JPH0840946A - ジアルキルテトラリンの製造方法 - Google Patents

ジアルキルテトラリンの製造方法

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JPH0840946A
JPH0840946A JP6201419A JP20141994A JPH0840946A JP H0840946 A JPH0840946 A JP H0840946A JP 6201419 A JP6201419 A JP 6201419A JP 20141994 A JP20141994 A JP 20141994A JP H0840946 A JPH0840946 A JP H0840946A
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正樹 阿部
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルケニルベンゼンを環化反応させて、高分
子材料や医薬材料の原料として有益なジアルキルテトラ
リンを製造する方法を提供する。 【構成】 式(1)のアルケニルベンゼンを固体超強酸
又は周期律表第VIII族元素含有固体超強酸の存在下
で接触環化する。 【化1】 上式中、Rは水素、メチル、エチル又はイソプロピ
ル、Rは水素又はメチル、Rは−CH=CH−CH
又は−CH−CH=CHのアルケニル基である。
固体超強酸がハメット指示薬のpKa値(ベンゼン溶液
中)<−11.93の硫酸根含有金属酸化物又は金属水
酸化物で、該金属酸化物又は金属水酸化物がZr、T
i、Al、Hf、Si、Ge、Snの1種以上で構成さ
れ、VIII族元素がPt、Ni、Fe、Co、Ru、
Rh、Pd、Os、Irの1種以上の金属又はその化合
物であり、アルケニルベンゼンがo−トリル−2−ペン
テン又はo−トリル−1−ペンテンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルケニルベンゼンを
環化反応させることにより、ジアルキルテトラリンを製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ジア
ルキルテトラリンは、高分子材料や医薬材料の原料とし
て広範な用途を持っている。特に、1,5−ジメチルテ
トラリンを脱水素して得られる1,5−ジメチルナフタ
レンは、異性化工程を経て工業的に有用な2,6−ナフ
タレンジカルボン酸の原料である2,6−ジメチルナフ
タレンに変換することができる。
【0003】ところで、ジメチルナフタレンは、石油ま
たは石炭から誘導された製油所ストリーム中に、分離す
るのが困難で費用のかかる異性体混合物として存在す
る。したがって、特定のジメチルナフタレンを単独で、
あるいは他の1種または2種の特定の異性体との混合物
として製造するための技術が切望されている。
【0004】1つの有望な方法として、1種以上のアル
ケニルベンゼンを、その相当するジアルキルテトラリン
に接触環化し、次いでこの環化物を脱水素化して、その
相当するジアルキルナフタレにすることが挙げられる。
このようなジアルキルナフタレン、例えば1,5−ジメ
チルナフタレンは、異性化によって1,6−体および
2,6−体との3種のみの混合物となり、容易に2,6
−ジメチルナフタレンを分離精製することができる。
【0005】一方、アルケニルベンゼンからジメチルナ
フタレンを合成する方法としては、固体リン酸触媒を用
い、100〜350℃の温度で接触させる方法(特公昭
50−12430号公報)が提案されている。しかし、
この方法では、テトラリン選択性が高く、比較的安定し
た触媒活性が得られるものの、溶出したリン酸成分によ
る生成物の汚れが発生したり、あるいは装置腐食を防止
するために高価な材質製の装置の使用が余儀なくされる
という問題がある。
【0006】また、シリカ・アルミナ、シリカ・マグネ
シア、シリカ・アルミナ・ジルコニア等の固体酸を触媒
とする方法(USP3,244,758号、同3,77
5,496号、同3,775,497号、同3,77
5,498号、同3,775,500号明細書)が提案
されている。これらは、いずれも高い転化率を示すもの
の、目的生成物の選択率は低く、必ずしも満足するもの
ではなかった。
【0007】本発明は、以上の従来技術の問題を解決し
て、触媒の溶出がなく、しかも転化率および目的生成物
の選択率が高いアルケニルベンゼンからのジアルキルテ
トラリンの製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するために検討を重ねたところ、固体超強酸ま
たは周期律表第VIII族元素を含有させた固体超強酸
