌して乳化する。得られた乳化物
を脱泡してボトルに充填し、乳液状ファンデーションを
調製した。本発明に係る特定の揮発性油剤及び微粒子酸
化チタン含有板状二酸化ケイ素粉体を含有してなる上記
乳液状ファンデーションは、塗布直後の仕上がりの色の
変化が少なく、高いくすみ抑制効果があり、さっぱり感
に優れ、べたつきの無い乳液状ファンデーションであっ
た。
ン〕 下記成分 (1)〜(8) を80℃にて加熱混合する。これと
は別に成分 (9)〜(12)をヘンシェルミキサーで混合し、
これを予め混合しておいた成分 (1)〜(8) の混合物に加
え攪拌機で分散混合する。これに、80℃に加熱した下
記成分(13)〜(15)の混合物を30分かけてゆっくりと攪
拌しながら添加し、更に10分間ホモミキサーで攪拌し
て乳化する。得られた乳化物をゆっくりと攪拌しながら
常温まで冷却し、脱泡してボトルに充填し、クリーム状
ファンデーションを調製した。本発明に係る特定の揮発
性油剤及び微粒子酸化チタン含有板状二酸化ケイ素粉体
を含有してなる上記クリーム状ファンデーションは、塗
布直後の仕上がりの色の変化が少なく、高いくすみ抑制
効果があり、さっぱり感に優れ、べたつきの無いクリー
ム状ファンデーヨンであった。
混合物に、別に下記成分 (1)〜(10)を予め80℃にて加
熱混合しておいたものを30分かけてゆっくりと攪拌し
ながら添加し、更に10分間ホモミキサーで攪拌して乳
化する。得られた乳化物をゆっくりと攪拌しながら常温
まで冷却し、脱泡してボトルに充填し、サンスクリーン
乳液を調製した。本発明に係る特定の揮発性油剤及び微
粒子酸化チタン含有板状二酸化ケイ素粉体を含有してな
る上記サンスクリーン乳液は、塗布直後の仕上がりが白
くならず、さっぱり感に優れ、べたつきの無いサンスク
リーン乳液であった。また、市販のパウダーファンデー
ションを重ねて塗布して用いた場合、このサンスクリー
ン乳液には高いくすみ抑制効果があった。
は別に下記成分 (8)〜(13)をヘンシェルミキサーで混合
し、これを予め混合しておいた成分 (1)〜(7)の混合物
に加え攪拌機で分散混合する。これに、80℃に加熱し
た下記成分(14)〜(16)の混合物を30分かけてゆっくり
と攪拌しながら添加し、更に10分間ホモミキサーで攪
拌して乳化する。得られた乳化物をゆっくりと攪拌しな
がら常温まで冷却し、脱泡してボトルに充填し、クリー
ム状アイシャドーを調製した。本発明に係る特定の揮発
性油剤及び微粒子酸化チタン含有板状二酸化ケイ素粉体
を含有してなる上記クリーム状アイシャドーは、塗布直
後の仕上がりの色の変化が少なく、高いくすみ抑制効果
があり、さっぱり感に優れ、べたつきの無いクリーム状
アイシャドーであった。
微粒子酸化チタン含有板状二酸化ケイ素粉体を含有する
ことにより、塗布直後の仕上がりの色の変化が少なく、
高いくすみ抑制効果があり、さっぱり感に優れ、べたつ
きの無いものである。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記(A)及び(B)成分を含有する乳
化化粧料。 (A)低沸点炭化水素及び低沸点シリコーン油からなる
群から選ばれた1種又は2種以上の揮発性油剤 (B)微粒子酸化チタン含有の板状二酸化ケイ素粉体 - 【請求項2】 上記(A)成分の低沸点炭化水素が、炭
素数6〜15の直鎖、分岐又は環状の炭化水素であり、
上記(A)成分の低沸点シリコーン油が、大気下での沸
点が240℃以下の直鎖、分岐又は環状のシリコーン油
である請求項1記載の乳化化粧料。 - 【請求項3】 上記(B)成分における微粒子酸化チタ
ンの平均粒径が、10〜1000nmである請求項1又
は2記載の乳化化粧料。 - 【請求項4】 上記(B)成分における微粒子酸化チタ
ンの含有量が、1〜60重量%である請求項1〜3の何
れかに記載の乳化化粧料。 - 【請求項5】 上記(A)成分の含有量が、乳化化粧料
全体中0.5〜60重量%であり、上記(B)成分の含
有量が、乳化化粧料全体中0.1〜50重量%である請
求項1〜4の何れかに記載の乳化化粧料。
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|---|---|---|---|
| JP18316594A JP3726843B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 乳化化粧料 |
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|---|---|---|---|
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0840831A true JPH0840831A (ja) | 1996-02-13 |
| JP3726843B2 JP3726843B2 (ja) | 2005-12-14 |
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ID=16130931
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|---|---|---|---|
| JP18316594A Expired - Fee Related JP3726843B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 乳化化粧料 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3726843B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-08-04 JP JP18316594A patent/JP3726843B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US9408800B2 (en) | 2012-02-28 | 2016-08-09 | Kao Corporation | Cosmetic composition |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3726843B2 (ja) | 2005-12-14 |
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