の存在下で、アルケニルベンゼンを反応させると、緩和
な反応条件下で、したがって触媒の溶出等の問題は生ぜ
ず、しかも高選択的にジアルキルテトラリンが生成して
来ることを見出し、本発明を提案するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、固体超強酸または周
期律表第VIII族元素(以下、単にVIII族元素と
記す)を含有させた固体超強酸の存在下において、一般
式(1)で示されるアルケニルベンゼンを接触環化して
ジメチルテトラリンを製造する方法を要旨とする。
【0010】
【化2】
【0011】式(1)中、Rは水素、メチル、エチル
およびイソプロピルからなる群から選ばれる1員であ
り、Rは水素およびメチルからなる群から選ばれる1
員であり、Rは−CH=CH−CHおよび−CH
−CH=CHからなる群から選ばれるアルケニル基で
ある。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
出発原料は、上記一般式(1)で示されるアルケニル基
(R)を有する置換ベンゼン類(アルケニルベンゼ
ン)である。例として、o−トリル−2−ペンテン、o
−トリル−1−ペンテン、m−トリ−2−ペンテン、m
−トリル−1−ペンテン等が挙げられる。
【0013】本発明では、これらアルケニル基を有する
置換ベンゼン類が上記の触媒の存在下で反応し、置換基
がベンゼン環と結合してテトラリン環を形成する。
【0014】上記の出発原料は、それぞれ単独で、また
はアルケニルベンゼン類の混合物の形態で用いてもよい
し、あるいは有機溶媒で希釈して用いても構わない。こ
の溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン等の芳香
族炭化水素、ヘプタン、ヘキサン等の飽和脂肪族炭化水
素等が挙げられる。
【0015】本発明における触媒は、固体超強酸と呼ば
れるものであり、ジルコニウム、チタン、アルミニウ
ム、ハフニウム、珪素、ゲルマニウム、スズ、マグネシ
ウム、カルシウム等の酸化物または水酸化物に硫酸根を
含有させたものを指す。
【0016】固体超強酸とは、一般には100%硫酸よ
り強い酸と定義される(「超強酸・超塩基」田部浩三,
野依良治共著、講談社サイエンティフィック(198
0)参照)。一方、固体酸強度は、ベンゼン溶媒中での
ハメット指示薬を用いた滴定法により決定することがで
き、本発明では、このハメット指示薬のPKa値が−
5.6以下のもの、好ましくは硫酸のPKa値−11.
93未満、すなわち硫酸の酸強度より高いものを固体超
強酸とする。
【0017】この触媒の調製方法は、一般に、上記の酸
化物または水酸化物に、硫酸根を含有する処理剤を混入
し、その後焼成を行う方法が採用される。
【0018】上記の硫酸根を含有する処理剤は、通常
は、0.01〜10N、好ましくは0.1〜5Nの硫
酸、あるいは0.1〜10モル濃度の硫酸アンモニウム
等を、触媒(上記の酸化物または水酸化物)重量あたり
1〜10倍量使用する。この他に、焼成処理中に硫酸根
を生成するような処理剤、例えば、硫化水素、亜硫酸ガ
ス等を使用してもよく、これら処理剤の使用量は、上記
の硫酸や硫酸アンモニウム等を使用する場合における硫
酸根の量と同程度となるようにすればよい。
【0019】上記の処理剤を混入させた後の焼成は、4
50〜800℃、好ましくは500〜650℃にて、酸
化雰囲気下で、0.5〜10時間の焼成を行って、安定
化処理することが必要である。この焼成安定化処理を還
元雰囲気下で行えば、硫酸根の結合状態の変化あるいは
還元分解等によると思われる原因によって、触媒活性の
大幅な低下が起こり、好ましくない。
【0020】このような焼成を行った後、そのまま本発
明における環化反応の触媒として用いることができる
が、これにVIII族元素を含有させたものも使用する
ことができる。VIII族金元素の導入は、硫酸根を含
有させる前に行ってもよいし、後に行っても問題はな
い。
【0021】VIII族元素は、白金、ニッケル、鉄、
コバルト、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミ
ウムおよびイリジウムからなる群から選ばれる少なくと
も1種の金属あるいはその化合物を指し、これらはいず
れも通常の含浸法、イオン交換法等の手法にて、上記の
焼成後の固体超強酸(担体)に導入(担持)することが
できる。白金を例にとれば、塩化白金酸、テトラアンミ
ン白金錯体等の水溶液の形で担持することができる。
【0022】VIII族金属の含有量は、担体に対して
0.1〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは0.
5〜5重量%である。
【0023】本発明において、上記の触媒を用いて上記
のアルケニルベンゼンの環化反応を行う場合、その反応
方式には特に制限はなく、バッチ法、連続法、その他、
いずれも採用できる。反応装置にも特に制限はなく、移
動床、固定床、流動床、その他、いずれも採用できる。
ただし、操作性の面からは、固定床流通式によるものが
好ましい。
【0024】上記触媒の使用量は、バッチ法で行う場合
について言えば、アルケニルベンゼンに対して0.1〜
10重量%、好ましくは0.3〜3重量%が適してい
る。ただし、所望ならば、これより多量であっても少量
であってもよく、また他の反応方式で行う場合には、こ
れを目安にして適宜決定すればよい。反応温度は、−5
0℃〜300℃、好ましくは0〜200℃、さらに好ま
しくは常温〜150℃である。反応圧力は、常圧〜10
0kg/cm、好ましくは常圧〜50kg/cm
さらに好ましくは常圧〜20kg/cmである。そし
て、固定床流通式の場合、WHSVは、0.001〜1
00/h、好ましくは0.01〜50/h、さらに好ま
しくは0.05〜20/hである。
【0025】なお、本発明において、環化反応(脱水素
を伴う)により生成する水素が、原料のアルケニルベン
ゼンを水素化する反応の併発を防ぐために、不活性ガス
を共存させるのが好ましい。この不活性ガスとしては、
窒素、スチーム、炭酸ガス等が挙げられる。
【0026】
【実施例】
〔触媒の調整〕 (1)ジルコニア固体酸触媒の調製: 市販のオキシ塩化ジルコニウム900重量部を純水70
00重量部に溶解し、これに適当量のアンモニア水を加
えてpHを10とした。生成した沈澱物を、一昼夜熟成
し、ろ過、洗浄、乾燥を行い、Zr(OH)の白色粉
末300gを得た。
【0027】この白色粉末を1N硫酸650重量部に導
入し、過剰の硫酸をろ過した後、110℃で乾燥し、6
00℃で3時間焼成を行い、触媒Aを得た。触媒Aにつ
いて、ベンゼン溶媒中でのハメット指示薬を用いた滴定
法により、固体酸強度を測定し、結果を表1に示す。
【0028】(2)チタニア固体酸触媒の調製: 市販の四塩化チタン500重量部を純水800重量部に
溶解し、これに適当量のアンモニア水を加えてpHを1
0とした。生成した沈殿物を、一昼夜熟成し、ろ過し、
Ti(OH)の白色粉末150重量部を得た。
【0029】この白色粉末を1モル濃度の硫酸アンモニ
ウム水溶液500重量部に導入し、過剰の硫酸アンモニ
ウム水溶液をろ過した後、110℃で乾燥し、600℃
で3時間焼成を行い、触媒Bを得た。触媒Bについて、
(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表1に
示す。
【0030】(3)アルミナ固体酸触媒の調製: 市販の硝酸アルミニウム700重量部を純水950重量
部に溶解し、これに適当量のアンモニア水を加えてpH
を10とした。生成した沈澱物を、一昼夜熟成し、ろ
過、乾燥し、Al(OH)の白色粉末220重量部を
得た。
【0031】この白色粉末を2モル濃度の硫酸アンモニ
ウム水溶液500重量部に導入し、過剰の硫酸アンモニ
ウム水溶液をろ過した後、110℃で乾燥し、600℃
で3時間焼成を行い、触媒Cを得た。触媒Cについて、
(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表1に
示す。
【0032】(4)白金含有ジルコニア固体酸触媒の調
製: 市販のオキシ塩化ジルコニウム900重量部を純水70
00重量部に溶解し、これに適当量のアンモニア水を加
えてpHを10とした。生成した沈澱物を、一昼夜熟成
し、ろ過、洗浄、乾燥を行い、Zr(OH)の白色粉
末300重量部を得た。
【0033】この白色粉末を塩化白金酸水溶液(担体
《Zr(OH)の白色粉末》100重量部に対し、白
金金属に換算して0.5重量部となるような濃度の水溶
液)に含浸し、110℃で一昼夜乾燥し、1N硫酸65
0重量部中に導入し、過剰の硫酸をろ過した後、600
℃で3時間焼成を行い、触媒Dを得た。触媒Dについ
て、(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表
1に示す。
【0034】(5)白金含有チタニア固体酸触媒の調
製: 市販の四塩化チタン500重量部を純水800重量部に
溶解し、これに適当量のアンモニア水を加えてpHを1
0とした。生成した沈澱物を、一昼夜熟成し、ろ過、乾
燥し、Ti(OH)の白色粉末150重量部を得た。
【0035】この白色粉末を、塩化白金酸水溶液(担体
《Ti(OH)の白色粉末》100重量部に対し、白
金金属に換算して0.5重量部となるような濃度の水溶
液)に含浸し、110℃で乾燥し、1モル濃度の硫酸ア
ンモニウム水溶液500重量部に導入し、過剰のアンモ
ニウム水溶液をろ過した後、110℃で乾燥し、600
℃で3時間焼成を行い、触媒Eを得た。触媒Eについ
て、(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表
1に示す。
【0036】(6)白金含有アルミナ固体酸触媒の調
製: 市販の硝酸アルミニウム700重量部を純水950重量
部に溶解し、これに適当量のアンモニア水を加えてpH
を10とした。生成した沈澱物を、一昼夜熟成し、ろ
過、乾燥し、Al(OH)の白色粉末220重量部を
得た。
【0037】この白色粉末を、塩化白金酸水溶液(担体
《Al(OH)の白色粉末》100重量部に対し、白
金金属に換算して0.5重量部となるような濃度の水溶
液)に含浸し、110℃で乾燥し、2モル濃度の硫酸ア
ンモニウム水溶液500重量部に導入し、過剰のアンモ
ニウ水溶液をろ過した後、110℃で乾燥し、600℃
で3時間焼成を行い、触媒Fを得た。触媒Fについて、
(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表1に
示す。
【0038】(7)酸化ハフニウム固体酸触媒の調製: 市販の酸化ハフニウム100重量部を1モル濃度の硫酸
アンモニウム400重量部に導入し、過剰の硫酸アンモ
ニウム水溶液をろ過した後、110℃で乾燥し、600
℃で3時間焼成を行い、触媒Mを得た。触媒Mについ
て、(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表
2に示す。
【0039】(8)シリカ固体酸触媒の調製: 市販の水ガラス100重量部を1モル濃度の硫酸アンモ
ニウム400重量部に導入し、過剰の硫酸アンモニウム
水溶液をろ過した後、110℃で乾燥し、600℃で3
時間焼成を行い、触媒Nを得た。触媒Nについて、
(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表2に
示す。
【0040】(9)酸化スズ固体酸触媒の調製: 市販の塩化第1スズ100重量部を1モル濃度の硫酸ア
ンモニウム400重量部に導入し、過剰の硫酸アンモニ
ウム水溶液をろ過した後、110℃で乾燥し、600℃
で3時間焼成を行い、触媒Oを得た。触媒Oについて、
(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表2に
示す。
【0041】(10)ニッケル含有ジルコニア固体酸触
媒の調製: 塩化白金酸水溶液の代わりに硝酸ニッケル水溶液を用い
る以外は、(4)と同様にしてニッケル含有ジルコニア
固体酸触媒の調製を行い、触媒Pを得た。触媒Pについ
て、(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表
2に示す。
【0042】(11)ルテニウム含有ジルコニア固体酸
触媒の調製: 塩化白金酸水溶液の代わりに硝酸ルテニウム水溶液を用
いる以外は、(4)と同様にしてルテニウム含有ジルコ
ニア固体酸触媒の調製を行い、触媒Qを得た。触媒Qに
ついて、(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果
を表2に示す。
【0043】(12)ロジウム含有ジルコニア固体酸触
媒の調製: 塩化白金酸水溶液の代わりに塩化ロジウム水溶液を用い
る以外は、(4)と同様にしてロジウム含有ジルコニア
固体酸触媒の調製を行い、触媒Rを得た。触媒Rについ
て、(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を表
2に示す。
【0044】(13)パラジウム含有ジルコニア固体酸
触媒の調製: 塩化白金酸水溶液の代わりに塩化パラジウム水溶液を用
いる以外は、(4)と同様にしてロジウム含有ジルコニ
ア固体酸触媒の調製を行い、触媒Sを得た。触媒Sにつ
いて、(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を
表2に示す。
【0045】(14)オスミウム含有ジルコニア固体酸
触媒の調製: 塩化白金酸水溶液の代わりにオスミウム酸水溶液を用い
る以外は、(4)と同様にしてオスミウム含有ジルコニ
ア固体酸触媒の調製を行い、触媒Tを得た。触媒Tにつ
いて、(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果を
表2に示す。
【0046】(15)イリジウム含有ジルコニア固体酸
触媒の調製: 塩化白金酸水溶液の代わりに塩化イリジウム水溶液を用
いる以外は、(4)と同様にしてイリジウム含有ジルコ
ニア固体酸触媒の調製を行い、触媒Uを得た。触媒Uに
ついて、(1)と同様にして固体酸強度を測定し、結果
を表2に示す。
【0047】なお、表1には、後述する比較例で調製し
使用した触媒の中からGとJを選んで、(1)と同様に
して固体酸強度を測定し、この結果も併せて示す。
【0048】表1,表2中*印を付したハメット指示薬
のpKa値の欄は、ベンゼン溶媒中での変色点判定結果
を示しており、“+”は「変色」、“±”は「やや変
色」、“−”は「変色せず」を意味する。また、使用し
たハメット指示薬は、pKa値“−3.0”では「ジシ
ンナマルアセトン」、“−5.6”では「ベンザルアセ
トフェノン」、“−8.2”では「アントラキノン」、
“−11.4”では「パラニトロトルエン」、“−1
2.7”では「パラニトロクロルトルエン」である。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】実施例1: 固定床流通式反応装置を用いて、上記で得られた触媒A
の2g存在下に、o−トリル−2−ペンテンの10wt
%のトルエン溶液を、WHSV=0.2/h(アルケニ
ルベンゼンに対して)で、供給した。反応温度は30
℃、反応圧力は常圧、キャリアーとして窒素ガスを20
cc/minで供給した。この結果を表3に示す。な
お、転化率、選択率は、以下のように設定した。
【0052】
【数1】
【0053】実施例2〜9: 触媒、反応温度を表3に示す通りに変更する以外は、実
施例1と同様に反応を行い、結果を表3に示す。
【0054】
【表3】
【0055】実施例10〜18: 触媒、反応温度を表4に示す通りに変更する以外は、実
施例1と同様に反応を行い、結果を表4に示す。
【0056】
【表4】
【0057】実施例19〜24: 反応圧力、WHSV、触媒、反応温度を表5に示す通り
に変更する以外は、実施例1と同様に反応を行い、結果
を表5に示す。
【0058】
【表5】
【0059】比較例1:市販のオキシ塩化ジルコニウム
900重量部を純水7000重量部に溶解し、適当量の
アンモニア水を加えてpHを10とした。生成した沈澱
物を、一昼夜熟成し、ろ過、洗浄、乾燥を行い、Zr
(OH)の白色粉末900重量部を得た。
【0060】この白色粉末を600℃で3時間焼成した
ものを触媒(触媒G)とした以外は、実施例1と同様に
反応を行い、結果を表6に示す。
【0061】比較例2:市販の四塩化チタン500重量
部を純水800重量部に溶解し、適当量のアンモニア水
を加えてpHを10とした。生成した沈澱物を、一昼夜
熟成し、ろ過、乾燥し、Ti(OH)の白色粉末15
0重量部を得た。
【0062】この白色粉末を600℃で3時間焼成した
ものを触媒(触媒H)とした以外は、実施例1と同様に
反応を行い、結果を表6に示す。
【0063】比較例3:市販の硝酸アルミニウム700
重量部を純水950重量部に溶解し、適当量のアンモニ
ア水を加えてpHを10とした。生成した沈澱物を、一
昼夜熟成し、ろ過、乾燥し、Al(OH)の白色粉末
220重量部を得た。
【0064】この白色粉末を600℃で3時間焼成した
ものを触媒(触媒I)とした以外は、実施例1と同様に
反応を行い、結果を表6に示す。
【0065】比較例4:市販のオキシ塩化ジルコニウム
900重量部を純水7000重量部に溶解し、適当量の
アンモニア水を加えてpHを10とした。生成した沈澱
物を、一昼夜熟成し、ろ過、洗浄、乾燥を行い、Zr
(OH)の白色粉末300重量部を得た。
【0066】この白色粉末を塩化白金酸水溶液(担体
《Zr(OH)の白色粉末》100重量部に対し、白
金金属に換算して0.5重量部となるような濃度の水溶
液)に含浸し、110℃で一昼夜乾燥後、600℃で3
時間焼成したものを触媒(触媒J)とし、反応温度を1
30℃とした以外は、実施例1と同様に反応を行い、結
果を表6に示す。
【0067】比較例5:市販の四塩化チタン500重量
部を純水800重量部に溶解し、適当量のアンモニア水
を加えてpHを10とした。生成した沈澱物を、一昼夜
熟成し、ろ過、乾燥し、Ti(OH)の白色粉末15
0重量部を得た。
【0068】この白色粉末を、塩化白金酸水溶液(担体
《Ti(OH)の白色粉末》100重量部に対し、白
金金属に換算して0.5重量部となるような濃度の水溶
液)に含浸し、110℃で乾燥後、600℃で3時間焼
成したものを触媒(触媒K)とした以外は、比較例4と
同様に反応を行い、結果を表6に示す。
【0069】比較例6:市販の硝酸アルミニウム700
重量部を純水950重量部に溶解し、適当量のアンモニ
ア水を加えてpHを10とした。生成した沈澱物を、一
昼夜熟成し、ろ過、乾燥し、Al(OH)の白色粉末
220重量部を得た。
【0070】この白色粉末を、塩化白金酸水溶液(担体
《Al(OH)の白色粉末》100重量部に対し、白
金金属に換算して0.5重量部となるような濃度の水溶
液)に含浸し、110℃で乾燥後、600℃で3時間焼
成したものを触媒(触媒L)とした以外は、比較例4と
同様に反応を行い、結果を表6に示す。
【0071】比較例7:市販のシリカアルミナ(SiO
/Al=20)をそのまま触媒とし、反応温度
を300℃とした以外は、実施例1と同様に反応を行
い、結果を表6に示す。
【0072】比較例8:市販のH型モルデナイト(Si
/Al=10)をそのまま触媒とし、反応温
度を240℃とした以外は、実施例1と同様に反応を行
い、結果を表6に示す。
【0073】比較例9:市販のH型Y形ゼオライト(S
iO/Al=5)をそのまま触媒とし、反応温
度を200℃とした以外は、実施例1と同様に反応を行
い、結果を表6に示す。
【0074】比較例10:市販の超安定水素形態結晶性
アルミノケイ酸塩ゼオライトY(SiO/Al
=20、単位格子寸法=24.25Å)をそのまま触媒
とし、反応温度を180℃とした以外は、実施例1と同
様に反応を行い、結果を表6に示す。
【0075】
【表6】
【0076】以上の結果から、触媒に硫酸根を含有させ
ることにより、いずれも高い転化率および選択率を示
し、固体超強酸触媒が本反応に有効であることが判る。
また、他の触媒系と比較しても(比較例7〜10)、本
発明の方法は、緩和な反応条件下(反応温度、反応圧力
等)で行うことが可能であると同時に、副生物が少ない
ことも判る。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
反応条件が緩和でよいため、触媒の溶出等の問題が生ぜ
ず、また副生物の発生も少なく、これらの結果として、
生成物の汚れや装置の腐食と言った問題のないアルケニ
ルベンゼンからのジアルキルテトラリンの製造方法を提
供することできる。加えて、本発明の製造方法は、原料
アルケニルベンゼンの転化率が高く、しかも目的生成物
であるジアルキルテトラリンの選択率が高く、その工業
的意義は極めて高い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で示されるアルケニルベン
    ゼンを、固体超強酸または周期律表第VIII族元素を
    含有させた固体超強酸の存在下で、環化することを特徴
    とするジアルキルテトラリンの製造方法。 【化1】 式(1)中、Rは水素、メチル、エチルおよびイソプ
    ロピルからなる群から選ばれる1員であり、Rは水素
    およびメチルからなる群から選ばれる1員であり、R
    は−CH=CH−CHおよび−CH−CH=CH
    からなる群から選ばれるアルケニル基である。
  2. 【請求項2】 固体超強酸が、ハメット指示薬のpKa
    値(ベンゼン溶液中)<−11.93を示す硫酸根を含
    有する金属酸化物および金属水酸化物からなる群から選
    ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1
    記載のジアルキルテトラリンの製造方法。
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